JP4587510B2 - 遊技者照合確認システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技者照合確認システムに関して、詳しくは、遊技機が設置された遊技場に来店した遊技者の顔を照合して確認するための遊技者照合確認システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機などの遊技機が設けられた遊技場においては、遊技場に来店した遊技者の顔を照合して不正行為者の発見に務めて、不正行為が行なわれるのを防止したり、不正行為者発見の通報を行なったりしていた。一方、不正行為の中には、たとえば、遊技者が遊技を行なっている途中で遊技を一旦中断し、用事を済ませてから中断を解除して再び遊技を続行する場合において、その中断中に他の遊技者が来て中断を解除して不正に遊技を行なうという、不正な中断解除がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の場合たとえば中断操作した遊技者の顔と中断解除操作した遊技者の顔の照合確認、遊技場の店員などの目視により行なった場合には、店員の見間違いや、勘違いにより、誤った照合結果となるおそれがあり、善良な遊技者を誤って不正行為者と認定して、遊技者の名誉を毀損するおそれがあったり、また不正行為者であることを見落としてしまうおそれが生じる
【0004】
また、店員が遊技者の顔の照合確認作業に手間取って、他の遊技者に対する店員によるサービスが低下して、店舗の収益が減ずるおそれもあった。
【0005】
本発明は係る実情に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、遊技機が設置された遊技場において不正な中断解除を防止する目的で行なう遊技者の照合確認を人手によらず確実に行なうことができる遊技者照合確認システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、遊技機が設置された遊技場内に居る遊技者の顔を照合して確認するための遊技者照合確認システムであって、
前記遊技機または該遊技機に対応して設置され、所定の遊技中断を指示するために操作される遊技中断指示手段を有する遊技機周辺装置と、
前記遊技中断指示手段が遊技者により操作されて遊技の中断が指示された時および遊技の中断の解除が指示された時に、それら指示を行なった遊技者を被写体像として撮像して画像信号を出力する撮像手段と、
遊技の中断が指示された時に前記撮像手段により撮像された顔データを記憶する中断時顔データ記憶手段と、
遊技の中断の解除が指示された時に前記撮像手段により撮像された顔データと中断時顔データ記憶手段に記憶されている顔データとを照合する遊技中断時照合手段と、
遊技中断時照合手段による照合結果を出力する照合結果出力手段とを備え、
前記遊技中断時照合手段による前記照合の結果、照合不一致のときには遊技の中断は解除されないことを特徴とする。
【0007】
なお、上述の遊技場内に居る遊技者とは、遊技をしているいないに関わらず遊技場内に居る遊技者全てを指す。
【0012】
請求項に記載の発明の構成は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記遊技者が前記遊技場の会員であることを示すための会員用記録媒体を発行するための会員用記録媒体発行手段と、
該会員用記録媒体発行手段により前記会員用記録媒体の発行の際に発行対象となる遊技者を被写体像として撮像するための発行対象者撮像手段と、
該発行対象者撮像手段により得られた顔データを、当該発行対象となる遊技者に発行された会員用記録媒体の記録内容によって特定可能に登録するための会員登録手段と、
前記会員用記録媒体を受付けて該会員用記録媒体の記録内容を読取る記録媒体受付処理手段と、
該記録内容から特定される該会員用記録媒体の所有者の顔データを読出すための顔データ読出手段と、
前記記録媒体受付処理手段により前記会員用記録媒体が受付けられた時に、受付け対象となる遊技者を被写体像として撮像するための受付対象者撮像手段と、
該受付対象者撮像手段により得られた顔データと前記顔データ読出手段により読出された前記顔データとを照合して、照合結果を出力するための記録媒体受付時照合手段とをさらに備える。
【0013】
請求項に記載の発明の構成は、請求項に記載の発明の構成に加えて、前記会員用記録媒体発行手段は、前記会員用記録媒体の記録領域に該会員用記録媒体の所有者を識別するための会員識別情報を記録する会員識別情報記録手段を有し、前記記録媒体受付照合手段は、前記顔データに加えて、遊技者により入力された前記会員識別情報を照合して照合結果を出力する。
【0014】
請求項に記載の発明の構成は、請求項またはに記載の発明の構成に加えて、
前記会員用記録媒体の記録内容から、該会員用記録媒体の所有者が遊技の結果取得した遊技結果価値を遊技場に預け入れた預け入れ遊技結果価値の大きさが特定可能とされ、
前記遊技者照合確認システムは、
前記預け入れ遊技結果価値の大きさが、前記会員識別情報と対応して登録される遊技結果価値登録部と、
前記遊技者により前記預け入れ遊技結果価値の大きさの更新または引落しの取引処理のために前記会員用記録媒体が受付けられたとき、前記記録媒体受付時照合手段は照合を行なって、該照合の結果が照合不一致である時には前記取引処理を中断し、照合一致である時には前記取引処理を行なう取引手段とをさらに備える。
【0015】
【作用】
請求項1に記載の発明によれば、次のように作用する。遊技機または該遊技機に対応して設置された遊技機周辺装置には遊技中断指示手段が設けられて、遊技中断指示手段は所定の遊技中断を指示するために操作される。撮像手段の働きにより、遊技中断指示手段が遊技者により操作されて遊技の中断が指示された時および遊技の中断の解除が指示された時に、それら指示を行なった遊技者が被写体像として撮像されて画像信号が出力される。中断時顔データ記憶手段により、遊技の中断が指示された時に撮像手段により撮像された顔データが記憶される。遊技中断時照合手段の働きにより、遊技の中断の解除が指示された時に撮像手段により撮像された顔データと中断時顔データ記憶手段に記憶されている顔データとが照合され、その照合結果が照合結果出力手段により出力される。そして、遊技中断時照合手段による照合の結果、照合不一致のときには遊技の中断は解除されない。
【0016】
通常、遊技機においては遊技を中断およびその後に中断を解除する遊技者は同一人物であるから、遊技中断指示時および中断解除指示時のそれぞれで得られた遊技者の顔データの照合結果が不一致の場合には、不正に遊技の中断の解除が指示されたことになるので、遊技の中断は解除されず、該不正な遊技の中断解除指示に対して適切な対応を速やかに取ることができる。
【0025】
請求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。遊技者照合確認システムにはさらに会員用記録媒体発行手段、発行対象者撮像手段、会員登録手段、記録媒体受付処理手段、顔データ読出手段、受付対象者撮像手段および記録媒体受付時照合手段が設けられる。会員用記録媒体発行手段の働きにより、遊技者が遊技場の会員であることを示すための会員用記録媒体が発行される。発行対象者撮像手段の働きにより、該会員用記録媒体発行手段により会員用記録媒体の発行された際に発行対象となる遊技者を被写体像として撮像する。会員登録手段の働きにより、該発行対象者撮像手段により得られた顔データが、当該発行対象となる遊技者に発行された会員用記録媒体の記録内容によって特定可能に登録される。記録媒体受付処理手段の働きにより、会員用記録媒体を受付けて該会員用記録媒体の記録内容が読取られる。顔データ読出手段の働きにより、該記録内容から特定される該会員用記録媒体の所有者の顔データが読出される。受付対象者撮像手段の働きにより、記録媒体受付処理手段により会員用記録媒体が受付けられた時に、受付け対象となる遊技者が被写体像として撮像される。記録媒体受付時照合手段の働きにより、該受付対象者撮像手段により得られた顔データと顔データ読出手段により読出された前記顔データとが照合されて、照合結果が出力される。
【0026】
このように、会員用記録媒体発行時には、会員となる遊技者の顔データは、会員登録手段によって自動的に登録されるので、顔データを用いた会員の管理、会員の照合確認を簡単に行なうことができる。
【0027】
また、記録媒体受付時照合手段により、記録媒体受付処理手段に会員用記録媒体が受付けされたときに撮像して得られた該遊技者の顔データは、会員登録手段によって登録されている顔データ、すなわち該会員用記録媒体の正当保持者である会員の顔データと照合されて、その照合結果が出力されるので、遊技場側は照合不一致であるときは、不当に会員用記録媒体を取得した遊技者により不正行為が行なわれていることを確認できる。これにより、このような不正行為に対して適切な対応を取って、該不正行為による遊技場側の損害および会員の損害を未然に、かつ確実に防止できる。
【0028】
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。会員用記録媒体発行手段に含まれる会員識別情報記録手段の働きにより、会員用記録媒体の記録領域に該会員用記録媒体の所有者を識別するための会員識別情報が記録される。記録媒体受付時照合手段のさらなる働きにより、顔データに加えて、遊技者により入力された前記会員識別情報を照合して照合結果が出力される。
