JP4580781B2 - スパッタリング方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スパッタリング方法及びその装置に関し、特に、マグネトロンスパッタリング方式で処理基板上に所定の薄膜を成膜するスパッタリング方法及びその装置に関する。
マグネトロンスパッタリング方式では、ターゲットの後方に、交互に極性を変えて複数の磁石から構成される磁石組立体を配置し、この磁石組立体によってターゲットの前方にトンネル状の磁束を形成して、ターゲットの前方で電離した電子及びスパッタリングによって生じた二次電子を捕捉することで、ターゲットの前方での電子密度を高め、これらの電子と、真空チャンバ内に導入される希ガスのガス分子との衝突確率を高めてプラズマ密度を高くできる。このため、成膜速度を向上できる等の利点があり、処理基板上に所定の薄膜を形成することによく利用される。
その反面、マグネトロンスパッタリング方式では、磁石組立体の位置を固定にすると、プラズマ密度が局所的に高くなり、スパッタリングによるターゲットの侵食領域(エロージョン領域)は、プラズマ密度が高い部分だけに集中し、ターゲットを均一に侵食させることができず、非侵食領域が生じる。この場合、ターゲットの利用効率が低く、また、非侵食領域がパーティクルの原因となる。
このような問題を解決する方法として、例えば、成膜する間、矩形に形成したターゲットの後方に設けた磁石組立体を、ターゲットに平行でかつ等速で往復動させると共に、各処理基板での成膜速度が一定になるようにターゲットに印加する電圧を制御することで、ターゲットを均一に侵食してその利用効率を高めることが考えられている(例えば、特許文献1)。
特開平7−18435号公報(例えば、特許請求の範囲の記載)。
しかしながら、成膜する間、磁石組立体を連続して移動させると、それに伴って、ターゲットの前方のプラズマが揺らぎ、異常放電が発生し易くなるという問題が生じる。異常放電が生じると、基板に付着する薄膜の膜厚を均一にできず、また、活性ガスを用いてターゲット材料とガスとを反応させて化合物薄膜を形成するスパッタリングでは、膜質も均一にできない。
そこで、本発明の課題は、上記点に鑑み、ターゲットを均一に侵食させて利用効率が高くなるようにしても、異常放電の発生が抑制できるスパッタリング方法及びその装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のマグネトロンスパッタリング方法は、真空チャンバ内に配置したターゲットに対向した位置に処理基板を順次搬送し、このターゲットの前方に磁束を形成すると共に、ターゲットと処理基板との間に電界を形成し、プラズマを発生させてターゲットをスパッタリングすることで処理基板上に成膜するスパッタリング方法において、処理基板への成膜が終了し、ターゲットに対向した位置に次の処理基板を搬送する際に、前記磁束をターゲットに対して平行移動させて保持し、この状態で成膜することを特徴とする。
本発明によれば、処理基板への成膜が終了した後、次の処理基板をターゲットに対向した位置に搬送する際に磁束をターゲットに対して平行移動させて保持する。そして、ターゲットに電圧を印加してターゲットの前方にプラズマを発生させてターゲットをスパッタリングすることで処理基板上に成膜する。
この場合、成膜する間だけ磁束の位置を固定することで、ターゲットの前方のプラズマが揺らがず、異常放電の発生を抑制できる。このため、処理基板に付着する薄膜の膜厚を均一にできると共に、膜質も均一にできる。また、処理基板への薄膜の形成が終了した後、次の処理基板をターゲットに対向した位置に搬送する際に磁束の位置を変えるので、スパッタリングによるターゲットへの侵食領域が変動し、ターゲットを均一に侵食させて利用効率を高めることが可能になる。
尚、前記ターゲットの全面に亘って一様に侵食領域が得られるように、前記磁束の平行移動を、少なくとも2箇所の位置の間で間欠的に行うようにすればよい。
また、前記磁束の平行移動を、前記ターゲットに対向した位置に処理基板を搬送する毎に行うことが好ましい。
