JP4576244B2 - 蓋付き折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

本発明は、種々の物品の保管、輸送或いは搬送等に使用される蓋付き折り畳みコンテナーに関するものである。
従来、一対の半蓋体からなる蓋部材と、折り畳みコンテナー本体とからなる蓋付き折り畳みコンテナーが知られており、折り畳みコンテナー本体は、額縁状の上部フレームと、底部と、上部フレームにその上端部がヒンジ連結された、折り畳みコンテナーの内側方向に回動可能な側壁(以下、この側壁を、はね上げ側壁という。)と、適当なヒンジ部を介して連結された上部分割側壁と下部分割側壁とから構成されており、且つ、上部分割側壁の上端部が、上部フレームにヒンジ連結されており、また、下部分割側壁の下端部が、底部にヒンジ連結されている。そして、蓋部材を構成する一対の半蓋体は、上部フレームにヒンジ連結されている。
蓋部材を構成する一対の半蓋体は、折り畳みコンテナー本体を被蓋した際には、その先端部分の略半分の領域が、互いに重合されるように構成されている。即ち、半蓋体の先端部の一方の半分の領域は、一対の半蓋体の先端部が重合された際に、上方に位置する載置部として構成され、また、もう一方の半分の領域は、下方に位置する被載置部として構成されているとともに、載置部の先端は、被載置部の先端より前方に突出しており、且つ、載置部の被載置部側の縁部は、直線状に形成されている。
また、一対の半蓋体により、折り畳みコンテナー本体を被蓋した際には、一方の半蓋体の被載置部に、もう一方の半蓋体の載置部が載置されて、一方の半蓋体の被載置部ともう一方の半蓋体の載置部とが重合されることになるが、載置部と被載置部とが重合した際には、載置部の裏面に形成されたリブ部と被載置部の上面に形成されたリブ部とが、互いに、嵌合されるように構成されている。
上述したような、蓋部材が配設された蓋付き折り畳みコンテナーは、一例として、特許文献1に開示されている。
特開2001−72104号公報
上述した従来の半蓋体においては、半蓋体の載置部の被載置部側の縁部が、直線状に形成されているために、載置部の被載置部側の角部が、なだらかな曲線に形成されていない。そのために、蓋部材を開放した状態で、蓋付き折り畳みコンテナーを、適当な搬送手段により搬送する際に、蓋付き折り畳みコンテナー同士が接近し、半蓋体同士が引っ掛かって、蓋付き折り畳みコンテナーの搬送が阻害されるという問題があった。
また、従来の半蓋体の載置部の裏面や被載置部の上面に形成されたリブ部の構造が複雑であるために、リブ部を構成するリブ同士が当接したり、引っ掛かったりして、円滑に、且つ、迅速に、半蓋体同士を重合させて、折り畳みコンテナー本体を被蓋したり、或いは、半蓋体を開けることができなかったという問題があった。
更に、従来の半蓋体の載置部の裏面や被載置部の上面に形成されたリブ部の構造が複雑であり、また、載置部の裏面や被載置部の上面には、リブで囲まれた領域が形成されているために、半蓋体の洗浄性、ひいては、蓋付き折り畳みコンテナーの洗浄性が悪いという問題があった。特に、リブで囲まれた領域が存在すると、この部分に、洗浄液等が溜まり、洗浄後の乾燥に、時間や労力が係り、洗浄作業の作業性が悪くなるという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の蓋付き折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、上部フレームと底部とはね上げ側壁と上部分割側壁と下部分割側壁とからなる折り畳みコンテナー本体と、前記上部フレームの相対する枠部にヒンジ連結された一対の半蓋体を有する蓋部材とにより構成されているとともに、前記一対の半蓋体を、前記上部フレームに載置した際には、一方の半蓋体の載置部が、もう一方の半蓋体の被載置部の上面に載置されるように構成されている