JP4611383B2 - 無線基地局システムにおける無線信号のパケット伝送方式 - Google Patents

無線基地局システムにおける無線信号のパケット伝送方式 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおける基地局技術に関し、より具体的には無線基地局システムにおける信号伝送方式及びシステムに関する。
1.遠隔無線周波数ユニットによる集中基地局技術
図1Aに示されるように、移動通信システムにおいては、無線アクセスネットワークは一般に基地局(BTS)及びこれらの基地局を制御する為の基地局コントローラ(BSC)又は無線ネットワークコントローラ(RNC)から構成されている。図1Bに示されるように、1つの基地局は主にベースバンド処理サブシステム、無線周波数(RF)サブシステム、アンテナ等から構成されており、無線信号の送受信及び処理を実施するものである。基地局は複数のアンテナを介して異なるセルをカバーしている場合がある。
この移動通信システムには、例えば高層ビルの屋内カバレージ、カバレージホール、又はシャドウゾーンのカバレージといった、従来のBTS技術では解決が困難な無線ネットワークカバレージ問題がある。遠隔無線周波数ユニットによる技術は、上述の問題を解決する為に提案されたものであり、より効果的な解決策である。遠隔無線周波数ユニットによる基地局システムにおいては、カバレージを要する領域内にメイン無線周波数ユニット及びアンテナが設置され、広帯域伝送線を通じてその基地局の他のユニットと接続される。
この技術は、更に、遠隔無線周波数ユニットによる集中基地局技術に発展させることが出来る。従来の基地局と比較した場合、遠隔無線周波数ユニットによる集中基地局には以下の多数の利点がある。すなわち、従来基地局に基づく1つのマクロセルを複数のマイクロセルへと置き換えることが可能であり、これにより異なる無線環境に最適に対応し、システムの容量やカバレージ等の無線性能を増強することが出来る。中央集中化された構造によって、従来の基地局において、より穏やかな切り替わりによるソフトハンドオフの実施ができ、これにより更なる処理利得を得ることが出来る。中央集中化された構造により更に、高価なベースバンド信号処理リソースを複数セルにより共有するリソースプールとして利用することができるので、統計多重化及びシステムコストの削減という利益を得ることが出来る。特許文献1、特許文献2等に、この技術に関連する実施詳細が記載されている。
図2に示されるように、遠隔無線周波数ユニットによる集中基地局システム10は、中央に設置された中央チャネル処理メインユニット(MU)11及び遠隔無線周波数ユニット(RRU)13から構成されており、これらが広帯域伝送リンク、即ちネットワーク12を介して接続されている。中央チャネル処理メインユニット11内のBSC/RNCインターフェースユニット14は、BTS及びBSC/RNCインターフェースのユーザプレーン及びシグナリングプレーン処理を実施するという役割を持つ。中央チャネル処理メインユニット11は更にチャネル処理リソースプール15、信号ルーティング分配ユニット16等をも備えており、チャネル処理リソースプール15は複数のチャネル処理ユニット1〜Nを束にして構成されたものであり、ベースバンド信号処理のようなタスクを実施する。信号分配ユニット16は異なるセルのトラヒックに応じて動的にチャネル処理リソースを割り当てることにより、複数セル間において処理リソースの効果的な共有を実現するものである。信号ルーティング分配ユニット16は、図2に示したMU内部への実装の他に、MU外部に別個のデバイスとして実現してもよい。遠隔アンテナ素子は主に、伝送チャネルの無線周波電力増幅器、受信チャネルの低ノイズ増幅器、デュプレクサ及びアンテナ等の機能ユニットにより構成される。中央チャネル処理サブシステム及び遠隔アンテナ素子間のリンクには、光ファイバ、同軸ケーブル、マイクロ波等のような伝送媒体を採用することが出来る。信号伝送は、サンプリング後のデジタル信号、又は変調後のアナログ信号という形式で実施することが出来る。信号はベースバンド信号、中間周波信号又は無線周波信号であってよい。
遠隔無線周波数ユニットによる上記二種類の基地局システムにおいては、RRU及びMU間において無線信号伝送を実現することが重要となる。通常、アナログ中間周波信号ソリューション、又はアナログ無線周波信号ソリューションが利用される。アナログ信号伝送を採用する方が簡単ではあるが、アナログ線は確実にノイズ等の干渉要素を取り込んでしまい、伝送中における信号変調も非線形ひずみを取り込んでしまう。更に、アナログ伝送は伝送線利用率を低下させ、大容量多重化技術アプリケーションにとっては不都合なものである。従ってアナログ伝送ソリューションで大規模ネットワークを構成することは困難である。
その為に、特許文献3、特許文献4等は、デジタル信号伝送を用いたソリューションを提案している。要求される伝送帯域幅を可能な限り小さくする為には、デジタルベースバンド信号伝送ソリューションを通常採用する。特許文献3のみが、光ファイバを用いることによりRRU及びメイン基地局間においてデジタルI/Q(同相/直角位相)ベースバンド信号を伝送するという単純な方法を開示しており、これは即ち、デジタルI/Qベースバンド信号が、伝送側においてパラレル・シリアル変換を経てシリアルデータストリームとなり、光送信器を通じて受信側へと送信され、そして受信側において受信後にシリアル・パラレル変換を経ることによりデジタルI/Qベースバンド信号へと回復されるというものである。特許文献4では、イーサネットMAC(メディアアクセス制御)フレームを利用せずに、特別に定義された連続ビットストリームフォーマットを持つ伝送技術を利用して物理層上でイーサネットを使う技術を提案されている。現在、CPRI(Common Public Radio Interface)という協力団体も、RRU及びメイン基地局間におけるデジタルベースバンド伝送の標準化に向けて活動しており、この団体の技術規格はウェブサイト(http://cpri.info/spec.html)からダウンロードすることが出来る。この規格は特許文献4等に類似した技術を採用しており、物理インターフェースがギガイーサネット又は10GBイーサネット標準規格を、そして上位層が自己定義された連続ビットストリームフォーマットを採用しているものであるが、しかしCPRIはポイントツーポイントリンクしかサポートしていない。上記既存技術はトランスポート層技術において高度な伝送技術を利用することなく専用プロトコル規格を採用したものであることから、実際のシステム中で多くの潜在的な技術問題を検証しなければならず、技術開発及び製品開発サイクルが長くなり、ネットワーク構築コストが高くなってしまう。このことは大規模ネットワークのアプリケーションにとっては欠点であり、またオペレータの既存投資を守る上でも欠点となる。
2.無線基地局システムにおける負荷分散技術
中国特許庁に2004年3月4日に出願された「無線基地局における負荷分散方式およびシステム(“Load−sharing method and system in a wireless base station”)」という名称の特許出願においては、同発明者が無線基地局間において負荷分散をチャネル処理する方法を提案しており、ここでは基地局が広帯域リンクで接続されて分散型無線基地局システムが構築され、一基地局が取り扱うセルのトラヒック量が過多となった場合、又は一部又は全てのチャネル処理ユニットが不具合を生じた場合、基地局間の広帯域リンクを介してその基地局が取り扱う一部又は全てのセルに対応する無線信号を、それに接続する1つ以上の他の遠隔側基地局へとルーティングする、即ち切り替えること、そしてその基地局の処理負荷の一部又は全てを他の遠隔側基地局に分散させることが可能であり、これにより不適切なリソースによる基地局システム全体の呼損を低減し、リソース利用率と基地局システム全体の信頼性を高めるというものである。
無線信号を基地局間で伝送する為の広帯域リンクは、上述した遠隔無線周波数ユニットによる基地局システムにおけるRRU及びMU間のものと類似した特性を持っていることから、遠隔無線周波数ユニットによる基地局システムにおけるRRU及びMU間の無線信号伝送技術もまた、負荷分散構造を持つ無線基地局間の無線信号伝送に適用することが出来るものである。
米国特許第5,657,374号 米国特許第6,324,391号 中国特許出願第1,464,666号 中国特許出願第1,471,331号
3.発明の起源
つまり、無線基地局システムにおけるMU及びRRU間、そしてBTS間の無線信号伝送の必要性が存在する。しかしながら、従来技術には未だ幾つかの問題が存在しているが、一方ではIP over SDH(Synchronous digit sequence)、IP over DWDM(高密度波長分割多重)等のワイドエリアネットワーク上で大容量IPパケットを伝送する為の技術が成長しており、広く利用されている。IEEE802.3abギガイーサネット(GE)、IEEE802.3ae10ギガイーサネット(10GE)等の広帯域技術が開発されるに従い、ローカルエリアネットワーク(LAN)の範囲においては従来の遠隔通信伝送ネットワークよりも高速で広帯域、そしてより安価なパケット交換ネットワークを構築することが可能となった。更には、SDH、DWDM及びCWDM(低密度波長分割多重)のような、イーサネットMACフレームを広帯域伝送ネットワーク上で直接的に搬送する為の技術、そして直接伝送SDHの10GE〜VC−4−64cコンテナにおけるオプショナルワイドエリアネットワーク(WAN)インターフェースサブレイヤーのサポートにより、イーサネットに基づく広帯域パケット交換ネットワークはローカルエリアネットワークアプリケーションからワイドエリアネットワークへと広がった。
従って、遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システムにおけるRRU及びMU間のデジタル無線信号を、比較的低コストかつ既存技術との互換性を持つ広帯域パケット交換ネットワークを用いて伝送することが出来れば、より低コストで高速、柔軟な大規模ネットワーク構築アプリケーションを実現する上で有益である。この為に本発明は、無線基地局システムにおける無線信号のパケット伝送法(Radio over Packet)を提供するものである。
本発明の目的は、無線信号の1つ以上のブランチを、集中基地局内においてチャネル処理ユニット及び遠隔無線周波数ユニット間で、又はパケットネットワークを介して基地局間で送信又は受信する為の方法を提供することにより、信号処理ユニット及び遠隔無線周波数ユニットを、パケットネットワークを通じて接続することが出来るようにすることにある。
本発明の他の目的は、集中基地局におけるチャネル処理ユニット及び遠隔無線周波数ユニット間の無線信号ブランチの往復伝送待ち時間を計測する方法を提供することにより、システム性能の計測及び調節を助長することにある。
本発明の他の目的は、集中基地局において、チャネル処理ユニット及び遠隔無線周波数ユニット間の無線信号ブランチ伝送を通じて遠隔無線周波数ユニットの無線フレームタイミングを調節する為の方法を提供することにより、無線周波数ユニットの無線フレームタイミングをチャネル処理ユニットと同期させることである。
本発明の一態様によれば、無線信号の1つ以上のブランチを、集中基地局内においてチャネル処理ユニット及び遠隔無線周波数ユニット間で、又はパケットネットワークを介して基地局間で伝送する方法が提供されるものであり、前記無線信号のブランチの各々が無線フレーム周期を持つ信号フローであり、方法は、前記無線信号中の各ブランチの無線信号のサンプルデータストリームを取得するステップと、前記サンプルデータストリームを固定長の連続データセグメントへと分割するステップと、前記データセグメントを所定プロトコルに準じてアプリケーションプロトコルパケットへとカプセル化するステップであって、各アプリケーションプロトコルパケットが、そのデータセグメントが属するブランチの全データセグメントにおける、そのパケットのデータセグメントのシーケンスを表す第一の情報と、そのブランチのペイロードタイプを表す第二の情報と、パケットのそのデータセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むか否かを表す第三の情報と、第三の情報が無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合にそのデータサンプルのデータセグメント中の位置を表す第四の情報を更に含むステップと、生成されたアプリケーションプロトコルパケットをネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化してそれらを所定のあて先へと伝送するステップであって、ネットワークプロトコルパケットが前記1つ以上のブランチのうちの、そのパケットが属する1つを識別する第五の情報を含み、前記第五の情報及びネットワーク伝送ソースアドレス及びあて先アドレスがそのブランチを一意に識別するステップとを含んでいる。
