JP4602253B2 - 揮発性物質の膜蒸発方法及び装置 - Google Patents

Description

本発明は、電力、加熱要素、又は吸収芯（ａｂｓｏｒｐｔｉｏｎ ｗｉｃｋｓ）を用いることなく、閉鎖された環境の中で揮発性物質を蒸発させる機器であって、単純化し、それにより機器のコストを最大限に低下させ、しかし、同時にその有効性を維持し、またユーザが、当該製品の蒸発の程度を思いどおりに調節できるようにした機器に関する。

従って、本蒸発装置は、気化される製品の蒸発を引き起こす、信頼できる要素として蒸気透過性のある膜を使用する。

この機器は、特に、車両の換気用空気取出口のように、揮発性物質の蒸発や拡散を高めるために好ましい温度で、空気流と協同して用いられることを意図する。

揮発性物質は、好ましくは液体状であり、芳香剤、殺虫剤、又はこれらに類するものから成る。

本発明は、また、膜を通じた揮発性物質の蒸発の方法に関する。

香水及び／又は殺虫剤物質の蒸発器は、当該目的のために、ＰＣＴ抵抗のように電気的な加熱手段を用いて供給されることが知られており、それは、例えば、液体の状態で、又は多孔質のウェハー材料に染み込ませた状態で、揮発性物質の蒸発を高め又は強いる目的で熱エネルギを放射する。

また、多孔性物質又は、吸収性のある芯の使用は公知であり、蒸発される液体状態の物質を含んだ容器に挿入され、その液体は、染み込み、そして、物質の蒸発が生じる吸収芯の一端に導かれる当該吸収芯を通り、毛細管現象により上方に移動する。当該領域における蒸発は、自然に、すなわち強制ではなく、又は上述した加熱手段との協同により、又は空気流の押し付けにより発生可能である。

実開昭５７−２３３４７号公報

この型の機器の設計及び製造は、基本的に低価格で製造容易な簡易な製品を達成し、同時に、利用者に対して最大限の使い勝手及び快適さを提供することが条件とされる。

本発明の１つの側面は、蒸発の程度を調節する膜を通じ、適度な温度の空気流が揮発性物質の蒸発を助ける芳香機器に関し、少なくとも１つのタイプの揮発性物質のための容器と、当該空気流に露出され当該揮発性物質と接触する蒸気透過性材料であるストリップと、を備える。蒸発器は、また、当該容器と当該蒸気透過性ストリップとを支持するケースと、当該空気流の影響下でそれらを保持し、当該ストリップに作用する空気流を調節することで、当該物質の蒸発の程度を調節する手段とを備える。

当該空気流は、当該物質の蒸発を高めるのに適切な温度であることが好ましい。適切な温度は、物質の蒸発の程度を加速する効果を有するいずれかの温度として認識されなければならない。

蒸気透過性ストリップは、芳香ユニットを形成する放射性物質の当該容器に取り付き、液体には不透過性となる蒸発膜であり、ストリップの一方の面は揮発性物質と直接接触し、他方の面は周囲と部分的に直接接触する。揮発性物質は、好ましくは香りの物質であるが、他の特性のタイプ、例えば、殺虫剤の物質も用いられる。

機器の調節手段は、空気流と透過性ストリップの外面との間に設置され、機器を通じた空気の通過量を制御し、膜に作用するための可変領域に少なくとも１つの窓が供給され、そして、その結果、単位時間ごとにある量の芳香剤が周囲に供給される。

蒸発器は、オプションとして側方の窓を供給し、その範囲は、また調節され、上述した可変範囲の窓と同時であることが好ましい。

蒸発器は、ガソリン車両の換気空気吹出口、又は空気調和機といった、換気空気装置吹出口のグレーチングのような、固定された構造体に固定する手段により補完される。その場合、上述した空気流は車両の換気空気吹出口又は空気調和装置から生じる。

