JP4611182B2 - 無線端末装置及び通信方式切り換え方法 - Google Patents

無線端末装置及び通信方式切り換え方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4611182B2
JP4611182B2 JP2005337346A JP2005337346A JP4611182B2 JP 4611182 B2 JP4611182 B2 JP 4611182B2 JP 2005337346 A JP2005337346 A JP 2005337346A JP 2005337346 A JP2005337346 A JP 2005337346A JP 4611182 B2 JP4611182 B2 JP 4611182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
wireless terminal
ofcdm
terminal device
cdma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005337346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006262440A (ja
Inventor
謙太郎 宮野
克明 安倍
昭彦 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005337346A priority Critical patent/JP4611182B2/ja
Priority to US11/568,773 priority patent/US8098625B2/en
Priority to PCT/JP2005/023481 priority patent/WO2006087869A1/ja
Publication of JP2006262440A publication Critical patent/JP2006262440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4611182B2 publication Critical patent/JP4611182B2/ja
Priority to US13/313,505 priority patent/US8451793B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/02Channels characterised by the type of signal
    • H04L5/023Multiplexing of multicarrier modulation signals
    • H04L5/026Multiplexing of multicarrier modulation signals using code division
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0008Modulated-carrier systems arrangements for allowing a transmitter or receiver to use more than one type of modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2201/00Indexing scheme relating to details of transmission systems not covered by a single group of H04B3/00 - H04B13/00
    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70707Efficiency-related aspects
    • H04B2201/7071Efficiency-related aspects with dynamic control of receiver resources

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、複数の通信方式に対応可能な無線端末装置及び通信方式切り換え方法に関する。
従来、複数の通信方式に対応する無線端末装置として、複数の変復調方式に柔軟に対応できるようにした変調回路、復調回路及び無線装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図16は、前記特許文献1に記載された従来の複数の通信方式に対応する無線装置としての送信機を示すブロック図である。図16において、送信機は、多種類の変調機能を実現する変調回路1100と、変調回路1100から出力されるベースバンド信号(I信号とQ信号とからなる)の帯域制限を行うLPF1117と、帯域制限されたベースバンド信号をIF信号に変換する直交変調器1118と、直交変調器1118で変換されたIF信号をローカル発振器1120からのローカル信号に基づき送信周波数に周波数変換するアップコンバータ1119と、送信周波数に周波数変換された送信信号を電力増幅する電力増幅器1121と、送信アンテナ1122とを備えている。
変調回路1100は、QPSK変調回路1102と、8PSK変調回路1103と、64QAM変調回路1104と、拡散変調回路1107と、第1OFDM変調回路1110及び第2OFDM変調回路1111と、各変調回路の接続関係を切り換える各スイッチ1101、1105、1106、1108、1109、1112と、各スイッチを制御して変調回路を切り換えることにより複数の変調方式に柔軟に対応できるようにする変調制御回路1115と、各変調回路への電源供給を制御する電源制御回路1114と、D/A変換器1113とを備えている。
また、次世代の移動体通信サービス(いわゆる第4世代移動体通信サービス)に向けた通信方式の開発が開始されており、基地局からユーザに向けた下り方向にVSF−OFCDM方式を用い、上り方向にキャリア数が2のMC(マルチキャリア)/DS−CDMA方式を用いることが提案されている(非特許文献1参照)。
特開2003−318999号公報(図1) 「日経エレクトロニクス」 2002年10月7日号 第129−138頁
しかしながら、前記特許文献1に記載の従来の無線装置は、複数の通信方式に対応するために複数の変復調部を有し、ある通信方式で通信を行っている際にはその通信方式に対応しない変復調部は使用されないため、冗長度の大きいハードウェア構成になってしまうという課題を有していた。例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式とCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の両方式に対応するには、双方の通信方式に対応可能な冗長度の大きいハードウェア構成が必要となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、一方式に対応したハードウェアリソースを用いて、複数の方式に対応するための冗長度の小さい構成を実現できる無線端末装置及び通信方式切り換え方法を提供することを目的とする。
本発明の無線端末装置は、OFCDM(Orthogonal Frequency and Code Division Multiplexing)方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースを備え、この無線端末装置のハードウェアリソースによってOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式とCDMA(Code Division Multiple Access)方式との両方式に対応する構成に再構成するものである。
上記構成により、一つの方式に対応したハードウェアリソースを用いて、複数の通信方式に対応するために冗長度の小さい構成が可能になる。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置が同期検出部を有し、前記同期検出部は、前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応した同期検出を行うものとする。
上記構成により、同期検出部においてOFDM方式とCDMA方式の両方式に対応した同期検出処理を行うことができるので、複数の通信方式に対応するために冗長度の小さい構成が可能になる。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置がフーリエ変換部を有し、前記フーリエ変換部は、前記OFDM方式に対応したフーリエ変換あるいは逆フーリエ変換を行うものとする。
上記構成により、フーリエ変換部においてOFDM方式に対応したフーリエ変換あるいは逆フーリエ変換処理を行うことができるので、複数の通信方式に対応するために冗長度の小さい構成が可能になる。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置がフーリエ変換部を有し、前記フーリエ変換部は、前記OFDM方式として複数のOFDM方式に対応したフーリエ変換あるいは逆フーリエ変換を行うものとする。
上記構成により、フーリエ変換部において複数のOFDM方式に対応したフーリエ変換あるいは逆フーリエ変換処理を行うことができるので、複数の通信方式に対応するために冗長度の小さい構成が可能になる。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置が逆拡散部を有し、前記逆拡散部は、前記CDMA方式に対応した逆拡散を行うものとする。
上記構成により、逆拡散部においてCDMA方式に対応した逆拡散処理を行うことができるので、複数の通信方式に対応するために冗長度の小さい構成が可能になる。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置がチャネル推定部を有し、前記チャネル推定部は、前記OFDM方式と前記CDMA方式の両方式に対応したチャネル推定を行うものとする。
上記構成により、チャネル推定部においてOFDM方式とCDMA方式に対応した逆拡散処理を行うことができるので、複数の通信方式に対応するために冗長度の小さい構成が可能になる。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置がフィルタ部を有し、前記フィルタ部は、前記OFDM方式に対応したフィルタ動作を行うものとする。
上記構成により、フィルタ部においてOFDM方式に対応したフィルタ動作を行うことができるので、複数の通信方式に対応するために冗長度の小さい構成が可能になる。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置が前記OFCDM方式の通信エリアから外れた場合に、この無線端末装置のハードウェアリソースが前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応する構成に再構成されるものとする。