一実施例によれば、前記ブランチの各々は同じ機能ノード、同じセル、同じ搬送周波数、同じ無線インターフェース規格及びシステムに属する無線信号データストリームを含んでいる。
他の実施例によれば、少なくとも1つのブランチは、複数の並列チャネルの無線信号を含んでおり、この少なくとも1つのブランチのサンプルデータはその複数の並列チャネルの無線信号の同時サンプルデータである。
他の実施例によれば、ネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化するというステップは、アプリケーションプロトコルパケットを、ユーザーデータグラムプロトコル(UDP)に準じて固定長のUDPパケットへとカプセル化するステップであって、このUDPパケットヘッダが第五の情報を構成するソースポート番号及びあて先ポート番号を含むステップと、そしてUDPパケットをIPv4又はIPv6プロトコルに基づいてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化するステップとを含む。
他の実施例によれば、ネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化するというステップは、アプリケーションプロトコルパケットを、マルチプロトコルラベルスイッチ(MPLS)プロトコルに準じて固定長のMPLSパケットへとカプセル化するステップであって、MPLS仮想回路ラベルが前記第五の情報として作用し、MPLSトンネルラベルがネットワーク伝送ソースアドレス及びあて先アドレス間の接続を識別するように作用するステップを含む。
他の実施例によれば、ネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化するステップは、アプリケーションプロトコルパケットを、マルチプロトコルラベルスイッチ(MPLS)プロトコルに準じて固定長のMPLSパケットへとカプセル化するステップであって、MPLS仮想回路ラベルが前記第五の情報として作用し、MPLSトンネルラベルがネットワーク伝送ソースアドレス及びあて先アドレス間の接続を識別するように作用するステップと、そしてMPLSパケットをIPv4又はIPv6プロトコルに基づいてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化するステップとを含む。
他の実施例によれば、所定プロトコルに準じてカプセル化するというステップは、データセグメントを固定長のデータパケットへとカプセル化するステップであって、データパケットヘッダが前記第四の情報を含むステップと、そしてデータパケットを、アプリケーションプロトコルパケットとしてリアルタイム伝送プロトコル(RTP)に準じて固定長のRTPパケットへとカプセル化するステップであって、RTPパケットヘッダが前記第一の情報、第二の情報及び第三の情報を含み、同じブランチに属するRTPパケットが同じ同期ソース識別子を持つステップとを含む。
他の実施例によれば、所定プロトコルに準じてカプセル化するというステップは、データセグメントを固定長のアプリケーションプロトコルパケットへとカプセル化するステップであって、アプリケーションプロトコルパケットヘッダが前記第一の情報、第二の情報、第三の情報及び第四の情報を含むステップを含む。
他の実施例によれば、データセグメントの長さは、伝送待ち時間が所定の条件に適合することになるように選択される。
他の実施例によれば、データセグメントの長さは、伝送待ち時間が所定の条件に適合することになるように、伝送待ち時間の実際の測定値に基づいて動的に変更される。
他の実施例によれば、前記方法は、現在の通信のソース及びあて先に応じてパケットネットワークにおける伝送経路及び転送ポリシーを調節することにより伝送待ち時間及び待ち時間ジッタを低減するステップを更に含む。
他の実施例によれば、前記パケットネットワークはサービス品質制御機構を含み、前記方法は、前記サービス品質制御機構において前記ネットワークプロトコルパケットのサービス品質レベルを可能な限り高く設定するステップを更に含む。
他の実施例によれば、前記ネットワークプロトコルパケットは、他のパケットよりも優先して伝送される。
本発明の他の態様によれば、基地局間で無線信号の1つ以上のブランチを、集中基地局内においてチャネル処理ユニット及び遠隔無線周波数ユニット間で、又はパケットネットワークを介して受信する為の方法が提供されるものであり、前記無線信号のブランチの各々は無線フレーム周期を持つ信号フローであり、前記方法は、固定長のネットワークプロトコルパケットを、ネットワークを介して受信するステップと、ネットワークプロトコルパケットをネットワーク伝送プロトコルに準じてパースすることにより固定長のアプリケーションプロトコルパケットと、前記1つ以上のブランチのうち、そのパケットが属する1つを識別する第五の情報とを取得するステップであって、前記第五の情報及びネットワーク伝送ソースアドレス及びあて先アドレスが、それらのブランチを一意に識別するものであるステップと、アプリケーションプロトコルパケットを、所定のプロトコルに準じてパースすることにより、データセグメント、そしてそのデータセグメントが属するブランチの全データセグメントにおける、そのパケットのデータセグメントのシーケンスを表す第一の情報、ブランチのロードタイプを表す第二の情報、パケットのそのデータセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含んでいるか否かを表す第三の情報、及びその第三の情報が無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合にデータセグメント中のそのデータサンプル位置を表す第四の情報を取得するステップと、第四の情報に基づき、同じブランチに属するデータセグメントを元の無線信号として回復するステップであって、データセグメントが第一の情報に基づいて順序付けされてデジタル信号データストリームが形成されるステップと、ロードタイプを表す第二の情報に基づいてデジタル信号データストリームを無線信号フローへと再生するステップであって、データセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを第三の情報が表す場合、無線信号フローが再生される時点でそのデータサンプルに対応する無線フレームタイミングが第四の情報により表される位置に基づいて回復される。
他の実施例によれば、少なくとも1つのブランチは複数の並列チャネルの無線信号を含み、少なくとも1つのブランチのサンプルデータは、その複数の並列チャネルの無線信号の同時サンプルデータであり、無線信号を回復する前記ステップが、その複数の並列チャネルの無線信号を、同じ無線フレームタイミングに基づいて同時に再生することを含む。
他の実施例によれば、ネットワークプロトコルパケットをネットワーク伝送プロトコルに準じてパースする前記ステップが、ネットワークプロトコルパケットを、IPv4又はIPv6プロトコルに準じて固定長のユーザーデータグラムプロトコル(UDP)パケットへとパースするステップと、そしてUDPパケットを、UDPプロトコルに準じて固定長のアプリケーションプロトコルパケットへとパースするステップとを含む。
他の実施例によれば、ネットワークプロトコルパケットをネットワーク伝送プロトコルに準じてパースする前記ステップが、MPLSトンネルラベル及びMPLS仮想回路ラベルをマルチプロトコルラベルスイッチ(MPLS)プロトコルに準じて処理するステップと、MPLSパケットをMPLSプロトコルに準じてアプリケーションプロトコルパケットへとパースし、MPLS仮想回路ラベルを前記第五の情報として取得するステップとを含む。
他の実施例によれば、ネットワークプロトコルパケットをネットワーク伝送プロトコルに準じてパースする前記ステップが、ネットワークプロトコルパケットをIPv4又はIPv6プロトコルに準じてMPLSパケットへとパースするステップと、MPLSトンネルラベル及びMPLS仮想回路ラベルをマルチプロトコルラベルスイッチ(MPLS)プロトコルに準じて処理するステップと、そしてMPLSパケットをMPLSプロトコルに準じてアプリケーションプロトコルパケットへとパースし、MPLS仮想回路ラベルを前記第五の情報として取得するステップとを含む。
他の実施例によれば、所定のプロトコルに準じてパースする前記ステップが、固定長のRTPパケットをアプリケーションプロトコルパケットとしてリアルタイム伝送プロトコル(RTP)に準じて固定長のデータパケットへとパースし、前記第一の情報、第二の情報及び第三の情報を取得するステップと、そして固定長のデータパケットをデータセグメントへとパースし、前記第四の情報を取得するステップとを含む。
他の実施例によれば、所定のプロトコルに準じてパースする前記ステップが、固定長のアプリケーションプロトコルパケットをデータセグメントへとパースし、前記第一の情報、第二の情報、第三の情報及び第四の情報を取得するステップを含む。
他の実施例によれば、受信側が遠隔無線周波数ユニットであった場合、前記方法は共通グローバルクロックから基準クロックを取得することを更に含む。
他の実施例によれば、前記共通グローバルクロックのソースはGPSである。
他の実施例によれば、受信側が遠隔無線周波数ユニットであった場合、前記方法はデジタル信号データストリームに基づいて適応型クロックリカバリ技術を使うことによりクロックを回復することを更に含む。
他の実施例によれば、前記適応型クロックリカバリ技術とはPLLである。
他の実施例によれば、前記回復するステップが、データセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを第三の情報が表した場合、データセグメントのサンプル長が、第四の情報により表される位置値分減算され、ダウンリンクサンプリング間隔で乗算され、そのデータセグメントのパッキング待ち時間が取得されるステップと、そして無線信号フローが再生される時にそのデータサンプルに対応する無線フレームタイミングが回復されると、パッキング待ち時間に修正が実施されるステップとを更に含む。
他の実施例によれば、無線フレームタイミングを回復する前記ステップが、無線フレームタイミングの周期性を用いて平滑化処理を実施するステップを更に含む。
本発明の他の態様によれば、無線信号ブランチの、集中基地局におけるチャネル処理ユニット及び遠隔無線周波数ユニット間の伝送待ち時間を計測する為の方法が提供されるものであり、前記伝送が上述した伝送及び受信方法に基づくものであり、前記計測する為の方法が、チャネル処理ユニットにより第一のネットワークプロトコルパケットを遠隔無線周波数ユニットへと伝送するステップであって、その中のデータセグメントがチャネル処理ユニット上の無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含んでいるステップと、遠隔無線周波数ユニットから伝送される第二のネットワークプロトコルパケットをチャネル処理ユニットで受信するステップであって、その中のデータセグメントが遠隔無線周波数ユニット上の無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含んでおり、その無線フレーム周期が前記チャネル処理ユニット上の無線フレーム周期に対応するものであるステップと、上記伝送するステップの開始から上記受信するステップの終了までの時間の差を計算するステップと、前記第一及び第二のネットワークプロトコルパケットのパッキング待ち時間をそれぞれに計算するステップであって、その待ち時間が、第四の情報に表される位置値を減算し、対応するサンプリング間隔で乗算したネットワークプロトコルパケット中のデータセグメントのサンプル長に等しいステップと、前記二つのパッキング待ち時間を前記時間の差から減算して往復伝送待ち時間を取得するステップとを含む。
一実施例によれば、前記往復伝送待ち時間はチャネル処理ユニットから遠隔無線周波数ユニットまでのダウンリンク伝送待ち時間を含み、このダウンリンク伝送待ち時間は所定の比例係数により乗算された前記往復伝送待ち時間に等しい。
他の実施例によれば、前記所定の比例係数とは0.5である。
