JP4591374B2 - Harness protector - Google Patents
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Description
本発明は、例えばディーゼルエンジン等の機器に取り付けられるハーネスプロテクタに関する。 The present invention relates to a harness protector attached to a device such as a diesel engine.
従来より、ディーゼルエンジンのエンジン部分にはグロープラグやインジェクタが装着されている。これらに対する給電あるいは動作制御のための電気配線はハーネスプロテクタと呼ばれる保護部材の内部に収容され、その状態でエンジン部分に固定されていた。ハーネスプロテクタとしては、例えば下記特許文献1に開示されたものが知られている。
従来、グロープラグに対する電気配線とインジェクタに対する電気配線はハーネスプロテクタ内に混在した状態で一括して収容されていた。したがって、インジェクタに対する配線中にノイズが混入する虞があった。 Conventionally, the electrical wiring for the glow plug and the electrical wiring for the injector are collectively accommodated in a harness protector. Therefore, there is a possibility that noise is mixed in the wiring for the injector.
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、プロテクタ本体内に収容されているハーネス相互間での電気的影響を緩和することができるハーネスプロテクタを提供することを目的とする。 The present invention has been completed based on the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a harness protector that can alleviate electrical influence between harnesses housed in a protector body. To do.
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、車両用エンジンに装着されるプロテクタ本体と、このプロテクタ本体内に長さ方向に沿って収容され複数の配線系統に属する複数本のハーネスと、前記プロテクタ本体内を全長に亘って上下二室に区画しそれぞれの室内に前記ハーネスを前記系統別に仕分けして収容可能とする仕切壁とを備えてなり、前記仕切壁によって区画された上室側は、下室側に比べ高さ方向に関して狭く形成されて、前記ハーネス周りのクリアランスが、前記上室側よりも前記下室側の方が大きくなっていることを特徴とするものである。
As a means for achieving the above object, the invention of
また、請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記プロテクタ本体は、長手方向の一方の側壁内面からは前記仕切壁が一体に張り出し形成され他方の側壁は成形用の開口面となっている基体部と、この基体部に対し前記開口面を閉止可能に組み付けられる閉止部とを含んで構成されることを特徴とするものである。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the protector body is formed such that the partition wall integrally projects from the inner surface of one side wall in the longitudinal direction, and the other side wall is an opening surface for molding. And a closing portion that is assembled to the base portion so that the opening surface can be closed .
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、プロテクタ本体内のハーネスを系統別に仕分けすることができるため、他系統のハーネスからの電気的影響を緩和するのに有効となる。
また、プロテクタ本体の幅寸法に制約がある場合においても、区画された室はプロテクタ本体内の全幅を利用してハーネスを収容することができる。したがって、複数本のハーネスをツイストして収容する場合に、ツイストハーネスの径が大きくなっても対応が可能となる。その点、仕切壁をプロテクタ本体の高さ方向に配するのでなく、幅方向に仕切った場合には、区画された各室の幅寸法が狭くなり、ハーネスに対してツイスト処理をすることが困難になってしまう。
<Invention of
According to the invention of
Further, even when the width of the protector body is limited, the partitioned chamber can accommodate the harness using the entire width of the protector body. Therefore, in the case where a plurality of harnesses are twisted and accommodated, even if the diameter of the twist harness is increased, it is possible to cope with it. In that respect, if the partition wall is not arranged in the height direction of the protector body, but is divided in the width direction, the width of each compartment is reduced, making it difficult to twist the harness. Become.
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、仕切壁はプロテクタ本体を構成する基体部に一体に形成されているため、組み付けの手間を省くことができる。
<Invention of
According to the invention of
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図11によって説明する。本実施形態のハーネスプロテクタHPは、ハーネスHを収容可能な細長形態で合成樹脂製のプロテクタ本体1に金属製の固定具2を組み付けて構成され、この固定具2によってハーネスプロテクタHP全体を機器側(例えば、車両用エンジンE(ディーゼルエンジン))に固定可能である。また、プロテクタ本体1の一面側(後述する第2分岐口10が配された側:図示しないインジェクタが配される側)には、図1に示すように、プロテクタ本体1の長手方向の軸線とほぼ平行にカムシャフト40が回転可能に配されているとともに、同カムシャフト40には一定間隔毎にカム41が嵌着されている。
<
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The harness protector HP of the present embodiment is configured by assembling a
プロテクタ本体1は一定幅を有したまま、所定長さ間隔毎に複数(図示三箇所)の屈曲箇所が設定されている。それぞれの屈曲箇所はカムシャフト40から遠ざかる方向へ略V字形状をなして凹む逃がし凹部42となっている。これら逃がし凹部42は、後述するインジェクタ用のコネクタ17を一部入り込ませた状態で図示しないインジェクタとの接続を可能にすることで、プロテクタ本体1からできるだけ突出しないようにする役割を果たす。
While the
また、プロテクタ本体1は、基体部3とこの基体部3の一方の側面を閉じるようにして組み付けられる閉止部4とから構成されている(図8参照)。このうち、基体部3はその全長に亘って底壁5及び天井壁6が上下に対向するようにして形成されている。そして、その側壁7は一方側のみに設けられ、他方側(インジェクタ側に対向する側の側面(図8では左側の側面))については開口している。さらに、側壁7の内面であって、中央からやや上方へ寄った高さ位置にはほぼ全長に亘って仕切壁8が設けられ、底壁5及び天井壁6とほぼ同じ張り出し幅をもって形成されている。この仕切壁8は基体部3と閉止部4とが組み付けられたときに、プロテクタ本体1内を上下2室に区画し、本実施形態では上段側(固定具が配置される側と反対側)の室がインジェクタへのハーネスHAを収容するための上室9Aとなり、下段側の室がグロープラグに対するハーネスHBを収容するための下室9Bとなっている。つまり、プロテクタ本体1内に収容されるハーネスHは電気配線の系統別に仕分けされた状態で収容されることになる。
The
さらにまた、基体部3における長手方向の一方の端部は幅方向に一対の対向壁11Aが設けられて底壁5と共に断面C字状に形成され、ハーネス導入口12となって上下両室9A,9Bに連通し、ここから両室へインジェクタ用ハーネスHA及びグロープラグ用ハーネスHBをそれぞれ導入可能である。そして、基体部3の側壁において下室9Bに対応する高さ位置には長さ方向の適当間隔毎に第1分岐口13が図示4箇所開口し、ここからグロープラグ用分岐電線(端部にはグロープラグへ接続されるコネクタ18が装着されている)を外部へ引き出すことができるようになっている。また、基体部3において各第1分岐口13の上方にはグロープラグ用分岐電線を所定の配索方向を向けて保持するためにU字状の溝部を有する電線保持壁14が突出形成されている。この電線保持壁14は各分岐電線をプロテクタ本体1の長手方向の軸線に対し斜めに引き出すことができるように、斜め外方へ向けて張り出している(図5参照)。
Furthermore, one end portion in the longitudinal direction of the
なお、後述するが、閉止部4において上室9Aに対応する高さ位置には第2分岐口10が配され、上記した第1分岐口13とは長さ方向へ若干偏位した各位置で図示4箇所に略U字状をなして開口し、ここからインジェクタ用分岐電線(端部にはインジェクタへ接続されるコネクタ17が装着されている)を外部へ引き出すことができるようになっている。
In addition, although mentioned later, the
基体部3における側壁の外面には、ハーネスプロテクタ全体をエンジン側に固定するための取り付け部15A,15Bが計3箇所に配されている。この実施形態においては、基体部3における第1分岐口13寄りに2箇所(以下、この2箇所の取り付け部を側部取り付け部15Aという。)、また基体部3におけるハーネス導入口12と反対側の端部に一箇所(以下、この取り付け部を端部取り付け部15Bという。)がそれぞれ配されている。各取り付け部15A,15Bは、いずれもがその下面の高さ位置が基体部3の底壁下面より低くなるように形成されている。両側部取り付け部15Aは共に略角筒状に形成され、その下面側は全面に収容孔16が開口しここから内部へボルト19(あるいはナット)を挿通できるようになっている。一方、上面側にも同軸でやや小径の作業孔20が開口している。また、端部取り付け部15Bは略円筒状に形成されるとともに、両側部取り付け部15Aと同様、下面側から内部へボルトあるいはナットを挿通することができるようにしてある。
Mounting
さらに、基体部3における側方開口面の長さ方向両側縁には閉止部4をスライドさせつつ組み付けを可能にするためのガイド溝21が形成されている(図2あるいは図6参照)。一方、閉止部4は基体部3の側方開口面を隙間なく閉止可能な大きさに形成されるとともに、その長さ方向両側縁にはそれぞれ差し込み縁22が張り出し形成され、これらをガイド溝21に適合させつつ図2の矢印方向から差し込んでやれば、閉止部4を基体部3に組み付けることができる。また、閉止部4の下縁には所定ピッチ毎に計4つのブリッジ片23が水平にかつ内向きに突出して形成されている(図6参照)。各ブリッジ片23は基体部3の底壁5において前記した各第1分岐口13と連通するように底壁5を全幅にわたって形成された凹溝に対し、閉止部4の組み付けがなされたときにこれらとそれぞれ嵌り合うようにして形成されている。
Furthermore,
また、前記した逃がし凹部42と対応する箇所における閉止部4の内壁面には、図10に示すような抜け止め突起24が突出形成されていて、閉止部4を装着したときに仕切壁8の先端縁に弾性係止して抜け方向への移動を規制することができる。
Further, a
一方、閉止部4の外面下縁寄りで第2分岐口10に隣接した4箇所および基体部3の側壁において各電線保持壁14の中間の三箇所にはジョイント部31が配されている。いずれのジョイント部31も基本的には同一の構造となっている。すなわち、各ジョイント部31は内外の二重壁構造となっており、それぞれは上下方向に開放する中空状に形成されている。また、図2に示すように、各ジョイント部31内において閉止部4の外壁面のほぼ中央の高さには掛け止め突部32が突設されており、固定具2側と係止可能である。
On the other hand,
一方、基体部3の底壁下面には全長に亘って金属製の固定具2が装着されている。基体部3の底壁下面には周縁から一段低く形成された段部25が凹み形成され、固定具2の基部2Aはこの段部25内へ嵌め込まれている。また、基部2Aの外面中央部には補強用のリブ26がほぼ全長に亘ってかつ外部へ向けて突出するように形成されている。さらに、基部2Aの端部及び幅方向における一方の側縁の長さ方向の途中の2位置には各取り付け部15A,15Bに対応して張り出し部27A,27Bが形成され、基部2Aとは取り付け部15A,15Bに対応する段差を介して連続している。各取り付け部15A,15Bの底壁下面にも上記と同様の段部が形成されていて、各張り出し部19A,19Bは対応する段部にそれぞれ整合して嵌合可能である。また、各張り出し部27A,27Bの中心にはボルト19の軸部を挿通可能な通し孔28が貫通している。
On the other hand, a
なお、ハーネスプロテクタがエンジンに取り付けられたときには、基部2Aはエンジンの上面から浮いた位置にある。
When the harness protector is attached to the engine, the
さらにまた、各張り出し部27A,27Bのうち側部取り付け部15Aに対応したものは、その一側縁に起立片29が上方へほぼ直角にかつ撓み可能に折り曲げ形成されその中央部には係止窓30が開口している。一方、両側部取り付け部15Aにおいて起立片29と対向する外壁面には係止突起33が形成され、固定具2をプロテクタ本体1に装着することに伴って係止窓30と係止突起33が弾性的に係合する。より詳細には、図8あるいは図9に示すように、係止突起33はその上縁がほぼ水平面となるように形成され、この水平面をなす部分と係止窓30の開口上縁とが係止するようになっている。このように起立片29と側部取り付け部15Aとが係合することにより、張り出し部27Aが基部2A側に対し下方へ折れ曲がる事態を緩和することができる。
Furthermore, of the
また、基部2Aにおいて長手方向の両側縁には、固定具2の取り付けのための掛け止め部34が複数箇所(本実施形態では各ジョイント部31に対応して計7箇所)、適当間隔毎に配されている。各掛け止め部34は、対応するジョイント部31の内幅とほぼ同幅をもって基部2Aからほぼ直角に屈曲して形成され、かつジョイント部31に対し下側の開口から案内されながら挿通可能である。さらに、各掛け止め部34は、図2に示すように、窓孔24が方形状に開口して形成されており、ジョイント部31内の掛け止め突部32と撓み変形しつつ弾性的に係止することができるようになっている。
Further, on both side edges in the longitudinal direction of the
次に、上記のように構成された本実施形態の作用効果を具体的に説明すると、共にツイスト処理がされたグロープラグ用ハーネス及びインジェクタ用ハーネスHA,HBをそれぞれ下室9B及び上室9Aにそれぞれ収容させる。これらの端部はハーネス導入口12から共に引き出され、また各ハーネスHA,HBからの各分岐線は対応する第1・第2の分岐口10,13から引き出されこれらの端部に装着されているグロープラグ用及びインジェクタ用コネクタ17,18を介してグロープラグとインジェクタに接続される。
Next, the operational effects of the present embodiment configured as described above will be described in detail. The glow plug harness and the injector harnesses HA and HB that have been twisted together are respectively connected to the
このように、本実施形態ではグロープラグ用ハーネスHBとインジェクタ用ハーネスHAとは仕切壁8によって上下に区画された状態で収容され、相互に一定の距離が保有されるようにしてある。したがって、従来のように電流種(例えば電流値が大小異なる場合)の異なる別の電気系統に属するハーネスを混在して収容させている場合に比較して、他系統からのハーネスによるノイズの混入等といった電気的影響をできるだけ少なくすることができる。また、両ハーネスをプロテクタ本体1内に分離して収容するにあたり、プロテクタ本体1内を左右つまり幅方向に仕切るのでなく、上下に仕切るようにしている。したがって、複数本の電線を束ねてねじり処理(ツイスト処理)した場合にはハーネス全体としての外径が大径化しているが、本実施形態のような方向で仕切れば、プロテクタ本体1内のハーネス収容幅を狭めずに済むため、ツイスト処理されたハーネスの収容に有効である。
As described above, in this embodiment, the glow plug harness HB and the injector harness HA are accommodated in a state of being vertically partitioned by the
ところで、本実施形態のハーネスプロテクタHPでは、取り付け部15A,15Bが側方へ突出して配されていることから、固定具2の張り出し部27A,27Bもまた基部2Aから幅方向に偏心している。したがって、ボルト19を通じてエンジンの振動がプロテクタ本体1側に伝わると基部2A側の揺れによって張り出し部27Aと基部2A側との境界部分で曲げ変形してしまう虞がある。しかし、この実施形態では起立片29を形成してプロテクタ側である取り付け部15Aに係止させるようにしたから、基部2A側の揺れが規制され、もって固定具2の変形を解消することができる、という効果も得られる。
By the way, in harness protector HP of this embodiment, since attaching
なお、各取り付け部15A,15B内には固定具2の取り付けに先立ってボルトあるいはナットが収容され、固定具2の取り付けの後にボルト・ナットによってプロテクタ全体のエンジン側への取付けがなされる。このときには、プロテクタ本体側はエンジンから浮いた状態で支持される。
In addition, in each
さらに、第2分岐口10から引き出されたインジェクタ用のコネクタ17は、対応する逃がし凹部42内に、その一部が収まるようにして位置され、ここで図示しないインジェクタとの接続がなされる。このように、コネクタ17が逃がし凹部42に一部食い込んだ状態で配置されることから、プロテクタ本体1からの突出量を極力抑制してカム41等との干渉を回避することができる。したがって、コネクタ17が多極化して大型化した場合に極めて有効となる。また、逃がし凹部42を実現するにあたり、プロテクタ本体1の屈曲箇所を利用するようにしたため、プロテクタ本体1自体は外形を均一幅として形成可能であり、プロテクタ本体1の幅寸法を拡大させずに済む、という効果もある。
Further, the
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention, and further, within the scope not departing from the gist of the invention other than the following. Various modifications can be made.
(2)本実施形態ではプロテクタ本体1を基体部3と閉止部4とから構成したが、これらを一体に成形することも可能である。
(2) In the present embodiment, the protector
(3)本実施形態では仕切壁8を基体部3側に形成したが、閉止部4側に形成するようにしてもよい。また、仕切壁8を基体部3、閉止部4とは別体で形成したものをプロテクタ本体1内に組み込むようにしてもよい。さらに、そのような場合には仕切壁8を金属製とすることも可能である。
(3) Although the
(4)さらに、シールド性を高めるために、基体部3あるいは閉止部4内に金属板等よりなるシールド層を配し、これによって各室に収容されたハーネスを全周から取り囲むようにすることも可能である。
(4) Further, in order to enhance the shielding property, a shield layer made of a metal plate or the like is disposed in the
(5)本実施形態では、基部2Aと張り出し部27Aとの間に高低差をもつものを示したが、基部2Aが宙に浮いた状態で支持されるのであれば、使用条件によっては同一高さに形成されたものであってもよい。
(5) In the present embodiment, the
1…プロテクタ本体
3…基体部
4…閉止部
8…仕切壁
9A…上室
9B…下室
HA…インジェクタ用コネクタ
HB…グロープラグ用コネクタ
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記仕切壁によって区画された上室側は、下室側に比べ高さ方向に関して狭く形成されて、前記ハーネス周りのクリアランスが前記上室側よりも前記下室側の方が大きくなっていることを特徴とするハーネスプロテクタ。 A protector body to be mounted on the vehicle engine, a plurality of harnesses that are housed in the protector body along the length direction and belong to a plurality of wiring systems, and the protector body is divided into two upper and lower chambers over the entire length. And a partition wall that allows the harness to be sorted and accommodated in each room according to the system,
The upper chamber side partitioned by the partition wall is formed narrower in the height direction than the lower chamber side, and the clearance around the harness is larger on the lower chamber side than on the upper chamber side. Harness protector characterized by
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