JP4569827B2 - 部材同士の接合構造及びそれを用いたキャットウォーク - Google Patents

部材同士の接合構造及びそれを用いたキャットウォーク Download PDF

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Description

この発明は、構造材に梁材を突出させる部材同士の接合構造及びそれを用いたキャットウォークに関するもので、更に詳細には、例えば建物等の構造物の壁面に梁材を突設し、その梁材を用いて形成されるキャットウォークに関するものである。
一般に、ビル等の構造物の外壁や内壁には、壁面に沿ってキャットウォークと呼ばれる狭い通路が設けられており、このキャットウォークを歩いて外壁や内壁の清掃や配線・配管等の設備補修を行っている。
このようなキャットウォークは、構造材から梁材を複数本突出させ、その複数本の梁材上に床材を配置した構造である。この場合、梁材と構造材との接合構造として、梁材と構造材との間に取付部材を介して複数のボルトによって強固に連結固定する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−113979号公報(段落番号0021、図1,図2,図4〜図6)
しかしながら、特開平8−113979号公報に記載の技術においては、梁材と構造材との間に介在される取付部材とが複数のボルトによって取り付けられているために、取付部材の取付位置のズレや設計変更等に伴い梁材の突設位置を変更させる場合に、取付部材のボルトを緩め又は取り外し、取付部材の位置調節をした後に再度ボルトによって取り付けなければならないので、施工作業に手間がかかるという問題があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたのもので、梁材と構造材との取付位置の調節を容易に行うことができる部材同士の接合構造及びそれを用いたキャットウォークを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、部材同士の接合構造において、 第1の部材は、上記第2の部材に固定されるベース材と、このベース材に固定される調整材を介して接合されており、 上記ベース材及び調整材の高さ方向の幅は、上記第1の部材より大きく形成され、 上記調整材には、第1の挿通孔と、高さ方向において上記第1の部材より外側に位置する第2の挿通孔が設けられ、 上記ベース材は、上記第2の部材側における上記調整材の固定箇所に相当する領域に凹部が設けられ、この凹部内には、ベース材固定用ボルトと螺合するナットが回転阻止された状態で配設され、かつ、凹部における上記第2の挿通孔に相当する位置に、第2の挿通孔よりも大径の第3の挿通孔が設けられ、 第1の部材固定用ボルトが、上記第2の部材側から上記第1の挿通孔を介して上記第1の部材の端部に螺合して上記調整材と第1の部材とが固定され、 ベース材固定用ボルトが、上記第1の部材側から上記第2の挿通孔及び第3の挿通孔を介して上記ナットに螺合して上記調整材及び第1の部材とベース材とが位置調節可能に固定されている、ことを特徴とする。この場合、上記第1の部材は、その断面において上記調整材に設けられた第1の挿通孔に相当する位置に貫通孔を有する方が好ましい(請求項2)。また、上記第1の部材を梁材とし、上記第2の部材を構造材とすることができる(請求項3)。また、上記第1の部材を片持ち梁材にて形成してもよい(請求項4)。
このように構成することにより、第1の部材が調整材に取り付けられた状態で、調整材をベース材固定用ボルトによって第2の挿通孔及び第3の挿通孔を介してナットに螺合し、ベース材に対して第1の部材及び調整材を位置調節可能に固定することができる。この場合、第1の部材に調整材の第1の挿通孔に相当する位置に貫通孔を有することで、第1の部材固定用ボルトを貫通孔に螺合することができる(請求項2)。
また、請求項5記載の発明は、構造材から突出される複数の梁材と、これら梁材上に敷設される複数の床材と、上記梁材の突出側端部に立設される手摺支柱とを具備するキャットウォークにおいて、 上記梁材は、上記構造材に固定されるベース材と、このベース材に固定される調整材を介して接合されており、 上記ベース材及び調整材の高さ方向の幅は、上記梁材より大きく形成され、 上記調整材には、第1の挿通孔と、高さ方向において上記梁材より外側に位置する第2の挿通孔が設けられ、 上記ベース材は、上記構造材側における上記調整材の固定箇所に相当する領域に凹部が設けられ、この凹部内には、ベース材固定用ボルトと螺合するナットが回転阻止された状態で配設され、かつ、凹部における上記第2の挿通孔に相当する位置に、第2の挿通孔よりも大径の第3の挿通孔が設けられ、 梁材固定用ボルトが、上記構造材側から上記第1の挿通孔を介して上記梁材の端部に螺合して上記調整材と梁材とが固定され、 ベース材固定用ボルトが、上記梁材側から上記第2の挿通孔及び第3の挿通孔を介して上記ナットに螺合して上記調整材及び梁材とベース材とが位置調節可能に固定されている、ことを特徴とする。この場合、上記梁材は、上記調整材に設けられた第1の挿通孔に相当する位置に貫通孔を有しており、この貫通孔に手摺支柱固定用ボルトを螺合可能に形成する方が好ましい(請求項6)。
このように構成することにより、梁材が調整材に取り付けられた状態で、調整材をベース材固定用ボルトによって第2の挿通孔及び第3の挿通孔を介してナットに螺合し、ベース材に対して梁材及び調整材を位置調節可能に固定することができるので、キャットウォークの床材の水平位置を調節することができる。この場合、梁材に調整材の第1の挿通孔に相当する位置に貫通孔を設け、この貫通孔に手摺支柱固定用ボルトを螺合することで梁材の突出側端部に手摺支柱を固定することができる(請求項6)。
また、請求項7記載の発明は、上記梁材の上面に支持材が固定され、上記床材の側面が上記支持材に係止支持されている、ことを特徴とする。この場合、上記支持材は、互いに平行な上フランジと下フランジと、これら上、下フランジを連結する垂直片とを具備し、 上記下フランジは梁材上面に固定されると共に、上フランジは隣接する床材の各側面に設けたスリットに挿入される方が好ましい(請求項8)。
このように構成することにより、床材を支持材によって係止支持して梁材に確実に固定することができる。
また、請求項9記載の発明は、上記梁材は、その上面に凹溝が長手通しに形成され、凹溝の両側の一対の凸条により上記床材の側面が支持されている、ことを特徴とする。
このように構成することにより、床材に加わった荷重を、凸条を介して梁材で支持することができる。
この発明によれば、次のような優れた効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、ベース材及び調整材の高さ方向の幅を第1の部材より大きく形成すると共に、調整材に高さ方向において第1の部材より外側に位置する第2の挿通孔を形成することによって、第1の部材と調整材とを連結した状態において、第2の挿通孔及び第3の挿通孔を介してナットに螺合されるベース材固定用ボルトを容易に緩め又は取り外しすることができるので、第1の部材及び調整材の取付位置の調節を容易に行うことができる。
また、ベース材に設けられる第3の挿通孔を調整材に設けられる第2の挿通孔よりも大径に形成することによって、ベース材に調整材を取り付ける際に、ベース材固定用ボルトを第3の挿通孔内で移動させることができるので、ベース材に対して調整材の取付位置の調節を容易に行うことができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、第1の部材の断面において調整材に設けられた第1の挿通孔に相当する位置に貫通孔を有することによって、貫通孔を利用して第1の部材固定用ボルトのねじ孔を作成することができるので、上記(1)に加えて更に、第1の部材と調整材との連結作業を容易に行うことができ、かつ、第1の部材の軽量化を図ることができる。
(3)請求項5記載の発明によれば、ベース材及び調整材の高さ方向の幅を梁材より大きく形成すると共に、調整材に高さ方向において梁材より外側に位置する第2の挿通孔を形成することによって、梁材と調整材とを連結した状態において、第2の挿通孔及び第3の挿通孔を介してナットに螺合されるベース材固定用ボルトを容易に緩め又は取り外しすることができるので、梁材及び調整材の取付位置の調節を容易に行うことができる。
また、第3の挿通孔を第2の挿通孔よりも大径に形成することによって、ベース材に調整材を取り付ける際に、ベース材固定用ボルトを第3の挿通孔内で移動させることができるので、ベース材に対して調整材の取付位置の調節を容易に行うことができる。
したがって、キャットウォークを構造材に取り付けた後でも、梁材の取付位置を容易に調節することができる。