本発明の他の態様によれば、集中基地局において、遠隔無線周波数ユニットの無線フレームタイミングを、チャネル処理ユニット及び無線周波数ユニット間における無線信号ブランチ伝送を通じて調節する為の方法が提供されるものであり、前記伝送が上述した送信法及び受信法に基づくものであり、前記調節法は、上述した計測法により往復伝送待ち時間を取得するステップと、前記往復伝送待ち時間を、所定の比例係数により乗算し、ダウンリンク伝送待ち時間を取得するステップと、そしてそのブランチの伝送時間を、無線フレームタイミングに対し、前記ダウンリンク伝送待ち時間に等しい時間量だけ進めるステップとを含む。
本発明の上述及び他の態様、特徴及び/又は利点は、添付図を参照しつつ以下の説明を読むことにより更に明らかとなる。
図13aは、本発明の一実施例に基づく無線信号パケット送信システム20を説明する為の概略ブロック図である。システム20はアプリケーションプロトコル送信処理部27と、ネットワークプロトコル送信処理部28、及び送信スケジューリングユニット26を含む。
同じ機能ノード(遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システム中のRRU、遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システム中のMU、負荷分散構造に基づく無線基地局等を含む)中の異なるセルの無線信号、搬送周波数及び無線インターフェース規格は、それぞれ異なる送信ブランチに対応し、ここで各ブランチは、単一又は複数並列チャネルの無線信号(代表的には多重アンテナシステムにおけるそれぞれのアンテナ信号)のサンプルデータストリーム(代表的にはI/Qサンプルデータストリーム等)を伝送する役割を担っている。
図14aのフローチャートはシステム20の送信処理を示している。システム20の送信処理についての説明は、以下においては1つのブランチに関するものとする。実際には、システム20は1つ以上のブランチの無線信号を同時に処理する場合がある。
ステップS10においては、システム20はある伝送ブランチのI/Qサンプルデータストリームを受ける。
次にステップS12において、I/Qサンプルデータストリームは、アプリケーションプロトコル送信処理部27によりアプリケーションプロトコルパケットへと処理される。
一実施例においては、アプリケーションプロトコル送信処理部27は、I/Qデータセグメント化ユニット21、ペイロードカプセル化ユニット22及びRTPカプセル化ユニット23を含む。
I/Qデータセグメント化ユニット21は、I/Qサンプルデータストリームにセグメント化処理を実施してI/Qデータペイロード部を形成する。1つのI/Qデータペイロード部は、I/Qベースバンド無線信号データストリームの1セグメントに対応する。図10は、2アンテナシステムにおけるI/Qデータペイロード部のフォーマットを示すものであり、ここでIj,k,lとは、j番目のアンテナのI/Qベースバンド信号同相成分のk番目のサンプリングポイントのl番目のビットのことであり、Qj,k,lとは、j番目のアンテナのI/Qベースバンド信号直交成分のk番目のサンプリングポイントのl番目のビットのことであり、Wはサンプリングビット幅で、その代表的な値は4〜20である。図からわかるように、I/Qデータペイロード部は、サンプリング時間で昇順に配列されている。多重アンテナ技術を利用する場合、それぞれのアンテナからのI/Qベースバンド信号は同じサンプリング時間で順番に配列されるもので、ここではそれぞれのアンテナのI/Qベースバンド信号のサンプリング値の配列順序は、アンテナアレイ、又はアンテナグループの空間位置配列順序と同じであり、同じアンテナのI/Qベースバンド信号のサンプリング値は、直交成分のサンプリング値及び同相成分のサンプリング値の順序に配列される。従って、アンテナの数がDであり、I/Qデータペイロードカプセル化のサンプリングポイントの数がSであった場合、1サンプリングポイントは2WDビットに相当し、1パケットのI/Qデータペイロードの総ビット数Nは次のようになる。
Figure 0004611383
特定のシステムの場合、アンテナ数D及びサンプリングビット幅Wは特定されており、1パケット中のI/Qデータペイロードのサンプリングポイント数Sは無線信号データストリームを搬送する各パケットの長さに依存する。無線信号データストリームを搬送する為のパケット長がLバイトであった場合、そしてI/Qデータペイロード以外のヘッダオーバーヘッドがHバイトであった場合、そのI/Qデータペイロードのサンプリングポイント数Sは以下のように表される。
Figure 0004611383
ここでパケット長Lは、上記式の右側部分が整数となるように選択されることにより、I/Qデータペイロード部がパディングビットのないバイトで揃えられるのである。
次にペイロードカプセル化ユニット22はI/Qデータペイロード部をカプセル化し、ここでペイロードヘッダが生成される。RTPカプセル化ユニット23は更なるカプセル化を実施し、ここでRTPヘッダが生成される。
ペイロードカプセル化及びRTPカプセル化は、異なる方法で実施することが出来る。
例えば、現在の実施例においては、ペイロードヘッダ及びRTPヘッダは、それぞれに(例えば異なる層で)生成される。ペイロードヘッダは当該技術において既知のコンテンツ以外にも、ポインタフィールド及びオプションの同期外れリンク表示ビット(R)を更に含んでいる。同期外れリンク表示ビットは、このパケットが同期外れであることをピアエンドに通知する為に使われるもので、例えば、正常受信の場合にR=0となり、ピアエンドの搬送する無線信号データストリームとの同期が崩れた場合にR=1となる。受信側において、所定数のパケットの喪失が連続して発生した場合、それらのパケットは同期外れであると判断される。この時、受信側はパケットの同期外れが発生したことを、逆リンクのペイロードヘッダのリンク同期外れ表示ビットを通じてピアエンドへと通知し、ピアエンドがリンクの再初期化等の処理を実施することで、受信側がパケット同期を再度得られるようにする。ポインタフィールドは、無線フレームと往復伝送待ち時間(RTT)の計測との同期を得る為に利用されるもので、これについては後に詳細を説明する。
RTPヘッダの構造は、図7の通りである。RTP層のRadio Over Packet(無線信号のパケット伝送)における主な機能は、リアルタイム無線信号データストリームを搬送することである。上述したように、同じ機能ノード中における異なるセル、異なる搬送周波数、異なる無線インターフェース規格及びシステムの無線信号データストリームは、異なるブランチにより区別されなければならない。しかしながら、同じ機能ノード中における同じセル、同じ搬送周波数、同じ無線インターフェース規格及びシステムの無線信号データストリームであっても、複数の並列チャネルからの無線信号で構成される場合があり、代表的な例には多重アンテナ技術のアプリケーションがある。実際の無線基地局システムにおいて、代表的には送信ダイバーシチ、受信ダイバーシチ、多重アンテナ送受信(MIMO)及びスマートアンテナ又はアレイアンテナ等のような多重アンテナ技術は、無線性能を強化する為に益々採用が広がっている。多重アンテナ技術を採用したこれらの無線基地局システムにおいては、アンテナ信号間に厳密な時間及び位相関係があり、送信処理におけるアンテナ信号の伝送待ち時間は厳密に等しくなければならない。よって多重アンテナ技術の場合、同じアンテナグループ又はアレイの全アンテナに対応する、同じ機能ノードにおける同じセル、同じ搬送周波数、同じ無線インターフェース規格及びシステムの中の無線信号データストリームは、同じRTPストリーム上で搬送することが出来る。
図7に示したRTPヘッダのフィールドの基本的な定義は、IETF仕様“RFC1889,RTP:リアルタイムアプリケーションのためのトランスポートプロトコル(A Transport Protocol for Real−Time Applications)”に準拠したものであり、本実施例における具体的な用法は以下の通りである。
V(バージョン番号):現在のRTPバージョン番号で2と設定される。
P(パディング表示ビット):例えばパディングが無い等の場合、0と設定される。
X(ヘッダ拡張表示ビット):例えばヘッダ拡張が無い場合、0と設定される。
CC(CSRCカウント):例えばCSRC(貢献ソース)が無い場合、0と設定される。
M(識別ビット):このビット及びペイロードヘッダのポインタフィールドは共に、後に詳細を説明する無線フレームの同期及び往復伝送待ち時間(RTT)の計測用に利用される。
PT(ペイロードタイプ):このフィールドは異なるペイロードフォーマットを表示するもので、ペイロードフォーマットに影響を与える因子としては、サンプリングレート、サンプリング値のビット幅及び並列チャネル数(アンテナ数)が含まれる。サンプリングレートはコードセルの倍数又は対応する無線インターフェースの物理チャネルのシンボルレートであり、その代表的な値は1〜8である。例えば、CDMA(符号分割多重接続)システムにおいては、サンプリングレートはチップレートの倍数となり、TDMA(時分割多重接続)システムにおいては、サンプリングレートはシンボルレートの倍数となる。サンプリング値ビット幅は採用されたADC/DAC(アナログ−デジタル変換/デジタル−アナログ変換)のビット数に対応し、代表的な値は4〜20である。並列チャネル数はアンテナの数であり、代表的な値は1〜16である。PTフィールドには7ビットしか無く、最大で128種類のペイロードフォーマットしか表示できない為、特定の無線基地局システムの場合、その特定のケースに応じて更なる定義を作らなければならない。
シーケンス番号:IP/UDP層はパケットの連続伝送を管理していない為、受信側により、パケット喪失の検出及びパケットシーケンス回復の為にシーケンス番号が利用される。その具体的な用法は、IETF仕様書RFC1889の関連箇所に準拠するものである。
タイムスタンプ:タイムスタンプはペイロード部の第一のサンプリング値のサンプリング時間を表示するものである(ペイロードが、例えば複数アンテナの無線信号である等、複数の並列チャネルで構成されている場合、並列チャネルは全て同期してサンプリングされることから、アンテナ信号のサンプリング時間は同じである)。上述したように、サンプリングレートはコードセルの倍数、又は対応する無線インターフェースの物理チャネルのシンボルレートである。無線信号のパケット伝送(Radio Over Packet)のアプリケーションにおいては、待ち時間ジッタの計測にはタイムスタンプを利用することが出来る。タイムスタンプの利用法は、IETF仕様書RFC1889の関連箇所に準拠するものである。
SSRC(同期ソース識別):RFC1889の関連仕様によれば、RTPセッション(例えばIPアドレス及びUDPポートの組み合わせのような、トランスポート層アドレスにより識別される)は、異なるソースからの複数のRTPストリームを含む場合があり、ここでは各RTPストリームは異なるSSRC値により識別され、独立したSSRC値及びシーケンス番号空間を持つ。本発明においては、異なるセル(セクタを持つ)、異なる搬送周波数及び異なる無線インターフェース規格及びシステムのアップリンク及びダウンリンク無線信号は、異なるトランスポート層アドレスを採用している為、各セッションは、1つのRTPストリーム(例えば、たった1つの同期ソース)しか持たない。
RTCP(RTP制御プロトコル)はオプションであり、無線信号のパケット伝送(Radio Over Packet)アプリケーションにおいては、パケット喪失率や待ち時間ジッタ、往復伝送待ち時間(RTT)といった、伝送品質に関するフィードバック情報を提供する為に利用することが出来る。関連する用法はIETF仕様書“RFC1889,RTP:リアルタイムアプリケーションのためのトランスポートプロトコル(A Transport Protocol for Real−Time Application)”に準拠するものである。
本実施例におけるペイロードカプセル化及びRTPカプセル化下位層の、無線信号ネットワーク(例えばIP)送信カプセル化構造は図3aに示した通りである。
上述した例のRTPヘッダ及びペイロードヘッダの場合、ペイロードタイプ、パケットシーケンス番号、無線信号パケット伝送リンク同期外れ表示(オプション)、無線フレーム同期表示及び対応無線フレーム開始位置ポインタに関わる情報が、本発明の目的に関わるものであり、他のフィールドは本発明の範囲には関わりがない。加えて、上述した特定のフォーマット及び値は、例示したに過ぎず、本発明を制約するものではない。当業者であれば、本願の説明に基づく他のフォーマット及び限界値を得ることが出来るであろう。