本発明のマグネトロンスパッタリング装置は、真空チャンバ内にターゲットを有し、ターゲットの前方に磁束が形成されるように複数個の磁石から構成される磁石組立体をターゲットの後方に配置すると共に、ターゲットに対向した位置に処理基板を順次搬送する基板搬送手段を設けたスパッタリング装置において、処理基板への成膜が終了し、ターゲットに対向した位置に次の処理基板を搬送する際に、前記磁束をターゲットに対して平行移動させて保持するように前記磁石組立体を駆動する駆動手段を設けたことを特徴とする。
この場合、前記ターゲットを複数とし、各ターゲットの後方に少なくとも1個の磁石組立体を配置するようにしてもよい。
また、前記駆動手段が、エアーシリンダまたはモータであるとすればよい。
また、本発明の他のスパッタリング装置は、真空チャンバ内に所定の間隔を置いて並設した複数枚のターゲットと、各ターゲットの前方に磁束をそれぞれ形成するように各ターゲットの後方にそれぞれ設けられ、複数個の磁石から構成される磁石組立体と、各ターゲットに負電位及び接地電位または正電位のいずれか一方を交互に印加する交流電源と、前記各ターゲットに対向した位置に処理基板を順次搬送する基板搬送手段と、を備え、前記磁束をターゲットに対して平行移動させて保持するように各磁石組立体を一体に駆動する駆動手段を設け、前記処理基板への成膜が終了し、ターゲットに対向した位置に次の処理基板を搬送する際に、この駆動手段によって各磁石組立体を一体に駆動することを特徴とする。
これによれば、交流電源を介して、並設したターゲットのうちいずれかに負の電位を印加した場合、接地電位または正の電位が印加されたターゲットがアノードの役割を果たすことで、その負の電位が印加されたターゲットがスパッタされ、交流電源の周波数に応じて、ターゲットの電位を交互に切り替えることで、各ターゲットがスパッタされるようになる。この場合、間欠的に磁束をターゲットに対して平行移動させて保持しつつ、磁束の位置を変えることで、スパッタリングによるターゲットへの侵食領域が変動し、ターゲットを均一に侵食させて利用効率を高めることが可能になる。
これにより、アノードやシールドなどの構成部品を何ら設ける必要がないため、スパッタ粒子が放出されないこの空間を可能な限り小さくできることができ、処理基板に成膜する場合に、処理基板面内における膜厚分布を略均一にできると共に、膜質も均一にできる。
この場合、前記各ターゲットに対向した位置に処理基板を順次搬送する基板搬送手段を備え、前記処理基板への成膜が終了し、ターゲットに対向した位置に次の処理基板を搬送する際に、この駆動手段によって各磁石組立体を一体に駆動するようにすれば、成膜する間だけ磁束の位置を固定できることで、ターゲットの前方のプラズマが揺らがず、異常放電の発生を抑制でき、スパッタ粒子が放出されないこの空間を可能な限り小さくできることと相俟って、大面積の処理基板に成膜する場合でも処理基板面内における膜厚分布を略均一にできると共に、膜質も均一にできる。
ところで、上記のように、ターゲットを並設すると、磁石組立体相互の間の間隔も小さくなり、同方向に同一極性の磁石が相互に近接して磁場干渉が生じる場合がある。この場合、その箇所での磁束密度のみが高くなって磁場バランスが崩れる。このため、前記複数の磁石組立体を並設した際に、各磁石によって形成される磁束の密度を、その並設方向に沿って略均一にする磁束密度補正手段を備えておくのがよい。
この場合、前記磁束密度補正手段は、並設した磁石組立体の両側に設けた補助磁石であり、前記駆動手段によって磁石組立体と一体に平行移動されるようにすれば、簡単な構造で磁束の密度をその並設方向に沿って略均一にできてよい。
以上説明したように、本発明のスパッタリング方法及びその装置は、ターゲットを均一に侵食させて利用効率が高くなるようにしても、異常放電の発生が抑制できるという効果を奏する。
図1を参照して、1は、第1実施の形態に係るマグネトロン方式のスパッタリング装置(以下、「スパッタ装置」という)である。スパッタ装置1は、インライン式のものであり、ロータリーポンプ、ターボ分子ポンプなどの真空排気手段(図示せず)を介して所定の真空度に保持されたスパッタ室11を有する。スパッタ室11の上部には基板搬送手段2が設けられている。この基板搬送手段2は、公知の構造を有し、例えば、処理基板Sが装着されるキャリア21を有し、図示しない駆動手段を間欠駆動させて、後述するターゲットと対向した位置に処理基板Sを順次搬送する。
