JP4585824B2 - 眼科撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼科撮影装置、更に詳細には、被検眼の眼底を立体視するための左右の画像を同時に撮影することが可能な眼科撮影装置に関する。
従来の同時立体眼底カメラでは、下記の特許文献1及び2などに記載されているように、対物レンズに対して被検眼の前眼部と共役(瞳孔と共役)な位置に、上記左右の画像を得るための左右2つの孔(開口)が形成された2孔絞りが設けられ、その2つの孔を通過した眼底からの光束のそれぞれをプリズムなどで光路を2つに分けて左右一対の結像光学系のそれぞれに導き、フィルム面ないしは撮像素子の撮像面の左右別々の領域、或いは左右別々の撮像素子に結像して撮影するようになっていた。
また、立体撮影用に瞳共役の2孔絞りの2つの開口の形状を縦長矩形にしたり(特許文献3)、円柱レンズを使用して眼底像を撮像素子の画素に交互に入射して撮像したり(特許文献4)、眼底共役位置と瞳共役位置の絞りを可変にし、同一映像媒体に立体撮影と単眼撮影を可能にする(特許文献5)ことが行われている。
更に、撮像素子の交互の画素をプリズムなどを介してそれぞれ左目と右目の導き画像を立体視させることが行われている(特許文献6、7)。
特許第2642417号公報 特許第2933995号公報 特許第3255730号公報 特開平10−165372号公報 特開平11−299739号公報 特開平9−18896号公報 特開平9−211388号公報
しかしながら、特許文献1、2、3などの従来の構成では、左右別々の2光路に左右一対の結像光学系の各レンズを配置する必要があったため、構成が複雑で装置が大型化してしまうと共にコストが高くなってしまう。また、左右2光路の光学調整が大変複雑で調整に時間がかかってしまうという問題があった。また、左右の画像を左右別々の領域ないし素子に別々に結像するため、左右の画像の位置を後から正確に合わせる作業が必要であるという問題があった。
また、特許文献4などの構成では、2孔絞りからの2つの画像(右像と左像)を撮像素子の交互に画素に入射させるようにしているが、例えば、画面の周辺では1画素に右像と左像が入射してしまい、良好な立体視ができないという問題があった。
そこで本発明は、上記のような問題を解消し、簡単な構造で装置の小型化とコストダウンが図れると共に、光学調整も簡単で、眼底の同時立体撮影を良好に行うことが可能な眼底撮影装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための発明は、
被検眼の眼底を結像する第1の光学系と、該第1の光学系の眼底共役位置に配置した視野絞りと、該視野絞りの近傍に結像した眼底像を再結像する第2の光学系と、該第2の光学系による眼底像の再結像位置に配置されたマトリクス状配列の画素を有した立体撮影用撮像手段とを有する眼科撮影装置において、
前記第1の光学系内に、被検眼視度の個体差による結像位置のずれを補正するために光軸方向に移動可能なレンズを配置し、
前記視野絞りと前記立体撮像手段との間に設けられた光路分割手段により分割された光路に第2の撮像手段として単眼撮影用撮像手段が設けられ、
前記光路分割手段により、被検眼からの光を前記立体撮影用撮像手段、又は前記単眼撮影用撮像手段に選択して導くとともに、
前記光路分割手段による光路選択に応じて、照明光学系に設けられているリングスリットと、第1の光学系内またはその近傍に配置された前眼部に略共役な絞りとを切り換えるようにしたことを特徴とする。
あるいはさらに、前記第2の光学系内またはその近傍で、2つの開口を備えた絞りが被検眼の前眼部と略共役な位置に配置され、前記立体撮影用撮像手段の撮像素子の撮像面に近接して偏向光学素子を配置し、前記第2の光学系の射出瞳位置が無限遠になるように設定して、前記偏向光学素子を介して前記撮像素子の一つの画素列に入射する光が前記絞りの2つの開口のうちいずれかの一方の開口を通過した光のみになり、かつ両開口からの光が前記撮像素子の各画素列に交互に入射することを特徴とする。
本発明によれば、前記光路分割手段による光路選択に応じて、照明光学系に設けられているリングスリットと、第1の光学系内またはその近傍に配置された前眼部に略共役な絞りとを切り換え、立体撮影用撮像手段と単眼撮影用撮像手段を切り換えて撮像に用いることができ、あるいはさらに、眼底像を立体撮影用撮像手段に結像する光学系の射出瞳位置が無限遠になるように設定することにより、偏向光学素子への光線入射角が一定となり、立体撮影のための左眼用の画像と右眼用の画像が撮像素子に分離されて画素列に交互に入射するようになるので、左眼用の画像と右眼用の画像が一つの画素列に重なって入射することがなく、良好な立体視用の画像を得ることができる、という利点が得られる。
本発明は、立体視用ステレオ撮影が可能な眼科撮影装置であり、以下に添付図面を参照し、眼科撮影装置を、眼底カメラとした実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1には、本発明の第1の実施例が図示されており、同図の眼底カメラでは、被検眼Eの眼底Erを照明する照明光学系と、照明された眼底を撮影する撮影光学系が設けられている。照明光学系では、ハロゲンランプなどの光源1から発せられた光並びに凹面鏡2で反射した光は、可視カット赤外透過フィルタ3を介して赤外光となり、ストロボ4、コンデンサレンズ5を通過して、被検眼Eの前眼部(瞳)Epと共役な位置に配置された立体視用のスリット6を照明する。このスリット6からの照明光は、レンズ7を通過し、中心に穴の開いた穴あき全反射ミラー8で反射されてから対物レンズ9を経て、被検眼Eの前眼部Epより眼底Erに入射し、眼底Erを赤外光で照明する。
眼底Erからの反射光は、対物レンズ9、穴あき全反射ミラー8の穴を通過して、被検眼前眼部(瞳)と略共役な位置Pに配置された2つの開口を有する2孔絞り10に入射し、右眼用の光束と、左眼用の光束に分離されてから、合焦レンズ11に入射する。この合焦レンズ11は、光軸に沿って移動可能で被検眼視度の個体差による眼底結像位置のずれを補正する。
眼底からの光束は、続いて被検眼眼底を結像する結像レンズ12を通過して、リターンミラー13で反射され、結像レンズ12による眼底の結像位置、つまり眼底Erと共役な位置に配置された赤外光に感度を有する観察用CCD14に入射する。リターンミラー13が光路から離脱すると、眼底からの光束は、眼底Erと共役な位置に配置された撮像手段としての可視光に感度を有する撮像用CCD16に入射する。撮像用CCD16は、マトリックス状に配置された多数の画素を有しており、この撮像用CCD16の撮像面に近接して、偏向光学素子としてのレンチキュラープリズム15が配置される。
なお、図1では、2孔絞り10は、光束を図面上で上下に分割するように、図示されており、また、レンチキュラープリズム15と撮影用CCD16は、図1で紙面に垂直な方向の並びが上下方向に図示されているが、実際には、2孔絞り10は、図2に示したように、光束を、左右方向(図1で紙面に垂直な方向)に分割し、レンチキュラープリズム15の両プリズム面15a、15bは、図2で紙面に垂直な方向に延びている。
また、結像光学系(合焦レンズ11、結像レンズ12)の射出瞳位置は、無限遠あるいはその近くに設定されており、それにより、図2、図3に示したように(図2では、簡略のために合焦レンズ11が省略されている。あるいは合焦レンズと結像レンズを統合した光学系が一つのレンズ12として図示されているとしてもよい)、略瞳共役な位置にある2孔絞りの開口10aを通過する光束は、結像レンズ12を通過した後、略平行光束となり、レンチキュラープリズム15の一方のプリズム面15aに入射してから、撮影用CCD16の奇数番目の画素列(斜線部分)16aに入射するとともに、2孔絞りの開口10bを通過する光束は、結像レンズ12を通過した後、略平行光束となり、レンチキュラープリズム15の他方のプリズム面15bに入射してから、撮影用CCD16の偶数番目の画素列に16bに入射するようになる。なお、図3において太い実線部分15cは、遮光部を示している。
このような入射特性は、例えば、2孔絞り10の2つの開口10aと10b間の距離、つまり瞳分割距離DをD=3mm、開口10a、10bの直径ΦをΦ=0.5mm、結像レンズ12の焦点距離fをf=20mm、撮影用CCD16を1/3インチCCDとして、2孔絞り10と結像レンズ12間の距離X1を略fとし、すなわち、2孔絞り10を結像レンズ12の焦点距離にまたはその近傍に配置し、レンチキュラープリズム15並びに撮影用CCD16と、結像レンズ12との距離X2を、焦点距離fより大きい値に配置することにより得られる。このとき、結像レンズ12からの光束がプリズム15に入射する角度θは、θ=4.3°となり、また、各平行光束が、レンチキュラープリズム15の各プリズム面15a、15bにほぼ垂直に入射するように、プリズム角が設定される。また、撮影用CCD16の行方向(図2、図3で左右方向)の画素ピッチ(画素幅)P1は、レンチキュラープリズム15のプリズムのピッチ(プリズムの頂点間の距離)P2の略半分に設定される。
このような構成において、光源1を点灯して、被検眼Eの眼底Erを赤外光で照明し、眼底からの反射光を観察用CCD14に導いてその画像を観察することにより、アライメントを行い、また合焦レンズ11を光軸に沿って移動させてピント合わせを行う。
アライメントとピント合わせが終了すると、ストロボ4が発光され、リターンミラー13が光路から離脱される。ストロボ光で照明された眼底からの光束は、対物レンズ9、穴あき全反射ミラー8の穴を通過して、2孔絞り10に入射し、右眼用の光束と、左眼用の光束に分離されてから、合焦レンズ11に入射し、眼底が結像レンズ12により、レンチキュラープリズム15を介して撮影用CCD16の撮像面に結像される。
合焦レンズ11と結像レンズ12からなる光学系の射出瞳位置は、無限遠あるいはその近くに設定されているので、図2、図3に示したように、2孔絞りの開口10aを通過する光束は、結像レンズ12を通過した後、略平行光束となり、レンチキュラープリズム15の一方のプリズム面15aに入射してから、撮影用CCD16の奇数番目の画素列16aに入射する。また、2孔絞りの開口10bを通過する光束は、結像レンズ12を通過した後、略平行光束となり、レンチキュラープリズム15の他方のプリズム面15bに入射してから、撮影用CCD16の偶数番目の画素列16bに入射する。また、撮影用CCD16の行方向(図4で左右方向)の画素ピッチ(画素幅)P1は、レンチキュラープリズム15のプリズムのピッチ(プリズムの頂点間の距離)P2の半分になっているので、撮影用CCD16の一つの画素列Rj(j=1〜n)には、2孔絞り10の開口10aを通過した光のみになり、他方の開口10bを通過した光が入射することはなく、また画素列Lj(j=1〜n)には、2孔絞り10の開口10bを通過した光のみになり、他方の開口10aを通過した光が入射することはない。また、両開口10a、10bからの光が各画素列Rj、Ljに交互に入射する。
このような撮影用CCD16の撮像面での像分布が,図4に示されており、R1、R2、.....Rnは、奇数番目の画素列16aであり、L1、L2、.....Lnは偶数番目の画素列であり、各画素は行方向にそれぞれP1の幅を有している。
また、レンチキュラープリズム15に代えて、図5に示したようなレンチキュラーレンズ20を用いることもできる。このレンチキュラーレンズ20は、図5で紙面に垂直に延びる半円柱のレンズ20aをピッチP2(画素ピッチP1の2倍)で左右方向に等配列したもので、2孔絞り10の開口10aを通過した光束は、結像レンズ12を通過して略平行光束となって、レンチキュラーレンズ20の半円柱のレンズ20aで屈折して撮影用CCD16の画素列16aに集光され、また、孔絞り10の開口10bを通過した光束は、結像レンズ12を通過して略平行光束となって、同じ半円柱のレンズ20aで撮影用CCD16の画素列16aの左側の画素列16bに集光され、レンチキュラープリズム15と同様な効果を得ることができる。
なお、撮影用CCD16で撮像された画像は、例えば、市販のレンチキュラー方式のモニタ、パララックスバリア方式のモニタなどの表示手段で立体表示でき、また偏光メガネを使用して立体視することができる。
また、上述した各光学素子の諸元は、瞳結像倍率が約1倍を想定しており、この条件では、画角が約10度の撮影範囲となり、視神経乳頭の陥凹を立体視することができ、緑内障診断で有効な手段となる。
図6には、他の実施例が図示されており、同実施例では、単眼撮影と立体撮影が可能となっている。
図6において、ハロゲンランプなどの光源30から発せられた光並びに凹面鏡31で反射した光は、可視カット赤外透過フィルタ32を介して赤外光となり、ストロボ33を通過して被検眼Eの前眼部(瞳)Epと共役な位置に配置されたリングスリット34を照明する。このリングスリット34は、立体撮影時には、立体用の照明絞り34’に切り換えられる。リングスリット34あるいは照明絞り34’からの照明光は、レンズ35、黒点板36、リレーレンズ37を通過し、中心に穴の開いた穴あき全反射ミラー39で反射されてから対物レンズ38を経て、被検眼Eの前眼部Epより眼底Erに入射し、眼底Erを赤外光で照明する。
眼底Erからの反射光は、対物レンズ38を介して受光され、穴あき全反射ミラー39の穴を通過して前眼部(瞳)Epと共役な位置Pに配置された撮影絞り40に入射し、レンズ41、合焦レンズ42を通過する。この合焦レンズ42は、光軸に沿って移動可能で被検眼視度の個体差による眼底結像位置のずれを補正する。なお、撮影絞り40は、立体撮影のときは、立体撮影用の撮影絞り40’に切り換えられる。
眼底からの光束は、続いてレンズ43を通過して、ミラー44で反射され、眼底Erと共役な位置Rに配置された視野絞り45を介して赤外反射可視透過ミラー46に入射し、赤外反射可視透過ミラー46で反射された赤外光は、結像レンズ47を通過して赤外光に感度を有する撮像手段としての観察用CCD48に入射され、一方、ミラー46を透過した可視光は、リターンミラー49で反射され、結像レンズ50を通過して可視光に感度を有する撮像手段としての単眼撮影用CCD51に入射する。
立体撮影時には、リターンミラー49が光路から離脱し、ミラー46を透過した可視光は、ミラー52で反射され、前眼部(瞳)Epと共役な位置Pに配置された2孔絞り53を通過して結像レンズ54に入射し、可視光に感度を有する撮像手段としての立体撮影用CCD55に入射し、この立体撮影用CCD55の撮像面に近接して偏向光学素子としてのレンチキュラープリズム56が配置される。2孔絞り53、レンチキュラープリズム56、立体撮影用CCD55は、それぞれ実施例1の2孔絞り10、レンチキュラープリズム15、撮影用CCD16に対応している。
このような結像光学系において、被検眼Eの眼底Erと共役な位置がRで、また前眼部(特に瞳)Epと共役な位置がPで図示されており、対物レンズ38、レンズ41、43などは、被検眼の眼底を視野絞り45に結像する第1の光学系を構成し、また、結像レンズ50、54は、第1の光学系により視野絞り45の近傍に結像した眼底像を単眼撮影用CCD51、立体撮影用CCD55に再結像する第2の光学系を構成している。また、立体撮影用CCD55を第1の撮像手段とすると、リターンミラー49は、視野絞り45と第1の撮像手段との間に配置された光路分割手段であり、その位置に応じて被検眼からの光束を切り換え、第1の撮像手段あるいは単眼撮影用CCD(第2の撮像手段)51に選択して導く。
このような構成で、観察時用CCD48には、眼底の赤外像が結像されるので、観察用CCD48の画像をモニタ(不図示)で観察し、アライメントや合焦操作を行う。
アライメント並びに合焦が完了すると、ストロボ33が発光され、単眼撮影時には、リングスリット34、撮影絞り40、リターンミラー49が光路にあり、眼底からの光束が単眼撮影用CCD51に入射し眼底が単眼撮影用CCD51により撮影される。
一方、立体撮影時には、リターンミラー49が光路から離脱し、またそのとき、照明絞りがスリット34’に、撮影絞りが立体用の撮影絞り40’に切り替わり、眼底からの光束が、2孔絞り53で左眼用の光束と、右眼用の光束に分割され、各光束が、レンチキュラープリズム56を介して立体撮影用CCD55に結像され、眼底の立体像が撮影される。
結像レンズ54からなる第2の光学系の射出瞳位置は、実施例1の結像レンズ12の光学系と同様に、無限遠あるいはその近くに設定されているので、2孔絞り53の一方の開口を通過する光束は、結像レンズ54を通過した後、略平行光束となり、レンチキュラープリズム56の一方のプリズム面に入射してから、立体撮影用CCD55の奇数番目の画素列に入射し、2孔絞り53の他方の開口を通過する光束は、結像レンズ54を通過した後、略平行光束となり、レンチキュラープリズム56の他方のプリズム面に入射してから、立体撮影用CCD55の偶数番目の画素列に入射する。この関係は、図3で、レンチキュラープリズム15をレンチキュラープリズム56に、撮影用CCD16を立体撮影用CCD55に置き換えたものに相当し、また、実施例1と同様に、立体撮影用CCD55の行方向の画素ピッチ(画素幅)P1は、レンチキュラープリズム56のプリズムのピッチ(プリズムの頂点間の距離)P2の略半分になっているので、立体撮影用CCD55の一つの画素列には、2孔絞り53の一方の開口を通過した光のみになり、他方の開口を通過した光が入射することはなく、また、2孔絞り53の両開口からの光が各画素列に交互に入射する。この関係も、実施例1と同様であり、実施例1と同様な効果が得られる。
また、実施例2においても、実施例1と同様に、レンチキュラープリズム56に代えて、図5に示したようなレンチキュラーレンズ20を用いることもできる。
また、立体撮影用CCD55で撮像された画像を、市販のレンチキュラー方式のモニタ、パララックスバリア方式のモニタなどの表示手段で立体表示でき、また偏光メガネを使用して立体視することができることも実施例1と同様である。
眼科撮影装置の第1の実施例の光学系を示した光学図である。 2孔絞りの開口を通過する光束が撮影用CCDに入射する状態を説明した説明図である。 図2のレンチキュラープリズムと撮影用CCDの部分の拡大図である。 撮影用CCDの各画素列における光線の入射を示した説明図である。 レンチキュラーレンズを用いたときの図3に対応する拡大図である。 眼科撮影装置の第2の実施例の光学系を示した光学図である。
符号の説明
10 2孔絞り
15 レンチキュラープリズム
16 撮影用CCD
20 レンチキュラーレンズ
40 撮影絞り
45 視野絞り
51 単眼撮影用CCD
53 2孔絞り
55 立体撮影用CCD
56 レンチキュラープリズム

Claims (2)

  1. 被検眼の眼底を結像する第1の光学系と、該第1の光学系の眼底共役位置に配置した視野絞りと、該視野絞りの近傍に結像した眼底像を再結像する第2の光学系と、該第2の光学系による眼底像の再結像位置に配置されたマトリクス状配列の画素を有した立体撮影用撮像手段とを有する眼科撮影装置において、
    前記第1の光学系内に、被検眼視度の個体差による結像位置のずれを補正するために光軸方向に移動可能なレンズを配置し、
    前記視野絞りと前記立体撮像手段との間に設けられた光路分割手段により分割された光路に第2の撮像手段として単眼撮影用撮像手段が設けられ、
    前記光路分割手段により、被検眼からの光を前記立体撮影用撮像手段、又は前記単眼撮影用撮像手段に選択して導くとともに、
    前記光路分割手段による光路選択に応じて、照明光学系に設けられているリングスリットと、第1の光学系内またはその近傍に配置された前眼部に略共役な絞りとを切り換えることを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記第2の光学系内またはその近傍で、2つの開口を備えた絞りが被検眼の前眼部と略共役な位置に配置され、
    前記立体撮影用撮像手段の撮像素子の撮像面に近接して偏向光学素子を配置し、
    前記第2の光学系の射出瞳位置が無限遠になるように設定して、前記偏向光学素子を介して前記撮像素子の一つの画素列に入射する光が前記絞りの2つの開口のうちいずれかの一方の開口を通過した光のみになり、かつ両開口からの光が前記撮像素子の各画素列に交互に入射するよう構成されることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
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