JP4597909B2 - クライオポンプ及びその再生方法 - Google Patents

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Description

本発明はクライオポンプ及びその再生方法に係り、特に再生効率の向上を図りうるクライオポンプ及びその再生方法に関する。
例えば、半導体製造設備においては高真空を実現する必要があり、この高真空を実現しうる真空ポンプとしてクライオポンプが多用されている。このクライオポンプは、真空生成の原理上冷凍機が必要となる。このクライオポンプに用いられる冷凍機としては、ギフォード・マクマホンサイクル型冷凍機(以下GM型冷凍機という)が知られている。そして、GM型冷凍機と真空容器内に配設されたクライオパネル及びシールドを熱的に接続しておき、冷却過程において真空容器内のガス(例えば、アルゴンガス等)をクライオパネル等に凝縮及び吸着させることにより高真空を実現する。
上記構成とされたクライオポンプは、その構造上再生が必要となる。この再生とは、冷却過程でクライオパネル等に凝縮したガス(以下、固体状ガスという)に熱を加え、昇温させることにより固体状ガスを液化及び気化させて真空容器の外に放出する処理をいう。
クライオポンプの再生時においては、クライオパネル及びシールドがヒータ等の昇温装置により昇温され、また窒素ガス等のパージガスが真空容器内に導入される。これにより、クライオパネル及びシールドに凝縮及び吸着されたガスは液化して自然落下し、シールドの内部に溜まった状態となる。この状態で全ての液化したガス(以下、液化ガスという)を気化して排出しようとした場合、液化ガスが気化するのに長い時間を要し、よって再生効率が低下してしまうという問題点がある。そこで、特許文献1に開示されているように、シールドに孔を形成し、液状ガスがこの孔を介して真空容器内に流入する構成としたクライオポンプが提案されている。
特開平05−033766号公報
この構成のクライオポンプでは、大気温度である真空容器の熱を液化ガスの気化に利用することが可能となり、シールドに孔を形成しないクライオポンプに比べて再生効率の向上を図ることができる。
しかしながら、パージガスからの熱、及び真空容器の壁を伝って流入する大気からの熱を用いて再生を行う構成では、液状ガスのパージガスからの受熱面は液状ガスの上面のみとなり、また真空容器からの受熱面は液状ガスが真空容器と接している面のみとなる。このため、パージガス及び真空容器からの受熱面積が狭く、よって迅速な再生を行うことができないという問題があった。これは、クライオパネル及びシールドに凝縮したガスを全て除去するいわゆるフル再生の場合には、特に問題となる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、再生時において固体状ガスの受熱面積を増大させることにより再生効率の向上を図ったクライオポンプ及びその再生方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明に係るクライオポンプは、
真空容器と、
該真空容器内に配設されたクライオパネルと、
該クライオパネルを冷却することにより前記真空容器内のガスを凝縮させる冷凍機と、
前記真空容器にパージガスを供給処理するパージガス供給手段と、
前記真空容器内の前記ガスを吸引処理する吸引手段と、
再生における昇温途中に、前記パージガス供給手段による前記真空容器へのパージガスの供給処理と、前記吸引手段による前記真空容器内からの前記ガスの吸引処理とを繰り返し実施する制御手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載のクライオポンプにおいて、
前記真空容器内に温度センサーを設けると共に、
前記制御手段は、該温度センサーの出力により前記真空容器内の温度が前記ガスが固液二相で共存する温度であると判断した際、前記真空容器へのパージガスの供給処理と、前記真空容器内からの前記ガスの吸引処理とを繰り返し実施することを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明は、
請求項1または2記載のクライオポンプにおいて、
前記真空容器内から前記ガスを吸引処理する時間は、前記液化した前記ガスが前記真空容器内で減圧沸騰しうる時間に設定されていることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明は、
真空容器と、該真空容器内に配設されたクライオパネルと、該クライオパネルを冷却することにより前記真空容器内のガスを凝縮させる冷凍機と、前記真空容器にパージガスを供給処理するパージガス供給手段と、前記真空容器内の前記ガスを吸引処理する吸引手段とを有するクライオポンプの再生方法において、
再生における昇温途中に、前記パージガス供給手段による前記真空容器へのパージガスの供給処理と、前記吸引手段による前記真空容器内からの前記ガスの吸引処理とを繰り返し実施することを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、
請求項4記載のクライオポンプの再生方法において、
前記クライオパネル上に凝縮したガスの温度が固液二相で共存する温度となった際、前記真空容器へのパージガスの供給処理と前記真空容器内からの前記ガスの吸引処理とを繰り返し実施する処理を開始することを特徴とするものである。
また、請求項6記載の発明は、
請求項4または5記載のクライオポンプの再生方法において、
前記真空容器内から前記ガスを吸引処理する時間は、前記液化した前記ガスが前記真空容器内で減圧沸騰しうる時間に設定されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、再生における昇温工程で、ヒータや冷凍機の逆転運転による過熱、パージガス供給手段による真空容器へのパージガスの供給処理することにより、クライオパネルに凝縮した固体状ガスは液化し、この液状ガスはクライオパネルから落下し真空容器或いはシールドの底部に溜まった状態となる。
この状態で吸引手段により真空容器内からガスの吸引処理を行うと、真空容器内が飽和蒸気圧以下となり、液状ガスが沸騰する(減圧沸騰)。この液状ガスの沸騰により生成されたガスは、吸引処理に伴い真空容器の外部に排出される。
また、沸騰の激しさで飛び散った液滴は、飛び上がった先(真空容器とシールドの隙間、真空容器の各所等)の圧力が低いため即座に凝縮して固体状ガスとなる。この固体状ガスは、クライオパネル、シールド、真空容器の各所で凝縮した状態となる。また、真空容器とシールドの隙間の温度はかなり高い(大気温度付近)ことから、前記固体状ガスの一部は昇華(気化)し、吸引手段によって真空容器の外部に排出される。
この後、パージガス供給手段からパージガスが真空容器へ供給されると、固体状ガスは再び液化し、その一部は気化して真空容器から排出され、また残りは落下して真空容器或いはシールドの底部に溜まる。この際、固体状ガスはクライオパネル、シールド、真空容器の各所に広く分散した状態で凝縮しているため、パージガスからの受熱面積、及び真空容器との受熱面積は単にクライオパネルに真空容器或いはシールドの底部に溜まった状態に比べて広くなっている。よって、融解した固体状ガスに対し、パージガス及び真空容器(シールドを昇温する場合にはシールド)から効率よく受熱させることができ、融解した固体状ガスの気化の促進を図ることができる。
従って、上記のように再生における昇温途中に真空容器へのパージガスの供給処理と、真空容器内からのガスの吸引処理とを繰り返し実施することにより、昇温時間の短縮を図ることが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明の一実施例であるクライオポンプ1を示している。クライオポンプ1は、図示しない処理チャンバ(例えば、半導体製造装置の処理チャンバ)に取り付けられ、この処理チャンバ内を真空とするものである。
このクライオポンプ1は、大略すると圧縮機3、真空容器4、冷凍機5、シールド9、クライオパネル10、各種バルブ25,26、コントローラ30等により構成されている。また、本実施例におけるクライオポンプ1の再生処理は、冷凍機5の冷却サイクルを反転させること(いわゆる逆転昇温)によりシールド9及びクライオパネル10を昇温することにより、また大気温度のパージガス(例えば、窒素ガス)を真空容器4に導入することにより行う構成としている。
圧縮機3は、ヘリウムガス等の冷媒ガスを昇圧して冷凍機5に送り、また冷凍機5で断熱膨張した冷媒ガスを回収して再び昇圧する機能を奏する。真空容器4は、前記した処理チャンバに取り付けられるものであり、この内部に冷凍機5のシリンダー14,15、シールド9、及びクライオパネル10等が配設される。
真空容器4には粗引き配管13A、パージ配管17、及び圧力センサ28が接続されている。粗引き配管13Aは粗引きポンプ13(真空ポンプ)に接続されており、真空処理開始時において真空容器4内のガスを粗引きする。この粗引き配管13Aにはラフバルブ26が設けられており、このラフバルブ26がOFF(閉弁)されることにより粗引きは停止され、またON(開弁)することにより粗引きが行われる。このラフバルブ26は、コントローラ30によりON/OFF制御が行われる構成とされている。
パージ配管17は窒素ガス供給手段(図示せず)に接続されており、後述する再生時において真空容器4内に大気温度のパージガス(窒素ガス)を供給する。このパージ配管17にはパージバルブ25が設けられており、このパージバルブ25がOFF(閉弁)されることにより窒素ガスのパージは停止され、またON(開弁)することにより窒素ガスのパージが行われる。このパージバルブ25は、コントローラ30によりON/OFF制御が行われる構成とされている。
圧力センサ28は、真空容器4内の圧力を検出する構成とされている。この圧力センサ28はコントローラ30に接続されており、コントローラ30はこの圧力センサ28を介して真空容器4内の圧力を認知しうる構成とされている。
尚、真空容器4と処理チャンバとの間には図示しないゲートバルブが配設されており、ゲートバルブを閉じることにより真空容器4は処理チャンバに対して気密に隔離された状態となる。
冷凍機5はGM型冷凍機であり、第1段シリンダー14、第2段シリンダー15、及び可逆モーター16等により構成されている。第1段シリンダー14の内部には第1段ディスプレーサー14Aが図中左右方向に往復動可能に配設されており、また第2段シリンダー15には第2段ディスプレーサー15Aが図中左右方向に往復動可能に配設されている。この第1段ディスプレーサー14Aと第2段ディスプレーサー15Aは連結されており、可逆モーター16を駆動源として上記のように各シリンダー14,15内で往復動を行う。
第1段シリンダー14と第1段ディスプレーサー14Aとの間には第1段膨張室が形成され、また第2段シリンダー15と第2段ディスプレーサー15Aとの間には第2段膨張室が形成される。この第1及び第2段膨張室は、各ディスプレーサー14A,15Aの往復動によりその体積が変化する構成となっている。
可逆モーター16は、正方向回転及び逆方向回転が可能なモーターである。この可逆モーター16はコントローラ30に接続され、このコントローラ30の指示に従い真空処理時には正方向回転を行い、再生時において逆方向回転を行う。
第1段シリンダー14の外周には、第1段冷凍ステージ7が配設されている。また、この第1段冷凍ステージ7にはシールド9が配設(熱的に接続)されている。シールド9は、外部の輻射熱がクライオパネル10に熱伝導するのを防止する機能を奏する。
このシールド9には、ルーバ12及び流出孔29が設けられている。ルーバ12は、カップ形状(有底状)とされたシールド9の上部に配設されている。このルーバ12は、真空容器4の上部開口に近接して配設されている。また、流出孔29は、カップ形状(有底状)とされたシールド9の底面に形成されている。
一方、第2段シリンダー15の外周には、第2段冷凍ステージ8が配設されている。この第2段冷凍ステージ8には、クライオパネル10が配設されている。このクライオパネル10は、その内周面に活性炭11が配設されている。
更に、第1段シリンダー14には第1段用温度センサ18が設けられており、第2段シリンダー15には第2段用温度センサ19が設けられている。第1段用温度センサ18は第1段シリンダー14の温度(この温度は、シールド9の温度と略同じ)を検出するものであり、また第2段用温度センサ19は第2段シリンダー15の温度(この温度は、クライオパネル10の温度と略同じ)を検出するものである。この第1段用温度センサ18及び第2段用温度センサ19は、コントローラ30に接続されている。
尚、第1段用温度センサ18をシールド9に直接配設する構成、及び第2段用温度センサ19を直接クライオパネル10に配設する構成も考えられるが、処理チャンバ内のガスをより多く凝縮及び吸着させ真空度を高める面から、本実施例では温度センサ18,19を冷凍ステージ7,8に配設し、この冷凍ステージ7,8の温度を介してシールド9及びクライオパネル10の温度を判断する構成としている。
図2は、コントローラ30のハード構成を示す図である。コントローラ30はマイクロコンピュータにより構成されており、同図に示すようにCPU21,ROM22,RAM23、及びインターフェース装置24がバスライン25により接続された構成とされている。各種センサー18,19,28及びバルブ25,26は、インターフェース装置24を介してCPU21に接続されている。
上記構成とされたクライオポンプ1において真空処理を行う場合には、先ずパージバルブ25をOFF(閉弁)すると共にラフバルブ26をON(開弁)し、粗引きポンプ13を駆動して処理チャンバ及び真空容器4内のガスを粗引きする(例えば10-2Torr程度まで減圧処理を行う)。この粗引き処理が終了すると、粗引きポンプ13を停止させた上で、可逆モーター16を正方向回転に回転させる。
可逆モーター16が正方向回転することにより冷凍機5は冷却モードとなり、圧縮機3から第1段膨張室及び第2段膨張室に供給された冷媒ガスは、各ディスプレーサー14A,15Aの移動に伴い断熱膨張し寒冷を発生させる。これにより、第1段冷凍ステージ7は例えば30〜100K(シールド9は100K以下)に冷却され、第2段冷凍ステージ8は例えば4〜20K(クライオパネル10は20K以下)に冷却される。
この状態のクライオポンプ1に、処理チャンバ内の各種ガスが進入すると、二酸化炭素は主にルーバ12及びシールド9で凝縮され、アルゴンや窒素は主にクライオパネル10で凝縮され、更に水素,ネオン,ヘリウム等は主に活性炭11に吸着される。これにより、処理チャンバは排気されて高真空を実現できる。
尚、以下の説明において、クライオポンプ1で凝縮させる各種ガス(二酸化炭素,アルゴン,窒素,水素,ネオン,ヘリウム等)を総称して導入ガスというものとする。また、シールド9及びクライオパネル10に凝縮或いは吸着された導入ガスを固体状ガス21というものとする。
ところで、上記のように処理チャンバ内から排気された導入ガスは、シールド9,クライオパネル10,活性炭11等に凝縮或いは吸着される。図5は、固体状ガス21がシールド9及びクライオパネル10に凝縮等された状態を示している。このシールド9及びクライオパネル10に凝縮等された固体状ガス21の量が増えてくると、クライオポンプ1の排気性能が低下する。このため、クライオポンプ1に凝縮等された固体状ガス21を真空容器4から排出する再生処理が必要となることは前述した通りである。
次に、本発明の一実施例であるクライオポンプ20における再生方法について説明する。
通常の再生処理においては、真空容器4にパージガスを導入すると共にヒータや冷凍機の逆転運転等の昇温手段(本実施例では、可逆モーター16を逆方向回転させた冷凍機5)によりシールド9及びクライオパネル10を昇温することにより再生処理を行う(以下、通常の再生処理という)。これに対して本実施例に係る再生方法では、再生における昇温途中に真空容器4へパージガスを供給する処理(パージ工程)と、粗引きポンプ13により真空容器4から導入ガスを吸引する処理(粗引き工程)とを繰り返し実施することを特徴とする。尚、このパージ工程と粗引き工程を繰り返し実施する処理を、以下の説明ではプレラフ&パージ処理ということとする。
図3はコントローラ30が実施するプレラフ&パージ処理を示すフローチャートであり、図4はこのプレラフ&パージ処理を実施した時のクライオポンプ1の状態遷移図である。以下、図4に示す状態遷移図、図5乃至図9に示すクライオポンプ1の状態を示す図を参照しつつ、コントローラ30が実施するプレラフ&パージ処理について説明する。
尚、図3に示す再生処理のプログラムは、図2に示したRAM23に格納されている。また、図4に示す状態遷移図にT1で示す(太い実線)のは本実施例における本実施例における第1段用温度センサ18で検出される温度であり、T2で示す(太い一点鎖線)のは本実施例における第2段用温度センサ19で検出される温度である。
また、図4にTc1で示す(細い一点鎖線)のは本実施例の比較例における第2段用温度センサで検出される温度であり、Tc2で示す(細い一点鎖線)のは比較例における第2段用温度センサで検出される温度である。
また、図4には圧力センサ28により検出される真空容器4内の圧力も示している。更に、図4に示す比較例とは、本実施例のように再生における昇温途中に真空容器4へのパージガスの供給処理と真空容器4内からの導入ガスの吸引処理とを繰り返し実施することを行わない再生処理である。
図4に示す再生処理は、処理チャンバを有する半導体製造装置の主コンピュータからの指示或いは操作者のマニュアル操作により開始される。この再生処理が開始されるクライオポンプ1の状態は、図5に示すように固体状ガス21がシールド9及びクライオパネル10に凝縮等された状態である。
図4に示す再生処理が起動すると、先ずゲートバルブを閉じて真空容器4と処理チャンバとを気密に隔離した状態とする。続いて、ステップ10(図では、ステップをSと略称している)において、コントローラ30はパージバルブ25をON(開弁)すると共にラフバルブ26をOFF(閉弁)とする。これにより、真空容器4内には大気温度のパージガス(窒素ガス)が導入される。また、コントローラ30は可逆モーター16を逆方向回転するよう制御し、これにより冷凍機5は再生モードとなりシールド9及びクライオパネル10は昇温される(以下、逆転昇温という)。またこれと同時に、第2段用温度センサ19を用いて第2段冷凍ステージ8の温度検出を開始する。
続くステップ12では、コントローラ30は第2段用温度センサ19が検出する温度T2が第1の既定温度Temp1となったかを判断する。ここで、第1の既定温度Temp1とは、導入ガスが大気圧にて固液二相で存在するクライオパネル10の温度である。また、クライオパネル10は第2段シリンダー15の第2段冷凍ステージ8に配設されているため、第1の既定温度Temp1は実質的に第2段冷凍ステージ8と等しい温度となる。この第1の既定温度Temp1の具体的な値は、導入ガスがアルゴン(Ar)であった場合には約84Kとなり、また窒素(N)である場合には約63Kとなる。
コントローラ30は、ステップ12の処理により第2段冷凍ステージ8の温度T2が既定温度Temp1となるまで待ち、第2段冷凍ステージ8の温度T2が既定温度Temp1となると処理をステップ14に進める。このステップ12において第2段冷凍ステージ8の温度T2が既定温度Temp1となるまで待つ時間は、図4における時刻0から時刻t1までの時間に相当する。また、この時間においては、導入ガスがクライオパネル10に凝縮した状態で温度が上昇する。そして、第2段冷凍ステージ8の温度T2が既定温度Temp1となると、後述するようにプレラフ&パージ処理が一定の条件下で開始される。
ステップ14では、コントローラ30は第2段用温度センサ19が検出する温度T2が第2の既定温度Temp2となったかを判断する。ここで、第2の既定温度Temp2とは、真空容器4の内部圧力が基準圧力Pres1となる温度である。また、基準圧力Pres1とは、後述するステップ16〜24を実行することにより行われる、真空容器4へのパージガスの供給処理と真空容器4内からの導入ガスの吸引処理との繰り返し処理を停止する基準となる圧力である。尚、この第2の既定温度Temp2及び基準圧力Pres1の詳細については、説明の便宜上、後述するものとする。
ステップ14で検出温度T2が第2の既定温度Temp2未満(T2<Temp2)であると判断されると、続くステップ16でコントローラ30はパージバルブ25をON(開弁)すると共に、ラフバルブ26をOFF(閉弁)する。これにより、大気温度のパージガス(窒素ガス)が真空容器4内に導入される(パージ工程)。また、コントローラ30は、パージガスが真空容器4内に導入され時点でCPU21に内設されたタイマーを起動し、パージ時間Tをカウントする。
このように真空容器4内にパージガスが導入されることにより真空容器4内の圧力は略大気圧(1.0133×10Pa)程度まで上昇する。また、固体状ガス21はパージガス,及び逆転昇温により昇温されているシールド9及びクライオパネル10により昇温される。これにより、固体状ガス21は液化してシールド9の底部或いは真空容器4の底部に落下する。また、本実施例ではシールド9に流出孔29が形成されているため、シールド9内の液化ガスは流出孔29を通り真空容器4に流入する。図6は、固体状ガス21が液化し、真空容器4の底部に溜まった状態を示している。
続くステップ18では、(1)圧力センサ28により検出される真空容器4の内部圧力Pが基準圧力Pres1以下(P≦Pres1)であるかどうか、(2)真空容器4の内部圧力Pが基準圧力Pres1を超え(P>Pres1)、かつパージ時間Tが第1の既定パージ時間Time1以上となったかどうかが判断される。ここで、既定パージ時間Time1とは、ステップ16によるパージ工程の処理を実施することにより、真空容器4内の固体状ガスの略全てが液状ガスに変化するに要する時間である。尚、この既定パージ時間Time1は、経験的或いは実験的に求められた値である。
ステップ18において、真空容器4の内部圧力Pが基準圧力Pres1を超えると共にパージ時間Tが第1の既定パージ時間Time1以上になったと判断されると、コントローラ30はステップ20でラフバルブ26をON(開弁)することにより、粗引きポンプ13を用いた真空容器4の粗引き処理(粗引き工程)を開始する。これに伴い、ステップ22においてパージバルブ25をOFF(閉弁)し、パージガスの真空容器4への導入を停止させる。
これにより、真空容器4は粗引きポンプ13により吸引され、真空容器4内の圧力は減圧される。そして、真空容器4内の圧力が飽和蒸気圧以下となると、液状ガスが沸騰する(減圧沸騰)。図7は、真空容器4内で減圧沸騰が発生している状態を示している。
このように、真空容器4内で液状ガスが減圧沸騰すると、その一部は蒸発して粗引きポンプ13の吸引処理に伴い粗引き配管13Aを介して真空容器4の外部に排出される。また真空容器4とシールド9の隙間の温度はかなり高い(大気温度付近)ことから、前記固体状ガスの一部は昇華し(気化し)、吸引処理に伴い粗引き配管13Aを介して真空容器4の外部に排出される。
また、減圧沸騰により飛散した液状ガスは飛び上がった先の圧力が低いため、真空容器4、シールド9、クライオパネル10の各所で凝縮した状態となる。この時、固体状ガスは真空容器4等の側壁に霜状に発生する。
このステップ20,22による粗引き工程は、ステップ24により既定粗引き時間Time2だけ実施される。そして、既定粗引き時間Time2が経過すると、コントローラ30はステップ14に戻る。そして、ステップ14で肯定判断(YES)がされると、再びステップ16の前記したパージ工程が実施される。
パージ工程では、前記のようにパージ配管17がパージガスが真空容器4へ供給されるため、固体状ガスは再び液化してその一部は気化して真空容器4から排出され、また残りは落下して真空容器4の底部に溜まる。図9は、液状ガスが、再び真空容器4の底部に溜まった状態を示している。
この際、ステップ20〜24に示す粗引き工程を実施した後では、前記のように固体状ガスは真空容器4、シールド9、クライオパネル10の各所に広く分散した状態で凝縮しているため、パージガスからの受熱面積、及び真空容器との受熱面積は単にクライオパネルに真空容器或いはシールドの底部に溜まった状態に比べて広くなっている。よって、融解した固体状ガスに対し、パージガス、真空容器4、シールド9、及びクライオパネル10の熱を効率よく熱伝達し、受熱させることができるため、融解した固体状ガスの気化の促進を図ることができる。
一方、ステップ18において、真空容器4の内部圧力Pが基準圧力Pres1以下(P≦Pres1)になったと判断されると、コントローラ30はパージバルブ25をOFF(閉弁)することによりパージガスの真空容器4への供給を停止すると共に、ラフバルブ26をON(開弁)して粗引き処理を開始し、プレラフ&パージ処理を終了する。このプレラフ&パージ処理は、図4における状態遷移図では、時刻t1〜時刻t2の間に相当する。この時刻t1〜時刻t2の間ではパージ工程と粗引き工程が繰り返し実施されるため、真空容器4の内部圧力Pは周期的に変動する。
ここで、基準圧力Pres1について図4を参照しつつ説明する。
時刻t1以降、矢印Aで示す時間における粗引き工程の実施時においては、プレラフ&パージ処理の開始直後は導入ガスが大気圧にて固液二相で存在するため、導入ガスの発生量が少なく、よって真空容器4の内部圧力Pの減少量も少ない。しかしながら、時間Aを過ぎると、導入ガスの気化量が増大し、粗引き工程の実施時における真空容器4の内部圧力Pは大きく減少するようになる。そして、この真空容器4の内部圧力Pが、プレラフ&パージ処理を実施しても、それ以上減少することが困難となる閾値を基準圧力Pres1としている。
即ち、真空容器4内に残存する導入ガス量が減少すると、これを排出するためには粗引き工程を長い時間実施する必要が生じる。しかしながら、粗引きの時間が長くなると、シールド9及びクライオパネル10に付着し残存した微量の導入ガスが再び固化して固体状ガスとなり、蒸発のための潜熱を奪うため、シールド9及びクライオパネル10の温度が下がってしまう。また、導入ガスが再び固化して固体状ガスとなると、第2段冷凍ステージ8の温度を再生の目標温度(図4にT2目標温度と示す)に上昇させるまでの時間が延びてしまう。
即ち、粗引き工程後の真空容器4の内部圧力Pがある圧力以下となった場合には、それ以上プレラフ&パージ処理を実施しても、返って再生効率を低下させてしまう。この閾値となる圧力が基準圧力Pres1である。この基準圧力Pres1は、経験的にまた実験的に求められている。
ここで、再び図3のフローチャートに戻り説明を続ける。前記したように、ステップ18において、真空容器4の内部圧力Pが基準圧力Pres1以下(P≦Pres1)になったと判断されると、前記のようにそれ以上プレラフ&パージ処理を続けると、返って再生効率が低下するため、ステップ26の処理を経てプレラフ&パージ処理が終了される。
一方、図4に示す状態遷移図より、真空容器4の内部圧力Pが基準圧力Pres1となる第2段冷凍ステージ8の温度はTemp2(以下、基準温度という)となる。このため、ステップ14では、クライオポンプ1の信頼性を高めるため、第2段用温度センサ19により測定される第2段冷凍ステージ8の温度が基準温度Temp2以上(T2≧Temp2)となった場合にもプレラフ&パージ処理を終了する構成とした。これにより、プレラフ&パージ処理が必要以上に実施され、これにより再生効率が低下することをより確実に防止することができる。
図3に示すプレラフ&パージ処理が終了すると、クライオポンプ1は通常の再生処理を実施する。即ち、真空容器4にパージガスを導入すると共に可逆モーター16を逆方向回転させて冷凍機5を再生モードとし、これによりシールド9及びクライオパネル10の昇温を行う。この通常の再生処理は、第2段用温度センサー19により測定される第2段冷凍ステージ8の温度が目標再生温度(図4にT1目標温度と示す)まで実施される。
ここで、図4を用いて本実施例に係る再生時間と、比較例における再生時間を比較する。具体的には、比較例の温度Tc2(第2段冷凍ステージの温度)と、本実施例に係る温度T2(第2段冷凍ステージ8温度)が、T1目標温度に達する時間を比較する。すると、比較例では時刻t4においてT1目標温度に達するのに対し、本実施例に係るクライオポンプ1では時刻t3においてT1目標温度に達していることが分かる。よって、本実施例は比較例に比べ、時間ΔTだけ再生時間の短縮が図れたことが分かる。これは、本実施例に係るクライオポンプ1では、通常の再生処理を実施する前に、導入ガスの排出効率が高いプレラフ&パージ処理を実施したことに起因している。このように、本実施例に係るクライオポンプ1及び再生方法によれば、再生処理の効率化を図ることができ、これにより昇温時間の短縮を図ることができる。
図1は、本発明の一実施例であるクライオポンプの構成図である。 図2は、コントローラのハード構成を示す図である。 図3は、本発明の一実施例であるクライオポンプの再生処理のフローチャートである。 図4は、本発明の一実施例であるクライオポンプを示しており、クライオパネル等に固体状ガスが凝縮した状態を示す図である。 図5は、本発明の一例であるクライオポンプの遷移図である。 図6は、本発明の一実施例であるクライオポンプを示しており、再生処理により液状ガスが真空容器に溜まった状態を示す図である。 図7は、本発明の一実施例であるクライオポンプを示しており、減圧沸騰状態を示す図である。 図8は、本発明の一実施例であるクライオポンプを示しており、減圧沸騰により飛散した液状ガスが再び凝縮した状態を示す図である。 図9は、本発明の一実施例であるクライオポンプを示しており、減圧沸騰により飛散し凝縮した固体状ガスが再び液状ガスとなった状態を示す図である。
符号の説明
1 クライオポンプ
3 圧縮機
4 真空容器
5 冷凍機
7 第1段冷凍ステージ
8 第2段冷凍ステージ
9 シールド
10 クライオパネル
13 粗引きポンプ
13A 粗引き配管
14 第1段シリンダー
14A 第1段ディスプレーサー
15 第2段シリンダー
15A 第2段ディスプレーサー
16 可逆モーター
17 パージ配管
18 第1段用温度センサ
19 第2段用温度センサ
21 固体状ガス
22 液状ガス
25 パージバルブ
26 ラフバルブ
27 ベントバルブ
28 圧力センサ
30 コントローラ

Claims (6)

  1. 真空容器と、
    該真空容器内に配設されたクライオパネル及びシールドと、
    該クライオパネル及びシールドを冷却することにより前記真空容器内のガスを凝縮させる冷凍機と、
    前記真空容器にパージガスを供給処理するパージガス供給手段と、
    前記真空容器内の前記ガスを吸引処理する吸引手段と、
    再生における昇温途中に、前記パージガス供給手段による前記真空容器へのパージガスの供給処理と、前記吸引手段による前記真空容器内からの前記ガスの吸引処理とを繰り返し実施する制御手段とを有することを特徴とするクライオポンプ。
  2. 前記真空容器内に温度センサーを設けると共に、
    前記制御手段は、該温度センサーの出力により前記真空容器内の温度が前記ガスが固液二相で共存する温度であると判断した際、前記真空容器へのパージガスの供給処理と、前記真空容器内からの前記ガスの吸引処理とを繰り返し実施することを特徴とする請求項1記載のクライオポンプ。
  3. 前記真空容器内から前記ガスを吸引処理する時間は、前記液化した前記ガスが前記真空容器内で減圧沸騰しうる時間に設定されていることを特徴とする請求項1または2記載のクライオポンプ。
  4. 真空容器と、該真空容器内に配設されたクライオパネル及びシールドと、該クライオパネル及びシールドを冷却することにより前記真空容器内のガスを凝縮させる冷凍機と、前記真空容器にパージガスを供給処理するパージガス供給手段と、前記真空容器内の前記ガスを吸引処理する吸引手段とを有するクライオポンプの再生方法において、
    再生における昇温途中に、前記パージガス供給手段による前記真空容器へのパージガスの供給処理と、前記吸引手段による前記真空容器内からの前記ガスの吸引処理とを繰り返し実施することを特徴とするクライオポンプの再生方法。
  5. 前記クライオパネル上に凝縮したガスの温度が固液二相で共存する温度となった際、前記真空容器へのパージガスの供給処理と前記真空容器内からの前記ガスの吸引処理とを繰り返し実施する処理を開始することを特徴とする請求項4記載のクライオポンプの再生方法。
  6. 前記真空容器内から前記ガスを吸引処理する時間は、前記液化した前記ガスが前記真空容器内で減圧沸騰しうる時間に設定されていることを特徴とする請求項4または5記載のクライオポンプの再生方法。
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JPH0552369A (ja) * 1991-08-20 1993-03-02 Toto Ltd 蓄熱式空調システム
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