上記構成により、OFCDM方式の通信エリアから外れた場合にCDMA方式とOFDM方式の両方式に対応した無線通信を行うことが可能である。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置が前記OFCDM方式の通信エリアから外れた場合に、前記同期検出部が前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応する構成に再構成されるものとする。
上記構成により、OFCDM方式の通信エリアから外れた場合にCDMA方式とOFDM方式の両方式に対応した無線通信を行うことが可能である。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFCDM方式がVSF−OFCDM方式であるものとする。
これにより、VSF−OFCDM方式に対応したハードウェアリソースを用いて、OFDM方式とCDMA方式の両方式に対応する構成に再構成し、冗長度の小さい構成でOFDM方式とCDMA方式の両方式の無線通信を行うことが可能となる。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記CDMA方式がW−CDMA方式であるものとする。
これにより、冗長度の小さい構成でOFDM方式と共にW−CDMA方式に対応した無線通信を行うことが可能となる。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFDM方式がIEEE802.11a方式であるものとする。
これにより、冗長度の小さい構成でCDMA方式と共にIEEE802.11a方式に対応した無線通信を行うことが可能となる。
また、本発明は、上記の無線端末装置であって、前記OFDM方式がISDB−T方式であるものとする。
これにより、冗長度の小さい構成でCDMA方式と共にISDB−T方式に対応した無線通信を行うことが可能となる。
本発明の通信方式切り換え方法は、OFCDM(Orthogonal Frequency and Code Division Multiplexing)方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースを備えた無線端末装置における通信方式切り換え方法であって、この無線端末装置のハードウェアリソースを用いてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式とCDMA(Code Division Multiple Access)方式との両方式に対応する構成に再構成するものである。
これにより、一つの方式(OFCDM方式)に対応したハードウェアリソースを用いて、複数の通信方式(OFDM方式とCDMA方式)に対応するように通信方式を切り換えることができ、冗長度の小さい構成で複数の通信方式の無線通信が可能である。
また、本発明は、上記の通信方式切り換え方法であって、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置が前記OFCDM方式の通信エリアから外れた場合に、前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応する構成に再構成するものとする。
これにより、OFCDM方式の通信エリアから外れた場合にCDMA方式とOFDM方式の両方式に対応するように通信方式を切り換えることができ、CDMA方式とOFDM方式の無線通信を行うことが可能である。
また、本発明は、上記の通信方式切り換え方法であって、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置が前記OFCDM方式の通信エリアから外れた場合に、前記同期検出部が前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応する構成に再構成するものとする。
これにより、OFCDM方式の通信エリアから外れた場合にCDMA方式とOFDM方式の両方式に対応するように通信方式を切り換えることができ、CDMA方式とOFDM方式の無線通信を行うことが可能である。
本発明によれば、一方式に対応したハードウェアリソースを用いて、複数の方式に対応するための冗長度の小さい構成を実現できる無線端末装置及び通信方式切り換え方法を提供できる。
以下の実施形態では、OFCDM(Orthogonal Frequency and Code Division Multiplexing:直交周波数・符号分割多重)方式のハードウェアリソースを用いて、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式とCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の両方式に対応するように再構成する無線端末装置の例を示す。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における無線端末装置の構成を示すブロック図である。図1において、第1の実施形態の無線端末装置100Aは、RF送信部110Aと、RF受信部120Aと、ベースバンド部130Aとを有して構成される。
RF送信部110Aは、第1のRF送信部111と、第2のRF送信部112と、第3のRF送信部113と、第1のD/A部114と、第2のD/A部115と、第3のD/A部116とを有している。
RF受信部120Aは、第1のRF受信部121と、第2のRF受信部122と、第3のRF受信部123と、第1のA/D部124と、第2のA/D部125と、第3のA/D部126とを有している。
ベースバンド部130Aは、スイッチ131と、スイッチ132と、スイッチ133と、スイッチ134と、スイッチ135と、スイッチ136と、スイッチ137と、合成部141と、フィルタ部142と、フィルタ部143と、フィルタ部190と、フィルタ部191と、フィルタ部192と、変調部144と、変調部145と、誤り訂正符号部146と、誤り訂正符号部147と、拡散コード生成部148と、乗算部149と、ガードインターバル挿入部(GI挿入部)150と、信号処理部151と、直列並列変換部152と、制御部160と、ガードインターバル削除部(GI削除部)161と、同期検出部162と、パスサーチ部163と、拡散コード生成部164と、チャネル推定部165と、乗算部166と、乗算部167と、乗算部168と、乗算部169と、遅延部170と、合成部171と、Rake合成部172と、並列直列変換部174と、復調部175と、誤り訂正復号部176と、復調部178と、誤り訂正復号部179を有している。
本実施形態は、OFCDM方式としてVSF−OFCDM(Variable Spreading Factor:可変拡散率)方式に対応し、CDMA方式としてW−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)方式に対応し、OFDM方式としてIEEE802.11a方式に対応している。
RF送信部110Aにおける第1のRF送信部111及び第1のD/A部114は、VSF−OFCDM方式に対応したRF部である。第1のD/A部114は入力されたVSF−OFCDM方式で変調されたデジタル信号をアナログ信号に変換して出力し、第1のRF送信部111は入力された前記アナログ信号を無線周波数信号に変換して出力する。第2のRF送信部112及び第2のD/A部115は、IEEE802.11a方式に対応したRF部である。第2のD/A部115は入力されたIEEE802.11a方式で変調されたデジタル信号をアナログ信号に変換して出力し、第2のRF送信部112は入力された前記アナログ信号を無線周波数信号に変換して出力する。第3のRF送信部113及び第3のD/A部116は、W−CDMA方式に対応したRF部である。第3のD/A部116は入力されたW−CDMA方式で変調されたデジタル信号をアナログ信号に変換して出力し、第3のRF送信部113は入力された前記アナログ信号を無線周波数信号に変換して出力する。
RF受信部120Aにおける第1のRF受信部121及び第1のA/D部124は、VSF−OFCDM方式に対応したRF部である。第1のRF受信部121は入力されたVSF−OFCDM方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第1のA/D部124は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。第2のRF受信部122及び第2のA/D部125は、IEEE802.11a方式に対応したRF部である。第2のRF受信部122は入力されたIEEE802.11a方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第2のA/D部125は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。第3のRF受信部123及び第3のA/D部126は、W−CDMA方式に対応したRF部である。第3のRF受信部123は入力されたW−CDMA方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第3のA/D部126は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。
各スイッチ131、132、133、134、135、136、137は、図1では接続が省略されているが制御部160によって制御されている。スイッチ133、134、135、136、137は、無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はHであり、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はLに切り換わる。スイッチ136及びスイッチ137は、Hのとき信号処理部151から出力される信号に対して拡散コード生成部164から出力される逆拡散用のコードを掛け合わせるようにし、Lのとき信号処理部151から出力される信号に対して何も掛け合わさないようにする。スイッチ131は、無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合は第1のD/A部114とスイッチ133とが接続され、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合は第2のD/A部115とフィルタ部190とが接続され、第3のD/A部116とスイッチ133とが接続されるように切り換わる。スイッチ132は、無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合は第1のA/D部124とフィルタ部191とが接続され、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合は第2のA/D部125とフィルタ部191とが接続され、第3のA/D部126とフィルタ部192とが接続されるように切り換わる。
