JP4577475B2 - 同期式順序回路のプロパティ検証方法および装置 - Google Patents

同期式順序回路のプロパティ検証方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4577475B2
JP4577475B2 JP2001219343A JP2001219343A JP4577475B2 JP 4577475 B2 JP4577475 B2 JP 4577475B2 JP 2001219343 A JP2001219343 A JP 2001219343A JP 2001219343 A JP2001219343 A JP 2001219343A JP 4577475 B2 JP4577475 B2 JP 4577475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sequential circuit
property
synchronous sequential
property verification
verified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001219343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003030270A (ja
Inventor
輝 向山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001219343A priority Critical patent/JP4577475B2/ja
Publication of JP2003030270A publication Critical patent/JP2003030270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4577475B2 publication Critical patent/JP4577475B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期式順序回路が機能仕様を満たしているか否かを検証するプロパティ検証装置に関し、特に機能仕様記述言語として時相論理の一種である計算木論理(Computation Tree Logic: CTL)を用いた記号モデル検査法による形式検証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプロパティ検証装置は、機能仕様記述言語として時相論理の一種である計算木論理(Computation Tree Logic: CTL)を用いた記号モデル検査法によるものが一般的であった。(注記;参考文献:情報処理 35(8) 「論理関数処理に基づく形式的検証方法」平石裕実、浜口清治著)
以下に、従来の記号モデル検査法によるプロパティ検証装置について説明する。
【0003】
まず、モデル検査法について説明するが、詳細は上記注記の文献「論理関数処理に基づく形式的検証方法」を参照されたい。
【0004】
モデル検査法は、Kripke構造と呼ばれる有向グラフ上で、CTL(Computation Tree Logic)と呼ばれる時相論理の真偽を判定するものである。
【0005】
Kripke構造は、節点の集合Vと、節点間の遷移関係(有向枝)を表すRと、各節点における原始命題の真偽を表すIと、初期節点を表すV0とを用いて、式(1)のように定義される。
K=(V, R, I, V0) …(1)
同期式順序回路は、次のようにしてKripke構造にモデル化される。同期式順序回路は、図3に示すように、入力信号(x1,...,xn)、出力信号(z1,...,zl)、FF信号(y1,...,ym)、およびFF信号の次クロックの値を決定する組合せ回路から構成される。
【0006】
入力信号およびFF信号での値の一つの組合せを一つの節点で表し、入力信号およびFF信号の各々を原始命題としてその真偽を信号値で表し、初期節点をリセット状態の信号値に対応する節点とすることで、同期式順序回路をKripke構造にモデル化できる。
【0007】
節点間の遷移関係は、同期式順序回路において、ある信号値から次クロックで遷移可能な信号値の組合せを表すことに相当し、FF信号の次クロックの値を決定する組合せ回路の論理から求めることが可能である。
【0008】
CTLは、原始命題の真偽の時間的な変化を記述できる時相論理であり、論理和や論理積や論理否定などの通常の論理演算子に加えて、「全ての遷移系列において」を表す演算子A、「ある遷移系列において」を表す演算子E、「将来いつか」を表す時相演算子F、「将来常に」を表す時相演算子G、「次の時刻で」を表す時相演算子X、「〜まで常に」を表す時相演算子Uを用いて記述される。
【0009】
例えば、EFp というCTL記述は、「ある遷移系列において、将来いつかpが真である」という命題を表している。
【0010】
Kripke構造の初期節点においてEFpが真であるか否かを求めるには、EFpが真である節点を全て求め、その中に初期節点が含まれるか否かを判定すればよい。
【0011】
EFpが真である節点を全て求めるには、まずpが真である節点の集合を求め、次にその節点への遷移を持つ(すなわち有向枝を持つ)節点を次々と求め加えてゆけば良い。
