JP4582327B2 - 無線ネットワーク制御方法および無線通信システム - Google Patents
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PnonHSは、基地局から基地局制御装置へ報告された測定値におけるNon-HSDPA Powerを表し、Ptot, admは上記の測定値の通知以後にDPCHの確立を許可された移動局の電力増分和を表し、Cは許可制御を実施する移動局の予想される電力の増分を表し、PLACは許可制御のしきい値を表す。この非特許文献5では、PLACを低くすることで、DPCHの使用を規制し、HSDPAへの割り当て電力を確保している。
3GPP TS25.211 V5.5.0 (2003-09) 3GPP TS25.858 V5.0.0 (2002-03) Harri Holma and Antti Toskala著、WCDMA for UMTS、英国、2001年、P211-213 3GPP TS25.433 V5.9.0 (2004-06) Kimmo Hiltunen他, Performance of Link Admission Control in a WCDMA System with HS-DSCH and Mixed Services, PIMRC 2004
前記基地局は、
送信している全チャネルの送信電力と前記下り共用チャネル以外の送信電力とを測定する送信電力測定部と、
前記下り共用チャネルの伝送レートを測定する送信レート測定部とを備え、
前記基地局制御装置は、
前記下り共用チャネルを用いて送信されたデータの受信を許可された移動局数を測定するとともに、前記送信レート測定部により測定された伝送レートと、前記全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力とから、前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力で継続的にデータを送信した場合の前記下り共用チャネルの最大伝送レートを計算する下り共用チャネル動作状態計算部と、
移動局からの新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記最大伝送レートと前記移動局数とに基づいて、該移動局に対して下り共用チャネルの利用を許可した場合のユーザ当たりの最大伝送レートを算出し、該ユーザ当たりの最大伝送レートが所定のしきい値より大きい場合、下り共用チャネルの利用要求を許可し、しきい値以下の場合には利用要求を拒絶する下り共用チャネル利用判定部とを有することを特徴とする。
前記基地局は、
送信している全チャネルの送信電力と前記下り共用チャネル以外の送信電力とを測定する送信電力測定部と、
前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されない品質クラスのデータの伝送レートを測定する送信レート測定部とを備え、
前記基地局制御装置は、
前記下り共用チャネルを用いて送信されたデータを受信することが許可された移動局のうち伝送レートが保証されないデータの受信を許可された移動局数を測定し、前記送信レート測定部により測定された伝送レートと、前記全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力とから、前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力で継続的にデータを送信した場合の前記下り共用チャネルにおける転送レートが保証されないデータの最大伝送レートを計算するとともに、前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されたデータ送信の保証伝送レートの合計値を算出する下り共用チャネル動作状態計算部と、
移動局からの新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記伝送レートが保証されないデータの最大伝送レートと前記移動局数と前記保証伝送レートの合計値に基づいて、該移動局に対して下り共用チャネルの利用を許可した場合の伝送レートが保証されないユーザ当たりの最大伝送レートを算出し、該ユーザ当たりの最大伝送レートが所定のしきい値より大きい場合には下り共用チャネルの利用要求を許可し、しきい値以下の場合には利用要求を拒絶する下り共用チャネル利用判定部とを有することを特徴とする。
前記基地局は、
送信している全チャネルの送信電力と前記下り共用チャネル以外の送信電力とを測定する送信電力測定部と、
前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されない品質クラスのデータの伝送レートと伝送レートが保証されない品質クラスのデータの伝送レートを測定する送信レート測定部とを備え、
前記基地局制御装置は、
