JP4581801B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気通路及び排気通路を備えた内燃機関に関する。
内燃機関には、新気を導入して燃料と混合させ、混合気を形成するための吸気通路が設けられている。この吸気通路は、吸気マニホールドやスロットルボディ等の吸気系部材によって構成されており、これらの吸気系部材は、内燃機関に設けられた吸気ポートに接続されるべく固定されている。同様に、内燃機関には、燃焼後の排気を排出するための排気通路が設けられている。この排気通路は、排気マニホールド等の排気系部材によって構成されており、これらの排気系部材は、内燃機関に設けられた排気ポートに接続されるべく固定されている。
このように内燃機関に吸気系部材および排気系部材が固定及び接続された場合、吸気系部材または排気系部材の重心は、吸気系部材または排気系部材と内燃機関との接続部の外側に離れて位置する場合が多い。そうすると、吸気系部材または排気系部材と内燃機関との接続部において、剪断応力に加えてモーメントが作用し、前記接続部の耐久性に影響を及ぼす場合があった。
一方、近年、内燃機関の燃費性能や出力性能などを向上させることを目的とした、内燃機関の圧縮比を可変にする技術が提案されている。この種の技術としては、シリンダブロックとクランクケースとを相対移動可能に連結するとともにその連結部分にカム軸を設け、前記カム軸を回動させてシリンダブロックとクランクケースとを、気筒の軸線方向に相対移動させることで燃焼室の容積を変更し、以て内燃機関の圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
このような可変圧縮比内燃機関においては、シリンダブロックとクランクケースとが相対移動するため、吸気系部材または排気系部材の内燃機関への固定場所が制限され、前記接続部に作用するモーメントを低減することが特に困難な場合があった。
特開2003−206771号公報 実開昭63−86366号公報 特開平11−141406号公報 特開平11−50924号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内燃機関に対する、吸気系部材または排気系部材の接続部に作用するモーメントを低減し、前記接続部における耐久性を向上させる技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、内燃機関に接続及び固定された吸気系部材と排気系部材とを連結部材により連結し、前記吸気系部材、前記排気系部材及び、前記連結部材により構成される吸排気系部材の重心が、前記吸気系部材と前記内燃機関との接続部を通過する鉛直線と、前記排気系部材と前記内燃機関との接続部を通過する鉛直線との間に位置するように構成することを最大の特徴とする。
より詳しくは、内燃機関に対して吸気系接続部において固定及び接続されることにより
、前記内燃機関の吸気通路の一部を形成する吸気系部材と、
前記内燃機関に対して排気系接続部において固定及び接続されることにより、前記内燃機関の排気通路の一部を形成する排気系部材と、
前記吸気系部材と前記排気系部材とを連結することにより互いの相対位置の変化を規制する連結部材と、を備え、
前記吸気系部材、前記排気系部材及び、前記連結部材により構成される吸排気系部材の重心の水平方向の位置が、前記吸気系接続部を通過する鉛直線と、前記排気系接続部を通過する鉛直線との間に位置することを特徴とする。
ここで前述のように、内燃機関には、該内燃機関に新気を導入するための吸気通路と、該内燃機関から燃焼後の排気を排出する排気通路とが備えられている。そして、これらの吸気通路及び排気通路は長い管路を形成する。従って、吸気通路及び排気通路を前記内燃機関に対して充分な信頼性をもって固定するには、これらの管路を、これらの管路と前記内燃機関との接続部の他の場所においても、前記内燃機関または前記内燃機関に対して相対移動しない場所に固定されることが望ましい。
しかし、前記内燃機関の構成によっては、前記吸気通路または前記排気通路の少なくとも一部を形成する吸気系部材または排気系部材自体を、前記前記内燃機関または前記内燃機関に対して相対移動しない場所に複数箇所で固定することが困難な場合があった。
ここで、内燃機関に前記吸気系部材及び前記排気系部材を、それぞれ前記吸気系接続部及び前記排気系接続部のみにおいて前記内燃機関に固定した状態においては、前記吸気系接続部及び前記排気系接続部に対して、前記吸気系部材及び前記排気系部材の重量及び、重心の位置に応じたモーメントが作用する。このモーメントは、前記吸気系部材及び前記排気系部材の重量が大きいほど大きくなり、また、前記吸気系部材の重心の位置が前記吸気系接続部から遠いほど、前記排気系部材の重心の位置が前記排気系接続部から遠いほど大きくなる。
またここで、前記吸気系部材及び前記排気系部材は、前述のように長い管路を形成する管状の部材を含むことが多く、それらの重心を前記吸気系接続部及び排気系接続部のごく近傍となるように構成することは困難な場合がある。
従って、そのような場合には、前記内燃機関の運転中において振動または衝撃が発生する毎に、前記吸気系接続部及び前記排気系接続部には前記吸気系部材及び前記排気系部材の慣性に基くモーメントが作用する。そしてそのことが、前記内燃機関における前記吸気系接続部または前記排気系接続部における耐久性を低下させるおそれがあった。
