JP4563278B2 - 自動周波数制御装置 - Google Patents

自動周波数制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4563278B2
JP4563278B2 JP2005225742A JP2005225742A JP4563278B2 JP 4563278 B2 JP4563278 B2 JP 4563278B2 JP 2005225742 A JP2005225742 A JP 2005225742A JP 2005225742 A JP2005225742 A JP 2005225742A JP 4563278 B2 JP4563278 B2 JP 4563278B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
afc
error
frequency
calculation unit
doppler shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005225742A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007043500A (ja
Inventor
裕二 井上
和明 石岡
卓哉 坂石
晋介 宇賀
信吾 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc, Mitsubishi Electric Corp filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2005225742A priority Critical patent/JP4563278B2/ja
Publication of JP2007043500A publication Critical patent/JP2007043500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4563278B2 publication Critical patent/JP4563278B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

この発明は、移動通信システム等に用いられる自動周波数制御装置に関するものである。
一般的に無線通信において、水晶発振器(TCXO等)の製品ばらつきや温度変化によって生じる送信周波数と受信周波数との周波数誤差を補償する技術として、自動周波数制御(以下、AFC:Auto Frequency Control)が用いられる。このAFCを実現する手段として、スペクトラム拡散信号受信装置(例えば、特許文献1参照)や自動周波数制御装置及び自動周波数制御方法(例えば、特許文献2参照)が提供されている。
以下、従来の自動周波数制御装置について説明する。受信アンテナで受信された信号(以下、受信信号)は、受信側アンプ、受信周波数変換器を介して、A/D変換器に入力される。A/D変換器の出力のうち、パイロット信号をパイロット信号逆拡散部にて逆拡散し、周波数誤差算出部にて、逆拡散されたパイロットシンボルの一定シンボル間隔における位相回転量を算出し、それを基に周波数誤差を算出する。
以下、周波数誤差算出部について説明する。第1遅延回路でパイロットシンボルのI成分(R(t)*sin(θ(t)))を複数シンボル遅延させ(R(t+Δt)*sin(θ(t+Δt)))、第1乗算器で、パイロットシンボルのQ成分(R(t)*cos(θ(t)))と乗算する。
同様に第2遅延回路でパイロットシンボルのQ成分(R(t)*cos(θ(t)))を複数シンボル遅延させ(R(t+Δt)*cos(θ(t+Δt)))、第2乗算器で、パイロットシンボルのI成分(R(t)*sin(θ(t)))と乗算する。この2つの乗算結果を減算器で減算し、その結果に基づいて、複数シンボル前のパイロットシンボルとの位相差を検出している。上記計算は次式のように表せる。
R(t)*sin(θ(t))*R(t+Δt)*cos(θ(t+Δt))
−R(t+Δt)*sin(θ(t+Δt))*R(t)*cos(θ(t))
=R(t)*R(t+Δt)*sin(θ(t)−θ(t+Δt))
この周波数誤差算出部の出力は、誤差平均算出部で平均化される。この平均化された周波数誤差(Δf)を基に、AFC制御値算出部にてAFCを行う制御値(制御周波数)を算出する。
この制御値の算出方法としては、Δfの正負から±aと固定にする方法、または周波数誤差Δfから+Δfとする方法、または周波数誤差Δfを閾値でn個の範囲に分類し、その範囲によって制御値を±a1,a2,・・・anとする方法等がある。
AFC制御値算出部の出力は、TCXO制御部にてTCXOを制御する信号に変換された後、TCXOの発振周波数が変更される。このTCXOは、受信部シンセサイザと送信部シンセサイザの源振となっており、受信部シンセサイザの発振周波数及び送信部シンセサイザの発振周波数を変える。
受信部シンセサイザの発振周波数が変わることにより、受信周波数変換器で変換された受信信号は、周波数誤差が補正される。また同時に、D/A変換器で変換された送信信号は、送信周波数変換器で受信信号と同様に周波数補正され、送信側アンプを介して、送信アンテナから基地局へ送信される。
このように、パイロットチャネル逆拡散部から周波数誤差算出部、誤差平均算出部、AFC制御値算出部、TCXO制御部までの一連のフィードバック制御部をAFC制御部と呼ぶ。
このようなAFCのフィードバック制御により、送信周波数と受信周波数との周波数誤差を低減することが可能になる。
ここで、AFCのフィードバック制御の周期は、周波数誤差算出部で、遅延回路の遅延量Δt毎に周波数誤差を算出し、また誤差平均算出部でN回平均すると、Δt×Nとなる。たとえばΔt=4シンボル、N=25回とすると、AFCの制御周期は100シンボル毎となる。
しかしながら、従来のAFCでは、フェージングによるドップラーシフトの影響について考慮されておらず、また移動機の受信信号の復調性能を主に考慮した制御を行うため、次のような問題が生じる。
移動機が移動している時、ドップラーによる周波数シフトが生じる。このドップラーシフト量(Fd)を周波数誤差と認識し、更にTCXOの周波数誤差(ΔTCXO)も加えて周波数誤差Δf(=Fd+ΔTCXO)を検出する。
従来技術では、この周波数誤差Δfが0Hzになるように、TCXOの発振周波数をΔfシフトするAFCのフィードバック制御を行う。
このようにAFCの制御を行うと、受信信号の周波数誤差は減少し、受信信号の復調性能の改善に繋がる。しかしながら、前述のように、同時に送信信号の搬送波周波数もΔfシフトしてしまい、更に、移動時は送信信号にも同様のドップラーシフトが付加される。そのため、基地局が受信するドップラーシフト量は、Fd+Δf=2Fd+ΔTCXOとなってしまい、基地局には2倍のドップラーシフト量が付加されるような形となる。その結果、基地局の受信制御に大きな負荷がかかり、受信、復調が困難となる。
特開平9−8699号公報 特開2002−26769号公報
従来の自動周波数制御装置は、以上のように構成されていたので、ドップラーシフトの影響が大きくなる速度で移動機が移動している時、基地局、移動機を含め、移動通信システムの通信性能の劣化に繋がるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、フェージングによるドップラーシフトが発生した場合でも、ドップラーシフトに追従しない安定したAFCを行い、結果として移動機と基地局の双方の受信劣化を適切に配分して、移動通信システムの通信性能向上を図ることができる自動周波数制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係る自動周波数制御装置は、一定時間平均化した周波数誤差を算出する誤差平均算出部と、移動機のドップラーシフト量を検出するドップラーシフト検出部と、前記周波数誤差と前記ドップラーシフト量との比較を行う比較器と、前記比較の結果に基づいてAFC制御値を設定するAFC制御値算出部とを備え、前記周波数誤差が前記ドップラーシフト量より大きい場合にのみ、前記AFC制御値でAFCを行うものである。

