JP4602735B2 - 管理システム - Google Patents

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Description

本発明は管理システムに関するものであり、特に食品の消費期限等を管理することができる技術に関する。
本明細書中において、タグとは、無線信号送受信デバイス(例えば、アンテナ、受発光素子)、記憶部、通信部が組み込まれた物体を言い、荷札等に使用する。
近年、無線通信技術の発展に伴い、無線通信によりデータの読み取り/書き込みが可能なタグが開発されている。図13は、RFID(Radio Frequency Identification:電波方式認識)を用いたタグの構成例を示す図である。図13に示すように、RFID(無線)タグ201は、例えば、数mm角以下の小さな無線通信用IC(Integrated Circuits)202と、コイルアンテナ203とを含んで構成されるモジュールである。RFIDタグ201で送受信される無線信号の周波数帯域は、例えば135kHz以下帯、13.56NHz帯、860MHz〜911MHz帯、2.45GHz帯等である。また、RFIDタグ201で使用される変復調方式は、例えばASK(Amplitude Shift Keying)、FSK(Frequency Shift Keying)、OOK(On−Off Keying)等である。
RFID(無線)タグ201と、専用のリーダー/ライター装置(読み取り/書き込み装置)211との間では、データのやり取りを非接触で行うことができる。RFIDタグ201は、非接触での通信が可能であるため、利用者は、特に意識してリーダーに通したりしなくても、データの読み取を行わせることができる点、複数のRFIDタグ201から同時にデータを読み込むことが可能である点など、従来から用いられている磁気カードやバーコードなどの簡易IDカードとは異なる特徴を有している。
RFIDタグ201の応用例として、食品の消費期限等の品質管理のためにタグを使用した管理システムも提案されている。例えば、生鮮食料品の梱包体に図14に示すブロック構成を有するタグを取り付け、タグから収集した温度や湿度等のデータを情報収集センターに送信して、梱包体の保存品質を判定する管理システムが提示されている。図14に示すタグは、CPU215と、メモリ216と、クロック発生器217と、RF部218と、バッテリー219とセンサ群220であって、温度センサ221と、湿度センサ222と、衝撃センサ223とを有するセンサ群220とを有している。このタグを用いることにより、生鮮食料品の保存温度、保存湿度、衝撃等に対するリアルタイム監視と、生鮮食料品の保存状態に関する履歴の読み出しとが実現され、生鮮食料品に対するより好適な管理を可能にしている(例えば、特許文献1参照)。
また、図15に示すように、食物貯蔵庫内240に収納した食品231に、その食品自体に関する情報を記憶させた非接触性タグ230を取り付け、食物貯蔵庫240の側面に、食品の位置検出のための感圧センサ241と食品の重量検出のための重量検出センサ242とを、取り付けることにより、食物貯蔵庫内の食品管理を行う管理システムも提案されている。これにより、収納した食品固有の情報に加えて、収納した食品の収納位置および重量を管理することを可能にしている(例えば、特許文献2参照)。
野菜や魚介類等の生鮮食料品、豆腐やチーズ等の加工食品、あるいはその他の食料品に関しては、賞味に適する期間を消費者に知らせるために、梱包体に消費期限や品質保持期限等の表示を行うことがJAS法や食品衛生法等により、義務付けられている。一般に消費者は、食品に表示されている上記消費期限又は品質保持期限を目安にして、食品の自己管理を行っているのが現状である。
特開2002−358591号公報 特開2003−185326号公報
しかしながら、上記のような消費期限や品質保持期限としては、梱包が解かれていない状態であって、かつ、適切な温度管理の元で保管されている場合の期限のみが示されているのが一般的である。そのため、梱包を解いた場合には、必ずしも表示されている消費期限が、適切なものとは言えない場合が多い。尚、一部の食品には、開梱した場合の消費期限等の注意書きが記載されているものの、消費者が注意書きを隅々まで読むケースは少なく、消費者に注意書きの内容が十分に認識されていないことも多い。
上記特許文献2に記載の食物貯蔵庫(冷蔵庫)は、収納した食品の消費期限や保存条件等の情報を管理し、重量検出センサにより食品の残量を認識する機能を有しているので、一定の条件下では食品を開梱したか否かの判別ができる場合もある。
しかしながら、冷蔵庫内部の棚と底板とに取り付けた重量検出センサにより重量を検出する方式では、複数の食品を重ね置きした場合には、食品の残量を正確には検出できず、冷蔵庫内に保管する食品が開梱されたか否かの判断が困難になるという問題がある。また、内部に重量検出センサを備えている冷蔵庫を用いることを前提としているため、冷蔵庫内部以外の場所に食品を保管する場合には適用できない。
さらに、消費者が食品を一度は開梱したものの、中身を消費することなく、そのまま冷蔵庫に戻した場合には、重量検出センサを用いる方法では、食品を開梱したか否かの判別が不可能である。この場合において、食品を開梱したことを示すデータをタグに逐一入力すれば、上記特許文献1又は特許文献2に記載している食品管理システムにより食品を管理することが可能であるものの、データをタグに入力する行為は、消費者にとって負担を強いることになる。
このように、消費者が、食品の消費期限や品質保持期限等を食品の使用状態(開梱の有無等)に応じて容易に認識できる食品管理システムは、提案されていない。
本発明の目的は、食品等を管理対象とし、開梱行為等による保管物の消費期限の変化を容易に認識することのできる管理システムを提供することである。
本発明の管理システムに用いるタグは、少なくとも1箇所は分離可能な部分Aを有し、前記部分Aが分離されていない状態においては第1の機能を発揮し、前記部分Aが分離されている状態においては第2の機能を発揮することを特徴とする。
更に、前記第1の機能は、前記保管物の第1の状態における保存可能期間に係わる情報を前記タグ外に伝達する機能を少なくとも含み、前記第2の機能は、保管物が前記第1の状態とは異なる第2の状態における保存可能期間に係わる情報を前記タグ外に伝達する機能を少なくとも含んでいることを特徴とする。
また、本発明の管理システムに用いる管理装置は、保管物に付けられた前記タグと情報の伝達を行い、前記タグの情報を読み取り、又は前記タグに情報を書き込むためのタグ情報読み書き手段と、前記タグ情報を記憶するためのタグ情報記憶手段と、前記タグ情報を表示するためのタグ情報表示手段と、を備えることを特徴とする。