他の実施例においては、図9に示される推奨ペイロードヘッダ構造が採用されており、ここではペイロードヘッダが識別ビット(M)、シーケンス番号、ペイロードタイプ(PT)等のRTPヘッダと同じ機能を持つ重要なフィールドを提供しており、これによってRTP層ではなく、アプリケーションプロトコルの下位のプロトコル(例えばネットワークプロトコル)を利用して無線信号データストリームが直接的に搬送されており、RTP層の処理オーバーヘッド及びRTPヘッダの伝送帯域オーバーヘッドが低減されている。無線信号データストリームを、RTP層以外の例えばネットワークプロトコルにより直接的に搬送する為の、無線信号ネットワーク(例えばIP)送信カプセル化構造体は、図3bに示される通りである。実際のところ、各無線信号データストリームは1つの同期ソースしか持っていないことから、RTP層を使用しない場合、同期ソース識別フィールドは必要とされない。無線信号は等しい間隔でサンプリングされ、サンプリングの順番に伝送されることから、搬送される無線信号データストリーム各々のネットワークプロトコルパケット(例えばIPパケット)は等しい長さを持ち、従ってRTP層を使用しない場合、タイムスタンプフィールドは必要とされない。この場合、RTPカプセル化ユニットは省かれ、RTPプロトコルの主要機能はペイロードカプセル化ユニット23へと統合化される。
図9に示したように、RTPヘッダと同じ機能を持つ識別ビット、シーケンス番号及びペイロードタイプのフィールドを提供するという他に、ペイロードヘッダ中にはリンク同期外れ表示ビット(R)及びポインタフィールドが定義されている。リンク同期外れ表示ビットは、パケットが同期外れを生じていることをピアエンドに通知する(例えば通常受信の場合にR=0、そのピアエンドが搬送する無線信号データストリームパケットとの同期が崩れた場合にR=1)為に利用される。所定数のパケット喪失が連続して生じた場合、それらのパケットは同期外れを生じたものと判断される。この時、受信側はピアエンドへとパケット同期外れの発生を、逆リンクのペイロードヘッダのリンク同期外れ表示ビットにより通知しなければならず、するとピアエンドは受信側にパケット同期を再度取らせる為にリンクの再初期化等を実施することが出来る。ポインタフィールド及び識別ビット(M)は共に、後により詳細を説明する無線フレームの同期及び往復伝送待ち時間(RTT)の計測に利用される。
図14aに戻るが、ステップS14においては、ネットワークプロトコル送信処理部28がアプリケーションプロトコル送信処理部27により生成されたアプリケーションプロトコルパケットに処理を実施する。
一実施例においては、ネットワークプロトコル送信処理部28はUDPカプセル化ユニット24及びIPカプセル化ユニット25を含む。本実施例の処理法は、図3a及び図3bに示した通りである。図3a及び図3bは、IPネットワーク中にRTP層を含む無線信号IP伝送(Radio Over IP)用のネットワークプロトコルカプセル化法、及びIPネットワーク中にRTP層を含まない無線信号IP伝送(Radio Over IP)用のネットワークプロトコルカプセル化法を、それぞれ示したものである。図3aに示したもののような無線信号IP送信カプセル化構造においては、最上層はI/Qデータペイロード、そして以下、ペイロードヘッダ、RTP(リアルタイム伝送プロトコル)ヘッダ、UDP(ユーザーデータグラムプロトコル)ヘッダ及びIPv4又はIPv6ヘッドの各層へと続く。
IP層のソースアドレス及びあて先アドレスとは、それぞれ送信側及び受信側のIPアドレスのことである。本発明の送信側及び受信側とは、遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システムにおけるRRU、遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システムにおけるMU、負荷分散構造を持つ無線基地局等の機能ノードである可能性がある。加えて、以下に説明するように、搬送される各無線信号データストリームのIPパケットペイロード部は同じサイズを持っている為、各搬送無線信号データストリームのIPパケットは、等しい長さを持つ。
UDPヘッダの構造は、図6に示す通りである。無線信号IP伝送(Radio Over IP)におけるUDP層の主な機能は、多重化である。同じ機能ノードに異なるセル(セクタを含む)の無線信号があったり、同じセル内に異なる搬送周波数の無線信号があったり、同じ機能ノードに異なる無線インターフェース規格やシステムの無線信号があったり等、同じ機能ノードには複数の異なる無線信号が存在し得る。同じ機能ノード中のそれぞれの無線信号は、それぞれにアドレスを指定され、異なる処理が実施されなければならない。例えば、アップリンク方向においては、異なるモジュール又はユニットにより、異なるセル(セクタを含む)、異なる搬送周波数及び異なる無線インターフェース規格及びシステムのアップリンク信号にチャネル処理を実施しなければならず、ダウンリンク方向においては、異なる無線周波数チャネルにより、異なるセル(セクタを含む)、異なる搬送周波数及び異なる無線インターフェース規格及びシステムのダウンリンク信号を伝送しなければならない。従ってトランスポート層は、対応する処理が実施されるように差別化する為の異なるアドレスを提供しなければならない。よって異なるセル(セクタを含む)、異なる搬送周波数及び異なる無線インターフェース規格及びシステムのアップリンク及びダウンリンク信号は、差別化され、IPアドレス及びUDPポートの組み合わせによりアドレス指定されるのである。UDPヘッダ中の他のフィールドの用法は、IETF仕様書“RFC768,ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol)”に準拠する。
他の実施例においては、ネットワークプロトコル送信処理部は、MPLS仮想回路ラベルをマーキングする為のMPLS仮想回路ラベルマーキングユニットと、MPLSトンネルラベルをマーキングする為のMPLSトンネルラベルマーキングユニットとを含んでいる。
MPLS(マルチプロトコルラベルスイッチ)技術は、その高速スイッチング能力、スケーラビリティ、QoS(クォリティオブサービス)管理及びトラヒックエンジニアリング実現の容易性から、大規模広帯域パケットネットワークの構築に向けた効果的なソリューションとなっている。その関連する技術に関しては、IETFのRFC3031、RFC3032、RFC3036等といった関連仕様書を見ることが出来る。図4a及び図4bは、MPLSネットワーク中にRTP層を含む無線信号パケット伝送(Radio Over MPLS)と、MPLSネットワーク中にRTP層を含まない無線信号パケット伝送(Radio Over MPLS)とを、それぞれに示している。図4aに示したように、送信側(例えばMU)及び受信側(例えばRRU)がいずれもMPLSのラベル配布プロトコル(LDP)をサポートしている場合、又はMPLSのラベルスイッチ経路(LSP)を静的に構成することにより、RTPをMPLS上で直接的に搬送することが可能である。図4aに示すもののような無線信号MPLS送信カプセル化構造におけるそれぞれの層とは、最上層から最下層の順に、I/Qデータペイロード、ペイロードヘッダ、RTPヘッダ、1つ以上のラベルを順番に含むMPLS仮想回路ラベル及びMPLSトンネルラベルである。IP伝送と同様、図4bはRTP層を使わずに、しかし無線信号データストリームをMPLS上で直接的に搬送するカプセル化構造を示している。
MPLSのラベルは、1つ以上のラベルから成るラベルスタックである。図8は、一般的なMPLSラベルスタックの1ラベルエントリの構造を示すものである。それぞれのフィールドに関する定義については、IETF仕様書、“RFC3032,MPLS ラベルスタックエンコーディング(Label Stack Encoding)”を参照されたい。図4a及び図4bにおいては、MPLSトンネルラベルは遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システム中のMU及びそれぞれのRRU間、及び負荷分散構造を持つ無線基地局間の接続を識別する為に利用されており、そしてMPLS仮想回路ラベルは多重化機能を持っており、同じ接続における異なるセル(セクタを含む)異なる搬送周波数及び異なる無線インターフェース規格及びシステムのアップリンク及びダウンリンク無線信号の差別化の為に利用される。
他の実施例においては、図5a及び図5bに示すように、MPLS−in−IP混合無線信号パケット送信カプセル化構造を用いることにより、MPLS及びIPの混合ネットワークを介した無線信号パケット送信を実施するアプリケーションにそのようなカプセル化構造を適用することが出来る。本実施例においては、ネットワークプロトコル送信処理部は、MPLS仮想回路ラベルをマーキングする為のMPSL仮想回路ラベルマーキングユニット、MPLSトンネルラベルをマーキングする為のMPLSトンネルラベルマーキングユニット、及びIPプロトコルカプセル化を実施する為のユニットを含んでいる。本カプセル化構造においては、MPLSトンネルラベルの下のIP層のソースアドレス及びあて先アドレスは、送信側及び受信側それぞれのIPアドレスにも対応している。送信側及び受信側とは、遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システムにおけるRRU、遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システムにおけるMU、負荷分散構造を持つ無線基地局等の機能ノードである可能性がある。MPLS−in−IPに関するより詳細な説明については、IETF RFC“IPのMPLSラベルスタックカプセル化、ドラフト−ワースター−mpls−イン−IP−05、2001年7月(MPLS Label Stack encapsulation in IP, draft−worster−mpls−in−ip−05,July 2001)”を参照することが出来る。
留意すべきは、前記機能ノード中にある異なるセル、搬送周波数及び無線インターフェース規格に対応する異なる無線信号ブランチには、異なるUDPポート(又はMPLS仮想回路ラベル)が使われる。
最後に無線信号を搬送する為のそれぞれのブランチのIP(又はMPLS)パケット、及び管理制御クラス情報を搬送する為のIP(又はMPLS)パケットは、送信スケジューリングユニット26を介して伝送されるもので、ここで送信スケジューリングユニット26は、無線信号を搬送する為のそれぞれのブランチのIP(又はMPLS)パケットには、例えば循環スケジューリングのような同じ優先順位に基づいてスケジューリングを適用し、管理制御クラス情報を搬送する為のIP(又はMPLS)パケットにはより低い伝送優先順位を適用する。
図14aに戻ると、ステップS16においては、最終パケットが送信ポートから送信される。その後ステップS10に戻る。
図13bは、本発明の一実施例に基づく無線信号パケット受信システム30を描いた概略ブロック図である。システム30は、ネットワークプロトコル受信処理部36及びアプリケーションプロトコル受信処理部37を含んでいる。
図14bのフローチャートは、システム30の受信処理を示すものである。図14bに示されるように、ステップS20において、システム30はネットワークプロトコル(例えばIP又はMPLS)パケットを受信ポートから受ける。ネットワークプロトコルパケットは、上述したシステム20により処理された後に生成されるものである。
次にステップS22において、ネットワークプロトコル受信処理部36は受信したネットワークプロトコル(例えばIP又はMPLS)パケットに処理を実施してその中にあるアプリケーションプロトコルパケットを取得する。本実施例においては、受信されたネットワークプロトコルパケットは、図3a及び図3bにおいて示したようにプロトコルカプセル化後はIPパケットである。ネットワークプロトコル受信処理部36は、IPヘッダを処理してUDPパケットを抽出するIPパースユニット31、UDPヘッダを処理してアプリケーションプロトコルパケットを抽出するUDPパースユニット32を含む。ステップS22はステップS14を逆に処理するものである為、重複部に関しては特に説明はしないものとする。他の実施例においては、受信されたネットワークプロトコルパケットは、図4a及び図4bに示したようにプロトコルカプセル化されたネットワークプロトコルパケットである。ネットワークプロトコル受信処理部36は、対応するようにMPLSトンネルラベルを処理する為のユニット及びMPLS仮想回路ラベルを処理する為のユニットを含んでいる。他の実施例においては、受信されたネットワークプロトコルパケットは、図5a及び図5bに示したようにプロトコルカプセル化されたネットワークプロトコルパケットである。ネットワークプロトコル受信処理部36は、対応するようにIPヘッダを処理してMPLSパケットを抽出する為のユニット、MPLSトンネルラベルを処理する為のユニット及びMPLS仮想回路ラベルを処理する為のユニットを含んでいる。ステップS22においては、異なる機能ノードにより受信されたネットワークプロトコルパケットがネットワークプロトコル受信処理部36中の対応するユニットにより処理され、上述した管理制御クラス情報を搬送するパケットが異なるトランスポート層プロトコル又はトランスポート層アドレスに基づいて識別され、そして残りのパケットが、同じ機能ノード内の異なるセル、搬送周波数及び無線インターフェース規格に対応する異なる無線信号ブランチについて、UDPポート又はMPLS仮想回路ラベルに基づいて逆多重化される(例えばそのブランチのパケットデータストリームを分離し、アプリケーションプロトコル受信処理部37中の対応する受信経路へと出力する)。
