JP4608430B2 - 走査光学系、それを用いた走査光学装置および画像形成システム - Google Patents

走査光学系、それを用いた走査光学装置および画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は、走査光学系、それを用いた走査光学装置および画像形成システムに関する。例えば、1つの光偏向器に複数の光ビームを副走査方向から斜入射して走査を行う走査光学系、それを用いた走査光学装置および画像形成システムに関する。
従来、例えばタンデム方式のカラープリンタなどの画像形成システムに用いる走査光学系では、光偏向器に複数の光束を入射して、光偏向器で偏向し、第1レンズ光学系に入射し、第1レンズ光学系から出射した複数の光束をそれぞれ異なる第2レンズ光学系に導き、第1レンズ光学系と第2レンズ光学系とが構成する結像光学系により、異なる結像面上にスポット光を結像し、等速走査を行うようにした走査光学系が用いられている。
そして、例えば、光偏向器が単一で済み、コストが安くなるなどの理由で、光偏向器に入射する複数の光束を光偏向器の回転軸に直交する平面に対して斜め方向から入射させる方式、すなわち副走査方向から斜入射させる斜入射方式が採用される場合がある。
斜入射方式の走査光学系では、光偏向時に、走査線湾曲が発生すること、および、光偏向器付近で線状化されたビームが、回転した状態で、走査レンズに入射することに起因する、感光体上におけるスポット径劣化の問題があり、それらを、解決するために、種々走査光学系案が、提案されている。
例えば、特許文献1には、斜入射方式による2ビーム走査を行う走査光学装置およびレーザビームプリンタ装置(画像形成システム)であって、第1レンズ光学系としてシリンドリカルレンズを用い、第2レンズ光学系として母線を湾曲させた2段トーリックレンズまたは副走査方向のレンズ面が光軸に対して傾斜された2段トーリックレンズを採用した走査光学系が記載されている。このトーリックレンズは、主走査断面、副走査断面がそれぞれ異なる曲率を有する球面からなる回転非対称レンズである。
また、特許文献2には、斜入射して偏向された光の光路上に2つのレンズを配置し、それらのうち、少なくとも2面を、副走査断面形状のチルト量が主走査方向に変化する特殊チルト面がからなる走査結像光学系(走査光学系)、光走査装置(走査光学装置)および画像形成装置(画像形成システム)が記載されている。
また、特許文献3には、走査光学系として、前側レンズ群(第1レンズ光学系)と後側レンズ群(第2レンズ光学系)からなり、前側レンズ群が回転対称な非球面レンズから構成され、後側レンズ群が、光軸からの主走査方向座標をY、副走査方向座標をZとしたときに、Y、Zの多項式で表される回転非対称非球面を有し、後側レンズ群が、4つの斜入射ビームに対して偏芯配置されたものが記載されている。
特開平10−73778号公報(図1、2、5、11) 特許第3453737号公報(図1、2) 特開2003−5113号公報(図2、3、14)
上記のような従来の走査光学系、それを用いた走査光学装置および画像形成システムでは、以下のような問題があった。
特許文献1に記載の技術では、光偏向器で偏向された後、シリンドリカルレンズで副走査方向の集光を行うが、斜入射によるビームの傾斜角が補正されないので、トーリックレンズ上では走査軌跡が大きく湾曲し、それを補正するために、走査軌跡と略同様に母線が湾曲したトーリックレンズを偏芯配置する必要がある。そのため、副走査方向のトーリックレンズの有効レンズ面が大きくなってしまう。また、副走査方向に非対称な曲面となるため、同レンズの主走査方向形状が、中心光軸に対し、非対称である場合、上下2種類のトーリックレンズが必要となり、コスト高につながる。主走査方向の形状を中心光軸に対し対称にすれば、1種類で済むが、設計上の自由度が低くなるため、好ましくない。
特許文献2、3に記載の技術においても、同様な問題があり“特殊チルト面”や、“YとZの多項式を含む非球面”を、タンデム方式光学系の被走査側レンズに適用した場合、同レンズの主走査方向形状を、中心光軸に対し対称にしない限り、2種類のトーリックレンズが必要となり、コスト上昇を招いてしまうという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、光偏向器および第1レンズ光学系への、いわゆる斜入射方式で複数のビーム走査を行う場合に、簡素かつ安価な構成とすることができる走査光学系、それを用いた走査光学装置および画像形成システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の走査光学系は、光源からの複数の光束を、光偏向器の回転軸に直交する面に斜め方向から前記光偏向器に入射して偏向し、前記複数の光束を第1レンズ光学系にそれぞれ副走査方向に斜入射し、該第1レンズ光学系から出射された複数の光束を、それぞれ配置位置が異なる複数の第2レンズ光学系にそれぞれ入射し、それぞれ異なる結像面に結像して複数のビーム走査を行う走査光学系であって、前記第1レンズ光学系が、少なくとも2面の自由曲面を有し、前記第1レンズ光学系と前記第2レンズ光学系との位置関係を、前記第1レンズ光学系から出射された光束が、前記複数の第2レンズ光学系の入射面および出射面においてレンズ面の中心基準位置を通り主走査方向に延びるレンズ中心線に跨る走査軌跡を描く位置関係とし、前記第2レンズ光学系は副走査方向の断面形状がレンズ光軸に対して対称である構成とする。
