JP4568532B2 - 無線装置制御システム、無線装置および制御装置 - Google Patents

無線装置制御システム、無線装置および制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、装置に記憶されているデータを書き換える方法およびその方法を適用したシステムに関するものである。
無線通信装置とそれを遠隔制御する遠隔制御装置で構成される無線装置遠隔制御システムでは、遠隔制御装置が無線装置を制御する制御信号を送信し、無線装置はその制御信号に基づいて動作する。遠隔制御装置は制御信号を規定するための設定データを自ら記憶しており、その設定データに基づいて制御信号を生成する。また、無線装置は当該制御信号に基づく動作を可能にするための設定データを自ら記憶し、その設定データによる動作設定に基づいて遠隔制御装置による制御を受ける。したがって、無線装置遠隔制御システムを構築するには、遠隔制御装置と無線装置とで同一の設定データを記憶させておく必要がある。
遠隔制御装置と無線装置とで同一の設定データを記憶させる方式としては、遠隔制御装置から設定データを送信し、無線装置に記憶させるものがある。例えば、設定データ更新時には、遠隔制御装置は新規の設定データを無線装置に送信し、それを記憶させてデータ書き換えを行う。また、システムの自己診断においては、遠隔制御装置は無線装置との通信により無線装置が記憶している設定データ内容を確認し、設定データに誤り等が発見された場合には、設定データを再送信して無線装置側の設定データを書き換える。この際、遠隔制御装置は無線装置から設定データを受信し、無線装置が記憶している設定データと比較し、相違があれば遠隔制御装置から当該データを再送信するという処理などが行われる。
また、先の方式とは逆に、無線装置から設定データを送信し、遠隔制御装置に記憶させる方式もある。設定データ更新時、あるいはシステムの自己診断などにおける設定データの書き換えは全く同様の処理によって行われる。
なお、遠隔地にある装置のデータを電話回線および無線回線で送受信するシステムについては、以下の文献に開示されている。
URL www.mew.co.jp/tecrepo/83j/pdfs/83_13.pdf
従来の無線装置遠隔制御システムにおいては、設定データの更新やシステムの自己診断の際には、遠隔制御装置と無線装置との間で全ての設定データの送受信を行っていた。しかしながら、全ての設定データの送信には多大な通信時間を要し、また、送受信すべきデータ量が膨大なものとなるため符号誤りを生ずるおそれがあった。
本発明は、このような課題に対してなされたものであり、遠隔制御装置が記憶する設定データと無線制御装置が記憶する設定データとで異なる部分についてのみデータ書き換えを行うことで、データ書き換えに係るデータ量を削減し、設定データの更新やシステムの自己診断の時間を短縮したデータ書き換え方法およびその方法を適用したシステムを提供する。
本発明は、無線装置と、前記無線装置に通信手段を介して接続される制御装置と、を備える無線装置制御システムにおいて、前記無線装置は、前記制御装置から前記通信手段を介して送信される制御信号に応じて制御され、前記制御装置から前記通信手段を介して送信された送信信号を無線送信し、無線受信した受信信号を前記通信手段を介して前記制御装置に送信する無線部を備え、前記無線装置および前記制御装置のそれぞれは、前記無線部の動作状態を設定する設定データ、を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された設定データを、複数の分割データへと分割する設定データ分割部と、処理対象の符号列の符号長を予め定められた規則性に従って短縮する処理を、各分割データに対して施し、各分割データに対応する属性判別符号データを生成する、属性判別符号生成部と、を備え、前記無線装置は、前記無線装置の属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データを、前記通信手段を介して前記制御装置に送信する属性判別符号データ送信部を備え、前記制御装置は、前記制御装置の属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データと、前記属性判別符号データ送信部から送信された属性判別符号データとを比較し、前記制御装置の設定データ分割部によって得られた分割データのうち、これらの属性判別符号データが不一致となる不一致分割データを示す情報を、比較結果に基づいて生成する比較部と、前記比較部が生成した情報に基づいて、前記制御装置の記憶部から前記