また、信号処理部151と、ガードインターバル削除部161と、同期検出部162と、拡散コード生成部164と、チャネル推定部165と、フィルタ部191も制御部160によって制御されている。
信号処理部151はフーリエ変換及び逆フーリエ変換を行うブロックであり、無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合は、ガードインターバル削除部161から入力された信号に対して1024ポイントのフーリエ変換を行い乗算部166(スイッチ136)に出力する。IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合は、直列並列変換部152から入力された信号に対して64ポイントの逆フーリエ変換を行いガードインターバル挿入部150に出力し、ガードインターバル削除部161から入力された信号に対して64ポイントのフーリエ変換を行いスイッチ136に出力する。信号処理部151は、1024ポイントのフーリエ変換と、64ポイントのフーリエ変換及び逆フーリエ変換に対応すればいいので、例えば、基数4のバタフライ演算で実行が可能である。
図2に信号処理部151の構成例を示す。図2において、信号処理部151はバタフライ演算部1511と、バタフライ演算部1512とを有しており、バタフライ演算部1511及び1512は基数4のバタフライ演算を実行する。無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合、バタフライ演算部1511及び1512は1024ポイントのFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)を行う。IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合、バタフライ演算部1511は64ポイントのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)を行い、バタフライ演算部1512は64ポイントのFFTを行う。ただし、信号処理部151は、基数4のバタフライ演算に限らず、64ポイントの逆フーリエ変換及びフーリエ変換、1024ポイントのフーリエ変換が可能な構成であれば、図2の構成例に限らない。
図1に示すように、ガードインターバル削除部161は、同期検出部162から入力されるタイミング情報に基づき、フィルタ部191を通して第1のA/D部124あるいは第2のA/D部125から入力されるデジタル信号からガードインターバルを取り除く機能を有する。無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はフィルタ部191を通して第1のA/D部124から入力されるデジタル信号から226ポイントのガードインターバルを取り除き、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はフィルタ部191を通して第2のA/D部125から入力されるデジタル信号から16ポイントのガードインターバルを取り除く。
同期検出部162は、ガードインターバルの除去あるいは逆拡散を行うのに必要なシンボルなどのタイミングを検出する機能を有する。図3に同期検出部162の構成例を示す。図3は相互相関でタイミングを検出する構成であり、VSF−OFCDM方式で通信を行う場合の同期処理を行うために必要なタップ数(=A)が、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合のIEEE802.11a方式の同期処理を行うために必要なタップ数(=N)とW−CDMA方式の同期処理を行うために必要なタップ数(=M)の合計タップ数が等しい(A=N+M)ときの場合である。
図3において、同期検出部162は、OFDM用同期検出部1621と、CDMA用同期検出部1622と、加算部1625とを有している。OFDM用同期検出部1621は、タップ係数16211と、加算部16212と、遅延部16213と、乗算部16214と、スイッチ16215と、スイッチ16216とを有している。CDMA用同期検出部1622は、タップ係数16221と、加算部16222と、遅延部16223と、乗算部16224と、スイッチ16225と、スイッチ16226とを有している。各スイッチ16215、16216、16225、16226は、無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はHであり、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はLに切り換わる。また、タップ係数16211、16221は、スイッチの切り換えとともにそれぞれの通信方式に対応した係数に切り換わる。IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合は、遅延部16213にフィルタ部191から出力されるデジタル信号(IEEE802.11a方式)が入力され、遅延部16223にフィルタ部192から出力されるデジタル信号(W−CDMA方式)が入力され、OFDM用同期検出部1621及びCDMA用同期検出部1622のスイッチ16216およびスイッチ16226からそれぞれタイミングに関する情報が出力される。VSF−OFCDM方式で通信を行う場合は、遅延部16213および遅延部16223にフィルタ部191から入力されるデジタル信号(VSF−OFCDM方式)が入力され、OFDM用同期検出部1621及びCDMA用同期検出部1622から出力される信号を加算部1625において加算しタイミングに関する情報を出力する。
また、タップ数AがN+Mよりも大きいとき(A=N+M+L)の同期検出部162の構成例を図4に示す。図4に示す同期検出部162は、図3の構成例と比べて、さらに、タップ係数16231と、加算部16232と、遅延部16233と、乗算部16234と、スイッチ16235と、スイッチ16236とを有している。スイッチ16235、16236は、無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はHであり、遅延部16213、遅延部16233および遅延部16223にフィルタ部191から出力されるデジタル信号(VSF−OFCDM方式)が入力され、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はLに切り換わり、遅延部16213にフィルタ部191から出力されるデジタル信号(IEEE802.11a方式)が入力され、遅延部16223にフィルタ部192から出力されるデジタル信号(W−CDMA方式)が入力される。
また、タップ数AがN+Mよりも小さいとき(A=N+P)の同期検出部162の構成例を図5に示す。図5に示す同期検出部162は、図3の構成例と比べて、さらに、加算部1626と、加算部16262と、遅延部16263と、スイッチ16267とを有している。スイッチ16267は、無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はHであり、遅延部16213および遅延部16223にフィルタ部191から出力されるデジタル信号(VSF−OFCDM方式)が入力され、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はLに切り換わり、遅延部16213にフィルタ部191から出力されるデジタル信号(IEEE802.11a方式)が入力され、遅延部16223および遅延部16263にフィルタ部192から出力されるデジタル信号(W−CDMA方式)が入力される。
ただし、同期検出部162は、タップ係数の代わりに遅延部に入力されるデジタル信号を用いることにより、自己相関でタイミングを検出する構成も可能である。
図1に示すように、拡散コード生成部164は、無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合、同期検出部162で検出されたタイミング情報に基づいて逆拡散用のコードを生成し、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合、W−CDMA方式に対応し、遅延プロファイルから受信に必要なパスを選択するパスサーチ部163から出力されたタイミング情報に基づいて逆拡散用のコードを生成する。VSF−OFCDM方式とW−CDMA方式で使用される前記コードは共通であるので、拡散コード生成部164は前記2つの方式に対して共用することが可能である。
乗算部166及び168は、前記逆拡散用のコードと入力された信号とを掛け合わせた値を出力する。VSF−OFCDM方式の信号の逆拡散に使用する乗算部166のほうがW−CDMA方式の信号の逆拡散に使用する乗算部168よりも数が多いので、図6に示すように、ベースバンド部130Aが、スイッチ138およびスイッチ139を有する構成にすることにより、乗算部166を前記2つの方式で共用することが可能である。スイッチ138、139は、無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はHであり、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はLである。
チャネル推定部165は、既知のパイロットシンボルあるいはプリアンブル信号を用いて伝送路の歪み(振幅、位相)を推定する機能を有している。チャネル推定部165は、同期検出部162と同様に、基本的には遅延部とタップ係数から構成され、VSF−OFCDM方式の信号のチャネル推定に使用するチャネル推定部と、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式の信号のチャネル推定に使用するチャネル推定部とで遅延部の数が多い方式にチャネル推定部165の遅延部の数を合わせることによって図3や図4、図5と同様の構成にすることで、チャネル推定部を前記3つの方式で共用することが可能である。
復調部175は、入力された信号に対してデマッピング処理を行う。無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はQPSK、16QAM、64QAMに対応し、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はIEEE802.11a方式のBPSK、QPSK、16QAM、64QAMに対応する。復調部175をBPSK、QPSK、16QAM、64QAMに対応する構成にすることで、前記2つの方式に対して共用することが可能である。復調部178も復調部175と同様の機能を有し、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合のW−CDMA方式のQPSKに対応する。
