JP4588064B2 - 枠組足場の移動式手摺枠 - Google Patents

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Description

本願発明は枠組足場の移動式手摺枠に関し、枠組足場の組立ておよび解体に先行して枠組足場の上方および下方に移動できるようにした先行式手摺枠として開発されたものである。
従来、建物の新築、解体またはリフォーム等の工事に際しては、例えば図12(i)に図示するような枠組足場が高所作業用として広く使用されている。この種の枠組足場は軸組となる複数の建枠20と作業床となる複数の布枠21、さらに補強部材となるブレース22等から作業足場の主要部が構成されている。
建枠20は2本の建地20a,20aとこの建地20a,20aの上端部間に設置された横地20bとからほぼ門形(鳥居形)状に形成されたユニット材で、工事中の建物Aの外周に所定間隔おきに建て付けられ、かつ上下を差し込む等して複数段に組み上げられている。また、布枠21は各段の建枠20の横地20b,20b間に架け渡されている。
ところで、枠組足場の組立てに際しては、建枠20と布枠21を一段一段上に順に組み上げ、解体に際しては一段一段上から下へ順に建枠20と布枠21を解体して撤去するが、例えば図12(ii)に図示するように、いずれの作業も最上段の高所で作業員の手によってなされるため、作業中の転落事故などから作業員の安全を図る必要があり、そのため枠組足場には手摺り枠を設置する等の安全措置がとられている。
国際公開第97/10399号パンフレット 特開2000−17829号公報 特開2001−81958号公報
この場合の手摺り枠は枠組足場の最下段から最上段まで、各段および各スパンごとに個々に取り付けられているため、手摺り枠だけでも膨大な量になりその取り付けと取り外しが非常に煩わしいだけでなく、手摺り枠を含む足場材の管理が煩雑になり、さらに手摺り枠の取り付けおよび取り外しの作業中に手摺り枠を落下させてしまう等の課題があった。
また、手摺り枠を上下方向に移動して盛り代えできるように、手摺り枠を枠組足場の上下方向に移動できるようにしたタイプの手摺りも開発されているが、この場合の手摺り枠は枠組足場の建地に直接取り付けられ、建地が手摺り枠を上下移動させる際のガイドレールを兼ねている。
しかし、この種の枠組足場の組立ては、一般に熟練した作業員が行ってもその組立精度にも限界があり、また使用機材の中に整備不良の機材が混在していたりすると、組立精度はさらに落ちるため、このような組立精度の悪い建枠の建地に取り付けられたガイドレールは、当然にガイドレール間の間隔、平行度は落ちるため、手摺り枠をスムーズに上下移動できない等の課題があった。
さらに、ガイドレールは建枠の建地と一体に形成されているため、ガイドレールの付いていない既存の建枠からなる枠組足場には全く使用できない等の課題もあった。
本願発明は以上の課題を解決するためになされたもので、枠組足場の組立ておよび解体に先行して手摺枠を自由に上下移動できるようにした枠組足場の移動式手摺り枠を提供することを目的とする。
請求項記載の枠組足場の移動式手摺枠は、複数の建枠を所定間隔おきにかつ複数段に設置して構成された枠組足場に、当該枠組足場の組立ておよび解体に先行して上下移動するように設置される枠組足場の移動式手摺枠において、前記建枠の建地に添わせて垂直に設置された複数のガイドレールと、隣接する前記ガイドレール間にその上下方向に移動自在に設置された手摺枠本体とから構成され、前記手摺枠本体に前記ガイドレールに設けられた係合部と係合および離脱可能な固定ストッパーと当該固定ストッパーを操作する操作ハンドルが設けられ、前記操作ハンドルは前記枠組足場の床面より高い位置に設けられた上部操作ハンドルと当該上部操作ハンドルの下方に設けられた下部操作ハンドルの2個であって、前記下部操作ハンドルはリンク機構を介して前記固定ストッパーに取り付けられ、前記上部操作ハンドルは垂直ロッドを介して前記リンク機構に取り付けられてなることを特徴とするものである。
