JP4583350B2 - 携帯端末装置、着信音出力方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが携帯可能な携帯端末装置にかかり、特に、電子メール着信時に着信音を発する携帯端末装置、および着信音出力方法に関する。
携帯電話等の携帯端末装置では、携帯端末装置からの着信音によって音声通話の着信を認識することができる。そして、発信者の電話番号を携帯端末装置のディスプレイに表示する発信者番号通知サービスを通じて、発信者が誰であるかを把握することもできる。
また、音声通話を着信したとき、その発信者に対応する人名等を音声合成し着信音として出力することで、着信応答する前に発信者を特定することが可能な技術も知られている(例えば、特許文献1)。
さらには、発信者固有の音声情報を予め登録し、上記同様、発信者からの着信に応じて登録している発信者固有の音声情報を出力し、その音声情報によって発信者を特定することが可能な技術も公開されている(例えば、特許文献2)。
特開平6−6428号公報 特開2000−124989号公報
しかし、上述した人名等を音声合成する技術では、機械音を用いて音声合成しており、音声内容(語意)で発信者を識別することはできても音質で識別することができないので、常に注意深く着信音を聞かなくてはならず、着信音の文言を聞き取り難い状況下では発信者を特定できない場合がある。また、予め登録された音声情報による技術では、音声登録のため煩わしい音声情報の録音が必要となり、かつ、固定の音声情報が発信者と一対一にしか対応していないため着信音が単調になる問題があった。
さらに、両技術では、着信音によって発信者を特定することはできても、その着信における発信者の意図や重要度、緊急度を把握することはできなかった。
本発明は、従来の携帯端末装置が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、着信音を発信者からも操作可能とすることで、着信者が、着信音だけで発信者を特定できることに加えて、発信者の意図やその電子メールの重要度、緊急度を、電子メール本文を参照することなく聴覚で迅速かつ容易に把握することが可能な、新規かつ改良された携帯端末装置、および着信音出力方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、発信者を特定する1または2以上の識別子からなる発信者識別情報が蓄積されるアドレステーブルを記憶し、該アドレステーブルの発信者識別情報毎に関連付けられメッセージ識別情報とこれに対応した音声情報を含む音声サンプルデータを記憶可能なデータ記憶部と、電子メールを受信する電子メール受信部と、発信者識別情報と、本文またはメールヘッダに該発信者によって埋め込まれたメッセージ識別情報と、を有する電子メールを、電子メール受信部が受信した場合、受信された電子メールから発信者識別情報およびメッセージ識別情報を抽出する識別情報抽出部と、アドレステーブルを参照し電子メールから抽出された発信者識別情報に関連付けられた音声サンプルデータが有れば該音声サンプルデータを読み出し、該音声サンプルデータを用いて電子メールから抽出されたメッセージ識別情報に対応づけられた音声情報を取得し、この音声情報から音声信号を生成する音声生成部と、生成された音声信号を、受信した電子メールの着信音として出力する音声出力部と、を備えることを特徴とする、携帯端末装置が提供される。
ここで、メッセージ識別情報は所望する音声情報を導き出すための識別子であり、音声サンプルデータはメッセージ識別情報と音声情報とを対応づけて格納したデータのセット(テーブル)である。
本発明では、電子メール受信時の着信音(着信時の報知音)を、発信者識別情報と、メッセージ識別情報とに基づいて出力している。発信者は、このメッセージ識別情報を操作することによって、着信者に伝達したいことや電子メール本文の重要度、緊急度を着信音に反映することができ、着信者は、電子メール本文を参照することなく、着信音のみによって、そのような発信者の意図を聴覚で迅速かつ容易に把握することが可能となる。
また、音声サンプルデータでは、発信者を即座に特定できる音声(例えば、発信者の肉声)が発信者識別情報に関連付けられるため、着信者は、着信音の語意だけでなくその音質によって発信者を容易に特定することができ、着信音の文言が聞き取り難い状況下であっても、確実に発信者を特定することが可能となる。
音声サンプルデータは音声情報として音声合成可能な情報を含み、音声生成部はメッセージ識別情報に対応した音声合成可能な情報を用い音声合成によって音声信号を生成するとしてもよい。ここで、音声合成可能な情報は、発信者の肉声からサンプリングした素片や音素等を用いて音声合成するための文言のデータである。
かかる構成により、任意の文字列を音声信号に音声合成可能となり、音声生成部は無限のバリエーションで音声信号を構成することができ、着信者に発信者の意図をより確実かつ迅速に伝達することが可能となる。
識別情報抽出部は、受信した電子メールに音声サンプルデータが添付されている場合、該音声サンプルデータも抽出し、音声生成部は、電子メールから抽出された音声サンプルデータを用いて音声信号を生成するとしてもよい。
かかる構成により、データ記憶部に音声サンプルデータが記憶されてない場合においても、所望する音質と文言で着信音が出力され、着信者は、電子メール本文を参照することなく、着信音のみによって、発信者の意図を聴覚で迅速かつ容易に把握することが可能となる。
また、電子メールの受信が初めての場合であっても、煩わしい音声サンプルデータの作成が不要であり、発信者が音声サンプルデータを生成し、電子メールを通じて一度だけ配布することで、本発明の着信音出力機能を多数の携帯端末装置で利用することが可能となる。かかる音声サンプルデータは、発信者識別情報およびメッセージ識別情報と共に電子メールに添付されてもよい。