折り畳みコンテナーにおいて、前記載置部と前記被載置部とが、前記載置部側に延在する載置部側円弧部と前記被載置部側に延在する被載置部側円弧部とからなる正弦曲線状境界部を挟んで、前記半蓋体を構成する本体部の長辺部に沿って並設されており、また、前記正弦曲線状境界部には、正弦曲線状の境界壁が形成されており、前記正弦曲線状の境界壁の一端は、前記本体部の周壁を構成する前記被載置部側の直線状の長壁部に連接されているとともに、前記境界壁の他端は、前記載置部の先端に垂設された直線状の長壁部に連接されており、更に、前記載置部の裏面に垂設された仕切り壁と前記載置部の周壁を構成する前記直線状の長壁部とは、前記仕切り壁及び前記長壁部に対して略垂直な複数の補強リブにより架橋されており、前記補強リブの一端には、その先端が、前記載置部の裏面と面一に形成された傾斜端が形成されており、更にまた、前記半蓋体の正弦曲線状境界部に沿って形成された前記正弦曲線状の境界壁には、切り欠き凹部を形成したものである。



半蓋体の載置部と被載置部とを、正弦曲線状の境界壁を介して並設したので、蓋部材を開放した状態で、蓋付き折り畳みコンテナーを、適当な搬送手段により搬送する際に、隣接する蓋付き折り畳みコンテナーの半蓋体同士が当接しても、半蓋体同士が引っ掛かるようなことがなく、従って、蓋付き折り畳みコンテナーの搬送が阻害されるというようなことを防止することができる。
載置部の裏面に形成されたリブ部に及び被載置部の上面に形成されたリブ部に、洗浄液等が排出される通路を形成したので、半蓋体に、洗浄液等が溜まるようなことを防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
蓋付き折り畳みコンテナーは、折り畳みコンテナー本体Cと一対の半蓋体からなる蓋部材Lとにより構成されている。
折り畳みコンテナー本体Cは、額縁状の上部フレーム1と、底部2と、上部フレーム1の短辺枠1aに、その上端部がヒンジ連結された、折り畳みコンテナー本体Cの内側方向に回動可能な側壁(以下、この側壁を、はね上げ側壁という。)3と、ヒンジ連結された上部分割側壁4’と下部分割側壁4”とから構成されており、上部分割側壁4’の上端部は、上部フレーム1の長辺枠1bにヒンジ連結されているとともに、下部分割側壁4”の下端部は、底部2の長辺部2aにヒンジ連結されている。
折り畳みコンテナー本体Cに被蓋される蓋部材Lは、一対の半蓋体5により構成されており、半蓋体5の辺部が、適当なヒンジ部材により、上部フレーム1の相対する長辺枠1bにヒンジ連結されている。
図1や図2に示されている箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの本体Cを折り畳むには、先ず最初に、略垂直状態のはね上げ側壁3を、折り畳みコンテナー本体Cの内側方向に上方に回動させて、略水平状態とし、次いで、上部分割側壁4’と下部分割側壁4”とをヒンジ連結しているヒンジ部を、内側方向に移動させて、上部分割側壁4’と下部分割側壁4”とを互いに重ねることにより、図3に示されているように、高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことができるように構成されている。また、底部2に対して、上部フレーム1を上方に持ち上げて、互いに重ねられている上部分割側壁4’と下部分割側壁4”とを、略面一状態にし、次いで、略水平状態のはね上げ側壁3を、下方に回動させて、略垂直状態とすることにより、折り畳みコンテナーの本体Cを箱型に組み立てることができるように構成されている。
次に、主として、図4及び図5を用いて、蓋部材Lを構成する半蓋体5について説明する。
