JP4568478B2 - 体温表示機能付冷却用貼付シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚に貼着して使用される冷却用貼付シートなどに関するものであり、特に、額を冷却しつつ体温を表示できる体温表示機能付冷却用貼付シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、人が発熱した場合などに頭部の熱を冷ますため、貼付型の熱冷ましシートが市販されている。この貼付型の熱冷ましシートは、基本的には、患部皮膚に貼着して使う冷却用パップ剤と同様の構成をもつものであり、表面から順に支持体と膏剤と剥離ライナーとからなる積層体であるのが一般的である(例えば、下記特許文献1参照。)。膏剤は、基剤にハッカ油やメントールなどの清涼剤や冷却剤が混合されている。このような貼付型の熱冷ましシートは、簡便に発熱を抑えることができるため利便性が高い。
【0003】
しかしながら、例えば、風邪により幼児が発熱した場合、両親は常にその幼児の体温を気にしなければならない。このような場合、両親が発熱時の幼児の体温を数分おきに体温計で測定すれば、幼児の体温を把握できる。しかし、このような測定は、煩雑である。また、幼児が寝ついていたとしても、検温のためにその幼児を起こしかねないという問題があった。そこで、両親は、自らの手などを幼児にあてて、おおよその体温を感知していた。しかしながら、両親の手が湿っている、冷たいなどの条件により両親が感知する温度に大きな変動があるという問題があった。また、数分おきといえども、両親が幼児に触れて体温を測定することも煩雑であるという問題があった。
【0004】
また、同様の目的で、主に水と吸水性ポリマーからなる含水ゲルを袋体に封入してなる冷熱ゲル枕が知られている(例えば、下記特許文献2参照)。このような冷熱ゲル枕においても、上記と同様の問題があった。
【0005】
また、人の体温を検出する生体信号検出手段を、人の股に当てる襁褓に備え、***物の温度を検出する体温検出装置が知られている(例えば、下記特許文献3)。この体温検出器によれば、体温測定する時にいちいち身体の特定部位に体温計を挿入する必要がなく、被測定者に意識させずに計測を行なうことができ、所定の時間間隔毎、あるいは、連続した時間での体温変化を測定し記憶することにより、被測定者の身体状態を正しく診察することができる。また、この体温検出機によれば、生体信号検出手段によって検出された体温を表示する表示手段を備えているので、計測した体温情報を容易に確認することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−187474号公報
【特許文献2】
特開2002−233442号公報
【特許文献3】
特開平7−250818号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、人の頭部などを冷却しつつ、頭部の体温状態を把握できる体温表示機能付冷却シートを提供することを第1の目的とする。
本発明は、温度計部を具備していても、柔軟性や可とう性を失うことなく、またそれほど異物感を与えることがない体温表示機能付冷却シートを提供することを別の目的とする。
本発明は、温度検出手段が冷却シート部により直接冷却されることをある程度防止することができ、より的確に人の体温を検出できる体温表示機能付冷却シートを提供することを別の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題のうち少なくともひとつ以上は、以下の発明によって解決される。
(1)本発明の第1の実施態様にかかる発明(本発明の第1発明)は、人の頭部に接して当該人の頭部を冷却する冷却シート部と、前記人の体温を検出し、表示する温度計部とを含む体温表示機能付冷却用貼付シートである。このように、冷却シート部と温度計部とが一体となっていれば、人の体温を表示させつつ人の体温を下げることができる。このシートは、とくに人の額に貼付し、人の熱を下げる可とう性のある冷却シートとして有用である。なお、この冷却シートの本来の目的は、人の頭部から熱を奪うことであるが、打撲等による発熱箇所の冷却にもこの冷却シートを用いることができる。
(2)本発明の第1の発明は、好ましくは、前記温度計部が、液晶温度計である。可とう性のある液晶温度計をもちいれば、温度計部と冷却シート部とが一体となった場合であっても、柔軟性や可とう性を失うことなく、またそれほど異物感を与えることがない冷却シートを提供できる。
(3)本発明の第1の発明は、好ましくは、前記温度計部が、前記人の体温を検出する温度検出手段を含み、当該温度検出手段は熱電対によって体温を測定する体温表示機能付冷却用貼付シートである。このような熱電対を用いた温度計部であれば、公知の熱電対を用いた体温計を利用して効果的に体温を測定できる。
(4)本発明の第1の発明は、好ましくは、前記温度計部が、人の体温を検出する温度検出手段と、温度検出手段によって検出された温度情報を表示する表示手段とを含み、前記温度検出手段と、冷却シート部との接する部分に熱絶縁部が設けられている。このように、温度検出手段と冷却シート部との間に熱絶縁部が設けられていれば、温度検出手段が冷却シート部により直接冷却されることをある程度防止することができ、より的確に人の体温を検出できる。
【0009】
(5)本発明の第2の実施態様にかかる発明は、冷却体である人の頭部に接して当該人の頭部を冷却する冷却シート部と、温度計部とを具備し、前記温度計部は、温度検出手段と、表示手段とを含み、前記冷却シート部と前記表示手段とが一体となってシートを構成し、前記温度検出手段は、前記シートと連結されつつ自由に移動可能な体温表示機能付冷却用貼付シートである。このような冷却シートは、温度検出部を額などに貼付する必要がなく、より適格に人の体温を表示できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の一例を説明する。図1に、本発明の第1の実施形態にかかる体温表示機能付冷却用貼付シート(以下、単に冷却シートともいう。)を示す。図1(A)は、該冷却シートの正面図であり、図1(B)は、図1(A)のA−A'断面図である。図1に示されるように、本発明の第1の実施形態にかかる冷却シート1は、冷却シート部2と、温度計部3とを含み、これらが1枚のシートを形成している。この冷却シートは、このような構成を採用するため、発熱時の幼児など人の体温を表示しつつ、人の頭部などを冷却できる。なお、温度計部のシートに占める大きさや、位置は、特に限定されるものではなく、本発明のシートにより頭部を冷却される者以外の者が、温度計部を所定距離から確認できるものであればよい。なお、図1中符号1は冷却シートを、2は冷却シート部を、3は温度計部を、4は支持体を、5は膏剤部を、6は剥離シートを表す。
【0011】
冷却シート部2は、不織布などの支持体4と水性ゲル状組成物などからなる膏剤部5とを含み、さらに膏剤部から水分などの蒸発を防止する剥離可能な剥離シート6を含んでいてもよい。以下、冷却シート部の構成を説明する。
【0012】
冷却シート部の支持体4は、膏剤部5を保持できるものであれば特に限定されるものではなく、従来からパップ剤や熱さましシートに使用されている公知の支持体を使用できる。支持体としては、例えば、ネル、織布、メリヤス、不織布、アウミニウムフィルム、プラスチックフィルムの単体あるいは複合体、などが挙げられるが、好ましくは不織布である。
【0013】
冷却シート部の膏剤部5は、人の頭部に接して、頭部から熱を奪うことのできるものであれば特に限定されるものではなく、公知の熱さましシートに用いられる膏剤を使用することができるが、水性ゲル状組成物を含むものが好ましい。水性ゲル状組成物は、例えば、ポリアクリル酸やポリアクリル酸塩等のゲル化剤(又は増粘剤)及びポリビニルアルコール等の粘着剤を含有するものが挙げられる。このような水性ゲル状組成物は、多量の水分を内包し、かつ粘着性を有しいる。そのため、人に、水性ゲル状組成物を含む冷却シートを貼着すると、水性ゲル状組成物中の水分が蒸発し、気化熱により人を冷却できる。
【0014】
膏剤部5に用いられるゲル化剤としては、カラギーナン、キサンタンガム、ローカストビーンガムを1種又は2種以上混合したものが挙げられる。また増粘剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロースナトリウム、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、カーボポールを1種又は2種以上混合したものが挙げられる。これら、ゲル化剤、増粘剤を混合してもよいし、ジェランガム、ゼラチン、ペクチンなどを添加してもよい。ゲル化剤の量としては、好ましくは水溶性ゲル状組成物中に0.1〜10重量%含まれており、より好ましくは0.5〜5重量%であり、さらに好ましくは1〜3重量%である。
【0015】
膏剤部5に用いられる粘着剤としては、ガラクトキシログルカン、グアガム、コラーゲン、天然ゴム系樹脂、合成ゴム系樹脂、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー系樹脂、シリコーン樹脂系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、ポリビニルアルコールなどの樹脂組成物を1種又は2種以上混合して用いることができる。粘着剤の量は、好ましくは水溶性ゲル状組成物中に0.1〜5重量%含まれており、より好ましくは0.3〜1重量%である。
【0016】
膏剤部5は、ハッカ油、メントール、植物の精油成分などの冷感剤を少量(膏剤部の0.01〜3重量部、好ましくは0.05〜2重量部、より好ましくは0.1〜1重量部)添加してもよい。このような冷感剤を添加することで、急冷感を与えることができる。
【0017】
膏剤部5は、さらに、香料、界面活性剤、防腐剤、溶剤、充填剤、酸化防止剤、抗菌剤等を必要に応じて適宜添加してもよい。
【0018】
なお、高い冷却効果を得るためには、水性ゲル状組成物中の含水率(水分含有量)としては、好ましくは80重量%以上であり、より好ましくは90重量%以上であり、さらに好ましくは95重量%以上である。
【0019】
冷却シート部の剥離シート6は、膏剤部から水分などの蒸発をある程度防止できるものであれば、特に限定されるものではなく、従来からパップ剤や熱さましシートに使用されている剥離シートを使用できる。剥離シートとしては、例えば、グラシン紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのプラスチックフィルム、アルミフィルムやこれにシリコン加工したものなどが挙げられる。
剥離シートは、本発明の冷却シートを使用する際に、シートから剥離される。
そして、剥き出しとなった膏剤部が、直接皮膚等に付着する。
【0020】
以下、温度計部について説明する。温度計部3は、可とう性や柔軟性があり、体温を検出し、表示できるものであれば限定されることはなく公知の温度計を思量することができる。本実施の形態における温度計部は、温度検出手段7と、表示手段9とを含み、温度検出手段が検出した体温を表示手段が表示する。このような温度計部としては、例えば、液晶温度計が挙げられ、より具体的には特表2002-527720号公報に記載されている液晶温度計が挙げられる。本発明においては、幼児などの人のおおよその温度(体温)を把握できればよいため、例えば公知の温度を色で表現する液晶温度計などを好適に用いることができる。
より具体的な例としては、検出温度が37度(本明細書において、「度」は摂氏温度を意味する。)以下であれば青色を、37度から40度であれば黄色を、40度以上であれば赤色を表示する液晶温度計などが挙げられる。この温度変化は、好ましくは、検出温度に応じて徐々に変化する。
【0021】
温度検出手段としては、人の体温を検出できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば上記の液晶温度計そのものや、公知の体温計に用いられている温度検出手段を用いることができる。このような公知の体温計に用いられている温度検出手段としては、熱電対を用いるものや(例えば、特開2001−13012号公報に記載のもの)、赤外線センサを用いるもの(例えば、特開2000−14648号公報に記載のもの)を応用して用いることができる。
【0022】
熱電対を用いる温度計部の基本的な構造は、例えば、特開2001−13012号公報に記載されているように、被検体と接する測定部(第1の接点)と、温度計部内に設けられた第2の接点と、上記の第1の接点及び第2の接点と連結された検温部、および温度センサとを含む。第1の接点及び第2の接点を含む部分は、熱電対を構成しており、第1の接点が被検体に接触し温度が上昇すると、第1の接点及び第2の接点の間で熱勾配が生ずる。このように熱勾配が生ずると熱電対に起電力が生ずる。一方、温度センサは、外部温度を与える。上記の起電力と温度センサによる外部温度情報を用いて被検体の体温を把握するのである。
【0023】
表示手段としては、人の体温を表示できるものであれば、特に限定されるものではない。表示手段としては、上記の液晶体温計のように、色の変化により人のおおよその体温を表示できるものであっても良いし、人の体温を正確に表示できるものであっても良い。なお、上記の表示手段により表示される色彩に基づいて温度を数字によりデジタル表示できる表示手段を用いることは、本発明の好ましい別の実施態様である。この実施態様によれば、色彩によらず直接数値により体温情報を得ることができることとなる。具体的な表示手段としては、温度変化により色が変わる液晶温度計や、冷却シートに取り付けられた可とう性のある有機ELなどによる表示シート部が挙げられる。
【0024】
以下、本発明の第1の実施態様にかかる冷却シートの利用方法について説明する。例えば、幼児が発熱した場合、両親はまず、この冷却シート1の剥離シート6をはがす。そして、冷却シートの膏剤部5と幼児の額が接するように冷却シートを幼児の額に貼付する。すると、膏剤部5は、幼児の額から熱を奪い、幼児の解熱が促進される。一方、両親は、幼児の体温状況を、冷却シート1の温度計部2により確認することができる。これにより、両親は、触診を繰り返さなくとも、幼児の体温状況を連続的に把握できることとなる。
【0025】
このように、本発明の第1の実施態様にかかる冷却シートによれば、人のおおよその温度を色などで表示しつつ、人の頭部を冷却できる。なお、この冷却シートの本来の目的は、人の頭部から熱を奪うことであるが、打撲等による発熱箇所の冷却にもこの冷却シートを用いることができる。
【0026】
以下、本発明の第2の実施態様にかかる冷却シートを説明する。第2の実施態様の冷却シートは、例えば図1(C)に示されるように温度計部3の周辺が絶縁部7によって覆われている絶縁部7により、温度計部3は、冷却シート部による直接の冷却効果を緩和することができより正確に人の体温を測定できる。このような絶縁部としては、少なくとも温度計部のうち温度検出部の一部以上を覆い、熱伝導率の低いものであれば特に限定されるものではない。
【0027】
以下、本発明の第3の実施態様にかかる冷却シートを説明する。第3の実施態様の冷却シートにおける温度計部3は、図2のブロック図に示されるような温度検出手段8、表示手段9以外にも、記憶手段10と、信号処理手段11と、比較手段12とを含む電子温度計であり、例えば、幼児の体温の状態によって、危険、高温、やや高温、平熱より高め、平熱などと判断し表示するものであってもよいし、熱により危険か否か判定し、その結果を表示するものであってもよい。なお、図2中、S1〜S4は信号を表す。
【0028】
以下、危険か否かの判定をする温度計部の信号処理例を説明する。まず、幼児の平熱など設定温度に関する情報は、記憶手段10に入力され、記憶される。記憶手段10への入力は、記憶手段10に連結された図示しないポインティングデバイスや、温度計と一体にある図示しないボタンなどの入力装置を用いて行なうことができる。
【0029】
温度検出手段が検出した温度情報は、電気信号S1に変換される。変換された電気信号S1は、信号処理手段11に伝達される。信号処理手段11に伝達された電気信号S1は、信号処理手段により温度情報に変換される。変換された温度情報は、表示手段9によって表示されてもよい。同時に電気信号S1は、例えば、図示しない増幅器により増幅された後、比較手段12へ出力される。記憶手段10は記録内容S2を比較手段12へ出力する。比較手段12は、電気信号S1と記憶内容S2を比較し、比較結果S3を信号処理手段11へ出力する。信号処理手段は、比較結果S3を、危険か否かの情報に変換し、表示手段9に電気信号S4として出力する。表示手段は、比較結果に基づく信号処理手段からの電気信号S4に従って、危険か否かを例えば色によって表示する。
【0030】
以下、本発明の第4の実施態様にかかる冷却シートを説明する。第4の実施態様にかかる冷却シートは、初期測定温度からの温度変化を表示できる冷却シートである。図2のブロック図にしたがって、この実施態様について説明する。まず、初期測定温度に関する情報は、記憶手段10に入力され、記憶される。
【0031】