この発明によれば、主に、第1レンズ光学系における2つの自由曲面により、種々収差を補正しているため、副走査方向において、対称な形状を持つ第2レンズ光学系を用いても、光偏向に伴う走査線曲がりや、線状ビームの回転によるスポット径の劣化等を、十分補正することが可能となる。よって、第2レンズ光学系の主走査側形状を非対称にしたとしても、上下、共通のレンズで済む。また、第2レンズ光学系の入出射面における光線位置を、レンズ中心付近に近接させることができるため、同レンズ光学系の有効面を小さくすることが可能となり、生産性が向上する。
本明細書では、主走査方向および副走査方向を広義の意味、つまり被走査面上での方向に限らず、光軸に直交する断面の2方向を参照する場合にも用いることにする。すなわち、光路に沿って進んで像面に到達するときに、像面での主走査方向、副走査方向に対応する方向を、光路上のどの位置でもそれぞれ主走査方向、副走査方向と称する。
本発明の走査光学系、それを用いた走査光学装置および画像形成システムによれば、第1レンズ光学系が2面の自由曲面を備えることにより、各第2レンズ光学系上の光束の走査軌跡の位置および湾曲量を適宜設定して第2レンズ光学系のレンズ中心軸を跨る走査軌跡を描くようにするので、光学性能を良好に保ちつつ、各第2レンズ光学系の有効域を狭くすることができ、生産性を向上することができる。また、第2レンズ光学系の副走査側形状を対称にすることができるため、同レンズ光学系の主走査方向形状が非対称であっても、1種のレンズで済み、設計の自由度を向上する。
以下では、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
本発明の実施形態に係る走査光学系について、それを用いた走査光学装置および画像形成システムとともに説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る走査光学装置および画像形成システムの概略構成を模式的に示す通紙方向に沿う断面図である。図2は、本発明の実施形態に係る走査光学系の光源部の概略構成を模式的に示す平面図である。図3(a)、(b)は、本発明の実施形態に係る走査光学系の構成を説明するための主走査方向および副走査方向における模式的な概略光路図である。図4は、本発明の実施形態に係る走査光学系の主走査方向の光線図である。
なお、以下では、相対的な方向参照の便宜のために、図面に記載された共通の固定座標系であるξηζ右手直交座標系を用いる場合がある。この座標系は、ζ軸正方向が鉛直上向きで、ξη平面が水平面と一致されている。ここで、η軸負方向が画像形成システムの転写紙搬送方向に一致されている。光走査装置1の主走査方向は被走査面上でξ軸方向、副走査方向はη軸方向に沿っている。
本実施形態の光走査装置1は、図1、2に示すように、4つの光源からの光を1つの光偏向器で偏向して、4つの光ビームによりビーム走査を行うものである。以下では、画像形成装置50と組み合わせて画像形成システム200を構成している場合の例で説明する。画像形成システム200は、例えば、4色フルカラー画像を形成するレーザプリンタ、デジタル複写機などに好適に用いることができるものである。
光走査装置1の概略構成は、図1〜3に示すように、ビーム光源5A、5B、5C、5D、4つのシリンドリカルレンズ6、ポリゴンミラー8、ポリゴンモータ9、2つの第1レンズ11、各2つの折り返しミラー20、21、4つの第2レンズ12、各2つの折り返しミラー22、23、4つの保護ガラス13およびそれらを一定の位置関係に固定して収める筐体15とからなる。
ビーム光源5Aは、適宜の収束性が調整され、主走査方向および副走査方向に適宜径を有するレーザ光30Aを発生するもので、一定波長の発散光を放射する半導体レーザ(以下LD)2A、LD2Aからの発散光を集光して一定の収束性を有するビーム光束を形成するコリメートレンズ3、像面上で主走査方向、副走査方向に適宜の結像スポット径を形成できるようにコリメートレンズ3から出射されるビーム光束のビーム形状を整形するアパーチャ4からなる。
レーザ光30Aの収束度合いは、走査光学系の設計条件に応じて収束光、平行光、発散光のいずれを採用してもよいが、本実施形態では収束光としており、後段の光学系がないと仮定した場合、シリンドリカルレンズ6の第1面6aの位置から、収束位置までの距離は、44.1mmである。
アパーチャ4は、遮光板上に適宜の大きさを有する楕円状、矩形状、長円状などの開口が形成された部材を採用することができる。開口の大きさは、像面で必要なスポット径の大きさと走査光学系の光学特性とに応じて適宜設定される。
ビーム光源5B、5C、5Dは、それぞれレーザ光30Aと同様なレーザ光30B、30C、30Dを発生するもので、ビーム光源5AのLD2Aに代えて、それぞれLD2B、2C、2Dを備えるものである。