また、スパッタ室11にはガス導入手段3が設けられている。ガス導入手段3は、マスフローコントローラ31を介設したガス管32を介してガス源33に連通しており、アルゴンなどのスパッタガスや反応性スパッタリングの際に用いる酸素などの反応ガスがスパッタ室11内に一定の流量で導入できるようになっている。スパッタ室11の下側にはカソード組立体4が配置されている。
カソード組立体4は、例えば略直方体のターゲット41を有している。ターゲット41は、Al合金やMoなど、処理基板S上に成膜しようする薄膜の組成に応じて公知の方法で作製される。ターゲット41は、スパッタリングの際にこのターゲット41を冷却するバッキングプレート42に接合され、バッキングプレート42が、絶縁板43を介してカソード組立体4のフレーム44に取付けられている。
カソード組立体4にはまた、ターゲット41の後方に位置して磁石組立体45が設けられている。磁石組立体45は、ターゲット41に平行に配置された支持部45aを有し、この支持部45a上には、交互に極性を変えてかつ所定の間隔を置いて3個の磁石45b、45cが設置されている。これにより、ターゲット41の前方に、閉ループのトンネル状の磁束Mが形成され、ターゲット41の前方で電離した電子及びスパッタリングによって生じた二次電子を捕捉することで、ターゲット41の前方での電子密度を高くしてプラズマ密度を高くできる。
一般に、ターゲット41の外形寸法は、処理基板Sの外形寸法より大きく設定されるため、処理基板Sが大きくなると、ターゲット41の外形寸法も大きくなる。このような場合、ターゲット41の後方には、複数個の磁石組立体45が所定の間隔を置いて並設される。また、処理基板Sの外形寸法が大きい場合、スパッタ室11に複数のカソード組立体4が配置される。
駆動手段によってキャリア21を間欠駆動して、処理基板Sをターゲット41と対向した位置に順次搬送し、ガス導入手段3を介して所定のスパッタガスを導入する。ターゲット41に、スパッタ電源Eを介して負の直流電圧または高周波電圧を印加すると、処理基板S及びターゲット41に垂直な電界が形成され、ターゲット41の前方にプラズマが発生してターゲット41がスパッタリングされることで処理基板S上に成膜される。
ここで、図1、図2(a)及び図2(b)に示すように、3個の磁石45b、45cを、交互に極性を変えてかつ所定の間隔を置いて構成した磁石組立体45の位置を固定にすると、各磁石45b、45c相互の間でトンネル状の磁束Mが形成されるため、中央部の磁石45bの上方におけるプラズマ密度は低くなる。その際、スパッタリングによるターゲット41の侵食領域は、トンネル状の磁束Mが形成されることでプラズマ密度が高くなる部分だけに集中し、プラズマ密度が低くなる中央部の磁石45bの上方に位置する部分は非侵食領域Uとして残る。
この場合、ターゲット41の利用効率が低くなり、また、非侵食領域Uがパーティクルの原因となる。このため、A点とB点との間で磁石組立体45を平行移動させてトンネル状の磁束Mの位置を変えると、ターゲット41を均一に侵食してその利用効率を高くできが、この場合、異常放電の発生を抑制することが必要である。
そこで、本実施の形態では、磁石組立体45に、駆動手段であるエアーシリンダ46を設け、ターゲット41の水平方向に沿った2箇所の位置(A点、B点)の間で磁石組立体45を平行移動させ、各位置で保持できるようにした。
そして、キャリア21に装着した処理基板Sへの成膜が終了し、ターゲット41への負の直流電圧または高周波電圧の印加を停止し、放電を一旦停止した後、次のキャリア21上の処理基板Sをターゲット41に対向した位置に搬送する際に、エアーシリンダ46を駆動して磁石組立体45を、即ち、トンネル状の磁束Mを、A点からB点まで平行移動させて保持する。この場合、少なくとも次のキャリア21に装着した処理基板Sへの成膜前に、磁石組立体45をA点からB点まで平行移動すればよい。
次のキャリア21に装着した処理基板Sがターゲット41に対向した位置に搬送されてくると、再度ターゲット41に負の直流電圧または高周波電圧を印加して、ターゲット41の前方にプラズマを発生してターゲット41がスパッタリングされることで成膜を行う。さらに、次のキャリア21に装着した処理基板Sがターゲット41に対向した位置に搬送されてくる際に、エアーシリンダ46を駆動して磁石組立体45を、B点からA点まで再度平行移動させて保持して、上記手順で成膜を行う。この操作を繰り返すことで、順次搬送されてくる処理基板Sに順次成膜する。