この発明によれば、ドップラーシフトに追従しない安定したAFCを行うことが可能となり、結果として移動機と基地局の双方の受信劣化を適切に配分することになり、移動通信システムの通信性能向上を図ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。図1において、パイロットチャネル逆拡散部101は、パイロットチャネル拡散符号を用いてパイロット信号を逆拡散する。
周波数誤差算出部102は、逆拡散されたパイロットシンボルを用いて周波数誤差を算出する。
誤差平均算出部103は、周波数誤差を一定時間平均化する。
AFC制御値算出部104は、周波数誤差の平均値及び速度検出部106の出力である移動速度検出値を基に、AFCを行う制御値(制御周波数)を算出する。
TCXO制御部105は、AFC制御値に基づいて、TCXO制御を行う信号を生成する。
速度検出部106は、移動機の移動速度を検出する。速度検出部106における速度検出方式として、実施の形態1では、パイロットシンボルを用いて検出しているが、他に、受信信号を復調して位置情報から検出する方法、GPSの位置情報から検出する方法等でもよい。本発明では、移動機の移動速度を検出する手段であれば、その速度検出方法は特に限定されない。
比較器107は、速度検出部106が検出した移動速度を閾値判定する。
次に、動作について説明する。受信信号のうちパイロット信号を、パイロットチャネル逆拡散部101にて逆拡散し、周波数誤差算出部102へ出力する。周波数誤差算出部102では、逆拡散されたパイロットシンボルの一定シンボル間隔における位相回転量を算出し、それを基に周波数誤差を算出する。誤差平均算出部103では、周波数誤差算出部102で算出された周波数誤差を一定時間平均化する。速度検出部106では、パイロットシンボルを用いて移動機の移動速度を検出し、比較器107で閾値判定を行った後、AFC制御値算出部104に出力する。AFC制御値算出部104では、比較器107での閾値判定結果に基づいて、AFCすべき周波数(以下、AFC制御値)、即ち、TCXOを制御する周波数を算出する。
図2は、図1の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。
図2において、速度検出部106が移動機の移動速度(v)を検出する(ステップST201)。
比較器107は、移動速度の絶対値(|v|)と移動速度の閾値(Th_v)との比較判定を行う(ステップST202)。|v|>Th_vであればステップST203へ移行し、そうでなければステップST204へ移行する。
ステップST203では、フェージングによるドップラーシフトが発生したと判断し、AFC制御値算出部104が、AFC制御値を通常より小さく設定する。
例えば、通常のAFC制御値が±aである場合、検出された移動速度が閾値以上であると判定された時、通常のAFC制御値を1倍未満の定数倍することにより、±K*a,(K<1)と設定する。
ステップST204では、ドップラーシフトは発生していないと判断し、AFC制御値算出部104が、AFC制御値を±K*a,(K=1)と設定する。
TCXO制御部105は、AFC制御値算出部104で算出されたAFC制御値に基づいて、TCXO制御を行う信号を生成する(ステップST205)。
ここで、移動速度の閾値を複数設定し(Th_v1,...,Th_vn)、対応するAFC制御値±K1*a,...,±Kn*aをとしてもよい。この時、1>K1...>Kn>0,Th_v1<...<Th_vnとすると、速度が速くなるにつれてAFC制御値を小さくする動作が可能になる。
例えば、AFC制御値を変更する閾値として、移動速度100km/hとし、この閾値未満の速度ではAFC制御値を±20Hz、閾値以上の速度では±2Hzとする。このようにAFCのフィードバックループゲインを変更することにより、移動速度100km/h以上の時のAFCの追従を遅くすることが可能になる。従って、ドップラーシフトに追従しない安定したAFCを行うことが可能となり、結果として移動機と基地局の双方の受信劣化を適切に配分することになり、移動通信システムの通信性能向上を図ることができる。
同種の先行技術として、特許文献2に記載されているものがある。特許文献2の実施の形態7では、周波数誤差値算出のタイミングを検出移動速度によって変更することにより、一定時間内のAFC回数を変えている。これにより、移動速度が遅い場合に一定時間内のAFC回数を多くし、AFCの引き込み速度を上げる効果を得ている。
この逆を考えると、移動速度が速い場合に、一定時間内のAFC回数を少なくして、ドップラーシフトに追従しないAFCを実現可能と考えられるが、移動速度が遅い場合は、一定時間内の制御回数を多くするため、制御一回あたりに用いる信号観測時間が逆に短くなり、平均効果が失われて誤差が大きくなる。即ち、一回あたりの周波数誤差算出の精度が損なわれてしまうという問題がある。
これに対して、実施の形態1では、一定時間内の制御回数を変更することなく、一回あたりのAFC制御量を変えることにより、周波数誤差算出の精度を保ちつつ、ドップラーシフトへの追従性を抑えることができる点が異なる。
以上のように、この実施の形態1によれば、移動速度に基づいてAFC制御値を変更するで、移動速度が閾値以上の場合は、AFC制御値が小さくなる。即ち、AFCのフィードバックループゲインが小さくなる。
従って、ドップラーシフトに追従しない安定したAFCを行うことが可能となり、結果として移動機と基地局の双方の受信劣化を適切に配分することになり、移動通信システムの通信性能向上を図ることができる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2について説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2は、実施の形態1の速度検出部106をドップラーシフト検出部201に、また比較器107をドップラーシフト量の閾値判定を行う比較器207に置き換えたものである。その他の構成は、実施の形態1(図1)と同様であるので説明を省略する。
図3において、ドップラーシフト検出部201は、パイロットチャネル逆拡散部101の出力であるパイロットシンボルから、ドップラーシフト量を検出する。検出方法としては、複数のバンドパスフィルタを複数用いた、フィルタバンクの出力レベルから検出する方法、またはパイロットシンボルをフーリエ変換して求める方法等がある。本発明では、ドップラーシフト量の検出方法は特に限定されない。
また、比較器207は、ドップラーシフト検出部201が検出したドップラーシフト量を閾値判定する。
次に、動作について説明する。図4は、図3の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。
図4において、ドップラーシフト検出部201が、ドップラーシフト量(Fd)を検出する(ステップST401)。
比較器207は、ドップラーシフト量の絶対値(|Fd|)とドップラーシフト量の閾値(Th_Fd)との比較判定を行う(ステップST402)。|Fd|>Th_FdであればステップST403へ移行し、そうでなければステップST404へ移行する。
ステップST403では、フェージングによるドップラーシフトが発生したと判断し、AFC制御値算出部104が、AFC制御値を通常より小さく設定する。例えば、検出されたドップラーシフト量が閾値以上であると判定された時、AFC制御値を±K*a,(K<1)と設定する。
ステップST404では、ドップラーシフトは発生していないと判断し、AFC制御値算出部104が、AFC制御値を±K*a,(K=1)と設定する。
TCXO制御部105は、AFC制御値算出部104で算出されたAFC制御値に基づいて、TCXO制御を行う信号を生成する(ステップST405)。
ここで、ドップラーシフト量の閾値を複数設定し(Th_Fd1,...,Th_Fdn)、対応するAFC制御値±K1*a,...,±Kn*aをとしてもよい。この時、1>K1...>Kn>0,Th_Fd1<...<Th_Fdnとすると、ドップラーシフト量が大きくなるにつれてAFC制御値を小さくする動作が可能になる。
以上のように、この実施の形態2によれば、ドップラーシフト量に基づいてAFC制御値を変更するので、ドップラーシフト量が一定以上の場合は、AFC制御値が小さくなる。即ち、AFCのフィードバックループゲインが小さくなる。