このようにして非常に簡易であり、従って非常に低コストである蒸発器が得られ、使用されて捨てられる、すなわち１回の使用（ｓｉｎｇｌｅ ｕｓｅ）として用いられる。代替として、当該ケースを形成するパーツは、揮発性物質が使い果たされたときに芳香ユニットを交換する目的で取り替えることができる。

本発明の他の側面は、揮発性物質の調節可能な蒸発の方法に関し、当該揮発性物質を蒸気透過材料から成るストリップに接触させ、空気流を当該ストリップに当て、当該ストリップに作用する空気流を制御する、ことを備え、その結果、蒸発される物質の量が周囲に放出される。

当該ストリップに作用する当該空気流の制御は、当該領域に作用する前に空気流が通過しなければならない領域の修正により実行される。

空気流の通路に対して領域を修正することは、それぞれ少なくとも１つの窓を有し、２つの部分を、互いに相対的に、当該窓を最大又は最小の範囲に重ね合わせるように、動かすことにより実行される。

物質の蒸発の程度は、また、自然又は強制の何れかにより、空気流の温度を制御することで調節される。

明細書の記載を補完し、本発明の特徴をより理解する手助けの目的で、好ましい実用的な実施形態に基づき、実施例及び限定されない特徴で、当該明細書の全体についての１セットの図面を添付する。

表示された図から、本発明の一つの好ましい実施形態がどの様なものかが分かり、蒸発器（１）は、蒸発される、好ましくは液状である揮発性物質を収容する容器（３）により形成される芳香剤ユニット（２）を備える。その容器（３）は、例えば、図１に示されるように、浮いたカップ形状を有するが、揮発性物質が膜（４）の内面の一つの主要部と直接に接触するように、蒸発膜（４）により密封してシールされ、それは、液体の漏れを防ぐような不浸透性であるが、蒸気は浸透させ、従って、それが保持する液体の蒸発を許容する。容器（３）は、加熱成形されるプラスチック材料から製作される。

保護ストリップ（５）は、膜（４）の外面に配置され、機器を使用する前での物質の蒸発を防ぎ、その目的のために、そのストリップは容易に取り外し可能であり、機器（１）の外側に部分的に伸びており、前部（９）の除去後、それにアクセス可能なように、その取り外しを容易にするタブ（６）が形成されている。この保護ストリップ（５）は、保護ストリップ（５）が、前部（９）を取り外す必要なく、製品の外部から側方から容易に取り外し可能となるように、それ自身に部分的に折り重ねられて一方に突出しなければならない。

この機器（１）の好ましい実施形態は、中間部（７）、後部（８）、及び前部（９）を備え、それら全てが円形の形状を有する。部分（７）及び（８）は、重ね合わさり、クリップにより互いに結合され、それらの間に相対的な回転性能を有し、その目的のために、部分（７）には、幾つかの垂れ板（ｆｌａｐｓ）（１０）が備えられ、それらは、特に図３に示されるように、弾性的な結合により後部（８）にある中央穴（１１）に挿入される。

中間部（７）及び後部（８）は、円盤型の形状を有し、蒸発の程度を調整する手段を構成し、従って、前記部分は空気流と、透過ストリップの外面との間に設置され、空気流の通路として窓が供給される。特に、部分（８）には、窓（１２）、（１２’）が供給され、部分（７）には、窓（１３）、（１３’）が供給され、好ましくは、全ての窓は同じ形状を有する。

この実施形態では、これらの窓は半円形である。

図３に示すように、部分（７）と（８）との間の相対的な回転は、窓（１２，１２’）及び（１３，１３’）はより大きな、又はより小さな範囲で重なり合うという効果を持ち、従って、部分（８）の外面により蒸発器が受ける空気流の通路は、開放され又は閉鎖される。

