JP4579402B2 - 避雷装置の製造方法および避雷装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送電線に取り付けられたり、発電所、変電所等に設置される有機モールド型避雷装置の製造方法および有機モールド型避雷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に送電線等の電力系統においては、過電圧を除去し電力系統や電気機器を保護するために、避雷装置が設置されている。
従来、上記避雷装置としては、一般にＦＲＰ筒の内部に避雷素子を段積みし、ＦＲＰ筒の両端に電極金具を固定して、避雷素子およびＦＲＰ筒をシリコーンゴム又はＥＰゴム等の樹脂で被覆したものが知られている。
一方、構造を簡単にするとともに組み立てを容易にし、さらにコンパクト化、、軽量化を図るため、上記ＦＲＰ筒に換えて複数本の絶縁棒やストラップ等の締め付け部材を用いた避雷装置が提案されている。この避雷装置は、上記電極金具の間に避雷素子を段積みし、両端の電極金具を上記締め付け部材で連結して避雷素子を軸方向に加圧し、その外周をシリコーンゴム又はＥＰゴム等の樹脂で被覆したものである（例えば特開昭６３−３１２６０２号公報、特表平１０−５０４９３９号公報等参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記両端の電極金具を締め付け部材で連結した構造の避雷装置は、従来のＦＲＰ筒を用いたものに比べ、構造が簡単で、コンパクト化、軽量化を図ることができるが、両端の電極金具を絶縁棒等で連結した構造のため、樹脂モールドする前は剛性が小さく、製造工程において輸送したり保管したり、あるいは電極金具に絶縁棒等を固定する等作業を行う際、例えば横倒しにしたりすると変形したり、内部に段積みされた避雷素子の位置がずれるといった問題があった。
特に、組み立てを容易にするため、上記絶縁棒の本数を少なくすると、一層変形しやすくなり、また、避雷素子の位置がずれるといった問題が生じる。
本発明は上記した事情に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、電極金具間に避雷素子を段積みし、両端の電極金具を絶縁棒で連結した避雷装置の組み立て性を良くするともに、剛性を高め、変形や避雷素子の位置ずれを防止することができる避雷素子の製造方法および避雷装置を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記両端の電極金具を絶縁棒で連結した構造の避雷装置において、絶縁棒の本数を多くすれば、剛性を高めることができ、上記した変形や避雷素子の位置ずれを防止することができるが、組み立て性が悪くなる。
そこで、本発明では、上記絶縁棒を、締め付け用の絶縁棒と、剛性を高めるための補強用の絶縁棒に分ける。そして、まず、締め付け用の絶縁棒により両端の電極金具を連結して、上記電極金具間に避雷素子を段積みし、締め付け用の絶縁棒を上記電極金具に仮止めして、ばねにより上記避雷素子同士を加圧する。ついで、上記電極金具間に補強用の絶縁棒を取付ける。
上記のように補強用の絶縁棒を取付けることにより、モールド前の組み立て体の剛性を高めることができ、輸送や保管時、あるいは作業時の変形を防止し、また、避雷素子の位置ずれを防止することができる。ついで、上記締め付け用の絶縁棒を電極金具に圧着等により強固に固定し、避雷素子の外周を樹脂モールドする。
以上のように本発明においては、締め付け用の絶縁棒のみを取付けた状態で、電極金具間に避雷素子を段積みしているので、避雷素子を絶縁棒の間から挿入して段積みを行うことができ、容易に避雷素子の段積みを行うことができる。そして、避雷素子を段積みしたのち、避雷素子を加圧し、補強用の絶縁棒を取付けているので、モールド前の避雷装置組み立て体およびモールド後の避雷装置の剛性を高めることができ、前記した変形や避雷素子の位置ずれを防止することができる。
【０００５】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の実施例の避雷装置の構成を示す図であり、同図（ａ）は避雷装置の断面図、同図（ｂ）は同図（ａ）のＡ−Ａ断面図、同図（ｃ）は避雷装置の内部構成（一部）を示している。
図１において、１ａは円盤状の上部電極、１ｂは円盤状の下部電極であり、上部電極具１ａ、下部電極１ｂにはねじ２ａ，２ｂが貫通しており、ねじ２ａ，２ｂの他端は円盤状の金属板３ａ，３ｂに固定されている。また、上部電極１ａと金属板３ａの間には、ばね４が設けられている。
金属板３ａ，３ｂの間には、円盤状の金属板５を介在させて複数の避雷素子６が段積みされている。避雷素子６は酸化亜鉛を主成分とする電圧−電流特性が非直線性の限流素子である。
【０００６】
上部電極１ａ、下部電極１ｂ、金属板３ａ，３ｂ、金属板５には貫通穴７が設けられており、図１（ｂ）（ｃ）に示すようにＦＲＰ等から形成される避雷素子締め付け用の絶縁棒８、補強用の絶縁棒９が該貫通穴７を貫通している。
そして、避雷素子締め付け用の絶縁棒８の両端は上部電極１ａ、下部電極１ｂに圧着等により強固に固定され、補強用の絶縁棒９の両端は上部電極１ａ、下部電極１ｂに接着材等により固定されている。
上記避雷素子６、金属板３ａ，３ｂ、金属板５、絶縁棒８，９は、シリコーンゴム等の樹脂１０により一体モールドされ、上部電極１ａ、下部電極１ｂの一部が外部に露出している。
【０００７】
図２は本実施例の避雷装置の製造方法を説明する図であり、図１に示した避雷装置は次のようにして製造される。
まず、上部電極１ａ、金属板３ａ、金属板３ｂ、金属板５、下部電極１ｂに設けられた貫通穴７に避雷素子締め付け用の絶縁棒８を挿入し、絶縁棒８の一端を下部電極１ｂに固定し、図２（ａ）に示す組み立て体を作成する。そして、金属板３ａ，５，３ｂ間に避雷素子６を挿入し、避雷素子締め付け用の絶縁棒８の他方端を上部電極１ａに仮止めし、下部電極側に設けられたねじ４を締めて、ばね４により避雷素子６を軸方向に加圧する。ここで、上記避雷素子６を容易に挿入できるようにするため、避雷素子締め付け用の絶縁棒８は３〜４本であることが好ましい。
【０００８】
ついで、図２（ｂ）に示すように上部電極１ａ、金属板３ａ、金属板３ｂ、金属板５、下部電極１ｂに設けられた貫通穴７’に補強用の絶縁棒９を挿入して、接着等により両端を上部電極１ａ、下部電極１ｂに固定する。
これにより、上部電極１ａ、金属板３ａ、金属板３ｂ、金属板５、下部電極１ｂ、避雷素子６、絶縁棒８、９から構成される組み立て体の剛性を高めることができ、輸送したり保管したりする際、あるいは、次に述べるように絶縁棒８の両端を上部電極１ａ、下部電極１ｂに圧着する際、例えば横倒しにしても、上記組み立て体が変形したり、避雷素子６が位置ずれを起こすのを防止することができる。
次に、圧着等により避雷素子締め付け用の絶縁棒８の両端を上部電極１ａ、下部電極１ｂにより強固に固定する。そして、上部電極１ａ、下部電極１ｂの一部を残して、上記避雷素子６、金属板３ａ，３ｂ、金属板５、絶縁棒８，９をシリコーンゴム等の樹脂９により一体モールドする。
【０００９】
なお、上記実施例では、避雷素子６の間に金属板５を設ける場合について説明したが、上記金属板５に替えて、中央部に避雷素子の外径より大きな穴を開けた金属もしくは絶縁材で形成されたリング状の部材を用いてもよい。また、機械的な強度が確保できる場合には、上記金属板５を設けなくてもよい。
また、避雷素子６を軸方向に加圧するための構造は、上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その他種々の構成とすることができる。
【００１０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、電極金具間に避雷素子を段積みし、両端の電極金具を絶縁棒で連結し、避雷素子と絶縁棒の外周を樹脂でモールドした避雷装置において、絶縁棒を、締め付け用の絶縁棒と、剛性を高めるための補強用の絶縁棒に分け、まず、締め付け用の絶縁棒により両端の電極金具を連結して、上記電極金具間に避雷素子を段積みして、避雷素子を加圧し、ついで、上記電極金具間に補強用の絶縁棒を取付け、避雷素子の外周を樹脂モールドしているので、容易に避雷素子の段積みを行うことができ、また、モールド前の避雷装置組み立て体の剛性を高めることができる。
このため、輸送時や保管時、あるいは作業時における、樹脂モールド前の避雷装置組み立て体の変形や避雷素子の位置ずれを防止することができ、変形や避雷素子の位置ずれによる避雷装置の電気的性能の低下を防止することができる。さらに、モールド後の避雷装置の剛性をも高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例の避雷装置の構成を示す図である。
【図２】本発明の実施例の避雷装置の製造方法を説明する図である。
【符号の説明】
１ａ 上部電極
１ｂ 下部電極
２ａ，２ｂ ねじ
３ａ，３ｂ 金属板
４ ばね
５ 金属板
６ 避雷素子
７ 貫通穴
８ 避雷素子締め付け用の絶縁棒
９ 補強用の絶縁棒
１０ 樹脂
【発明の属する技術分野】
本発明は、送電線に取り付けられたり、発電所、変電所等に設置される有機モールド型避雷装置の製造方法および有機モールド型避雷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に送電線等の電力系統においては、過電圧を除去し電力系統や電気機器を保護するために、避雷装置が設置されている。
従来、上記避雷装置としては、一般にＦＲＰ筒の内部に避雷素子を段積みし、ＦＲＰ筒の両端に電極金具を固定して、避雷素子およびＦＲＰ筒をシリコーンゴム又はＥＰゴム等の樹脂で被覆したものが知られている。
一方、構造を簡単にするとともに組み立てを容易にし、さらにコンパクト化、、軽量化を図るため、上記ＦＲＰ筒に換えて複数本の絶縁棒やストラップ等の締め付け部材を用いた避雷装置が提案されている。この避雷装置は、上記電極金具の間に避雷素子を段積みし、両端の電極金具を上記締め付け部材で連結して避雷素子を軸方向に加圧し、その外周をシリコーンゴム又はＥＰゴム等の樹脂で被覆したものである（例えば特開昭６３−３１２６０２号公報、特表平１０−５０４９３９号公報等参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記両端の電極金具を締め付け部材で連結した構造の避雷装置は、従来のＦＲＰ筒を用いたものに比べ、構造が簡単で、コンパクト化、軽量化を図ることができるが、両端の電極金具を絶縁棒等で連結した構造のため、樹脂モールドする前は剛性が小さく、製造工程において輸送したり保管したり、あるいは電極金具に絶縁棒等を固定する等作業を行う際、例えば横倒しにしたりすると変形したり、内部に段積みされた避雷素子の位置がずれるといった問題があった。
特に、組み立てを容易にするため、上記絶縁棒の本数を少なくすると、一層変形しやすくなり、また、避雷素子の位置がずれるといった問題が生じる。
本発明は上記した事情に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、電極金具間に避雷素子を段積みし、両端の電極金具を絶縁棒で連結した避雷装置の組み立て性を良くするともに、剛性を高め、変形や避雷素子の位置ずれを防止することができる避雷素子の製造方法および避雷装置を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記両端の電極金具を絶縁棒で連結した構造の避雷装置において、絶縁棒の本数を多くすれば、剛性を高めることができ、上記した変形や避雷素子の位置ずれを防止することができるが、組み立て性が悪くなる。
そこで、本発明では、上記絶縁棒を、締め付け用の絶縁棒と、剛性を高めるための補強用の絶縁棒に分ける。そして、まず、締め付け用の絶縁棒により両端の電極金具を連結して、上記電極金具間に避雷素子を段積みし、締め付け用の絶縁棒を上記電極金具に仮止めして、ばねにより上記避雷素子同士を加圧する。ついで、上記電極金具間に補強用の絶縁棒を取付ける。
上記のように補強用の絶縁棒を取付けることにより、モールド前の組み立て体の剛性を高めることができ、輸送や保管時、あるいは作業時の変形を防止し、また、避雷素子の位置ずれを防止することができる。ついで、上記締め付け用の絶縁棒を電極金具に圧着等により強固に固定し、避雷素子の外周を樹脂モールドする。
以上のように本発明においては、締め付け用の絶縁棒のみを取付けた状態で、電極金具間に避雷素子を段積みしているので、避雷素子を絶縁棒の間から挿入して段積みを行うことができ、容易に避雷素子の段積みを行うことができる。そして、避雷素子を段積みしたのち、避雷素子を加圧し、補強用の絶縁棒を取付けているので、モールド前の避雷装置組み立て体およびモールド後の避雷装置の剛性を高めることができ、前記した変形や避雷素子の位置ずれを防止することができる。
【０００５】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の実施例の避雷装置の構成を示す図であり、同図（ａ）は避雷装置の断面図、同図（ｂ）は同図（ａ）のＡ−Ａ断面図、同図（ｃ）は避雷装置の内部構成（一部）を示している。
図１において、１ａは円盤状の上部電極、１ｂは円盤状の下部電極であり、上部電極具１ａ、下部電極１ｂにはねじ２ａ，２ｂが貫通しており、ねじ２ａ，２ｂの他端は円盤状の金属板３ａ，３ｂに固定されている。また、上部電極１ａと金属板３ａの間には、ばね４が設けられている。
金属板３ａ，３ｂの間には、円盤状の金属板５を介在させて複数の避雷素子６が段積みされている。避雷素子６は酸化亜鉛を主成分とする電圧−電流特性が非直線性の限流素子である。
【０００６】
上部電極１ａ、下部電極１ｂ、金属板３ａ，３ｂ、金属板５には貫通穴７が設けられており、図１（ｂ）（ｃ）に示すようにＦＲＰ等から形成される避雷素子締め付け用の絶縁棒８、補強用の絶縁棒９が該貫通穴７を貫通している。
そして、避雷素子締め付け用の絶縁棒８の両端は上部電極１ａ、下部電極１ｂに圧着等により強固に固定され、補強用の絶縁棒９の両端は上部電極１ａ、下部電極１ｂに接着材等により固定されている。
上記避雷素子６、金属板３ａ，３ｂ、金属板５、絶縁棒８，９は、シリコーンゴム等の樹脂１０により一体モールドされ、上部電極１ａ、下部電極１ｂの一部が外部に露出している。
【０００７】
図２は本実施例の避雷装置の製造方法を説明する図であり、図１に示した避雷装置は次のようにして製造される。
まず、上部電極１ａ、金属板３ａ、金属板３ｂ、金属板５、下部電極１ｂに設けられた貫通穴７に避雷素子締め付け用の絶縁棒８を挿入し、絶縁棒８の一端を下部電極１ｂに固定し、図２（ａ）に示す組み立て体を作成する。そして、金属板３ａ，５，３ｂ間に避雷素子６を挿入し、避雷素子締め付け用の絶縁棒８の他方端を上部電極１ａに仮止めし、下部電極側に設けられたねじ４を締めて、ばね４により避雷素子６を軸方向に加圧する。ここで、上記避雷素子６を容易に挿入できるようにするため、避雷素子締め付け用の絶縁棒８は３〜４本であることが好ましい。
【０００８】
ついで、図２（ｂ）に示すように上部電極１ａ、金属板３ａ、金属板３ｂ、金属板５、下部電極１ｂに設けられた貫通穴７’に補強用の絶縁棒９を挿入して、接着等により両端を上部電極１ａ、下部電極１ｂに固定する。
これにより、上部電極１ａ、金属板３ａ、金属板３ｂ、金属板５、下部電極１ｂ、避雷素子６、絶縁棒８、９から構成される組み立て体の剛性を高めることができ、輸送したり保管したりする際、あるいは、次に述べるように絶縁棒８の両端を上部電極１ａ、下部電極１ｂに圧着する際、例えば横倒しにしても、上記組み立て体が変形したり、避雷素子６が位置ずれを起こすのを防止することができる。
次に、圧着等により避雷素子締め付け用の絶縁棒８の両端を上部電極１ａ、下部電極１ｂにより強固に固定する。そして、上部電極１ａ、下部電極１ｂの一部を残して、上記避雷素子６、金属板３ａ，３ｂ、金属板５、絶縁棒８，９をシリコーンゴム等の樹脂９により一体モールドする。
【０００９】
なお、上記実施例では、避雷素子６の間に金属板５を設ける場合について説明したが、上記金属板５に替えて、中央部に避雷素子の外径より大きな穴を開けた金属もしくは絶縁材で形成されたリング状の部材を用いてもよい。また、機械的な強度が確保できる場合には、上記金属板５を設けなくてもよい。
また、避雷素子６を軸方向に加圧するための構造は、上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その他種々の構成とすることができる。
【００１０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、電極金具間に避雷素子を段積みし、両端の電極金具を絶縁棒で連結し、避雷素子と絶縁棒の外周を樹脂でモールドした避雷装置において、絶縁棒を、締め付け用の絶縁棒と、剛性を高めるための補強用の絶縁棒に分け、まず、締め付け用の絶縁棒により両端の電極金具を連結して、上記電極金具間に避雷素子を段積みして、避雷素子を加圧し、ついで、上記電極金具間に補強用の絶縁棒を取付け、避雷素子の外周を樹脂モールドしているので、容易に避雷素子の段積みを行うことができ、また、モールド前の避雷装置組み立て体の剛性を高めることができる。
このため、輸送時や保管時、あるいは作業時における、樹脂モールド前の避雷装置組み立て体の変形や避雷素子の位置ずれを防止することができ、変形や避雷素子の位置ずれによる避雷装置の電気的性能の低下を防止することができる。さらに、モールド後の避雷装置の剛性をも高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例の避雷装置の構成を示す図である。
【図２】本発明の実施例の避雷装置の製造方法を説明する図である。
【符号の説明】
１ａ 上部電極
１ｂ 下部電極
２ａ，２ｂ ねじ
３ａ，３ｂ 金属板
４ ばね
５ 金属板
６ 避雷素子
７ 貫通穴
８ 避雷素子締め付け用の絶縁棒
９ 補強用の絶縁棒
１０ 樹脂
Claims (2)
- 電極金具間に避雷素子を段積みし、両端の電極金具を絶縁棒で連結し、避雷素子と絶縁棒の外周を樹脂でモールドした避雷装置の製造方法であって、
上記電極金具を、避雷素子を挿入できるように設けられた複数本の避雷素子締め付け用の絶縁棒で連結して、電極金具間に避雷素子を段積みし、該絶縁棒を上記電極金具に仮止めして避雷素子を軸方向に加圧し、
上記電極金具間に補強用の絶縁棒を追加して、該組み立て体の剛性を高めた後、上記電極金具に上記避雷素子締め付け用の絶縁棒の両端を固定して、上記絶縁棒および避雷素子の外周を樹脂でモールドする
ことを特徴とする避雷装置の製造方法。 - 電極金具間に避雷素子を段積みし、両端の電極金具を絶縁棒で連結し、避雷素子と絶縁棒の外周を樹脂でモールドした避雷装置であって、
上記絶縁棒は、避雷素子を挿入できるように設けられた複数本の避雷素子締め付け用の絶縁棒と、該絶縁棒より細い補強用の絶縁棒から構成され、避雷素子締め付け用の絶縁棒により避雷素子を軸方向に加圧し、上記補強用絶縁棒により、樹脂モールド前の組み立て体および樹脂モールド後の避雷装置の剛性を高めるとともに避雷素子の位置ずれを防止することを特徴とする避雷装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000340260A JP4579402B2 (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 避雷装置の製造方法および避雷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000340260A JP4579402B2 (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 避雷装置の製造方法および避雷装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002151309A JP2002151309A (ja) | 2002-05-24 |
| JP4579402B2 true JP4579402B2 (ja) | 2010-11-10 |
Family
ID=18815202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000340260A Expired - Fee Related JP4579402B2 (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 避雷装置の製造方法および避雷装置 |
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|---|---|
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| DE102007048986B4 (de) * | 2007-10-12 | 2011-02-03 | Tridelta Überspannungsableiter Gmbh | Überspannungsableiter |
| JP5390898B2 (ja) * | 2009-03-25 | 2014-01-15 | 株式会社ビスキャス | ポリマー避雷がいし |
| JP5417060B2 (ja) * | 2009-06-30 | 2014-02-12 | 株式会社東芝 | ポリマー避雷器 |
| JP2013229362A (ja) | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Toshiba Corp | ポリマー避雷器 |
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63312602A (ja) * | 1987-06-16 | 1988-12-21 | Ngk Insulators Ltd | 避雷器ユニット |
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2000
- 2000-11-08 JP JP2000340260A patent/JP4579402B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2002151309A (ja) | 2002-05-24 |
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