更に、前記タグ情報の管理は、前記タグから読み取られた消費期限が、以前に読み取られて記憶された消費期限と異なるときに、保管物の状態が変化したことを認識することを特徴とする。
また、前記管理装置は、前記タグから読み取った消費期限の詳細度に応じて、前記タグの情報を読み取る時間間隔を設定して、前記時間間隔ごとにタグ情報を読み取ることを特徴とする。ここで、詳細度とは、例えば、月、日、時など、どの程度まで消費期限を細かく管理する必要があるかに応じて決められるのが一般的である。更に、本発明の管理システムは、前記タグと、前記管理装置と、を含むことを特徴とする。
つまり、本発明の管理システムは、開梱行為により保管物の消費期限が変化した場合において、前記保管物に貼り付けられたタグの一部分が前記保管物の開梱時に切り離され、前記タグは変更された消費期限を、前記タグの情報を読み取る管理装置に送信する。管理装置は、前記タグ情報を受信して、該管理対象物の消費期限を更新する。このことにより、本発明の管理システムは、消費期間の変更を容易に管理者に認識させることができる。
本発明の管理システムを用いることにより、保管庫内に重量センサや位置センサ等を設けることなしに、開梱による保管物の保存状態の変化を容易に認識することのできる管理システムの提供が可能になる。
以下に、本発明の第1の実施の形態による管理システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施の形態による管理システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態による管理システム1は、開封部21−2、22−2を有する食品21、22にこの開封部21−2、22−2を跨ぐようにそれぞれ取り付けられたタグ11、12と、タグ11、12から無線伝送されたデータを取得することにより食品管理を行う管理装置30と、を含んで構成されている。尚、本実施の形態において、管理対象例としては食品について説明するが、消費期限や保存期限等が存在する商品(例えば、接着剤、化学薬品等)も適用対象となりうる。
より詳細に説明すると、タグ11、タグ12は、食品21、22にそれぞれ貼り付けられており、タグ本体の一部を切り離すことができるように構成されている。タグ本体の一部を切り離すことにより、管理装置30に送信するデータ内容が変化する。
管理装置30は、タグ11、タグ12にデータや制御情報を無線により送信するとともに、タグ11、タグ12から送信される無線信号を受信するリード/ライト部(R/W部)31を備える。リード/ライト部31は、無線信号を送受信するためのアンテナと、RF(高周波)回路と、データや制御情報を変復調する変復調回路と、リード/ライト部31内の回路制御を行うための制御回路と、を備えおり、管理装置30とタグ11、12との間の無線通信を行う。
また、管理装置30は、タグ11、12から読み取ったデータやタグ11、12に伝送するデータ等を記憶するためのデータ記憶部35と、外部ネットワークに接続して外部とデータや制御信号の送受信を行うための入出力インターフェイス(I/F)部36と、データ処理とデータの入出力の制御を行う制御部32と、を備えている。
さらに、管理装置30は、定期的にタグと通信を行うための契機を与えるクロック信号を発生するタイマ部37と、タグデータ等の情報を表示するための表示部33と、管理者がタグに送信するデータや制御情報等を入力するための入力部34と、データ処理と管理装置30全体の制御とを行う制御部32と、を備える。制御部32は、上述のデータ処理とデータの入出力の制御を行う機能の他に、管理装置30内の個々の機能ブロックの制御や電源管理等の機能も備えている。
次に、タグ11、12へのデータ送信時とタグ11、12からのデータ受信時における管理装置30内のデータの流れについて説明する。
まず、タグ11、12に送信するデータや制御情報は、入出力インターフェイス部36を経由して外部のネットワークから制御部32が取得する。或いは、データ記憶部35から読み出され、又は、入力部34から管理者によって入力される。
次に、データに関しては、制御部32によりデータ処理が行われ、リード/ライト装置31からタグ11、12へと送信される。一方、タグ11、12から無線により送信されたデータは、リード/ライト装置31において受信、復調され、制御部32によりデータ処理がなされる。次に、データは、必要に応じてデータ記憶部35に記憶され、或いは、入出力インターフェイス部36を経由して外部のネットワークに送られる。さらに、管理者の認識が必要なデータについては、液晶ディスプレイ等で構成される表示部33により表示がなされる。この際、音声出力や文字出力を利用しても良い。
図16は、本発明の管理システムに用いられるタグの切り離し部分の構造の一例を詳細に示す上面図である。図16(a)に示すように、タグを構成する基板252上には、タグの機能を内蔵した電子部品253が実装され、それらを覆うようにパッケージ素材251でパッケージングが施されている(例えば、電子部品の一部又は全てを集積回路化したICタグでは、縦20mm×横10mm×高さ0.5mm程度である)。
さらに、タグには、ミシン目254が形成されており、これを境界として2つのタグに切り離しが可能である。
基板252は、プラスチック素材、ガラス素材、セラミック素材、フィルム素材、又はビニル系素材等の絶縁性材料を使用することができる。具体例としては、基板の高周波特性、コスト、加工の容易性、強度、切り離しの容易性を勘案して、厚さ0.1mmのガラス不織布基材エポキシ樹脂銅張積層板(GE−4F、JIS規格:別名FR−4)が挙げられる。
電子部品253は、無線の送受信に使用するアンテナ及びRF回路、タグの機能を制御する制御ロジック回路、データを記憶する記憶回路(EEPROM,FeRAM,ROMなど)等の電子回路から構成され、基板252に実装(マウント)されている。図16において、電子部品253は、基板252の上側に実装されているが、基板253の下側に実装されている状態であっても良い。
また、湿度、温度、光、衝撃等の外部環境から電子部品を保護するためのパッケージ251に使用する素材としては、セラミック材料、プラスチック材料等の無線信号を通過させることが可能な材料であれば、集積回路を封入するのに用いられる一般的なパッケージ材料を用いることができる。しかしながら、パッケージ251は、エポキシ樹脂、シリコン樹脂等の耐熱性、耐溶剤性、耐薬品性に優れた素材を用いる方がより好ましい。
また、図16(b)に示すように、2つの電子部品間を電気的に接続する配線(例えば、グランド線、信号線、電源線)255は、基板252の表面又は内部に形成されている。配線255は、タグの一部を切り離すために設けられたミシン目254のちょうどつなぎ目を通るように実装されている。配線255は、導電性のものであれば材質は特に問わない。被覆あるいは非被覆金属線ワイヤの実装、金属箔貼り付け、エッチング、導電性インクの印刷などの方法によって実現可能である。