そこで、本発明においては、前記吸気系部材と前記排気系部材とを連結部材によって連結し、それらの部材を合わせた吸排気系部材全体としての重心の水平方向の位置が、前記吸気系接続部を通過する鉛直線と、前記排気系接続部を通過する鉛直線との間になるようにした。
そうすれば、前記吸気系接続部または前記排気系接続部に作用するモーメントの基となる慣性力の作用する場所が、前記吸気系接続部または前記排気系接続部から過度に遠くなることを抑制することができる。その結果、前記吸気系接続部または前記排気系接続部に作用するモーメントが過大になることを抑制でき、前記内燃機関の前記吸気系接続部または前記排気系接続部における耐久性を向上させることができる。
ここにおいて、吸気系部材及び排気系部材とは、前記内燃機関に接続及び固定され、その重量及び重心の位置に応じたモーメントが直接、前記吸気系接続部及び排気系接続部に
作用する部材を意味する。例えば吸気マニホールドや排気マニホールド、吸気マニホールドにスロットルボディが一体的に組み込まれている場合には吸気マニホールドにスロットルボディを加えた吸気マニホールドユニットを挙げることができる。また、吸気マニホールドにスロットルボディの他シリンダヘッドカバー、エアクリーナケースなどを一体に形成した吸気系モジュールを例示することができる。さらに、排気マニホールドに可撓性部材を介さずに接続された排気管及び排気浄化装置を含んだ部材や、吸気マニホールドに可撓性部材を介さずに接続された吸気管を含んだ部材を例示することができる。
また、本発明においては、前記内燃機関におけるシリンダが形成されたシリンダブロックと、
前記内燃機関におけるクランク軸が組み付けられるとともに、前記シリンダブロックが相対移動可能に取り付けられたクランクケースと、
前記クランクケースと前記シリンダブロックとを、相対的に接近または離反させることにより、前記内燃機関の圧縮比を変更する圧縮比変更手段と、をさらに備えるようにしてもよい。
すなわち、上述したような、前記吸気系部材と前記排気系部材とを連結部材によって連結し、それらの部材を合わせた吸排気系部材全体としての重心の水平方向の位置が、前記吸気系接続部を通過する鉛直線と、前記排気系接続部を通過する鉛直線との間になるようにする構成を、クランクケースとシリンダブロックとを相対移動させることによって圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関に対して適用してもよい。
ここで、上記の可変圧縮比内燃機関においては、前述のようにクランクケースとシリンダブロックとは相対移動する。
この場合、前記吸気系部材及び排気系部材を、シリンダブロック側及びクランクケース側の両方において支持することは困難となるので、前記吸気系部材及び排気系部材を、前記吸気系接続部及び前記排気系接続部を含む複数の場所において、効果的に固定することは、可変圧縮比内燃機関ではない通常の内燃機関におけるよりも困難となる。
また、上記のような可変圧縮比内燃機関においては、前記吸気系接続部及び前記排気系接続部が、シリンダブロック及びクランクケースのうち、圧縮比を変更する際に移動する側に配置された場合には、その移動に際しての前記吸気系部材及び前記排気系部材の慣性力に基くモーメントも、前記吸気系接続部及び前記排気系接続部へ作用することとなる。
これらより、前記吸気系部材と前記排気系部材とを連結部材によって連結し、それらの部材を合わせた吸排気系部材全体としての重心の水平方向の位置が、前記吸気系接続部を通過する鉛直線と、前記排気系接続部を通過する鉛直線との間になるようにする構成を、上記のような可変圧縮比内燃機関に適用した場合には、より効果的に、前記内燃機関の前記吸気系接続部及び前記排気系接続部における耐久性を向上させることができる。
また、本発明においては、前記内燃機関におけるシリンダが形成されたシリンダブロックと、
前記シリンダブロックに取り付けられ、前記内燃機関の動弁機構が設けられたシリンダヘッドをさらに備え、
前記連結部材は、前記シリンダヘッドに対して前記シリンダブロックと逆側の空間を通過することにより、前記吸気系部材と前記排気系部材とを連結するようにしてもよい。
このような構成とすれば、前記吸気系部材と前記排気系部材とを、前記連結部材によって、前記シリンダの軸方向に離れた位置において連結させることができる。こうすれば、
前記吸排気系部材全体として、前記シリンダの軸方向の幅を大きくすることができ、その剛性を高めることができる。また、前記シリンダヘッドに対して前記シリンダブロックと逆側の空間は、比較的スペースを確保することが容易であるので、空間の利用効率を高めることができる。
また、本発明においては、前記吸気系接続部及び前記排気系接続部は、前記シリンダブロックまたは前記シリンダブロックに対して相対移動しない部材に設けられるようにしてもよい。
そうすれば、前記吸気系部材及び前記排気系部材を、前記内燃機関のシリンダに対しては相対移動しない部材に固定及び接続することができ、前記内燃機関における燃焼室及び、吸気系及び排気系をより平易に構成することができる。
ここで、前記シリンダブロックに対して相対移動しない部材としては、前記シリンダブロックに取り付けられたシリンダヘッドや、シリンダヘッドにおける吸気ポートまたは排気ポートの開口部に中継的に設けられたパイプなどを例示することができる。
