JP4579055B2 - 透明又は半透明の液体柔軟剤組成物 - Google Patents

透明又は半透明の液体柔軟剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、透明又は半透明の液体柔軟剤組成物に関する。
外観が透明である液体柔軟剤組成物は公知であり、特許文献1〜6には透明液体柔軟剤組成物を、製造するに当たって、特定のlogPを有する有機溶剤や電解質、界面活性剤などの添加剤を用いる技術が開示されている。また、透明液体柔軟剤組成物は、主基剤として、エステル基を有する4級アンモニウム化合物を含有することもすでに知られており、特許文献7〜11には、エステル基で分断されている長鎖炭化水素基を有する第4級アンモニウム化合物を使用する際に、飽和炭化水素基と不飽和炭化水素基とを一定の割合で有する4級アンモニウム化合物が開示されている。
例えば、特許文献7には、ナタネ油脂肪酸由来のアシル基を有するジメチルジ−(アシルオキシイソプロピル)−アンモニウムクロリド(4級アンモニウム化合物)を含む柔軟剤組成物で処理された繊維製品が、高い吸湿性を示すことが記載されている。また、特許文献8には、同様に吸水性保持効果のために長鎖アルキルエステル基を有する第4級アンモニウム塩において、飽和アルキルと不飽和アルキルの含有率を2:98〜30:70、好ましくは5:95〜15:85にすることが記載されている。特許文献10には、第4級アンモニウムエステル化合物による布帛柔軟化技術が記載されており、炭化水素置換基の20〜75%未満までが不飽和である場合に最良の柔軟性能が得られることが記載されている。このように柔軟性能、吸水性能を向上させるために、原料脂肪酸の炭化水素基として飽和基と不飽和基を併用する技術が知られている。また、特許文献9や特許文献11には生分解性布帛柔軟剤化合物において再湿潤性に優れ、室温及び常温以下の温度でも長期貯蔵条件下で改善された安定性を示し(沈殿、ゲル化、増粘または凝固しない)、且つ凍結後に回復して安定な粘度特性を得るために、ポリ不飽和アルキル基を有する柔軟活性成分の含有量を全柔軟活性成分中、少なくとも3重量%、好ましくは15重量%以上とすることでこのような性能が得られることが記載されている。このように、エステル基で分断されている長鎖炭化水素基を有する第4級アンモニウム塩において、炭化水素基中に不飽和基を有することで上記特性が得られることが開示されている。
特表2001−515151号公報 特表2001−524614号公報 特表2001−524616号公報 特表2002−505391号公報 特開2004−60079号公報 特開2004−232163号公報 特開昭62−243877号公報 特許第2956274号公報 特表平11−509277号公報 特表平11−511497号公報 特開2003−183981号公報
透明又は半透明液体柔軟剤組成物は、その外観の審美性を高温から低温まで幅広い温度環境において透明又は半透明な状態を保つことが要求されており、特に外観が透明又は半透明であることを目視できるように透明なプラスティック容器に充填されていることが好適であるが、高温や低温において長期にわたって保存した際には、分離や、にごりが発生するため、それを抑制するために安定化剤を多量に添加しなければならず製造コストが増加するという課題があった。
上記特許文献記載の技術に従い、不飽和脂肪酸をベースとしたエステル基を有する第4級アンモニウム化合物を用いて透明又は半透明液体柔軟剤組成物を作製したところ、低温(0℃付近以下)での長期保存において白濁や白い綿状の外観不良を呈するという課題が生じた。
従って、本発明が解決しようとする課題は、柔軟性、吸水性に優れた第4級アンモニウム化合物を含有する透明又は半透明液体柔軟剤組成物であって、0℃及びそれ以下の低温下に保存された際においても外観上の不具合(透明性の悪化)を生じない柔軟剤組成物を提供することにある。
なお、本発明でいう透明又は半透明とは、測定セルの光路長10mmの石英セルを使用し、対照側セルにイオン交換水を入れた場合に660nmの波長の光透過率が30%以上であることをいう。
本発明者等は、エステル基で分断されている炭化水素基を有する第4級アンモニウム化合物において、飽和炭化水素基、二重結合を1個有する不飽和炭化水素基、及び二重結合を2個以上有する不飽和炭化水素基の割合を特定の範囲に制御し、特定のlogPを有する有機溶剤と併用することで、上記課題を解決できることを見出した。