この場合、エアーシリンダによる磁石組立体41の平行移動は、基板搬送手段2によってキャリア21に装着した処理基板Sを、ターゲット41に対向した位置に搬送する毎に行うのが好ましい。
これにより、成膜する間だけトンネル状の磁束Mの位置を固定することで、ターゲット41の前方のプラズマが揺らがず、異常放電の発生を抑制できる。このため、処理基板Sに付着する薄膜の膜厚を均一にできると共に、膜質も均一にできる。また、処理基板Sへの成膜が終了した後、次の処理基板Sをターゲット41に対向した位置に搬送する際にトンネル状の磁束Mの位置を変えるので、スパッタリングによるターゲット41への侵食領域が変動し、ターゲット41を均一に侵食させて利用効率を高めることが可能になる。
また、エアーシリンダ46を用いることで、速度や位置などの制御しつつモータによって磁石組立体45を駆動するものと比較して、低コストにできる。また、エアーシリンダ46の空気圧を適宜設定すれば瞬時に磁石組立体45を移動させることができる。
尚、本第1の実施の形態では、ターゲット41の後方に1個の磁石組立体45を設けたものについて説明したが、複数個の磁石組立体45を所定の間隔を置いて並設した場合でも、各磁石組立体45を1個のエアーシリンダによって駆動するようにしてもよい。これにより、低コストにできる。
本実施の形態では、エアーシリンダ45を用いたものについて説明したが、少なくとも2点位置で磁石組立体45を位置を迅速に変更できるものであれば、これに限定されるものではなく、例えば位置や速度などの制御を必要としないモータを用いることができる。
また、本実施の形態では、インライン式のスパッタリング装置1について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、搬送室と、この搬送室に連結したスパッタ室とから構成され、搬送室に設けた搬送ロボットにより処理基板を搬送するようにしたスパッタリング装置など、ターゲット41と対向した位置に処理基板Sが順次搬送されてくるものであれば、本発明のスパッタリング方法を適用できる。
図3を参照して、10は、第2の実施の形態に係るスパッタ装置である。スパッタ装置10は、後述する複数枚のターゲットを用いたインライン式のものであり、ロータリーポンプ、ターボ分子ポンプなどの真空排気手段(図示せず)を介して所定の真空度に保持されるスパッタ室110を有する。スパッタ室110の上部には、処理基板Sが配置され、上記第1の実施の形態と同様の基板搬送手段(図示せず)によって、後述する各ターゲットと対向した位置に処理基板Sが順次搬送できるようになっている。
また、スパッタ室110にはガス導入手段30が設けられている。ガス導入手段30は、マスフローコントローラ30aを介設したガス管30bを介してガス源30cに連通しており、アルゴンなどのスパッタガスや反応性スパッタリングの際に用いる酸素などの反応ガスがスパッタ室110内に一定の流量で導入できるようになっている。スパッタ室110の下側には、カソード組立体40が配置されている。
カソード組立体40は、略直方体など同一形状に形成した6枚のターゲット410a〜410fを有している。各ターゲット410a〜410fは、Al合金、MoやITOなど処理基板S上に成膜しようする薄膜の組成に応じて公知の方法でそれぞれ作製され、冷却用のバッキングプレート(図示せず)に接合されている。各ターゲット410a〜410fは、その未使時のスパッタ面411が、処理基板Sに平行な同一平面上に位置するように並設され、各ターゲット410a〜410fの向かい合う側面412相互の間には、アノードやシールドなどの構成部品を何ら設けていない。この場合、ターゲット410a〜410f相互の間隔は、側面412相互の間の空間でプラズマが発生して各側面412がスパッタされない範囲に設定される。また、各ターゲット410a〜410fの外形寸法は、各ターゲット410a〜410fを並設した際に処理基板Sの外形寸法より大きくなるように設定される。
各ターゲット410a〜410fの裏面には、各ターゲット410a〜410fと同一の外形に形成した電極420と絶縁板430が順次取付けられ、カソード組立体40の所定の位置に取付けられている。電極420は、スパッタ室11の外部に配置した3個の交流電源E1にそれぞれ接続され、交流電圧が印加できる。
この場合、相互に隣接する2個のターゲット(例えば410aと410b)に対して1個の交流電源E1を割り当て、一方のターゲット410aに対し負の電位を印加した際に、他のターゲット410bに接地電位または正の電位が印加されると共に、各交流電源E1から電位を印加する際に、相互に隣接する各ターゲット410a〜410fの電位が相互に一致しないようにしている。
これにより、例えば、各交流電源E1を介してターゲット410a、410c、410eに負の電位を印加した場合、交流電源E1を介して接地電位または正の電位が印加された両側の各ターゲット410b、410d、410fがアノードの役割を果たすことになる(両端に位置するターゲット410a、410fの外側には、接地電位の防着板111が設けられ、この防着板111が、ターゲット410a、410fがスパッタされる際、アノードの役割を果たす)。そして、その負の電位が印加された各ターゲット410a、410c、410eがスパッタされ、交流電源の周波数に応じて、各ターゲット410a〜410fの電位が交互に切り替わることで、各ターゲット410a〜410fがスパッタされる。
ところで、上記のようにターゲット410a〜410fを並設した場合、側面412相互の間の空間413からはスパッタ粒子が放出されないが、その空間413にアノードやシールドなどの構成部品を何ら設ける必要がないため、このスパッタ粒子が放出されない領域を可能な限り小さくできる。その結果、処理基板S面内における膜厚分布を略均一にできる。
カソード組立体40には、各ターゲット410a〜410fの後方にそれぞれ位置させて6個の磁石組立体440a〜440fが設けられている。各磁石組立体440a〜440fは同一構造に形成され、ターゲット410a〜410fに平行に設けた磁性材料製の支持部441を有し、支持部441上には、ターゲット410a〜410fと対向する面の極性を交互に変えて、中央磁石442とその両側に設けた2個の周辺磁石443、444が設けられている。
この場合、中央磁石442は、ターゲット410a〜410fの長手方向に沿った細長でリング状のものであり、両端の周辺磁石は443、444は棒状のものであり、中央磁石442の同磁化に換算したときの体積を、各周辺磁石443の同磁化に換算したときの体積の和(周辺磁石:中心磁石:周辺磁石=1:2:1)に等しくなるように設計している。
これにより、各ターゲット410a〜410fの前方に、釣り合った閉ループのトンネル状の磁束がそれぞれ形成され、ターゲット410a〜410fの前方で電離した電子及びスパッタリングによって生じた二次電子を捕捉することで、ターゲット410a〜410fの前方での電子密度を高くしてプラズマ密度を高くできる。
そして、処理基板Sを、並設した各ターゲット410a〜410fと対向した位置に搬送し、ガス導入手段30を介して所定のスパッタガスを導入し、各ターゲット410a〜410fの電極に3個の交流電源E1を介して電位をそれぞれ印加すると、処理基板S及びターゲット410a〜410fに垂直な電界が形成され、ターゲット410a〜410fの前方にプラズマが発生して各ターゲット410a〜410fが交互にスパッタリングされることで処理基板S上に成膜される。
ところで、各磁石組立体440a〜440fの位置を固定にすると、中央磁石442と両周辺磁石443、444相互の間でトンネル状の磁束Mが形成されるため、中央磁石442の上方におけるプラズマ密度は低くなる。その際、スパッタリングによる各ターゲット410a〜410fの侵食領域は、トンネル状の磁束Mが形成されることでプラズマ密度が高くなる部分だけに集中し、プラズマ密度が低くなる中央磁石442の上方に位置する部分は非侵食領域として残る。その結果、各ターゲット410a〜410fの利用効率が低くなり、また、非侵食領域がパーティクルの原因となる。
第2の実施の形態では、支持部441の幅寸法を、各ターゲット410a〜410fの並設方向に沿った幅寸法より小さすると共に、カソード組立体40にエアーシリンダ450を設け、その駆動軸451に、各磁石組立体440a〜440fを取付け、各ターゲット410a〜410fの並設方向に沿った水平な2箇所の位置(A1点、B1点)で磁石組立体440a〜440fを一体に平行移動させてトンネル状の磁束Mの位置を変えるようにした。