誤り訂正復号部176は、入力された信号に対し復号化処理を行う。無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はターボ復号化及びビタビ復号化を行い、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合は、IEEE802.11a方式に対応したビタビ復号化を行う。誤り訂正復号部176を、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの再構成可能なデバイスで構成し、ターボ復号化及びビタビ復号化に対応することにより、前記2つの方式に対して共用することが可能である。誤り訂正復号部179も誤り訂正復号部176と同様の機能を有し、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合のW−CDMA方式のターボ復号化及びビタビ復号化に対応する。
フィルタ部142、143、192は、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合のW−CDMA方式に対応するルートナイキストフィルタである。フィルタ部190は、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合のIEEE802.11a方式に対応するフィルタである。フィルタ部191は、フィルタ特性が可変となる構成にすることにより、VSF−OFCDM方式で通信を行う場合と、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合のIEEE802.11a方式に対して共用することが可能である。
変調部144は、入力された信号に対してマッピング処理を行う。無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はQPSKに対応し、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はW−CDMA方式のQPSKに対応するので、2つの方式に対して共用することが可能である。変調部145も変調部144と同様の機能を有し、VSF−OFCDM方式で通信を行う場合はQPSKに対応し、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はIEEE802.11a方式のBPSK、QPSK、16QAM、64QAMに対応する。変調部145をBPSK、QPSK、16QAM、64QAMに対応する構成にすることで、前記2つの方式に対して共用することが可能である。
誤り訂正符号部146は、入力された信号に対し符号化処理を行う。無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はターボ符号化及び畳み込み符号化を行い、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はW−CDMA方式に対応したターボ符号化及び畳み込み符号化を行うので、2つの方式に対して共用することが可能である。誤り訂正符号部146を、FPGAなどの再構成可能なデバイスで構成し、ターボ符号化及び畳み込み符号化に対応することにより、複数の符号化率にも対応することが可能である。誤り訂正符合部147も誤り訂正符号部146と同様の機能を有し、VSF−OFCDM方式で通信を行う場合はターボ符号化及び畳み込み符号化を行い、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合のIEEE802.11a方式の畳み込み符号化に対応する。誤り訂正符合部147をターボ符号化及び畳み込み符号化に対応する構成にすることで、前記2つの方式に対して共用することが可能である。
上述した第1の実施形態の構成によれば、OFCDM方式に対応するハードウェアのリソースを用いて、CDMA方式とOFDM方式に対応する構成に再構成することにより、冗長度の小さい複数の通信方式に対応した無線端末装置を構成することが可能である。
なお、フィルタの機能を第1のD/A部114、第2のD/A部115、第3のD/A部116、第1のA/D部124、第2のA/D部125、第3のA/D部126に持たせることにより、フィルタ部142、143、190、191、192を省く構成も可能である。
また、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合は、拡散コード生成部164から出力される拡散コードを1とすることで、乗算部166において逆拡散を行わないようにすることにより、スイッチ136、137を省く構成も可能である。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態における無線端末装置の構成を示すブロック図である。第2の実施形態の無線端末装置100Bは、第1の実施形態におけるIEEE802.11a方式の送受信機能の代わりに、ISDB−T方式の受信機能を持つ。ISDB−T方式はデジタル放送の規格であり、OFDM方式の1種である。本実施形態では、ISDB−T方式の1セグメント受信を行う場合について説明する。
図7に示す第2の実施形態と図1に示す第1の実施形態との違いは、ISDB−T方式に対する送信機能は必要ないので、ガードインターバル挿入部150、直列並列変換部152などを省いている点である。
RF送信部110Bにおける第1のRF送信部111及び第1のD/A部114は、VSF−OFCDM方式に対応したRF部である。第1のD/A部114は入力されたVSF−OFCDM方式で変調されたデジタル信号をアナログ信号に変換して出力し、第1のRF送信部111は入力された前記アナログ信号を無線周波数信号に変換して出力する。
第3のRF送信部113及び第3のD/A部116は、W−CDMA方式に対応したRF部である。第3のD/A部116は入力されたW−CDMA方式で変調されたデジタル信号をアナログ信号に変換して出力し、第3のRF送信部113は入力された前記アナログ信号を無線周波数信号に変換して出力する。
RF受信部120Bにおける第1のRF受信部121及び第1のA/D部124は、VSF−OFCDM方式に対応したRF部である。第1のRF受信部121は入力されたVSF−OFCDM方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第1のA/D部124は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。第2のRF受信部122B及び第2のA/D部125Bは、ISDB−T方式に対応したRF部である。第2のRF受信部122Bは入力されたISDB−T方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第2のA/D部125Bは入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。第3のRF受信部123及び第3のA/D部126は、W−CDMA方式に対応したRF部である。第3のRF受信部123は入力されたW−CDMA方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第3のA/D部126は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。
各スイッチ131、132、133、134、136、137は、図7では接続が省略されているが制御部160によって制御されている。スイッチ133、134、136、137は、無線端末装置100BがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はHであり、ISDB−T方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はLに切り換わる。スイッチ136及びスイッチ137は、Hのとき信号処理部151から出力される信号に対して拡散コード生成部164から出力される逆拡散用のコードを掛け合わせるようにし、Lのとき信号処理部151から出力される信号に対して何も掛け合わさないようにする。スイッチ131は、無線端末装置100BがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合は第1のD/A部114とスイッチ133とが接続され、ISDB−T方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合は第3のD/A部116とスイッチ133とが接続されるように切り換わる。スイッチ132は、無線端末装置100BがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合は第1のA/D部124とフィルタ部191とが接続され、ISDB−T方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合は第2のA/D部125Bとフィルタ部191とが接続され、第3のA/D部126とフィルタ部192とが接続されるように切り換わる。
信号処理部151は、フーリエ変換及び逆フーリエ変換を行うブロックであり、無線端末装置100BがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合は、ガードインターバル削除部161から入力された信号に対して1024ポイントのフーリエ変換を行い乗算部166(スイッチ136)に出力する。ISDB−T方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合は、ガードインターバル削除部161から入力された信号に対して128ポイント(Mode1)、256ポイント(Mode2)あるいは512ポイント(Mode3)のフーリエ変換を行いスイッチ136に出力する。信号処理部151は、1024ポイントと、128ポイント、256ポイントあるいは512ポイントのフーリエ変換に対応すればいいので、基数4のバタフライ演算(Mode2のとき)あるいは基数2のバタフライ演算(Mode1、Mode3のとき)で実行が可能である。基数が4の場合は図2と同じ構成になる。無線端末装置100BがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合、バタフライ演算部1511及び1512は1024ポイントのFFTを行う。ISDB−T方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合、バタフライ演算部1511及び1512は256ポイントのFFTを行う。ただし、信号処理部151は、基数4のバタフライ演算に限らず、128ポイント、256ポイントあるいは512ポイントのフーリエ変換及び1024ポイントのフーリエ変換が可能な構成であれば、別の構成も可能である。