温度検出手段が検出した温度情報は、電気信号S1に変換される。変換された電気信号S1は、信号処理手段11に伝達される。信号処理手段11に伝達された電気信号S1は、信号処理手段により温度情報に変換される。同時に電気信号S1は、例えば、図示しない増幅器により増幅された後、比較手段12へ出力される。記憶手段10は記録内容S2を比較手段12へ出力する。比較手段12は、電気信号S1と記憶内容S2を比較し、比較結果S3を信号処理手段11へ出力する。信号処理手段は、比較結果S3を、表示手段9に電気信号S4として出力する。表示手段は、比較結果に基づく信号処理手段からの電気信号S4に従って、初期測定温度との変化温度を表示する。
【0032】
以下、本発明の第5の実施態様にかかる冷却シートを説明する。第5の実施態様にかかる冷却シートの前記温度計部は、温度検出手段と表示手段とを含み、冷却シート部と前記表示手段とが一体となってシートを構成し、温度検出手段は、前記シートと連結されつつ自由に移動可能である。すなわち、温度計部の温度検出手段8と、温度表示手段9とが分離して、例えばコードなどのよって連結されており、温度検出手段8を冷却部分以外に貼付、または挿入することができるようになっている。例えば、温度検出手段8を、幼児のわきの下に貼付すれば、容易かつ連続的に幼児の体温を測定しつづけることができる。なお、この実施態様においては、冷却シート部に、温度計部保持部があって、温度計部と冷却シート部とが脱着可能な構成を採用するものも好ましい。このような冷却シートであれば、冷却シート部を廃棄しても、温度計部は再利用することができるからである。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、人の頭部などを冷却しつつ、体温状態を把握できる体温表示機能付冷却シートを提供することができる。
本発明によれば、温度計部を具備していても、柔軟性や可とう性を失うことなく、またそれほど異物感を与えることがない体温表示機能付冷却シートを提供することができる。
本発明によれば、温度検出手段が冷却シート部により直接冷却されることをある程度防止することができ、より的確に人の体温を検出できる体温表示機能付冷却シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の冷却シートの概略図である。図1(A)は、該冷却シートの正面図を表す。図1(B)は、図1(A)のA−A'断面図を表す。図1(C)は、図1(A)のA−A'断面図の別の例を表す。
【図2】図2は、第3の実施の態様における温度計部のブロック図である。
【符号の説明】
1 冷却シート
2 冷却シート部
3 温度計部
4 支持体
5 膏剤部
6 剥離シート
7 絶縁部
8 温度検出手段
9 表示手段
10 記憶手段
11 信号処理手段
12 比較手段
S1〜S4 信号
Claims (5)
- 人の頭部に接して当該人の頭部を冷却する冷却シート部と、前記人の体温を検出し、表示する温度計部とを含む体温表示機能付冷却用貼付シートであって、前記温度計部は温度を色で表現する、体温表示機能付冷却用貼付シート。
- 前記温度計部が、液晶温度計である請求項1に記載の体温表示機能付冷却用貼付シート。
- 前記温度計部が、前記人の体温を検出する温度検出手段を含み、当該温度検出手段は熱電対によって体温を測定する請求項1に記載の体温表示機能付冷却用貼付シート。
- 前記温度計部が、前記人の体温を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段によって検出された温度情報を表示する表示手段とを含み、前記温度検出手段と、冷却シート部との接する部分に熱絶縁部が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の体温表示機能付冷却用貼付シート。
- 人の頭部に接して当該人の頭部を冷却する冷却シート部と、前記人の体温を検出し、表示する温度計部とを具備し、
前記温度計部は、温度検出手段と、表示手段とを含み、
前記冷却シート部と前記表示手段とが一体となってシートを構成し、前記温度検出手段は、前記シートと連結されつつ自由に移動可能な体温表示機能付冷却用貼付シート。
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