JP4611184B2 - 壁パネルの取付工法及び取付装置 - Google Patents

壁パネルの取付工法及び取付装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4611184B2
JP4611184B2 JP2005339351A JP2005339351A JP4611184B2 JP 4611184 B2 JP4611184 B2 JP 4611184B2 JP 2005339351 A JP2005339351 A JP 2005339351A JP 2005339351 A JP2005339351 A JP 2005339351A JP 4611184 B2 JP4611184 B2 JP 4611184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
mounting bracket
wall panel
plate
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005339351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007146405A (ja
Inventor
元正 大久保
宏幸 平山
Original Assignee
三菱マテリアル建材株式会社
有限会社ヒラヤマ工業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱マテリアル建材株式会社, 有限会社ヒラヤマ工業 filed Critical 三菱マテリアル建材株式会社
Priority to JP2005339351A priority Critical patent/JP4611184B2/ja
Publication of JP2007146405A publication Critical patent/JP2007146405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4611184B2 publication Critical patent/JP4611184B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

本発明は、中空状壁パネルの取付工法及び取付装置に関するものであり、特に、建造物の梁側の通しアングルに複数の壁パネルを容易に建て込むことができる壁パネルの取付工法及び取付装置に関するものである。
従来、ビル等の梁に複数の中空状壁パネル、たとえば押出成形セメント板を縦張りして建て込むときは、先ず、床スラブ側梁部材の上部にピースアングルを介して、通しアングルを水平方向に取り付ける。この後、通しアングルの水平部に押出成形セメント板を配置し、通しアングルの鉛直部をZクリップ(取付金具)の下部で挟むと共に、Zクリップの中間傾斜部又は下部などを通しアングルの鉛直部に溶接し、Zクリップの上部を押出成形セメント板にボルトで締め付けて固定する(特許文献1参照)。
特開2003−090094号公報
上記従来技術によれば、Zクリップの中間傾斜部又は下部などを通しアングルに溶接して、グリップの回転による脱落を防止する必要がある。また、押出成形セメント板の製品精度上、Zクリップを所定強度以上に強固に締め付ける必要があり、この場合、Zクリップの締め過ぎに起因して、押出成形セメント板にクラックを発生させる恐れがあった。
さらに、押出成形セメント板の通しアングルとの当接端面は、通しアングルに合わせて面取り加工を行う必要があり、この面取り加工では、発塵作業が伴うために作業者の健康を害する恐れがあった。更に、通しアングルと押出成形セメント板が互いに密着しているので、両者の間に二次シール材や硬質パッキングを介装する施工が行い難いという問題があった。
そこで、取付金具(Zクリップ)の緩み止め用溶接と壁パネル(押出成形セメント板)の面取り加工を不要にし、壁パネルにクラックが発生しないようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、建築物の梁に固定された通しアングルに、押出成形セメント板等の中空状壁パネルを取付金具により取り付ける工法であって、該取付金具と該壁パネルとの間に当て板を配置するに際し、上記当て板に予め上記通しアングルに点接触して当接するための断面円弧状の膨出部を湾曲して形成する工程を有し、
次いで、該当て板と取付金具の一端側部分を重合させて、前記重合部をボルトで前記壁パネルに締結する工程を経て、前記取付金具の他端側部分で前記通しアングルを前記当て板側に押し付けて挟持固定し、斯様にして、前記取付金具は前記通しアングルを弾発的な付勢力で押し付け固定することを特徴とする壁パネルの取付工法を提供する。
