JP4608289B2 - スクリュ圧縮機の運転制御方法 - Google Patents

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Description

本発明はスクリュ圧縮機の運転制御方法に関し、より詳細には、圧縮機本体より吐出された圧縮流体の温度が、所定の設定温度以上となったとき、圧縮機本体より吐出される圧縮流体の温度の上昇を防止し得るスクリュ圧縮機の運転制御方法に関する。
一般的に圧縮機には、焼き付きなどにより圧縮機本体に重大な損傷が生じることを防止するために、圧縮機本体から吐出される圧縮流体の温度が所定の上限温度以上となったときに圧縮機を停止させる非常停止装置が設けられている。
しかし、圧縮機本体より吐出される圧縮流体の温度が予め設定された前述の上限値以上となったときに突然圧縮機が停止すると、例えばこの圧縮機より圧縮流体の供給を受けていた作業機等の消費側に対する圧縮流体の供給が突然にして途絶え、圧縮空気機器の作動が停止して、工場の操業や建設工事などに大きな影響を与えてしまう。
このように、圧縮機本体が吐出する圧縮流体の温度が、設定された上限値以上となったときに突然に圧縮機が停止することによる不都合を防止するために、油冷式のスクリュ圧縮機において、圧縮機が緊急停止する前の段階で、この圧縮機に対して何らかのメンテナンスを可能として、緊急停止を回避することができるように構成したものが提案されており(特許文献1参照)、圧縮機の運転を緊急停止させるべき閾値温度よりも低レベルに設定した「上限値」を予め設定しておき、センサが検出した圧縮機本体の吐出空気温度が、この上限値に達したとき、圧縮機の運転を通常負荷モードから、例えば圧縮機本体を駆動するモータの回転数を低回転数に移行して圧縮機本体の運転負荷を減少させた負荷低減モードに移行しての吐出量を減少するように構成したものがある。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2003−3981号公報
以上のように構成された従来の油冷式スクリュ圧縮機の運転方法によれば、モータの回転数を低回転数とする等した前述の負荷低減モードへ移行することにより圧縮機本体より吐出される圧縮流体の温度が更に上昇することを防止でき、その結果、圧縮機を停止することなく運転を継続することができると共に、この負荷低減モードでの運転中に例えばメンテナンス等によって圧縮機本体によって吐出された圧縮空気の温度上昇の原因を取り除くことにより、再度、通常の運転に復帰させることができるものとなっている。
しかし、前述の従来の運転制御による場合には、負荷低減モードで運転されている間、例えばモータが低速の一定回転数で駆動されているために圧縮機本体より吐出される圧縮空気量が減少、負荷低減モードでの運転時において、通常負荷モードでの運転時と同様に圧縮空気の消費が行われる場合には、圧縮空気の供給量に対して消費量が上回り、必要な量の圧縮空気の供給を行うことができないものとなる。
そのため、前述のように圧縮機を停止することなく継続して運転することができたとしても、負荷低減モードで運転されている間は、消費側に接続された空気作業機による圧縮空気の消費を停止するか、又は消費量を減少する必要があり、空気作業機等で行う作業が停止し、又は作業効率が低下する。
また、負荷低減モードでの運転中には、前述のように圧縮機本体の吐出空気量が減少するように例えばモータの回転数を低速の一定回転数で駆動することから、消費側における圧縮空気の消費量の変化に対応することができず、例えば消費側で消費される圧縮空気が急増した場合には圧縮空気の供給が間に合わずに圧縮空気の圧力が急激に低下して、消費側に設けられた空気作業機等の圧縮空気機器の作動を結局停止させることとなる。
このように従来の運転制御方法において、圧縮機の運転を負荷低減モードに切り換えることは、メンテナンス等により吐出空気温度を上昇させている原因を取り除く迄の緊急避難的なものとして行われるものであり、この負荷低減モードでの運転時においても、消費側に対して必要量の圧縮空気の供給を継続的に行うことを目的とするものではない。
そのため、負荷低減モードでの運転により圧縮機本体が吐出する圧縮空気の温度が低下したとしても、メンテナンス等を行う等して吐出空気温度を上昇させていた原因が取り除かれなければ、消費側に対して必要量の圧縮空気を供給することができず、かりに、圧縮空気の温度を上昇させている原因を取り除くことなしに、再び通常負荷モードでの運転に移行したとしても、再度、圧縮機本体の吐出空気温度が上限値に上昇して負荷低減モードへ移行することとなる。
さらに、モータの回転数を低減することにより圧縮機本体の吐出空気量を減少させる負荷低減モードにあっては、圧縮機に設けられた圧縮機本体が圧縮作用空間内に冷却油の供給を必要としない、所謂「オイルフリー圧縮機」である場合には、この回転数の低下によって却って圧縮機本体の吐出空気温度が上昇することとなる。
すなわち、オイルによる潤滑が行われていないオイルフリースクリュ圧縮機にあっては、おす・めすの両スクリュロータがシリンダの内壁やロータ相互間で接触しないように、これらの間に微小間隔を設けて回転させ、しかもこのような微小間隔を密封するためのオイルの導入も行われないために、ロータ間の接触やオイルによる密封により被圧縮気体の逆流等が防止されている油冷式の圧縮機本体とは異なり被圧縮気体の逆流が生じ易い構造となっていることから、これをスクリュロータの回転数を上昇させることによって防止している。
しかし、前述のように圧縮機本体の回転数を低下する場合には、吐出側に比べて圧力の低い吸入側に位置する圧縮作用空間に逆流する被圧縮気体の量が増えてしまい、このようにして逆流した被圧縮流体が再度圧縮されることにより、圧縮機本体から吐出される圧縮気体の温度が上昇して、吐出される気体の温度が上昇する。
一例として、このようなオイルフリー圧縮機は、定格回転数のときの吐出される圧縮空気の温度が170℃であるとすると、定格回転数に対して80%の回転数で吐出される圧縮空気の温度は175℃になって、温度が5℃上昇する。
そのため、モータの回転数の低減を伴う前記従来の運転制御方法をオイルフリースクリュ圧縮機に対して適用することができない。
本発明は、上記従来技術が有する種々の欠点を解消するためになされたものであり、圧縮機に設けられた圧縮機本体より吐出される圧縮流体の温度が上昇した場合、圧縮機を停止することなく吐出される圧縮流体の温度を低下させることができると共に、このように、吐出温度を低下させた運転状態にあっても、圧縮流体の供給量を確保し得ると共に、消費側における圧縮流体の消費量の変化、特に消費量の増大に対応した圧縮流体の供給量を確保することのできるスクリュ圧縮機の運転制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明におけるスクリュ圧縮機の運転制御方法は、