【0012】
新しく加えられる節点がなくなるまでこの作業を続ければ、EFpが真である節点を全て求められたことになる。
【0013】
図2はこの作業の様子を示す図であり、pが真である節点はq8とq9であるとすると、まず、節点集合[q8,q9]をT0とし、T0への遷移を持つ節点の集合を求める。T0への遷移を持つ節点はq6とq7である。次に、q6とq7を T0に追加した節点集合[q8,q9,q6,q7]をT1とするとT1への遷移を持つ節点q3,q4,q5,q6,q7,q8,q9を求め、T1に追加した節点集合をT2=[ q8,q9,q6,q7,q3,q4,q5]とする。
【0014】
同様にして3ステップ目ではT3=[ q8,q9,q6,q7,q3,q4,q5,q1,q2]を求め、4ステップ目ではT4=[ q8,q9,q6,q7,q3,q4,q5,q1,q2,q0]を求める。5ステップ目で、T4への遷移を持つ節点を求めるとq0,q1,q2,q3,q4,q5,q6,q7,q8,q9となるが、これらは全てT4に含まれており最早新しい節点が加えられることは無いのでこのステップで作業は停止する。
【0015】
以上の作業で求められた節点集合T4がEFpが真である全ての節点である。T4に初期節点q0が含まれているため、初期節点でEFpが真であることが検証できる。
【0016】
次に記号モデル検査について説明する。
【0017】
ある節点の集合[q]から1回の遷移で到達できる節点の集合[r]を求める作業を「像計算」と言い、次のように表される。
Img([q]) = [r] …(2)
逆に、ある節点の集合[r]に1回の遷移で到達できる節点の集合[q]を求める作業を「逆像計算」と言い、次のように表す。
Img-1([r]) = [q] …(3)
上記の、EFpが真である節点を求める作業は、pが真である節点集合から開始して、逆像計算を繰り返し適用することで達せられる。
【0018】
記号モデル検査法は、上記の像計算、逆像計算を論理関数処理で行うものである。このために、Kripke構造の各節点をそれぞれユニークな二進数で表し、これを表現するための論理変数ベクトルv=[v0,v1,..,vn]を用意する。節点の集合Sは、vを用いて次のような論理関数FS(v)で表される。
FS(v)= 1 iff v∈q …(4)
例えば、節点q0,q1,q2,q3がそれぞれ、000, 001, 010, 011 という二進数で表されるとき、節点集合S1=[q1,q2]は、次のような論理関数FS1で表される。
FS1 = !v0 * !v1 * v2 + !v0 * v1 * !v2 …(5)
ここで、!は論理否定、*は論理積、+は論理和を表す。
【0019】
一方、節点間の遷移関係も論理関数で表現する。遷移枝の始点を論理変数ベクトルv=[v0,v1,..,vn]で表し、終点を論理変数ベクトルv=[v0,v1,..,vn]で表すことにすると、節点間の遷移関係は、次のような論理関数R(v,v)で表される。
R(v,v)=1 iff (v,v)が遷移枝 …(6)
これらの論理関数表現を用いると、上記の像計算、逆像計算を論理関数処理で行うことが可能となる。
【0020】
ここでは、逆像計算について説明する。
【0021】
式(3)の逆像計算の論理関数処理について説明する。節点集合[r]を表す論理関数をFr(v)とし、節点集合[q]を表す論理関数をFq(v)とする。[r]の逆像[q]は、次のような論理関数処理で求められる。
Fq(v) = ∃v.( R(v,v) * Fr(v) ) …(7)
ここで、∃v. はスムージング演算子と呼ばれるもので、次のように定義される。
∃vi.f(v) = fvi=1(v) + fvi=0(v) …(8)
∃v.f(v) = ∃v0.f(v) * ∃v1.f(v) * ... * ∃vn.f(v) …(9)
式(8)において、fvi=1(v)はvi=1を代入したf(v)を表し、fvi=0(v)はvi=0を代入したf(v)を表す。
【0022】
次に、同期式順序回路を対象とした記号モデル検査について説明する。図3に示すような同期式順序回路を考える。
【0023】
この同期式順序回路は、n個の外部入力信号[x1,...,xn]とm個のフリップフロップ[y1,...,ym]、そして次クロックのフリップフロップの値を決定する組合せ回路からなる。
【0024】
この順序回路をKripke構造にモデル化するためには、[x1,...,xn]と[y1,...,ym]を連結したベクトルを上記論理変数ベクトルvに対応付ける。
【0025】
これは、フリップフロップと外部入力信号の値の組合せのひとつひとつをKripke構造の節点に対応させることを意味する。
【0026】
また、次クロックにおける入力信号の値とフリップフロップの値をそれぞれ[x1,...,xn]、[y1,...,ym]で表し、連結したベクトルをvに対応付ける。
【0027】
これらを用いて節点間の遷移関係式R(v,v)を生成する。
【0028】
節点間の遷移関係式は、次クロックのフリップフロップの値を決定する組合せ回路から、次のような計算により求める。
【0029】
フリップフロップyiの次クロックの値を決定する組合せ回路が、論理関数 Ni(v)で表されるとする。
R(v,v) = Π1im ( y≡ Ni(v) ) …(10)
