JP4612072B2 - 内燃機関のコンロッド軸受 - Google Patents

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本発明は、クランク軸を支える主軸受の内周面に供給された潤滑油が、クランク軸の内部潤滑油路を経て、コンロッドとクランク軸を連結するクランクピンを回転自在に支承するコンロッド軸受の内周面に供給されるように構成された内燃機関のコンロッド軸受に係わり、該コンロッド軸受は一対の半円形軸受から成る。
内燃機関のクランク軸は、そのジャーナル部において、一対の半円形軸受から成る主軸受を介して内燃機関のシリンダブロック下部に支持される。主軸受に対しては、オイルポンプによって吐出された潤滑油が、シリンダブロック壁内に形成されたオイルギャラリーから主軸受の壁に形成された貫通口を通じて主軸受の内周面に沿って形成された潤滑油溝内に送り込まれる。また、ジャーナル部の直径方向に第1潤滑油路が貫通形成され、この第1潤滑油路の両端開口が前記潤滑油溝と連通し、さらにまた、ジャーナル部の直径方向第1潤滑油路から分岐してクランクアーム部を通る第2潤滑油路が形成され、この第2潤滑油路が、クランクピンの直径方向に貫通形成された第3潤滑油路に連通している。かくして、シリンダブロック壁内のオイルギャラリーから主軸受の壁に形成された貫通口を通じて主軸受の内周面に形成された潤滑油溝内に送り込まれた潤滑油は、第1潤滑油路、第2潤滑油路および第3潤滑油路を経て、第3潤滑油路の端部出口から、クランクピンとコンロッド軸受の摺動面間に供給される。
機関のシリンダブロックからクランク軸のジャーナル部を経てコンロッド軸受部に送られる潤滑油は、各部分の潤滑油路内に存在する異物を伴う可能性があり、この異物が潤滑油に付随してクランクピンとコンロッド軸受の摺動面間に送られると、コンロッド軸受の摺動面に損傷を与える危惧がある。クランクピンとコンロッド軸受の摺動面間に進入した異物は、摺動面部分から速やかに外部に排出する必要がある。
潤滑油に混入する異物対策として、一対の半円形軸受で構成される、クランク軸ジャーナル部を支承する主軸受のうち、シリンダブロック壁内のオイルギャラリーから直接潤滑油の供給を受ける貫通口を有する半円形軸受の内周面全長に亘って円周方向の潤滑油溝を設けて、潤滑油に付随する異物を排出することを企図した提案がある。この考え方をコンロッド軸受に適用すると、異物排出効果は得られず、コンロッド軸受の一方の半円形軸受の内周面全長に亘って形成した円周方向潤滑油溝内に異物が滞留するだけでなく、軸受摺動面全体に亘って異物が分散して軸受の損傷が起こりやすくなり、むしろ逆効果であることが試験によって確認された。
この理由として、一般に、コンロッド軸受を保持するハウジングは、機関運転時の変形が大きいため、運転時におけるクランクピンとコンロッド軸受間の間隙が、クランク軸ジャーナル部と主軸受との間の間隙に比して大きく、潤滑油溝内に保持された異物が軸受摺動面全体に広がり易く、主荷重部になる「半円形軸受の円周方向中央部」における摺動面部分にも異物が分布し、前記円周方向潤滑油溝を設けない従来タイプのコンロッド軸受を使用した場合よりも、軸受損傷が増すからである。このことは試験によって確認された。
特開平8−277831号公報 特開2005−69283号公報
本発明の目的は、内燃機関のシリンダブロックからクランク軸のジャーナル部を経てコンロッド軸受部に送られる潤滑油に付随する異物を速やかにコンロッド軸受部から排出することが可能なコンロッド軸受を提供することである。
前記目的に照らし、本発明により、以下の内燃機関用コンロッド軸受が提供される。
クランク軸を支える主軸受の内周面に供給された潤滑油が、クランク軸のジャーナル部からクランクピンの直径方向貫通孔に至る内部潤滑油路を経て、コンロッドとクランク軸を連結するクランクピンを回転自在に支承するコンロッド軸受の内周面に供給されるように構成された内燃機関のコンロッド軸受であって、