以下では、簡単のために、符号に添字A、B、C、Dがついた部材を総称する場合には、A〜Dと表記する場合がある。例えば、ビーム光源5A〜Dは、ビーム光源5A、5B、5C、5Dの意味である。
各シリンドリカルレンズ6は、各ビーム光源5A〜Dから出射されたレーザ光30A〜Dを副走査方向のみに集光して、ポリゴンミラー8の2つの偏向面8a、8b上に、それぞれ副走査方向に延びる線状に結像する光学素子である。
ポリゴンミラー8は、本実施形態では、図1、2に示すように、ζ軸方向に平行な6つの偏向面が正六角形をなし、ζ軸に沿う回転軸を有するポリゴンモータ9により一定方向に定速回転される回転多面鏡である。そのため、ξη平面に平行な面内から入射された光をξη平面に平行な面内で一定方向に偏向することができるようになっている。
本実施形態では、図2に示すように、ビーム光源5A、5B、シリンドリカルレンズ6と、ビーム光源5C、5D、シリンドリカルレンズ6とが、ζ軸正方向から見て、それぞれポリゴンモータ9の回転軸に対してξ軸正方向側に配置され、さらにポリゴンモータ9の回転軸を含みζξ平面に平行な平面に関して、それぞれη軸負方向側、η軸正方向側の面対称な位置に配置されている。
そして、一方のシリンドリカルレンズ6から出射されたレーザ光30A、30Bが、ポリゴンミラー8の偏向面8aに、他方のシリンドリカルレンズ6から出射されたレーザ光30C、30Dが、偏向面8bに入射するように配置される。
また、レーザ光30A、30Dはζ軸正方向側から、レーザ光30B、30Cはζ軸負方向側から、それぞれξη平面に対して傾斜角φ(図3(b)参照)をなして入射される。すなわち、光軸を含む副走査方向断面において傾斜角φで斜入射している。
各シリンドリカルレンズ6とビーム光源5A〜Dとの間の光路上に配置された、ビームスプリッタ7、7は、ビーム光源5A、5Bと、ビーム光源5C、5Dとを、傾斜角φの小さい値に対しても干渉することなく配置することができるように、それぞれζ軸方向に重ならない位置に配置するための光路合成手段である。
ビームスプリッタ7は、レーザ光30B、30Cを透過し、レーザ光30A、30Dを反射するビームスプリッタ特性を有している。
ビームスプリッタ7は、例えば、ハーフミラーやビームスプリッタプリズムなどを採用することができる。また、合成するレーザ光の偏光方向を互いに直交する方向に設定する場合には、偏光ビームスプリッタを採用してもよい。
第1レンズ11は、第2レンズ12とともに、走査レンズ系10を構成し、ポリゴンミラー8で偏向されたレーザ光30A〜Dを被走査面14(図3参照)で主走査方向、副走査方向でそれぞれ略一定のスポット径を有するスポット状に結像し、ポリゴンミラー8の等角速度回転にしたがって主走査方向に等速走査させるfθ補正特性を分担して備えるものである。
また、走査レンズ系10は、副走査方向断面で偏向面8bと各被走査面14とを共役な関係としている。そのため、偏向面8bの面倒れ補正が行われるようになっている。
レーザ光30A、30Bの光路は、配置の対称性から容易に理解されるので説明を省略し、以下、光路の折り畳みを展開してビームスプリッタ7、折り返しミラー20、21、22、23の図示を省略した図3(a)、(b)を適宜参照してレーザ光30C、30Dの光路に沿って説明する。
第1レンズ11は、本実施形態では、中心基準位置に対して副走査方向の位置座標の絶対値をX=√(x)、主走査方向の位置座標の絶対値をY=√(y)としたとき、XとYとの多項式を含む数式で表現される回転非対称な非球面からなる自由曲面、第1面11aと第2面11bとからなる単レンズである。中心基準位置は、主走査方向の走査中心である像高0を通りη軸に平行な光軸と一致されている。
例えば、次のような式(1)で表される自由曲面式を採用することができる。
Figure 0004608430
ここで、総和記号のm、nは、0以上の整数で、Amnは、非球面係数を示す。
また、レンズ面を表すxyz座標系は、レンズ面の中心基準位置に原点を有し、第1レンズ11にあっては、φ=0°でポリゴンミラー8に入射された光束の軸上主光線が進む方向を表す光学基準軸41a(図3(b)参照)上にz軸が設けられ、図2のξ軸負方向がy軸正方向、ζ軸正方向がx軸正方向となっている直交座標系である。
なお、図3(a)、(b)は模式図のため、第1レンズ11、第2レンズ12の断面形状は、実際の形状とは関係のない形状に描いている。
第1レンズ11の具体的な主走査方向の断面形状を、図4に示す。
図3(b)に示すように、レーザ光30Dは、第1レンズ11の光軸から副走査方向にずれた部分を傾斜角φで図示斜め下方向(図1のζ軸負方向)に透過し、集光されつつ光軸側に屈折される。同様に、レーザ光30Cは、特に図示しないが、副走査方向の反対側にずれた部分を傾斜角各φで斜め上方向に透過し、集光されつつ光軸側に屈折される。そのため、本実施形態では、第1面11a、第2面11bの副走査方向の断面形状は、レンズ光軸を通り主走査方向に延びる平面に対して面対称となっている。