また、本発明者等は、上記飽和炭化水素基の割合を特定の範囲に制御した第4級アンモニウム化合物の前駆体は、無溶媒下でも4級化反応し得ることを見出した。より低温での4級化反応が可能であるため、不純物の生成を抑えることができ、外観不良を呈するという課題をさらに改善し得ることを見出した。
本発明は、課題の解決手段として、下記(a)成分及び(b)成分を含有し、(a)成分の含有量が5〜30質量%、(b)成分の含有量が5〜30質量%である、透明又は半透明の液体柔軟剤組成物を提供する。
(a):一般式(1)で表される化合物
Figure 0004579055
〔式中、
11、R12及びR13は、それぞれ独立に、エステル基で分断されている炭素数14〜26の、飽和炭化水素基又は二重結合を1個以上有する不飽和炭化水素基であるか、あるいは炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基である。またR11、R12及びR13のうちエステル基で分断されている飽和炭化水素基と二重結合を1個以上有する不飽和炭化水素基との合計モル数に対して、エステル基で分断されている飽和炭化水素基の割合が0.1〜12モル%であり、エステル基で分断されている二重結合を1個有する不飽和炭化水素基の割合が75〜90モル%で、かつそのシス/トランスのモル比が85.0/15.0〜99.9/0.1であり、エステル基で分断されている二重結合を2個以上有する不飽和炭化水素基の割合が5〜15モル%であり、さらに、炭素数が18以上の飽和脂肪酸から誘導されるエステル基で分断されている飽和炭化水素基の割合が0.1〜5モル%である。
14は、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基である。
-は、陰イオン基である。〕
(b):logPが−0.5〜1.5の有機溶剤
更に本発明は、(a)成分が、下記一般式(2)で表される化合物を無溶媒下でアルキル化剤を用いて4級化反応させることにより得られたものである、上記透明又は半透明の液体柔軟剤組成物を提供する。
Figure 0004579055
〔式中、R11、R12及びR13は前記と同様の意味を示す。〕
本発明の透明又は半透明の液体柔軟剤組成物は、低温(0℃以下)での長期保存においても、白濁を生じず、貯蔵安定性に優れている。
[(a)成分]
本発明の(a)成分は、上記一般式(1)で表される化合物である。一般式(1)において、R11、R12及びR13は上記の意味を示すが、貯蔵安定性を保持する観点から、R11、R12及びR13のうちエステル基で分断されている飽和炭化水素基と二重結合を1個以上有する不飽和炭化水素基との合計モル数に対して、エステル基で分断されている飽和炭化水素基の割合は、0.1〜12モル%であり、3〜11モル%が好ましく、5〜10モル%が更に好ましく、6〜10モル%が特に好ましく、7〜10モル%が最も好ましい。
また、エステル基で分断されている二重結合を1個有する不飽和炭化水素基の割合は、貯蔵安定性を保持する観点から、R11、R12及びR13のうちエステル基で分断されている飽和炭化水素基と二重結合を1個以上有する不飽和炭化水素基との合計モル数に対して、75〜90モル%であり、76〜88モル%が好ましく、77〜87モル%が更に好ましく、78〜86モル%が特に好ましい。そしてこの二重結合を1個有する不飽和炭化水素基のシス/トランスのモル比は、透明性や貯蔵安定性を保持する観点から、85.0/15.0〜99.9/0.1であり、86.0/14.0〜99.9/0.1が好ましく、87.0/13.0〜99.9/0.1が更に好ましい。
更にエステル基で分断されている二重結合を2個以上有する不飽和炭化水素基の割合は、貯蔵安定性を保持する観点から、R11、R12及びR13のうちエステル基で分断されている飽和炭化水素基と二重結合を1個以上有する不飽和炭化水素基との合計モル数に対して、5〜15モル%であり、6〜14モル%が好ましく、7〜13モル%が更に好ましい。
また、炭素数が18以上の飽和脂肪酸から誘導される、エステル基で分断されている飽和炭化水素基の割合は、低温安定性の観点から、R11、R12及びR13のうちエステル基で分断されている飽和炭化水素基と二重結合を1個以上有する不飽和炭化水素基との合計モル数に対して、0.1〜5モル%であり、0.2〜4モル%が好ましく、0.3〜4モル%が更に好ましく、0.5〜4モル%が特に好ましい。
一般式(1)において、X-で示される陰イオン基としては、ハロゲンイオン、硫酸イオン、炭素数1〜12の脂肪酸又は炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン等が挙げられ、ハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオンが好ましい。