所定の設定圧力(目標圧力Pt及び/又は基準圧力Pv)を予め設定し、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdを前記設定圧力と一致するように前記圧縮機本体10の容量制御を行うスクリュ圧縮機の運転制御方法において、
前記圧縮機本体10が吐出する圧縮流体の温度Tdが予め設定した設定温度(警戒温度Td1)以上となったとき、前記容量制御における前記設定圧力を所定値ΔP低下させることにより圧縮機を停止することなく吐出される圧縮流体の温度を低下させることを特徴とする(請求項1)。
前述のスクリュ圧縮機の運転制御方法において、前記容量制御が前記設定圧力(目標圧力Pt)に応じて前記圧縮機本体10の回転数を制御する速度制御を含む場合には、前記設定圧力(目標圧力Pt)を、一例として通常目標圧力Pt1(一例として、0.7MPa)から、所定値ΔP(一例として、0.05MPa)低い警戒時目標圧力Pt2(一例として、0.65MPa)に低下させた時、該設定圧力の低下に伴う前記圧縮機本体の吐出圧力の低下によって前記圧縮機本体を駆動する駆動源に生じた出力の余裕の範囲内において、前記速度制御における前記圧縮機本体10の最高回転数Nmaxを上昇させることができる(請求項2)。
また、前記容量制御が前記設定圧力(基準圧力Pv)に応じて前記圧縮機本体10に対する被圧縮流体の吸入量を制御する吸入制御を含む場合には、前記圧縮機本体10が吐出する圧縮流体の温度が前記設定温度(警戒温度Td1)以上となったとき、前記圧縮機本体10の回転数を低下させることなく、前記設定圧力を低下するように構成しても良い(請求項3)。
なお、前記圧縮機本体10が吐出する圧縮流体の温度の上限値として、前記設定温度よりも高い所定の温度を上限温度Tdmaxとして設定し、圧縮機本体10から吐出される圧縮流体の温度Tdが前記上限温度Tdmax以上となったときに前記圧縮機本体10を停止するものとしても良い(請求項4)。
さらに、前記圧縮機本体10が吐出する圧縮流体の温度が、所定時間継続して前記設定温度(警戒温度Td1)以上であるとき、前記圧縮機本体10を停止するものとしても良い(請求項5)。
なお、前記構成に加え、前記圧縮機本体10の吐出側圧力が前記設定圧力以上となったとき、前記圧縮機本体10が吐出する圧縮流体を大気放出するように構成することもできる(請求項6)。
以上説明した本発明の構成により、圧縮機本体が吐出する圧縮流体の温度が設定温度以上となると、容量制御の際の基準圧力として所定値低下された圧力が適用されることにより、圧縮機本体が吐出する圧縮流体の吐出圧力が低下して、圧縮機本体が吐出する圧縮流体の温度を低下させることができると共に、この低下された基準圧力に従って圧縮機本体の容量制御が行われる結果、消費側における圧縮流体の消費量の変化に対応した圧縮流体を供給することができ、圧縮機を停止することなく、圧縮流体の供給を継続することができた。
また、前記容量制御が圧縮機本体の速度制御を含む場合、前記基準圧力の低下に伴い前記圧縮機本体の吐出圧力が低下することにより、前記圧縮機本体を駆動する駆動源の出力に対して生じた余裕の範囲内において前記速度制御における前記圧縮機本体の回転数を上昇させることにより、圧縮機本体が吐出する圧縮流体の温度を低下することができると共に、消費側において圧縮流体の消費量が増大した場合であっても、この増大に対応して供給する圧縮流体の量を増大させることができる運転制御方法を提供することができた。
また、前記容量制御が圧縮機本体の吸入制御を含む場合、圧縮機本体の回転速度を低下させることなく前記容量制御を行うことにより、圧縮流体の供給量の減少を抑制することができ、その結果、圧縮機本体より吐出される圧縮流体の温度を低下させることができると共に、必要量の圧縮流体を消費側に供給することのできる運転制御方法を提供することができた。
なお、前述のように、圧縮機本体の回転速度を上昇し、又は、圧縮機本体の回転速度の減少を伴わずに運転制御を行うことにより、圧縮機本体の回転速度の低下に伴って吐出される圧縮流体の温度が上昇するオイルフリー圧縮機に対しても適用することのできる運転制御方法を提供することができた。
次に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら以下説明する。
〔実施形態1〕
1.圧縮機の全体構成
図1は、本発明の運転制御方法が適用されるオイルフリー圧縮機1の構成例を示したもので、図示の実施形態においてこのオイルフリー圧縮機1は、オイルフリースクリュ型の圧縮機本体10と、この圧縮機本体10の駆動源であるモータ15、及び交流電源からの電流の周波数を変換して前記モータ15に出力するインバータ31を備え、前記モータ15により圧縮機本体10を駆動することにより、該圧縮機本体10の吸入口10aに連結された吸入弁21及び、この吸入弁21に吸入通路32を介して連通された吸入フィルタ34を介して圧縮機本体10のシリンダ内に外気が導入されると共に、このシリンダ内に導入された外気がロータの回転により圧縮され、得られた圧縮空気が圧縮機本体10の吐出口10bより吐出されるように構成されている。
なお、図1を参照して説明する以下の実施形態にあっては、圧縮機本体10の駆動源として前述のようにモータ15を使用すると共に、このモータ15の回転数を制御するためのインバータ31を設けたオイルフリー圧縮機を例として説明するが、圧縮機本体10の駆動源は以下に説明するモータ15に限定されず、これをエンジンとすることもでき、この場合には、前述のインバータ31に代え、エンジンの回転数制御を行う例えば電子ガバナ等を設けても良い。
また、使用する圧縮機本体10は、オイルフリー型のものに限定されず、油冷式のものを使用しても良い。
このような基本構成を備えたオイルフリー圧縮機1において、圧縮機本体10の吐出口10bには、吐出通路61を介して圧縮空気の冷却手段であるアフタクーラ12に連通されていると共に、該アフタクーラ12には、このアフタクーラ12により冷却された圧縮空気を図示せざる空気作業機等が接続された消費側に導入するための供給通路63が連通されている。
2.容量制御装置
以上のような基本構成を備えたオイルフリー圧縮機1には、圧縮機本体10の回転速度を制御する速度制御手段3(本実施形態にあっては、インバータ31)と、圧縮機本体10に対する空気の吸入量を制御する吸入制御手段2、及び前記速度制御手段3及び吸入制御手段2の動作を電子的に制御する制御装置4とから成る容量制御装置(2,3,4)が設けられている。