従って、実施の形態1と同様に、ドップラーシフトに追従しない安定したAFCを行うことが可能となり、結果として移動機と基地局の双方の受信劣化を適切に配分することになり、移動通信システムの通信性能向上を図ることができる。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3について説明する。図5は、この発明の実施の形態3に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態3は、実施の形態2の比較器207を、誤差平均算出部103及びドップラーシフト検出部201の出力を入力とする比較器307に置き換え、AFC制御値算出部104を算出方法を変えたAFC制御値算出部304に置き換えたものである。その他の構成は、実施の形態2(図3)と同様であるので説明を省略する。
図5において、比較器307は、ドップラーシフト検出部201の出力であるドップラーシフト量と、誤差平均算出部103の出力である周波数誤差とを比較判定する。
また、AFC制御値算出部304は、比較器307の判定結果に基づいて、AFC制御値を設定する。
次に、動作について説明する。図6は、図5の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。
図6において、誤差平均算出部103が、周波数誤差(Δf)を算出する(ステップST601)。
ドップラーシフト検出部201が、ドップラーシフト量(Fd)を検出する(ステップST602)。
比較器307は、周波数誤差の絶対値(|Δf|)とドップラーシフト量の絶対値(|Fd|)との比較判定を行う(ステップST603)。|Δf|>|Fd|であればステップST604へ移行し、そうでなければステップST605へ移行する。
ステップST604では、比較器307がAFC制御値算出部304へ制御情報を出力する。ドップラーシフト以外の要因(温度偏差等)で周波数誤差が発生したと判断し、AFC制御値算出部304が、AFC制御値を±K*a,(K=1)と設定する。
ステップST605では、ドップラーシフト以外の要因で周波数誤差が発生していないと判断し、AFC制御値算出部304が、AFC制御値を±K*a,(K=0)と設定する。即ち、AFCは行われない。
TCXO制御部105は、AFC制御値算出部304で算出されたAFC制御値に基づいて、TCXO制御を行う信号を生成する(ステップST606)。
以上のように、この実施の形態3によれば、周波数誤差がドップラーシフト量を超えた場合、ドップラーシフト以外の要因で周波数誤差が発生したと判断し、フェージングによるドップラーシフトには追従しないが、それ以外の要因の周波数誤差には追従するAFCを実現することができる。
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4について説明する。図7は、この発明の実施の形態4に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態4は、実施の形態3におけるAFC制御値算出部304を、算出方法を変えたAFC制御値算出部404に置き換えたものである。その他の構成は、実施の形態3(図5)と同様であるので説明を省略する。
次に、動作について説明する。図8は、図7の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。図8において、実施の形態3(図6)と相違するステップST804についてのみ説明する。
ステップST803において、周波数誤差(Δf)がドップラーシフト量(Fd)を超えた場合に、ドップラーシフト以外の要因で周波数誤差が発生したと判断し、AFC制御値算出部404が、AFC制御値を±(|Δf|−|Fd|)とする(ステップST804)。
以上のように、この実施の形態4によれば、ドップラーシフト以外の要因での周波数誤差分を即時に引き込むことが可能となり、周波数誤差の追従速度を向上させることができる。
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5について説明する。図9は、この発明の実施の形態5に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態5は、実施の形態3のAFC制御値算出部304を、算出方法を変えたAFC制御値算出部504に置き換えたものである。その他の構成は、実施の形態3(図5)と同様であるので説明を省略する。
次に、動作について説明する。図10は、図9の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。図10において、実施の形態3(図6)と相違するステップST1004、1005についてのみ説明する。
ステップST1003において、周波数誤差(Δf)がドップラーシフト量(Fd)を超えた場合(|Δf|>|Fd|)に、AFC制御値算出部504が、AFC制御値を通常より大きく設定する。例えば、通常のAFC制御値が±aである場合、AFC制御値を±K*a,(K>1)と設定する(ステップST1004)。
ステップST1003において、周波数誤差(Δf)がドップラーシフト量(Fd)を超えない場合には、AFC制御値算出部504が、AFC制御値を±K*a,(K=1)と設定する(ステップST1005)。
以上のように、この実施の形態5によれば、周波数誤差Δfがドップラーシフト量Fdを超えた場合に、ドップラーシフト以外の要因(温度偏差等)で周波数誤差が発生したと判断して、単位時間あたりのAFC制御量を大きくすることにより引き込み速度を上げ(AFCのフィードバックループゲインを大きくする)、周波数誤差の追従速度を向上させることができる。即ち、フェージングによるドップラーシフトには追従しないが、それ以外の要因の周波数誤差が発生した場合は、周波数誤差の追従速度を向上させることができる。
実施の形態6.
以下、この発明の実施の形態6について説明する。図11は、この発明の実施の形態6に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態6は、実施の形態5の誤差平均算出部103を、平均算出間隔を変更できる誤差平均算出部603に置き換え、AFC制御値算出部304をAFC制御値算出部604に置き換えたものである。その他の構成は、実施の形態5と同様であるので説明を省略する。
図11において、誤差平均算出部603は、周波数誤差を一定時間平均化するものであり、この平均化時間(T_ave)を変更する。
AFC制御値算出部604は、AFC制御値を±aとする。
次に、動作について説明する。図12は、図11の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。
図12において、誤差平均算出部603が、周波数誤差(Δf)を算出する(ステップST1201)。
ドップラーシフト検出部201が、ドップラーシフト量(Fd)を検出する(ステップST1202)。
比較器307は、周波数誤差の絶対値(|Δf|)とドップラーシフト量の絶対値(|Fd|)との比較判定を行う(ステップST1203)。|Δf|>|Fd|であればステップST1204へ移行し、そうでなければステップST1205へ移行する。
ステップST1204では、比較器307が誤差平均算出部603に制御情報を出力し、誤差平均算出部603が、平均化時間(T_ave)を通常時(周波数誤差がドップラーシフト量以下の場合)より短く設定する。
例えば、通常の平均化時間をT_ave=Taとすると、ΔfがFdを上回ったと判定された時、平均化時間をT_ave=Tb,(Ta>Tb)として、平均化時間を短くする。これによりAFCの制御周期を短くし、AFCの引き込み速度を上げ、周波数誤差の追従速度を向上させる。
ステップST1205では、誤差平均算出部603が、平均化時間を通常のT_ave=Ta,(Ta>Tb)とする。
以上のように、この実施の形態6によれば、実施の形態5と同様に、周波数誤差(Δf)がドップラーシフト量(Fd)を超えた場合に(|Δf|>|Fd|)、ドップラーシフト以外の要因(温度偏差等)で周波数誤差が発生したと判断して、AFCの制御周期を短くすることにより引き込み速度を上げ(AFCのフィードバックループゲインを大きくする)、周波数誤差の追従速度を向上させることができる。即ち、フェージングによるドップラーシフトには追従しないが、それ以外の要因の周波数誤差が発生した場合は、周波数誤差の追従速度を向上させることができる。
実施の形態7.