請求項記載の枠組足場の移動式手摺枠は、請求項記載の枠組足場の移動式手摺枠において、手摺枠本体に当該手摺枠本体の落下を防止する落下防止ストッパーが設けられてなることを特徴とするものである。
この場合の落下防止ストッパーの構造としては、例えば手摺枠本体の両側部に落下防止ストッパーを回転自在またはスライド自在に取り付けるとともに、板ばねやコイルばね等のばね部材の弾発力によってガイドレール側に常時突出するように付勢する一方、ガイドレールの側部にガイドレール側に突出した落下防止ストッパーが係合および係脱可能な係止部として切欠き部またはストッパー挿入孔を設けた構造でよい。
請求項記載の枠組足場の移動式手摺枠は、請求項1または2記載の枠組足場の移動式手摺枠において、手摺枠本体に隣接するガイドレール間に水平に架け渡される下枠が設けられ、当該下枠内にその長手方向にスライドすることにより前記ガイドレールに係合部として設けられたストッパー挿入孔と係合および係脱可能な固定ストッパーが設けられてなることを特徴とするものである。
請求項記載の枠組足場の移動式手摺枠は、請求項1〜のいずれかに記載の枠組足場の移動式手摺枠において、手摺枠本体はその上下方向の任意の位置に設けたヒンジ機構より上の部分または下の部分がヒンジ部を軸として手摺枠本体の面外方向に揺動可能に構成されてなることを特徴とするものである。
このような構成にする方法としては、例えば手摺枠本体の上下方向の任意の位置、例えばほぼ中央部にボルトまたはピン等を用いたヒンジ機構を設けることにより、このヒンジ部を軸にこれより上の部分または下の部分が揺動(傾倒)する構造とすることができる。
このような構成にすることで、組立精度の悪い建枠に取り付けられた垂直度、平行度の落ちるガイドレールの場合であっても、手摺枠本体をガイドレールの傾きに沿わせて上下方向にきわめてスムーズにスライドさせることができる。
請求項記載の枠組足場の移動式手摺枠は、請求項1〜のいずれかに記載の枠組足場の移動式手摺枠において、手摺枠本体の両端部にガイドレールとその長手方向にスライド自在に係合するガイド部材が設けられてなることを特徴とするものである。
請求項記載の枠組足場の移動式手摺枠は、請求項記載の枠組足場の移動式手摺枠において、ガイド部材は可動部を備え、当該可動部は当該可動部を手摺枠本体の手摺柱に連結する連結ボルトの周方向に回転および前記連結ボルトの軸方向にスライド自在に取り付けられていることを特徴とするものである。
ガイド部材をこのような構成にすることで、手摺枠本体をガイドレールに沿わせて上下方向にスライドさせる際、ガイドレールとの摩擦抵抗を受けることなく手摺枠本体をきわめてスムーズに上下移動させることができる。
請求項記載の枠組足場の移動式手摺枠は、請求項1〜のいずれかに記載の枠組足場の移動式手摺枠において、ガイドレールは複数に分割して構成され、かつそれぞれが接続および切り離しできるように構成されてなることを特徴とするものである。
本願発明は以上説明したとおりであり、特に手摺枠本体が建枠の建地に沿って設置されたガイドレール間をその上下方向に自由にスライドし、かつ手摺枠本体にはガイドレールに設けられた係合部と係合および係脱するストッパーが設けられているため、枠組足場の組立ておよび解体に際し、手摺枠本体の上下移動を建枠の組立ておよび撤去に先行して行うことで、枠組足場の組立ておよび解体作業中、ガイドレールと手摺枠本体とからなる手摺りによって作業員の安全を常に確保することができる。
また、手摺枠本体の両端部にガイドレールとその長手方向にスライド自在に係合するガイド部材が設けられているので、手摺枠本体の上下移動をきわめてスムーズに行うことができる。
また、ガイドレールは複数に分割して形成され、かつそれぞれが接続および切り離しできるように形成されているので、ガイドレールを継ぎ足して長さを延長することで複数段の高い枠組足場にも自由に対応でき、さらに手摺枠本体を自由に上下移動できることにより、一段分の手摺枠本体を設置するだけでよいので、手摺枠本体の数量が大幅に減って管理がし易くなり、しかもきわめて経済的である。
また、落下防止ストッパーが取り付けられていることで、枠組足場の組立および解体作業中に手摺枠を誤って落下させてしまう等の事故を未然に防止できる効果がある。
また、手摺枠本体は、建枠の建地とは別に建地に取り付けられたガイドレール間に取り付けられているので、ガイドレールの取り付けが可能であれば既存の枠組足場の手摺り枠としても利用できるため、利用範囲がきわめて広く実用性が大いに期待できる。
図1〜図11は、この発明に係る枠組足場の移動式手摺枠の一例を示し、図において、複数の建枠1が枠組足場の軸組として建物Aの外周に複数スパンおよび複数段に組み上げられている。
また、各建枠1の後踏み側(道路側)の建地1aにガイドレール2が建地1aに沿って垂直にそれぞれ建て付けられ、また各ガイドレー2,2間に手摺枠本体3がそれぞれ取り付けられている。なおここで、建物A側の前踏み側に対してその反対側を後踏み側(道路側)という。
ガイドレー2は中空の矩形断面形に形成され、かつその両側(枠組足場のスパン方向の両側)にガイド片2a,2aとストッパー挿入孔2cがそれぞれ形成され、またガイドレール2のほぼ中間部と下端部に建枠1の幅方向(横地1bの長手方向)に貫通する取付孔2bと2dがそれぞれ形成されている。なお、この場合の取付孔2dは後述する固定金具(クランプ)5を取り付けるための孔であり、取付孔2bは後述する固定金具4を取り付けるための孔である。
ガイド片2a,2aはガイドレール2の上下方向に連続して形成され、ストッパー挿入孔2cはガイドレール2のほぼ中間部に形成されている。また、ガイドレール2の上端部にほぞ(継手)2eが突設されている。
このように形成されたガイドレール2は複数、各建枠1の建地1aの外側に枠組足場の最下段より最上段まで連ねて立設され、かつ下側ガイドレール2のほぞ2eが上側ガイドレール2の下端部の中空部に挿入されていることで、上下のガイドレール2どうしが互いに接続され、係る構成により複数のガイドレール2から枠組足場の最下段から最上段まで連続する一本のガイドレールが形成されている。
また、各ガイドレール2の中間部は固定金具4によって建地1aの上端部に固定され、下端部は固定金具5によって建地1aの中間部に固定されている。
固定金具4はリング状をなし、建地1aの上端部(横地1bとの連結部より上の部分)が貫通している固定部4aと、この固定部4aの一端からガイドレール2側に水平に突出し、ガイドレール2の取付孔2bを貫通している雄ねじ部4bとから形成され、雄ねじ部4bの先端部に固定ナット6が締め付けられていることで各ガイドレール2の中間部が建地1aの上端部に固定されている。
なお、この場合の固定金具4は、リング状の固定部4aが横地1bに係止されていることで、落下することなく建地1aの上端部に固定されている。
また、図4(iii) は、固定金具の変形例を示し、特に固定部4aが側方に開口するU字状に形成されている。固定部4aがこのように形成されていることで、上下の建地1aが連結されたままの状態でも、固定金具4の取付および取り外しを行うことができる。
固定金具5はクランプであり、建地1aの下端部に取り付けられ、この固定金具5にガイドレール2の取付孔2dを貫通した固定ボルト7が締め付けられていることで、各ガイドレール2の下端部が建地1aの中間部に固定されている。
手摺枠本体3は、隣接するガイドレール2,2間に水平に架け渡された下枠3aと、この下枠3aの両端部にガイドレール2に近接してそれぞれ立設された手摺柱3b,3bと、この手摺柱3b,3bの上端部間に架け渡された手摺杆3c等からに矩形枠状に形成されている。
下枠3a、手摺柱3bおよび手摺杆3cはいずれも中空断面形に形成され、特に下枠3aの両端部と手摺柱3bの上端部には、ガイドレール2側に水平に突出するガイド部材8がそれぞれ突設され、各ガイド部材8にはガイドレール2のガイド片2a,2aと係合するガイド溝8aがそれぞれ形成されている。
また、下枠3aの中間部より両側には、中間部から両端のガイド部材8にかけて連続する棒状の固定ストッパー9が下枠3の長手方向にスライド自在にそれぞれ挿通されている。
固定ストッパー9は下枠3a内にあってガイドレール2側にスライドすると同時に、先端部9aがガイド溝8a内に突出してガイドレール2のストッパー挿入孔2cに挿入するようになっており、また反対側にスライドすることで先端部9aはストッパー挿入孔2cから外れるようになっている。
さらに固定ストッパー9は、図7(i) ,(ii)に図示するように、リンク機構10を備えた操作ハンドルによって操作できるように構成されている。
リンク機構10は、ほぼL字状に形成され、その一端側が固定ストッパー9の端部にそれぞれ連結され、かつ手摺枠本体3に固定ストッパー9が水平にスライドすると同時に自在に回転するようにピン着された二個の回転体10aと、この回転体10aの他端側に連結され、回転体10aの回転とともに自在に上下移動するように取り付けられた二本の垂直ロッド10b,10bと、この垂直ロッド10b,10bの上端部間と下端部間にそれぞれ取り付けられた操作ハンドル10c,10dとから構成されている。
そして、操作ハンドル10cまたは操作ハンドル10dを持って上下に上げ下げすると、二本の垂直ロッド10b,10bが上下移動し、これに伴い回転体10a,10aが回転し、これにより両側の固定ストッパー9,9が水平にスライドして先端部9aがガイド溝8a内に突出してガイドレール2のストッパー挿入孔2cに挿入されるようになっており、また反対側にスライドすることで先端部9aはストッパー挿入孔2cから外れるようになっている。
このように構成されていることで、手摺枠本体3を上昇させるときは操作ハンドル10cまたは10dを上に少し持ち上げ、また手摺枠本体3を下昇させるときも操作ハンドル10cまたは10dを上に少し持ち上げることにより、固定ストッパー9とストッパー挿入孔2cとの係合および係脱をワンタッチで行うことが可能となり、移動式手摺枠の移動(盛り変え)をきわめてスムーズに行うことができる。
また図8は、手摺枠本体3の両側部に落下防止ストッパー11,11を取り付けることで、固定ストッパー9を解除した際の手摺枠本体3の落下事故を未然に防止し、手摺枠本体3を上げ下げする際の作業の安全を図ったものである。
この場合の落下防止ストッパー11は、手摺枠本体3の手摺柱3b,3bの下端部にそれぞれ回転自在に取り付けられ、かつU字状の板ばね12によって下端部11aがガイドレール2側に回転するように常に付勢されている。
また、ガイドレール2の側部に落下防止ストッパー11の下端部11aが係合可能な切欠き部2fが形成されている。そして、手摺枠本体3が誤って落下した際に、落下防止ストッパー11の下端部11aが左右ガイドレール2の切欠き部2fに係合することで、手摺枠本体3の落下を途中で止めることができる。
図9〜図11は、さらに手摺枠本体3のほぼ中間部にヒンジ機構13を設けて、手摺枠本体3をこのヒンジ部(ヒンジ機構13を有する部分)を軸に一定角度の範囲で揺動(傾倒)自在に形成し、かつ各ガイド部材8,8を回転かつ伸縮自在に取り付けることにより、ガイドレール2,2に少々の傾き等があったとしても、これを簡単に吸収しながら手摺枠本体3を上下方向にスムーズにスライドさせることができる。
この場合のヒンジ機構13は、手摺枠本体3の両端手摺柱3b,3bおよびその間に立設された手摺柱3d,3dのほぼ中間部に設けられ、各手摺柱3bおよび3dはこのヒンジ部を軸に手摺枠本体3の面外方向に一定角度の範囲で揺動(傾倒)自在に形成されている。
なお、ヒンジ機構13は手摺柱3bと3dをそれぞれヒンジ部より上側部分と下側部分の2部材から形成し、この2部材を連結ボルト13aによって回転自在に連結することにより形成され、連結ボルト13aがヒンジになっている。
またガイド部材8は、ガイド溝8aを有する可動部8bと手摺柱3bに固定された固定部8cと可動部8bを固定部8cに連結する連結ボルト8dとから形成され、可動部8bは連結ボルト8dの周方向に自由に回転し、かつ連結ボルト8dの軸方向に自由に移動するようになっている。
ガイド部材8がこのように構成されていることにより、手摺枠本体3をガイドレール2に沿わせて上下方向にスライドさせる際、ガイドレール2との摩擦抵抗を受けることなく手摺枠本体3をきわめてスムーズに上下移動させることができる。
次に、枠組足場の組立てに際してのガイドレール2および手摺枠本体3の取り扱い方法を説明する。
(1) 組立て中の枠組足場の最上段において、その床面上に建て付けられた建枠1の後踏み側(道路側)の各建地1aの外側にガイドレール2をそれぞれ建て付ける。この場合、ガイドレール2は中間部より上部分を建地1aの上方に延長させて垂直に建て付ける。そして下端部に、既に取り付けられている下側ガイドレール2の上端部に突設されているほぞ2eを挿入することにより下側のガイドレール2と接続する。また、中間部を建地1aの上端部に固定金具4によって固定し、下端部を建地1aの中間部に固定金具5によって固定する。
(2) 次に、最上段の作業足場または最下段の作業足場より手摺枠本体3の固定ストッパー9を解除した状態で、手摺枠本体3をガイドレール2に取り付け、次に手摺枠本体3の上のガイドレール2をセットする。
(3) 次に、最上段の建枠1の上方に延長させて建て付けられたガイドレール2,2間まで手摺枠本体3をスライドさせて移動する。そして、このガイドレール2,2間に手摺枠本体3を改めて固定する。この場合、固定ストッパー9をガイドレール2側にスライドさせて先端部9aをストッパー挿入孔2cに挿入することで、手摺枠本体3はガイドレール2,2間に固定される。
(4) そして、手摺枠本体3を移動した上の段の建枠1を組み上げる。
以下同様にして、ガイドレール2の延長と手摺枠本体3の移動を建枠1の組み上げに先行して行うことにより、ガイドレール2,2と手摺枠本体3とからなる手摺りによって、常に作業員の安全が確保された状態で枠組足場の組立てを行うことができる。
次に、枠組足場の解体に際してのガイドレール2および手摺枠本体3の取り扱い方法を説明する。
(1) 解体中の枠組足場の最上段において、その床面上に建て付けられた建枠1の上方に延長して建て付けられているガイドレール2,2間の手摺枠本体3の固定を解除する。
(2) 次に、ガイドレール2,2間をスライドさせて手摺枠本体3を最上段の次の床面まで移動させる。そして、その位置に手摺枠本体3を再び固定する。
(3) 次に、最上段の床面上に建て付けられた建枠1の上方に延長して建て付けられているガイドレール2を撤去する。この場合、固定金具5を取り外してガイドレール2の下端部を建地1aから切り離した後、ガイドレール2を上に軽く持ち上げることで、固定金具4の固定部4aが建地1aの上端部から抜けるため、ガイドレール2は簡単に取り外すことができる。
(4) 次に、ガイドレール2,2と手摺枠本体3とからなる手摺りを安全柵として最上段の建枠1を撤去する。
以下同様にして、手摺枠本体3の移動とガイドレール2の撤去を建枠1の撤去に先行して行うことにより、ガイドレール2,2と手摺枠本体3とからなる手摺りにより、常に作業員の安全が確保された状態で枠組足場の解体撤去を行うことができる。
枠組足場および移動式手摺枠の一部斜視図である。 ガイドレールを示し、(i),(iv)はその側面図、(ii)はその正面図、(iii) はその横断面図である。 移動式手摺枠を示し、(i) はその正面図、(ii)はその側面図である。 (i) は図3(ii)におけるイ部拡大図、(ii), (iii) は固定金具の他の実施例を示す断面図である。 (i) は手摺枠本体が固定された状態の図3(i) におけるニ部拡大横断面図、(ii)は手摺枠本体の固定が解除された状態の図3(i) におけるニ部拡大縦断面図である。 (i) は図3(i) におけるホ部拡大横断面図、(ii)はその拡大側面図である。 (i) は手摺枠本体の正面図、(ii)はその一部拡大正面図である。 (i) は手摺枠本体の正面図、(ii),(iii) はその一部拡大正面図である。 揺動部を設けた手摺枠本体の正面図である。 (i)は手摺枠本体の揺動状態を示す一部側面図、(ii)はその一部正面図である。 ガイド部材の一例を示し、(i) はその組立てまたは使用時の一部破断平面図、(ii)はその一部側面図、(iii) はその一部破断正面図である。 枠組足場の一例を示し、(i) はその一部斜視図、(ii)はその正面図である。
符号の説明
1 建枠
1a 建地
1b 横地
2 ガイドレール
2a ガイド片
2b ストッパー挿入孔
2c 取付孔
2d 取付孔
2e ほぞ(継手)
3 手摺枠本体
3a 下枠
3b 手摺柱
3c 手摺杆
4 固定金具
4a 固定部
4b 雄ねじ部
5 固定金具
6 固定ナット
7 取付ボルト
8 ガイド部材
8a ガイド溝
8b 可動部
8c 固定部
8d 連結ボルト
9 固定ストッパー
9a ストッパーの先端部
10 リンク機構
10a 回転体
10b 垂直ロッド
10c 操作ハンドル
10d 操作ハンドル
11 落下防止ストッパー
11a 落下防止ストッパーの下端部
12 板ばね
13 ヒンジ機構
13a 連結ボルト

Claims (7)

  1. 複数の建枠を所定間隔おきにかつ複数段に設置して構成された枠組足場に、当該枠組足場の組立ておよび解体に先行して上下移動するように設置される枠組足場の移動式手摺枠において、前記建枠の建地に添わせて垂直に設置された複数のガイドレールと、隣接する前記ガイドレール間にその上下方向に移動自在に設置された手摺枠本体とから構成され、前記手摺枠本体に前記ガイドレールに設けられた係合部と係合および離脱可能な固定ストッパーと当該固定ストッパーを操作する操作ハンドルが設けられ、前記操作ハンドルは前記枠組足場の床面より高い位置に設けられた上部操作ハンドルと当該上部操作ハンドルの下方に設けられた下部操作ハンドルの2個であって、前記下部操作ハンドルはリンク機構を介して前記固定ストッパーに取り付けられ、前記上部操作ハンドルは垂直ロッドを介して前記リンク機構に取り付けられてなることを特徴とする枠組足場の移動式手摺枠。
  2. 手摺枠本体に当該手摺枠本体の落下を防止する落下防止ストッパーが設けられてなることを特徴とする請求項記載の枠組足場の移動式手摺枠。
  3. 手摺枠本体に隣接するガイドレール間に水平に架け渡される下枠が設けられ、当該下枠内にその長手方向にスライドすることにより前記ガイドレールに係合部として設けられたストッパー挿入孔と係合および係脱可能な固定ストッパーが設けられてなることを特徴とする請求項1または2に記載の枠組足場の移動式手摺枠。
  4. 手摺枠本体は、その上下方向の任意の位置に設けたヒンジ機構より上の部分または下の部分がヒンジ部を軸として手摺枠本体の面外方向に揺動可能に構成されてなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の枠組足場の移動式手摺枠。
  5. 手摺枠本体の両端部にガイドレールとその長手方向にスライド自在に係合するガイド部材が設けられてなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の枠組足場の移動式手摺枠。
  6. ガイド部材は可動部を備え、当該可動部は当該可動部を手摺枠本体の手摺柱に連結する連結ボルトの周方向に回転および前記連結ボルトの軸方向にスライド自在に取り付けられていることを特徴とする請求項記載の枠組足場の移動手摺枠。
  7. ガイドレールは複数に分割して構成され、かつそれぞれが接続および切り離しできるように構成されてなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の枠組足場の移動式手摺枠。
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