本実施形態にあっては、容量制御を行う際の設定圧力として、前記速度制御の基準となる設定圧力(目標圧力Pt)と、吸入制御の基準となる設定圧力(基準圧力Pv)とをそれぞれ別個に設定しており、前述の速度制御手段3が、前述の制御装置4からの信号に基づいて圧力センサ等の圧力検出手段50によって検出された前記圧縮機本体10の吐出側圧力Pd(本実施形態にあっては、前述の供給通路63内の圧力)を、前記目標圧力Pt(Pt1又はPt2)と一致させるように、モータ15の回転数、従ってこのモータ15によって駆動される圧縮機本体10の回転数を制御し、また、吸入制御手段2が、前述の制御装置4からの吸入制御信号に従って前記圧縮機本体10の吐出側圧力Pdに応じて、前記圧縮機本体10の吸入口10aに設けられた吸入弁21の開閉制御乃至は開度制御を行い、又は、圧縮機本体10の吐出側の圧力を放気することにより、圧縮機本体10の吐出側圧力を制御して、前記基準圧力Pv(Pv1又はPv2)と一致させるようにするもので、このような速度制御と吸気制御とによって、消費側における圧縮空気の消費量変化によっても、圧縮機本体10により略一定の圧力の圧縮空気を消費側に供給することができるように構成されている。
2−1.吸気制御手段
前述の容量制御装置を構成する前述の吸気制御手段2は、圧力検出手段によって検出された圧縮機本体の吐出側圧力Pdが、予め設定された基準圧力Pv(Pv1又はPv2)となるように、圧縮機本体の吸入量及び圧縮機本体の吐出側における放気量を制御するもので、本実施形態にあってはこの吸入制御手段2を、圧縮機本体10の吸入口10aに連通する吸入通路32を開閉する吸入弁21と、この吸入弁を開閉する油圧シリンダ22によって構成している。
図示の実施形態にあっては、さらに、前記吸入弁21と共に、圧縮機本体10の吐出口10bとアフタクーラ12の上流に設けられた逆止弁間において吐出通路61より分岐された放気通路35を設け、この放気通路35を開閉する放気弁37を、前記吸入弁21を開閉する油圧シリンダ22によって開閉可能としている。
この油圧シリンダ22は、図示せざる油圧ポンプに連通されていると共に、この油圧ポンプからの作動油を前記油圧シリンダ22に導入する図示せざる油圧回路を開閉する図示せざる開閉弁(一例として電磁弁)を設け、この電磁弁が、圧縮機本体10の吐出側圧力を検出する圧力検出手段50によって検出された圧力に従って所定の吸入制御信号を出力する、後述の制御装置4からの吸入制御信号を受けて開閉することにより、吸入弁21が閉じたアンロード運転時、放気弁37を開放して圧縮機本体10の吐出側の圧縮空気を放気すると共に、吸入弁21が開いた負荷運転時において放気弁37を閉じて圧縮機本体より吐出された圧縮空気の放気を停止することにより、圧縮機本体の吐出側圧力Pdが、設定された基準圧力Pv(Pv1又はPv2)となるように制御する。
2−2.速度制御手段
前述の容量制御装置を構成する他の構成要素である速度制御手段3は、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdを検出した圧力検出手段50の検出信号を受信した後述する制御装置4からの指令信号に含まれる目標圧力信号と圧縮機本体の吐出側圧力の信号とを受信して、圧縮機本体の吐出側圧力Pdが目標圧力Pt(Pt1,Pt2)と一致するように、圧縮機本体10の回転数Nを下限であるアンロード回転数Nminと、上限である最高回転数Nmaxとの間で制御する。
本実施形態にあってはこの速度制御手段3を、後述する制御装置4からの指令信号を受信して、指令信号に含まれる、圧縮機本体の吐出側圧力Pdを、目標圧力Pt(Pt1又はPt2)に一致させることとなるモータの回転を生じさせる周波数を演算するPI演算回路乃至はPID演算回路を備え、交流電源より入力される電源周波数をこの算出された周波数に変換して前記圧縮機本体10を駆動するモータ15に出力するインバータ31により構成している。
これにより、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが速度制御のために予め設定された目標圧力Pt(Pt1又はPt2)未満のとき、インバータ31は、モータ15の回転数を定格回転数まで上昇させるようにモータに出力する駆動信号の周波数を徐々に上昇して圧縮機本体10の運転速度を最高回転数Nmax迄増加させる一方、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが設定された前記目標圧力Pt(Pt1又はPt2)を越える場合には、モータ15の回転数を、圧縮機本体10の回転数をアンロード回転数Nminまで減少させるように前記モータ15に出力する駆動信号の周波数を徐々に減少させて、圧縮機本体10の運転速度をアンロード回転数Nminまで減少させる速度制御を行う。
なお、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが予め設定された目標圧力Pt(Pt1又はPt2)と一致する場合には、前記圧力が一致したときのモータ15の回転数を維持するように、モータ15に対して出力する駆動信号の出力周波数を、増減せずに一定に維持して出力する。
2−3.制御装置
前述のように、吸入制御手段2及び速度制御手段3に対して所定の動作を行わせる各種指令信号を出力する前述の制御装置4は、圧縮機本体10の吐出口10b近傍において吐出空気の温度を検出する前述の吐出空気温度検出手段54、及び圧縮機本体10の吐出側圧力を検出する圧力検出手段50からの検出信号を受信して、前述の吸入制御手段2及び速度制御手段3に対して所定の制御信号を出力するもので、この制御装置4は、一例として所定の記憶領域(例えば図1中の記憶手段45等)に予め記憶されたプログラムを実行することにより必要な処理を行う、例えばマイクロプロセッサ等の処理手段を備えた電子制御装置によって構成することができ、前記処理手段が前記プログラムを実行することにより、本発明の方法による速度制御を行うために必要な手段が、該電子制御装置において実現するように構成することができる。
本実施形態にあっては一例として、この制御装置4において設定圧力変更手段41、指令信号発生手段42、停止信号発生手段43、及び吸入制御信号発生手段44がそれぞれ実現されており、これらの各手段がそれぞれ下記の動作を行うことにより、本発明の運転制御方法が実現されている。
(1)設定圧力変更手段