以上により、同期式順序回路をKripke構造にモデル化することができ、記号モデル検査による検証が可能となる。
【0030】
記号モデル検査法における論理関数処理は、二分決定グラフ(Binary Decision Diagrams:BDD)を用いて実行されるのが一般的である。
【0031】
特開平10−301963号公報では、論理装置の検証方法等に関して論理装置の検証方法に記号モデル検査法を用いる場合、状態集合を分割して大規模な論理回路の検査を行う方法について述べられている。
【0032】
特開平10−63537号公報では、記号モデル検査法においてメモリ規模の縮小と処理時間の短縮のため、検証対象のプロパティに分岐の無い状態集合と無限ループが連結した構成の状態集合を示す単一パス表現をオートマトンにおける像計算処理だけで実行可能な手続き群に変換する事により、実行させる方法について述べられている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これら従来の技術においては、処理時間を限定して検証を行う事ができないという第1の問題があった。
【0034】
又処理メモリ及び処理CPU時間に制限がある場合、所定規模以上の論理回路の検証ができないという第2の問題があった。
本発明は、これらの問題点に鑑みなされたものであり、その目的は処理時間、処理メモリに制限がある場合においても規模の大小に関わらず検査ができる方法を提供することである。
【0035】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点によれば、同期式順序回路が機能仕様を表すプロパティを満たすか否かを検証するプロパティ検証装置が行うプロパティ検証方法において、前記プロパティ検証装置が、検証対象の前記同期式順序回路の動作を定義した記述および検証対象のプロパティとして目的の回路内部状態への到達可能性を表すCTL式の入力を受け付けるステップと、前記プロパティ検証装置が、前記検証対象の前記同期式順序回路の動作を定義した記述において前記CTL式の真偽を判定する記号モデル検査法を実行するステップと、前記プロパティ検証装置が、前記記号モデル検査法が制限時間又は制限メモリ量内で実行不可能な場合に、前記制限時間又は制限メモリ量内で求めることができた節点集合の情報に基づいて前記CTL式であることの証明状態に到達可能な状態集合の情報を抽出し、前記同期式順序回路の内部状態が前記抽出した状態集合に含まれるか否かを判定するテストベンチを自動生成するステップと、前記プロパティ検証装置が、前記テストベンチを使用し、前記記号モデル検査法の結果を補完する為の論理シミュレーションを実行するステップと、を備えることを特徴とするプロパティ検証方法が提供される。
【0036】
上記プロパティ検証方法において、前記論理シミュレーションでは前記生成したテストベンチに加え、外部入力信号に与える入力ベクタとしてランダムパタン又は外部から与えられたパタンを使用し、前記論理シミュレーションの実行中、前記シミュレーション対象の同期式順序回路の内部状態が前記抽出した状態集合に相当する内部状態に達したことが検出された場合に前記CTL式が真であると判定することにより前記論理シミュレーションが行われることを特徴とするプロパティ検証方法であってもよい。
【0037】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態について、本発明の処理手順を示した図1のフローチャート図と従来における記号モデル検査法の処理手順の例を示した概念図である図2を用いて、詳細に説明する。
【0038】
S102の手順で入力された検証対象の同期式順序回路が、図2に示すようなKrike構造にモデル化されたとする。また、S102で入力された機能仕様が、EFp というCTLであったとし、図2の節点のうちpが真となる節点はq8とq9であったとする。この機能仕様を対象とするプロパティ検証は、検証対象の同期式順序回路での内部状態のうち、q8とq9に相当する内部状態に到達可能であることを確認することを目的とした検証である。
【0039】
S103の記号モデル検査では、図2に示すように、節点集合T0から開始してT0に到達可能な節点集合を繰り返し処理により求める。
【0040】
S103の記号モデル検査が制限時間と制限メモリ量内で処理が完了した場合、すなわち節点集合T4を求めることができた場合は、プロパティ検証は終了である。
すなわち、検証対象の同期式順序回路での内部状態のうち、q8とq9に相当する内部状態に初期状態から到達可能であることを確認できたことになる。
【0041】
一方、S103の記号モデル検査が制限時間と制限メモリ量内で処理が完了しなかった場合を考える。例として、記号モデル検査が図2における節点集合T2を求めた時点で制限時間か制限メモリ量のいずれかを超えたと仮定する。
【0042】
この場合は, S103を終了した時点では、検証対象の同期式順序回路での内部状態のうち、q8とq9に相当する内部状態に初期状態から到達可能であることは確認できない。
【0043】
ここで、S107は、S103の記号モデル検査から節点集合T2=[ q8,q9,q6,q7,q3,q4,q5]の情報を受け取り、「検証対象の同期式順序回路がq8,q9,q6,q7,q3,q4,q5に相当する内部状態に到達した」ことを検出するようなテストベンチを生成する。
【0044】
次にS106は、S107が生成したテストベンチを使用し、外部入力信号に与える入力ベクタとしてランダムパタンあるいは設計者が与えたパタンを使用し、論理シミュレーションを実行する。論理シミュレーションの実行中、テストベンチは適当なタイミングでシミュレーション対象の同期式順序回路の内部状態がq8,q9,q6,q7,q3,q4,q5に相当する内部状態のいずれかに達したか否かを検査する。かかる内部状態に達したことが検出されれば、検証対象の同期式順序回路での内部状態のうち、q8とq9に相当する内部状態に初期状態から到達可能であることを確認できたことになる。
【0045】
次に本発明での第2の実施の形態について、従来の記号モデル検査法の処理手順を示した概念図である図2の例を用いて、本発明での論理シミュレーションについて説明する。
【0046】
図2に示すように、論理シミュレーションにおいては、q8とq9に相当する内部状態に初期状態から到達可能であることを確認するためには、最低4ステップのシミュレーションが必要である。
【0047】
しかしながら、q8,q9,q6,q7,q3,q4,q5に相当する内部状態のいずれかに初期状態から到達可能であることの確認は、最低2ステップのシミュレーションで可能である。
【0048】
到達するために長いステップが必要な状態は、ランダムパタンあるいは設計者が作成する入力パタンでは到達が困難である場合が多いが、短いステップで到達可能な状態には、高い確率で到達可能である。
【0049】
したがって、本発明のプロパティ検証方法は、従来の記号モデル検査法によるプロパティ検証方法が処理時間や使用メモリ量の制限のため検証不可能であるような場合に対し、短い時間あるいは高い確率でプロパティ検証を可能とすることができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明の第1の効果は、従来の記号モデル検査法によるプロパティ検証方法が処理時間や使用メモリ量の制限のため検証不可能であるような場合であっても検証ができることである。
【0051】
本発明の第2の効果は、論理シミュレーションにより検証対象の順序回路が機能仕様を満たすか否かを証明する内部状態に初期状態から到達可能であることを短時間で確認できる事である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明での第1の実施の形態における処理手順を示したフローチャート図である。
【図2】従来における記号モデル検査法の処理手順の例を示した概念図である。
【図3】同期式順序回路の例を示した図である。

Claims (4)

  1. 同期式順序回路が機能仕様を表すプロパティを満たすか否かを検証するプロパティ検証装置が行うプロパティ検証方法において、
    前記プロパティ検証装置が、検証対象の前記同期式順序回路の動作を定義した記述および検証対象のプロパティとして目的の回路内部状態への到達可能性を表すCTL式入力を受け付けるステップと、
    前記プロパティ検証装置が、前記検証対象の前記同期式順序回路の動作を定義した記述において前記CTL式の真偽を判定する記号モデル検査法を実行するステップと、
    前記プロパティ検証装置が、前記記号モデル検査法が制限時間又は制限メモリ量内で実行不可能な場合に、前記制限時間又は制限メモリ量内で求めることができた節点集合の情報に基づいて前記CTL式であることの証明状態に到達可能な状態集合の情報を抽出し、前記同期式順序回路の内部状態が前記抽出した状態集合に含まれるか否かを判定するテストベンチを自動生成するステップと、
    前記プロパティ検証装置が、前記テストベンチを使用し、前記記号モデル検査法の結果を補完する為の論理シミュレーションを実行するステップと、
    を備えることを特徴とするプロパティ検証方法。
  2. 請求項1に記載のプロパティ検証方法において、
    前記論理シミュレーションでは前記生成したテストベンチに加え、外部入力信号に与える入力ベクタとしてランダムパタン又は外部から与えられたパタンを使用し、
    前記論理シミュレーションの実行中、前記シミュレーション対象の同期式順序回路の内部状態が前記抽出した状態集合に相当する内部状態に達したことが検出された場合に前記CTL式が真であると判定することにより前記論理シミュレーションが行われることを特徴とするプロパティ検証方法。
  3. 同期式順序回路が機能仕様を表すプロパティを満たすか否かを検証するプロパティ検証装置において、
    検証対象の前記同期式順序回路の動作を定義した記述および検証対象のプロパティとして目的の回路内部状態への到達可能性を表すCTL式入力を受け付ける手段と、
    前記検証対象の前記同期式順序回路の動作を定義した記述において前記CTL式の真偽を判定する記号モデル検査法を実行する手段と、
    前記記号モデル検査法が制限時間又は制限メモリ量内で実行不可能な場合に、前記制限時間又は制限メモリ量内で求めることができた節点集合の情報に基づいて前記CTL式であることの証明状態に到達可能な状態集合の情報を抽出し、前記同期式順序回路の内部状態が前記抽出した状態集合に含まれるか否かを判定するテストベンチを自動生成する手段と、
    前記テストベンチを使用し、前記記号モデル検査法の結果を補完する為の論理シミュレーションを実行する手段と、
