JP4586573B2 - 電気光学装置及びその製造方法、薄膜トランジスタ、電子機器 - Google Patents

電気光学装置及びその製造方法、薄膜トランジスタ、電子機器 Download PDF

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本発明は、電気光学装置及びその製造方法、薄膜トランジスタ、電子機器に関するものである。
液晶装置、EL(エレクトロルミネッセンス)装置等の表示装置として、TFT(薄膜トランジスタ)を画素スイッチング素子に用いたアクティブマトリクス方式の電気光学装置が従来から知られている。これらの電気光学装置においても、表示の高品位化という一般的な要請は強く、画素の開口率や保持特性を損なうことなく高精細化(画素の狭ピッチ化)することが求められている。
一般に、ゲート電極が半導体層を挟んで基板と反対側に設けられているトップゲート構造のTFTでは、基板裏側からの光入射を防止するために、半導体層と基板との間に遮光層を形成している。しかし、遮光層を形成すると、ソース・ドレイン領域と遮光層との間で寄生容量を生じ、画像電圧に変動を生じることがある。そこで、この問題を解決するための手段として、ゲート電極を半導体層を挟んだ両側に設けた構造のTFTが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平09ー090405号公報
ところで最近では、基板上に形成した非晶質シリコン膜をレーザー照射により結晶化してポリシリコン膜を得る技術が知られている。低温ポリシリコン技術と呼ばれるこの技術を用いてTFTを形成するプロセスでは、非晶質シリコン結晶化のためのレーザー照射を常温で行えることから、非晶質シリコン膜の脱水素工程や不純物活性化工程における加熱温度(600℃程度)を超えない温度でのポリシリコン膜形成が可能であり、従来の基板全体を加熱して非晶質シリコン膜を結晶化する技術に比して大幅にプロセス温度を低下させることができる。
そして、上記低温ポリシリコン技術を用いたTFTにおいて、半導体層を挟んだ両側にゲート電極を設けた構成とすれば、良好な電気特性のTFTを具備した電気光学装置を安価に製造できると考えられる。しかしながら、本発明者がかかる構成の検討を行ったところ、低温ポリシリコン膜からなる半導体層の上下に設けられたゲート電極の両方から作動電圧を印加しても、一方のゲート電極からの電圧印加効果が弱く、TFTのスイッチング特性を十分に発揮させることができていないことが判明した。
したがって本発明の目的は、半導体層を挟んだ両側にそれぞれゲート電極が配された薄膜トランジスタにおける前記両ゲート電極の電圧印加効果を良好なものとして薄膜トランジスタのスイッチング特性を十分に発揮させ、もって良好な高精細表示を得られるようにした電気光学装置、及びその製造方法を提供することにある。
本発明の電気光学装置は、基体上に形成されてなるトランジスタを備えた電気光学装置であって、前記トランジスタが、半導体層と、該半導体層のチャネル領域の一面側に第1絶縁膜を介して対向する第1ゲート電極と、前記チャネル領域の他面側に第2絶縁膜を介して対向する第2ゲート電極とを具備しており、前記半導体層が、前記第1ゲート電極と対向する第1半導体膜と、前記第2ゲート電極と対向する第2半導体膜との積層膜からなることを特徴とする。
この構成によれば、前記半導体層が第1半導体膜と第2半導体膜との積層膜となっているので、第1絶縁膜を介して第1ゲート電極と対向する第1半導体膜と、第2絶縁膜を介して第2ゲート電極と対向する第2半導体膜のそれぞれについて、第1ゲート電極、第2ゲート電極との関係で良好な電気特性が得られるように例えば結晶組織を調整することができ、半導体層を挟んだ両側にゲート電極を備える薄膜トランジスタの性能を十分に発揮させることができる。したがって本発明によれば、前記薄膜トランジスタにより画素を高速でスイッチングでき、高精細表示に十分対応可能な電気光学装置を提供することができる。
本発明の電気光学装置は、基体上に形成されてなる薄膜トランジスタを備えた電気光学装置であって、前記薄膜トランジスタが、半導体層と、該半導体層のチャネル領域の一面側に第1絶縁膜を介して対向する第1ゲート電極と、前記チャネル領域の他面側に第2絶縁膜を介して対向する第2ゲート電極とを具備しており、前記半導体層が、前記第1ゲート電極と対向する第1ポリシリコン膜と、前記第2ゲート電極と対向する第2ポリシリコン膜との積層膜からなることを特徴とする。
すなわち本発明は、上記課題を解決するために、ポリシリコン膜からなる半導体層を2層構造とすることで、半導体層を挟んで両側にそれぞれ配された第1ゲート電極と第2ゲート電極のそれぞれについて構造を最適化されたポリシリコン膜の形成を可能にし、TFT(薄膜トランジスタ)の電気特性を向上させることとしたものである。
この構成によれば、第1ゲート電極についてはそれと対向する第1ポリシリコン膜の結晶組織の状態を最適化し、第2ゲート電極についてはそれと対向する第2ポリシリコン膜の結晶組織の状態を最適化することができるので、第1ゲート電極の電圧印加効果と第2ゲート電極の電圧印加効果の双方を良好なものとすることができ、TFTの特性を向上させることができる。また、チャネル領域を挟んだ両側にゲート電極が形成されているので、TFTに入射する光をゲート電極により遮断することができ、TFTのオフリーク電流を低減することができる。したがって本発明によれば、電気特性に優れた低オフ電流のTFTによって画素を高速でスイッチングでき、また良好に電圧を保持することができる、高精細表示に十分対応可能な電気光学装置を提供することができる。
本発明の電気光学装置では、前記薄膜トランジスタが、基体上に、前記第1ゲート電極と、第1絶縁膜と、半導体層と、第2絶縁膜と、第2ゲート電極とを順に積層してなる構造を具備しており、前記半導体層の前記基体側に形成された前記第1ポリシリコン膜の膜厚が、前記第2ポリシリコン膜の膜厚より厚いことが好ましい。
このような構成とすれば、第2ポリシリコン膜の形成に必要なエネルギー(例えばレーザーエネルギー)を低減することができ、第1ポリシリコン膜と第2ポリシリコン膜の双方で良好な結晶性の半導体膜を得られるようになる。