制御装置4において実現される前述の設定圧力変更手段41は、圧縮機本体10の吐出空気温度の上昇時、圧力検出手段50によって検出された圧縮機本体10の吐出側圧力Pdに従って、前述の吸入制御手段2において吸入制御を行う際の基準圧力Pv(Pv1又はPv2)、及び速度制御手段3において速度制御を行う際の基準となる目標圧力Pt(Pt1又はPt2)の設定を変更するもので、吐出空気温度検出手段54によって検出された圧縮機本体10の吐出空気温度Tdを、記憶手段45に予め記憶された設定温度(以下、「警戒温度」という)Td1(一例として240℃)と比較して、該温度検出手段54によって検出された圧縮機本体の吐出空気の温度が警戒温度Td1未満であるとき、予め設定された通常目標圧力Pt1(一例として、0.7MPa)及び通常基準圧力Pv1(一例として、0.75MPa)をそれぞれ前述の目標圧力Pt及び基準圧力Pvとして適用し、検出された吐出空気の温度Tdが前記警戒温度Td1以上になったとき、前記通常目標圧力Pt1及び通常基準圧力Pv1に対して所定量ΔP(一例として、0.05MPa)低い警戒時目標圧力Pt2(一例として、0.65MPa)及び警戒時基準圧力Pv2(一例として0.70MPa)をそれぞれ前記目標圧力Pt、基準圧力Pvとして適用する。
ここで、前述の警戒温度Td1は、圧縮機本体を安全に運転することができる吐出空気温度の上限値Tdmax(一例として250℃)に対して、所定値(一例として10℃)低く設定した温度である。
なお、設定圧力変更手段41において、通常目標圧力Pt1、通常基準圧力Pv1から警戒時目標圧力Pt2、警戒時基準圧力Pv2に目標圧力Pt及び基準圧力Pvの変更が一旦行われた後において、警戒時目標圧力Pt2、警戒時基準圧力Pv2を通常目標圧力Pt1、通常基準圧力Pv1に復帰させる場合には、前述の吐出空気温度検出手段54が圧縮機本体10の吐出空気温度が再度前述の警戒温度Td1未満となったことを検出したときに行うものとしても良く、又は、前述の警戒温度Td1よりも低い温度に設定された、復帰温度Td2(一例として220℃)未満となったことを前記吐出空気温度検出手段54が検出したときに、行うものとしても良い。
この場合には、目標圧力Pt及び基準圧力PvをそれぞれΔP低い警戒時目標圧力Pt2、警戒時基準圧力Pv2に設定したことによる効果を得られるまでの所定時間(一例として30秒程度)、設定圧力変更手段41が再度吐出空気温度検出手段54が検出した吐出空気温度Tdと警戒温度Td1(又は復帰温度Td2)との比較を行わないようにしても良い。
また、このような通常目標圧力Pt1、通常基準圧力Pv1への復帰は、例えば図示せざるリセットボタンの操作によってリセット(復帰)が指令されることにより行うように構成しても良く、さらには、圧縮機本体10の吐出空気温度の上昇が、圧縮機本体10に吸入される吸入空気温度の上昇に由来するものである場合には、圧縮機本体10に吸入される吸入空気の温度を検出する吸入空気温度検出手段(図示せず)を別途設け、この吸入空気温度検出手段が吸入空気温度が所定温度未満に低下したことを検出した検出信号を受信したときに、前記設定圧力変更手段41が前述の目標圧力Pt及び基準圧力Pvを通常目標圧力Pt1及び通常基準圧力Pv1に復帰するように構成しても良い。
さらに、図示は省略するが、圧縮機本体10が、高圧段と低圧段の二段から成る多段式の圧縮機本体である場合には、低圧段の圧縮機本体の吐出空気温度を検出する第1の吐出空気温度検出手段と、高圧段の圧縮機本体の吐出空気温度を検出する第2の吐出空気温度検出手段をそれぞれ設け、第1の吐出空気温度検出手段が検出する吐出空気の温度が第1警戒温度(一例として200℃)以上になったとき、目標圧力Pt及び基準圧力Pvの設定を所定値ΔP低下し、第2の温度検出手段が検出した吐出空気温度が、第2警戒温度(一例として240℃)以上となったとき、目標圧力Pt及び基準圧力Pvの設定を所定値ΔP低下する、圧力の設定変更をそれぞれ行うように構成しても良い。
なお、上記の実施形態にあっては、圧縮機本体の吐出空気温度が警戒温度Td1以上となったとき、目標圧力Pt及び基準圧力Pvのいずれについても所定値ΔP(0.05MPa)低下するものとして説明したが、目標圧力Pt及び基準圧力Pvにおいて圧力を低下させる所定値ΔPは、両者において同一である必要はなく、例えば目標圧力Ptを低下させる所定値ΔPを、基準圧力Pvを低下する所定値に比較して大きくとっても良い。
さらに、前述の設定圧力変更手段41によって変更される前述の通常目標圧力Pt1、警戒時目標圧力Pt2、通常基準圧力Pv1、警戒時基準圧力Pv2は、それぞれ前記各圧力を前述の記憶手段に記憶しておいても良く、また、通常目標圧力Pt1及び通常基準圧力Pv1と、前記所定値ΔPとを記憶手段45に記憶しておき、吐出空気温度検出手段54によって検出された吐出空気温度Tdが、警戒温度Td1以上となったとき、前記通常目標圧力Pt1乃至通常基準圧力Pv1よりΔPを減算して警戒時目標圧力Pt2及び警戒時基準圧力Pv2を求めるように構成しても良い。
また、基準圧力Pvは目標圧力Ptに対して若干高めに設定することが好ましい。
(2)指令信号発生手段
制御装置4において実現される手段のうち、前述の指令信号発生手段42は、圧縮機本体10の吐出側圧力(図示の実施形態にあっては、供給通路63内の圧力Pd)を検出する圧力検出手段50からの検出信号を受信して、この検出信号を圧力信号に変換すると共に、前記設定圧力変更手段41において設定された目標圧力Pt(通常目標圧力Pt1又は警戒時目標圧力Pt2)を目標圧力信号に変換して、この圧力信号と目標圧力信号から成る指令信号を、前記速度制御手段3である前述のインバータ31に対して出力する。
(3)吸入制御信号発生手段
制御装置4の吸入制御信号発生手段44は、圧力検出手段50によって検出された圧縮機本体10の吐出側圧力(供給通路63内の圧力Pd)が、前述の設定圧力変更手段41によって設定された基準圧力Pv(通常基準圧力Pv1又は警戒時基準圧力Pv2)以上になると、圧縮機本体10の吸入通路32に設けられた吸入弁21及び放気弁37を作動させる油圧シリンダ22を作動して、前記吸入通路32を閉じると共に圧縮機本体10から逆止弁間の圧縮空気を大気に放出するように、前記油圧シリンダ22に対して作動油を供給する図示せざる給油配管に設けられた図示せざる電磁弁へ指令信号を出力し、その後供給通路63内の圧力Pdが前記基準圧力Pv未満に降下すると、吸入弁21及び放気弁37を開閉する前述の油圧シリンダ22を作動して、吸入通路32を開くと共に圧縮機本体10の吐出側の大気開放を停止するように、図示せざる前記電磁弁へ指令信号を出力し、前述した吸入制御手段2によって、圧縮機本体10の吐出圧力が、前述の基準圧力Pv(Pv1又はPv2)と一致するように制御する。