前記下り共用チャネルを用いて送信されたデータを受信することが許可された移動局のうち伝送レートが保証されないデータの受信を許可された移動局数を測定するとともに、前記送信レート測定部により測定された伝送レートが保証されないデータの伝送レートと、前記全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力とから、前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力で継続的にデータを送信した場合の前記下り共用チャネルにおける転送レートが保証されないデータの最大伝送レートを計算する下り共用チャネル動作状態計算部と、
移動局からの新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記最大伝送レートと、前記移動局数と、前記伝送レートが保証されたデータの伝送レートに基づいて、該移動局に対して下り共用チャネルの利用を許可した場合の伝送レートが保証されないユーザ当たりの最大伝送レートを算出し、該ユーザ当たりの最大伝送レートが所定のしきい値より大きい場合には下り共用チャネルの利用要求を許可し、しきい値以下の場合には利用要求を拒絶する下り共用チャネル利用判定部とを有することを特徴とする。
前記基地局は、
前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されたデータ送信の保証伝送レートの合計値を算出する基地局動作部と、
送信している全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力と、前記下り共用チャネルにおいて伝送レートが保証されたデータの送信電力を測定する送信電力測定部と、
前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されない品質クラスのデータの伝送レートを測定する送信レート測定部と、
前記伝送レートが保証されたデータの伝送レートと、前記伝送レートが保証されたデータの下り共用チャネルにおける送信電力とから、前記保証伝送レートの合計値を満足するために前記下り共用チャネルに必要な電力を算出する要求電力計算部とを備え、
前記基地局制御装置は、
前記下り共用チャネルを用いて送信されたデータを受信することが許可された移動局のうち伝送レートが保証されないデータの受信を許可された移動局数を測定し、前記送信レート測定部により測定された伝送レートと、前記全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力とから、前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力を計算する下り共用チャネル動作状態計算部と、
前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力が、前記下り共用チャネルに必要な電力より少ない場合、前記下り個別チャネルの使用を規制する個別チャネル規制判定部とを有することを特徴とする。
(1)移動局当たりの下り共用チャネルに割り当てられる電力で継続的にデータを送信した場合の最大伝送レートが所定のしきい値以下の場合、下り共用チャネルの新規利用を拒絶するため、下り共用チャネルのユーザに平均的に一定以上の伝送レートを提供できる。
(2)下り共用チャネルに割り当てられる電力が、下り共用チャネルにおいて提供されている保証伝送レートを満足するために必要な最小電力に対して不足している場合、個別チャネルの使用を規制して下り共用チャネルに対する割り当て電力を増やして必要な最小電力を確保するようにしているので、保証伝送レートが確実に保証されるようになる。
図1は本発明の第1の実施形態の無線通信システムにおける基地局と基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)の基本構成の一例を示すブロック図である。本実施形態は、品質クラスであるQoS(Quality of Service)クラスとして、ビットレートが保証されないベストエフォートクラス(以下、BE(Best Effort)クラス)のみをHSDPA方式により提供する場合の構成である。
rは計算された負荷を表し、SIRiは移動局iが確立しているDCH(A−DCHを含む)の所要品質を表し、SFiは移動局iが設立しているDCHの拡散率(Spreading Factor)を表し、Σは確立しているDCHの全てのSIRi/SFiの総和を取ることを表す。所要品質(SIR:Signaling to Interference Ratio)とは、所定の誤り率を満足するために必要なSIRで、変調方式、符号化レート(Coding Rate)、SFの組み合わせによって決定する。
許可制御のしきい値はA−DCH、及びDCHでデータを受信するQoSクラス毎に異なる値を設定できる。
(移動局数が減少する場合)Nbe=Nbe−1
ABRbeは以下の順序で計算される。
ここで、Pmaxは基地局の最大電力を表し、PmarginはPusable用のマージンを表し、Phs_maxはHS−PDSCHとHS−SCCHの合計の最大送信電力を表し、Phs_minはHS−PDSCHとHS−SCCHの合計の最小送信電力を表す。Medium(X、Y、Z)は3個の値の中間値を選択する式である。例えば、X=1、Y=2、Z=3であれば、Medium(1、2、3)=2となる。