また、ミシン目254は、パッケージ251及び基板252に孔(但し、パッケージ251の孔は、貫通孔ではない)を一定間隔L1だけ離された状態で開けたものである。ミシン目254の孔開き部分間の間隔L1は、タグの切り離しが容易であり、かつ、十分な強度が保てるような間隔(例えば、0.2mm)になっている。
図17は、本実施の形態による管理システムに用いられるタグの切り離し部分の構造の一例を詳細に示す上面図である。
図17(a)に示すように、基板252上には、タグの機能を内蔵した電子部品253が実装され、電子部品253は、パッケージ251によって外表面を覆われている。さらに、タグにはミシン目254が形成されており、これを境界としてタグの一部を切り離すことが可能である。
図17(b)は、図17(a)のミシン目のつなぎ目の部分を拡大した図である。配線255は、ミシン目254の孔が開いていない部分の表面に形成されている。
図17(c)は、図17(a)のミシン目の切れ目の部分を拡大した図である。ミシン目254の構造は、パッケージ251の内部に設けられた基板252に対しては貫通した孔が空けられているが、パッケージ251に対しては貫通孔が開けられているわけではなく、パッケージ251の厚みが薄くなるような非貫通孔が開けられている(例えば、孔部分のパッケージの厚さL2=0.1mm程度である)。これは、光、湿気、薬品等の有害な物質が基板252又は電子部品253に侵入し、その影響により基板252又は電子部品253が腐食し、正常に機能しなくなるのを防止するためである。
また、タグを食品の包装等に貼り付ける場合には、保管物自体(例えば、食品)の成分に影響を与えないことが求められており、タグ自体が物理的かつ化学的に安定であり、保管物に物理的又は化学的な損傷を与えないことが必要である。例えば、食品の保管温度において、タグを構成するパッケージ材料が溶解し(冷凍温度〜常温で、物理的・化学的に安定:例えば−30℃〜+60℃)、又は、タグの貼り付けにより食品の包装が破損することがないようにする必要がある。このために、タグのパッケージ251は、貼り付ける包装体又は食品に対して影響を与えない材質(例えば、前述したエポキシ樹脂やシリコン樹脂等)と構造(例えば、図16、図17で示す構造)とを用いる必要がある。
図2は、本実施の形態による管理システムにおいて用いられるタグを食品に貼り付ける方法の一例を示す図である。図2に示す例では、図16と図17に示す構造を有するタグ11が、袋状の包装が施された食品(例えばスナック菓子)21に貼られている。食品21は、包装に設けられた切り取り線21−2に沿って開梱することができ、開梱後は、例えば包装上片の部位21−1が食品21の包装本体21より切り離される。タグ11は、切り取り線21−2と略一致する線に沿ってタグ11の切り取り線11−3が配置されるように包装に貼付されているため、開梱と同時に切り離すことができる。すなわち、包装上片の部位21−1を切り離す際に、タグ11も切り取り線11−3を境界として、その一部の部位がそれ以外のタグ11の本体部分から切り離されるようになっている。さらに、包装紙の製造時に、タグ11を包装紙21と一体化させることもできる。この場合には、包装紙21に対して後からタグを貼付する必要はないので、製造工程が簡単になるという利点がある。
図18は、本実施の形態による管理システムにおいて用いられるタグを化粧品に貼り付ける方法の一例を示す図である。図18に示す例では、図16と図17に示す構造を有するタグ301が、チューブ状の包装が施された化粧品(例えば日焼け止めクリーム)304に貼られている。化粧品304は、蓋306をねじり回すことにより容器305と蓋306を分離して開封することができる。また、前記開封時において、タグ301は、切り取り線302に沿って、タグ本体301Bとタグ切り離し部301Aに分離する。
タグ301は、容器305と蓋306の分離部と略一致する線に沿ってタグ301の切り取り線302が配置されるように化粧品304の容器に貼付されているため、開封と同時に切り離すことができる。化粧品においても、食品ほど保存期間の厳密性は要求されないが、開封されることにより中長期的には内容物307の劣化(酸化等)が生じるため、食品の場合と同様に、開封/未開封に依存する保存期間を管理することが重要である。このように、管理システムに用いるタグの用途は、食品に限るものでは無い。
図3は、本実施の形態による管理システムにおいて用いるタグの食品への貼り付け方法の一例を示す図であり、図2とは別の方法例を示す図である。
図3に示す例では、タグ12は、食品(例えば緑茶や健康飲料、液状薬品など)を収容するペットボトル等の容器23に貼られている。容器23は、その蓋22−1を回すことにより開梱することができ、開梱後は、蓋22−1が容器23の本体より離れる。蓋22−1は、再び容器23本体に戻すことができるが、密閉状態は解除されている。この切り離しの際に、タグ12も切り取り線12−3を境界として、タグの一部が、蓋22−1と共にタグ本体から切り離される。これにより、開封を検出することができる。図3の例では、タグ12が切り離されたか否かにより、容器が一度開梱されたか否かを判定することができる。一度、容器が開梱された後に、内容物に全く手を付けずに容器の蓋を再び閉め直した場合においても、容器が開梱されたかどうかを判定することができる。このような容器の蓋を再び閉め直した場合において、特許文献1に記載の技術のように重量検知センサを使用する方法と異なり、容器が一旦は開梱されたか否かを判定することができる。
図4は、本実施の形態による管理システムにおいて用いられるタグの構成例を示すブロック図である。図4に示すように、本実施の形態によるタグ11は、送受信用アンテナ41と、送受信部42と、変調部43と、制御部44aと、復調部45と、記憶部A46と、記憶部B47と、電源部50と、を有している。送受信用アンテナ(ループコイルアンテナ)41は、リード/ライト部31(図1)から送信される電波を受信する。受信した電波に含まれるデータ信号は、RF(高周波回路)で構成された送受信部42により、ベースバンド信号あるいは中間周波数(IF)信号にダウンコンバートする等の処理が施された後に、受信信号の復調処理を行う復調部45において元の信号に復調される。復調された信号は、制御部44aによりリード/ライト部31からの指令や受信データの内容等が解析される。制御部44aは、リード/ライト部31の指令に基づいて、記憶部A46、記憶部B47の記憶内容の書き換え又は新しいデータの書き込み等を行う他に、受信時には、制御部44aは、送受信部42及び復調部45に対して、受信のための各制御も行っている。