また、本発明においては、前記吸排気系部材は、前記吸気系接続部および前記排気系接続部以外の場所において、前記内燃機関に対してさらに固定されるようにしてもよい。
すなわち、前記吸気系接続部および前記排気系接続部以外の場所において、前記吸排気系部材をさらに1箇所以上で前記内燃機関に対して固定するようにしてもよい。そうすれば、前記吸排気系部材を、3個所以上において前記内燃機関に固定することができるので、前記吸排気系部材全体をより確実に前記内燃機関に固定することができる。その結果、前記吸気系接続部及び前記排気系接続部に作用するモーメントを抑制することができ、前記内燃機関の前記吸気系接続部及び前記排気系接続部における耐久性を向上させることができる。
ここで、前記内燃機関が、クランクケースとシリンダブロックとを相対的に接近または離反させることにより圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関である場合には、前記吸排気系部材は、クランクケース及びシリンダブロックのうち、前記吸気系接続部および前記排気系接続部が設けられた方にさらに固定されることが望ましい。これにより、圧縮比の変更の際に、クランクケースとシリンダブロックとが相対的に移動した場合にも、前記吸排気系部材全体をより確実に前記内燃機関に固定することができる。
また、前記吸排気系部材を前記内燃機関に対してさらに固定する場合には、弾性体を介して固定するようにしてもよい。そうすれば、前記吸気通路または前記排気通路内に発生する気体の脈動騒音を前記内燃機関に伝達しづらくすることができる。
また、本発明においては、前記シリンダブロックまたは前記シリンダブロックに対して相対移動しない部材と、前記吸気系部材および/または前記排気系部材とに結合することにより、前記吸気系部材および/または前記排気系部材の前記内燃機関に対する固定を補助する補助部材をさらに備えるようにしてもよい。
すなわち、前記吸気系部材および/または前記排気系部材を別部品である補助部材によって、前記シリンダブロックまたは前記シリンダブロックに対して相対移動しない部材にさらに固定するようにしてもよい。そうすれば、前記吸気系接続部および/または前記排気系接続部における前記吸気系部材および/または前記排気系部材の固定をより確実にすることができる。
また、本発明においては、内燃機関におけるクランク軸が組み付けられたクランクケースと、
前記内燃機関におけるシリンダが形成され、前記クランクケースに対して相対移動可能に取り付けられたシリンダブロックと、
前記クランクケースと前記シリンダブロックとを相対的に近接又は離反させることによって前記内燃機関の圧縮比を変更する圧縮比変更手段と、を備えた内燃機関であって、
前記シリンダブロックに対して相対移動しない場所に固定され、前記内燃機関または機関関連部品の運転の用に供する一つ又は複数のシリンダブロック側部材と、
前記シリンダブロック側部材と、前記シリンダブロックに対して相対移動しない場所とを連結することによって、前記シリンダブロック側部材の前記内燃機関に対する固定を補助する補助部材と、
を備えるようにしてもよい。
ここで、クランクケースとシリンダブロックとを相対移動させることによって圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関において、前記シリンダブロックには、吸気系の部材及び排気系の部材を始め、種々の部品が連結されている(以下、これらを「シリンダブロック側部材」という。)。その場合、前述のように、前記クランクケースと前記シリンダブロックとの間の距離が変化するため、シリンダブロック側部材を前記クランクケースまたは前記クランクケースに対して相対移動しない場所に連結することにより固定すると、上述の圧縮比の変更を行う際に、前記シリンダブロック側部材に過剰な負荷がかかるとともに、上述の圧縮比の変更を阻害するおそれがある。
そこで、本発明においては、前記補助部材によって、前記シリンダブロック側部材と、前記シリンダブロックに対して相対移動しない場所とを連結して支持することとした。そうすれば、前記補助部材によって、前記シリンダブロック側部材が、前記シリンダフロック側部材自体と相対移動しない場所に連結して支持されるので、前記シリンダブロック側部材を前記シリンダブロックに対して相対移動しない場所とをより確実に固定することができる。また、より確実に圧縮比の制御を行うことができる。
ここで、シリンダブロック側部材としては、吸排気系部材、始動用モータやジェネレータなどの補機類、電源関係部品、センサ類、制御用基盤類等を例示することができる。また、前記シリンダブロックに対して相対移動しない場所としては、シリンダブロック自体、シリンダヘッド、シリンダヘッドカバーなどを例示することができる。
また、本発明においては、前記シリンダブロックに取り付けられ、前記内燃機関の動弁機構が設けられたシリンダヘッドをさらに備え、
前記シリンダブロック側部材は、前記シリンダヘッドに固定及び接続されることにより、前記内燃機関の吸気通路の一部を形成する吸気系部材または、前記シリンダヘッドに固定及び接続されることにより、前記内燃機関の排気通路の一部を形成する排気系部材であり、
前記補助部材は、前記シリンダブロックと、前記シリンダヘッドと、前記吸気系部材または排気系部材のそれぞれに固定されることにより、前記シリンダブロック側部材と、前記シリンダブロックに対して相対移動しない場所とを連結するようにしてもよい。
