JP4591766B2 - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はレンズ鏡筒および撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラなどの撮像装置のレンズ鏡筒として鏡筒に設けられた対物レンズと、対物レンズの後方に配設され対物レンズによって導かれた被写体像を撮像素子に向けて反射するプリズムと、鏡筒に設けられプリズムが取着されるプリズム収容室とを有するものがある。
このようなレンズ鏡筒として、プリズム収容室が対物レンズに臨む前部の箇所に、プリズム前端を係合させるための凹部を形成し、プリズムの前端をこの凹部に係合させることで、プリズムをプリズム収容室に取着するように構成したものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−10410号公報
しかしながら、このような従来技術では、プリズム収容室において、前記凹部の前方箇所にこの凹部を形成しまたこの凹部を補強するための壁部を設けなければならず、プリズム収容室の前後方向の寸法を短縮化し、撮像装置の前後方向の寸法の短縮化を図る上で不利があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、プリズム収容室の前後方向の寸法を短縮でき、前後方向の厚さをコンパクト化する上で有利なレンズ鏡筒および撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明のレンズ鏡筒は、鏡筒に設けられた対物レンズと、前記対物レンズの後方に配設され前記対物レンズによって導かれた被写体像を撮像素子に向けて反射する反射面を有するプリズムと、前記鏡筒に設けられ前記プリズムが取着されるプリズム収容室とを備え、前記プリズムは、前記対物レンズから前記反射面に至る第1の光路の光軸と、前記反射面により前記被写体像が前記撮像素子側に向けて反射される第2の光路の光軸との双方の光軸を含む第1の面に対して直交する方向に偏位して配置され、前記プリズム収容室に前記反射面の外側のプリズム外面に臨む第1の壁面が設けられ、前記第1の壁面に前記反射面の外側のプリズム外面に当接可能な3つの第1位置決め用突起が設けられ、前記3つの第1位置決め用突起のうちの2つの突起は、前記偏位された側の前記プリズム外面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った両端箇所に当接するように配置され、前記3つの第1位置決め用突起のうちの残りの1つの突起は、前記偏位された側とは反対の側の前記プリズム外面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接するように配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、鏡筒に設けられた撮像素子と、前記鏡筒の内部で被写体像を前記撮像素子に導く光学系とを有するレンズ鏡筒を備える撮像装置であって、前記レンズ鏡筒は、前記鏡筒に設けられた対物レンズと、前記対物レンズの後方に配設され前記対物レンズによって導かれた被写体像を前記撮像素子に向けて反射する反射面を有するプリズムと、前記鏡筒に設けられ前記プリズムが取着されるプリズム収容室とを備え、前記プリズムは、前記光学系の光路のうち前記対物レンズから前記反射面に至る第1の光路の光軸と、前記反射面により前記被写体像が前記撮像素子側に向けて反射される第2の光路の光軸との双方の光軸を含む第1の面に対して直交する方向に偏位して配置され、前記プリズム収容室に前記反射面の外側のプリズム外面に臨む第1の壁面が設けられ、前記第1の壁面に前記反射面の外側のプリズム外面に当接可能な3つの第1位置決め用突起が設けられ、前記3つの第1位置決め用突起のうちの2つの突起は、前記偏位された側の前記プリズム外面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った両端箇所に当接するように配置され、前記3つの第1位置決め用突起のうちの残りの1つの突起は、前記偏位された側とは反対の側の前記プリズム外面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接するように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、プリズムを、対物レンズから反射面に至る第1の光路の光軸と、反射面により被写体像が撮像素子側に向けて反射される第2の光路の光軸との双方の光軸を含む第1の面に対して直交する方向に偏位して配置し、3つの第1位置決め用突起のうちの2つの突起を、偏位された側のプリズム外面の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った両端箇所に配置し、3つの第1位置決め用突起のうちの残りの1つの突起を、偏位された側とは反対の側のプリズム外面の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に配置したので、プリズム外面においてプリズムを安定した状態で位置決めできることは無論のこと、3つの第1位置決め用突起を含むプリズム収容室の前後方向の寸法を短縮でき、撮像装置の前後方向の厚さをコンパクト化することが可能となる。
プリズムを対物レンズから反射面に至る第1の光路の光軸と、反射面により被写体像が撮像素子側に向けて反射される第2の光路の光軸との双方の光軸を含む第1の面に対して直交する方向に偏位して配置し3つの第1位置決め用突起を配置することによって上記目的を実現した。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
本実施例では、本発明のレンズ鏡筒が撮像装置に組み込まれている場合について説明する。
図8は撮像装置を前方から見た斜視図、図9は撮像装置の正面図、図10は撮像装置の背面図、図11は撮像装置の平面図、図12は撮像装置の制御系を示すブロック図である。
なお、本明細書において左右は、撮像装置を前方から見た状態でいうものとし、また、被写体側を前方といい、撮像素子側を後方という。
図8〜図11に示すように、撮像装置100はデジタルスチルカメラであり、外装を構成するケース102を有している。
ケース102の右側部には、図中二点鎖線で示すように、本発明に係るレンズ鏡筒10が組み込まれている。
レンズ鏡筒10は、図12に示すように、鏡筒12と、鏡筒12に収容された撮像素子150と、鏡筒12に収容され被写体像を撮像素子150に導く光学系104などを備えている。
光学系104は対物レンズ14を備え、対物レンズ14はケース102前面に設けられたレンズ窓103を介してケース102前方に臨んで配置されている。
ケース102の前面上部中央箇所には、撮影補助光を出射するフラッシュ106、セルフタイマーランプ108などが設けられている。
ケース102の前面にはバリア110が上下にスライド可能に設けられ、このバリア110は、図8、図9に示すようにレンズ窓103、フラッシュ106、セルフタイマーランプ108を前方に露出させる下限位置と、これらレンズ窓103、フラッシュ106、セルフタイマーランプ108を覆う上限位置とにスライドされる。
ケース102の上端面には、撮像を行うためのシャッタボタン112、前記撮影光学系のズームを調整するためのズーム操作スイッチ114が設けられている。
ケース102の左側面の上部には、電源のオンオフを行う電源スイッチ(不図示)が設けられている。
ケース102の後面には、撮像した映像を表示するディスプレイ120が設けられ、ディスプレイ120の側方に、静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モードの切り換えを行なうためのモード切り換えスイッチ122や、ディスプレイ120上にメニューを表示させるためのメニュースイッチ124、ディスプレイ120上に表示されるメニューを選択するなどの操作を行うためのコントロールスイッチ126が設けられている。
また、ケース102の後面でディスプレイ120の下方に、ディスプレイ120上の表示のオンオフを行うための表示スイッチ128、画像サイズ切り換えスイッチ130などが設けられている。
図12に示すように、撮像素子150は、光学系104によって結像された被写体像を撮像するCCDやCMOSセンサなどで構成されている。
撮像素子150で撮像された像は撮像信号として画像処理部152に出力され、画像処理部152ではこの撮像信号に対して処理がなされることで静止画あるいは動画の画像データが生成され、メモリカード(記憶媒体)154に記録される。また、前記画像データは表示処理部156によりディスプレイ120に表示される。
さらに、撮像装置100は、シャッタボタン112、シャッタボタン112、ズーム操作スイッチ114、前記電源スイッチ、モード切り換えスイッチ122、メニュースイッチ124、コントロールスイッチ126、表示スイッチ128、画像サイズ切り換えスイッチ130などの操作スイッチの操作に応じて、画像処理部152、表示処理部156などを制御するCPUなどを含む制御部158を備えている。
図13はレンズ鏡筒10を前方から見た斜視図、図14はレンズ鏡筒10を後方の下方から見た斜視図である。
図15はレンズ鏡筒10の正面図、図16はレンズ鏡筒10の背面図、図17(A)は図15のA矢視図、(B)は図15のB矢視図、図18(C)は図15のC矢視図、(D)は図15のD矢視図である。
図19は図13のAA線断面図、図20は図13のBB線断面図である。
図21はレンズ鏡筒10の一部の構成を示す分解斜視図、図22はレンズ鏡筒10の残りの構成を示す分解斜視図である。
図23はズーム用可動レンズ群18、フォーカス用可動レンズ群20の斜視図である。
図13〜図22に示すように、光学系104は、上述の対物レンズ14の他に、反射部材としてのプリズム16と、ズーム用可動レンズ群18と、フォーカス用可動レンズ群20と、第1の固定レンズ群22と、第2の固定レンズ群24と、第3の固定レンズ群26と、ズーム用可動レンズ群18用の案内機構28と、フォーカス用可動レンズ群20用の案内機構30とを含んでいる。
さらに、光学系104には、ズーム用可動レンズ群18を移動させる駆動手段32と、フォーカス用可動レンズ群20を移動させる駆動手段34とが設けられている。
図13、図14に示すように、鏡筒12は、厚さと、厚さよりも大きな寸法の幅と、幅よりも大きな寸法の長さとを有する扁平な矩形板状を呈し、撮像素子150と光学系104とは鏡筒12の幅方向の中央からやや幅方向の一側寄りの部分で鏡筒12の長さ方向に沿って並べられて配置されている。
鏡筒12は、長さ方向において分割された第1鏡筒分割体1202および第2鏡筒分割体1204と、これら2つの鏡筒分割体1202,1204の間に挟まれる第3鏡筒分割体1206とで構成され、鏡筒12の長手方向の一方の半部に第1鏡筒分割体1202が位置し、鏡筒12の長手方向方の他方の半部に第2鏡筒分割体1204が位置し、これら第1鏡筒分割体1202および第2鏡筒分割体1204の間に第3鏡筒分割体1208が介在されている。
なお、本実施例では、図8、図9に示すように、レンズ鏡筒10(鏡筒12)の長さ方向が上下方向に向けて配置されることから、鏡筒12の上部に第1鏡筒分割体1202が位置し、鏡筒12の下部に第2鏡筒分割体1204が位置し、鏡筒12の上下方向の中央部に第3鏡筒分割体1208が位置している。そして、撮像装置100のケース102の前面に平行する鏡筒12の厚さ方向の一方の面が鏡筒12の前面となり、ケース102の後面に平行する他方の面が鏡筒12の後面となり、鏡筒12の幅方向の一方の面が左側面となり、他方の面が右側面となる。
したがって、鏡筒12は、その幅方向、長さ方向、厚さ方向を、撮像装置100のケース102の左右方向、上下方向、前後方向のそれぞれに合致させた状態でケース102内部に配置されることになる。
また、本実施例では、これら第1、第2、第3鏡筒分割体1202、1204、1206は合成樹脂材料によって形成されている。
図19、図20、図21に示すように、第1鏡筒分割体1202は前壁、後壁、左壁、右壁により扁平な直方体状に形成され、第1鏡筒分割体1202の内部には、断面が矩形で下面に開放状の部品収容空間1202Aが設けられており、対物レンズ14はその前面側にレンズ押え1402が位置し後面側に遮光枠1404が位置した状態で、第1鏡筒分割体1202の前面の上部に取着されている。
プリズム16は、対物レンズ14で捉えた像を下部に向けて(撮像素子150側に)反射させるものである。プリズム16は、部品収容空間1202Aで対物レンズ14の後方に臨む箇所に配置されている。
本実施例では、被写体像を撮像素子150に導く光学系104の光路が、対物レンズ14から後方に延在しプリズム16の反射面に至る第1の光路部分と、プリズム16の反射面から下方に延在し撮像素子150に至る第2の光路部分とで構成され、図19において符号O1は第1の光路部分の光軸を示し、符号O2は第2の光路部分の光軸を示している。
第1の固定レンズ群22とズーム用可動レンズ群18とは、部品収容空間1202A内でプリズム16の下方に配置されている。
第1の固定レンズ群22は、図21に示すように、第1鏡筒分割体1202の取付部に組み込まれる第1の固定レンズ2202と、この第1の固定レンズ2202を前記取付部に固定させる押え部材(遮光枠を兼ねる)2204とで構成されている。
図19、図20、図21に示すように、ズーム用可動レンズ群18は、第1のズームレンズ1802と、互いに貼り合わされた第2、第3のズームレンズ1804、1805とで構成されている。
これら第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805はズーム用レンズ枠1806により支持されている。
ズーム用レンズ枠1806は、駆動手段32によりメインガイド軸38およびサブガイド軸40に案内されつつそれらの光軸方向に沿って往復移動され、ズーム動作がなされる。
図23に示すように、ズーム用レンズ枠1806は、第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の周囲に位置しこれら第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805を保持する保持部1810と、この保持部1810から部品収容空間1202A内の幅方向に延在する延在部1812とを有している。
延在部1812には、図28、図21に示すように、鏡筒12の長手方向において互いに対向するフランジ1816、1816が設けられ、これらフランジ1816、1816には、同軸上にそれぞれ孔が設けられている。そして、それら孔に軸3602、3602が回転可能に挿入されることで、それらフランジ1816,1816の間に雌ねじ部材36が鏡筒12の長手方向に移動不能にかつ軸3602を支点に揺動可能に結合されている。この雌ねじ部材36はスプリング3601により互いに閉じる方向に付勢された一対のアームを有し、それらアームの向かい合う面にそれぞれ雌ねじ3604が設けられている。
また、図23に示すように、延在部1812には、ロッド挿通孔1814が設けられている。
ロッド挿通孔1814には、第1鏡筒分割体1202の長さ方向に延在する金属製のメインガイド軸38が滑動可能に挿通されている。このメインガイド軸38はその長さ方向の両端が第1鏡筒分割体1202の上面を構成する壁部と、第3鏡筒分割体1206の壁部とで支持されている。メインガイド軸38は第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の光軸と平行に直線状に延在しており、本実施例では第1鏡筒分割体1202の長さ方向に延在している。したがって、メインガイド軸38はズーム用可動レンズ群18を該ズーム用可動レンズ群18の光軸方向に案内している。
また、図23に示すように、延在部1812とは反対側に位置する保持部1810の箇所で部品収容空間1202Aの隅部に位置する箇所に係合溝1818が形成されている。
係合溝1818には、第1鏡筒分割体1202の長さ方向に延在するサブガイド軸40(図21)が滑動可能に挿通されている。したがって、サブガイド軸40はズーム用レンズ18がメインガイド軸38の回りに回転することを阻止している。サブガイド軸40は第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の光軸と平行に直線状に延在しており、本実施例では第1鏡筒分割体1202の長さ方向に延在している。
ズーム用可動レンズ群18用の案内機構28は、これらメインガイド軸38とサブガイド軸40によって構成されている。
図21、図23に示すように、ズーム用可動レンズ群18を移動させる駆動手段32は、鏡筒12の長さ方向に延在するホルダ3202と、ホルダ3202の上部に設けられたモータ3204と、ホルダ3202に沿って延在しモータ3204により回転駆動される雄ねじ部材3206とを有している。
ホルダ3202は第1鏡筒分割体1202の右側面の欠部に取着され、これにより雄ねじ部材3206が部品収容空間1202Aに位置し、モータ3204は第1鏡筒分割体1202の上面に位置する。
雄ねじ部材3206は雌ねじ部材36の雌ねじ3604に螺合され、したがってモータ3204の正逆転によりズーム用可動レンズ群18はメインガイド軸38およびサブガイド軸40に案内されつつそれらの光軸方向に沿って往復移動され、ズーム動作がなされる。
本実施例では、ズーム用可動レンズ群18とメインガイド軸38と雄ねじ部材3206とが第1鏡筒分割体1202の内部で第1鏡筒分割体1202の幅方向に並べられて配置され、サブガイド軸40はメインガイド軸38および雄ねじ部材3206とは反対側に位置するズーム用レンズ枠1806箇所に配置されることになる。
図19、図20、図21に示すように、第3鏡筒分割体1206は、部品収容空間1202A内に臨む内部部分1206Aと、部品収容空間1202Aの外側に臨む外部部分1206Bとを有している。
図21に示すように、第2の固定レンズ群24は、その光軸をズーム用可動レンズ群18の光軸と一致させて内部部分1206Aに取着され、第2固定レンズ24の後面にアイリス(絞り)42が配置されている。
このアイリス42は、光学系104の光軸を前記幅方向で挟んで配置された2枚の絞り羽根4202と、各絞り羽根4202を前記幅方向に移動可能に案内する案内部材4204とを備えている。
アイリス42は、第3鏡筒分割体1206の外部部分1206Bに取着された駆動部44により2枚の絞り羽根4202が接離する方向に移動されることで、2枚の絞り羽根4202が開閉されこれにより前記光軸に沿って進行する光束の光量を調節するように構成されている。
図22に示すように、第2鏡筒分割体1204は、前壁1205A、後壁1205B、左壁1205C、右壁1205Dにより直方体状に形成され、第2鏡筒分割体1204の内部には、断面が矩形で上下に開放された部品収容空間1204Aが形成されている。
第2鏡筒分割体1204の下部に撮像素子取付板46が取着され、撮像素子取付板46が取着されることで部品収容空間1204Aの下端は閉塞されている。したがって、本実施例では、第2鏡筒分割体1204は撮像素子取付板46を含んで構成されている。
フォーカス用可動レンズ群20と第3の固定レンズ群26は、部品収容空間1204A内に配置されている。
図22に示すように、フォーカス用可動レンズ群20は、互いに貼り合わされた第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004で構成されている。
これら第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004は、フォーカス用レンズ枠2006により支持されている。
フォーカス用レンズ枠2006は、駆動手段34によりメインガイド軸50およびサブガイド軸52に案内されつつそれらの光軸方向に沿って往復移動され、フォーカス動作がなされる。
図23に示すように、フォーカス用レンズ枠2006は、第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の周囲に位置しこれら第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004を保持する保持部2010と、この保持部2010から部品収容空間1204A内の幅方向に延在する延在部2012とを有している。
延在部2012には、図22に示すように、鏡筒12の長手方向において互いに対向するフランジ2016、2016が設けられ、これらフランジ2016、2016には、同軸上にそれぞれ孔が設けられている。そして、それら孔に軸4802,4802が回転可能に挿入されることで、それらフランジ2016、2016の間に雌ねじ部材48が鏡筒12の長手方向に移動不能にかつ軸4802を支点に揺動可能に結合されている。この雌ねじ部材48はスプリング4801により互いに閉じる方向に付勢された一対のアームを有し、それらアームの向かい合う面にそれぞれ雌ねじ4804が設けられている。
また、図22に示すように、延在部2012には、ロッド挿通孔2014が設けられている。
図22、図23に示すように、ロッド挿通孔2014には、金属製のメインガイド軸50が滑動可能に挿通されている。このメインガイド軸50はその長さ方向の両端が第3鏡筒分割体1206の壁部と、第2鏡筒分割体1204の下部に設けられた壁部とで支持されている。メインガイド軸50は第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の光軸と平行して直線状に延在しており、本実施例では第2鏡筒分割体1204の長さ方向に延在している。したがって、メインガイド軸50はフォーカス用可動レンズ群20を該フォーカス用可動レンズ28の光軸方向に案内している。
また、図23に示すように、延在部2012とは反対側に位置する保持部2010に係合溝2018が形成されている。
係合溝2018には、サブガイド軸52(図22)が滑動可能に挿通されている。したがって、サブガイド軸52はフォーカス用レンズ20がメインガイド軸50の回りに回転することを阻止している。サブガイド軸52は第2鏡筒分割体1204と一体に形成されており、したがって、合成樹脂製である。サブガイド軸52は第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の光軸と平行に直線状に延在しており、本実施例では第2鏡筒分割体1204の長さ方向に延在している。
フォーカス用可動レンズ群20用の案内機構30は、これらメインガイド軸50とサブガイド軸40によって構成されている。
図22、図23に示すように、フォーカス用可動レンズ群20を移動させる駆動手段34は、鏡筒12の長さ方向に延在するホルダ3402と、ホルダ3402の下部に設けられたモータ3404と、ホルダ3402に沿って延在しモータ3404により回転駆動される雄ねじ部材3406とを有している。
ホルダ3402は第2鏡筒分割体1204の右側面の欠部に取着され、これにより雄ねじ部材3406が部品収容空間1204Aに位置し、モータ3404は第2鏡筒分割体1204の下部に位置する。
雄ねじ部材3406は雌ねじ部材48の雌ねじ4804に螺合され、したがってモータ3404の正逆転によりフォーカス用可動レンズ群20はメインガイド軸50およびサブガイド軸52に案内されつつそれらの光軸方向に沿って往復移動され、フォーカス動作がなされる。
したがって、本実施例では、フォーカス用可動レンズ群20とメインガイド軸50と雄ねじ部材3404とが第2鏡筒分割体1204の内部で第2鏡筒分割体1204の幅方向に並べられて配置され、サブガイド軸52はメインガイド軸50および雄ねじ部材306とは反対側に位置するフォーカス用レンズ枠2006箇所に配置されることになる。
図22に示すように、撮像素子取付板46は、部品収容空間1204Aの下端を閉塞するように第2鏡筒分割体1204の下部にねじ206、206によって取着されている。
撮像素子150は、撮像素子取付板46が部品収容空間1204Aに臨む内面に配置されている。
本実施例では撮像素子取付板46に矩形の窓4602が設けられ、この窓4602に撮像素子150が嵌め込まれて配置され、撮像素子取付板46の内面で撮像素子150の上面にシールガラス4604、シールゴム4606およびローパスフィルタ4608が配置され、押さえ板4610によって固定されている。
なお、図19に示すように、部品収容空間1204Aに臨む第2鏡筒分割体1204の前面箇所および後面箇所で第2鏡筒分割体1204Aの上端と第3の固定レンズ群26との間の箇所には凹凸部1204Cが設けられている。
また、部品収容空間1204Aに臨む第2鏡筒分割体1204の前面箇所および後面箇所で第3の固定レンズ群26と撮像素子150との間の箇所には凹凸部1204Dが設けられている。
これらの凹凸部1204C、1204Dは、対物レンズ14、プリズム16、第1の固定レンズ群22、ズーム用可動レンズ群18、第2固定レンズ24、フォーカス用可動レンズ群20を介して進入してきた光のうち、部品収容空間1204Aに臨む第2鏡筒分割体1204の前面箇所および後面箇所に到達した光が該後面箇所で反射されることで、いわゆるフレアあるいはゴーストと呼ばれる反射光が発生し、この反射光が撮像素子150の受光面に到達して撮像素子150の撮像信号に対して悪影響を及ぼすことを防止するために設けられている。
なお、撮像素子150から遠い箇所に設けられた凹凸部1204Cの凹凸の間隔に対して撮像素子150から近い箇所に設けられた凹凸部1204Dの凹凸の間隔が大きく形成されている。これは、凹凸部1204Cに当たる前記光の角度に対して凹凸部1204Dに当たる前記光の角度がより小さいためであり、このように凹凸部1204C、1204Dの凹凸の間隔を変えることで、第2鏡筒分割体1204の成形時に金型からの取り外し性が向上される利点がある。
図19に示すように、第3の固定レンズ群26は、撮像素子150の上方でフォーカス用可動レンズ群20の下方の部品収容空間1204A箇所に配置されている。
なお、図22に示すように、第1鏡筒分割体1202と第2鏡筒分割体1204と第3鏡筒分割体1206とは、前記駆動部44近傍の箇所でねじ202により互いに取着され、かつ、前記駆動部34近傍の箇所でねじ204により互いに取着されている。
次に、ズーム用可動レンズ群18の光軸を、プリズム16の反射面から撮像素子150に至る第2の光路部分の光軸O2に合致させる調整機構について説明する。
図24は軸受け部材を上方から見た斜視図、図25は軸受け部材を下方から見た斜視図である。
図26(A)は軸受け部材の平面図、(B)は(A)のBB線断面図、(C)は(B)のC矢視図である。
図27(A)〜(D)は軸受け部材の説明図で、上側の図が断面図を示し、下側の図が底面図である。
図28はレンズ鏡筒の一部を破断した斜視図である。
図29は孔部の斜視図、図30は軸受け部材が孔部に収容された状態を示す斜視図、図31は軸受け部材が孔部に収容された状態を示す断面図である。
図32、図33はメインガイド軸38の傾きの調整操作の説明図である。
上述のように、ズーム用可動レンズ群18はズーム用レンズ枠1806で保持され、ズーム用レンズ枠1806はメインガイド軸38に沿って直線移動可能に案内され、また、ズーム用レンズ枠1806はサブガイド軸40によってメインガイド軸38回りの回転が阻止されている。
また、メインガイド軸38はその長さ方向の両端が第1鏡筒分割体1202の上面を構成する壁部と、第3鏡筒分割体1206の壁部とで支持されている。
一方、ズーム用レンズ枠1806には許容範囲内での加工誤差があり、ズーム用レンズ枠1806とズーム用可動レンズ群18との組み立てにも許容範囲内での組み立て誤差がある。
そのため、ズーム用可動レンズ群18の光軸が第2の光路部分の光軸O2に対して許容値を越えて傾斜してしまう場合がある。
また、第1鏡筒分割体1202や第3鏡筒分割体1206にも許容範囲内での加工誤差があり、また、レンズ鏡筒10には許容範囲内での組み立て誤差がある。
そのため、メインガイド軸38が第2の光路部分の光軸O2に対して傾斜し、これによりズーム用可動レンズ群18の光軸が第2の光路部分の光軸O2に対して許容値を越えて傾斜してしまう場合もある。
このようにズーム用可動レンズ群18の光軸が第2の光路部分の光軸O2に対して許容値を越えて傾斜すると、撮像素子150の撮像面に結像される被写体像において部分的に生じる焦点ぼけ、いわゆる片ボケの原因となる。
したがって、ズーム用可動レンズ群18の光軸を第2の光路部分の光軸O2に合致させる調整作業が必要となる。
ズーム用可動レンズ群18の光軸を第2の光路部分の光軸O2に合致させる調整は、メインガイド軸38の長さ方向の一方の端部(上端)において上述のメインガイド軸38の傾きを調整することによってなされる。
すなわち、図20に示すように、メインガイド軸38の上端は、第1鏡筒分割体1202の壁部に取着された軸受け部材54により支持されている。
図24乃至図26に示すように、軸受け部材54は、第1鏡筒分割体1202の外側から第1鏡筒分割体1202の壁部の孔部1250(図29乃至図31、図20参照)に装脱可能に装着される軸部5402と、軸部5402に設けられメインガイド軸38の上端が挿入される軸受け孔5404と、孔部1250の断面よりも大きな輪郭を有し第1鏡筒分割体1202の壁部の外面に当接されるつば部5406と、つば部5406の上面につば部5406と同軸上に突設された断面が多角形の多角形部5408と、多角形部5408の上面に突設された上端部5410とを有している。
軸部5402は、円柱状に形成されその外周面の下部に下端に至るに従って半径が次第に小さくなるようにテーパー面5403が形成されている。
軸受け孔5404は軸部5402の中心軸に平行に形成されており、軸受け孔5404の中心軸線が軸部5402の中心軸線に対して偏心するように設けられている。
図25に示すように、本実施例では、軸受け孔5404は、互いに90度をなす平面視略正方形をなす4つの平坦面で構成されている。したがって、軸受け孔5404にメインガイド軸38の上端を挿入すると、メインガイド軸38の外周面に対して理論的には前記4つの平坦面が線接触することになり、軸受け孔5404とメインガイド軸38の上端が高い精度で同軸上に配設されることになる。
上端部5410は、平面視した場合に細長形状に形成されており、先端面にマイナスドライバなどの工具挿入用の溝5412(特許請求の範囲の工具の係合溝)が形成され、また、周面に軸受け部材54の回転角度を視認するための凹凸からなる指標部5414が形成されている。
さらに、溝5412の内側には、図26(A)、(B)に示すように、軸受け孔5404に貫通させてピン挿通孔5416が形成されている。
次に、軸受け部材54が配設される第1鏡筒分割体1202の壁部の孔部1250およびその周辺について説明する。
図29、図31に示すように、軸部5402が挿入される孔部1250は、軸部5402の外径よりも大きい寸法の内径で形成された内周面1252と、内周面1252の周方向に等間隔をおいて形成され軸部5402の外周面に係合可能な複数の平坦面1254で構成され、複数の平坦面1254が軸部5402の外周面に係合することで、孔部1250の中心軸と軸部5402の中心軸とが高い精度で合致するように図られている。
前記内周面1252の上端には、つば部5406が載置される環状の載置面1256が形成されている。
また、載置面1256の外周に沿って凹溝1257が形成され、この凹溝1257は後述するように接着剤充填用凹部1258に充填された接着剤の余剰分を切り欠き1280へ導いて逃がすためのものである。
載置面1256の半径方向外方箇所には、すなわち、凹溝1257の外周部には載置面1256の周方向に間隔をおいて接着剤充填用凹部1258が形成されている。
孔部1250および載置面1256並びに凹溝1257の上方には小径孔部1270が形成され、小径孔部1270の上部に傾斜孔部1272が形成されている。本実施例では、小径孔部1270と傾斜孔部1272により特許請求の範囲の凹部が構成されている。
小径孔部1270は、載置面1256の外周から起立する円筒面1274を有し、円筒面1274には周方向に間隔をおいて前記接着剤充填用凹部1258が設けられている。
傾斜孔部1272は、周方向に等間隔をおいて設けられ小径孔部1270に近づくにつれて小径孔部1270の軸心に近づく傾斜面1276と、それら傾斜面1276の間に設けられた湾曲面1278とで構成されている。
傾斜孔部1272には、切り欠き1280が設けられ、凹溝1257はこの切り欠き1280に接続されている。
なお、図31に示すように、メインガイド軸38の上端は、第1鏡筒分割体1202の大径孔1264を通って軸受け部材54の軸受け孔5404に挿入される。
また、メインガイド軸38の下端は、従来公知の構造により例えば第3鏡筒分割体1204の壁部の孔1290(図20)に挿入されることで取着されている。
ズーム用可動レンズ群18の光軸調整は、次のように行われる。
まず、図27(A)に示すように、軸受け部材54として、軸受け孔5404の中心軸線が軸部5402の中心軸線と合致した基準の軸受け部材54と、図27(B)乃至(D)に示すように、軸受け孔5404の中心軸線が軸部5402の中心軸線に対して偏心している軸受け部材54を用意する。この場合、軸受け孔5404の中心軸線と軸部5402の中心軸線との偏心量Eが互いに異なる複数種類の軸受け部材54を用意する。
次に、図32に示すように、基準の軸受け部材54を用いてレンズ鏡筒10を組み立てる。
この際、光学系104のうち、ズーム用可動レンズ群18を除く残りの対物レンズ14、フォーカス用可動レンズ群20、第1の固定レンズ群22、第2の固定レンズ群24、第3の固定レンズ群26については光軸調整が行われる。
そして、対物レンズ14の前方に従来公知の調整用のチャートを配置してこのチャートの画像を光学系14によって撮像素子150の撮像面上に結像させ、撮像素子150から出力される撮像信号に基づいて前記チャートの画像を解析し、撮像素子150に結像されたチャートの画像の片ボケを測定する。このような片ボケを測定する評価値としては、MTFデフォーカスカーブを用いる他、従来公知のさまざまな評価値を採用することができる。
このような評価値に基づいて、第2の光路部分の光軸O2に対するズーム可動レンズ群18の傾斜角度eを算出する。
第2の光路部分の光軸O2とズーム可動レンズ群18の光軸とを合致させるためには、傾斜角度eと反対の向きに同じ角度だけメインガイド軸38を傾斜させればよいことになる。
したがって、傾斜角度eを打ち消すために必要な軸受け部材54の偏心量も傾斜角度eに対応して決定される。
次に、上記の偏心量に対応した偏心量Eを有する軸受け部材54を選択する。
そして、ピン挿通孔5416からピンを挿入してメインガイド軸30の上端を基準の軸受け部材54の軸受け孔5404から外しつつ基準の軸受け部材54の軸部5402を第1鏡筒分割体1202の壁部の孔部1250から取り外し、図33示すように、偏心量Eを有する軸受け部材54の軸部5402を孔部1250に挿入する。
続いて、軸受け部材54の溝5412にマイナスドライバーなどの工具を挿入して軸受け部材54を回転させ、前述した評価値によって示される片ボケが解消されるように指標部5414を視認しつつメインガイド軸30の傾斜を調整する。これにより、第2の光路部分の光軸O2とズーム可動レンズ群18とが合致される。
なお、本実施例のように、光学系104がズーム可動レンズ群18を光軸方向に移動させることでズーム動作を行うものでは、ズーム可動レンズ群18がテレ端(望遠端)に位置した状態では、第2の光路部分の光軸O2に対するズーム可動レンズ群18の傾きが片ボケに与える影響が極めて大きい反面、ズーム可動レンズ群18がワイド端(広角端)に位置した状態では、第2の光路部分の光軸O2に対するズーム可動レンズ群18の傾きが片ボケに与える影響はほとんど無視できることになる。
したがって、本実施例では、この光学特性を利用して、ズーム可動レンズ群18がテレ端(望遠端)に位置した状態での光学性能を基準にして上述した調整作業を行う。
したがって、上述した調整作業は、ズーム可動レンズ群18がテレ端(望遠端)に位置した状態で行う。
また、図33に示すように、軸受け部材54によってメインガイド軸38の傾斜を調整することによって、テレ端において第2の光路部分の光軸O2とズーム可動レンズ群18とを一致させることができるが、ワイド端においては第2の光路部分の光軸O2に対してズーム可動レンズ群18の光軸がずれてしまう場合もある。しかしながら、ズーム可動レンズ群18がワイド端に位置した状態では、このような第2の光路部分の光軸O2に対するズーム可動レンズ群18の光軸のずれが片ボケに与える影響はほとんど無視できる。
なお、第2の光路部分の光軸O2に対するズーム可動レンズ群18の傾斜角度eが許容値以下の場合、偏心量Eを有する軸受け部材54を選択することなく、基準の軸受け部材54がそのまま紫外線硬化型接着剤により接着される。
上述のように調整作業が終了したならば、図30に示すように、つば部5406、多角形部5408、上端部5410の外側で小径孔部1270および傾斜孔部1272の内側に紫外線硬化型接着剤を充填し、紫外線を照射して硬化させ、これにより組み立てが完了する。
この場合、軸受け部材54は多角形部5408を有しているので、多角形部5408が紫外線硬化型接着剤中に埋設されることで、軸受け部材54の孔部1250の中心軸回りの回転が効果的に阻止される。
このような構成にすると、メインガイド軸38の上端を支持する軸受け部材54は、第1鏡筒分割体1202の外側から孔部1250に装脱可能に挿入される軸部5402と、軸部5402の中心軸線に対して偏心した中心軸線を有する軸受け孔5404とを有し、メインガイド軸38の上端は上記の軸受け孔5404で支持されるので、実施例のように軸受け孔5404の中心軸線と軸部5402の中心軸線との偏心量Eが異なる複数種類の軸受け部材54を用意することで、ズーム用可動レンズ群18の光軸調整を簡単にしかも確実に行うことが可能となる。
また、偏心量Eの異なる軸受け部材54を選択し第1鏡筒分割体1202の外側から組み付けることでズーム用可動レンズ群18の光軸調整がなされるので、従来のような複雑な機構を省略でき、また、大きなスペースを要せず、したがって、レンズ鏡筒の部品点数の削減、コストダウン、小型化を図る上で有利となる。
次に本発明の要部であるプリズムの取り付け構造について説明する。
図1はプリズム収容室の斜視図である。
図2はプリズム収容室の説明図で、中央の図が断面図であり、左側の図が正面図を示し、右上側の図が斜め後方から見た図であり、下側の図が底面図である。
図3はプリズム収容室の断面図、図4は図3のA矢視図、図5は図3のBB線断面図である。
上述のように、プリズム16は、対物レンズ14で捉えた像を撮像素子150側に反射させるものであり、第1鏡筒分割体1202の部品収容空間1202Aで対物レンズ14の後方に臨む箇所に配置されている。
プリズム16は、空気との境界面において全反射を生じさせる所定の絶対屈折率を有するガラスあるいは合成樹脂などからなる光学材料で構成され、3つの側面と2つの端面1608、1608を有する三角柱状を呈している。
前記3つの側面のうちの1つの側面は、対物レンズ14に臨む入射面1602として用いられる。
前記3つの側面のうちの1つの側面は、対物レンズ14によって導かれた被写体像を撮像素子150に向けて全反射する反射面1604として用いられる。
前記3つの側面のうち、残りの1つの側面は、反射面1604で反射された被写体像を撮像素子150に向けて出射される出射面1606として用いられる。
ここで、図2に示すように、対物レンズ14から反射面1604に至る第1の光路の光軸O1と、反射面1604により被写体像が撮像素子150側に向けて反射される第2の光路の光軸O2との双方の光軸を含む面を第1の面P1とすると、反射面1604、出射面1606を構成するプリズム16外面は互いに対向する2組の辺を有する矩形を呈し、2組の辺のうちの一方の1組の辺が第1の面P1と平行する面上を延在するように配置されている。
図1、図19に示すように、部品収容空間1202Aにはプリズム16が取着されるプリズム収容室56が設けられている。
プリズム収容室56には、第1の壁面5602と、第2の壁面5604と、2つの第3の壁面5606と、反射面1604の外側のプリズム外面1604Aに当接可能な3つの第1位置決め用突起58と、出射面1606の外側のプリズム外面1606Aに当接可能な2つの第2突起60と、少なくとも一方の端面1608に当接可能な複数の第3突起62とが設けられている。
第1の壁面5602は、第1鏡筒分割体1202Aの壁部によって構成されており、反射面1604の外側のプリズム外面1604Aに臨むように設けられている。
第2の壁面5604は、第1鏡筒分割体1202Aの壁部によって構成され、プリズム外面1606Aに臨むように設けられ、第2の壁面5604には出射用開口5608が形成されている。
第3の壁面5606は、第1鏡筒分割体1202Aの壁部によって構成されており、2つの端面1608,1608に臨むように設けられている。
第3の壁面5606には、図1に示すように、該第3の壁面を構成する第1鏡筒分割体1202の壁部の外側から第3の壁面5606に対して接着剤を充填するための孔5607が設けられている。
図2に示すように、プリズム16は、対物レンズ14から反射面1604に至る第1の光路の光軸O1と、反射面1604により被写体像が撮像素子150側に向けて反射される第2の光路の光軸O2との双方の光軸を含む第1の面P1に対して直交する方向に偏位して配置されている。
より詳細には、プリズム16は、対物レンズ14から反射面1604に至る第1の光路の光軸O1と、反射面1604により被写体が撮像素子150側に向けて反射される第2の光路の光軸O2との双方の光軸を含む第1の面P1に対して直交する方向に延在する長さを有している。そして、プリズム16の長さ方向の中心が、対物レンズ14から反射面1604に至る第1の光路の光軸O1と、反射面1604により被写体が撮像素子150側に向けて反射される第2の光路の光軸O2との双方の光軸を含む第1の面P1に対して直交する方向に偏位して配置されている。
図2、図3、図4に示すように、3つの第1位置決め用突起58のうちの2つの突起58は、偏位された側のプリズム外面1604Aの外縁部で第1の光路の延在方向に沿った両端箇所に当接するように配置されている。
3つの第1位置決め用突起58のうちの残りの1つの突起58は、偏位された側とは反対の側のプリズム外面1604Aの外縁部で第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接するように配置されており、本実施例では、前記残りの1つの突起58はプリズム外面1604Aの外縁部の延在方向の中心よりも出射面1606寄り(後方寄り)の箇所に当接するように配置されている。
図2、図3、図5に示すように、2つの第2位置決め用突起60は、第2の壁面5606に設けられている。
2つの第2位置決め用突起60のうちの一方の突起60Aは、偏位された側の出射面1606の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った端部箇所に当接するように配置されている。
2つの第2位置決め用突起60のうちの他方の突起60Bは、偏位された側とは反対の側の出射面1606の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接するように配置されている。
本実施例では、2つの第2位置決め用突起60のうちの一方の突起60Aは、プリズム16が偏位された側の第2の壁面5606の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った外縁部の両端のうちの一方の端部から第1の光路の延在方向に沿って延在しその先部が、偏位された側の出射面1606の外縁部で一方の端部に対応する端部箇所に当接する突条として設けられている。
また、2つの第2位置決め用突起60のうちの他方の突起60Bは、プリズム16が偏位された側とは反対側の第2の壁面5606の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った外縁部の両端のうちの一方の端部から第1の光路の延在方向に沿って延在しその先部が、偏位された側とは反対の側の出射面1606の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接する突条として設けられている。
なお、一方の突起60Aよりも他方の突起60Bの方が大きい寸法の長さで延在形成されている。
また、図2、図4において、符号A1、A2,A3はプリズム16を通過する被写体像の有効画角の範囲を示し、第1、第2位置決め用突起58,60は、全反射を利用する関係上、従来と同様に有効画角の範囲A2、A3の外側に配置されることは無論である。
プリズム16のプリズム収容室56に対する取り付けは次のようになされる。
プリズム16の反射面1604をプリズム収容室56の第1の壁面5602に臨ませるとともに、出射面1606を第2の壁面5604に臨ませ、かつ、各端面1608を各第3の壁面5606に臨ませた状態で、プリズム16をプリズム収容室56内に挿入する。
そして、プリズム16の反射面1604を3つの第1位置決め用突起58に当て付けるとともに、出射面1606を2つの第2位置決め用突起60に当て付け、さらに、2つの端面1608のうちの一方あるいは双方の端面1608をそれに臨む第3の突起62に当て付けて位置決めを行う。
この位置決めがなされた状態で、各第3の壁面5606の孔5607から第3の壁面5606と各端面1608の間に紫外線硬化型接着剤を充填し、充填された紫外線硬化型接着剤に紫外線を照射することで硬化させる。これにより2つの端面1608がそれぞれ第3の壁面5606に接着剤で接着され、プリズム16がプリズム収容室56に取着される。
本実施例によれば、プリズム16を第1の第1の面P1に対して直交する方向に偏位して配置し、3つの第1位置決め用突起58のうちの2つの突起58を、偏位された側のプリズム外面1604Aの外縁部で第1の光路の延在方向に沿った両端箇所に配置し、3つの第1位置決め用突起58のうちの残りの1つの突起58を、偏位された側とは反対の側のプリズム外面1604Aの外縁部で第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に配置したので、プリズム外面1604Aにおいてプリズム16を安定した状態で位置決めできることは無論のこと、図2に示すように、3つの第1位置決め用突起58を含むプリズム収容室56の前後方向の寸法を短縮でき、撮像装置の前後方向の厚さをコンパクト化することが可能となる。
次に実施例2について説明する。
実施例2が実施例1と異なるのは、第1位置決め用突起58と第2位置決め用突起60の配置位置である。
図6は実施例2におけるプリズム収容室の説明図で、中央の図が断面図であり、左側の図が正面図を示し、右上側の図が斜め後方から見た図であり、下側の図が底面図である。なお、以下では、実施例1と同様な箇所、部材に同一の符号を付して説明する。
図6に示すように、実施例1と同様に、3つの第1位置決め用突起58のうちの残りの1つの突起58は、偏位された側とは反対の側のプリズム外面1604Aの外縁部で第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接するように配置されているが、実施例2では、前記残りの1つの突起58はプリズム外面1604Aの外縁部の延在方向の中心箇所に当接するように配置されている。
また、2つの第2位置決め用突起60のうちの他方の突起60Bは、実施例1と同様に、プリズム16が偏位された側とは反対側の第2の壁面5606の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った外縁部の両端のうちの一方の端部から第1の光路の延在方向に沿って延在しその先部が、偏位された側とは反対の側の出射面1606の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接する突条として設けられているが、実施例2では、他方の突起60Bの先部はプリズム16の入射面1602寄りの箇所まで延在されている。
このような構成によれば実施例1と同様の効果を奏することは無論のこと、3つの第1位置決め用突起58のうちの残りの1つの突起58がプリズム外面1604Aの外縁部の延在方向の中心箇所に当接するように配置されるとともに、2つの第2位置決め用突起60のうち他方の突起60Bの先部がプリズム16の入射面1602寄りの箇所まで延在されているため、実施例1に比較してプリズム収容室56によるプリズム1604の保持をより一層安定させる上で有利となる。
次に実施例3について説明する。
実施例3が実施例1,2と異なるのは、第2位置決め用突起60の形状である。
図7は実施例3におけるプリズム収容室の説明図で、中央の図が断面図であり、左側の図が正面図を示し、右上側の図が斜め後方から見た図であり、下側の図が底面図である。
図7に示すように、実施例2と同様に3つの第1位置決め用突起58が設けられているが、実施例1、2と異なり、2つの第2位置決め用突起60は凸条ではなく突起として形成されている。
2つの第2位置決め用突起60のうちの一方の突起60Aは、偏位された側の出射面1604の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った端部箇所に当接するように配置されている。
2つの第2位置決め用突起60のうちの他方の突起60Bは、偏位された側とは反対の側の出射面1604の外縁部で第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接するように配置されている。
このような構成によれば実施例2と同様の効果を奏することは無論のこと、2つの第2位置決め用突起60を結ぶ直線にプリズム16の重心を通る垂線が交差するように配置することにより、実施例2に比較してプリズム収容室56によるプリズム1604の保持をさらに一層安定させる上で有利となる。
なお、本実施例においては、撮像装置としてデジタルスチルカメラを例示したが、本発明はビデオカメラやテレビカメラなど撮像装置に無論適用可能である。
プリズム収容室の斜視図である。 プリズム収容室の説明図で、中央の図が断面図であり、左側の図が正面図を示し、右上側の図が斜め後方から見た図であり、下側の図が底面図である。 プリズム収容室の断面図である。 図3のA矢視図である。 図3のBB線断面図である。 実施例2におけるプリズム収容室の説明図で、中央の図が断面図であり、左側の図が正面図を示し、右上側の図が斜め後方から見た図であり、下側の図が底面図である。 実施例2におけるプリズム収容室の説明図で、中央の図が断面図であり、左側の図が正面図を示し、右上側の図が斜め後方から見た図であり、下側の図が底面図である。 撮像装置を前方から見た斜視図である。 撮像装置の正面図である。 撮像装置の背面図である。 撮像装置の平面図である。 撮像装置の制御系を示すブロック図である。 レンズ鏡筒10を前方から見た斜視図である。 レンズ鏡筒10を後方の下方から見た斜視図である。 レンズ鏡筒10の正面図である。 レンズ鏡筒10の背面図である。 (A)は図15のA矢視図、(B)は図15のB矢視図である。 (C)は図15のC矢視図、(D)は図15のD矢視図である。 図13のAA線断面図である。 図13のBB線断面図である。 レンズ鏡筒10の一部の構成を示す分解斜視図である。 レンズ鏡筒10の残りの構成を示す分解斜視図である。 ズーム用可動レンズ群18、フォーカス用可動レンズ群20の斜視図である。 軸受け部材を上方から見た斜視図である。 軸受け部材を下方から見た斜視図である。 (A)は軸受け部材の平面図、(B)は(A)のBB線断面図、(C)は(B)のC矢視図である。 (A)〜(D)は軸受け部材の説明図で、上側の図が断面図を示し、下側の図が底面図である。 レンズ鏡筒の一部を破断した斜視図である。 孔部の斜視図である。 軸受け部材が孔部に収容された状態を示す斜視図である。 軸受け部材が孔部に収容された状態を示す断面図である。 メインガイド軸38の傾きの調整操作の説明図である。 メインガイド軸38の傾きの調整操作の説明図である。
符号の説明
100……撮像装置、104……光学系、10……レンズ鏡筒、12……鏡筒、14……対物レンズ、150……撮像素子、16……プリズム、1604……反射面、1604A……プリズム外面、56……プリズム収容室、5602……第1の壁面、58……3つの第1位置決め用突起、P1……第1の面。

Claims (7)

  1. 鏡筒に設けられた対物レンズと、
    前記対物レンズの後方に配設され前記対物レンズによって導かれた被写体像を撮像素子に向けて反射する反射面を有するプリズムと、
    前記鏡筒に設けられ前記プリズムが取着されるプリズム収容室とを備え、
    前記プリズムは、前記対物レンズから前記反射面に至る第1の光路の光軸と、前記反射面により前記被写体像が前記撮像素子側に向けて反射される第2の光路の光軸との双方の光軸を含む第1の面に対して直交する方向に偏位して配置され、
    前記プリズム収容室に前記反射面の外側のプリズム外面に臨む第1の壁面が設けられ、
    前記第1の壁面に前記反射面の外側のプリズム外面に当接可能な3つの第1位置決め用突起が設けられ、
    前記3つの第1位置決め用突起のうちの2つの突起は、前記偏位された側の前記プリズム外面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った両端箇所に当接するように配置され、
    前記3つの第1位置決め用突起のうちの残りの1つの突起は、前記偏位された側とは反対の側の前記プリズム外面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接するように配置されている、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記プリズム外面は互いに対向する2組の辺を有する矩形を呈し、前記2組の辺のうちの一方の1組の辺が前記第1の光路の延在方向と平行するように配置され、前記2つの突起は、前記1組の辺のうち偏位された側の辺の両端箇所に当接するように配置され、前記残りの1つの突起は、前記1組の辺のうち前記偏位された側とは反対の側の辺の延在方向の中間箇所に当接するように配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記プリズムは、前記反射面で反射された被写体像を撮像素子に向けて出射させる出射面を有し、
    前記プリズム収容室は、前記出射面に臨み出射用開口が形成された第2の壁面を有し、
    前記第2の壁面には、前記出射面に当接可能な2つの第2位置決め用突起が設けられ、
    前記2つの第2位置決め用突起のうちの一方の突起は、前記偏位された側の前記出射面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った端部箇所に当接するように配置され、
    前記2つの第2位置決め用突起のうちの他方の突起は、前記偏位された側とは反対の側の前記出射面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記プリズムは、前記反射面で反射された被写体像を撮像素子に向けて出射させる出射面を有し、
    前記プリズム収容室は、前記出射面に臨み出射用開口が形成された第2の壁面を有し、
    前記第2の壁面には、前記出射面に当接可能な2つの第2位置決め用突起が設けられ、
    前記2つの第2位置決め用突起のうちの一方の突起は、前記プリズムが偏位された側の前記第2の壁面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った前記外縁部の両端のうちの一方の端部から前記第1の光路の延在方向に沿って延在しその先部が、前記偏位された側の前記出射面の外縁部で前記一方の端部に対応する端部箇所に当接する突条として設けられ、
    前記2つの第2位置決め用突起のうちの他方の突起は、前記プリズムが偏位された側とは反対側の前記第2の壁面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った前記外縁部の両端のうちの一方の端部から前記第1の光路の延在方向に沿って延在しその先部が、前記偏位された側とは反対の側の前記出射面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接する突条として設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記鏡筒は合成樹脂製であり、前記3つの第1位置決め用突起は前記第1の壁面に一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記鏡筒は合成樹脂製であり、前記2つの第2位置決め用突起は前記第2の壁面に一体に設けられていることを特徴とする請求項3または4記載のレンズ鏡筒。
  7. 鏡筒に設けられた撮像素子と、前記鏡筒の内部で被写体像を前記撮像素子に導く光学系とを有するレンズ鏡筒を備える撮像装置であって、
    前記レンズ鏡筒は、
    前記鏡筒に設けられた対物レンズと、
    前記対物レンズの後方に配設され前記対物レンズによって導かれた被写体像を前記撮像素子に向けて反射する反射面を有するプリズムと、
    前記鏡筒に設けられ前記プリズムが取着されるプリズム収容室とを備え、
    前記プリズムは、前記光学系の光路のうち前記対物レンズから前記反射面に至る第1の光路の光軸と、前記反射面により前記被写体像が前記撮像素子側に向けて反射される第2の光路の光軸との双方の光軸を含む第1の面に対して直交する方向に偏位して配置され、
    前記プリズム収容室に前記反射面の外側のプリズム外面に臨む第1の壁面が設けられ、
    前記第1の壁面に前記反射面の外側のプリズム外面に当接可能な3つの第1位置決め用突起が設けられ、
    前記3つの第1位置決め用突起のうちの2つの突起は、前記偏位された側の前記プリズム外面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った両端箇所に当接するように配置され、
    前記3つの第1位置決め用突起のうちの残りの1つの突起は、前記偏位された側とは反対の側の前記プリズム外面の外縁部で前記第1の光路の延在方向に沿った中間箇所に当接するように配置されている、
    ことを特徴とする撮像装置。
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