この工法によれば、まず、中空状壁パネルの外面側に当て板を配置し、当て板の外側に、通しアングルを押圧固定するための取付金具の一端側部分を重合させ、この重合部を、ボルトによって壁パネルに締付けて固定する。これにより、取付金具の他端側部分が通しアングルを当て板側に押し付けられる。したがって、当て板と取付金具による弾性的な挟み付け力により、通しアングルに対して強固な固定力が生じるため、通しアングルに壁パネルが支持連結される。
請求項2記載の発明は、建築物の梁に固定された通しアングルに、押出成型されたセメント板等の中空状壁パネルを取付金具により取り付ける装置であって、該壁パネルに当接する当て板の外側に、前記取付金具の一端側部分を重合させると共に、該重合部分を前記壁パネルに締結するためのボルトを設け、該ボルトの締め付け力により、前記取付金具の他端側部分で前記通しアングルを前記当て板側に押し付けて挟持固定するように構成した壁パネルの取付装置において、
上記当て板は、上記通しアングルに当接する膨出部を有し、該膨出部は、前記通しアングルに点接触するように断面円弧状に形成され、かつ、バネ効果を有し、
更に、該当て板は、下側部分両側上辺部に、取付金具側に直角に曲がる一対の突出片が形成されるとともに、該突出片の先端が前記取付金具の斜面状段部に当ることで該取付金具の当て板側への接近を規制するように構成して成ることを特徴する壁パネルの取付装置を提供する。
この構成によれば、壁パネルの外面側に当て板を配置し、当て板の外面側に取付金具の一端側部分を重合させる。この取付金具の他端側部分は、通しアングルの外面に当接させる。そして、当て板と取付金具の重合部分をボルトによって壁パネルに締め付けて固定する。したがって、取付金具の他端側部分により、通しアングルが当て板側に押し付けられることで、当て板と取付金具による弾性的な挟持力、所謂「バネ作用」により通しアングルが固定され、通しアングルに壁パネルが支持連結される。
この構成によれば、壁パネル表面に当接する当て板には、所定方向(通しアングルと直角方向)に延びる膨出部が形成され、膨出部の横断面形状は、通しアングルに点接触する円弧部を有する。このため、当て板と通しアングルの間の摩擦抵抗が小さくなる。
したがって、例えば地震発生の際、縦張りの壁パネルに外力が横方向の外力が作用したときは、壁パネルが横方向に移動変位して外力を速やかに吸収除去する。又、当て板と通しアングルの間には、膨出部の突出寸法に相当する隙間が生じるので、この隙間に二次シール材や硬質パッキングを配設できる。
請求項記載の発明は、上記当て板と取付金具の少なくともいずれか一方には、該当て板に前記取付金具を位置決めして嵌合させるための突起が設けられていることを特徴とする請求項2記載の壁パネルの取付装置を提供する。
この構成によれば、当て板に設けた突起に取付金具を嵌め込むと、当て板に対して取付金具が自動的に位置決め嵌合される。
請求項1記載の発明によれば、取付金具のバネ力で通しアングルを当て板側に押付けて壁パネルを強固に固定保持するので、従来必要であった回転防止用溶接を省略でき、軽量化を図ることができると共に固定強度が増大し、施工効率が従来に比べて著しく向上するという優れた効果がある。
この場合、通しアングルの押付け力はバネ作用にて付与されるので、取付金具がボルトで過大に締付けられる恐れがなく、壁パネルにクラックが発生することを確実に防止できる。
た、当て板に予め上記通しアングルに点接触して当接するための断面円弧状の膨出部を湾曲して形成する工程を有し、次いで、該当て板と取付金具の一端側部分を重合させて、前記重合部をボルトで前記壁パネルに締結する工程を経るから、膨出部と通しアングル間の摩擦抵抗が小さいのでセメント板と通しアングルの間に所定値以上の回転力や振動力などの外力が作用したとしても、該外力によって壁パネル用取付装置がセメント板から脱落することが未然に回避される。
請求項2記載の発明によれば、取付金具のバネ作用で通しアングルに壁パネルが連結固定されるので、緩み止め用溶接を省略でき、壁パネルのクラックを防止できる簡易な構造の壁パネル用取付装置を安価に提供できる。
の発明によれば、当て板と通しアングルの間の摩擦抵抗が小さくなることにより、壁パネルに所定方向の外力が作用しても、壁パネルが移動変位できるので、上記効果に加えて、地震や台風等にたいする耐久性能が一層向上する。
また、当て板と通しアングルの間に生じる隙間を利用して、二次シール材などを容易迅速に施工できる等のメリットがある。
さらに、当て板に形成された突出片の先端が前記取付金具の斜面状段部に当ることで該取付金具の当て板側への接近を規制するように構成したので、取付金具が当て板側に接近移動することが規制され、通しアングルに対する取付金具の取り付けを円滑、且つ、正確な位置に行うことができる。
請求項記載の発明によれば、当て板の突起に取付金具を嵌めるだけで所定位置に重合装着されるので請求項2記載の発明の効果に加えて、構造が簡単でありながら、取付金具のあて板に対する正確な位置決めが常に確保される。更に、壁パネルの取付後、取付金具又は当て板に外力が加わっても、取付金具又は当て板が位置ずれする恐れがない。
