JP4614145B2 - 情報記録担体、情報記録担体の製造装置及び情報記録担体の製造方法 - Google Patents
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Description
この例として、情報記録担体の溝の両側壁に異なるデータを記録した情報記録担体知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
1)互いに対向する2つの側壁がそれぞれ独立して蛇行している蛇行溝と、互いに対向する2つの側壁がそれぞれ蛇行していない非蛇行溝と、が交互に配置された微細パターンを有し、前記蛇行溝は、その2つの側壁のうちの一方の側壁の蛇行が第1の情報に対応し、前記2つの側壁のうちの他方の側壁の蛇行が前記第1の情報とは異なる第2の情報に対応し、前記一方の側壁の蛇行は、前記第1の情報が、(αsinωt+βcosωt)波(α及びβはそれぞれ1または−1)を基本波とする位相変移方式によって変調されて前記蛇行溝の幅方向に振幅を有し、前記他方の側壁の蛇行は、前記第2の情報が、(γsinωt+δcosωt)波(γ及びδはそれぞれ1または−1)を基本波とする位相変移方式によって変調されて前記蛇行溝の幅方向に前記振幅とは異なる他の振幅を有することを特徴とする情報記録担体。
2)前記微細パターンは、前記蛇行溝と前記非蛇行溝とが、ライン状、同心円状、または螺旋状に交互に配置されていることを特徴とする1)記載の情報記録担体。
3)前記微細パターンは、前記蛇行溝と前記非蛇行溝とが、互いに接続することなく、ライン状、同心円状、または螺旋状に交互に配置されていることを特徴とする1)記載の情報記録担体。
4)前記微細パターンは、前記蛇行溝と前記非蛇行溝とが、交互に配列された一連のトラックとして螺旋状に形成されていることを特徴とする1)記載の情報記録担体。
5)前記微細パターンは、支持体上に設けられており、前記微細パターン上には、記録層及び通光層が順次設けられていることを特徴とする1)乃至4)のうちのいずれかに記載の情報記録担体。
6)1)乃至5)のうちのいずれかに記載の情報記録担体を製造する情報記録担体の製造装置であって、記録すべきデータを生成するデータ生成ユニットと、前記データを変調した被変調データを出力する信号変調ユニットと、ブランク状態の前記情報記録担体を支持する支持ユニットと、前記支持ユニットの回転をモニタする回転モニタと、前記支持ユニットに支持されている前記情報記録担体の半径位置を変更するために、前記支持ユニットに対して相対運動を付与する相対運動付与ユニットと、エネルギー線を生成して出射するエネルギー線源と、前記エネルギー線を前記被変調データで偏向した偏向エネルギー線を前記支持ユニット側へ出射する偏向器とから少なくともなり、前記信号変調ユニットは、前記回転モニタからの回転角度情報に基づき、前記偏向器へ供給する変調信号の送出タイミングを制御するものであることを特徴とする情報記録担体の製造装置。
7)1)乃至5)のうちのいずれかに記載の情報記録担体を製造する情報記録担体の製造方法であって、記録すべきデータを生成する第1工程と、前記データを変調した被変調データを出力する第2工程と、ブランク状態の前記情報記録担体を支持する第3工程と、支持されている前記情報記録担体の半径位置を変更するために、前記情報記録担体に対して相対運動を付与する第4工程と、エネルギー線を生成出射する第5工程と、前記エネルギー線を被変調データで偏向した偏向エネルギー線を前記支持されている前記情報記録担体側へ出射する第6工程とから少なくともなり、前記第6工程は、前記支持されている前記情報記録担体が回転する回転角度情報に基づき、前記被変調データの送出タイミングを制御して前記エネルギー線を偏向する工程であることを特徴とする情報記録担体の製
造方法。
図1は、本発明に係る情報記録担体の実施の形態である円形情報記録担体を示す図である。図2は、本発明に係る情報記録担体の実施の形態であるカード状情報記録担体を示す図である。図3は、本発明に係る情報記録担体の実施の形態である円形情報記録担体を示す図である。
また、記録型情報記録担体の場合には、購入したユーザが記録を行う際の補助データを永久データとして記録しておく。例えば、アドレス情報、複製防止情報、暗号化した情報、暗号鍵などを扱うが、これに限るものではない。
図4は、本発明に係る情報記録担体の微細パターンの平面微細構造を説明するための平面拡大図である。
同図に示すように、微細パターン100は、非平行蛇行溝201と、直線溝203からなり、これらはマクロ的には略平行に、そして互いに交互に構成されている。非平行蛇行溝201と直線溝203との間は、溝間部202である。そして非平行蛇行溝201と直線溝203とは、高さが同じであり、溝間部202の高さとは異なっている。その高さの差は、情報記録担体1、1A、1Bのトラッキング性能を得るために、再生光学系のλ、NAを考慮して、λ/(28k)〜λ/(4.6k)、望ましくはλ/(18k)〜λ/(6k)の範囲にあることが望ましい。特にλ/(16k)〜λ/(8k)が好適である。ここで、λは情報記録担体1、1A、1Bを再生する再生光の波長であり、NAは対物レンズの開口数であり、kはレーザ光の入射する通光層(後述する通光層11、14、17)のλにおける屈折率を表す。
また非平行蛇行溝201及び直線溝203は共にライン状、同芯円状、スパイラル状のいずれであってもよい。特に、図1及び図3に示す円形または円弧状の微細パターン100の場合、非平行蛇行溝201は角速度一定(Constant Angular Velocity:CAV)や線速度一定(Constant Linear Velocity:CLV)の様式、あるいは半径毎に異なるゾーンを形成し、各ゾーン毎で制御が異なるZCAV(Zone Constant Angular Velocity)やZCLV(Zone Constant Linear Velocity)の様式により記録されている。
図4に示すように、非平行蛇行溝201は、2つの側壁201A、201Bから構成される。これら2つの側壁201A、201Bには、データが夫々異なる変調手段によって記録されており、そのため2つの側壁201A、201Bは平行になっていない。
例えば、一方の側壁201Aは、データAを振幅変移変調(ASK変調)することによって記録された側壁であり、他方の側壁201BはデータBを周波数変移変調(FSK変調)することによって記録された側壁である。また別の例としては、側壁201Aは、データAを振幅変移変調(ASK変調)することによって記録された側壁であり、側壁201Bは、データBを位相変移変調(PSK変調)することによって記録された側壁である。また別の例としては、例えば、側壁201Aは、データAを位相変移変調(PSK変調)することによって記録された側壁であり、側壁201Bは、データBを周波数変移変調(FSK変調)することによって記録された側壁である。
図5は、振幅変移変調されたデジタルデータを示す図であり、データ1、0、1、1、0をASK変調により形状記録した例を示す。このデータの記録された側壁は一定の周期で蛇行させた振幅部分321と蛇行させない非振幅部分320とからなる。そして、振幅部分321と非振幅部分320とはデータビットの1と0にそれぞれ対応する。
また、振幅部分321と非振幅部分320のそれぞれの長さや、振幅部分321の振幅の大きさについて制限を与えるものではない。
図6は、周波数変移変調されたデジタルデータを示す図である。
同図には、データ1、0、1、1、0をFSK変調により形状記録した例を示す。このデータの記録された側壁は高周波数部分301と低周波数部分300とからなる。そして高周波数部分301と低周波数部分300とはデータビットの1と0にそれぞれ対応し、1データビット毎に周波数が切り替わってデジタル記録されている。
図7は、位相変移変調されたデジタルデータを示す図であり、データ1、0、1、1、0を位相変移変調により形状記録した例を示す。このデータの記録された側壁は、前進位相部分311と後進位相部分310とからなる。そして前進位相部分311と後進位相部分310はデータビットの1と0にそれぞれ対応し、1データビット毎に位相が切り替わってデジタル記録されている。具体的には、前進位相部分311は正弦波のsin(ωt)で表され、後進位相部分310は正弦波のsin(ωt−π)で表される。前進位相部分311と後進位相部分310はそれぞれ1波で構成されているが、位相差はπであるので、エンベロープ検波や同期検波によって充分分離再生することができる。
また前進位相部分311と後進位相部分310の位相差であるが、情報記録担体1に適応して、実験的にその分離限界を求めたところ、位相差がπ/8まで分離できることを確かめた。すなわち、最小位相差をπ/8〜πの範囲で設定することが可能である(πはバイナリの最小位相差に相当)り、多値記録の場合には2値から16値のデータまで扱うことができる。
以上説明したように、側壁201A、201Bに対して、データがASK変調、FSK変調、PSK変調から選ばれた1の又は組み合わせた変調方式を用いて変調されることによって、永久情報として形状記録される。溝の蛇行、具体的には周波数の変化、位相の変化、振幅の変化に対応してデジタル記録するので、再生時のデータ判別能力には優れたものがある。従って、比較的少ないC/Nであっても低いエラーレートを得ることができる。例えば、微細パターン100と接する記録層に、相変化や色素や光磁気による記録マークを記録して、ユーザデータが重畳されたとしても、予め非平行蛇行溝の側壁に形状記録したデータが乱されることはない。
図8は、本発明に係る情報記録担体の平面微細構造を説明するための平面図である。
同図には、本実施の形態の情報記録担体1、1Bに形成される円周状微細パターン101が示されている。ここで微細パターン101とは、上述した非平行蛇行溝201と直線溝203とからなり、一点鎖線で図示する非平行蛇行溝201と、実線で図示する直線溝203とが交互に配置されている。
図9は、本発明に係る情報記録担体の記録再生方法を説明するための平面図である。
同図に示すように、最内周から外周に向かって記録を行うときに、まず溝間部202Aを選択して、360度の記録を行う。続いて、直線溝203を飛び越すようにして1トラック内周にジャンプし、溝間部202Bを選択する。そして記録を再開して、360度の記録を行う。続いて、再び直線溝203を飛び越すようにして1トラック内周にジャンプし、溝間部202Aを選択し、記録を再開する。このような手順を繰り返し行うことによって、内周から外周に向かって、連続して記録を行うことができる。
図10は、本発明に係る情報記録担体の平面微細構造を説明するための平面図であり、微細パターン102を構成する非平行蛇行溝201を1点鎖線で、直線溝203を実線で示してある。ここで、非平行蛇行溝201が円周状に360度連続している。そして直線溝203が円周状に360度連続している。さらにこれら2種類の溝は、360度毎に互いに接続されて、1つのスパイラルを構成している。すなわち、非平行蛇行溝201と直線溝203とが360度の角度間隔で交互に配列された一連のトラックとして螺旋状に形成されて、微細パターン101を構成する。従って、これら2種類の溝201、203の接続点は、1方向に揃うことになり、図10ではその接続点を接続ラインCXとして図示されている。また溝間部202も円周状に360度連続しているが、そのまま360度以上についても連続し、1つのスパイラルを構成している。すなわち前述の微細パターン101のように、溝間部202が2つのスパイラル(202A、202B)を構成することはない。
図11は、本発明に係る情報記録担体の記録再生方法を説明するための平面図であり、非平行蛇行溝201を1点鎖線、直線溝203を実線で図示してある。
上述したように、溝間部202は連続した1つのスパイラルを構成しているので、図11において点線矢印で示したように溝間部202にトラッキングを取り、トレースする限り連続した再生または記録再生が可能である。すなわち、最内周から再生すると、最初のトラック(溝間部)では、外周側に非平行蛇行溝201が見られ、内周側に直線溝203が見られるが、360度回転したCX以降は外周側に直線溝203が見られ、内周側に非平行蛇行溝201が見られることになる。以降はこれを繰り返すことになるが、1つのスパイラルで構成されているので、ジャンプ動作を伴うことなく、連続して記録再生を行うことが可能になる。従って、微細パターン101において必要であった極性の変更点であるラインCXを指示する信号の記録は不要であり、またアドレスデータセクタやユーザデータセクタが分断されない工夫も不要になり、情報記録担体の記録容量は高くできることになる。
図12は、本発明に係る情報記録担体を示す断面構成図である。
同図に示すように、本発明に係る実施の形態の情報記録担体1、1A、1Bは、支持体13、記録層12、通光層11から少なくともなる。そして支持体13の記録層12と接する側に、上述した微細パターン100、101、102(非平行蛇行溝201と溝間部202と直線溝203とからなる)が凹凸形状として形成されている。
支持体13を構成する材料としては、合成樹脂、セラミックのいずれかが用いられる。合成樹脂の代表例としては、ポリカーボネートやポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート・ポリスチレン共重合体、ポリビニルクロライド、脂環式ポリオレフィン、ポリメチルペンテンなどの各種熱可塑性樹脂や熱硬化樹脂、各種エネルギー線硬化樹脂(紫外線硬化樹脂、可視光硬化樹脂、電子線硬化樹脂の例を含む)を好適に用いることができる。なお、これらは金属粉またはセラミック粉などを配合した合成樹脂であってもよい。また、セラミックの代表例としてはソーダライムガラス、ソーダアルミノ珪酸ガラス、ホウ珪酸ガラス、石英ガラスなどを用いることができる。また、図12に示したように、通光層11側から再生、または記録をおこなう場合には、アルミニウムのような金属を用いることもできる。なお機械的に保持する必要性から支持体13の厚みは0.3〜3mm、望ましくは0.5〜2mmが好適に用いられる。情報記録担体1が円盤状である場合には、従来の光ディスクとの互換性から、支持体13、記録層12,通光層11等の合計厚みが1.2mmとなるように、支持体13の厚みを設計するのが望ましい。
なお記録層12には、これら記録を担う材料以外に、記録性能または再生性能を増強する目的で、補助材料を内蔵、または積層をしてもよい。例えばZnS、SiO、SiN、SiC、AlO、AlN、MgF、ZrOなどの誘電体材料を上述の記録材料に積層することによって、再生光量の増大や、書き換え回数の向上をすることができる。
図13は、本発明に係る情報記録担体を示す断面構成図である。
同図に示すように、例えば、情報記録担体1aを支持体13、第1記録層17、第1通光層16、第2記録層15、第2通光層14の順に積層することにより、2層の情報記録担体1aとすることができる。このようにすると第1記録層17と第2記録層15に別々のユーザデータを記録することができ、記録容量を倍増することができる。
なお本発明は、図1〜図13を用いて説明した情報記録担体1、1A、1B、1aに限定されるものではなく、本発明の趣旨に則った種々の変形、応用が可能である。
図14は、ベースバンド変調前とベースバンド変調後におけるデータの変化を示す図である。
同図に示すように、記録しようとするデータ0に対して00または11を、データ1に対して01または10を割り当てる。そしてデータの接続に際しては、必ず前の符号の反転符号から入るようにする。以下、例を示す。
同図に示すように、ベースバンド変調により、例えば100001というアドレスデータは、010011001101という符号列になる。オリジナルのアドレスデータは0の連続を4つ含み、また0の出現確率は1の2倍となった非対称なデータである。それに対し変調を行うと、0または1の連続は最大2つで済み、また0と1の出現確率は等しい対称なデータに変換される。このように同一ビットの連続が一定値以下に制限されるようなベースバンド変調は、その読み取りの安定性を向上させる効果があるので、長いアドレスデータを扱う際に好適な前処理となる。
第1の方法は、非平行蛇行溝201を長手方向に(時間軸方向に)マクロ的に2つの領域に分け、データを記録した領域と、クロックを抽出するための単一変調領域とに分割する方法である。単一変調領域には、例えば1MHzの単一周波数信号が記録される。従って、再生にあたっては、データと、クロックが交互に生成される。なお、この分割の割合を一定値とするならば、再生回路を簡単にできて、効率的にクロックを生成することができる。またこれら2領域の境界には、その区分を明確化するためのスタートビット信号やストップビット信号、同期信号などを記録してもよい。
また、第3の方法としては、データそのものにクロック(単一周波数信号)を重畳する方法がある。この場合は、明らかに信号品質が落ちるが、データの周波数スペクトルと、クロックの周波数が大きく異なり、互いに逓倍の関係でないように周波数を設定すれば、分離再生が容易となる。
図16は、本発明に係る情報記録担体の製造装置のブロック構成図である。
同図に示すように、本発明に係る情報記録担体の製造装置4は、データを記録しようとするブランク基体5に対して、エネルギー線を照射して記録を行う製造装置である。具体的にはコントローラ500、データ生成ユニット501、信号変調ユニット502、エネルギー線源550、偏向器551,相対運動付与ユニット552,回転モニタ553、支持ユニット554とから少なくともなるものである。
また、エネルギー線(照射)源550は、波長10〜1500nmの電磁波(γ線、X線、極端紫外線、遠紫外線、紫外線、可視光、赤外線など)や、粒子線(α線、β線、陽子線、中性子線、電子線など)を照射する。簡便には波長150〜500nmの電磁波(光)を用いることができる。
また、データ生成ユニット501は、スタート信号を受けて、記録するデータを時間順に生成し、送信するものである。
また、信号変調ユニット502は、受信したデータに基づいて変調を行い、さらに偏向器551の仕様に合わせて電圧を設定し、信号を送出するものである。
また、コントローラ500は、以上説明してきた部品の一部またはすべてを統括し、ユーザの指示に基づいて命令を与えたり、装置内のモニタ結果に基づいて命令を行ったりするもので、CPUなどを好適に用いることができる。
なおこの他、必要に応じて各種部品を追加してもよく、エネルギー線が光である場合には露光量調節器、エクスパンダー、対物レンズ、シャッターなどを追加してもよい。
データ生成ユニット501からの信号を受信した信号変調ユニット502は、受信したデータに基づいて変調を行い、偏向器551に信号を送出する。非平行蛇行溝201を作るための信号であるから、ここではアナログ信号となる。
Claims (7)
- 互いに対向する2つの側壁がそれぞれ独立して蛇行している蛇行溝と、互いに対向する2つの側壁がそれぞれ蛇行していない非蛇行溝と、が交互に配置された微細パターンを有し、
前記蛇行溝は、その2つの側壁のうちの一方の側壁の蛇行が第1の情報に対応し、前記2つの側壁のうちの他方の側壁の蛇行が前記第1の情報とは異なる第2の情報に対応し、
前記一方の側壁の蛇行は、前記第1の情報が、(αsinωt+βcosωt)波(α及びβはそれぞれ1または−1)を基本波とする位相変移方式によって変調されて前記蛇行溝の幅方向に振幅を有し、
前記他方の側壁の蛇行は、前記第2の情報が、(γsinωt+δcosωt)波(γ及びδはそれぞれ1または−1)を基本波とする位相変移方式によって変調されて前記蛇行溝の幅方向に前記振幅とは異なる他の振幅を有することを特徴とする情報記録担体。 - 前記微細パターンは、前記蛇行溝と前記非蛇行溝とが、ライン状、同心円状、または螺旋状に交互に配置されていることを特徴とする請求項1記載の情報記録担体。
- 前記微細パターンは、前記蛇行溝と前記非蛇行溝とが、互いに接続することなく、ライン状、同心円状、または螺旋状に交互に配置されていることを特徴とする請求項1記載の情報記録担体。
- 前記微細パターンは、前記蛇行溝と前記非蛇行溝とが、交互に配列された一連のトラックとして螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の情報記録担体。
- 前記微細パターンは、支持体上に設けられており、
前記微細パターン上には、記録層及び通光層が順次設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちのいずれか1項に記載の情報記録担体。 - 請求項1乃至請求項5のうちのいずれか1項に記載の情報記録担体を製造する情報記録担体の製造装置であって、
記録すべきデータを生成するデータ生成ユニットと、
前記データを変調した被変調データを出力する信号変調ユニットと、
ブランク状態の前記情報記録担体を支持する支持ユニットと、
前記支持ユニットの回転をモニタする回転モニタと、
前記支持ユニットに支持されている前記情報記録担体の半径位置を変更するために、前記支持ユニットに対して相対運動を付与する相対運動付与ユニットと、
エネルギー線を生成して出射するエネルギー線源と、
前記エネルギー線を前記被変調データで偏向した偏向エネルギー線を前記支持ユニット側へ出射する偏向器とから少なくともなり、
前記信号変調ユニットは、前記回転モニタからの回転角度情報に基づき、前記偏向器へ供給する変調信号の送出タイミングを制御するものであることを特徴とする情報記録担体の製造装置。 - 請求項1乃至請求項5のうちのいずれか1項に記載の情報記録担体を製造する情報記録担体の製造方法であって、
記録すべきデータを生成する第1工程と、
前記データを変調した被変調データを出力する第2工程と、
ブランク状態の前記情報記録担体を支持する第3工程と、
支持されている前記情報記録担体の半径位置を変更するために、前記情報記録担体に対して相対運動を付与する第4工程と、
エネルギー線を生成出射する第5工程と、
前記エネルギー線を被変調データで偏向した偏向エネルギー線を前記支持されている前記情報記録担体側へ出射する第6工程とから少なくともなり、
前記第6工程は、前記支持されている前記情報記録担体が回転する回転角度情報に基づき、前記被変調データの送出タイミングを制御して前記エネルギー線を偏向する工程であることを特徴とする情報記録担体の製造方法。
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