(4)停止信号発生手段
さらに、前述の停止信号発生手段43は、前述の記憶手段45に記憶された吐出空気温度の上限値Tdmax(例えば250℃)と前述の吐出空気温度検出手段54によって検出された圧縮機本体10の吐出空気温度とを比較し、検出された圧縮機本体10の吐出空気温度Tdが前記上限温度Tdmax以上となったとき、インバータ31へ停止信号を出力し、モータ15に対する電源からの電力の供給を停止する。
なお、この停止信号の出力は、前記構成に代え、前記吐出空気温度検出手段54によって検出された吐出空気温度が、所定時間継続して前記警戒温度Td1以上であるときに行うように構成しても良い。
また、図示は省略するが、圧縮機本体10が高圧段と低圧段の二段から成る多段式の圧縮機本体である場合には、前述の設定圧力変更手段において説明したと同様に低圧段の圧縮機本体の吐出空気温度を検出する第1の吐出空気温度検出手段と、高圧段の圧縮機本体の吐出空気温度を検出する第2の温度検出手段をそれぞれ設け、第1の温度検出手段が検出する吐出空気の温度が、低圧段の圧縮機本体に対して設定された吐出空気温度の上限値(一例として210℃)以上になったとき、又は、第2の温度検出手段が検出する吐出空気の温度が、高圧段の圧縮機本体に対して設定された吐出空気温度の上限値(一例として250℃)以上となったときに、モータを停止して圧縮機本体を非常停止させるように構成しても良い。
3.作用・効果
前述の通りに構成された容量制御装置を備えた圧縮機にあっては、例えば圧縮機本体10の吐出空気温度が、前述の警戒温度Td1(240℃)未満である場合には、前述の設定圧力変更手段41によって通常目標圧力Pt1(0.7MPa)及び通常基準圧力Pv1(0.75MPa)がそれぞれ目標圧力Pt及び基準圧力Pvとして適用されている。
このようにして、設定圧力変更手段41によって設定された目標圧力Pt(通常目標圧力Pt1)に従って、制御装置4の指令信号発生手段42は、速度制御手段3であるインバータ31に対して、前述の通常目標圧力Pt1を信号化した目標圧力信号と、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdを信号化した圧力信号とから成る指令信号を出力する。
この指令信号を受信したインバータ31のPID演算回路は、圧縮機本体10の吐出側圧力を前述の通常目標圧力Pt1(0.7MPa)に一致させる圧縮機本体10の回転数Nを生じさせるモータ15の回転数に対応した周波数を演算により求め、インバータ31が電源からの電力をこの演算により求められた周波数に変換してモータ15に出力することにより、圧縮機本体の回転数Nが変更されて圧縮機本体10の速度制御が行われる。
一方、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが通常目標圧力Pt1(0.7MPa)未満であるとき、モータ15の出力を超えない範囲で圧縮機本体の回転数Nを最高回転数Nmaxまで上昇して運転し、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが通常目標圧力Pt1(0.7MPa)以上となったとき、圧縮機本体の回転数Nをアンロード回転数Nminまで減少する速度制御が行われる。
また、このような速度制御により圧縮機本体10の回転数Nがアンロード回転数Nminまで低下した場合においても、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが上昇して圧力検出手段50によって検出された圧縮機本体10の吐出側圧力が通常基準圧力Pv1(0.75MPa)以上になると、制御装置4の吸入制御信号発生手段44からの吸入制御信号によって図示せざる電磁弁が作動して、吸入通路32を開閉する吸入弁21を動作する油圧シリンダ22が作動して吸入弁21が吸入通路32を閉じる吸入制御が行われる。
これにより、消費側に対する圧縮空気の供給が止まって、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdの上昇が停止する。
その後、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが通常基準圧力Pv1(0.75MPa)未満に低下すると、吸入制御信号発生手段44が出力した吸入制御信号によって、図示せざる電磁弁が切り替わり、油圧シリンダ22が作動して吸入弁21が吸入通路32を開き、圧縮機本体10が外気を吸入して圧縮し消費側に対して圧縮空気の供給を再開する。
吸入弁21を作動する前述の油圧シリンダ22には、圧縮機本体10の吐出側を大気開放する放気弁37にも連結され、吸入弁21が吸入通路32を開いているときには放気弁37が閉じ、吸入弁21が吸入通路32を閉じるときに放気弁37が開くように、前記油圧シリンダ22によって開閉制御されていることから、圧縮機本体10と逆止弁間の圧縮空気の放出を開始又は停止することで、圧縮機本体の吐出口(吐出室)内の圧力を調整する。
一方、吐出空気温度検出手段54によって検出された圧縮機本体10の吐出空気温度が、前述の警戒温度Td1(240℃)以上になると、制御装置4において実現される前述の設定圧力変更手段41は、目標圧力Pt及び基準圧力Pvとして設定されていた前述の通常目標圧力Pt1(0.7MPa)及び通常基準圧力Pv1(0.75MPa)に代え、これらの各圧力に対して所定値ΔP(0.05MPa)低い警戒時目標圧力Pt2(0.65MPa)及び警戒時基準圧力Pv2(0.7MPa)をそれぞれ目標圧力Pt及び基準圧力Pvとして設定する。
このように、目標圧力Pt及び基準圧力Pvが低い値に変更されることにより、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが、瞬時に目標圧力Pt(警戒時目標圧力Pt1;0.65MPa)以上となり、変更後の目標圧力Ptに対応した指令信号を制御装置4の指令信号発生手段42より受信したインバータ31は、圧縮機本体10の回転数Nをアンロード回転数Nminまで低下する。
また、アンロード回転数Nminでの圧縮機本体の運転によっても圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが、基準圧力Pv(警戒時基準圧力Pv2;0.7MPa)以上に上昇している場合には、制御装置4の吸入制御信号発生手段44が図示せざる電磁弁に対して吸入制御信号を出力して、吸入弁21が吸入通路32を閉じると共に放気弁37が放気通路35を開くように、前記油圧シリンダ22を作動させる。その結果、圧縮機本体10が吸入する空気の量を減少すると共に、圧縮機本体10の吐出口(吐出室)の圧力を低下する。