    を備えることを特徴とするプロパティ検証装置。
  4. 請求項3に記載のプロパティ検証装置において、
    前記論理シミュレーションでは前記生成したテストベンチに加え、外部入力信号に与える入力ベクタとしてランダムパタン又は外部から与えられたパタンを使用し、
    前記論理シミュレーションの実行中、前記シミュレーション対象の同期式順序回路の内部状態が前記抽出した状態集合に相当する内部状態に達したことが検出された場合に前記CTL式が真であると判定することにより前記論理シミュレーションが行われることを特徴とするプロパティ検証装置。
JP2001219343A 2001-07-19 2001-07-19 同期式順序回路のプロパティ検証方法および装置 Expired - Lifetime JP4577475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001219343A JP4577475B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 同期式順序回路のプロパティ検証方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001219343A JP4577475B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 同期式順序回路のプロパティ検証方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003030270A JP2003030270A (ja) 2003-01-31
JP4577475B2 true JP4577475B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=19053361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001219343A Expired - Lifetime JP4577475B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 同期式順序回路のプロパティ検証方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4577475B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4255079B2 (ja) * 2004-09-30 2009-04-15 株式会社リコー アサーション生成システムと回路検証システムおよびプログラムならびにアサーション生成方法
JP4783658B2 (ja) 2006-03-28 2011-09-28 富士通セミコンダクター株式会社 検証支援装置、検証支援方法、検証支援プログラム、および記録媒体
JP4850091B2 (ja) 2007-02-23 2012-01-11 富士通株式会社 検証シナリオ生成装置,方法,およびプログラム,並びに検証装置
JP4947427B2 (ja) * 2007-11-07 2012-06-06 日本電気株式会社 検査時間制御装置、方法、およびプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06208601A (ja) * 1993-01-11 1994-07-26 Hokuriku Nippon Denki Software Kk 論理検証方式
JP2000181939A (ja) * 1998-12-17 2000-06-30 Fujitsu Ltd 論理装置の検証方法、検証装置及び記録媒体
JP2000305977A (ja) * 1999-04-26 2000-11-02 Hitachi Ltd 論理データの検証方法、該論理検証方法を実行する論理検証システム及び前記論理検証方法を実行するプログラムを記憶した記録媒体
JP2002099584A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Toshiba Corp 設計検証システム、設計検証方法および設計検証プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06208601A (ja) * 1993-01-11 1994-07-26 Hokuriku Nippon Denki Software Kk 論理検証方式
JP2000181939A (ja) * 1998-12-17 2000-06-30 Fujitsu Ltd 論理装置の検証方法、検証装置及び記録媒体
JP2000305977A (ja) * 1999-04-26 2000-11-02 Hitachi Ltd 論理データの検証方法、該論理検証方法を実行する論理検証システム及び前記論理検証方法を実行するプログラムを記憶した記録媒体
JP2002099584A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Toshiba Corp 設計検証システム、設計検証方法および設計検証プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003030270A (ja) 2003-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Yu et al. Incremental SAT-based reverse engineering of camouflaged logic circuits
