JP4575757B2 - 文書管理装置および印刷文書管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、文書管理装置および印刷文書管理方法に関する。
近年、文書管理システムに、重要文書、機密文書、個人情報等が含まれた文書を格納することが多くなってきた。この文書管理システムにおいて、文書に含まれる情報が第三者に不正に流出することを防止するため、従来から以下(1)〜(3)に示す技術があった。
(1)紙文書の不正コピーを抑止する技術(特許文献1参照)
本技術を用いれば、文書管理システムで参照された電子文書を紙印刷したものがコピーされ、不正流出してしまうことを防ぐことができる。
(2)電子文書の不正参照をチェックする技術(特許文献2参照)
本技術を用いれば、文書管理システムで参照された電子文書がコピーされ、不正流出してしまうことを防ぐことができる。
(3)電子文書の印刷履歴を取得する技術(特許文献3参照)
本技術を用いれば、電子文書をサーバ経由で印刷することで印刷履歴をサーバに残すことができる。これにより、電子文書の不正流出を心理的に抑制したり、不正流出が判明したときにその関与者を調査・特定したりすることができる。
特許文献1および特許文献2に開示された技術を用いれば、文書管理システムの電子文書のコピーもしくは電子文書を紙印刷したものがコピーされ、不正流出してしまうことを防ぐことができる。しかし、文書管理システムに格納された電子文書を複数部数紙印刷され、その紙が不正に流出してしまうことに関しては防ぐことができないという問題がある。
ここで、特許文献3に開示された技術を用いれば、クライアントアプリケーションが紙印刷を制御することで、印刷履歴を文書管理サーバに残すことができる。
特開平7−154617号公報 特開2003−242035号公報 特開2003−330677号公報
しかし、Webブラウザベースの文書管理システム、つまり各クライアントにインストールされたWebブラウザで、文書管理サーバに格納された文書の閲覧・表示が可能な書管理システムでは、特許文献3に開示された技術は役立たない。
これは、Webブラウザに印刷機能が備わっていて、文書管理サーバを介さず、クライアントに設定されたプリンタに出力することができるからである。また、このようにWebブラウザの印刷機能で印刷をすると、文書管理サーバに印刷履歴を残すこともできないからである。
本発明では、前記した問題を解決し、Webブラウザベースの文書管理システムにおいて、ユーザが文書管理サーバに格納された電子文書を印刷するとき、または印刷しようとするときに、印刷履歴を文書管理サーバに残すことができる文書管理装置等を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明の文書管理装置は、管理対象である文書ごとに、Webブラウザ上で表示可能であるが印刷メニューを選択不可能な形式のコンテンツである参照コンテンツおよび前記Webブラウザ上で印刷メニューを選択可能な形式のコンテンツである印刷用コンテンツと、前記印刷用コンテンツの印刷ジョブの状態を示すジョブ管理テーブルとを格納する記憶部と、ネットワーク経由で端末装置から前記文書の参照要求を受けたとき、前記記憶部から前記参照要求がされた文書の参照コンテンツを前記端末装置に表示させ、前記参照要求された文書について、前記端末装置から印刷要求を受けたとき、前記文書の印刷用コンテンツを前記記憶部から読み出すとともに、前記記憶部のジョブ管理テーブルに前記文書の印刷ジョブの登録をする文書管理部とを備える構成とした。その他の構成については、後記する実施の形態で述べる。
なお、請求項における文書とは電子文書(コンピュータで読み取り可能な電子ファイル)を示す。
本発明によれば、ユーザが文書管理サーバに対して明示的に印刷要求(印刷可能な電子文書の送付要求)をしなければ、印刷物や印刷可能な電子文書がユーザの手に入らないので、文書管理装置は印刷履歴(印刷要求履歴)を漏れなく取得することができる。これにより、文書管理システムにおいて電子文書の不正流出を心理的に抑制したり、不正流出が判明したときに、システム管理者はその関与者を調査・特定しやすくなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態とする)について、図面を参照して詳細に説明する。
《第1の実施の形態》
第1の実施の形態は、文書管理サーバ(文書管理装置)において電子文書の印刷制御をすることで印刷履歴を文書管理サーバに格納することを特徴とする。
図1は、第1の実施の形態の文書管理システムの構成を示す図である。図1を用いて、本実施の形態の文書管理システムの構成を説明する。
本実施の形態の文書管理システムは、クライアント(端末装置)110、ディレクトリサーバ120、文書管理サーバ(文書管理装置)130、プリントサーバ140、プリンタ150およびこれらを接続するネットワーク100を含んで構成される。ネットワーク100は、例えばLAN(Local Area Network)やインターネットである。
なお、クライアント110、ディレクトリサーバ120、文書管理サーバ130、プリントサーバ140およびプリンタ150は、図1に示す台数に限定されない。
クライアント110は、ユーザが文書管理サーバ130にある文書を閲覧し、この文書の印刷を実行させるための端末装置である。
このクライアント110には、文書管理サーバ130にアクセスし、この文書管理サーバ130に格納される文書一覧等を閲覧するためのWebブラウザ111と、このWebブラウザ111上で選択された文書の内容(イメージ)を表示、印刷させるためのプラグインアプリケーションである文書表示アプリケーション112がインストールされている。
このクライアント110は、例えばPC(Personal Computer)であり、ネットワーク100に接続するための通信インタフェースを備え、Webブラウザ111および文書表示アプリケーション112により表示される画像等を出力するための表示部(モニタ等)、クライアント110に各種情報の指示入力を行うための入力部(キーボード、マウス等)が接続されているものとする。
ディレクトリサーバ120は、ディレクトリ情報121を格納し、このディレクトリ情報121を参照して、文書管理サーバ130にアクセスしようとするユーザ(クライアント110)の認証を行う。このディレクトリ情報121は、例えば、ユーザIDごとに、このユーザIDのパスワードを示した情報である。