半蓋体5は、長方形状の本体部5Aと、該本体部5Aの相対する長辺部5a1のうちの一方の長辺部5a1に、該一方の長辺部5aの略半分の長さに亘たって形成された略長方形平板状の載置部5’と、上記の一方の長辺部5aの他の略半分の長さに亘たって形成された略長方形平板状の被載置部5”とを有している。また、公知のように、もう一方の長辺部5a1には、適当なヒンジ部H1が形成されており、このヒンジ部H1が、上部フレーム1の長辺枠1bに形成されたヒンジ部H2に連結されることにより、半蓋体5が、上部フレーム1の長辺枠1bに、ヒンジ連結されるように構成されている。
本体部5Aは、長方形状の板状部5bを有しており、板状部5bの裏面(折り畳みコンテナー本体Cを、半蓋体5で被蓋した際に、折り畳みコンテナー本体Cの内部側に位置する面)5b1には、板状部5bの周縁に沿って、板状部5bに略垂直な周壁5cが垂設されている。また、周壁5cで囲まれた板状部5bの上面(折り畳みコンテナー本体Cを、半蓋体5で被蓋した際に、折り畳みコンテナー本体Cの外部側に位置する面)5b2を凹まして、板状部5bの裏面5b2側を膨出させることにより、板状部5bには、その底部5d1が平坦な凹部5dが形成されている。
板状部5bの相対する短辺部5a2のうちの一方の短辺部5a2には、該短辺部5a2の中程から、ヒンジ部H1が形成されていない長辺部5a1まで略延在する帯状枠板5eが形成されている。帯状枠板5eには、嵌合透孔5e1が穿設されているとともに、板状部5bの短辺部5a2に沿った帯状枠板5eの裏面縁部のうち、嵌合透孔5e1付近に位置する裏面縁部には、係合突条5e2が突設されている。また、板状部5bの相対する短辺部5a2のうちのもう一方の短辺部5a2には、該短辺部5a2の中程から、ヒンジ部H1が形成されていない長辺部5a1方向に向かって、載置部5’の先端まで延在する帯状枠板5fが形成されている。帯状枠板5fには、上記の嵌合透孔5e1と同様の嵌合透孔5f1が穿設されているとともに、板状部5bの短辺部5a2に沿った帯状枠板5fの裏面縁部のうち、嵌合透孔5f1付近に位置する裏面縁部には、上記の係合突条5e2と同様の係合突条5f2が突設されている。
被載置部5”は、本体部5Aの周壁5cを構成する被載置部5”側の長壁部5c1の下端に連接されているとともに、その先端は、上記の長壁部5c1に略平行で、且つ、被載置部5”の短辺方向の長さ(長壁部5c1に対して、垂直方向の長さ)は、載置部5’の短辺方向の長さの略半分に形成されている。
載置部5’は、本体部5Aの板状部5b及び帯状枠板5fを延在することにより形成されており、載置部5’の側端と帯状枠板5fの側端とは一致し、共通の直線状の側端5gを形成するように構成されている。
載置部5’と被載置部5”とは、変曲点p1を挟んで、載置部5’側に延在する載置部側円弧部5h1と被載置部5”側に延在する被載置部側円弧部5h2とからなる正弦曲線状境界部5hを挟んで、本体部5Aの相対する長辺部5a1に沿って、並設されており、正弦曲線状境界部5hには、正弦曲線状の境界壁5iが形成されている。境界壁5iの一端は、本体部5Aの周壁5cを構成する被載置部5”側の直線状の長壁部5c1に連接されているとともに、境界壁5iの他端は、載置部5’の先端に垂設された直線状の長壁部5j1に連接されており、また、載置部5’の帯状枠板5fに沿った短壁部5j2は、長壁部5j1に連接されているとともに、本体部5Aの周壁5cを構成する短壁部5c2に、略面一状に連接されている。境界壁5iと長壁部5j1と短壁部5j2と本体部5Aの周壁5cを構成する長壁部5c1とにより、載置部5’の周壁5jが形成されている。
帯状枠板5f付近に位置する載置部5’には、載置部5’の帯状枠板5fに沿った短壁部5j2に隣接した窪み部5kが形成されており、窪み部5k内には、本体部5Aの周壁5cを構成する長壁部5c1と略平行な相対する長壁部5k1の上端部を連結する架橋リブ5k2が形成されている。また、窪み部5kを構成する上記の短壁部5j2には、窪み部5kに連通された嵌合孔5j2’が穿設されている。更に、窪み部5kを形成する底板5k3のうち、架橋リブ5k2と短壁部5j2との間に位置する部分には、長壁部5k1に沿ってスリット5k4が穿設されている。