前部（９）は、部分（７）及び（８）により形成された組立部品に、図に示すように、従来の方法により組み立てられ、芳香ユニットはその組立部品内に封入される。部分（９）と、部分（７）及び（８）との間の当該接合は、安定した結合であることが可能で、その場合には、蒸発器は単一の用途の蒸発器、すなわち、使い捨て用となる。オプションとして、これらの部分は、芳香剤が使い果たされたときに、スペアの芳香剤に取り替えるために取替え可能とすることができる。前部（９）には、大きな中央穴（１４）が備わり、それを通じて芳香剤の容器（３）を見ることができる。

機器（１）の印象を高めるために、容器（３）を透明とし、例えば、当該物質が放つ香りに関連した色のように、そのなかに収容される揮発性物質を着色させることができる。この効果に加えて、容器（３）は、前部（９）の外側に突出し、利用者によるハンドリングをもまた容易にする目的で、一連の凹部（２４）を形成し、前方からの圧力に対してより大きな剛性をそれに与える。

機器は、特に、熱い空気の流れの影響下で使用されるように表示されるため、それが製造される材料、及び、特に容器（３）の材料は、７５℃から８０℃の範囲の温度に耐えるよう、慎重に選択される。

図５，７及び８に示される一つの実施形態において、容器（３）は、２つの独立したコンパートメント（３’）及び（３”）に分離することができ、それぞれのコンパートメントに収容される物質は、その色や香りに関するものだけでなく、その組成の有効成分について、他のコンパートメントのそれよりも異なる性質のものであり得る。このように、利用者が、１つの蒸発器で異なる香りを用いるオプションをとるならば、異なった香りを有する２つの物質を供給することが可能である。当該ケースにおいて、膜（４）及び保護ストリップ（５）は、それぞれの芳香物質の独立した活性を許容するために、２つに分離される。２つのタイプの物質を同時に蒸発させるために、膜（４）は、双方のコンパートメントで共通であり、発生される香りは、双方の物質の混合であろう。

２つのコンポーネント（３’）及び（３”）は、それらの間の溝部（１５）を規定し、その場合には、前部（９）には、図７に示すように、当該溝部に収容されるリブ（１６）が設けられる。

本機器（１）は、車両の換気ユニットの空気吹出口のグレーチング（１７）のように、固定された構造体にそれを固定するための固定手段を備え、図８に示すように、機器（１）が発生した空気流の中に置かれ、その空気流の一部が機器を通過する。同様な方法で、本機器は、空気調和機にも適用できるであろう。

本機器は、当該グレーチング（１７）にそれを固定するための固定手段を補完し、グリップ機器のように作用し、当該グレーチング（１７）に安定的に結合されることが可能であり、可撓性を有するタブ（１８）を備える。弾性を有するタブ（１８）は、調整の間にこの中間部（７）は固定を維持し、後部（８）は、調整を生じさせるための回転部分であるように、中間部（７）に構成され、穴（１１）を通って後部（８）を通過する。

蒸発した製品は、蒸発器の側方３６０度に拡散され、この目的のため、図１１に示すように、前部（９）の対応する開口により完成する、少なくとも１つの側方の窓（１９）を有する。中間部（７）は、また、開口が側方の窓（１９）と一致するときに、蒸発した製品の吹出口が側方を通って許容されるような、開口を有する周辺壁（２５）を形成する。このように、後方の窓（１２）及び（１３）が開放されると同時に、側方の窓（１９）が開き、こうして空気の流れが、後方の窓（１２）、（１３）と、側方の窓（１９）との間に流入するか循環することを許容し、蒸発した製品を推し進める。

目盛のついたスケール（２０）は、利用者に対し、窓の開口の程度、すなわち最大値と最小値との間で選択される蒸発の程度を認識させる。この好ましい実施形態で、部分（７）及び（８）の間で許容される回転は、９０度である。蒸発の目盛のための端部の走行止め（ｒｕｎ ｓｔｏｐ）は、幾つかの突出部（２２）が作用するいくつかのストップ（２１）及び後方の窓（１２）、（１３）のコーナで作用する中間ストップ（２６）から成る。

