JP4567606B2 - 音声データの聞き出し部分特定処理プログラムおよび処理装置 - Google Patents

音声データの聞き出し部分特定処理プログラムおよび処理装置 Download PDF

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Description

本発明は,コンピュータに,オペレータと顧客との対話内容が録音された音声データから,所定の内容を聞き出すために必要な部分(以下,“聞き出し部分”という)を効率的に聞くために,音声データから“聞き出し部分”を特定する処理を実行させるためのプログラムに関する。また,本発明は,前記音声データの聞き出し部分特定処理を実行する処理装置に関する。
多くのコールセンタでは,数量や金額などの数値やトラブル内容などを後から聞いて確認できるように,オペレータと顧客との全通話内容を録音した音声データを保存している。コールセンタに蓄積された大量の音声データは,単に対話内容を確認するための資料として利用されるだけではなく,オペレータの対話スキルを評価するための資料,顧客がオペレータに話した情報を製品修理作業者や再受付担当者が聞いて確認や参考にするための資料などにも利用されている。
音声データを利用する場合に,その利用目的に応じて必要な部分のみを聞くことができれば十分であり,開始から終了まで全ての対話を聞くことは,多くの時間を要するので効率的ではない。
顧客とオペレータとの全通話内容が録音された音声データのうち,オペレータが顧客からの問い合わせ,質問,通告の内容などを聞き出している部分が,いわば応答の核心的部分であるから,このような部分だけを“聞き出し部分”として特定し,再生できるような仕組みが要求されている。
このような要求に対し,従来の技術では,音声認識などによって抽出したキーワードやオペレータの端末画面の操作情報などを音声データにインデックスとして付与しておき,音声データ再生時に再生開始位置をみつけるために利用する方法がある(例えば,特許文献1参照)。
特開平11−25112号公報
しかし,音声データに対話内容を示すキーワードや操作情報がインデックスとして付与されていても,付与されたキーワードや操作情報がどのような対話の流れの中で採用され付与されたのかを特定することはできない。そのため,“聞きたい部分”をみつけるためには,関連すると考えられるインデックスの位置から音声データを実際に聞いて,その内容を確認する必要があった。
また,インデックスをもとに“聞きたい部分”の開始位置が特定できたとしても,終了位置が特定されていないため,聞くべき範囲を特定することができず,予め“聞きたい部分”を聞くための所要時間を知ることができなかった。
本発明の目的は,顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データの中から必要な“聞き出し部分”を取り出す場合に,顧客とオペレータとの発話の長さにもとづく対話構成の特徴に関する情報とオペレータが顧客対応時に行った操作情報とを利用して,音声データから“聞き出し部分”の開始および終了を示す時間軸上の位置を特定することができる音声データの聞き出し部分特定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することである。また,上記処理方法を実現する処理装置を提供することである。
本発明は,コンピュータに,1)顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データを取得する対話音声データ取得処理と,2)オペレータが前記顧客との応対中に行った操作に関する情報を時間情報とともに登録した操作ログ情報を取得する操作ログ情報取得処理と,3)前記対話音声データから,前記対話音声データ中の前記顧客および前記オペレータ各々の発話長を算出する発話長算出処理と,4)前記発話長をもとに前記顧客と前記オペレータとの発話の長さにもとづく対話構造を推定し,前記対話構造が変化した時刻を示す発話長特徴変化時点を特定する発話長特徴変化時点特定処理と,5)前記操作ログ情報から,前記オペレータが所定の内容についての情報検索処理を行った時刻を示す情報検索時点を抽出し,前記情報検索時点を前記対話音声データの聞き出し部分の終了時点として決定し,前記情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点を前記聞き出し部分の開始時点として決定する聞き出し部分特定処理とを,実行させるための音声データの聞き出し部分特定処理プログラムである。
本発明の作用を,本発明をコールセンタにおいて実施した場合を例に説明する。
コールセンタにおける顧客とオペレータとのやりとりは,オペレータ側の観点から,概ね以下のような流れになる。
「フェーズA:顧客から情報を聞きだす,
フェーズB:顧客から聞き出した情報に対して,その情報の確認や回答の取得を行う,
フェーズC:顧客へ確認結果や回答を返す。」
例えば,製品の修理受付を行うコールセンタでは,オペレータの処理は,
「フェーズA:顧客の製品の障害内容を聞き出す,
フェーズB:聞き出した障害に対する対応を事例データベースを検索して得たり,オペレータの知識をもとに回答を考える,
フェーズC:検索結果で得た対応方法あるいは障害修理を行うかどうかの回答を行う。」
という流れになる。
また,商品の購入受付を行うコールセンタでは,オペレータの処理は,
「フェーズA:顧客の購入したい製品を聞き出す,
フェーズB:その製品の在庫情報を検索する,
フェーズC:その製品の購入可否を回答する。」
という流れになる。または,
「フェーズA:顧客の登録IDあるいは新規情報(住所,氏名など)を聞き出す,
フェーズB:顧客情報を検索する,あるいは新規登録を行う,
フェーズC:顧客登録の確認,あるいは新規登録完了を伝える。」
という流れになる。
顧客とオペレータとの応対において,実際に対話が行われるのは主にフェーズAおよびフェーズCの部分である。フェーズBは,オペレータは,主に事例検索や在庫検索などの操作を行っているので,音声対話データに対話として表れにくい区間である。
本発明は,顧客とオペレータとの発話の発話長とオペレータの操作に関する情報にもとづいてフェーズBでのオペレータの操作を基点にフェーズAの“情報聞き出し部分”を特定する。
本発明を実施するコンピュータは,まず,対話音声データ取得処理として,顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データを取得し,操作ログ情報取得処理として,オペレータが顧客との応対中に行った操作に関する情報を時間情報とともに登録した操作ログ情報を取得する。
対話中の話者間の発話長は,ある内容について主導権を持って話す話者の発話長が長くなる傾向がある。一方,顧客情報(氏名,ID)の確認などのように,情報を伝達したり,伝達された内容を確認したりするときは,同じような言葉を互いに繰り返すことから,双方の発話長が均衡する傾向がある。このような傾向を利用して,顧客とオペレータとの対話の流れが変化する位置を特定することができる。
そこで,まず,発話長算出処理として,対話音声データから,対話音声データ中の顧客およびオペレータ各々の発話長を算出する。さらに,発話長特徴変化時点特定処理として,発話長をもとに顧客とオペレータとの対話構造を推定し,対話構造が変化した時刻を示す発話長特徴変化時点を特定する。
また,オペレータの情報検索処理は,検索条件となる検索キー(数字列,文字列など)が確定して初めて実行される。そのため,検索キーを入力するための情報を得るための顧客との対話が終了した時点は情報検索処理の開始時(時刻)の直前となる。検索キーの入力終了時点以前において,発話長の特徴が変化した時点は,検索キー入力のための情報を得る対話が開始した時点とみなすことができる。
したがって,聞き出し部分特定処理として,操作ログ情報から,オペレータが実行した情報検索処理に関する検索実行情報を取得し,検索処理を行った時刻を示す情報検索時点を抽出して,この情報検索時点を対話音声データの聞き出し部分の終了時点として決定する。さらに,情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点を聞き出し部分の開始時点として決定する。
また,本発明は,上記構成をとる場合に,前記聞き出し部分特定処理では,前記操作ログ情報から複数の情報検索処理を抽出した場合に,前記抽出した情報検索処理が関連するか否かを判定し,前記複数の情報検索処理が相互に関連する処理であるときは,最後の情報検索時点を前記終了時点として決定する処理を,前記コンピュータに実行させるためのものである。
または,本発明は,前記複数の情報検索処理が検索条件の入力操作および前記検索条件による検索処理の実行であるときは,前記検索条件の入力操作を開始した時点を前記終了時点として決定する処理を,前記コンピュータに実行させるためのものである。
または,本発明は,前記聞き出し部分特定処理では,前記複数の情報検索処理とともに当該情報検索処理の検索対象とは異なる情報検索処理を抽出したときは,前記複数の情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点以降であって,かつ前記異なる情報検索処理が行われた時点以降で最初に顧客の発話が開始された時点を前記開始時点として決定する処理を,前記コンピュータに実行させるためのものである。
また,本発明は,顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データの中から取り出す聞き出し部分を特定する処理装置であって,1)顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データを記憶する対話音声データ記憶手段と,2)オペレータが前記顧客との応対中に行った操作に関する情報を時間情報とともに登録した操作ログ情報を記憶する操作ログ情報記憶手段と,3)前記対話音声データ記憶手段に記憶された対話音声データから,前記対話音声データ中の前記顧客および前記オペレータ各々の発話長を算出する発話長算出手段と,4)前記発話長をもとに前記顧客と前記オペレータとの発話の長さにもとづく対話構造を推定し,前記対話構造が変化した時刻を示す発話長特徴変化時点を特定する発話長特徴変化時点特定手段と,5)前記操作ログ情報記憶手段に記憶された操作ログ情報から,前記オペレータが所定の内容についての情報検索処理を行った時刻を示す情報検索時点を抽出し,前記情報検索時点を前記対話音声データの聞き出し部分の終了時点として決定し,前記情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点を前記聞き出し部分の開始時点として決定する聞き出し部分特定手段とを備える。
本発明によれば,オペレータと顧客との対話が録音された対話音声データから,所定の情報を聞き出すための部分(聞き出し部分)の開始時点と終了時点とを特定することができるため,聞き出すべき情報を含む区間をより正確に特定することができる。
また,対話音声データから聞き出す部分の長さを算出することができるため,情報を聞き出すための所要時間を予め知ることができる。
図1は,本発明の音声データの聞き出し部分特定処理を実現するモジュール構成例を示す図である。
本発明は,発話長算出部11,発話長特徴変化時点特定部13,聞き出し部分特定部15から構成される。
発話長算出部11は,二人の話者(顧客とオペレータ)各々の発話が録音された対話音声情報20を取得し,この対話音声情報20から顧客およびオペレータの発話各々の発話長に関する情報(発話長情報)24を算出する処理手段である。
具体的には,発話長算出部11は,対話音声情報20から,オペレータと顧客の音声が別チャネルで録音されている場合には各チャネルについて有音区間抽出処理を行って発話を抽出し,各発話の発話長を算出する。オペレータと顧客の音声が同じチャネルで録音されている場合には,話者分離を行い分離された各区間を発話として抽出し,発話長を算出する。そして,発話ごとの,開始時刻,終了時刻,発話時間(区間長)などを含む発話長情報24を生成する。
発話長特徴変化時点特定部13は,前記発話長算出部11で生成された発話長情報24をもとに,対話音声情報20の対話構造を推定し,この対話構造が変化する位置(時刻)である発話長変化特徴時点を特定する処理手段である。
具体的には,発話長特徴変化時点特定部13は,所定区間で顧客とオペレータの発話を順に比較し,より長い発話をした話者を抽出する。抽出された話者が交代する位置を発話長特徴変化時点として抽出する。抽出した発話長特徴変化時点を記録した発話長特徴変化時点情報26を生成する。
図2は,顧客およびオペレータの各発話の発話長と,発話長が長い発話の多かった話者が交代する発話長特徴変化時点の例を示す図である。
ここで,オペレータの1番目(発話0)から2番目(発話1)の区間では,オペレータの発話が顧客の発話より長く,顧客の2番目の発話(発話1)から5番目の発話(発話4)までの区間では,顧客の発話がオペレータの発話より長い。また,オペレータの6番目(発話5)以降の区間では,オペレータの発話が長くなっている。顧客の2番目の発話(発話1)から5番目の発話(発話4)までの区間と,その前後の区間での発話長の特徴が異なっていることがわかる。そこで,発話長の特徴が変化した位置として,顧客の2番目の発話(発話1)の開示時刻,オペレータの6番目の発話(発話5)の開始時刻を,それぞれ,発話長特徴変化時点Pchange0,Pchange1と決定する。
聞き出し部分特定部15は,発話長特徴変化時点情報26と操作ログ情報22から得られる情報検索に関する情報を利用して,対話音声情報20から“聞き出し部分”の特定を行う処理手段である。
操作ログ情報22は,オペレータが顧客応対中に実行した顧客情報検索,事例検索などの情報検索に関するログ情報,オペレータの操作に関するログ情報などを含む情報である。
聞き出し部分特定部15は,操作ログ情報22を取得し,操作ログ情報22から,オペレータが行った情報検索について,検索が実行された時刻,検索に使用した数字・文字列などの検索キーなどの検索実行情報を抽出する。なお,検索実行情報に,検索対象となったデータベースに関する情報,または,オペレータの検索キー入力に関する情報などが含まれていてもよい。
また,発話長特徴変化時点特定部13によって生成された発話長特徴変化時点情報26そして,この区間の終了を示す発話長特徴変化時点Pchange1以前で情報検索処理が行われた時刻を操作ログ情報22から取得する。
操作ログ情報22から,オペレータによる情報検索が行われた時点を示す情報検索時点Popを取得する。
そして,検索実行情報の情報検索が実行された時刻(以下,“情報検索時点”という)を対話音声情報20の聞き出し部分の終了位置(終了時点)として決定する。また,情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点を聞き出し部分の開始位置(開始時点)として決定する。これらの聞き出し部分の開始時点と終了時点を含む聞き出し部分特定情報28を生成する。
図3〜図7を用いて,聞き出し部分の特定処理をより詳しく説明する。
図3に示すように,オペレータによって実行された情報検索が1回であったとする。
聞き出し部分特定部15は,操作ログ情報22から抽出した検索実行情報の情報検索が,発話長特徴変化時点情報26の1番目の発話長特徴変化時点Pchange0以降に実行されたものであるときは,その情報検索の情報検索時点Popを“聞き出し部分”の終了時点EPextとする。
さらに,情報検索時点Pop以前の発話長特徴変化時点Pchange0を“聞き出し部分”の開始時点SPextとする。
図4に示すように,オペレータが,顧客との応対中に複数の情報検索処理を行ったとする。
聞き出し部分特定部15は,操作ログ情報22から複数の事例検索の検索実行情報を取得する。各検索処理の情報検索時点Pop0,Pop1,Pop2を取得する。各事例検索の検索キーを比較して,検索キー同士に重複があれば,これらの事例検索を一連の情報検索であると判定する。一連の情報検索の最後の検索処理の情報検索時点Pop2を聞き出し部分の終了時点EPextとする。
また,操作ログ情報22から取得した検索実行情報に検索対象が含まれているとし,図5に示すように,操作ログ情報22から,検索対象が異なる複数の事例検索処理についての検索実行情報を取得したと仮定する。
聞き出し部分特定部15は,検索対象から,複数の事例検索処理(情報検索時点Pop0,Pop1,Pop2)と,それとは異なる情報検索処理(情報検索時点Pop3)とに区別する。そして,図4の場合と同様に,事例検索処理(情報検索時点Pop0,Pop1,Pop2)の検索キーを用いて,これらの情報検索処理が一連の検索処理であるか否かを判定する。一連の情報検索であれば,最後の検索処理の情報検索時点Pop2を聞き出し部分の終了時点EPextとする。
さらに,発話長特徴変化時点Pchange0と,異なる情報検索処理の情報検索時点Pop3とを比較し,情報検索時点Pop3が発話長特徴変化時点Pchange0より後であるときは,情報検索時点Pop3の直後の顧客の発話の開始時点を,聞き出し部分の開始時点SPextとする。
また,操作ログ情報22に,実行された情報検索処理のログ情報とともにオペレータのキーボード操作に関するログ情報が登録されているとし,図6に示すように,検索実行情報として,検索キーの入力操作の開始時刻(情報検索時点Pop0)と,検索処理実行の時刻(情報検索時点Pop1)とを取得したと仮定する。
聞き出し部分特定部15は,情報検索時点Pop0から情報検索時点Pop1までの区間内が無音である場合,もしくは,顧客の最後の発話のみが情報検索時点Pop0に重なる場合(例えば,オペレータの発話が「では検索します」,顧客の発話が「はい」のような応答があって検索キーの入力が開始されているような場合)に,検索キー入力操作の情報検索時点Pop0を聞き出し部分の終了時点EPextとする。
さらに,図7に示すように,特定した“聞き出し部分”内にオペレータの情報検索操作などによる無音区間があるとする。
聞き出し部分特定部15は,特定した“聞き出し部分”の区間内から,既存の無音区間判別処理などによって無音区間を特定し,無音区間を除去した聞き出し部分を抽出する。
以下に,本発明の具体的な実施例として,本発明をコールセンタシステムにおいて実施した場合の処理例を説明する。
コールセンタでは,顧客からの製品の修理受付を行い,応答時に録音した顧客とオペレータとの対話が別チャネルに録音された音声データから,顧客が障害内容を説明している部分を“聞き出し部分”として抽出する。カスタマエンジニア(CE)がその音声データから抽出された聞き出し部分のみを聴くことによって,障害情報を効率的に把握することができるようにする。
オペレータは,顧客から障害内容を聞き出すと,その障害に対する対応方法を事例検索データベースの事例を検索(事例検索)して調べたり,顧客に対応方法を伝えたり,または,CEを手配する旨を顧客に知らせたりして応対する。また,オペレータは,顧客から障害内容を聞き出す前後に,顧客データベースの保守契約の情報,登録顧客の情報などを聞き出して,その顧客が登録されているかどうかを検索(顧客情報検索)する。
図8は,コールセンタにおいて実施される本発明の構成例を示す図である。
コールセンタには,障害聞き出し音声提供システム100と,データ登録システム200とが備えられる。
データ登録システム200は,音声データベース210および操作ログデータベース220を備える。
音声データベース210は,対話音声情報20として,オペレータと顧客との全対話を録音した音声データに識別情報(障害ID)を付与した音声データ201が蓄積される。
操作ログデータベース220は,操作ログ情報22として,オペレータが顧客との対話中に行った事例検索,顧客情報検索などの操作ログデータに識別情報(障害ID)を付与した操作ログデータ202が蓄積される。
障害聞き出し音声提供システム100は,データ登録通知部101,データ取得部102,発話長算出部103,発話長特徴変化時点特定部104,障害聞き出し部分特定部105,再生対象音声データ作成部106,および再生対象音声データベース110を備える。
データ登録通知部101は,データ登録システム200から,音声データ201,操作ログデータ202が登録された旨のデータ登録情報を受け付ける処理手段である。
データ取得部102は,データ登録情報をもとに,データ登録システム200の音声データベース210および操作ログデータベース220から,音声データ201および操作ログデータ202を取得する処理手段である。
発話長算出部103は,音声データ201から,顧客およびオペレータの発話各々の発話長を算出し,発話長情報24を生成する処理手段である。
発話長特徴変化時点特定部104は,発話長情報24をもとに,顧客とオペレータとの対話構造を推定して,発話長の長い発話の多かった話者が変化する発話長特徴変化時点を特定し,発話長特徴変化時点情報26を生成する処理手段である。
障害聞き出し部分特定部105は,操作ログデータ202から実行された情報検索に関する検索実行情報を抽出し,発話長特徴変化時点情報26と検索実行情報をもとに,音声データ201から“障害聞き出し部分”を特定する処理手段である。
再生対象音声データ作成部106は,音声データ201から特定された“聞き出し部分”を抽出してCEが聴くための再生対象音声データを作成し,再生対象音声データベース110に蓄積する処理手段である。
コールセンタにおいて顧客への応答が行われ,データ登録システム200に音声データ201と操作ログデータ202がそれぞれ蓄積される。音声データ201は,話者(顧客,オペレータ)ごとに音声が別チャネルで録音されているものとする。
障害聞き出し音声提供システム100のデータ登録通知部101は,データ登録システム200から通知されたデータ登録情報を受け取る。なお,データ登録通知部101は,データ登録システム200の音声データベース210および操作ログデータベース220の情報更新をポーリングするようにしてもよい。
データ登録通知部101は,新たに登録されたデータの障害IDをデータ取得部102へ通知する。データ取得部102は,データ登録システム200の音声データベース210および操作ログデータベース220から,取得した障害IDに対応する音声データ201と操作ログデータ202を取得する。
発話長算出部103は,図9(A)に示すように,音声データ201から各チャネルに有音区間抽出処理を行って発話を抽出し,各発話の発話長を算出して,図9(B)に示すような発話長情報24を生成する。発話長情報24には,各発話の,開始時刻,終了時刻,発話時間(区間長)などの情報が記録される。
次に,発話長特徴変化時点特定部104は,例えば,図9(A)に示す発話の構成の場合に,図9(B)の発話長情報24から,発話を順に所定の区間ずつ比較し,発話長の長い発話の多かった話者(顧客またはオペレータ)を抽出し,抽出された話者が交代する発話長特徴変化時点Pchange0(00:27),Pchange1(02:11)を特定する。そして,図10に示すように,これらの発話長特徴変化時点Pchangeを記録した発話長特徴変化時点情報26を生成する。
次に,障害聞き出し部分特定部105は,操作ログデータ202から,4つの事例検索のログ情報を取得し,検索実行情報とする。そして,図11に示すように,検索実行情報には,処理インデックス(ID),時刻,検索キー,検索対象が記録される。
そして,検索実行情報の検索対象をもとに,顧客情報検索を行った検索時点Pop0(00:29)と,所定の事例データベースに対して情報検索を行った情報検索時点Pop1(01:50),Pop2(02:03),Pop3(02:16)とを抽出する。
図12は,発話長特徴変化時点Pchange0,Pchange1と,情報検索時点Pop0〜Pop3との時間軸上の関係の例を示す図である。
障害聞き出し部分特定部105は,検索実行情報から,発話長特徴変化時点Pchange0以降の検索処理について,検索対象をもとに3つの事例検索を特定する。さらに,検索実行情報の該当する検索キーをもとに,検索キー(文字列)に重複があるかどうかを調べて,検索処理が相互に関連するものであるかどうかを判定する。これらの3つの事例検索が,例えば絞り込み検索などの一連の検索処理であると判定した場合に,複数の事例検索の最後の情報検索時点Pop3を“障害聞き出し部分”の終了時点EPextと決定する。
さらに,情報検索時点Pop0が発話長特徴変化時点Pchange0より後であるかどうかを調べ,情報検索時点Pop0が発話長特徴変化時点Pchange0より後であれば,情報検索時点Pop0を“障害聞き出し部分”の開始時点SPextと決定する。この結果,図13に示すように,“障害聞き出し部分”は,情報検索時点Pop0(00:29)から情報検索時点Pop3(02:16)までの区間となる。
次に,再生対象音声データ作成部106は,障害聞き出し部分特定部105から“障害聞き出し部分”の開始時点SPextと終了時点EPextとを取得し,図14に示すように,音声データ201から“障害聞き出し部分”を抽出し,さらに抽出した音声データから不要な無音区間を除去した再生対象音声データを作成し,障害IDを付与して再生対象音声データベース110に登録する。
CEは,再生対象音声データベース110に蓄積された再生対象音声データを利用することによって,障害IDをもとに特定した障害について聞き出したい部分の音声データのみを抽出して聴くことができる。
このように,本発明によって,顧客とオペレータとのやりとりを録音した音声データから必要な音声データだけを抽出して効率的に利用することが可能となる。
図15〜図19は,本発明の処理フロー例を示す図である。
図15および図16は,発話長特徴変化時点を特定する処理の処理フローを示す図である。
発話長特徴変化時点特定部104は,初期設定として,発話長情報の発話ID(xの値)を0に設定し(ステップS100),xが発話数の最大値より小さい間は(ステップS101のYES),ステップS102以降の処理を行う。
まず,カウンタiを0に,オペレータの発話数カウンタoperatorおよび顧客の発話数カウンタcustomerを0に,それぞれリセットする(ステップS102)。そして,オペレータ発話長[x]は発話IDがxのオペレータの発話の発話長,顧客発話長[x]は発話IDがxの顧客の発話の発話長と定義し,オペレータ発話長[x]が顧客発話長[x]より大きいか否かを判定する(ステップS103)。
オペレータ発話長[x]が顧客発話長[x]より大きい場合は(ステップS103のYES),オペレータの発話数カウンタoperatorを1つ加算し(ステップS104),オペレータ発話長[x]が顧客発話長[x]より大きくない場合は(ステップS103のNO),顧客の発話数カウンタcustomerを1つ加算する(ステップS105)。
そして,カウンタiを1つ加算し(ステップS106),カウンタiが所定の窓数nより小さい間は(ステップS107のYES),ステップS103〜ステップS106の処理を繰り返す。
カウンタiが窓数n以上になった場合には(ステップS107のNO),オペレータの発話数カウンタoperatorが顧客の発話数カウンタcustomerより大きいか否かを判定する(ステップS108)。オペレータの発話数カウンタoperatorが顧客の発話数カウンタcustomerより大きければ(ステップS108のYES),発話IDxからx+n−1までで発話長の長い話者が誰であるかを記録するLong[x]に“operator”を代入する(ステップS109)。オペレータの発話数カウンタoperatorが顧客の発話数カウンタcustomerより大きくなければ(ステップS108のNO),発話長の長い話者Long[x]に“customer”を代入する(ステップS110)。
そして,発話長の長い発話の多かった話者が前発話までと変化したかどうかを判定する“x>0&&Long[x]≠Long[x−1]”という条件を満たすか否かを判定し(ステップS111),前記の条件を満たす場合にのみ(ステップS111のYES),Long[x]の発話ID=xの発話長の開始時刻を発話長特徴変化時点Pchangeとする(ステップS112)。
そして,xを1つ加算して(ステップS113),ステップS101の処理へ戻り,xが発話数の最大値より小さい間は(ステップS101のYES),ステップS102以降の処理を繰り返し,xが発話数の最大値を超えたとき(ステップS101のNO),処理を終了する。
具体的には,カウンタi=0,窓幅n=3として,発話IDが0のオペレータ発話の発話長[0]と顧客の発話の発話長[0]とを比較すると,オペレータの発話の発話長の方が長いので,オペレータの発話数operatorをカウントアップする(operator=1,customer=0)。さらに,カウンタiをカウントアップ(i=1)して,発話IDが1のオペレータ発話の発話長[1]と顧客の発話の発話長[1]とを比較すると,オペレータの発話の発話長の方が長いので,オペレータの発話数operatorをカウントアップする(operator=2,customer=0)。さらに,カウンタiをカウントアップ(i=2)して,発話IDが2のオペレータ発話の発話長[2]と顧客の発話の発話長[2]とを比較すると,顧客の発話の発話長の方が長いので,顧客の発話数customerをカウントアップする(operator=2,customer=1)。
さらに,カウンタiをカウントアップ(i=3)すると,i<nではなくなるので,オペレータの発話数operatorと顧客の発話数customerとを比較し,この場合には,オペレータの発話数が多いので,発話IDが0〜2における発話長の長い発話の多かった話者Long[0]=operatorとなる。
さらに,xをカウントアップして(x=1),発話IDが1〜3における発話長の特徴Long[1]を求める。ここで,Long[1]=customerとなるので,発話長の特徴変化があったと判定されて,顧客の発話の発話長[1]の発話の開始時刻を,発話長特徴変化時点Pchange0に決定する。
図17および図18は,障害聞き出し部分を特定する処理の処理フローを示す図である。
障害聞き出し部分特定部105は,操作ログデータ202から,検索開始時刻,検索キー,および検索対象を検索実行情報として取得する(ステップS200)。初期設定として,nに検索実行情報数を設定し,カウンタiを0にリセットする(ステップS201)。i+1がnより小さければ(ステップS202のYES),一連検索判定処理を行う(ステップS203)。i番目とi+1番目の検索が一連検索であると判定されたときは(ステップS204のYES),カウンタiを1加算して(ステップS205),ステップS202の処理へ戻る。
一方,i+1がnより小さくない場合(ステップS202のNO),またはi番目とi+1番目の検索が一連検索でないと判定された場合には(ステップS204のNO),i番目の検索実行情報の検索開始時刻を終了時点に設定する(ステップS206)。
さらに,検索開始時刻より前の,検索開始時刻に最も近い発話長特徴変化時点Pchangeを取得する(ステップS207)。“最初の事例検索より前に顧客検索がある,かつ 顧客検索開始時刻が取得した発話長特徴変化時点Pchangeより後である”という条件を満たすかどうかを判定する(ステップS208)。この条件を満たす場合には(ステップS208のYES),開始時点に顧客検索開始時刻直後の発話開始時刻を設定する(ステップS209)。この条件を満たさない場合には(ステップS208のNO),開始時点に取得した発話長特徴変化時点Pchangeを設定する(ステップS210)。
図19は,一連検索判定処理(ステップS203)の処理フローを示す図である。
障害聞き出し部分特定部105は,比較する検索処理A,Bの検索キーを取得し,検索処理Aの検索キーA[0],A[1],…,A[Na],検索処理Bの検索キーB[0],B[1],…,B[Nb]とする(ステップS250)。カウンタiを0にリセットし(ステップS251),iがNa以下であるか否かを判定する(ステップS252)。iがNa以下であれば(ステップS252のYES),カウンタjを0にリセットし(ステップS253),jがNb以下であるか否かを判定する(ステップS254)。
そして,jがNb以下であれば(ステップS254のYES),検索キーA[i]と検索キーB[j]が等しいか否かを判定し(ステップS255),検索キーA[i]と検索キーB[j]が等しければ(ステップS255のYES),一連検索と判定する(ステップS256)。一方,検索キーA[i]と検索キーB[j]が等しくなければ(ステップS255のNO),カウンタjを1加算して(ステップS257),ステップS254の処理へ戻る。
そして,ステップS254の処理で,jがNb以下でなければ(ステップS254のNO),カウンタiを1加算して(ステップS258),ステップS252の処理へ戻る。
また,ステップS252の処理で,iがNa以下でなければ(ステップS252のNO),一連検索ではないと判定する(ステップS259)。
以上,本発明をその実施の形態により説明したが,本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能であることは当然である。
また,本発明は,コンピュータにより読み取られ実行されるプログラムとして実施するものとして説明したが,本発明を実現するプログラムは,コンピュータが読み取り可能な,可搬媒体メモリ,半導体メモリ,ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納することができ,これらの記録媒体に記録して提供され,または,通信インタフェースを介して種々の通信網を利用した送受信により提供されるものである。
本発明の形態および実施例の特徴を列記すると以下のとおりである。
(付記1) コンピュータに,
顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データを取得する対話音声データ取得処理と,
オペレータが前記顧客との応対中に行った操作に関する情報を時間情報とともに登録した操作ログ情報を取得する操作ログ情報取得処理と,
前記対話音声データから,前記対話音声データ中の前記顧客および前記オペレータ各々の発話長を算出する発話長算出処理と,
前記発話長をもとに前記顧客と前記オペレータとの発話の長さにもとづく対話構造を推定し,前記対話構造が変化した時刻を示す発話長特徴変化時点を特定する発話長特徴変化時点特定処理と,
前記操作ログ情報から,前記オペレータが所定の内容についての情報検索処理を行った時刻を示す情報検索時点を抽出し,前記情報検索時点を前記対話音声データの聞き出し部分の終了時点として決定し,前記情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点を前記聞き出し部分の開始時点として決定する聞き出し部分特定処理とを,
実行させるための音声データの聞き出し部分特定処理プログラム。
(付記2) 前記聞き出し部分特定処理では,前記操作ログ情報から複数の情報検索処理を抽出した場合に,前記抽出した情報検索処理が関連するか否かを判定し,前記複数の情報検索処理が相互に関連する処理であるときは,最後の情報検索時点を前記終了時点として決定する処理を,
前記コンピュータに実行させるための前記付記1の音声データの聞き出し部分特定処理プログラム。
(付記3) 前記聞き出し部分特定処理では,前記複数の情報検索処理が検索条件の入力操作および前記検索条件による検索処理の実行であるときは,前記検索条件の入力操作を開始した時点を前記終了時点として決定する処理を,
前記コンピュータに実行させるための前記付記1の音声データの聞き出し部分特定処理プログラム。
(付記4) 前記聞き出し部分特定処理では,前記複数の情報検索処理とともに当該情報検索処理の検索対象とは異なる情報検索処理を抽出したときは,前記複数の情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点以降であって,かつ前記異なる情報検索処理が行われた時点以降で最初に顧客の発話が開始された時点を前記開始時点として決定する処理を,
前記コンピュータに実行させるための前記付記1の音声データの聞き出し部分特定処理プログラム。
(付記5) さらに,前記対話音声データから,前記聞き出し部分特定手段によって特定された聞き出し部分を抽出する聞き出し部分抽出処理を,
前記コンピュータに実行させるための前記付記1記載の音声データの聞き出し部分特定処理プログラム。
(付記6) 前記聞き出し部分抽出処理では,前記聞き出し部分特定手段によって特定された聞き出し部分から無音の部分を除去した区間を抽出する処理を,
前記コンピュータに実行させるための前記付記5記載の音声データの聞き出し部分特定処理プログラム。
(付記7) 顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データの中から取り出す聞き出し部分を特定する処理装置であって,
顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データを記憶する対話音声データ記憶手段と,
オペレータが前記顧客との応対中に行った操作に関する情報を時間情報とともに登録した操作ログ情報を記憶する操作ログ情報記憶手段と,
前記対話音声データ記憶手段に記憶された対話音声データから,前記対話音声データ中の前記顧客および前記オペレータ各々の発話長を算出する発話長算出手段と,
前記発話長をもとに前記顧客と前記オペレータとの発話の長さにもとづく対話構造を推定し,前記対話構造が変化した時刻を示す発話長特徴変化時点を特定する発話長特徴変化時点特定手段と,
前記操作ログ情報記憶手段に記憶された操作ログ情報から,前記オペレータが所定の内容についての情報検索処理を行った時刻を示す情報検索時点を抽出し,前記情報検索時点を前記対話音声データの聞き出し部分の終了時点として決定し,前記情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点を前記聞き出し部分の開始時点として決定する聞き出し部分特定手段とを備える
音声データの聞き出し部分特定処理装置。
(付記8) コンピュータが,顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データの中から取り出す聞き出し部分を特定する処理方法であって,
顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データを取得する処理過程と,
オペレータが前記顧客との応対中に行った操作に関する情報を時間情報とともに登録した操作ログ情報を取得する処理過程と,
前記対話音声データから,前記対話音声データ中の前記顧客および前記オペレータ各々の発話長を算出する処理過程と,
前記発話長をもとに前記顧客と前記オペレータとの発話の長さにもとづく対話構造を推定し,前記対話構造が変化した時刻を示す発話長特徴変化時点を特定する処理過程と,
前記操作ログ情報から,前記オペレータが所定の内容についての情報検索処理を行った時刻を示す情報検索時点を抽出し,前記情報検索時点を前記対話音声データの聞き出し部分の終了時点として決定し,前記情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点を前記聞き出し部分の開始時点として決定する処理過程とを備える
音声データの聞き出し部分特定処理方法。
本発明の音声データの聞き出し部分特定処理を実現するモジュール構成例を示す図である。 顧客およびオペレータの発話とその発話長の例を示す図である。 聞き出し部分の特定処理を説明するための図である。 聞き出し部分の特定処理を説明するための図である。 聞き出し部分の特定処理を説明するための図である。 聞き出し部分の特定処理を説明するための図である。 聞き出し部分の特定処理を説明するための図である。 コールセンタにおいて実施される本発明の構成例を示す図である。 音声データの顧客とオペレータの各発話の関係および発話長情報の例を示す図である。 発話長特徴変化時点情報の例を示す図である。 操作ログ情報の例を示す図である。 発話長特徴変化時点と情報検索時点との時間軸上の関係の例を示す図である。 障害聞き出し部分の特定処理を説明するための図である。 再生対象音声データの生成処理を説明するための図である。 発話長特徴変化時点を特定する処理の処理フローを示す図である。 発話長特徴変化時点を特定する処理の処理フローを示す図である。 障害聞き出し部分を特定する処理の処理フローを示す図である。 障害聞き出し部分を特定する処理の処理フローを示す図である。 一連検索判定処理の処理フローを示す図である。
符号の説明
11 発話長算出部
13 発話長特徴変化時点特定部
15 聞き出し部分特定部
20 対話音声情報
22 操作ログ情報
24 発話長情報
26 発話長特徴変化時点情報
28 聞き出し部分特定情報

Claims (5)

  1. コンピュータに,
    顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データを取得する対話音声データ取得処理と,
    オペレータが前記顧客との応対中に行った操作に関する情報を時間情報とともに登録した操作ログ情報を取得する操作ログ情報取得処理と,
    前記対話音声データから,前記対話音声データ中の前記顧客および前記オペレータ各々の発話長を算出する発話長算出処理と,
    前記発話長をもとに前記顧客と前記オペレータとの発話の長さにもとづく対話構造を推定し,前記対話構造が変化した時刻を示す発話長特徴変化時点を特定する発話長特徴変化時点特定処理と,
    前記操作ログ情報から,前記オペレータが所定の内容についての情報検索処理を行った時刻を示す情報検索時点を抽出し,前記情報検索時点を前記対話音声データの聞き出し部分の終了時点として決定し,前記情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点を前記聞き出し部分の開始時点として決定する聞き出し部分特定処理とを,
    実行させるための音声データの聞き出し部分特定処理プログラム。
  2. 前記聞き出し部分特定処理では,前記操作ログ情報から複数の情報検索処理を抽出した場合に,前記抽出した情報検索処理が関連するか否かを判定し,前記複数の情報検索処理が相互に関連する処理であるときは,最後の情報検索時点を前記終了時点として決定する処理を,
    前記コンピュータに実行させるための請求項1記載の音声データの聞き出し部分特定処理プログラム。
  3. 前記聞き出し部分特定処理では,前記複数の情報検索処理が検索条件の入力操作および前記検索条件による検索処理の実行であるときは,前記検索条件の入力操作を開始した時点を前記終了時点として決定する処理を,
    前記コンピュータに実行させるための請求項1記載の音声データの聞き出し部分特定処理プログラム。
  4. 前記聞き出し部分特定処理では,前記複数の情報検索処理とともに当該情報検索処理の検索対象とは異なる情報検索処理を抽出したときは,前記複数の情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点以降であって,かつ前記異なる情報検索処理が行われた時点以降で最初に顧客の発話が開始された時点を前記開始時点として決定する処理を,
    前記コンピュータに実行させるための請求項1記載の音声データの聞き出し部分特定処理プログラム。
  5. 顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データの中から取り出す聞き出し部分を特定する処理装置であって,
    顧客とオペレータとの対話内容が録音された対話音声データを記憶する対話音声データ記憶手段と,
    オペレータが前記顧客との応対中に行った操作に関する情報を時間情報とともに登録した操作ログ情報を記憶する操作ログ情報記憶手段と,
    前記対話音声データ記憶手段に記憶された対話音声データから,前記対話音声データ中の前記顧客および前記オペレータ各々の発話長を算出する発話長算出手段と,
    前記発話長をもとに前記顧客と前記オペレータとの発話の長さにもとづく対話構造を推定し,前記対話構造が変化した時刻を示す発話長特徴変化時点を特定する発話長特徴変化時点特定手段と,
    前記操作ログ情報記憶手段に記憶された操作ログ情報から,前記オペレータが所定の内容についての情報検索処理を行った時刻を示す情報検索時点を抽出し,前記情報検索時点を前記対話音声データの聞き出し部分の終了時点として決定し,前記情報検索時点の直前の発話長特徴変化時点を前記聞き出し部分の開始時点として決定する聞き出し部分特定手段とを備える
    音声データの聞き出し部分特定処理装置。
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