JP4612021B2 - ガス栓の防水構造 - Google Patents
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Description
前記筒部の外周面には、開放端側が基端部側よりも小径となるような複数の段部が形成され、
これら段部の各外周端を繋ぐ稜線からなるテーパ面のテーパ度合いは、前記防水キャップの内周テーパ面のテーパ度合いに略一致させていると共に、前記防水キャップの前記一端開放部の内径は、前記筒部の前記開放端の外径よりも小径に設定されてあり、
前記防水キャップは、前記係止部よりも基端部側に形成されている段部を含む全ての段部を被覆できる高さに構成されている』ことである。
筒部の外周面には、前記係止部よりも筒部の基端部側から開放端近傍に至る範囲に、複数の段部が設けられてあり、前記開放端に向かって小径となるテーパ状の稜線を構成している。これに外嵌させる防水キャップは、弾性を有する薄肉樹脂材料によって、前記段部で構成されている前記稜線のテーパ度合いに略一致するテーパ度合いの内周テーパ面を具備するテーパ筒状に構成されている。又、防水キャップの小径側の一端開放部の内径は前記筒部の前記開放端の外径よりも小径に設定されているから、防水キャップの一端開放部を筒部の開放端に強制的に被覆させようとすると、防水キャップは弾性的に半径方向に拡径させられる。半径方向に拡径させた状態で筒部に外嵌させられた防水キャップは、その弾性復帰力によって、内周テーパ面が各段部に食い込む態様で前記筒部の外周面に密着状態に外嵌する。切欠や貫通孔等の係止部が貫通している筒部の場合、これら係止部より基端部側にも段部が設けられていると共に、この基端部側の段部にも防水キャップが密着する態様となるから、万一、防水キャップの大径端部側(筒部の基端部側)から防水キャップと筒部との間に水滴等が浸入して来ても、前記水滴は、前記基端部側の段部への防水キャップの密着部で堰き止められ、前記切欠や貫通孔に到達することはない。
又、防水キャップは、操作つまみの押し回し操作に無関係である上に、操作つまみとガス栓本体の筒部との間は気密状態にシールされていないので、ガス栓本体内における外部との通気性は確保されている。
前記ドライブシャフトは、前記操作つまみと前記せんとの間に位置し且つそれぞれに対して相対回動阻止状態に取り付けられると共に、前記ドライブシャフトと前記操作つまみとの間には、前記防水キャップに外嵌するスカート部を具備し、弾性を有する薄肉樹脂製のカバーキャップが水密状態に介在され、
前記スカート部の内周面と前記防水キャップの外周面とは、全周に渡って接触状態を保っている』もので、ドライブシャフトは、一般に、操作つまみの頂面から挿入されるネジによって、操作つまみにネジ止めされるもので、前記ドライブシャフトの回動範囲を規制するためのピンとによって回動規制部材を構成する。尚、ピンの両端部は前記係止部に差し込まれて固定されている。このものでは、操作つまみとドライブシャフトの間にカバーキャップを水密状態に介在させているから、操作つまみに設けられた前記ネジを挿通させる挿通孔からの水滴のガス栓本体内部への浸入を防止することができる。
又、カバーキャップ及び防水キャップは、請求項6に係る発明のもののように、『ポリプロピレン製』のものが採用可能である。
図1は、本願発明の第1番目の実施の形態におけるガス栓の組立完成状態での断面図であり、図2はその要部拡大断面図である。
上記ドライブシャフト(20)とピン(21)とが回動規制部材として機能する。
操作軸部(29)は、その長辺がせん(2)の挿通孔(22)と平行に位置するように設けられており、操作軸部(29)の基端部を囲むように、コイルバネ(33)を受けるための環状溝部(34)が形成されている。
尚、筒部(10)の内周面には、図2に示すように、グリス(17)が塗布されていると共に、ピン(21)の両端が差し込まれた状態にある貫通孔(11)(11)の外側開放端には、硬化型接着剤やパテ等の充填部材(18)が充填される。
段部(10b)は、貫通孔(11)の外側端縁の上端部に設けられており、段部(10d)は外側端縁の下端部に設けられている。
防水キャップ(5)は、上端が下端よりも小径なテーパ筒状に構成されてあり、上端周縁(52)からは、筒部(10)の環状頂面(16)を覆う環状フランジ片(50)が内方に向かって張り出している。前記環状フランジ片(50)で囲まれる円形窓部(51)内に、操作つまみ(3)の下面中央部分(35)が位置しており、操作つまみ(3)の押し回し操作の際に、前記下面中央部分(35)が円形窓部(51)を挿通するように設定されている。
この実施の形態のガス栓では、防水キャップ(5)の上からさらにカバーキャップ(55)を被嵌させてある。