また、制御部44aは、リード/ライト部31からの指令に基づいて、タグ11(図1)が記憶部A46又は記憶部B47に保存しているデータを送信するための制御を、変調部43又は送受信部42に対して行い、記憶部A46又は記憶部B47から必要なデータ信号を取り出し、変調部43にデータ信号を送る。データ信号は、変調部43において無線伝送用のフォーマットに変換され、送受信部42において特定の無線周波数帯にアップコンバートされ、最終的に、データ信号は、送受信用アンテナ41からリード/ライト部31(図1)に向けて送信される。
さらに、制御部44aは、図示しない外部の制御装置から与えられる指令に基づいて、記憶部A46又は記憶部B47に保存しているデータを外部に転送する処理及び、記憶部A46又は記憶部B47にデータを書き込む制御を行うこともできる。
尚、リード/ライト部31(図1)から送信される電波による通信に先立って電波を送受信用アンテナ41において受信すると、電磁誘導現象により、この送受信用アンテナ41のコイルに電流が流れて発電が行われる。電源部50は、発電されたこの電力を用いて、タグ11内の各機能ブロックに電力を供給することもできる。従って、タグ11に対して外部の電源部50からの電源供給がなくても、タグ11を動作させることが可能である。
また、記憶部A46又は記憶部B47の記憶素子は、例えば、EEPROM等の不揮発性素子により構成すれば、記憶内容の保持には電源を必要としない。このため、タグ11は、電池等の内蔵バッテリーを持たなくても良い。尚、タグ11に電池等の内蔵バッテリーを搭載すれば、送受信距離を伸ばすことも可能である。簡単な充電池を設けても良い。
また、タグ11は、切り取り線11−3に沿って、タグ本体11−1とタグ切り離し部分11−2とに分離することができる。タグ切り離し部分11−2には記憶部B47が備えられており、例えば、記憶部B47の分離前においては、記憶部B47に記憶されているデータが読み出され、分離後においては、記憶部A46に記憶されているデータが読み出されるように構成しておけば、タグ本体11−1は、記憶部B47を分離することにより別の機能を発揮する。
尚、記憶部B47がタグ本体11−1と分離されたか否かの判定は、制御部44aに接続されている制御線のインピーダンスの値により、制御部44aが判定することができる。
また、図2に示す食品21の包装体にタグ11を貼付する場合には、包装上片の部位21−1が食品21の包装本体21−3より切り離されて捨てられてしまうケースが多いものと考えられるので、包装本体21−3側にタグ部分11−1(本体)を、包装上片の部位21−1側にタグ部分11−2(本体ではない方)を貼付するのが望ましい。このようにすれば、包装上片の部位21−1が捨てられても、タグの本体が残るため、タグの機能上の問題が少ない。包装上片の部位21−1を捨てずに再度本体に付することができる容器の場合には、タグ部分11−1、タグ部分11−2のどちらを包装本体21−3側に付しても良い。
図5は、本実施の形態による管理システムで用いるタグのブロック図であって、図4に示したタグとは異なる構成を有する例を示す図である。共通部分の符号は同一符号を付して説明を省略する。図5にブロック図で示すタグにおいては、記憶部C48がタグ本体12−1にあり、タグ切り離し部分12−2は記憶部を有していない点が、図4に示すブロック図と異なる。また、記憶部C48のブロック構成及び制御部44bの記憶部C48に対する制御方法が、図4に示すタグと異なる。
図5に示すように、タグ12は、切り取り線12−3により、タグ本体12−1とタグ切り離し部分12−2とに分離することができる。タグ切り離し部分12−2がタグ本体12−1と分離されると、記憶部C48に書き込まれているデータの読み出し部分(読み出しブロック)が変更になる。
尚、記憶部C48がタグ本体12−1と分離されたか否かの判定は、制御部44bに接続されている制御線51のインピーダンスの値に基づいて、制御部44bに判定させることができる。タグ切り離し部分12−2の分離前において、制御線51のインピーダンスは、接地されているので0オームに近い値を示す。一方、タグ切り離し部分12−2の分離後において、制御線51のインピーダンスは、開放されているので実質的に無限大に近い値を示す。
また、図3に示す食品22が封入されている容器23にタグ12を貼付する場合には、蓋22−1は、開封後も棄てられずに再度本体に付するケースが多いため、タグ部分12−1、タグ部分12−2のどちらを蓋22−1側に付しても良い。
図6は、本発明の管理システムにおいて用いられるタグに記憶されているデータレコードの一例を示す図である。図6に示すように、本実施の形態によるタグ11の記憶部A46に書き込まれる記憶レコードは、タグID61と、メーカコード62と、製造番号63と、製造年月日コード64と、消費期限A65と、であり、さらにオプション領域67が含まれている。また、タグ11の記憶部B47に書き込まれる記憶レコードは、消費期限B66であり、オプション領域68を含んでいる。
タグID61は、そのタグ自体に固有のものであり、個々のタグを識別するために使用され、タグの履歴の把握や、複数アンテナ設置時の読み取り対応等に利用できる。一般にタグIDのつけ方は別のタグのIDと重複しないように規格化されており、例として、64ビットの2進数で構成されている。メーカコード62は、食品21を製造するメーカの識別番号である。メーカコード62との対応は、データ記憶部35にあらかじめ記憶されているか、若しくは外部のネットワークを通じて取得する。
製造ID63は、食品21が、どの食品であるかを示す識別番号である。製造ID63との対応は、データ記憶部35にあらかじめ記憶されているか、若しくは外部のネットワークを通じて取得することもできる。メーカコード62と製造ID63とを組み合わせることにより、食品21が、どの製造メーカのどの食品に相当するのかを特定することができる。製造年月日コード64は、製造メーカが食品21を製造した時点での製造年月日、及び時刻をコード化して書き込むための領域である。
消費期限A65は、食品21が開梱された条件下におけるその後の消費期限を書き込むための領域である。通常は、食品21が開梱された時点からの日時で判断されるために、開梱前は開梱された時点を基準として、消費に耐えうる期間が書き込まれている。食品21が開梱された時点において、開梱時の年月日時刻と開梱後に消費に耐えうる期間を合算して、消費期限A65に記憶されているデータを書き直す。消費期限B66は、食品21が、開梱される前の消費期限を書き込むための領域である。