これにより、圧縮機本体10が空気を圧縮する際に生じる圧縮熱の発生を抑え、圧縮機本体10の吐出空気温度Tdが低下し、圧縮機本体10のロータ等が焼き付きを起こす等して破損することが防止されている。
その後、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが警戒時基準圧力Pv2(0.70MPa)未満になると、制御装置4の吸入制御信号発生手段44が制御回路に設けられた図示せざる電磁弁に対して吸入制御信号を出力し、この吸入制御信号を受信した図示せざる電磁弁の動作により、油圧シリンダ22が吸入弁21を開いて吸入通路32を介して圧縮機本体10に対する空気の吸入が行われると共に、放気弁37が放気通路35を閉じ、圧縮機本体10に対する外気の導入と圧縮とが再開すると共に放気が停止する。
そして、消費側における圧縮空気の消費等により、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが警戒時目標圧力Pt1(0.65MPa)未満になると、圧縮機本体10の回転数Nはモータの出力を超えない範囲で最高回転数Nmaxまで上昇し、吐出側圧力Pdが警戒時目標圧力Pt1(0.65Mpa)以上になると、圧縮機本体の回転数Nがアンロード回転数Nminまで減少するように、制御装置4の指令信号発生手段42からの指令信号を受信したインバータ31が、モータ15による圧縮機本体10の速度制御を行い、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdを警戒時目標圧力Pt1(0.65MPa)と一致するように制御する。
このように、圧縮機本体10の吐出空気温度Tdが、予め設定された警戒温度Td1(240℃)以上になると、圧縮機本体の速度制御の基準となる目標圧力Ptを、通常目標圧力Pt1(0.7MPa)から、この通常目標圧力Pt1よりも所定値ΔP(0.05MPa)低い警戒時目標圧力Pt2(0.65MPa)に低下させることから、この圧力の切換により吐出側圧力Pdおよび圧縮機本体10の吐出室内の圧力が低下し、圧縮機本体10の圧縮比が低くなり、空気を圧縮する際に生じる圧縮熱の発生を抑え、制御装置4の停止信号発生手段43が停止信号を発生する吐出空気温度(上限値Tdmax)以上に吐出空気温度が上昇することを防止でき、その結果、圧縮機を停止することなく消費側に対する圧縮空気の供給を継続することができるものとなっている。
また、圧縮機本体の吐出側圧力Pdが警戒時目標圧力Pt1(0.65MPa)未満になると、圧縮機本体の回転数Nはモータの出力を超えない範囲で最高回転数Nmaxまで上昇して運転するから、このような圧力の切換が行われた後の状態において消費側における圧縮空気の消費量が増加したとしても、圧縮空気の増加分に対応して消費側へ供給する圧縮空気の吐出量を増加することができる。
特に、目標圧力Ptを通常目標圧力Ptに対して所定値ΔP(0.05MPa)低い警戒時目標圧力Pv2に切り換えることにより、圧縮機本体10の吐出圧力が低下するために、この圧縮機本体10を駆動するモータ15は、この吐出圧力の低下分、その出力に余裕が生じることとなる。
そのため、モータ15の出力に対して生じた余裕の範囲内において、モータの回転数、従って圧縮機本体の回転数を増加することが可能となった。
その結果、消費側で消費される圧縮空気が急増した場合であっても圧縮空気を十分に供給することができ、圧縮空気の圧力が急激に低下することを防止できる。
特に、圧縮機本体10としてオイルフリー型の圧縮機本体10を使用する本実施形態にあっては、このようにして圧縮機本体10の回転数が上昇することにより、逆流する圧縮空気の量が減少して吐出空気温度Tdを低下させることができるので、より確実に圧縮機本体の吐出空気温度Tdが上限値Tdmax以上に上昇することを防止でき、圧縮機の非常停止による作業の中断等を回避することができるものとなっている。
このように、従来技術において説明した圧縮機の運転制御方法にあっては、圧縮空気の供給量の減少を伴うものであるために、消費側における圧縮空気の消費量の変化、特に圧縮空気の消費量の急増に対して対応することができず、圧縮空気機器の作動を停止させるおそれがあるものとなっていたが、本発明の圧縮機の運転制御方法にあっては、圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが、通常目標圧力Pt1から警戒時目標圧力Pt2に切り替わるまでの間、一時的に圧縮機本体10からの圧縮空気の吐出が停止する場合があるとしても、目標圧力Ptの切換が行われた後には、消費側における圧縮空気の消費量に対応した容量制御が行われるために、消費側に接続された各種の作業機等をそのまま使用することができる。
また、前述のように従来の圧縮機の運転制御方法にあっては、圧縮機本体10の吐出空気温度の上昇に伴い、圧縮機本体の回転数を減少するものであったため、これをオイルフリー型のスクリュ圧縮機に適用する場合には、却って圧縮機本体の吐出空気温度を上昇させるものとなっていた。そのために、これをオイルフリー型の圧縮機に対して適用することはできなかったが、本発明の運転制御方法にあっては、圧縮機本体の回転数の減少を伴わずに圧縮機本体の吐出圧力を低下することができるために、これをオイルフリー型の圧縮機に対しても適用することができる。
〔実施形態2〕
次に、本発明の別の実施形態を図2を参照して説明する。
図2に示す実施形態において、本発明の運転制御方法が適用される圧縮機が、圧縮機本体10、該圧縮機本体を駆動するモータ15、このモータに対して電力を供給する電源等を備えている点においては、前述の実施形態1を参照して説明した圧縮機の構成と同様であるが、本実施形態の圧縮機にあっては、圧縮機本体10の速度制御を行わず、吸入制御のみによって圧縮機本体10の吐出圧力を制御するように構成したものであり、従って実施形態1において説明した圧縮機のように、速度制御を行うためのインバータを設けておらず、モータ15は電源からの一定周波数の電力の入力により、一定の回転速度で駆動されている。
また、前述の実施形態1の圧縮機にあっては、圧縮機本体10としてオイルフリー型の圧縮機本体を備えたものとして説明したが、本実施形態にあっては、圧縮機本体10として油冷式の圧縮機本体を使用している。そのため、圧縮機本体10の吐出側には、この油冷式の圧縮機本体10より吐出された圧縮空気と冷却油との気液混合流体を導入して気液分離するレシーバタンク70と、このレシーバタンク70で気液分離された圧縮空気中に残る油分を除去し、圧縮空気のみを消費側に供給するためのセパレータ71を設けている。
