JP4568646B2 - 電気二重層キャパシタモジュールの製造方法 - Google Patents

電気二重層キャパシタモジュールの製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、電気二重層キャパシタを構成単位(キャパシタセル)として各種の電圧仕様に対応するべく複数のキャパシタセルから構成される電気二重層キャパシタモジュールの製造方法に関する。
近年、各種の蓄電装置として、急速充電が可能で充放電サイクル寿命が長い電気二重層キャパシタの適用技術が注目される。
電気二重層キャパシタは、正極体と負極体とこれらの間に介装するセパレータとから組成される積層体と、積層体を電解液と共に密封する容器と、容器の外部に配置される1対の端子と、からなり、1対の端子の一方が正極体、他方が負極体に接続される。積層体については、筒型に巻回するタイプ、平板型に積み重ねるタイプ、等がある。
このような、電気二重層キャパシタは、これを構成単位(キャパシタセル)として各種の電圧仕様に対応するべく複数のキャパシタセルを1個のモジュールに集積化した形でよく使用される(特許文献1,特許文献2)。図9に基づいて、その例を説明すると、1はキャパシタセルであり、10はモジュールボックスであり、複数のキャパシタセル1は、ボックス10の内部において、1列の積層状態に収装される。複数のキャパシタセル1を直列に接続するため、図8の(1)のように各キャパシタセル1の1対の端子(セル端子)がそれぞれ2段に折り曲げられ、隣接するキャパシタセル1間において、異極同士の端子3a,3bが各先端側をフランジ60a,60bとして互いに接合される。ボックス10に1対の端子(ボックス端子)が配置され、複数を直列に接続の両端に位置するキャパシタセル1の残る端子3a,3bがボックス端子と異極同士に接続される。
特開2002−151365 特開2003−272966
このような電気二重層キャパシタモジュールにおいて、隣接するキャパシタセル1間の異極同士の端子を接合するのに溶接が用いられる。特許文献1の場合、抵抗値の小さいTIG溶接に拠るが、TIG溶接は、熱対策等の準備に手間取り、作業性が良くない。また、異極同士の端子3a,3bのフランジ60a,60bを突き合わせてこれらの最上部(上端面)をTIG溶接することになり、TIG溶接の溶着部が盛り上がるため、図8の(1)に示すように異極同士の端子3の接合部を含む高さ寸法が大きくなってしまう。
この発明は、このような課題に着目してなされたものであり、各キャパシタセル間の端子の接合部を含む高さ寸法が小さく抑えられ、これら端子間の接合も簡単かつ正確に処理しえる、電気二重層キャパシタモジュールの合理的な製造方法の提供を目的とする。
第1の発明は、複数の電気二重層キャパシタから構成されるキャパシタモジュールの製造方法において、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程、その複数を1組にアッシィ化した電気二重層キャパシタをモジュールボックスに収装する工程、を備えてなり、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程は、複数の電気二重層キャパシタの各個について、1対の端子の一方の先端側を正方向へ折り曲げてフランジを形成する一方、1対の端子の他方の先端側を逆方向へ折り曲げてフランジを形成する工程と、1番目の電気二重層キャパシタと2番目の電気二重層キャパシタとの2個について、電気二重層キャパシタの1対の端子の異極同士の一方のフランジを突き合わせて互いに接合し、1番目の電気二重層キャパシタに2番目の電気二重層キャパシタが積層状態に重なるよう2番目の電気二重層キャパシタを反転させるべく接合側の端子を2段に折り曲げ、積層状態の2番目の電気二重層キャパシタと3番目の電気二重層キャパシタとの2個について、2番目の電気二重層キャパシタの残る端子のフランジに対して3番目の電気二重層キャパシタの1対の端子の異極同士となる一方のフランジを重ね合わせて互いに接合し、2番目の電気二重層キャパシタに3番目の電気二重層キャパシタが積層状態に重なるよう3番目の電気二重層キャパシタを反転させるべく接合側の端子を2段に折り曲げ、これを繰り返すことにより、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態に組み立てる工程と、を備えることを特徴とする。
第2の発明は、複数の電気二重層キャパシタから構成されるキャパシタモジュールの製造方法において、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程、その複数を1組にアッシィ化した電気二重層キャパシタをモジュールボックスに収装する工程、を備えてなり、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程は、1番目の電気二重層キャパシタと2番目の電気二重層キャパシタとの2個について、1対の端子の異極同士を重ね合わせてこれらの一方を互いに接合し、1番目の電気二重層キャパシタに2番目の電気二重層キャパシタが積層状態に重なるよう2番目の電気二重層キャパシタを反転させるべく接合側の端子を2段に折り曲げ、積層状態の2番目の電気二重層キャパシタと3番目の電気二重層キャパシタとの2個について、2番目の電気二重層キャパシタの残る端子の先端側に対して3番目の電気二重層キャパシタの1対の端子の異極同士となる一方の先端側を重ね合わせて互いに接合し、2番目の電気二重層キャパシタに3番目の電気二重層キャパシタが積層状態に重なるよう3番目の電気二重層キャパシタを反転させるべく接合側の端子を2段に折り曲げ、これを繰り返すことにより、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態に組み立てる工程、を備えることを特徴とする。
第1の発明または第2の発明においては、複数の電気二重層キャパシタは、モジュールボックスへの収装に先立ち、1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化するので、各電気二重層キャパシタ間の接続についても、モジュールボックスに干渉されることなく、簡単かつ正確に処理できる。
第1の発明においては、各電気二重層キャパシタ間の接続は、異極同士の端子のフランジを突き合わせて互いに接合し、その後に積層位置へ電気二重層キャパシタを反転させるべく接合側の端子を2段に折り曲げることにより、フランジが端子の内側にくるので、各キャパシタセル間の端子の接合部を含む高さ寸法を小さく抑えられる。また、端子の内側にくるフランジを接合するのでなく、フランジの接合後に端子を折り曲げるので、端子の内側にくるフランジの接合が簡単かつ正確に処理できる。また、積層する電気二重層キャパシタと積層される電気二重層キャパシタとの間において、異極同士のフランジが互いに鉛直な平面で接触する関係に設定すると、固定式の溶接機により、フランジの接合を安定した品質に維持しやすくなる。
第2の発明においては、第1の発明と同じく、従前のようにフランジが外側に突き出ないので、各キャパシタセル間の端子の接合部を含む高さ寸法を小さく抑えられる。この場合、接合後の端子を折り曲げることにより、端子の内側にくるフランジを持たないため、第1の発明に較べると、端子自体の長さを短く設定できる。また、積層する電気二重層キャパシタと積層される電気二重層キャパシタとの間においては、異極同士の端子の先端側が互いに水平な平面で接触する関係に設定すると、固定式の溶接機により、端子の接合を安定した品質に維持しやすくなる。
図に基づいて、この発明の実施形態に係る電気二重層キャパシタモジュールを説明する。
図1〜図3において、1は電気二重層キャパシタ(キャパシタセル)であり、10はモジュールボックスであり、ボックス10の内部に複数のキャパシタセルが収容される。複数のキャパシタセル1は、1列の積層状態に組み立てられ、前後の端板11,12との間に挟まれる。積層状態のキャパシタセル1の前側において、端板11の後面にバネ受13が固定され、中板15が最前部のキャパシタセル1に隣接して配置され、バネ受13と中板15との間にバネ14が介装される。前後の端板11,12間にバンド16,17が掛けられ、各バンド16,17の両端は、前側の端板11にネジ18を介して締め付けられる。これらにより、所定数のキャパシタセル1は、中板15と後側の端板12との間において、バネ14により所定の面圧に圧縮され、各個の内部抵抗性能を高められるのである。
20はボックス10の底板であり、21はボックス10の側面カバーであり、1対の側面カバー21は、底板20を両側から囲むように立てられ、前後の端板11,12と共にネジ23を介して底板20に取り付けられる。1対の側面カバー21にパラレルモニタ基板30がボックス10の上部を塞ぐように取り付けられ、パラレルモニタ基板30から延びるケーブル31、32を挿通するためのグロメット34,35が側面カバー21に配置される。前後の端板11,12の各上部にブラケット36,37が取り付けられ、これらブラケット36,37にボックス10の上方へ突き出る端子38,39(ボックス端子)が取り付けられる。ボックス10において、各部品間の必要な箇所に絶縁材が配置される。
パラレルモニタ基板30は、キャパシタセル1の電圧が所定値に達すると、そのキャパシタセル1について、それ以上に電圧が上昇するの抑えるように動作する電子部品を備える。図4は、パラレルモニタ基板30と各キャパシタセルとの配線を表すものであり、各端子3の頂面部(キャパシタセル1の積層方向と平行な部分)に円孔(差込穴)が形成され、パラレルモニタ基板30から延びるケーブル50が対応する端子3にその円孔への差込部を介して接続されるようになっている。
図5は、キャパシタセル1の構成を例示するものであり、1aは複数の正極体と負極体をこれらの間にセパレータを介装しながら交互に重ねることにより組成される積層体であり、2は積層体1aを電解液と共に密封する容器であり、3(3a,3b)は容器2の外部に配置される1対の端子(セル端子)である。正極体および負極体は、集電極とその両面に形成される分極性電極とから平板状に構成される。これら集電極は、矩形状の金属箔(例えば、アルミニウム箔)からなり、矩形の一辺に片側に寄せて帯状のリード4(4a,4b)が一体成形され、リード4の同極同士が結束される。1対の端子3は、金属板(例えば、アルミニウム板)から形成され、極性が対応するリード3の結束部に接合される。5は、端子3とリード4との接合部である。
容器2は、複数の樹脂層に金属の中間層を含む柔軟な積層フィルムから成形される2つの容器部材(底側部材と蓋側部材)からなり、これらを組み合わせると互いに向き合う凹部により底側部材と蓋側部材との間に積層体1aの収容部が形成される。積層体1aは、蓋側部材の内側に収められ、その上に蓋側部材が被せられる。容器2の周縁2aにおいて、1対の端子(金属板)3a,3bの一部が引き出される一辺を除く三辺が密閉される。容器2は1対の端子3a,3bが突き出る一辺が開口可能となり、その開口部から内部へ電解液が注入され、所定の処理(電解賦活など)が終わると、残る一辺が密閉されるのである。
このような、複数のキャパシタセル1から構成されるキャパシタモジュールの製造方法においては、複数のキャパシタセルを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程、その複数を1組にアッシィ化したキャパシタセル1をモジュールボックス10に収装する工程、を備える。図6は、複数のキャパシタセルを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程を説明するものであり、(a)〜(e)の工程に入る前の段階において、キャパシセル1の各個について、1対の端子3の一方の先端側を正方向へ略直角に折り曲げてフランジ40aを形成する一方、1対の端子3の他方の先端側を逆方向へ略直角に折り曲げてフランジ40bを形成する工程が行われる。
1番目のキャパシタセル(1-1)と2番目のキャパシタセル(1-2)との2個について、(a)においては、異極同士の一方のフランジ40a,40bを突き合わせて互いに接合する。(b)においては、接合側の端子3の一方をフランジ40aから所定距離だけ離れる部位で略直角に折り曲げる。(c)においては、接合側の端子の他方をフランジ4bから所定距離だけ離れる部位で略直角に折り曲げる。これらの折り曲げ加工により、2番目のキャパシタセル(1-2)が反転しつつ、1番目のキャパシタセル(1-1)と積層状態に重なるようになる。
(d)においては、積層状態の2番目のキャパシタセル(1-2)と3番目のキャパシタセル(1-3)との2個について、2番目のキャパシタセル(1-2)の残るフランジ40aに対して3番目のキャパシタセル(1-3)の異極同士となる一方のフランジ40bを突き合わせて互いに接合し、2番目のキャパシタセル(1-2)に3番目のキャパシタセル(1-3)が積層状態に重なるよう3番目の電気二重層キャパシタ(1-3)を反転させるべく、2番目のキャパシタセル(1-2)の端子をフランジ40aから所定距離だけ離れる部位で略直角に折り曲げる。次いで、3番目のキャパシタセル(1-3)の接合側の端子をフランジ4bから所定距離だけ離れる部位で略直角に折り曲げる。これを4番目以降のキャパシタセル(1-4)〜(1-n)についても繰り返すことにより、4個以上のキャパシタセル(1-4)〜(1-n)は、1個ずつ直列に接続しつつ、1列の積層状態に組み立てられる。(e)においては、仮止め用のバンド42を掛け回してこれらキャパシタセル1の集積体41を締め付けることにより、ボックス10への収装に備えるのである。
集積体41において、両端のキャパシタセル(1-1),(1-n)は、一方に正極側の端子3a、他方に負極側の端子3b、が非接合状態に残される(図4、参照)。端子3a,3bは、フランジ40a,40bから所定距離だけ離れる部位で直角に折り曲げられ、ボックス端子38.39に先端側のフランジ40a,40bを介して接続される(図1〜図3、参照)。
このような製造方法により、複数のキャパシタセル1は、モジュールボックス10への収装に先立ち、1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化するので、各キャパシタセル1間の接続についても、ボックス10に干渉させることなく、簡単かつ正確に処理できる。
図6の工程においては、各キャパシタセル1間の接続は、異極同士の端子のフランジ40a,40bを突き合わせて互いに接合し、その後に積層位置へキャパシタセル1を反転させるべく接合側の端子3a,3bを2段に折り曲げることにより、図8の(2)のようにフランジ40a,40bが端子3a,3bの内側にくるので、各キャパシタセル1間の端子3の接合部を含む高さ寸法を小さく抑えられる。この場合、端子3a,3bの内側のフランジ40a,40bを接合するのでなく、フランジ40a,40bの接合後に端子3a,3bを折り曲げるので、端子3a,3bの内側にくるフランジ40a,40bの接合が簡単かつ正確に処理できる。
積層するキャパシタセル1と積層されるキャパシタセル1との間において、異極同士のフランジ40a,40bが互いに鉛直な平面で接触する関係に設定すると、固定式の溶接機(溶接アームがx軸方向に固定かつy軸方向のみ可動の溶接機であり、TIG溶接と異なり、熱対策の準備時間が要らない、スポット溶接または超音波溶接が望ましい)により、フランジ40a,40bの接合を安定した品質に維持しやすくなる。(d)において、51はキャパシタセル1と厚みが同一のダミーセルであり、積層状態のキャパシタセル1(図中の左側)の数が増えるに従ってダミーセル52の積み重ねる数を増やすことにより、フランジ40a,40bを互いに段差なく簡単に突き合わせることができる。ダミーセル51の数を増やすのでなく、1番目のキャパシタセル(1-1)を最上部に載せるダミーセル51の積み重なる数を積層状態のキャパシタセル1の数が増えるに従って1個ずつ減らすようにしても良い。
図7は、図6の工程に代わる別の工程(複数のキャパシタセルを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程)を説明するものであり、各キャパシタセル1は、図6の場合と異なり、1対の端子3の先端側にフランジ40a,40bの形成されないキャパシタセル(図5、参照)がそのまま用いられる。
1番目のキャパシタセル(1-1)と2番目のキャパシタセル(1-2)との2個について、(A)においては、異極同士の端子3a,3bの先端側を重ね合わせて互いに接合する。(B)においては、接合側の端子3の一方3aを接合部53から所定距離だけ離れる部位で略直角に折り曲げる。(C)においては、接合側の端子3の他方3bを接合部53から所定距離だけ離れる部位で略直角に折り曲げる。これらの折り曲げ加工により、2番目のキャパシタセル(1-2)が反転しつつ、1番目のキャパシタセル(1-1)と積層状態に重なるようになる。なお、(A)においては、1番目のキャパシタセル(1-1)の正極側(または負極側)の端子3aの上に2番目のキャパシタセル(1-2)の負極側(または正極側)の端子3bを重ね合わせる一方、1番目のキャパシタセル(1-2)の負極側(または正極側)の端子の下に2番目のキャパシタセル(1-2)の正極側(または負極側)の端子3aを重ね合せることにより、(B)の折り曲げ加工が非接合側の端子同士の干渉に妨げられないようになる。
(D)においては、積層状態の2番目のキャパシタセル(1-2)と3番目のキャパシタセル(1-3)との2個について、2番目のキャパシタセル(1-2)の残る端子3aの先端側に対して3番目のキャパシタセル(1-3)の異極同士となる一方の端子3bの先端側を重ね合わせて互いに接合し、2番目のキャパシタセル(1-2)に3番目のキャパシタセル(1-3)が積層状態に重なるよう3番目の電気二重層キャパシタ(1-3)を反転させるべく、接合側の端子3の一方3aを接合部51から所定距離だけ離れる部位で略直角に折り曲げる。次いで、接合側の端子3の他方3bを接合部51から所定距離だけ離れる部位で略直角に折り曲げる。これを4番目以降のキャパシタセルについても繰り返すことにより、4個以上のキャパシタセルは、1個ずつ直列に接続しつつ、1列の積層状態に組み立てられる。(e)においては、仮止め用のバンドを掛け回してこれらキャパシタセルの集積体を締め付けることにより、ボックスへの収装に備えるのである。
集積体43において、両端のキャパシタセル(1-1),(1-n)は、一方に正極側の端子3a、他方に負極側の端子3b、が非接合状態に残される。端子3a,3bは、2段に折り曲げることにより、ボックス端子38.39に先端側のフランジ40a,40bを介して接続される。各端子3の接合部51を含む頂面部(キャパシタセル1の積層方向と平行な部分)に円孔(差込穴)が形成され、パラレルモニタ基板30から延びるケーブル50が対応する端子3a,3bにその円孔への差込部を介して接続されるのである。
図7のような工程により、各端子3は図8の(3)のように接続され、従前のようにフランジ60a,60bが外側に突き出ないので、図6の場合と同じく各キャパシタセル1間の端子3の接合部を含む高さ寸法を小さく抑えられる。この場合、接合後の端子3を折り曲げることにより、端子の内側にくるフランジ40a,40bを持たないため、図6の場合に較べると、端子3自体の長さを短く設定できる。また、積層するキャパシタセル1と積層されるキャパシタセル1との間においては、異極同士の端子3a,3bの先端側が互いに水平な平面で接触する関係に設定すると、固定式の溶接機(溶接アームがx軸方向に固定かつy軸方向のみ可動の溶接機であり、TIG溶接と異なり、熱対策の準備時間が要らない、スポット溶接または超音波溶接が望ましい)により、端子3の接合を安定した品質に維持しやすくなる。
この発明の実施形態に係るキャパシタモジュールの断面図である。 同じく図1の矢視図である。 同じく分解斜視図である。 同じく配線図である。 同じく電気二重層キャパシタの構成に係る説明図である。 同じくキャパシタモジュールの製造方法を説明する工程図である。 キャパシタモジュールの製造方法を説明する別の工程図である。 この発明の実施形態に係るキャパシタモジュールを説明する比較図である。 従前のキャパシタモジュールに係る説明図である。
符号の説明
1 電気二重層キャパシタ(キャパシタセル)
3(3a,3b) 端子
10 モジュールボックス
14 加圧バネ
30 パラレルモニタ基板
40a,40b フランジ
51 端子の接合部
41,43 集積体
42 バンド

Claims (2)

  1. 複数の電気二重層キャパシタから構成されるキャパシタモジュールの製造方法において、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程、その複数を1組にアッシィ化した電気二重層キャパシタをモジュールボックスに収装する工程、を備えてなり、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程は、複数の電気二重層キャパシタの各個について、1対の端子の一方の先端側を正方向へ折り曲げてフランジを形成する一方、1対の端子の他方の先端側を逆方向へ折り曲げてフランジを形成する工程と、1番目の電気二重層キャパシタと2番目の電気二重層キャパシタとの2個について、電気二重層キャパシタの1対の端子の異極同士の一方のフランジを突き合わせて互いに接合し、1番目の電気二重層キャパシタに2番目の電気二重層キャパシタが積層状態に重なるよう2番目の電気二重層キャパシタを反転させるべく接合側の端子を2段に折り曲げ、積層状態の2番目の電気二重層キャパシタと3番目の電気二重層キャパシタとの2個について、2番目の電気二重層キャパシタの残る端子のフランジに対して3番目の電気二重層キャパシタの1対の端子の異極同士となる一方のフランジを重ね合わせて互いに接合し、2番目の電気二重層キャパシタに3番目の電気二重層キャパシタが積層状態に重なるよう3番目の電気二重層キャパシタを反転させるべく接合側の端子を2段に折り曲げ、これを繰り返すことにより、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態に組み立てる工程と、を備えることを特徴とする電気二重層キャパシタモジュールの製造方法。
  2. 複数の電気二重層キャパシタから構成されるキャパシタモジュールの製造方法において、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程、その複数を1組にアッシィ化した電気二重層キャパシタをモジュールボックスに収装する工程、を備えてなり、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態にアッシィ化する工程は、1番目の電気二重層キャパシタと2番目の電気二重層キャパシタとの2個について、1対の端子の異極同士を重ね合わせてこれらの一方を互いに接合し、1番目の電気二重層キャパシタに2番目の電気二重層キャパシタが積層状態に重なるよう2番目の電気二重層キャパシタを反転させるべく接合側の端子を2段に折り曲げ、積層状態の2番目の電気二重層キャパシタと3番目の電気二重層キャパシタとの2個について、2番目の電気二重層キャパシタの残る端子の先端側に対して3番目の電気二重層キャパシタの1対の端子の異極同士となる一方の先端側を重ね合わせて互いに接合し、2番目の電気二重層キャパシタに3番目の電気二重層キャパシタが積層状態に重なるよう3番目の電気二重層キャパシタを反転させるべく接合側の端子を2段に折り曲げ、これを繰り返すことにより、複数の電気二重層キャパシタを1個ずつ直列に接続しつつ1列の積層状態に組み立てる工程、を備えることを特徴とする電気二重層キャパシタモジュールの製造方法。
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