以下、この発明の実施の形態7について説明する。図13は、この発明の実施の形態7に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態7は、実施の形態1の速度検出部106、比較器107をRadio Link追加/削除判定部709に置き換え、AFC制御値算出部104をAFC制御値算出部704に置き換えたものである。その他の構成は、実施の形態1(図1)と同様であるので説明を省略する。
図13において、Radio Link追加/削除判定部709は、Radio Linkの追加または削除が発生した場合、トリガ信号を出力する。
AFC制御値算出部704は、Radio Link追加/削除判定部709のトリガ信号を受信して、AFC制御値を算出する。
Radio Linkの追加/削除について、以下に説明する。CDMAシステムでは、複数の基地局と同時通信を行うSHO(ソフトハンドオーバ)機能がある。個々の基地局と通信接続、切断することを「Radio Linkの追加/削除」と称する。
高速移動でRadio Linkの追加または削除を行う時、遠ざかる基地局と近付く基地局とのドップラーシフトの違いにより、周波数誤差が大きく観測される。しかしながら、ドップラーシフトに追従しない程度に動作している自動周波数制御装置においては、その周波数誤差に対して迅速に追従することができない。
そこで実施の形態7では、ドップラーシフトに追従しない程度に動作している自動周波数制御装置(実施の形態1〜6の自動周波数制御装置)において、Radio Linkの追加または削除を行った時、AFC制御値を通常より大きく設定する。
次に、動作について説明する。図14は、図13の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。
図14において、誤差平均算出部103が、周波数誤差(Δf)を算出する(ステップST1401)。
Radio Link追加/削除判定部709は、周波数誤差(Δf)の大きさに基づいてRadio Linkの追加/削除判定を行う(ステップST1402)。Δfが大きければRadio Linkを追加/削除したと判定してステップST1403へ移行し、そうでなければステップST1404へ移行する。Δfの大きさ判定としては、閾値判定等が挙げられる。
ステップST1403では、Radio Linkの追加/削除が行われた時、AFC制御値算出部704が、AFC制御値を±K*a,(K>1)と設定する。
ステップST1404では、AFC制御値算出部704が、AFC制御値を±K*a,(K=1)と設定する。
TCXO制御部105は、AFC制御値算出部704で算出されたAFC制御値に基づいて、TCXO制御を行う信号を生成する(ステップST1405)。
以上のように、この実施の形態7によれば、通常はドップラーシフトに追従しない程度に動作している自動周波数制御装置においても、高速移動でRadio Linkを追加または削除する時に発生する周波数誤差に対して、高速に引き込むことが可能となる。
実施の形態8.
以下、この発明の実施の形態8について説明する。図15は、この発明の実施の形態8に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態8は、実施の形態7におけるRadio Link追加/削除判定部709の出力先を、誤差平均算出部803としたものである。また、AFC制御値算出部704をAFC制御値算出部804に置き換えたものである。その他の構成は、実施の形態7(図13)と同様であるので、説明を省略する。
図15において、誤差平均算出部803は、周波数誤差を一定時間平均化するものであり、平均化時間を変更する。
AFC制御値算出部804は、AFC制御値を±aとする。
実施の形態8の目的は実施の形態7と同様であり、ドップラーシフトに追従しない程度に動作している自動周波数制御装置(実施の形態1〜6の自動周波数制御装置)において、Radio Linkの追加または削除を行った時、誤差平均算出部803の平均化時間を通常時(周波数誤差がドップラーシフト量以下の場合)より短く設定する。
次に、動作について説明する。図16は、図15の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。
図16において、誤差平均算出部603が、周波数誤差(Δf)を算出する(ステップST1601)。
Radio Link追加/削除判定部709は、周波数誤差(Δf)の大きさに基づいてRadio Linkの追加/削除判定を行う(ステップST1602)。Δfが大きければRadio Linkを追加/削除したと判定してステップST1603へ移行し、そうでなければステップST1604へ移行する。Δfの大きさ判定としては、閾値判定等が挙げられる。
ステップST1603では、Radio Link追加/削除判定部709が誤差平均算出部803に制御情報を出力し、誤差平均算出部803が、平均化時間(T_ave)を通常時(周波数誤差がドップラーシフト量以下の場合)より短く設定する。例えば、通常の平均化時間をT_ave=Taとすると、Radio Linkを追加/削除したと判定された時、平均化時間をT_ave=Tb,(Ta>Tb)と設定する。これによりAFCの制御周期を短くし、AFCの引き込み速度を上げ、周波数誤差の追従速度を向上させる。
ステップST1604では、誤差平均算出部803が、平均化時間を通常のT_ave=Ta,(Ta>Tb)とする。
以上のように、この実施の形態8によれば、通常はドップラーシフトに追従しない程度に動作している自動周波数制御装置においても、高速移動でRadio Linkを追加または削除する時に発生する周波数誤差に対して、高速に引き込むことが可能となる。
実施の形態9.
以下、この発明の実施の形態9について説明する。図17は、この発明の実施の形態9に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。図17において、既に説明した構成と同符号の構成については説明を省略する。
周波数誤差記憶部906は、誤差平均算出部103の出力である周波数誤差を記憶する。
比較器907は、誤差平均算出部103の出力である周波数誤差と、周波数誤差記憶部906の出力である前回の周波数誤差との差が閾値を超える場合にトリガ信号を出力する。
AFC制御値算出部904は、比較器907のトリガ信号を受信してAFC制御値を算出する。
実施の形態9の目的は、実施の形態7、8と同様であり、ドップラーシフトに追従しない程度に動作している自動周波数制御装置(実施の形態1〜6の自動周波数制御装置)において、時間的に前後する今回の周波数誤差と前回の周波数誤差との差が閾値を超える場合、Radio Linkの追加または削除が発生したと判断し、AFC制御値を通常時より大きく設定する。
次に、動作について説明する。図18は、図17の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。
図18において、誤差平均算出部103が、今回の周波数誤差(Δf)を算出する。また、周波数誤差記憶部906は、記憶している前回の周波数誤差(Δfn-1)を出力する(ステップST1801)。
比較器907は、今回の周波数誤差(Δfn)と前回の周波数誤差(Δfn-1)との差の絶対値が閾値(Th_Δf)を超えるかどうかを判定する(ステップST1802)。|Δfn−Δfn-1|>Th_ΔfであればステップST1803へ移行し、そうでなければステップST1804へ移行する。
ステップST1803において、Radio Linkの追加または削除が行われたと判断し、AFC制御値算出部904が、AFC制御値を±K*a,(K>1)と設定する。
ステップST1804において、AFC制御値算出部904が、AFC制御値を±K*a,(K=1)と設定する。
TCXO制御部105は、AFC制御値算出部904で算出されたAFC制御値に基づいて、TCXO制御を行う信号を生成する(ステップST1805)。
以上のように、この実施の形態9によれば、通常はドップラーシフトに追従しない程度に動作している自動周波数制御装置においても、高速移動でRadio Linkを追加または削除する時に発生する周波数誤差に対して、高速に引き込むことが可能となる。
実施の形態10.
以下、この発明の実施の形態10について説明する。図19は、この発明の実施の形態10に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態10は、実施の形態9における比較器907の出力先を、誤差平均算出部1003としたものである。また、AFC制御値算出部904をAFC制御値算出部1004に置き換えたものである。その他の構成は、実施の形態9(図17)と同様であるので、説明を省略する。
図17において、誤差平均算出部1003は、周波数誤差を一定時間平均化するものであり、平均化時間を変更する。
AFC制御値算出部1004は、AFC制御値を±aとする。
実施の形態10の目的は形態7〜9と同様であり、ドップラーシフトに追従しない程度に動作している自動周波数制御装置(実施の形態1〜6の自動周波数制御装置)において、今回の周波数誤差と前回の周波数誤差との差が一定値を超える場合、Radio Linkの追加または削除が発生したと判断し、誤差平均算出部1003の平均化時間を通常時(周波数誤差と前回の周波数誤差との差が閾値以下の場合)より短く設定する。
次に、動作について説明する。図20は、図19の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。
図20において、誤差平均算出部1003が、今回の周波数誤差(Δf)を算出する。また、周波数誤差記憶部906は、記憶している前回の周波数誤差(Δfn-1)を出力する(ステップST2001)。
比較器907は、今回の周波数誤差(Δfn)と前回の周波数誤差(Δfn-1)との差の絶対値が閾値(Th_Δf)を超えるかどうかを判定する(ステップST2002)。|Δfn−Δfn-1|>Th_ΔfであればステップST2003へ移行し、そうでなければステップST2004へ移行する。
ステップST2003では、比較器907が誤差平均算出部1003に制御情報を出力し、誤差平均算出部1003が、平均化時間(T_ave)を通常時(|Δfn−Δfn-1|≦Th_Δf)より短く設定する。例えば、通常の平均化時間をT_ave=Taとすると、Radio Linkを追加/削除したと判定された時、平均化時間をT_ave=Tb,(Ta>Tb)と設定する。これによりAFCの制御周期を短くし、AFCの引き込み速度を上げ、周波数誤差の追従速度を向上させる。
ステップST2004では、誤差平均算出部1003が、平均化時間を通常のT_ave=Ta,(Ta>Tb)とする。
以上のように、この実施の形態10によれば、通常はドップラーシフトに追従しない程度に動作している自動周波数制御装置においても、高速移動でRadio Linkを追加または削除する時に発生する周波数誤差に対して、高速に引き込むことが可能となる。
実施の形態11.
以下、この発明の実施の形態11について説明する。図21は、この発明の実施の形態11に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。図21において、既に説明した構成と同符号の構成については説明を省略する。
周波数誤差算出部1102は、パイロットチャネル逆拡散部101で逆拡散された周辺複数セル(Cell)の各パイロットシンボルを用いて、各セルの周波数誤差を算出する。
誤差平均算出部1103は、周波数誤差算出部1102からの各セルの周波数誤差を一定時間平均化する。
AFC制御値算出部1104は、誤差平均算出部1103の出力を用いて重み付け平均を行い、AFCの誤差を算出する。そして、AFCの誤差を用いてAFC制御値を算出する。
次に、動作について説明する。図22は、図21の自動周波数制御装置におけるAFCの誤差ΔTCXO算出を表す概念図である。例えば、図22のように、複数の基地局9201からの信号を移動機9202が受信する場合、それぞれの基地局との通信に対応する各セルの周波数誤差(Δf1,...,Δfn)を観測する。
このΔf1,...,Δfnを、重み付け係数(a1,...,an)で重み付け平均すると、AFCの誤差(ΔTCXO)を数式1のように算出する。
Figure 0004563278
ここでa1,...,anは、各セルの信号レベルに比例した重み付けや、a1,...,an=1とする単純平均等が考えられる。
以上のように、この実施の形態11によれば、複数セルの周波数誤差を平均化することにより、ドップラーシフトを平均化する効果があり、ドップラーシフトに追従しにくい安定したAFCの制御が可能になる。
実施の形態12.
以下、この発明の実施の形態12について説明する。図23は、この発明の実施の形態12に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態12は、実施の形態11におけるAFC制御値算出部1104をAFC制御値算出部1204としたものである。その他の構成は、実施の形態11(図21)と同様であるので説明を省略する。
次に、動作について説明する。AFC制御値算出部1204は、誤差平均算出部1103の出力である各セルの周波数誤差(Δf1,...,Δfn)から、その最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を選択し、Δfmax,Δfminを用いて重み付け平均を行い、AFCの誤差(ΔTCXO)を算出する。そして、AFCの誤差を用いてAFC制御値を算出する。
図24は、図23中のAFC制御値算出部1204におけるΔfmax,Δfminの選択方法を表す概念図である。図24において、誤差平均算出部1103における周波数誤差の平均算出時間(Δt)毎に、Δf1,...,ΔfnからΔfmaxとΔfminを選択する。
このΔfmax,Δfminを、重み付け係数(bmax,bmin)で重み付け平均すると、ΔTCXOを数式2のように算出する。
Figure 0004563278
ここで、bmax,bminは、各セルの信号レベルに比例した重み付けや、bmax,bmin=1とする単純平均等が考えられる。
図25は、図23中の周波数誤差算出部1102の出力Δf1,...,Δfnのスペクトルを表す概念図である。図25において、AFCの誤差(ΔTCXO)による周波数誤差(中心のΔTCXO)が存在し、これを中心に最大ドップラー周波数(Fd)の広がりがあり、更に直接波に相当するレベルの強い成分がある。直接波の周波数は、移動機の移動速度と到来角によって決まり、周波数はΔTCXO+Fd〜ΔTCXO−Fdの間で変化する。
この様な受信信号から直接波の影響を取り除き、ΔTCXOを検出するには、周波数のΔfmaxとΔfminを測定し、ΔTCXO=(Δfmax+Δfmin)/2を計算すれば、精度良くΔTCXOが算出される。これは、数式2においてbmax,bmin=1とすることで算出することができる。
以上のように、この実施の形態12によれば、周波数誤差の最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)とを平均することにより、精度良くAFCの誤差(ΔTCXO)を算出できる。
また、複数のセルの信号を観測することにより、測定精度を改善することが可能であると共に、ドップラーシフトを平均化する効果があるため、ドップラーシフトに追従しにくい安定したAFCの制御が可能になる。
更に、ここで、Fd=(Δfmax−Δfmin)/2を計算すれば、最大ドップラー周波数(Fd)を同時に算出することも可能であり、AFCの誤差(ΔTCXO)と最大ドップラー周波数(Fd)とを同時に検出可能な自動周波数制御装置が実現できる。
実施の形態13.
以下、この発明の実施の形態13について説明する。図26は、この発明の実施の形態13に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態13は、実施の形態12におけるAFC制御値算出部1204をAFC制御値算出部1304としたものである。その他の構成は、実施の形態12(図23)と同様であるので説明を省略する。
次に、動作について説明する。AFC制御値算出部1304は、誤差平均算出部1103の出力(Δf1,...,Δfn)を一定時間(ΔT)観測し、その一定時間内における全セルのΔfから最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を選択し、Δfmax,Δfminを用いて重み付け平均を行うことにより、AFCの誤差(ΔTCXO)を算出する。そして、AFCの誤差を用いてAFC制御値を算出する。
図27は、図26中のAFC制御値算出部1204におけるΔfmax,Δfminの選択方法を表す概念図である。図27において、誤差平均算出部1103の平均算出時間(Δt)毎に出力される各セルの周波数誤差(Δf1,...,Δfn)を一定時間(ΔT)観測し、この一定時間(ΔT)における観測値の中から最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を選択する。
このΔfmax,Δfminを、重み付け係数(bmax,bmin)で重み付け平均すると、AFCの誤差を数式2のように算出する。
ここで、bmax,bminは、各セルの信号レベルに比例した重み付けや、bmax,bmin=1とする単純平均等が考えられる。
図25に示したように、誤差平均算出部1103の出力のスペクトルは、AFCの誤差(ΔTCXO)による周波数誤差(中心のΔTCXO)が存在し、これを中心に最大ドップラー周波数(Fd)の広がりがあり、更に直接波に相当するレベルの強い成分がある。
更に、見通しのよい環境では直接波が支配的であり、短時間における最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)の測定では、最大ドップラー周波数(Fd)の広がりを観測できない。そのためΔTCXOを精度良く測定することができない。
そこで、到来角が前方から後方まで十分に変化する程度の時間(ΔT)の観測値から最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を求めれば、実施の形態12と比較して、ΔTCXOの算出精度を改善することができる。
以上のように、この実施の形態13によれば、到来角が前方から後方まで十分に変化する程度の時間(ΔT)の観測値から最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を求めることにより、実施の形態12と比較して、ΔTCXOの算出精度を改善することができる。
また、一定時間(ΔT)での最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を選択することにより、1セルの場合でもΔTCXOを精度良く測定することが可能になる。
更に、複数のセルの信号を観測することにより、測定精度を改善すると共に、ドップラーシフトを平均化する効果があるため、ドップラーシフトに追従しにくい安定したAFCの制御が可能になる。
実施の形態11と同様に、Fd=(Δfmax−Δfmin)/2を計算すれば、最大ドップラー周波数(Fd)を同時に算出することも可能であり、AFCの誤差(ΔTCXO)と最大ドップラー周波数(Fd)とを同時に検出可能な自動周波数制御装置が実現できる。
実施の形態14.
以下、この発明の実施の形態14について説明する。図28は、この発明の実施の形態14に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態14は、実施の形態11における周波数誤差算出部1102を周波数誤差算出部1402に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態11(図21)と同様であるので説明を省略する。
次に、動作について説明する。周波数誤差算出部1402は、パイロットチャネル逆拡散部101で逆拡散された複数パス(Path)の各パイロットシンボルを用いて、各パスの周波数誤差を算出する。
誤差平均算出部1103は、周波数誤差算出部1402からの各パスの周波数誤差を一定時間平均化する。
AFC制御値算出部1104は、各パスの誤差平均算出部1103の出力(Δf1,...,Δfn)を用いて重み付け平均を行い、AFCの誤差(ΔTCXO)を算出する。ここで、AFCの誤差(ΔTCXO)の算出方法は、実施の形態11と同様である。そして、AFCの誤差を用いてAFC制御値を算出する。
図29は、図28の自動周波数制御装置におけるAFCの誤差ΔTCXO算出を表す概念図である。例えば、図29に示すように、基地局9201からのマルチパス信号を移動機9202が受信する場合、到来角が異なるパス毎の周波数誤差(Δf1,...,Δfn)を観測する。
このΔf1,...,Δfnを、重み付け係数(a1,...,an)で重み付け平均し、AFCの誤差(ΔTCXO)を数式1のように算出する。
ここでa1,...,anは、各パスの信号レベルに比例した重み付けや、a1,...,an=1とする単純平均等が考えられる。
以上のように、この実施の形態14によれば、CDMAの特徴であるマルチパス検出機能を用いて、パス毎に異なる周波数誤差を観測することにより、実施の形態11と比較して測定精度を改善することが可能になる。
また、1セルの場合においても複数パスの信号を観測することにより、測定精度を改善することが可能になる。
更に、ドップラーシフトを平均化する効果が増えるため、ドップラーシフトに追従しにくい安定したAFCの制御が可能になる。
実施の形態15.
以下、この発明の実施の形態15について説明する。図30は、この発明の実施の形態15に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態15は、実施の形態14におけるAFC制御値算出部1104を、実施の形態12におけるAFC制御値算出部1204としたものである。その他の構成は、実施の形態14(図28)と同様であるので、説明を省略する。
次に、動作について説明する。AFC制御値算出部1204は、各パスの誤差平均算出部1103の出力(Δf1,...,Δfn)から、その最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を選択し、Δfmax,Δfminを用いて重み付け平均を行い、AFCの誤差(ΔTCXO)を算出する。ここで、AFCの誤差(ΔTCXO)の算出方法は、実施の形態12と同様である。そして、AFCの誤差を用いてAFC制御値を算出する。
実施の形態12において、平均算出時間(Δt)毎の複数セルの周波数誤差から最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を平均することにより、精度良くΔTCXOを算出できることを述べた。
実施の形態15は、CDMAの特徴であるマルチパス検出機能を用いて複数パスの周波数誤差を観測し、平均算出時間(Δt)毎の周波数誤差の最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を平均することにより、更に精度良くΔTCXOを算出する。
以上のように、この実施の形態15によれば、マルチパス検出機能を用いて、パス毎に異なる周波数誤差を観測することにより、測定精度を改善することが可能になる。また、1セルの場合においても複数パスの信号を観測することにより、測定精度を改善することが可能になる。
また、ドップラーシフトを平均化する効果が増えるため、ドップラーシフトに追従しにくい安定したAFCの制御が可能になる。
更に、ここで、Fd=(Δfmax−Δfmin)/2を計算すれば、最大ドップラー周波数(Fd)を同時に算出することも可能であり、AFCの誤差(ΔTCXO)と最大ドップラー周波数(Fd)とを同時に検出可能な自動周波数制御装置が実現できる。
実施の形態16.