本発明の(a)成分は、上記一般式(2)で表される化合物を、アルキル化剤を用いて4級化反応させることにより製造することができる。一般式(2)で表される化合物は、R11、R12及びR13が上記のような好ましい組成を有するように、脂肪酸又は脂肪酸低級アルキル(アルキル基の炭素数1〜3)エステルの炭化水素基の組成を選択し、かかる組成を有するような特定モル数の原料脂肪酸又は脂肪酸低級アルキル(アルキル基の炭素数1〜3)エステルと対応するアルカノールアミンとを、脱水エステル化反応又はエステル交換反応させることにより製造することができる。
上記アルカノールアミンとしては、ジアルキルモノアルカノールアミン(好ましくはジメチルモノエタノールアミンもしくはジメチルモノプロパノールアミン)、モノアルキルジアルカノールアミン(好ましくはメチルジエタノールアミンもしくはメチルジプロパノールアミン)、またはトリアルカノールアミン(好ましくはトリエタノールアミンもしくはトリプロパノールアミン)が挙げられるが、これらに限定されない。特に好ましいアルカノールアミンは、トリアルカノールアミンである。
上記の好ましい炭化水素組成を有する脂肪酸又は脂肪酸低級アルキルエステルを得るためには、通常油脂便覧等で知られているような脂肪酸を用いるだけでは達成できず、不飽和結合の異性化反応、あるいはそれらの脂肪酸の混合により得ることが出来る。
また、原料脂肪酸又は脂肪酸低級アルキルエステル中の、二重結合を2個以上有する不飽和炭化水素基の含有量を制御するため、例えば特開平4−306296号公報に記載されているような晶析、特開平6−41578号公報に記載されているようなメチルエステルを減圧蒸留する方法、特開平8−99036号公報に記載されているような選択水素化反応などを行うことができる。
エステル化反応又はエステル交換反応において、脂肪酸又は脂肪酸低級アルキルエステルとアルカノールアミンのヒドロキシ基とのモル比は、0.3:1.0〜1.2:1.0が好ましく、0.5:1.0〜1.0:1.0がより好ましい。
一般式(2)で表される化合物の4級化反応に用いられるアルキル化剤としては、ジアルキル硫酸(アルキル基の炭素数1〜3)、ハロゲン化アルキル(アルキル基の炭素数1〜3)等が挙げられる。
また、アルキル化剤を用いた4級化反応は、溶媒存在下(例えば、エタノール)でも合成できるが、合成物の透明性を維持する観点及び/又は不純物の生成を抑える観点から、無溶媒下で合成するのがより好ましい。
[(b)成分]
本発明の(b)成分はlogPが−0.5〜1.5、好ましくは−0.3〜1.5の有機溶剤である。ここでlogPとは、有機化合物の水と1−オクタノールに対する親和性を示す係数である。1−オクタノール/水分配係数Pは、1−オクタノールと水の2液相の溶媒に微量の化合物が溶質として溶け込んだときの分配平衡で、それぞれの溶媒中における化合物の平衡濃度の比であり、底10に対するそれらの対数logPの形で示すのが一般的である。多くの化合物のlogP値が報告され、Daylight Chemical Information Systems, Inc. (Daylight CIS)等から入手しうるデータベースには多くの値が掲載されているので参照できる。実測のlogP値がない場合には、Daylight CISから入手できるプログラム“CLOGP”で計算すると最も便利である。このプログラムは、実測のlogP値がある場合にはそれと伴に、Hansch, Leoのフラグメントアプローチにより算出される“計算logP(ClogP)”の値を出力する。フラグメントアプローチは化合物の化学構造に基づいており、原子の数及び化学結合のタイプを考慮している(cf. A. Leo, Comprehensive Medicinal Chemistry, Vol.4, C. Hansch, P.G. Sammens, J.B. Taylor and C.A. Ramsden, Eds., p.295, Pergamon Press, 1990)。このClogP値は現在最も汎用的で信頼できる推定値であるので、化合物の選択に際して実測のlogP値の代わりに用いることができる。本発明では、logPの実測値があればそれを、無い場合はプログラムCLOGP v4.01により計算したClogP値を用いた。