次にステップS24において、それぞれのブランチのパケットが、アプリケーションプロトコル受信処理部37内の対応する処理経路において更に処理される。一実施例においては、アプリケーションプロトコル受信処理部37の処理経路は、RTP処理ユニット33、ペイロード処理ユニット34及びI/Qデータ再構築ユニット35を含んでおり、ここでアプリケーションプロトコルパケットはステップS12においてRTP層を含む方式に基づいて生成されたアプリケーションプロトコルパケットに対応するものであり、RTP処理ユニット33及びペイロード処理ユニット34の処理は、RTPカプセル化ユニット23及びペイロードカプセル化ユニット22の処理を逆に実施するものである。RTP処理ユニット33の処理においては、RTPヘッダフィールド及びペイロードヘッダフィールドにより搬送される情報を使って対応する処理が同時に実施されるものであり、ここでは受信されたパケットは受信側におけるパケットシーケンス番号を使って再ソートされ、これと同時に、パケットネットワーク中間ノード又は受信側によりタイムアウトで破棄されたパケットは、パディングデータにより埋められ(一般に、対応するI/Qサンプリング信号に0が埋められる)、これによりI/Q無線信号の順次伝送が保証される。加えて送信側及び受信側は、無線フレーム同期、RTT推定、RRU待ち時間修正、無線信号パケット伝送リンク同期外れ検出等を含む先に説明した機能を、無線信号パケット伝送リンク同期外れ表示、無線フレーム同期表示、対応無線フレーム開始位置ポインタ等の、上述した対応するRTPヘッダフィールド及びペイロードヘッダフィールドが搬送する情報を使って実施する。最後にRTP処理ユニット33及びペイロード処理ユニット34がアプリケーションプロトコルパケットを処理してI/Qデータペイロードセグメントを取得し、I/Qデータ再構築ユニット35へと出力する。I/Qデータ再構築ユニット35はI/Qデータストリームを回復及び再構築するもので、ここで多重アンテナシステムに複数の並列チャネルがある等の場合でも、並列チャネルそれぞれの無線信号I/Qサンプルデータストリームを正しく分離することが可能である。
他の実施例においては、RTP処理ユニット33は省くことが出来る。この場合、アプリケーションプロトコルパケットは、RTPヘッダは含まないが、図9に示すようにペイロードヘッダを含んでいる。ペイロード処理ユニット34はRTP処理ユニット33の主な機能を含んでいる。
送信側がMUであり、受信側がRRUである場合、又は送信側が基地局であり、受信側が他の基地局である場合、ステップS24において、受信されたデータストリームに基づき、無線フレームタイミング回復機能も実施される。上述したように、RTPヘッダ及びペイロードヘッダの識別ビット、及びペイロードヘッダポインタフィールドは、無線フレームの同期及び往復伝送待ち時間(RTT)の測定用に共に用いられるもので、その原理は図11に示した。
遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システムを例に挙げると、MU側の無線フレームタイミングは、それに接続する全RRUのタイミング基準である。ダウンリンク方向において、MUは固定ペイロード長でダウンリンクI/Qベースバンド信号サンプリングシーケンスを分割し、これらを固定長のパケットにカプセル化してそれぞれのRRUへと伝送する(説明の便宜上、パケットペイロード長及び無線フレーム長は、いずれもサンプリング時間間隔の倍数で表現されるものとする)。パケットペイロード部へとカプセル化されたダウンリンクI/Qベースバンド信号サンプリングシーケンスにおけるサンプリングポイントのサンプリング時間が無線フレームの開始時間と等しい場合、パケットペイロードヘッダ(RTPを用いた場合はRTPヘッダを含む)の識別ビットはM=1である。これと同時に、パケットペイロードヘッダのポインタフィールドは、無線フレーム開始時間と同じサンプリング時間を持つ前記サンプリングポイントのサンプリング位置を指し示すもので、例えばポインタフィールドの値は、パケットペイロード部中の最初のサンプリングポイントからそのサンプリングポイントまでの間におけるサンプリングポイント数である。無線フレーム長は、必ずしもパケットペイロード長の整数倍であるとは限らないことから、無線フレームの開始位置が対応するパケットペイロード位置は変化する。容易にわかるように、上述した処理は、I/Qベースバンド信号サンプリングシーケンス自体を時間軸として使うことにより、実際に無線フレームのタイミングをマーキングするものである。
例えば、RRUがダウンリンクI/Qベースバンド信号サンプリングシーケンスのセグメントを搬送するパケットをMUから受けると同時にそのI/Qベースバンド信号サンプリングシーケンスを順次再構築した後、上述した識別ビット及びポインタフィールドを用いることにより無線フレームタイミングを回復することが可能である。
ステップS24の後、取得されたI/QデータストリームはステップS26にて出力され、その後処理はステップS20へと戻る。
上述した送受信実施例に基づき、RTT及びRRU待ち時間修正の推定が提供される。MU側における無線フレームタイミングと比較すると、RRU側において回復された無線フレームタイミングは一定の遅延を持っている。この遅延は、無線フレーム開始位置をマーキングする為のパケットのパッキング待ち時間及びそのダウンリンク伝送待ち時間を含んでおり、ここでパッキング待ち時間とは、無線フレーム開始時間からパケットペイロード部中の最後のサンプリングポイントのサンプリング時間までの、MUにおける時間である。少なくともパケットをカプセル化して送出することが出来るまでの時間周期は待たなければならないこと、そしてこのパッキング待ち時間は既知であることから、ポインタフィールドの値及びパケットペイロード長を使ってパッキング待ち時間を計算することが出来る。無線フレーム開始位置をマーキングする為のパケットのペイロード部ポインタフィールドの値をPDL、ダウンリンク方向のI/Qデータペイロードカプセル化におけるサンプリングポイント数をSDL、そしてダウンリンク方向のサンプリング時間間隔をTDLとした場合、ダウンリンク方向のパッキング待ち時間は以下の通りである。
Figure 0004611383
上述した変更後のパッキング待ち時間に対する修正の実施、及び無線フレームタイミングの周期性(ダウンリンク無線フレームが周期的再現性を持っている場合、ほとんどの無線アクセス技術がこの特性を持つ)を用いた平滑化処理の実施により、精度の高い無線フレームタイミングをRRU側で取得することが可能である。
アップリンク方向において、RRUも固定ペイロード長でアップリンクI/Qベースバンドサンプリングシーケンスを分割し、それらを固定長のパケットへとカプセル化してMUへと送信する。パケットペイロード部中にカプセル化されたアップリンクI/Qベースバンドサンプリングシーケンスのセグメント中のサンプリングポイントのサンプリング時間が、RRUの取得した無線フレームタイミングのフレーム開始時間と等しい場合、パケットペイロードヘッダ(RTPを用いている場合、RTPヘッダを含む)の識別ビットはM=1である。これと同時に、パケットペイロードヘッダのポインタフィールドは、無線フレーム開始時間と同じサンプリング時間を持つそのサンプリングポイントのサンプリング位置を指し示すもので、例えばポインタフィールドの値は、パケットペイロード部中の最初のサンプリングポイントからそのサンプリングポイントまでの間におけるサンプリングポイント数である。また、無線フレーム長は、必ずしもパケットペイロード長の整数倍であるとは限らないことから、無線フレームの開始位置が対応するパケットペイロード位置は変化する。
MUがアップリンクI/Qベースバンド信号サンプリングシーケンスのセグメントを搬送するパケットをRRUから受信すると同時にそのI/Qベースバンド信号サンプリングシーケンスを順次再構築した後、上述した識別ビット及びポインタフィールドを用いることによりRRUによりフィードバックされる無線フレーム開始位置の時間を決定することが出来る。更に、その時間はRRUにおける無線フレーム開始位置の時間と比較して特定の遅延を持っている。この遅延は、無線フレーム開始位置をマーキングする為のパケットのパッキング待ち時間と、そのアップリンク伝送待ち時間を含み、そのパッキング待ち時間とは無線フレーム開始時間からパケットペイロード部中の最後のサンプリングポイントのサンプリング時間までのRRUにおける時間である。無線フレームスタート位置をマーキングする為のパケットのペイロード部ポインタフィールド値をPUL、ダウンリンク方向のI/Qデータペイロードカプセル化におけるサンプリングポイント数をSUL、そしてダウンリンク方向のサンプリング時間間隔をTsULとした場合、アップリンク方向のパッキング待ち時間は以下の式の通り算出することが出来る。
Figure 0004611383
よってMUにおいて、RRUによりフィードバックされた無線フレーム開始位置の時間と、その元の無線フレームタイミング開始位置の時間との間の差τΣを、式(3)及び式(4)と共に使うことにより、往復伝送待ち時間(RTT)の推定値を取得することが可能である。
Figure 0004611383
ここでτ DL及びτ ULは、それぞれダウンリンク方向伝送待ち時間及びアップリンク方向伝送待ち時間である。
RTCPを用いた計測と比較すると、上述した技術を使ってRTTを計測した場合、RTCP処理の複雑性を回避することが出来、また、これはRTP層を利用しない場合においても適用可能である。同時に、周期的計測を実施するものであることから、RTTのリアルタイムでの変化を追跡することが可能であり、周期性を用いた平滑化処理を実施することでより高い精度のRTT計測結果を得ることが出来る。
RRUが無線フレームタイミングを取得する理由とは、RRUの無線周波数モジュール(無線周波数電力増幅器、周波数合成器等)がしばしば無線フレームタイミングを時間基準として使う周期的制御信号を必要とすること、そしてTDD(時分割二重)システム中の無線周波数モジュール、モードスイッチ、送受信スイッチ等に関わるオンオフ制御に対して厳しいタイミング条件を持っていることから、取得したフレームタイミングをRRUが局所的及び周期的に利用して上述した信号を生成することが出来るようにする為である(それぞれの制御信号の開始及び停止時間は、パラメータ設定し、制御プレーン信号により変更することが出来る)。
TDDモードの無線インターフェース技術においては、それぞれのRRUが厳密な同期のもとにアップリンク受信及びダウンリンク送信を実施するものであることを保証しなければならない。TDDシステムにおけるそれぞれのセルのアップリンク及びダウンリンク送受信タイミングの同期外れは、異なるセルの送受信スロット間に相互干渉を生じ、ハンドオフにおいて進むタイミングの調整に影響を与えることから、それぞれのRRU無線フレームタイミングの同期を保証する必要があるのである。TDDモードにおけるセルの同期問題に関する考察については、3GPP(第三世代協力プロジェクト(Third Generation Cooperation Project))の“TR25,836,TDDのノードB同期(NodeB Synchronization for TDD)”という文献を参照されたい。FDD(周波数分割二重)モードの無線インターフェース技術については、それぞれのセルの無線フレームに厳密な同期が要求されない場合はRRU待ち時間修正処理は実施されなくても良く、要求される場合はRRU待ち時間修正が更に実施される。