機器（１）は、円形の形状であり、従って、それはいずれの角度位置に置くことができる。また、鉛直方向だけではなく、その操作に影響を与えることなく水平方向のグレーチングに置くこともできる。

この好ましい実施形態において、この機器（１）は、膜が空気の流れ方向に横断する方向に構成されて適用されることが分かる。しかし、他の可能な実施形態では、当該膜の構成は、空気の流れに対してある角度を付けても良い。

本明細書及び図面のセットから、当業者であれば、記載された発明の実施は、発明の目的の範囲内で多くの方法により組み合わされることを理解できるであろう。本発明は、数種類の好ましい実施形態により記載されているが、当業者であれば、クレームされた発明の目的を超えることなく、当該好ましい実施形態のバリエーションを導き出せることは明白である。

本発明の目的である機器の組み立てパーツの正面及び側面の分解透視図を示す。 本発明の目的である機器の組み立てパーツの背面及び側面の分解透視図を示す。 調整方法を示す背面及び側面の透視図を示す。 芳香ユニットが単一の容器を形成する場合の、芳香ユニットの背面及び側面の透視図を示す。 芳香ユニットが２つの独立の容器を形成する場合の、芳香ユニットの側面の透視図を示す。 芳香ユニットが単一の容器を形成する場合の、総ての部品が結合された蒸発器の透視図を示す。 芳香ユニットが２つの独立した容器を形成する場合の、総ての部品が結合された蒸発器の透視図を示す。 芳香ユニットが２つの容器を形成する場合の、車両の換気グレーチングに結合して用いられた蒸発器の透視図を示す。 前方ケースがない機器の上部平面図である。 前方ケースがない機器の下部平面図を示す。 図１２ｃの線Ｂ‐Ｂに沿った断面についての機器の立面図を示す。 図９ｂの線Ａ−Ａに沿った断面についての機器の立面図を示す。 機器が起動していない、すなわち、膜の保護ストリップを除去していない状態での、異なる位置での機器の立面図を示す。 機器が起動していない、すなわち、膜の保護ストリップを除去していない状態での、異なる位置での機器の立面図を示す。 機器が起動していない、すなわち、膜の保護ストリップを除去していない状態での機器の上部平面図を示す。 機器が起動していない、すなわち、膜の保護ストリップを除去していない状態での機器の透視図を示す。

符号の説明

１ 蒸発器、２ 芳香剤ユニット、３ 容器、４ 蒸発膜、５ 保護ストリップ、６ タブ、７ 中間部、８ 後部、９ 前部、１０ 垂れ板、１１，１４ 中央穴、１２，１３ 窓、１５ 溝部、１６ リブ、１７ グレーチング、１８ タブ、１９ 側方の窓、２０ スケール、２１ ストップ、２２ 突出部、２４ 凹部、２５ 周辺壁、２６ 中間ストップ。

Claims (22)