【0029】
このように、遊技機の記録媒体受付処理手段に会員用記録媒体が受付けされたときに得られた該遊技者の顔データの照合に加えて、遊技者により入力された会員識別情報の照合が行なわれて、その照合結果が出力されるので、遊技場側は顔データの照合のみならず会員識別情報の照合を行ない、その結果が不一致であるときは、不当に会員用記録媒体を取得した遊技者により不正行為が行なわれていることを確認できる。これにより、このような不正行為に対して適切な対応を取って、該不正行為による遊技場側の損害および会員の損害を未然に、かつ確実に防止できる。
【0030】
請求項に記載の発明によれば、請求項またはに記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。会員用記録媒体の記録内容から、該会員用記録媒体の所有者が遊技の結果取得した遊技結果価値を遊技場に預け入れた預け入れ遊技結果価値の大きさが特定可能とされる。そして、遊技結果価値登録部の働きにより、預け入れ遊技結果価値の大きさが、会員識別情報と対応して登録されると、取引手段の働きにより、遊技者による預け入れ遊技結果価値の大きさの更新または引落しの取引処理のために、会員用記録媒体が受付けられたときは、記録媒体受付時照合手段による照合が行なわれて、該照合の結果が不一致である時には取引処理は中断されて、照合一致である時には取引処理は行なわれる。
【0031】
このように、遊技結果価値の取引処理が要求されるときには、記録媒体受付時照合手段による照合結果が、照合一致するときにのみ、すなわち該遊技者が正当な会員であるときにのみ取引処理が行なわれる。このため、照合結果に基づいて、不当に会員用記録媒体を取得して不正に取引処理を行なおうとするような不正遊技者が特定されたときは、該遊技者に対して所定の対応を取ることができるとともに、取引処理は中断されるから不正な取引処理による遊技場側の損害発生を防止できるとともに、正当保持者である会員に対する遊技結果価値に関する損害発生を防止できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0033】
第1の実施の形態
図1は、遊技者照合確認システムの全体構成を示すブロック図である。該遊技者照合確認システムでは、センタ側ホストコンピュータ10に複数の遊技場が、ネットワークを介して通信接続される。ここでは、説明を簡単にするために、センタ側ホストコンピュータ10と1つの遊技場との間の通信が説明される。各遊技場内では、複数台の遊技機1、遊技場内の端末装置30、遊技場の入口付近に設けられた入口カメラ50、前述した複数台の遊技機1、遊技場内の端末装置30および入口カメラ50を通信接続する遊技場ホストコンピュータ20が設けられ、センタ側ホストコンピュータ10と遊技場ホストコンピュータ20とは通信接続される。入口カメラ50は、来店する遊技者により目視により容易に認識されないような態様で(位置に)設けられる。
【0034】
センタ側ホストコンピュータ10はCPU(中央処理装置の略)11、外部から情報を入力するためのキーボードやマウスなどの入力部14、外部に情報を画像、音声、印字などにより出力するための出力部15、入力部14および出力部15とCPU11との間で情報を入出力するための入出力I/F(インターフェイスの略)12、本遊技場および他の遊技場にて遊技に関する不正な行為をした者および犯罪などにより指名手配中の者(以下、不正者と総称する)などの顔の画像を示すデータ(以下、顔データ)が複数個記憶される不正者の顔データ記憶部M3が設けられてCPU11によりアクセスされるメモリ13,CPU11と遊技場ホストコンピュータ20とを通信接続するための通信I/F16を含む。
【0035】
遊技場ホストコンピュータ20は、CPU21、該遊技場に来店した遊技者の顔データが蓄積されて記憶される顔データ記憶部M2および得点データ記憶部M4が設けられて、CPU21によりアクセスされるメモリ23、外部から情報を入力するためのキーボード、マウスなどの入力部24、外部に情報を画像、音声、印字などにより出力するための出力部25、入力部24および出力部25とCPU21との間で情報を入出力するための入出力I/F22、通信I/F26を介し複数の遊技機1、遊技場内の端末装置30および入口カメラ50から与えられる遊技者の被写体像を撮像して得られた画像信号IMSを入力して該画像信号IMSから遊技者の顔データFDを得て、CPU21に出力する画像信号処理部27を含む。
【0036】
遊技場内の端末装置30は、後述するような会員カード200の発行のための機能を含む各種機能を実施するための構成を有する。具体的には、遊技場内の端末装置30は、CPU31、後述する会員カード200を発行したり、会員用記録媒体200の記憶領域から所定情報を読取るために会員カード200が投入されたり排出されたりして、該会員カード200に情報を読書きするカード入出力部40、外部から情報を入力するためのキーボード、マウスなどの入力部34、外部に情報を画像音声、印字などにより出力するための出力部35、入力部34、出力部35およびカード入出力部40とCPU31との間で情報を入出力するための入出力I/F32、来店した遊技者の顔データが蓄積されて記録される顔データ記憶部M1が設けられてCPU31によりアクセスされるメモリ38、遊技者を撮像して遊技者の被写体像の画像信号IMSを出力する会員用カメラ39、会員用カメラ39から出力されたが像信号IMSを入力して遊技者の顔データFDをCPU31に出力する画像信号処理部37および遊技場ホストコンピュータ20とCPU31とを通信接続するための通信I/F41を含む。
【0037】
なお、顔データ記憶部M1とM2および得点データ記憶部M4の記憶内容については図5において後述し、ならびに画像信号処理部27については図6において後述する。
【0038】
図2は、遊技場に設けられる遊技機とその周辺装置の内部構成を示すブロック図である。
【0039】
遊技場に設けられる複数の遊技機1のそれぞれには、該遊技機1において遊技を制御するための遊技制御装置2および後述する会員カード200が投入されて、投入された会員カード200に記憶された内容に基づいた処理をして、該会員カード200を排出するためのカード処理装置3が設けられる。カード処理装置3は該遊技機1の周辺装置として設けられる。遊技制御装置2は該遊技機1における不正行為に対応して処理を行なうための不正対応用マイコン(マイクロコンピュータの略)60、遊技を制御するための回路部である遊技制御用回路群70および該遊技制御用回路群70の動作を制御するための遊技制御用コンピュータ80を含む。
【0040】
不正対応用マイコン60はCPU61、CPU61にカード処理装置3および遊技場のホストコンピュータ20を通信接続するための通信I/F62、遊技制御用回路群70および遊技制御用コンピュータ80とCPU61との間で情報を入出力するための入出力I/F63を含む。
【0041】
図3は、遊技制御用回路群70の各種スイッチなどの遊技機における取付位置を説明する図である。
【0042】
遊技制御用回路群70には、遊技を実行するための回路群(図示省略)に加えて、ドアオープンスイッチSW1、中断スイッチSW2、不正電波検出スイッチSW3および得点カウント部71が設けられる。
【0043】
得点カウント部71は、遊技の結果、遊技者の所有となるような遊技結果価値を示す得点データを、遊技の実行内容に応じて加減算して、一時的に保存する。
得点データカウント部71の得点データは、カード処理装置3により参照される。
【0044】
ドアオープンスイッチSW1は、図3に示されるように、遊技機1前面のガラス扉または前面枠に関連して設けられて、ガラス扉または前面枠が開放されたことを検出したことに応じて、該ドアオープンスイッチSW1を一意に識別するためのスイッチ識別情報SIDとともに検出信号を出力する。
【0045】
したがって、遊技機1に対して、たとえばガラス扉や前面枠を開放して、内部の回路群を操作するような不正行為が発生した場合には、ドアオープンスイッチSW1による検出信号が出力されることになる。
【0046】
中断スイッチSW2は、該遊技機1における遊技の実行を一時的に中断させたり、中断させられていた遊技の実行を再開させたりするために操作されて、操作されたことを検出したことに応じて、該中断スイッチSW2を一意に特定するためのスイッチ識別情報SIDとともに検出信号を出力する。
【0047】
したがって、通常、遊技の中断を指示した遊技者と、その後に遊技の再開を指示した遊技者は一致するはずであるが、両遊技者が異なる場合には、再開指示した遊技者による不正な行為が発生したことになるので、このような不正行為の発生が想定され得る場合には、中断スイッチSW2の検出信号が出力される。
【0048】
不正電波検出スイッチSW3は、遊技制御用回路群70を駆動するための駆動信号の所定周波数などを乱して、遊技の実行内容を不正にコントロールして、得点カウント部71による得点データのカウント動作を乱すような不正電波が、外部から与えられたことを検出したことに応じて、該不正電波検出スイッチSW3を一意に特定するためのスイッチ識別情報SIDとともに検出信号を出力する。
【0049】
これら各種スイッチから出力される検出信号とスイッチ識別情報SIDとは、入出力I/F63を介してCPU61に与えられる。
【0050】