すなわち、前記クランクケースに対して相対移動するシリンダブロックにはシリンダヘッドが設けられ、該シリンダヘッドには、前記シリンダブロック側部材としての吸気系部材および/または排気系部材が接続されて前記内燃機関の吸気通路および/または排気通路を形成し、該吸気系部材および/または排気系部材を、前記補助部材が、前記シリンダブロックと、前記シリンダヘッドと、前記吸気系部材または排気系部材のそれぞれに固定され、合計3点以上で支持された上で、前記シリンダブロック側部材と、前記シリンダブ
ロックに対して相対移動しない場所とを連結するようにしてもよい。
そうすれば、補助部材によって距離の離れた3点以上において前記吸気系部材および/または前記排気系部材の固定を補助することができるので、前記吸気系部材および/または前記排気系部材のシリンダヘッドに対する固定をより確実にすることができるとともに、補助部材自体の剛性を確保することができる。
なお、上記した本発明の課題を解決する手段については、可能なかぎり組み合わせて用いることができる。
本発明にあっては、内燃機関に対する、吸気系部材または排気系部材の接続部に作用するモーメントを低減し、前記接続部における耐久性を向上させることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
以下に説明する内燃機関1は、可変圧縮比内燃機関であり、シリンダ2を有するシリンダブロック3を、ピストン16が連結されたクランクケース4に対してシリンダ2の中心軸方向に移動させることによって圧縮比を変更するものである。
先ず、図1を用いて、本実施例に係る可変圧縮比内燃機関の構成について説明する。図1に示されるように、シリンダブロック3の両側下部に複数の***部が形成されており、この各***部に軸受収納孔5が形成されている。軸受収納孔5は、円形をしており、シリンダ2の軸方向に対して直角に、かつ複数のシリンダ2の配列方向に平行になるようにそれぞれ形成されている。軸受収納孔5はすべて同一軸線上に位置している。そして、シリンダブロック3の両側の軸受収納孔5の一対の軸線は平行である。
クランクケース4には、上述した軸受収納孔5が形成された複数の***部の間に位置するように、立壁部が形成されている。各立壁部のクランクケース4外側に向けられた表面には、半円形の凹部が形成されている。また、各立壁部には、ボルト6によって取り付けられるキャップ7が用意されており、キャップ7も半円形の凹部を有している。また、各立壁部にキャップ7を取り付けると、円形のカム収納孔8が形成される。カム収納孔8の形状は、上述した軸受収納孔5と同一である。
複数のカム収納孔8は、軸受収納孔5と同様に、シリンダブロック3をクランクケース4に取り付けたときにシリンダ2の軸方向に対して直角に、且つ、複数のシリンダ2の配列方向に平行になるようにそれぞれ形成されている。これらの複数のカム収納孔8も、シリンダブロック3の両側に形成されることとなり、片側の複数のカム収納孔8はすべて同一軸線上に位置している。そして、シリンダブロック3の両側のカム収納孔8の一対の軸線は平行である。また、両側の軸受収納孔5の間の距離と、両側のカム収納孔8との間の距離は同一である。
交互に配置される二列の軸受収納孔5とカム収納孔8には、それぞれカム軸9が挿通される。カム軸9は、図1に示されるように、軸部9aと、軸部9aの中心軸に対して偏心された状態で軸部9aに固定された正円形のカムプロフィールを有するカム部9bと、カム部9bと同一外形を有し軸部9aに対して回転可能に取り付けられた可動軸受部9cとが交互に配置されている。一対のカム軸9は鏡像の関係を有している。また、カム軸9の
端部には、後述するギア10の取り付け部9dが形成されている。軸部9aの中心軸と取り付け部9dの中心とは偏心しており、カム部9bの中心と取り付け部9dの中心とは一致している。
可動軸受部9cも、軸部9aに対して偏心されておりその偏心量はカム部9bと同一である。また、各カム軸9において、複数のカム部9bの偏心方向は同一である。また、可動軸受部9cの外形は、カム部9bと同一直径の正円であるので、可動軸受部9cを回転させることで、複数のカム部9bの外表面と複数の可動軸受部9cの外側面とを一致させることができる。
各カム軸9の一端にはギア10が取り付けられている。一対のカム軸9の端部に固定された一対のギア10には、それぞれをウォームギア11a、11bがかみ合っている。ウォームギア11a、11bは単一のモータ12の一本の出力軸にとりつけられている。ウォームギア11a、11bは、互いに逆方向に回転する螺旋溝を有している。このため、モータ12を回転させると、一対のカム軸9は、ギア10を介して互いに逆方向に回転する。モータ12は、シリンダブロック3に固定されており、シリンダブロック3と一体的に移動する。
次に、上述した構成の内燃機関1において圧縮比を制御する方法について詳しく説明する。図2(a)から図2(c)にシリンダブロック3と、クランクケース4と、これら両者の間に構築されたカム軸9との関係を示した断面図を示す。図2(a)から図2(c)において、軸部9aの中心軸をa、カム部9bの中心をb、可動軸受部9cの中心をcとして示す。図2(a)は、軸部9aの延長線上から見て全てのカム部9b及び可動軸受部9cの外周が一致した状態である。このとき、ここでは一対の軸部9aは、軸受収納孔5及びカム収納孔8の中で外側に位置している。