本発明は、Zクリップ(取付金具)の緩み止め用溶接と押出成形セメント板(壁パネル)の面取り加工を不要にして施工性を向上させ、押出成形セメント板にクラックが発生しないようにするという目的を達成するために、押出成形セメント板の外面側に当て板を配置すると共に、該当て板の外側にZクリップの一端側部分を重合させて、この重合部をボルトで押出成形セメント板に締着することにより、Zクリップの他端側部分で通しアングルを当て板側(押出成形セメント板側)に押し付けて挟持固定することを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を図1乃至図11に従って説明する。図1において、1、2はそれぞれ、縦方向の中空部を有する上段側押出成形セメント板、下段側押出成形セメント板(中空壁パネル。以下、「セメント板」と略称する。)である。これらセメント板1、2は上下方向及び左右方向に多数枚配設され、左右隣接するセメント板1又は2間には、上下方向に延びる連接部(図3の符号3参照)を設けることができる(縦張りパネル構造)。
図2及び図3に示すように、セメント板1,2の上下間又は左右間の適所には、シーリング材4、断熱材5等が適宜介装され、所要の水密性、断熱性が確保されている。上段側セメント板1は、水平方向に延びる通しアングル(長尺の取付用下地鋼材)6を介して、下段側セメント板2上に載置固定されている。通しアングル6は縦断面L形に形成され、水平部(重量受け部)6aと、該水平部6aの一側端に直角に連設された鉛直部6bとから成る。
7は床スラブに固設したH形鋼製梁部材であって、図2に示すように、梁部材7の上面には通しアングル6の鉛直部6bが、ピースアングル8を介して連結されている。また、梁部材7の下面には、通しアングル6の水平部6aが固着されている。
セメント板1,2は、通しアングル6に壁パネル用取付装置9によって連結固定されている。この取付装置9は、図4に示すように、通しアングル6の鉛直部6b外面に当接するZクリップ(取付金具)10と、Zクリップ10に上部が重合し、かつ通しアングル6の鉛直部6b内面に当接する当て板11と、セメント板1,2の内面に当接する平板状のナット(平ナット)12と、該ナット12のねじ孔12Aに螺合する締付けボルト14とから成る。この締付けボルト14により、Zクリップ10及び当て板11の重合部がセメント板1,2に締め付けられている。
図5に示すように、Zクリップ10は、その上下方向中間部に斜面状段部15を有し、斜面状段部15の上端側、下端側にそれぞれ上側鉛直部16、下側鉛直部17が連接されている。この上側鉛直部16には、上下方向に延びるボルト貫通用長孔18が形成されている。又、Zクリップ10の左右幅方向W両側には嵌合用突起19が形成されている。なお、突起19の形状は、図5の形状例では、上側鉛直部16に対して直角に突出するよう横断面L字状に形成しているが、図6に示すように、使用条件等に応じて横断面円弧状に形成することもでき、突起19の形状は特に限定されない。
当て板11は、上下方向中間部の左右両側に切欠部20が形成され、切欠部20の上側部分21の中央部には、上下方向に延びるボルト貫通用長孔26が形成されている。また、上側部分21の左右幅方向W両側には嵌合用突起23が設けられ、この突起23の内面側には、図7に示すように、Zクリップ10の突起19が嵌合装着される。
当て板11の下側部分22の左右幅方向W中央部には、下端から上方向に向かって延びる膨出部24が設けられている。膨出部24は通しアングル6の長さ方向に対して、直角方向に延びるように形成されている。この膨出部24の横断面形状は、通しアングル6内面に点接触するように、円弧状に湾曲して形成されている。
当て板11の下側部分22両側の上辺部には、Zクリップ10側に直角に曲がる一対の突出片25が形成され、突出片25の長さ寸法は、膨出部24の長さ寸法よりも若干長く設定されている。突出片25にZクリップ10の斜面状段部15が当たることで、Zクリップ10を締着する際、Zクリップ10の当て板11側への接近移動が規制される。
当て板11の下側部分22は、幅方向W中央部から両側方向に向かった突出片25と反対側に若干傾斜又は湾曲するように形成することができ、この場合、セメント板1,2に当て板11を当てて締め付けた時、下側部分22の幅方向W両端部がセメント板1,2外面に弾性的に圧接する(図11参照)。
次に、図8及び図9に基づいて、通しアングル6にセメント板1を取り付ける手順について説明する。尚、通しアングル6上にはセメント板1が載置されており、このセメント板1の所定箇所には、ボルト貫通用孔27が予め形成されているものとする。
まず、図8(b)に示すように、セメント板1の側に当て板11を配置して、その上側部分21をセメント板1外面に接触させる一方、セメント板1の内面側(中空部側)には、ナット12をセメント板1内面に当てると共に、当て板11の外側にZクリップ10を装着重合する。この場合、当て板11の突起23内側にZクリップ10の突起19を嵌合する。これにより、当て板11の上側部分21にZクリップ10の上側鉛直部16が重合し、当て板11に対してZクリップ10が位置決め固定される。