タグ11の記憶部B47が、タグ本体と分離される前において、管理装置30のリード/ライト部31がタグ11からデータを読み出す場合には、消費期限B66のデータを食品21の消費期限として読み出し、消費期限A65のデータは、読み出さない。
一方、タグ11の記憶部B47が、タグ本体と分離された後において、管理装置30のリード/ライト部31がタグ11からデータを読み出す場合には、消費期限A65のデータを食品21の消費期限として読み出す。尚、消費期限B66のデータは、タグ本体とは分離しているので、管理装置30のリード/ライト部31により無線を使用して読み出すことはできないようになっている。
図7は、本実施の形態による管理システムに用いられるタグに記憶されているデータレコードであって、図6とは別のデータレコードの例を示す図である。タグ12の記憶部C48に書き込まれる記憶レコードは、タグID71と、メーカコード72と、製造番号73と、製造年月日コード74と、消費期限A75と、消費期限B76と、オプション領域C77と、を含む。但し、タグID71と、メーカコード72と、製造番号73と、製造年月日コード74と、消費期限A75と、消費期限B76と、オプション領域Cと、に書き込む内容は、図6に示したレコードの内容と同一であるので、詳しい説明は省略する。
図5に示す記憶部C48と、図4に示す記憶部A46、記憶部B47との主な相違点は、タグ21の切り離し部分12−2には、記憶部が含まれていない点にある。その代わりに、記憶部C48には、消費期限A75の他に消費期限B76も備えている(図7)。
タグ12の切り離し部分12−2の分離前において、管理装置30のリード/ライト部31がタグ12からデータを読み出す場合には、消費期限B76のデータを食品22の消費期限として読み出し、消費期限A75のデータは、読み出さない。
一方、タグ12の切り離し部分12−2がタグ本体と分離された後において、管理装置30のリード/ライト部31がタグ12からデータを読み出す場合には、消費期限A75のデータを食品22の消費期限として読み出す。消費期限A75と消費期限B76のデータ読み出し領域の切り替えは、制御部44bが、切り離し部分12−2とタグ本体とが切り離されているか否かを判断することにより行うことができる。
図8は、本実施の形態による管理システムの管理方法の一例を示す図である。図8と、図1から図7までを参照しつつ、管理方法について説明する。一例として、冷蔵庫等の食品保管庫に、管理システム1を適用した事例した場合の管理方法について述べる。
ステップS11で、管理装置30のタイマ部37の発生するクロックを利用して、制御部32がタグ情報の読み取り時間に達しているか否かを確認する。現在時刻が、タグの読み取り時間に達した場合にはステップS12に進む。
一方、タグ情報の読み取り時間に達していない場合には、タグ読み取り時間になるまで、管理装置30は待機状態になる。ここで、タグ読み取り時間間隔の設定は、食品保管庫に保存する食品の保存性と食品出し入れの頻度等とを勘案して、制御装置32が決定する。タグ読み取り時間間隔の設定の一例として、タグに書かれている消費期限の情報をもとにした読み取り時間間隔の設定方法を説明する。
鮮魚等の消費期間の短い生鮮食品を保管する場合には、時間単位での設定が望ましいが、チーズ等の保存性の高い食品を保管する場合には、日単位での設定で十分である。通常、消費期限は、食品の保存性に合わせて設定されるものであり、鮮魚等の保存性の劣る食品は時単位まで消費期限が書かれているが、乾物等の保存性の高い食品は、月単位の消費期限が書かれている。つまり、読み取ったタグの消費期限が時単位であれば、数十分の単位で定期的にタグを読み込めば良いし、読み取ったタグの消費期限が月単位であれば、日の単位で定期的にタグを読み込めば良い(これを詳細度と称する)。
他の例として、保存性の異なる食品を同時に保管する場合には、保存性の劣る食品に合わせて、読み取り時間間隔を設定する方法もある。また別の方法として、タグから読み取った食品の情報(食品名、消費期限)に基づいて、保存性の劣る食品(消費期限が短い)のタグ読み取り時間間隔は短くし、保存性の高い食品(消費期限が長い)のタグ読み取り時間間隔は長くする方法もある。このように、タグ毎に読み取り時間間隔を調整することにより、一時期に読み取るタグの数を抑制することができ、管理装置30の処理量を低減することができる。また、期限に近づくと、詳細度が高く(細かく)なるようにしても良い。
さらに、保管庫の扉の開け閉めが行われた場合には、保管物の状態や数量等が変化する。そこでたとえ読み取り時間に達していない場合においても、タグの読み取りを行うことが望ましい。このように、保存物の保存性に応じてタグの読み取り時間を設定しておいて、他の時間には管理装置30を待機状態にすることにより、省電力化に効果がある。
ステップS12において、管理装置30のリード/ライト部31は、タグ11、12に対してタグ情報の発信を要求して、タグ11、12の発信するタグ情報を読み取る。ステップS13において、制御部32は、読み取ったタグ情報をデータ記憶部35に格納されているタグ情報と比較し、読み取ったタグ情報の新しさや状態変化などを検証する。ステップS14において、制御部32は、読み取ったタグ情報が新規のタグ情報であるか否かを判断し、読み取ったタグ情報が新規のタグ情報であればステップS19に進み、データ記憶部35に格納されているタグ情報の該当部分を更新するとともに、表示部33に対してタグ情報の表示を行うように命令する。
読み取ったタグ情報が新規のタグ情報でないと判断された場合は、ステップS15において、制御部32は、読み取ったタグ情報の消費期限等の状態情報に変化があるか否かを判断する。消費期限等が変更されていれば、ステップS20に進み、データ記憶部35に格納されているタグ情報の該当部分を更新するとともに、表示部33に対してタグ情報の表示(開梱済の警告表示等)を行うように命令する。
消費期限等が変更されていなければ、ステップS16に進み、ステップS16において、制御部32は、読み取ったタグ情報の消費期限と現在時刻との比較を行い、消費期限が近づいているか又は超過したか否かを判断し、消費期限が近づいているか又は経過していれば、ステップS21に進み、データ記憶部35に格納されているタグ情報の該当部分を更新するとともに、表示部33に対してタグ情報の表示(警告表示等)を行うように命令する。
ステップS16において消費期限が近付いておらず、また、超過してもいない場合は、ステップS17に進み、ステップS17において、制御部32は、これまでに読み取ったタグ情報を整理して、データ記憶部35に格納されているタグデータのデータベースの再構築を行う。必要に応じて、入出力インターフェイス部36を経由して外部にタグデータを送信し、又は外部からタグデータの情報を取得する。