不一致分割データを抽出し、前記通信手段を介して前記無線装置に送信する不一致分割データ送信部と、を備え、前記無線装置は、前記無線装置の記憶部に記憶されている設定データのうち、前記不一致分割データに対応する部分を、前記不一致分割データに置き換える置き換え手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、無線装置と、前記無線装置に通信手段を介して接続される制御装置と、を備える無線装置制御システムにおいて、前記無線装置は、前記制御装置から前記通信手段を介して送信される制御信号に応じて制御され、前記制御装置から前記通信手段を介して送信された送信信号を無線送信し、無線受信した受信信号を前記通信手段を介して前記制御装置に送信する無線部を備え、前記無線装置および前記制御装置のそれぞれは、前記無線部の動作状態を設定する設定データ、を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された設定データを、複数の分割データへと分割する設定データ分割部と、処理対象の符号列の符号長を定められた規則性に従って短縮する処理を、各分割データに対して施し、各分割データに対応する属性判別符号データを生成する、属性判別符号生成部と、を備え、前記制御装置は、前記制御装置の前記属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データを、前記通信手段を介して前記無線装置に送信する属性判別符号データ送信部を備え、前記無線装置は、前記無線装置の属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データと、前記属性判別符号データ送信部から送信された属性判別符号データとを比較し、前記無線装置の設定データ分割部によって得られた分割データのうち、これらの属性判別符号データが不一致となる不一致分割データを示す情報を、比較結果に基づいて生成する比較部と、前記比較部が生成した情報に基づいて、前記無線装置の記憶部から、前記不一致分割データを抽出し、前記通信手段を介して前記制御装置に送信する不一致分割データ送信部と、を備え、前記制御装置は、前記制御装置の記憶部に記憶されている設定データのうち、前記不一致分割データに対応する部分を、前記不一致分割データに置き換える置き換え手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、無線装置に通信手段を介して接続され、当該無線装置を制御する制御装置において、前記無線装置の動作状態を設定する設定データ、を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された設定データを、複数の分割データへと分割する設定データ分割部と、処理対象の符号列の符号長を定められた規則性に従って短縮する処理を、各分割データに対して施し、各分割データに対応する属性判別符号データを生成する、属性判別符号生成部と、前記属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データと、前記無線装置から前記通信手段を介して送信され各属性判別符号データに対応する符号データとを比較し、前記設定データ分割部によって得られた分割データのうち、これらの符号データが不一致となる不一致分割データを示す情報を、比較結果に基づいて生成する比較部と、前記比較部が生成した情報に基づいて、前記記憶部から前記不一致分割データを抽出し、前記通信手段を介して前記無線装置に送信する不一致分割データ送信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、制御装置に通信手段を介して接続され、当該制御装置によって制御される無線装置において、前記制御装置から前記通信手段を介して送信される制御信号に応じて制御され、前記制御装置から前記通信手段を介して送信された送信信号を無線送信し、無線受信した受信信号を前記通信手段を介して前記制御装置に送信する無線部と、前記無線部の動作状態を設定する設定データ、を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された設定データを、複数の分割データへと分割する設定データ分割部と、処理対象の符号列の符号長を定められた規則性に従って短縮する処理を、各分割データに対して施し、各分割データに対応する属性判別符号データを生成する、属性判別符号生成部と、前記属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データと、前記制御装置から前記通信手段を介して送信され各属性判別符号データに対応する符号データとを比較し、前記設定データ分割部によって得られた分割データのうち、これらの符号データが不一致となる不一致分割データを示す情報を、比較結果に基づいて生成する比較部と、
