JP4574533B2 - 色処理方法、プログラム及び光源推定装置 - Google Patents

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本発明は、ユーザの目視結果を用いて光源推定を行うものに関する。
従来、プリンタ等の出力機器を用いて、入力画像を忠実にカラーマッチングする場合、測色的色再現を行ってきた。測色的色再現とは、二つの物体の分光反射特性が異なっていたとしても、ある照明光源下において物体の三刺激値が等しければ、それらを同じ色として知覚するといった人間の視覚特性(以下、「メタメリズム」という)を利用した色再現方法である。
以下、測色的色再現を詳細に説明する。
図12に示すように、光源から発せられた光が物体に入射し、その反射光が人間の眼に入射する。この入射した光は、人間の眼の網膜上に存在する3つの錘状体と呼ばれる細胞によって、色信号に変換される。そして、これら色信号の強さによって人間は色を知覚している。これら色信号は三刺激値と呼ばれ、三刺激値XYZは、照明光源の分光分布をs(λ)、物体の分光反射率をo(λ)、人間の眼の分光感度特性をCIE(国際照明委員会)によって定められた等色関数とした場合、下式で表すことができる。
Figure 0004574533
ここで、積分範囲は可視光領域の380〜730nmであり、kは基準化係数である。
すなわち、測色的色再現では、上式で計算されるオリジナル色のXYZ値と再現色のXYZ値を一致させることによりカラーマッチングを行う。しかしながら、上式で示されるように、XYZ値は照明光源に依存している。そのため、オリジナル色と再現色のXYZ値は、ある照明光源下において一致していたとしても、異なる照明光源下においてXYZ値が一致するとは限らない。つまり、測色的色再現では、特定の照明光源下でしか色再現精度が保証されていない。そこで、プリンタ等の印刷の分野では、CIEが規定する標準補助光源D50等を基準の照明光源とし、また、ディスプレイ等の表示出力の分野では、標準光源D65を基準の照明光源として、照明光源を統一することで色設計を行っている。
ここで、色設計に用いるCIE標準光源D65の光源やCIE標準補助光源D50の光源は、太陽光を近似した光源であり、蛍光灯等の人工光源では完全に再現することができない。これに対処するために、演色と呼ばれる技術が用いられる。演色とは、人工的にCIE標準光源D65やCIE標準補助光源D50の光源に近い光源を作り出すことである。現在、一般的に照明光源として用いられる蛍光灯には、高演色型、三波長型、普通型等の種類がある。
高演色型は、目標の光源に対して分光情報まで近似することで、高い演色性である反面、高価である。一方、三波長型は、目標の光源に対して色度のみを近似することで、それほど高い演色性ではないが、安価で広く一般家庭で用いられている。この高演色型や三波長型の蛍光灯は同じ目標光源を演色しているにも係らず、各光源下で色再現を行った場合、特に目標の光源と演色性の低い三波長等では、高精度な色再現が行えないと言った問題があった。つまり、ユーザが高精度な色再現を行うためには、照明環境もできるだけ設計時と同じにしなければならない。例えば、印刷物を高精度に色再現するためには、CIE標準補助の光源D50に高い演色性を示す高演色型昼白色蛍光灯を用いなければならず、ユーザにとって、大きな負担となる。
そこで、特許文献1に開示された色再現方法は、複数種類の照明光源に最適な色再現方法を用意し、色再現を行う照明光源に対応した色再現方法をユーザが選択することによりユーザが画像を観察する環境に最適な色再現方法を提供する。
特開平11-232444号公報
しかしながら、特許文献1の色再現方法では、ユーザが色再現を行う照明光源の種類を予め知っていなければならないといった負担が生じる。
