JP4575072B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシ及び整流子を有するモータを備えた電動工具において、ブラシの摩耗を検出する技術に関する。
ブラシ及び整流子を有するモータに関して、ブラシが摩耗して交換を必要とする所定の長さに達したことを検出するブラシ摩耗指示器が特開昭57−78353号公報(特許文献1参照)に開示されている。このブラシ摩耗指示器では、ブラシを整流子側に押圧しているコイルばねがブラシの摩耗に伴って位置変化して、当該ブラシが所定の長さに達した場合に、コイルばねが端子に接触することにより通電される検出回路を用いて、当該ブラシに対応するLEDを点灯している。これにより、当該ブラシが摩耗により交換を必要とする長さに達したことを検出している。
特開昭57−78353号公報
上記したブラシ摩耗指示器を用いる場合には、複数のブラシを有するモータの複数のブラシの摩耗状態を検出する際には、各ブラシ毎に、検出回路やLEDを有するブラシ摩耗指示器を配設する必要がある。したがって、モータを設計する際に、ブラシの数と同数のブラシ摩耗指示器の配置スペースを確保する必要がある。一方、本体の小型化が要請される電動工具では、ブラシ摩耗指示器の配置スペースは小さい程好ましい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ブラシを有するモータを備えた電動工具において、ブラシの摩耗を合理的に検出するのに資する技術を提供することを目的とする。
発明によれば、整流子、モータ、先端工具、検出回路を有する電動工具が構成される。モータは整流子に摺接する複数のブラシを有している。また、先端工具はモータの回転駆動によって所定の加工作業を行う。また、検出回路は複数のブラシの摩耗状態を検出する。
「モータ」としては、ブラシ及び整流子を有するとともに、摩耗したブラシを交換可能に構成されているモータを広く包含する。典型的には、直流モータ、交流整流子モータ(ユニバーサルモータ、シリーズモータとも称呼される。)がこれに該当する。
なお、モータの整流子にブラシが摺接されることで、ブラシを介してモータ(詳しくは、後述する電機子)に駆動電流が供給され、これによってモータが回転駆動されるように構成されている。
本発明の電動工具において、検出回路は、各ブラシ毎に設けられた第1端子部および第2端子部をそれぞれ有し、一のブラシが整流子へ摺接して摩耗することにより所定の長さに達した場合に、当該ブラシに対応して設けられた第1端子部および第2端子部が接触するように構成されており、複数のブラシの少なくとも一つにおいて、第1端子部および第2端子部が接触した場合に、検出回路が通電されて、所定のブラシ摩耗状態が検出される。
このブラシの「所定の長さ」とは、ブラシが摩耗により短くなることで、当該ブラシを新しいブラシと交換するためのブラシの長さの交換基準設定値を示す。
「第1の端子部および第2の端子部が接触する」態様としては、ブラシの摩耗に伴って端子部を押圧するように位置変化する押圧手段を設け、これによって第1・第2の各端子部が接触するようにした態様、一方の端子部について、ブラシの摩耗に伴って位置変化するように設定しておき、この端子部が位置変化して他方の端子部と接触するようにした態様、ブラシが整流子へ摺接して摩耗することにより所定の長さに達することを検知する検知手段と、当該検知手段の検出結果に応じて両端子部を接触させる手段とを用いる態様等を含む。
また、「所定のブラシ摩耗状態」とは、使用されるにつれて摩耗して交換を必要とする程度にブラシが短くなった状態をいうものとする。
「所定のブラシ摩耗状態」を検出した結果として、検出回路に報知手段(報知用LED等)が接続されていれば、所定のブラシ摩耗状態を検出したら報知手段を用いてこれを報知することができる。また、検出回路にモータの制御回路が接続されていれば、所定のブラシ摩耗状態を検出したらモータを作動不能状態にすることができる。
本発明の電動工具では、所定のブラシ摩耗状態を1つの検出回路を用いて構成することができる。したがって、各ブラシに個別に検出回路を配設する場合と比較して検出回路の配置スペースが少なくてよく、モータ、そして電動工具を小型化することができる。このように、電動工具に設けられたモータの所定のブラシ摩耗状態を合理的に検出することができることとなった。
また上記検出回路は、各ブラシ毎に設けられた第1端子部が繋がれて構成されている第1配線と、各ブラシ毎に設けられた第2端子部が繋がれて構成されており、第1配線とは常時には電気的に接続されていない第2配線を備えている。そして、複数のブラシの少なくとも一つにおいて、第1端子部および第2端子部が接触した場合に、第1配線と第2配線が電気的に接続されることで、検出回路が通電される。
「第1配線」は、各ブラシ毎に設けられた第1端子部が繋がれる導電性部材で構成され、各第1端子部を電気的に接続する回路を形成している。同様に、「第2配線」は、各ブラシ毎に設けられた第2端子部が繋がれる導電性部材で構成され、各第2端子部を電気的に接続する回路を形成している。