図6において、6は、上述した載置部5’に形成された窪み部5kに収容されるロック部材であり、ロック部材6は、略長方形状の板部6aと、板部6aの短辺6bに沿って、板部6aの上面に突設された板状の把手部6cと、板部6aの裏面に垂設されているとともに、上述した載置部5’に形成された窪み部5kの底板5k3に穿設されたスリット5k4に嵌合可能な突起6dを有している。
ロック部材6を窪み部5kに収容した際には、ロック部材6の板部6aが、窪み部5kの底板5k3と架橋リブ5k2により形成される間隙に挿入されるとともに、ロック部材6の突起6dが、窪み部5kの底板5k3に穿設されたスリット5k4に挿入されている。また、ロック部材6の把手部6c側の円弧状の短辺6bが、載置部5’に形成された窪み部5kの短壁部5j2と相対する短側部5k5に当接或いは接近して位置している場合には、ロック部材6の短壁部5j2側の先端6eが、短壁部5j2を越えて、外側に延在しないように構成されている。そして、ロック部材6を、把手部6cが、架橋リブ5k2に当接するように移動させた際には、ロック部材6の先端6eが、短壁部5j2に穿設された嵌合孔5j2’の挿通されるとともに、短壁部5j2を越えて、外側に延在するように構成されている。
被載置部5”の裏面には、被載置部5”の縁部で、且つ、本体部5Aの周壁5cを構成する被載置部5”側の長壁部5c1に沿って、長壁部5mが垂設されており、また、載置部5’の裏面には、長壁部5mを延在することにより、載置部5’に形成された窪み部5kを形成する短側部5k5まで達する仕切り壁5nが垂設されている。更に、載置部5’の裏面に垂設された仕切り壁5nと、載置部5’の周壁5jを構成する直線状の長壁部5j1とは、仕切り壁5n及び長壁部5j1に対して略垂直で、且つ、仕切り壁5n及び長壁部5j1を越えて、下方に延在しない複数の補強リブ5pにより架橋されている。補強リブ5pの上記の長壁部5j1側に位置する一端には、傾斜端5p1が形成されており、傾斜端5p1の先端は、載置部5’の裏面と面一に形成されている。更にまた、一つ置きに位置する補強リブ5pの略中央部には、切り欠き凹部5p2が形成されている。なお、本実施例には、4本の補強リブ5pが形成されているとともに、載置部5’の周壁5jを構成する短壁部5j2側に位置する補強リブ5p及び該補強リブ5pから1つの補強リブ5pを置いて位置する補強リブ5pに、切り欠き凹部5p2が形成されている例が示されている。なお、図5に点線で示されているように、仕切り壁5nの適当な個所に、切り欠き凹部5n1を形成することが好ましい。
被載置部5”の上面には、直線状リブ部5q1と、上述した被載置部5”側に延在する被載置部側円弧部5h2に沿って形成された湾曲リブ部5q2と、湾曲リブ部5q2と被載置部側円弧部5q2とを連結するとともに直線状リブ部5q1に略平行な端部連結リブ5q3と、直線状リブ部5q1の帯状枠板5e側の端部に延設されているとともに直線状リブ部5q1に垂直な端部リブ5q4とからなる嵌合凹部形成用リブ5qが立設されており、嵌合凹部形成用リブ5qは、本体部5Aの周壁5cを構成する被載置部5”側の長壁部5c1に接近するように形成されている。そして、嵌合凹部形成用リブ5qと長壁部5c1と被載置部側円弧部5h2との間には、嵌合凹部5rが形成されている。
また、被載置部5”の上面には、嵌合凹部形成用リブ5qの直線状リブ部5q1と略平行に、且つ、所定の間隙を置いて、複数の嵌合リブ5sが立設されている。本実施例には、2本の嵌合リブ5sが立設されている例が示されている。なお、帯状枠板5e側に位置する嵌合リブ5sと嵌合凹部形成用リブ5qの端部リブ5q4とは、補強用縁リブ5tにより連結されていることが好ましい。更に、半蓋体5の正弦曲線状境界部5hに沿って形成された正弦曲線状の境界壁5iには、切り欠き凹部5i1が形成されている。