1. 蒸発の程度が調節可能な膜を通じた芳香のための機器であり、空気流が揮発性物質の蒸発に協同する機器であって、
   少なくとも１つのタイプの揮発性物質を収納する容器（３）により形成される芳香剤ユニットと、
   当該揮発性物質と接触する蒸気透過材料（４）から成り、当該空気流に露出されるストリップと、
   当該容器（３）と当該蒸気透過ストリップとを支持し、それらを当該空気流の影響下に保持するケースと、を備え、
   当該ケースは、当該ストリップに作用する空気流の制御により、当該物質の蒸発の程度を調節する調節手段を構成する機器において、
   当該ケースは、重ね合わされる中間部（７）と後部（８）とを備え、中間部（７）には、固定された構造体に固定するための固定手段（１８）が設けられ、後部には当該中間部に回転するように取り付き、中間部は調節の間は固定を保ち、後部は回転し、当該中間部（７）及び当該後部（８）には、それぞれ少なくとも１つの窓（１２，１３）が設けられ、双方の部分の間の相対的な回転により、窓は、部分的に最大又は最小の範囲に重ね合わさり、それにより当該空気流が循環する領域が変化し、
   前記ケースには、空気の吹出しを容易とする側方の窓（１９）が供給され、それらの窓（１９）の範囲の調節は、中間部と後部との窓（１２，１３）の調節と同時であることを特徴とする機器。
2. 請求項１に記載の機器において、蒸気透過ストリップは、当該芳香ユニットを形成する放射性物質の当該容器に取り付き、液体は不透過性となる蒸発膜であり、ストリップの一方の面は揮発性物質と少なくとも部分的に直接接触し、他方の面は周囲と少なくとも部分的に直接接触することを特徴とする機器。
3. 請求項１又は２に記載の機器において、調節手段は、空気流と透過性ストリップの外面との間に設置され、当該調節手段は、空気流通路の可変領域の少なくとも１つの窓に設置されていることを特徴とする機器。
4. 請求項１に記載の機器において、中間部の窓と後部の窓とは、同様の形状であることを特徴とする機器。
5. 請求項１乃至４のいずれか１に記載の機器において、当該ケースは、当該中間部と重ね合わされる前部（９）を有し、芳香ユニットは、当該前部と中間部との間に封入されることを特徴とする機器。
6. 請求項５に記載の機器において、前部と中間部とは、取り外し可能な態様で接合され、芳香ユニットの取替えを許容することを特徴とする機器。
7. 請求項１乃至６のいずれか１に記載の機器において、前記側方の窓（１９）は、前記前部（９）の開口と、前記中間部（７）の周辺壁（２５）の重ね合わされた開口に一致するように形成されることを特徴とする機器。
8. 請求項１乃至７のいずれか１に記載の機器において、ケース、容器、及び蒸気透過ストリップは、円形の形状であることを特徴とする機器。
9. 請求項５乃至８のいずれか１に記載の機器において、前部には、中央開口が設けられ、そこから芳香ユニットの容器を見ることができることを特徴とする機器。
10. 請求項１乃至９のいずれか１に記載の機器において、容器は透明性を有し、そのなかに収容された揮発性物質は着色されることを特徴とする機器。
11. 請求項１に記載の機器において、固定手段は、換気装置吹出口のグレーチングに固定されるように適合されていることを特徴とする機器。
12. 請求項１１に記載の機器において、グレーチングは、エンジン付き車両の換気吹出口であることを特徴とする機器。
13. 請求項１１に記載の機器において、固定手段は、当該グレーチングに安定して接合されることが可能な弾性を有するタブであることを特徴とする機器。
14. 請求項１乃至１３のいずれか１に記載の機器において、容器は、２つの独立したコンパートメントに分離され、それぞれのコンパートメントは、他のコンパートメントのそれと異なる性質を有する揮発性物質を収容することを特徴とする機器。
15. 請求項１４に記載の機器において、その物質は異なる色彩を有することを特徴とする機器。
16. 請求項１４又は１５に記載の機器において、その物質は異なる香りを発生することを特徴とする機器。
17. 請求項１４に記載の機器において、２つのコンパートメントは、それらの間に溝部を規定し、前部には、当該溝部に収容されるリブが供給されることを特徴とする機器。
18. 請求項１乃至１７のいずれか１に記載の機器において、透過ストリップは、蒸発器の使用前の蒸発を防止するためにその外面に取り付けられた保護ストリップが供給されることを特徴とする機器。
19. 請求項１８に記載の機器において、保護ストリップは、部分的に機器の外側に延長され、その取り外しを容易とするタブを形成することを特徴とする機器。
20. 請求項１乃至１９のいずれか１に記載の機器において、空気流は、車両の換気空気吹出口から発生することを特徴とする機器。
21. 請求項１乃至１９のいずれか１に記載の機器において、空気流は、空気調和装置から発生することを特徴とする機器。
22. 請求項１乃至２１のいずれか１に記載の機器において、空気は、揮発性物質の蒸発を高める適切な温度であることを特徴とする機器。

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