ガードインターバル削除部161は、第1の実施形態と同様の機能を有する。無線端末装置100BがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はフィルタ部191を通して第1のA/D部124から入力されるデジタル信号から226ポイントのガードインターバルを取り除き、ISDB−T方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合はフィルタ部191を通して第2のA/D部125Bから入力されるデジタル信号から32ポイントのガードインターバルを取り除く(Mode2でガードインターバル長が1/8の場合)。
上述した第2の実施形態の構成によれば、OFCDM方式に対応するハードウェアのリソースを用いて、CDMA方式とOFDM方式に対応する構成に再構成することにより、冗長度の小さい複数の通信方式に対応した無線端末装置を構成することが可能である。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態における無線端末装置の構成を示すブロック図である。第3の実施形態の無線端末装置100Cは、第1の実施形態におけるW−CDMA方式の送受信機能の代わりに、ISDB−T方式の受信機能を持つ。
図8に示す第3の実施形態と図1に示す第1の実施形態との違いは、W−CDMA方式に対する受信機能は必要ないので、パスサーチ部163、Rake合成部172などを省いている点と、ISDB−T方式に対する送信機能は必要ないので、第3のRF送信部112、第3のD/A部116などを省いている点である。
RF送信部110Cにおける第1のRF送信部111及び第1のD/A部114は、VSF−OFCDM方式に対応したRF部である。第1のD/A部114は入力されたVSF−OFCDM方式で変調されたデジタル信号をアナログ信号に変換して出力し、第1のRF送信部111は入力された前記アナログ信号を無線周波数信号に変換して出力する。
第2のRF送信部112及び第2のD/A部115は、IEEE802.11a方式に対応したRF部である。第2のD/A部115は入力されたIEEE802.11a方式で変調されたデジタル信号をアナログ信号に変換して出力し、第2のRF送信部112は入力された前記アナログ信号を無線周波数信号に変換して出力する。
RF受信部120Cにおける第1のRF受信部121及び第1のA/D部124は、VSF−OFCDM方式に対応したRF部である。第1のRF受信部121は入力されたVSF−OFCDM方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第1のA/D部124は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。第2のRF受信部122及び第1のA/D部125は、IEEE802.11a方式に対応したRF部である。第2のRF受信部122は入力されたIEEE802.11a方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第2のA/D部125は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。第3のRF受信部123C及び第3のA/D部126CはISDB−T方式に対応したRF部である。第3のRF受信部123Cは入力されたISDB−T方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第3のA/D部126Cは入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。
各スイッチ131、132、135、136、137は、図8では接続が省略されているが制御部160によって制御されている。スイッチ135、136、137は、無線端末装置100CがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はHであり、IEEE802.11a方式及びISDB−T方式で通信を行う場合はLに切り換わる。スイッチ136及びスイッチ137は、Hのとき信号処理部151から出力される信号に対して拡散コード生成部164から出力される逆拡散用のコードを掛け合わせるようにし、Lのとき信号処理部151から出力される信号に対して何も掛け合わさないようにする。スイッチ131は、無線端末装置100CがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合は第1のD/A部114と合成部141とが接続され、IEEE802.11a方式及びISDB−T方式で通信を行う場合は第2のD/A部115とフィルタ部190とが接続されるように切り換わる。スイッチ132は、無線端末装置100CがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合は第1のA/D部124とフィルタ部191とが接続され、IEEE802.11a方式及びISDB−T方式で通信を行う場合は第2のA/D部125とフィルタ部191とが接続され、第3のA/D部126Cとフィルタ部192Cとが接続されるように切り換わる。
信号処理部151Cは、フーリエ変換及び逆フーリエ変換を行うブロックであり、無線端末装置100CがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合は、ガードインターバル削除部161から入力された信号に対して1024ポイントのフーリエ変換を行い乗算部166(スイッチ136)に出力する。IEEE802.11a方式及びISDB−T方式で通信を行う場合は、直列並列変換部152から入力された信号に対して64ポイントの逆フーリエ変換を行いガードインターバル挿入部160に出力し、ガードインターバル削除部161から入力された信号に対して64ポイントのフーリエ変換を行いスイッチ136に出力し、ガードインターバル削除部180から入力された信号に対して128ポイント(Mode1)、256ポイント(Mode2)あるいは512ポイント(Mode3)のフーリエ変換を行う。信号処理部151Cは、Mode2の場合、1024ポイントのフーリエ変換と、256ポイントのフーリエ変換と、64ポイントのフーリエ変換及び逆フーリエ変換に対応すればいいので、例えば、基数4のバタフライ演算で実行が可能である。
図9に信号処理部151Cの構成例を示す。図9において、信号処理部151Cはバタフライ演算部1511と、バタフライ演算部1512と、バタフライ演算部1513とを有しており、バタフライ演算部1511、1512及び1513は基数4のバタフライ演算を実行する。無線端末装置100CがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合、バタフライ演算部1511、1512及び1513は1024ポイントのFFTを行う。IEEE802.11a方式及びISDB−T方式で通信を行う場合、バタフライ演算部1511は64ポイントのIFFTを行い、バタフライ演算部1512は64ポイントのFFTを行い、バタフライ演算部1513は256ポイントのFFTを行う。ただし、信号処理部151Cは、基数4のバラフライ演算に限らず、64ポイントの逆フーリエ変換及びフーリエ変換、128ポイント、256ポイントあるいは512ポイントのフーリエ変換、1024ポイントのフーリエ変換が可能な構成であれば、図9の構成例に限らない。
上述した第3の実施形態の構成によれば、OFCDM方式に対応するハードウェアのリソースを用いて、複数のOFDM方式に対応する構成に再構成することにより、冗長度の小さい複数の通信方式に対応した無線端末装置を構成することが可能である。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態における無線端末装置の構成を示すブロック図である。第4の実施形態の無線端末装置100Dは、第1の実施形態の構成にISDB−T方式の受信機能を加えたものである。
図10に示す第4の実施形態と図1に示す第1の実施形態との違いは、ISDB−T方式に対する受信機能を付加したので、第4のRF受信部127、第4のA/D部128などを加えている点である。
RF受信部120Dにおける第1のRF受信部121及び第1のA/D部124は、VSF−OFCDM方式に対応したRF部である。第1のRF受信部121は入力されたVSF−OFCDM方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第1のA/D部124は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。第2のRF受信部122及び第1のA/D部125は、IEEE802.11a方式に対応したRF部である。第2のRF受信部122は入力されたIEEE802.11a方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第2のA/D部125は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。第3のRF受信部123及び第3のA/D部126は、W−CDMA方式に対応したRF部である。第3のRF受信部123は入力されたW−CDMA方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第3のA/D部126は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。第4のRF受信部127及び第4のA/D部128は、ISDB−T方式に対応したRF部である。第4のRF受信部127は入力されたISDB−T方式の無線周波数信号を中間周波数のアナログ信号に変換して出力し、第4のA/D部128は入力された前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。
スイッチ132は、無線端末装置100DがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合は第1のA/D部124とフィルタ部191とが接続され、IEEE802.11a方式、W−CDMA方式及びISDB−T方式で通信を行う場合は第2のA/D部125とフィルタ部191とが接続され、第3のA/D部126とフィルタ部192とが接続され、第4のA/D部128とフィルタ部192Cとが接続されるように切り換わる。
図11に同期検出部162Dの構成例を示す。図11は相互相関でタイミングを検出する構成であり、VSF−OFCDM方式で通信を行う場合の同期処理を行うために必要なタップ数(=A)が、IEEE802.11a方式、W−CDMA方式及びISDB−T方式で通信を行う場合のIEEE802.11a方式の同期処理を行うために必要なタップ数(=N)とW−CDMA方式の同期処理を行うために必要なタップ数(=M)とISDB−T方式の同期処理を行うために必要なタップ数(=Q)の合計タップ数が等しい(A=N+M+Q)ときの場合である。
同期検出部162Dは、第1の実施形態の構成に、さらに、OFDM用同期検出部1624と、スイッチ16227とを有している。OFDM用同期検出部1624は、タップ係数16241と、加算部16242と、遅延部16243と、乗算部16244と、スイッチ16245と、スイッチ16246とを有している。スイッチ16215、16216、16225、16226、16227、16245、16256は、無線端末装置100DがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合はHであり、IEEE802.11a方式、W−CDMA方式及びISDB−T方式で通信を行う場合はLに切り換わる。