識別情報抽出部は、電子メールから抽出された音声サンプルデータをデータ記憶部に記憶させるとしてもよい。
かかる構成により、発信者からの電子メールに添付された音声サンプルデータを次回の着信音出力に利用することができ、次回から発信者が音声サンプルデータを添付していなくても当該着信音出力機能を利用することが可能となる。
データ記憶部および受信された電子メールの何れにも音声サンプルデータが無い場合、音声生成部は、データ記憶部に予め準備された任意の話者の音声による予備音声サンプルデータを用いて音声信号を生成するとしてもよい。ここで、予備音声サンプルデータは、上述した音声サンプルデータ同様、メッセージ識別情報から音声情報を一義的に導き出すデータであり、音声情報として任意の話者の音声を用いたものである。
かかる構成により、音声サンプルデータを参照できない状態であっても、所望する文言で着信音を出力できる。従って、着信者は、電子メール本文を参照することなく、発信者の意図を聴覚で迅速かつ容易に把握することが可能となる。
識別情報抽出部は、さらに、音声通話の着信時にも発信者識別情報を取得し、かつ、音声通話の通話中における発信者の音声を音声認識し、該音声認識した音声信号から音声サンプルデータを生成し、取得された発信者識別情報に関連付けて記憶させる音声サンプルデータ生成部をさらに備えるとしてもよい。
かかる発信者の肉声を通話中の音声から自動的にサンプリングする構成により、着信者の手を煩わすことなく、音声サンプルデータを容易に作成することが可能となる。
識別情報抽出部は、受信した電子メールに音声サンプルデータが添付されている場合、該音声サンプルデータも抽出し、音声生成部は、電子メールから抽出された音声サンプルデータを用いて音声信号を生成し、データ記憶部および受信された電子メールの何れにも音声サンプルデータが無い場合、識別情報抽出部は、抽出した発信者識別情報に関連づけられた、次回の音声通話における音声サンプルデータの生成を予約する予約フラグを立て、音声サンプルデータ生成部は、予約フラグが立っている発信者識別情報に関して音声サンプルデータを生成するとしてもよい。
かかる構成により、電子メールを受信した発信者と次回音声通話を行うときに音声サンプルデータを生成することを予約でき、後に音声通話が開始されると、発信者の肉声を通話中の音声から自動的にサンプリングすることができる。こうして、着信者の手を煩わすことなく、電子メールを受信したことがある発信者の音声サンプルデータを容易に作成することが可能となる。
着信者が設定した音声出力規則に基づいて、音声出力部による音声出力を制限する出力制限部をさらに備えるとしてもよい。ここで、音声出力規則としては、着信音の出力の可否が設定される。
かかる構成により、携帯端末装置の電源を切断しなくても、着信者の状況に応じて音声出力を制限することができる。
音声出力規則では、受信された電子メールの発信者識別情報及び/又はメッセージ識別情報と、音声出力の可否とが関連付けられているとしてもよい。
かかる構成により、発信者識別情報及び/又はメッセージ識別情報といった着信レベルの高低に基づいて音声出力の可否を規定することができ、重要度や緊急度の高い電子メールは出力し、それ以外は出力しないといった対応をとることができる。
音声生成部で生成された音声を音声出力部に再出力させる再出力部をさらに備えるとしてもよい。
かかる構成により、着信音を聞き逃した場合においても、再度その着信音を確認することができ、着信者は、発信者の意図をより確実に把握することが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、データ記憶部と電子メール受信部と音声出力部とを備える携帯端末装置を用いて、音声を出力する着信音出力方法であって、データ記憶部に、発信者を特定する1または2以上の識別子からなる発信者識別情報が蓄積されるアドレステーブルを記憶させ、メッセージ識別情報とこれに対応した音声情報を含む音声サンプルデータが有れば該アドレステーブルの発信者識別情報毎に関連付けて該音声サンプルデータを記憶させるデータ記憶工程と、電子メール受信部が発信者識別情報と、本文またはメールヘッダに該発信者によって埋め込まれたメッセージ識別情報とを有する電子メールを受信した場合、受信された電子メールから発信者識別情報およびメッセージ識別情報を抽出する識別情報抽出工程と、アドレステーブルを参照し電子メールから抽出された発信者識別情報に関連付けられた音声サンプルデータが有れば該音声サンプルデータを読み出し、該音声サンプルデータを用いて電子メールから抽出されたメッセージ識別情報に対応づけられた音声情報に基づいて音声信号を生成する音声生成工程と、生成された音声信号を、受信した電子メールの着信音として音声出力部から出力させる音声出力工程と、を含むことを特徴とする、着信音出力方法が提供される。
上述した携帯端末装置同様、発信者は、メッセージ識別情報を操作することによって、着信者に伝達したいことやその電子メールの重要度、緊急度を伝達することができる。また、着信者は、電子メール本文を参照することなく、着信音のみによって、そのような発信者の意図を聴覚で迅速かつ容易に把握することが可能となる。
上述した携帯端末装置における従属項に対応する構成要素やその説明は、当該着信音出力方法にも適用可能である。
また、コンピュータによって、上記携帯端末装置として機能するプログラムも提供され得る。
以上説明したように本発明によれば、着信音として発信者の肉声等の音声が出力されるので、発信者を容易に特定でき、その音声の文言は発信者によって選定されているので、着信者は、発信者の意図やその電子メールの重要度、緊急度を、電子メール本文を参照することなく聴覚で迅速かつ容易に把握することが可能となる。
従って、携帯端末装置を手に取って着信を確認することや電子メール本文を読むことが困難な状況においても、重要なメッセージを把握することができ、かかる機能を利用して、発信者の肉声で伝えたいメッセージや、着信者の携帯端末装置でリアルタイムに出力したいメッセージ等を伝達することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)端末等の携帯端末装置では、発信者の氏名または名称、電話番号、電子メールアドレス等、発信者を特定可能な発信者識別情報が1または2以上蓄積されたアドレステーブルを記憶し、電子メールを受信したとき、その電子メールに付与された発信者識別情報と携帯端末装置内の発信者識別情報とが比較され、発信者が特定される。
例えば、発信者識別情報毎に固定のメロディを割り当て、そのメロディを着信音として出力することで、着信者は、発信者が誰であるか聴覚的に把握することができる。しかし、登録された発信者識別情報の数が増加すると、それに伴って割り当てられたメロディも膨大になり、全てのメロディから発信者を連想するのは困難となる。
本発明の実施形態における携帯端末装置の着信音は、発信者の音声(肉声)で、かつ、発信者が選択した文言で表される。このように、着信音を有効利用することによって、着信者は、発信者の意図やその電子メールの重要度、緊急度を、電子メール本文を参照することなく聴覚で迅速かつ容易に把握することができる。以下、本実施形態における携帯端末装置を詳細に説明する。
(携帯端末装置100)
図1は、携帯端末装置100のハードウェアに関する概略的な構成を示した構成ブロック図である。かかる携帯端末装置100は、上述した携帯電話やPHSの他に、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯可能な様々な電子機器で構成され、構成要素として、端末制御部110と、メインメモリ112と、表示部114と、操作部116と、音声入力部118と、音声出力部120と、携帯電話無線部122とを含んでいる。
上記端末制御部110は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により携帯端末装置100全体を管理および制御する。端末制御部110は、メインメモリ112のプログラムを用い、携帯端末装置100を利用した通話機能や電子メール配信機能も当然にして遂行するが、後述する、音声録音部200、識別情報抽出部206、音声生成部208、音声サンプルデータ生成部210、出力制限部212、再出力部214としても機能する。
上記メインメモリ112は、ROM、RAM、EPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成され、端末制御部110で処理されるプログラムや、携帯端末装置100で利用可能な端末情報等を記憶する。また、メインメモリ112は、後述するデータ記憶部202としても機能する。
上記表示部114は,カラーまたは白黒のディスプレイで構成され,メインメモリ112に記憶された、または通信網を介してアプリケーションサーバ(図示せず)から提供される、WebブラウザやアプリケーションのGUI(Graphical User Interface)を表示することができる。また、自己の携帯端末装置100の設定や端末情報を参照することも可能である。
上記操作部116は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等のスイッチから構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
上記音声入力部118は、マイクロフォン等、着信者の音声を取得可能な装置で構成され、音声通話時に入力されたユーザの音声を音声信号に変換する。
上記音声出力部120は、スピーカ等、音声を出力可能な装置で構成され、発信者の音声信号を音声に変えて出力する。また、着信音や操作部116による操作音、アラーム音等も出力できる。
上記携帯電話無線部122は、携帯電話網における基地局(図示せず)と無線通信を行い、携帯電話網を介して音声信号を送受信する。かかる音声信号の送受信によりユーザ間の音声通話がなされる。また、インターネットやLAN等の通信網を通じて電子メールを受信する電子メール受信部204としても機能し、電子メールの送信も行うことができる。
以上、述べたように、本実施形態における携帯端末装置100は、携帯電話無線部122で電子メールを受信し、電子メールの受信を報知するため着信音を出力する。かかる着信音に関する具体的な作用を以下に詳述する。
図2は、携帯端末装置100の概略的な機能を示した機能ブロック図である。携帯端末装置100は、音声録音部200と、データ記憶部202と、電子メール受信部204と、識別情報抽出部206と、音声生成部208と、音声サンプルデータ生成部210と、出力制限部212と、再出力部214とを含んで構成される。
上記音声録音部200は、音声入力部118から入力された発信者の音声を音声認識し、この音声認識した音声信号から音声サンプルデータ250を生成し、生成された音声サンプルデータ250をデータ記憶部202のアドレステーブル252の発信者識別情報に関連付けて記憶させる。かかる音声サンプルデータ250は、音声認識によるメッセージ識別情報と、これに対応した音声情報が対となって格納される。音声情報としては、メッセージ識別情報に対応した複数の固定メッセージを発信者が発音した録音データであってもよいし、後述する音声合成可能な情報を含んでもよい。生成された音声サンプルデータ250は、以下の音声信号の生成に用いられる。
上記データ記憶部202は、発信者を特定する1または2以上の識別子からなる発信者識別情報が蓄積されるアドレステーブル252を記憶し、追加的にこのアドレステーブル252の発信者識別情報毎に関連付けられた音声サンプルデータ250と、任意の話者の音声による予備音声サンプルデータ254とを記憶する。ここで、発信者識別情報は、上述したように、発信者の氏名または名称、電話番号、電子メールアドレス等、発信者を特定可能な情報である。かかるアドレステーブル252および音声サンプルデータ250、または予備音声サンプルデータ254によって、受信した電子メールに応じた音声信号が一義的に決定される。
図3は、アドレステーブル252の構成を説明するための説明図である。かかるアドレステーブル252には、発信者識別情報270が複数登録され、それぞれの発信者識別情報270には、発信者識別情報ID、名前(氏名または名称)、電話番号、電子メールアドレスや他の情報が記載され、さらに各発信者識別情報270には音声サンプルデータ250が関連付けられる。ここで、発信者の音声サンプルデータ250が既に存在する場合、その音声サンプルデータの欄には、対応する音声サンプルデータ250のファイル名が記載され、まだ生成されてない場合、ファイル名は記載されない。
上記電子メール受信部204は、発信者が送信した電子メールを受信する。
上記識別情報抽出部206は、受信された電子メールから発信者識別情報およびメッセージ識別情報を抽出する。また、識別情報抽出部206は、音声通話の着信時にも発信者識別情報を取得し、後述する音声サンプルデータ生成部210に送信する。発信者識別情報は、発信者を特定可能な、例えば、電子メールアドレスであり、メッセージ識別情報は所望する音声情報を導き出すための識別子である。以下、メッセージ識別情報のフォーマットに関して詳述する。
メッセージ識別情報は、文字認識可能な文字列で構成され、例えば、「<」と「>」とで囲まれたコマンド部と、「“」と「”」とで囲まれた追加的なメッセージ部とから構成される。発信者は、上記メッセージ識別情報のコマンド部を(必要に応じてメッセージ部も)、電子メールの「件名」、「本文」、または「メールヘッダ」に、キーボード入力もしくはリスト形式によるコマンド選択によって埋め込んだ(記載した)後、その電子メールを着信者に送信する。
そして、着信者の有する携帯端末装置100の識別情報抽出部206は、電子メール受信部204が受信した電子メールの「件名」、「本文」、または「メールヘッダ」から、「<」と「>」とに囲まれたコマンドを抽出し、抽出したコマンドがメッセージ識別情報に登録されているコマンドかどうかを比較して、登録されていれば、メッセージ識別情報として認識する。また、登録されていると判断されたコマンドの後に「“」と「”」が続く場合、かかる「“」と「”」に囲まれた任意の文字列もメッセージ識別情報として認識する。この任意の文字列は、平仮名、片仮名、漢字、必要によってはローマ字等で表してもよい。
また、識別情報抽出部206は、受信した電子メールに音声サンプルデータ250が添付されている場合、この音声サンプルデータ250も合わせて抽出し、音声生成部208に転送することもできる。従って、データ記憶部202に音声サンプルデータ250が記憶されてない場合においても、後述する音声生成部208において音声サンプルデータ250を利用することができる。
かかる音声サンプルデータ250を受信電子メールから取り込む構成により、電子メールの受信が初めての場合であっても、煩わしい音声サンプルデータの作成が必要なく、発信者が音声サンプルデータ250を生成し、電子メールを通じて一度だけ配布することで、本実施形態の着信音出力機能を多数の携帯端末装置で利用することが可能となる。かかる音声サンプルデータ250は、発信者識別情報およびメッセージ識別情報と共に電子メールに添付され、同時に抽出されるとしてもよい。
また、識別情報抽出部206は、このように抽出された音声サンプルデータ250をデータ記憶部202に記憶させるとしてもよい。かかる構成により、発信者からの電子メールに添付された音声サンプルデータ250を次回の着信音出力に利用することができ、発信者は、次回から音声サンプルデータ250を添付しなくても自己の音声による着信音を着信者の携帯端末装置100で出力することが可能となる。
上記音声生成部208は、データ記憶部202のアドレステーブル252を参照し、電子メールから抽出された発信者識別情報に関連付けられた音声サンプルデータ250を読み出し、この音声サンプルデータ250を用いてメッセージ識別情報に対応した音声情報を取得し、この音声情報から音声信号を生成する。音声情報が録音データである場合には、音声情報をそのまま音声信号とすることができる。後述するように音声情報が音声合成可能な情報である場合には、音声合成することによって音声信号を生成することができる。
ここで、音声サンプルデータ250が、データ記憶部202および電子メールのどちらにも存在する場合、着信者の設定によってどちらか一方を優先して読み出すことができる。例えば、単に、電子メールに添付している音声サンプルデータ250を優先したり、データ記憶部202の音声サンプルデータ250を優先したりすることもでき、メッセージ識別情報の例えば重要度に応じてどちらか一方を優先させることもできる。音声生成部208は、このようにして読み出した音声サンプルデータ250を用いて音声信号を導き出す。
図4は、音声サンプルデータ250の構成を説明するための表である。図4を参照すると、表の左側にメッセージ識別情報280が、右側にメッセージ識別情報280に対応した音声情報(録音データまたは文言)282が示されている。メッセージ識別情報は、上述したように「<」と「>」とで囲まれたコマンド部と、「“」と「”」とで囲まれた追加的なメッセージ部とから構成される。識別情報抽出部206が、このようなマークに基づいてメッセージ識別情報280を抽出すると、音声生成部208は、メッセージ識別情報280に対応した音声情報を取得する。
例えば、電子メールからメッセージ識別情報280として「<COME BACK>」というコマンドが抽出されると、対応する「帰ってきて」という発信者の音声による固定メッセージが音声情報282となり、「<NAME>」というコマンドが抽出されると、対応する着信者の名前が音声情報282となる。かかる着信者や発信者の名前も確定しているので、固定メッセージとして表すことができる。
また、「“」と「”」に囲まれたメッセージ部から任意の文字列が抽出された場合、音声生成部208は、その文字列を音声合成して音声を生成するとしてもよい。かかる音声合成は、サンプルされた人間の音声や言葉を電気的に合成し、単語または文章で表される音声を生成する動作であり、様々な既存の技術を当該携帯端末装置100に適用することにより実現することができる。
例えば、メッセージ識別情報280として「<ETC>」というコマンドが抽出されると、その後に続く文字列、ここでは“かいしゃにれんらくください”を発信者の音声で音声合成し、「会社に連絡ください」という音声情報282が生成される。また、メッセージ識別情報280として「<NAME,ETC>」というコマンドが抽出されると、固定メッセージである着信者の名前の音声情報と、音声合成された音声情報「家に連絡ください」とが結合されて一つの音声信号となる。
このようなメッセージ識別情報280と音声情報282とは、様々な対応関係をとることが可能であり、着信者および発信者は、任意の対応関係を、音声サンプルデータ250に自由に設定することができる。
上述した、任意の文字列を音声信号に音声合成可能な構成により、無限のバリエーションで音声信号を構成することができ、着信者に発信者の意図をより確実かつ迅速に伝達することが可能となる。
また、このような音声合成を行うために、音声サンプルデータ250は、発信者の肉声からサンプリングした素片や音素等、音声合成の素となる情報と、各メッセージ識別情報に対応した文言のデータを含む必要がある。このような音声合成の素となる情報は、上述した音声録音部200によっても生成できるが、発信者との音声通話から必要な素片や音素を抽出することによっても作成可能である。以下に示す音声サンプルデータ生成部210は、このような音声通話から、音声合成可能な情報を生成することができる。
上記音声サンプルデータ生成部210は、音声通話の通話中における発信者の音声を音声認識し、この音声認識した音声信号から音声サンプルデータ250を生成し、この音声通話の着信時に識別情報抽出部206が取得した発信者識別情報に関連付けて記憶させる。かかる音声認識は、音声を、素片や音素として認識し、音声と文字または単語とを関連付ける動作であり、様々な既存の技術を当該携帯端末装置100に適用することにより実現することができる。このような音声通話においては音声の送受信は独立して行われるため、発信者のみの音声を容易に取得可能である。
また、アドレステーブル252の発信者識別情報では、電話番号と電子メールアドレスも関連付けられているので、音声通話においてサンプリングした音声サンプルデータ250を発信者識別情報と関連付けることができ、次回の電子メール着信時の着信音に反映することが可能となる。また、電子メール着信後任意の操作を行うことで継続して音声通話を実行できるといった既存のサービスを利用して、「着番号」に続く「着サブアドレス」により発信者を特定し、音声通話でサンプリングした音声サンプルデータ250を発信者識別情報と関連付けることもできる。
このような音声通話中のサンプリングは、操作部116を通じて入力された着信者のサンプリング開始要求をトリガに開始されてもよいし、発信者識別情報がありかつ音声サンプルデータ250が完成されていない発信者に対して自動的にサンプリングが開始されるとしてもよい。また、サンプリングは、操作部116によるサンプリング終了要求時、音声通話終了時、または任意のタイムアウトで終了されるとしてもよい。
かかる発信者の肉声を通話中の音声から自動的にサンプリングする構成により、着信者の手を煩わすことなく、音声サンプルデータを容易に作成することが可能となる。
また、データ記憶部202および受信された電子メールの何れにも音声サンプルデータが無い場合、音声生成部208は、データ記憶部202にデフォルトで準備された任意の話者の音声による予備音声サンプルデータ254を用いて音声信号を生成するとしてもよい。ここで、予備音声サンプルデータは、上述した音声サンプルデータ同様、メッセージ識別情報から音声信号を一義的に導き出すデータであり、音声信号として、例えば時報の音声のような発信者以外の任意の話者の音声を用いたものである。かかる構成により、音声サンプルデータを参照できない状態であっても、所望する文言で着信音を出力できる。
また、データ記憶部202および受信された電子メールの何れにも音声サンプルデータが無い場合、その発信者に対する音声サンプルデータを生成するため、次回の音声通話時に音声サンプルデータを生成する予約を行うこともできる。これは、識別情報抽出部206が、抽出した発信者識別情報に関連づけられた予約フラグを立て、音声サンプルデータ生成部210が、予約フラグが立っている発信者識別情報に関して音声サンプルデータを生成することで実現される。
かかる構成により、電子メールを受信した発信者と次回音声通話を行うときに音声サンプルデータを生成することを予約でき、後に音声通話が開始されると、発信者の肉声を通話中の音声から自動的にサンプリングすることができる。こうして、着信者の手を煩わすことなく、電子メールを受信したことがある発信者の音声サンプルデータを容易に作成することが可能となる。
また、データ記憶部202および受信された電子メールの何れにも音声サンプルデータが無く、さらに、予備音声サンプルデータ254も準備されていない場合、通常の着信音、例えばリンガ音を出力させてもよい。
以上のように音声生成部208で生成された音声信号は、電子メールの着信時に、音声出力部120から出力される。電子メールの発信者は、着信者に伝達したいことやその電子メールの重要度、緊急度をメッセージ識別情報として電子メールに反映し、音声出力部120は、そのメッセージ識別情報に対応した着信音を出力するので、着信者は、電子メール本文を参照することなく、着信音のみによって、そのような発信者の意図を聴覚で迅速かつ容易に把握することが可能となる。
かかる音声出力部120の着信音は、着信者の設定に応じて、所定時間繰り返し出力することもでき、このような繰り返し出力を、非通話キーの押圧によって停止することもできる。
上記出力制限部212は、着信者が設定した音声出力規則に基づいて、音声出力部120による音声出力を制限する。本実施形態における着信音は、重要度、緊急度が高い場合を想定しているので、着信音は強制的に出力される。しかし、着信者の置かれている状況によっては、緊急時であっても着信音を鳴らしたくない場合がある。着信者は、このような着信音の出力の可否を音声出力規則として設定できるので、携帯端末装置100の電源を切断しなくても音声出力を制限(拒否)することが可能となる。
また、上記音声出力規則では、受信された電子メールの発信者識別情報及び/又はメッセージ識別情報と、音声出力の可否とが関連付けられているとしてもよい。かかる構成により、発信者識別情報及び/又はメッセージ識別情報といった着信レベルの高低に基づいて音声出力の可否を規定することができ、重要度や緊急度の高い電子メールは出力し、それ以外は出力しないといった対応をとることができる。
上記再出力部214は、音声生成部208で生成された音声を音声出力部120に再出力させる。かかる構成により、着信音を聞き逃した場合においても、再度その着信音を確認することができ、着信者は、発信者の意図をより確実に把握することが可能となる。
以上、説明した携帯端末装置100では、電子メール受信時の着信音を、発信者識別情報と、メッセージ識別情報とに基づいて抽出しているので、発信者は、このメッセージ識別情報を操作することによって、発信者が着信者に伝達したいことやその電子メールの重要度、緊急度を電子メールに反映することができ、着信者は、電子メール本文を参照することなく、着信音のみによって、そのような発信者の意図を聴覚で迅速かつ容易に把握することが可能となる。
従って、携帯端末装置100を手に取って着信を確認することや、電子メール本文を読むことが困難な状況においても重要なメッセージを把握することができる。
また、かかる機能を利用して、着信者自身の肉声で伝えたいメッセージを伝えることも可能となる。例えば、友人に直接「誕生日おめでとう。」と伝えたり、「電子メール待っています。」という痛切な想いを伝えたりすることができる。
さらには、着信者の携帯端末装置100でリアルタイムに出力したいメッセージを伝えるもとも可能である。例えば、目覚ましの代わりに「そろそろ起きなさい。」といった音声を伝えたり、「無事、子供が生まれました。」等の喜びの音声をリアルタイムに伝えることができる。
その他、例えば、子供が携帯端末装置100を持参している場合に、本実施形態の着信音出力機能により、お母さんの声で「早く帰ってきなさい。」という着信音が鳴ると、子供は恰もお母さんがそこに居るかのような感覚を受け、渋々、電子メール本文を参照して帰宅を急ぐこととなる。
また、着信者不在の間に放置されている携帯端末装置100に急を要する電子メールがあった場合、本実施形態の着信音出力機能により、周囲の人間がその緊急度を把握し、発信者に代わって着信者に電子メールの着信を伝えてくれる場合もある。
また、コンピュータによって、上記携帯端末装置100として機能するプログラムも提供され得る。
続いて、上記携帯端末装置100を用いて、着信音を出力する着信音出力方法について詳述する。ここでは、この着信音出力方法を、時間的な観点により、音声サンプルデータ250の準備時と、電子メールの着信時とに分けて説明している。
(着信音出力方法)
図5は、音声サンプルデータ250の準備時における着信音出力方法の流れを示したフローチャート図である。かかる着信音出力方法では、まず、携帯端末装置100の音声入力部118から入力された発信者の音声を録音し、この録音した音声を音声認識した音声信号から音声サンプルデータ250を生成する(S500)。そして、生成された音声サンプルデータ250をデータ記憶部202のアドレステーブル252の発信者識別情報に関連付けて記憶させる(S502)。
図6は、音声サンプルデータ250の準備時における他の着信音出力方法の流れを示したフローチャート図である。かかる着信音出力方法では、着信者が音声通話を着信したとき(S550)、識別情報抽出部206が、発信者識別情報を抽出し(S552)、抽出した発信者識別情報に関連付けられた予約フラグが立っているかどうか確認される(S554)。かかる予約フラグは、前回の電子メール着信時に立てられたフラグであり、音声通話における音声サンプルデータの生成を行うかどうかが示されている。
予約フラグが立っていることが確認された場合、音声サンプルデータ生成部210は、音声通話の通話中における発信者の音声を音声認識し、この音声認識した音声信号から音声サンプルデータ250を生成する(S556)。そして、生成された音声サンプルデータ250をこの音声通話の着信時に識別情報抽出部206が取得した発信者識別情報に関連付けて記憶させる(S558)。
ここでは、予約フラグが立っている発信者識別情報のみ音声サンプルデータを生成しているが、かかる場合に限られず、予約フラグの確認工程(S554)をスキップし、全ての発信者識別情報に関して音声サンプルデータを生成するとしてもよい。また、上述したような電子メール受信後に継続して音声通話を実行できるサービスを利用した場合にも当該着信音出力方法を適用でき、電子メール受信後の音声通話で音声サンプルデータが生成される。
図7は、電子メールの着信時における着信音出力方法の流れを示したフローチャートである。かかる着信音出力方法では、まず、電子メール受信部204が発信者から送付された電子メールを受信し(S600)、受信された電子メールにメッセージ識別情報が有るかどうか確認される(S602)。かかる確認は、メッセージ識別情報を特定するマーク(例えば、「<」および「>」)の有無を判断することによって実行される。
上記の確認(S602)で、メッセージ識別情報が有ると判断された場合、識別情報抽出部206が、電子メールから発信者識別情報およびメッセージ識別情報を抽出する(S604)。メッセージ識別情報が無い場合、最早本実施形態による着信音出力機能を利用することはできないので、通常の着信音、例えば、リンガ音が出力される(S606)。
発信者識別情報およびメッセージ識別情報が抽出されると(S604)、続いて、音声生成部208は、データ記憶部202のアドレステーブル252を参照し、識別情報抽出部206により抽出された発信者識別情報に関連付けられた音声サンプルデータ250がデータ記憶部202に有るかどうか確認する(S610)。データ記憶部202に音声サンプルデータ250が有れば、その音声サンプルデータ250が読み出され(S612)、無ければ、電子メールに音声サンプルデータ250が添付されているかどうか確認される(S620)。
電子メールに音声サンプルデータ250が添付されている場合には、識別情報抽出部206が、その音声サンプルデータ250を電子メールから抽出し(S622)、次回の電子メールの着信時にも利用できるようにデータ記憶部202に記憶させる(S624)。音声サンプルデータ250が添付されていない場合、音声生成部208は、データ記憶部202から予備音声サンプルデータ254を読み出し(S626)、次回の音声通話における音声サンプルデータの生成を予約する予約フラグを立てる(S628)。
このようにして、音声サンプルデータ250または予備音声サンプルデータ254が読み出されると、音声生成部208は、その音声サンプルデータ250または予備音声サンプルデータ254を用いてメッセージ識別情報に対応した音声信号を生成する(S630)。このとき生成される音声信号は、発信者の音声による固定メッセージでもよいし、メッセージ識別情報のメッセージ部に記載された文字列を音声合成したメッセージでもよい。
音声信号が生成されると、音声出力制限部212により音声出力が制限されているか確認され(S640)、制限されていなければ、音声出力部120が、音声生成部208で生成された音声信号を着信音として出力する(S642)。また、このように出力された着信音の再出力要求が着信者からあった場合(S650)、再出力部214が、音声生成部208で生成された音声を音声出力部120に再出力する(S652)。
以上、述べたような着信音出力方法により、上述した携帯端末装置100同様、発信者は、メッセージ識別情報を操作することによって、着信者に伝達したいことやその電子メールの重要度、緊急度を伝達することができる。また、着信者は、電子メール本文を参照することなく、着信音のみによって、そのような発信者の意図を聴覚で迅速かつ容易に把握することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の着信音出力方法における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むとしても良い。
本発明は、ユーザが携帯可能な携帯端末装置にかかり、特に、電子メール着信時に着信音を発する携帯端末装置、および着信音出力方法に適用可能である。
携帯端末装置のハードウェアに関する概略的な構成を示した構成ブロック図である。 携帯端末装置の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 アドレステーブルの構成を説明するための説明図である。 音声サンプルデータの構成を説明するための表である。 音声サンプルデータの準備時における着信音出力方法の流れを示したフローチャート図である。 音声サンプルデータの準備時における他の着信音出力方法の流れを示したフローチャート図である。 電子メールの着信時における着信音出力方法の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
100 携帯端末装置
120 音声出力部
200 音声録音部
202 データ記憶部
204 電子メール受信部
206 識別情報抽出部
208 音声生成部
210 音声サンプルデータ生成部
212 出力制限部
214 再出力部
250 音声サンプルデータ
252 アドレステーブル
254 予備音声サンプルデータ
270 発信者識別情報
280 メッセージ識別情報
282 音声情報

Claims (11)

  1. 発信者を特定する1または2以上の識別子からなる発信者識別情報が蓄積されるアドレステーブルを記憶し、該アドレステーブルの発信者識別情報毎に関連付けられメッセージ識別情報とこれに対応した音声情報を含む音声サンプルデータを記憶可能なデータ記憶部と、
    電子メールを受信する電子メール受信部と、
    発信者識別情報と、本文またはメールヘッダに該発信者によって埋め込まれたメッセージ識別情報と、を有する電子メールを、前記電子メール受信部が受信した場合、前記受信された電子メールから前記発信者識別情報および前記メッセージ識別情報を抽出する識別情報抽出部と、
    前記アドレステーブルを参照し前記電子メールから抽出された前記発信者識別情報に関連付けられた音声サンプルデータが有れば該音声サンプルデータを読み出し、該音声サンプルデータを用いて前記電子メールから抽出された前記メッセージ識別情報に対応づけられた音声情報を取得し、該音声情報から音声信号を生成する音声生成部と、
    前記生成された音声信号を、前記受信した電子メールの着信音として出力する音声出力部と、
    を備えることを特徴とする、携帯端末装置。
  2. 前記音声サンプルデータは、音声情報として音声合成可能な情報を含み、
    前記音声生成部は、前記メッセージ識別情報に対応した音声合成可能な情報を用いて音声合成によって音声信号を生成することを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記識別情報抽出部は、前記受信した電子メールに音声サンプルデータが添付されている場合、該音声サンプルデータも抽出し、
    前記音声生成部は、前記電子メールから抽出された音声サンプルデータを用いて音声信号を生成することを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末装置。
  4. 前記識別情報抽出部は、前記電子メールから抽出された音声サンプルデータを前記データ記憶部に記憶させることを特徴とする、請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記データ記憶部および受信された電子メールの何れにも音声サンプルデータが無い場合、前記音声生成部は、前記データ記憶部に予め準備された任意の話者の音声による予備音声サンプルデータを用いて音声信号を生成することを特徴とする、請求項3に記載の携帯端末装置。
  6. 前記識別情報抽出部は、さらに、音声通話の着信時にも発信者識別情報を取得し、かつ、
    前記音声通話の通話中における発信者の音声を音声認識し、該音声認識した音声信号から音声サンプルデータを生成し、前記取得された発信者識別情報に関連付けて記憶させる音声サンプルデータ生成部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末装置。
  7. 前記識別情報抽出部は、前記受信した電子メールに音声サンプルデータが添付されている場合、該音声サンプルデータも抽出し、
    前記音声生成部は、前記電子メールから抽出された音声サンプルデータを用いて音声信号を生成し、
    前記データ記憶部および受信された電子メールの何れにも音声サンプルデータが無い場合、前記識別情報抽出部は、抽出した発信者識別情報に関連づけられた、次回の音声通話における音声サンプルデータの生成を予約する予約フラグを立て、
    前記音声サンプルデータ生成部は、前記予約フラグが立っている発信者識別情報に関して音声サンプルデータを生成することを特徴とする、請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 着信者が設定した音声出力規則に基づいて、前記音声出力部による音声出力を制限する出力制限部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末装置。
  9. 前記音声出力規則では、前記受信された電子メールの発信者識別情報及び/又はメッセージ識別情報と、音声出力の可否とが関連付けられていることを特徴とする、請求項8に記載の携帯端末装置。
  10. 前記音声生成部で生成された音声を前記音声出力部に再出力させる再出力部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末装置。
  11. データ記憶部と電子メール受信部と音声出力部とを備える携帯端末装置を用いて、音声を出力する着信音出力方法であって、
    前記データ記憶部に、発信者を特定する1または2以上の識別子からなる発信者識別情報が蓄積されるアドレステーブルを記憶させ、メッセージ識別情報とこれに対応した音声情報を含む音声サンプルデータが有れば該アドレステーブルの発信者識別情報毎に関連付けて該音声サンプルデータを記憶させるデータ記憶工程と、
    前記電子メール受信部が発信者識別情報と、本文またはメールヘッダに該発信者によって埋め込まれたメッセージ識別情報とを有する電子メールを受信した場合、
    前記受信された電子メールから発信者識別情報およびメッセージ識別情報を抽出する識別情報抽出工程と、
    前記アドレステーブルを参照し前記電子メールから抽出された発信者識別情報に関連付けられた音声サンプルデータが有れば該音声サンプルデータを読み出し、該音声サンプルデータを用いて前記電子メールから抽出された前記メッセージ識別情報に対応づけられた音声情報に基づいて音声信号を生成する音声生成工程と、
    前記生成された音声信号を、前記受信した電子メールの着信音として前記音声出力部から出力させる音声出力工程と、
    を含むことを特徴とする、着信音出力方法。
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