前記比較部が生成した情報に基づいて、前記記憶部から前記不一致分割データを抽出し、前記通信手段を介して前記制御装置に送信する不一致分割データ送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線装置または制御装置において、データ書き換えに要する時間を短縮することができる。また、書き換えに係るデータ量が削減されるため、符号誤りを低減させることができる。
また、本発明は、一実施形態として、1つの装置が記憶するデータと複数の装置が記憶するデータとが一致するよう、当該複数の装置それぞれが記憶するデータを書き換えることが要されるような一般的なシステムに適用することができる。

本発明の第1の実施形態につき説明する。図1は、無線装置2とそれを制御する遠隔制御装置1とを備える無線装置遠隔制御システムを示す。遠隔制御装置1からは、無線送信すべき送信信号と無線装置2を制御する制御信号が、送受信部16および伝送線路32を介して有線送信される。送信信号は、無線操作部22に接続されたマイクロフォンから入力された音声情報や、無線操作部22に入力された文書データ、画像データなどの情報を有する。また、制御信号は、遠隔制御装置1の無線操作部22において無線装置2の送受信周波数、送受信レベルなどを設定する際に無線操作部22から送受信部16を介して有線送信される信号であり、無線装置2の制御に係る情報を有する。無線装置2は送信信号と制御信号を送受信部16を介して有線受信し、制御信号に基づいて動作するとともに、送信信号を無線制御部26において変調する。変調された送信信号は、無線部28によってアンテナ30から送信される。
また、無線装置2は、アンテナ30を介して無線部28によって受信された受信信号を無線制御部26において復調し、送受信部16を介して遠隔制御装置1に有線送信する。遠隔制御装置1は当該受信信号を送受信部16を介して有線受信し、音声をスピーカで再生したり、文書や画像をディスプレイに表示したりする。
無線装置2の記憶部10には、通信プロトコルや無線装置2の動作モードを設定するための設定データが記憶されており、設定データは設定部24に読み込まれる。設定部24はこの設定データに基づいて無線装置2各部の設定を行い、他の無線装置との無線通信および遠隔制御装置1による制御が可能なハードウエアを構築する。
設定データは、システムの初期設定時やシステムのバージョンアップなどによって更新が必要なときに、遠隔制御装置1による制御によって更新される。更新すべき設定データは、まず初めに遠隔制御装置1の記憶部10に記憶されており、無線装置2への設定データの書き込みは、遠隔制御装置1の記憶部10で記憶している設定データと同一のデータを、無線装置2の記憶部10に記憶させることに帰着される。ここで、無線装置2の記憶部10でどのような設定データが記憶されているかにかかわらず、遠隔制御装置1から全ての設定データを送信していたというのが従来のデータ書き換え方式であった。
以下では、更新前の設定データが既に無線装置2の記憶部10に記憶されている場合において、遠隔制御装置1の記憶部10が記憶している最新の設定データに無線装置2の記憶部10が記憶している設定データを一致させるよう、遠隔制御装置1が無線装置2の記憶部10で記憶する設定データを書き換える方式および動作について図2から図7を参照して説明する。なお、図2から図7においては、説明の明確化のためデータ書き換えに係る構成要素のみを記載している。また、以下の説明においては、無線装置2の記憶部10が設定データを記憶するという動作を、単に無線装置2が設定データを記憶する、と、遠隔制御装置1の記憶部10が設定データを記憶するという動作を、単に遠隔制御装置1が設定データを記憶する、と表現するものとする。
いま、無線装置2の記憶部10には、図2に示すように設定データ1から設定データ4で構成される設定データ群が記憶されている。図2では、設定データ1から設定データ4を、設定1から設定4と表記しており、以下の図についても同様である。設定データ群は2進数や16進数などの符号列で表される。ここで、設定データ1から設定データ4のデータ長は任意である。
