JP4602192B2 - クイック式コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、各種流体を移送するホースやパイプ等を連結するための雄形コネクタ部材および雌形コネクタ部材を有するクイック式コネクタに関する。
一般に、雌形コネクタ部材と、この雌形コネクタ部材にシール部材を介して嵌合される雄形コネクタ部材と、これらコネクタ間の環状空間に介在し、雌形コネクタ部材の内周部と雄形コネクタ部材の外周部との間に係合して、この雄形コネクタ部材の軸方向への抜け出しを阻止する保持部材とを備えたクイック式コネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のものは、リリース具等の道具を使わないでも容易に取り外しや分解が可能であり、しかも保持部材が再利用可能である等の利点を有する。
特開平11−201355号公報
しかしながら、上述した構成では、雌形コネクタ部材が雄形コネクタ部材をシール保持する部位が、雄形コネクタ部材を雌形コネクタ部材に固定する部位から遠くオフセットしているために、各部品に振動が生じる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術をさらに改善するため、振動によるがたつきを小さくできるクイック式コネクタを提供することにある。
本発明は、雌形コネクタ部材と、この雌形コネクタ部材にシール部材を介して嵌合される雄形コネクタ部材と、これらコネクタ間の環状空間に介在し、前記雌形コネクタ部材の内周部と前記雄形コネクタ部材の外周部との間に係合して、この雄形コネクタ部材の軸方向への抜け出しを阻止する保持部材とを備えたクイック式コネクタにおいて、前記保持部材の内周部と前記雄形コネクタ部材の外周部との間に嵌合する第一嵌合部と、雌形コネクタ部材の内周部と雄形コネクタ部材の外周部との間に嵌合する第二嵌合部とを有する係止リングを前記雄形コネクタ部材の外周部に備えたことを特徴とする
本発明では、係止リングの第一嵌合部が、保持部材の内周部と雄形コネクタ部材の外周部との間に嵌合するため、この雄形コネクタ部材と保持部材との支持強度が向上し、部材の振動をより抑制することができる。また、第二嵌合部を備えることで、雄形コネクタ部材と雌形コネクタ部材との支持強度が向上し、部材の振動をより抑制することができる。
前記係止リングが、係止リング本体と、この係止リング本体に連続して、コネクタ中心線と交わる方向に延びる一対の操作片とを備えてもよい。本構成では、一対の操作片を備えることで、係止リングの組付け性が向上する。また、前記保持部材が、縮径操作用の操作アーム部を備え、前記一対の操作片の延びる方向が、前記操作アーム部の延びる方向と直交してもよい。本構成では、操作片を曲げてから、保持部材の操作アーム部を曲げる操作を同時に行う場合であっても、その操作性を損なうことなく、容易に行うことができる。さらに、前記係止リングが、前記係止リング本体からの第二嵌合部の突出量が、係止リング操作時のストローク量よりも小さく設定されていてもよい。ストローク量の方が大きいため、係止リングを容易に脱着できる。
前記第二嵌合部が、前記係止リング本体の両面に形成されていてもよい。本構成では、係止リング本体を、表裏に関わらず使用することができるため、誤組みが防止されて、組付け性を向上させることができる。また、前記雄形コネクタ部材に前記係止リングの位置決め部を設けてもよい。係止リングの組み付け性を向上させることができると共に、係止リングの脱落が防止される。
本発明では、保持部材の再利用が容易であるばかりではなく、リリース具等の道具を使わないでも取り外しおよび分解が容易であると共に、振動による部材のがたつきを小さくすることができる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両の進行方向に対する向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方を夫々示す。
この実施形態の鞍乗型車両1は、前後の車輪2,3に大径の低圧バルーンタイヤを装備し、最低地上高を大きく確保して主に不整地での走破性を高めた所謂ATVである。
エンジン5は、車体フレーム4の略中央部に縦置きレイアウトで取り付けられ、図示しない変速機を介して前輪用と後輪用の各プロペラシャフト8,9に動力が出力されるようになっている。各プロペラシャフト8,9は夫々動力分配機構11,12を介して前後の車輪2,3に動力を伝達する。なお、この実施形態の場合、エンジン5の下部を構成するクランクケース6が変速機を収容する変速機ケースを兼ねている。
車体フレーム4は、車体のほぼ前後方向に沿って延出するアッパパイプ41とロアパイプ42が車体の左右に夫々設けられ、両パイプ41,42が連結されて成る車体左右のパイプ連結体が複数のクロスパイプ75,75A(図2参照)によって結合されて略ボックス構造を成している。
エンジン5は、この車体フレーム4の底部側の略中央位置に取り付けられ、そのエンジン5のシリンダヘッド7部分は、アッパパイプ41よりも僅かに低い位置に配置されている。そして、車体フレーム4のうちのエンジン5の車体後方側位置には、エンジン吸気系のエアクリーナ18が取り付けられている。
このエアクリーナ18はスロットルボディ17を介してシリンダヘッド7の後部側の吸気部に接続されている。また、エアクリーナ18の前面のスロットルボディ17と車幅方向にオフセットした位置にはシュノーケル54が斜め上部前方に向かって延出し、このシュノーケル54の前端部の開口から外気を導入するようになっている。また、スロットルボディ17には燃料導入部であるインジェクタ17aが一体に組み付けられ、後述する燃料ポンプ51から供給された燃料がコントローラ(図示せず)によって制御されて吸気通路内に噴射されるようになっている。
一方、シリンダヘッド7の前部には排気管19の基端部が接続されており、この排気管19は、前方側に延びた後に後方に屈曲して車体後方側においてサイレンサ21に接続されている。
エンジン5の上方側には樹脂製の燃料タンク22が配置され、この燃料タンク22の後部には、スロットルボディ17やシュノーケル54、エアクリーナ18等の上方を覆うように鞍乗型のシート23が開閉可能に設けられている。車体フレーム4のエンジン前方側位置にはハンドルポスト部43が設けられ、このハンドルポスト部43にはステアリングシャフト25が支持されている。
ステアリングシャフト25は、上端部にバー型のハンドル24が取り付けられるとともに、下端部に図示しない前輪操舵機構が連結されている。燃料タンク22の前部はステアリングシャフト25の両側に回り込むように略U字状に湾曲し、それによって充分な容量が確保されている。
そして、燃料タンク22の下方には、エンジン5の前方側に位置されるように燃料ポンプ51が配置されている。この燃料ポンプ51は、燃料タンク22から下方に延出する連絡管52がその吸入口に接続され、吐出口には吐出した燃料をインジェクタ17aに供給するための燃料供給管53が接続されている。
一方、燃料タンク22の略後半部からシート23の前部にかけての直下位置には、車体フレーム4の左右のアッパパイプ41,41に跨って遮熱板46が取り付けられている。この遮熱板46は、エンジン5と、その上方側の燃料タンク22及びシート23の問を仕切り、それによって燃料タンク22やシート23に対するエンジン5の高熱の伝播を遮断するようになっている。
一端が燃料ポンプ51に接続された燃料供給管53は、この遮熱板46の前端部から上方側に引き出され、遮熱板46の上面に沿って配管されている。燃料供給管53は、図2に示すようにエアクリーナ18から遮熱板46の上方側に向かって延出するシュノーケル54等を回避するため、上面視でクランク状を成すように遮熱板46の上面側で屈曲している。そして、燃料供給管53の屈曲部の近傍は、位置決め固定部であるクランプ55を介して遮熱板46上の設定位置に係止されている。
遮熱板46の後端部の略中央位置には、シュノーケル54がボルト結合等によって連結支持されている。また、このシュノーケル54のうちの、遮熱板46との連結部よりも若干車体後方側に寄った位置には、車体左側方向に向かってレゾネータ71(車体構成部品)が分岐して設けられている。このレゾネータ71は、図3に示すように、接続管部分から車体後方側に向かって略台形状に膨出している。
シート23の下方に位置されているエアクリーナ18やシュノーケル54等は、シート23を持ち上げた状態において車体フレーム4のアッパパイプ41等とともに車外側に露出する。しかし、スロットルボディ17の上方側には樹脂製の保護カバー80が設けられており、スロットルボディ17は、この保護カバー80によって覆われ、その上面側が直接車外側に露出しないようになっている。
保護カバー80は、上方に湾曲したカバー基部81の周縁に支持アーム82a,82b,82cが延設されている。一つの支持アーム82aは、クロスパイプ75Aとアッパパイプ41の連結部に跨って設けられたガセットプレート83にクリップ90によって固定され、その支持アーム82aと対角位置にある別の支持アーム82bはシュノーケル54に延設された図示しないフランジにクリップ91によって固定されている。
また、残余の支持アーム82cは補助的なアームであり、先端側に設けられたカール部82dがクロスパイプ75Aの略中央部に巻付け状態で係止されている。したがって、この保護カバー80は、クロスパイプ75Aを主とする車体フレーム4と、シュノーケル54とによって支持されている。
また、カバー基部81の車体左側側方には、燃料供給管53の上方側を覆う円弧状断面のガイド壁84が設けられ、カバー基部81の車体前方側の上壁には、上方側に突出する膨出部85が形成されている。この膨出部85の内側には部品保護空間93が確保され、この部品保護空間93にインジェクタ17aや、そのインジェクタ17aに接続されるカプラ94、コネクタ95、配線96等が配置されている。
なお、図1,図2において、31は、燃料タンクを含む車体前部を覆う樹脂製の車体カバーであり、32,35は、前輪と後輪を夫々を覆う樹脂製のフロントフェンダとリヤフェンダである。また、図1中の33,34は、フロントプロテクタとフロントキャリアであり、36は、リヤキャリアである。
本実施形態では、図1に示すように、連絡管52と燃料ポンプ51との間、燃料供給管53と燃料ポンプ51との間が、それぞれ略同一構造のクイック式コネクタ60により接続され、図3、図4に示すように、燃料供給管53とインジェクタ17aとの間が、別構造のクイック式コネクタ70により接続されている。クイック式コネクタ60は、図5、図6に示すように、雄形コネクタ部材61と、この雄形コネクタ部材61が挿入される雌形コネクタ部材62と、雄形コネクタ部材61が雌形コネクタ部材62から抜けないように固定する保持部材63と、雄形コネクタ部材61と雌形コネクタ部材62との間をシールするシール部材64,65とを備えている。
雄形コネクタ部材61は、その基部(位置決め部)61aが湾曲形状となって、燃料ポンプ51のカバー体51aに一体的に連なっており、その先端61bから所定距離を隔てた略中央位置には遠心方向に突出する突部61cを備え、全体的には、略パイプ状の棒状体を形成している。雄形コネクタ部材61の先端61bは、外周面にアールが形成されるように絞り加工され、雌形コネクタ部材62に挿入しやすくなっている。なお、雄形コネクタ部材61は、軸線周りに回転対称形を成す。
雌形コネクタ部材62は、例えばガラス繊維強化ナイロン樹脂製の一体成型品からなる略筒状の部材であり、この雌形コネクタ部材62は、基部62aと、中間部62bと、先端部62cとで構成され、先端部62cの外周に、Oリング66を介して、連絡管52(又は燃料供給管53)が接続されている。
上記基端62aの周壁には、組み付け確認用を兼ねた大きさの大きな略矩形の開口をもつ一対の窓孔62dが互いに対向して形成され、上記中間部62bの内壁には、リング状のシール部材64及びOリング65外面に接触する接触面62eと、雄形コネクタ部材61の先端61bの受け面62fとが形成されている。
保持部材63は、大部分が雌形コネクタ部材62の基部62a内に挿入される弾性変形可能なポリアミド樹脂製の一体部材である。この保持部材63は、図7に示すように、弾性変形により拡径および縮径が可能な断面略C字形状の本体部63aを備え、この本体部63aの外壁には、窓孔62dの端面に係合する一対の係止部63bと、クイック式コネクタを取り外す際に使用する一対の操作アーム部63cと、雄形コネクタ部材61の突部61cを係止する一対の係止孔部63dとを備える。
本構成では、図5、図6に示すように、雄形コネクタ部材61の基部61aに、弾性変形可能な、例えばゴム製、或いはポリアミド樹脂製等の係止リング10が配置されている。この係止リング10は、図7、及び図8a〜図8dに示すように、リング状の係止リング本体10aを備える。この係止リング本体10aには、保持部材63の内周面63eに当接して、この保持部材63の内周面63eと雄形コネクタ部材61の外周部との間に嵌合可能な第一嵌合部10bと、雌形コネクタ部材62の内周部と雄形コネクタ部材61の外周部との間に嵌合可能な、互いに周方向に略扇状に延びる一対の第二嵌合部10cと、係止リング本体10aから突出して、コネクタ中心線と交わる方向に延びる一対の操作片10dとを備えている。
第二嵌合部10cは、係止リング本体10aの両側面に一体形成され、係止リング10が表裏取り違えて装着されても、各面いずれかの第二嵌合部10cが、雌形コネクタ部材62の内周部と雄形コネクタ部材61の外周部との間に嵌合する。
一対の操作片10dは、それを押し込んで燃料ポンプ51のカバー体51aに押しつけるように曲げた場合、図8cに示す位置から、例えば図8dに示す位置まで変位し、この変位に従い、第二嵌合部10cの幅寸法が寸法W1から寸法W2にまで縮径する。この縮径操作は、後述するように、クイック式コネクタを取り外す際に行われる。
図8cにおいて、係止リング本体10aからの第二嵌合部10cの突出量はT1に設定されており、一対の操作片10dを変位させると、図8dに示すように、突出量T1を越えて、第二嵌合部10cが寸法T2にまで後退する。この寸法T2が、係止リング10の操作時のいわゆるストローク量となり、この構成では、このストローク量T2が、突出量T1よりも大きくなるように設定されている。
これによれば、一対の操作片10dを変位させた場合、第二嵌合部10cの幅がW1からW2まで縮径して、第二嵌合部10cが、深さT2まで後退するため、この第二嵌合部10cを、雌形コネクタ部材62の内周部と雄形コネクタ部材61の外周部との間から容易に脱出させることができる。
つぎに、クイック式コネクタの動作を説明する。
クイック式コネクタの接続では、図9、図10を参照し、まず、雄形コネクタ部材61の基部61aに、弾性変形可能な係止リング10を嵌め込む。ついで、図9に示すように、雌形コネクタ部材62の中間部62b内に、Oリング65及びシール部材64の順に嵌合し、さらに、基部62a内に保持部材63を挿入する。そして、この保持部材63の係止部63bを、雌形コネクタ部材62の窓孔62dの端面に係止して、雌形コネクタ部材2の基部62a内に保持部材63を保持する。
すなわち、本手順では、雌形コネクタ部材62の窓孔62dと保持部材63の係止部63bとを、周方向に位置合わせして、この保持部材63を、雌形コネクタ部材62の基部62a内に挿入していくと、この保持部材63が略C字状であるため、縮径しながら挿入され、保持部材63が所定の挿入深さに達すると、保持部材63の係止部63bが、弾性力により拡径方向に付勢されて外側に向かって変位して、雌形コネクタ部材62の窓孔62dに係合する。その結果、上記保持部材63は、雌形コネクタ部材62の基部62aから軸方向に抜け出ることなく保持される。
ここで、保持部材63の操作アーム部63cの操作端部は、雌形コネクタ部材62の挿入開口端部から突出した状態に保たれる。
しかる後、雌形コネクタ部材62及び保持部材63の開口端と、雄形コネクタ部材61の先端とを一致させ、雄形コネクタ部材61に対し、おおよそ軸線を合わせて、それを挿入していく。この場合、係止リング10を周方向に回転させることにより、この係止リング10と保持部材63との位置関係を、図7に示す位置関係に維持する。
そうすると、雄形コネクタ部材61の軸部が、保持部材63、シール部材64及びOリング65の順に貫通し、その先端61bが、雌形コネクタ部材62の中間部62bの受け面62f内に収容される。
この状態に至ると、雄形コネクタ部材61の突部61cが、保持部材63を押し退けて進入して、保持部材63の係止孔部63dに嵌合し、さらに、係止リング10の第一嵌合部10bが、保持部材63の内周面63eと雄形コネクタ部材61の外周部との間に嵌合し、第二嵌合部10cが、雌形コネクタ部材62の内周部と雄形コネクタ部材61の外周部との間に嵌合する。
本構成では、雄形コネクタ部材61の先端61bが雌形コネクタ部材62の受け面62fに保持されると共に、係止リング10の第一嵌合部10bが保持部材63の内周面63eと雄形コネクタ部材61の外周部との間に嵌合し、第二嵌合部10cが雌形コネクタ部材62の内周部と雄形コネクタ部材61の外周部との間に嵌合するため、この雄形コネクタ部材61が、受け面62fと、第一嵌合部10b(第二嵌合部10c)との2箇所で保持されることになり、雌形コネクタ部材62に対する、雄形コネクタ部材61の姿勢が安定する。従って、雄形コネクタ部材61と雌形コネクタ部材62との間のぐらつきが回避され、各部品の振動によるがたつきが抑制され、クイック式コネクタの接続を安定化させることができる。
また、雄形コネクタ部材61の外周面と雌形コネクタ部材62の中間部62bとの間にシール部材64及びOリング65が挟持されるため、雄形コネクタ部材61と雌形コネクタ部材62との間で高い水密性および気密性が得られる。
クイック式コネクタの取り外しおよび分解では、まず、係止リング10の操作片10dの操作により、係止リング10を取り外す。
この場合には、操作片10dを掴んで、図8cに示す位置から、図8dに示す位置まで変位させ、この変位にともなって、第二嵌合部10cを幅W2まで縮径させると共に、深さT2まで後退させる。この操作を行うと、第二嵌合部10cが、雌形コネクタ部材62の内周部と、雄形コネクタ部材61の外周部との間から容易に脱出する。なお、場合によっては、係止リング10を千切って取り外すことも可能である。この状態で、同時に、指先等で、保持部材63の操作アーム部63cを押し縮める。すると、保持部材63の係止部63bが、雌形コネクタ部材62の窓孔62dから外れるので、雄形コネクタ部材61を引き抜けば、雌形コネクタ部材62から雄形コネクタ部材61および保持部材63を取り外すことができる。
この場合、一対の操作片10dの延びる方向が操作アーム部63cの延びる方向と直交するため、操作片10dの操作と、操作アーム部63cの操作とを同時に行う場合の操作性を向上させることができる。
上記クイック式コネクタ60では、図5に示すように、雄形コネクタ部材61の基部61aが湾曲形状となっているため、この湾曲部により阻止されて、係止リング10の係止リング本体10aが奥に向けて移動しない。従って、湾曲部により、係止リング10の位置決めがなされている。これに対し、燃料供給管53とインジェクタ17aとの間を接続する、上述した別構造のクイック式コネクタ70(図3、及び図4参照)では、図示は省略したが、雄形コネクタ部材61の基部61aが湾曲形状となっていない。この場合には、基部61aが、係止リング10の位置決めを果たさない。
このような場合、基部61aの相当位置に、例えば図4に示すように、突起状のストッパ71を設けることが望ましい。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記構成において、クイック式コネクタを燃料系統の配管に適用しているが、これに限らず、水、油、空気等のその他の配管に適用してもよい。
また、上記実施形態では、ATV車両に本発明を適用しているが、これに限らず、二輪車や三輪車等の車両に適用してもよいことは明らかである。
本発明の一実施形態に係るATV車両の側面図である。 ATV車両の上面図である。 ATV車両のスロットルボディ近傍の斜視図である。 スロットルボディの斜視図である。 クイック式コネクタの断面図である。 クイック式コネクタの断面図である。 保持部材及び係止リングの斜視図である。 a〜dは係止リングの平面図及び断面図である。 クイック式コネクタの結合時の縦断面図である。 クイック式コネクタの結合時の横断面図である。
符号の説明
10 係止リング
10a 係止リング本体
10b 第一嵌合部
10c 第二嵌合部
10d 操作片
60,70 クイックコネクタ
61 雄形コネクタ部材
62 雌形コネクタ部材
62d 窓孔
63 保持部材
63a 本体部
63b 係止部
63c 操作アーム部
64,65 シール部材

Claims (6)

  1. 雌形コネクタ部材と、この雌形コネクタ部材にシール部材を介して嵌合される雄形コネクタ部材と、これらコネクタ間の環状空間に介在し、前記雌形コネクタ部材の内周部と前記雄形コネクタ部材の外周部との間に係合して、この雄形コネクタ部材の軸方向への抜け出しを阻止する保持部材とを備えたクイック式コネクタにおいて、前記保持部材の内周部と前記雄形コネクタ部材の外周部との間に嵌合する第一嵌合部と、雌形コネクタ部材の内周部と雄形コネクタ部材の外周部との間に嵌合する第二嵌合部とを有する係止リングを前記雄形コネクタ部材の外周部に備えたことを特徴とするクイック式コネクタ。
  2. 前記係止リングが、係止リング本体と、この係止リング本体に連続して、コネクタ中心線と交わる方向に延びる一対の操作片とを備えたことを特徴とする請求項1記載のクイック式コネクタ。
  3. 前記保持部材が、縮径操作用の操作アーム部を備え、前記一対の操作片の延びる方向が、前記操作アーム部の延びる方向と略直交することを特徴とする請求項1又は2記載のクイック式コネクタ。
  4. 前記係止リングが、前記係止リング本体からの第二嵌合部の突出量が、係止リング操作時のストローク量よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1乃至3記載のクイック式コネクタ。
  5. 前記第二嵌合部が、前記係止リング本体の両面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載のクイック式コネクタ。
  6. 前記雄形コネクタ部材に前記係止リングの位置決め部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載のクイック式コネクタ。
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