もっとも、本実施形態の構成においても実施形態1で説明したと同様にオイルフリー型の圧縮機本体を使用することもでき、この場合には、圧縮機本体の吐出側に設けられたレシーバタンク70やセパレータ71は、これを省略することができる。
さらに、実施形態1の圧縮機にあっては、吸入制御手段2として吸入通路32を開閉する吸入弁21を図示せざる油圧ポンプからの給油により作動する油圧シリンダ22により開閉するものとして説明したが、本実施形態の圧縮機に設けられた吸入制御手段2にあっては、吸入弁21として、受圧室に対する圧縮空気の導入により吸入通路32を閉ざす受圧閉弁型の吸入弁21を採用し、圧縮機本体10の吐出側圧力を前記吸入弁21の受圧室へと導入する制御通路39を設けると共に、この制御通路39を、制御装置4の吸入制御信号発生手段44からの吸入制御信号に従って開閉する電磁弁23を設け、これにより前述の吸入制御手段2を構成していると共に、この電磁弁23と吸入弁21間における前記制御通路39を分岐して吸入弁21の一次側における吸入通路32に連通した放気通路35’を設け、吸入弁21の閉弁時、圧縮機本体10の吐出側の圧力が吸入フィルタ34を介して放気されるように構成している。なお、このときに放出される圧縮空気の一部は圧縮機本体10へ吸入される。
なお、前述のように、本実施形態における圧縮機にあっては、圧縮機本体10の速度制御を行わない構成としたことから、圧縮機本体10の容量制御を、吸入制御の際の基準となる設定圧力(基準圧力Pv)のみに従って行うことから、実施形態1における制御装置4にあってはインバータ31に対して指令信号を出力する指令信号出力手段42が設けられていたが、本実施形態の制御装置4には、このような指令信号出力手段42は設けられておらず、また、設定圧力変更手段41は、吸入制御の際の基準となる前記基準圧力Pvのみの変更を行うものとして構成されている。
〔動作説明〕
以上のように構成された図2に示す圧縮機1において、制御装置4の記憶手段45には、圧縮機本体10を安全に運転することができる圧縮機本体の吐出空気温度の上限値Tdmax(一例として、110℃)、該上限値に対して所定の温度低く設定された警戒温度Td1(一例として、105℃)が記憶されており、制御装置4の設定圧力変更手段41は、吐出空気温度検出手段54によって検出された圧縮機本体10の吐出空気温度Tdと前記記憶手段45に記憶された警戒温度Td1(105℃)とを比較して、吐出空気温度Tdが警戒温度Td1未満である場合には、吸入制御の基準圧力Pvとして、通常基準圧力Pv1を、吐出空気温度Tdが、警戒温度Td1以上である場合には、前記通常基準圧力Pv1に対して所定値ΔP(一例として、0.05MPa)低い、警戒時基準圧力Pv2をそれぞれ基準圧力Pvとして圧縮機本体10の吸入制御を行う吸入制御信号を出力する。
本実施形態にあっては、前述の通常基準圧力Pv1として、吸入通路32を閉じると共に圧縮空気の放気を行うアンロード運転の開始圧力(通常開始圧力Pv1a;一例として、0.7MPa)と、アンロード運転されている圧縮機本体10の吸入通路32を開き、圧縮空気の放気を停止した負荷運転に復帰させる復帰圧力(通常復帰圧力Pv1b;一例として、0.6MPa)とをそれぞれ異なる圧力として記憶手段に記憶させておくと共に、吐出空気温度検出手段54が警戒温度Td1以上の吐出空気温度を検出した検出信号により、前記設定圧力変更手段41が前述の通常基準圧力Pv1である前記通常開始圧力Pv1a(0.7MPa)及び通常復帰圧力Pv1b(0.6MPa)に対して、記憶手段に記憶された所定値ΔP(一例として、0.05MPa)減じた警戒時基準圧力Pv2(警戒時開始圧力Pv2a,警戒時復帰圧力Pv2b)を演算により求め、この求められた警戒時基準圧力Pv2(警戒時開始圧力Pv2a,警戒時復帰圧力Pv2b)を、吸入制御の際の基準圧力Pvとして適用するように構成している。
そして、制御装置4の吸入制御信号発生手段44は、圧力検出手段50によって検出された圧縮機本体10の吐出側圧力Pdと、吐出空気温度検出手段54によって検出された吐出空気温度に従って適用される前記いずれかの基準圧力Pv(通常基準圧力Pv1又は警戒時基準圧力Pv2)とを比較して、吸入制御手段2に設けられた電磁弁23に対して、所定の動作を行わせる吸入制御信号を出力する。
すなわち、前述の吐出空気温度検出手段54により検出された圧縮機本体10の吐出空気温度が、前述の警戒温度Td1(105℃)未満の場合には、前述の基準圧力Pvとして通常基準圧力Pv1(Pv1a,Pv1b)を適用し、吸入制御信号発生手段44は、圧縮機本体10の吐出側圧力(図示の例において供給通路63内の圧力Pd)が、前述の通常開始圧力Pv1a(一例として、0.7MPa)以上になると、前述の電磁弁23を開く吸入制御信号を出力し、制御通路39を介して吸入弁21の受圧室に圧縮空気を供給して吸入通路32を閉じると共に、放気通路35’を介して圧縮空気を大気に放出し、圧縮機本体10の吐出室内の圧力を低減する。
一方、圧縮機本体10の吐出側圧力(図示の例では、供給通路63内の圧力Pd)が通常復帰圧力Pv1b(一例として、0.6MPa)未満に低下した場合、吸入弁21に対する圧縮空気の供給を止めて吸入通路32を開くと共に、放気通路35’を介した圧縮空気の放出を停止するよう前記電磁弁23を動作させる吸入制御信号を出力する。
そして、吐出空気温度検出手段54により検出された圧縮機本体10の吐出空気温度が、前述の警戒温度Td1(105℃)以上になると、前述の設定圧力変更手段41は、前記通常開始圧力Pv1a(0.7MPa)及び通常復帰圧力Pv1b(0.6MPa)に対して、記憶手段45に記憶された所定値ΔP(一例として、0.05MPa)減じた警戒時基準圧力Pv2(警戒時開始圧力Pv2a,警戒時復帰圧力Pv2b)を演算により求め、前述の吸入制御信号発生手段44は、圧力検出手段50によって検出された圧縮機本体10の吐出側圧力Pdを、設定圧力変更手段41によって求められた警戒時基準圧力Pv2(警戒時開始圧力Pv2a,警戒時復帰圧力Pv2b)と比較し、前記同様の動作を行う。
なお、上記の説明においては、記憶手段45に通常基準圧力Pv1(通常開始圧力Pv1a,通常復帰圧力Pv1b)と、これを減算する所定値ΔPとを記憶しておき、吐出空気温度検出手段54によって検出された吐出空気温度が警戒温度Td1(105℃)以上であるとき、前記設定圧力変更手段41が演算によって警戒時基準圧力Pv2(警戒時開始圧力Pv2a,警戒時復帰圧力Pv2b)を求めるものと説明したが、予め求めておいた前述の警戒時基準圧力Pv2(警戒時開始圧力Pv2a,警戒時復帰圧力Pv2b)を、前記通常基準圧力Pv1(通常開始圧力Pv1a,通常復帰圧力Pv1b)と共に記憶手段45に記憶しておき、吐出空気温度検出手段54によって検出された吐出空気温度に従って、前述の設定圧力変更手段41が記憶手段45に記憶された基準圧力中、検出された温度に対応するものを選択して適用するものとしても良い。