ただし、第1面11a、第2面11bは、XとYとの多項式なので、曲面の形状の自由度が向上し、例えば、レーザ光30C、30Dが光軸に対して副走査方向に異なる傾斜角で入射する場合、主走査、副走査方向に非対称な断面形状とすることもできる。またXとYとの積の項を含む場合、X、Yとの間に相関性を有するレンズ面を創生することができるから、レンズ面上を湾曲走査する光束に対して、効率的な屈折力を付与することができる。
また各主走査方向位置における副走査断面形状は、各光線透過位置において、第2レンズ12の入射面である第1面12a上での走査軌跡の湾曲量が低減されるように、像高に応じて変化する設定とされる。これは、第1面11a、第2面11bが、X、Yの多項式を含む数式で表現される自由曲面とすることで容易に実現される。
第2レンズ12は、第1レンズ11から出射したレーザ光30Cを被走査面14の側で集光する長尺の単レンズであり、第1面12a、第2面12bとも、副走査方向の断面形状がレンズ光軸に対して対称とされた、球面または曲率半径が主走査方向に連続的に変化する球面からなり、主走査方向には非球面が形成された、副走査方向に球面を含む非球面で構成される。
例えば、次のような式(2)で表される非球面式を採用することができる。
Figure 0004608430
ここで、x、yは、レンズ面の中心基準位置に対する副走査方向、主走査方向の位置座標であり、X=√(x)、Y=√(y)である。総和記号のmは、0以上の整数で、A、Bは、非球面係数を示す。また、CUY、CUXは、それぞれ主走査方向断面の、副走査方向断面の近軸曲率半径の逆数である。
また、レンズ面を表すxyz座標系は、レンズ面の中心基準位置に原点を有し、第2レンズ12にあっては、第1レンズ11の出射面である第2面11bの中心基準位置からz軸正方向にdだけ移動し、x軸負方向にHだけ移動し、x軸正方向からz軸正方向に向かって角度φだけ回転した座標系として設定される。
第2レンズ12の具体的な主走査方向の断面形状を、図4に示す。
折り返しミラー20は、図1に示すように、第1レンズ11を透過してζ軸正方向側に斜めに出射されるレーザ光30Cをζ軸負方向かつη軸負方向側に偏向して、ηζ平面内で所定角度に光軸を傾斜させた第2レンズ12に入射させる光路を形成するものである。
折り返しミラー22は、第2レンズ12を透過したレーザ光30Cをζ軸正方向に偏向するものである。
折り返しミラー21は、第1レンズ11を透過してζ軸負方向側に斜めに出射されるレーザ光30Dをζ軸負方向かつη軸負方向側に偏向して、ηζ平面内で所定角度に光軸を傾斜させた他の第2レンズ12に入射させる光路を形成するものである。
折り返しミラー23は、第2レンズ12を透過したレーザ光30Dをζ軸正方向に偏向するものである。
保護ガラス13は、折り返しミラー22、23で偏向されたレーザ光30C、30Dを光走査装置1の外部に出射するために、筐体15の開口部に設けられた防塵のための平板ガラスである。
なお、特に図示しないが、光走査装置1には、レーザ光30A〜Dの書き出し位置の同期信号を取得するための同期検知手段が設けられている。同期検知手段の構成および配置は、特に制限されず、必要に応じて周知の構成、配置を適宜採用することができる。また、ポリゴンモータ9の回転駆動制御、LD2A〜Dの点灯制御を行う適宜の制御手段を備えている。
次に、画像形成装置50の概略構成について説明する。
画像形成装置50は、図1にその概略構成を示すように、光走査装置1の上方(ζ軸正方向側)に配置され、光走査装置1によりξ軸に略平行な線上に主走査されるレーザ光30A〜Dを、それぞれ露光に用いる電子写真方式のタンデム型の装置である。
すなわち、駆動ローラ53で図示左右方向に駆動され、テンションローラ54で張力を与えられた、転写紙(不図示)を搬送するための転写搬送ベルト52上に、所定間隔をおいて軸方向を平行に揃えられた感光体ドラム51A、51B、51C、51Dが配置されている。そして、レーザ光30A〜Dの像面が被走査面である感光体ドラム51A〜Dの表面に設定されている。
特に図示しないが、各感光体ドラムの円周方向には、それぞれ、感光体ドラムを一様帯電させるための帯電器、露光後に形成される静電潜像の電位に応じて帯電トナーを付着させて静電潜像を可視化する現像器、可視化されたトナー像を転写搬送ベルト52により搬送された転写紙上に転写する転写器、感光体ドラムを再使用するために残留トナーを除去するクリーナなど、電子写真に係る周知の構成要素がこの順に配置されている。
現像器は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを含むものが、それぞれ感光体ドラム51A〜Dに対応して配置されている。現像方式は、特に限定されないが、例えば露光部分が現像される反転現像方式を採用することができる。
また、特に図示しないが、転写搬送ベルト52の上下流には転写紙を給紙する給紙手段および転写紙に転写されたトナー像を転写紙上に熱定着する定着器が設けられている。
次に画像形成システム200の動作について、本実施形態の走査光学系の作用を中心に説明する。画像形成装置50の動作については、周知なので詳しい説明を省略する。
