JP4569322B2 - 可動センサ素子 - Google Patents

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Description

本発明は、振動体を有する角速度センサや可動電極を有する加速度センサなど、可動センサ構造体を有する可動センサ素子に関する。
従来より、この種の可動センサ素子としては、たとえば、振動体を有する角速度検出用の角速度検出構造体を可動センサ構造体として備えた角速度センサや、可動電極を有する加速度検出用の加速度検出構造体を可動センサ構造体として備えた加速度センサなどが知られている。
このような可動センサ素子は、たとえば取付部材としてのセラミックや金属などからなるパッケージに実装された状態で、たとえば車両などの被測定物に取り付けられ、ヨーレートや加速度の検出などの実用に供される。
このような可動センサ素子は、実用時において、外部からの不要振動やセンサ素子自身からの不要振動によって、可動センサ構造体の可動特性や振動特性が影響を受けるため、従来では、そのような不要振動の影響を可動センサ素子が受けないように、防振構造を採用している。
従来では、そのような防振構造としては、パッケージと可動センサ素子との間に不要振動を吸収するための防振ゴムを介在させたり(たとえば、特許文献1参照)、可動センサ素子とパッケージとを防振機能を有する接着剤で固定したり(たとえば、特許文献2参照)している。
一方、従来より、この種の可動センサ素子としては、シリコン半導体の加工技術を活かしたMEMS(マイクロエレクトロメカニカルシステム)タイプのものが提案されている(特許文献3参照)。
このものは、基板と、基板上に設けられたマイクロメカニカル作用層と、マイクロメカニカル作用層上に設けられた被覆層と、被覆層上に設けられた導電帯層とを有して構成されている。
そして、被覆層は、単結晶性領域および多結晶性領域を有し、これら単結晶性領域、多結晶性領域は、それぞれその下に存在する単結晶性領域上、多結晶性開始層上でエピタキシャル成長している。
さらに、マイクロメカニカル作用層は、単結晶性領域および多結晶性領域を有し、これら単結晶性領域、多結晶性領域は、それぞれその下に存在する単結晶性領域上、多結晶性開始層上でエピタキシャル成長しており、マイクロメカニカル作用層の多結晶性領域に、可動センサ構造体が形成されている。
特開2000−55667号公報 特開2003−21647号公報 特表2003−520233号公報
しかしながら、従来では、可動センサ素子を取付部材に実装するにあたって、防振構造として、上述したような防振ゴムや防振機能を有する接着剤といった別体の防振機能部材を必要としている。
そのため、従来においては、部品点数の増加によるコストアップや、可動センサ素子−防振機能部材−取付部材間の接合部や防振機能部材自身の経時変化による防振機能の劣化、すなわちセンサ特性の悪化などの問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、可動センサ構造体を有する可動センサ素子において、当該可動センサ素子を取付部材に実装するにあたって、別部材としての防振機能部材を要することなく、適切に防振機能を確保することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者は、基板上に可動センサ構造体を有するマイクロメカニカル作用層、被覆層が順次積層された積層体よりなる可動センサ素子、すなわち、上記特許文献3に記載されているようなMEMSタイプの可動センサ素子に着目し、検討を行った。
そして、このようなMEMSタイプの可動センサ素子においては、センサ素子自身に防振機能を持たせることが可能であることを見出した。本発明は、このような検討結果に基づいて創出されたものである。
請求項1に記載の発明では、基板(1)の上に、可動センサ構造体(10)を有するマイクロメカニカル作用層(100)、このマイクロメカニカル作用層(100)を被覆する被覆層(200)が順次積層された積層体よりなる可動センサ素子において、前記積層体のうち可動センサ構造体(10)の周辺部には、抜き部(80)と残し部(81)とが形成されており、抜き部(80)は、積層体の周辺部を積層方向に貫通するとともに、積層体の一部を積層体の厚さよりも薄くバネ機能を有する残し部(81)として残すように抜かれていることを特徴としている。
それによれば、可動センサ素子を取付部材に実装するときに、可動センサ素子自体に設けられたバネ機能を有する残し部(81)が防振機能を発揮する。また、この残し部(81)は、可動センサ素子と同一材料にて一体的に形成されており、接合部が無いため、防振機能の劣化を抑制することができる。
よって、本発明によれば、可動センサ構造体(10)を有する可動センサ素子において、当該可動センサ素子を取付部材に実装するにあたって、別部材としての防振機能部材を要することなく、適切に防振機能を確保することができる。
請求項2に記載の発明では、基板(1)と、基板(1)上に設けられたマイクロメカニカル作用層(100)と、マイクロメカニカル作用層(100)上に設けられた被覆層(200)と、被覆層(200)上に設けられた導電帯層(300)とを有し、被覆層(200)は、単結晶性領域(14)および多結晶性領域(15)を有し、これら被覆層(200)の単結晶性領域(14)、多結晶性領域(15)は、それぞれその下に存在する単結晶性領域(7)の上、多結晶性開始層(13)の上でエピタキシャル成長しており、マイクロメカニカル作用層(100)は、単結晶性領域(7)および多結晶性領域(8)を有し、これらマイクロメカニカル作用層(100)の単結晶性領域(7)、多結晶性領域(8)は、それぞれその下に存在する単結晶性領域(1)の上、多結晶性開始層(6)の上でエピタキシャル成長しており、マイクロメカニカル作用層(100)の多結晶性領域(8)に、可動センサ構造体(10)が形成されている可動センサ素子において、次のような点を特徴としている。
すなわち、本発明の可動センサ素子は、基板(1)、マイクロメカニカル作用層(100)の単結晶性領域(7)、および被覆層(200)の単結晶性領域(14)が積層されている積層部(82)にて、抜き部(80)と残し部(81)とが形成されており、抜き部(80)は、積層部(82)を積層方向に貫通するとともに、積層部(82)の一部を積層部(82)の厚さよりも薄くバネ機能を有する残し部(81)として残すように抜かれていることを特徴としている。
本発明によっても、可動センサ素子を取付部材に実装するときに、可動センサ素子自体に設けられたバネ機能を有する残し部(81)が防振機能を発揮するとともに、残し部(81)は、可動センサ素子と同一材料にて一体的に形成されており、接合部が無いため、防振機能の劣化を抑制することができる。
よって、本発明によっても、可動センサ構造体(10)を有する可動センサ素子において、当該可動センサ素子を取付部材に実装するにあたって、別部材としての防振機能部材を要することなく、適切に防振機能を確保することができる。
ここで、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の可動センサ素子において、残し部(81)は、積層部(82)における基板(1)およびマイクロメカニカル作用層(100)の単結晶性領域(7)が除去され、被覆層(200)の単結晶性領域(14)の一部が残されることで薄肉部となっていることを特徴としている。
それによれば、請求項2に記載の可動センサ素子において、被覆層(200)は、残し部(81)を介して残し部(81)の一側と他側とが連結された形となることから、被覆層(200)の上に形成されている導電帯層(300)において、残し部(81)の一側と他側との電気的な接続を、残し部(81)を介して容易に実現することができるため、好ましい。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3に記載の可動センサ素子において、可動センサ構造体(10)は、振動体(30)を有する角速度検出用の角速度検出構造体であることを特徴としている。それによれば、角速度センサとしての可動センサ素子を提供することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る可動センサ素子S1の概略断面図であり、図1(b)は本可動センサ素子S1の要部を示す概略平面図であって、図1(a)の上視平面図である。限定するものではないが、本例では、この可動センサ素子S1は角速度センサに適用されたものとして説明する。
[構成等]
この可動センサ素子S1は、大きくは、基板1の上に、可動センサ構造体10を有するマイクロメカニカル作用層100、このマイクロメカニカル作用層100を封止する被覆層200、センサ素子における配線部および回路部を形成する導電帯層300が順次積層された積層体として構成されている。
このような可動センサ素子S1は、公知のシリコン表面マイクロメカニズムにおいて製造可能なものである。
ここで、基板1は、単結晶シリコン(Si)基板からなるものである。そして、この基板1自身が、単結晶性領域1として構成されている。
図1(a)に示されるように、マイクロメカニカル作用層100においては、基板1上に、下方酸化物層2が形成され、この下方酸化物層2の上には、配線層としての埋設されたポリシリコン層3が形成されている。
また、コンタクトホール4は、可動センサ構造体10をリリースするための犠牲酸化物層5の開口部として形成されており、このコンタクトホール4を介して、可動センサ構造体10とポリシリコン層3とは導通している。
また、下方酸化物層2、犠牲酸化物層5の上には、多結晶性開始層としての第1の開始ポリシリコン層6が形成されている。また、基板1の上には、単結晶性領域としてのエピタクシーからの第1の単結晶シリコン層7が形成されている。
そして、第1の開始ポリシリコン層6の上には、多結晶性領域としての第1のエピタクシーポリシリコン層8が形成されている。これら積層された第1の開始ポリシリコン層6および第1のエピタクシーポリシリコン層8に、絶縁トレンチ9が形成され、上記可動センサ構造体10が形成されている。
また、図1(a)に示されるように、被覆層200においては、マイクロメカニカル作用層100の上に、第1の補充酸化物層11が形成されている。この第1の補充酸化物11中には開口部としてのコンタクトホール12が形成されており、このコンタクトホール12を介して可動センサ構造体10と被覆層200とが導通している。
そして、第1の補充酸化物層11の上には、多結晶性開始層としての第2の開始ポリシリコン層13が形成されている。また、第1の単結晶シリコン層7の上には、単結晶性領域としてのエピタクシーからの第2の単結晶シリコン層14が形成されている。
そして、第2の開始ポリシリコン層13の上には、多結晶性領域としての第2のエピタクシーポリシリコン層15が形成されている。
また、被覆層200において、この第2のエピタクシーポリシリコン層15の一部が、第1のエピタクシーポリシリコン層8と第2のエピタクシーポリシリコン層15との間の電気的な結合や機械な結合を行うための結合素子16として構成されている。
さらに、被覆層200において、この第2のエピタクシーポリシリコン層15の一部が、溝切り17として構成されている。この溝切り17は、その下部に位置する下方酸化物層2、犠牲酸化物層5および第1の補充酸化物層11を除去して可動センサ構造体10のリリースを行うためのエッチングホールとして機能する。
また、図1(a)に示されるように、被覆層200の表層部として、第2の補充酸化物層18が形成されており、その上には、導電帯層300として、導電帯の絶縁用酸化物層19が形成され、さらに、その上にはアルミニウムなどからなる導電層21が形成されている。
また、この導電帯層300においては、交差結合部20や、導電層21と被覆層200の結合素子16とを導通させるためのコンタクトホール22が、第2の補充酸化物層18および導電帯の絶縁用酸化物層19の開口部により形成されている。
また、被覆表面200の単結晶性領域としての第2の単結晶シリコン層14は、分析回路の集積回路素子を含んでいるものであり、図1(a)においては、一例として、分析回路の電子素子としてのCMOSトランジスタ23を示してある。
自体公知のシリコン表面マイクロメカニズムにおいて製造可能な本実施形態の場合、被覆層200は、一方では、単結晶性領域としての第2の単結晶シリコン層14を有しており、この第2の単結晶シリコン層14は、その下に存在する単結晶性領域としての第1の単結晶シリコン層7の上でエピタキシャル成長している。
そして、他方では、被覆層200は、多結晶性領域としての第2のエピタクシーポリシリコン層15を有しており、この第2のエピタクシーポリシリコン層15は、同時に、その下に存在する多結晶性開始層としての第2の開始ポリシリコン層13の上でエピタキシャル成長している。換言すれば、1つの処理工程において、単結晶シリコンと多結晶シリコンを同時に成長させているのである。
同様に、マイクロメカニカル層100は、一方では、単結晶性領域としての第1の単結晶シリコン層7を有しており、この第1の単結晶シリコン層7、その下に存在する基板1の単結晶性領域の上でエピタキシャル成長している。
そして、他方では、マイクロメカニカル作用層100は、多結晶性領域としての第1のエピタクシーポリシリコン層8を有しており、この第1のエピタクシーポリシリコン層8は、同時にその下に存在する多結晶性開始層としての第1の開始ポリシリコン層6の上でエピタキシャル成長している。同時に単結晶成長及び多結晶成長するSiのこの処理工程は、センサ構造体10並びに被覆層200のために実施されている。
上述したように、本例の可動センサ素子S1は、角速度センサとして構成されるため、可動センサ構造体10は、振動体を有する角速度検出用の角速度検出構造体として構成される。次に、この角速度検出構造体としての可動センサ構造体10について、図2を参照して、具体的に述べる。
図2は、図1に示される可動センサ構造体10の概略平面構成を示す図であり、図1(a)中の上方から可動センサ構造体10の上部の構成要素を透過してみたときの可動センサ構造体10の平面パターンを示している。
この角速度検出構造体としての可動センサ構造体10は、上述したように、マイクロメカニカル作用層200において、パターニングされた第1の開始ポリシリコン層6の上にエピタキシャル成長した第1のエピタクシーポリシリコン層8により形成されており、下方の基板1および上方の被覆層200とは、第1の補充酸化物層11や犠牲酸化物層5の除去によりリリース(クリアランス)されている。
この可動センサ構造体10においては、第1の開始ポリシリコン層6および第1のエピタクシーポリシリコン層8を溝で区画することにより、図2において斜線ハッチングで示されるような平面パターンを有する梁構造体30〜70が形成されている。
この梁構造体30〜70は、大きくは、振動体30と各梁部33、50と各電極60、70とから構成されている。
振動体30は、マイクロメカニカル作用層200と水平な面内すなわち図2中の紙面内にて振動可能なものである。
本例では、振動体30は、図2中の中央部に位置する略矩形状の第1の振動部31と、この第1の振動部31の外周に位置する矩形枠状の第2の振動部32と、これら第1および第2の振動部31、32を連結する駆動梁部33とから構成されている。
この振動体30は、その周辺部に設けられたアンカー部40に対して検出梁部50を介して連結されている。ここで、アンカー部40は、図1における下方の基板1または上方の被覆層200に固定され支持されているものであり、振動体30は、これら基板1および被覆層200から浮遊している。
ここで、図2に示されるように、駆動梁部33は、たとえばy方向に延びる形状をなすものとすることで実質的にx方向のみに弾性変形可能なものであり、検出梁部50は、たとえばx方向に延びる形状をなすものとすることで実質的にy方向のみに弾性変形可能なものである。
そして、駆動梁33によって振動体30のうち第1の振動体部32が、上記水平面内においてx方向(つまり駆動振動方向)へ振動可能となっている。一方、検出梁部50によって振動体30全体が、上記水平面内においてy方向(つまり検出振動方向)へ振動可能となっている。
また、第1の振動部31と第2の振動部32との間には、第1の振動部31をx方向に駆動振動させるための駆動電極60が設けられている。
この駆動電極60は、アンカー部40と同様に基板1または被覆層200に固定されている。そして、駆動電極60は、第1の振動部31から突出する櫛歯部(駆動用櫛歯部)31aに対し、互いの櫛歯が噛み合うように対向して配置されている。
また、第2の振動部32の外周には、角速度検出を行うための検出電極70が設けられている。
この検出電極70は、振動体30の振動に基づいてマイクロメカニカル作用層200と垂直なz軸回りの角速度を検出するためのもので、アンカー部40と同様に基板1または被覆層200に固定されている。そして、検出電極70は、第2の振動部32から突出する櫛歯部(検出用櫛歯部)32aに対し、互いの櫛歯が噛み合うように対向して配置されている。
また、本可動センサ構造体10では、アンカー部40や検出電極70の適所において上記コンタクトホール4、12(図1参照)と導通がなされ、可動センサ構造体10とその他の部分との電気的な接続がなされている。
それによって、可動センサ素子S1に設けられている回路部や外部の回路などから、振動体30、駆動電極60および検出電極70などに対して電圧を印加したり、可動センサ構造体10から信号を取り出したりできるようになっている。
かかる角速度検出構造体としての可動センサ構造体10による基本的な角速度の検出動作は、図2を参照して述べると、次の通りである。
駆動電極60にたとえば正弦波電圧等の駆動信号を印加して、上記第1の振動部31の櫛歯部31aと駆動電極60との間に静電気力を発生させる。それにより、駆動梁部33の弾性力によって第1の振動部31がx方向へ駆動振動する。
この第1の振動部31の駆動振動のもと、z軸回りに角速度Ωが印加されると、第1の振動部31にはy方向にコリオリ力が印加され、振動体30全体が、検出梁50の弾性力によってy方向へ検出振動する。
すると、この検出振動によって、検出電極70と検出用櫛歯部32aの櫛歯間の容量が変化するため、この容量変化を検出することにより、角速度Ωの大きさを求めることができる。
具体的には、図2において、振動体30がy軸方向に沿って一方向へ変位したとき、図2における左右の検出電極70において、左側の検出電極70と右側の検出電極70とでは、容量変化は互いに逆になるようになっている。そのため、左右の検出電極70におけるそれぞれの容量変化を電圧に変換し、両電圧値を差動・増幅して出力することで、角速度が求められる。
このように、本実施形態の可動センサ素子S1は、基板1の上に、可動センサ構造体10を有するマイクロメカニカル作用層100、このマイクロメカニカル作用層100を被覆する被覆層200が順次積層された積層体よりなる。
そして、図1(a)、(b)に示されるように、このような積層体からなる本実施形態の可動センサ素子S1は、積層体のうち可動センサ構造体10の周辺部82には、積層体の積層方向(図1(a)中の上下方向)に貫通するように抜かれた抜き部80とこの抜き部80の残し部81とが形成されている。
ここで、残し部81は、図1に示されるように、抜き部80の一部を積層体の積層方向において貫通させずに一部残したものであり、この残し部81は、積層体の厚さよりも薄い薄肉部であってバネ機能を有するものとして構成されている。具体的には、残し部81は、可動センサ構造体10の振動体30の駆動振動や、外部からの振動を減衰する役目を果す。
さらに言うならば、図1(b)に示されるように、可動センサ素子S1において抜き部80および残し部81を境として可動センサ構造体10側の部分は、それとは反対側の部分に対して、バネ性を有する残し部81を介して吊られた形で連結されている。このように、本実施形態の可動センサ素子S1は、抜き部80および残し部81を有する独自の構成を有している。
この独自の構成について、より具体的にいうと、図1に示されるように、可動センサ構造体10の周辺部82、すなわち、基板1、マイクロメカニカル作用層100の単結晶性領域7、および被覆層200の単結晶性領域14が積層されている積層部82にて、積層部82の積層方向(図1(a)の上下方向)に貫通するように抜かれた抜き部80とこの抜き部80の残し部81とが形成されており、残し部81は、積層部82の厚さよりも薄い薄肉部であってバネ機能を有するものとして構成されている。
そして、図1に示される例では、残し部81は、積層部82における基板1およびマイクロメカニカル作用層100の単結晶性領域7が除去され、被覆層200の単結晶性領域14の一部が残されることで薄肉部となっている。
このように、本例の可動センサ素子S1においては、被覆層200は、残し部81を介して残し部81の一側と他側とが連結された形となっている。そして、被覆層200の上に形成されている配線部や回路部としての導電帯層300において、残し部81の一側と他側との電気的な接続は、この残し部81を介して実現されている。
このような抜き部80は、ホトエッチングなどの化学的な加工やブレードによるダイシングなどの物理的な加工、さらには、これらを複合した加工により形成することができる。そして、その抜き部80の穴あけ加工を、部分的に途中で停止することにより、任意の幅、長さ、厚さのバネ構造を有する残し部81を形成することができる。
また、上記図1に示される例では、被覆層200の単結晶性領域14の一部が残されて残し部81となっているが、そして、この抜き部80の加工においては、図1(a)における下部方向および上部方向のどちらから穴あけを行ってもよい。
つまり、可能ならば、図1(a)中の破線に示されるように、残し部81は、積層部82における基板1の一部を残したものや、マイクロメカニカル作用層100の単結晶性領域7の一部を残したものでもよい。また、図1(a)中に示される破線も含めた3つの残し部81のうち2つあるいは3つすべてが同時に形成されていてもよい。
[製造方法等]
次に、図1に示される可動センサ素子S1の製造方法について説明する。図3(a)、(b)は、同可動センサ素子S1の製造工程を示す概略断面図である。
本例では、単結晶シリコンからなる基板1を用意して製造を開始する。
[図3(a)の工程]
まず、下方酸化物層2を形成するために基板1の酸化を行う。引き続き、下方導電帯領域としての埋設されたポリシリコン層3の析出およびパターン付与を行う。次に、犠牲酸化物層5を析出させ、かつパターン付与を行う。
この後、第1の開始ポリシリコン6の析出およびパターン付与、また、後のエピタクシー工程において第1の単結晶シリコン層7が基板1の上で成長することになる場所において、第1の開始ポリシリコン層6および下方酸化物層2の除去を行う。
この後、第1の単結晶シリコン層7を、マイクロメカニカル作用層100の第1のエピタクシーポリシリコン層8と一緒に成長させるエピタクシー工程を行う。こうして、可動センサ構造体10を有するマイクロメカニカル作用層100ができあがる。
[図3(b)の工程]
次に、第1の補充酸化物層11の析出およびコンタクトホール12の形成のための第1の補充酸化物層11のパターン付与を行う。
続いて、第2の開始ポリシリコン層13を析出させ、第1の補充酸化物層11と一緒にパターン付与を行い、第1の補充酸化物層11を、第2の単結晶シリコン層14が第1の単結晶シリコン層7の上で成長することになる場所から除去する。
その後、第2の単結晶シリコン層14と同時に被覆層200の第2のエピタクシーポリシリコン層15を析出させるエピタクシー処理を行う。
次に、溝切り17を、第2のエピタクシーポリシリコン層15中に形成させ、これを、下方に形成されている各酸化物層1、5、11を除去するためのエッチングホールとして用いる。
次に、この溝切り17を介して、HFの蒸気などを用いた犠牲層エッチングを行うことで、下方酸化物層2、犠牲酸化物層5および第1の補充酸化物層11の除去を行い、それによって、可動センサ構造体10のリリース(クリアランス)を行う。
その後、第2の補充酸化物層18の析出およびパターン付与を行う。また、第2の単結晶シリコン層14において、分析回路の集積回路素子を形成するためのIC処理、たとえばCMOS処理やBiCMOS処理などを行う。
そして、この後、導電帯層300の形成、ことに導電帯の絶縁用酸化物層19および導電層21の析出およびパターン付与を行う。
しかる後、積層体のうち可動センサ構造体10の周辺部82に、積層体の積層方向(図1(a)中の上下方向)に貫通するように抜かれた抜き部80とこの抜き部80の残し部81とを、上述したようなホトエッチングなどの化学的な加工方法またはダイシングなどの物理的な加工方法を用いて形成する。
なお、上記した各工程は、通常、ウェハにて行われるものであり、通常の標準的なIC素子の場合のように、ウェハのダイシングカットを行うことにより、図1に示される可動センサ素子S1ができあがる。
[効果等]
上述してきたように、本実施形態の可動センサ素子S1は、次のような基本構成を有している。
・基板1と、基板1上に設けられたマイクロメカニカル作用層100と、マイクロメカニカル作用層100上に設けられた被覆層200と、被覆層200上に設けられた導電帯層300とを有すること。
・被覆層200は、単結晶シリコン層14およびエピタクシーポリシリコン層15を有し、これら被覆層200の単結晶シリコン層14、ピタクシーポリシリコン層15は、それぞれその下に存在する単結晶シリコン層7の上、開始ポリシリコン層13の上でエピタキシャル成長していること。
・マイクロメカニカル作用層100は、単結晶シリコン層7およびエピタクシーポリシリコン層8を有し、これらマイクロメカニカル作用層100の単結晶シリコン層7、エピタクシーポリシリコン層8は、それぞれその下に存在する単結晶シリコン基板1の上、開始ポリシリコン層6の上でエピタキシャル成長しており、マイクロメカニカル作用層100のエピタクシーポリシリコン層8に、可動センサ構造体10が形成されていること。
そして、このような基本構成を有する本実施形態の可動センサ素子S1においては、次のような点を独自の特徴としている。
すなわち、本実施形態の可動センサ素子S1においては、基板1、マイクロメカニカル作用層100の単結晶シリコン層7、および被覆層200の単結晶シリコン層14が積層されている積層部82にて、この積層部82の積層方向に貫通するように抜かれた抜き部80とこの抜き部80の残し部81とが形成されており、この残し部81は、積層部82の厚さよりも薄い薄肉部であってバネ機能を有するものとして構成されていることを特徴としている。
言い換えるならば、本実施形態によれば、基板1の上に、可動センサ構造体10を有するマイクロメカニカル作用層100、このマイクロメカニカル作用層100を被覆する被覆層200が順次積層された積層体よりなる可動センサ素子において、前記積層体のうち可動センサ構造体10の周辺部には、前記積層体の積層方向に貫通するように抜かれた抜き部80とこの抜き部80の残し部81とが形成されており、残し部81は、前記積層体の厚さよりも薄い薄肉部であってバネ機能を有するものとして構成されていることを特徴とする可動センサ素子S1が提供される。
それによれば、可動センサ素子S1をセラミックや金属などのパッケージなどの取付部材に実装するときに、可動センサ素子S1自体に設けられたバネ機能を有する残し部81が防振機能を発揮する。
また、この残し部81は、可動センサ素子S1と同一の材料、本例ではシリコンにて素子と一体的に形成されており、従来のような防振ゴムや接着剤などの別体の防振機能部材を用いた場合のように、防振機能部材と相手部材(つまりセンサ素子や取付部材)との接合部が無くなる。
また、本例ではシリコンにより防振機能部材としての残し部81が形成されているため、従来に比べて、経時劣化が大幅に抑制される。そのため、本実施形態によれば、防振機能の劣化を抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、可動センサ構造体10を有する可動センサ素子S1において、当該可動センサ素子S1を取付部材に実装するにあたって、別部材としての防振機能部材を要することなく、適切に防振機能を確保することができる。
そのため、本実施形態の可動センサ素子S1をパッケージなどの取付部材に実装する場合には、センサ素子S1の外周部、すなわち、図1における可動センサ素子S1において抜き部80および残し部81を境として可動センサ構造体10側とは反対側の部分を、取付部材に対して、従来と同様に、防振機能部材を介さずに固定すればよい。
つまり、本実施形態の可動センサ素子S1は、取付部材への固定において、防振機能を有する固定部材を用いる必要はなくなり、一般的な接着剤や締結部材などを介して固定を行うことができる。
こうして、本実施形態によれば、従来のような防振機能部材を別途用いることによるコストアップを防止できるとともに、防振機能を適切に確保できるため、安価な構成にてセンサ特性を確保することができる。
また、図1に示される可動センサ素子S1においては、残し部81は、積層部82における基板1およびマイクロメカニカル作用層100の単結晶シリコン層7が除去され、被覆層200の単結晶シリコン層14の一部が残されることで薄肉部となっていることも特徴のひとつである。
それによれば、上述したように、被覆層200は、残し部81を介して残し部81の一側と他側とが連結された形となることから、被覆層200の上に形成されている導電帯層300において、残し部81の一側と他側との電気的な接続を、残し部81を介して容易に実現することができるため、好ましい。
(他の実施形態)
なお、上記図に示される可動センサ素子は、本発明の一実施形態であり、上記図示例に限定されるものではないことはもちろんである。たとえば、上記特許文献3にも記載されているようなSOI基板を用いた多層構造のセンサ素子に対しても、本発明は適用可能である。
また、上記実施形態では、本発明の可動センサ素子として、振動体を有する角速度検出用の角速度検出構造体を可動センサ構造体として備えた角速度センサを例にとって説明したが、本発明の可動センサ素子は、角速度センサに限定されるものでない。
たとえば、可動電極を有する加速度検出用の加速度検出構造体を可動センサ構造体として備えた加速度センサなどであってもよいことはもちろんである。
要するに、本発明は、基板の上に、可動センサ構造体を有するマイクロメカニカル作用層、このマイクロメカニカル作用層を被覆する被覆層が順次積層された積層体よりなる可動センサ素子において、前記積層体のうち可動センサ構造体の周辺部に、前記積層体の積層方向に貫通するように抜かれた抜き部とこの抜き部の残し部とを形成し、この残し部を、前記積層体の厚さよりも薄い薄肉部であってバネ機能を有するものとしたことを要部とするものであり、その他の部分については、適宜設計変更が可能である。
(a)は、本発明の第1実施形態に係る可動センサ素子の概略断面図であり、(b)は(a)中の上視概略平面図である。 図1に示される可動センサ構造体の概略平面図である。 図1に示される可動センサ素子の製造工程を示す概略断面図である。
符号の説明
1…基板、
6…多結晶性開始層としての第1の開始ポリシリコン層、
7…マイクロメカニカル作用層の単結晶性領域としての第1の単結晶シリコン層、
8…マイクロメカニカル作用層の多結晶性領域としての第1のエピタクシーポリシリコン層、
10…角速度検出構造体としての可動センサ構造体、
13…多結晶性開始層としての第2の開始ポリシリコン層、
14…被覆層の単結晶性領域としての第2の単結晶シリコン層、
15…被覆層の多結晶性領域としての第2のエピタクシーポリシリコン層、
30…振動体、80…抜き部、81…残し部、82…積層部、
100…マイクロメカニカル作用層、200…被覆層、300…導電帯層。

Claims (4)

  1. 基板(1)の上に、可動センサ構造体(10)を有するマイクロメカニカル作用層(100)、このマイクロメカニカル作用層(100)を被覆する被覆層(200)が順次積層された積層体よりなる可動センサ素子において、
    前記積層体のうち前記可動センサ構造体(10)の周辺部には、抜き部(80)と残し部(81)とが形成されており、
    前記抜き部(80)は、前記積層体の周辺部を積層方向に貫通するとともに、前記積層体の一部を前記積層体の厚さよりも薄くバネ機能を有する前記残し部(81)として残すように抜かれていることを特徴とする可動センサ素子。
  2. 基板(1)と、
    前記基板(1)上に設けられたマイクロメカニカル作用層(100)と、
    前記マイクロメカニカル作用層(100)上に設けられた被覆層(200)と、
    前記被覆層(200)上に設けられた導電帯層(300)とを有し、
    前記被覆層(200)は、単結晶性領域(14)および多結晶性領域(15)を有し、これら前記被覆層(200)の前記単結晶性領域(14)、前記多結晶性領域(15)は、それぞれその下に存在する単結晶性領域(7)の上、多結晶性開始層(13)の上でエピタキシャル成長しており、
    前記マイクロメカニカル作用層(100)は、単結晶性領域(7)および多結晶性領域(8)を有し、これら前記マイクロメカニカル作用層(100)の前記単結晶性領域(7)、前記多結晶性領域(8)は、それぞれその下に存在する単結晶性領域(1)の上、多結晶性開始層(6)の上でエピタキシャル成長しており、
    前記マイクロメカニカル作用層(100)の多結晶性領域(8)に、可動センサ構造体(10)が形成されている可動センサ素子において、
    前記基板(1)、前記マイクロメカニカル作用層(100)の前記単結晶性領域(7)、および前記被覆層(200)の前記単結晶性領域(14)が積層されている積層部(82)にて、抜き部(80)と残し部(81)とが形成されており、
    前記抜き部(80)は、前記積層部(82)を積層方向に貫通するとともに、前記積層部(82)の一部を前記積層部(82)の厚さよりも薄くバネ機能を有する前記残し部(81)として残すように抜かれていることを特徴とする可動センサ素子。
  3. 前記残し部(81)は、前記積層部(82)における前記基板(1)および前記マイクロメカニカル作用層(100)の前記単結晶性領域(7)が除去され、前記被覆層(200)の前記単結晶性領域(14)の一部が残されることで薄肉部となっていることを特徴とする請求項2に記載の可動センサ素子。
  4. 前記可動センサ構造体(10)は、振動体(30)を有する角速度検出用の角速度検出構造体であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の可動センサ素子。
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