Van Eijk Sequential equivalence checking based on structural similarities
US6567959B2 (en) Method and device for verification of VLSI designs
US5491639A (en) Procedure for verifying data-processing systems
EP0653716B1 (en) Method of verification of a finite state sequential machine
JP2000181939A (ja) 論理装置の検証方法、検証装置及び記録媒体
US20030115559A1 (en) Hardware validation through binary decision diagrams including functions and equalities
JPH09190464A (ja) 集積回路の電力評価方法
Di Guglielmo et al. Semi-formal functional verification by EFSM traversing via NuSMV
Letychevskyi et al. Modeling method for development of digital system algorithms based on programmable logic devices
JP4577475B2 (ja) 同期式順序回路のプロパティ検証方法および装置
Pomeranz Generation of functional broadside tests for logic blocks with constrained primary input sequences
CN113312678B (zh) 硬件木马检测电路、硬件木马检测方法及电子设备
US20050193304A1 (en) Circuit modeling apparatus, systems, and methods
Mishchenko et al. Efficient solution of language equations using partitioned representations
Viktoros et al. Compact fault dictionaries for efficient sensor fault diagnosis in IoT-enabled CPSs
Safarpour et al. Trace compaction using SAT-based reachability analysis
Golubeva Three-value simulation of combinational and sequential circuits and its applications
Sauer et al. Analysis of reachable sensitisable paths in sequential circuits with sat and craig interpolation
Rosenmann et al. Alignability equivalence of synchronous sequential circuits
Matrosova et al. Finding false paths for sequential circuits using operations on ROBDDs
Guzey et al. Extracting a simplified view of design functionality based on vector simulation
Safarpour et al. Integrating observability don't cares in all-solution SAT solvers
JP3600420B2 (ja) 論理検証装置
US20220147677A1 (en) Verification of hardware design for an integrated circuit that implements a function that is polynomial in one or more sub-functions

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040421

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080417

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4577475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

EXPY Cancellation because of completion of term