つぎに、図8(a)に示すように、Zクリップ10の長孔18と当て板11の長孔26(図7参照)に締付けボルト14を順次挿通して、締付けボルト14をナット12のねじ孔12Aに螺合させる。この場合、Zクリップ10の下側鉛直部17と当て板11の膨出部24の間の距離は、通しアングル6の鉛直部の厚さよりも若干大きい。
そして、取付装置9が仮固定された上段側セメント板1を下段側セメント板2側に徐々に下ろしながら、Zクリップ10の下側鉛直部17と当て板11の膨出部24の間に、通しアングル6の鉛直部を嵌合させる。嵌合後、締付けボルト14を所定位置まで締め付ける。
これにより、図9(a)、(b)に示すように、Zクリップ10の上側鉛直部16が当て板11の上側部分21に重合し、この状態で両者がセメント板1に締着固定される。この場合、前記重合部分を締付けボルト14で締め付けるに伴い、Zクリップ10の下側鉛直部17に圧接力が作用し、この圧接力(バネ力)により、通しアングル6が当て板11の膨出部24側に強固に押し付けられる。
すなわち、通しアングル6は、当て板11の膨出部24とZクリップ10の下側鉛直部17とによりバネ作用にて強く挟持固定される。尚、図9(a)中の符号Sで示す突出片25の直下の空間部分(隙間)には、必要により、二次モール材(定形シール材)を設けることができる。
このように、Zクリップ10及び当て板11のバネ作用によって、通しアングル6にセメント板1が連結固定されるので、緩み留め用溶接を省略でき作業効率が著しく向上する。又、Zクリップ10を締付けボルト14で過大に締め付けなくとも、Zクリップ10の下側鉛直部17及び当て板11の下側部分22のバネ力でセメント板1を固定保持できるので、過大なボルト締付け力により締セメント板1にクラックが発生することを未然に防止できる。
セメント板1の通しアングル6に当接する端面は、通しアングル6に合わせて面取り加工を行う必要がないので、作業者の健康を害する発塵作業が無くなる。又、Zクリップ10を当て板11に当てる際、当て板11の嵌合用突起23にZクリップ10の内嵌用突起19を嵌着すれば、当て板11に対してZクリップ10が正確に自動位置決めされるので、作業性が良くなる。
当て板11の膨出部24は、通しアングル6に点接触する横断面円弧状に形成されているので、当て板11と通しアングル6の間の摩擦抵抗が小さくなる。よって、例えば地震時などに、セメント板1に横方向の外力が作用しても、セメント板1が即座に横方向に移動変位するので、外力を速やかに除去して耐震性が一層向上する。
当て板11と通しアングル6の間には、膨出部24の突出寸法に相当する隙間が生じるので、この隙間を利用して二次シール材等を容易迅速に施工できる。また、締付けボルト14は、上下方向に延びる長孔18,26を貫通しているので、Zクリップ10と当て板11の上下位置調整を容易に行うことができる。
本実施例では、Zクリップ10の上側鉛直部16と当て板11の上側部分21がセメント板1にボルト止めされると共に、Zクリップ10の下側鉛直部17で通しアングル6が当て板11の膨出部24側に圧接固定される。すなわち、Zクリップ10の下側鉛直部17は、通しアングル6を弾発的な付勢力で押し付けて固定する(バネ作用)。従って、セメント板1と通しアングル6は、Zクリップ10のバネ作用により、当て板11を介して強固に押付け固定される。
本発明は、通しアングル6と壁パネル用取付装置9の位置関係は任意であり、図2の下側部分に例示するように、下段側セメント板2を固定する場合は、通しアングル6の下側に壁パネル用取付装置9を配置することで、上段側セメント板1を固定する場合と同様に施工できる。
本発明は、図10に示すように、セメント板28を横張りパネル構造に施工する場合にも勿論適用でき、縦張りパネル構造の場合と同様の作用効果を奏する。たとえば、従来工法では図10中の符号A部分に緩み止め用の溶接を行う必要があり、又、通しアングル6とセメント板28の間にパッキング材を設ける必要があった。この点、本発明では緩み止め用の溶接を省略でき、かつ、通しアングル6とセメント板28の間にパッキング材を設ける必要もなく、もって、施工効率が著しく向上し、施工時間の大幅な短縮が可能になる。