また、タップ係数16211、16221、16241は、スイッチの切り換えとともにそれぞれの通信方式に対応した係数に切り換わる。IEEE802.11a方式、W−CDMA方式及びISDB−T方式で通信を行う場合は、遅延部16213にフィルタ部191から出力されるデジタル信号(IEEE802.11a方式)が入力され、遅延部16223にフィルタ部192から出力されるデジタル信号(W−CDMA方式)が入力され、遅延部16243にフィルタ部192Cから出力されるデジタル信号(ISDB−T方式)が入力され、OFDM用同期検出部1621、CDMA用同期検出部1622及びOFDM用同期検出部1624のスイッチ16216、スイッチ16226及びスイッチ16246からそれぞれタイミングに関する情報が出力され、VSF−OFCDM方式で通信を行う場合は、遅延部16213、遅延部16223および遅延部16243にフィルタ部191から出力されるデジタル信号(VSF−OFCDM方式)が入力され、OFDM用同期検出部1621、CDMA用同期検出部1622及びOFDM用同期検出部1624から出力される信号を加算部1625において加算しタイミングに関する情報を出力する。
上述した第4の実施形態の構成によれば、OFCDM方式に対応するハードウェアのリソースを用いて、CDMA方式と複数のOFDM方式に対応する構成に再構成することにより、冗長度の小さい複数の通信方式に対応した無線端末装置を構成することが可能である。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、第1の実施形態のように構成された場合について、無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合と、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合との切り換え方法について説明する。図12は、本発明の第5の実施形態における無線端末装置の通信方式切り換え動作を示すフローチャートである。
無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式に対応する構成で処理が始まる。ステップS201において、無線端末装置100Aは、復調結果などからVSF−OFCDM方式の通信エリア内かどうかを確認する。圏外と判断されればステップS203に進み、通信エリア内であると判断されればステップS202に進み処理が終了する(VSF−OFCDM方式のままの状態)。
ステップS203では、無線端末装置100Aの構成がVSF−OFCDM方式からIEEE802.11a方式及びW−CDMA方式に切り換わる。ステップS204において、無線端末装置100Aは、復調結果などからW−CDMA方式の通信エリア内かどうかを確認する。圏外と判断されればステップS205に進み、通信エリア内であると判断されればステップS203に戻る(IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式のままの状態)。ステップS205において、無線端末装置100Aは、復調結果などからIEEE802.11a方式の通信エリア内かどうかを確認する。圏外と判断されればステップS202に進み(VSF−OFCDM方式に切り換える)、通信エリア内であると判断されればステップS203に戻る(IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式のままの状態)。ただし、ステップS204とステップS205は順番が入れ替わることも可能である。
また、図12のフローチャートで示した手順は、無線端末装置がVSF−OFCDM方式で通信を行う場合とIEEE802.11a方式及びISDB−T方式で通信する場合との切り換え、VSF−OFCDM方式で通信を行う場合とW−CDMA方式及びISDB−T方式で通信する場合との切り換え、VSF−OFCDM方式で通信を行う場合とIEEE802.11a方式、W−CDMA方式及びISDB−T方式で通信する場合との切り換えの際にも使用可能である。
上述した第5の実施形態の構成によれば、OFCDM方式に対応するハードウェアのリソースを用いてCDMA方式とOFDM方式に対応する構成に再構成することにより、冗長度の小さい複数の通信方式に対応した無線端末装置を構成することが可能である。
(第6の実施形態)
第6の実施の形態では、第1の実施形態のように構成された場合について、無線通信端末装置100AがVSF−OFCDM方式で通信を行う場合と、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式で通信を行う場合との切り換え方法について説明する。図13は、本発明の第6の実施形態における無線端末装置の主要部の構成を示すブロック図、図14及び図15は、本発明の第6の実施形態における無線通信装置の通信方式切り換え動作を示すフローチャートである。
無線端末装置100Aが伝搬環境推定部195を有し、図13のように構成される場合、同期検出部162から出力される遅延プロファイルから伝搬環境推定部195においてしきい値判定などを行うことで、各通信方式のエリア内にいるかどうかを判定することが可能になる。
無線端末装置100AがVSF−OFCDM方式に対応する構成で処理が始まる場合(通信方式切り換え処理2)、図14に示すステップS301において、無線端末装置100Aは、同期検出部162の加算部1625から出力される遅延プロファイルからVSF−OFCDM方式の通信エリア内かどうかを確認する。VSF−OFCDM方式の通信エリア内と判断された場合、無線端末装置100AはVSF−OFCDM方式に対応する構成を維持して処理を終了する。ステップS301において、VSF−OFCDM方式の通信エリア外と判断された場合、同期検出部162のスイッチをHからLに切り換えるとともに、図1におけるスイッチ132を、第2のA/D部125とフィルタ191とが接続されるように切り換え、CDMA用同期検出部1622から出力される遅延プロファイルからW−CDMA方式の通信エリア内かどうかを確認する(ステップS302)。W−CDMA方式の通信エリア内と判断された場合、ステップS304において、無線端末装置100AはIEEE802.11a方式及びW−CDMA方式に対応する構成に切り替わり処理を終了する。ステップS302において、W−CDMA方式の通信エリア外と判断された場合、OFDM用同期検出部1621から出力される遅延プロファイルからIEEE802.11a方式の通信エリア内かどうかを確認する(ステップS303)。IEEE802.11a方式の通信エリア内と判断された場合、ステップS304において、無線端末装置100AはIEEE802.11a方式及びW−CDMA方式に対応する構成に切り替わり処理を終了する。ステップS303において、IEEE802.11a方式の通信エリア外と判断された場合、無線端末装置100AはVSF−OFCDM方式に対応する構成を維持して処理を終了する(同期検出部162のスイッチをLからHに戻し、スイッチ132の接続も元に戻す)。
無線端末装置100AがIEEE802.11a方式及びW−CDMA方式に対応する構成で処理が始まる場合(通信方式切り換え処理3)、図15に示すステップS401において、無線端末装置100Aは、同期検出部162のCDMA用同期検出部1622から出力される遅延プロファイルからW−CDMA方式の通信エリア内かどうかを確認する。W−CDMA方式の通信エリア内と判断された場合、無線端末装置100AはIEEE802.11a方式及びW−CDMA方式に対応する構成を維持して処理を終了する。ステップS401において、W−CDMA方式の通信エリア外と判断された場合、OFDM用同期検出部1621から出力される遅延プロファイルからIEEE802.11a方式の通信エリア内かどうかを確認する(ステップS402)。IEEE802.11a方式の通信エリア内と判断された場合、無線端末装置100AはIEEE802.11a方式及びW−CDMA方式に対応する構成を維持して処理を終了する。ステップS402において、IEEE802.11a方式の通信エリア外と判断された場合、同期検出部162のスイッチをLからHに切り換えるとともに、図1におけるスイッチ132を、第1のA/D部124とフィルタ191とが接続されるように切り換え、加算部1625から出力される遅延プロファイルからVSF−OFCDM方式の通信エリア内かどうかを確認する(ステップS403)。VSF−OFCDM方式の通信エリア内と判断された場合、ステップS404において、無線端末装置100AはVSF−OFCDM方式に対応する構成に切り替わり処理を終了する。ステップS403において、VSF−OFCDM方式の通信エリア外と判断された場合、無線端末装置100AはIEEE802.11a方式及びW−CDMA方式に対応する構成を維持して処理を終了する(同期検出部162のスイッチをHからLに戻し、スイッチ132の接続も元に戻す)。
上述した第6の実施形態の構成によれば、VSF−OFCDM方式の通信エリア外と判定され、W−CDMA方式またはIEEE802.11a方式の通信エリア内と判定された場合は、IEEE802.11a方式及びW−CDMA方式に対応する構成に再構成する。また、W−CDMA方式またはIEEE802.11a方式の通信エリア外と判定され、VSF−OFCDM方式の通信エリア内と判定された場合は、VSF−OFCDM方式に対応する構成に再構成する。その際、一部のスイッチを変更することのみで各通信方式のエリアの判断が可能なので、ハードウェアの再構成を効率的に行うことができる。
なお、伝搬環境推定部195がCDMA方式に対するパスサーチの機能を有することにより、パスサーチ部163を省く構成も可能である。
なお、上述した第1から第6の実施形態では、OFCDM方式の一例としてVSF−OFCDM方式について説明したが、一般的なOFCDM方式に対応する無線端末装置は送受信ともにOFCDM方式の構成なので、VSF−OFCDM方式よりもさらなるハードウェアリソースが必要になる。よって、本実施形態で説明したCDMA方式とOFDM方式との両方式に対応する構成に再構成することは、一般的なOFCDM方式に対応する無線端末装置でも可能である。また、CDMA方式はW−CDMA方式ではない方式、OFDM方式はIEEE802.11a方式及びISDB−T方式ではない方式に対しても共用化が可能である。また、RF送信部110とRF受信部120に関しては、送受信あるいは複数の通信方式で、アンテナ、RF送信部、RF受信部、D/A部、A/D部の共用も可能である。さらに、信号処理部151と信号処理部151Cに関しては、1024ポイントよりも大きいポイント数のFFT、IFFTに対応する構成にすることにより、ISDB−Tの13セグメント受信あるいはISDB−T以外のOFDM方式の放送システムにも応用できる。