次いで、ステップS18において、制御部32は、食品管理を継続するか否かを判断し、継続する場合には、ステップS11に戻り、再度これまでのステップを繰り返し、継続しない場合には、終了する。
以上に説明した処理により、管理者が、保管物の消費期限の変更、経過、近接等を速やかに認識することが可能になる。例えば、食品を保管物として、保管管理を行った場合には、現在時刻と食品の消費期限との対応を管理者が、的確に把握することができるので、食品を無駄に腐らせたりすることの防止のみならず、消費期限の迫った食品から使用することにより、食品管理を合理的に行うことができるという効果がある。
次に、本実施の形態の管理システムを適用した具体的な実施例について、図9から図12までを参照しながら説明する。図9は、本発明の管理システムを冷蔵庫に適用した場合の具体的な実施例について示した図であり、冷蔵庫の外観を示す図である。図10は、管理システムを冷蔵庫に適用した場合の具体的な実施例について示した図であり、冷蔵庫の内部を示す図である。図11は、発明の管理システムを冷蔵庫に適用した場合の具体的な実施例について示した図であり、冷蔵庫に設けられた表示部における表示例を示す図である。図12は、消費期限の判定方法について示した図である。
図9に示すように、本実施の形態による管理システム1を適用した冷蔵庫80は、表示部33が部位81に搭載されており、管理装置30が冷蔵庫の上部82に搭載されている。また、図10に示すように、タグ11と同様の機能を有しているタグ11aと、タグ11bと、タグ11cとが、例えば、バター101、シフォンケーキ102、シフォンケーキ103にそれぞれ付されている。
また、管理システム1は、時刻によるタグ情報の定期的な読み取りの他に、冷蔵庫80の扉の開閉時にもタグ情報の読み取りを行う。食品の入出庫による管理対象物の変更、あるいは、開梱等による管理対象物の状態変化は、一般的に扉の開閉時に行われる。そのため、この開閉時にタグ情報の読み取りを行うことにより、管理対象物の状態変化を速やかに管理システムに反映できる利点というがある。管理装置30の制御部32は、冷蔵庫に付随している温度センサや感圧センサ等の情報を入出力インターフェイス部36経由で取得することにより方法により、扉の開閉の判断をすることができる。管理装置30が、温度センサや感圧センサを備えていてこれにより扉の開閉を検出できるようにしても良い。扉の開閉の判定方法の一例として、冷蔵庫内の温度が、定常状態の設定温度を超えて一定期間上昇した後に、再び下降して定常状態の設定温度に戻った場合には、扉の開閉が行われたと判定することができる。
バター101は、A乳業製、製造年月日/2003年11月1日、消費期限B/2004年11月1日、消費期限A/開梱から1ヶ月、未開梱の状態である。未開梱の状態のため、タグ11aは、切り取られていない状態であり、消費期限Bの消費期限2004年11月1日が読み出される。
シフォンケーキ102のタグ11bと、シフォンケーキ103のタグ11cと、がもともと保有していた情報は同一であり、その情報の内容は、B製菓製、製造年月日/2003年11月3日6時、消費期限B/2004年11月7日0時、消費期限A/開梱から1日以内である。シフォンケーキ102は未開梱であるので、タグ11bは切り取られていない状態であり、実際に読み取られる情報は、消費期限B/2004年11月7日0時である。それに対して、シフォンケーキ103は開梱済であるので、タグ11cは切り取られている状態であり、実際に読み取られる情報は、消費期限A/開梱から1日以内である。
この場合は、図12に示す消費期限判定方法により、シフォンケーキ103の消費期限が判定される。図12に示すように、ステップS31において、冷蔵庫80の扉が開閉された場合には、ステップ32に進む。ステップS32において、管理装置30のリード/ライト部31は、タグ情報を読み取り、制御部32に読み取ったタグ情報を転送する。制御部32は、データ記憶部35に対して扉開閉時刻を記憶させるように指令を出し、データ記憶部35は、扉開閉時刻を記憶する。ステップS33において、制御部32は、管理対象物(この場合、シフォンケーキ103)が開梱されていると認識した場合に、扉開閉時刻を開梱時刻とみなし、扉開閉時刻に消費期限A65(開梱後の消費期限:例えば開梱後24時間以内)を加算することにより、仮の消費期限Cを算出する。ステップS34において、制御部32は、管理対象物の消費期限B(開梱前の消費期限)をデータ記憶部35から読み出す。
ステップS35において、制御部32は、消費期限Bと消費期限Cの日時を比較する。消費期限Cの日時が消費期限Bより前であれば、ステップS36に進むが、消費期限Bより消費期限Cの日時が後であれば、管理対象物の消費期限は消費期限Bとなるので、管理対象物の消費期限を更新せずに終了する。
ステップS36で、管理対象物の消費期限に消費期限Cを設定し、データ記憶部35の該当領域(シフォンケーキ103の消費期限のデータ保存領域)を書き換える。このような管理システムを冷蔵庫に設けることにより、特段に位置センサや重量センサなどを冷蔵庫に取り付けることなく、冷蔵庫に通常備えられている温度センサ等の機能を利用するだけで、簡易で精度の高い食品管理を行うことができる。
以上、本実施の形態による管理システムについて食品の管理を例にして説明したが、本発明は食品の管理に限定されるものではなく、例えば、化粧品、薬品などの管理システムにも適用することができる。
図19は、本発明の第2の実施の形態による管理システムによる収納ケースとタグとの構成例を示す図である。図19に示すように、本実施の形態による管理システムは、収納ケース311に、図16と図17とに示す構造を有する切り離し可能なタグ312が付されている。タグ301とタグ312のブロック構成は図4に示すものと同様であり、タグに記憶されているデータレコードの構成は、図6に示すものと同様である。但し、タグ301とタグ312とは、それぞれが送受信する信号の周波数帯が異なる。具体的には、アンテナ41(図4)と送受信部42(図4)が、送受信するそれぞれの周波数帯域(例えばチャネル1:2.40GHz〜2.42GHz、チャネル2:2.44GHz〜2.46GHz)に適合するように構成されている。
収納ケース311は、タグ301が付された化粧品304を複数個(例えば20個)収納することができる。タグ301とタグ312の情報は、管理装置317(図1に示す管理装置30と同様の構成を有するが、複数の周波数帯(チャネル)を用いて送受信を行なう機能が付加されたもの。)送受信を行なうことにより、管理装置317により管理されている。