図2に示されているように、上部フレーム1の短辺枠1aは、略水平状の上面部1a1と、上面部1a1の内側縁部から略垂直に下方に延在する内側壁部1a2と、上面部1a1の外側縁部から略垂直に下方に延在する外側壁部1a3とにより、短辺枠1aの長手方向に直交する垂直断面が、略U字状に形成されている。相対する短辺枠1aの上面部1a1には、所定の間隔を置いて、上述した半蓋体5の一方の帯状枠板5eに穿設された嵌合透孔5e1或いは半蓋体5のもう一方の帯状枠板5fに穿設された嵌合透孔5f1に嵌合可能な嵌合突部7が突設されている。また、上部フレーム1の相対する短辺枠1aを構成する内側壁部1a2には、それぞれ、上述したロック部材6を構成する板部6aが挿入可能な透孔8が穿設されている。更に、上部フレーム1の短辺枠1aの嵌合突部7付近に位置する上面部1a1と外側壁部1a3により形成される角部を傾斜状に削除することにより、該角部には、所定の間隔を置いて、半蓋体5の一方の帯状枠板5eに垂設された係合突条5e2及びもう一方の帯状枠板5fに垂設された係合突条5f2が嵌合可能な嵌合凹部9が形成されている。この嵌合凹部9は、短辺枠1aの上面部1a1から外側壁部1a3に向かって、下方に傾斜した傾斜面9aを有している。更にまた、上部フレーム1を構成する相対する短辺枠1aの長辺枠1b側付近に位置する上面部1a1に、それぞれ、箱型状の凸部10が形成されている。
上述したように、半蓋体5に、一方の帯状枠板5eともう一方の帯状枠板5fとを形成することにより、一方の帯状枠板5eと板状部5bの一方の短辺部5a2とにより、及び、もう一方の帯状枠板5fと板状部5bのもう一方の短辺部5a2とにより、それぞれ、嵌合隅部11が形成されている。
次に、上述した構成を有する一対の半蓋体5を、上部フレーム1に載置した状態について説明する。
一対の半蓋体5を、上部フレーム1に載置した際には、互いに、一方の半蓋体5の載置部5’が、もう一方の半蓋体5の被載置部5”の上面に載置されるように構成されている。また、境界壁5iと長壁部5j1と短壁部5j2と本体部5Aの周壁5cを構成する長壁部5c1とにより構成された載置部5’の周壁5jのうち、長壁部5j1と境界壁5iの半分程度が、被載置部5”の嵌合凹部形成用リブ5qと長壁部5c1と被載置部側円弧部5h2との間に形成された嵌合凹部5rに嵌合されるとともに、嵌合凹部形成用リブ5qの端部連結リブ5q3付近が、正弦曲線状の境界壁5iに形成された切り欠き凹部5i1に挿入されるように構成されている。更に、被載置部5”の上面には突設された嵌合リブ5sのうち、半蓋体5の載置部5’の裏面に垂設された補強リブ5pに当接する部分は、切り欠き凹部5p2が形成されている補強リブ5pの切り欠き凹部5p2に挿入されるように構成されている。更にまた、上部フレーム1の短辺枠1aの上面部1a1に突設された一対の嵌合突部7は、半蓋体5の一方の帯状枠板5eに穿設された嵌合透孔5e1及びもう一方の帯状枠板5fに穿設された嵌合透孔5f1に嵌合されるように構成されている。なお更に、半蓋体5の一方の帯状枠板5eに形成された係合突条5e2及びもう一方の帯状枠板5fに形成された係合突条5f2は、それぞれ、上部フレーム1の短辺枠1aの角部に形成された嵌合凹部9に挿入されるように構成されている。また、一対の半蓋体5を、上部フレーム1に載置した際には、上部フレーム1を構成する相対する短辺枠1aの長辺枠1b側付近に位置する上面部1a1に形成された箱型状の凸部10が、半蓋体5の一方の帯状枠板5eと板状部5bの一方の短辺部5a2及びもう一方の帯状枠板5fと板状部5bのもう一方の短辺部5a2とにより形成された嵌合隅部11に嵌合されるように構成されている。
一対の半蓋体5を、上部フレーム1に載置する際には、上述したように、ロック部材6の板部6aの先端6eが、短壁部5j2を越えて外側に延在しないようにする。そして、一対の半蓋体5を、上部フレーム1に載置した後、ロック部材6の板部6aの先端6eを、短壁部5j2に穿設された嵌合孔5j2’に挿入するとともに、上部フレーム1の短辺枠1aを構成する内側壁部1a2に穿設された透孔8に挿通することにより、半蓋体5と上部フレーム1とが、ロック部材6を介して、ロックされることになる。なお、ロック部材6による半蓋体5と上部フレーム1のロック状態を解除するには、ロック部材6を、上記と反対方向に移動させて、ロック部材6の板部6aの先端6eを、短壁部5j2から引っ込める。
上述したように、本体部5Aの長辺部5a1に沿って配設された載置部5’と被載置部5”とは、正弦曲線状境界部5hを挟んで並設されており、半蓋体5の載置部5’の被載置部5”側の縁部が、正弦曲線状に形成されているために、蓋部材5を開放した状態で、蓋付き折り畳みコンテナーを、適当な搬送手段により搬送する際に、隣接する蓋付き折り畳みコンテナーの半蓋体5同士が当接しても、半蓋体5同士が引っ掛かるようなことがなく、従って、蓋付き折り畳みコンテナーの搬送が阻害されるというようなことを防止することができる。
また、載置部5’の裏面に形成された正弦曲線状の境界壁5iには、切り欠き凹部5i1が形成されているとともに、補強リブ5pの一端には、傾斜端5p1が形成されているので、載置部5’の裏面に溜まった洗浄液等は、傾斜端5p1の低いリブを経て、切り欠き凹部5i1から排出されるので、載置部5’の裏面に、洗浄液等が溜まるようなことを防止することができる。また、仕切り壁5nに、切り欠き凹部5n1を形成することにより、長壁部5c1と仕切り壁5n等により囲まれた部分に、洗浄液等が溜まっても、洗浄液等は、切り欠き凹部5n1を経て、切り欠き凹部5i1から排出されるので、載置部5’の裏面に、洗浄液等が溜まるようなことを、より確実に防止することができる。
更に、被載置部5”に形成された、嵌合凹部5rを形成する嵌合凹部形成用リブ5qと長壁部5c1と被載置部側円弧部5h2とは、帯状枠板5e側に開口部5uが存在するので、嵌合凹部5rに溜まった洗浄席等は、この開口部5uから排出されるので、被載置部5”の上面に、洗浄液等が溜まるようなことを防止することができる。更にまた、被載置部5”の上面に突設された嵌合リブ5s間、或いは、その端部には、間隙が形成されているので、被載置部5”の上面に、洗浄液等が溜まるようなことを防止することができる。
更にまた、折り畳みコンテナー本体Cが、箱型に組み立てられた際には、上部フレーム1の短辺枠1aの上面部1a1に突設された一対の嵌合突部7が、半蓋体5の一方の帯状枠板5eに穿設された嵌合透孔5e1及びもう一方の帯状枠板5fに穿設された嵌合透孔5f1に嵌合されるように構成されているので、半蓋体5は、水平方向にずれるようなことが防止できるとともに、折り畳みコンテナー本体Cに捩じれ負荷等の負荷が加わった際にも、折り畳みコンテナー本体Cが変形するようなことを防止することができ、ひいては、半蓋体5で被蓋された蓋付き折り畳みコンテナーの強度や剛性を高めることができる。
なお更に、半蓋体5の一方の帯状枠板5eに形成された係合突条5e2及びもう一方の帯状枠板5fに形成された係合突条5f2は、それぞれ、上部フレーム1の短辺枠1aの角部に形成された嵌合凹部9に挿入されるように構成されているので、半蓋体5が、水平方向にずれるようなことを確実に防止することができる。
更には、上部フレーム1の短辺枠1aの角部に形成された嵌合凹部9は、上部フレーム1の短辺枠1aの上面部1a1と外側壁部1a3により形成される角部を、上面部1a1から外側壁部1a3に向かって、下方に傾斜した傾斜面9aとして形成されているので、上部フレーム1に、半蓋体5を被蓋する際に、半蓋体5の一方の帯状枠板5eに形成された係合突条5e2及びもう一方の帯状枠板5fに形成された係合突条5f2が、傾斜面9aに当接し案内されるので、半蓋体5を、容易に、且つ、確実に、上部フレーム1に載置することができる。
なお更には、上部フレーム1を構成する短辺枠1aの長辺枠1b側付近に位置する上面部1a1に突設された箱型状の凸部10が、半蓋体5を構成する、一方の帯状枠板5eと板状部5bの一方の短辺部5a2及びもう一方の帯状枠板5fと板状部5bのもう一方の短辺部5a2とにより形成される嵌合隅部11に嵌合されるように構成されているので、半蓋体5が、水平方向にずれるようなことを、より確実に防止できるとともに、上記の嵌合機構が、上部フレーム1と半蓋体5のヒンジ連結部付近の形成されているので、半蓋体5の水平方向のずれが、上記の嵌合機構により阻止され、従って、上部フレーム1と半蓋体5のヒンジ連結部が損傷するようなことを防止することができる。
図1は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ、且つ、蓋で被蓋された状態の斜視図である。 図2は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ、且つ、蓋が開けられた状態の斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態の斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーの蓋部材を構成する半蓋体の上方からの斜視図である。 図5は、本発明の折り畳みコンテナーの蓋部材を構成する半蓋体の裏面からの斜視図である。 図6は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する蓋部材の半蓋体に配設されるロック部材等の斜視図である。
符号の説明
C・・・・・・・・折り畳みコンテナー本体
L・・・・・・・・蓋部材
1・・・・・・・・上部フレーム
2・・・・・・・・底部
3・・・・・・・・はね上げ側壁
4・・・・・・・・分割側壁
4’・・・・・・・上部分割側壁
4”・・・・・・・下部分割側壁
5・・・・・・・・半蓋体
5’・・・・・・・載置部
5”・・・・・・・被載置部
5i・・・・・・・境界壁
6・・・・・・・・ロック部材
7・・・・・・・・嵌合突部

Claims (1)

  1. 上部フレームと底部とはね上げ側壁と上部分割側壁と下部分割側壁とからなる折り畳みコンテナー本体と、前記上部フレームの相対する枠部にヒンジ連結された一対の半蓋体を有する蓋部材とにより構成されているとともに、前記一対の半蓋体を、前記上部フレームに載置した際には、一方の半蓋体の載置部が、もう一方の半蓋体の被載置部の上面に載置されるように構成されている折り畳みコンテナーにおいて、前記載置部と前記被載置部とが、前記載置部側に延在する載置部側円弧部と前記被載置部側に延在する被載置部側円弧部とからなる正弦曲線状境界部を挟んで、前記半蓋体を構成する本体部の長辺部に沿って並設されており、また、前記正弦曲線状境界部には、正弦曲線状の境界壁が形成されており、前記正弦曲線状の境界壁の一端は、前記本体部の周壁を構成する前記被載置部側の直線状の長壁部に連接されているとともに、前記境界壁の他端は、前記載置部の先端に垂設された直線状の長壁部に連接されており、更に、前記載置部の裏面に垂設された仕切り壁と前記載置部の周壁を構成する前記直線状の長壁部とは、前記仕切り壁及び前記長壁部に対して略垂直な複数の補強リブにより架橋されており、前記補強リブの一端には、その先端が、前記載置部の裏面と面一に形成された傾斜端が形成されており、更にまた、前記半蓋体の正弦曲線状境界部に沿って形成された前記正弦曲線状の境界壁には、切り欠き凹部が形成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
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