上記2層のポリシリコン膜を積層してなる半導体層を形成する場合、本発明では、基体上に第1非晶質シリコン膜を形成した後最適条件でアニールして結晶化させて第1ポリシリコン膜を形成する工程と、前記第1ポリシリコン膜上に第2非晶質シリコン膜を形成し、かかる第2非晶質シリコン膜を最適なアニール条件で結晶化させて第2ポリシリコン膜を形成する工程とを行う。したがって、第2ポリシリコン膜を得るための第2非晶質シリコン膜の結晶化は、既に形成された第1ポリシリコン膜上で行われることとなるので、既設の第1ポリシリコン膜への影響を考慮して、第2非晶質シリコン膜を薄く形成して、得られる第2ポリシリコン膜の厚さが第1ポリシリコン膜より薄くなるようにすることが好ましい。このような構成とすれば、2層目(第2非晶質シリコン膜)の結晶化に際し発生する熱は、この第2非晶質シリコンを溶融させるためのエネルギーとして大半が使用されるため、第1ポリシリコン膜への熱エネルギーの影響を少なくすることができ、第1ポリシリコン膜、第2ポリシリコン膜の双方で適切な結晶組織を得ることができる。
本発明の電気光学装置は、前記薄膜トランジスタと電気的に接続された蓄積容量を備え、前記蓄積容量が、前記第1ゲート電極と同層に形成された第1容量電極と、前記第2ゲート電極と同層に形成された第2容量電極と、前記半導体層と同層に形成された第3容量電極と、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、前記第1ゲート電極を形成する際に同時に形成した第1容量電極と、前記半導体層を形成する際に同時に形成した第3容量電極と、前記第2ゲート電極を形成する際に同時に形成した第2容量電極とによって蓄積容量を構成できるので、工数の増加を伴うことなく電気光学装置の高性能化を実現できる。また本発明では、先に記載のようにTFTのオフ電流を低減できるので、上記蓄積容量を小さくすることができる。したがって蓄積容量の狭面積化により開口率を向上させ、明るい表示を得られる電気光学装置とすることができる。
本発明の電気光学装置は、前記薄膜トランジスタと電気的に接続されて前記基体上に延在する信号配線を備え、前記第1容量電極の一部と、前記第3容量電極の一部とが、前記信号配線と平面的に重なって配置され、当該位置で前記蓄積容量の一部を形成していることを特徴とする。
この構成によれば、蓄積容量の一部を、信号配線と平面的に重なる領域に形成できるので、遮光性の部材である蓄積容量と信号配線とで平面領域を共有する構成とすることができ、電気光学装置の開口率を向上させることができる。
本発明の電気光学装置は、前記薄膜トランジスタの半導体層に、複数の前記チャネル領域が形成され、各々のチャネル領域に対応して前記第1ゲート電極と第2ゲート電極とが設けられていることを特徴とする。すなわち本発明の電気光学装置は、マルチゲート構造のTFTを具備した電気光学装置とすることができる。マルチゲート構造を採用することで1つのチャネル領域の両端の電圧を低減できるので、オフ電流をさらに低減することができる。
本発明の薄膜トランジスタは、半導体層と、該半導体層のチャネル領域の一面側に第1絶縁膜を介して対向する第1ゲート電極と、前記チャネル領域の他面側に第2絶縁膜を介して対向する第2ゲート電極とを具備し、前記半導体層が、前記第1ゲート電極と対向する第1ポリシリコン膜と、前記第2ゲート電極と対向する第2ポリシリコン膜との積層膜からなることを特徴とする。この薄膜トランジスタによれば、第1ゲート電極についてはそれと対向する第1ポリシリコン膜の結晶組織を最適化して良好な電圧印加効果を得られるようにし、第2ゲート電極についてはそれと対向する第2ポリシリコン膜の結晶組織を最適化して良好な電圧印加効果を得られるようにすることができるので、良好なスイッチング特性を得ることができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、基体上に金属膜をパターン形成して第1ゲート電極を形成する工程と、前記第1ゲート電極を覆う第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜上に第1非晶質シリコン膜を成膜し、該第1非晶質シリコン膜を結晶化して第1ポリシリコン膜を形成する工程と、前記第1ポリシリコン膜上に第2非晶質シリコン層を成膜し、該第2非晶質シリコン膜を結晶化して第2ポリシリコン膜を形成する工程と、前記第1ポリシリコン膜と第2ポリシリコン膜の積層膜をパターニングして所定形状の半導体層を形成する工程と、前記半導体層を覆うように第2絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜上に金属膜をパターン形成することで、前記第1ゲート電極と平面的に重なる位置に第2ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする。
この製造方法によれば、非晶質シリコン膜の結晶化が2回に分けて行われるので、1回に形成する非晶質シリコン膜を薄くでき、これによって結晶化に必要な入射エネルギーを少なくすることができるので、各ポリシリコン膜の結晶組織を制御しやすく、したがって第1、第2ゲート電極から付加する電圧効果を等しくでき、トランジスタ性能を向上させる効果を得ることができる。さらに、均質な半導体層のトータルの厚さを大きくできるので、製造歩留まりも向上する。
本発明の電気光学装置の製造方法は、前記非晶質シリコン膜に対しレーザー照射することで前記非晶質シリコン膜を結晶化することを特徴とする。この製造方法によれば、非晶質シリコン膜の結晶化を2回に分けて行う場合に、既設のポリシリコン膜への熱の影響を少なくできるので、第1ポリシリコン膜と第2ポリシリコン膜の双方で結晶組織の最適化を行いやすくなり、高歩留まりに効率よく電気光学装置を製造できる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、前記第1非晶質シリコン膜を、前記第2非晶質シリコン膜より厚く形成することを特徴とする。この製造方法によれば、第1非晶質シリコン膜を結晶化して第1ポリシリコン膜とした後、第2非晶質シリコン膜の結晶化を行う際に、当該結晶化に要するエネルギーを低減することができるので、第1ポリシリコン膜に影響を与えることなく所望の結晶組織のポリシリコン膜を得られるようになり、第1ポリシリコン膜、第2ポリシリコン膜の双方で最適化された結晶組織を得られる。したがって、第1ゲート電極及び第2ゲート電極の双方で良好な電圧印加効果が得られる、スイッチング特性に優れたTFTを作製することができる。