この場合、異常放電の発生を抑制するため、A1点またはB1点で磁石組立体440a〜440fを保持するようにし、例えば処理基板Sへの成膜が終了し、ターゲット410a〜410fへの交流電圧の印加を停止し、放電を一旦停止した後、次の処理基板Sをターゲット41に対向した位置に搬送する際に、エアーシリンダ450を駆動して磁石組立体440a〜440fを、即ち、トンネル状の磁束Mを、A1点からB1点まで平行移動させるのが好ましい。これにより、侵食領域を拡大できて各ターゲット410a〜410fの利用効率が高めることが可能になる。
ところで、上記のように各ターゲット410a〜410fを相互に近接させて設けた場合、磁石組立体440a〜440fもまた相互に近接して設けられることになる。この場合、図4(a)に示すように、各磁石組立体440a〜440fの各磁石442、443、444の上面から所定の間隔を置いた位置における磁石組立体440a〜440fの並設方向に沿った垂直方向の磁場強度Bs及び水平方向の磁場強度Bpを測定すると、同方向に同一極性の周辺磁石443、444(例えば、磁石組立体440bの周辺磁石444と磁石組立体440Cの周辺磁石443)が相互に近接することで磁場干渉が生じて、その箇所での磁束密度が、両端部に位置する磁石組立体440a、440fの周辺磁石443、444の上方での磁束密度より高くなって、磁場バランスが崩れる。この状態で成膜すると、処理基板S面内における膜厚分布を略均一にできない。
第2の実施の形態では、図3に示すように、並設した磁石組立体440a〜440fの両側に、磁束密度補正手段である補助磁石460を、隣接する磁石組立体440aの周辺磁石443と磁石組立体440fの周辺磁石444との極性にそれぞれ一致させて設け、補助磁石460を支持する支持部461を、エアーシリンダ460の駆動軸461に取付け、磁石組立体440a〜440fと一体に移動するようにした。
この場合、補助磁石460は周辺磁石443、444と同一とし、この補助磁石460と周辺磁石443、444との間の間隔D1を、相互に近接する周辺磁石の間の間隔D2と同一とした。これにより、図4(b)に示すように、磁石組立体440a〜440fの両端での磁束密度も高くなって磁場バランスが改善され、ひいては処理基板S面内における膜厚分布を略均一にできる。
尚、第2の実施の形態では、磁束密度補正手段として補助磁石460を用いるものについて説明したが、磁石組立体を並設した場合に磁場バランスが図れるものであれば、これに限定されるものではない。例えば、並設した磁石組立体の両外側に位置する周辺磁石のみの幅寸法を大きくしたり、磁石から発生する磁束密度が大きくなる材料に変更して自足密度補正手段としてもよい。
本実施例では、図1に示すスパッタ装置1を用い、処理基板Sとしてガラス基板(1000mm×1200mm)を用い、このガラス基板を基板搬送手段21によってターゲット41に対向した位置に順次搬送した。ターゲット41としてAlを用い、Alを公知の方法で、1200mm×2000mmの外形寸法を有するように作製し、バッキングプレート42に接合した。また、ターゲット41とガラス基板との間の距離を160mmに設定した。この場合、ターゲット41の外形寸法が大きいため、ターゲット41の後方に、図1に示す磁石組立体45を4個設け、これらの磁石組立体45を所定の間隔を置いて平行に並設してカソード組立体4を構成した。
スパッタリング条件として、真空排気されているスパッタ室11内の圧力が0.3Paに保持されるように、マスフローコントローラ31を制御してスパッタガスであるアルゴンをスパッタ室11内に導入した。また、ターゲット41への投入電力を130KW、スパッタ時間を60秒に設定した。
そして、上記スパッタ条件の下で、3枚のガラス基板S1、S2、S3を順次搬送して各ガラス基板S1、S2、S3にAlを成膜した。この場合、最初のガラス基板への成膜が終了し、ターゲット41への電力投入を一旦停止した後、次のキャリア21上のガラス基板S2をターゲット41に対向した位置に搬送する際に、エアーシリンダ46を駆動して4個の磁石組立体45を同時に平行移動させて保持するようにして一連の成膜処理を行った。
(比較例1)
比較例1として、スパッタ条件を上記実施例1と同じとし、3枚のガラス基板S4、S5、S6をターゲット41に対向した位置に順次搬送してAlの成膜処理を行った。この場合、磁石組立体45の駆動手段として位置や速度の制御ができるモータに変更し、成膜する間、ターゲット41の水平方向に沿った2箇所の位置の間で4個の磁石組立体45を等速で平行に連続して往復動させた。
表1は、3枚のガラス基板上に連続してMO膜を成膜したときの、処理基板SのXY方向に沿った所定位置におけるAl膜の膜厚分布を示す。これによれば、比較例1では、3枚の処理基板S4、S5、S6の膜厚分布を均一にできないことが判る。それに対して、実施例1では、3枚のガラス基板S1、S2、S3とも、±8前後の安定したAl膜の厚分布が得られ、均一にできることが判る。
また、表2は、3枚のガラス基板上に連続してAl膜を成膜したときの、異常放電(アーク放電)の回数をカウントしたものである。これによれば、比較例1では、各ガラス基板S4、S5、S6へのスパッタリング中における異常放電の回数がそれぞれ30回を超えた。これに対して、実施例1では、異常放電の回数が比較例1と比較して、約半分に抑制されていることが判る。
Figure 0004580781
Figure 0004580781
本実施例では、上記実施例1の条件において、ターゲット41への投入電力を、0〜200KWの範囲で変化させたときの、アーク放電(異常放電)の回数をカウントし、その結果を図3に示す。併せて、比較例2として、上記比較例1の条件において、ターゲット41への投入電力を、0〜200KWの範囲で変化させたときの、アーク放電(異常放電)の回数をカウントし、図5に示す。この場合、線1が実施例2であり、線2が比較例2である。
これによれば、比較例2の場合、ターゲット41への投入電力が大きくなるに従い、比例してアーク放電の回数が増加し、投入電力が100KWを超えると、アーク放電の回数が20回を超えた。それに対して、実施例2では、ターゲット41への投入電力が大きくなっても、アーク放電の回数は極端に増加せず、一般にAlのスパッタに用いられる投入電力の範囲(50〜130KW)で、比較例2のものと比較して、アーク放電の回数が約半分に抑制できた。
本実施例では、図3に示すスパッタ装置10を用い、処理基板Sとしてガラス基板(1000mm×1250mm)を用い、このガラス基板を基板搬送手段によって、並設したターゲット410a〜410fに対向した位置に順次搬送した。この場合、ターゲット410a〜410fとして、InにSnOを10重量%添加したものを用い、公知の方法で、各ターゲットが200mm×1700mmの外形寸法で10mmの厚さを有するように作製し、バッキングプレート42にそれぞれ接合した後、ターゲット410a〜410f相互の間の間隔が2mmになるように並設した。ターゲット410a〜410fとガラス基板との間の距離を160mmに設定した。補助磁石460、各周辺磁石443、444相互の間の間隔D1、D2は170mmに設定した。
スパッタリング条件として、真空排気されているスパッタ室11内の圧力が0.7Paに保持されるように、ガス導入手段30のマスフローコントローラを制御してスパッタガスであるアルゴンと、反応ガスである水素、酸素をスパッタ室11内に導入した。また、交流電源E1によるターゲット41への投入電力を20KWとし、周波数を50Hzに設定した。そして、50Hzの周波数で並設した各ターゲット410a〜410fに交互に負電位及び正電位または接地電位のいずれか一方を印加しつつ、、投入電力を0KWから10KWまで徐々に上げながら、30秒間スパッタした。
図6は、上記条件でガラス基板にITO膜を成膜したときの膜厚分布を示す図である。この実施例3によれば、ガラス基板面内の35点の膜厚(図6中の単位はÅ)を測定したところ、1000ű8%と良好な膜厚分布の面内均一性が得られた。また、上記条件で、処理基板Sをターゲット410a〜410fと対向した位置に搬送する毎に、エアーシリンダ460を駆動させつつ連続して長時間スパッタした後、ターゲット410a〜410f表面を確認したところ、ターゲット410a〜410f表面に非侵食領域は確認されなかった。
尚、比較例3として、上記実施例3と同構造のスパッタ装置10を用い、上記実施例3と同条件でガラス基板S上に成膜を行うこととした。但し、磁束密度補正手段である補助磁石460を配置せず、また、エアーシリンダー450を位置や速度の制御ができるモータに変更して、成膜する間、ターゲット410a〜410fの水平方向に沿った2箇所の位置の間で各磁石組立体440a〜440fを等速で平行に連続して往復動(10mm/sec)させることとした。
これによれば、比較例3では、交流電源E1による投入電力を0KWから徐々に上げていき、10KWに到達したときに、各ターゲット410a〜410fの上方で激しい異常放電が確認され、成膜の続行が不可能になった。
本発明のスパッタリング装置を概略的に説明する図。 (a)及び(b)は、磁石組立体の平行移動を説明する図。 第2の実施の形態に係るスパッタリング装置の構成を説明する図。 (a)及び(b)は、磁石組立体を並設したときの磁束密度の分布を説明する図。 投入電力と、アーク放電の回数との関係を示すグラフ。 第2の実施の形態に係るスパッタリング装置を用いて成膜したときの膜厚分布を説明する図。
符号の説明
1 マグネトロンスパッタリング装置
4 カソード組立体
41 ターゲット
45 磁石組立体
46 駆動手段
M トンネル状の磁束
S 処理基板

Claims (9)

  1. 真空チャンバ内に配置したターゲットに対向した位置に処理基板を順次搬送し、このターゲットの前方に磁束を形成すると共に、ターゲットと処理基板との間に電界を形成し、プラズマを発生させてターゲットをスパッタリングすることで処理基板上に成膜するスパッタリング方法において、処理基板への成膜が終了し、ターゲットに対向した位置に次の処理基板を搬送する際に、前記磁束をターゲットに対して平行移動させて保持し、この状態で成膜することを特徴とするスパッタリング方法。
  2. 前記ターゲットの全面に亘って一様に侵食領域が得られるように、前記磁束の平行移動を、少なくとも2箇所の位置の間で間欠的に行うことを特徴とする請求項1記載のスパッタリング方法。
  3. 前記磁束の平行移動を、前記ターゲットに対向した位置に処理基板を搬送する毎に行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載のスパッタリング方法。
  4. 真空チャンバ内にターゲットを有し、ターゲットの前方に磁束が形成されるように複数個の磁石から構成される磁石組立体をターゲットの後方に配置すると共に、ターゲットに対向した位置に処理基板を順次搬送する基板搬送手段を設けたスパッタリング装置において、処理基板への成膜が終了し、ターゲットに対向した位置に次の処理基板を搬送する際に、前記磁束をターゲットに対して平行移動させて保持するように前記磁石組立体を駆動する駆動手段を設けたことを特徴とするスパッタリング装置。
  5. 前記ターゲットを複数とし、各ターゲットの後方に少なくとも1個の磁石組立体を配置したことを特徴とする請求項4記載のスパッタリング装置。
  6. 前記駆動手段が、エアーシリンダまたはモータであることを特徴とする請求項4記載のスパッタリング装置。
  7. 真空チャンバ内に所定の間隔を置いて並設した複数枚のターゲットと、各ターゲットの前方に磁束をそれぞれ形成するように各ターゲットの後方にそれぞれ設けられ、複数個の磁石から構成される磁石組立体と、各ターゲットに負電位及び接地電位または正電位のいずれか一方を交互に印加する交流電源と、前記各ターゲットに対向した位置に処理基板を順次搬送する基板搬送手段と、を備え、
    前記磁束をターゲットに対して平行移動させて保持するように各磁石組立体を一体に駆動する駆動手段を設け、前記処理基板への成膜が終了し、ターゲットに対向した位置に次の処理基板を搬送する際に、この駆動手段によって各磁石組立体を一体に駆動することを特徴とするスパッタリング装置。
  8. 前記複数の磁石組立体を並設した際に、各磁石によって形成される磁束の密度を、その並設方向に沿って略均一にする磁束密度補正手段を備えたことを特徴とする請求項記載のスパッタリング装置。
  9. 前記磁束密度補正手段は、並設した磁石組立体の両側に設けた補助磁石であり、前記駆動手段によって磁石組立体と一体に平行移動されることを特徴とする請求項7または請求項8記載のスパッタリング装置。
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