JP4572848B2 - 頭部装着型ディスプレイ - Google Patents

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本発明は、表示部を備え、ユーザの頭部に装着可能な頭部装着型ディスプレイに関する。
近年、表示素子の小型化などにより、ユーザの頭部に装着可能な頭部装着型ディスプレイなどの表示装置が考えられている。このような表示装置は、表示部を適切な位置に調整して使用するのが好ましい。そこで、例えば、特許文献1の発明では、使用時に画像表示部が下を向いてしまうのを防ぐ技術が提案されている。
国際公開番号 WO2005/064930号公報
しかし、実際の使用時に表示部を適切な位置に調整する際には、複数箇所について精細な調整が必要となる。このような表示部の位置の調整においては、調整に要する時間や調整に関する知識がユーザによって大きく異なる。
本発明は、表示部を備え、ユーザの頭部に装着可能な頭部装着型ディスプレイにおいて、ユーザに応じた位置調整ガイダンスを行うことを目的とする。
本発明の頭部装着型ディスプレイは、画像を表示する表示部を備えた頭部装着型ディスプレイであって、前記頭部装着型ディスプレイにおける前記表示部の位置調整ガイダンスを再生する再生部と、累積使用時間と使用回数と前記頭部装着型ディスプレイを前回使用してから今回使用するまでの経過時間との少なくとも1つに基づいて、前記再生部により前記位置調整ガイダンスを再生するか否かを決定するか、または、前記再生部による前記位置調整ガイダンスの開示レベルを決定する決定部とを備える。
なお、好ましくは、前記決定部は、前記累積使用時間と前記使用回数と前記経過時間との少なくとも1つに基づいて、前記再生部による前記位置調整ガイダンスの前記開示レベルを決定し、前記再生部は、前記決定部により決定した前記開示レベルに応じて、前記位置調整ガイダンスに含まれる調整手順の開示の種類の変更と、前記位置調整ガイダンスに含まれる開示内容の変更の少なくとも一方を行っても良い。
また、好ましくは、前記再生部は、前記表示部に前記画像を表示中に前記位置調整ガイダンスを再生しても良い。
また、好ましくは、ユーザによる前記表示部の調整内容を検出する検出部をさらに備え、前記決定部は、前記累積使用時間と前記使用回数と前記経過時間との少なくとも1つに加えて、前記調整内容に基づいて、前記再生部により前記位置調整ガイダンスを再生するか否かを決定するか、または、前記再生部による前記位置調整ガイダンスの開示レベルを決定しても良い。
また、好ましくは、前記再生部による前記位置調整ガイダンスの再生中に、前記位置調整ガイダンスの再生を中止するユーザ指示を受け付ける受付部をさらに備えても良い。
また、好ましくは、前記再生部は、前記頭部装着型ディスプレイの使用開始から所定時間が経過すると、前記位置調整ガイダンスを再生しても良い。
本発明の頭部装着型ディスプレイによれば、ユーザに応じた位置調整ガイダンスを行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
図1は、頭部装着型ディスプレイ100の外観図である。頭部装着型ディスプレイ100は、図1に示すように本体101とリモートコントローラ102とターミナル103とから構成される。本体101とリモートコントローラ102とは、ケーブル140により接続される。また、リモートコントローラ102とターミナル103とは、ケーブル141により接続される。なお、ケーブル140およびケーブル141に代えて、無線で本体101とリモートコントローラ102とターミナル103とを接続する構成でも良い。
本体101は、通信部110、スピーカ111、表示部112、支持アーム112aを備える。表示部112は、透過型LCDや有機ELディスプレイなどの不図示の画像表示素子と画像表示素子の映像を拡大してユーザの眼に投影する不図示の光学系とを備える。なお、画像表示素子として、反射型LCDや、自発光型の素子を2次元的に配列したものなどの画像表示素子を用いても良い。
表示部112は、支持アーム112aと一体となって形成される。支持アーム112aは、図1の矢印aの方向にスライドして移動する。表示部112および支持アーム112aは、画像観察時には、図1の実線で示す位置に配置される。また、表示部112および支持アーム112aは、画像観察時以外の場合には、軸bを中心に回動され、表示部112がユーザの頭頂部に配置される(図1の点線で示す位置)。この結果、表示部112は、画像観察時以外の場合には通信部110の近傍に配置され、ユーザの視界を遮らない。また、支持アーム112aは、不図示の駆動部により図1の軸bを中心として、図1の矢印cの方向に回転可能である。したがって、前述した矢印aの方向のスライドと、矢印cの方向の回転とにより、表示部112の位置をユーザの眼前に正しく調整することができる。