以下、この発明の実施の形態16について説明する。図31は、この発明の実施の形態16に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態16は、実施の形態15におけるAFC制御値算出部1204を、実施の形態13におけるAFC制御値算出部1304としたものである。その他の構成は、実施の形態15(図30)と同様であるので説明を省略する。
次に、動作について説明する。AFC制御値算出部1304は、各パスの誤差平均算出部1103の出力(Δf1,...,Δfn)を一定時間(ΔT)観測し、その一定時間内における全セルの観測値から最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を選択し、Δfmax,Δfminを用いて重み付け平均を行うことにより、AFCの誤差(ΔTCXO)を算出する。ここで、AFCの誤差(ΔTCXO)の算出方法は、実施の形態13と同様である。そして、AFCの誤差を用いてAFC制御値を算出する。
実施の形態13において、一定時間(ΔT)における最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を選択し平均することにより、精度良くΔTCXOを算出できることを述べた。実施の形態16は、CDMAの特徴であるマルチパス検出機能を用いて、複数パスの周波数誤差を観測し、一定時間(ΔT)における全てのパスの周波数誤差の最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を平均することにより、更に精度良くΔTCXOを算出する。
以上のように、この実施の形態16によれば、マルチパス検出機能を用いてパス毎に異なる周波数誤差を観測することにより、測定精度を改善することが可能になる。また、1セルの場合においても複数パスの信号を観測することにより、測定精度を改善することが可能になる。更に、一定時間(ΔT)での最大値(Δfmax)と最小値(Δfmin)を選択することにより、1パスの場合でもΔTCXOを精度良く測定することが可能になる。
以上のことから、ドップラーシフトを平均化する効果が更に増え、ドップラーシフトに追従しにくい安定したAFCの制御が可能になる。
更に、ここで、Fd=(Δfmax−Δfmin)/2を計算すれば、最大ドップラー周波数(Fd)を同時に算出することも可能であり、AFCの誤差(ΔTCXO)と最大ドップラー周波数(Fd)とを同時に検出可能な自動周波数制御装置が実現できる。
実施の形態17.
以下、この発明の実施の形態17について説明する。図32は、この発明の実施の形態17に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。図32において、実施の形態11と同符号の構成については、説明を省略する。
通信状態判定部1708は、移動機の通信状態が、主に受信のみである「待ち受け受信中」か、送受信共に行う「連続通信中」かを判定する。
受信品質測定部1709は、パイロットチャネルの受信信号レベルやSIR(Signal to Interference Ratio)等、各セルの受信品質を測定する。
誤差平均選択部1710は、受信品質測定部1709と通信状態判定部1710の出力に基づいて、最良のセルの周波数誤差を誤差平均算出部1103の出力(各セルの周波数誤差)から選択する。
AFC制御値算出部1704は、誤差平均選択部1710の出力より、AFCの制御値を算出する。
次に、動作について説明する。図33は、図32の自動周波数制御装置における周波数誤差選択の動作フローを示すフローチャートである。
図32において、誤差平均算出部1103が各セルの周波数誤差を算出する(ステップST3301)。
通信状態判定部1708が、移動機の通信状態が待ち受け受信中であるか、音声、データ、パケット通信等、送信を伴う連続通信中であるかを判定する(ステップST3302)。
ここで、待ち受け受信中である場合、通信品質測定部1709にて、受信している各セルの受信品質を測定し、最も受信品質が良いセルを誤差平均選択部1710に通知する(ステップST3303)。
誤差平均選択部1710は、待ち受け受信中である場合、最も受信品質が良いセルの周波数誤差を誤差平均算出部1103の出力から選択する(ステップST3305)。
そして、AFC制御値算出部1704にてAFC制御値を算出する(ステップST3306)。
一方、ステップST3302において、連続通信中であると判定された場合は、受信している全セルの周波数誤差を選択する(ステップST3304)。
そして、AFC制御値算出部1704にて、AFC制御値を算出する(ステップST3306)。この場合、AFC制御値算出方法は、実施の形態11〜16のうちのいずれの方法を用いてもよい。
従来技術では、移動機が移動している場合(特に連続受信中である場合)には、発生するドップラーシフトにAFCが追従し、送信信号に大きな影響を与えることを述べた。しかし、移動機が待ち受け受信中である場合、通信は主に受信のみで送信信号に対する影響は無いため、受信性能を優先したAFCの制御を行うことが可能になる。実施の形態17は、この待ち受け受信中と連続受信中との判定を行うことにより、両者の場合のAFCの制御を変えることで通信性能の向上を図っている。
以上のように、実施の形態17によれば、移動機の通信状態を判定し、待ち受け受信中は受信性能を優先したAFCを行い、音声、データ、パケット通信等送信を伴う連続通信中である場合は、ドップラーシフトに追従しにくい安定したAFCの制御を行うことにより、移動通信システムの通信性能向上を図ることができる。
なお、実施の形態17では、最も受信品質が良いセルの周波数誤差を利用しているが、最も受信品質が良いパスの周波数誤差を利用することもできる。
この発明の実施の形態1に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図1の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図3の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図5の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図7の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図9の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図11の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図13の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態8に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図15の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態9に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図17の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態10に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図19の自動周波数制御装置におけるAFC制御値算出の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態11に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図21の自動周波数制御装置におけるAFCの誤差ΔTCXO算出を表す概念図である。 この発明の実施の形態12に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図23中のAFC制御値算出部におけるΔfmax,Δfminの選択方法を表す概念図である。 図23中の周波数誤差算出部の出力Δf1,...,Δfnのスペクトルを表す概念図である。 この発明の実施の形態13に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図26中のAFC制御値算出部におけるΔfmax,Δfminの選択方法を表す概念図である。 この発明の実施の形態14に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図28の自動周波数制御装置におけるAFCの誤差ΔTCXO算出を表す概念図である。 この発明の実施の形態15に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態16に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態17に係る自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。 図32の自動周波数制御装置における周波数誤差選択の動作フローを示すフローチャートである。
符号の説明
101 パイロットチャネル逆拡散部、102 周波数誤差算出部、103 誤差平均算出部、104 AFC制御値算出部、105 TCXO制御部、106 速度検出部、107 比較器、201 ドップラーシフト検出部、207 比較器、304 AFC制御値算出部、307 比較器、404 AFC制御値算出部、504 AFC制御値算出部、603 誤差平均算出部、 604 AFC制御値算出部、704 AFC制御値算出部、709 Radio Link追加/削除判定部、803 誤差平均算出部、804 AFC制御値算出部、904 AFC制御値算出部、 906 周波数誤差記憶部、907 比較器、1003 誤差平均算出部、1004 AFC制御値算出部、1102 周波数誤差算出部、1103 誤差平均算出部、1104 AFC制御値算出部、1204 AFC制御値算出部、1304 AFC制御値算出部、1402 周波数誤差算出部、1704 AFC制御値算出部、1708 通信状態判定部、1709 受信品質測定部、1710 誤差平均選択部、9201 基地局、9202 移動機。

Claims (4)

  1. 一定時間平均化した周波数誤差を算出する誤差平均算出部と、
    移動機のドップラーシフト量を検出するドップラーシフト検出部と、
    前記周波数誤差と前記ドップラーシフト量との比較を行う比較器と、
    前記比較の結果に基づいてAFC制御値を設定するAFC制御値算出部とを備え、
    前記周波数誤差が前記ドップラーシフト量より大きい場合にのみ、前記AFC制御値でAFCを行うことを特徴とする自動周波数制御装置。
  2. 前記AFC制御値算出部が、前記AFC制御値を、前記周波数誤差と前記ドップラーシフト量との差分値と設定することを特徴とする請求項1記載の自動周波数制御装置。
  3. 一定時間平均化した周波数誤差を算出する誤差平均算出部と、
    移動機のドップラーシフト量を検出するドップラーシフト検出部と、
    前記周波数誤差と前記ドップラーシフト量との比較を行う比較器と、
    前記周波数誤差が前記ドップラーシフト量より大きい場合に、AFC制御値を通常値より大きく設定するAFC制御値算出部とを備えた自動周波数制御装置。
  4. 一定時間平均化した周波数誤差を算出する誤差平均算出部と、
    移動機のドップラーシフト量を検出するドップラーシフト検出部と、
    前記周波数誤差と前記ドップラーシフト量との比較を行う比較器とを備え、
    前記周波数誤差が前記ドップラーシフト量より大きい場合に、前記比較器が前記誤差平均算出部に制御信号を送信し、前記誤差平均算出部が前記周波数誤差の平均化時間を通常値より短く設定することを特徴とする自動周波数制御装置。