まず、文書管理プログラム131は、クライアント110のアクセスを検知すると、クライアント110のWebブラウザ111上に、ユーザIDおよびパスワードの入力を促すログイン画面を表示させる。ここで文書管理プログラム131は、ユーザIDおよびパスワードの入力を受け付けると、ディレクトリサーバ120に、ユーザが入力したユーザIDとパスワードとが正しいか否かをたずねる。ここで、ディレクトリサーバ120がディレクトリ情報121を参照して、入力されたユーザIDとパスワードとが正しいとの応答を受信したとき、文書管理プログラム131はクライアント110のログインを認める。
そして、文書管理プログラム131は、文書管理サーバ130の記憶部(図示せず)にこのときのクライアント110とのセッション管理情報を記録する。このときのセッション管理情報には、ディレクトリ情報121に格納されていたユーザ情報(ユーザID等)、文書管理サーバ130にアクセスした日時等を記録する。
なお、このセッション管理情報に記録されたユーザ情報は、文書管理プログラム131がユーザに対してサービスを行った(文書を閲覧させた、または文書を送信した)履歴を作成するときに利用される。
文書管理サーバ130は、演算処理部、記憶部、入出力部、ネットワーク100への通信インタフェース等を備えるコンピュータにより実現され、記憶部に文書管理プログラム131、データベース132、監視プログラム133、印刷イメージ作成プログラム134、印刷プログラム135およびメール通知プログラム136を格納する。そして、演算処理部(CPU、Central Processing Unit)が前記した各プログラムを実行することにより、各種文書の管理および各文書の印刷履歴の記録処理を行う。これらの各プログラムの詳細は、後記する。
ちなみに、請求項における文書管理部、監視部および印刷部は、それぞれ、CPUが文書管理プログラム131、監視プログラム133および印刷プログラム135を実行することにより実現される。
なお、この記憶部には、文書管理サーバ130が利用するプリンタ150のプリンタドライバの情報が記録されているものとする。このプリンタドライバの情報に基づき、印刷プログラム135が、所定のプリンタ150に文書の印刷処理を実行させる。
ちなみに、記憶部は、例えば、演算処理部が演算処理を実行する際に用いるメモリと、各プログラム、データベース132、コンテンツ等を格納するハードディスク装置とから構成されるものとする。
文書管理プログラム131は、クライアント110のWebブラウザ111上にデータベース132に格納される文書のすべてもしくはその一部を一覧表示する。
そして、これらの文書について参照要求があったとき、つまりWebブラウザ111から文書の参照要求が送信されたとき、これを受けて、データベース132から参照要求の対象の文書(コンテンツ)を取り出してWebブラウザ111に送信する。
このとき取り出されるコンテンツが、例えば、クライアント110の文書表示アプリケーション112で表示されるファイルである場合には、Webブラウザ111は文書表示アプリケーション112を呼び出してそのコンテンツを表示する。
しかしながら、このコンテンツは文書表示アプリケーション112にとって印刷不可能なファイル形式となっているために、Webブラウザ111ならびに文書表示アプリケーション112で印刷することはできない。
また、Webブラウザ111から文書の印刷要求(印刷指示)が送信されたとき、これを受けて、文書管理プログラム131は記憶部のデータベース132中に印刷要求ジョブを登録する。つまり、文書管理プログラム131は、印刷要求の対象となる文書名(コンテンツID)、印刷要求のあった日時、印刷要求をしたユーザ等の情報を印刷要求履歴としてデータベース132に登録する。
データベース132には、文書管理サーバ130の管理対象である文書ごとに、クライアント110がその文書を参照するときに提示する参照コンテンツおよび文書管理サーバ130がその文章を印刷するときに用いる印刷コンテンツを示す文書管理テーブル310と、参照コンテンツおよび印刷コンテンツの格納領域を示すコンテンツ管理テーブル320と、このコンテンツの印刷ジョブ(文書の印刷履歴)を格納するジョブ管理テーブル330とを備える。
なお、本実施の形態では、参照コンテンツおよび印刷コンテンツは、各コンテンツのコンテンツIDとともに文書管理サーバ130の記憶部に格納するものとするが、この文書管理サーバ130の外部に接続される記憶装置に格納するようにしてもよい。
前記した各テーブルの詳細については、図3を用いて後記する。
監視プログラム133は、データベース132における印刷のジョブ状態を監視する。具体的には、データベース132に記録される印刷のジョブ状態の情報に対してポーリングを実行する。そして、データベース132に記録された印刷のジョブ状態に応じて、次に行うべき処理を判断し、この処理を実行するためのプログラムを起動させる。
例えば、監視プログラム133は、データベース132に印刷要求ジョブが記録されたとき、次に印刷イメージを作成する必要があると判断し、印刷イメージ作成プログラム134に、データベース132に格納された文書の印刷イメージを作成させる。次に、印刷プログラム135に、文書管理サーバ130に設定されたプリンタドライバでプリントサーバ140を経由してプリンタ150で印刷させる。そして、印刷が完了もしくはエラーになったとき、これをメール通知する必要があると判断し、メール通知プログラム136に印刷が完了もしくはエラーになったことをユーザにメール通知させる。そして、これらの各ジョブ状態をデータベース132に記録する。
印刷イメージ作成プログラム134は、前記したとおり、記憶部に格納された文書の印刷イメージ(印刷イメージデータ)を作成するプログラムである。
印刷プログラム135は、印刷要求のあった文書を、文書管理サーバ130の記憶部に設定(登録)されたプリンタドライバを使って、プリントサーバ140を経由でプリンタ150を使って印刷させるプログラムである。
メール通知プログラム136は、印刷が完了もしくはエラーになったことを通知するメールを作成し、このメールをネットワーク100経由でクライアント110へ送信するプログラムである。