図2(a)の状態から、モータ12を駆動して軸部9a矢印方向に回転させると、図2(b)の状態となる。このとき、軸部9aに対して、カム部9bと可動軸受部9cの偏心方向にずれが生じるので、クランクケース4に対してシリンダブロック3を上死点側にスライドさせることができる。そして、そのスライド量は図2(c)のような状態となるまでカム軸9を回転させたときが最大となり、カム部9bや可動軸受部9cの偏心量の2倍となる。カム部9b及び可動軸受部9cは、それぞれカム収納孔8及び軸受収納孔5の内部で回転し、それぞれカム収納孔8及び軸受収納孔5の内部で軸部9aの位置が移動するのを許容している。
上述したような機構を用いることによって、シリンダブロック3をクランクケース4に対して、シリンダ2の軸線方向に相対移動させることが可能となり、圧縮比を可変制御することができる。
次に、上述した内燃機関1の詳細について説明する。図3は、内燃機関1の吸排気系の部材の一部を含めた詳細を表す図である。図3において、シリンダブロック3の上部には、図示しない吸排気弁を含む動弁機構、吸排気ポートを備えたシリンダヘッド15が取り付けられている。シリンダヘッド15のさらに上部には、前記の動弁機構などを保護するシリンダヘッドカバー16が取り付けられている。
また、シリンダヘッド15には、吸気マニホールドユニット17が取り付けられている。この吸気マニホールドユニット17は、吸気マニホールド17a、スロットルボディ17bを含んで構成されており、吸気マニホールド17aの下流側端部は図示しない吸気ポートと第1接続部17cにおいて接続されている。
一方、シリンダヘッド15には、内燃機関1から排出される排気を通過させるための排気マニホールド18が取り付けられている。この排気マニホールド18は、上流側端部がシリンダヘッド15の図示しない排気ポートに第2接続部18aにおいて接続されている。
ここで、第1接続部17cは吸気系接続部に相当し、第2接続部18aは排気系接続部に相当する。また、吸気マニホールドユニット17は吸気系部材、排気マニホールドは排気系部材に相当する。
また、排気マニホールド18の下流側の端部は可撓性の材料で形成されるとともに排気の通過が可能なフレキシブルパイプ19を介して排気管20が接続されている。そして排気管20は、排気管ステー21によってクランクケース4に固定されている。これは、本実施例における内燃機関1においては、圧縮比を変更するためにクランクケース4に対してシリンダブロック3及びシリンダヘッド15が相対移動するために、排気マニホールド18に直接排気管20を接続したのでは、圧縮比の変更時にクランクケース4に対するシリンダブロック3及びシリンダヘッド15の相対移動が阻害されたり、排気マニホールド18または排気管20に過大な負荷が加わるおそれがあるので、途中にフレキシブルパイプ19を配することにより、排気マニホールド18と排気管20とを相対移動可能としたものである。
同様に、図3においては省略するが、吸気マニホールドユニット17における接続口22にも、フレキシブルパイプを介して吸気管が接続されている。
また、図3におけるG1及びG2は、吸気マニホールドユニット17及び排気マニホールド18における重心の位置を示している。ここで、吸気マニホールドユニット17の重心G1及び、排気マニホールド18の重心G2は、第1接続部17c及び第2接続部18aからかなり離れた場所に存在している。
そうすると、内燃機関1の圧縮比変更のためのシリンダブロック15の移動時または、内燃機関1が搭載された車両の走行時において、振動または衝撃が発生した時には、フレキシブルパイプ19によって自由度が確保されていたとしても、吸気マニホールドユニット17及び排気マニホールド18の慣性に基くモーメントが、第1接続部17c及び第2接続部18aに作用する。
そして、その際のモーメントの大きさは、吸気マニホールドユニット17の重心G1の位置が、第1接続部17cから離れているほど大きくなり、排気マニホールド18の重心G2の位置が、第2接続部18aから離れているほど大きくなる。この第1接続部17c及び第2接続部18aに作用するモーメントが大きい場合には、第1接続部17c及び第2接続部18aにおける内燃機関1の耐久性が低下するおそれがあった。
そこで、本実施例においては、ステー23によって吸気マニホールドユニット17と排気マニホールド18を橋渡すこととした。具体的には、ステー23にシリンダヘッドカバー16の上方を通過させ、吸気側ボス部23aにおいて吸気マニホールドユニット17とステー23とを結合させ、排気側ボス部23bにおいて排気マニホールド18とステー23を結合させる。
そして、吸気マニホールドユニット17、排気マニホールド18及びステー23全体の重心G3を、第1接続部17c及び第2接続部18aの間に位置させるようにした。なおこの場合、ステー23は、吸気マニホールドユニット17及び排気マニホールド18より重量が軽いので、吸気マニホールドユニット17、排気マニホールド18及びステー23
全体の重心G3の鉛直方向の位置は、G1とG2とを結んだ直線上か、該直線の若干上側に位置することとなる。