上述したように、上述の方法でそれぞれのRRUにより取得された無線フレームタイミングは異なっており、この差は異なる伝送待ち時間により生じたものである。この為、本発明によれば、MUは取得したそれぞれのRRUのRTT計測値を用いることで、それぞれのRRUへと送り出す無線フレームタイミングを相対的に進める又は遅らせることが出来ることにより(例えばパケット中のペイロード部ポインタフィールドの値を相対的に増やす又は減じることによりダウンリンク方向における無線フレーム開始位置をマーキングする等)、それぞれのRRUの無線フレームタイミングが等しくなる傾向となり、これによってそれぞれのRRUのRTT変化が追跡され、それぞれのRRUの無線フレームタイミングの同期が維持されるのである。
図12a及び図12bは、RTT計測に基づく待ち時間修正の概略図である。図に示されるように、中間はRRUにおける待ち時間修正前のタイミングであり、そして一番下はRRUにおける待ち時間修正後のタイミングである。図に示されるように、左側矢印はそれぞれのRRUに対応するMU側におけるフレーム開始時間を示しており、中間矢印はRRU側で受信されたフレーム開始時間を示しており、右側矢印はRRUからMUへとフィードバックされたフレーム開始時間を示している。基準タイミングの往復伝送待ち時間はRTT0であり、RRUの往復伝送待ち時間はRTT1である。図12aにおいては、RRUのRTT1は基準タイミングRTT0よりもΔRTT=RTT−RTT>0分大きく、従ってMUはRRUへと向けられるフレーム開始時間を1/2ΔRTT進めることによりRRU側で受信されるフレーム開始時間が基準タイミングと一致するようにしなければならない。対照的に、図12bにおいては、RRUのRTT1は基準タイミングRTT0よりもΔRTT=RTT−RTT>0分小さく、従ってMUはRRUへと向けられるフレーム開始時間を1/2ΔRTT遅らせることによりRRU側で受信されるフレーム開始時間が基準タイミングと一致するようにしなければならない。
実際のところ、上述した待ち時間修正処理においては、アップリンク及びダウンリンク伝送待ち時間が等しいことを前提としており、これはほとんどのアプリケーションに適用可能である。特定のアプリケーションのアップリンク及びダウンリンク伝送待ち時間が等しくない場合、それぞれのRRUへと送られる無線フレームタイミングを進める又は遅らせる量をある修正率で増大させることが可能である(例えば1/2(1+γ)ΔRTTの修正、ここで−1<γ<1)。修正率は実際の計測を通じて取得した実験値により決定することが出来る。加えて、上記待ち時間修正処理における基準タイミングは、全RRUが待ち時間修正を実施する為の基準であるが、しかしその値の選択はそれぞれのRRUの相対的なタイミング同期に影響を及ぼすものではなく、それぞれのRRUに対応するMU側の平均フレーム開始時間に影響を及ぼすものである。よって上記基準タイミングは、それぞれのRRUに対応するMU側の平均フレーム開始時間により決定される。
待ち時間計測及び修正方法を、MUを送信側、そしてRRUを受信側とした例において説明して来たが、当業者には明らかなように、このような方法は必要に応じて本発明の送受信法を採用するいずれの送信側及び受信側にも適用可能であり、同期目的及び同期条件の特定の定義に基づいて相応にタイミング調整を送ることが可能である。
伝送待ち時間、待ち時間ジッタ、パケット喪失等といった、無線信号パケット伝送におけるQoS(クウォリティオブサービス(Quality of Service))性能パラメータの中でも、伝送待ち時間は無線信号パケットの伝送品質に影響を与える重要な要素である。無線インターフェース技術は物理層において、高速クローズドループパワー制御、クローズドループ送信ダイバーシチ、ARQ(自動再送要求(Automatic Retransmission Request))等のフィードバック制御技術の採用を益々進めていることから、フィードバック制御性能を高める為に可能な限りフィードバック制御ループに固有の待ち時間を低減することが必要であり、従って無線信号パケット伝送におけるアップリンク及びダウンリンク伝送待ち時間は出来る限り低減しなければならない。
パケット伝送の伝送待ち時間は、主にパケットパッキング待ち時間及びネットワーク伝送待ち時間から成るもので、ここでパケットパッキング待ち時間はパケット長により決まり、ネットワーク伝送待ち時間は主にネットワーク中のスイッチ/ルーティングノードのパケット転送待ち時間により決まる。加えて、受信側は待ち時間ジッタを廃除する為にパケットをバッファしなければならず、待ち時間ジッタが大きければ大きい程、受信バッファにより生じる待ち時間も長くなることから、待ち時間ジッタも総待ち時間に影響を与えるものである。本発明によれば、伝送待ち時間や待ち時間ジッタ等を低減する(QoS性能の改善)為に、以下の方法を採用することが出来る。
1)伝送効率の向上と、伝送待ち時間の低減との間のトレードオフにより、最も好適なパケット長を選択する(例えばパケットペイロード部の無線信号データストリームのセグメント長とする等)。統計的にパケット長を設定することの他に、実際に計測された伝送待ち時間又はRTTに基づいてパケット長を動的に変化させることにより、特定の伝送待ち時間条件に合わせることが出来る。
2)無線信号パケット伝送におけるアップリンク及びダウンリンクデータストリームの量は比較的に固定されており、周知でもある為、ネットワーク構築及びネットワーク設定においてトラヒックの伝送経路及びスイッチ/ルーティングノードのパケット転送ポリシーの計画及び最適化を実施することにより、伝送待ち時間及び待ち時間ジッタを可能な限り低減することが出来る。この対策は、MPLSに基づく伝送方式に、特に適用可能である。
3)ネットワーク中の無線信号パケット伝送に関わるトラヒック以外にも、他のトラヒック(少なくとも無線信号パケット伝送自体のリンク制御管理パケットが含まれる)が存在することから、QoSの制御機構、代表的にはディフサーブ(DiffServ)の分割機構(サービスの差別化)、MPLSにおけるFEC(フォワードエキバレントクラス(Forward Equivalent Class))等を使って無線信号データストリームを搬送するパケットをなるべく高いQoSレベルに設定することにより、そのQoS性能を保証する。
4)無線信号パケット伝送においては、無線信号データストリームを搬送する為のパケットの他にも、無線信号のパケット伝送(Radio Over Packet)リンク制御及び管理、RTCP、LDP、RRU処理メンテナンス等といった様々な管理制御パケットを含む他のパケットが存在する。無線信号データストリーム伝送のQoS性能を保証する為には、無線信号のパケット伝送(Radio Over Packet)リンク伝送パケットの送信側がパケットを伝送する場合、優先順位に基づくパケットスケジューリングを実施することにより、無線信号データストリームを搬送するパケットが最も高い優先順位で送られなければならない。
先に説明したように、ペイロードヘッダ及びRTPヘッダの関連フィールド、RTCP等を使って伝送待ち時間(同等にRTT)、待ち時間ジッタ、パケット喪失等のQoS性能をリアルタイムで監視することは可能である。異常があった場合、対応する異常処理及び適応処理を実施し、無線信号パケット伝送のQoS性能を保証することが出来る。
移動通信システムにおいては、基地局内の無線周波数ユニットの周波数安定性条件は高く、時に0.05ppmの精度を要求される。従って、RRUは高い安定性を持つ周波数基準を取得しなければならない。これと同時に、デジタル無線信号データストリームは無線信号パケット伝送におけるパケットを通じて受信側へと伝送されることから、元のビットタイミング情報はパケット伝送後に失われる。受信側にて無線信号データストリームを再構築するには、デジタル無線信号データストリームのビットタイミング情報を回復、又は取得する必要がある。また、無線基地局を支持する負荷分散構造においては、基地局は既存技術を通じて高い安定性を持つ同期クロック信号を取得することが出来る為、通常はクロックの回復を実施する必要がない。
遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システムにおいては、MUは常に高い安定性を持つ周波数基準を取得することが出来、RRUはそれに同期した、高い安定性を持つクロックを回復又は取得する必要がある。一方で、必要とされる周波数基準が無線周波数部へと提供される一方、ダウンリンクデジタル無線信号データストリームが再構築され、アップリンク方向の無線信号データストリームの生成の為に利用される。この為には、RRUが必要とするデジタル無線信号データストリームのビットタイミング及び高い安定性を持つ周波数基準を取得する為の、可能な二つの異なる方法を採用することが出来る。一つは、共通グローバルクロックを採用することである。代表的な実施方法は、MU及びそれぞれのRRUが全てGPS(グローバルポジショニングシステム(Global Positioning System))から高い安定性を持つ周波数基準を取得し、それをデジタル無線信号データストリームのサンプリングクロックソースとするというものである。他方は、伝送された連続データストリームの固定ビットレートの特徴を利用することにより、位相ロックループ(PLL)を通じて一定したデータストリームのクロックを回復する適応型クロックリカバリ技術を採用することである。米国特許第6,731,649号、“TDM over IP(IP回線エミュレーションサービス(IP Circuit Emulation Service))”は、そのような技術を採用している。
遠隔無線周波数ユニットに基づく基地局システムにおいては、RRU及びMU間にはデジタル無線信号データストリームの他に対応する管理制御クラス情報があり、これがパケットネットワークにより伝送される。
1)無線信号のパケット伝送(Radio Over Packet)リンク制御、管理及びメンテナンス信号送信:リンク確立、変更及び削除、処理モードネゴシエーション、レートネゴシエーション、ペイロードフォーマットネゴシエーション、リンク監視等を含む。
2)RRUのそれぞれの無線周波数モジュールのパラメータ設定、状態監視、警告等。
3)RRUの処理メンテナンス情報:ソフトウェア/ファームウェアのアップグレードやコンフィギュレーション管理等。
4)パケット伝送技術に関するプロトコル:RTCP、LDP、IGMP(インターネットグループ管理プロトコル)、QoSに関連する制御プロトコル等。
無線信号のパケット伝送(Radio Over Packet)リンク制御、管理及びメンテナンス信号送信及びRRUの処理メンテナンス情報は、代表的にはTCP(伝送制御プロトコル)/IP上の専用制御プロトコル中で搬送することが出来るもので、また、これはUDP/IP上のSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)においても搬送し、対応するMIB(管理情報ベース)を定義することが可能であり、RRUの処理メンテナンス情報は代表的にはUDP/IP上のSNMP中で搬送することが出来る。
当業者には周知のように、上述した具体的フォーマット、値及び実施例は単に例示したに過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば、本明細書の説明に基づいて他の変更を加えた実施例や変化形態を得ることができる。
無線アクセスネットワークの構造を示す概略図である。 従来の基地局の構造を示す概略図である。 遠隔無線周波数ユニットに基づく集中基地局システムの構造を示すブロック図である。 本発明の一実施例に基づく、RTP層を含むIP送信カプセル化構造を示す図である。 本発明の一実施例に基づく、RTP層を含まないIP送信カプセル化構造を示す図である。 本発明の一実施例に基づく、RTP層を含むMPLS送信カプセル化構造を示す図である。 本発明の一実施例に基づく、RTP層を含まないMPLS送信カプセル化構造を示す図である。 本発明の一実施例に基づく、RTP層を含むMPLS−in−IP送信カプセル化構造を示す図である。 本発明の一実施例に基づく、RTP層を含まないMPLS−in−IP送信カプセル化構造を示す図である。 本発明の一実施例において利用されるUDPヘッダ構造を示す図である。 本発明の一実施例において利用されるRTPヘッダ構造を示す図である。 本発明の一実施例において利用されるMPLSラベルエントリ構造を示す図である。 本発明の推奨される実施例において利用されるペイロードヘッダ構造を示す図である。 本発明の推奨される実施例において利用されるI/Qデータペイロードのカプセル化構造を示す図である。 無線フレームタイミング及びRTTの計測を示す概略図である。 RRU待ち時間修正の概略図である。 RRU待ち時間修正の概略図である。 本発明の一実施例に基づく無線信号パケット送信システムを描いた概略ブロック図である。 本発明の一実施例に基づく無線信号パケット受信システムを描いた概略ブロック図である。 本発明の一実施例に基づく無線信号パケット送受信それぞれのフローチャートである 本発明の一実施例に基づく無線信号パケット送受信それぞれのフローチャートである