本発明の目的は、光源推定用チェックパターンを目視によって評価することにより簡単に光源を推定できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の色処理方法は、リファレンスパッチと複数の光源のそれぞれに対応したサンプルパッチとを含む光源推定チェックパターンを用いて光源を推定する色処理方法であって、含まれるサンプルパッチの情報が対応する複数の光源の種類がカテゴリに応じて異なる光源チェックパターン情報を、複数のカテゴリのそれぞれに対応させて保持し、前記保持されている複数の光源チェックパターン情報から、カテゴリを選択するユーザ指示に応じた光源チェックパターン情報を選択し、前記選択された光源チェックパターン情報を用いて、画像出力装置を用いて前記光源チェックパターンを出力し、ユーザ指示に基づき、リファレンスパッチと色が近い知覚されたサンプルパッチの種類を識別し、前記識別された前記サンプルパッチの種類から光源を推定し、前記推定された光源に応じた色処理を行うことを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8記載の光源推定装置は、リファレンスパッチと複数の光源のそれぞれに対応したサンプルパッチとを含む光源推定チェックパターンを用いて光源を推定する光源推定装置であって、含まれるサンプルパッチの情報が対応する複数の光源の種類がカテゴリに応じて異なる光源チェックパターン情報を、複数のカテゴリのそれぞれに対応させて保持する保持手段と、前記保持されている複数の光源チェックパターン情報から、カテゴリを選択するユーザ指示に応じた光源チェックパターン情報を選択する選択手段と、前記選択された光源チェックパターン情報を用いて、画像出力装置を用いて前記光源チェックパターンを出力する出力手段と、ユーザ指示に基づき、リファレンスパッチと色が近い知覚されたサンプルパッチの種類を識別する識別手段と、前記識別された前記サンプルパッチの種類から光源を推定する光源推定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、光源推定用チェックパターンを目視によって評価することにより簡単に光源を推定することができる。
以下、実施形態の1例を図面を参照しながら詳述する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施の形態に係るカラーマッチング処理装置を備えるシステムの構成を示すブロック図である。
図1において、パーソナルコンピュータ5は、カラーマッチング処理装置1、画像を出力するための画像出力部3、画像データを記憶している画像記憶部11、及び後述する表示装置7にユーザインターフェース等を表示するためのUI表示部8を備える。
カラーマッチング処理装置1は、カラープロファイルデータベース9、光源推定チェックパターンデータ記憶部2、画像入力部12、カラープロファイル選択部10と色変換部13とを含む。カラープロファイルデータベース9は、様々な光源下において最適化されたカラープロファイルデータを格納する。光源推定チェックパターンデータ記憶部2は、光源推定チェックパターンデータ(図4)を記憶する。色変換部13は、カラープロファイル選択部10にて選択されたカラープロファイルを用いて、画像データを色変換する。
UI表示部8には表示装置7が接続されている。UI表示部8及びカラープロファイル選択部10にはパーソナルコンピュータ5を操作するためのマウスやキーボード等のPC操作装置6が接続されている。そして、画像出力部3にはインクジェットプリンタ等の画像出力装置4が接続されている。
<全体の処理の流れ>
図2は、図1におけるカラーマッチング処理装置1によって実行されるカラーマッチング処理の手順を示すフローチャートである。
まず、UI表示部8にて、下記図3のユーザインターフェースを表示装置7に表示する(ステップS201)。 図3は、ユーザインターフェースを説明する図である。
サムネイル表示部401は、チェックパターンのサムネイルを表示する。評価チェックボックス402は、ユーザがチェックパターンを評価した結果を指示するためのチェックボックスを有する。チェックパターン出力ボタン403は、光源推定チェックパターンの出力を指示するためのボタンである。決定ボタン404は、評価チェックボックス402の結果を決定するためのボタンである。本実施の形態では、画像出力装置4として、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、レッド(R)、グリーン(G)の6色インクを搭載したインクジェットプリンタを用いる。画像出力装置はこれに限らず、電子写真方式のプリンタなど他のプリンタでも構わない。
図2に戻り、図3のUIにおいて、光源推定のためにチェックパターン出力ボタン403が押されると(ステップS202でYES)、図4の光源推定チェックパターンを、画像出力装置4を用いて出力する(ステップS203)。この出力された光源推定チェックパターンをユーザが評価し、評価結果を評価チェックボックス402を用いて指示する(ステップS204)。