図5(a)、(b)は、本発明の実施形態に係る走査光学系の作用について説明するための第2レンズ光学系における光束の透過位置を表す模式図である。図6は、本発明の実施形態に係る走査光学系の走査線曲がりの一例を示すグラフである。横軸は走査角(単位は、度)、縦軸は湾曲量(単位は、mm)を示す。図7は、本発明の実施形態に係る走査光学系の像面のスポット径の一例を示すグラフである。横軸は走査角(単位は、度)、縦軸はスポット径(単位は、μm)を示す。
走査光学系の作用は、レーザ光30A〜Dのいずれの光路でも同様なので、以下では、レーザ光30Dの位置関係にしたがって説明する。
まず、LD2Dが点灯されると、図3(a)、(b)に示すように、コリメートレンズ3により、収束性を調整され、例えば収束光として出射され、アパーチャ4により光学基準軸40aに直交する方向の断面形状が整形されたレーザ光30Dが出射される。
レーザ光30Dは、シリンドリカルレンズ6に入射して副走査方向に集光され、主走査方向には、コリメートレンズ3の集光作用に応じてわずかに集光される。そして、ビームスプリッタ7で反射されることで、光学基準軸41aに角度θだけ傾斜するとともに、ξη平面に対してξ軸負方向にφだけ傾斜した方向の軸上主光線40aに沿う方向から、偏向面8bに入射される。
偏向面8b上では、シリンドリカルレンズ6の作用により副走査方向に延びる線状に結像され、ポリゴンミラー8の回転に応じて、主走査方向に等角速度で偏向されるとともに、副走査方向には斜入射の傾斜角φに応じて斜め下方向(図1のζ軸負方向)に偏向走査される。
偏向面8bで偏向されたレーザ光30Dは、副走査方向に斜め下方向に傾斜した光路に沿って進み、副走査方向に発散し、主走査方向に収束しつつ、第1レンズ11の第1面11aに入射する。このとき、斜入射方式では、ポリゴンミラー8の回転に伴って、走査線湾曲が発生するため、第1レンズ11および第2レンズ12に対し、湾曲した状態の光線が、入射する。
本実施形態では、第1面11a、第2面11bの形状を式(1)の自由曲面により形成するので、レーザ光30Dの入射位置に応じて屈折力を可変することにより、第2レンズ12の第1面12aへの入射位置が、レンズ面の中心基準位置を通り主走査方向に延びるレンズ中心線42(図5参照)を跨る走査軌跡を描くようにしている。
例えば、有効走査領域において正の最大像高、像高0、負の最大像高に向かう光線の走査位置を示すと、第1面12aでは、図5(a)のスポット45a、45b、45c、第2面12bでは、図5(b)のスポット46a、46b、46cのようになっている。スポット45bは、レンズ中心線42からx軸正方向にhの領域を透過し、スポット45a、45cは、レンズ中心線42からx軸負方向に最大hの領域を透過する。
また、同様に、スポット46bは、レンズ中心線42からx軸正方向にhの領域を透過し、スポット46a、46cは、レンズ中心線42からx軸負方向に最大hの領域を透過する。
そして、第2レンズ12の集光作用を受けて、保護ガラス13を透過して被走査面14上に結像される。
このように、第2レンズ12を透過するレーザ光30Dが、第2レンズ12にレンズ中心線42を副走査方向に跨る走査軌跡を描くことで、軌跡全体が、レンズ中心に寄り、副走査方向における有効域を、小さくすることができる。ここで、hとhと、およびhとhとは、それぞれ略同寸法とすることが好ましい。それにより、有効域を狭めることができる。
例えば、後述する数値実施例の条件では、h=h=1.5mm、h=1.6mm、h=1.4mmに設定されている。そして、斜入射方式にもかかわらず、図6に示すように、走査線湾曲量が、±0.001mm以下という、きわめて良好な性能を達成することができる。
また、図7の曲線301、302に示すように、主走査方向の像面スポット径、および副走査方向の像面スポット径も、例えば、約63μm〜66μmと、各像高(走査角)にわたってバラツキの少ない状態で結像することができる。
一方、後述する従来技術の条件を用いた比較例の数値計算例では、図9に示すように、h、h、h、hにそれぞれ相当するh10、h20、h30、h4010=0.1mm、h20=3.2mm、h30=0.1mm、h40=3.2mmというように、レンズ中心面42に対して偏芯しており、広い有効域が必要となる。また、図10に示すように、走査線湾曲量も、は約−0.009mm〜+0.015mmと、本実施形態と比べて、大きい。
主走査方向の像面スポット径、および副走査方向の像面スポット径は、図11の曲線401、402に示すように、略同等性能である。
このように、本実施形態では、ポリゴンミラー8に副走査方向に斜入射することにより第1レンズ11の軸外光として集光されるレーザ光30A〜Dを、位置座標の絶対値X、Yの多項式を含む自由曲面で屈折し、それぞれ第2レンズ12にそのレンズ中心線42を跨るように入射する光学系となっているので、走査線曲がりやスポット径性能を、十分補正しつつ、第1レンズ11に比べて長尺となり、生産に高度な技術が必要とされる、第2レンズ12の副走査方向有効域を小さく抑えることができる。また、各レーザ光30A〜Dに応じて4個必要となる第2レンズ12の、主走査方向における非球面形状を非対称にしながらも、1種類のレンズで、構成可能となり、安価なタンデム走査光学系が、実現できる。