符号の説明
10 集中基地局
11 チャネル処理ユニット
13 遠隔無線周波数ユニット

Claims (34)

  1. 無線信号群の1つ以上のブランチを、集中基地局内においてチャネル処理ユニット及び遠隔無線周波数ユニット間で、パケットネットワークを介して伝送する方法であって、無線信号群の前記ブランチの各々がある無線フレーム周期を持つ信号フローであり、
    前記方法が、
    前記無線信号群中の各ブランチの無線信号のサンプルデータストリームを取得するステップと、
    前記サンプルデータストリームを固定長の連続データセグメントへと分割するステップと、
    前記データセグメントを所定プロトコルに準じてアプリケーションプロトコルパケット中にカプセル化するステップであって、各アプリケーションプロトコルパケットが更に、前記データセグメントが属する前記ブランチの全データセグメント中における前記パケットの前記データセグメントのシーケンスを表示する第一の情報と、前記ブランチのペイロードタイプを表す第二の情報と、前記パケットの前記データセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含んでいるか否かを表す第三の情報と、前記第三の情報が無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合に前記データセグメント中の前記データサンプルの位置を表す第四の情報と、を含むステップと、
    生成された前記アプリケーションプロトコルパケットを、ネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化し、それらを所定のあて先へと伝送するステップであって、前記ネットワークプロトコルパケットが前記1つ以上のブランチのうち、前記パケットが属する1つを識別する第五の情報を更に含み、前記第五の情報とネットワーク伝送ソースアドレス及びあて先アドレスが前記ブランチを一意に識別するステップと、を含む方法。
  2. 前記ブランチの各々が、同じ機能ノード、同じセル、同じ搬送周波数、同じ無線インターフェース規格及びシステムに属する無線信号データストリームを含む請求項1に記載の方法。
  3. 少なくとも1つのブランチが複数の並列チャネルの無線信号を含み、前記少なくとも1つのブランチのサンプルデータが、前記複数の並列チャネルの無線信号の同時サンプルデータである請求項2に記載の方法。
  4. ネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化する前記ステップが、
    ユーザーデータグラムプロトコル(UDP)に準じて前記アプリケーションプロトコルパケットを固定長のUDPパケットへとカプセル化することであって、UDPパケットヘッダが前記第五の情報を構成するソースポート番号及びあて先ポート番号を含むカプセル化と、
    IPv4又はIPv6プロトコルに準じて前記UDPパケットをネットワークプロトコルパケットへとカプセル化することと、を含む請求項1に記載の方法。
  5. ネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化する前記ステップが、マルチプロトコルラベルスイッチ(MPLS)プロトコルに準じて前記アプリケーションプロトコルパケットを固定長のMPLSパケットへとカプセル化することであって、MPLS仮想回路ラベルが前記第五の情報として働き、MPLSトンネルラベルが前記ネットワーク伝送ソースアドレス及び前記あて先アドレス間の接続を識別するように働くカプセル化を含む請求項1に記載の方法。
  6. ネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化する前記ステップが、
    マルチプロトコルラベルスイッチ(MPLS)プロトコルに準じて前記アプリケーションプロトコルパケットを固定長のMPLSパケットへとカプセル化することであって、MPLS仮想回路ラベルが前記第五の情報として働き、MPLSトンネルラベルが前記ネットワーク伝送ソースアドレス及び前記あて先アドレス間の接続を識別するように働くカプセル化と、
    IPv4又はIPv6プロトコルに準じて前記MPLSパケットをネットワークプロトコルパケットへとカプセル化することと、を含む請求項1に記載の方法。
  7. 所定プロトコルに準じてカプセル化する前記ステップが、
    前記データセグメントを固定長のデータパケットへとカプセル化することであって、前記データパケットヘッダが前記第四の情報を含むカプセル化と、
    リアルタイム伝送プロトコル(RTP)に準じて前記データパケットを固定長のRTPパケットへと、前記アプリケーションプロトコルパケットとしてカプセル化することであって、前記RTPパケットヘッダが前記第一の情報、第二の情報及び第三の情報を含み、同じブランチに属するRTPパケットが同じ同期ソース識別子を持つカプセル化と、を含む請求項1に記載の方法。
  8. 所定プロトコルに準じてカプセル化する前記ステップが、前記データセグメントを固定長のアプリケーションプロトコルパケットへとカプセル化することであって、前記アプリケーションプロトコルパケットヘッダが前記第一の情報、第二の情報、第三の情報及び第四の情報を含むカプセル化を含む請求項1に記載の方法。
  9. 前記データセグメントの長さが、前記伝送待ち時間が所定の条件に合致するように選択される請求項1に記載の方法。
  10. 前記データセグメントの長さが、前記伝送待ち時間が所定の条件に合致するように、前記伝送待ち時間の実際の計測値に基づいて動的に変えられる請求項1に記載の方法。
  11. 前記伝送待ち時間及び待ち時間ジッタを低減する為の、現在の伝送のソース及びあて先に基づいたパケットネットワーク内の伝送経路及び転送ポリシーの調整を更に含む請求項1、5又は6に記載の方法。
  12. 前記パケットネットワークがサービス品質制御機構を有しており、前記方法が、前記ネットワークプロトコルパケットの前記サービス品質制御機構におけるサービス品質レベルを可能な限り高く設定することを更に含む請求項1に記載の方法。
  13. 前記ネットワークプロトコルパケットが、他のパケットよりも優先的に伝送される請求項1に記載の方法。
  14. 無線信号群の1つ以上のブランチを、集中基地局内においてチャネル処理ユニット及び遠隔無線周波数ユニット間で、パケットネットワークを介して伝送する方法であって、無線信号群の前記ブランチの各々がある無線フレーム周期を有する信号フローであり、前記方法が、
    ネットワークを介して固定長のネットワークプロトコルパケットを受信するステップと、
    固定長のアプリケーションプロトコルパケットと、1つ以上のブランチのうち、前記パケットが属する1つを識別する第五の情報を取得するために前記ネットワークプロトコルパケットをネットワーク伝送プロトコルに準じてパースするステップであって、前記第五の情報とネットワーク伝送ソースアドレス及びあて先アドレスが前記ブランチを一意に識別するステップと、
    データセグメント、そして前記データセグメントが属するブランチの全データセグメントにおける、前記パケットの前記データセグメントのシーケンスを表す第一の情報、前記ブランチのロードタイプを表す第二の情報、前記パケットの前記データセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むか否かを表す第三の情報、及び前記第三の情報が無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合に前記データセグメント中の前記データサンプルの位置を表す第四の情報を取得するために、前記アプリケーションプロトコルパケットを所定プロトコルに準じてパースするステップと、
    前記同じブランチに属するデータセグメントを、前記第五の情報に基づいて元の無線信号へと回復するステップであって、前記データセグメントは前記第一の情報に基づいて順序付けられることによりデジタル信号データストリームが形成され、前記デジタル信号データストリームがロードタイプを表す前記第二の情報に基づいて無線信号フローへと再生され、ここで前記第三の情報が、データセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表している場合、前記無線信号フローの再生時に前記データサンプルに対応する無線フレームタイミングが、前記第四の情報に表される位置に基づいて回復されるステップと、を含む方法。
  15. 前記ブランチの各々が、同じ機能ノード、同じセル、同じ搬送周波数、同じ無線インターフェース規格及びシステムに属する無線信号データストリームを含む請求項14に記載の方法。
  16. 少なくとも1つのブランチが複数の並列チャネルの無線信号を含んでおり、前記少なくとも1つのブランチのサンプルデータが前記複数の並列チャネルの無線信号の同時サンプルデータであり、前記無線信号を回復するステップが、前記複数の並列チャネルの無線信号を同時に再生することを含む請求項15に記載の方法。
  17. ネットワーク伝送プロトコルに準じて前記ネットワークプロトコルパケットをパースする前記ステップが、
    IPv4又はIPv6プロトコルに準じて前記ネットワークプロトコルパケットを固定長のユーザーデータグラムプロトコル(UDP)パケットへとパースすることと、
    前記UDPパケットをUDPプロトコルに準じて固定長のアプリケーションプロトコルパケットへとパースし、前記第五の情報を構成するソースポート番号及びあて先ポート番号を取得することと、を含む請求項14に記載の方法。
  18. ネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットをパースする前記ステップが、
    MPLSトンネルラベル及びMPLS仮想回路ラベルをマルチプロトコルラベルスイッチ(MPLS)プロトコルに準じて処理することと、
    前記MPLSパケットを前記MPLSプロトコルに準じてアプリケーションプロトコルパケットへとパースし、前記第五の情報としてMPLS仮想回路ラベルを取得することと、を含む請求項14に記載の方法。
  19. ネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットをパースする前記ステップが、
    IPv4又はIPv6プロトコルに準じて前記ネットワークプロトコルパケットをMPLSパケットへとパースすることと、
    MPLSトンネルラベル及びMPLS仮想回路ラベルをマルチプロトコルラベルスイッチ(MPLS)プロトコルに準じて処理することと、
    前記MPLSパケットを前記MPLSプロトコルに準じてアプリケーションプロトコルパケットへとパースし、前記第五の情報としてMPLS仮想回路ラベルを取得することと、を含む請求項14に記載の方法。
  20. 所定プロトコルに準じてパースする前記ステップが、
    固定長のRTPパケットを、前記アプリケーションプロトコルパケットとして、リアルタイム伝送プロトコルRTPに準じて固定長のデータパケットへとパースし、前記第一の情報、第二の情報及び第三の情報を取得することと、
    前記固定長のデータパケットをデータセグメントへとパースし、前記第四の情報を取得することと、を含む請求項14に記載の方法。
  21. 所定プロトコルに準じてパースする前記ステップが、前記固定長のアプリケーションプロトコルパケットをデータセグメントへとパースし、前記第一の情報、第二の情報、第三の情報及び第四の情報を取得することを含む請求項14に記載の方法。
  22. 前記受信側が遠隔無線周波数ユニットである場合、周波数クロックを共通グローバルクロックから取得することを更に含む請求項14に記載の方法。
  23. 前記共通グローバルクロックのソースがGPSである請求項22に記載の方法。
  24. 前記受信側が遠隔無線周波数ユニットである場合、前記デジタル信号データストリームに基づく適応型クロックリカバリ技術を用いて前記クロックを回復することを更に含む請求項14に記載の方法。
  25. 前記適応型クロックリカバリ技術がPLLである請求項24に記載の方法。
  26. 前記無線フレームタイミングを回復するステップが、