図10の施工例では、Zクリップ10のバネ効果によって、Zクリップ10の通しアングル6に対する所要の摩擦固定力が維持される。又、図11に示すように、当て板側膨出部24の横断面円弧状部が通しアングル6に点接触しているので、膨出部24と通しアングル6の間の摩擦抵抗が小さい。よって、セメント板28と通しアングル6の間に所定値以上の回転力や振動力などの外力が作用したとしても、外力による壁パネル用取付装置9のセメント板28からの脱落が未然に防止される。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の一実施例を示し、壁パネル用取付装置を説明する全体斜視図。 図1の部分断面側面図。 図1の壁パネル用取付装置を説明する全体平面図。 一実施例に係る壁パネル用取付装置のZクリップ及び当て板を締着する状態を説明する分解側面図。 一実施例に係る壁パネル用取付装置を示す分解斜視図。 本発明に壁パネル用取付装置の変形例を示す斜視図。 図5の壁パネル用取付装置を通しアングルに取り付けた状態を示す斜視図。 一実施例に係る壁パネル用取付装置を上段側セメント板に仮固定して通しアングルに連結する前の状態を示す図であり、(a)は通しアングル等を含む一部断面側面図、(b)はZクリップと締付けボルトを省略した要部正面図。 同上パネル用取付装置を通しアングルに連結した後の状態を示す図であり、(a)は通しアングル等を含む一部断面側面図、(b)は要部正面図。 本発明に係る壁パネル用取付装置によって横張り構造のセメント板を施工した状態を示す斜視図。 同上壁パネル用取付装置の当て板を示す要部断面図。
符号の説明
1 上段側セメント板(中空状壁パネル)
2 下段側セメント板
3 連設部
4 シーリング材
5 断熱材
6 通しアングル(長尺の下地鋼材)
7 梁部材
8 ピースアングル(連結金具)
9 壁パネル用取付装置
10 Zクリップ(取付金具)
11 当て板
12 ナット(平ナット)
14 締付けボルト(締結部材)
15 斜面状段部
16 上側鉛直部
17 下側鉛直部
18 長孔
19 突起
20 切欠部
21 上側部分
22 下側部分
23 突起
24 膨出部
25 突出片
26 長孔
27 孔
28 セメント板


Claims (3)

  1. 建築物の梁に固定された通しアングルに、押出成形セメント板等の中空状壁パネルを取付金具により取り付ける工法であって、該取付金具と該壁パネルとの間に当て板を配置するに際し、上記当て板に予め上記通しアングルに点接触して当接するための断面円弧状の膨出部を湾曲して形成する工程を有し、
    次いで、該当て板と取付金具の一端側部分を重合させて、前記重合部をボルトで前記壁パネルに締結する工程を経て、前記取付金具の他端側部分で前記通しアングルを前記当て板側に押し付けて挟持固定し、斯様にして、前記取付金具は前記通しアングルを弾発的な付勢力で押し付け固定することを特徴とする壁パネルの取付工法。
  2. 建築物の梁に固定された通しアングルに、押出成型されたセメント板等の中空状壁パネルを取付金具により取り付ける装置であって、該壁パネルに当接する当て板の外側に、前記取付金具の一端側部分を重合させると共に、該重合部分を前記壁パネルに締結するためのボルトを設け、該ボルトの締め付け力により、前記取付金具の他端側部分で前記通しアングルを前記当て板側に押し付けて挟持固定するように構成した壁パネルの取付装置において、
    上記当て板は、上記通しアングルに当接する膨出部を有し、該膨出部は、前記通しアングルに点接触するように断面円弧状に形成され、かつ、バネ効果を有し、
    更に、該当て板は、下側部分両側上辺部に、取付金具側に直角に曲がる一対の突出片が形成されるとともに、該突出片の先端が前記取付金具の斜面状段部に当ることで該取付金具の当て板側への接近を規制するように構成して成ることを特徴する壁パネルの取付装置。
  3. 上記当て板と取付金具の少なくともいずれか一方には、該当て板に前記取付金具を位置決めして嵌合させるための突起が設けられていることを特徴とする請求項2記載の壁パネルの取付装置。
JP2005339351A 2005-11-24 2005-11-24 壁パネルの取付工法及び取付装置 Active JP4611184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005339351A JP4611184B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 壁パネルの取付工法及び取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005339351A JP4611184B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 壁パネルの取付工法及び取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007146405A JP2007146405A (ja) 2007-06-14
JP4611184B2 true JP4611184B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=38208131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005339351A Active JP4611184B2 (ja) 2005-11-24 2005-11-24 壁パネルの取付工法及び取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4611184B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6612605B2 (ja) * 2015-12-11 2019-11-27 日鉄鋼板株式会社 カーテンウォールの取付構造