本発明の(b)成分であるlogPが−0.5〜1.5の有機溶剤としては、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、平均付加モル数1〜3のポリオキシエチレンモノブチルエーテル、平均付加モル数1〜3のポリオキシプロピレンモノブチルエーテル、平均付加モル数1〜3のポリオキシプロピレンモノプロピルエーテル、及び平均付加モル数1〜4のポリオキシエチレンモノフェニルエーテルからなる群から選択される1種以上のアルコール系有機溶剤が挙げられる。
一つの実施形態において、本発明の(b)成分は、透明性を維持する観点から、平均付加モル数1〜4のポリオキシエチレンモノフェニルエーテル又は2−メチル−2,4−ペンタンジオールが好ましく、より好ましい(b)成分は、平均付加モル数1〜4のポリオキシエチレンモノフェニルエーテルである。
[その他成分]
本発明の柔軟剤組成物は、ヨウ素価が30〜300、炭素数が12〜26の脂肪酸(以下(c)成分という)を含有することができる。(c)成分のヨウ素価は50〜200が好ましく、70〜180が更に好ましい。また炭素数は16〜22が好ましい。
(c)成分としては、具体的には、リンデル酸、ツズ酸、フィゼテリン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、ペトロセリン酸、バクセン酸、ガドレイン酸、ゴンドレイン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、セラコレイン酸、キシメン酸等の不飽和脂肪酸が挙げられ、これらの単独又は2種以上の混合物を用いることができる。
(c)成分は、動植物油をケン化して得られる混合脂肪酸を用いることも可能であり、例えば牛脂、豚脂、魚油などの動物油、又はパーム油、ヒマワリ油、大豆油、ナタネ油、サフラワー油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油などの植物油をケン化して得られる脂肪酸を挙げることができる。これら動植物油由来の脂肪酸組成は、新版脂肪酸化学(平野二郎ら編著,昭和56年9月初版、幸書房発行5頁表1.1.3)を参考にすることができる。なお、本明細書中において、2種以上の脂肪酸を用いる場合には、脂肪酸のヨウ素価とは、当該2種以上の混合脂肪酸のヨウ素価をいう。
(c)成分は、例えば特開平4−306296号公報に記載されているような晶析、特開平6−41578号公報に記載されているようなメチルエステルを減圧蒸留する方法、特開平8−99036号公報に記載されているような選択水素化反応などにより、炭素−炭素不飽和結合を2つ以上含有する脂肪酸の割合を制御し得る。
本発明の(c)成分の好ましい脂肪酸は、オレイン酸、エライジン酸及びリノール酸からなる群から選択される1種以上の不飽和脂肪酸である。
さらに、本発明の(c)成分の脂肪酸は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸との混合脂肪酸を使用し得る。一つの実施形態としては、本発明の(c)成分の脂肪酸は、オレイン酸を20〜95質量%、エライジン酸を0.1〜30質量%、リノール酸を2〜70質量%、ステアリン酸を0.1〜5質量%、及びパルミチン酸を0.1〜12質量%含有する混合脂肪酸が好適であり、特に、オレイン酸を70〜90質量%、エライジン酸を0.1〜10質量%、リノール酸を5〜15質量%、ステアリン酸を0.5〜4質量%、及びパルミチン酸を0.5〜7質量%含有する混合脂肪酸が、柔軟効果向上及び貯蔵安定性の点から好適である。
本発明の(c)成分の脂肪酸は、貯蔵安定性の点から、シス/トランスのモル比が、85.0/15.0〜99.9/0.1であり、好ましくは87.0/13.0〜99.9/0.1である。
本発明の液体柔軟剤組成物は、水(以下(d)成分という)を含有する。水中に微量に存在するカルシウム、マグネシウムなどの硬度成分や鉄などの重金属を除去した水が好ましく、イオン交換水又は蒸留水を用いることができる。また、水を殺菌あるいは滅菌する目的から少量の塩素を含有しても差し支えない。
本発明の液体柔軟剤組成物は、貯蔵安定性の向上の点から、非イオン界面活性剤(以下(e)成分という)をさらに含有することが好ましい。
(e)成分としては、炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましく、特に下記一般式(3)で表される非イオン界面活性剤が良好である。
31−E−〔(R32O)d−R33e (3)
〔式中、R31は、炭素数8〜18、好ましくは8〜16のアルキル基又はアルケニル基である。R32は、炭素数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。R33は、炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子である。dは、2〜100、好ましくは4〜80、より好ましくは5〜60、特に好ましくは6〜40の数を示す。Eは、−O−、−COO−、−CON<又は−N<であり、Eが−O−又は−COO−の場合eは1であり、Eが−CON<又は−N<の場合eは2である。〕
一般式(3)で表される化合物の具体例として、以下の式(3−1)〜(3−4)で表される化合物を挙げることができる。
31−O−(C24O)f−H (3−1)
〔式中、R31は前記の意味を示す。fは8〜100、好ましくは10〜60の数である。〕
31−O−(C24O)g−(C36O)h−H (3−2)
〔式中、R31は前記の意味を示す。g及びhはそれぞれ独立に2〜40、好ましくは5〜40の数であり、(C24O)と(C36O)はランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕
Figure 0004579055
〔式中、R31は前記の意味を示す。p、q、r及びsはそれぞれ独立に0〜40の数であり、p+q+r+sは5〜60、好ましくは5〜40の数であり、(C24O)と(C36O)はランダムあるいはブロック付加体であってもよい。R34及びR35は、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である〕。
本発明の液体柔軟剤組成物は、金属封鎖剤(以下(f)成分という)をさらに含有することが、貯蔵安定性の向上の点から好ましい。具体的には、(f)成分としては、下記の化合物を挙げることができる。
(1)フィチン酸などのリン酸系化合物又はこれらの塩(好ましくは、アルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩)。
(2)エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸などのホスホン酸又はこれらの塩(好ましくは、アルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩)。
(3)2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸などのホスホノカルボン酸又はこれの塩(好ましくは、アルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩)。
(4)アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシンなどのアミノ酸又はこれらの塩(好ましくは、アルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩)。
(5)ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエンコル酸、アルキルグリシン−N,N−ジ酢酸、アスパラギン酸−N,N−ジ酢酸、セリン−N,N−ジ酢酸、グルタミン酸二酢酸、エチレンジアミンコハク酸などのアミノポリ酢酸又はこれらの塩(好ましくは、アルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩)。
(6)ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキメチル酒石酸などの有機酸又はこれらの塩(好ましくは、アルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩)。
(7)アミノポリ(メチレンホスホン酸)又はその塩(好ましくは、アルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩)、あるいはポリエチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)又はその塩(好ましくは、アルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩)。
これらの中で、(f)成分は、上記(2)、(5)、及び(6)の群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、上記(2)及び(5)の群より選ばれる少なくとも1種がさらに好ましい。特に好ましい(f)成分は、貯蔵安定性の向上の点から、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸及び/又はエチレンジアミン4酢酸である。
本発明の液体柔軟剤組成物は、無機塩(以下(g)成分という)をさらに含有することができる。無機塩としては、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウムなどが貯蔵安定性の点から好ましい。但し、本発明の液体柔軟剤組成物は、上記無機塩に加えて、脂肪酸塩類などの界面活性剤に含まれるナトリウム塩、カリウム塩等をさらに含み得る。
本発明の液体柔軟剤組成物は、貯蔵安定性を改善する目的で炭素数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸と多価アルコールとのエステル化合物(以下(h)成分という)をさらに配合しても差し支えないが、透明な外観を得るために種類や含有量などに留意する必要がある。配合できる化合物としては、トリグリセライド、ジグリセライド、モノグリセライド、ペンタエリスリトールのモノ−、ジ−、又はトリ−エステル、ソルビタンエステルなどを挙げることができる。
本発明の液体柔軟剤組成物は、上記(b)成分以外の有機溶剤(以下(i)成分という)をさらに含有してもよい。具体的には、(i)成分は、エタノール、イソプロパノール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコールなどから選ばれる有機溶剤であり、特にエタノールが匂いの点から好ましい。本発明では、その他の成分として、嗜好性の点から香料や染料を適宜含有することができる。
[液体柔軟剤組成物]
本発明の液体柔軟剤組成物は、上記した各成分を下記の含有量になるように混合して得ることができる。
組成物中の(a)成分の含有量は、柔軟性能を向上させる観点から、5〜30質量%、好ましくは10〜28質量%、より好ましくは15〜25質量%である。(b)成分の含有量は、貯蔵安定性の向上の観点から、5〜30質量%、好ましくは6〜25質量%、より好ましくは7〜23質量%である。
(c)成分は任意であるが、柔軟効果向上及び貯蔵安定性の観点から、好ましくは0.05〜10質量%、より好ましくは0.3〜7質量%、更に好ましくは0.5〜5質量%、特に好ましくは0.5〜4質量%である。(e)成分は任意ではあるが、貯蔵安定性改善効果、柔軟性向上効果の点から、好ましくは0.5〜10質量%、より好ましくは0.8〜8質量%、特に好ましくは1〜5質量%である。(f)成分は任意であるが、貯蔵安定性改善効果の点から、好ましくは50〜2000ppm(質量基準)、より好ましくは50〜1000ppm、特に好ましくは50〜500ppmである。(g)成分は好ましくは0.01〜5質量%、特に好ましくは0.02〜3質量%である。
また、(h)成分、(i)成分も貯蔵安定性の点から含有することが好ましく、組成物中に(h)成分を好ましくは0.01〜5質量%、特に好ましくは0.02〜3質量%、(i)成分を好ましくは0.01〜5質量%、特に好ましくは0.02〜3質量%含有することが好適である。
以下に、(a)成分及び比較の第4級アンモニウム塩の合成例を示す。
合成例1
表1の組成を有し、ヨウ素価90gI2/100g、酸価201mgKOH/gの原料脂肪酸1とトリエタノールアミンとを反応モル比1.85/1(脂肪酸/トリエタノールアミン)で定法に従って脱水縮合反応を行い、縮合物を得た。次に、溶媒不在下で、この縮合物に対してジメチル硫酸を0.95当量用い、定法に従って4級化を行った後、エタノールで希釈し、これにより、エタノールを10%含有する第4級アンモニウム塩混合物を得た。
合成例2
表1の組成を有し、ヨウ素価90gI2/100g、酸価199mgKOH/gの原料脂肪酸2とトリエタノールアミンとを反応モル比1.95/1(脂肪酸/トリエタノールアミン)で用い、合成例1と同様の操作を行い、エタノールを10%含有する第4級アンモニウム塩混合物を得た。
合成例3
表1の組成を有し、ヨウ素価92gI2/100g、酸価201mgKOH/gの原料脂肪酸3とトリエタノールアミンとを反応モル比1.85/1(脂肪酸/トリエタノールアミン)で用い、合成例1と同様の操作を行い、エタノールを10%含有する第4級アンモニウム塩混合物を得た。
Figure 0004579055
実施例で用いた配合成分を以下にまとめて示す。
・(a)成分
(a−1):合成例1で得た第4級アンモニウム塩混合物
・比較の第4級アンモニウム塩
(a’−1):合成例2で得た第4級アンモニウム塩混合物
(a’−2):合成例3で得た第4級アンモニウム塩混合物
・(b)成分
(b−1):フェノキシエタノール
(b−2):ポリオキシエチレン(平均付加モル数3)モノフェニルエーテル
(b−3):2−メチル−2,4−ペンタンジオール
(b−4):1,4−シクロヘキサンジメタノール
(b−5):ジエチレングリコールモノブチルエーテル
・その他成分
(c−1):ヒマワリ油をケン化し、選択水素化反応を行うことにより得られた下記組成を有する混合脂肪酸(パルミチン酸3.5質量%、ステアリン酸4質量%、オレイン酸80質量%、エライジン酸0.5質量%、リノール酸10質量%、その他2質量%)
(c−2):牛脂をケン化し、選択水素化反応を行うことにより得られた下記組成を有する混合脂肪酸(パルミチン酸0.8質量%、ステアリン酸2.0質量%、オレイン酸80質量%、エライジン酸10質量%、リノール酸2質量%、その他5.2質量%)
(e−1):ポリオキシエチレン(平均付加モル数23)モノラウリルエーテル
(e−2):ポリオキシエチレン(平均付加モル数8)モノアルキル(C9〜10)エーテル
(f−1):エチレンジアミン4酢酸
(g−1):硫酸ナトリウム
(g−2):塩化マグネシウム
(h−1):オレイン酸とソルビタンとの脱水縮合物。オレイン酸/ソルビタンのモル比は3/1である。
(i−1):エタノール
実施例1
表2に示す成分を用いて、下記方法により、液体柔軟剤組成物を調製し、下記方法で安定性を評価した。結果を表2に示す。
<液体柔軟剤組成物の調製方法>
300mLビーカーに、柔軟剤組成物の出来あがり質量が200gになるのに必要な量の95%相当量のイオン交換水を入れ、ウォーターバスで60℃に昇温した。一つの羽根の長さが2cmの攪拌羽根が3枚ついたタービン型の攪拌羽根で攪拌しながら(300r/m)、所要量の(b)成分、(e)成分を溶解させた。次に、所要量の(a)成分、(c)成分、及び(h)成分を予め混合した混合品(40℃)を添加した。そのまま5分攪拌後、順次、(f)成分、(g)成分、(i)成分を添加し、5分攪拌後、35%塩酸水溶液と48%水酸化ナトリウム水溶液で目標のpHに調整し、出来あがり質量にするのに必要な量の60℃のイオン交換水を添加した。その後10分間攪拌し、5℃の水を入れたウォーターバスにビーカーを移し、攪拌しながら20℃に冷却した。なお、表2に示すpHは冷却後(20℃)のpHを記載した。
<安定性の評価法>
製造直後の液体柔軟剤組成物の外観と、0℃で20日間保存後の液体柔軟剤組成物の外観とを目視で観察して、下記の基準で評価した。
評価基準(外観)
○…透明もしくは半透明になっている
△…やや白濁している
×…分離もしくは白濁している
Figure 0004579055

Claims (2)

  1. 下記(a)成分及び(b)成分を含有し、(a)成分の含有量が15〜25質量%、(b)成分の含有量が6〜25質量%である、透明又は半透明の液体柔軟剤組成物。
    (a):下記一般式(2)で表される化合物を、無溶媒下でアルキル化剤を用いて4級化反応させることにより得られた化合物
    Figure 0004579055
    〔式中、
    11、R12及びR13は、それぞれ独立に、エステル基で分断されている炭素数14〜26の、飽和炭化水素基又は二重結合を1個以上有する不飽和炭化水素基であるか、あるいは炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基である。またR11、R12及びR13のうちエステル基で分断されている飽和炭化水素基と二重結合を1個以上有する不飽和炭化水素基との合計モル数に対して、エステル基で分断されている飽和炭化水素基の割合が7〜10モル%であり、エステル基で分断されている二重結合を1個有する不飽和炭化水素基の割合が76〜88モル%で、かつそのシス/トランスのモル比が87.0/13.0〜99.9/0.1であり、エステル基で分断されている二重結合を2個以上有する不飽和炭化水素基の割合が7〜13モル%であり、さらに、炭素数が18以上の飽和脂肪酸から誘導されるエステル基で分断されている飽和炭化水素基の割合が0.1〜5モル%である。〕
    (b):logPが−0.5〜1.5の有機溶剤
  2. (b)成分が、平均付加モル数1〜4のポリオキシエチレンモノフェニルエーテルである、請求項1記載の透明又は半透明の液体柔軟剤組成物。
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