上記発明のガス栓を組み付けるには、ガス栓本体(1)のせん収容部(12)にせん(2)を収容し、環状溝部(34)内にコイルバネ(33)を配設する。そして、筒部(10)内にグリス(17)を塗布した後、コイルバネ(33)の上端部が、ドライブシャフト(20)の下面の環状溝部に収容され且つ、せん(2)の操作軸部(29)が嵌合孔(28)に嵌り込むように、ドライブシャフト(20)を筒部(10)内に収容する。
この実施の形態のものでは、ガス栓本体(1)の筒部(10)の対向位置に、上記貫通孔(11)に代えて、上方に開放する切欠(19)(19)が設けられている。
前記切欠(19)(19)には、ストッパ(45)の耳部(49)(49)が係止され、ストッパ(45)を抜け止め状態に固定するために、C型係止リング(46)が、筒部(10)の内周面に設けた環状凹部(146)に嵌め込まれ固定される。
回動規制部材(200)を筒部(10)内に収容した状態にて、E型リング(47)の上面に、環状頂面部(53)が載置されるように、弾性を有する薄肉樹脂製のシートからなる防水キャップ(54)を筒部(10)に外嵌させる。
この実施の形態のガス栓の操作つまみ(3)も、押し回し式のものが採用されており、操作つまみ(3)を下方へ押すと、E型リング(47)付きのドライブシャフト(44)が、E型リング(47)が筒部(10)内に固定されているC型係止リング(46)に当接するまで降下する。
操作つまみ(3)の押し回し操作時には、E型リング(47)付きのドライブシャフト(44)のみが、防水キャップ(54)とは無関係に降下し回動するから、防水キャップ(54)は筒部(10)の外周面に水密状態に装着された状態のままで、昇降・回動することはない。よって、防水キャップ(54)の装着姿勢が不用意にずれることはなく、切欠(19)(19)から水滴等がガス栓本体(1)内に浸入する不都合はない。
(10)・・・・・・・・筒部
(10a)〜(10e)・・・・段部
(11)・・・・・・・・貫通孔(係止部)
(12)・・・・・・・・せん収容部
(13)・・・・・・・・ガス流路
(14)・・・・・・・・基端部
(15)・・・・・・・・開放端
(2) ・・・・・・・・せん
(20)・・・・・・・・ドライブシャフト(回動規制部材)
(21)・・・・・・・・ピン(回動規制部材)
(5) ・・・・・・・・防水キャップ
Claims (6)
- ガス流路を開閉するせんが収容されるせん収容部の開放端に、前記せんを回動操作する操作つまみを被嵌させる筒部が連設されてあり、前記筒部には、前記操作つまみの回動範囲を規制する回動規制部材を前記筒部に対して回り止め状態に係止させるための係止部が貫通していると共に、弾性を有する薄肉樹脂製の防水キャップが水密状態に外嵌されているガス栓において、
前記防水キャップは、一端開放部が他端開放部よりも小径なテーパ筒状に構成され、
前記筒部の外周面には、開放端側が基端部側よりも小径となるような複数の段部が形成され、
これら段部の各外周端を繋ぐ稜線からなるテーパ面のテーパ度合いは、前記防水キャップの内周テーパ面のテーパ度合いに略一致させていると共に、前記防水キャップの前記一端開放部の内径は、前記筒部の前記開放端の外径よりも小径に設定されてあり、
前記防水キャップは、前記係止部よりも基端部側に形成されている段部を含む全ての段部を被覆できる高さに構成されていることを特徴とするガス栓の防水構造。 - 請求項1に記載のガス栓の防水構造において、前記係止部は貫通孔とし、前記段部は、前記貫通孔の外側開放端のうち、前記筒部の前記開放端側の端縁近傍と基端部側の端縁近傍とに設けられていることを特徴とするガス栓の防水構造。
- 請求項1又は請求項2に記載のガス栓の防水構造において、前記回動規制部材を係止させた状態の前記係止部に、前記筒部の外周面側から、充填部材を、前記稜線よりも外側へはみ出さないように充填したことを特徴とするガス栓の防水構造。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載のガス栓の防水構造において、前記筒部の内周面にグリスが塗布されていることを特徴とするガス栓の防水構造。
- 請求項1から請求項4のいずれかに記載のガス栓の防水構造において、前記回動規制部材の一部として、ドライブシャフトが前記筒部内に配置され、
前記ドライブシャフトは、前記操作つまみと前記せんとの間に位置し且つそれぞれに対して相対回動阻止状態に取り付けられると共に、前記ドライブシャフトと前記操作つまみとの間には、前記防水キャップに外嵌するスカート部を具備し、弾性を有する薄肉樹脂製のカバーキャップが水密状態に介在され、
前記スカート部の内周面と前記防水キャップの外周面とは、全周に渡って接触状態を保っていることを特徴とするガス栓の防水構造。 - 請求項5に記載のガス栓の防水構造において、前記防水キャップ及び前記カバーキャップはポリプロピレン製とすることを特徴とするガス栓の防水構造。
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