これらの各プログラムに基づく文書管理サーバ130の演算処理部の動作の詳細は、後記する。
図2は、図1のWebブラウザが表示する画面例である。図2を用いて、Webブラウザ111が表示部に出力表示する画面(文書管理プログラム131がWebブラウザ111に送信する画面情報)を説明する。
Webブラウザ111が表示部に出力する画面の表示領域200には、Webブラウザ111のメニューバー210の他に、ユーザが文書管理プログラム131への各種指示入力をさせるためのメニューバー220や、クライアント110にインストールされている文書表示アプリケーション112のメニューバー250が表示される。ここでいう文書表示アプリケーション112は、Webブラウザ111のプラグインソフトであり、例えば、Acrobat Reader(登録商標)等のファイル閲覧ソフトである。
本実施の形態では、文書管理プログラム131が、Webブラウザ111に文書管理プログラム131のメニューバー210とともに、管理文書のフォルダツリー構造を示す表示領域230、この表示領域230で選択されたフォルダ内にある文書一覧を示す表示領域240等を表示させる情報を送信し、これを受けてWebブラウザ111が図2の領域200に示す画面を表示部に表示させる。
文書一覧の表示領域240には、文書一覧およびユーザがこの文書一覧から印刷要求対象を選択するためのチェックボックスからなる表241と、ユーザが選択した文書を文書管理プログラム131に対して印刷要求するための「サーバ印刷」ボタン242とを含む。また、Webブラウザ111の表示領域201の中には、文書表示アプリケーション112のメニューバー250とともに、表241で選択された(チェックボックスがチェックされた)文書のイメージが表示される表示領域260がある。
例えば、図2の画面例では、「Fldr121」というフォルダが選択されており、このフォルダ内には「Note2」、「Paper1」等の文書があることを示している。そして、これらの文書のうち「Report1」という文書が選択されていることを示している。そして、表示領域260に表示されている文書イメージは、文書「Report1」のイメージである。
文書管理プログラム131、Webブラウザ111および文書表示アプリケーション112により、クライアント110の表示部に前記したような画面が表示されるので、ユーザは画面上で自身が選択した文書の内容を確認することができる。
ここで、文書管理プログラム131は、記憶部に格納されているコンテンツ(文書)のうち、Webブラウザ111で印刷不可能な形式のコンテンツ(後記する参照コンテンツ)をクライアント110に送信する。この印刷不可形式のコンテンツは、文書表示アプリケーション112で読み込まれ、クライアント110の表示部の画面上で表示されると、文書表示アプリケーション112のメニューバーで印刷メニューが選択できない(画面上では印刷メニューをデフォーカスする、または表示しないようにする)ように作成されている。
また、このコンテンツを文書表示アプリケーション112で表示させた状態で、Webブラウザ111の印刷メニューを選択した場合でも印刷することはできない。
なお、文書表示アプリケーション112の画面上でユーザに所定のメニューを選択させないような形式のファイルは公知の技術を用いることで作成可能である。
図2において、文書表示アプリケーション112が、クライアント110により選択された文書(印刷不可形式の文書)を読み込み、表示すると、メニューバー250における「印刷」メニューがデフォーカスされる。つまり、画面上でユーザが文書表示アプリケーション112の「印刷」メニューを選択できないようになる。また、Webブラウザ111のメニューバー210における「ファイル」メニューからの印刷も文書表示アプリケーション112の機能のためにできなくなる。
つまり、ユーザがWebブラウザ111の「ファイル」メニューからの印刷を指示すると、Webブラウザ111は文書表示アプリケーション112の印刷プログラムを呼び出すが、この文書表示アプリケーション112は文書のファイル形式が印刷不可であることを認識するので、印刷を実行しない。
本実施の形態では、Webブラウザ111は主として、文書管理サーバ130に格納される文書一覧を表示部に表示させ、プラグインソフトである文書表示アプリケーション112との組み合わせで文書を表示部にイメージ表示(画像表示)させるものとして説明するが、Webブラウザ111そのものに文書を表示部にイメージ表示させる機能を組み込むようにしてもよい。
図3は、図1のデータベースの文書管理テーブル、コンテンツ管理テーブルおよびジョブ管理テーブルを例示した図である。
文書管理テーブル310は、文書を管理するテーブルであり、文書を一意に識別する文書ID311、文書属性としての文書名312、作成者313、作成日314、その文書の格納フォルダを示すフォルダID315、参照コンテンツの識別情報(ID)である参照コンテンツID316、印刷コンテンツの識別情報である印刷コンテンツID317等が記録される。
ここで、印刷コンテンツ(印刷用コンテンツ)とは、文書表示アプリケーション112(またはWebブラウザ111)でツールバー等に印刷メニューを表示させる形式(レンディション)のコンテンツファイルである。つまり、クライアント110のユーザが、表示部の画面を見ながら、マウス等のクリック操作で文書表示アプリケーション112上から印刷指示を入力できる形式のコンテンツファイルである。
例えば、図3の文書管理テーブル310において、文書ID「D001」、文書名「Report」、作成者「Yamada」のコンテンツは、フォルダID「F004」に格納されており、参照コンテンツ(印刷不可形式のコンテンツ)のIDは「CD001」であり、印刷コンテンツ(印刷可形式のコンテンツ)のIDは「CP001」であることを示している。
また、コンテンツ管理テーブル320は、参照コンテンツおよび印刷コンテンツの格納領域(ディレクトリ)を示したテーブルである。このコンテンツ管理テーブル320は、コンテンツを一意に識別するコンテンツID321ごとに、このコンテンツデータの記憶部におけるデータ格納領域322を示す。
例えば、図3のコンテンツ管理テーブル320において、「CD001」のコンテンツは記憶部の「xxx」という領域に格納されており、「CP001」のコンテンツは記憶部の「yyy」という領域に格納されていることを示している。
ジョブ管理テーブル330は、ユーザからの印刷要求履歴を示すテーブルであり、ジョブを一意に識別するジョブID331、印刷対象(印刷要求対象)のコンテンツを識別するコンテンツID332、印刷要求をしたユーザを識別するユーザID333、印刷要求がされた要求日時334、印刷ジョブの状態を示すジョブ状態335等が示される。
例えば、図3のジョブ管理テーブルにおいて、ジョブID「J001」は、コンテンツID「CP001」のコンテンツを、ユーザID「Suzuki」が「2004/08/15」に印刷要求を行い、このジョブの状態は「S1(印刷要求を受け付けた時点の状態)」であることを示している。ここで、ジョブ状態335に示されるジョブ状態は、例えば、以下の6種類のものが考えられる。
S1:印刷要求を受け付けた時点の状態。
S2:印刷イメージを作成した状態。
S3:印刷を終えた状態。
ER:印刷イメージ作成プログラム134または印刷プログラム135のいずれかでエラーが発生し、印刷ができなかった状態。
ERR:エラーのメール通知をユーザにし終えた状態。
END:印刷完了のメール通知をユーザにし終えた状態。
本実施の形態では、監視プログラム133が、このジョブ管理テーブル330のジョブ状態335と以下の起動プログラムテーブルとを参照して、次に起動(実行)させるプログラムを判断する。この起動プログラムテーブルは、文書管理サーバ130の記憶部に格納されるものとする。以下の表1に、この起動プログラムテーブルを例示する。
Figure 0004575757
表1に示すように、監視プログラム113は、例えば、ジョブ状態335が「S1(印刷要求を受け付けた時点の状態)」のときには、印刷イメージ作成プログラム134を起動させて、印刷イメージを作成させる。
ジョブ状態335が「S2(印刷イメージを作成した状態)」のときには、印刷プログラム135を起動させて、印刷を実行させる。
ジョブ状態335が「S3(印刷を終えた状態)」のときには、メール通知プログラム136を起動させて、ユーザへの印刷完了のメール通知を実行させる。
また、ジョブ状態335が「ER(印刷イメージ作成プログラム134または印刷プログラム135のいずれかでエラーが発生し、印刷ができなかった状態)」のときには、メール通知プログラム136を起動させて、ユーザへのエラーのメール通知を実行させる。
ちなみに、ジョブ状態335が「ERR」(エラーのメール通知をユーザにし終えた状態)および「END」(印刷完了のメール通知をユーザにし終えた状態)のときには、監視プログラム113は、前記したプログラムの起動は行わない。
なお、ジョブ管理テーブル330では印刷を完了したジョブについても記録を削除せずに残しておく。このようにすることで、このジョブ管理テーブル330の情報を、印刷履歴(印刷要求履歴)として利用することができる。例えば、文書管理サーバ130で管理している文書の不正流出が判明した場合、システム管理者等が、このジョブ管理テーブル330を読み出し、表示部に出力することで、いつ誰が該当文書を印刷したか(および印刷要求したか)を知ることができる。したがって、システム管理者等は、文書の不正流出の関与者を調査・特定しやすくなる。
また、このジョブ管理テーブル330の情報は、記憶部の記憶容量の節約のため、所定期間経過後データをクリアするようにしてもよい。さらに、前記した各テーブルは、説明のため、それぞれ別個のものとして説明したが、1つのテーブルにまとめるようにしてもよい。
図4は、図1の文書管理サーバおよびクライアントの動作を示すフローチャートである。図1〜図3を参照しつつ図4を用いて、クライアント110から印刷要求を受けた文書管理サーバ130の動作を説明する。
なお、ここでは、ディレクトリサーバ120とクライアント110との認証処理は既に終了し、文書管理プログラム131は、Webブラウザ111により図2に例示される表示領域200の画面を表示させているものとする。
ステップS401:ユーザは、Webブラウザ111上(表示部)に表示された文書一覧から印刷対象の文書の選択入力をする。このときの選択入力は、ユーザがWebブラウザ111により表示部に表示された画面を見ながら、クライアント110に接続されたマウス等で文書の選択入力を行う。クライアント110はユーザから文書の選択入力を受けると、この選択情報を文書管理サーバ130へ送信する。これを受信した文書管理プログラム131は、選択情報に示された文書の参照コンテンツをクライアント110のWebブラウザ111(文書表示アプリケーション112)に送信する。具体的には、文書管理プログラム131は、文書管理テーブル310(図3参照)を参照して、クライアント110で選択された文書の参照コンテンツIDを特定する。次に、コンテンツ管理テーブル320から、この参照コンテンツの記憶部における格納領域を特定し、この格納領域から参照コンテンツを読み出し、この参照コンテンツをクライアント110に送信する。このあと、ユーザがマウス等でWebブラウザ111上に表示された「サーバ印刷」ボタン242の選択入力をしたとき、クライアント110は、文書管理プログラム131へ選択した文書の印刷要求を送信し、ステップS402へ進む。
ステップS402:文書管理プログラム131は、クライアント110から印刷要求を受けて、ジョブ管理テーブル330にジョブを登録する。具体的には、文書管理プログラム131は、この文書の印刷要求者のユーザID、この印刷要求がされた日時と、印刷要求の対象である文書のコンテンツID等をジョブ管理テーブル330にこの文書のジョブとして登録する。また、ジョブ管理テーブル330のジョブ状態335を「S1」にする。
なお、印刷要求者のユーザID、この印刷要求がされた日時は、クライアント110が文書管理サーバ130にアクセスしたときに記録したセッション管理情報から読み出すものとする。
ステップS403:監視プログラム133は、ジョブ管理テーブル330中の各ジョブ状態335を監視し、前記した起動プログラムテーブル(表1参照)のジョブ状態335に対応づけられたプログラムを起動する。
ステップS404:ジョブ管理テーブル330のジョブ状態335が「S1」であればステップS410へ進み、ジョブ状態335が「S2」であればステップS420へ進み、ジョブ状態335が「S3」あるいは「ER」であればステップS430へ進む。
ステップS410:監視プログラム133は、印刷イメージ作成プログラム134を起動させる。
ステップS411:印刷イメージ作成プログラム134は、コンテンツ管理テーブル320から印刷コンテンツを取り出す。つまり、文書管理テーブル310を参照して、ステップS401で選択された文書の文書IDから、印刷コンテンツIDを検索する。次に、コンテンツ管理テーブル320から、この印刷コンテンツIDの格納領域(文書管理サーバ130の記憶部のどのディレクトリに格納されているか)を特定する。そして、この格納領域から、前記印刷コンテンツIDの印刷コンテンツを読み出す。
ステップS412:印刷イメージ作成プログラム134は、印刷コンテンツに、印刷要求者名(ユーザID)、印刷要求日時等の情報等を埋め込んだ印刷イメージデータを作成する。
このように、印刷コンテンツに印刷要求者、印刷要求日時(印刷日時)を埋め込んだ印刷イメージデータを作成することで、プリンタ150が印刷コンテンツを印刷したとき、印刷物を取りに行った者が、これを見ることで誰が印刷したものかを識別できる。
なお、このときのユーザID、印刷要求日時等の情報は、ステップS401で印刷要求があったときにセッション管理情報として記憶部に記録されたものを印刷イメージ作成プログラム134が取得するものとする。また、印刷イメージ作成プログラム134が作成する印刷イメージデータは、印刷プログラム135により印刷可能な状態とする。
ステップS413:印刷イメージ作成プログラム134を終了する。
ステップS414:監視プログラム133は、印刷イメージ作成プログラム134が正常終了であればジョブ管理テーブル330のジョブ状態335を「S2」に変更し、異常終了(プリンタ150の紙づまり等で文書が印刷できなかった場合)であれば「ER」に変更する。そして、ステップS403へ戻る。
ステップS420:監視プログラム133は、印刷プログラム135を起動させる。
ステップS421:印刷プログラム135は、ステップS412で印刷イメージ作成プログラム134が作成した印刷イメージを文書管理サーバ130に設定されたプリンタドライバを使って印刷する。
ステップS422:印刷プログラム135を終了する。
ステップS423:監視プログラム133は、印刷プログラム135が正常終了であればジョブ管理テーブル330のジョブ状態335を「S3」に変更し、異常終了であればジョブ状態335を「ER」に変更する。
ステップS430:監視プログラム133は、メール通知プログラム136を起動させる。
ステップS431:メール通知プログラム136は、印刷処理結果を印刷要求者にメールで通知する。ここで、ジョブ管理テーブル330のジョブ状態335が「S3」であれば印刷完了、「ER」であれば印刷不可と通知する。
なお、各ユーザのメールアドレス情報およびメール内容(印刷完了および印刷不可)のフォーマットは、記憶部に記憶されており、このメールアドレス情報およびメール内容のフォーマットを参照してメールを作成し、通知を行うものとする。
このように、文書管理サーバ130が文書の印刷処理結果をクライアント110にメール通知するので、例えばクライアント110の近くにプリンタ150が無い場合でも、ユーザは文書の印刷処理結果を確認しやすくなる。
ステップS432:メール通知プログラム136を終了する。
ステップS433:監視プログラム133は、ジョブ管理テーブル330のジョブ状態335を「S3」から「END」に変更する、もしくはジョブ状態335を「ER」から「ERR」に変更する。その後、監視プログラム133はステップS403からの処理を繰り返し、ジョブ管理テーブル330のジョブ状態355の監視を続ける。
このようにすることで、文書管理サーバ130は、ユーザの文書印刷要求に関する履歴を作成し、格納することができる。つまり、文書管理サーバ130は、いつ、どのユーザが、どの文書を印刷したか(印刷しようとしたか)を履歴として残すことができる。したがって、システム管理者が、このジョブ管理テーブル330を閲覧することで、文書の不正流出の関与者を調査・特定しやすくなる。
《第2の実施の形態》
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は、第2の実施の形態の文書管理システムの構成を示す図である。前記した第1の実施の形態と同様の構成要素は、同じ符号を付して、説明を省略する。
第2の実施の形態のシステム構成は、以下の特徴を有する。
(1)クライアント510にはプリンタドライバの設定・インストールがされていて、プリントサーバ140を経由してプリンタ150に印刷する。つまり、第1の実施の形態のように文書管理サーバ130にプリンタドライバを設定する必要がなくなる。
なお、プリンタドライバは、クライアント510ごとに異なる設定にできるので、クライアント510はそれぞれ、身近にあるプリンタ150で印刷するようにしてもよい。
(2)文書管理プログラム531は、サーバ印刷要求を受け付ける代わりに、印刷用ファイルのメール送付要求を受け付ける。また、メール通知プログラム536は、サーバ印刷の結果をメール通知する代わりに、印刷用ファイル(印刷コンテンツ)をメール送付する。クライアント510は自身に格納されたメールソフトで印刷用ファイルを受信し、文書表示アプリケーション112でこのファイルを開き、印刷等を行う。
ちなみに、請求項におけるコンテンツ送信部は、文書管理サーバ130のCPUがメール通知プログラム536を実行することにより実現される。
(3)監視プログラム533は、以下の表2に例示する起動プログラムテーブルを参照して、ジョブ状態335に対応する処理を行う。つまり、文書管理サーバ130は、印刷プログラム135を含まないので、監視プログラム533は、前記した第1の実施の形態のように印刷プログラム135の起動や監視を行わない。
Figure 0004575757
表2に示すように、監視プログラム533は、例えば、ジョブ状態335が「S1(印刷用ファイル要求を受け付けた時点の状態)」のときには、次に印刷イメージ作成プログラム134を起動させて、印刷イメージを作成させるようにする。
ジョブ状態335が「S2(印刷イメージを作成した状態)」のときには、次にメール通知プログラム536を起動させて、印刷イメージをメール送付させるようにする。
また、ジョブ状態335が「ER(印刷イメージ作成プログラム534でエラーが発生し、印刷イメージを送付できなかった状態)」のときには、次にメール通知プログラム536を起動させて、ユーザにエラーのメール通知をさせるようにする。また、ジョブ状態335が「ERR」(エラーのメール通知をユーザにし終えた状態)および「END」(印刷イメージをユーザにメール送付し終えた状態)のときには、特にプログラムの起動は行わない。
図6は、図5のWebブラウザが表示する画面例である。図6を用いて、Webブラウザ111が表示部に出力表示する画面(本実施の形態の文書管理プログラム531がWebブラウザ111に送信する画面)を説明する。
図6に示すように、文書管理プログラム531は、Webブラウザ111の表示領域640に、文書一覧と、ユーザが印刷用ファイル要求対象をチェックするためのチェックボックスを表示する表641と、文書管理プログラム531に対して印刷用ファイルのメール送付を要求するための「印刷用ファイル要求」ボタン642とを表示させる情報を送信する。これを受けてWebブラウザ111が領域600に示す画面を表示部に表示させる。
なお、本実施の形態では、ユーザがマウス等で、Webブラウザ111により表示された表641上の所定の文書を選択した段階では、表示部に文書のイメージを表示しないようにしている。つまり、このあとユーザがクライアント510のWebブラウザ111上に表示された「印刷用ファイル要求」ボタン642の選択入力をし、これを受けて文書管理サーバ130からメールで送信された印刷コンテンツファイルを開くことで、クライアント510の表示部の画面上に文書イメージが表示される。
図7は、図5の文書管理サーバおよびクライアントの動作を示すフローチャートである。図1〜図6を参照しつつ図7を用いて、本実施の形態の文書管理サーバ130の動作を説明する。
なお、ここでも、ディレクトリサーバ120とクライアント510との間の認証処理は既に終了し、文書管理プログラム531は、Webブラウザ111へ図6の符号220,230,640の画面情報を送信し、Webブラウザ111は領域600の画面を表示部に表示させているものとする。
ステップS701:前記図4のステップS401と同様に、ユーザが入力部(キーボードやマウス)等を用いて、クライアント510のWebブラウザ111により表示部に表示された文書一覧641で文書のチェックボックスをチェックして、印刷対象の文書(送付要求の対象である文書)の選択入力をする。そして、Webブラウザ111上の「印刷用ファイル要求」ボタン642の選択入力をする。そして、ユーザからの「印刷用ファイル要求」ボタン642の選択入力を受けるとクライアント510は、選択した文書の印刷用ファイルのメール送付を要求するメッセージを文書管理プログラム531へ送信し、ステップS702へ進む。
ステップS702:文書管理プログラム531は、印刷用ファイルのメール送付を要求するメッセージを受け付けて、ジョブ管理テーブル330にジョブを登録する。具体的には、文書管理プログラム531は、このメッセージに含まれるメール送付要求者のユーザID、このメッセージが送信された日時等を、要求の対象であるファイル(文書)のIDとともにジョブ管理テーブル330にジョブを登録する。このときのジョブ管理テーブル330のジョブ状態335は「S1」とする。
ステップS703:監視プログラム533は、ジョブ管理テーブル330中のジョブ状態335を監視し、前記した起動プログラムテーブル(表2参照)に基づいて、各ジョブ状態335に対応づけられたプログラムを起動させる。
ステップS704:ジョブ管理テーブル330のジョブ状態335が「S1」であればステップS710へ進み、ジョブ状態335が「S2」もしくは「ER」であればステップS720へ進む。
ステップS710:監視プログラム533は、印刷イメージ作成プログラム134を起動させる。
ステップS711:印刷イメージ作成プログラム134は、前記したステップS411(図4参照)と同様に、コンテンツ管理テーブル320から印刷コンテンツ(印刷用コンテンツ)を取り出す。
ステップS712:印刷イメージ作成プログラム134は、前記した図4のステップS412と同様に、印刷コンテンツにセッション管理情報から得られる要求者名や文書管理サーバ130から得られる印刷要求日時等の情報を埋め込み、印刷イメージを作成する。このとき、印刷イメージは印刷可能な形式にしておく。
なお、前記した文書管理テーブル310に文書の有効期限(例えば、文書が改版される時期)を記録しておき、印刷イメージを作成するとき、この文書の有効期限に関する情報も埋め込むようにしてもよい。このようにすることで、この印刷イメージを受け取ったユーザが、この文書の有効期限を確認することができる。
ステップS713:印刷イメージ作成プログラム134を終了する。
ステップS714:監視プログラム533は、印刷イメージ作成プログラム134が正常終了であればジョブ管理テーブル330のジョブ状態335を「S2」に変更し、異常終了(印刷イメージ作成プログラム134でエラーが発生し、印刷イメージ(印刷イメージデータ)をメール送付できなかった状態)であればジョブ状態335を「ER」に変更する。
ステップS720:監視プログラム533は、メール通知プログラム536を起動させる。
ステップS721:メール通知プログラム536は、印刷要求者(クライアント510)にメールを送付する。ジョブ状態335が「S2」であれば印刷イメージを添付して送付し、ジョブ状態335が「ER」であれば印刷不可(エラー)を通知するメールを送付する。
ステップS722:メール通知プログラム536を終了する。
ステップS723:監視プログラム533は、印刷イメージを送付したときには、ジョブ管理テーブル330におけるこの文書のジョブ状態335を「S2」から「END」に変更する。一方、エラーを通知するメールを送付したときは、ジョブ状態335を「ER」から「ERR」に変更する。その後、監視プログラム533は、他のジョブの状態355を監視するために、ステップS703に戻る。
このように、文書管理サーバ130が、クライアント510に印刷用ファイルをメールで送付するので、文書管理サーバ130にプリンタドライバが設定されていない場合でも、クライアント510は、文書を印刷することができる。
また、文書管理サーバ130は、ジョブ管理テーブル330に、クライアント510から印刷用ファイルをメール送付したこと(および印刷用ファイルのメール送付要求があったこと)を履歴として残すので、文書管理サーバ130で管理している文書の不正流出が判明した場合、システム管理者等が、このジョブ管理テーブル330を閲覧することで、いつ誰が該当文書を取得したか(および取得要求したか)を知ることができる。
なお、本実施の形態の文書管理サーバ130は、クライアント510が文書一覧から文書を選択しても、画面上に参照コンテンツをイメージ表示しないものとして説明したが、画面上に参照コンテンツのイメージを表示するようにしてもよい。
すなわち、文書管理サーバ130の記憶部に参照コンテンツを格納するようにして、ユーザがクライアント510から印刷用ファイル要求をする前に、文書一覧から文書が選択された段階で、文書表示アプリケーション112で参照コンテンツをイメージ表示できるようにしてもよい。
このようにすることで、クライアント510のユーザは、文書の内容が、所望のものであるか否かを確認した上で、印刷用ファイルを取得することができる。
《第3の実施の形態》
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、クライアントが印刷用ファイル(印刷コンテンツ)の参照要求をしたとき、文書管理プログラムがこのときの参照要求の履歴を記録することを特徴とする。つまり、ユーザが文書の参照をしたときに、ジョブ管理テーブルにその記録を残すようにしたことを特徴とする。
第3の実施の形態のシステム構成は、前記した第2の実施の形態とほぼ同様であるので説明を省略し、文書管理プログラムがクライアントの表示部に表示させる画面および文書管理サーバの処理手順について説明する。
図8は、第3の実施の形態のクライアントのWebブラウザが表示する画面例である。図8を用いて、文書管理プログラム531がクライアント510のWebブラウザ111に送信する情報を説明する。
図8に示すように、文書管理プログラム531は、本実施の形態のクライアント510へ、文書一覧230と、ユーザが印刷用ファイル参照対象をチェックするためのチェックボックスを含む表841、ユーザがチェックした文書の印刷用ファイルの参照を文書管理プログラム531に対して要求するための「印刷用ファイル参照」ボタン842を含む文書一覧表示領域840と、メニューバー220とを含む情報を送信する。
この「印刷用ファイル参照」ボタン842が押された場合、すなわちクライアント510に接続されたマウス等でWebブラウザ111に表示された「印刷用ファイル参照」ボタン842の選択入力がされた場合、クライアント510(Webブラウザ111)は、この選択情報を文書管理サーバ130へ送信する。そして、これを受信した文書管理プログラム531は記憶部に格納された印刷可能形式のレンディションの文書(印刷コンテンツ)を読み出し、クライアント510のWebブラウザ111へ送信する。クライアント510のWebブラウザ111はこの印刷コンテンツを受信すると、文書表示アプリケーション112を起動させて、文書表示を行う。例えば、図8に示すようにWebブラウザ111で新たなウィンドウを立ち上げ、その中に表示する(表示領域860参照)。その場合、図8に示すように文書表示アプリケーション112のメニューバー850の印刷メニューはデフォーカスされずに表示され、Webブラウザ111(文書表示アプリケーション112)から印刷ができるようになる。
また、ユーザから「印刷用ファイル参照」ボタン842が押された時点で、つまり文書管理サーバ130がクライアント510から「印刷用ファイル参照」ボタン842が選択されたという選択情報を受信した時点で、文書管理プログラム531は、ジョブ管理テーブル330にこのコンテンツを表示したことを示す履歴を残す。
このように、文書管理プログラム531がクライアント510の文書参照要求の履歴を記録するので、文書の参照のみがされたときにも、その関与者を調査・特定することができる。つまり、よりセキュリティ度の高い文書管理を行うことができる。
なお、請求項における、Webブラウザ上で表示可能であるが印刷メニューを選択不可能な形式のコンテンツである参照コンテンツとは、例えば、Webブラウザ111がプラグインソフトである文書表示アプリケーション112を呼び出すことで、文書表示可能となるコンテンツである。Webブラウザ111は、ブラウザの印刷メニューから文書表示アプリケーション112で表示した文書の印刷指示入力がされたとき、文書表示アプリケーション112の印刷プログラムを呼び出してプリンタ150に印刷させる。したがって、このコンテンツの形式を文書表示アプリケーション112で印刷不可能な形式としておくことで、Webブラウザ111(Webブラウザ111をインストールしたクライアント110)からの印刷ができないようになる。すなわち、文書管理サーバ130が、Webブラウザ111(クライアント110)へ前記文書の印刷命令を受け付ける画面情報を送信し、画面から入力された印刷指示が文書管理サーバ130へ送信されたときに(ユーザが文書管理サーバ130へ文書印刷の指示を明示的に行ったときに)、この文書を印刷するようにするので、文書管理サーバ130で文書の印刷履歴をもれなく取得することができる。つまり、文書を印刷するときには、クライアント110から文書管理サーバ130へ印刷指示を送信しなければならなくなるので、文書管理サーバ130で印刷要求(印刷履歴)をもれなく取得することができる。
本発明は、前記した実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変形可能である。
例えば、前記した実施の形態において、文書管理サーバ130に格納される参照コンテンツは、主として文書表示アプリケーション112で内容を表示できる形式のファイルとしたが、直接Webブラウザ111で内容を表示できる形式のファイル、例えば、HTML(HyperText Markup Language)ファイルとしてもよい。この場合、第1の実施の形態における参照コンテンツ(印刷不可のコンテンツ)の形式は、Webブラウザ111で印刷不可能な形式とすればよい。
このようにすることでも、ユーザが文書の印刷(または文書の取得要求)をするときに、Webブラウザ111に組み込まれた印刷メニューから印刷要求をすることができなくなる。つまり、ユーザが文書を印刷したいときには、文書管理プログラム131が表示させる「サーバ印刷」ボタン242(図2)で文書管理サーバ130に対して明示的に印刷要求(もしくは印刷可能な電子文書の送付要求)をしなければならなくなるので、文書管理サーバ130は印刷履歴(印刷要求履歴)を漏れなく取得することができる。
また、前記した各実施の形態において、ジョブ管理テーブル330は、各プログラムのジョブ状態が変化したとき、逐次、監視プログラム133,533がジョブ状態335の内容を書き換えていくものとして説明したが、これに限定されない。
例えば、ジョブ管理テーブル330に、コンテンツの印刷要求(印刷用ファイル要求、印刷用ファイル参照)があったことと、そのコンテンツの最終的な状態(エラーのメール通知をし終えた状態、または印刷完了のメール通知をし終えた状態)とを記録するようにしてもよい。あるいは、監視プログラム133,533が、各プログラムのジョブ状態が変化するたびにジョブ管理テーブル330にデータを追加するようにしてもよい。このようにすることで、文書管理サーバ130はジョブ管理テーブル330に詳細なジョブの履歴を記録することができるので、システム管理者等は文書の不正取得についてより細やかな分析をすることができる。
なお、本実施の形態に係る文書管理サーバ130は、前記したような処理を実行させるプログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記憶媒体(CD−ROM等)に記憶して提供することも可能である。また、そのプログラムを、インターネット等のネットワークを通して提供することも可能である。
第1の実施の形態の文書管理システムの構成を示す図である。 図1のWebブラウザが表示する画面例である。 図1のデータベースの文書管理テーブル、コンテンツ管理テーブルおよびジョブ管理テーブルを例示した図である。 図1の文書管理サーバおよびクライアントの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の文書管理システムの構成を示す図である。 図5のWebブラウザが表示する画面例である。 図5の文書管理サーバおよびクライアントの動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態のクライアントのWebブラウザが表示する画面例である。
符号の説明
100 ネットワーク
110,510 クライアント(端末装置)
111 Webブラウザ
112 文書表示アプリケーション
130 文書管理サーバ(文書管理装置)
131,531 文書管理プログラム(文書管理部)
132 データベース(記憶部)
133,533 監視プログラム(監視部)
135 印刷プログラム(印刷部)
136,536 メール通知プログラム(コンテンツ送信部)
150 プリンタ
330 ジョブ管理テーブル

Claims (5)

  1. 理対象である文書ごとに、Webブラウザ上で表示可能であるが印刷メニューを選択不可能な形式のコンテンツである参照コンテンツおよび前記Webブラウザ上で印刷メニューを選択可能な形式のコンテンツである印刷用コンテンツと、前記印刷用コンテンツの印刷ジョブの状態を示すジョブ管理テーブルとを格納する記憶部と、
    ネットワーク経由で端末装置から前記文書の参照要求を受けたとき、前記記憶部から前記参照要求がされた文書の参照コンテンツを前記端末装置に送信し、前記参照要求された文書について、前記端末装置から印刷要求を受けたとき、前記文書の印刷用コンテンツを前記記憶部から読み出すとともに、前記記憶部のジョブ管理テーブルに前記文書の印刷ジョブの登録をする文書管理部と、
    を備えることを特徴とする文書管理装置。
  2. 記文書管理装置に登録されたプリンタに前記印刷用コンテンツの印刷をさせる印刷制御部と、
    前記印刷制御部の動作を監視し、前記印刷用コンテンツの印刷履歴を前記ジョブ管理テーブルに記録する監視部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  3. 前記文書管理装置は、
    前記ジョブ管理テーブルは、前記印刷用コンテンツの送付状態を示し、
    前記文書管理部は、ネットワーク経由で端末装置から前記文書の参照要求を受けたとき、前記記憶部から前記参照要求の対象の文書の参照コンテンツを前記端末装置に表示させ、前記参照要求された文書について、前記端末装置から送信要求を受けたとき、前記文書の印刷用コンテンツを前記記憶部から読み出すとともに、前記記憶部のジョブ管理テーブルに前記文書の送付要求の登録をするよう構成され、
    前記文書の送付要求があった端末装置に、前記文書の印刷用コンテンツを前記ネットワーク経由で送信するコンテンツ送信部と、
    前記コンテンツ送信部の動作を監視し、前記文書の印刷用コンテンツの印刷履歴を前記ジョブ管理テーブルに記録する監視部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  4. 前記印刷制御部または前記コンテンツ送信部は、前記印刷用コンテンツに前記印刷要求または前記送付要求をした端末装置のユーザの識別情報と、前記印刷要求または前記送付要求の日時に関する情報を付加するよう構成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の文書管理装置。
  5. 管理対象である文書ごとに、Webブラウザ上で表示可能であるが印刷メニューを選択不可能な形式のコンテンツである参照コンテンツおよび前記Webブラウザ上で印刷メニューを選択可能な形式のコンテンツである印刷用コンテンツと、前記印刷用コンテンツの印刷ジョブの状態を示すジョブ管理テーブルとを格納する記憶部を備える文書管理装置が、
    ネットワーク経由で端末装置から前記文書の参照要求を受け付けるステップと、
    前記記憶部から前記参照要求の対象の文書の参照コンテンツを前記端末装置に表示させるステップと、
    前記参照要求された文書について、前記端末装置から印刷要求を受け付けるステップと、
    前記文書の印刷用コンテンツを前記記憶部から読み出すステップと、
    前記記憶部のジョブ管理テーブルに前記文書の印刷ジョブの登録をするステップと、
    を実行することを特徴とする印刷文書管理方法。
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