また、表示部112は、支持アーム112aとの間にスライド部材112bと球面軸受け112cとを有し、ユーザ操作に基づいて、さらに詳細な位置および傾きなどを調整可能である。図2に、表示部112が有する画像表示素子と、ユーザの眼との関係について示す。表示部112は、図2Aの側面図に示すように、支持アーム112aを矢印aの方向にスライドさせることで、矢印aの方向にスライド可能であり、ユーザの眼を基準とした前後位置を調整可能である。また、表示部112は、球面軸受け112cにより矢印eの方向に回転可能であるとともに、図2Bの上面図に示すように、球面軸受け112cにより矢印fの方向にも回転可能である。したがって、ユーザの眼を基準とした傾きを調整可能である。また、表示部112は、図2Cの正面図に示すように、スライド部材112bにより矢印gの方向にスライド可能であり、ユーザの眼を基準とした左右位置を調整可能である。また、表示部112は、図2Dの正面図に示すように、球面軸受け112cにより矢印iの方向に回転可能である。したがって、ユーザの眼の光軸と垂直な面内における傾きを調整可能である。
リモートコントローラ102は、図1に示すように、前面に電源ボタン、十字ボタン、メニューボタンなどの操作部120を備えるとともに、上面に通信部121を備える。また、ターミナル103は、図1に示すように、上面に通信部131を備える。なお、ターミナル103には、液晶モニタなどの表示部やボタンなどの操作部を備えても良い。また、ターミナル103に、記録媒体を着脱可能な構成としても良い。
図3は、頭部装着型ディスプレイ100の機能ブロック図である。
リモートコントローラ102は、各部を制御する制御部122を備える。制御部122は、操作部120の状態を検知するとともに、通信部121と相互に接続される。
ターミナル103は、表示部112の表示を制御する表示制御部132、ケーブルなどを介してコンピュータなどの外部機器と接続する接続部133、表示部112に表示する画像情報、スピーカ111に出力する音声情報に加えて、後述する位置調整ガイダンスに関する情報を記憶する記憶部134の各部を備えるとともに、各部を制御する制御部135を備える。
制御部135は、通信部131、表示制御部132、接続部133、記憶部134の各部と相互に接続される。また、表示制御部132の出力は通信部131に接続される。
制御部135は、通信部131および通信部121を介してリモートコントローラ102から送られる指示にしたがって、通信部131、通信部121、通信部110を介してスピーカ111に対する音声の再生や、表示部112に対する画像の表示を行う。また、制御部135は、内部に不図示のタイマーを備える。
以上説明した構成の頭部装着型ディスプレイ100における、電源ON時の制御部135の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、制御部135は、電源がONされたか否かを判定する。制御部135は、リモートコントローラ102の操作部120を介して電源がONされたと判定すると、ステップS2に進む。
ステップS2において、制御部135は、画像再生モードであるか否かを判定する。モードの設定は、ユーザにより、リモートコントローラ102の操作部120を介して予め行われる。制御部135は、画像再生モードない場合には、モードに応じて公知技術と同様の処理を行う。例えば、音声再生モードにおいては、公知技術と同様に音声の再生を行う。画像再生モードである場合には、制御部135は、ステップS3に進む。
ステップS3において、制御部135は、電源ONの回数が所定値X1未満であるか否かを判定する。電源ONの回数は、頭部装着型ディスプレイ100の電源がONされるたびに、制御部135によりカウントされる。また、所定値X1とは予め定められた閾値(例えば、「5回」など)であり、電源ONの回数が所定値X1未満である場合には、ユーザが頭部装着型ディスプレイ100の使用について初心者であると推定することができる。制御部135は、電源ONの回数が所定値X1未満であると判定するとステップS4に進み、電源ONの回数が所定値X1以上であると判定すると、後述するステップS7に進む。
ステップS4において、制御部135は、第1モードの位置調整ガイダンスを行う。第1モードの位置調整ガイダンスとは、初心者向けの位置調整ガイダンスである(詳細は後述する)。制御部135は、記憶部134から第1モードの位置調整ガイダンスに関する情報を読み出し、表示制御部132により適当な処理を施した後に、通信部131、通信部121、通信部110を介して表示部112およびスピーカ111に出力して位置調整ガイダンスを行う。
ステップS5において、制御部135は、位置調整ガイダンスが終了したか否かを判定する。制御部135は、位置調整ガイダンスが終了するまで待機し、位置調整ガイダンスが終了したと判定すると、ステップS6に進む。
ステップS6において、制御部135は、各部を介して画像の再生を開始する。
一方、ステップS3において、電源ONの回数が所定値X1以上であると判定すると、ステップS7において、制御部135は、電源ONの回数が所定値X2未満であるか否かを判定する。所定値X2とは予め定められた閾値(例えば、「10回」など)であり、X2>X1である。電源ONの回数が所定値X2未満である場合には、ユーザが頭部装着型ディスプレイ100の使用について初心者ではないものの、十分には慣れていないと推定することができる。制御部135は、電源ONの回数が所定値X2未満であると判定するとステップS8に進み、電源ONの回数が所定値X2以上であると判定すると、前述したステップS6に進み、各部を介して画像の再生を開始する。すなわち、電源ONの回数が所定値X2以上である場合には、ユーザが頭部装着型ディスプレイ100の使用について十分に慣れている上級者であると推定し、位置調整ガイダンスを省略する。
ステップS8において、制御部135は、第2モードの位置調整ガイダンスを行う。第2モードの位置調整ガイダンスとは、中級者(頭部装着型ディスプレイ100の使用について初心者ではないものの、十分には慣れていないユーザ)向けの位置調整ガイダンスである(詳細は後述する)。制御部135は、記憶部134から第2モードの位置調整ガイダンスに関する情報を読み出し、表示制御部132により適当な処理を施した後に、通信部131、通信部121、通信部110を介して表示部112およびスピーカ111に出力して位置調整ガイダンスを行う。そして、制御部135は、前述したステップS5に進み、ステップS5およびステップS6で説明した各処理を行う。
なお、所定値X1,X2は、予め定められた値でも良いし、ユーザにより指定される値でも良い。
次に、図4のフローチャートのステップS4で説明した第1モードの位置調整ガイダンスについて、図5および図6を用いて説明する。
制御部135は、まず、図5のG1Aに示す画像を、表示部112に表示する。G1Aの画像は、支持アーム112aを調整して、表示部112をユーザの眼前に配置することを促す文章と、調整する位置や調整方法を示す図または画像とから構成される。ユーザは、このG1Aの画像を目視することにより、調整方法を確認することができる。次に、制御部135は、図5のG1Bに示す画像を、表示部112に表示する。G1Bの画像は、支持アーム112aの調整に関する指標画像である。ユーザは、このG1Bの画像を目視しながら調整を行うことにより、適切な調整を行うことができる。同様に、G2AおよびG2Bは、表示部112の前後位置を調整するための調整方法および指標画像である。また、G3A、G3B、G4A、G4Bは、表示部112の傾きを調整するための調整方法および指標画像である。また、G5AおよびG5Bは、表示部112のユーザの眼を基準とした上下位置および左右位置を調整するとともに、ユーザの眼の光軸と垂直な面内における傾きを調整するための調整方法および指標画像である。
制御部135は、図5および図6で説明したG1A〜G5Bの画像を順次表示部112に表示して位置調整ガイダンスを行う。ユーザは、これらの画像を目視し、調整方法の確認と指標画像を用いた調整とを順次行うことができる。なお、図5および図6で説明したG1A〜G5Bの順番は、各部の位置調整を最適な順序に配列したものである。したがって、この順番で調整を行うことにより、初心者であっても効率良く表示部112の位置調整を行うことができる。
なお、第2モードの位置調整ガイダンスについては、制御部135は、G1AおよびG1Bを省略し、G2A〜G5Bの画像を順次表示部112に表示して位置調整ガイダンスを行う。G1AおよびG1Bを省略するのは、G1AおよびG1Bに示す調整は、中級者であれば位置調整ガイダンス無しで行うことができると考えられるためである。したがって、第1モードの位置調整ガイダンスと第2モードの位置調整ガイダンスとは、内容が異なる位置調整ガイダンスである。
また、第2モードの位置調整ガイダンスにおいて、第1モードの位置調整ガイダンスの一部を省略する代わりに、位置調整ガイダンスに含まれる情報の内容を変更する構成としても良い。例えば、図7に示すように、指標画像のデザインを変更しても良い。図7A〜Cの例では、指標画像の枠の大きさを変更する例を示す。このように指標画像の枠の大きさを小さくすることにより、位置調整の厳密さを緩めることができる。例えば、初心者には、図7Cに示す小さい枠の指標画像を用いて位置調整ガイダンスを行うことにより、おおよその調整を促し、位置調整がうまくできない場合に起こるストレスを軽減することができる。また、上級者には、図7Aに示す大きい枠の指標画像を用いて位置調整ガイダンスを行うことにより、より精細な位置調整を促すことができる。
また、第2モードの位置調整ガイダンスにおいて、位置調整ガイダンスの一部を省略する代わりに、調整方法に関する文章や図または画像を簡略化しても良い。
なお、図4のフローチャートでは、電源ONの回数に基づいて、位置調整ガイダンスを行うか否か、または、位置調整ガイダンスのレベルを決定する例を示したが、累積使用時間や頭部装着型ディスプレイを前回使用してから今回使用するまでの経過時間などに基づいて決定する構成としても良い。また、いくつかの条件を組み合わせて決定する構成としても良い。なお、電源ONの回数については、電源ONした回数自体をカウントしても良いし、電源ON後に画像再生を行った回数をカウントしても良い。また、累積使用時間については、画像を観察した時間をカウントしても良いし、表示部112の位置に基づいて時間をカウントしても良いし、頭部装着型ディスプレイ100を頭部に装着した時間をカウントしても良い。また、経過時間については、前回使用してから今回使用するまでの時間が長い場合には、ユーザによる表示部112の位置調整が困難であると推定して、位置調整ガイダンスを行う構成とすれば良い。
<変形例>
上述した図4のフローチャートでは、電源ON時、画像再生の前に位置調整ガイダンスを行う例を示したが、画像の表示中に位置調整ガイダンスを行っても良い。図8のフローチャートを用いて、変形例について説明する。
ステップS11において、制御部135は、電源がONされたか否かを判定する。制御部135は、リモートコントローラ102の操作部120を介して電源がONされたと判定すると、ステップS12に進む。
ステップS12において、制御部135は、リモートコントローラ102の操作部120を介して画像再生が指示されたか否かを判定する。制御部135は、画像再生が指示されない場合には、行われた指示に応じて公知技術と同様の処理を行う。画像再生が指示されたと判定すると、制御部135は、ステップS13に進む。
ステップS13において、制御部135は、制御部135内のタイマーをONする。
ステップS14において、制御部135は、各部を介して画像の再生を開始する。
ステップS15において、制御部135は、ユーザにより表示部112の位置調整が行われたか否かを判定する。位置調整が行われたか否かの判定は、各調整箇所に調整内容を検出する検出部を設けることにより実現できる。位置調整が行われたか否かの判定においては、位置調整が行われた回数、位置調整が行われた箇所、位置調整の頻度などより詳細な調整内容を閾値としても良い。また、調整内容に応じて、位置調整ガイダンスのレベルや内容を変更する構成としても良い。位置調整が行われた場合には、表示部112が適切な位置に調整されていないか、または、表示部112の位置がずれたと推定することができる。
制御部135は、位置調整が行われたと判定すると後述するステップS17に進み、位置調整が行われていないと判定すると、ステップS16に進む。
ステップS15において、表示部112の位置調整が行われていないと判定すると、ステップS16において、制御部135は、タイマーにより測定した経過時間が所定時間T1以上であるか否かを判定する。所定時間T1とは予め定められた閾値(例えば、「1時間」など)であり、経過時間が所定時間T1以上である場合には、継続的な使用により表示部112の位置がずれていると推定することができる。制御部135は、経過時間が所定時間T1以上であると判定すると後述するステップS17に進み、経過時間が所定時間T1未満であると判定すると、ステップS15に戻る。そして、位置調整が行われるか、経過時間が所定時間T1以上になるまでステップS15およびステップS16を繰り返す。なお、所定時間T1は、予め定められた値でも良いし、ユーザにより指定される値でも良い。
位置調整が行われるか、または、経過時間が所定時間T1以上になると、ステップS17において、制御部135は、図4のステップS8で説明した第2モード(中級者用)の位置調整ガイダンスを行う。
ステップS18において、制御部135は、リモートコントローラ102の操作部120を介して、位置調整ガイダンスの中止指示を受け付けたか否かを判定する。制御部135は、中止指示を受け付けたと判定するとステップS19に進み、中止指示を受け付けていないと判定すると、後述するステップS20に進む。
ステップS19において、制御部135は、位置調整ガイダンスを中止し、画像の再生を再開して、一連の処理を終了する。
一方、ステップS18において、中止指示を受け付けていないと判定すると、ステップS20において、制御部135は、位置調整ガイダンスが終了したか否かを判定する。制御部135は、位置調整ガイダンスが終了するまで待機し、位置調整ガイダンスが終了したと判定すると、ステップS15に戻り、再び位置調整が行われたか否かを判定する。
なお、図4から図8で説明した位置調整ガイダンスは、一例であり、調整方法を示す文章、図、画像や指標画像はこの例に限定されない。
また、図4および図8のフローチャートで説明した処理を適宜組み合わせて実行しても良い。例えば、図4で説明したように、電源ONの回数に基づいて、位置調整ガイダンスを行うか否か、または、位置調整ガイダンスのレベルを決定した後に、図8のステップS15およびステップS16で説明した判定を行う構成としても良い。このような構成とすることにより、位置調整ガイダンスを省略した場合においても、位置調整が行われた場合や所定時間が経過した場合に、適切な位置調整ガイダンスを行うことができる。
また、図4のフローチャートに、図8のフローチャートので説明した中止指示の受け付けを組み合わせても良い。このような構成とすることにより、ユーザの要望に応じて位置調整ガイダンスを中止することができる。なお、位置調整ガイダンスを中止した場合であっても、一定時間以上再生状態に移行しない場合には、位置調整ガイダンスを行う構成としても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、頭部装着型ディスプレイにおける表示部の位置調整ガイダンスを再生する再生部を備え、累積使用時間と使用回数と頭部装着型ディスプレイを前回使用してから今回使用するまでの経過時間との少なくとも1つに基づいて、再生部により位置調整ガイダンスを再生するか否かを決定するか、または、再生部による位置調整ガイダンスの開示レベルを決定する。したがって、ユーザに応じた位置調整ガイダンスを行うことができる。
また、本実施形態によれば、累積使用時間と使用回数と経過時間との少なくとも1つに基づいて、再生部による位置調整ガイダンスの開示レベルを決定し、決定した開示レベルに応じて、位置調整ガイダンスに含まれる調整手順の開示の種類の変更と、位置調整ガイダンスに含まれる開示内容の変更の少なくとも一方を行う。したがって、ユーザに応じたレベルの位置調整ガイダンスを行うことができる。
また、本実施形態によれば、表示部に画像を表示中に位置調整ガイダンスを再生する。したがって、表示部が適切な位置に調整されていない場合や、表示部の位置がずれたと推定される場合などに、適切な位置調整ガイダンスを行うことができる。
また、本実施形態によれば、ユーザによる表示部の調整内容を検出し、累積使用時間と使用回数と経過時間との少なくとも1つに加えて、調整内容に基づいて、再生部により位置調整ガイダンスを再生するか否かを決定するか、または、再生部による位置調整ガイダンスの開示レベルを決定する。したがって、表示部が適切な位置に調整されていない場合や、表示部の位置がずれたと推定される場合などに、適切な位置調整ガイダンスを行うことができる。
また、本実施形態によれば、再生部による位置調整ガイダンスの再生中に、位置調整ガイダンスの再生を中止するユーザ指示を受け付ける。したがって、ユーザの要望に応じて位置調整ガイダンスを中止することにより、無駄な位置調整ガイダンスを行うことを回避し、速やかに画像の再生を行う(または再開する)ことができる。
また、本実施形態によれば、頭部装着型ディスプレイの使用開始から所定時間が経過すると、位置調整ガイダンスを再生する。したがって、継続的な使用により表示部の位置がずれていると推定される場合などに、適切な位置調整ガイダンスを行うことができる。
なお、本実施形態において、位置調整ガイダンスの履歴を記憶して利用すると良い。例えば、位置調整ガイダンスを中止するユーザ指示を受け付けた場合には、以降の使用時に、位置調整ガイダンスを行うか否か、または、位置調整ガイダンスのレベルを決定する際の閾値を引き上げたり、位置調整ガイダンスを行わないといった対応をすることができる。また、調整に要した時間を記憶して利用する構成としても良い。
また、本実施形態において、位置調整ガイダンスを開始する際に、ユーザに位置調整ガイダンスが必要であるか否かを確認する構成としても良い。例えば、図8のフローチャートのステップS15およびステップS16で説明したように、画像の表示中に位置調整ガイダンスを行う場合には、ユーザに対して確認を行うことにより、不要な位置調整ガイダンスを行うことを防ぐことができる。
また、本実施形態では、表示部112を用いた位置調整ガイダンスについて説明したが、スピーカ111を用いた音声による位置調整ガイダンスについても同様に本発明を適用することができる。また、本実施形態で説明した表示部112を用いた位置調整ガイダンスにスピーカ111を用いた音声による位置調整ガイダンスを組み合わせる構成としても良い。音声による位置調整ガイダンスを組み合わせる場合には、表示部112に表示する画像と同期した音声情報を再生すれば良い。また、位置調整ガイダンスのレベルに応じて、例えば、調整方法を示す文章、図、画像などを省略し、音声情報のみを利用する構成としても良い。
また、本実施形態で説明した構成以外の頭部装着型ディスプレイにも本発明を同様に適用することができる。例えば、表示部を頭頂部方向に跳ね上げるオーバーヘッドアーム形状の頭部装着型ディスプレイの代わりに、表示部をスライド式に出し入れする頭部装着型ディスプレイにも本発明を同様に適用することができる。また、本実施形態で説明したターミナルと本体とが一体となった頭部装着型ディスプレイにも本発明を同様に適用することができる。
また、本実施形態では、片側のみに表示部を備える例を示したが、両側に表示部を備える頭部装着型ディスプレイにも同様に本発明を適用することができる。
頭部装着型ディスプレイ100の外観図である。 表示部112の位置調整について説明する図である。 頭部装着型ディスプレイ100の機能ブロック図である。 頭部装着型ディスプレイ100の動作について説明するフローチャートである。 位置調整ガイダンスについて説明する図である。 位置調整ガイダンスについて説明する図である(続き)。 指標画像について説明する図である。 頭部装着型ディスプレイ100の動作について説明する別のフローチャートである。
符号の説明
100…頭部装着型ディスプレイ,111…スピーカ,112…表示部,112a…支持アーム,134…記憶部,135…制御部

Claims (6)

  1. 画像を表示する表示部を備えた頭部装着型ディスプレイであって、
    前記頭部装着型ディスプレイにおける前記表示部の位置調整ガイダンスを再生する再生部と、
    累積使用時間と使用回数と前記頭部装着型ディスプレイを前回使用してから今回使用するまでの経過時間との少なくとも1つに基づいて、前記再生部により前記位置調整ガイダンスを再生するか否かを決定するか、または、前記再生部による前記位置調整ガイダンスの開示レベルを決定する決定部と
    を備えたことを特徴とする頭部装着型ディスプレイ。
  2. 請求項1に記載の頭部装着型ディスプレイにおいて、
    前記決定部は、前記累積使用時間と前記使用回数と前記経過時間との少なくとも1つに基づいて、前記再生部による前記位置調整ガイダンスの前記開示レベルを決定し、
    前記再生部は、前記決定部により決定した前記開示レベルに応じて、前記位置調整ガイダンスに含まれる調整手順の開示の種類の変更と、前記位置調整ガイダンスに含まれる開示内容の変更の少なくとも一方を行う
    ことを特徴とする頭部装着型ディスプレイ。
  3. 請求項1に記載の頭部装着型ディスプレイにおいて、
    前記再生部は、前記表示部に前記画像を表示中に前記位置調整ガイダンスを再生する
    ことを特徴とする頭部装着型ディスプレイ。
  4. 請求項1に記載の頭部装着型ディスプレイにおいて、
    ユーザによる前記表示部の調整内容を検出する検出部をさらに備え、
    前記決定部は、前記累積使用時間と前記使用回数と前記経過時間との少なくとも1つに加えて、前記調整内容に基づいて、前記再生部により前記位置調整ガイダンスを再生するか否かを決定するか、または、前記再生部による前記位置調整ガイダンスの開示レベルを決定する
    ことを特徴とする頭部装着型ディスプレイ。
  5. 請求項1に記載の頭部装着型ディスプレイにおいて、
    前記再生部による前記位置調整ガイダンスの再生中に、前記位置調整ガイダンスの再生を中止するユーザ指示を受け付ける受付部をさらに備える
    ことを特徴とする頭部装着型ディスプレイ。
  6. 請求項1に記載の頭部装着型ディスプレイにおいて、
    前記再生部は、前記頭部装着型ディスプレイの使用開始から所定時間が経過すると、前記位置調整ガイダンスを再生する
    ことを特徴とする頭部装着型ディスプレイ。
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