本実施の形態では、Pusableが0の場合、Uptは計算されない。
本実施の形態では、PBRbeが0、或いはUptが計算されていない場合、ABRbeは更新されない。また、ABRbeの精度を上げるため、送信電力測定部12と送信レート測定部13における、TCPと、NHPと、PBRbeの各々の測定時間と、HSDPA動作状態計算部22への報告タイミングは同期が取れていることが望ましい。
=Medium(20−10−2、15、2)
=8W
Upt=(TCP−NHP)/Pusable=(15−10)/8=0.625
ABRbe=PBRbe/Upt=2/0.625=3.2Mbps
次に、図4の動作例を説明する。パラメータを、Nbemin=1、α=100kbpsとする。今、Nbe=9であるとして、基地局制御部21よりHSDPAの新規利用の判定要求を受けたとする。HSDPA利用判定部23は、Nbe+1=10となるので、ステップS21のNbe+1≦Nbeminは満足しないが、ABRbe/(Nbe+1)=3.2/10=320kbpsとなるので、ABRbe/(Nbe+1)>αは満足するので(ステップS22)、基地局制御部21に許可を通知する。
次に本発明の第2の実施形態の無線通信システムについて説明する。
次に、本発明の第3の実施形態の無線通信システムについて説明する。
要求電力計算部44は、PBRstが0の場合、Preqを0Wとする。Preqの精度を上げるため、PstとPBRstの測定時間は同期が取れていることが望ましい。
本実施の形態では、Preq、或いはGBRtotalが0の場合、Coststは更新されない。
ここで、Max(X、Y)は、X、Yのうち、大きな値を選択する式である。計算誤差で、ABRbeが0未満にならないように、Max( )を使用する。
(移動局数が増加する場合) Nst,new=Nst,old+1
(移動局数が減少する場合) Nst,new=Nst,old−1
次に、HSDPA動作状態計算部52は、GBRtotalを以下の式で更新する。GBRiは新規にHSDPAの使用を開始する、或いは、A−DCHを解放してHSDPAの利用を停止する移動局のGBRを表す。
(移動局数が増加する場合) GBRtotal,new=GBRtotal,old+GBRi
(移動局数が減少する場合) GBRtotal,new=GBRtotal,old−GBRi
次に、HSDPA動作状態計算部52は、Preqを以下の式で更新する。Coststを使うことで、移動局数の増減によるPreqの変動を推定できる。
(Nst,newが0でない時)Preq,new=Max(Preq,old+Costst×(GBRtotal,new−GBRtotal,old)、0)
計算誤差で、Preq,newが0未満にならないように、Max( )を使用する。
図8は、HSDPA利用判定部53の動作を示すフローチャートである。
確保できれば、HSDPA利用判定部53は、基地局制御部21に許可を通知し(ステップS53)、確保できなければ拒絶を通知する(ステップS24)。BEクラスである場合(ステップS51)、HSDPA利用判定部53は、図4の第1の実施形態と同じ動作をする。
Dbe,upは上記のしきい値の加算のステップ幅を表し、rbe,maxはBEクラスでデータ受信を行うDCHの許可制御しきい値の最大値を表す。Min(X、Y)は、X、Yのうち、小さな値を選択する式である。
Dbe,downは上記のしきい値の減算のステップ幅を表し、rbe,minはBEクラスでデータ受信を行うDCHの許可制御しきい値の最小値を表す。
Pusable=8W
Upt=0.625
ABRbe=Max(PBRbe/Upt−GBRtotal,new、0)=Max(2/0.625−1.0、0)=2.2Mbps
次に、図8に示したHSDPA利用判定部53の動作例を説明する。HSDPAの新規利用の判定要求がSTクラスであるとする。パラメータを、Pstmargin=0.5Wとする。その他のパラメータについては、図7の動作例を説明した場合と同一とする。今、HSDPAの新規利用要求をした移動局のGBRをGBRi=60kbpsとすると、Pusable=8Wであり、Preq+Costst×GBRi+Pstmargin=7.0+0.007×60+0.5=7.92Wとなり、ステップS52のPusable>Preq+Costst×GBRi+Pstmarginを満足するので、基地局制御部51に許可を通知する(ステップS53)。許可した場合、HSDPA利用判定部53は、HSDPA動作状態計算部52に、パラメータの更新の指示を行う(図7のステップS44)。そして、パラメータは、以下のように更新される。
Nst,new=Nst,old+1=14+1=15
GBRtotal,new=GBRtotal,old+GBRi=1000+60=1060kbps
Preq,new=Max(Preq,old+Costst×(GBRtotal,new−GBRtotal,old)、0)
=Max(7+0.007×(1060−1000)、0)
=7.42W