また、このような光走査装置1を用いた画像形成システム200では、同様の作用効果を有するとともに、各レーザ光30A〜Dによる露光画像を重ね合わせたときに副走査方向のずれを低減できるので、例えばタンデム方式のカラー画像を形成する場合に色ずれなどの少ない良好な画質を得ることができるという利点がある。
なお、上記の実施形態では、第1レンズ光学系、第2レンズ光学系がそれぞれ単レンズの場合で説明したが、第1レンズ光学系の自由曲面が2面以上あれば、それぞれ複数のレンズからなるレンズ群により構成してもよい。
また、上記の第1レンズ光学系、第2光学レンズ光学系の自由曲面を表す式は、一例であって、第2レンズ光学系のレンズ中心線を跨る配置として、良好な収差補正を行うことができる自由曲面であれば、異なる表現の自由曲面式を採用してもよい。
また、上記の説明では、自由曲面式が、それぞれ、X=√(x)、Y=√(y)の多項式からなる例で説明したが、必要に応じて、x、y、X、Yの少なくともいずれかの組み合わせの多項式を含む数式で表されていてもよい。
すなわち、前記少なくとも2面の自由曲面が、中心基準位置に対して副走査方向の位置座標をx、主走査方向の位置座標をyとし、X=√(x)、Y=√(y)とするとき、x、y、X、Yの少なくともいずれかの多項式を含む数式で表現される回転非対称な非球面からなる構成でもよい。
また、上記の説明では、走査光学系として、第1レンズ光学系に2つの光束を斜入射させた2ビーム走査を光偏向器の異なる2面で行うことで、4ビーム走査を行うようにした例で説明したが、第1レンズ光学系に2つ以上、例えば4つの光束を斜入射させて4ビーム走査を行うようにしてもよい。その場合、4つのビームの少なくとも2つの斜入射の傾斜角は異なるものとなるが、本発明によれば、第2レンズ光学系は、すべて共通のレンズ構成とすることができる。
ここで、上記実施形態の用語と特許請求の範囲の用語との対応関係について名称が異なる場合について説明する。
光走査装置1は走査光学装置の一実施形態である。ビーム光源5A〜Dは、光源の一実施形態である。ポリゴンミラー8は、光偏向器の一実施形態である。第1レンズ11、第2レンズ12は、それぞれ第1レンズ光学系、第2レンズ光学系の一実施形態である。
次に、上記の実施形態の走査光学系(図4参照)の実施例である数値実施例について説明する。下記にこの光学系の光学条件を示す。
本実施例の座標系は、上記に説明したxyz座標系である。その座標系を用いて、第1レンズ11の第1面11a(s4)、第2面11b(s5)の回転非対称な非球面からなる自由曲面が式(1)で、第2レンズ12の第1面12a(s6)、第2面12b(s7)の回転非対称な非球面が式(2)で、それぞれ表される。
下表の面s、間隔d、屈折率n(d線における値)の番号は、図3、4にs、d、n(iは、1以上の整数)で示されるものと対応する。記載なき屈折率は、n=1である。また添字x、yは、x軸方向(副走査方向)、y軸方向(主走査方向)を意味する。
偏芯量、傾斜角は図3(b)にそれぞれ、H、φと記載したものである。また、図3(b)に示すように、間隔dは、光学基準軸41a上の寸法を表している。
また、以下の単位は、特に記載がない場合、長さは(mm)、角度は(°)である。また、記載なき非球面係数の値は0である。
アパーチャ4の形状は、長径が主走査方向、短径が副走査方向に延ばされた楕円形状であり、長径×短径が5.3mm×1.3mmである。
ポリゴンミラー8への入射角θは、60°、走査角θは、72.8°、LD2A〜Dの波長は、788nm、感光体書き込み幅は、304mmとした。
光束の収束性は、上記実施形態に記載した値に設定している。
面s 曲率半径(x) 曲率半径(y) 間隔 屈折率 偏芯量 傾斜角
1 r1x = 41.9 r1y = ∞ d1 = 3.00 n1=1.511 0 0
2 r2x = ∞ r2y = ∞ d2 = 67.86 0 0
3 r3x = ∞ r3y = ∞ d3 = 49.68 0 0
4 自由曲面[1] d4 = 10.00 n2=1.525 0 0
5 自由曲面[2] d5 = 71.00 0 0
6 非球面[1] d6 = 10.00 n3=1.525 2.7 2
7 非球面[2] d7 = 17.00 0 0
8 r8x = ∞ r8y = ∞ d8 = 1.90 n4=1.511 0 0
9 r9x = ∞ r9y = ∞ d9 =100.50 0 0
像面 ∞ ∞
Figure 0004608430
Figure 0004608430
Figure 0004608430
Figure 0004608430
非球面[1] (s6)
近軸曲率半径 1/CUX= 150.54 1/CUY= -152.63
k= 0.00
非球面係数(y>0)
3 1.48877x10-4 4 -2.24865x10-6 5 -1.19869x10-9
6 4.01631x10-107 -4.11297x10-128 1.39095x10-14
非球面係数(y≦0)
3 1.22529x10-4 4 -1.46136x10-6 5 -4.23228x10-9
6 2.63752x10-107 -2.27234x10-128 7.14276x10-15
非球面[2] (s7)
近軸曲率半径 1/CUX= -42.33 1/CUY= -275.38
k= 0.00
非球面係数(y>0)
3 1.33436x10-4 4 -2.17572x10-6 5 -6.45045x10-9
6 4.85544x10-107 -4.81268x10-128 1.63420x10-14
3 6.23116x10-7 4 -4.55498x10-8 5 7.40463x10-10
6 -3.80739x10-12
非球面係数(y≦0)
3 1.04392x10-4 4 -1.39194x10-6 5 -1.04078x10-8
6 4.00591x10-107 -3.69756x10-128 1.26912x10-14
3 1.19352
x10-6 4 -6.43712x10-8 5 9.73294x10-10
6 -4.84314x10-12
以上の光学条件によれば、上記実施形態に説明したように、走査線曲がり、像面スポット径が、それぞれ図6、7のようになる。
次に、比較例として、従来技術による走査光学系の数値計算例を示す。
図8は、従来技術に係る走査光学系の比較例における主走査方向の光線図である。図9(a)、(b)は、従来技術に係る走査光学系の比較例の第2レンズ光学系における光束の透過位置を表す模式図である。図10は、従来技術に係る走査光学系の比較例の走査線曲がりを示すグラフである。横軸は走査角(単位は、度)、縦軸は湾曲量(単位は、mm)を示す。図11は、従来技術に係る走査光学系の比較例の像面のスポット径を示すグラフである。横軸は走査角(単位は、度)、縦軸はスポット径(単位は、μm)を示す。
比較例の走査光学系は、上記実施例のシリンドリカルレンズ6、第1レンズ11、第2レンズ12、保護ガラス13に代えて、それぞれシリンドリカルレンズ60、第1レンズ110、第2レンズ120、保護ガラス130を備える。第1レンズ110、第2レンズ120は、走査レンズ系100を構成している。
第1レンズ110の第1面s4、第2面s5、第2レンズ12の第1面s6、第2面s7は、それぞれ、式(2)で表される非球面を採用している。
下記に、本比較例の光学条件を示す。なお、各面sの位置関係は、図3(a)、(b)の位置関係と同様である。また、特に断らない限り、各表の意味や単位は、上記実施例の場合と同様である。
アパーチャ4の形状、ポリゴンミラー8への入射角θ1、60°、LD2A〜Dの波長、感光体書き込み幅は、それぞれ上記実施例と同様である。ただし、走査角θ2は、76°になっている。
光束の収束性は、上記数値実施例と同様に、収束光とし、後段の光学系がないと仮定した場合、シリンドリカルレンズ60の第1面s1から、収束位置までの距離は、41.6mmである。
面s 曲率半径(x) 曲率半径(y) 間隔 屈折率 偏芯量 傾斜角
1 r1x = 42.5 r1y = ∞ d1 = 3.00 n1=1.511 0 0
2 r2x = ∞ r2y = ∞ d2 = 67.98 0 0
3 r3x = ∞ r3y = ∞ d3 = 49.68 0 0
4 非球面[1] d4 = 10.00 n2=1.527 0 0
5 非球面[2] d5 = 71.00 0 0
6 非球面[3] d6 = 10.00 n3=1.527 1.8 1
7 非球面[4] d7 = 17.00 0 0
8 r8x = ∞ r8y = ∞ d8 = 3.00 n4=1.511 0 14
9 r9x = ∞ r9y = ∞ d9 = 89.50 0 0
像面 ∞ ∞
非球面[1] (s4)
近軸曲率半径 1/CUX= 164.26 1/CUY= -140.13
k= 0.00
非球面係数(y>0)
3 4.73755x10-5 4 -2.40200x10-7 5 4.66318x10-8
6 -5.21870x10-107 -4.05845x10-138 6.01082x10-15
非球面係数(y≦0)
3 1.37707x10-5 4 7.78383x10-7 5 1.41738x10-8
6 -3.61476x10-107 -2.07187x10-138 1.36999x10-14
非球面[2] (s5)
近軸曲率半径 1/CUX=-738.40 1/CUY= -83.46
k= 0.00
非球面係数(y>0)
3 5.27362x10-5 4 -4.40245x10-8 5 4.11717x10-8
6 -2.43258x10-107 -1.80503x10-128 -4.44786x10-15
非球面係数(y≦0)
3 2.05332x10-5 4 9.74466x10-7 5 1.26069x10-8
6 9.74466x10-7 7 8.75623x10-138 -1.86863x10-14
非球面[3] (s6)
近軸曲率半径 1/CUX= 63.08 1/CUY= -166.24
k= 0.00
非球面係数(y>0)
3 9.88676x10-5 4 -8.25880x10-7 5 -3.27257x10-9
6 2.47857x10-117 7.15600x10-138 -2.30731x10-15
9 -1.16031x10-1710 -1.30269x10-19