そうすれば、吸気マニホールドユニット17、排気マニホールド18及びステー23全体の剛性を高めた上で、それらを第1接続部17c及び第2接続部18aの2点において支持することとなるので、吸気マニホールドユニット17、排気マニホールド18及びステー23全体をより確実にシリンダヘッド15に固定することができる。また、吸気マニホールドユニット17、排気マニホールド18及びステー23全体の重心G3を第1接続部17cと第2接続部18aとの間に位置させるので、第1接続部17c及び第2接続部18aにモーメントが作用することを抑制することができる。その結果、第1接続部17c及び第2接続部18aにおける内燃機関1の耐久性を向上させることができる。
ここで、ステー23は連結部材に相当する。また、吸気マニホールドユニット17、排気マニホールド18及びステー23全体は吸排気系部材に相当する。なお、本実施例においては、ステー23は、吸気側ボス部23aと排気側ボス部23bの2箇所で支持されるのみとしたが、別の場所においてさらに、内燃機関1に固定されるようにしてもよい。例えば、吸気マニホールドユニット17、排気マニホールド18及びステー23全体の重心G3近傍と、シリンダヘッドカバー16とを連結することにより固定してもよい。
そうすれば、吸気マニホールドユニット17、排気マニホールド18及びステー23全体の重量をシリンダヘッドカバー部においても支持することができ、第1接続部17c及び第2接続部18aにモーメント及び剪断力が作用することをより確実に抑制できる。
なお、図3においては、内燃機関1は直立の姿勢で車両に備え付けられており、クランクケース4に対してシリンダブロック3は鉛直方向に相対移動する例について説明したが、内燃機関1の姿勢はこれに限られない。例えば、図4に示すように、内燃機関1全体が鉛直方向に対して傾斜していてもよい。その場合は、吸気マニホールドユニット17、排気マニホールド18及びステー23全体の重心G3は、その水平方向の位置が、図中破線で示した第1接続部17cを通過する鉛直線と、第2接続部18aを通過する鉛直線との間に位置するように構成する。そうすれば、前述のようにG3の鉛直方向の位置は、G1とG2とを結んだ直線上か、該直線の若干上側に位置するので、内燃機関1が傾斜してもG3の水平方向の位置は殆ど変化しない。その結果、第1接続部17c及び第2接続部18aにモーメントが作用することを抑制でき、第1接続部17c及び第2接続部18aにおける内燃機関1の耐久性を向上させることができる。
また、図4においては、破線で示した2つの鉛直線は、第1接続部17c及び、第2接続部18aの上下方向の略中央部を通過することとしているが、厳密にこの場所に限定される必要はない。重心G3の水平方向の位置が、例えば図4における、第1接続部17c及び、第2接続部18aの最も外側を通過する鉛直線同士の間に配置されるように構成してもよいし、第1接続部17c及び、第2接続部18aの最も内側を通過する鉛直線同士の間に配置されるように構成してもよい。
次に、図5を用いて、本実施例における別の態様について説明する。この態様における吸気マニホールドユニット24は、吸気マニホールド24aと、吸気系モジュール24bによって構成されている。この吸気系モジュール24bは、図示しないスロットルボディの他、シリンダヘッドカバー、エアクリーナケースなどを一体に形成したものである。そして、本態様においては、吸気系モジュール24bはシリンダヘッド15の上に、シリンダヘッドカバーの代りに搭載されることとしている。そして、第2吸気側ボス部25aにおいてステー25と吸気系モジュール24bが結合され、第2排気側ボス部25bにおいてステー25と排気マニホールド18とが結合されることにより、吸気マニホールドユニ
ット24と排気マニホールド18が連結されている。
また、本態様においても、吸気マニホールドユニット24、排気マニホールド18及び、ステー25全体の重心G3は、第1接続部24c及び第2接続部18aの間に配置するようにしている。
そうすれば、吸気マニホールドユニット24、排気マニホールド18及びステー25の全体を第1接続部24c、第2接続部18a及びシリンダヘッド15の3点において支持することとなるので、吸気マニホールドユニット24、排気マニホールド18及びステー25全体をより確実にシリンダヘッド15に固定することができる。また、吸気マニホールドユニット24、排気マニホールド18及びステー25全体の重心を第1接続部24cと第2接続部18aとの間に位置させるので、第1接続部24c及び第2接続部18aに作用するモーメントの大きさを大幅に低減することができる。その結果、第1接続部24c及び第2接続部18aにおける内燃機関1の耐久性を向上させることができる。
また、本実施例においては、ステー25を小型化することができるので、ステー25自体の剛性を上昇させることが容易となる。
次に本発明における実施例2について説明する。本実施例においては、シリンダブロックと、シリンダヘッドと、吸気マニホールドまたは排気マニホールドを、3点で結合する3点支持ステーによって支持する例について説明する。
図6には、本実施例における可変圧縮比内燃機関1の詳細な構成を示す。本実施例においては、排気マニホールド28は、内燃機関1全体のコンパクト化と排気触媒コンバータ32の暖機性向上のため、シリンダヘッド15と一体で鋳造されている。また、排気触媒コンバータ32に接続された排気管33は、内燃機関1の下側に廻り込んでおり、排気管33の下流側にはフレキシブルパイプ29が接続されている。さらにフレキシブルパイプ29の下流側において、排気管33はクランクケース4に排気管ステー34によって固定されている。
上記の構成より、本実施例においては、クランクケース4に対するシリンダブロック3の相対運動の際には、排気マニホールド28、排気触媒コンバータ32及び、フレキシブルパイプ29の上流側の排気管33(以下、「排気マニホールド28など」という。)が一体となって移動することとなる。
ここで、本実施例においては、吸気マニホールドユニット17、排気マニホールド28をそれぞれ吸気側3点支持ステー30、排気側3点支持ステー31で支持することにより補強している。そして、吸気側3点支持ステー30は、第3吸気側ボス部30aにおいて、シリンダヘッド15と、第4吸気側ボス部30bにおいて、シリンダブロック3と、第5吸気側ボス部30cにおいて吸気マニホールドユニット17と結合されている。
一方、排気側3点支持ステー31は、第3排気側ボス部31aにおいて、シリンダヘッド15と、第4排気側ボス部31bにおいて、シリンダブロック3と、第5排気側ボス部31cにおいて排気マニホールド28と結合されている。
このような構成をとることにより、シリンダブロック3がクランクケース4に対して相対移動する際や、内燃機関1に対して振動または衝撃が加わった際の、吸気マニホールドユニット17の自重及び慣性に基くモーメントが、第1接続部17cのみに集中して作用することを抑制できる。また同様に、排気マニホールド28などの自重及び慣性に基くモ
ーメントが、第2接続部28aのみに集中して作用することを抑制できる。
またここで、吸気側3点支持ステー30及び排気側3点支持ステー31は支持されるべき点をそれぞれシリンダヘッド15、シリンダブロック3及び、吸記マニホールドユニット17または排気マニホールド28の異なる部品上に有しているため、支持されるべき3点の距離を大きくすることができる。
これにより、吸気マニホールドユニット17及び、排気マニホールド28などを、より確実に支持することができるとともに、吸気側3点支持ステー30及び排気側3点支持ステー31自体の剛性を確保することができ、より確実に吸気マニホールドユニット17及び排気マニホールド28などを補強することができる。なお、本実施例における吸気側3点支持ステー30及び排気側3点支持ステー31は、補助部材に相当する。
ここで、吸気側3点支持ステー30及び、排気側3点支持ステー31の形状については、以下のように考えることができる。図7は、例として排気側3点支持ステー31について、効率よく排気マニホールドを支持することができる形状を説明するための図である。
図7においてXは第3排気側ボス部31aと第4排気側ボス部31bとの距離である。また、Lは、第3排気側ボス部31aと第4排気側ボス部31bとを結んだ直線と第5排気側ボス部31cとの間の距離である。また、θは第3排気側ボス部31aと第5排気側ボス部31cとを結んだ直線の水平線に対する傾斜角、φは第4排気側ボス部31bと第5排気側ボス部31cとを結んだ直線の水平線に対する傾斜角を表す。
ここで、第5排気側ボス部31cに荷重Pが作用するとすれば、第3排気側ボス部31aと第5排気側ボス部31cとを結んだ直線の方向に作用する荷重F1及び、第4排気側ボス部31bと第5排気側ボス部31cとを結んだ直線の方向に作用する荷重F2はそれぞれ以下のように表すことができる。
F1=−P/(tanφ・cosθ−sinθ) (1)
F2=−P/(sinφ−tanθ・cosφ) (2)
そうすると、φの値が小さく、θの値が大きい場合に、F1もF2も安定して小さくなる。換言すると、この場合に排気側3点支持ステーによる補強の効率が良くなる。また、φの値が小さく、θの値が大きい場合には、Lに対してXが大きくなる。
本実施例において、上記のφ、θ、L、Xの関係に対して、一般的なシリンダブロック3、シリンダヘッド15の寸法、排気マニホールド28の寸法及び、排気マニホールド28の先端部を支持した方が効率よく補強できる点を考慮すると、φは0〜20度の範囲とすことにより、排気側3点支持ステー31によって最適に排気マニホールド18の補強が可能となる。なお、このφの範囲は吸気側3点支持ステー30にも適用可能である。
また、XとLの関係については、φの値が小さく、θの値が大きいという条件下においては、Lに対してXが大きくなることと、排気マニホールド28の先端部を支持した方が効率よく補強できる点から、X≦L≦2Xの範囲とすれば、より効率よく排気側3点支持ステー31によって最適に排気マニホールド28の補強が可能となる。なお、このLの範囲は吸気側3点支持ステー30にも適用可能である。
ただし、上記のφ、θ、L、Xの関係は、本実施例における排気側3点支持ステー31の望ましい形状の一例を示したものであり、上記のφ、θ、L、Xの関係から外れていても、吸気マニホールドユニット17及び排気マニホールド28などを充分に支持及び補強することができる限り問題はない。
また、本実施例においては、例えば排気側3点支持ステー31における第5排気側ボス部31cは、排気触媒コンバータ32または、排気管33上に設けるようにしてもよい。これは、排気側3点支持ステー31の形状におけるφ、θ、L、Xの関係が、前述の望ましい関係から外れていても、重量の重い排気触媒コンバータ32を直接支持し、または排気マニホールド28などのなるべく先端側を支持した方がより確実に排気マニホールド28などを支持及び固定できる場合もあるからである。
