JP4599556B2 - 光学装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光学装置および画像形成装置に関する。
従来の光学装置および画像形成装置において、各色の色ずれ補正を行う際に、主走査倍率を可変する制御を行っている(たとえば、特許文献1〜3を参照。)。また、主走査倍率を可変する手段としては、PLL回路を用いる場合と、画素クロックの位相を画素クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段を用いる場合がある(たとえば、特許文献4,5を参照。)。特に、位相可変手段を用いると、装置の発光源の点灯制御用クロック(以下、画素クロックという)を1クロック単位でクロック幅を可変することができるため、結果的に、部分的もしくは全体的に画素クロックを可変することが可能となる。
特許第3315474号公報 特許第3499984号公報 特許第3548210号公報 特開2003−279873号公報 特開平8−258329号公報
前述のように、従来の光学装置および画像形成装置では、主走査倍率を変更するために、PLL回路や位相可変手段を用いて画素クロックの周波数を変更している。そのため、装置に備えられた光ビーム検知手段による光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯(以下、BD点灯という)タイミングや、発光源から出力される光ビームの自動光量調整(以下、APCという)を行うために必要な光ビーム点灯(以下、APC点灯という)タイミングをライン開始信号からの画素クロックカウント数で設定し、設定されたカウント数と、ライン開始信号からカウントした画素クロックカウント数とが一致したタイミングでBD点灯、APC点灯信号が出力され、BD点灯、APC点灯が行われる。
しかしながら、従来の光学装置および画像形成装置では、同じ点灯タイミング設定でも画素クロックが変化すると、点灯が行われる位置が変化する。すなわち、同じ点灯タイミング設定でも画素クロックが速いほどカウントも速く行われるため、主走査方向手前で点灯が開始されることになる。また同様に、画素クロックが遅いほどカウントも遅く行われるため、主走査方向奥側で点灯が開始されることになる。たとえば、図10に示すように、画素クロックA,B,Cの周波数がC<A<Bの関係にある場合、画素クロックA、点灯タイミング設定aでの点灯位置1001に対して、画素クロックB、点灯タイミング設定aでの点灯位置は主走査方向手前の位置1002になり、画素クロックC、点灯タイミング設定aでの点灯位置は主走査方向奥側の位置1003になる。
主走査倍率を揃えるために画素クロックが変化すると、その変化量によっては、走査されるレーザ光が光ビーム検知手段を通りすぎた位置からBD点灯が開始されたり、APC点灯開始位置が画像領域内になるおそれがある。たとえば、図11に示すように、画素クロックA,B,Cの周波数に、A>B>Cの関係があり、画素クロックをAからB、もしくはAからCに変更した場合、BD点灯位置が位置1101から位置1102もしくは位置1103へ変わり、結果としてライン開始信号が生成できずに正常な書き込みが行えなくなるおそれが生じる。APC点灯開始位置についても同様に、たとえば位置1103など、有効画像領域内に変更されてしまい正しくAPCが行えなくなったり、位置1102のように有効画像領域外に変更されたとしても、その位置によってはフレア光が発生して画像に悪影響が現れる場合がある。
そこで、従来は画素クロックを変更する場合、次のような処理を行っていた。図12は、この処理の手順を示すフローチャートとその各ステップにおける処理内容を説明するための図である。図12に示すフローチャートにおいて、画素クロックの変更要求があると(ステップS1201)、画素クロックを変更(例えばA→B)した後(ステップS1202)、さらに点灯タイミングを変更(例えばa→b)する(ステップS1203)。このようにすることで、BD点灯およびAPC点灯タイミング設定も変更後の画素クロックで所望の位置から点灯するように変更し、上記問題を解決していた。
しかしこのような解決方法では、画素クロックの変更から点灯タイミング設定変更までの間に時間差がある場合に、画素クロックのみが変更され点灯タイミング設定が変更されていない状態が複数存在する可能性がある。このような場合、点灯タイミング設定が未変更の状態では、BD点灯およびAPC点灯が適切な位置で行われず、依然として上記問題が発生する可能性が残るという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、画素クロックを変更した場合に対応するライン開始信号の生成が可能な光学装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1にかかる光学装置は、画像データに応じて点灯制御される発光源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記光ビーム検知手段による前記光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを前記光ビームの検知の前に変更する第1の光ビーム点灯タイミング変更手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、発光源の点灯制御用クロック変更要求があった際、発光源の点灯制御用クロックの変更を行う前に光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを変更することで、発光源の点灯制御用クロック変更後にライン開始信号が生成されなくなるといった不具合を解消することができる。
また、請求項2にかかる光学装置は、請求項1に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路を備えていることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、前記クロック生成手段の機能をPLL回路で実現することができる。
また、請求項3にかかる光学装置は、請求項1に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路と、前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、前記クロック生成手段の機能を、PLL回路と、発光源の点灯制御用クロックの位相を発光源の点灯制御用クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段で実現することができる。
また、請求項4にかかる光学装置は、請求項3に記載の発明において、前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、光学装置における発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことができる。
また、請求項5にかかる光学装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第1のクロック変更判断手段を備えていることを特徴とする。
この請求項5に記載の発明によれば、変更後の発光源の点灯制御用クロックと変更前の発光源の点灯制御用クロックを比較して光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を発光源の点灯制御用クロック変更前に行うか否かを判断することができる。
また、請求項6にかかる光学装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックによる光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯の可能範囲内にあるかどうかを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第1の光ビーム点灯タイミング制御手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項6に記載の発明によれば、発光源の点灯制御用クロック変更前に、変更後の発光源の点灯制御用クロックにおける光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯位置が、光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定し、範囲内であれば光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を行わず、範囲外であれば光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を行うことが可能になる。
また、請求項7にかかる光学装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第1の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えていることを特徴とする。
この請求項7に記載の発明によれば、発光源の点灯制御用クロック変更前に、あらかじめ定めてある基準となる発光源の点灯制御用クロックと基準となる光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを、変更後の発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯のタイミングを決定することができる。
また、請求項8にかかる光学装置は、画像データに応じて点灯制御される発光源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを変更する第2の光ビーム点灯タイミング変更手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項8に記載の発明によれば、発光源の点灯制御用クロック変更要求があった際、発光源の点灯制御用クロックの変更を行う前に発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを変更することで、発光源の点灯制御用クロック変更後に、発光源から出力される光ビームの自動光量調整を適切に行うことができる。
また、請求項9にかかる光学装置は、請求項8に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路を備えていることを特徴とする。
この請求項9に記載の発明によれば、前記クロック生成手段の機能をPLL回路で実現することができる。
また、請求項10にかかる光学装置は、請求項8に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路と、前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項10に記載の発明によれば、前記クロック生成手段の機能を、PLL回路と、発光源の点灯制御用クロックの位相を発光源の点灯制御用クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段で実現することができる。
また、請求項11にかかる光学装置は、請求項10に記載の発明において、前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことを特徴とする。
この請求項11に記載の発明によれば、光学装置における発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことができる。
また、請求項12にかかる光学装置は、請求項8〜11のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第2のクロック変更判断手段を備えていることを特徴とする。
この請求項12に記載の発明によれば、変更後の発光源の点灯制御用クロックと変更前の発光源の点灯制御用クロックを比較して発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を発光源の点灯制御用クロック変更前に行うか否かを判断することができる。
また、請求項13にかかる光学装置は、請求項8〜11のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックに基づき前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第2の光ビーム点灯タイミング制御手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項13に記載の発明によれば、発光源の点灯制御用クロック変更前に、変更後の発光源の点灯制御用クロックにおける発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯位置が、発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定し、範囲内であれば発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を行わず、範囲外であれば発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を行うことが可能になる。
また、請求項14にかかる光学装置は、請求項8〜13のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第2の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えていることを特徴とする。
この請求項14に記載の発明によれば、発光源の点灯制御用クロック変更前に、あらかじめ定めてある基準となる発光源の点灯制御用クロックと基準となる発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを、変更後の発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯のタイミングを決定することができる。
また、請求項15にかかる画像形成装置は、副走査方向に回転または移動する像担持体上を光ビームが走査することにより画像を形成する画像形成装置であって、画像データに応じて点灯制御される発光源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記光ビーム検知手段による前記光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを前記光ビーム検知の前に変更する第1の光ビーム点灯タイミング変更手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項15に記載の発明によれば、画像形成装置において、発光源の点灯制御用クロック変更要求があった際、発光源の点灯制御用クロックの変更を行う前に光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを変更することで、発光源の点灯制御用クロック変更後にライン開始信号が生成されなくなる不具合を解消することができる。
また、請求項16にかかる画像形成装置は、請求項15に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路を備えていることを特徴とする。
この請求項16に記載の発明によれば、前記クロック生成手段の機能をPLL回路で実現することができる。
また、請求項17にかかる画像形成装置は、請求項15に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路と、前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項17に記載の発明によれば、前記クロック生成手段の機能を、PLL回路と、発光源の点灯制御用クロックの位相を発光源の点灯制御用クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段で実現することができる。
また、請求項18にかかる画像形成装置は、請求項17に記載の発明において、前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことを特徴とする。
この請求項18に記載の発明によれば、画像形成装置における発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことができる。
また、請求項19にかかる画像形成装置は、請求項15〜18のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第1のクロック変更判断手段を備えていることを特徴とする。
この請求項19に記載の発明によれば、変更後の発光源の点灯制御用クロックと変更前の発光源の点灯制御用クロックを比較して光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を発光源の点灯制御用クロック変更前に行うか否かを判断することができる。
また、請求項20にかかる画像形成装置は、請求項15〜18のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックによる光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯の可能範囲内にあるかどうかを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第1の光ビーム点灯タイミング制御手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項20に記載の発明によれば、発光源の点灯制御用クロック変更前に、変更後の発光源の点灯制御用クロックにおける光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯位置が、光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定し、範囲内であれば光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を行わず、範囲外であれば光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を行うことが可能になる。
また、請求項21にかかる画像形成装置は、請求項15〜18のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第1の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えていることを特徴とする。
この請求項21に記載の発明によれば、発光源の点灯制御用クロック変更前に、あらかじめ定めてある基準となる発光源の点灯制御用クロックと基準となる光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを、変更後の発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯のタイミングを決定することができる。
また、請求項22にかかる画像形成装置は、副走査方向に回転または移動する像担持体上を光ビームが走査することにより画像を形成する画像形成装置であって、画像データに応じて点灯制御される発光源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを変更する第2の光ビーム点灯タイミング変更手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項22に記載の発明によれば、画像形成装置において、発光源の点灯制御用クロック変更要求があった際、発光源の点灯制御用クロックの変更を行う前に発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを変更することで、発光源の点灯制御用クロック変更後に正しく発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うことができる。
また、請求項23にかかる画像形成装置は、請求項22に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路を備えていることを特徴とする。
この請求項23に記載の発明によれば、前記クロック生成手段の機能をPLL回路で実現することができる。
また、請求項24にかかる画像形成装置は、請求項22に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路と、前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項24に記載の発明によれば、前記クロック生成手段の機能を、PLL回路と、発光源の点灯制御用クロックの位相を発光源の点灯制御用クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段で実現することができる。
また、請求項25にかかる画像形成装置は、請求項24に記載の発明において、前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことを特徴とする。
この請求項25に記載の発明によれば、画像形成装置における発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことができる。
また、請求項26にかかる画像形成装置は、請求項22〜25のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第2のクロック変更判断手段を備えていることを特徴とする。
この請求項26に記載の発明によれば、変更後の発光源の点灯制御用クロックと変更前の発光源の点灯制御用クロックを比較して発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を発光源の点灯制御用クロック変更前に行うか否かを判断することができる。
また、請求項27にかかる画像形成装置は、請求項22〜25のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックに基づき前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第2の光ビーム点灯タイミング制御手段と、を備えていることを特徴とする。
この請求項27に記載の発明によれば、発光源の点灯制御用クロック変更前に、変更後の発光源の点灯制御用クロックにおける発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯位置が、発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定し、範囲内であれば発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を行わず、範囲外であれば発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を行うことが可能になる。
また、請求項28にかかる画像形成装置は、請求項22〜27のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第2の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えていることを特徴とする。
この請求項28に記載の発明によれば、発光源の点灯制御用クロック変更前に、あらかじめ定めてある基準となる発光源の点灯制御用クロックと基準となる発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを、変更後の発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯のタイミングを決定することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、画像データに応じて点灯制御される発光源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記光ビーム検知手段による前記光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを前記光ビーム検知の前に変更する第1の光ビーム点灯タイミング変更手段と、を備えているので、発光源の点灯制御用クロック変更要求があった際に、発光源の点灯制御用クロックの変更を行う前に光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを変更することで、発光源の点灯制御用クロック変更後にライン開始信号が生成されなくなるといった不具合を解消することができるという効果を奏する。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路を備えているので、前記クロック生成手段の機能をPLL回路で実現することができるという効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路と、前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、を備えているので、前記クロック生成手段の機能を、PLL回路と、発光源の点灯制御用クロックの位相を発光源の点灯制御用クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段で実現することができるという効果を奏する。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明において、前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うので、光学装置における発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことができるという効果を奏する。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第1のクロック変更判断手段を備えているので、変更後の発光源の点灯制御用クロックと変更前の発光源の点灯制御用クロックを比較して光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を発光源の点灯制御用クロック変更前に行うか否かを判断することができるという効果を奏する。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックによる光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯の可能範囲内にあるかどうかを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第1の光ビーム点灯タイミング制御手段と、を備えているので、発光源の点灯制御用クロック変更前に、変更後の発光源の点灯制御用クロックにおける光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯位置が、光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定し、範囲内であれば光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を行わず、範囲外であれば光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を行うことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第1の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えているので、発光源の点灯制御用クロック変更前に、あらかじめ定めてある基準となる発光源の点灯制御用クロックと基準となる光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを、変更後の発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯のタイミングを決定することができるという効果を奏する。
また、請求項8に記載の発明によれば、画像データに応じて点灯制御される発光源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを変更する第2の光ビーム点灯タイミング変更手段と、を備えているので、発光源の点灯制御用クロック変更要求があった際、発光源の点灯制御用クロックの変更を行う前に発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを変更することで、発光源の点灯制御用クロック変更後に正しく発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路を備えているので、前記クロック生成手段の機能をPLL回路で実現することができるという効果を奏する。
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路と、前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、を備えているので、前記クロック生成手段の機能を、PLL回路と、発光源の点灯制御用クロックの位相を発光源の点灯制御用クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段で実現することができるという効果を奏する。
また、請求項11に記載の発明によれば、請求項10に記載の発明において、前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うので、光学装置における発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことができるという効果を奏する。
また、請求項12に記載の発明によれば、請求項8〜11のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第2のクロック変更判断手段を備えているので、変更後の発光源の点灯制御用クロックと変更前の発光源の点灯制御用クロックを比較して発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を発光源の点灯制御用クロック変更前に行うか否かを判断することができるという効果を奏する。
また、請求項13に記載の発明によれば、請求項8〜11のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックに基づき前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第2の光ビーム点灯タイミング制御手段と、を備えているので、発光源の点灯制御用クロック変更前に、変更後の発光源の点灯制御用クロックにおける発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯位置が、発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定し、範囲内であれば発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を行わず、範囲外であれば発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を行うことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項14に記載の発明によれば、請求項8〜13のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第2の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えているので、発光源の点灯制御用クロック変更前に、あらかじめ定めてある基準となる発光源の点灯制御用クロックと基準となる発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを、変更後の発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯のタイミングを決定することができるという効果を奏する。
また、請求項15に記載の発明によれば、副走査方向に回転または移動する像担持体上を光ビームが走査することにより画像を形成する画像形成装置であって、画像データに応じて点灯制御される発光源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記光ビーム検知手段による前記光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを前記光ビーム検知の前に変更する第1の光ビーム点灯タイミング変更手段と、を備えているので、画像形成装置において、発光源の点灯制御用クロック変更要求があった際に、発光源の点灯制御用クロックの変更を行う前に光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを変更することで、発光源の点灯制御用クロック変更後にライン開始信号が生成されなくなる不具合を解消することができるという効果を奏する。
また、請求項16に記載の発明によれば、請求項15に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路を備えているので、前記クロック生成手段の機能をPLL回路で実現することができるという効果を奏する。
また、請求項17に記載の発明によれば、請求項15に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路と、前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、を備えているので、前記クロック生成手段の機能を、PLL回路と、発光源の点灯制御用クロックの位相を発光源の点灯制御用クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段で実現することができるという効果を奏する。
また、請求項18に記載の発明によれば、請求項17に記載の発明において、前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うので、画像形成装置における発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことができるという効果を奏する。
また、請求項19に記載の発明によれば、請求項15〜18のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第1のクロック変更判断手段を備えているので、変更後の発光源の点灯制御用クロックと変更前の発光源の点灯制御用クロックを比較して光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を発光源の点灯制御用クロック変更前に行うか否かを判断することができるという効果を奏する。
また、請求項20に記載の発明によれば、請求項15〜18のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックによる光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯の可能範囲内にあるかどうかを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第1の光ビーム点灯タイミング制御手段と、を備えているので、発光源の点灯制御用クロック変更前に、変更後の発光源の点灯制御用クロックにおける光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯位置が、光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定し、範囲内であれば光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を行わず、範囲外であれば光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングの変更を行うことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項21に記載の発明によれば、請求項15〜18のいずれか一つに記載の発明において、前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第1の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えているので、発光源の点灯制御用クロック変更前に、あらかじめ定めてある基準となる発光源の点灯制御用クロックと基準となる光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを、変更後の発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯のタイミングを決定することができるという効果を奏する。
また、請求項22に記載の発明によれば、副走査方向に回転または移動する像担持体上を光ビームが走査することにより画像を形成する画像形成装置であって、画像データに応じて点灯制御される発光源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを変更する第2の光ビーム点灯タイミング変更手段と、を備えているので、画像形成装置において、発光源の点灯制御用クロック変更要求があった際に、発光源の点灯制御用クロックの変更を行う前に発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを変更することで、発光源の点灯制御用クロック変更後に正しく発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項23に記載の発明によれば、請求項22に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路を備えているので、前記クロック生成手段の機能をPLL回路で実現することができるという効果を奏する。
また、請求項24に記載の発明によれば、請求項22に記載の発明において、前記クロック生成手段が、PLL回路と、前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、を備えているので、前記クロック生成手段の機能を、PLL回路と、発光源の点灯制御用クロックの位相を発光源の点灯制御用クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段で実現することができるという効果を奏する。
また、請求項25に記載の発明によれば、請求項24に記載の発明において、前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うので、画像形成装置における発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことができるという効果を奏する。
また、請求項26に記載の発明によれば、請求項22〜25のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第2のクロック変更判断手段を備えているので、変更後の発光源の点灯制御用クロックと変更前の発光源の点灯制御用クロックを比較して発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を発光源の点灯制御用クロック変更前に行うか否かを判断することができるという効果を奏する。
また、請求項27に記載の発明によれば、請求項22〜25のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックに基づき前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第2の光ビーム点灯タイミング制御手段と、を備えているので、発光源の点灯制御用クロック変更前に、変更後の発光源の点灯制御用クロックにおける発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯位置が、発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定し、範囲内であれば発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を行わず、範囲外であれば発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングの変更を行うことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項28に記載の発明によれば、請求項22〜27のいずれか一つに記載の発明において、前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段が、前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第2の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えているので、発光源の点灯制御用クロック変更前に、あらかじめ定めてある基準となる発光源の点灯制御用クロックと基準となる発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを、変更後の発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯のタイミングを決定することができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる光学装置および画像形成装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す図である。この画像形成装置は、まず帯電器101によって感光体107を帯電させる。帯電した感光体107に、光学装置102によって画像情報に応じた光照射を行って潜像を形成する。ここで形成された潜像を現像器103によって現像する。現像した像を、給紙部104から送られるシート材等に転写部105によって転写する。シート材等に転写された像を、定着部106によって定着する。クリーニング部108にて感光体107をクリーニングする。カラー画像を形成する場合は、カラー構成色(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックなど)ごとに像を形成し、シート材等に各色の像を重ねて転写することによりカラー画像を形成する。
また、図2は、画像形成装置の一例であるデジタル複写機の概略構成を示す図である。このデジタル複写機は、原稿画像を読み取るスキャナ部201、読み取った信号をA/D変換して黒オフセット補正、シェーディング補正、画像処理を行うIPU202、プリンタ部の制御を行うGAVD203、半導体レーザの制御を行うLD制御部204、ドラム上に静電潜像データの結像を行うLD205、装置全体の制御を実行するCPU206、制御プログラムが格納されているROM207、制御プログラムが一時的に使用するRAM208、読み取った画像を記憶する画像メモリ209、各装置間のデータのやりとりを行う内部システムバス210、内部システムバス210とIPU202との間のインターフェースを行うローカルI/F211、およびユーザが指示を与える操作部212を含み構成される。このデジタル複写機では、スキャナ部201で読みとった画像をプリンタ部にて感光体107に静電潜像として画像を出力する際、CPU206にて紙の副走査位置制御を行っており、CPU206からGAVD203へスタート信号が出力される。GAVD203は、スタート信号基準にて、前段のIPU202より画像データを受信し、画像データを元にLD制御部204がLD205を点灯させる。
次に、図1に示した光学装置102について説明する。図3は、光学装置102の構成を示す図である。この光学装置102では、まず、半導体LD(レーザダイオード)301からレーザが発光される。発光されたレーザはポリゴンミラー302が回転することにより一方向に走査される。ポリゴンミラー302の回転は、ポリゴン制御部307により制御される。走査されたレーザはFθレンズ303を介して被走査媒体(感光体)305上に潜像を形成する。また、走査されたレーザは、被走査媒体305の延長上にある光ビーム検知部304を横切ることで検知され、検知信号が出力される。出力された検知信号を用いて、ドット位置ズレ検出、制御部310にて主走査方向の位置ズレを検出し、位置ズレを補正するデータを画素クロック生成部309へ出力する。出力された検知信号と、画像処理部311で処理された画像データと、画素クロック生成部309によって生成された画素クロックに従い、LD駆動データ生成部308にてLD駆動データが生成される。生成されたLD駆動データを基に、LD制御部306が半導体LD301の点灯を制御する。
ところで、画像は一般的に複数ラインに渡るため、上記プロセスを各ライン毎に行う。そのため、画像書き出し位置を各ラインで揃える必要がある。書き出し位置が各ラインでずれていると、最終的に形成された画像で副走査方向のラインが曲がる、もしくはずれた形で現れてくるからである。このため、画像書き出し位置を揃える手段として、光ビーム検知部304を主走査線上に配置し、光ビーム検知部304にレーザが入射した時に出力される検知信号を基に各ライン開始信号を生成し、画像書き込みを行う。
また、カラー画像形成装置においては、光学装置102によって形成される潜像は、各色で主走査倍率が揃っている必要がある。転写された各色の画像幅がずれていると、最終的には色ずれとして現れてくるからである。主走査倍率は、環境や機械の温度の影響によって変化するため、各色で主走査倍率を揃える制御が必要となる。主走査倍率は、画素クロック生成部309で画素クロックを可変することで制御されており、画素クロック生成部309にはPLL回路と位相可変手段を用いている。
また、半導体LD301の光量は機械温度などの影響によって変化する。半導体LD301の光量が変化すると、被走査媒体305上に生成される潜像も変化してしまうため、一定周期ごとに半導体LD301の光量を一定に保つように制御する必要がある。この制御方法には、半導体LD301内部、もしくは外部に設置されたフォト・ダイオードによって検出した光量をフィードバックして制御する自動光量調整が一般的に知られている。APCは画像領域外で行う事が一般的であり、よってAPCを行うために必要なLD点灯(APC点灯)も、画像領域外で行われる。レーザ光の安全性を考慮すると、画像領域外では半導体LD301を消灯させておくことが望ましい。しかし、画像領域外で半導体LD301を消灯させておくと光ビーム検知部304にもレーザが入射しなくなり、同様にAPC点灯も行わなくなるため、画像領域外の適切なタイミングにて、半導体LD301の点灯を行うように制御する。
したがって、BD点灯タイミング、APC点灯タイミングを設定して、主走査線上の望みの位置から光照射が行われるように半導体LD301を制御する必要がある(BD点灯は、BD点灯用信号が出力されると点灯を開始し、光ビーム検知部304にレーザ光が入射すると消灯する)。これらのタイミングはライン開始信号を基準として、基準からの時間や、基準からの画素クロックカウント数などで設定される。
BD点灯用およびAPC点灯用信号は、カウンタ312、点灯タイミング設定値313、比較器314を用いて生成する。カウンタ312は画素クロック生成部309にて生成された画素クロックをカウントし、ライン開始信号でリセットされる。カウンタ値は比較器314にて、点灯タイミング設定値313と比較され、カウンタ値と設定値が等しくなった時、点灯信号がLD駆動データ生成部308へ出力される。
しかし、CPU206から主走査倍率を変更するために画素クロック変更要求があり、画素クロックを変更した場合、前述のとおり、同じBD,APC点灯タイミング設定でも、実際のBD,APC点灯位置がずれてしまう問題が発生する。そこで、この実施の形態では、以下のようにしてかかる問題を解決する。
図4は、主走査倍率を変更するため行う画素クロック変更の処理手順を示すフローチャートとその各ステップにおける処理内容を説明するための図である。図1に示した画像形成装置において、主走査倍率を変更するために画素クロック変更の要求があると(ステップS401)、まずBD点灯タイミングを変更し(ステップS402)、その後画素クロックを変更する(ステップS403)。このような処理手順により上記問題を解決する。APC点灯タイミングについても同様である。
この発明の実施の形態の画像形成装置では、画素クロックを変更する前に点灯タイミング設定値を変更することで、画素クロック直後から正しいタイミングにて点灯が行われる。画素クロックの変更をPLL回路で行う場合、画素クロックA、BD点灯タイミング設定aから、画素クロックBに変更する時に変更後のBD点灯タイミング設定bを求めるためには、
b=a×B/A
を計算する方法がある。APC点灯タイミング設定の変更方法も同様である。
画素クロックの変更を位相可変手段で行う場合、1ライン全体で可変したクロック幅変化量の合計を画素クロック単位に変換した値をαとすると、BD点灯タイミング設定bは、
b=a−α
により求められる。すなわち、クロック幅を伸ばす方向にパルスが挿入される(αが正)と、カウントされるスピードが減少するので、BD点灯タイミング設定bを小さくする。逆にパルスを縮める方向にパルスが挿入される(αが負)と、カウントされるスピードが増加するので、BD点灯タイミング設定bを大きくする。APC点灯タイミング設定の変更方法も同様である。
なお、PLL回路、位相可変手段のどちらで画素クロックを変更した場合でも、点灯タイミング設定値を求めることができる。
ところで、図4に示した手順では、画素クロック変更要求があった場合、一律BD,APC点灯タイミング設定を変更したが、必ずしもBD,APC点灯タイミングを設定しなおす必要はない。これは、画素クロック変更前のBD,APC点灯タイミングにおいて、画素クロック変更後のBD,APC点灯位置が、光ビーム検知部304で光ビームの検知が不可能な位置、もしくはAPC点灯不可能な位置になるかどうかは、画素クロックの変更具合によって決まるからである。
図5は、同じ点灯タイミング設定aの時に、画素クロックAから画素クロックB〜Dのいずれかに変更した場合における、画素クロック変更後の点灯位置を示す図である。ただし、それぞれの画素クロックの周波数には、B>A>C>Dの関係がある。501は、画素クロックA、BD点灯タイミング設定aにおける点灯位置である。
たとえば、画素クロック変更後、図5の位置504のように光ビーム検知が不可能な位置から点灯を開始する場合はBD点灯タイミング設定を変更する必要があるが、図5の位置502,503のように、画素クロック変更後の点灯位置が光ビーム検知部304の手前になるのであれば、BD点灯タイミングを設定しなおす必要はない。
そこで、図6のフローチャートに示すように、主走査倍率を変更するために画素クロック変更要求を受けると(ステップS601)、変更前と変更後の画素クロックの比較を行う(ステップS602)。そして、BD,APC点灯タイミングを変更する必要があるか否かを判断する(ステップS603)。ここで、BD,APC点灯タイミングを変更する必要がある場合(ステップS603:Yes)は、BD,APC点灯タイミングを変更した後(ステップS604)、画素クロックを変更する(ステップS605)。一方、BD,APC点灯タイミングを変更する必要がない場合(ステップS603:No)は、BD,APC点灯タイミングを変更せずに、画素クロックを変更する(ステップS605)。このような手順の処理を行うことで、画素クロック変更後にライン開始信号が生成されない、もしくは正しくAPCが行えないといった不具合を回避することが可能になる。
なお、図6のフローチャートに示した、変更前の画素クロックと変更後の画素クロックを比較する方法としては、それぞれの周波数の大小を用いることが考えられる。
また、画素クロック変更要求があった場合、画素クロックを速い方向に変更する場合、BD,APC点灯は変更前のBD,APC点灯位置よりも手前から行われることになる。そのため、光ビーム検知部304の後方からBD点灯する可能性や、画像領域内でAPC点灯する可能性がないため、BD,APC点灯位置を変更する必要はない。
一方、画素クロックを遅い方向に変更する場合、BD,APC点灯は変更前のBD,APC点灯位置よりも後方から行われることになる。そのため、光ビーム検知部304の後方からBD点灯する可能性、もしくは画像領域内でAPC点灯する可能性があるため、画素クロック変更前にBD,APC点灯位置を変更し、その後、画素クロックを変更する。先に点灯タイミング設定が変更されても、遅い画素クロックにあわせて点灯タイミング設定を変更するため、変更後の点灯タイミング設定値は、変更前よりも小さくなる。そのため、変更後の点灯位置は変更前の点灯位置よりも主走査方向手前側となるので、上記問題は発生しない。
また、PLL回路を用いて画素クロックAから画素クロックBに変更する場合は、次のような処理を行う。図7は、この場合の処理手順を示すフローチャートとその各ステップにおける処理内容を説明するための図である。図7に示すフローチャートにおいて、主走査倍率を変更するために画素クロック変更要求を受けると(ステップS701)、画素クロックを変更する前に、変更前の画素クロックAと変更後の画素クロックBの周波数を比較し、たとえばA>Bか否かを判定する(ステップS702)。ここで、変更後の周波数が変更前よりも遅い場合、すなわちA>Bならば(ステップS702:Yes)、BD点灯タイミングを変更し(ステップS703)、画素クロックを変更する(ステップS704)。一方、変更後の周波数が変更前よりも速い場合、すなわちA≦Bならば(ステップS702:No)、BD点灯タイミングは変更せずに、画素クロックを変更する(ステップS704)。なお、図7はBD点灯タイミングに関する一例であるが、APC点灯タイミングについても同様である。
ここで、画素クロックの変更をPLL回路で行う場合、画素クロックA、BD点灯タイミング設定aから、画素クロックBに変更する時に、変更後のBD点灯タイミング設定bを求めるためには、
b=a×B/A
を計算する方法がある。APC点灯タイミング設定の変更方法も同様である。
また、位相可変手段を用いて画素クロックを変更する場合、画素クロック変更前と変更後で、主走査1ライン分の画素クロック数が増加するか減少するかで、場合分けを行う。1ライン全体で可変したクロック幅変化量の合計を、画素クロック単位に変換した値をαとすると、その手順は図8のフローチャートのようになる。
図8のフローチャートにおいて、主走査倍率を変更するために画素クロック変更要求を受けると(ステップS801)、1ライン全体で可変したクロック幅変化量の合計を画素クロック単位に変換した値α>0であるか否かを判定する(ステップS802)。ここで、α>0であれば(ステップS802:Yes)、点灯タイミングに関して画素クロックの増加と同様のことが起こるため、点灯タイミング設定bを変更した後(ステップS803)、画素クロックを変更する(ステップS804)。一方、α>0でなければ(ステップS802:No)、点灯タイミング設定bの変更を行わず、画素クロックを変更する(ステップS804)。
なお、ステップS803における、BD点灯タイミング設定bは、
b=a−α
として計算する。APC点灯タイミング設定の変更方法も同様である。また、PLL回路、位相可変手段のどちらで画素クロックを変更した場合でも、この図8のフローチャートに示した手順で点灯タイミング設定値を求めることができる。
また、画素クロックが速くなる場合には、BD,APC点灯タイミング設定を変更する必要はない。これは、同じBD,APC点灯タイミング設定において画素クロックが速くなる場合は、BD,APC点灯開始位置は手前にシフトするため、必ず画素クロック変更前の点灯開始位置よりも手前から点灯を開始するためである。しかし、光ビーム検知部304の手前側にも、たとえば1ライン前の画像領域の終端よりも手前からBD,APC点灯を開始するなど、BD,APC点灯が開始されると問題があるような範囲がある場合は、画素クロックを速い方向に変化させて、BD,APC点灯タイミング設定を変更しなおす必要がある。図9は、この場合の処理手順を示すフローチャートとその各ステップにおける処理内容を説明するための図である。911は、画素クロックB、BD点灯タイミング設定aでの点灯位置が、BD点灯可能範囲の中に位置している場合、912,913はBD点灯可能範囲の外に位置している場合である。
図9に示すフローチャートにおいて、画素クロックAから画素クロックBに変更する場合、画素クロック変更要求を受けると(ステップS901)、変更後の画素クロックにおけるBD点灯位置が、BD点灯可能範囲内か否かを判定する(ステップS902)。ここで、当該範囲内であれば(ステップS902:Yes)、BD点灯タイミングの変更を行わず、画素クロックを変更する(ステップS904)。一方、当該範囲外であれば(ステップS902:No)、BD点灯タイミングの変更を行った後(ステップS903)、画素クロックを変更する(ステップS904)。なお、図9はBD点灯タイミングの例であり、APC点灯タイミングについても同様である。
ここで、BD点灯可能範囲内にあるかどうかを判定する方法の一例として、ある画素クロックCにおいて、BD点灯可能範囲に相当する、画素クロックカウント数を調べる方法がある。いま、BD点灯可能範囲開始タイミングカウント値をβ、BD点灯可能範囲終了タイミングカウント値をγとすると、変更後の画素クロックBにおける、BD点灯可能範囲は、
BD点灯可能範囲開始タイミング:β×B/C
BD点灯可能範囲終了タイミング:γ×B/C
で求められる。また、現在のBD点灯タイミング設定をaとした場合、(β×B/C)≦a≦(γ×B/C)であればBD点灯可能範囲内、そうでなければ範囲外として判定することができる。
また、位相可変手段を用いて画素クロックの変更を行う場合において、BD点灯可能範囲内にあるかどうかを判定する方法としては、ある画素クロックCにおいて、BD点灯可能範囲に相当する、画素クロックカウント数を調べる方法がある。BD点灯可能範囲開始タイミングカウント値をβ、BD点灯可能範囲終了タイミングカウント値をγとすると、変更後の画素クロックBにおけるBD点灯可能範囲は、画素クロックCから画素クロックBに変更する時に必要な可変するクロック幅変化量の合計を画素クロック単位に変換した値αを用いて、
BD点灯可能範囲開始タイミング:β−α
BD点灯可能範囲終了タイミング:γ−α
で求められる。また、現在のBD点灯タイミング設定をaとした場合、(β−α)≦a≦(γ−α)であればBD点灯可能範囲内、そうでなければ範囲外として判定することができる。
また、画素クロックの変更をPLL回路で行う場合、画素クロックA、BD点灯タイミング設定aから、画素クロックBに変更するときに変更後のBD点灯タイミング設定bを求める方法としては、前述のように、
b = a×B/A
を計算する方法がある。APC点灯タイミング設定の変更も同様である。
画素クロックの変更を位相可変手段で行う場合、1ライン全体で可変したクロック幅変化量の合計を画素クロック単位に変換した値をαとすると、BD点灯タイミング設定bは、
b=a−α
で求めることができる。APC点灯タイミング設定の変更も同様である。
PLL回路、位相可変手段のどちらで画素クロックを変更した場合でも、ここに示した処理により点灯タイミング設定値を求めることができる。
これまでの説明では、画素クロック変更後のBD,APC点灯タイミングを求める際、変更前の画素クロックと変更後の画素クロックを用いて計算しているが、基準画素クロックと基準BD,APC点灯タイミングをあらかじめ設定しておくことで、画素クロック変更後のBD,APC点灯タイミング設定を計算することもできる。基準画素クロックと基準BD,APC点灯タイミングは、光学装置の構成から、光学的に理想な画素クロックと点灯タイミングを計算して求めることができる。
たとえば、PLL回路を用いて画素クロックを変更する場合は、基準画素クロックをC、基準BD点灯タイミングをcとすると、
b=c×B/C
で求められる。APC点灯タイミングについても同様である。
また、位相可変手段を用いて画素クロックを変更する場合、基準画素クロックをC、基準点灯タイミングをcとし、変更後の画素クロックをBとするとき、基準画素クロックCから画素クロックBに変更するのに必要な1ライン全体でのクロック幅変化量の合計を画素クロック単位に変換した値をαとすると、
b=c−α
として計算できる。APC点灯タイミングについても同様である。
以上説明したように、この発明によれば、光学装置において、クロック生成手段によって画素クロックを変更する際、画素クロック変更前にBD点灯タイミングを変更しているため、画素クロック変更後も適切なBD点灯タイミングにて光ビームが点灯し、正確な光ビーム検知が行うことができる。
また、この発明によれば、光学装置において、クロック生成手段によって画素クロックを変更する際、画素クロック変更前にAPC点灯タイミングを変更しているため、画素クロック変更後も適切なAPC点灯タイミングにて光ビームが点灯し、適切なAPCを行うことができる。
また、この発明によれば、副走査方向に回転または移動する像担持体上を光ビームが走査することにより画像を形成する画像形成装置において、クロック生成手段によって画素クロックを変更する際、画素クロック変更前にBD点灯タイミングを変更しているため、画素クロック変更後も適切なBD点灯タイミングにて光ビームが点灯し、正確な光ビーム検知が行うことができる。特に、カラー画像形成装置の場合には、色ずれ補正における画素クロック変更時に用いることで、精度の良い色ずれ補正を行うことができる。
また、この発明によれば、画像形成装置において、クロック生成手段によって画素クロックを変更する際、画素クロック変更前にAPC点灯タイミングを変更しているため、画素クロック変更後も適切なAPC点灯タイミングにて光ビームが点灯し、適切なAPCを行うことができる。
以上のように、この発明にかかる光学装置および画像形成装置は、レーザプリンタ、デジタル複写機などに有用であり、特に、画素クロックを変更した場合に対応するライン開始信号の生成が必要な場合に適している。
この発明の実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す図である。 画像形成装置の一例であるデジタル複写機の概略構成を示す図である。 図1に示した画像形成装置を構成する光学装置の構成を示す図である。 主走査倍率を変更するため行う画素クロック変更の処理手順を示すフローチャートとその各ステップにおける処理内容を説明するための図である。 同じ点灯タイミング設定時に画素クロックを変更した場合における、画素クロック変更後の点灯位置を示す図である。 主走査倍率を変更するため行う画素クロック変更の処理手順を示すフローチャートである。 PLL回路を用いて画素クロックを変更する場合の処理手順を示すフローチャートとその各ステップにおける処理内容を説明するための図である。 位相可変手段を用いて画素クロックを変更する場合の処理手順を示すフローチャートである。 画素クロックを速くする方向へ変更する場合の処理手順を示すフローチャートとその各ステップにおける処理内容を説明するための図である。 従来の光学装置および画像形成装置における、画素クロックの変化とBD点灯、APC点灯が行われる位置との関係を説明するための図である。 従来の光学装置および画像形成装置における、画素クロックの変化によるBD点灯、APC点灯位置と有効画像領域内との関係を説明するための図である。 従来の光学装置および画像形成装置における、画素クロックを変更する場合の処理手順を示すフローチャートとその各ステップにおける処理内容を説明するための図である。
符号の説明
101 帯電器
102 光学装置
103 現像器
104 給紙部
105 転写部
106 定着部
107 感光体
108 クリーニング部
201 スキャナ部
202 IPU
203 GAVD
204 LD制御部
205 LD
206 CPU
207 ROM
208 RAM
209 画像メモリ
210 内部システムバス
211 ローカルI/F
212 操作部
301 半導体LD
302 ポリゴンミラー
303 Fθレンズ
304 光ビーム検知部
305 被走査媒体
306 LD制御部
308 LD駆動データ生成部
309 画素クロック生成部
310 ドット位置ズレ検出、制御部
311 画像処理部
312 カウンタ
313 点灯タイミング設定値
314 比較器

Claims (28)

  1. 画像データに応じて点灯制御される発光源と、
    前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、
    前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、
    前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記光ビーム検知手段による前記光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを前記光ビームの検知の前に変更する第1の光ビーム点灯タイミング変更手段と、
    を備えていることを特徴とする光学装置。
  2. 前記クロック生成手段は、PLL回路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記クロック生成手段は、
    PLL回路と、
    前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  4. 前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことを特徴とする請求項3に記載の光学装置。
  5. 前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第1のクロック変更判断手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の光学装置。
  6. 前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックによる光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯の可能範囲内にあるかどうかを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第1の光ビーム点灯タイミング制御手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の光学装置。
  7. 前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第1の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の光学装置。
  8. 画像データに応じて点灯制御される発光源と、
    前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、
    前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、
    前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを変更する第2の光ビーム点灯タイミング変更手段と、
    を備えていることを特徴とする光学装置。
  9. 前記クロック生成手段は、PLL回路を備えていることを特徴とする請求項8に記載の光学装置。
  10. 前記クロック生成手段は、
    PLL回路と、
    前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項8に記載の光学装置。
  11. 前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことを特徴とする請求項10に記載の光学装置。
  12. 前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第2のクロック変更判断手段を備えていることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載の光学装置。
  13. 前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックに基づき前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第2の光ビーム点灯タイミング制御手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載の光学装置。
  14. 前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第2の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えていることを特徴とする請求項8〜13のいずれか一つに記載の光学装置。
  15. 副走査方向に回転または移動する像担持体上を光ビームが走査することにより画像を形成する画像形成装置であって、
    画像データに応じて点灯制御される発光源と、
    前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、
    前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、
    前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記光ビーム検知手段による前記光ビームの検知のために点灯させる光ビーム点灯タイミングを前記光ビーム検知の前に変更する第1の光ビーム点灯タイミング変更手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記クロック生成手段は、PLL回路を備えていることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記クロック生成手段は、
    PLL回路と、
    前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  18. 前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第1のクロック変更判断手段を備えていることを特徴とする請求項15〜18のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  20. 前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックによる光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯の可能範囲内にあるかどうかを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第1の光ビーム点灯タイミング制御手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項15〜18のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  21. 前記第1の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第1の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えていることを特徴とする請求項15〜18のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  22. 副走査方向に回転または移動する像担持体上を光ビームが走査することにより画像を形成する画像形成装置であって、
    画像データに応じて点灯制御される発光源と、
    前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検知する光ビーム検知手段と、
    前記発光源の点灯制御用クロックを生成するクロック生成手段と、
    前記発光源の点灯制御用クロックを変更する際、当該発光源の点灯制御用クロック変更前に、前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯タイミングを変更する第2の光ビーム点灯タイミング変更手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  23. 前記クロック生成手段は、PLL回路を備えていることを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 前記クロック生成手段は、
    PLL回路と、
    前記発光源の点灯制御用クロックの位相を当該クロック1周期の1/n単位(nは2以上の整数)で主走査方向の1箇所または複数箇所で可変する位相可変手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  25. 前記発光源の点灯制御用クロックの変更を前記位相可変手段で行うことを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。
  26. 前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと変更前の前記発光源の点灯制御用クロックとを比較し、前記光ビーム点灯タイミングの変更を前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に行うか否かを判断する第2のクロック変更判断手段を備えていることを特徴とする請求項22〜25のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  27. 前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックに基づき前記発光源から出力される光ビームの自動光量調整を行うために必要な光ビーム点灯が開始される主走査線上の位置が、前記光ビーム点灯可能範囲内にあるかどうかを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段の判定結果に基づき、前記光ビーム点灯タイミングの制御を行う第2の光ビーム点灯タイミング制御手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項22〜25のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  28. 前記第2の光ビーム点灯タイミング変更手段は、
    前記発光源の点灯制御用クロックの変更前に、あらかじめ定められている基準となる前記発光源の点灯制御用クロックと前記光ビーム点灯タイミングを、変更後の前記発光源の点灯制御用クロックと比較し、変更する前記光ビーム点灯タイミングを決定する第2の光ビーム点灯タイミング決定手段を備えていることを特徴とする請求項22〜27のいずれか一つに記載の画像形成装置。


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