非球面係数(y≦0)
3 5.86214x10-5 4 7.04998x10-7 5 -1.56633x10-8
6 -4.25811x10-117 5.75476x10-138 1.36618x10-14
9 -1.55905x10-1710 -7.82859x10-19
非球面[4] (s7)
近軸曲率半径 1/CUX= -66.56 1/CUY=-294.76
k= 0.00
非球面係数(y>0)
3 8.23503x10-5 4 -4.88945x10-7 5 -2.09299x10-8
6 3.79620x10-107 -2.08587x10-128 -1.05333x10-14
9 2.38604x10-1610 -1.14234x10-18
3 -2.67291x10-6 4 -1.34418x10-7 5 6.40862x10-9
6 -7.44915x10-118 3.60934x10-1510 -1.00153x10-19
非球面係数(y≦0)
3 5.36763x10-5 4 1.22824x10-7 5 -7.64750x10-9
6 2.29306x10-127 -1.17409x10-128 2.01992x10-14
9 4.33428x10-1710 -1.06020x10-18
3 -3.18931x10-6 4 -1.83997x10-8 5 2.00116x10-11
6 6.72583x10-117 -1.25700x10-128 4.20945x10-15
9 5.01618x10-1710 -2.92028x10-19
以上の比較例の光学条件によれば、上記実施形態に説明したように、走査線曲がり、像面スポット径が、それぞれ図10、11のようになる。
本発明の実施形態に係る走査光学装置および画像形成システムの概略構成を模式的に示す通紙方向に沿う断面図である。 本発明の実施形態に係る走査光学系の光源部の概略構成を模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る走査光学系の構成を説明するための主走査方向および副走査方向における模式的な概略光路図である。 本発明の実施形態に係る走査光学系の主走査方向の光線図である。 本発明の実施形態に係る走査光学系の作用について説明するための第2レンズ光学系における光束の透過位置を表す模式図である。 本発明の実施形態に係る走査光学系の走査線曲がりの一例を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る走査光学系の像面のスポット径の一例を示すグラフである。 従来技術に係る走査光学系の比較例における主走査方向の光線図である。 従来技術に係る走査光学系の比較例の第2レンズ光学系における光束の透過位置を表す模式図である。 従来技術に係る走査光学系の比較例の走査線曲がりを示すグラフである。 従来技術に係る走査光学系の比較例の像面のスポット径を示すグラフである。
符号の説明
1 光走査装置
3 コリメートレンズ
4 アパーチャ
5A、5B、5C、5D ビーム光源(光源)
6 シリンドリカルレンズ
8 ポリゴンミラー(光偏向器)
8a、8b 偏向面
10 走査レンズ系
11 第1レンズ(第1レンズ光学系)
11a、12a 第1面
11b、12b 第2面
12 第2レンズ(第2レンズ光学系)
14 被走査面
30A、30B、30C、30D レーザ光(光束)
50 画像形成装置
51A、51B、51C、51D 感光体ドラム
200 画像形成システム

Claims (4)

  1. 光源からの複数の光束を、光偏向器の回転軸に直交する面に斜め方向から前記光偏向器に入射して偏向し、前記複数の光束を第1レンズ光学系にそれぞれ副走査方向に斜入射し、該第1レンズ光学系から出射された複数の光束を、それぞれ配置位置が異なる複数の第2レンズ光学系にそれぞれ入射し、それぞれ異なる結像面に結像して複数のビーム走査を行う走査光学系であって、
    前記第1レンズ光学系が、少なくとも2面の自由曲面を有し、
    前記第1レンズ光学系と前記第2レンズ光学系との位置関係を、
    前記第1レンズ光学系から出射された光束が、前記複数の第2レンズ光学系の入射面および出射面においてレンズ面の中心基準位置を通り主走査方向に延びるレンズ中心線に跨る走査軌跡を描く位置関係とし、
    前記第2レンズ光学系は副走査方向の断面形状がレンズ光軸に対して対称であることを特徴とする走査光学系。
  2. 前記少なくとも2面の自由曲面が、中心基準位置に対して副走査方向の位置座標をx、主走査方向の位置座標をyとし、X=√(x)、Y=√(y)とするとき、x、y、X、Yの少なくともいずれかの多項式を含む数式で表現される回転非対称な非球面からなることを特徴とする請求項1に記載の走査光学系。
  3. 請求項1または2に記載の走査光学系を備えることにより、複数のビーム走査を行う走査光学装置。
  4. 請求項1または2に記載の走査光学系を備えることにより、複数のビーム走査を行うことで画像形成を行う画像形成システム。
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