JP7045823B2 (ja) 2017-09-04 2022-04-01 有限会社ヒラヤマ工業 押し出しセメント板の縦張り構造及び押し出しセメント板の縦張り工法
WO2019069472A1 (ja) * 2017-10-05 2019-04-11 株式会社ノザワ 建築用パネルの取付金具及びそれを用いた建築用パネルの取付構造
CN110000722B (zh) * 2018-12-22 2023-11-28 金浪科技有限公司 摩托车发动机插板式外特性试验架
CN112609877A (zh) * 2020-12-24 2021-04-06 南通蓝星装饰工程有限公司 一种抗压防渗漏幕墙
CN114104222A (zh) * 2021-11-08 2022-03-01 沪东中华造船(集团)有限公司 一种避免船舶铝合金上建围壁变形的方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61173608U (ja) * 1985-04-17 1986-10-29
JPH05295822A (ja) * 1992-04-15 1993-11-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 壁材の取付構造
JPH0665974A (ja) * 1992-08-18 1994-03-08 Asahi Chem Ind Co Ltd 中空押出成形板及びその取付構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61173608U (ja) * 1985-04-17 1986-10-29
JPH05295822A (ja) * 1992-04-15 1993-11-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 壁材の取付構造
JPH0665974A (ja) * 1992-08-18 1994-03-08 Asahi Chem Ind Co Ltd 中空押出成形板及びその取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007146405A (ja) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4611184B2 (ja) 壁パネルの取付工法及び取付装置
US7524130B2 (en) Member-joining device
JP6181960B2 (ja) 縦目地伸縮装置
JP4804274B2 (ja) 壁パネル取付装置
JP6209342B2 (ja) 壁パネル取付装置
KR20070000647U (ko) 배관지지가대 체결구조
JP6664169B2 (ja) 壁パネル取付補助具及びそれを用いた壁構造
JP2007327321A (ja) 型枠構造
JP2008163697A (ja) 型枠構造
JP4699441B2 (ja) 仮設建築物用パイプクランプ及び仮設建築物用パイプ連結装置
JP3523576B2 (ja) 通り合せ治具
JP4833866B2 (ja) セパレーター取付け金具
KR101425925B1 (ko) 점검용 안전난간 및 그 설치방법
US20140215960A1 (en) Grating Clamp and Method for Fixing a Grating to a Support
JP4404669B2 (ja) バスダクト支持装置
JP7330829B2 (ja) 機械設備の据付用金具及び機械設備の据付方法
JP2019218776A (ja) 仮設構造物用の固定金具および仮設構造物における水平材と垂直材の固定構造
JP6347483B2 (ja) 床板の固定具
JP2019127703A (ja) 固定金具及び床版の固定構造
JP2019090291A (ja) 連結構造
JP6366203B2 (ja) 床板材の固定構造及び床板材の固定施工方法
JP2002194897A (ja) 鉄骨柱の目違い修正用治具
JP2005248701A (ja) Alcパネル用取付構造
JP2009142881A (ja) ポジショナ面板及びコア連結治具
JP3674945B2 (ja) 壁用面材の取付工法及び取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4611184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250