決定ボタン404が押されると(ステップS205でYES)、ステップS204にて評価された結果に基づいて後述する照明光源推定を行う。そして、カラープロファイル選択部10は、推定された照明光源に対応するカラープロファイルをカラープロファイルデータベース9から選択する(ステップS206)。
色変換部13は、ステップS206において選択されたカラープロファイルを用いて、画像データに対して色変換を行う(ステップS207)。ステップS207において色変換が行われた画像データを画像出力部3を介して画像出力装置4に出力することにより、画像を出力する(ステップS208)。
図2の処理によれば、光源推定チェックパターンを用いて、簡単に光源を推定することができる。そして、推定された光源に応じたカラープロファイルを用いて色変換するので、実際の光源に適した色変換を行なうことができ、高品質な出力画像を得ることができる。
<光源推定チェックパターン>
図4は、図2のステップS203で出力される光源推定チェックパターンの一例を説明する図である。
図4において、光源推定チェックパターン301は、リファレンスパッチ302と、サンプルパッチ303とを有する。そして領域1〜4(304〜307)は、リファレンスパッチとサンプルパッチの対を示す。 図5は、図4の領域1〜4におけるリファレンスパッチとサンプルパッチの色差を説明する図である。図5は、照明光源が高演色型昼白色光源、三波長型昼白色光源、A光源、C光源と異なる場合における、図4の領域1〜4のリファレンスパッチとサンプルパッチの色差の変化を示す。このような変化を示すインク量の組み合わせデータが光源推定チェックパターンデータ記憶部2に記憶されており、ステップS203において、画像出力部3にて、画像出力装置4を用いて出力される。
ユーザによって領域1が選択された場合は、光源が高演色型昼白色であると推定する。同様に、領域2が選択された場合は3波長型昼白色、領域3が選択された場合はA光源、領域4が選択された場合はC光源であると、光源を推定する。 図6は、図4の光源推定チェックパターンの作成方法を説明する図である。
図4の本光源推定チェックパターンは、メタメリズムを利用して作成される。オリジナルのパッチと再現したパッチを見比べた場合、メタメリズムによって、特定の照明光源下で同じ色に見えるのに対して、それ以外の照明光源下では異なる色に見える。
図6に、画像出力装置4で用いるC,M,Y,K,R,Gの6色インクの分光反射率を示す。ここで、この6色インクを夫々256階調で組み合わせた場合、256の6乗通りのインクの組み合わせが存在することになる。(ただし、紙上に打ち込めるインク量は制限があるため実際には、すべての組み合わせを実現できるわけではない。)この時、D50光源下におけるCIE-L*a*b*値の等しくなるインクの組み合わせは、複数存在する。しかし、同じCIE-L*a*b*を示していたとしても、インクの組み合わせが異なるために、分光反射率は異なる。そのため、D50光源下において一致していたとしても、他の光源下でCIE-L*a*b*値が一致するとは限らない。つまり、同じ色と知覚されるとは限らない。
この現象の1例を説明する。マクベスカラーチェッカーのBlackをオリジナル色として、D50光源下においてCIE-L*a*b*が一致するインクの組み合わせの一つ求め、各光源における色差の変化を図7に示す。
図7に示すように高演色型昼白色蛍光灯下では、色差が1.0以下であるのに対して、それ以外の照明光源下では色差が3.0以上となる。一般に、二つ色の色差が3.0以上の場合、人はその二つの色の違いをはっきりと知覚できる。つまり、図7に示すインクの組み合わせでは、高演色型昼白色蛍光灯下において、オリジナル色と再現色を見比べた場合に、メタメリズムによって、同じ色に見えるのに対して、それ以外の光源で見た場合に、異なる色として見える。
光源推定チェックパターンは、オリジナル色と再現色が特定の光源のみで等しく見え、それ以外では異なって見えるインクの組み合わせを用いて作成する。
また、本実施の形態では、色差の算出にはΔE94を用いている。さらに、等しく見える色差をΔE94≒1、異なって見える色差ΔE94>3.0としている。
<照明光源推定>
照明光源の推定方法は、図4において、画像出力装置4を用いて出力した光源推定チェックパターンを目視し、領域1〜4(303〜307)のリファレンスパッチ302とサンプルパッチ303のうち最も近い色として見える組を選択することで行う。
上述した光源推定パターンを任意の照明光源下にいるユーザが見た時、領域1〜4におけるリファレンスパッチとサンプルパッチの色差が大きい場合、異なる色として知覚される。色差が小さい場合には、同じ色として知覚される。つまり、リファレンスパッチとサンプルパッチの色が最も近い組み合わせについて、上述したユーザインターフェース上の評価チェックボタン402にチェックを入れることになる。
例えば、リファレンスパッチとサンプルパッチの照明光源変化による色差が図5のように変化し、高演色型昼白色蛍光灯下で光源推定チェックパターンを観測した場合を考える。この時、領域1のみリファレンスパッチとサンプルパッチは同じ色として知覚され、領域2〜4についてはリファレンスパッチとサンプルパッチが異なると知覚される。よって、照明光源が、領域1に対応する高演色型昼白色蛍光灯であると推定することができる。
このように、ユーザが任意の照明光源下において、光源推定チェックパターンを目視評価することによりでユーザが画像を観察する照明光源を推定することができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施の形態に係るカラーマッチング処理装置を備えるシステムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、上述した光源推定チェックパターンデータ及びカラープロファイルの選択処理を、ネットワークを経由してサーバ側で処理することを可能とする構成に係るものである。
図8のシステムは、サーバ601(外部機器)とパーソナルコンピュータ(PC)609がネットワークを介して接続されている。パーソナルコンピュータ(PC)609には、インクジェットプリンタ等の画像出力装置610、デジタルカメラやスキャナ等の画像入力装置611、マウスやキーボード等のPC操作装置612、及びディスプレイ等の表示装置613が接続されている。
サーバ601は、カラーマッチング処理装置602と、通信部607とを備える。カラーマッチング装置602は、各光源において最適化されたカラープロファイルを格納するカラープロファイルデータベース604(格納手段)と、カラープロファイル選択部603と、光源推定チェックパターンデータを記憶する光源推定チェックパターンデータ記憶部605と、光源選択チェックパターン選択部606とを備える。カラープロファイル選択部603及び光源選択チェックパターン選択部606は夫々通信部607に接続されている。
<全体の処理の流れ>
図9は、図8におけるカラーマッチング処理装置602によって実行されるカラーマッチング処理の手順を示すフローチャートである。
図10のユーザインターフェースを表示装置612に表示する(ステップS701)。
図10は、図8における表示装置612に表示されるユーザインターフェースの一例を説明する図である。
図10のユーザインターフェース(UI)は、図3のものとほとんど同じであり、相違点は、図11に示す複数の光源カテゴリから所定の光源カテゴリを選択するための光源カテゴリ選択部803が追加されている点である。
これらの光源カテゴリは、図11に示すように、ユーザのいる照明光源として、屋内、屋外、美術館のように大まかなカテゴリに分かれている。光源推定チェックパターン選択部606は、光源カテゴリ選択部803を用いて選択されたカテゴリに対応した光源推定チェックパターンを、光源推定チェックパターンデータベース605に格納されている光源推定チェックパターンから選択する。
図10のUIにおいて、カテゴリ選択803が選択された(ステップS702でYES)後に、チェックパターン出力ボタンが押されると(ステップS703でYES)、S702にて選択された光源カテゴリ情報をデータ通信ネットワーク608を経由してサーバ601に送信する(ステップS704)。この送信された光源カテゴリ情報に基づいて、光源推定チェックパターン選択部606が光源推定チェックパターンデータ記憶部605から光源推定チェックパターンデータを選択(ステップS705)する。この選択された光源推定チェックパターンを通信部607にてデータ通信ネットワーク608を経由して送信(ステップS706)する。PC609は、この光源推定チェックパターンを受信し(ステップS707)、受信した光源推定チェックパターンを画像出力装置610を用いて出力する(ステップS708)。ユーザによってチェックされた評価チェックボックスを識別することにより、出力した光源推定チェックパターンに基づくユーザ評価を取得する(ステップS709)。
決定ボタン805が押されると(ステップS710でYES)、ステップS709にて、PC609において評価された結果に基づいて光源推定を行い、サーバ601に推定された光源情報を送信する。そして、サーバ601において、カラープロファイル選択部603が、推定された光源に対応するカラープロファイルをカラープロファイルデータベース604から選択する。そして、サーバ601は、カラープロファイルをデータ通信ネットワーク602を介してPC609に送信する(ステップS711)。
PC609は、画像入力装置611から画像データを入力し(ステップS712)、ステップS711にて選択されたカラープロファイルを用いて色変換する(ステップS713)。そして、色変換した画像データを画像出力装置610を用いて画像出力させる(ステップS714)。
図9の処理によれば、PC609において、膨大なカラープロファイルを用意する必要をなくすことができる。ユーザが簡単なカテゴリを指定するだけで膨大なカラープロファイルから光源カテゴリ毎に光源推定チェックパターンを出力し、ユーザが画像を観察する照明光源下で目視評価するだけで、より高精度に色再現を行うことができる。
(他の実施形態)
<出力機器>
上記実施の形態では、出力機器として、C,M,Y,K,R,Gの6色を搭載したインクジェットプリンタを用いたが、これに限定するものではなく、照明光源の変化によって、オリジナル色と再現色の色変化を引き起こす出力パターンを出力できる出力機器であれば、これに限定されるものではない。
<光源推定チェックパターン>
上記実施の形態では、リファレンスパッチとサンプルパッチが同一メディアに出力されるとしたが、これに限らず、リファレンスパッチが予め用意されており、サンプルパッチを出力し見比べることで評価する形式でもよく、リファレンスパッチをモニタ等の出力機器に表示させ、サンプルチャートと見比べて評価する形式でもよい。
また、上記実施の形態では、代表的な光源として、高演色型昼白色蛍光灯、三波長型昼白色蛍光灯、A光源、C光源等の推定例を示したが、これに限らずどんな光源であっても構わない。
<光源推定チェックパターンの閾値設定>
上記実施の形態では、色差としてΔE94を用いたが、これに限定されないのは言うまでもない。例えばCIE-ΔE2000を用いても構わない。
<光源推定方法>
上記実施の形態では、リファレンスパッチとサンプルパッチの色が等しくなるリファレンスパッチとサンプルパッチの組みを選択するとしたが、逆に、オリジナルパッチとサンプルパッチの色が異なる組みを選択するようにしてもよい。また、同じ(異なる)組を1つ選ぶのではなく、複数の組を選ぶようにしてもよい。つまり、メタメリズムを用いてリファレンスパッチとサンプルパッチの区別をつける形であれば、前記実施例に限定されるものではない。
<画像データ>
上記実施の形態では、画像入力装置のデジタルカメラやスキャナによって取得した画像としたが、これに限るものではなく、HD、CD、DVD等の外部記憶装置によって取得した画像でも構わないし、グラフィック等でも構わない。つまり、画像データであればこれに限定されるものではない。
<記憶媒体>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。又は、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
第1の実施の形態に係るカラーマッチング処理装置を備えるパーソナルコンピュータの構成を概略的に示すブロック図である。 図1におけるカラーマッチング処理装置によって実行されるカラーマッチング処理の手順を示すフローチャートである。 図1における表示装置に表示されるユーザインターフェースを説明する図である。 図2のステップS203で出力される光源推定チェックパターンの一例を説明する図である。 図4の領域1〜4におけるリファレンスパッチとサンプルパッチの色差を説明する図である。 図4の光源推定チェックパターンの作成方法を説明する図である。 照明光源(高演色型昼白色蛍光灯、三波長型昼白色蛍光灯、A光源、C光源)を変化させた時のオリジナル色と再現色の色差変化を説明する図である。 第2の実施の形態に係るカラーマッチング処理装置を備えるシステムの構成を示すブロック図である。 図8におけるカラーマッチング処理装置によって実行されるカラーマッチング処理の手順を示すフローチャートである。 図8における表示装置に表示されるユーザインターフェースの一例を説明する図である。 図10における光源選択部で選択されるべき複数の光源カテゴリを説明する図である。 測色的色表現を説明する図である。
符号の説明
1、602 カラーマッチング処理装置
2 光源推定チェックパターンデータ記憶部
4,610 画像出力装置
5,609 パーソナルコンピュータ(PC)
7,613 表示装置
8 UI表示部
9,604 カラープロファイルデータベース
10,603 カラープロファイル選択部
401 サムネイル表示部
402 評価チェックボックス
403 チェックパターン出力ボタン
404 決定ボタン
605 光源推定チェックパターン記憶部
606 光源推定チェックパターン選択部
607 通信部

Claims (8)

  1. リファレンスパッチと複数の光源のそれぞれに対応したサンプルパッチとを含む光源推定チェックパターンを用いて光源を推定する色処理方法であって、
    含まれるサンプルパッチの情報が対応する複数の光源の種類がカテゴリに応じて異なる光源チェックパターン情報を、複数のカテゴリのそれぞれに対応させて保持し、
    前記保持されている複数の光源チェックパターン情報から、カテゴリを選択するユーザ指示に応じた光源チェックパターン情報を選択し、
    前記選択された光源チェックパターン情報を用いて、画像出力装置を用いて前記光源チェックパターンを出力し、
    ユーザ指示に基づき、リファレンスパッチと色が近い知覚されたサンプルパッチの種類を識別し、
    前記識別された前記サンプルパッチの種類から光源を推定し、
    前記推定された光源に応じた色処理を行うことを特徴とする色処理方法。
  2. 前記リファレンスパッチと前記サンプルパッチとの色差が、該サンプルパッチが対応する光源の下ではほぼ1以下であり、該サンプルパッチが対応する光源以外の光源の下では3以上であることを特徴とする請求項1記載の色処理方法。
  3. 前記光源推定チェックパターンは、画像出力装置を用いて出力され、
    前記画像出力装置に対応して前記サンプルパッチを該画像出力装置に出力させるための色データを保持することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の色処理方法。
  4. 前記複数の光源のそれぞれに対応した複数の色処理条件を保持することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の色処理方法。
  5. 前記サンプルパッチは、特定の照明光源下でのみリファレンスパッチと等色関係が成立するメタメリズムを利用して作成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の色処理方法。
  6. 前記画像出力装置は、C、M、Y、Kおよび他の種類の色材を用いて、画像を出力することを特徴とする請求項3記載の色処理方法。
  7. コンピュータが読み取り可能に記録媒体に記録された請求項1乃至6のいずれか1項に記載の色処理方法を実現するためのプログラム。
  8. リファレンスパッチと複数の光源のそれぞれに対応したサンプルパッチとを含む光源推定チェックパターンを用いて光源を推定する光源推定装置であって、
    まれるサンプルパッチの情報が対応する複数の光源の種類がカテゴリに応じて異なる光源チェックパターン情報を、複数のカテゴリのそれぞれに対応させて保持する保持手段と、
    前記保持されている複数の光源チェックパターン情報から、カテゴリを選択するユーザ指示に応じた光源チェックパターン情報を選択する選択手段と、
    前記選択された光源チェックパターン情報を用いて、画像出力装置を用いて前記光源チェックパターンを出力する出力手段と、
    ユーザ指示に基づき、リファレンスパッチと色が近い知覚されたサンプルパッチの種類を識別する識別手段と、
    前記識別された前記サンプルパッチの種類から光源を推定する光源推定手段と、を有することを特徴とする光源推定装置。
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