設定データ群は、設定データ分割部12によって分割される。この分割は、設定データ1から設定データ4のデータ長とは無関係に行われる。分割は必ずしも等間隔では行う必要はなく、システム仕様において予め定められた間隔で行うこととすればよい。このように、分割の区切りを各々の設定データ長に依存させないことで、あらゆる設定データに対しても同一の分割方法を適用することができる。また、これによって記憶部10に記憶されている設定データ構造を意識する必要がないためデータ書き換えに係る動作が容易になる。なお、図2の例では設定データ群は分割データAから分割データEまでの5つの分割データに等間隔に分割されている。
分割データAから分割データEは、それぞれ属性判別符号生成部14に入力され、属性判別符号Aから属性判別符号Eが生成される。図2では、属性判別符号Aから属性判別符号Eを符号Aから符号Eと表記しており、以下の図においても同様である。ここで属性判別符号とは、分割データをその符号の並びに基づいて複数の属性に分類した場合において、当該属性を識別することが可能なように生成される符号である。生成された属性判別符号が同一であれば、それを生成した元の分割データは同一の属性であるということができる。具体的に属性判別符号は、分割データを表す符号列に、属性判別符号を生成するための行列である属性判別符号生成行列を乗算することによって得られる。属性判別符号生成行列は、誤り訂正符号技術を応用する等、周知の技術によって定義することができる。また、属性判別符号生成行列は、属性判別符号のデータ長が分割データのデータ長より短くなるように定義される。これによって、後に説明するデータ送信に要される時間が短縮されるのである。例えば、1kバイトのデータ長を有する分割データから、2バイトのデータ長を有する属性判別符号を生成するためには、8000×16の属性判別符号生成行列が定義される。この場合、属性判別符号は2バイトすなわち16ビットであるから、分割データは216種類の属性に分類されることとなる。
このようにして生成された属性判別符号Aから属性判別符号Eは、無線装置側属性判別符号群として送受信部16に入力され、図3に示すように遠隔制御装置1に送信される。なお、ここまでで説明した、設定データ群の分割から無線装置側属性判別符号群の生成までの動作は、無線操作部22の操作によって、遠隔制御装置1から無線装置2へ設定データ書き換え要求信号が送信された場合に行われる。すなわち、設定データ書き換えの動作を開始させるときには、遠隔制御装置1から設定データ書き換え要求信号を発信する。このように動作させることで、無線装置側属性判別符号群は設定データ書き換え要求時に初めて生成されるため、予め記憶部10に記憶させておく必要がなくなる。その結果、記憶部10に常駐させておくべきデータ量が削減され、記憶部10へのアクセス時間が短縮されるという効果が得られる。
遠隔制御装置1は無線装置側属性判別符号群を送受信部16で受け取ると、これを比較部18に入力する。この動作と同時に、遠隔制御装置1は無線装置2と同様の処理によって、遠隔制御装置1の記憶部10に記憶されている更新設定データ群を分割し、属性判別符号Aから属性判別符号Eで構成される遠隔制御装置側属性判別符号群を生成する。この様子を示したものが図4である。遠隔制御装置側属性判別符号群は比較部18に入力される。
比較部18においては無線装置側属性判別符号群と遠隔制御装置側属性判別符号群とが比較される。図5では、属性判別符号Aと属性判別符号Cの部分が無線装置側属性判別符号群と遠隔制御装置側属性判別符号群で異なることを示している。比較部18はこの結果を書き換えデータ抽出部20に出力する。書き換えデータ抽出部20は属性判別符号Aを生成した分割データAと、属性判別符号Cを生成した分割データCを、遠隔制御装置1の記憶部10から読み出し、無線装置2の記憶部10のアドレスを付加した上で、これを、書き換えデータとして送受信部16に出力する。遠隔制御装置1は、このようにして生成された書き換えデータを無線装置2に送信する。この様子を示したものが図6である。
無線装置2は、遠隔制御装置1が送信した書き換えデータを送受信部16を介して受信し、遠隔制御装置1の書き換えデータ抽出部20で付加されたアドレスに基づいて、書き換えデータを記憶部10に上書きする。図7の例では、遠隔制御装置1から送信された分割データAと分割データCが記憶部10に上書きされている。このようにして、無線装置2が記憶する設定データと、遠隔制御装置1が記憶する設定データとを一致させることができる。なお、ここでの説明では、設定データ群が設定データ1から設定データ4までの4つの設定データで構成され、設定データ群を分割データAから分割データEの5つに分割し、これに対する5つの属性判別符号を生成するという例をとりあげたが、設定データの数や分割の数は任意の数とし得ることはいうまでもない。
以上説明したように、設定データの比較照合を属性判別符号群の比較照合に代えることが可能であるのは、分割データ中の符号が異なれば属性も異なるという蓋然性が高いという事実に基づく。先の例でいえば、1kバイトすなわち28000通りの情報を、2バイトすなわち216種類の属性に分類したのであるから、ある1つの分割データの属性と同一の属性である分割データは自分自身を除いて28000 /216−1通りあることになる。これより、分割データが異なるにもかかわらず属性判別符号が同一であるがために同一であると認識されてしまう照合誤りの確率は、(28000 /216−1)/28000 =1/216−1/28000 である。これを一般化すれば、分割データがnビット、属性判別符号がmビットであれば、1/2m−1/2nの確率で照合誤りが生ずるといえる。 したがって、属性判別符号のデータ長mビットを分割データのデータ長nビットに極力近づけておけば照合誤りを低減することができる。また、実際には1/2m−1/2n の第2項は第1項に対して無視できる程小さくなるようn、mの値が決定されるため、照合誤り確率はおよそ1/2m となる。
一方、属性判別符号の長さmビットを分割データを表す符号列の長さnビットよりも短くしておけば、無線装置側属性判別符号群の符号長が短くなるため、当該符号群を遠隔制御装置1に送信する際に要する時間を短縮することができることは上述の動作説明より明らかである。しかしながら、属性判別符号を短くすると、短くした分だけ属性の種別が少なくなることとなるため、無線装置側属性判別符号群と遠隔制御装置側属性判別符号群とを比較した際に、1/2m−1/2nで表される照合誤り確率が高くなる。したがって、属性判別符号の長さは、書き換え時間の観点および符号誤り確率の観点の両者を鑑みて決定することが好ましい。
本発明の第1の実施形態において無線装置2の動作設定を変更する際には、まず遠隔制御装置1側の記憶部10に記憶させる設定データを変更し、遠隔制御装置1から設定データ書き換え要求信号を送信することで上述のデータ書き換えの処理を行う。これによって、変更のあった分割データのみの書き換えが行われる。また、無線装置2において設定データが正確に記憶されているか否かを診断する自己診断においては、遠隔制御装置1の記憶部10の内容は変化させず、遠隔制御装置1から設定データ書き換え要求信号を送信し、上述のデータ書き換えの過程において比較部18における比較結果を参照すればよい。また、自己診断に留まらず設定データを正確に無線装置2に記憶させるよう修正することも可能であることはいうまでもない。
以上では、遠隔制御装置1が記憶する設定データと無線装置2が記憶する設定データとが一致するように、遠隔制御装置1が無線装置2側で記憶する設定データを書き換える実施形態について説明した。これと全く同様の処理によって、無線装置2が遠隔制御装置1側で記憶する設定データを書き換える第2の実施形態も考えられる。
図8に、その実施形態を実現するための無線装置遠隔制御システムの構成を示す。ここでは第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を与え、説明を省略する。遠隔制御装置1は、無線操作部22の操作により設定データ書き換え要求信号を発信するとともに、記憶部10が記憶する設定データに基づいて、遠隔制御装置側属性判別符号群を生成し、無線装置2に送信する。なお、遠隔制御装置側属性判別符号群は、第1の実施形態と同様に、設定データ分割部12および属性判別符号生成部14によって生成される。無線装置2は、設定データ書き換え要求信号および遠隔制御装置側属性判別符号群を遠隔制御装置1から受信するとともに、遠隔制御装置側属性判別符号群を比較部18に入力する。また、無線装置2の記憶部10が記憶する設定データに基づいて、無線装置側属性判別符号群を設定データ分割部12および属性判別符号生成部14によって生成し、比較部18に入力する。書き換えデータ抽出部20は、比較部18における遠隔制御装置側属性判別符号群と無線装置側属性判別符号群との比較結果に基づいて、書き換えに係る設定データを記憶部10から読み出し、書き換えデータを生成する。書き換えデータは遠隔制御装置1に送信され、遠隔制御装置1は、当該書き換えデータを記憶部10に上書きする。
以上の処理によって、無線装置2が記憶する設定データと遠隔制御装置1が記憶する設定データとが一致するように、無線装置2が遠隔制御装置1側で記憶する設定データを書き換えることができる。
本発明に係る第2の実施形態は、遠隔制御装置1側の環境が頻繁に変更される場合に好適である。例えば、遠隔制御装置1を新たなものに取り換えた場合には、遠隔制御装置1で記憶する設定データが無線装置2で記憶する設定データと一致していない場合が多く、従来の書き換え方式ではシステム立ち上げに時間を要することとなる。第2の実施形態によれば、設定データのうち変更に係る部分の書き換えのみが行われるため、迅速にシステム立ち上げを完了させることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの例に何ら限定されるものではない。例えば、ある1つの装置が記憶するデータと複数の装置が記憶するデータとが一致するように、当該複数の装置それぞれが記憶するデータを書き換えることが要されるような一般的なシステムに適用することができる。また、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
第1の実施形態を実現する無線制御遠隔制御システムの構成を示す図である。 設定データ群から無線装置側属性判別符号群を生成する過程を示す図である。 無線装置側属性判別符号群を遠隔制御装置へ送信する過程を示す図である。 設定データ群から遠隔制御装置側属性判別符号群を生成する過程を示す図である。 無線装置側属性判別符号群と遠隔制御装置側属性判別符号群とを比較する過程を示す図である。 書き換えデータを無線装置へ送信する過程を示す図である。 無線装置に記憶されていた設定データに、書き換えデータを上書きする過程を示す図である。 第2の実施形態を実現する無線制御遠隔制御システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 遠隔制御装置、2 無線装置、10 記憶部、12 設定データ分割部、14 属性判別符号生成部、16 送受信部、18 比較部、20 書き換えデータ抽出部、22 無線操作部、24 設定部、26 無線制御部、28 無線部、30 アンテナ、32 伝送線路。

Claims (4)

  1. 無線装置と、
    前記無線装置に通信手段を介して接続される制御装置と、
    を備える無線装置制御システムにおいて、
    前記無線装置は、
    前記制御装置から前記通信手段を介して送信される制御信号に応じて制御され、前記制御装置から前記通信手段を介して送信された送信信号を無線送信し、無線受信した受信信号を前記通信手段を介して前記制御装置に送信する無線部を備え、
    前記無線装置および前記制御装置のそれぞれは、
    前記無線部の動作状態を設定する設定データ、を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された設定データを、複数の分割データへと分割する設定データ分割部と、
    処理対象の符号列の符号長を予め定められた規則性に従って短縮する処理を、各分割データに対して施し、各分割データに対応する属性判別符号データを生成する、属性判別符号生成部と、
    を備え、
    前記無線装置は、
    前記無線装置の属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データを、前記通信手段を介して前記制御装置に送信する属性判別符号データ送信部を備え、
    前記制御装置は、
    前記制御装置の属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データと、前記属性判別符号データ送信部から送信された属性判別符号データとを比較し、前記制御装置の設定データ分割部によって得られた分割データのうち、これらの属性判別符号データが不一致となる不一致分割データを示す情報を、比較結果に基づいて生成する比較部と、
    前記比較部が生成した情報に基づいて、前記制御装置の記憶部から前記不一致分割データを抽出し、前記通信手段を介して前記無線装置に送信する不一致分割データ送信部と、
    を備え、
    前記無線装置は、
    前記無線装置の記憶部に記憶されている設定データのうち、前記不一致分割データに対応する部分を、前記不一致分割データに置き換える置き換え手段を備えることを特徴とする無線装置制御システム。
  2. 無線装置と、
    前記無線装置に通信手段を介して接続される制御装置と、
    を備える無線装置制御システムにおいて、
    前記無線装置は、
    前記制御装置から前記通信手段を介して送信される制御信号に応じて制御され、前記制御装置から前記通信手段を介して送信された送信信号を無線送信し、無線受信した受信信号を前記通信手段を介して前記制御装置に送信する無線部を備え、
    前記無線装置および前記制御装置のそれぞれは、
    前記無線部の動作状態を設定する設定データ、を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された設定データを、複数の分割データへと分割する設定データ分割部と、
    処理対象の符号列の符号長を定められた規則性に従って短縮する処理を、各分割データに対して施し、各分割データに対応する属性判別符号データを生成する、属性判別符号生成部と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記制御装置の前記属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データを、前記通信手段を介して前記無線装置に送信する属性判別符号データ送信部を備え、
    前記無線装置は、
    前記無線装置の属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データと、前記属性判別符号データ送信部から送信された属性判別符号データとを比較し、前記無線装置の設定データ分割部によって得られた分割データのうち、これらの属性判別符号データが不一致となる不一致分割データを示す情報を、比較結果に基づいて生成する比較部と、
    前記比較部が生成した情報に基づいて、前記無線装置の記憶部から、前記不一致分割データを抽出し、前記通信手段を介して前記制御装置に送信する不一致分割データ送信部と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記制御装置の記憶部に記憶されている設定データのうち、前記不一致分割データに対応する部分を、前記不一致分割データに置き換える置き換え手段を備えることを特徴とする無線装置制御システム。
  3. 無線装置に通信手段を介して接続され、当該無線装置を制御する制御装置において、
    前記無線装置の動作状態を設定する設定データ、を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された設定データを、複数の分割データへと分割する設定データ分割部と、
    処理対象の符号列の符号長を定められた規則性に従って短縮する処理を、各分割データに対して施し、各分割データに対応する属性判別符号データを生成する、属性判別符号生成部と、
    前記属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データと、前記無線装置から前記通信手段を介して送信され各属性判別符号データに対応する符号データとを比較し、前記設定データ分割部によって得られた分割データのうち、これらの符号データが不一致となる不一致分割データを示す情報を、比較結果に基づいて生成する比較部と、
    前記比較部が生成した情報に基づいて、前記記憶部から前記不一致分割データを抽出し、前記通信手段を介して前記無線装置に送信する不一致分割データ送信部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  4. 制御装置に通信手段を介して接続され、当該制御装置によって制御される無線装置において、
    前記制御装置から前記通信手段を介して送信される制御信号に応じて制御され、前記制御装置から前記通信手段を介して送信された送信信号を無線送信し、無線受信した受信信号を前記通信手段を介して前記制御装置に送信する無線部と、
    前記無線部の動作状態を設定する設定データ、を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された設定データを、複数の分割データへと分割する設定データ分割部と、
    処理対象の符号列の符号長を定められた規則性に従って短縮する処理を、各分割データに対して施し、各分割データに対応する属性判別符号データを生成する、属性判別符号生成部と、
    前記属性判別符号生成部によって生成された属性判別符号データと、前記制御装置から前記通信手段を介して送信され各属性判別符号データに対応する符号データとを比較し、前記設定データ分割部によって得られた分割データのうち、これらの符号データが不一致となる不一致分割データを示す情報を、比較結果に基づいて生成する比較部と、
    前記比較部が生成した情報に基づいて、前記記憶部から前記不一致分割データを抽出し、前記通信手段を介して前記制御装置に送信する不一致分割データ送信部と、
    を備えることを特徴とする無線装置。
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