また、本実施例においては、吸気側3点支持ステー30または排気側3点支持ステー31によって、図示しないモータやジェネレータなどの補機類をも一体的に固定するような構成としてもよい。すなわち、吸気側3点支持ステー30または排気側3点支持ステー31を補機類のブラケットとしても使用してもよい。そうすれば、部品点数を低減することができ、コストダウンが可能となる。
また、上記の実施例においては、内燃機関1がシリンダブロック3とクランクケース4とを相対移動させる可変圧縮比内燃機関である場合について説明したが、本発明は、それ以外の内燃機関に適用することが可能である。
本発明の実施例に係る内燃機関の概略構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例に係る内燃機関におけるシリンダブロックがクランクケースに対して相対移動する経過を示す断面図である。 本発明の実施例1に係る可変圧縮比内燃機関の詳細な構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る可変圧縮比内燃機関の詳細な構成の別の例を示す断面図である。 本発明の実施例1に係る可変圧縮比内燃機関の詳細な構成のさらに別の例を示す断面図である。 本発明の実施例2に係る可変圧縮比内燃機関の詳細な構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る排気側3点支持ステーの望ましい形状を説明するための図である。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・シリンダ
3・・・シリンダブロック
4・・・クランクケース
9・・・カム軸
10・・・ギア
11a、11b・・・ウォームギア
12・・・モータ
15・・・シリンダヘッド
16・・・シリンダヘッドカバー
17、24・・・吸気マニホールドユニット
17a、24a・・・吸気マニホールド
17b・・・スロットルボディ
17c、24c・・・第1接続部
18、28・・・排気マニホールド
18a、28a・・・第2接続部
19、29・・・フレキシブルバイプ
20、33・・・排気管
21、34・・・排気管ステー
22・・・接続口
23・・・ステー
23a・・・吸気側ボス部
23b・・・排気側ボス部
24b・・・吸気系モジュール
25・・・ステー
25a・・・第2吸気側ボス部
25b・・・第2排気側ボス部
30・・・吸気側3点支持ステー
30a・・・第3吸気側ボス部
30b・・・第4吸気側ボス部
30c・・・第5吸気側ボス部
31・・・排気側3点支持ステー
31a・・・第3排気側ボス部
31b・・・第4排気側ボス部
31c・・・第5排気側ボス部
32・・・排気触媒コンバータ

Claims (6)

  1. 内燃機関に対して吸気系接続部において固定及び接続されることにより、前記内燃機関の吸気通路の一部を形成する吸気系部材と、
    前記内燃機関に対して排気系接続部において固定及び接続されることにより、前記内燃機関の排気通路の一部を形成する排気系部材と、
    前記吸気系部材と前記排気系部材とを連結することにより互いの相対位置の変化を規制する連結部材と、を備え、
    前記吸気系部材、前記排気系部材及び、前記連結部材により構成される吸排気系部材の重心の水平方向の位置が、前記吸気系接続部を通過する鉛直線と、前記排気系接続部を通過する鉛直線との間に位置することを特徴とする内燃機関。
  2. 前記内燃機関におけるシリンダが形成されたシリンダブロックと、
    前記内燃機関におけるクランク軸が組み付けられるとともに、前記シリンダブロックが相対移動可能に取り付けられたクランクケースと、
    前記クランクケースと前記シリンダブロックとを、相対的に接近または離反させることにより、前記内燃機関の圧縮比を変更する圧縮比変更手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記内燃機関におけるシリンダが形成されたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロックに取り付けられ、前記内燃機関の動弁機構が設けられたシリンダヘッドをさらに備え、
    前記連結部材は、前記シリンダヘッドに対して前記シリンダブロックと逆側の空間を通過することにより、前記吸気系部材と前記排気系部材とを連結することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  4. 前記吸気系接続部及び前記排気系接続部は、前記シリンダブロックまたは前記シリンダブロックに対して相対移動しない部材に設けられたことを特徴とする請求項2または3に記載の内燃機関。
  5. 前記吸排気系部材は、前記吸気系接続部および前記排気系接続部以外の場所において、前記内燃機関に対してさらに固定されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載の内燃機関。
  6. 前記シリンダブロックまたは前記シリンダブロックに対して相対移動しない部材と、前記吸気系部材および/または前記排気系部材とに結合することにより、前記吸気系部材および/または前記排気系部材の前記内燃機関に対する固定を補助する補助部材をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関。
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