ABRbe=Max(PBRbe/Upt−GBRtotal,new、0)
=Max(2/0.625−1.06、0)
=2.14Mbps
次に、図9に示したDCH規制判定部54の動作例を説明する。基地局制御部21は、5秒周期で、DCH規制判定部24に、DCHの規制の判定を要求するとする。また、パラメータをNstreqmin=1、Preqmargin=1W、Preqhyst=1W、rbe,max=0.60、rbe,min=0.30、Dbe,up=0.03、Dbe,down=0.03とする。その他のパラメータについては、図7、図8の実施形態の値とし、更新されている場合は、更新後のパラメータとする。今、DCH規制判定部24が、DCHの規制の判定要求を受けたとし、rbe=0.54とすると、ステップS61の、Nst<Nstreqminを満足しないので、ステップS62へと進む。次に、Preq+Preqmargin=7.42+1=8.42なので、ステップS63のPusable<Preq+Preqmarginを満足しないので、DCHを規制するため、基地局制御部21に、rbeを更新させる(ステップS64)。rbeは以下のように更新される。
(第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態の無線通信システムについて説明する。
本実施形態では、PBRst、或いはGBRtotalが0の場合、UPBRperGBRは更新されない。
また、基地局制御部51より、パラメータの更新の指示があり(ステップS14)、新規にHSDPAの利用を開始する移動局、或いは、HSDPAの利用を停止する移動局のQoSがSTクラスの場合、HSDPA動作状態計算部52は、パラメータを更新するが、第3の実施形態のNstとGBRtotalとPreqとABRbeに加え、PBRstも更新する(ステップS72)。
(Nst,newが0でない時)PBRst,new=Max(PBRst,old+UPBRperGBR×(GBRtotal,new−GBRtotal,old)、0)
次に、ステップS13と同一の式でABRreを更新する。
本実施形態によれば、GBRtotalに対して、PBRstが著しく小さい場合、第3の実施形態と比較して、ABRbeをより正確に推定でき、その結果、HSDPAを利用する移動局をより多く収容することができる。
次に、本発明の第5の実施形態の無線通信システムについて説明する。
次に、本発明の第6の実施形態の無線通信システムについて説明する。
次に、本発明の第7の実施形態の無線通信システムについて説明する。
2 基地局制御装置
11 基地局動作部
12 送信電力測定部
13 送信レート測定部
21 基地局制御部
22 HSDPA動作状態計算部
23 HSDPA利用判定部
24 DCH規制判定部
31 基地局
32 基地局制御装置
41 基地局動作部
42 送信電力測定部
43 送信レート測定部
44 要求電力計算部
51 基地局制御部
52 HSDPA動作状態計算部
53 HSDPA利用判定部
54 DCH規制判定部
S1〜S8、S11〜S15、S21〜S24、S31、S41〜S44、S51〜S53、S61〜S65、S71〜S72、S81、S91 ステップ
Claims (10)
- 下り共用チャネルを使って移動局にデータを送信する手段と別の下りチャネルを使って移動局に信号を送信する手段とを備えた基地局と、前記基地局を制御するための基地局制御装置とを有する無線通信システムにおいて、
前記基地局は、
送信している全チャネルの送信電力と前記下り共用チャネル以外の送信電力とを測定する送信電力測定部と、
前記下り共用チャネルの伝送レートを測定する送信レート測定部とを備え、
前記基地局制御装置は、
前記下り共用チャネルを用いて送信されたデータの受信を許可された移動局数を測定するとともに、前記送信レート測定部により測定された伝送レートと、前記全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力とから、前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力で継続的にデータを送信した場合の前記下り共用チャネルの最大伝送レートを計算する下り共用チャネル動作状態計算部と、
移動局からの新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記最大伝送レートと前記移動局数とに基づいて、該移動局に対して下り共用チャネルの利用を許可した場合のユーザ当たりの最大伝送レートを算出し、該ユーザ当たりの最大伝送レートが所定のしきい値より大きい場合には下り共用チャネルの利用要求を許可し、しきい値以下の場合には利用要求を拒絶する下り共用チャネル利用判定部とを有することを特徴とする無線通信システム。 - 前記下り共用チャネル利用判定部は、移動局から新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記移動局に1を加算した値が、所定数以上の場合には、該利用要求を拒絶する請求項1記載の無線通信システム。
- 下り共用チャネルを使って移動局にデータを送信する手段と別の下りチャネルを使って移動局に信号を送信する手段とを備えた基地局と、前記基地局を制御するための基地局制御装置とを有する無線通信システムにおいて、
前記基地局は、
送信している全チャネルの送信電力と前記下り共用チャネル以外の送信電力とを測定する送信電力測定部と、
前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されない品質クラスのデータの伝送レートを測定する送信レート測定部とを備え、
前記基地局制御装置は、
前記下り共用チャネルを用いて送信されたデータを受信することが許可された移動局のうち伝送レートが保証されないデータの受信を許可された移動局数を測定し、前記送信レート測定部により測定された伝送レートと、前記全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力とから、前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力で継続的にデータを送信した場合の前記下り共用チャネルにおける転送レートが保証されないデータの最大伝送レートを計算するとともに、前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されたデータ送信の保証伝送レートの合計値を算出する下り共用チャネル動作状態計算部と、
移動局からの新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記伝送レートが保証されないデータの最大伝送レートと前記移動局数と前記保証伝送レートの合計値に基づいて、該移動局に対して下り共用チャネルの利用を許可した場合の伝送レートが保証されないユーザ当たりの最大伝送レートを算出し、該ユーザ当たりの最大伝送レートが所定のしきい値より大きい場合には下り共用チャネルの利用要求を許可し、しきい値以下の場合には利用要求を拒絶する下り共用チャネル利用判定部とを有することを特徴とする無線通信システム。 - 下り共用チャネルを使って移動局にデータを送信する手段と別の下りチャネルを使って移動局に信号を送信する手段とを備えた基地局と、前記基地局を制御するための基地局制御装置とを有する無線通信システムにおいて、
前記基地局は、
送信している全チャネルの送信電力と前記下り共用チャネル以外の送信電力とを測定する送信電力測定部と、
前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されない品質クラスのデータの伝送レートと伝送レートが保証された品質クラスのデータの伝送レートを測定する送信レート測定部とを備え、
前記基地局制御装置は、
前記下り共用チャネルを用いて送信されたデータを受信することが許可された移動局のうち伝送レートが保証されないデータの受信を許可された移動局数を測定するとともに、前記送信レート測定部により測定された伝送レートが保証されないデータの伝送レートと、前記全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力とから、前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力で継続的にデータを送信した場合の前記下り共用チャネルにおける転送レートが保証されないデータの最大伝送レートを計算する下り共用チャネル動作状態計算部と、
移動局からの新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記最大伝送レートと、前記移動局数と、前記伝送レートが保証されたデータの伝送レートに基づいて、該移動局に対して下り共用チャネルの利用を許可した場合の伝送レートが保証されないユーザ当たりの最大伝送レートを算出し、該ユーザ当たりの最大伝送レートが所定のしきい値より大きい場合には下り共用チャネルの利用要求を許可し、しきい値以下の場合には利用要求を拒絶する下り共用チャネル利用判定部とを有することを特徴とする無線通信システム。 - 前記下り共用チャネル動作状態計算部は、前記伝送レートが保証されないデータの受信を許可された移動局数の増減に応じて、前記最大伝送レートを更新する請求項2から4のいずれか1項記載の無線通信システム。
- 下り共用チャネルを使って移動局にデータを送信する手段と下り個別チャネルを使って移動局に信号を送信する手段とを備えた基地局と、前記基地局を制御するための基地局制御装置とを有する無線通信システムにおける無線ネットワーク制御方法であって、
前記基地局により送信されている全チャネルの送信電力と前記下り共用チャネル以外の送信電力とを測定するステップと、
前記下り共用チャネルの伝送レートを測定するステップと、
前記下り共用チャネルを用いて送信されたデータの受信を許可された移動局数を測定するとともに、測定された前記下り共用チャネルの伝送レートと、前記全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力とから、前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力で継続的にデータを送信した場合の前記下り共用チャネルの最大伝送レートを計算するステップと、
移動局からの新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記最大伝送レートと前記移動局数とに基づいて、該移動局に対して下り共用チャネルの利用を許可した場合のユーザ当たりの最大伝送レートを算出するステップと、
該ユーザ当たりの最大伝送レートが所定のしきい値より大きい場合には下り共用チャネルの利用要求を許可し、しきい値以下の場合には利用要求を拒絶するステップと、を備えた無線ネットワーク制御方法。 - 前記下り共用チャネルの利用要求の許可または拒絶を判定するステップでは、移動局から新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記移動局に1を加算した値が、所定数以上の場合には、該利用要求を拒絶する請求項6記載の無線ネットワーク制御方法。
- 下り共用チャネルを使って移動局にデータを送信する手段と下り個別チャネルを使って移動局に信号を送信する手段とを備えた基地局と、前記基地局を制御するための基地局制御装置とを有する無線通信システムにおける無線ネットワーク制御方法であって、
前記基地局により送信されている全チャネルの送信電力と前記下り共用チャネル以外の送信電力とを測定するステップと、
前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されない品質クラスのデータの伝送レートを測定するステップと、
前記下り共用チャネルを用いて送信されたデータを受信することが許可された移動局のうち伝送レートが保証されないデータの受信を許可された移動局数を測定するとともに、測定された前記下り共用チャネルの伝送レートと、前記全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力とから、前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力で継続的にデータを送信した場合の前記下り共用チャネルにおける転送レートが保証されないデータの最大伝送レートを計算するステップと、
前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されたデータ送信の保証伝送レートの合計値を算出するステップと、
移動局からの新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記伝送レートが保証されないデータの最大伝送レートと前記移動局数と前記保証伝送レートの合計値に基づいて、該移動局に対して下り共用チャネルの利用を許可した場合の伝送レートが保証されないユーザ当たりの最大伝送レートを算出するステップと、
該ユーザ当たりの最大伝送レートが所定のしきい値より大きい場合には下り共用チャネルの利用要求を許可し、しきい値以下の場合には利用要求を拒絶するステップと、を備えた無線ネットワーク制御方法。 - 下り共用チャネルを使って移動局にデータを送信する手段と下り個別チャネルを使って移動局に信号を送信する手段とを備えた基地局と、前記基地局を制御するための基地局制御装置とを有する無線通信システムにおける無線ネットワーク制御方法であって、
前記基地局により送信されている全チャネルの送信電力と前記下り共用チャネル以外の送信電力とを測定するステップと、
前記下り共用チャネルにおける伝送レートが保証されない品質クラスのデータの伝送レートと伝送レートが保証された品質クラスのデータの伝送レートを測定するステップと、
前記下り共用チャネルを用いて送信されたデータを受信することが許可された移動局のうち伝送レートが保証されないデータの受信を許可された移動局数を測定するステップと、
測定された前記伝送レートが保証されないデータの伝送レートと、前記全チャネルの送信電力と、前記下り共用チャネル以外の送信電力とから、前記下り共用チャネルに対して割り当てることが可能な電力で継続的にデータを送信した場合の前記下り共用チャネルにおける転送レートが保証されないデータの最大伝送レートを計算するステップと、
移動局からの新たな下り共用チャネルの利用要求があった場合、前記最大伝送レートと、前記移動局数と、前記伝送レートが保証されたデータの伝送レートに基づいて、該移動局に対して下り共用チャネルの利用を許可した場合の伝送レートが保証されないユーザ当たりの最大伝送レートを算出するステップと、
該ユーザ当たりの最大伝送レートが所定のしきい値より大きい場合には下り共用チャネルの利用要求を許可し、しきい値以下の場合には利用要求を拒絶するステップと、を備えた無線ネットワーク制御方法。 - 前記下り共用チャネルにおける転送レートが保証されないデータの最大伝送レートを計算するステップでは、前記伝送レートが保証されないデータの受信を許可された移動局数の増減に応じて、前記最大伝送レートを更新する請求項7から9のいずれか1項記載の無線ネットワーク制御方法。
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