    前記第三の情報がデータセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合、前記データセグメントのサンプル長が前記第四の情報により表される位置値分減じられ、前記ダウンリンクサンプリング間隔により乗算されて前記データセグメントのパッキング待ち時間を取得することと、
    前記無線信号フローの再生時に、前記データサンプルに対応する無線フレームタイミングを回復する場合に前記パッキング待ち時間に修正を実施することと、を更に含む請求項14に記載に方法。
  27. 前記無線フレームタイミングの回復が、前記無線フレームタイミングの周期性を利用して平滑化処理を実施することを更に含む請求項26に記載の方法。
  28. 集中基地局内におけるチャネル処理ユニットと遠隔無線周波数ユニット間の無線信号ブランチの往復伝送待ち時間を計測する方法であって、前記伝送が所定の送信方法及び受信方法に基づいており、
    前記送信方法が、
    前記無線信号群における各ブランチの無線信号のサンプルデータストリームを取得するステップと、
    前記サンプルデータストリームを固定長の連続データセグメントへと分割するステップと、
    前記データセグメントを所定プロトコルに準じてアプリケーションプロトコルパケット中にカプセル化するステップであって、各アプリケーションプロトコルパケットが、前記データセグメントが属する前記ブランチの全データセグメントにおける前記パケットの前記データセグメントのシーケンスを表す第一の情報と、前記ブランチのペイロードタイプを表す第二の情報と、前記パケットの前記データセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むか否かを表す第三の情報と、そして前記第三の情報が前記無線フレーム周期の開始に対応する前記データサンプルを含むことを表す場合に前記データセグメント中の前記データサンプルの位置を表す第四の情報とを更に含むステップと、
    前記生成されたアプリケーションプロトコルパケットを、ネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化してそれらを所定ターゲットへと伝送するステップであって、前記ネットワークプロトコルパケットが前記1つ以上のブランチのうち前記パケットが属する1つを識別する第五の情報を更に含み、前記第五の情報とネットワーク伝送ソースアドレス及びあて先アドレスが前記ブランチを一意に識別するものであるステップと、を含み、
    前記受信方法が、
    ネットワークを介して前記固定長のネットワークプロトコルパケットを受信するステップと、
    前記ネットワークプロトコルパケットをネットワーク伝送プロトコルに準じてパースすることにより、固定長のアプリケーションプロトコルパケットと1つ以上のブランチのうち前記パケットが属する1つを識別する第五の情報を取得するステップであって、前記第五の情報、ネットワーク伝送ソースアドレス及びあて先アドレスが前記ブランチを一意に識別するものであるステップと、
    前記アプリケーションプロトコルパケットを所定プロトコルに準じてパースすることにより、データセグメント、そして前記データセグメントが属するブランチの全データセグメントにおける前記パケットの前記データセグメントのシーケンスを表す第一の情報、前記ブランチのロードタイプを表す第二の情報、前記パケットの前記データセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むか否かを表す第三の情報、及び前記第三の情報が、無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合に前記データセグメント中の前記データサンプルの位置を表す第四の情報とを取得するステップと、
    前記同じブランチに属するデータセグメントを、前記第四の情報に基づいて元の無線信号へと回復するステップであって、前記データセグメントが前記第一の情報に基づいて順序付けられることによりデジタル信号データストリームが形成され、前記デジタル信号データストリームがロードタイプを表す前記第二の情報に基づいて無線信号フローへと再生され、ここで前記第三の情報がデータセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合に前記無線信号フローの再生時に前記データサンプルに対応する無線フレームタイミングが、前記第四の情報に表される位置に基づいて回復されるステップと、を含み、
    前記計測する方法が、
    第一のネットワークプロトコルパケットを前記チャネル処理ユニットにより前記遠隔無線周波数ユニットへと送信するステップであって、その中のデータセグメントが前記チャネル処理ユニット上の無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むステップと、
    前記遠隔無線周波数ユニットから伝送される第二のネットワークプロトコルパケットをチャネル処理ユニット上で受信するステップであって、その中のデータセグメントが前記遠隔無線周波数ユニット上の無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含み、前記無線フレーム周期が前記チャネル処理ユニット上の前記無線フレーム周期に対応するステップと、
    前記送信ステップの開始から前記受信ステップの終了までの時間差を計算するステップと、
    前記第一及び第二のネットワークプロトコルパケットのパッキング待ち時間をそれぞれに計算するステップであって、前記待ち時間が前記ネットワークプロトコルパケットの前記データセグメントの前記サンプル長から前記第四の情報により表される位置値分を減算し、対応するサンプリング間隔を乗算したものと等しいステップと、
    前記2つのパッキング待ち時間を前記時間差から減算することにより、往復伝送待ち時間を取得するステップと、を含む方法。
  29. 前記往復伝送待ち時間が、前記チャネル処理ユニットから前記遠隔無線ユニットまでのダウンリンク伝送待ち時間を含み、前記ダウンリンク伝送待ち時間が、前記往復伝送待ち時間に所定の比例係数を乗算したものに等しい請求項28に記載の方法。
  30. 前記所定の比例係数が0.5である請求項29に記載の方法。
  31. 集中基地局において、遠隔無線周波数ユニットの無線フレームタイミングを、チャネル処理ユニット及び前記遠隔無線周波数ユニットとの間の無線信号ブランチ伝送を通じて調節する方法であって、前記伝送が所定の送信方法及び受信方法に基づくものであり、
    前記送信方法が、
    前記無線信号群における各ブランチの無線信号のサンプルデータストリームを取得するステップと、
    前記サンプルデータストリームを固定長の連続データセグメントへと分割するステップと、
    前記データセグメントを所定プロトコルに準じてアプリケーションプロトコルパケットへとカプセル化するステップであって、各アプリケーションプロトコルパケットが、前記データセグメントが属する前記ブランチの全データセグメント中における前記パケットの前記データセグメントのシーケンスを表す第一の情報と、前記ブランチのペイロードタイプを表す第二の情報と、前記パケットの前記データセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むか否かを表す第三の情報と、そして前記第三の情報が無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合に前記データセグメント中の前記データサンプルの位置を表す第四の情報と、を更に含むステップと、
    前記生成されたアプリケーションプロトコルパケットをネットワーク伝送プロトコルに準じてネットワークプロトコルパケットへとカプセル化してそれらを所定ターゲットへと伝送するステップであって、前記ネットワークプロトコルパケットが前記1つ以上のブランチのうち前記パケットが属する1つを識別する第五の情報を更に含み、前記第五の情報とネットワーク伝送ソースアドレス及びあて先アドレスが前記ブランチを一意に識別するステップと、を含み、
    前記受信方法が、
    ネットワークを介して前記固定長のネットワークプロトコルパケットを受信するステップと、
    前記ネットワークプロトコルパケットをネットワーク伝送プロトコルに準じてパースすることにより固定長のアプリケーションプロトコルパケットと、1つ以上のブランチのうち前記パケットが属する1つを識別する第五の情報を取得するステップであって、前記第五の情報、ネットワーク伝送ソースアドレス及びあて先アドレスが前記ブランチを一意に識別するステップと、
    前記アプリケーションプロトコルパケットを所定プロトコルに準じてパースすることにより、データセグメント、そして前記データセグメントが属するブランチの全データセグメントにおける前記パケットの前記データセグメントのシーケンスを表す第一の情報、前記ブランチのロードタイプを表す第二の情報、前記パケットの前記データセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むか否かを表す第三の情報、及び前記第三の情報が、無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合、前記データセグメント中の前記データサンプルの位置を表す第四の情報を取得するステップと、
    前記同じブランチに属するデータセグメントを、前記第四の情報に基づいて元の無線信号へと回復するステップであって、前記データセグメントが前記第一の情報に基づいて順序付けられることによりデジタル信号データストリームが形成され、前記デジタル信号データストリームがロードタイプを表す前記第二の情報に基づいて無線信号フローへと再生され、ここで前記第三の情報がデータセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合に前記無線信号フローの再生時に前記データサンプルに対応する無線フレームタイミングが前記第四の情報に表される位置に基づいて回復されるステップと、を含み、
    前記調節する方法が、
    第一のネットワークプロトコルパケットを前記チャネル処理ユニットにより前記遠隔無線周波数ユニットへと送信するステップであって、その中のデータセグメントが前記チャネル処理ユニット上の無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むステップと、
    前記遠隔無線周波数ユニットから伝送される第二のネットワークプロトコルパケットをチャネル処理ユニット上で受信するステップであって、その中のデータセグメントが前記遠隔無線周波数ユニット上の無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含み、前記無線フレーム周期が前記チャネル処理ユニット上の前記無線フレーム周期に対応するステップと、
    前記送信ステップの開始から前記受信ステップの終了までの時間差を計算するステップと、
    前記第一及び第二のネットワークプロトコルパケットのパッキング待ち時間をそれぞれ計算するステップであって、前記待ち時間が、前記ネットワークプロトコルパケットの前記データセグメントの前記サンプル長から前記第四の情報により表される位置値分を減算し、対応するサンプリング間隔を乗算したものと等しいステップと、
    前記2つのパッキング待ち時間を前記時間差から減算して往復伝送待ち時間を取得するステップと、
    前記往復伝送待ち時間に所定の比例係数を乗算してダウンリンク伝送待ち時間を取得するステップと、
    前記ブランチの送信時間を前記無線フレームタイミングに対して前記ダウンリンク伝送待ち時間分進めるステップと、を含む方法。
  32. 前記所定の比例係数が0.5である請求項31に記載の方法。
  33. 前記受信法における前記回復するステップが、
    前記第三の情報がデータセグメントが無線フレーム周期の開始に対応するデータサンプルを含むことを表す場合に、前記データセグメントの前記サンプル長が前記第四の情報により表示される位置値分減算され、前記ダウンリンクサンプリング間隔で乗算されることにより前記データセグメントのパッキング待ち時間を取得することと、
    前記無線信号フローの再生時に前記データサンプルに対応する無線フレームタイミングを回復する場合に、前記パッキング待ち時間に修正を実施することと、を更に含む請求項31に記載の方法。
  34. 前記無線フレームタイミングの回復が、前記無線フレームタイミングの周期性を利用することにより平滑化処理を実施することを更に含む請求項33に記載の方法。
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