第1配線と第2配線は、いずれか一つのブラシにおいて第1端子部と第2端子部が接触しない限り、電気的に接続されないように構成されている。なお第1・第2配線を常時に電気的非接続状態に置くには、各配線を所定の空隙をもって離間する態様のみならず、各配線間に絶縁材を設けて電気的な接続を回避する態様も包含される。
本発明の電動工具では、少なくとも1つの第1端子部および第2端子部が接触した場合に、第1配線と第2配線が電気的に接続されたことをもって検出回路が通電されるので、検出回路を用いてモータ外部でLED等のブラシ磨耗報知手段を点灯させる場合には、ブラシの数が2個を超える数であってもモータ外部に引き回す配線は2本でよい。もしくは、検出回路にコネクタ等を用いて外部への接続端子を設ける場合には、ブラシの数が2個を超える数であっても接続端子の数は2個でよい。したがって、ブラシ磨耗報知手段を配設することによる組立の工数およびコストの増加を抑制することができる。
本発明の好ましい形態の電動工具は、さらにブラシ押圧手段を備えている。ブラシ押圧手段は、各ブラシ毎に設けられ、各ブラシを整流子側に押圧して整流子に摺接させる。また、各ブラシ押圧手段は各ブラシの摩耗に伴ってその位置を変更しつつ各ブラシを整流子側に継続的に押圧するように構成されている。そして、一のブラシが摩耗することにより所定の長さに達した場合に、所定の位置に達したブラシ押圧手段を用いて、当該ブラシに対応して設けられた第1端子部および第2端子部を接触させるように構成されている。
「ブラシ押圧手段」としては、典型的には、ブラシを整流子側に押圧するスプリング等の弾性部材につき、ブラシに弾性力をもって当接しているアーム部等の部分を示す。
「ブラシ押圧手段」を用いて第1端子部と第2端子部を接触させる態様としては、当該ブラシに対応する第1端子部および第2端子部を所定の空隙をもって配設しておき、ブラシが摩耗により交換を必要とする長さ(「所定の長さ」)に達した場合に、「ブラシ押圧手段」が所定の位置に達したことをもって、一方の端子部が他方の端子部側に押圧されるように構成し、一方の端子部を他方の端子部に接触させる態様を含む。
本発明の電動工具によれば、「ブラシ押圧手段」という既存の構成要素を用いて、第1端子部および第2端子部を接触させることができる。これにより、既存のモータにつき設計変更をする箇所が少なく、検出回路を合理的に配設することができる。
本発明の好ましい形態では、モータは、整流子と複数のブラシを用いて所定方向に回転する回転子を回転自在に支持する軸受部を有している。そして、検出回路の少なくとも一部が軸受部に設けられている。
回転子は、実際には、電機子、電機子の中心部に設けられた回転軸(モータの出力軸)、回転軸に設けられた整流子を有している。そして、回転軸が軸受部に配設されていることにより、ブラシを介して電機子に駆動電流が供給されると、回転子が所定方向に回転する。
なお、「軸受部」としては、回転軸を回転自在に支持する軸受本体、軸受本体をモータやモータハウジング等に固定し支持する部材を好適に包含する。
なお、軸受部はモータを構成する各部品の中でも、モータの外郭拠りに配設され、周囲にはモータを構成する他の部品が少ない場合が多い。
したがって、本発明の電動工具によれば、検出回路のチェックやメンテナンス等の作業を実施する際に取り外す部品の数が少なくてよく、これらの作業工数を低減することができる。
また、電動工具では、特に、加工作業を遂行している時に本体に加工作業による振動が伝わり易く、高い耐震性が要求される。本発明によれば、固定された軸受部に検出回路を設けることにより、振動によりこれらの配線が揺れ難く耐震性に優れている。
本発明の好ましい形態では、モータは、ブラシを収容しつつ整流子に各ブラシを摺接可能に支持するブラシホルダが配設されるブラシホルダベースを有している。そして、第1配線および第2配線の少なくとも一部がブラシホルダベースに設けられている。
「ブラシホルダベース」は、モータが収容されているモータハウジング等に固定されており、典型的には、中心部に整流子を挿通する孔部を有する円盤形状に形成されている。
そして、電動工具外部から取り入れられた冷却用空気が冷却を要する部分に効率良く取り入れられるように、空気の流れを案内する空気誘導部材が孔部の周囲に配設されている場合には、当該空気誘導部材をも「ブラシホルダベース」に含む。この空気誘導部材は、ブラシホルダが固定される円盤形状の部材と一体成形されていてもよいし、別体として成形され取り付けられていてもよい。
検出回路は、ブラシホルダベースおよびブラシホルダベースに配設されているブラシホルダ等の部品により予てから占有されているスペース内に配設される。
本発明の電動工具によれば、検出回路の少なくとも一部をブラシホルダベースに設けることにより、検出回路を設けるための配置スペースを新たに確保する必要性が少ない。したがって、検出回路を設けるためにモータの外形を大きくする必要性が少ない。また、固定されたブラシホルダベースに検出回路を設けることにより、振動により配線が揺れ難く耐震性に優れている。
本発明によれば、ブラシを有するモータを備えた電動工具において、ブラシの摩耗を合理的に検出するのに資する技術が提供されることとなった。
(第1の実施の形態)
以下に本発明の第1の実施の形態につき、図1〜図9に基づいて説明する。本実施の形態は、電動工具の一例として電動式(充電式)のインパクトドライバ100を用いて説明する。図1は、第1の実施の形態に係るインパクトドライバ100の全体構成を概略的に示す一部破断の側断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るインパクトドライバ100は、概括的に見て、インパクトドライバ100の外郭を形成する本体部101、当該本体部101の先端領域に着脱自在に取り付けられて各種ネジのネジ締め作業を行うドライバビット109を主体として構成される。ドライバビット109は、本発明における「先端工具」に対応する。
本体部101は、モータハウジング103、ギアハウジング105およびハンドグリップ107から構成されている。モータハウジング103内には、駆動モータ121が収容されている。駆動モータ121は、本発明における「モータ」に対応する。
ハンドグリップ107には、駆動モータ121の電源スイッチを投入操作するトリガ125が設けられている。
ギアハウジング105内には、駆動モータ121の出力軸122の回転を適宜減速するための遊星ギア装置からなる減速機構111、減速機構111によって回転駆動されるスピンドル112、当該スピンドル112からボール113を伝達部材として回転駆動されるハンマー114、およびハンマー114によって回転駆動されるアンビル115が配置されている。ハンマー114はスピンドル112の長軸方向に相対的に移動可能とされ、圧縮コイルスプリング116によってアンビル115側に向けて付勢されている。なお、アンビル115の先端は、ギアハウジング105の先端から突出しており、この突出された先端部にドライバビット109が着脱自在に取り付けられる。
ネジ締め作業のために駆動モータ121が通電駆動された場合、ドライバビット109による締め付けトルクが軽負荷状態では、スピンドル112とハンマー114は一体的に回転する。この軽負荷状態では、ハンマー114は、圧縮コイルスプリング116による付勢力でアンビル115に係合した状態が保持される。このため、アンビル115もハンマー114と一体となって回転し、ドライバビット109によるネジ締め作業が遂行される。
一方、締め付けトルクが大きくなり、所定の高負荷状態となった際には、ハンマー114は圧縮コイルスプリング116に抗してアンビル115から離れる方向へと後退したのち、圧縮コイルスプリング116の付勢力によって衝撃的な回転トルクを伴いつつアンビル115に係合し、当該アンビル115を経てドライバビット109に大きな締め付けトルクを発生させる。なお、インパクトドライバの作動原理自体は、周知の技術事項に属するため、その詳細な構成作用の説明は、便宜上省略する。
次に駆動モータ121につき説明する。本実施の形態における駆動モータ121は、バッテリー127を駆動電源とする4極の直流モータであり、以下、駆動モータ121の概略構成につき、図2を参照して説明する。駆動モータ121は、出力軸122、出力軸122と一体的の回転する冷却ファン151、出力軸122と一体的に回転しコイルが巻装されている電機子133、モータハウジング103に固定されて電機子133の周囲に磁界を発生させている固定子135、出力軸122の一端側(減速機構111の反対側)に設けられた整流子137、整流子137の外周面に摺接して電機子133のコイルに駆動電流を供給する4個のブラシ145a〜145d(併せて、図3、図4参照)、各ブラシ145a〜145dを収容する4つのブラシホルダ143、ブラシホルダ143を固定する略円盤形状のブラシホルダベース141を主体として構成されている。
出力軸122は、一端(後端、すなわち図2に示す左端)がモータハウジング103に軸受123を介して回転自在に支持され、他端側(減速機構111側、すなわち図2に示す右側)がギアハウジング105に軸受123を介して回転自在に支持されている。なお、出力軸122、電機子133、整流子137によって回転子が構成されている。
冷却ファン151は遠心ファンであり、電機子133と整流子137の間に配置されており、電機子133側及び整流子137側から空気を導入し、これを放射状に流出させることによって、整流子137、ブラシホルダ143に収容されるブラシ、電機子133およびそれらの周辺部を冷却する構成とされる。そして、冷却後の風はモータハウジング103に設けた風窓(図示していない。)から外部に放出される。
上記のように構成された駆動モータ121に電源が投入され、固定子135が発生する磁界の中で電機子133のコイルに駆動電流が供給されることで、電機子133および出力軸122が一体となって回転駆動される。この際、整流子137およびブラシにより電機子133のコイルに流れる電流の方向が適宜切り替えられ、電機子133および出力軸122が所定の方向に連続的に回転する構成となっている。なお、直流モータの作動原理自体は、周知の技術事項に属するため、その詳細な構成作用の説明は、便宜上省略する。
本実施の形態のインパクトドライバ100では、上記した4個のブラシのうち少なくとも1個が摩耗により短くなることで新しいブラシと交換するためのブラシの長さの交換基準設定値(「所定の長さ」)に達したことを検出する配線が、駆動モータ121のブラシホルダベース141に設けられている。以下に、その詳細な構成を、図3〜図5を参照して説明する。
図3、図4に示すように、ブラシホルダベース141には、ブラシ145a〜145dを収容するブラシホルダ143、冷却ファン151(併せて、図2参照)に導入される空気の気流を案内するとともに少なくとも1つのブラシが摩耗により所定の長さに達したことを検出する検出回路210が配設されている空気誘導部材201等の部品が取り付けられてブラシホルダアセンブリが組み立てられ、モータハウジング103の内壁面にネジ等の固定手段によって止着されている。
本実施の形態の「ブラシホルダベース141」および「空気誘導部材201」は、本発明の「ブラシホルダベース」に対応する。
ブラシホルダベース141は、中央部に整流子137(併せて、図2参照)が貫通可能な円形の貫通孔142を有する略円盤形状の絶縁部材を用いて構成されている。
このブラシホルダベース141の上面(図3、図4に示す上側の面)には、略直方体形状のブラシ145a〜145dを収容した4個のブラシホルダ143を径方向に等間隔に(したがって、放射状に)取り付けるためのブラシホルダ取付部203が、4箇所に設けられている。また、ブラシホルダ143に収容されたブラシ145a〜145dを整流子137側に押圧するトーションスプリング147を配設するためのスプリング取付部204が4箇所に設けられている。スプリング取付部204には、トーションスプリング147のコイル部を嵌めるバネ支持部材144、トーションスプリング147の径方向の回転を規制するバネ規制部材206を備えている。
また、空気誘導部材201は、その外周の直径が、ブラシホルダベース141の貫通孔142の内径と同等の寸法の略円筒形状絶縁部材で形成されている。空気誘導部材201の側面には、ブラシホルダ143が配置されるブラシ配置窓202が等間隔に4箇所設けられている。また、空気誘導部材201の側面には、検出回路210の厚みと同程度の溝を有する配線取付部205が設けられている。さらに、空気誘導部材201の側面の所定の箇所には、検出回路210の配線を接続するコネクタ部220が設けられている。
ここで、検出回路210の構成の詳細について、図5を参照して説明する。検出回路210は、導電性ワイヤで構成された第1配線211及び第2配線212を有している。
第1配線211は、空気誘導部材201の側面に沿った円弧形状を成す連結配線211aと、連結配線211aの両端部から連結配線211aと略直角方向を成す下側(図3〜図5に示す下側)に延在する立設配線211b,211cを有している。各立設配線211b,211cの両端には、連結配線211aと平行な方向に延在する端子部配線211d,211eが設けられている。各端子部配線211d,211eの両端部は、検出回路210が配設された時に空気誘導部材201から離間する方向(併せて、図3、図4参照)に屈曲され、さらにその先端が各端子部配線211d,211eと平行な方向に屈曲されている(屈曲部T1A〜T1D)したがって、各端子部配線211d,211eの両端部は、鉛直方向の上方側もしくは下方側から見てL字形状を成している。
同様にして、第2配線212にも、連結配線212b、立設配線212b,212c、端子部配線212d,212eが設けられている。なお、第2配線212の各端子部配線212d,212eの両端部は、検出回路210が配設された時に空気誘導部材201から離間する方向(図3、図4参照)に屈曲され、さらにその先端が各立設配線212b,212cと平行な方向に屈曲されている(屈曲部T2A〜T2D)、したがって、各端子部配線212d,212eの両端部は、水平方向側の所定の角度から見てL字形状を成している。
そして、検出回路210の第1配線211および第2配線212は、絶縁固定部材(特に図示していない。)を用いて、互いに所定の空隙を保ち接触しない(電気的に接続されない)ように連結される。したがって、第1配線211の屈曲部T1Aと第2配線212の屈曲部T2Aは、常時には、対向する位置に所定の空隙を持って略十字の検出対として配置される。この構成を用いて、詳細は後述するが、ブラシ145aが摩耗により所定の長さに達したか否かを検出する。また、同様にして、屈曲部T1Bと屈曲部T2Bを用いてブラシ145bが、屈曲部T1Cと屈曲部T2Cを用いてブラシ145cが、屈曲部T1Dと屈曲部T2Dを用いてブラシ145dが摩耗により所定の長さに達したか否かをそれぞれ検出する。
なお、第1配線211、第2配線212には、駆動モータ121外部の配線と接続するためのコネクタ部220への配線211f,212fが適宜の場所に設けられている。
本実施の形態の「第1配線211」は本発明の「第1配線」に、「第2配線212」は本発明の「第2配線」に対応する。また、本実施の形態の「屈曲部T1A」、「屈曲部T1B」、「屈曲部T1C」、「屈曲部T1D」は、本発明の、第1配線に設けられた「各ブラシ毎に設けられた複数の第1端子部」に対応する。また、本実施の形態の「屈曲部T2A」、「屈曲部T2B」、「屈曲部T2C」、「屈曲部T2D」は、本発明の、第2配線に設けられた「各ブラシ毎に設けられた第2端子部」に対応する。
このように構成されたブラシホルダベース141、空気誘導部材201、検出回路210、4個のブラシ145a〜145dが収容された4個のブラシホルダ143、さらにブラシを整流子137方向に弾性力をもって押圧するブラシ加圧アーム部147bを有する4個のトーションスプリング147を準備し、図4に示すように、ブラシホルダベースアセンブリを組み立てる。なお、各トーションスプリング147のブラシ加圧アーム部147bは絶縁部材で被覆されている。
本実施の形態のブラシホルダベース141と、空気誘導部材201が本発明の「ブラシホルダベース」に対応する。また、ブラシ加圧アーム部147bが本発明の「ブラシ押圧手段」に対応する。
まず、検出回路210を空気誘導部材201の配線取付部205に配設する。
そして、ブラシホルダベース141の貫通孔142の周囲に、検出回路210が配設された空気誘導部材201を取り付ける。
さらに、各ブラシ145a〜145dが収容されたブラシホルダ143をブラシホルダ取付部203に配設する。これによって、各ブラシホルダ143は、空気誘導部材201のブラシ配置窓202にそれぞれ配置され、固定される構成となっている。なお、ブラシホルダ143の側面には、後述するトーションスプリング147のブラシ加圧アーム部147bが移動可能な水平方向のスリット143aが設けられている。
そして、トーションスプリング147の一方のアーム部147aがブラシホルダベース141面側に配置されるように、トーションスプリング147をスプリング取付部204のバネ支持部材144に配設する。これにより、トーションスプリング147の他方のアーム部147b(ブラシ加圧アーム部)が、ブラシホルダ143のスリット143aの後端部に配置される。一方のアーム部147aは、スプリング取付部204のバネ規制部材206によってその径方向の回転が規制されているので、各ブラシ加圧アーム部147bは、ブラシホルダ143に収容されているブラシ145a〜145dの後端面(ブラシホルダベース141の外周側の面)を整流子137側に弾性力をもって押圧する。これによって、各ブラシ145a〜145dが整流子137に摺接されるように構成されている。
また、ブラシ145a〜145dが摩耗して後端面が整流子137方向に移動するのに伴って、ブラシ加圧アーム部147bは、ブラシホルダ143のスリット143aに沿って移動しつつブラシ145a〜145dの後端面を整流子137側に押圧し続ける。
このように組み立てられたブラシホルダアセンブリを用いて、少なくとも1つのブラシが摩耗により短くなることで、ブラシの交換を必要とする状態(「所定のブラシ摩耗状態」)になったことを検出する動作を、図6〜図9を参照して説明する。
なお、各ブラシ145a〜145dに関してはそれぞれ同様の説明となるので、ここでは、ブラシ145aに関して説明する。
図6には、ブラシ145a(図示省略)が摩耗により磨り減っていない時の各構成要素の状態を示す。図7には、整流子137に摺接しているブラシ145aが次第に摩耗し、所定の長さに達した場合の各構成要素の状態を示す。図8には、少なくとも1つのブラシ145a〜145dが摩耗して所定の長さに達し場合に、ブラシ摩耗検出用LEDを点灯する構成をブロック図にて示す。図9には、少なくとも1つのブラシ145a〜145dが摩耗して所定の長さに達し場合に、駆動モータ121を作動不能状態にする構成をブロック図にて示す。
図6に示すように、ブラシ145aが摩耗していない場合には、ブラシ145aの長軸方向(ブラシホルダベース141の径方向)の寸法が長い。したがって、ブラシ145aの後端面を整流子137方向に弾性力をもって加圧しているトーションスプリング147のブラシ加圧アーム部147bは、ブラシホルダ143のスリット143aの後端側(ブラシホルダベース141の外周側)に位置している。この時、検出回路210の第1配線211の屈曲部T1Aと、第2配線212の屈曲部T2Aは、接触していない。
そして、モータ121が駆動され、整流子137に摺接しているブラシ145aが次第に摩耗すると、ブラシ145aの長軸方向の寸法が次第に短くなる。したがって、ブラシ加圧アーム部147bは、図6に太線矢印にて示した方向(図6において上側から見ると、反時計方向)に次第に回転する。ブラシ加圧アーム部147bは、ブラシ145aの後端面を整流子137方向に加圧しながら、ブラシホルダ143のスリット143aを整流子137方向に移動する。
そして、ブラシ加圧アーム部147bは、ブラシホルダ143のスリット143aの前端側(ブラシホルダベース141の中心側)に移動し、図7に示す位置に達する。
この位置で、ブラシ加圧アーム部147bは、検出回路210の第2配線212の屈曲部T2Aを第1配線211の屈曲部T1A側に押圧する。これによって所定の空隙をもって十字状に配置されている、第1配線211の屈曲部T1Aと第2配線212の屈曲部T2Aが接触し、第1配線211と第2配線212が電気的に接続される。
同様にして、ブラシ145bが所定の長さに達した際には屈曲部T1Bと屈曲部T2Bが接触し、ブラシ145cが所定の長さに達した際には屈曲部T1Cと屈曲部T2Cが接触し、ブラシ145dが所定の長さに達した際には屈曲部T1Dと屈曲部T2Dが接触し、第1配線211と第2配線212が電気的に接続される。
このように、ブラシ145a〜145dのうち、少なくとも1個が所定の長さに達したことで、第1配線211と第2配線212が電気的に接続される。
なお、図8に示すように、第1配線211、第2配線212はコネクタ部220を介して、駆動モータ121の外部に配設されているブラシ摩耗検出用LEDの点灯回路に接続されている。第1配線211と第2配線212が短絡すると、この点灯回路に閉ループが形成されて、ブラシの交換時期を報知するブラシ摩耗検出用LEDが点灯する。したがって、少なくとも1つのブラシが所定の長さに達したら、ブラシ摩耗検出用LEDを点灯することができる。
本実施の形態のインパクトドライバ100によれば、4つのブラシ145a〜145dのうち少なくとも1つのブラシが摩耗により所定の長さに達した場合に、第1配線211と第2配線212を短絡して、ブラシ摩耗検出用LEDを点灯することができる。したがって、インパクトドライバ100の使用者は、インパクトドライバ100の好適なブラシの交換タイミングを容易に認識することができる。
また、本実施の形態の検出回路210では、各ブラシ145a〜145dに個別に検出回路を設ける場合と比較して配線が少なくてよく、検出回路の配置スペースを小さくすることができるので、駆動モータ121、したがってインパクトドライバ100を小型化することができる。これにより、駆動モータ121のブラシの摩耗を合理的に検出することができる。
本実施の形態では、各ブラシが所定の長さに達した際に、トーションスプリング147のブラシ加圧アーム部147b(ブラシ押圧部材)を用いて、検出回路210の第1配線211と第2配線212を接触させ電気的に接続するように構成した。トーションスプリング147は、通常、各ブラシ145a〜145dと接触する導電性部材で構成されており、各ブラシ145a〜145dと同等の電位を有する。本実施の形態では、検出回路210に接触するブラシ加圧アーム部147bは、絶縁材で被覆されており、単に検出回路210を押圧する部材として用いている。したがって、検出回路210が各ブラシ145a〜145dの電位に影響されることがなく、動作が安定している。
また、本実施の形態の検出回路210は、固定されているブラシホルダベース141に設けられているので、振動により配線が揺れ難く耐震性に優れている。また、ブラシホルダベース141の、ブラシホルダベース141とは別体に形成された空気誘導部材201に検出回路210が設けられるので、まず、空気誘導部材201に検出回路210の配線を配設した後に、当該空気誘導部材201をブラシホルダベース141に取り付けることができる。これにより、検出回路210の配設作業が簡単である。
また、検出回路210は、ブラシホルダベース141およびブラシホルダベース141に配設されている部品により予てから占有されているスペース内に配設されており、検出回路210を配設するためにモータの外形を大きくするような配置スペースを確保する必要がない。
なお、本実施の形態では、検出回路210の第1配線211と第2配線212が短絡した場合に、ブラシ摩耗検出LEDを点灯する場合について説明したが、図9に示すように、第1配線211と第2配線212を、コネクタ部220を介して駆動モータ121の外部に配設されている、駆動モータ121を作動不能状態とする信号を生成する回路に接続してもよい。これによれば、少なくとも1つのブラシが摩耗により所定の長さに達した後には、駆動モータ121が駆動されている場合については駆動が停止される。また、駆動モータ121が駆動されていない場合については、インパクトドライバ100のトリガ125が操作されても、駆動モータ121が駆動されない。このように、少なくとも1つのブラシが摩耗により所定の長さに達した後には、駆動モータ121を作動不能状態としてインパクトドライバ100を使用不可にすることができるので、少なくとも1つのブラシが摩耗により所定の長さに達した時点で確実にブラシを交換することができる。
また、第1配線211と第2配線212を接触させるための部材は、ブラシの摩耗に伴ってブラシの長さが変化することに連動して位置変化する部材を用いればよく、本実施の形態のトーションスプリング147のブラシ加圧アーム部147bに限定されるものではない。
また、本実施の形態では、空気誘導部材201に検出回路210を配設する場合について説明したが、ブラシホルダベース141の他の位置に検出回路210を配設してもよい。
また、検出回路210の形状は、本実施の形態に限定されるものではなく、ブラシが所定の長さに達する時にブラシ加圧アーム部147bを用いて第1配線211と第2配線212を電気的に接続させることができる形状であればよい。
なお、検出回路210の第1配線211と第2配線212は、実施の形態のように、予め絶縁固定部材を用いて互いに所定の空隙を保ち接触しないように連結しておかなくてもよく、空気誘導部材201の配線取付部205に配設した時点で、電気的に接続されないように配設することができればよい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態の構成を、図10を参照して説明する。
本実施の形態では、検出回路を配置する位置が第1の実施の形態と相違する。
本実施の形態の駆動モータ221には、図10に示すように、モータハウジング103側の軸受123を支持するリブ230が設けられている。リブ230には、軸受123を収容する軸受収容部と、ブラシホルダベース141に固着するための脚部が設けられている。
各ブラシ145a〜145dのうち少なくとも1つのブラシが摩耗により所定の長さに達したことを検出する検出配線240は、第1の実施の形態の検出回路210(併せて、図5参照)と同様、2つの導電性ワイヤで構成され、空隙を持って連結されている。検出配線240は、各ブラシ145a〜145dの摩耗の限界を検出する各ブラシに対応する検出対(第1の実施の形態で説明した、各ブラシに対応する屈曲部の対)と、各検出対を連結する連結部を有している。そして、検出配線240の少なくとも一部は、リブ230の外側(モータハウジング側)に配設されている。また、検出配線240は、駆動モータ221の外部に設けられたブラシ摩耗検出LEDの点灯回路に接続されている。
本実施の形態の「リブ230」が、本発明の「軸受部」に対応する。
この軸受123を収容するリブ230の周囲には駆動モータ221を構成する他の部品が少ない。したがって、本実施の形態によれば、検出配線240のチェックやメンテナンス等の作業を実施する際に取り外す部品の数が少なくてよく、これらの作業工数を低減することができる。
また、ブラシホルダベース141に固定されているリブ230に検出配線240の配線を設けることにより、振動により配線が揺れ難く耐震性に優れている。
なお、本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず種々の変更、追加、削除が可能である。
実施の形態では、本発明の「モータ」が4極の直流モータである場合について説明したが、本発明は、複数のブラシを有するモータを備える電動工具に広く適用することができる。
また、実施の形態では、摩耗により所定の長さに達したブラシ数に関係なく(所定の長さに達したブラシが1個の場合でも4個の場合でも)、同様にブラシ摩耗検出LEDを点灯する場合について説明したが、摩耗により所定の長さに達したブラシ数によって異なる態様にて、少なくとも1つのブラシが所定の長さに達したことを表してもよい。例えば、検出回路210,240の各ブラシに対応する端子部にインピーダンスを有する回路を設け、摩耗により所定の長さに達したブラシ数に応じて検出回路210,240に流れる電流値が変化するように構成し、所定の長さに達したブラシ数に応じてブラシ摩耗検出LEDの輝度を相違させる構成としてもよい。これにより、インパクトドライバ100の使用者は、摩耗により所定の長さに達したブラシの数を概ね認識することができる。
また、検出回路210,240は、ブラシが摩耗により所定の長さに達することを検知する検知手段の検出結果に応じてブラシに対応するスイッチをオン状態とし、少なくとも1つのスイッチがオン状態であれば、検出回路210,240が通電される構成としてもよい。検知手段としては、例えば、ブラシ加圧アーム部147bに近接スイッチを設ける。
また、ブラシが摩耗により所定の長さに達したら、ブラシ加圧アーム部147b自身が所定の端子に接触することで検出回路210,240が通電される構成としてもよい。
本発明の趣旨に鑑み、以下の態様を構成することができる。
(態様1)
「請求項に記載の電動工具であって、
前記モータを収容するモータハウジングを有し、
前記検出回路の少なくとも一部が前記軸受部と前記モータハウジングとの間に設けられていることを特徴とする電動工具。」
「モータハウジング」とは、少なくともモータの軸受部を覆っている筺体あるいは筺体の一部であればよい。
本態様によれば、検出回路を、軸受部とモータハウジングとの隙間のスペースに設けることができるので、検出回路を設けるための配置スペースを新たに確保する必要性が少ない。したがって、検出回路を設けるためにモータの外形を大きくする必要性が少ない。
本発明の電動工具の一例として、インパクトドライバ100の全体構成を示す。 インパクトドライバ100に設けられていている駆動モータ121の側断面図を示す。 ブラシ145a〜145dを収容したブラシホルダ143が配設されているブラシホルダベースセンブリの構成を斜視図として示す。 図3に示したブラシホルダベースセンブリを分解した状態の組立図を示す。 少なくとも1つのブラシが摩耗により所定の長さに達した時に電気的に接続される第1配線211と第2配線212で構成された検出回路210を斜視図として示す。 ブラシ145aが摩耗する前の各構成要素の状態を斜視図として示す。 ブラシ145aが摩耗により所定の長さに達した場合の各構成要素の状態を斜視図として示す。 実施の形態の検出回路210を用い、少なくとも1つのブラシ145a〜145dが摩耗して所定の長さに達し場合に、ブラシ摩耗検出用LEDを点灯する構成をブロック図にて示す。 実施の形態の検出回路210を用い、少なくとも1つのブラシ145a〜145dが摩耗して所定の長さに達し場合に、駆動モータ121を作動不能状態にする構成をブロック図にて示す。 第2の実施の形態として、検出配線240を軸受123を支持するリブ230に設けた場合の駆動モータ121の断面の概略を模式的に示す。
100 インパクトドライバ(電動工具)
101 本体部
103 モータハウジング
105 ギアハウジング
107 ハンドグリップ
109 ドライバビット(先端工具)
111 減速機構
112 スピンドル
113 ボール
114 ハンマー
115 アンビル
116 圧縮コイルスプリング
121,221 駆動モータ
122 出力軸
123,124 軸受
125 トリガ
127 バッテリー
133 電機子
135 固定子
137 整流子
141 ブラシホルダベース
142 貫通孔
143 ブラシホルダ
143a スリット
144 バネ支持部材
145a,145b,145c,145d ブラシ
147 トーションスプリング
147a 一方のアーム部
147b 他方のアーム部(ブラシ加圧アーム部)
151 冷却ファン
201 空気誘導部材
202 ブラシ配置窓
203 ブラシホルダ取付部
204 スプリング取付部
205 配線取付部
206 バネ規制部材
210,240 検出回路
211 第1配線
212 第2配線
220 コネクタ部
230 リブ

Claims (4)

  1. 整流子、および前記整流子に摺接する複数のブラシを有するモータと、
    前記モータの回転駆動によって所定の加工作業を行う先端工具と、
    前記複数のブラシの摩耗状態を検出する検出回路を有する電動工具であって、
    前記検出回路は、各ブラシ毎に設けられた第1端子部および第2端子部をそれぞれ有し、一のブラシが前記整流子へ摺接して摩耗することにより所定の長さに達した場合に、当該ブラシに対応して設けられた第1端子部および第2端子部が接触するように構成されており、更に各ブラシ毎に設けられた前記第1端子部が繋がれて構成されている第1配線と、各ブラシ毎に設けられた前記第2端子部が繋がれて構成され前記第1配線とは常時には電気的に接続されていない第2配線を備え、
    前記複数のブラシの少なくとも一つにおいて、前記第1端子部および第2端子部が接触した場合に、前記第1配線と前記第2配線が電気的に接続されることで、前記検出回路が通電されて、所定のブラシ摩耗状態が検出されることを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1記載の電動工具であって、
    各ブラシ毎に設けられ、各ブラシを整流子側に押圧して整流子に摺接させるブラシ押圧手段を備え、各ブラシ押圧手段は各ブラシの摩耗に伴ってその位置を変更しつつ各ブラシを整流子側に継続的に押圧するように構成されており、
    一のブラシが摩耗することにより前記所定の長さに達した場合に、所定の位置に達した前記ブラシ押圧手段を用いて、当該ブラシに対応して設けられた前記第1端子部および前記第2端子部を接触させるように構成されていることを特徴とする電動工具。
  3. 請求項1又は2に記載の電動工具であって、
    前記モータは、前記整流子と前記複数のブラシにより所定方向に回転する回転子を回転自在に支持する軸受部を有し、
    前記検出回路の少なくとも一部が前記軸受部に設けられていることを特徴とする電動工具。
  4. 請求項1又は2に記載の電動工具であって、
    前記モータは、前記各ブラシを収容しつつ前記整流子に前記各ブラシを摺接可能に支持するブラシホルダが配設されるブラシホルダベースを有し、
    前記検出回路の少なくとも一部が前記ブラシホルダベースに設けられていることを特徴とする電動工具。
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