上述した本実施形態によれば、ハードウェア規模の大きいOFCDM方式の無線端末装置のハードウェアリソースを用いて、OFDM方式とCDMA方式の両方式に対応する構成に再構成することにより、冗長度の小さい構成で複数の通信方式に対応した無線端末装置を実現可能である。
また、無線通信システムが旧世代から次世代に移行する際、新世代のシステムの導入時はカバーエリアが旧世代に比べて狭く、新世代への移行に時間がかかるという課題がある。これに対し、本実施形態では、第4世代携帯電話の無線通信方式として注目されているOFCDM方式と、第3世代の無線通信方式であるCDMA方式とに対応することで、旧世代から次世代への無線通信システムの移行を容易にすることができ、世代をまたぐ際に好適な無線端末装置を実現できる。
本発明は、一方式に対応したハードウェアリソースを用いて、複数の方式に対応するための冗長度の小さい構成を実現できるという効果を有し、複数の通信方式に対応可能な無線端末装置及び通信方式切り換え方法等に有用である。
本発明の第1の実施形態における無線端末装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態における信号処理部の構成例を示す図 本発明の第1の実施形態における同期検出部の構成例を示す図 本発明の第1の実施形態における同期検出部の構成例を示す図 本発明の第1の実施形態における同期検出部の構成例を示す図 本発明の第1の実施形態における逆拡散部の構成例を示す図 本発明の第2の実施形態における無線端末装置の構成を示すブロック図 本発明の第3の実施形態における無線端末装置の構成を示すブロック図 本発明の第3の実施形態における信号処理部の構成例を示す図 本発明の第4の実施形態における無線端末装置の構成を示すブロック図 本発明の第4の実施形態における同期検出部の構成例を示す図 本発明の第5の実施形態における通信方式切り換え動作を示すフローチャート 本発明の第6の実施形態における無線端末装置の構成を示すブロック図 本発明の第6の実施形態における通信方式切り換え動作を示すフローチャート 本発明の第6の実施形態における通信方式切り換え動作を示すフローチャート 従来の無線端末装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100A〜100D 無線端末装置
110A〜110D RF送信部
111〜113 RF送信部
114〜116 D/A部
120A〜120D RF受信部
121〜123,122B,123C,127 RF受信部
124〜126,125B,126C,128 A/D部
130A〜130D ベースバンド部
131〜139 スイッチ
141 合成部
142,143,190〜192,192C フィルタ部
144,145 変調部
146,147 誤り訂正符号部
148 拡散コード生成部
149 乗算部
150 ガードインターバル(GI)挿入部
151,151C 信号処理部
152 直列並列変換部
160 制御部
161,180 ガードインターバル(GI)削除部
162,162D 同期検出部
163 パスサーチ部
164 拡散コード生成部
165 チャネル推定部
166〜169 乗算部
170 遅延部
171 合成部
172 Rake合成部
174 並列直列変換部
175,175D,178 復調部
176,179 誤り訂正復号部
1511,1512,1513 バタフライ演算部
1621,1624 OFDM用同期検出部
1622 CDMA用同期検出部
1625 加算部
195 伝搬環境推定部

Claims (14)

  1. OFCDM(Orthogonal Frequency and Code Division Multiplexing)方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースを備え、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースによってOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式とCDMA(Code Division Multiple Access)方式との両方式に対応する構成に再構成する無線端末装置であって、
    前記OFCDM方式に対応した無線端末装置は、前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応した同期検出を行う同期検出部を有する無線端末装置
  2. OFCDM(Orthogonal Frequency and Code Division Multiplexing)方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースを備え、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースによってOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式とCDMA(Code Division Multiple Access)方式との両方式に対応する構成に再構成する無線端末装置であって、
    前記OFCDM方式に対応した無線端末装置は、前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応したチャネル推定を行うチャネル推定部を有する無線端末装置。
  3. 前記OFCDM方式に対応した無線端末装置は、更に、フーリエ変換部を有し、
    前記フーリエ変換部は、前記OFDM方式に対応したフーリエ変換あるいは逆フーリエ変換を行う請求項1または2記載の無線端末装置。
  4. 前記OFCDM方式に対応した無線端末装置は、更に、フーリエ変換部を有し、
    前記フーリエ変換部は、前記OFDM方式として複数のOFDM方式に対応したフーリエ変換あるいは逆フーリエ変換を行う請求項1または2記載の無線端末装置。
  5. 前記OFCDM方式に対応した無線端末装置は、更に、逆拡散部を有し、
    前記逆拡散部は、前記CDMA方式に対応した逆拡散を行う請求項1または2記載の無線端末装置。
  6. 前記OFCDM方式に対応した無線端末装置は、更に、フィルタ部を有し、
    前記フィルタ部は、前記OFDM方式に対応したフィルタ動作を行う請求項1または2記載の無線端末装置。
  7. 前記OFCDM方式に対応した無線端末装置は、前記OFCDM方式の通信エリアから外れた場合に、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースが前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応する構成に再構成される請求項1または2記載の無線端末装置。
  8. 前記OFCDM方式に対応した無線端末装置は、前記OFCDM方式の通信エリアから外れた場合に、前記同期検出部が前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応する構成に再構成される請求項1記載の無線端末装置。
  9. 前記OFCDM方式がVSF−OFCDM方式である請求項1または2記載の無線端末装置。
  10. 前記CDMA方式がW−CDMA方式である請求項1または2記載の無線端末装置。
  11. 前記OFDM方式がIEEE802.11a方式である請求項1または2記載の無線端末装置。
  12. 前記OFDM方式がISDB−T方式である請求項1または2記載の無線端末装置。
  13. OFCDM(Orthogonal Frequency and Code Division Multiplexing)方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースを備えた無線端末装置において前記OFCDM方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースを用いてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式とCDMA(Code Division Multiple Access)方式との両方式に対応する構成に再構成する通信方式切り換え方法であって、
    前記OFCDM方式に対応した無線端末装置に含まれる同期検出部は、前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応した同期検出を行う通信方式切替方法
  14. OFCDM(Orthogonal Frequency and Code Division Multiplexing)方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースを備えた無線端末装置において、前記OFCDM方式に対応した無線端末装置のハードウェアリソースを用いてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式とCDMA(Code Division Multiple Access)方式との両方式に対応する構成に再構成する通信方式切り換え方法であって、
    前記OFCDM方式に対応した無線端末装置に含まれるチャネル推定部は、前記OFDM方式と前記CDMA方式との両方式に対応したチャネル推定を行う通信方式切替方法。
JP2005337346A 2005-02-16 2005-11-22 無線端末装置及び通信方式切り換え方法 Expired - Fee Related JP4611182B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337346A JP4611182B2 (ja) 2005-02-16 2005-11-22 無線端末装置及び通信方式切り換え方法
US11/568,773 US8098625B2 (en) 2005-02-16 2005-12-21 Wireless terminal and communication system switching method
PCT/JP2005/023481 WO2006087869A1 (ja) 2005-02-16 2005-12-21 無線端末装置及び通信方式切り換え方法
US13/313,505 US8451793B2 (en) 2005-02-16 2011-12-07 Wireless terminal and communication system switching method

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005039192 2005-02-16
JP2005337346A JP4611182B2 (ja) 2005-02-16 2005-11-22 無線端末装置及び通信方式切り換え方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006262440A JP2006262440A (ja) 2006-09-28