また、タグ312は、タグ301とは送受信する信号の周波数を変えることにより、タグ301が発信する信号とタグ312が発信する信号とを明確に区別することができる。例えば、収納ケースの情報のみを知りたい場合には、タグ312が使用する周波数帯に管理システム317の送受信周波数帯を合わせて、タグ301が発信する情報が入り込まないようにすることが望ましい。なぜなら、管理装置317が全てのタグの情報を受信するような管理方法をとると、タグ301が発信するタグID61の情報が不要であるにもかかわらず、タグID61の情報を受信、解読、破棄しなければならないためであり、そのため、管理装置317の運用効率が悪くなってしまうからである。
図20は、本発明の第3の実施の形態による管理システムの構成の一例を示す図である。図20に示すように、本実施の形態による管理システム333は、化粧品304に取り付けられたタグ301と、収納ケース311に取り付けられたタグ312から無線伝送されたデータを取得することにより化粧品の管理を行う管理装置317と、を含んで構成されている。
管理装置317は、タグ301、タグ312にデータや制御情報を無線により送信するとともに、タグ301、タグ312から送信される無線信号を受信するリード/ライト部331を備える。リード/ライト部331は、無線信号を送受信するためのアンテナと、RF(高周波)回路と、データや制御情報を変復調する変復調回路と、リード/ライト部331内の回路制御を行うための制御回路と、を備えおり、管理装置317とタグ301、312との間の無線通信を行う。リード/ライト部331に備わるアンテナとRF回路は、複数の周波数帯を受信することが可能になっている。リード/ライト部331に備わる制御回路は、送受信する周波数帯をタグの使用周波数帯に応じて選択する機能を有している。
また、管理装置317は、タグ301、312から読み取ったデータやタグ301、312に伝送するデータ等を記憶するためのデータ記憶部35と、外部ネットワークに接続して外部とデータや制御信号の送受信を行うための入出力インターフェイス(I/F)部36と、データ処理とデータの入出力の制御を行う制御部332と、を備えている。
さらに、管理装置317は、定期的にタグと通信を行うための契機を与えるクロック信号を発生するタイマ部37と、タグデータ等の情報を表示するための表示部33と、管理者.がタグに送信するデータや制御情報等を入力するための入力部34と、データ処理と管理装置317全体の制御とを行う制御部332と、を備える。制御部332は、上述のデータ処理とデータの入出力の制御を行う機能の他に、管理装置317内の個々の機能ブロックの制御や電源管理等の機能も備えている。
タグ301、312への送信データと、タグ301、312からの受信データの流れ、処理手順については、前述した管理装置30と同様である。
図21は、図19に示す収納ケースを保管庫316に保存した場合の構成例を示している。保管庫316は、図20に示す管理システム333を適用し、管理装置317が保管庫の上部に搭載されている。また、本実施例では、収納ケース311a、311b、311c(以下311シリーズと称する)と収納ケース313a、313b(以下313シリーズと称する)が、保管庫316に保管されている。
収納ケース311シリーズと収納ケース313シリーズとの相違点は、例えば化粧品304を収容可能な個数が異なるのみであり、その他は同様の形状を有している。タグ312のオプション領域B68(図6)には、化粧品304を収納可能な最大個数が記憶されている。収納ケース311シリーズ又は収納ケース313シリーズが未開封の状態である場合には、収容可能な最大個数の化粧品304が収納されている。つまり、タグ311シリーズ又はタグ313の一部が切り離されていない状態では、オプション領域B68に記憶されているデータが送信されるが、タグ311シリーズ又はタグ313の一部が切り離されている状態では、オプション領域B68がタグ本体から切り離されているために、オプション領域B68に記憶されているデータは送信されない。オプション領域B68に記憶されているデータが送信されなかった場合には、管理システム333は、そのオプション領域B68に記憶されているデータが送信されなかったタグIDを有する収納ケースが開封されているとみなすことができる。この場合は、オプション領域B68のデータを送信する代わりにオプション領域A67のデータを送信して、オプション領域A67のデータ(例えばゼロ)を送信しても良く、オプション領域A67のデータを管理システム333が受信した場合に前記収納ケースが開封されているとみなすこともできる。
化粧品の個数が大規模になった場合においては、化粧品単体を個々に管理する方法よりも、化粧品を入れておく収納ケース単位で化粧品の個数を管理する図19から図21で示す方法のほうが個数等の管理には適している。尚、上述した管理システムの管理対象は化粧品に限定されるものではなく、単体を個々に管理する方法よりも、収納ケース単位で個数の管理を行うことができる物品が対象となる。
本発明は、タグを食品管理に利用したものであるが、一般の、商品などの管理にも適用可能である。
本発明の第1の実施の形態による管理システムの構成例を示す図である。 本実施の形態による管理システムにおいて用いられるタグの食品への貼り付け方法の一例を示す図である。 本実施の形態による管理システムにおいて用いるタグの食品への貼り付け方法を示す別の一例である。 本実施の形態による管理システムで用いるタグのブロック図を示す図である。 本実施の形態による管理システムで用いるタグのブロック図の別の一例を示す図である。 本実施の形態による管理システムで用いるタグに記憶されているデータレコードの一例を示す図である。 本実施の形態による管理システムで用いるタグに記憶されているデータレコードの別の一例を示す図である。 本実施の形態による管理システムの管理方法の一例を示す図である。 本発明の実施例に係わる、冷蔵庫の外観について示した図である。 本発明の実施例に係わる、冷蔵庫の内部について示した図である。 本発明の実施例に係わる、冷蔵庫の表示部について示した図である。 本発明の実施例に係わる、消費期限の判定方法について示した図である。 無線タグの一般的な構造について示した図である。 従来の管理システムに用いるタグの構成の一例について示した図である。 従来の管理システムの構成の一例について示した図である。 本発明の管理システムに用いるタグの切り離し部分の構造の一例を詳細に示す上面図である。 本発明の管理システムに用いるタグの切り離し部分の構造の一例を詳細に示す上面図である。 本実施の形態による管理システムにおいて用いられるタグを化粧品に貼り付ける方法の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による管理システムを用いた場合の収納ケースとタグの構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による管理システムの構成の一例を示す図である。 図19に示す収納ケースを保管庫(316)内に保存した場合の構成例を示す図である。
符号の説明
1 管理システム
11、12 タグ
11a、11b、11c タグ11の構造を有するタグ
11−1、12−1 タグの一部分(本体部分)
11−2、12−2 タグの一部分(切り取り部分)
11−3、12−3 切り取り線
21 食品(一部を切り離して使用する包装体に封入されている)
22 食品(容器23に封入されている)
23 容器(ペットボトル)
30 管理装置
31 リード/ライト部
32 制御部
33 表示部
34 入力部
35 データ記憶部
36 入出力インターフェイス部
37 タイマ部
41 アンテナ
42 送受信部
43 変調部
44 制御部
45 復調部
46 記憶部A
47 記憶部B
48 記憶部C
61、71 タグID記憶領域
62、72 メーカコード記憶領域
63、73 製造ID記憶領域
64、74 製造年月日ID記憶領域
65、75 消費期限A記憶領域
66、76 消費期限B記憶領域
67 オプションA記憶領域
68 オプションB記憶領域
77 オプションC記憶領域
80 冷蔵庫
81 表示部(液晶モニタ)
82 管理装置の搭載部位
83 扉
101 バター
102、103 シフォンケーキ
251 パッケージ
252 電子部品
253 基板
254 ミシン目
255 配線
301 タグ
301B タグ本体
301C タグ切り離し部分
302 切り取り線
304 化粧品
305 容器
306 蓋
307 化粧品の内容物
311、313 収納ケース
312 タグ
316 保管庫
317 管理装置
331 リード/ライト部
332 制御部
333 管理システム

Claims (15)

  1. 開封されていない未開封状態と開封された後の開封済み状態とを取りうる保管物の管理に用いるタグであって、
    少なくとも1箇所の分離可能な部分Aを有し、該部分Aが分離されていない状態においては、前記保管物の未開封状態における保存可能期間に係わる情報を前記タグ外に伝達する機能を含み
    前記部分Aが分離されている状態においては、前記保管物の開封済み状態における保存可能期間に係わる情報を前記タグ外に伝達する機能を含んでいることを特徴とするタグ。
  2. 前記保管物を開封する際に、前記部分Aと前記部分A以外の部分Bとに分離される分離境界線に沿って前記タグが分離されることを特徴とする請求項1に記載のタグ。
  3. さらに、前記部分Aに設けられた第1の記憶手段と、前記部分A以外の部分Bに設けられた第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とのそれぞれに記憶されている情報の伝達に関する制御を行う制御部と、を備えており、
    前記制御部は、前記第1の機能を発揮する場合には、前記第1の記憶手段に記憶されている情報の少なくとも一部は前記タグ外に伝達され、前記第2の記憶手段に記憶されている情報の少なくとも一部は、前記タグ外に伝達されないように制御することを特徴とする請求項1に記載のタグ。
  4. さらに、前記制御部は、
    前記第2の機能を発揮する場合には、前記第2の記憶手段に記憶されている情報の少なくとも一部は前記タグ外に伝達され、前記第1の記憶手段に記憶されている情報は、前記タグ外に伝達されないように制御することを特徴とする請求項に記載のタグ。
  5. さらに、前記部分Aに設けられた第1の記憶手段及び第3の記憶手段と、前記部分A以外の部分Bに設けられた第2の記憶手段と、前記第1〜第3までの記憶手段のそれぞれに記憶されている情報の伝達に関する制御を行う制御部と、を備えており、
    前記制御部は、前記第1の機能を発揮する場合には、前記第3の記憶手段に記憶されている情報の一部分Cは前記タグ外に伝達され、前記一部分Cに該当しない一部分Dは、前記タグ外に伝達されないように制御することを特徴とする請求項1に記載のタグ。
  6. さらに、前記制御部は、
    前記第2の機能を発揮する場合には、前記一部分Cは、前記タグ外に伝達されずに、前記一部分Dは、前記タグ外に伝達されるように制御することを特徴とする請求項に記載のタグ。
  7. 保管物に付けられた請求項1に記載のタグと情報の伝達を行い、保管物を管理するための管理装置であって、
    前記タグの情報を読み取り、又は前記タグに情報を書き込むためのタグ情報読み書き手段と、前記タグ情報を記憶するためのタグ情報記憶手段と、前記タグ情報を表示するためのタグ情報表示手段と、を備えることを特徴とする管理装置。
  8. 前記タグ情報の管理は、
    読み取られたタグ情報の一部Eが、以前に読み取られて記憶されたタグ情報の一部Fと異なるときに、保管物の状態が変化したことを認識することを特徴とする請求項7に記載の管理装置。
  9. 前記一部分Eは、前記保管物が開封される以前の消費期限の情報であり、
    前記一部分Fは、前記保管物が開封された後の消費期限の情報であり、
    前記状態変化は、前記保管物が開封されたことによる状態変化であることを特徴とする請求項に記載の管理装置。
  10. さらに、前記管理装置は、保管物の情報を表示するための表示手段を備え、
    前記表示手段は、前記保管物の保管状態の変化に係わる情報を表示することを特徴とする請求項に記載の管理装置。
  11. 前記表示手段は、
    前記保管物の消費期限が経過している場合、若しくは近づいている場合、又は前記保管物の消費期限が変更された場合において、
    管理者に対して警告情報を表示することを特徴とする請求項10に記載の管理装置。
  12. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のタグと、
    前記タグから情報を読み取り、若しくは前記タグに情報の書き込みを行う請求項から請求項11までのいずれか1項に記載の管理装置と、
    を含むことを特徴とする管理システム。
  13. 請求項12に記載の管理システムを備え、
    前記管理装置は、前記保管物の出し入れの際に前記タグの情報を読み取ることを特徴とする保管庫。
  14. 前記保管庫は、該保管庫内の温度を検知する温度センサを備え、
    前記温度センサの検知情報により前記保管物の出し入れ時を判断することを特徴とする請求項13に記載の保管庫。
  15. 請求項12に記載の管理システムを備え、
    前記管理装置は、前記タグから読み取った消費期限の詳細度に応じて、前記タグの情報を読み取る時間間隔を設定して、前記時間間隔ごとにタグ情報を読み取ることを特徴とする保管庫。
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