本発明の電子機器は、先に記載の本発明の電気光学装置を備えたことを特徴とする。この構成によれば、高輝度、高精細の安定した表示部を備えた電子機器が提供される。
以下、本発明を図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明に係る電気光学装置の一例である液晶装置を各構成要素とともに対向基板側からみた平面構成図、図1(b)は、図1(a)に示すH−H線に沿う断面構成図、図2は、液晶装置を構成するアクティブマトリクス基板上に設けられた各種配線や周辺回路等の電気的な構成を示すブロック図、図3は液晶装置の1画素領域を示す平面構成図である。
[液晶装置の全体構成]
図1(a)及び図1(b)に示すように、この液晶装置(電気光学装置)はTFTアレイ基板10と、対向基板20とが平面視略矩形枠状のシール材52によって貼り合わされ、このシール材52に囲まれた領域内に液晶層50が封入された構成を備えている。シール材52内周側に沿って平面視矩形枠状の周辺見切り53が形成され、この周辺見切りの内側の領域が画像表示領域51とされている。シール材52の外側の領域には、データ線駆動回路201及び外部回路実装端子202がTFTアレイ基板10の1辺(図示下辺)に沿って形成されており、この1辺に隣接する2辺に沿ってそれぞれ走査線駆動回路204,204が形成されて周辺回路を成している。TFTアレイ基板10の残る1辺(図示上辺)には、画像表示領域51の両側の走査線駆動回路204,204間を接続する複数の配線205が設けられている。また、対向基板20の各角部においては、TFTアレイ基板10と対向基板20との間の電気的導通をとるための基板間導通材206が配設されている。本実施形態の液晶装置は、透過型の液晶装置として構成され、TFTアレイ基板10側に配置された光源(図示略)からの光を変調して対向基板20側から出射するようになっている。
なお、データ線駆動回路201あるいは走査線駆動回路204,204をTFTアレイ基板10の上に形成する代わりに、例えば、駆動用LSIが実装されたCOF(Chip On Film)基板とTFTアレイ基板10の周辺部に形成された端子群とを異方性導電膜を介して電気的及び機械的に接続するようにしてもよい。また、液晶装置においては、使用する液晶の種類、すなわち、TN(Twisted Nematic)モード、STN(Super Twisted Nematic)モード、垂直配向モード等の動作モードや、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、位相差板、偏光板等が所定の向きに配置されるが、ここでは図示を省略する。
このような構造を有する液晶装置の画像表示領域51には、図2に示すように、走査線3a及びデータ線6aがそれぞれ横方向、縦方向に複数本形成されており、各走査線3a、データ線6aの交差部には、TFT(薄膜トランジスタ)30と、画素電極9と、蓄積容量70とからなる画素領域41がマトリクス状に配列形成されている。このTFT30のゲート及びソースは、それぞれ走査線3a、データ線6aに接続され、ドレインは画素電極9に接続されている。また、画素の保持特性を高めるべく付与されている蓄積容量70は、画素電極9と並列に接続されている。
図2に回路構成図で示したように、走査線駆動回路204は、主に垂直シフトレジスタから構成され、クロック信号線(図示略)を介して外部制御装置から入力される基準クロックに基づくパルス状の走査信号G1,G2,…Gmを、一垂直走査期間内に線順次に走査線3aに印加するようになっている。また、必要に応じて、容量線3bに対して所定の電圧、ないしパルス状の電気信号を印加できるようになっている。
データ線駆動回路201は、クロック信号線(図示略)を介して外部制御装置から入力される基準クロックに基づいて、各サンプリング駆動信号線111にサンプリング駆動信号S1,S2,…Snを順次供給する水平シフトレジスタ201aと、画像信号線112を介して供給された画像信号VID1〜VID6をサンプリングするサンプリング回路201bとを備えて構成されている。
サンプリング回路201bは、データ線毎に設けられたサンプリングスイッチ(回路用薄膜トランジスタ)131を備えており、各サンプリングスイッチ131は、水平シフトレジスタ110からサンプリング駆動信号S1,S2,…Snが入力されると、6つの画像信号線112のそれぞれについてサンプリングされた画像信号VID1〜VID6を6つの隣接するデータ線6aからなるグループ毎に順次印加するようになっている。これにより、一水平走査期間(走査線駆動回路204により1本の走査線3aに走査信号が供給されている期間)に、各データ線6aに対してサンプリングされた画像信号が供給されるようになっている。
[画素の詳細構成]
図3は、本実施形態の液晶装置を構成するTFTアレイ基板10上の1画素領域を示す平面構成図であり、図4は、図3のA−A’線に沿う断面構成図、図5は、同、B−B’線に沿う断面構成図である。
図3に示すように、TFTアレイ基板上には、データ線6aと、第2ゲート配線(走査線)3aとが互いに交差して設けられており、さらに第2ゲート配線3aに沿って延びる第1ゲート配線15bが形成されている。データ線6aと第2ゲート配線3aとによって区画された略矩形状の画素領域41に、大略平面鈎形の半導体層42が設けられている。第2ゲート配線3aは、データ線6aと交差する方向に延びる走査線本線部31と、この走査線本線部31から分岐されて画素領域41の中央側へ延出された2本のゲート電極(第2ゲート電極)32,33とを有しており、これらのゲート電極32,33が、前記半導体層42の走査線本線部31と平行に延びる部分と交差して配置されることで、デュアルゲート(ダブルゲート)構造のTFTを構成している。なお、TFT30としては、図示のデュアルゲート構造に限ることなく、3本のゲート電極を備えた構造(トリプルゲート構造)であってもよい。
平面視略L形の半導体層42の一端は、データ線6aとの交差部に設けられたソースコンタクトホール55を介してデータ線6aと電気的に接続される一方、他端は画素領域41の内側へ延設され、平面視L形の蓄積容量電極(第3容量電極)42aを構成している。
この蓄積容量電極42cは、前記走査線本線部31と平行に延びる容量線(第2容量電極)3bと、平面的に重なって配置されている。平面視L形の蓄積容量電極42cの図示上下方向に延びる部分は、データ線6aと平面視で重なって画素領域41の辺端部に延在している。
画素領域41とほぼ重なる平面領域に形成された画素電極9は、ITO等の透明導電材料からなり、半導体層42に、中間電極層58を介して電気的に接続されている。すなわち、画素コンタクトホール57を介して画素電極9と中間電極層58とが電気的に接続され、ドレインコンタクトホール56を介して中間電極層58とTFT30の半導体層42とが電気的に接続されることにより、画素電極9とTFT30とが電気的に接続されている。また、上記中間電極層58は、容量線3bと平面的に重なる位置に配置されている。
画素領域41には、平面視L形の蓄積容量電極42cと概略同形状で、この蓄積容量電極42cと平面視略同一位置に配置された容量電極部(第1容量電極)15aが設けられており、この容量電極部15aは、第2ゲート配線3aに沿って延在し、半導体層42の図示左右方向に延びる部分と平面的に重なって配置された第1ゲート配線15bと同層に形成されている。これら容量電極部15aと第1ゲート配線15bは、同一の遮光性材料を用いて半導体層42より下側の同層に形成されており、画素領域41においてTFT30等に入射する光を遮断する遮光部材15を構成するものとなっている。遮光部材15は、例えばWSi等の遮光性材料を用いて所定平面形状に形成される。
第1ゲート配線15bは、前記ゲート電極32,33とそれぞれ平面的に重なる位置で、TFT30の第1ゲート電極として機能する。容量電極部15aは、蓄積容量電極42cと平面的にほぼ重なって配置されており、上記した容量線3bとコンタクトホール59を介して電気的に接続されることで、蓄積容量70の一の電極を構成している。このように、容量線3bと容量電極部15aとの導電接続部を画素領域41内に設けることで、容量電極部15aを画像表示領域外まで引き回す必要が無くなり、各層の段差による配線(特にデータ線6a)の断線や、配線間のクロストークを効果的に防止できる。
次に、図4及び図5に示す断面構造を見ると、TFTアレイ基板10は、例えば石英、ガラス、プラスチック等からなる基板本体(基体)10aの一面側に下地絶縁膜11が形成されており、下地絶縁膜11上には、遮光部材15(容量電極部15a、第1ゲート配線15b)が形成されている。遮光部材15を含む下地絶縁膜11上に第1層間絶縁膜12が形成され、第1層間絶縁膜12上に半導体層42が設けられている。すなわち、この下地絶縁膜11と第1層間絶縁膜12との間の層が、遮光部材15の層となっている。
下地絶縁膜11は、遮光部材15のパターニング工程におけるオーバーエッチングに対するバッファ層として機能し、第1層間絶縁膜12は遮光部材15と半導体層42とを絶縁している。したがって第1層間絶縁膜12は、TFT30の第1ゲート電極として機能する第1ゲート配線15bと半導体層42とを絶縁する第1絶縁膜を構成している。また下地絶縁膜11及び第1層間絶縁膜12は、基板本体10aの表面の荒れや汚染等によるTFT30の特性劣化を抑える作用を奏する。
TFT30は、上述したようにデュアルゲート構造であり、かつLDD(Light Doped Drain )構造を有している。より詳細には、TFT30は、ゲート電極32,33と、半導体層42の前記ゲート電極32,33と対向する領域に形成された2箇所のチャネル領域1aと、ゲート電極32,33と半導体層42とを絶縁するゲート絶縁膜を構成する絶縁薄膜(第2絶縁膜)2とを主体として構成されている。そして、前記2箇所のチャネル領域1aの両側にそれぞれ形成されてLDD部を成す低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1cと、これらのLDD部の両側に形成された高濃度ソース領域1d及び高濃度ドレイン領域1eと、チャネル領域1a間に形成された高濃度ソース/ドレイン領域1fとを備えている。
本発明に係る半導体層42はポリシリコン膜からなるものである。半導体層42のポリシリコン膜としては、基板上に成膜したアモルファスシリコン膜(非晶質シリコン膜)を、レーザーアニール法や、Ni助長固相成長法等の低温プロセスにより多結晶化した、いわゆる低温ポリシリコン膜を用いることが好ましい。低温プロセスとされているのは、基板上に形成した非晶質シリコン膜を基板全体の加熱により結晶化する方法に比してプロセス温度を大きく低下させることが可能だからである。すなわち、レーザー照射により結晶化したポリシリコン膜を用いたTFTの製造工程では、レーザーを照射する工程を常温で行うことができるため、非晶質シリコン膜の脱水素処理工程や不純物活性化工程の温度(600℃程度)を超えないプロセス温度での製造が可能になる。また、Ni助長固相成長法においても、非晶質シリコンを加熱して結晶化する際の温度を抑えることができるため、非晶質シリコン膜の脱水素処理工程やNiゲッタリング工程を含めても600℃以下のプロセス温度で製造することができる。
そして、本発明に係る半導体層42は、基板本体10a上に上下2層のポリシリコン膜を積層した構造を有している。図6に本発明に係るTFTのチャネル領域を形成する半導体層42近傍の断面構造を拡大して示す。本発明では半導体層42にはTFTのLDD構造に他に、蓄積容量電極が構成されるが、図6ではTFTのチャネル領域を中心に説明する。
図6に示すように、基板本体10a上に、下地絶縁膜11を介して第1ゲート配線15b(第1ゲート電極)が形成され、第1ゲート配線15bを覆って第1層間絶縁膜12(第1絶縁膜)が形成されている。第1層間絶縁膜12上に、第1ポリシリコン膜42aと第2ポリシリコン膜42bとを順に積層してなる2層構造の半導体層42が設けられている。そして、第2ポリシリコン膜42b上に、絶縁薄膜(第2絶縁膜)2を介してゲート電極32,(33)が形成されてTFT30を構成している。第1ゲート配線15bとゲート電極32,(33)とは、第1層間絶縁膜及び絶縁薄膜2を貫通するコンタクトホール60を介して互いに電気的に接続されている。
上記2層構造の半導体層42を形成するには、まず、第1層間絶縁膜12上に第1非晶質シリコン膜を形成する。その後、第1非晶質シリコン膜を、例えばレーザー照射等の手段により結晶化させ、第1ポリシリコン膜42aを得る。次いで、上記第1ポリシリコン膜42a上に第2非晶質シリコン膜を形成し、続いて第2非晶質シリコン膜をレーザー照射等の手段により結晶化させて、第2ポリシリコン膜42bを得る。上記各非晶質シリコン膜の結晶化に際しては、第1ポリシリコン膜42a、第2ポリシリコン膜42bとそれぞれ対向する第1ゲート配線15b、ゲート電極32,33からの電圧印加において適切な電気特性が得られるよう結晶化条件が設定される。TFTの電気特性は半導体層の結晶組織、特に結晶粒の大きさとその均一性に大きく影響されるので、上記結晶化条件の設定に際しては、第1ポリシリコン膜42a、第2ポリシリコン膜42bにおける結晶粒径を所定の大きさで均一に形成できるよう条件設定を行う。
上層側の第2ポリシリコン膜42bの形成に際しては、既設の第1ポリシリコン膜42a上で結晶化が行われることとなるが、この第2非晶質シリコン膜の結晶化に際し発生する熱は、非晶質シリコンを溶融させるためのエネルギーとして大半が使用されるため、その熱により第1ポリシリコン膜42aが溶融、再結晶化されることはなく、影響は少ない。したがって、上記形成方法を採用することで、第1ポリシリコン膜42a、第2ポリシリコン膜42bのそれぞれで適切な結晶組織制御が可能である。
上記作製方法で得られる半導体層42の結晶組織を図7(a)に模式的に示す。図7(a)では図の上方からレーザーを照射して非晶質シリコン層を結晶化させるが、本発明のように半導体層42を第1ポリシリコン膜42aと第2ポリシリコン膜42bの2層に分けて形成すれば、それぞれのポリシリコン膜における下部の結晶粒45aと上部の結晶粒45cの大きさの差が少なくなり、より均質な半導体層42が得られる。これに対して従来のように、単層の非晶質シリコン膜を形成して結晶化する場合には、レーザーを照射して非晶質シリコン膜を結晶化する際に、膜厚方向で結晶化時間が不均一になるため、図7(b)に示すように、結晶化後の上部の結晶粒45bは下部の結晶粒45aの結晶粒よりも大きくなる。このため半導体層42の上部と下部とでは結晶粒の大きさが異なり、半導体層を挟んだ両側にゲート電極を設けた構成のTFTでは、それぞれのゲート電極に対する電気特性が不均一になり、TFTの特性を十分に発揮できなくなる。
また本発明に係る製造方法において、第1ポリシリコン膜42a上に形成した第2非晶質シリコン膜は、第2ポリシリコン膜42bとして最適な加熱条件で結晶化されるが、その際、下層側の第1ポリシリコン膜42aへの熱の影響を考慮すると、第2非晶質シリコン膜の厚さは、第1ポリシリコン膜42a(第1非晶質シリコン膜)より薄くすることが好ましい。このように上層側の第2非晶質シリコン膜を薄くすることで、結晶化時に溶融する体積を減らすことができ、結晶化に必要なレーザーエネルギーを少なくすることができるので、下層側の第1ポリシリコン膜42aに対する熱の影響をさらに少なくでき、歩留まりの向上を図ることができる。
本発明のように、第1ゲート電極たる第1ゲート配線15bに対応する第1ポリシリコン膜42a、及びゲート電極32,33に対応する第2ポリシリコン膜42bの結晶組織をそれぞれ最適化することにより、TFTの電気特性を向上させることができる。ここで、図8にTFT30の作動状態を模式的に示して説明する。TFTにおいて上下のゲート電極に電圧を印加すると、図8に示すように電荷(正孔)115,116が絶縁薄膜2、第1層間絶縁膜12と、半導体層42のチャネル領域1aとの界面に形成される。そして本発明では、上記したように第1ポリシリコン膜42a、第2ポリシリコン膜42bがそれぞれで結晶組織を適切に制御されたものとなっているので、第1ゲート配線15b及びゲート電極32,33を介して印加された電圧に応じて上記正孔が各電極の近傍で良好に形成され、TFTのスイッチング特性を十分に発揮できることになる。
再び図4,図5の断面構造の説明に戻って、ゲート電極32,33、容量線3b、及び絶縁薄膜2を覆って第2層間絶縁膜13が形成されており、第2層間絶縁膜13上には、データ線6a及び中間電極層58が同層で形成されている。データ線6a及び中間電極層58は、例えばAl等の低抵抗金属を用いて形成される。
また、第2層間絶縁膜13を貫通して半導体層42に達するソースコンタクトホール55及びドレインコンタクトホール56が形成されており、ソースコンタクトホール55を介してデータ線6aと半導体層42の高濃度ソース領域1dとが電気的に接続され、ドレインコンタクトホール56を介して中間電極層58と半導体層42の高濃度ドレイン領域1eとが電気的に接続されている。
データ線6a及び中間電極層58を覆うように第3層間絶縁膜14が形成されており、第3層間絶縁膜14上に画素電極9が形成されている。前記中間電極層58の平面領域において、上記第3層間絶縁膜14を貫通して中間電極層58に達する画素コンタクトホール57が形成されており、画素コンタクトホール57を介して画素電極9と中間電極層58とが電気的に接続されている。以上の構成により、中間電極層58を介して半導体層42の高濃度ドレイン領域1eと画素電極9とが電気的に接続されている。
また、画素電極9及び第3層間絶縁膜14上に、ラビング処理等の配向処理が施されたポリイミド膜などからなる配向膜17が設けられている。
図3ないし図5に示したように、本実施形態の液晶装置では、半導体層42の高濃度ドレイン領域1eが画素領域41の中央部側へ延出されて形成された蓄積容量電極42cの平面領域において、絶縁薄膜2,及び層間絶縁膜12〜14を介して複数の導電材料からなる部材が積層されて蓄積容量70を構成している。
より詳細には、蓄積容量70の形成領域において、上記蓄積容量電極42cの下層側には、第1層間絶縁膜12を介して遮光部材層の容量電極部15aが対向配置され、上記蓄積容量電極42cの一部と、容量電極部15aの一部は、データ線6a側へ延出され、データ線6aと平面的に重なる位置にて層厚方向に対向している。蓄積容量電極42cの上層側には、絶縁薄膜2を介して容量線3bが対向配置されている。また第2層間絶縁膜13を介して、容量線3bと中間電極層58が対向配置されている。
そして、図5に示すように、蓄積容量電極42cを挟持する容量電極部15aと容量線3bとがコンタクトホール59を介して電気的に接続され、図4に示すように、蓄積容量電極42cと中間電極層58とがドレインコンタクトホール56を介して電気的に接続されている。
このように、蓄積容量70は、容量電極部15aと蓄積容量電極42cとからなる第1の蓄積容量部と、蓄積容量電極42cと容量線3bとからなる第2の蓄積容量部と、容量線3bと中間電極層58とからなる第3の蓄積容量部とを層厚方向に重畳した積層構造を有している。この構成により、蓄積容量70では、画素領域41に占める平面積を節約しつつ、大きな容量が得られるようになっており、その結果、本実施形態の液晶装置は、画素領域41の開口率を高めることができ、画素ピッチを狭くして高精細化した際にも明るい表示を得られるものとなっている。
また、本実施形態の液晶装置では、図3及び図5に示すように、容量電極部15a、蓄積容量電極42c、容量線3b、及び中間電極層58の平面領域において、蓄積容量70を形成している領域が、基板本体10a側から順次小さく(狭く)なるように形成されている。これにより、1つの部材上に積層される部材の形成領域が、絶縁膜の段差部に掛からないようにすることができ、絶縁膜が薄くなる傾向にある段差部における容量リークを良好に防止できる構造となっている。
他方、対向基板20は、基板本体20aの液晶層50側にベタ状に形成された共通電極21と、この共通電極21を覆って形成された配向膜22とを備えている。共通電極21は、ITO等の透明導電材料により形成でき、配向膜22は、先のTFTアレイ基板10の配向膜17と同様の構成とすることができる。また、カラー表示を行う場合には、各画素領域41に対応して例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の色材層を備えたカラーフィルタを基板本体10a又は20a上に形成すればよい。
上記構成の画像表示領域を備えた液晶装置では、半導体層42と基板本体10aとの間の遮光部材層に、遮光性材料からなる第1ゲート配線15bと、容量電極部15aとを設けている。上記第1ゲート配線15bは、TFT30のチャネル領域を基板本体10a側から覆うように形成されており、基板本体10a側からTFT30に入射する光を遮断する遮光膜としても機能する。
さらに、本実施形態の液晶装置では、TFT30をマルチゲート構造とすることにより、1つのチャネル領域1aの両側の電圧を低減し、オフリーク電流を低減しており、また各チャネル領域1aを挟んで両側に低濃度ソース領域1b、低濃度ドレイン領域1cを形成したLDD構造を採用したことでオフ電流を低減することができるようになっている。
例えば、対角2.4インチのQVGA(画素サイズ51μm×153μm、166ppi(pixel/inch))表示パネルのような高精細液晶装置では、画素の液晶容量と蓄積容量との和が小さくなるため、スイッチング素子であるTFT30のリーク電流が大きいと、その電荷漏れにより表示品質を保つことができなくなる。多結晶シリコンTFTでは、オン電流も大きいがオフ電流も大きいため、特にリーク電流を抑えることが重要になる。本実施形態の液晶装置では、上記に挙げた作用によりリーク電流を低レベルに抑えることができるようになっている。そして、このようにリーク電流を効果的に低減できること、及び上述の積層構造の蓄積容量70とにより、蓄積容量70の平面積を縮小することが可能になり、画素の開口率を高めることができるようになっている。本発明は、250ppi(例えば画素サイズ:24μm×102μm)以上の高精細液晶装置のように画素面積が小さくなった場合に特に大きな効果を得ることができるものである。
本実施形態では、図3に示したように、第1ゲート配線15bと、第2ゲート配線3aとが、平面的に離間されて配置されている。この構成により、電気信号を入力可能とされた第1ゲート配線15bと第2ゲート配線3aとのクロストークを防止することができる。このように両者を平面的に離間する構成とすることで、第1ゲート配線15bと第2ゲート配線3aとの間の絶縁膜(第1層間絶縁膜12及び絶縁薄膜2)を薄くすることができるため、第1ゲート配線15bと同層に形成された容量電極部15aと、蓄積容量電極42cとにより形成される容量を増加させることができ、蓄積容量面積の縮小に寄与する。
またさらに、上記蓄積容量70の平面積を縮小できることは、低温プロセスを用いる場合における製造歩留まりの向上に有効に作用する。各層の絶縁膜を形成する際の成膜温度が低い場合には、絶縁膜の被覆性が低下しやすく、特に膜厚の薄い絶縁薄膜(ゲート絶縁膜)2では、ピンホールが発生しやすくなり、容量線3bとの間に形成している容量においてリークを生じ易くなる。そこで、上記蓄積容量70の平面積を縮小できれば、容量線3bと蓄積容量電極42cとに挟まれる領域内にピンホールが配置される確率が低くなるので、容量リークによる動作不具合が低減され、高い製造歩留まりにて液晶装置を製造することが可能になる。
また、図3に示したように、上記容量電極部15aの一部は、データ線6aと平面視で重なって延在しており、かつ容量電極部15aは、遮光性材料からなるものであるので、容量電極部15aは、TFTアレイ基板10において画素領域41を区画する遮光膜(ブラックマトリクス)としても機能する。このような構成とすることで、データ線6aに沿う方向の遮光膜を、対向基板20に設ける必要が無くなり、画素領域41の開口率を向上させることができる。つまり、対向基板20側に遮光膜を設ける場合には、TFTアレイ基板10と対向基板20との組ずれを考慮してデータ線6aの幅より太く形成することを要するが、TFTアレイ基板10側に遮光膜を設ける場合には、上記組ずれのマージンを取る必要が無くなり、図3に示したようにデータ線6aと同程度以下の幅まで狭くすることが可能だからである。
[周辺回路]
次に、本実施形態の液晶装置における周辺回路(データ線駆動回路201、走査線駆動回路204)に実装される回路用薄膜トランジスタについて説明する。図9は、図1及び図2に示した周辺回路に実装可能な回路用TFTの構成例をそれぞれ示す図である。
図9(a)は、回路用TFTの平面構成図であり、図9(b)は、同図に示すF−F’線に沿う断面構成図である。図9(a)に示すように、本例は、2つの回路用TFT80,81が隣接して配置されている場合に好適に用いることができる構成である。
回路用TFT80は、平面視矩形状の半導体層800と、この半導体層800の中央部に配置されたゲート電極810と、チャネル領域800aと、このチャネル領域800aの両側にそれぞれ設けられたソース領域800b、及びドレイン領域800cとを備えて構成されている。そして、図9(b)に示すように、絶縁薄膜2と第2層間絶縁膜13とを貫通して設けられた2つのコンタクトホール830を介して、ソース領域800bと、ソース配線820とが電気的に接続され、ドレイン領域800cとドレイン配線840とが、2つのコンタクトホール850を介して電気的に接続されている。
回路用TFT81は、上記回路用TFT81と略平行に配置されており、平面視矩形状の半導体層801と、この半導体層801の中央部に配置された第2のゲート電極811と、チャネル領域801aと、その両側に形成されたソース領域801b、及びドレイン領域801cとを備えて構成されている。図9(b)に示すように、絶縁薄膜2と第2層間絶縁膜13とを貫通して設けられた2つのコンタクトホール831を介して、ソース領域801bと、ソース配線821とが電気的に接続され、ドレイン領域801cと、ドレイン配線841とが、2つのコンタクトホール851を介して電気的に接続されている。
このように2つの回路用TFTが隣接して配置されている場合に、一方の回路用TFT80のゲートを、半導体層800の上層側に設けられたゲート電極810により構成し、他方の回路用TFT81のゲートを、半導体層800の下層側に設けられた第2のゲート電極811により構成することで、TFT80,81間の距離を短くしたとしても、ゲート電極810と第2のゲート電極811とが異なる層に形成されていることから、加工性の限界により制限されることなく、ゲート電極を配置することができる。従って、本構成の回路用TFTを採用するならば、高密度に回路用TFTが配置された、高精細液晶装置に好適な周辺回路を実現できる。
また、半導体層800は、画素領域41に設けられた半導体層42と同様に、第1ポリシリコン膜と第2ポリシリコン膜とを積層した2層構造とすることができる。本発明に係る製造方法を用いて形成した半導体層にあっては、その層厚方向における結晶粒径の差異が小さいものとなっているから、回路用TFT80,81のようにそれぞれのゲート電極810,811の形成層が異なっており、これらと対向する半導体層面が異なっている場合にも、ゲート電極810,811において概ね同様の電圧印加効果を得ることができる。
また、回路用TFT81の第2のゲート電極811は、図9(b)に示すように、基板本体10a上の下地絶縁膜11と第1層間絶縁膜12との間の層に形成されており、画素領域41に設けられた第1ゲート配線15bと同層に、同一の遮光性材料を用いて形成されている。従って、本構成の回路用TFT80,81を作製するに際しても、画素領域41の遮光部材15と同時に第2のゲート電極811を形成することができ、工程数の増加を伴うことなく、高集積度の周辺回路を形成することができる。
上記の回路用TFTは、例えば図2に示したサンプリング回路201bのサンプリングスイッチ131や、水平シフトレジスタ201a、走査線駆動回路204に適用されるラッチ回路のインバータ(相補型TFT)、トランスミッションゲート等に適用することができる。そして、本実施形態に係る回路用TFTを用いることで、TFTの小型化、高密度化を実現でき、画素の高精細化による駆動画素数の増加に対応した周辺回路の高集積化を実現できる。
以上、詳細に説明したように、本液晶装置は、その画像表示領域では、第1ゲート配線15b及びゲート電極32,33により挟持される半導体層42を、第1ポリシリコン膜42aと第2ポリシリコン膜42bとの積層構造としたことで、ポリシリコン膜42a、42bの結晶組織を、それぞれに作用するゲート電極に対して最適化された状態となるように制御でき、チャネル領域を挟んだ両側にゲート電極が設けられたTFTの電気特性を十分に発揮でき、優れた画素スイッチング特性を得られるものとなっている。
また、半導体層42の下層側に、遮光性材料からなる容量電極部15a及び第1ゲート配線15bが設けられたことで、TFT30のリーク電流の低減、及び蓄積容量70の平面積の縮小を実現でき、画素領域41を高開口率化を実現できるようになっている。
一方、周辺回路においては、半導体層の上層側、下層側のいずれにもゲート電極を形成できるので、回路用TFTの小型化、高密度化を達成でき、これにより高精細化に伴う駆動画素数の増加にも十分対応可能な周辺回路を実現することができる。したがって、上記画像表示領域及び周辺回路を備えた本実施形態の液晶装置によれば、画素を高精細化しても高品質の表示を得ることが可能である。
(電子機器)
図10は、本発明に係る電子機器の一例を示す斜視図である。この図に示す携帯電話1300は、上記実施形態の液晶装置を小サイズの表示部1301として備え、複数の操作ボタン1302、受話口1303、及び送話口1304を備えて構成されている。
上記各実施の形態の表示装置は、上記携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの電子機器においても、明るく、高精細の表示が可能になっている。
液晶装置の平面構成図(a)及び断面構成図(b)。 同、液晶装置の回路構成図。 同、1画素領域を示す平面構成図。 図3のA−A’線に沿う断面構成図。 図3のB−B’線に沿う断面構成図。 実施形態に係るTFTの半導体層近傍の拡大断面構成図。 半導体層の結晶組織を模式的に示す説明図。 TFTの動作を模式的に示す説明図。 回路用TFTの平面構成図(a)及び断面構成図(b)。 電子機器の一例を示す斜視構成図。
符号の説明
10 TFTアレイ基板、20 対向基板、10a、20a 基板本体、1a チャネル領域、3a 第2ゲート配線(走査線)、3b 容量線(第2容量電極)、6a データ線、9 画素電極、15 遮光部材、15a 容量電極部(第1容量電極)、15b 第1ゲート配線(第1ゲート電極)、30 TFT(薄膜トランジスタ)、32,33 ゲート電極(第2ゲート電極)、41 画素領域、42 半導体層、42a 第1ポリシリコン膜、42b 第2ポリシリコン膜、42c 蓄積容量電極(第3容量電極)、50 液晶層、58 中間電極層、70 蓄積容量。

Claims (9)

  1. 基体上に形成されてなる薄膜トランジスタを備えた電気光学装置であって、
    前記薄膜トランジスタが、半導体層と、該半導体層のチャネル領域の一面側に第1絶縁膜を介して対向する第1ゲート電極と、前記チャネル領域の他面側に第2絶縁膜を介して対向する第2ゲート電極とを具備しており、
    前記半導体層が、前記第1ゲート電極と対向する第1ポリシリコン膜と、前記第2ゲート電極と対向する第2ポリシリコン膜との積層膜からなり、
    前記第1ポリシリコン膜及び前記第2ポリシリコン膜は、当該第1ポリシリコン膜のうち前記第1ゲート電極とは反対側の面と当該第2ポリシリコン膜のうち前記第2ゲート電極とは反対側の面とが接触するように配置されると共に、それぞれ結晶粒の寸法が均一になるように形成されている
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記薄膜トランジスタが、基体上に、前記第1ゲート電極と、第1絶縁膜と、半導体層と、第2絶縁膜と、第2ゲート電極とを順に積層してなる構造を具備しており、
    前記半導体層の前記基体側に形成された前記第1ポリシリコン膜の膜厚が、前記第2ポリシリコン膜の膜厚より厚いことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記薄膜トランジスタと電気的に接続された蓄積容量を備え、
    前記蓄積容量が、前記第1ゲート電極と同層に形成された第1容量電極と、前記第2ゲート電極と同層に形成された第2容量電極と、前記半導体層と同層に形成された第3容量電極と、を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記薄膜トランジスタと電気的に接続されて前記基体上に延在する信号配線を備え、
    前記第1容量電極の一部と、前記第3容量電極の一部とが、前記信号配線と平面的に重なって配置され、当該位置で前記蓄積容量の一部を形成していることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記薄膜トランジスタの半導体層に、複数の前記チャネル領域が形成され、各々のチャネル領域に対応して前記第1ゲート電極と第2ゲート電極とが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気光学装置。
  6. 半導体層と、該半導体層のチャネル領域の一面側に第1絶縁膜を介して対向する第1ゲート電極と、前記チャネル領域の他面側に第2絶縁膜を介して対向する第2ゲート電極とを具備し、
    前記半導体層が、前記第1ゲート電極と対向する第1ポリシリコン膜と、前記第2ゲート電極と対向する第2ポリシリコン膜との積層膜からなり、
    前記第1ポリシリコン膜及び前記第2ポリシリコン膜は、当該第1ポリシリコン膜のうち前記第1ゲート電極とは反対側の面と当該第2ポリシリコン膜のうち前記第2ゲート電極とは反対側の面とが接触するように配置されると共に、それぞれ結晶粒の寸法が均一になるように形成されている
    ことを特徴とする薄膜トランジスタ。
  7. 基体上に金属膜をパターン形成して第1ゲート電極を形成する工程と、
    前記第1ゲート電極を覆う第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜上に第1非晶質シリコン膜を成膜し、該第1非晶質シリコン膜を結晶化して第1ポリシリコン膜を形成する工程と、
    前記第1ポリシリコン膜上に第2非晶質シリコン層を成膜し、該第2非晶質シリコン膜を結晶化して第2ポリシリコン膜を形成する工程と、
    前記第1ポリシリコン膜と第2ポリシリコン膜の積層膜をパターニングして所定形状の半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層を覆うように第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜上に金属膜をパターン形成することで、前記第1ゲート電極と平面的に重なる位置に第2ゲート電極を形成する工程と
    を有し、
    前記第2ポリシリコン膜を形成する工程では、当該第1ポリシリコン膜のうち前記第1ゲート電極とは反対側の面と当該第2ポリシリコン膜のうち前記第2ゲート電極とは反対側の面とが接触するように前記第1ポリシリコン膜上に直接前記第2ポリシリコン膜を形成し、
    前記第1ポリシリコン膜を形成する工程及び前記第2ポリシリコン膜を形成する工程では、それぞれ結晶粒の寸法が均一になるように前記第1非晶質シリコン及び前記第2非晶質シリコンを結晶化する
    ことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  8. 前記非晶質シリコン膜に対してレーザー照射することで前記非晶質シリコン膜を結晶化することを特徴とする請求項7に記載の電気光学装置の製造方法。
  9. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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