該コンロッド軸受が一対の半円形軸受から成り、その一方がコンロッド大端部ハウジングのロッド側に位置する上側半円形軸受であり、他方がコンロッド大端部ハウジングのキャップ側に位置する下側半円形軸受として構成され、上側の半円形軸受は、その半円形の円周方向中心部分がコンロッドの中心軸線と一致するように組立てられる形式の前記コンロッド軸受において、
少なくとも一方の前記半円形軸受の内周面に、対をなす相手側半円形軸受との2つの突き合せ端面のうちの少なくとも一方である、コンロッド軸受に対するクランクピンの相対回転方向前方側の突き合せ端面から円周方向中央部に向かって最大円周角45度の範囲内で形成された円周方向溝と、
前記一対の半円形軸受の突き合せ端面を互いに突き合わせて組立てた状態で、前記円周方向溝が形成された側の前記突き合せ端面に沿って、かつ、前記コンロッド軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺間の全長に亘って前記両半円形軸受の少なくとも一方の内周面に形成され、潤滑油流路として前記円周方向溝と連通する軸線方向溝とを有し、
前記円周方向溝の溝断面積が、前記内周面の円周方向中央側から前記突き合せ端面に向かって大きくなされている内燃機関のコンロッド軸受。
前記円周方向溝の好適サイズは、溝幅=1〜7mm、溝深さ=0.1〜0.5mmである。
また、前記軸線方向溝の好適サイズは、溝幅=2mm未満、溝深さ=0.1〜0.5mmである。
本発明の一実施形態では、前記円周方向溝が、コンロッド軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺間の中央位置に形成される。クランク軸の内部潤滑油路の一部であるクランクピン直径方向貫通孔の出口は、半円形軸受の前記両側辺間の中央位置に整合するのが普通であり、円周方向溝をクランクピン直径方向貫通孔の出口に整合させることによって、円周方向溝に対する潤滑油の流入が円滑に行なわれ、潤滑油に付随する異物も、円周方向溝内を円滑に流れて前記軸線方向溝側に誘導され易い。
本発明の別の実施形態では、前記円周方向溝の溝断面積が、前記内周面の円周方向中央側から前記突き合せ端面に向かって大きくなされる。この構成を採用すると、円周方向溝内の潤滑油の流速が、半円形軸受の円周方向中心部側から突き合せ端面側に向かって緩やかになり、潤滑油に付随する異物が円周方向溝から逸脱することなく溝内を流れる。
本発明の更に別の実施形態では、前記軸線方向溝との連通部における円周方向溝の溝断面積が、軸線方向溝の溝断面積よりも大きくなされる。この構成によって、軸線方向溝内の潤滑油流速が円周方向溝内のそれよりも大きくなり、軸線方向溝に到達した潤滑油に付随する異物が速やかに軸線方向溝の外部に排出される。ここで、軸線方向溝の溝断面積とは、一対の半円形軸受の突き合せ端面を互いに突き合わせて組立てた状態で、突き合せ端面を挟んで両側の半円形軸受に跨って、それらの内周部分を前記両側辺間の全長に亘って切除して形成した溝の内壁面と、この溝が形成されなかった場合の、両半円形軸受の仮想内周面とで画成される溝断面積部分(軸受の軸線に直角に交差する平面と平行な横断面の面積)を意味する。
本発明の更に別の実施形態では、前記軸線方向溝が、半円形軸受の突き合せ端面に隣接する軸受内周面に形成されたオイルリリーフおよびクラッシュリリーフを包含する。従来の半円形軸受においても、オイルリリーフおよびクラッシュリリーフを通じて軸線方向外方に向かって潤滑油および異物の排出が行なわれていたが、試験結果によると、大部分の異物がクラッシュリリーフ内に滞留することが判明した。本実施形態では、オイルリリーフおよび/またはクラッシュリリーフを包含する軸線方向溝を設けることによって、従来クラッシュリリーフ内に滞留しがちであった異物を円滑に軸受の外部に排出することができる。ここで、「軸線方向溝がオイルリリーフおよび/またはクラッシュリリーフを含む」とは、半円形軸受の開放側の両端部(対をなす相手側半円形軸受との突き合せ端部)の肉厚を軸受中央部分の肉厚よりも薄肉にしてオイルリリーフやクラッシュリリーフを形成するが、このオイルリリーフやクラッシュリリーフによる減肉量分を超えて軸線方向溝の深さサイズを設定することを意味する。
本発明の更に別の実施形態では、前記円周方向溝および前記軸線方向溝が、前記一対の半円形軸受の両方に、コンロッドの軸受中心線(すなわち、軸線)に対して線対称的に形成される。この構成によれば、機関作動中、クランクピンの回転に伴ってクランクピンの直径方向貫通孔がコンロッド軸受の円周方向溝と反復連通する回数が、単一円周方向溝の場合に比して増加し、潤滑油と共に円周方向溝および軸線方向溝内を流れる異物の外部への排出が効率よく行なわれる。クランクピンの直径方向貫通孔がコンロッド軸受の円周方向溝と連通する時に、前記直径方向貫通孔から供給される潤滑油によって円周方向溝内の異物が軸線方向溝に向かって円滑に圧送される。
本発明の更に別の実施形態に係る内燃機関のコンロッド軸受は、一方の前記半円形軸受の内周面に、対をなす相手側半円形軸受との2つの突き合せ端面の各々から円周方向中央部に向かって最大円周角45度の範囲内で形成された2つの円周方向溝と、前記一対の半円形軸受の突き合せ端面を互いに突き合わせて組立てた状態で、前記両突き合せ端面に沿って、かつ、前記コンロッド軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺間の全長に亘って前記両半円形軸受の少なくとも一方の内周面に形成され、潤滑油流路として前記両円周方向溝の各々と連通する2つの軸線方向溝とを有する。
本発明の更に別の実施形態に係る内燃機関のコンロッド軸受は、前記両半円形軸受の各々の内周面に、相手側半円形軸受との2つの突き合せ端面の各々から円周方向中央部に向かって最大円周角45度の範囲内で形成された2つの円周方向溝と、前記両半円形軸受の突き合せ端面を互いに突き合わせて組立てた状態で、前記両突き合せ端面に沿って、かつ、前記コンロッド軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺間の全長に亘って前記両半円形軸受の少なくとも一方の内周面に形成され、潤滑油流路として全ての前記円周方向溝の各々と連通する2つの軸線方向溝とを有する。
本発明によれば、少なくとも一方の前記半円形軸受の内周面に、対をなす相手側半円形軸受との2つの突き合せ端面のうちの少なくとも一方である、コンロッド軸受に対するクランクピンの相対回転方向前方側の突き合せ端面から円周方向中央部に向かって最大円周角45度の範囲内で円周方向溝が形成されており、機関作動時に、クランク軸のジャーナル部からクランクピンの直径方向貫通孔に至る内部潤滑油路を経由して送られる潤滑油が、前記直径方向貫通孔からクランクピンとコンロッド軸受との間に供給され、潤滑油に付随する異物と共に、クランクピンの回転方向である一対の半円形軸受の突き合せ端面側に向かって、円周方向溝内を円滑に流れる。この流れは、コンロッド軸受に対するクランクピンの回転方向と整合し、円周方向溝に沿う潤滑油に付随する異物の移動を円滑にする。
また、本発明のコンロッド軸受では、一対の半円形軸受の突き合せ端面を互いに突き合わせて組立てた状態で、前記円周方向溝が形成された側の前記突き合せ端面に沿って、かつ、軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺間の全長に亘って前記両半円形軸受の少なくとも一方の内周面に軸線方向溝が形成され、潤滑油流路として前記円周方向溝と連通する構成を採用したので、円周方向溝と軸線方向溝とがT字形に交差連通しており、円周方向溝内を流れる潤滑油が、対をなす相手側半円形軸受の摺動面部分に向かうことなく軸線方向溝内に方向を変えて流れ、コンロッド軸受の前記両側辺部分から外部に排出される。
よって、内燃機関のシリンダブロックからクランク軸のジャーナル部を経てコンロッド軸受部に送られる潤滑油に付随する異物を速やかにコンロッド軸受部から排出して軸受の損傷を防ぐという本発明の目的を達成することができる。
以下、添付図面を見ながら本発明の実施例について説明する。
図1は、内燃機関のクランク軸を、ジャーナル部およびクランクピン部でそれぞれ截断した模式図であり、ジャーナル10、クランクピン12およびコンロッド14を示す。これら三部材の紙面奥行き方向での位置関係は、ジャーナル10が紙面の最も奥側にあり、手前側にクランクピン12があって、クランクピン12が、他端にピストンを担持するコンロッド14の大端部ハウジング16で包囲されている。
ジャーナル10は、一対の半円形軸受18A、18Bを介して、内燃機関のシリンダブロック下部に支持されている。図面で上側に位置する半円形軸受18Aは、その内周面全長に亘って潤滑油溝18aが形成されている。
また、ジャーナル10は、その直径方向貫通孔10aを有し、ジャーナル10が矢印X方向に回転すると、貫通孔10aの両端開口が交互に潤滑油溝18aに連通する。
さらに、ジャーナル10、図示されないクランクアーム、および、クランクピン12を貫通して潤滑油路20が、クランク軸内部に形成されている。
クランクピン12は、一対の半円形軸受24、26を介して、コンロッド14の大端部ハウジング16(これは、コンロッド側大端部ハウジング16Aとキャップ側大端部ハウジング16Bから成る)に保持されている。半円形軸受24、26は、それらの突き合せ端面を互いに突き合わせて組立てて円筒形のコンロッド軸受22になされている。図2〜図4に、コンロッド軸受22を構成する半円形軸受24、26の詳細を示す。半円形軸受24は、その円周方向端面24A、24Bのうちの一方の端面24Aから円周方向中央部に向かって円周角45度以内の円周方向長に相当する円周方向溝24Cが形成されている。また、円周方向溝24Cは、半円形軸受24の軸線方向長さ(軸線方向両側辺24a、24b間の長さ)の中央部に位置する。また、半円形軸受24の端面24Aの内周面側の一部を、軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺24a、24b間の全長に亘って欠截して成る傾斜面24Dが形成されている。この傾斜面24Dは、相手側の半円形軸受26に形成された同様な傾斜面26Dと協働して、横断面概略三角形状の軸線方向溝24Eを画成する。
図1は、好適例として、円周方向両端面24A、26Aに傾斜面を設けているが、必ずしもこの例に限定されるわけではなく、両半円形軸受のうちの少なくとも一方にのみ、傾斜面を設けてもよい。
図2において、半円形軸受24の円周方向溝24Cは、クランクピン12の回転方向(矢印Z)前方に位置する端面24A側に形成されている。
また、傾斜面26Dが形成されているのは、半円形軸受26の円周方向端面26A、26Bのうちの一方の端面26A側である。
半円形軸受24、26の他方の円周方向端面24B、26B側には、必ずしも、円周方向溝および軸線方向溝を設ける必要はないが、図2〜図4は、好適例として、円周方向端面24B、26B側にも、円周方向溝および軸線方向溝を設けた例を示している。この円周方向溝と軸線方向溝は、円周方向端面24A、26A側の円周方向溝24C、軸線方向溝24Eに対して、コンロッド軸受の軸受中心線(すなわち、軸線)を中心として線対称的に円周方向端面26B、24B側に形成され、円周方向溝26F、および、傾斜面26G、24Gで画成される軸線方向溝26Hになされている。円周方向溝26Fも、円周方向溝24Cと同様に、半円形軸受26に対する、クランクピン12の回転方向前方に位置する端面26B側に形成されている。
次に、本実施例に係る構成部材の一例としての寸法関係を、以下に示す。
(1)クランクピン12を横断貫通する潤滑油路20の孔径:Ф5〜7mm。
(2)円周方向溝24C、26Fの幅:1〜7mm。
(3)円周方向溝24C、26Fの深さ:0.1〜0.5mm(このサイズは、異物サイズを考慮したものである)。半円形軸受では、一般に、開放側の両端部(対をなす相手側半円形軸受との突き合せ端部)の肉厚を円周方向中央部分の肉厚よりも薄肉であって、しかも端部に向かって次第に薄肉になるようなオイルリリーフや、両方の突き合せ端部の肉厚を局部的に薄肉となるようなクラッシュリリーフを形成するが、この場合、円周方向溝24C、26Fの深さは、オイルリリーフやクラッシュリリーフによる、円周方向中央部の肉厚を基準とする減肉量分を超えて大きくしてもよい。
(4)円周方向溝24C、26Fの長さ:半円形軸受の円周方向端面のうちの一方の端面から円周方向中央部に向かって円周角45度以内の円周方向長に相当する。この角度は、半円形軸受22の円周方向中央部が荷重負荷の最も大きい箇所であることを考慮し、これを避けるように定めた。
(5)軸線方向溝24E、26Hの溝幅(L1):2mm未満。
(6)軸線方向溝24E、26Hの溝深さ(L2):0.1〜0.5mm。
(7)クラッシュリリーフ:円周方向端面24A、24B、26A、26Bの軸受内周面側の縁部分のクラッシュリリーフ寸法は、軸受の突き合せ端面から円周方向中央側に向かって延在する円周方向長さ3mm〜15mm、円周方向中央部の肉厚を基準とする減肉量0.01〜0.05mmである。
本実施例のコンロッド軸受は、以上のように構成されており、以下、その機能について説明する。
機関作動中、シリンダブロックに設けたオイルギャラリーから、ジャーナル10を支承する主軸受を構成する一対の半円形軸受18A、18Bのうち、内周面に潤滑油溝18aが形成された半円形軸受18Aの壁を貫通して形成された開口を通じて、潤滑油溝18a内に潤滑油が供給される。回転するジャーナル10に形成された直径方向貫通孔10aの両端開口が潤滑油溝18aと間欠的に連通するが、その連通時に貫通孔10a内に潤滑油圧が作用し、更には貫通孔10aに連通する潤滑油路20にも潤滑油供給圧力が作用し、クランクピン12の外周面に存在する潤滑油路20の出口(開口)から、クランクピン12とコンロッド軸受22の間の摺動面部に潤滑油が供給される。しかしながら、クランクピン12の回転に応じて、潤滑油路20の出口(開口)が間欠的に円周方向溝24C、26Fに連通する時、それら円周方向溝24C、26F内に多量の潤滑油が流入し、潤滑油に付随する異物28、および円周方向溝24C、26F内に既に存在していた異物28が円周方向溝に沿って押し流される。この流れは、円周方向溝24C、26Fに連通する軸線方向溝24E、26Hの存在によって保証される。円周方向溝24C、26Fを流れて、軸線方向溝24E、26Hに達した異物28は、相手側半円形軸受に円周方向溝が存在しないため、相手側半円形軸受の摺動面部には流入し難く、もっぱら軸線方向溝24E、26Hに流入して、軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺部から軸受外部に排出される。
また、円周方向溝24C、26Fが、クランクピン12の回転順方向側にある、半円形軸受24、26の円周方向端面側に存在するため、円周方向溝24C、26F内にある異物28の排出を促進する傾向になる。
この場合、円周方向溝24C、26Fの溝断面積を、内周面の円周方向中央側から突き合せ端面に向かって大きくした構成を採用すると、円周方向溝24C、26F内を流れる潤滑油および異物28の流れが突き合せ端面に向かって緩やかになり、円周方向溝内の異物28が潤滑油の流れに付随して確実に軸線方向溝側に押し流される。また、軸線方向溝に接近した際の潤滑油および異物28の流速が緩やかであるため、慣性力によって、軸線方向溝を乗り越えて相手側半円形軸受側まで潤滑油と異物が進入するような現象を避けることができる。
また、円周方向溝24C、26Fの溝断面積を、軸線方向溝24E、26Hの溝断面積よりも大きくした構成を採用すると、円周方向溝24C、26F内を相対的に緩やかに
ながれてきた潤滑油および異物の流速が軸線方向溝24E、26H内で増大して、軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺部から軸受外部に速やかに排出される。
実施例1では、クランクピン12の回転方向である矢印Z側に位置する端面24A側のみに円周方向溝24Cが形成された半円形軸受24と、クランクピン12の回転方向である矢印Z側に位置する端面26B側のみに円周方向溝26Fが形成された半円形軸受26とを組み合わせたコンロッド軸受22について紹介したが、図7に示す実施例2(変形例)は、実施例1の場合に比して多少効果は劣るものの、実用上満足できる異物排出効果を得ることができる。実施例2では、上側(すなわち、コンロッド側大端部ハウジング側)に位置する半円形軸受30と、下側(すなわち、キャップ側大端部ハウジング側)に位置する半円形軸受32とで形成したコンロッド軸受を用いている。ここで、半円形軸受30、32は、いずれも、円周方向両端部の内面に、実施例1における円周方向溝24C、26Fと同様な形状の円周方向溝30A、30B、32A、32B、および、実施例1における軸線方向溝24E、26Hと同様な形状の軸線方向溝(図示しない)を有する。本実施例のコンロッド軸受は、クランクピン12の回転順方向(矢印Z方向)側の軸線方向溝に異物を押し流すための円周方向溝30A、32Bのみならず、クランクピン12の反回転方向側の円周方向溝30B、32Aをも有するので、半円形状軸受をコンロッドに組み付ける際に、クランクピン12の反回転方向側の端面のみに円周方向溝が位置した状態で組み付けられるというような誤りを防ぐことができる。
図8に示す実施例3(変形例)では、上側(すなわち、コンロッド側大端部ハウジング側)に位置する半円形軸受34と、下側(すなわち、キャップ側大端部ハウジング側)に位置する半円形軸受36とで形成したコンロッド軸受を用いている。半円形軸受34は、円周方向溝が形成されていない内周面を有する。半円形軸受36は、円周方向両端部の内面に、実施例1における円周方向溝24C、26Fと同様な形状の円周方向溝36A、36B、および、実施例1における軸線方向溝24E、26Hと同様な形状の軸線方向溝(図示しない)を有する。図8に示す実施例3は、実施例1の場合に比して多少効果は劣るものの、実用上満足できる異物排出効果を得ることができる。本実施例のコンロッド軸受は、クランクピン12の回転順方向(矢印Z方向)側の軸線方向溝に異物を押し流すための円周方向溝36Bのみならず、クランクピン12の反回転方向側の円周方向溝36Aをも有するので、半円形状軸受をコンロッドに組み付ける際に、クランクピン12の反回転方向側の端面のみに円周方向溝が位置した状態で組み付けられるというような誤りを防ぐことができる。また、上側(すなわち、コンロッド側大端部ハウジング側)に位置する半円形軸受を円周方向溝付きの半円形軸受36とし、下側(すなわち、キャップ側大端部ハウジング側)に位置する半円形軸受を円周方向全長に沿う公知の潤滑油溝が形成されていない半円形軸受34としてもよい。
異物排出性確認試験
実施例1〜3のコンロッド軸受、および、円周方向溝および軸線方向溝を有しない在来型のコンロッド軸受、および、比較例1〜3のコンロッド軸受について、異物排出性確認試験を行なった。比較例1は在来型のコンロッド軸受に実施例と同様な形状の軸線方向溝のみを有するようにしたコンロッド軸受、比較例2は実施例2と同様な形状の円周方向溝を有するが軸線方向溝を有しないコンロッド軸受、比較例3は内周面の全周方向長に亘って深さおよび幅が一定の円周方向溝を有するが軸線方向溝を有しないコンロッド軸受であった。試験対象および試験条件は以下のとおりである。
Figure 0004612072
表1に示した種類のコンロッド軸受を用いて駆動回転軸(表2参照)を支承し、強制潤滑状態で回転軸を回転させた。回転軸は、クランクピンを模したものであり、クランクピンの中心油孔から半径方向に分岐した潤滑油路を通じて試験軸受の内周面に向けて潤滑油を強制的に供給した。その際、試験開始前に、クランクピンの外周面における潤滑油路の吐出口(開口)に臨む潤滑油路内壁に微細粒子から成る異物(1mg)をグリースに混ぜて付着させておいた。異物粒子は、鉄系材料であり、長径=0.17〜0.2mm、厚さ=0.05〜0.1mmであった。試験条件を表2に示す。試験対象であるコンロッド軸受は、各種別毎に3試験品(N=3)を用意して、試験を行なった。
Figure 0004612072
試験結果
各1時間の回転試験後、上下一対から成る円筒形軸受の内周面に付着、埋収して残留していた異物粒子の個数を数えた。異物粒子の残留個数は、少ないほどよく、より多くの異物粒子が潤滑油と共に軸受から排出されたことを示す。試験の結果、残留個数の平均値が、在来型=約280、実施例1=約140、実施例2=約175、実施例3=約160、比較例1=約260、比較例2=約290、比較例3=320であった。ここで、在来型=約260を基準値(100)として、前記平均個数の減少率を見ると、比較例1=マイナス7%、比較例2=プラス4%、比較例3=プラス14%、実施例1=マイナス46%、実施例3=マイナス38%、実施例2=マイナス32%である。この結果から、図1〜図6に示す実施例1の異物排出性が最もよく、図8に示す実施例3の異物排出性が次によく、図7に示す実施例2の異物排出性が3番目の成績であった。いずれの例も、在来型に比して、30%以上の良好な異物排出効果が得られることを確認した。
内燃機関のクランク軸を、ジャーナル部およびクランクピン部でそれぞれ截断した模式図。 回転するクランクピンとコンロッド軸受の関係を示す横断面図。 図2に示すコンロッド軸受の上側半円形軸受の内周面を示す図。 図2に示すコンロッド軸受の下側半円形軸受の内周面を示す図。 図2の矢印Yで指示した箇所の拡大図。 図5に示した上下の半円形軸受の寸法関係等を説明するための図。 本発明の実施例2に係るコンロッド軸受の側面図。 本発明の実施例3に係るコンロッド軸受の側面図。
符号の説明
10 ジャーナル
10a ジャーナルの直径方向貫通孔
12 クランクピン
14 コンロッド
16 大端部ハウジング
16A コンロッド側大端部ハウジング
16B キャップ側大端部ハウジング
18A 半円形軸受
18B 半円形軸受
18a 潤滑油溝
20 潤滑油路
22 コンロッド軸受
24 半円形軸受
24A 円周方向端面
24B 円周方向端面
24C 円周方向溝
24D 傾斜面
24E 軸線方向溝
24G 傾斜面
24a 軸線方向側辺
24b 軸線方向側辺
26 半円形軸受
26A 円周方向端面
26B 円周方向端面
26D 傾斜面
26F 円周方向溝
26G 傾斜面
26H 軸線方向溝
28 異物
30 半円形軸受
30A、30B 円周方向溝
32 半円形軸受
32A、32B 円周方向溝
34 半円形軸受
36 半円形軸受
36A、36B 円周方向溝

Claims (7)

  1. クランク軸を支える主軸受の内周面に供給された潤滑油が、クランク軸の内部潤滑油路を経て、コンロッドとクランク軸を連結するクランクピンを回転自在に支承するコンロッド軸受の内周面に供給されるように構成された内燃機関のコンロッド軸受であって、
    前記コンロッド軸受が一対の半円形軸受から成り、その一方がコンロッド大端部ハウジングのコンロッド側に位置する上側半円形軸受であり、他方がコンロッド大端部ハウジングのキャップ側に位置する下側半円形軸受として構成され、上側の半円形軸受は、その半円形の円周方向中心部分がコンロッドの中心軸線と一致するように組立てられる形式の前記コンロッド軸受において、
    少なくとも一方の前記半円形軸受の内周面に、対をなす相手側半円形軸受との2つの突き合せ端面のうちの少なくとも一方である、前記コンロッド軸受に対するクランクピンの相対回転方向前方側の突き合せ端面から円周方向中央部に向かって最大円周角45度の範囲内で形成された円周方向溝と、
    前記一対の半円形軸受の突き合せ端面を互いに突き合わせて組立てた状態で、前記円周方向溝が形成された側の前記突き合せ端面に沿って、かつ、前記コンロッド軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺間の全長に亘って前記両半円形軸受の少なくとも一方の内周面に沿って形成され、潤滑油流路として前記円周方向溝と連通する軸線方向溝とを有し、
    前記円周方向溝と前記軸線方向溝との連通部における前記コンロッド軸受の周方向から見た前記円周方向溝の溝断面積が、前記コンロッド軸受の軸線方向から見た前記軸線方向溝の溝断面積よりも大きくなっており、
    前記円周方向溝の溝断面積が、前記内周面の円周方向中央側から前記突き合せ端面に向かって大きくなされている内燃機関のコンロッド軸受。
  2. 前記円周方向溝が、前記コンロッド軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺間の中央位置に形成されている請求項1に記載された内燃機関のコンロッド軸受。
  3. 前記円周方向溝の溝幅が1〜7mm、溝深さが0.1〜0.5mmである請求項1または請求項2に記載された内燃機関のコンロッド軸受。
  4. 前記軸線方向溝の溝幅が2mm未満、溝深さが0.1〜0.5mmである請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載された内燃機関のコンロッド軸受。
  5. 前記軸線方向溝が、前記半円形軸受の突き合せ端面に隣接する軸受内周面に形成されたオイルリリーフおよび/またはクラッシュリリーフを包含することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された内燃機関のコンロッド軸受。
  6. 前記円周方向溝および前記軸線方向溝が、前記一対の半円形軸受の両方に、前記コンロッド軸受の軸線を中心として線対称的に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載された内燃機関のコンロッド軸受。
  7. クランク軸を支える主軸受の内周面に供給された潤滑油が、クランク軸の内部潤滑油路を経て、コンロッドとクランク軸を連結するクランクピンを回転自在に支承するコンロッド軸受の内周面に供給されるように構成された内燃機関のコンロッド軸受であって、
    前記コンロッド軸受が一対の半円形軸受から成り、その一方がコンロッド大端部ハウジングのコンロッド側に位置する上側半円形軸受であり、他方がコンロッド大端部ハウジングのキャップ側に位置する下側半円形軸受として構成され、上側の半円形軸受は、その半円形の円周方向中心部分がコンロッドの中心軸線と一致するように組立てられる形式の前記コンロッド軸受において、
    少なくとも一方の前記半円形軸受の内周面に、対をなす相手側半円形軸受との2つの突き合せ端面のうちの一方である、前記コンロッド軸受に対するクランクピンの相対回転方向前方側の突き合せ端面から円周方向中央部に向かって最大円周角45度の範囲内で形成された円周方向溝と、
    前記一対の半円形軸受の突き合せ端面を互いに突き合わせて組立てた状態で、前記円周方向溝が形成された側の前記突き合せ端面に沿って、かつ、前記コンロッド軸受の軸線と直角に交差する平面と平行な両側辺間の全長に亘って前記両半円形軸受の少なくとも一方の内周面に沿って形成され、潤滑油流路として前記円周方向溝と連通する軸線方向溝とを有し、
    前記円周方向溝と前記軸線方向溝との連通部における前記コンロッド軸受の周方向から見た前記円周方向溝の溝断面積が、前記コンロッド軸受の軸線方向から見た前記軸線方向溝の溝断面積よりも大きくなっており、
    前記円周方向溝の溝断面積が、前記内周面の円周方向中央側から前記突き合せ端面に向かって大きくなされている内燃機関のコンロッド軸受。
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