JP4611182B2 true JP4611182B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=36916280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005337346A Expired - Fee Related JP4611182B2 (ja) 2005-02-16 2005-11-22 無線端末装置及び通信方式切り換え方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US8098625B2 (ja)
JP (1) JP4611182B2 (ja)
WO (1) WO2006087869A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8218426B2 (en) * 2008-03-28 2012-07-10 Qualcomm Incorporated Multiple stage fourier transform apparatus, processes, and articles of manufacture
JP5262614B2 (ja) * 2008-11-20 2013-08-14 株式会社リコー 無線通信装置
US8396099B2 (en) * 2010-08-19 2013-03-12 Industrial Technology Research Institute Multi-carrier receiver, multi-carrier transmitter and multi-carrier transceiver system
US8514785B2 (en) * 2011-04-04 2013-08-20 Freescale Semiconductor, Inc. Common RF interface for separating and mixing wireless signals
KR101811221B1 (ko) * 2016-02-17 2017-12-21 주식회사 이노와이어리스 신호 분석기의 wcdma 신호 타이밍 오프셋 처리 방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001320346A (ja) * 2000-02-29 2001-11-16 Toshiba Corp 直交周波数分割多重変調とスペクトル拡散を併用する送信装置、受信装置および基地局
JP2004186852A (ja) * 2002-12-02 2004-07-02 Denso Corp Ofdm受信機
JP2004527166A (ja) * 2001-03-09 2004-09-02 ブロードストーム テレコミュニケイションズ インコーポレイテッド ある方向にofdmをそして別の方向にdsssを使用する通信システム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3675670B2 (ja) * 1999-05-27 2005-07-27 パイオニア株式会社 受信装置
JP4523708B2 (ja) * 2000-09-05 2010-08-11 株式会社日立国際電気 Cdma基地局装置
JP2003234789A (ja) * 2002-02-08 2003-08-22 Sony Corp 通信装置及び通信方法
JP2003318999A (ja) 2002-04-25 2003-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 変調回路、復調回路及び無線装置
JP2004096445A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Mitsubishi Electric Corp 無線通信装置および通信システム
JP4041719B2 (ja) * 2002-10-09 2008-01-30 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信システム、無線通信方法、これらに用いて好適な送信装置及び受信装置
JP2004158901A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Kddi Corp Ofdm及びmc−cdmaを用いる送信装置、システム及び方法
JP2004214962A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sony Corp Ofdm復調装置
US6999467B2 (en) * 2003-07-28 2006-02-14 Motorola, Inc. Method and apparatus for transmission and reception within an OFDM communication system
JP4157506B2 (ja) * 2003-07-29 2008-10-01 株式会社東芝 無線受信装置及び無線受信方法
US7715462B2 (en) * 2003-12-31 2010-05-11 Agency For Science, Technology And Research Variable spreading factor-orthogonal frequency and code division multiplexing (VSF-OFCDM) system, a receiver for use therein and a method of processing received signals in such a system
US7453856B2 (en) * 2004-09-03 2008-11-18 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method, apparatus, and communications interface for sending and receiving data blocks associated with different multiple access techniques

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001320346A (ja) * 2000-02-29 2001-11-16 Toshiba Corp 直交周波数分割多重変調とスペクトル拡散を併用する送信装置、受信装置および基地局
JP2004527166A (ja) * 2001-03-09 2004-09-02 ブロードストーム テレコミュニケイションズ インコーポレイテッド ある方向にofdmをそして別の方向にdsssを使用する通信システム
JP2004186852A (ja) * 2002-12-02 2004-07-02 Denso Corp Ofdm受信機

Also Published As

Publication number Publication date
US20070223604A1 (en) 2007-09-27
JP2006262440A (ja) 2006-09-28
US8098625B2 (en) 2012-01-17
US8451793B2 (en) 2013-05-28
WO2006087869A1 (ja) 2006-08-24
US20120076051A1 (en) 2012-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4008035B2 (ja) マルチキャリア伝送システムにおける復調を簡素化するための方法
JP4409771B2 (ja) 改良高速畳み込みアルゴリズムに対する汎用性高度化
EP1338110B1 (en) Methods and arrangements in a telecommunications system
JP5084051B2 (ja) 送受信装置、送受信システムおよび送受信方法
US6747946B1 (en) Method and apparatus for transmitting orthogonal-multi-carrier signal
US20090279590A1 (en) Spread-spectrum coding of data bursts
US20060223476A1 (en) Antenna selection diversity apparatus and method in a broadband wireless communication system
JP5006106B2 (ja) 移動通信システム、基地局装置、ユーザ装置及び方法
WO2007049768A1 (ja) 送信機、通信システム及び送信方法
JP2007096740A (ja) 周波数分割多重送受信装置及び送受信方法
JP4611182B2 (ja) 無線端末装置及び通信方式切り換え方法
CN101669312A (zh) Ofdm接收装置、ofdm接收方法、ofdm接收电路、集成电路及程序
US8331474B2 (en) Wireless communication system, wireless communication method, transmission apparatus, and reception apparatus
JP2007028054A (ja) 干渉キャンセル装置および干渉キャンセル方法
US9197302B2 (en) MIMO communication method
CN101689954A (zh) 接收机以及接收方法
JP2005260331A (ja) Ofdm受信装置
JP2003338782A (ja) ダイバーシチ受信機および受信方法
JP4498381B2 (ja) 無線通信方法、無線送信装置及び無線受信装置
JP4454024B2 (ja) 基地局装置
JP2012005118A (ja) シングルキャリア直交周波数分割多重方式を用いて発信源と少なくとも1つの受信機との間の無線リンクを推定できるようにするデータ及び情報を転送するための方法及びデバイス、並びに、シングルキャリア直交周波数分割多重方式を用いて発信源と受信機との間の無線リンクを推定するための方法及びデバイス
JP5387237B2 (ja) 通信システム、送信機および受信機
JP4105659B2 (ja) 受信装置および受信回路
JP2007266711A (ja) 無線通信システムおよび受信装置
WO2021140819A1 (ja) 信号検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071113

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4611182

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees