JP4592841B2

JP4592841B2 - Cake processing method and fine grained cake prepared by this method

Info

Publication number: JP4592841B2
Application number: JP14913299A
Authority: JP
Inventors: 実横倉
Original assignee: Okutama Kogyo Co Ltd
Current assignee: Okutama Kogyo Co Ltd
Priority date: 1999-05-28
Filing date: 1999-05-28
Publication date: 2010-12-08
Anticipated expiration: 2019-05-28
Also published as: JP2000334495A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、砕石工場で副生される砕石フィルタープレスケーキを効率的に処理して有効に活用するための処理技術に関するものである。
【０００２】
砕石工場で副生される、砕石フィルタープレスケーキは、通常、産業廃棄物として排出される。
【０００３】
従来、ケーキにその改良剤を添加して再生させ、有効利用する技術が実施されている。例えば、土木、建築等の建設産業においては、ケーキに生石灰系又はセメント系の土質改良剤を添加してこれを改良する方法が従来より行なわれている。その一般的方法として、ケーキに土質改良剤を添加し、これを２軸のパドル式ミキサーや多軸式解砕混合機（例えば特開平９−９９２４５号公報）等で混合し解砕する（以下、先行技術１という）。しかし、このような方法では、ケーキを粒径２０ｍｍ程度までしか加工処理できないので、その処理目的は、ケーキを堆積させた場合の強度の向上やケーキを廃棄する場合の取扱い性の改善（付着性の改善）等に留まっている。
【０００４】
また、特開昭６４−４２９８号公報には、フィルタープレスケーキの処理方法として、砕石プラントに生ずる原石山の風化岩と剥土に当該ケーキを生石灰と共に添加し、予備混合し、解砕混合し、そして篩い分けして路床土の埋め戻し材として活用する技術が開示されている。この場合には、風化岩及び剥土とケーキとの処理品は、粒子径１０ｍｍアンダー（１０ｍｍ未満を指す。以下同じ）まで小さくでき、路床土の埋め戻し材に利用される（以下、先行技術２という）。
【０００５】
一方、砕石工場で副生するフィルタープレスケーキを粒径数ｍｍまで小さく加工処理する方法があり、得られたケーキは河川の不透水層施工材として使用される。この方法は、ケーキと生石灰とを混合したものを数日間養生し、ケーキ中の水分と石灰とを反応させて細粒化すると同時に、その反応熱によりケーキ中の水分を蒸発させてケーキを乾燥させた後に解砕機で解砕し、数ｍｍの粒径にまで加工するというものである（以下、先行技術３という）。しかし、この方法では、ケーキの養生工程が必要であり、設備が複雑になると共に、養生ヤード等の設置場所が必要となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、建設産業において砕石工場で副生されるフィルタープレスケーキについては、先行技術１や２によれば、粒子径が１０ｍｍアンダーまで細粒化処理される。しかし、砕石路床材については、粒径を５ｍｍ以下に加工することにより、従来の砕石路盤材であるＣ−４０、Ｍ−４０（以上、ＪＩＳＡ５００１「道路用砕石」）、あるいは道路舗装廃材を主原料として製造し、Ｃ−４０の品質規格に準じたＲＣ−４０（東京都提示規格）に対してある一定の比率で混合して使用することが可能となり、砕石ケーキを製品として有効活用することができるので、砕石工場にとって多大の効果がもたらされる。従って、先行技術１及び２の一層の改善が望まれる。一方、先行技術３によれば、粒径数ｍｍまでの細粒化が可能であるが、処理効率及び設備コスト高等の問題がある。
【０００７】
従って、この発明の目的は、砕石工場で副生されるフィルタープレスケーキの粒径を５ｍｍ程度以下の細粒化処理されたケーキに、効率的に低コストで処理することが可能な、ケーキの処理方法及びこの方法により処理されたケーキを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記観点から試験研究を重ねた結果、下記知見を得た。
【０００９】
一般に、ケーキを数ｍｍ以下の細粒に処理する装置としては、バッチ式高速カッターミキサー（通称アイリッヒミキサー）が知られている。なお、本発明者等の特許出願中に係るベルトコンベア上に高速カッター（チョッパー）を配置した連続式分散造粒機等も同様の処理に適する。カッターによるケーキの解砕ないし剪断が進行するにつれて、ケーキの表面に水分が遊離し、解砕された細粒ケーキが再凝集を起こすので、ケーキの細粒化、即ち粒径分布には限界がある。
【００１０】
そこで、本発明者等は、初めにケーキを圧延して薄板状に加工することにより比表面積の増大を図り、同時に生石灰系あるいはセメント系改良剤を添加することにより、ケーキ表面に生石灰あるいはセメントを付着させ、ケーキ相互の付着による再凝集を防止すると共に、圧延加工時にケーキ表面に遊離した水分を速やかに改良剤と反応させることができることを知見した。こうして、次工程における上記の連続式分散造粒機あるいはバッチ式高速カッター等によるケーキの分散処理所要時間を短縮することが可能となり、ケーキの再凝集を防止し、従来よりもケーキを細粒化することができ、その細粒化率を高めることが可能であることを実証した。
【００１１】
この発明は、上記知見と実証に基づきなされたものであり、その要旨は下記の通りである。即ち、請求項１記載のケーキの処理方法は、砕石フィルタープレスケーキに、生石灰またはセメントからなるケーキ改良剤を添加し、前記ケーキ改良剤が添加されたケーキをロールにより薄板状に圧延加工してケーキの比表面積を増大させ、当該ケーキと前記ケーキ改良剤との反応を促進させると共に、当該ケーキ相互の付着凝集を防止し、こうして得られたケーキに、剪断のみ、分散のみ、又は、剪断及び／又は分散と造粒との両方の処理を施し、そして所定粒度のケーキに調製し、前記圧延加工は、スクレーパーを備えた２軸の平ロール圧延機により行うことに特徴を有するものである。
【００１２】
請求項２記載のケーキの処理方法は、砕石フィルタープレスケーキをロールにより薄板状に圧延加工してその比表面積を増大させ、得られたケーキに、生石灰またはセメントからなるケーキ改良剤を添加して、当該ケーキとケーキ改良剤との反応を促進させると共に、当該ケーキ相互の付着凝集を防止し、こうして得られたケーキに、剪断のみ、分散のみ、又は、剪断及び／又は分散と造粒との両方の処理を施し、そして所定粒度のケーキに調製し、前記圧延加工は、スクレーパーを備えた２軸の平ロール圧延機により行うことに特徴を有するものである。
【００１３】
請求項３記載の細粒化処理ケーキは、請求項１又は請求項２記載のケーキの処理方法により処理されたケーキであって、分級処理により当該ケーキの所定粒度が実質的に５ｍｍ未満に調製されていることに特徴を有するものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
次に、この発明を図面を参照しながら説明する。
【００１５】
図１に、本発明のケーキの処理方法を説明するフローの一例を示す。同図に示すように、ケーキ１と生石灰等のケーキ改良剤１４との混合物１５を圧延機３に投入し、薄板状ケーキ４に加工する。次いで、ベルトコンベア５上で、始めに、縦切りカッター６で、コンベアベルト５の進行方向と平行な方向にケーキ１を切断する。次に、縦切りされたケーキを横切りカッター７で、コンベアベルト５の進行方向と直角な方向に切断する。図３に縦切りカッター６例の概略図を、そして、図４に横切りカッター７例の概略図を示す。いずれも（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。但し、上記縦切り及び横切りの工程は適宜省略する。
【００１６】
次に、連続式分散造粒機９又はバッチ式高速カッターミキサー８等、剪断機能のみ、分散機能のみ、又は、剪断及び／又は分散機能と造粒機能とを備えた、いわゆる分散造粒装置１６で処理する。。このようにしてケーキ１を剪断、分散ないし造粒処理した後、篩分け装置１０で分級する。篩分け装置１０としては、回転多盤式分級機あるいは振動篩い等を用いる。
【００１７】
上述したケーキの処理フローにおいて、圧延処理を行なう装置３としては、ケーキ１を薄板状に圧延加工することができる、２軸の平ロール圧延機１２を用いる。ケーキ１の圧延においてはロール表面にその付着が発生するので、平ロール１１にスクレーパー１３を備えた二軸の平ロール圧延機１２を用いる。
【００１８】
上記のケーキ処理フローおいて、篩分け装置１０により、所定の篩目サイズ、例えば５ｍｍサイズで分級を行なう。ケーキは一般にかなりの水分を含有しているので、篩い目が閉塞しない方式の篩分け装置を選定する事が重要である。この観点から回転多盤式分級機が望ましい。こうして、粒径５ｍｍ未満のケーキを調製する。
【００１９】
縦切りカッター６及び横切りカッター７による剪断処理工程、及び、回転多盤式分級機や振動篩い等による分級処理工程の実施、不実施は、処理対象ケーキの物性及び調製目標粒度に応じて決める。
【００２０】
この発明におけるケーキ処理メカニズムの最大の特徴は、ケーキを薄板状に圧延してその比面積を増大させ、増大したケーキ表面にケーキ改良材を均一に付着させ、ケーキ相互の付着による再凝集を防止すると共に、圧延加工時にケーキ表面に遊離した水分を改良剤と速やかに反応させて再凝集を抑制することにより、以降の適切な処理工程と組み合わせることにより、目標とする粒径のケーキを調製することにある。また、上記処理メカニズムからわかるように、ケーキ表面にケーキ改良材を均一に付着させることができる方法であれば、ケーキへのケーキ改良材の添加時期は、他の工程条件の利便性を考慮してその圧延加工処理の前後のいずれでもよい。一般には、圧延時のケーキ改良材のケーキへの練混み効果があるので、圧延前にこれを添加するのが望ましい。
【００２１】
このようにして、処理対象ケーキの物性と調製目標の粒径に応じて、圧延加工によるケーキの厚さを決めること、圧延加工後ケーキの剪断、分散及び造粒の内、各機能を適宜備えた装置を適切に組み合わせて使用すること、並びに、ケーキ改良剤の種類及び添加量を調整することにより、効率よく目標粒径のケーキを調製することができる。
【００２２】
【実施例】
この発明を実施例により更に説明する。
【００２３】
図１に示したケーキの処理フローに準じた工程により、砕石フィルタープレスケーキを処理した。即ち、砕石フィルタープレスケーキに生石灰を３％添加し、これを平ロール圧延機で厚さ５ｍｍの薄板状ケーキに圧延加工した。圧延加工には、図２に示したスクレーパー１３付きの平ロール圧延機１２を用いた。ケーキ１は比面積の増大に伴い、ケーキ改良材１４としての生石灰が表面に均一に付着して、圧延加工中及び後においてケーキ相互の付着による再凝集が抑制されると共に、圧延加工中にケーキ表面に遊離した水分が改良剤と速やかに反応する。
【００２４】
こうして得られた薄板状ケーキ４を連続式分散造粒機９に装入した。連続式分散造粒機９を用いると、薄板状ケーキ４に剪断、分散及び造粒作用が生じて、ケーキ粒子を更に細粒化することができた。また、同時にケーキ粒子の強度も向上させることができた。
【００２５】
この剪断、分散及び造粒作用は、コンベアベルト５’上に、その長手方向にコンベアベルト５’の進行方向に逆らって回転するチョッパーを備えた連続式分散造粒装置９で、当該コンベアベルト５’上の薄板状ケーキをチョッパーの剪断と流動との複合作用により、緻密に凝集した粒子に一旦分散させると共に、薄板状ケーキを構成している粒子間の結合水を結合粒子表面に滲み出させる。このように、チョッパーの直接駆動力によるケーキの剪断と、チョッパーの間接駆動力によるケーキの流動とのバランスにより、強固で適切な粒径に分散させると共に造粒する。
【００２６】
上記分散造粒過程で形成された、表面に水分が滲み出たケーキの結合粒子に、生石灰が均一に付着してこれと反応する。その結果、生石灰粒子表面に消石灰の薄膜が形成し、ケーキ粒子を適切に乾燥させると共に造粒作用によりこれに強度が付与され、且つその流動性を高められる。こうして、ケーキは剪断、分散、乾燥及び造粒により所定の物性を付与された細粒処理ケーキ１８に調製することができた。これを回転多盤式分級機で篩分けして、５ｍｍアンダーの細粒化ケーキ１９と＋５ｍｍの篩い上の細粒化ケーキ２０とを得た。
【００２７】
この試験では、砕石フィルタープレスケーキに、薄板状の圧延加工を実施した場合と実施しなかった場合とについて、ケーキの細粒化効果の違いを試験すると共に、ケーキの細粒化効果に及ぼす連続式分散造粒機９による処理程度の影響についても試験した。上記連続式分散造粒機９には、ベルトコンベア５’上に５基の回転チョッパーが所定の間隔を開けて設けられている。この試験においては、チョッパーによるケーキの処理回数を２〜８回まで変化させた。ここで、ケーキのチョッパーによる処理回数がｎとは、ケーキが累計ｎ基のチョッパーを通って処理されることを指す。
【００２８】
図５に、上記試験結果を示す。ケーキを圧延処理した場合（実施例）と圧延処理しなかった場合（比較例）とについて、得られたケーキの細粒化状況を粒子径が５ｍｍアンダーのものの割合で比較する。実施例によれば、チョッパー処理回数６で、８０％強の細粒化ケーキが得られ、チョッパー処理回数を更に増やして８回以上にすると、９０％以上が細粒化されている。
【００２９】
これに対して、比較例によれば、同じくチョッパー処理回数６では、５０％弱の細粒化に留まり、チョッパー処理回数を８回以上に増やしても細粒化の割合は５０％強に留まり、これ以上チョッパー処理回数を増やしても、ケーキの細粒化の割合は増大せず飽和傾向を示す。なお、実施例においても、チョッパー処理回数を８回以上に増やしても、ケーキの細粒化割合は、９５％程度で飽和する。上記細粒化の飽和傾向は、連続式分散造粒機９における造粒作用が持続するためである。
【００３０】
前述したように、砕石フィルタープレスケーキを細粒化処理して、これを砕石路盤材あるいは再生路盤材に一定比率で混合して使用可能とするためには、粒径５ｍｍ以下の細粒化比率を、目安として９０％以上に確保することが望まれる。
かかる観点から、上記実施例により、砕石フィルタープレスケーキの有効利用が可能となる。
【００３１】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、砕石工場で発生する砕石フィルタープレスケーキを設備費及び運転費共に安価で効率よく細粒化することができる。その結果、従来有効活用が困難であった砕石フィルタープレスケーキの活用が可能となる。このような砕石フィルタープレスケーキの処理方法及びこの方法で調製された砕石フィルタープレスケーキを提供することができ、工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のケーキの処理方法を説明するフローの一例である。
【図２】スクレーパーを備えた二軸の平ロール圧延機の概念図である。
【図３】縦切りカッターの概念図である。
【図４】横切りカッターの概念図である。
【図５】実施例及び比較例における、チョッパー処理回数と５ｍｍアンダーの細粒化処理ケーキの割合との関係を、実施例及び比較例で比較するグラフである。
【符号の説明】
１ケーキ
２生石灰
３圧延機
４薄板状ケーキ
５、５’ コンベアベルト
６縦切りカッター
７横切りカッター
８バッチ式高速カッターミキサー
９連続式分散造粒機
１０篩分け装置
１１回転多盤式分級機
１２平ロール圧延機
１３スクレーパー
１４ケーキ改良剤
１５混合物
１６分散造粒装置
１７チョッパー
１８細粒処理ケーキ
１９５ｍｍアンダー細粒化ケーキ
２０＋５ｍｍ細粒化ケーキ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a processing technique for efficiently processing and effectively using a crushed stone filter press cake by-produced in a crushed stone factory .
[0002]
The crushed stone filter press cake by-produced in the crushed stone factory is usually discharged as industrial waste.
[0003]
Conventionally, the technique which adds the improving agent to a cake, regenerates, and uses effectively is implemented. For example, in the construction industry such as civil engineering and construction, a method for improving a cake by adding a quicklime-based or cement-based soil conditioner has been conventionally performed. As a general method, a soil conditioner is added to the cake, and this is mixed and pulverized with a biaxial paddle mixer, a multiaxial pulverizing mixer (for example, JP-A-9-99245) or the like (hereinafter referred to as “Powder”). , Referred to as Prior Art 1). However, in such a method, the cake can only be processed up to a particle size of about 20 mm, and the purpose of the treatment is to improve the strength when the cake is deposited and to improve the handling property when the cake is discarded (adhesiveness). Improvement).
[0004]
Japanese Patent Laid-Open No. 64-4298 discloses a method for treating filter press cake by adding the cake together with quicklime to weathered rocks and stripping of a rough rock produced in a crushed stone plant, premixing, and crushing and mixing. And the technique which sifts and uses as a backfill material of a roadbed soil is disclosed. In this case, the treated product of weathered rock and exfoliated soil and cake can be reduced to an under 10 mm particle size (less than 10 mm; the same applies hereinafter) and used as a backfill material for roadbed soil (hereinafter referred to as the preceding). Technology 2).
[0005]
On the other hand, there is a method of processing a filter press cake by-produced at a crushed stone plant as small as a particle size of several mm, and the obtained cake is used as a material for constructing an impermeable layer in a river. In this method, a mixture of cake and quicklime is cured for several days, the moisture in the cake reacts with lime to make fine particles, and at the same time, the moisture in the cake is evaporated by the heat of reaction to dry the cake. Then, it is crushed by a crusher and processed to a particle size of several mm (hereinafter referred to as Prior Art 3). However, this method requires a cake curing process, which complicates the equipment and requires an installation place such as a curing yard.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, according to the prior arts 1 and 2, the filter press cake produced as a by-product in a crushed stone factory in the construction industry is subjected to a fine graining process until the particle diameter is under 10 mm. However, for crushed stone roadbed materials, by processing the particle size to 5 mm or less, C-40, M-40 (above, JIS A5001 “road crushed stone”), or road pavement waste material, which is a conventional crushed stone roadbed material. Can be mixed and used at a certain ratio to RC-40 (Tokyo standard) according to C-40 quality standards, and crushed cake can be used effectively as a product. This can have a tremendous effect on the quarry factory. Therefore, further improvement of the prior arts 1 and 2 is desired. On the other hand, according to the prior art 3, it is possible to reduce the particle size to several mm, but there are problems such as processing efficiency and high equipment cost.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a cake of a filter press cake produced as a by-product in a lithotrip factory, which can be efficiently processed at a low cost into a finely pulverized cake having a particle size of about 5 mm or less . It is in providing the processing method and the cake processed by this method.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors obtained the following findings as a result of repeated test studies from the above viewpoint.
[0009]
In general, a batch type high-speed cutter mixer (commonly known as Eirich mixer) is known as an apparatus for processing cake into fine grains of several mm or less. In addition, the continuous dispersion granulator etc. which arrange | positioned the high-speed cutter (chopper) on the belt conveyor based on the patent application of this inventor etc. are suitable for the same process. As the cake is crushed or sheared by the cutter, moisture is released on the surface of the cake and the crushed fine cake re-agglomerates, so there is a limit to the fineness of the cake, that is, the particle size distribution. is there.
[0010]
Therefore, the inventors first increased the specific surface area by rolling the cake and processing it into a thin plate, and at the same time adding quicklime or cement-based improving agent to add quicklime or cement to the cake surface. It was found that, while preventing re-aggregation due to adhesion between cakes, moisture released on the cake surface during rolling can be reacted with the improver quickly. In this way, it is possible to shorten the time required for the dispersion process of the cake by the above-mentioned continuous dispersion granulator or batch type high-speed cutter in the next process, preventing cake re-agglomeration and making the cake finer than before. It was proved that it is possible to increase the fineness rate.
[0011]
The present invention has been made on the basis of the above knowledge and verification, and the gist thereof is as follows. That is, the cake processing method according to claim 1 adds a cake improver made of quicklime or cement to a crushed stone filter press cake, and rolls the cake to which the cake improver is added into a thin plate shape by a roll. The specific surface area of the cake is increased, the reaction between the cake and the cake improver is promoted, and adhesion and agglomeration between the cakes are prevented. Thus, the cake thus obtained is shear-only, dispersion-only, or shear and It is characterized in that both the dispersion and granulation treatments are performed and a cake having a predetermined particle size is prepared, and the rolling process is performed by a twin-screw flat roll mill equipped with a scraper.
[0012]
The method for treating a cake according to claim 2 is a method in which a crushed stone filter press cake is rolled into a thin plate shape by a roll to increase its specific surface area, and a cake improver made of quick lime or cement is added to the obtained cake. Promotes the reaction between the cake and the cake improver and prevents the cake and agglomeration between the cakes, and the cake thus obtained is subjected to shear only, dispersion only, or shear and / or dispersion and granulation. Both treatments are performed, and a cake having a predetermined grain size is prepared. The rolling process is characterized by being performed by a twin-screw flat roll mill equipped with a scraper.
[0013]
The finely-grained cake according to claim 3 is a cake processed by the cake processing method according to claim 1 or claim 2, and the predetermined grain size of the cake is substantially less than 5 mm by classification. It has the characteristics in being made.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
In FIG. 1, an example of the flow explaining the processing method of the cake of this invention is shown. As shown in the figure, a mixture 15 of a cake 1 and a cake improving agent 14 such as quicklime is put into a rolling mill 3 and processed into a thin plate cake 4. Next, on the belt conveyor 5, first, the cake 1 is cut by a longitudinal cutting cutter 6 in a direction parallel to the traveling direction of the conveyor belt 5. Next, the vertically cut cake is cut by a crossing cutter 7 in a direction perpendicular to the traveling direction of the conveyor belt 5. FIG. 3 shows a schematic diagram of six vertical cutting cutters, and FIG. 4 shows a schematic diagram of seven horizontal cutting cutters. In either case, (a) is a front view and (b) is a side view. However, the vertical cutting and horizontal cutting processes are omitted as appropriate.
[0016]
Next, a so-called dispersion granulator 16 having a shearing function only, a dispersion function only, or a shearing and / or dispersion function and a granulation function, such as a continuous dispersion granulator 9 or a batch type high-speed cutter mixer 8. Process with. . The cake 1 is thus sheared, dispersed or granulated, and then classified by the sieving device 10. As the sieving device 10, a rotary multi-plate classifier or a vibration sieve is used.
[0017]
In the cake processing flow described above, a biaxial flat roll mill 12 that can roll the cake 1 into a thin plate shape is used as the rolling device 3 . In the rolling of the cake 1, the adhesion occurs on the roll surface. Therefore, a biaxial flat roll mill 12 having a flat roll 11 and a scraper 13 is used.
[0018]
In the cake processing flow, classification is performed by a sieving device 10 with a predetermined sieve size, for example, 5 mm. Since cakes generally contain a considerable amount of water, it is important to select a sieving apparatus that does not clog the sieve mesh. From this viewpoint, a rotating multi-plate classifier is desirable. Thus, a cake having a particle size of less than 5 mm is prepared.
[0019]
Whether or not to perform the shearing process by the vertical cutting cutter 6 and the horizontal cutting cutter 7 and the classification process by a rotary multi-panel classifier or a vibration sieve is determined according to the physical properties of the cake to be processed and the target particle size of the preparation.
[0020]
The greatest feature of the cake processing mechanism in the present invention is that the cake is rolled into a thin plate to increase its specific area, and the cake improving material is uniformly attached to the increased cake surface, preventing re-aggregation due to adhesion between cakes. At the same time, the moisture released on the cake surface during the rolling process is quickly reacted with the improver to suppress re-aggregation, thereby preparing a cake having a target particle size by combining with subsequent appropriate processing steps. There is. In addition, as can be seen from the above processing mechanism, when the cake improving material can be uniformly attached to the cake surface, the addition timing of the cake improving material to the cake takes into account the convenience of other process conditions. Either before or after the rolling process. In general, since there is a kneading effect on the cake of the cake improving material during rolling, it is desirable to add this before rolling.
[0021]
Thus, according to the physical properties of the cake to be treated and the target particle size, the thickness of the cake by rolling is determined, and each of the shearing, dispersion and granulation of the cake after rolling is appropriately provided. The cake having a target particle diameter can be efficiently prepared by using a suitable combination of the above-mentioned apparatuses and adjusting the kind and amount of addition of the cake improving agent.
[0022]
【Example】
The invention is further illustrated by the examples.
[0023]
The crushed stone filter press cake was processed by the process according to the processing flow of the cake shown in FIG. That is, 3% of quicklime was added to the crushed stone filter press cake, and this was rolled into a thin plate cake having a thickness of 5 mm by a flat roll mill. A flat roll mill 12 with a scraper 13 shown in FIG. 2 was used for the rolling process. As the specific area of the cake 1 increases, quick lime as the cake improving material 14 uniformly adheres to the surface, and re-aggregation due to the mutual adhesion of the cake is suppressed during and after the rolling process, and the cake during the rolling process Moisture released to the surface reacts quickly with the modifier.
[0024]
The thin plate cake 4 thus obtained was charged into a continuous dispersion granulator 9. When the continuous dispersion granulator 9 was used, the thin plate cake 4 was sheared, dispersed, and granulated, and the cake particles could be further refined. At the same time, the strength of the cake particles could be improved.
[0025]
This shearing, dispersing, and granulating action is performed by the continuous dispersing granulator 9 having a chopper that rotates on the conveyor belt 5 ′ in the longitudinal direction against the traveling direction of the conveyor belt 5 ′. 'The upper lamellar cake is once dispersed into densely agglomerated particles by the combined action of shear and flow of chopper, and the bound water between the particles constituting the lamellar cake exudes to the surface of the bound particles. . In this way, the cake is granulated while being dispersed to a strong and appropriate particle size by a balance between the shearing of the cake by the direct driving force of the chopper and the flow of the cake by the indirect driving force of the chopper.
[0026]
Quick lime uniformly adheres to and reacts with the bonded particles of the cake, which is formed in the dispersion granulation process, and moisture has exuded on the surface. As a result, a thin film of slaked lime is formed on the surface of the quicklime particles, the cake particles are appropriately dried, the strength is imparted thereto by the granulating action, and the fluidity is enhanced. Thus, the cake could be prepared into a fine-grain treated cake 18 given predetermined physical properties by shearing, dispersing, drying and granulation. This was sieved with a rotary multi-plate classifier to obtain a refined cake 19 of 5 mm under and a refined cake 20 on a +5 mm sieve.
[0027]
In this test, the crushed stone filter press cake was tested for the difference in the grain refinement effect between the case where the thin plate-like rolling process was performed and the case where it was not performed, and the continuous effect on the grain refinement effect of the cake. The influence of the degree of treatment by the type dispersion granulator 9 was also tested. In the continuous dispersion granulator 9, five rotating choppers are provided on the belt conveyor 5 'at a predetermined interval. In this test, the number of times the cake was processed by the chopper was varied from 2 to 8 times. Here, the number of times the cake is processed by the chopper means that the cake is processed through a total of n choppers.
[0028]
FIG. 5 shows the test results. For the case where the cake was rolled (Example) and the case where the cake was not rolled (Comparative Example), the finely divided state of the obtained cake was compared with the ratio of those having a particle diameter of 5 mm or less. According to the example, a finely pulverized cake of 80% or more is obtained with the number of chopper treatments of 6, and when the number of chopper treatments is further increased to 8 times or more, 90% or more is refined.
[0029]
On the other hand, according to the comparative example, when the number of chopper treatments is 6, the fine graining is less than 50%, and even when the number of chopper treatments is increased to 8 or more, the proportion of fine graining remains only over 50%. Even if the number of chopper treatments is further increased, the ratio of cake refinement does not increase but shows a saturation tendency. Even in the examples, even if the number of chopper treatments is increased to 8 or more, the fineness ratio of the cake is saturated at about 95%. The saturation tendency of the above-mentioned fine granulation is because the granulating action in the continuous dispersion granulator 9 is sustained.
[0030]
As mentioned above, in order to make a crushed stone filter press cake finely divided and mix it with a crushed stone roadbed material or a recycled roadbed material at a certain ratio, it is possible to use a finely divided ratio having a particle size of 5 mm or less. It is desirable to secure 90% or more as a guide.
From this point of view, the above embodiment enables effective use of the crushed stone filter press cake.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a crushed stone filter press cake generated at a crushed stone factory can be efficiently and finely divided into both equipment and operation costs. As a result, it is possible to utilize a crushed stone filter press cake that has been difficult to use effectively. Such lithotripsy filter press cake processing methods and can provide crushed stone filter press cake prepared in this way, industrially useful effects are provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an example of a flow explaining a cake processing method of the present invention.
FIG. 2 is a conceptual diagram of a twin-screw flat roll rolling mill equipped with a scraper.
FIG. 3 is a conceptual diagram of a vertical cutting cutter.
FIG. 4 is a conceptual diagram of a crossing cutter.
FIG. 5 is a graph comparing the relationship between the number of chopper treatments and the proportion of a finely-grained cake under 5 mm in Examples and Comparative Examples in Examples and Comparative Examples.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cake 2 Quicklime 3 Rolling machine 4 Sheet cake 5, 5 'Conveyor belt 6 Longitudinal cutter 7 Transverse cutter 8 Batch type high-speed cutter mixer 9 Continuous dispersion granulator 10 Sieving device 11 Rotary multi-plate classifier 12 Flat Roll rolling machine 13 Scraper 14 Cake improver 15 Mixture 16 Dispersion granulator 17 Chopper 18 Fine grained cake 19 5mm under fine grain cake 20 + 5mm fine grain cake

Claims

砕石フィルタープレスケーキに、生石灰またはセメントからなるケーキ改良剤を添加し、前記ケーキ改良剤が添加されたケーキをロールにより薄板状に圧延加工してケーキの比表面積を増大させ、当該ケーキと前記ケーキ改良剤との反応を促進させると共に、当該ケーキ相互の付着凝集を防止し、こうして得られたケーキに、剪断のみ、分散のみ、又は、剪断及び／又は分散と造粒との両方の処理を施し、そして所定粒度のケーキに調製し、前記圧延加工は、スクレーパーを備えた２軸の平ロール圧延機により行うことを特徴とする、ケーキの処理方法。 A cake improver made of quicklime or cement is added to a crushed stone filter press cake, and the cake to which the cake improver is added is rolled into a thin plate by a roll to increase the specific surface area of the cake, and the cake and the cake The reaction with the improving agent is promoted and the cakes are prevented from adhering and agglomerating. The cake thus obtained is subjected to shear only, dispersion only, or both shear and / or dispersion and granulation. And the cake processing method characterized by preparing to the cake of predetermined particle size, and performing the said rolling process with the biaxial flat roll rolling mill provided with the scraper.

砕石フィルタープレスケーキをロールにより薄板状に圧延加工してその比表面積を増大させ、得られたケーキに、生石灰またはセメントからなるケーキ改良剤を添加して、当該ケーキとケーキ改良剤との反応を促進させると共に、当該ケーキ相互の付着凝集を防止し、こうして得られたケーキに、剪断のみ、分散のみ、又は、剪断及び／又は分散と造粒との両方の処理を施し、そして所定粒度のケーキに調製し、前記圧延加工は、スクレーパーを備えた２軸の平ロール圧延機により行うことを特徴とする、ケーキの処理方法。 A crushed stone filter press cake is rolled into a thin plate shape by a roll to increase its specific surface area, and a cake improver made of quick lime or cement is added to the obtained cake to react the cake with the cake improver. The cake thus obtained is prevented from cohesion and cohesion between the cakes, and the cake thus obtained is subjected to shear only, dispersion only, or both shear and / or dispersion and granulation, and a cake having a predetermined particle size. And the rolling process is performed by a twin-screw flat roll mill equipped with a scraper.

請求項１又は請求項２記載のケーキの処理方法により処理されたケーキであって、分級処理により当該ケーキの前記所定粒度が実質的に５ｍｍ未満に調製されていることを特徴とする細粒化処理ケーキ。 A cake processed by the cake processing method according to claim 1 or 2, wherein the predetermined grain size of the cake is substantially less than 5 mm by classification. Processing cake.