(4)請求項6記載の発明によれば、梁材の調整材に設けられた第1の挿通孔に相当する位置に貫通孔を有し、この貫通孔に手摺支柱固定用ボルトを螺合可能に形成することによって、貫通孔を利用して梁材固定用ボルト及び手摺支柱固定用ボルトのねじ孔を作成することができるので、上記(3)に加えて更に、梁材と手摺支柱との連結作業を容易に行うことができ、かつ、梁材の軽量化を図ることができる。
(5)請求項7記載の発明によれば、梁材の上面に支持材が固定され、床材の側面が支持材に係止支持されることによって、上記(3)に加えて更に、床材を梁材の上面に確実に固定することができると共に、美感の向上を図ることができる。
(6)請求項8記載の発明によれば、互いに平行な上フランジと下フランジと、これら上、下フランジを連結する垂直片とを具備する支持材によって、下フランジを梁材上面に固定すると共に、上フランジを隣接する床材の各側面に設けたスリットに挿入することによって、上記(5)に加えて更に、梁材への床材の取付作業を容易にすることができると共に、床材と梁材との連結を強固にすることができる。
(7)請求項9記載の発明によれば、梁材の上面に凹溝が長手通しに形成され、凹溝の両側の一対の凸条により床材の側面を支持することによって、床材に加わった荷重を、凸条を介して梁材で支持することができるので、上記(3),(5),(6)に加えて更に、床材を梁材によって確実に支持することができる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下の説明では、この発明に係る第1の部材を梁材とし、第2の部材を構造材とした部材同士の接合構造をキャットウォークに用いた場合について説明する。
図1は、この発明に係る部材同士の接合構造を用いたキャットウォークを示す概略斜視図、図2は、この発明に係る部材同士の接合構造を用いたキャットウォークの取付状態を示す断面図、図3は、この発明におけるベース材と調整材と梁材の連結構造を示す断面図(a)及び、(a)のI−I線に沿う断面図(b)である。
上記キャットウォークCは、図1及び図2に示すように、例えば建物等の内壁面である構造材Wから調整材2及びベース材3を介して突出される片持ち梁である複数の梁材1と、これら梁材1の上面に第1ないし第3の支持材51,52,53を介して敷設される複数(この場合3枚)の床材4と、上記梁材1の突出側端部に立設される手摺支柱6と、この手摺支柱6に支持されて横設される手摺7と、上記手摺支柱6間に配設されるパネル材Pとによって主に構成されている。
上記梁材1は、図2ないし図4に示すように、断面略矩形状の中空パイプにて形成され、上記調整材2の後述する第1の挿通孔20に相当する位置に貫通孔10を有する例えばアルミニウム合金製押出形材にて形成されている。また、梁材1の上面部には、梁材1の側面から上方に延在する一対の凸条11が長手通しに形成されており、この一対の凸条11によって凹溝12が形成されている。この凹溝12の底部には、上記支持材5を固定するための支持材固定穴13が適宜位置に穿設されている。また、梁材1の一端すなわち手摺支柱6が取り付けられる側の端部において、上記凸条11に切欠き部14が設けられている。なお、梁材1の側面の中腹部は、梁材1の軽量化及び材料削減のためにその他の部分に比べて薄肉に成形されている。
上記調整材2は、図2、3及び図5に示すように、幅方向において梁材1と略同一の幅を有し、高さ方向において梁材1よりも大きいブロック体にて形成されており、梁材1の貫通孔10に相当する位置に第1の挿通孔20が穿設され、高さ方向において梁材1より外側の位置に第2の挿通孔21が穿設されている。なお、この場合、第1の挿通孔20の構造材W側と第2の挿通孔21の梁材1側には、それぞれの挿通孔20,21に挿入される第1の部材固定用ボルトである梁材固定用ボルト80(以下に梁材固定用ボルト80という)、ベース材固定用ボルト81の頭部を収容するための大径段部20a,21aが形成されている。
上記のように形成される梁材1と調整材2は、梁材1の一端に調整材2を配置して、第1の挿通孔20の大径段部20a側から梁材固定用ボルト80を梁材1の貫通孔10に螺合することで梁材1に調整材2を取り付けることができる。
上記ベース材3は、図2、図3及び図6に示すように、上記構造材Wに取り付けられる一対の取付部30と、この取付部30間に設けられ構造材W側における上記調整材2の固定箇所に相当する領域に凹部32が形成された連結部31とで一体に形成されており、幅方向及び高さ方向において梁材1及び調整材2よりも大きく形成されている。上記一対の取付部30の上下部にはベース材取付孔33が穿設されており、このベース材取付孔33を介してベース材取付ボルト82によってベース材3が構造材Wに取り付けられるようになっている。また、上記連結部31の凹部32における上記第2の挿通孔21に相当する位置に、第2の挿通孔21よりも大径に形成された第3の挿通孔34が設けられている。なお、凹部32内には、上記ベース材固定用ボルト81と螺合するナット90が回転阻止された状態で配設されている。上記ナット90は、図3及び図6に示すように、凹部32に収容可能な例えば板材にて形成されており、調整材2の第2の挿通孔21に相当する位置にねじ孔90aが形成されている。
上記のように形成されるベース材3は、ベース材取付ボルト82をベース材取付孔33を介して構造材Wに螺合させることで構造材Wに固定され、ベース材3の連結部31に調整材2を配置すると共に、連結部31の凹部32内にナット90を配置して調整材2の第2の挿通孔21の大径段部21a側からベース材固定用ボルト81を挿入し、ベース材3の第3の挿通孔34を介してナット90に螺合することで、ベース材3に調整材2及び梁材1を取り付けることができる。また、ベース材3の第3の挿通孔34が第2の挿通孔21より大径に形成されているので、第3の挿通孔34内でベース材固定用ボルト81を移動することができ、ベース材3に取り付けられる調整材2の取付位置を容易に調節することができる。なおこの場合、上、下のベース材固定ボルト81のナット90に対するねじ込み量を調整することによって、構造材Wに対して梁材1に角度をもたせて接合することができる。なお、上記においては構造材Wにベース材3を取り付けた状態においてベース材3に調整材2を取り付ける手順を説明したが、ベース材3を構造材Wに取り付ける前に、ベース材3と調整材2を連結してもよい。
上記床材4は、図1,図2及び図8に示すように、断面略長方形状の長板部材にて形成されており、例えば合成樹脂部材によって形成されている。また、床材4の両側面の下方位置にはスリット40が長手方向に延設されている。このように形成された床材4は、梁材1の上面に上記第1ないし第3の支持材51,52,53を介して複数(この場合3枚)敷設され、床材4の下面が梁材1の凸条11によって支持されている。
上記第1の支持材51は、図8に示すように、互いに平行な上フランジ51aと下フランジ51bと、これら上フランジ51aと下フランジ51bの中央部を連結する垂直片51cとで形成されている。また、下フランジ51bの両側上面には凹部51dが形成されており、凹部51d内には固定孔51eが設けられている。なお、一方の凹部51dに設けられる固定孔51eは、下フランジ51bの下面側に外方に拡開して傾斜するテーパ状に形成されている。また、上記第2の支持材52は、図3に示すように、互いに平行な上フランジ52aと下フランジ52bと、これら上フランジ52aと下フランジ52bの端部を連結する垂直片52cとで形成されている。また、下フランジ52bの上面には、凹部52dが形成されると共に、凹部52d内に固定孔52eが設けられている。また、上記第3の支持材53は、図7に示すように、互いに平行な上フランジ53aと下フランジ53bと、これら上フランジ53aと下フランジ53bの端部を連結すると共に、上フランジ53aの上面より上方に突出して形成される垂直片に相当する垂直フランジ53cとで形成されている。また、下フランジ53bの下面先端部には段部53dが形成されると共に、この段部53dには図示しない床材取付孔が設けられ、垂直フランジ53cの先端付近には固定孔53eが設けられている。なお、上記第1ないし第3の支持材51,52,53は、例えばアルミニウム合金製の押出形材にて形成されている。
上記のように形成される第1ないし第3の支持材51,52,53は、まず、第2の支持材52を垂直片52cと調整材2とを当接させた状態で梁材1の凹溝12内に配置して、下フランジ52bを固定ねじ83によって梁材1に固定する。次に、第1の支持材51を、床材4の一方の側面のスリット40内に上フランジ51aを挿入した状態で床材4に取り付け、この床材4を、床材4の他方のスリット40内に上記第2の支持材52の上フランジ52aを挿入させた状態で梁材1の凸条11上に載置する。そして、床材4の一方の側面に取り付けられた第1の支持材51の下フランジ51bを介して固定ねじ83を支持材固定孔13に螺合して梁材1に固定する。同様に、第1の支持材51を一方の側面に取り付けた床材4を、床材4の他方のスリット40内に上記第1の支持材51の上フランジ51aを挿入させた状態で梁材1の凸条11上に載置すると共に、床材4の一方の側面に取り付けられた第1の支持材51の下フランジ51bを介して固定ねじ83を支持材固定孔13に螺合して梁材1に固定する。次に、第3の支持材53を、床材4の一方の側面のスリット40内に上フランジ53aを挿入した状態で取り付け、この床材4を、床材4の他方のスリット40内に上記第1の支持材51の上フランジ51aを挿入させた状態で梁材1の凸条11上に載置する。そして、床材4の一方の側面に取り付けられた第3の支持材53の垂直フランジ53cを固定ねじ83によって手摺支柱6に固定することによって、3枚の床材4を梁材1の上面に敷設することができる。
上記手摺支柱6は、図2及び図7に示すように、例えばアルミニウム合金製押出形材にて形成される断面略矩形状の中空パイプ部材にて形成されている。上記手摺支柱6の一端側すなわち下方に位置する端部には、梁材1に取り付けられる面において上記梁材1の貫通孔10に相当する位置に支柱取付孔60が穿設されており、他方の面において上記支柱取付孔60に対向する位置にはボルト挿入孔61が穿設されている。なお、手摺支柱6の下端開口部には蓋材62が取り付けられており、上方開口部には手摺7を支持する手摺支持具63が取り付けられている。また、手摺支柱6の側面の上下位置2箇所には上記パネル材Pを取り付けるためのパネル取付具64が取り付けられている。
このように形成される手摺支柱6は、梁材1の端部に下端部を配置して、ボルト挿入孔61から手摺固定用ボルト84を手摺支柱6の中空部内に挿入し、板座金91を介して梁材1の貫通孔10に螺合することで、梁材1に手摺支柱6を取り付けることができる。
上記手摺7は、図1及び図2に示すように、例えばステンレス製部材にて形成される中空パイプ状に形成されており、上記手摺支柱6の上端開口部に取り付けられた手摺支持具63に支持固定されて手摺支柱6に取り付けられている。
上記パネル材Pは、図1及び図2に示すように、例えばポリカーボネット等の合成樹脂製部材によって形成されており、上記手摺支柱6間に配置されて、手摺支柱6に設けられたパネル取付具64に止めねじ85によって取り付けられている。
上記のように形成されたキャットウォークCにおいて、梁材1の取付位置を調節するには、梁材1、調整材2及びベース材3が連結された状態において、調整材2の第2の挿通孔21からベース材3の第3の挿通孔34を介してナット90に螺合されているベース材固定用ボルト81を工具を使って緩める。そして、この状態において第3の挿通孔34内で移動可能なベース材固定用ボルト81に連動させて調整材2及び梁材1を移動させ、梁材1の取付位置を調節して、再度ベース材固定用ボルト81を締め付けることによって、ベース材3に対する梁材1の取付位置を容易に調節することができる。
この発明に係る部材同士の接合構造及びそれを用いたキャットウォークを示す全体斜視図である。 この発明に係る部材同士の接合構造及びそれを用いたキャットウォークを示す断面図である。 この発明におけるベース材、調整材及び梁材の連結構造を示す断面図(a)、(a)のI−I線に沿う断面図(b)である。 この発明における梁材を示す拡大斜視図である。 この発明における調整材を示す拡大斜視図である。 この発明におけるベース材及びナットを示す拡大斜視図である。 この発明における梁材と手摺支柱との連結部を示す拡大断面図(a)、(a)のII−II線に沿う断面図(b)である。 この発明における梁材と床材との連結構造を示す拡大断面図である。 図8のIII−III線に沿う拡大断面図である。
符号の説明
C キャットウォーク
W 構造材(第2の部材)
1 梁材(第1の部材)
2 調整材
3 ベース材
4 床材
6 手摺支柱
10 貫通孔
11 凸条
12 凹溝
20 第1の挿通孔
21 第2の挿通孔
32 凹部
34 第3の挿通孔
40 スリット
51 第1の支持材
52 第2の支持材
53 第3の支持材
51a,52a,53a 上フランジ
51b,52b,53b 下フランジ
51c,52c 垂直片
53c 垂直フランジ
80 梁材固定用ボルト(第1の部材固定用ボルト)
81 ベース材固定用ボルト
84 手摺固定用ボルト
90 ナット

Claims (9)

  1. 部材同士の接合構造において、
    第1の部材は、上記第2の部材に固定されるベース材と、このベース材に固定される調整材を介して接合されており、
    上記ベース材及び調整材の高さ方向の幅は、上記第1の部材より大きく形成され、
    上記調整材には、第1の挿通孔と、高さ方向において上記第1の部材より外側に位置する第2の挿通孔が設けられ、
    上記ベース材は、上記第2の部材側における上記調整材の固定箇所に相当する領域に凹部が設けられ、この凹部内には、ベース材固定用ボルトと螺合するナットが回転阻止された状態で配設され、かつ、凹部における上記第2の挿通孔に相当する位置に、第2の挿通孔よりも大径の第3の挿通孔が設けられ、
    第1の部材固定用ボルトが、上記第2の部材側から上記第1の挿通孔を介して上記第1の部材の端部に螺合して上記調整材と第1の部材とが固定され、
    ベース材固定用ボルトが、上記第1の部材側から上記第2の挿通孔及び第3の挿通孔を介して上記ナットに螺合して上記調整材及び第1の部材とベース材とが位置調節可能に固定されている、ことを特徴とする部材同士の接合構造。
  2. 請求項1記載の部材同士の接合構造において、
    上記第1の部材は、その断面において上記調整材に設けられた第1の挿通孔に相当する位置に貫通孔を有している、ことを特徴とする部材同士の接合構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の部材同士の接合構造において、
    上記第1の部材は梁材であり、上記第2の部材は構造材である、ことを特徴とする部材同士の接合構造。
  4. 請求項3記載の部材同士の接合構造において、
    上記第1の部材は片持ち梁材である、ことを特徴とする部材同士の接合構造。
  5. 構造材から突出される複数の梁材と、これら梁材上に敷設される複数の床材と、上記梁材の突出側端部に立設される手摺支柱とを具備するキャットウォークにおいて、
    上記梁材は、上記構造材に固定されるベース材と、このベース材に固定される調整材を介して接合されており、
    上記ベース材及び調整材の高さ方向の幅は、上記梁材より大きく形成され、
    上記調整材には、第1の挿通孔と、高さ方向において上記梁材より外側に位置する第2の挿通孔が設けられ、
    上記ベース材は、上記構造材側における上記調整材の固定箇所に相当する領域に凹部が設けられ、この凹部内には、ベース材固定用ボルトと螺合するナットが回転阻止された状態で配設され、かつ、凹部における上記第2の挿通孔に相当する位置に、第2の挿通孔よりも大径の第3の挿通孔が設けられ、
    梁材固定用ボルトが、上記構造材側から上記第1の挿通孔を介して上記梁材の端部に螺合して上記調整材と梁材とが固定され、
    ベース材固定用ボルトが、上記梁材側から上記第2の挿通孔及び第3の挿通孔を介して上記ナットに螺合して上記調整材及び梁材とベース材とが位置調節可能に固定されている、ことを特徴とするキャットウォーク。
  6. 請求項5記載のキャットウォークにおいて、
    上記梁材は、上記調整材に設けられた第1の挿通孔に相当する位置に貫通孔を有しており、この貫通孔に手摺支柱固定用ボルトを螺合可能に形成してなる、ことを特徴とするキャットウォーク。
  7. 請求項5記載のキャットウォークにおいて、
    上記梁材の上面に支持材が固定され、上記床材の側面が上記支持材に係止支持されている、ことを特徴とするキャットウォーク。
  8. 請求項7記載のキャットウォークにおいて、
    上記支持材は、互いに平行な上フランジと下フランジと、これら上、下フランジを連結する垂直片とを具備し、
    上記下フランジは梁材上面に固定されると共に、上フランジは隣接する床材の各側面に設けたスリットに挿入される、ことを特徴するキャットウォーク。
  9. 請求項5、7又は8のいずれかに記載のキャットウォークにおいて、
    上記梁材は、その上面に凹溝が長手通しに形成され、凹溝の両側の一対の凸条により上記床材の側面が支持されている、ことを特徴とするキャットウォーク。
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