なお、制御装置4の停止信号発生手段43が、吐出空気温度検出手段54によって検出された吐出空気温度と、制御装置4の記憶手段45に記憶された吐出空気温度の上限値Tdmax(一例として、110℃)とを比較して、吐出空気温度Tdが前記上限値Tdmax(110℃)以上となったとき、モータへ停止信号を出力する(モータへの電力の供給を止める)ように構成されている点については、図1を参照して説明した実施形態と同様である。
このように、本実施形態の制御方法による場合には、吐出空気温度Tdが警戒温度Td1(一例として、105℃)以上のときには、基準圧力Pvとして、通常基準圧力Pv1に対して所定値ΔP低く設定された警戒時基準圧力Pv2が適用される結果、この基準圧力Pvの切り換えによって圧縮機本体10の吐出側圧力Pdが、警戒時基準圧力Pv2(警戒時開始圧力Pv2a)の0.65MPaよりも高圧となることから、これによって吸入弁21が吸入通路32を閉じることで圧縮機本体10に吸入する空気の量が減少すると共に、圧縮空気を大気に放出して圧縮機本体10の吐出口(吐出室)の圧力が低下する。
これにより、圧縮機本体10が空気を圧縮する際に生じる圧縮熱の発生を抑え、吐出空気温度Tdが低下し、吐出空気温度Tdが上限値Tdmax以上となって圧縮機が非常停止することを有効に防止できる。
また、吐出空気温度Tdが、警戒温度Td1(105℃)以上のときに、通常基準圧力Pv1よりも低い圧力に設定された警戒時基準圧力Pv2を適用することにより、吐出側圧力Pdおよび吐出室の圧力が低下することから、圧縮機本体10の圧縮比が低くなり、圧縮機本体10が空気を圧縮する際に生じる圧縮熱の発生を抑え、吐出空気温度Tdが上限値Tdmax以上に上昇することを好適に防止することができるものとなっている。
さらに、本実施形態にあってはインバータを設けず、従って圧縮機本体の速度の低下を行わないことから、消費側へ供給する圧縮空気の量が減ることもなく、消費側で消費される圧縮空気が急増した場合であっても圧縮空気を十分に供給することができ、圧縮空気の圧力が急激に低下することを防止できると共に、オイルフリー型の圧縮機に対して適用した場合であっても、圧縮機本体10の回転数の減少に伴う吐出空気温度の上昇が生じないものとなっている。
〔その他の変更例〕
なお、以上で説明した実施形態1及び2にあっては、吸入弁21の動作に連動・動機して圧縮空気を大気放出するものとして説明したが、例えば、吸入弁21を開閉制御する手段と、圧縮空気を大気放気するための放気弁(一例として電磁弁)とを別々に設け、吸入弁21で吸入通路32を閉じた後で、圧縮空気を大気に放出するように、両者の動作を別個の手段に行わせることにより、その動作時期をずらすように制御してもよい。
また、圧縮空気の放気は必ずしも行う必要はなく、この場合、放気弁37及び放気通路35,35’を設けないものとしても良い。
さらに、前記各実施形態にあっては、圧縮機本体10の駆動をモータ15により行うものとして説明したが、前述のようにこれをエンジンによって行うものとしても良い。
本発明のスクリュ圧縮機の運転制御方法を実現するための圧縮機の動作説明図。 本発明のスクリュ圧縮機の運転制御方法を実現するための別の圧縮機の動作説明図。
符号の説明
1 圧縮機
10 圧縮機本体
10a 吸入口(圧縮機本体の)
10b 吐出口(圧縮機本体の)
12 アフタクーラ
15 モータ
2 吸入制御手段
21 吸入弁
22 油圧シリンダ
23 電磁弁
3 速度制御手段
31 インバータ
32 吸入通路
34 吸入フィルタ
35,35’ 放気通路
37 放気弁
38 サイレンサー
39 制御通路
4 制御装置
41 設定圧力変更手段
42 指令信号発生手段
43 停止信号発生手段
44 吸入制御信号発生手段
45 記憶手段
50 圧力検出手段
54 吐出空気温度検出手段
61 吐出通路
63 供給通路
70 レシーバタンク
71 セパレータ

Claims (6)

  1. 所定の設定圧力を予め設定し、圧縮機本体の吐出側圧力を前記設定圧力と一致するように前記圧縮機本体の容量制御を行うスクリュ圧縮機の運転制御方法において、
    前記圧縮機本体が吐出する圧縮流体の温度が予め設定した設定温度以上となったとき、前記容量制御における前記設定圧力を所定値低下させることにより圧縮機を停止することなく吐出される圧縮流体の温度を低下させることを特徴とするスクリュ圧縮機の運転制御方法。
  2. 前記容量制御が前記設定圧力に応じて前記圧縮機本体の回転数を制御する速度制御を含み、
    前記設定圧力を低下させた時、該設定圧力の低下に伴う前記圧縮機本体の吐出圧力の低下によって前記圧縮機本体を駆動する駆動源に生じた出力の余裕の範囲内において、前記速度制御における前記圧縮機本体の最高回転数を上昇させることを特徴とする請求項1記載のスクリュ圧縮機の運転制御方法。
  3. 前記容量制御が前記設定圧力に応じて前記圧縮機本体に対する被圧縮流体の吸入量を制御する吸入制御を含み、
    前記圧縮機本体が吐出する圧縮流体の温度が前記設定温度以上となったとき、前記圧縮機本体の回転数を低下させることなく、前記設定圧力を低下することを特徴とする請求項1記載のスクリュ圧縮機の運転制御方法。
  4. 前記圧縮機本体が吐出する圧縮流体の温度の上限値として、前記設定温度よりも高い所定の温度を上限温度として設定し、圧縮機本体から吐出される圧縮流体の温度が前記上限温度以上となったときに前記圧縮機本体を停止することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のスクリュ圧縮機の運転制御方法。
  5. 前記圧縮機本体が吐出する圧縮流体の温度が、所定時間継続して前記設定温度以上であるとき、前記圧縮機本体を停止することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のスクリュ圧縮機の運転制御方法。
  6. 前記圧縮機本体の吐出側圧力が前記設定圧力以上となったとき、前記圧縮機本体が吐出する圧縮流体を大気放出することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のスクリュ圧縮機の運転制御方法。
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