遊技制御用コンピュータ80の図示されない内部メモリには、該遊技機1を一意に識別するための遊技機識別情報81が予め記憶されており、必要に応じて不正対応用マイコン60のCPU61により入出力I/F63を介して参照される。
【0051】
カード処理装置3はCPU41、カード入出力部46、該遊技機1で遊技する遊技者の被写体像を撮像するためにカード入出力部46に関連して設けられた台付カメラ45および得点カウント部71とCPU41との間で情報を入出力するための入出力I/F42、CPU41と不正対応用マイコン60とを通信接続するための通信I/F43、情報を入力するためにキーボードなどからなる入力部47および音声、印字または表示により情報を出力するための出力部48を含む。
【0052】
カード入出力部46は、遊技者により後述する会員カード200が投入されて情報の読書きが可能な状態にセットされると、会員カード200からその記憶内容を読取って入出力I/F42を介してCPU41に与える。また、CPU41から与えられた情報を、入出力I/F42を介して予めセットされた会員カード200の記憶領域に書込むことも可能である。投入された会員カード200は排出されて、遊技者の手元に戻される。
【0053】
図3を参照して、カード入出力部46は、遊技者が遊技機1の前の椅子(図示省略)に座った状態で、会員カード200を投入したり、排出されたカード200を受取ることができるような位置に設けられる。また、台付カメラ45は、遊技機1の前面に座っている遊技者がカード入出力部46に会員カード200を投入したりする場合などに、該遊技者の顔を中心にして撮像できるような位置に設けられている。
【0054】
図4は、会員カード200の構成を示す平面図である。会員カード200は遊技場に来店した遊技者に対して該遊技場の会員であることを示すために発行される。図4において、(a)に会員カードの表面が示されており、(b)に会員カード200の記憶情報の内容が示されている。
【0055】
図4の(a)を参照して、会員カード200は、いわゆる接触型のICカードよりなる。会員カード200には、カード入出力部40および46それぞれのデータ入出力用端子(図示省略)と接触するコネクタ(図示省略)と、所定の情報処理を行なうICカードマイコンよりなる制御部(図示省略)と、各種の情報が記録される記憶領域210とが設けられる。
【0056】
会員カード200においては、制御部および記憶領域210はICチップとして内蔵されており、コネクタはカード表面に露出している。また、会員カード200には、会員カード200の発行時に、遊技場内の端末装置30において、会員用カメラ39を用いて撮像して得られた遊技者の顔データによる顔写真がプリントされる顔写真プリント部220が設けられる。
【0057】
ここでは、会員カード200は、接触型ICカードとしているが、接触のためのコネクタを介さずに、電磁波により情報を入出力する非接触型ICカードとしてもよい。
【0058】
また、会員カード200は、ICカードに特定されず、いわゆるカード表面に磁気ストライプを有した磁気カードであってもよい。
【0059】
図4の(b)を参照して、記憶領域210には該会員カード発行時に、少なくとも会員カードを発行した遊技場の店舗を一意に特定するための店舗コード211、会員番号212、顔データ213および暗証番号214が記録される。会員番号212は、該会員カード200の所有者である会員に付与されて該会員を一意に識別するための情報である。顔データ213は、該会員カード200が発行された遊技者、すなわち該会員カード200の正当保持者の顔データである。
【0060】
なお、ここでは、会員カード200には、店舗コード211、会員番号212、顔データ213および暗証番号214が記録される例が示されるが、会員カード200には、これら以外の各種情報、たとえば預け入れ遊技結果価値としての貯蓄得点や電子マネーなどが記録されるようにしてもよい。
【0061】
図5は、顔データ記憶部と得点データ記憶部の構成を示す図である。図5においては、(a)に図1の顔データ記憶部M1とM2の構成が示され(b)に図1の得点データ記憶部M4の構成が示される。
【0062】
図5の(a)を参照して、顔データ記憶部M1とM2のそれぞれには、会員カード200が発行されるごとに、該会員カード200に記録される会員番号212と、該会員カード200に記録されるものと同じ顔データ213が、会員番号IDi(ただしi=1、2、3、…、n)、暗証番号MDiおよび顔データFDiとして対応付けて記憶される。
【0063】
この遊技者照合確認システムでは、各遊技者の要求に応じて、得点データを該遊技場に預け入れたり、それまでに預け入れられた得点データの一部または全部を精算したりするための取引処理が行なわれる。図5の(b)を参照して、得点データ記憶部M4には、複数の会員番号IDiと、対応の現在の預け入れ得点を示す預け入れ得点データTDiが記憶される。得点データ記憶部M4には、会員カード200の発行時に会員番号212が、会員番号IDiとして記憶される。得点データTDiは、前述の取引処理において必要に応じて更新されるような情報である。
【0064】
図6は、画像信号処理部27および37の内容のブロック構成図である。
図6による顔データ抽出のための画像処理は、たとえば、特開平7−65149号公報に詳述されるので、ここでは簡単に説明する。なお、被写体像を撮像してえられた画像信号から顔データを得るための方法は、図6に示されるものに限定されず、他の方法であってもよい。
【0065】
図6を参照して、画像信号処理部27および37のそれぞれは、遊技者の被写体像を撮像して得られた画像信号IMSを入力して処理し、被写体像における顔の画像データである顔データを出力するために、画像メモリ90、2値化処理部91、顔領域決定部92および顔データ抽出部93を含む。画像信号処理部37の場合には、入力される画像信号IMSは、各遊技機1の台付カメラ45または入口カメラ50により撮像して出力されたものであり、画像信号処理部27の場合には、入力される画像信号IMSは、会員用カメラ39により撮像して出力されたものである。
【0066】
なお、画像信号IMSを出力する会員用カメラ39、台付カメラ45および入口カメラ50のそれぞれはCCD(電荷結合デバイスの略)カメラである。
【0067】
画像メモリ90においては、画像信号IMSが逐次書込まれて記憶されるとともに、画像データIMDとして読出されて、読出された画像データIMDは2値化処理部91に与えられる。
【0068】
2値化処理部91は、画像信号IMSを入力して、入力した画像信号IMSのレベルに応じて、画像データIMDを2値化処理するための所定しきい値を検出して、検出された所定しきい値を用いて画像データIMDを2値化処理して、2値化データとして出力する。
【0069】
顔領域決定部92は、2値化処理部91から出力された2値化データをX軸方向に濃度投影(同じX座標の値を累積計算する)して、その結果による被写体像の水平位置を検出する。次に、求められた水平位置の区間内で同様にして2値化データをY軸方向に濃度投影(同じY座標の値を累積計算する)して、Y座標の最上部を求める。これが、被写体像の頭頂座標となり、頭頂位置が検出される。
【0070】
次に、頭頂位置をサーチ開始点として2値化された画像の領域を下方向にサーチすることで、被写体の頭幅のX座標が求まり、これにより顔候補位置が検出されて顔データ抽出部93に出力される。
【0071】
最後に、顔データ抽出部93は顔候補位置のデータについて、入力する画像信号IMSから検出したエッジ情報を調べる。具体的には、人体の顔特徴情報である頬の縦線および眉毛や目などの横線に相当する情報が、顔候補位置のデータに含まれているか分析して、含まれていれば、顔候補位置のデータを顔データFDとして出力する。
【0072】
次に、上述したような遊技者照合確認システムにおいて、会員となる遊技者の照合確認のために、会員カード200の発行時に顔データを登録する手順について、図7のフローチャートに従い説明する。
【0073】
図7は、遊技者照合確認システムにおける会員カード発行時の処理フローチャートである。
【0074】
遊技場に来店した遊技者のうち会員登録を希望する遊技者は、まず遊技場内端末装置30にて会員登録要求を行なう。遊技者はステップS(以下、単にSと呼ぶ)1において、会員用カメラ39を用いてその被写体像が撮像されて、画像信号IMSが画像信号処理部37に出力される。
【0075】
次にS2において、遊技場内の端末装置30を操作する店員により、入力部34が操作されて、発行される会員カード200の遊技者を一意に特定するための会員番号が入力されてCPU31に与えられる。
【0076】
次のS2aにおいて、遊技者により、暗証番号が入力される。
次にS3においては、画像信号処理部37は、会員用カメラ39から与えられる画像信号IMSを図6で示されたように処理して、該遊技者の顔データFDを抽出して、CPU31に出力する。
【0077】
S3の後、S4に進み、CPU31は与えられる顔データFDと会員番号と暗証番号とを入力して、これらを通信I/F41を介して、遊技場ホストコンピュータ20に送信した後、S5において、会員番号と暗証番号と顔データFDと対応付けてメモリ38の顔データ記憶部M1に記憶する。
【0078】
その後、S6において、CPU31は、入出力I/F32およびカード入出力部40を介して、カード入出力部40に投入されて情報の読書きが可能な状態にセットされた新規の会員カード200において、顔データFDによる顔写真を顔写真プリント部220に印刷するとともに、予めメモリ38に記憶された店舗コード(図示省略)211、会員番号212、暗証番号214および顔データFDである顔データ213を記憶領域210に記憶させる。その後、該会員カード200をカード入出力部40から排出して、遊技者に手渡す。
【0079】
一方、遊技場ホストコンピュータ20では、S7において、CPU21は前述したS4により送信された顔データFDと会員番号と暗証番号とを通信I/F26を介して受信し、これらを対応付けてメモリ23の顔データ記憶部M2に記憶する。
【0080】
以上により、遊技者の照合確認をするために、会員カード発行時において遊技者の顔データが該システム内に登録される。
【0081】
本実施の形態では、会員カード200に会員番号212と暗証番号214と顔データ213とを記憶させたが、これに限らずたとえば、次のようにしてもよい。つまり、遊技場ホストコンピュータ20には、会員の顔データFDiと暗証番号MDiとを会員番号IDiに対応付けて登録し、会員カード200には会員番号212のみを記憶させる。そして、該会員カード200から会員番号212を読取って、読取られた会員番号212に基づいて、遊技場ホストコンピュータ20に登録されている対応の顔データFDiと暗証番号MDiとが特定されるようにしてもよい。
【0082】
また、会員カード発行の操作は、遊技場の店員によらず遊技場内端末装置30を遊技者自身が操作することで会員カード200を発行する、いわゆるセルフサービスにて会員カード200を発行するようにしてもよい。
【0083】
また、会員カード200には、顔写真がプリントされるとしたがプリントされなくてもよく、また遊技者の所望に応じてプリントされるようにしてもよい。
【0084】
実施の形態2
次に、遊技者照合確認システムにおいて、遊技者照合確認のために、不正行為が検出された時点で遊技者の照合確認をするともに、必要に応じて遊技者の顔データを登録するための処理について、図8のフローチャートに従い説明する。
【0085】
図8は不正行為が検出されたときの遊技者照合確認の処理フローチャートである。ここでは、説明を簡単にするために、ドアオープンスイッチSW1と不正電波検出スイッチSW3による検出信号出力時における処理の説明に続いて、中断スイッチSW2による検出信号出力時における処理を説明する。
【0086】
まずドアオープンスイッチSW1と不正電波検出スイッチSW3による検出信号出力時における処理を説明する。
【0087】
まず、S10において、各遊技機1の不正対応用マイコン60のCPU61は、入出力I/F63を介してドアオープンスイッチSW1、中断スイッチSW2および不正電波検出スイッチSW3のいずれかのスイッチの状態が変化したことを、検出信号の入力の有無に基づいて判定する。
【0088】
このとき、いずれかのスイッチから検出信号とともにスイッチ識別情報SIDが出力されてCPU61に与えられるとS11に進み、CPU61はCPU41に対して、台付カメラ45を作動させるように指示する。これにより台付カメラ45により遊技機1の遊技者の被写体像が撮像される。
【0089】
その後、S12において、台付カメラ45により撮像して出力された遊技者の被写体像による画像信号IMSは、CPU41により入出力I/F42、通信I/F43および62を介して不正対応用マイコン60のCPU61に与えられるので、CPU61は、与えられる画像信号IMSと検出信号を出力したスイッチのスイッチ識別情報SIDとを通信I/F62を介して遊技場ホストコンピュータ20に送信し、S12aに進む。S12aでは、検出されていた信号が中断スイッチSW2によるものであれば後述するS13へ進むが、今回はそれ以外のスイッチによる場合なので処理は終了する。
【0090】
このように遊技機1においてドアオープンスイッチSW1および不正電波検出スイッチSW3のいずれかから検出信号が出力されて、前述したような不正行為の発生の可能性がある場合には、該遊技機1の遊技者を撮像して得られた画像信号IMSと、発生した不正行為の種類を特定するようなスイッチ識別情報SIDが得られて、遊技場ホストコンピュータ20に出力される。
【0091】
一方、遊技場ホストコンピュータ20では、S20において、CPU21は、前述のS12により送信された画像信号IMSとスイッチ識別情報SIDとを通信I/F26を介して受信すると、次のS21においてスイッチ識別情報SIDに基づいて、不正電波検出スイッチSW3による検出信号が出力されたか否か判定する。不正電波検出スイッチSW3による検出信号が出力されたことが判定されると、次に、S24においては、画像信号IMSが画像信号処理部27により処理されて遊技者の顔データFDが得られる。
【0092】
上述のようにして得られた顔データFDは、スイッチ識別情報SIDとともに、次のS31において、センタ側ホストコンピュータ10に通信I/F26を介して送信された後、次のS31aにおいて今回の検出信号は、中断スイッチSW2によるものでないと判定されるから、次のS32において、CPU21は出力部25を介して不正行為発生の旨の報知を、たとえば音声または表示により行なう。その後、後述するS43により、センタ側ホストコンピュータ10から送信される不正遊技常習者確認通知を受信すると、S33において不正行為者発見の旨の報知を、たとえば音声または表示により行なう。
【0093】
なお、前述のS32およびS33のそれぞれにおいては、S24で予め得られた不正行為をした遊技者の顔データFDを出力部25の画面に表示するようにして、不正行為をした遊技者を容易に遊技場において発見できるようにしてもよい。
【0094】
さて、センタ側ホストコンピュータ20では、S40において、CPU11は通信I/F16を介して、前述したS31により、遊技場ホストコンピュータ20から送信された顔データFDを受信すると、該顔データFDと不正者の顔データ記憶部M3中の顔データのそれぞれとを照合する。
【0095】
次に、S42において、S40における照合結果、不正者の顔データ記憶部M3中に受信した顔データFDと一致しているものがある場合には、次のS43において、受信された顔データFDの遊技者は不正行為の常習者であると確認した旨の不正遊技常習者確定の通知を遊技場ホストコンピュータ20側の前述したS33に送信する。
【0096】
一方、S40における照合の結果、受信した顔データFDに一致する顔データは不正者の顔データ記憶部M3に記憶されていない場合には、次のS44とS45に進む。S44おいては、今回の検出信号によるスイッチ識別信号SIDは中断スイッチSW2のそれでないと判定されるから、S45において受信した顔データFDは不正者の顔データ記憶部M3に記憶される。したがって、不正者の顔データ記憶部M3の内容は、遊技場において遊技者の不正行為が検出されると、該遊技者の顔データFDが未登録であれば登録されて最新の内容に更新されるから、不正者の顔データ記憶部M3を用いた不正者の照合確認の精度は向上する。
【0097】
遊技場ホストコンピュータ20側に戻って、次のS22において、スイッチ識別情報SIDに基づいて、検出信号がドアオープンスイッチSW1によるものであることが判定された場合には、次のS23において、店員から事前に遊技機1のガラス扉または前面枠などを開放する旨の通知があったかが判定される。事前通知がない場合には、前述したS24以降における処理が同様にして行なわれる。
【0098】
一方、S23において、事前通知があったことが判定された場合には、今回のドアオープンスイッチSW1による検出信号が、遊技者の不正行為によるものでないことは明らかであるから、一連の処理が終了する。
【0099】
尚、このような店員による事前通知の有無に代替して次のようにしてもよい。
つまり、該遊技場の各店員の顔データを予め登録しておいて、ドアオープン時に撮像して得られた顔データと、これら店員の各顔データとを照合して、照合一致ならばドアオープンは店員によるものと判定して一連の処理は終了するようにしてもよい。また、この場合、各店員の顔データ、該店員がドアオープンした遊技機1の遊技機識情報81および該遊技機1において該店員がドアオープンした頻度を対応付けて登録するようにして、ある遊技機1においてある店員によるドアオープンの頻度が高く所定頻度に達した場合には、たとえ店員によるドアオープンであっても、該店員の顔データを要注意店員の候補としてリストアップするようにしてもよい。
【0100】
次に、中断スイッチSW2による検出信号出力時の処理について説明する。
各遊技機1では、前述したようなS10〜S12の処理が行なわれて、次のS12aにおいて、今回の検出信号は、中断スイッチSW2によるものであることが判定されるので、次のS13に進む。S13では、後述するS32において、CPU16は遊技場ホストコンピュータ20より再開不可通知を受信すると、遊技の中断が中断スイッチSW2の操作により遊技再開指示されたとしても、中断指示時の遊技者と再開指示時の遊技者とが一致しない、すなわち誤った遊技再開指示がなされたと判断して、次のS14において、遊技制御用回路群70を遊技の中断状態を維持するように制御する。
【0101】
このように遊技機1において中断スイッチSW2から検出信号が出力されて、前述したような不正行為の発生の可能性がある場合には、S10〜S12において、該遊技機1の遊技者を撮像して得られた画像信号IMSとスイッチ識別情報SIDが得られて、遊技場ホストコンピュータ20に出力される。
【0102】
また、中断スイッチSW2が操作されて誤った遊技再開指示がされた時には、遊技の中断状態は解除されずに維持されるので(S14参照)、言い換えると、自分が遊技中断させた遊技機を誤って認識して遊技再開指示をした場合、および悪意を持った不正遊技者が他の遊技者の遊技機において遊技再開指示をした場合などは、遊技の中断状態は解除されないから、遊技を中断指示した遊技者に対するセキュリティは向上し、このような誤った遊技の再開指示により遊技者および遊技場側に損害が発生することも回避できる。
【0103】
一方、遊技場ホストコンピュータ20のS25においては、S20において受信したスイッチ識別情報SIDに基づいて検出信号が中断スイッチSW2のON、すなわち遊技の中断が指示されたことによるものであることが判定されると、次のS26において、受信した画像信号IMSを画像信号処理部27により処理して、対応する遊技者の顔データFDが得られて、CPU21の内部メモリ(図示省略)などに一時記憶される。
【0104】
前述のS27において、検出信号が遊技の中断指示ではなく、中断スイッチSW2のOFF、すなわち遊技中断後の再開が指示されたことによるものであることが判定されると、次のS28において、前述のS26と同様にして遊技者の顔データFDが得られて、次のS29に進む。
【0105】
S29においては、中断スイッチSW2がONして遊技が中断指示された時点で得られて一時記憶されていた遊技者の顔データFDと、中断スイッチSW2がOFFして中断されていた遊技が再開指示された時点で得られた遊技者の顔データFDとが照合される。
【0106】
この照合の結果が不一致であれば、遊技再開を指示した遊技者は遊技中断させた遊技者とは別人であり、誤った遊技の再開を指示した者であるから、S31において前述と同様な処理が行なわれて、次のS31aに進む。
【0107】
S31aでは、中断スイッチSW2の検出信号が出力されていると判定されるから、次のS34において、中断状態の遊技が誤った再開指示により再開されるのを防止するために、遊技機1に対して、遊技の再開を許可しない旨の再開不可通知が前述のS13に送信され、その後、前述したS33において、前述したS43による送信内容に基づいて、前述したように遊技を再開させた遊技者の顔データFDによる該遊技者は不正常習者である旨の報知が行なわれる。
【0108】
一方、センタ側ホストコンピュータ10では、S40〜S42の処理が前述のように行なわれて、S44にて今回の検出信号が中断スイッチSW2によるものであることが、S40で受信されたスイッチ識別情報SIDに基づいて判定されるので、S45の処理はスキップされる。これにより、S40で受信された顔データFDは不正者の顔データ記憶M3に追加登録されない。
【0109】
なお、中断スイッチSW2の検出信号は、悪意はないが、自分が遊技を中断させた遊技機であると誤って認識して遊技再開を指示する場合に出力されることがあるから、ここでは、上述したように中断スイッチSW2の検出信号に対応の顔データは、不正者の顔データ記憶部M3に登録しないしない(S45の処理をスキップする)ようにしているが、登録するようにしてもよい。そして、この登録は、次のようにしてもよい。つまり、遊技者が誤った遊技再開の指示をした頻度を、該遊技者の顔データと対応付けて登録するようにして、所定頻度に達すると、該遊技者の顔データを不正者の顔データ登録部M3に登録するようにしてもよい。
【0110】
なお、本実施の形態では、顔データの照合は、ホストコンピュータなどで行なうとしているが次のようにしてもよい。つまり、カード処理装置3が顔データ照合処理の機能を有して、遊技機1における中断スイッチSW2による検出信号出力時には、カード入出力部46を介して読取った会員カード200に登録された顔データ213と台付カメラ45により撮像して得られた顔データFDとを、該遊技機1に隣接するカード処理装置3において照合処理するようにしてもよい。
【0111】
また、本実施の形態では、中断スイッチSW2により遊技の中断指示または再開指示がされた時には、該遊技者を撮像して顔データを得るとしているが次のようにしてもよい。つまり、会員以外のビジターの遊技者に対しては、本実施の形態のように遊技の中断指示または再開指示がされた時に該遊技者を撮像して顔データを得るようにし、会員の遊技者に対しては、会員登録時に既に顔データが登録されているので、遊技の再開指示時のみに遊技者を撮像して該遊技者の顔データFDを得るようにしてもよい。
【0112】
また、本実施の形態では、遊技機1に中断スイッチSW2を設けたが、遊技機1に代替してカード処理装置3に設けてもよく、また、遊技機1に対応した玉貸出機や遊技機1に対応の呼出ランプの部分に設けるようにしてもよい。さらに、遊技機1に対してこれら装置を1対1で設けるのでなくて、複数台の遊技機1、たとえば2台の遊技機1に対してこれら装置をそれぞれ設けてもよい。その場合には、これら装置において中断スイッチSW2を、該装置に対応する複数の遊技機1のそれぞれについて個別に設けるようにする。
【0113】
第3の実施の形態
次に遊技者照合確認システムにおいて、遊技機1で実際に遊技が開始される前に、不正行為が発生するのを防止するために遊技者が遊技場に来店した時点で得られた遊技者の顔データと、予め記憶された不正者の顔データとの照合が行なわれる。この処理について、図9を参照して説明する。
【0114】
図9は、遊技者来店時の遊技者照合確認の処理フローチャートである。
まず、遊技場ホストコンピュータ20では、S50において、CPU21は通信I/F26を介して入口カメラ50により遊技場に来店した遊技者のそれぞれを遊技場の入口で撮影するように制御する。
【0115】
次に、S51において撮影により得られた遊技者の被写体像の画像信号IMSは、通信I/F26を介して画像信号処理部27に与えられて、ここで前述のように処理されて、CPU21に顔データFDが与えられると、次のS52に進む。
【0116】
CPU21は、S52において、与えられた顔データFDを、通信I/F26を介してセンタ側ホストコンピュータ10に送信して、S53に進む。
【0117】
次のS53において、CPU21は、直前にセンタ側ホストコンピュータ10に送信した遊技者の顔データFDについて、後述するS62により、不正者の顔データとの照合結果の通知を受信すると、次のS54において、受信した通知内容を出力部25を介して画像、または音声により報知する。
【0118】
一方、センタ側ホストコンピュータ10では、S60において、前述のS52により、遊技場ホストコンピュータ20から送信された遊技者の顔データFDを受信すると、次のS61に進む。
【0119】
S61においては、CPU11により受信した顔データFDは不正者の顔データ記憶部M3中の顔データのそれぞれと照合されるので、次のS62において、その照合結果が遊技場ホストコンピュータ20に通知される。
【0120】
したがって、S61による顔データの照合により、来店した遊技者の顔データFDが不正者の顔データ記憶部M3中のいずれかの顔データと一致した場合には、S54において遊技場ホストコンピュータ20の出力部25により不正者が来店した旨の報知とともに、その顔データFDによる画像などが表示されるから、店員は表示画像により該遊技者を特定すると、該遊技者を監視して、不正行為が遊技場内で行なわれるのを防止するための対策を容易に取ることができる。
【0121】
第4の実施の形態
次に、遊技者照合確認システムにおいて、遊技者が会員カード200をカード処理装置3の入出力部46に投入して、遊技場ホストコンピュータ20において預入れておいた得点データTDiを用いて取引処理する場合に、遊技者を照合確認して、他人の会員カードを使用して取引処理を行なう不正行為を未然に防止するための処理について、図10〜図12を参照して説明する。
【0122】
図10は、会員カードを投入して得点データの取引処理を行なう場合の処理フローチャートである。図11は、図10の再プレイ処理のフローチャートである。図12は、図10の得点データ預入れの処理のフローチャートである。
【0123】
まず、S70において、カード処理装置3のカード入出力部46に遊技者により会員カード200が投入されたか否か判定されて、投入されて情報の読書きが可能な状態にセットされたことが判定されるとS71に進むが、投入されなければ、処理は終了する。
【0124】
次にS71において、CPU41は、台付カメラ45を制御して会員カード200を投入した遊技者の被写体像を撮像させて、後述のS71aに進む。
【0125】
この際、図3で示されたように、カード入出力部46の近辺に台付カメラ45が設けられているので、台付カメラ45により撮像される被写体像は、主に、遊技者の顔付近を中心としたものとなる。
【0126】
S71aにおいて、遊技者が入力部47を操作して暗証番号を入力したか否か判定されて、入力されると、S72に進む。
【0127】
次に、S72では、台付カメラ45で撮像されて出力された画像信号IMS、該遊技機1の遊技機識別情報81、投入された会員カード200から読取られた会員番号212および入力された暗証番号は、不正対応用マイコン60を介して、遊技場ホストコンピュータ20の後述するS80に送信される。
【0128】
次に、S73において、遊技場ホストコンピュータ20の後述するS80dから返信された暗証番号の照合結果を受信するまで待機する。受信すると、次のS74にて、返信された内容は“適正”を示すか、言換えると暗証番号の一致と顔データの一致を示すかが判定される。判定に結果、“適正”を示さなければ、出力部48にてエラー表示を行なって会員カード200が排出された後、一連の処理は終了するが、“適正”を示せば次のS76に進む。
【0129】
S76では、遊技者による次の入力操作を促すための表示が出力部48を介してなされる。次にS77に進み、再度、遊技をしたい旨の再プレイ操作がなされたか否かが判定されて、操作がない場合にはS78にて、得点データの預入れ操作がなされたか否かが判定され、操作がない場合にはS77に戻る。このようにS77とS78によるループが形成されている。このループの巡回途中で、再プレイ操作を行なった場合には、S77にて再プレイの操作ありと判定されて、S79aに進む。S79aでは、後述するような再プレイ処理がなされて、S79cにて会員カード200はカード入出力部46から排出されて、一連の処理は終了する。
【0130】
一方、前記ループの巡回途中で、遊技者が得点データの預入れ操作を行なえば、S78にて預入れ操作ありと判定されてS79bに進む。S79bでは、後述する得点データの預入れ処理がなされて、S79cにて会員カード200はカード入出力部46から排出されて、一連の処理は終了する。
【0131】
さて、遊技場ホストコンピュータ20では、S80において、カード処理装置3のS72から送信される情報を受信するまで待機するが、受信すると、次のS80aに進む。
【0132】
S80aにおいて、顔データ記憶部M2における受信した情報中の会員番号212に対応して登録された暗証番号MDiと顔データFDiが読出されて、次のS80bにおいては、受信した暗証番号と読出された暗証番号の照合と、受信した画像信号IMSから得られた顔データFDと読出された顔データFDiの照合とがなされる。次のS80cにおいて両方の照合結果の判定がされて、両方共に照合一致であれば、次のS80dにおいて照合結果として“適正”の情報が前述したS73に返信される。
【0133】
一方、S80cにおいて、照合一致でないと判定されると、次のS81において、CPU21は得られた顔データFDを、通信I/F26を介してセンタ側ホストコンピュータ10の後述するS90に送信して、次のS82に進む。
【0134】
S82では、後述するS93またはS95から遊技者の顔データFDと不正者の顔データとの照合結果を受信して、次のS83において、該照合結果が遊技者の顔データFDは不正者のそれと一致したことを示すと判定すれば、次のS84において、CPU21は受信した遊技機識別情報81とともに、常習の不正者である旨の報知を出力部25を介して行ない、一連の処理は終了する。一方、S83において、該照合結果が遊技者の顔データFDは不正者のそれと不一致したことを示すと判定すれば、すなわち新たな(未登録の)不正者が発見されたのであるから、S85において、その旨の報知が出力部25を介して行なわれて、一連の処理は終了する。
【0135】
なお、S84とS85の報知においては不正者と判定された遊技者の顔データFDにより、顔の画像を表示するようにしてもよい。
【0136】
一方、センタ側ホストコンピュータ10では、S90において、CPU11は、S81により遊技者の顔データFDを受信するまで待機して、受信すると、次のS91において、該顔データFDと不正者の顔データ記憶部M3中の顔データのそれぞれとを照合して、次のS92において、その照合結果に基づいて、一致する不正者の顔データがあったか否かが判定される。一致するものがあったと判定された場合には、S93へ進み、該遊技者は、常習の不正者である旨の情報を、前述した遊技場のホストコンピュータ20のS82へ送信し、その後、一連の処理は終了する。
【0137】
一方、S92において、一致するものがなかったと判定された場合には、次のS94において、S90にて受信した該遊技者の顔データFDを新たな不正者として不正者の顔データ記憶部M3に登録する処理がなされて、S95に進み、新たな不正者である旨の情報を、前述した遊技場のホストコンピュータ20のS82へ送信し、その後、一連の処理は終了する。
【0138】
上述したように、店員は、遊技場ホストコンピュータ20の出力部25において出力された遊技機識別情報81または顔データFDによる顔の画像に基づいて、不正者が遊技している遊技機と不正者とを速やかに特定できるから、この不正者により不正行為が実行されるのを速やかに防止できる。
【0139】
次に、図10のS79aで示された再プレイ処理を図11を参照して説明する。なお、再プレイとは、遊技場ホストコンピュータ20の預入れられた得点データを記憶する得点データ記憶部M4中の対応の得点データTDiの一部または全部を引落して、引落された得点データ分、再度、遊技を行なうことを言う。
【0140】
まず、カード処理装置3において、S200では、再プレイ用の金額が入力部47を介して入力されたか否かが判定されて、入力があるまで待機する。入力があった場合には、S201に進み、入力された再プレイ用の金額と、カード入出力部46に投入された会員カード200から読出された会員番号212とを、遊技場ホストコンピュータ20のS300に送信する。
【0141】
次に、S203において、後述する遊技場ホストコンピュータ20のS303またはS305から送信される情報を受信するまで待機して、受信すると次のS204に進む。
【0142】
S204では、S203で受信されたデータが、引落済みを示すデータであるか否かが判定されて、引落済みデータと判定された場合には、S205に進む。S205では、S200において入力された再プレイ用金額分の得点データを、該カード処理装置3に対応した遊技機1の得点カウント部71に保持される得点データに加算して、一連の処理は終了する。これにより、該遊技者は、該加算結果により得点データカウント部71が保持している加算後の得点データ分だけ、遊技を行なうことが可能となる。
【0143】
一方、S204において、引落済みデータと判定されなかった、すなわち預入れ得点データTDiの不足と判定された場合には、S206に進み、出力部48を介して、該遊技者が預入れていた得点データは再プレイ用に入力した金額分を満たさず不足している旨の表示がなされる。その後、一連の処理は終了する。
【0144】
一方、遊技場ホストコンピュータ20では、S300において、遊技者により入力された再プレイ用の金額のデータと会員カード200から読取られた会員番号212とを、前述したS201から受信するまで待機する。受信すると、次に、S301において、受信した会員番号212に対応して預入れられていた得点データTDiを得点データ記憶部M4から読み出す。次のS302において、預入れられていた得点データTDiは受信した金額に相当の得点データよりも大きいか否かの判定が行なわれる。大きいと判定されると、S303に進み、得点データ記憶部M4の対応の預入れ得点データTDiから入力された再プレイ用の金額に相当の得点データが引落される(減算される)。次に、S304に進み、預入れ得点データTDiの引落が済んだことを示す“引落済み”のデータが前述したS203に送信されて、一連の処理は終了する。
【0145】
一方、次のS302において、預入れられていた得点データTDiは受信した金額に相当の得点データよりも大きくないと判定されると、S305へ進み、該遊技者が預入れていた得点データTDiは再プレイ用に入力した金額分を満たさず不足している旨のデータが前述したS203に送信される。その後、一連の処理は終了する。
【0146】
次に、図10のS79bで示された得点データの預入れ処理を図12を参照して説明する。なお、得点データの預入れとは、遊技の結果得られて、該遊技機1の得点カウント部71にて保持されている得点データの一部または全部を、遊技場ホストコンピュータ20の得点データ記憶部M4中の対応の得点データTDiに加算(預入れ)することを言う。
【0147】
まず、カード処理装置3では、S400において、遊技者により、入力部47を介して預入れ金額の入力があったか否かが判定されて、金額の入力があるまで待機する。金額の入力ありと判定された場合には、S401に進み、得点カウント部71により保持されている、遊技の結果得られた得点データが、入力された金額に相当の得点データよりも大きいか否かが判定される。大きいと判定された場合には、S402へ進み、入力された金額のデータとカード入出力部46に投入されている会員カード200から読出された会員番号212とが、後述する遊技場ホストコンピュータ20のS500に送信する。
【0148】
次に、S404において、得点カウント部71で遊技結果得られて保持されている得点データから、入力された金額に相当の得点データが減算する処理がなされて、次のS405に進む。S405では、出力部48にて該減算処理の結果の得点データをレシートに印字して、該レシートを遊技者に発行する処理がなされて、一連の処理は終了する。このように、遊技者が所望すれば、遊技の結果得られた得点データのうち預入れを指定した分は預入れられるが、差額の分の得点データはレシートに印字されて発行されるから、遊技者は、該レシートを遊技場の景品交換所(図示省略)に提示することで、差額分の得点データを、これに相当の景品と交換できる。
【0149】
一方、S401において、得点カウント部71により保持されている、遊技の結果得られた得点データは、入力された金額に相当の得点データよりも大きくないと判定されると、S403において、得点不足である旨の表示が出力部48を介してなされる。その後、処理は終了する。
【0150】
なお、S403の処理終了後が、一連の処理が終了するのでなくて、S400に進むようにしてもよい。この場合は、S400において得点不足とならないような金額の入力がなされるまで、S400〜S403のループが繰返されることになる。そこで、該ループを抜けるために、たとえば、入力部47に処理取消のために操作されるボタンを設けて、遊技者が該ボタンを操作すると、該ループを抜けて処理を終了するようにしてもよい。
【0151】
一方、遊技場ホストコンピュータ20では、S500において、前述したS402から送信された金額のデータと会員番号212とを受信するまで待機する。受信すると、次にS501において、得点データ記憶部M4中の受信した会員番号212に対応した預入れ得点データTDiに対して、受信した金額に相当の得点データを加算して、該預入れ得点データを更新する処理がなされる。その後、処理は終了する。
【0152】
上述した第4の実施の形態では、遊技者が会員であるか否かの照合確認は、顔データFDの照合に加えて、会員自らが入力した暗証番号214(MDi)について照合を行なうようにしているから、会員に関する遊技者照合確認の精度を高めることができる。また、会員番号212(IDi)を対応の会員のみが知り得る状態にして、すなわち会員カード200に対応の会員番号がプリントなどされないようにして、前述した顔データの照合に加えて、会員番号についても照合を行なうようにして、会員に関する遊技者照合確認の精度を高めるようにしてもよい。
【0153】
以上のように、会員カード200を用いた得点データの取引処理においては、会員カード200を用いて取引処理を要求する遊技者についての照合確認が行なわれるから、不正行為による取引処理を確実に防止できて、遊技場側の損害および正当な会員カード200の保持者である遊技者側の損害を確実に防止できる。
【0154】
また、第1の実施の形態のように、会員となる遊技者のみが固有に有する顔のデータFDが会員登録に用いられて、これによる遊技者照合確認が行なわれるから、会員に関する情報のセキュリティは向上する。さらに、会員自らが入力する暗証番号が会員登録に用いられて、これによる遊技者照合確認も併せて行なわれるから、前述のセキュリティはさらに向上する。
【0155】
また、第2の実施の形態のように、不正電波検出などの遊技者による不正行為検出時は、その旨を遊技場ホストコンピュータ20にて該遊技者の顔データによる顔の表示を含んだ態様で報知することができるから、報知内容に従うことで、不正行為をした遊技者を遊技場内で速やかに確保して、通報などの所定の対応を取ることが容易となる。
【0156】
また、第3の実施の形態のように、遊技場に遊技者が来店したとき、その顔データFDを不正者の顔データと照合確認することで、不正者が遊技場に来店したことを速やかに報知できるから、報知内容に従い該不正者を見張るなどすることで、該不正者により不正行為が行なわれるのを未然に防止できる。
【0157】
なお、上述した各実施の形態においては、センタ側ホストコンピュータ10と通信することにより、複数の遊技場のそれぞれは遊技者の照合確認が可能とされているが、これに限定されず、次のようにしてもよい。つまり、センタ側ホストコンピュータ10の有する照合確認機能を各遊技場側の遊技場ホストコンピュータ20も備えるようにして、各遊技場は外部機関と通信することなく単独で上述した一連の遊技者照合確認処理を行なうようにしてもよい。
【0158】
上述した各実施の形態では、各遊技場で発見された不正行為者の顔データは、センタ側ホストコンピュータ10の不正者の顔データ記憶部M3において登録される。また、上述の各遊技場が単独で照合確認する場合には、不正者の顔データ記憶部M3の内容を各遊技場が記憶することになる。それゆえに、センタ側ホストコンピュータ10からは、各遊技場からの登録に応じてアップデートされた最新の不正者の顔データを、各遊技場の営業開始時などの定期毎に、該遊技場の遊技場ホストコンピュータ20にダウンロードして、各遊技場において、常に最新の顔データを保持できるようにしてもよい。これにより、各遊技場は、他の遊技場で発見された不正者の顔データを速やかに得ることができて、遊技者照合確認によるセキュリティ対策は向上する。
【0159】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0160】
【課題を解決するための手段の具体例】
(1) 図1に示されたセンタ側ホストコンピュータ10と遊技場内の各装置(遊技場ホストコンピュータ20、遊技場内の端末装置30)とにより、遊技機1が設置された遊技場内に居る遊技者の顔を照合して確認するための遊技者照合確認システムが構成される。該遊技者照合確認システムにおいて、顔データ記憶部M1、M2により所定の人間の顔データ(顔データFDi)を登録しておくための顔データ登録部が構成され、図1の会員用カメラ39、入口カメラ50、図2の台付カメラ45により遊技場内に居る前記遊技者の被写体像を撮像して画像信号IMSを出力する撮像手段が構成され、センタ側ホストコンピュータ10、遊技場ホストコンピュータ20、遊技場内の端末装置30により撮像手段により出力された画像信号から得られた遊技者の前記顔データFDと、顔データ登録部に登録されている前記顔データFDiと照合する照合手段が構成され、図1の出力部15、25、35により照合手段による照合結果を出力する照合結果出力手段が構成される。
【0161】
(2) 図1に示された不正者の顔データ記憶部M3により、顔データ登録部にさらに登録されて過去において不正行為をした遊技者の前記顔データである不正遊技者顔データが登録されるものが構成される。
【0162】
(3) 図2、図3のドアオープンスイッチSW1、中断スイッチSW2、不正電波検出スイッチSW3、図2のカード入出力部46、図4の会員カード200により、遊技者の前記不正行為を検出するための不正行為検出手段が構成されている。図1、図2、図3に示された遊技機1、図1に示されたセンタ側ホストコンピュータ10、遊技場ホストコンピュータ20により、図8、図10に示されるように、不正行為検出手段により不正行為が検出されたときに得られた遊技者の顔データは、顔データ登録部中に不正遊技者顔データとして登録される。
【0163】
(4) 図2、図3に示された中断スイッチSW2により、遊技機または該遊技機対応して設置された遊技機周辺装置が有する遊技の中断を指示するために操作される遊技中断指示手段が構成される。
【0164】
図1、図2、図3に示される遊技機1、図1に示されるセンタ側ホストコンピュータ10、遊技場ホストコンピュータ20により遊技中断時照合手段が構成されて、図8のS10〜S14、S20、S25〜S32で示されるように、前記遊技中断指示手段が前記遊技者により操作されて、遊技の中断が指示されたときおよび遊技の再開が指示されたときのそれぞれで得られた前記顔データを照合して、照合不一致のときには遊技の中断は解除されない。
【0165】
(5) 図1のセンタ側ホストコンピュータ10、遊技場ホストコンピュータ20により、来店時照合手段が構成されて、図9に示されるように、遊技者が遊技場に来店したときに得られた顔データと、顔データ登録部中の不正遊技者顔データと照合して、照合結果を出力する。
【0166】
(6) 図1の遊技場内の端末装置30により、遊技者が遊技場の会員であることを示すための図4に示された会員カード200により構成される会員用記録媒体を発行するための会員用記録媒体発行手段が構成される。図1の会員用カメラ39により発行対象者撮像手段が構成される。図1の遊技場ホストコンピュータ20、遊技場内の端末装置30により会員登録手段が構成される。図1のカード入出力部40および図2のカード入出力部46により、会員用記録媒体を受付けて該会員用記録媒体の記録内容を読取る記録媒体受付処理手段が構成される。図1の遊技場ホストコンピュータ20および遊技場内の端末装置30により、該記録内容から特定される該会員用記録媒体の所有者の顔データを読出すための顔データ読出手段が構成される。図1の会員用カメラ39と台付カメラ45により、記録媒体受付処理手段により会員用記録媒体が受付けられた時に、受付け対象となる遊技者を被写体像として撮像するための受付対象者撮像手段が構成される。遊技場ホストコンピュータ20により、該受付対象者撮像手段により得られた顔データと前記顔データ読出手段により読出された前記顔データとを照合して、照合結果を出力するための記録媒体受付時照合手段が構成される。
【0167】
(7) 図4に示されるように、会員用記録媒体は記憶領域210により構成される記録領域を有する。会員用記録媒体発行手段は、図1のカード入出力部40により構成される会員識別情報記録手段を有し、会員識別情報記録手段は、図7のS6に示されるように、会員用記録媒体の会員を識別するための会員識別情報(図4の会員番号212)を記録領域に記録する。遊技者照合確認システムの有する記録媒体受付時処理手段は、前述した顔データに加えて、遊技者により入力された会員識別情報(暗証番号214参照)を照合して、その照合結果を出力するよう構成される。
【0168】
(8) 会員用記録媒体の記録内容から、該会員用記録媒体の所有者が遊技の結果取得した遊技結果価値を遊技場に預け入れた預け入れ遊技結果価値(得点データTDi参照)の大きさが特定可能とされる。そして、遊技者照合確認システムに含まれる遊技結果価値登録部は、図1の得点データ記憶部M4により構成されて、図5の(b)に示されるように、遊技の結果、前記遊技者の所有となった遊技結果価値を示す遊技結果価値の大きさ(得点データTDi参照)が、会員識別情報(会員番号IDi)と対応して登録される。そして遊技者照合確認システムに含まれる取引手段は、図10〜図12により示されるように、遊技者により預け入れ遊技結果価値の大きさの更新または引落しの取引処理のために会員用記録媒体が受付けられたとき、前述の記録媒体受付時照合手段は照合を行なって、照合結果が照合不一致であるときには取引処理を中断し、照合一致であるときには取引処理を行なう。
【0169】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】
請求項1に関しては、次のような効果を得ることができる。遊技中断時照合手段により、遊技の中断の解除が指示された時に撮像手段により撮像された顔データと中断時顔データ記憶手段に記憶されている顔データとが照合されて、照合不一致のときには遊技の中断は解除されない。このため、通常、遊技機または該遊技機に対応して設置された遊技機周辺装置において、遊技を中断指示する遊技者と、その後に中断の解除を指示する遊技者とは同一人物であるから、遊技中断指示時および中断解除指示時のそれぞれで得られた遊技者の顔データの照合結果が照合不一致の場合には、遊技の中断は解除されず維持されるので、中断状態にある遊技を不正に中断解除させようとするような行為に対して遊技場側は速やかに適切な対応を取ることができる。
【0174】
請求項に関しては、請求項1に関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。会員用記録媒体発行時には、会員となる遊技者の顔データは、会員登録手段によって自動的に登録されるので、顔データを用いた会員の管理、会員の照合確認を簡単に行なうことができる。
【0175】
また、記録媒体受付時照合手段により、記録媒体受付処理手段に会員用記録媒体が受付けされたときに撮像して得られた該遊技者の顔データは、会員登録手段によって登録されている顔データ、すなわち該会員用記録媒体の正当保持者である会員の顔データと照合されて、その照合結果が出力されるので、遊技場側は照合不一致であるときは、不当に会員用記録媒体を取得した遊技者により不正行為が行なわれていることを確認できる。これにより、このような不正行為に対して適切な対応を取って、該不正行為による遊技場側の損害および会員の損害を未然に、かつ確実に防止できる。
【0176】
請求項に関しては、請求項に関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。遊技機の記録媒体受付処理手段に会員用記録媒体が受付けされたときに得られた該遊技者の顔データの照合に加えて、遊技者により入力された会員識別情報の照合が行なわれて、その照合結果が出力されるので、遊技場側は顔データの照合のみならず会員識別情報の照合を行ない、その結果が不一致であるときは、不当に会員用記録媒体を取得した遊技者により不正行為が行なわれていることを確認できる。これにより、このような不正行為に対して適切な対応を取って、該不正行為による遊技場側の損害および会員の損害を未然に、かつ確実に防止できる。
【0177】
請求項に関しては、請求項またはに関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。遊技結果価値の取引処理ために会員用記録媒体が受付けられたとき、記録媒体受付時照合手段による照合結果が、照合一致するときにのみ、すなわち該遊技者が該会員用記録媒体の正当な保持者(会員)であるときにのみ取引処理が行なわれる。このため、不当に会員用記録媒体を取得して不正に取引を行なおうとするような不正遊技者が、照合結果に基づいて特定されたときは、該遊技者に対して所定の対応を取ることができるとともに、取引処理は中断されるから不正な取引処理による遊技場側の損害発生を防止できるとともに、正当保持者である会員に対する遊技結果価値に関する損害発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技者照合確認システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】遊技場に設けられる遊技機とその周辺装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】遊技制御用回路群の各種スイッチなどの遊技機における取付位置を説明する図である。
【図4】会員カードの構成を示す平面図である。
【図5】顔データ記憶部と得点データ記憶部の構成を示す図である。
【図6】画像信号処理部の内部のブロック構成図である。
【図7】遊技者照合確認システムにおける会員カード発行時の処理フローチャートである。
【図8】不正行為が検出されたときの遊技者照合確認の処理フローチャートである。
【図9】遊技者来店時の遊技者照合確認の処理フローチャートである。
【図10】会員カードを投入して得点データの取引処理を行なう場合の処理フローチャートである。
【図11】図10の再プレイ処理のフローチャートである。
【図12】図10の得点データ預入れの処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1は遊技機、10はセンタ側ホストコンピュータ、20は遊技場ホストコンピュータ、30は遊技場内の端末装置、39は会員用カメラ、45は台付カメラ、50は入口カメラ、200は会員カード、212,IDiは会員番号、213,FD,FDiは顔データ、214,MDiは暗証番号、27,37は画像信号処理部、SW1はドアオープンスイッチ、SW2は中断スイッチ、SW3は不正電波検出スイッチ、71は得点カウント部、M1,M2は顔データ記憶部、M3は不正者の顔データ記憶部、M4は得点データ記憶部である。

Claims (4)

  1. 遊技機が設置された遊技場内に居る遊技者の顔を照合して確認するための遊技者照合確認システムであって、
    前記遊技機または該遊技機に対応して設置され、所定の遊技中断を指示するために操作される遊技中断指示手段を有する遊技機周辺装置と、
    前記遊技中断指示手段が遊技者により操作されて遊技の中断が指示された時および遊技の中断の解除が指示された時に、それら指示を行なった遊技者を被写体像として撮像して画像信号を出力する撮像手段と、
    遊技の中断が指示された時に前記撮像手段により撮像された顔データを記憶する中断時顔データ記憶手段と、
    遊技の中断の解除が指示された時に前記撮像手段により撮像された顔データと中断時顔データ記憶手段に記憶されている顔データとを照合する遊技中断時照合手段と、
    遊技中断時照合手段による照合結果を出力する照合結果出力手段とを備え、
    前記遊技中断時照合手段による前記照合の結果、照合不一致のときには遊技の中断は解除されないことを特徴とする、遊技者照合確認システム。
  2. 前記遊技者が前記遊技場の会員であることを示すための会員用記録媒体を発行するための会員用記録媒体発行手段と、
    該会員用記録媒体発行手段により前記会員用記録媒体の発行の際に発行対象となる遊技者を被写体像として撮像するための発行対象者撮像手段と、
    該発行対象者撮像手段により得られた顔データを、当該発行対象となる遊技者に発行された会員用記録媒体の記録内容によって特定可能に登録するための会員登録手段と、
    前記会員用記録媒体を受付けて該会員用記録媒体の記録内容を読取る記録媒体受付処理手段と、
    該記録内容から特定される該会員用記録媒体の所有者の顔データを読出すための顔データ読出手段と、
    前記記録媒体受付処理手段により前記会員用記録媒体が受付けられた時に、受付け対象となる遊技者を被写体像として撮像するための受付対象者撮像手段と、
    該受付対象者撮像手段により得られた顔データと前記顔データ読出手段により読出された前記顔データとを照合して、照合結果を出力するための記録媒体受付時照合手段とをさらに備える、請求項1に記載の遊技者照合確認システム。
  3. 前記会員用記録媒体発行手段は、前記会員用記録媒体の記録領域に該会員用記録媒体の所有者を識別するための会員識別情報を記録する会員識別情報記録手段を有し、
    前記記録媒体受付時照合手段は、前記顔データに加えて、遊技者により入力された前記会員識別情報を照合して照合結果を出力する、請求項に記載の遊技者照合確認システム。
  4. 前記会員用記録媒体の記録内容から、該会員用記録媒体の所有者が遊技の結果取得した遊技結果価値を遊技場に預け入れた預け入れ遊技結果価値の大きさが特定可能とされ、
    前記遊技者照合確認システムは、
    前記預け入れ遊技結果価値の大きさが、前記会員識別情報と対応して登録される遊技結果価値登録部と、
    前記遊技者による前記預け入れ遊技結果価値の大きさの加算更新または引落しの取引処理のために前記会員用記録媒体が受付けられたとき、前記記録媒体受付時照合手段は照合を行なって、該照合の結果が照合不一致である時には前記取引処理を中断し、照合一致である時には前記取引処理を行なう取引手段とをさらに備える、請求項またはに記載の遊技者照合確認システム。
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