JP2005225742A 2005-08-03 2005-08-03 自動周波数制御装置 Expired - Fee Related JP4563278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005225742A JP4563278B2 (ja) 2005-08-03 2005-08-03 自動周波数制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005225742A JP4563278B2 (ja) 2005-08-03 2005-08-03 自動周波数制御装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010138257A Division JP5048104B2 (ja) 2010-06-17 2010-06-17 自動周波数制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007043500A JP2007043500A (ja) 2007-02-15
JP4563278B2 true JP4563278B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=37801061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005225742A Expired - Fee Related JP4563278B2 (ja) 2005-08-03 2005-08-03 自動周波数制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4563278B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10291456B2 (en) 2016-12-23 2019-05-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Automatic frequency controllers for adjusting digital loop filter gain based on wireless channel classification, wireless communication devices including the same, automatic frequency control methods and wireless communication methods

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4876124B2 (ja) * 2006-04-11 2012-02-15 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動体端末の移動速度検出装置
JP5344520B2 (ja) * 2007-09-05 2013-11-20 日本電気株式会社 周波数自動制御装置及びその方法並びにそれを用いた移動機
JP5105603B2 (ja) * 2008-01-07 2012-12-26 株式会社メガチップス Ofdm信号受信装置およびofdm信号の受信方法
WO2012119426A1 (zh) * 2011-08-30 2012-09-13 华为技术有限公司 自动频率控制的鉴频结果获取方法、装置与设备
CN103220014B (zh) * 2013-03-20 2015-12-02 中国电子科技集团公司第十研究所 高速跳频速率条件下的目标测速方法
WO2015079523A1 (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 株式会社日立産機システム 位置情報発信機のメンテナンス方法、および、それに用いる位置情報発信機
CN108400835B (zh) 2017-02-07 2020-05-26 大唐移动通信设备有限公司 一种下行信号预纠偏方法及装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04207548A (ja) * 1990-11-30 1992-07-29 Toshiba Corp 同期装置
JPH09284251A (ja) * 1996-04-10 1997-10-31 Jisedai Digital Television Hoso Syst Kenkyusho:Kk 受信装置
JPH10173583A (ja) * 1996-12-13 1998-06-26 Nec Corp 衛星通信システムの地球局afc装置
JPH114188A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Nec Corp 周回人工衛星通信用afc装置および周回人工衛星通信用周波数変換装置
WO2001076097A1 (fr) * 2000-03-31 2001-10-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Procede et appareil de regulation automatique de frequences, et demodulateur
JP2002026769A (ja) * 2000-07-10 2002-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動周波数制御装置及び自動周波数制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04207548A (ja) * 1990-11-30 1992-07-29 Toshiba Corp 同期装置
JPH09284251A (ja) * 1996-04-10 1997-10-31 Jisedai Digital Television Hoso Syst Kenkyusho:Kk 受信装置
JPH10173583A (ja) * 1996-12-13 1998-06-26 Nec Corp 衛星通信システムの地球局afc装置
JPH114188A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Nec Corp 周回人工衛星通信用afc装置および周回人工衛星通信用周波数変換装置
WO2001076097A1 (fr) * 2000-03-31 2001-10-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Procede et appareil de regulation automatique de frequences, et demodulateur
JP2002026769A (ja) * 2000-07-10 2002-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動周波数制御装置及び自動周波数制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10291456B2 (en) 2016-12-23 2019-05-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Automatic frequency controllers for adjusting digital loop filter gain based on wireless channel classification, wireless communication devices including the same, automatic frequency control methods and wireless communication methods
US10536317B2 (en) 2016-12-23 2020-01-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Automatic frequency controllers for adjusting digital loop filter gain based on wireless channel classification, wireless communication devices including the same, automatic frequency control methods. and wireless communication methods

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007043500A (ja) 2007-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4563278B2 (ja) 自動周波数制御装置
US6584331B2 (en) Use of received signal strength indicator (RSSI) and global positioning system (GPS) to reduce power consumption in mobile station
EP2456078B1 (en) Method and device for frequency deviation pre-correction
JP2009543085A (ja) 電気通信システムにおける高速移動の検出
US6356542B1 (en) Reception path search method and searcher circuit of CDMA reception device
JP2004153585A (ja) 周波数偏移検出回路及び周波数偏移検出方法、携帯通信端末
JPH0645970A (ja) アンテナ選択ダイバーシチ受信システム
JP3414353B2 (ja) Cdma復調装置及びその方法
JP4870687B2 (ja) 周波数誤差の存在下における干渉推定
US20100158089A1 (en) Channel estimation method and apparatus for wireless communication system
WO2001052456A1 (fr) Dispositif de mesure de rapport signal/brouillage et procede de mesure correspondant
US6940894B2 (en) Power estimation using weighted sum of pilot and non-pilot symbols
JP2000151465A (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
KR20040091723A (ko) 속도 응답 시간 추적
JP3559030B2 (ja) 無線受信装置及びsir算出方法
JP5048104B2 (ja) 自動周波数制御装置
JP4138668B2 (ja) 送信電力制御コマンドを通じて速度情報を行なうシステム及び方法
JP4683244B2 (ja) 移動通信システム及び移動端末の移動速度推定方法
JP4624832B2 (ja) 移動速度推定回路および移動速度推定方法
JP2004320254A (ja) 送信電力制御装置
JP2004328396A (ja) 同期判定装置及び同期判定方法
US7009947B2 (en) Integrity of pilot phase offset measurements for predicting pilot strength
KR100546597B1 (ko) 위상 정보를 이용한 도플러 주파수 추정 방법
JP3918444B2 (ja) 端末装置
KR100513024B1 (ko) 레이크 수신기의 임계값 결정장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071004

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080731

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100728

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees