JP4613091B2 - モータおよびモータの製造方法 - Google Patents

モータおよびモータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4613091B2
JP4613091B2 JP2005129862A JP2005129862A JP4613091B2 JP 4613091 B2 JP4613091 B2 JP 4613091B2 JP 2005129862 A JP2005129862 A JP 2005129862A JP 2005129862 A JP2005129862 A JP 2005129862A JP 4613091 B2 JP4613091 B2 JP 4613091B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
winding
group
unit winding
armature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005129862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006311685A (ja
Inventor
伸康 古居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2005129862A priority Critical patent/JP4613091B2/ja
Priority to CN2006100020689A priority patent/CN1855674B/zh
Priority to EP06008549.5A priority patent/EP1717934B9/en
Priority to US11/411,442 priority patent/US7567007B2/en
Publication of JP2006311685A publication Critical patent/JP2006311685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4613091B2 publication Critical patent/JP4613091B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/08Forming windings by laying conductors into or around core parts
    • H02K15/09Forming windings by laying conductors into or around core parts by laying conductors into slotted rotors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K23/00DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
    • H02K23/26DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings
    • H02K23/30DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings having lap or loop windings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

本発明は、モータおよびモータの製造方法に関し、詳しくは、電機子巻線を構成するワイヤを整流子と電機子にバランス良く巻くモータ構築技術に関する。
通常、直流モータでは、固定子の極数と同数のブラシが必要とされていた。しかしながら、ブラシの数が多くなる程に、電機子が回転する際の整流子とブラシの摩擦による抵抗損失が大きくなる虞がある。また、ブラシの数が多くなる程に、部品点数も増加する。そこで、整流子に設けられたセグメントのうち対角に位置するセグメントを均圧線により接続し、両セグメントにそれぞれ接続されているコイルを接続して電気的に等価とし、固定子が4極であっても、2個のブラシを用いて駆動することができるようにしたモータが特開平2−184246号公報(特許文献1参照)に開示されている。
特開平2−184246号公報
上記従来の技術で記載したようなモータでは、電気的に等価な2つのコイル及び均圧線を含むワイヤの結線部(以降、単位巻線と称呼する。)を形成する方法として、始点のセグメントに接続したワイヤを、所定のスロット間に巻いてコイルを形成し、続けてワイヤをこのスロット間の対角に位置するスロット間に巻いてコイルを形成し、中継のセグメントに接続し、続けて中継のセグメントと終点のセグメントを接続して均圧線を形成する方法が知られている。そして、始点のセグメントが、整流子の長軸回りの周方向に1つずつシフトされつつ上記単位巻線が繰り返し形成され、各単位巻線の2つのコイルはそれぞれ電機子の長軸回りの周方向に1スロットずつシフトしつつ順次形成され、これによって電機子と整流子間に電機子巻線が形成される。
このような場合、整流子の長軸回りの周方向に1つずつシフトしたセグメントから、電機子の長軸回りの周方向に1スロットずつシフトしたスロットに向かって順次ワイヤが配線される等の要因により、ワイヤに規則的な重なりが生じ、整流子と電機子間に配設されるワイヤのボリュームに偏りが生じ易い。したがって、出力軸、電機子、整流子、電機子巻線から構成される回転子の重量にアンバランスが生じ、回転子の回転中心が出力軸から偏心し易い。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、電機子巻線を構成するワイヤを整流子と電機子にバランス良く巻くモータ構築技術を提供することを目的とする。
(請求項1に記載の発明)
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。
請求項1に記載の発明によれば、複数のスロットが設けられた電機子と、電機子とともに回転する整流子と、整流子の長軸周りの周方向に配設された複数のセグメントと、電機子とセグメント間に形成された少なくとも第1および第2の単位巻線を有する電機子巻線とを備えたモータが構成される。本発明における「モータ」としては、整流子およびブラシにより、電機子巻線に供給される電流の方向が整流されるモータを広く包含する。典型的には、直流モータ、交流整流子モータがこれに該当する。
本発明のモータに係る第1の単位巻線は、複数のセグメントのうちの第1、第2および第3の各セグメントと、複数のスロットから各々選択された所定のスロット群にワイヤを巻くことで形成された第1の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルと、ワイヤで形成された第1の均圧線を有している。
そして、第1のセグメントは、当該第1の単位巻線の始点を構成し、第1の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルは、第1のセグメントから第2のセグメントへと、第1の単位巻線用の第1グループのコイル、第1の単位巻線用の第2グループのコイルの順で直列状に接続され、第1の均圧線は、第2のセグメントから当該第1の単位巻線の終点を構成する第3のセグメントへと配設されている。
このように本発明のモータでは、第1の単位巻線を、始点の第1のセグメント、第1グループのコイル、第2グループのコイル、第2のセグメント、終点の第3のセグメントの順に接続して構成している。なお、第1の単位巻線は、少なくとも第1、第2および第3の各セグメントを有していればよく、他のセグメントも備えていてもよい。また、第1の単位巻線は、少なくとも第1、第2グループのコイルを有していればよく、他のグループのコイルを備えていてもよい。そして、一般的には、第1の単位巻線内のコイルのグループ数と均圧線で接続されるセグメントの数は同数にて構成される。
また、本発明のモータに係る第2の単位巻線は、複数のセグメントのうちの第3のセグメント、第4および第5の各セグメントと、複数のスロットから、第1の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルが形成されているスロット群のスロットを一部含むように選択された所定のスロット群にワイヤを巻くことで形成され、第1の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルに対して、各々が電機子の長軸回りの周方向にシフトした状態で配設された第2の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルと、ワイヤで形成された第2の均圧線を有している。
そして、第3のセグメントは、第1の単位巻線の終点を構成するとともに、当該第2の単位巻線の始点を構成し、第2の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルは、第3のセグメントから第4のセグメントへと、第2の単位巻線用の第2グループ、第2の単位巻線用の第1グループのコイルの順で直列状に接続され、第2の均圧線は、第4のセグメントから当該第2の単位巻線の終点を構成する第5のセグメントへと配設されている。
このように本発明のモータでは、第2の単位巻線を、始点の第3のセグメント、第2グループのコイル、第1グループのコイル、第4のセグメント、終点の第5のセグメントの順に接続して構成している。なお、第2の単位巻線は、少なくとも第3、第4および第5の各セグメントを有していればよく、他のセグメントも備えていてもよい。また、第2の単位巻線は、少なくとも第1、第2グループのコイルを有していればよく、他のグループのコイルを備えていてもよい。そして、一般的には、第2の単位巻線内のコイルのグループ数と均圧線で接続されるセグメントの数とは同数にて構成されるとともに、第2の単位巻線内のコイルのグループ数および均圧線で接続されるセグメントの数は第1の単位巻線とそれぞれ同数にて構成される。また、電機子巻線には、1または複数の第1の単位巻線および1または複数の第2の単位巻線が設けられていればよく、他の単位巻線を備えていてもよい。他の単位巻線のコイル数、セグメント数、コイルのグループ接続順序、セグメントの接続順序は、任意の数および接続順序で構成されればよい。
すなわち、本発明のモータには、始点のセグメントから終点のセグメントに向けて接続されているコイルのグループの接続順序が相違する2種類の単位巻線が設けられている。したがって、整流子の長軸回りの周方向に1つずつシフトしたセグメントから、電機子の長軸回りの周方向に1スロットずつシフトしたスロットに向かって順次ワイヤが規則的に配線される回数が減少される。すなわち、ワイヤに規則的な重なりが生じ、整流子と電機子間に配設されるワイヤのボリュームに偏りが生じ難い。これにより、電機子巻線を構成するワイヤを整流子と電機子間にバランス良く巻くことができる。
本発明のモータによれば、出力軸、電機子、整流子、電機子巻線から構成される回転子の重量にアンバランスが生じて、回転子の回転中心が出力軸から偏心する事態を回避することができる。したがって、モータの製造過程で、整流子や電機子を部分的に削って軽くする、あるいはパテ等を用いて部分的に重くする等、バランスを調整する作業に時間を要することなく、効率よく製造することができるモータを構成することができる。
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載のモータの、第1の単位巻線の第3のセグメントは第1のセグメントの隣に位置するように配設されている。また、第2の単位巻線の第4のセグメントは第3のセグメントの隣に位置するように配設されている。
本発明のモータでは、第1の単位巻線と第2の単位巻線について、さらに、均圧線を構成するセグメントを接続する順序が相違している。第1の単位巻線では、終点のセグメントである第3のセグメントが、始点のセグメントである第1のセグメントの隣のセグメントであり、そしてこのセグメントが第2の単位巻線の始点のセグメントとなっている。したがって、第2の単位巻線の始点のセグメントは、第1の単位巻線の始点のセグメントの隣に配置されている。一方、第2の単位巻線では、コイルの終端が接続された第4のセグメントが、始点のセグメントである第3のセグメントの隣のセグメントとなっている。そして、このセグメントと均圧線で接続された第5のセグメントが次ぎに形成される単位巻線の始点のセグメントとなり得る。したがって、第2の単位巻線の次に形成される単位巻線の始点のセグメントは、第2の単位巻線の始点のセグメントの隣には配置されていない。
本発明のモータでは、第1の単位巻線と第2の単位巻線について、均圧線で接続するセグメントの順序が相違している。したがって、電機子巻線が複数の単位巻線で構成されている場合に、画一的に、整流子の長軸回りの周方向に1つずつシフトしたセグメントを始点のセグメントとして、複数の単位巻線が順次形成される事態を回避することができる。これにより、整流子と電機子間に配設されるワイヤのボリュームの偏りが、さらに生じ難い。
(請求項3に記載の発明)
請求項3に記載の発明は、「モータ」の発明として記載した請求項1に記載の発明を、モータを生産する方法の発明(「モータの製造方法」)として記載したものであるので、詳細な説明は省略する。
本発明のモータの製造方法では、始点の第1のセグメントに接続したワイヤにより、第1グループのコイル、第2グループのコイル、第2のセグメント、終点の第3のセグメントが順に接続されて、第1の単位巻線が形成されている。また、続けて、始点の第3のセグメント、第2グループのコイル、第1グループのコイル、第4のセグメント、終点の第5のセグメントが順に接続されて、第2の単位巻線が形成されている。
すなわち、本発明のモータの製造方法では、第1の単位巻線と第2の単位巻線について、始点のセグメントから終点のセグメントに向けて接続されているコイルのグループを、相違する順序で接続している。したがって、整流子の長軸回りの周方向に1つずつシフトしたセグメントから、電機子の長軸回りの周方向に1スロットずつシフトしたスロットに向かって順次ワイヤが規則的に配線される回数が減少される。すなわち、ワイヤに規則的な重なりが生じ、整流子と電機子間に配設されるワイヤのボリュームに偏りが生じ難い。これにより、電機子巻線を構成するワイヤを整流子と電機子間にバランス良く巻くことができる。
本発明のモータの製造方法によれば、出力軸、電機子、整流子、電機子巻線から構成される回転子の重量にアンバランスが生じて、回転子の回転中心が出力軸から偏心する事態を回避することができる。したがって、モータの製造過程で、整流子や電機子を部分的に削って軽くする、あるいはパテ等を用いて部分的に重くする等、バランスを調整する作業に時間を要することなく、モータを効率よく製造することができる。
(請求項4に記載の発明)
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載のモータの製造方法において、複数の第1の単位巻線が形成されるステップが繰り返されることで、第1の単位巻線と同種の単位巻線が複数形成され、その後、第2の単位巻線が形成されるステップが繰り返されることで、第2の単位巻線と同種の単位巻線が複数形成される。
本発明によれば、複数の単位巻線が形成される際に、第1の単位巻線と同種の単位巻線が複数形成された後に、第2の単位巻線と同種の単位巻線が複数形成される。このような、いわゆるワイヤの巻き方の変更は、何回繰り返されてもよいが、典型的には、複数の単位巻線が形成される際のほぼ中間の時点で1回変更される。
ところで、一般的に、電機子巻線は、巻線機を用いてワイヤを配線して形成する。巻線機は、ワイヤを配線する順序が変更される回数が少ない方が効率よく電機子巻線を形成することができる。本発明のモータの製造方法によれば、複数の単位巻線が形成される際に、1回のみコイルを形成する順序、すなわちワイヤの巻き方を変更することができるので、作業者は、巻線機を用いて比較的効率良く電機子巻線を形成することができる。
本発明によれば、電機子巻線を構成するワイヤを、整流子と電機子にバランス良く巻くモータ構築技術が提供されることとなった。
以下に本発明の一実施の形態につき、図1〜図19に基づいて説明する。
本実施の形態では、本発明の「モータ」を、電動式(充電式)のインパクトドライバ100に設けられる駆動モータに適用する場合について説明する。また、駆動モータが4極2ブラシの直流モータであり、整流子の対角に位置するセグメント間がワイヤで接続されて均圧され(均圧線が形成され)、電機子の対角に位置するコイルが直列状に接続されている場合について説明する。
図1は、本実施の形態に係るインパクトドライバ100の全体構成を概略的に示す一部破断の側断面図である。図2は、インパクトドライバ100の駆動モータの概略構成を示す断面図である。図3には、駆動モータに設けられた回転子につき、電機子巻線を形成する前の構成を概略的に示す。図4、図6、図8、図10、図12には、駆動モータの電機子巻線について、整流子の各セグメントと各スロット間に配線されるワイヤの配線状況を、各セグメント及び各スロットを展開した図で示す。図5、図7、図9、図11、図13には、上記各ワイヤの配線状況を、電機子及び整流子の断面図を用いて示す。図14〜図17には、ワイヤに規則的な重なりが生じ、整流子と電機子間に配設されるワイヤのボリュームに偏りが生じている例を示す。図18には、本実施の形態で、セグメントとスロット間に配線され電機子巻線のコイルを形成するワイヤの一部を示す。図19には、セグメント間を接続する均圧線を示す。
図1に示すように、本実施の形態に係るインパクトドライバ100は、概括的に見て、インパクトドライバ100の外郭を形成する本体部101、当該本体部101の先端領域に着脱自在に取り付けられて各種ネジのネジ締め作業を行うドライバビット109を主体として構成される。
本体部101は、モータハウジング103、ギアハウジング105およびハンドグリップ107から構成されている。モータハウジング103内には、駆動モータ121が収容されている。駆動モータ121は、本発明における「モータ」に対応する。
ハンドグリップ107には、駆動モータ121の電源スイッチを投入操作するトリガ125が設けられている。
ギアハウジング105内には、駆動モータ121の出力軸122の回転を適宜減速するための遊星ギア装置からなる減速機構111、減速機構111によって回転駆動されるスピンドル112、当該スピンドル112からボール113を伝達部材として回転駆動されるハンマー114、およびハンマー114によって回転駆動されるアンビル115が配置されている。ハンマー114はスピンドル112の長軸方向に相対的に移動可能とされ、圧縮コイルスプリング116によってアンビル115側に向けて付勢されている。なお、アンビル115の先端は、ギアハウジング105の先端から突出しており、この突出された先端部にドライバビット109が着脱自在に取り付けられる。
このように構成されたインパクトドライバ100によれば、ドライバビット109による締め付けトルクが大きくなって所定の高負荷状態となった際には、ハンマー114の打撃動作によりドライバビット109に大きな締め付けトルクを発生させることができる。なお、インパクトドライバの作動原理自体は、周知の技術事項に属するため、その詳細な構成作用の説明は、便宜上省略する。
次に駆動モータ121の概略構成を、図2を参照して説明する。本実施の形態における駆動モータ121としては、バッテリー127(併せて、図1参照)を駆動電源とする4極の直流モータが用いられている。駆動モータ121は、出力軸122、出力軸122と一体的に回転し電機子巻線134を構成するワイヤが巻装されている電機子133、モータハウジング103に固定されて電機子133の周囲にフィールド磁界を発生させている固定子135、出力軸122の一端側(減速機構111の反対側)に設けられた整流子137、整流子137の外周面に設けられた複数のセグメントに摺接して電機子133に配設された電機子巻線134に駆動電流を供給する2個のブラシ145を主体として構成されている。
出力軸122は、一端(後端、すなわち図2に示す左端)がモータハウジング103に軸受123を介して回転自在に支持され、他端側(減速機構111側、すなわち図2に示す右側)がギアハウジング105(併せて、図1参照)に軸受124を介して回転自在に支持されている。なお、出力軸122、電機子133、整流子137、電機子巻線134によって回転子が構成されている。
上記のように構成された駆動モータ121に電源が投入され、固定子135のフィールド磁界の中で電機子133の電機子巻線134に、ブラシ145、整流子137のセグメントを介して駆動電流が供給されることで、回転子が回転駆動される。この際、整流子137およびブラシ145により電機子巻線134に流れる電流の方向が適宜切り替えられ、電機子133および出力軸122が所定の方向に連続的に回転する構成となっている。なお、このように構成された直流モータの作動原理自体は、周知の技術事項に属するため、その詳細な構成作用の説明は、便宜上省略する。
この回転子について、ワイヤが巻かれて電機子巻線134が形成される前の外観を図3に示す。電機子133の中心に挿通されている出力軸122の一端側には、整流子137が設けられ、整流子137の外周には、ブラシ145が順次摺接される10個のセグメント40〜49(併せて、図5参照)が形成されている。各セグメントにはワイヤを接続する接続部Xがそれぞれ設けられている。なお、隣接するセグメント間は絶縁されている。
電機子133は、径方向に凸状の10個のティース30〜39を備え(併せて、図5参照)、断面が歯車状に構成されている。各ティースの間には10個のスロットが形成され、スロット間には電機子巻線134を構成するワイヤが巻かれコイルが形成される。
次に、各セグメントとスロット間に配設される電機子巻線134のコイルと、セグメント間を接続する均圧線の詳細な形成方法を、図4〜図13を用いて説明する。
本実施の形態の駆動モータ121の電機子巻線134は、セグメント40を始点とする第1巻線(図4,5参照)、セグメント41を始点とする第2巻線(図6,7参照)、セグメント42を始点とする第3巻線(図8,9参照)、セグメント48を始点とする第4巻線(図10,11参照)、セグメント49を始点とする第5巻線(図12,13参照)から構成される。
第1〜第5巻線は、各々、上記した始点のセグメント、Aグループのコイル、Aグループのコイルとは電機子133の対角に位置するBグループのコイル、中継のセグメント、中継のセグメントと接続された終点のセグメントから構成されている。AグループのコイルとBグループのコイルが直列に接続されたコイル部分は、一端が始点のセグメントに、他端が中継のセグメントに接続されている。また、中継のセグメントと終点のセグメントは、互いに電機子133の対角に位置する。
各巻線のAグループのコイルと、次に形成される巻線のAグループのコイルは、電機子133の長軸回りに周方向に互いに1スロットシフトしたスロット間に形成される。また、同様に、各巻線のBグループのコイルと、次に形成される巻線のBグループのコイルは、電機子133の長軸回りに周方向に互いに1スロットシフトしたスロット間に形成される。
すなわち、第1巻線の始点のセグメント(セグメント40)に接続されたワイヤにより、第1、第2、第3、第4、第5巻線が、順次各巻線の終点のセグメントが次に形成する巻線の始点のセグメントとされつつ形成されることで、同一グループのコイルが電機子133の長軸回りに周方向にシフトしつつ周期的に配設される。
なお、中継のセグメントと終点のセグメントを接続したワイヤは、各セグメント間を電気的に短絡しているので、均圧線と称呼される。
本実施の形態の第1〜第5巻線は、本発明の「単位巻線」に対応する。
本実施の形態では、第1、第2巻線については、始点のセグメント→Aグループのコイル→Bグループのコイル→中継のセグメントの順にコイルを形成し、第3、第4、第5巻線については、始点のセグメント→Bグループのコイル→Aグループのコイル→中継のセグメントの順にコイルを形成する。
なお、図中、ワイヤ上に示した矢印は、ワイヤを巻く方向を意味する(駆動電流が流れる方向ではない。)。また、セグメントから電機子133に向かうワイヤ(コイル部を形成するワイヤ)は、振動により断線を防止するために、整流子137と電機子133の間で、少なくとも半周は出力軸122周りにネック巻きされた後にスロットに配線される。
第1巻線は、図4,5に示すように、セグメント40を始点のセグメントとして構成される。セグメント40に接続されたワイヤは、図5に示す反時計回りに巻かれて、ティース37とティース38の間のスロットに挿通され、ティース37,36,35を越えて、ティース35とティース34の間のスロットに挿通される。そして、当該ワイヤがこのスロット間に8回巻かれることで、A1コイルが形成される。
次に、ワイヤは、そのまま反時計回りに巻かれて、ティース33とティース32の間のスロットに挿通され(図4に示す矢印a)、ティース32,31,30を越えて、ティース30とティース39の間のスロットに挿通される。そして、当該ワイヤがこのスロット間に8回巻かれることで、A1コイルとは電機子133の対角に位置するB1コイルが形成される。
そして、ワイヤは、再び、反時計回りに巻かれて、中継のセグメントであるセグメント46に接続される。このように、セグメント40に接続されたワイヤにより、A1コイルが形成され、A1コイルと電機子133の対角に設けられたスロット間にB1コイルが形成され、直列状に接続されたA1コイル及びB1コイルを有する第1巻線のコイル部分が形成される。
そして、セグメント46に接続されたワイヤは、第1巻線の終点のセグメントであるセグメント41に接続され(図4に示す矢印b)、セグメント46とセグメント41が均圧される(第1巻線の均圧線が形成される)。
第2巻線は、図6,7に示すように、第1巻線の終点のセグメントであるセグメント41を始点のセグメントとして構成される。セグメント41に接続されたワイヤは、図7に示す反時計回りに巻かれて、ティース39とティース38の間のスロットに挿通され、ティース38,37,36を越えて、ティース36とティース35の間のスロットに挿通される。そして、当該ワイヤがこのスロット間に8回巻かれることで、A2コイルが形成される。
次に、ワイヤは、そのまま反時計回りに巻かれて、ティース34とティース33の間のスロットに挿通され(図6に示す矢印c)、ティース33,32,31を越えて、ティース31とティース30の間のスロットに挿通される。そして、当該ワイヤがこのスロット間に8回巻かれることで、A2コイルとは電機子133の対角に位置するB2コイルが形成される。
そして、ワイヤは、再び、反時計回りに巻かれて、中継のセグメントであるセグメント47に接続される。このように、セグメント41に接続されたワイヤにより、A2コイルが形成され、A2コイルと電機子133の対角に設けられたスロット間にB2コイルが形成され、直列状に接続されたA2コイル及びB2コイルを有する第2巻線のコイル部分が形成される。
そして、セグメント47に接続されたワイヤは、第2巻線の終点のセグメントであるセグメント42に接続され(図6に示す矢印d)、セグメント47とセグメント42が均圧される(第2巻線の均圧線が形成される)。
本実施の形態の「第2巻線」は、本発明の「第1の単位巻線」に対応する。そして、本実施の形態の「セグメント41」、「セグメント47」、「セグメント42」は、それぞれ本発明の「第1のセグメント」、「第2のセグメント」、「第3のセグメント」に対応する。また、本実施の形態の「A2コイル」は本発明の「第1グループのコイル」に、本実施の形態の「B2コイル」は本発明の「第2グループのコイル」に、それぞれ対応する。また、A2コイルが形成される「ティース39とティース38の間のスロットと、ティース36とティース35の間のスロットによるスロット間」およびB2コイルが形成される「ティース34とティース33の間のスロットと、ティース31とティース30の間のスロットによるスロット間」は、本発明の「複数のスロットから各々選択された所定のスロット群」に対応する。
第3巻線は、図8,9に示すように、第2巻線の終点のセグメントであるセグメント4
2を始点のセグメントとして構成される。セグメント42に接続されたワイヤは、図9に示す反時計回りに、出力軸122に1周ネック巻きされた後に、ティース35とティース34の間のスロットに挿通され(図8に示す矢印k)、ティース34,33,32を越えて、ティース32とティース31の間のスロットに挿通される。そして、当該ワイヤがこのスロット間に8回巻かれることで、B3コイルが形成される。
次に、ワイヤは、そのまま反時計回りに巻かれて、ティース30とティース39の間のスロットに挿通され、ティース39,38,37を越えて、ティース37とティース36の間のスロットに挿通される。そして、当該ワイヤがこのスロット間に8回巻かれることで、B3コイルとは電機子133の対角に位置するA3コイルが形成される。
そして、ワイヤは、再び、反時計回りに巻かれて、中継のセグメントであるセグメント43に接続される(図8に示す矢印m)。このように、セグメント42に接続されたワイヤにより、B3コイルが形成され、B3コイルと電機子133の対角に設けられたスロット間にA3コイルが形成され、直列状に接続されたB3コイル及びA3コイルを有する第3巻線のコイル部分が形成される。
そして、セグメント43に接続されたワイヤは、第3巻線の終点のセグメントであるセグメント48に接続され、セグメント43とセグメント48が均圧される(第3巻線の均圧線が形成される)。
本実施の形態の「第3巻線」は、本発明の「第2の単位巻線」に対応する。そして、本実施の形態の「セグメント42」、「セグメント43」、「セグメント48」は、それぞれ本発明の「第3のセグメント」、「第4のセグメント」、「第5のセグメント」に対応する。また、本実施の形態の「A3コイル」は本発明の「第1グループのコイル」に、本実施の形態の「B3コイル」は本発明の「第2グループのコイル」に、それぞれ対応する。また、A3コイルが形成される「ティース30とティース39の間のスロットと、ティース37とティース36の間のスロットによるスロット間」およびB3コイルが形成される「ティース35とティース34の間のスロットと、ティース32とティース31の間のスロットによるスロット間」は、本発明の「第1の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルが形成されているスロット群のスロットを一部含むように選択された所定のスロット群」に対応する。
第4巻線は、図10,11に示すように、第3巻線の終点のセグメントであるセグメント48を始点のセグメントとして構成される。セグメント48に接続されたワイヤは、図11に示す反時計回りに巻かれ、ティース36とティース35の間のスロットに挿通され(図10に示す矢印n)、ティース35,34,33を越えて、ティース33とティース32の間のスロットに挿通される。そして、当該ワイヤがこのスロット間に8回巻かれることで、B4コイルが形成される。
次に、ワイヤは、そのまま反時計回りに巻かれて、ティース31とティース30の間のスロットに挿通され、ティース30,39,38を越えて、ティース38とティース37の間のスロットに挿通される。そして、当該ワイヤがこのスロット間に8回巻かれることで、B4コイルとは電機子133の対角に位置するA4コイルが形成される。
そして、ワイヤは、再び、反時計回りに巻かれて、中継のセグメントであるセグメント44に接続される(図10に示す矢印p)。このように、セグメント48に接続されたワイヤにより、B4コイルが形成され、B4コイルと電機子133の対角に設けられたスロット間にA4コイルが形成され、直列状に接続されたB4コイル及びA4コイルを有する第4巻線のコイル部分が形成される。
そして、セグメント44に接続されたワイヤは、第4巻線の終点のセグメントであるセグメント49に接続され、セグメント44とセグメント49が均圧される(第4巻線の均圧線が形成される)。
第5巻線は、図12,13に示すように、第5巻線の終点のセグメントであるセグメント49を始点のセグメントとして構成される。セグメント49に接続されたワイヤは、図13に示す反時計回りに巻かれ、ティース37とティース36の間のスロットに挿通され(図12に示す矢印s)、ティース36,35,34を越えて、ティース34とティース33の間のスロットに挿通される。そして、当該ワイヤがこのスロット間に8回巻かれることで、B5コイルが形成される。
次に、ワイヤは、そのまま反時計回りに巻かれて、ティース32とティース31の間のスロットに挿通され(図12に示す矢印t)、ティース31,30,39を越えて、ティース39とティース38の間のスロットに挿通される。そして、当該ワイヤがこのスロット間に8回巻かれることで、B5コイルとは電機子133の対角に位置するA5コイルが形成される。
そして、ワイヤは、再び、反時計回りに巻かれて、中継のセグメントであるセグメント45に接続される。このように、セグメント49に接続されたワイヤにより、B5コイルが形成され、B5コイルと電機子133の対角に設けられたスロット間にA5コイルが形成され、直列状に接続されたB5コイル及びA5コイルを有する第5巻線のコイル部分が形成される。
そして、セグメント45に接続されたワイヤは、第5巻線の終点のセグメントであるセグメント40に接続され、セグメント45とセグメント40が均圧される(第5巻線の均圧線が形成される)。
ここで、各コイルについて、その配設状況をまとめて説明する。
上記したように、第1巻線〜第5巻線を形成することにより、Aグループのコイルは、電機子134の長軸回りに周方向に互いに1スロットシフトしつつ、A1コイル、A2コイル、A3コイル、A4コイル、A5コイルの順に形成され、Bグループのコイルは、電機子の長軸回りに周方向に互いに1スロットシフトしつつ、B1コイル、B2コイル、B3コイル、B4コイル、B5コイルの順に形成される。
次に、各均圧線について、その配線状況をまとめて説明する。
また、第1巻線(併せて図4参照)では、巻線のコイル部分の終端が接続されている中継のセグメントは、始点のセグメント(セグメント40)の隣に位置するセグメント(セグメント41)の対角に位置するセグメント(セグメント46)として、また、終点のセグメントは、始点のセグメントの隣に位置するセグメント(セグメント41)として構成されている。したがって、始点のセグメントの隣に位置するセグメントの対角に位置するセグメント(セグメント46)から、始点のセグメントの隣に位置するセグメント(セグメント41)に均圧線が配線されている。すなわち、始点のセグメントの隣に位置するセグメント(セグメント41)が第1巻線の終点のセグメントとなっており、このセグメントが第2巻線の始点のセグメントとなっている。同様に、第2巻線(併せて図6参照)では、始点のセグメント(セグメント41)の隣に位置するセグメント(セグメント42)が第2巻線の終点のセグメントとなっており、このセグメントが第3巻線の始点のセグメントとなっている。
一方、第3巻線では、(併せて図8参照)では、巻線のコイル部分が接続されている中継のセグメントは、始点のセグメント(セグメント42)の隣に位置するセグメント(セグメント43)として、また、終点のセグメントは、始点のセグメントの隣に位置するセグメント(セグメント43)の対角に位置するセグメント(セグメント48)として構成されている。したがって、始点のセグメントの隣に位置するセグメント(セグメント43)から、始点のセグメントの隣に位置するセグメントの対角に位置するセグメント(セグメント48)に均圧線が配線されている。すなわち、始点のセグメントの隣に位置するセグメントの対角に位置するセグメント(セグメント48)が第3巻線の終点のセグメントとなっており、このセグメントが第4巻線の始点のセグメントとなっている。同様に、第4巻線(併せて図10参照)では、始点のセグメント(セグメント48)の隣に位置するセグメント(セグメント49)が第4巻線の終点のセグメントとなっており、このセグメントが第5巻線の始点のセグメントとなっている。そして、第5巻線(併せて図12参照)では、始点のセグメント(セグメント49)の隣に位置するセグメント(セグメント40)が第5巻線の終点のセグメントとなっており第1巻線の始点のセグメントに戻っている。これにより、整流子137に設けられているそれぞれのセグメントにワイヤが接続され、電機子巻線134が形成されている。したがって、第1巻線〜第5巻線の各々始点のセグメントは、セグメント40、セグメント41、セグメント42、セグメント48、セグメント49となっている。
ところで、第1巻線〜第5巻線について、仮に、整流子137の長軸回りの周方向に1つずつシフトしたセグメントから、電機子133の長軸回りの周方向に1スロットずつシフトしたスロットに向かって順次ワイヤが配線され、各巻線の始点のセグメントに接続されたワイヤにより常に同じAグループのコイルが形成されていると、図14に示すように、ワイヤに規則的な重なりが生じ易い。図14では、このように形成した場合の第1〜第3巻線のセグメントからスロットおよびスロットからセグメントに配線されるワイヤをピックアップして記載してある。図14に示すようにワイヤを配線した場合には、第5巻線まで形成すると、セグメント45〜47の下付近で、整流子137と電機子133の間に配線されたワイヤに特に重なりが生じ易く、ワイヤのボリュームが大きくなることがわかる。さらに、図15に示すように、このように配線した場合の均圧線をピックアップして記載してみると、ワイヤのボリュームが大きくなるセグメント45〜47の下付近とは対角に位置するセグメント40〜42付近には、均圧線の入口が集まっていることがわかる。均圧線の入口付近では、図16に示すように、各セグメントからスロットへ配線されたワイヤが均圧線により整流子137方向に持ち上げられるとともに、出力軸122方向に締め上げられる。したがって、均圧線の入口付近では、ワイヤのボリュームが小さくなる傾向にある。均圧線の出口付近では、図17に示すように、均圧線によりワイヤのボリュームが小さくなる傾向はない。したがって、このように順次規則的にワイヤが配線されると、図14に示す場合では、セグメント45〜47の下付近のワイヤのボリュームが、セグメント40〜42の下付近のワイヤのボリュームと比較して大きくなり、ワイヤのボリュームの偏りが生じ易い。
そこで、本実施の形態では、各巻線を形成する際に、第3巻線から始点のセグメントに接続するコイルの順序を変更している。また、第3巻線から均圧線で接続するセグメントの順序を変更し、画一的に、整流子137の長軸回りの周方向に1つずつシフトしたセグメントを始点のセグメントとしていない。図18に、本実施の形態で形成した電機子巻線134について、第1〜第4巻線について、セグメントからスロット、およびスロットからセグメントに配線されるワイヤをピックアップして記載してある。
これによれば、セグメント40〜42の下付近のワイヤのボリュームが図14の場合と比較して大きくなり、セグメント45〜47の下付近のワイヤのボリュームとのバランスが改善されている。このように、本実施の形態の駆動モータ121では、整流子137と電機子133間のワイヤの配線を不規則にし、ワイヤに規則的な重なりが生じて整流子137と電機子133間に配設されるワイヤのボリュームが偏ることを防止することができる。
そして、出力軸122、電機子133、整流子137、電機子巻線134から構成される回転子の重量にアンバランスが生じて、回転子の回転中心が出力軸から偏心する事態を回避することができる。したがって、モータの製造過程で、整流子137や電機子133を部分的に削って軽くする、あるいはパテ等を用いて部分的に重くする等、バランスを調整する作業に時間を要することなく、効率よく製造することができるモータを構成することができる。
また、本実施の形態のモータでは、第3巻線から、1回のみワイヤを配線する順序が変更されている。一般的に、電機子巻線134は、作業者が、巻線機を用いてワイヤを配線して形成する。巻線機は、ワイヤを配線する順序が変更される回数が少ない方が効率よく電機子巻線を形成することができる。したがって、本実施の形態のモータでは、ワイヤを整流子137と電機子133間にバランス良く巻くことができるとともに、比較的効率良く電機子巻線134を形成することができる。
なお、本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態では、駆動モータが4極2ブラシの直流モータの場合について説明したが、極数やブラシの数は、これに限定されない。例えば、6極2ブラシの場合、電機子巻線の各コイル部は、Aグループ、Bグループ、Cグループの3個のコイルが直列状に接続されて構成される。そして、均圧線により3個のセグメントが接続される。この場合、例えば、途中の巻線までは、Aグループ→Bグループ→Cグループの順序でワイヤが巻き回されてコイル部が形成され、途中の巻線から、Cグループ→Bグループ→Aグループの順序でコイル部が形成される。形成されるコイルのグループの順序、及びいずれの巻線から、形成されるコイルの順序が変更されるかに関しては、ワイヤのボリュームの偏りが生じ難いように適宜選択される。セグメント間を接続するワイヤ、すなわち均圧線について、セグメントを接続する順序に関しても同様である。
また、本実施の形態では、第1〜第5巻線が形成される際に、第3巻線から1回のみコイルが形成される順序が変更される場合について説明したが、複数回にわたってコイルが形成される順序が変更されてもよい。
また、本実施の形態では、コイルが形成される順序が変更される際に、均圧線で接続されるセグメントの順序も変更される場合について説明したが、コイルが形成される順序が変更されるだけでも本発明の効果は得られる。
なお、本実施の形態では、コイルが形成されるステップと均圧線が形成されるステップが交互に繰り返され、電機子巻線134が形成される場合について説明したが、この電機子巻線の巻線方法は、均圧線は別途形成する場合(セグメント間を、ワイヤではなく接続導体で接続する場合も含む。)にも適用することができる。
本実施の形態では、インパクトドライバ100に設けられているモータについて、本発明を適用した場合について説明したが、本発明のモータの製造方法は、他の機器に設けられているモータについて広く適用することができる。
本発明のモータが駆動モータとして適用された電動工具の一例として、インパクトドライバ100の全体構成を示す。 インパクトドライバ100に設けられていている駆動モータ121の側断面図を示す。 駆動モータ121に設けられた回転子につき、電機子巻線134を形成する前の構成を概略的に示す。 第1巻線のワイヤの配線状況を、各セグメント及び各スロットを展開した図で示す。 第1巻線のワイヤの配線状況を、電機子133及び整流子137の断面図を用いて示す。 第2巻線のワイヤの配線状況を、各セグメント及び各スロットを展開した図で示す。 第2巻線のワイヤの配線状況を、電機子133及び整流子137の断面図を用いて示す。 第3巻線のワイヤの配線状況を、各セグメント及び各スロットを展開した図で示す。 第3巻線のワイヤの配線状況を、電機子133及び整流子137の断面図を用いて示す。 第4巻線のワイヤの配線状況を、各セグメント及び各スロットを展開した図で示す。 第4巻線のワイヤの配線状況を、電機子133及び整流子137の断面図を用いて示す。 第5巻線のワイヤの配線状況を、各セグメント及び各スロットを展開した図で示す。 第5巻線のワイヤの配線状況を、電機子133及び整流子137の断面図を用いて示す。 ワイヤに規則的な重なりが生じ、整流子137と電機子133間に配設されるワイヤのボリュームに偏りが生じている例を示す。 ワイヤに規則的な重なりが生じ、整流子137と電機子133間に配設されるワイヤのボリュームに偏りが生じている例を示す。 ワイヤに規則的な重なりが生じ、整流子137と電機子133間に配設されるワイヤのボリュームに偏りが生じている例を示す。 ワイヤに規則的な重なりが生じ、整流子137と電機子133間に配設されるワイヤのボリュームに偏りが生じている例を示す。 本実施の形態で、セグメントとスロット間に配線され電機子巻線134のコイルを形成するワイヤの一部を示す。 本実施の形態で、セグメント間を接続する均圧線を示す。
符号の説明
100 インパクトドライバ
101 本体部
103 モータハウジング
105 ギアハウジング
107 ハンドグリップ
109 ドライバビット
111 減速機構
112 スピンドル
113 ボール
114 ハンマー
115 アンビル
116 圧縮コイルスプリング
121 駆動モータ
122 出力軸
123,124 軸受
125 トリガ
127 バッテリー
133 電機子
134 電機子巻線
135 固定子
137 整流子
145 ブラシ

Claims (4)

  1. 複数のスロットが長軸回りの周方向に配設された電機子と、前記電機子とともに回転する整流子と、前記整流子の長軸周りの周方向に配設された複数のセグメントと、前記電機子と前記セグメント間に形成された少なくとも第1および第2の単位巻線を有する電機子巻線とを備えたモータであって、
    前記第1の単位巻線は、前記複数のセグメントのうちの第1、第2および第3の各セグメントと、前記複数のスロットから各々選択された所定のスロット群にワイヤを巻くことで形成された第1の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルと、ワイヤで形成された第1の均圧線を有するとともに、
    前記第1のセグメントは、当該第1の単位巻線の始点を構成し、
    前記第1の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルは、前記第1のセグメントから前記第2のセグメントへと、前記第1の単位巻線用の第1グループのコイル、前記第1の単位巻線用の第2グループのコイルの順で直列状に接続され、
    前記第1の均圧線は、前記第2のセグメントから当該第1の単位巻線の終点を構成する前記第3のセグメントへと配設され、
    前記第2の単位巻線は、前記複数のセグメントのうちの前記第3のセグメント、第4および第5の各セグメントと、前記複数のスロットから、前記第1の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルが形成されているスロット群のスロットを一部含むように選択された所定のスロット群にワイヤを巻くことで形成され、前記第1の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルに対して、各々が前記電機子の長軸回りの周方向にシフトした状態で配設された第2の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルと、ワイヤで形成された第2の均圧線を有するとともに、
    前記第3のセグメントは、前記第1の単位巻線の終点を構成するとともに、当該第2の単位巻線の始点を構成し、
    前記第2の単位巻線用の第1および第2グループの各コイルは、前記第3のセグメントから前記第4のセグメントへと、前記第2の単位巻線用の第2グループ、前記第2の単位巻線用の第1グループのコイルの順で直列状に接続され、
    前記第2の均圧線は、前記第4のセグメントから当該第2の単位巻線の終点を構成する前記第5のセグメントへと配設されることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、
    前記第1の単位巻線の前記第3のセグメントは前記第1のセグメントの隣に位置するように配設され、
    前記第2の単位巻線の前記第4のセグメントは前記第3のセグメントの隣に位置するように配設されていることを特徴とするモータ。
  3. 複数のスロットが長軸回りの周方向に配設された電機子と、
    前記電機子とともに回転する整流子と、
    前記整流子に設けられた複数のセグメントと、
    前記電機子と前記セグメント間に形成された少なくとも第1および第2の単位巻線を有する電機子巻線とを備えたモータについて、
    前記複数のセグメントのうち前記第1の単位巻線の始点を構成する第1のセグメントに接続されたワイヤを、前記複数のスロットから各々選択された所定のスロット群に巻いて、前記第1の単位巻線用の第1グループのコイル、前記第1の単位巻線用の第2グループのコイルの順に、前記第1のセグメントから第2のセグメントへと直列状に接続した各コイルを形成して前記第2のセグメントに接続し、当該ワイヤを前記第2のセグメントから前記第1の単位巻線の終点を構成する第3のセグメントに接続する第1の単位巻線を形成するステップと、
    前記第1の単位巻線の終点を構成するとともに前記第2の単位巻線の始点を構成する前記第3のセグメントに接続されたワイヤを、前記第1の単位巻線用の第2グループのコイルを形成するスロット群のスロットを一部含むように前記複数のスロットから選択された所定のスロット群に巻いて、前記第1の単位巻線用の第2グループのコイルに対して、前記電機子の長軸回りの周方向にシフトした状態にて、第2の単位巻線用の第2グループのコイルを形成し、当該ワイヤを、前記第1の単位巻線用の第1グループのコイルを形成するスロット群のスロットを一部含むように前記複数のスロットから選択された所定のスロット群に巻いて、前記第1の単位巻線用の第1グループのコイルに対して、前記電機子の長軸回りの周方向にシフトした状態にて、第2の単位巻線用の第1グループのコイルを形成して、前記第2の単位巻線用の第2グループのコイル、前記第2の単位巻線用の第1グループのコイルの順に、前記第3のセグメントから第4のセグメントへと直列状に接続した各コイルを形成して前記第4のセグメントに接続し、当該ワイヤを前記第4のセグメントから前記第2の単位巻線の終点を構成する第5のセグメントに接続する第2の単位巻線を形成するステップを有することを特徴とするモータの製造方法。
  4. 請求項3に記載のモータの製造方法であって、
    前記電機子巻線として、
    前記第1の単位巻線を形成するステップが繰り返されることで、第1の単位巻線と同種の単位巻線が複数形成され、その後、前記第2の単位巻線を形成するステップが繰り返されることで、第2の単位巻線と同種の単位巻線が複数形成されることを特徴とするモータの製造方法。
JP2005129862A 2005-04-27 2005-04-27 モータおよびモータの製造方法 Active JP4613091B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005129862A JP4613091B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 モータおよびモータの製造方法
CN2006100020689A CN1855674B (zh) 2005-04-27 2006-01-20 电动机及电动机的制造方法
EP06008549.5A EP1717934B9 (en) 2005-04-27 2006-04-25 Motor and method for manufacturing the motor
US11/411,442 US7567007B2 (en) 2005-04-27 2006-04-26 Motor and method for manufacturing the motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005129862A JP4613091B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 モータおよびモータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006311685A JP2006311685A (ja) 2006-11-09
JP4613091B2 true JP4613091B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=36602540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005129862A Active JP4613091B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 モータおよびモータの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7567007B2 (ja)
EP (1) EP1717934B9 (ja)
JP (1) JP4613091B2 (ja)
CN (1) CN1855674B (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006011547A1 (de) * 2006-03-14 2007-09-20 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine
US8080916B2 (en) 2006-11-22 2011-12-20 Mitsuba Corporation Direct current motor
DE112008000953B4 (de) * 2007-04-10 2024-03-28 Mabuchi Motor Co., Ltd. Kleinmotor und sein Herstellungsverfahren
JP4987628B2 (ja) * 2007-08-28 2012-07-25 アスモ株式会社 回転電機子、回転電機、及び、回転電機子の製造方法
US8378547B2 (en) * 2008-06-30 2013-02-19 Mitsuba Corporation Electric motor
JP2010041827A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Nippon Densan Corp ブラシ付きモータ
DE102010003048A1 (de) * 2010-03-19 2011-09-22 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine mit gewuchtetem Rotor
CN102237734B (zh) * 2010-04-23 2015-08-12 德昌电机(深圳)有限公司 一种电机
FR2959360B1 (fr) * 2010-04-27 2013-01-18 Valeo Equip Electr Moteur Machine electrique comportant un rotor muni d'un bobinage permettant de faciliter la commutation, et demarreur associe
CN102247101B (zh) * 2010-05-21 2015-07-22 德昌电机(深圳)有限公司 厨房电器
KR101339543B1 (ko) 2010-06-29 2013-12-10 주식회사 만도 모터 및 이를 이용한 전동식 파워 스티어링 시스템
CN102025237A (zh) * 2010-12-10 2011-04-20 上海电气集团上海电机厂有限公司 四波绕组乙种均压线的连线方法
JP5719667B2 (ja) * 2011-04-13 2015-05-20 株式会社ミツバ 直流モータ、及び巻線巻装方法
JP5719666B2 (ja) * 2011-04-13 2015-05-20 株式会社ミツバ 直流モータ、及び巻線巻装方法
CN102868278B (zh) 2011-07-08 2017-05-10 德昌电机(深圳)有限公司 有刷电机及其转子
US9425663B2 (en) 2012-08-17 2016-08-23 Black & Decker Inc. Distributed winding arrangement for an electric motor
CN105052023B (zh) * 2013-03-26 2018-05-25 株式会社美姿把 电动机
US9866078B2 (en) 2014-01-29 2018-01-09 Black & Decker Inc. Brush assembly mount
US20150076936A1 (en) 2013-08-09 2015-03-19 Black & Decker Inc. Brush assembly having improved brush profile for an electric motor
US9991770B2 (en) 2013-08-09 2018-06-05 Black & Decker Inc. Spring post for brush card for a power tool
CN103647425B (zh) * 2013-12-11 2016-01-20 上海马陆日用友捷汽车电气有限公司 永磁直流电动机
CN105720746B (zh) * 2014-12-18 2019-11-12 株式会社电装 旋转电枢、旋转电机、旋转电枢的制造方法
CN105071613B (zh) * 2015-09-07 2017-10-03 环宇平 多功能轨迹调节盘
US10135377B2 (en) * 2016-06-14 2018-11-20 Arm Ltd. Method and apparatus for operating an electric motor
DE112016007176T5 (de) * 2016-08-25 2019-05-02 Mitsubishi Electric Corporation Motor und Motorwicklungsverfahren
US11128208B2 (en) * 2016-09-27 2021-09-21 Johnson Electric International AG Brush motor and cooling module using the same
CN107872135B (zh) * 2016-09-27 2021-08-06 德昌电机(深圳)有限公司 冷却模组及其有刷电机
CN106329866A (zh) * 2016-11-04 2017-01-11 桐乡力山工业有限公司 一种马达的电枢总成

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002305861A (ja) * 2001-03-30 2002-10-18 Mitsuba Corp 回転電機のアーマチュアおよびその製造方法
JP2003079121A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Star Engineering Co Ltd 多極直列波巻回転電機

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2086759A5 (ja) * 1970-04-08 1971-12-31 Henry Baudot Jacques
US3733506A (en) * 1971-10-29 1973-05-15 Singer Co Commutated wound armature assemblies
US3829721A (en) * 1973-07-30 1974-08-13 Black & Decker Mfg Co Air flow baffle construction for electric motor devices
JP2535181B2 (ja) * 1987-09-30 1996-09-18 株式会社シコー技研 電機子巻線が重畳しない5相の直流電動機
JPH02184246A (ja) 1989-01-10 1990-07-18 Tamagawa Seiki Co Ltd ブラシモータに於るロータ巻線構造
JPH11252843A (ja) * 1998-03-02 1999-09-17 Asmo Co Ltd 電機子の巻線方法,電機子及び直流機
US6683396B2 (en) * 1999-07-02 2004-01-27 Matsushita Electric Works, Ltd. Portable motor powered device
JP3730869B2 (ja) * 2001-02-02 2006-01-05 三菱電機株式会社 回転電機
JP2004274821A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Koyo Seiko Co Ltd ブラシ付直流モータとその電機子コイルの製造方法
JP4781653B2 (ja) * 2004-10-21 2011-09-28 株式会社マキタ 電動工具
KR20060035358A (ko) 2004-10-22 2006-04-26 삼성전자주식회사 다수의 송수신 안테나를 구비하는 이동통신시스템의 고속데이터 통신 장치 및 방법

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002305861A (ja) * 2001-03-30 2002-10-18 Mitsuba Corp 回転電機のアーマチュアおよびその製造方法
JP2003079121A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Star Engineering Co Ltd 多極直列波巻回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
EP1717934A3 (en) 2007-12-05
JP2006311685A (ja) 2006-11-09
EP1717934B9 (en) 2015-11-18
US20060244334A1 (en) 2006-11-02
EP1717934A2 (en) 2006-11-02
EP1717934B1 (en) 2015-06-17
CN1855674B (zh) 2010-08-25
US7567007B2 (en) 2009-07-28
CN1855674A (zh) 2006-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4613091B2 (ja) モータおよびモータの製造方法
US8421282B2 (en) Power tool
US7388312B2 (en) Power tool
JP4638283B2 (ja) 多極モータ
JP4457113B2 (ja) 整流子ロータを有する電気機器
JP4886469B2 (ja) 直流モータのアーマチュア、直流モータ及び直流モータのアーマチュア巻線方法
US20080016673A1 (en) Motor armature having distributed windings for reducing arcing
JP6227171B2 (ja) 極数切替型回転電機および極数切替型回転電機の駆動方法
JP6091058B2 (ja) 電動モータ
US20090309451A1 (en) Electrical machine with single-tooth rotor winding
JP4395974B2 (ja) ブラシ付き直流モータ
JP5113442B2 (ja) 電動モータ、および電動モータのコイル巻装方法
JP5204841B2 (ja) 電動機用の巻成体及び電動機用の巻成体を製造する方法
JP2010017078A (ja) ワイパモータ
JP5553859B2 (ja) 多極モータ
JP2008099416A (ja) 電動モータ用アーマチュア、電動モータ及び電動モータ用アーマチュアの巻線方法
JP5225624B2 (ja) 電動モータ
JP4961197B2 (ja) 直流モータのアーマチュア及び直流モータ
JP3625202B2 (ja) 電機子及び電機子の製造方法
JP5931489B2 (ja) 直流モータの巻線巻装方法、及び直流モータ
JP2001268878A (ja) 直流モータ並びにその製造方法及びその駆動方法、並びにポンプ駆動用直流モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100922

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101018

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4613091

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250