JP4561823B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関するもので、複写機や画像読取装置等に適用して有効である。
本や冊子等の複数枚の用紙が中央部分で綴られた原稿(以下、このような原稿をブック原稿という。)を複写すると、ブック原稿の中央部分(綴じ部分)に対応する部位に黒くなる領域(以下、この領域を影という。)が発生し易い。
そこで、特許文献1に記載の発明では、影の部分を特定し、その特定した領域に対しては、予め用意されている濃度変換テーブルに基づいて読取データを二値化し、その他の領域は、濃度変換テーブルを用いることなく単純に二値化することにより、ブック原稿を複写した際に影が発生することを防止している。
特開平9−284497号公報
しかし、ブック原稿を複写した際に発生する影は、ブック原稿の厚みや複写しようとするページによって影となる領域及びその濃度が異なるので、固定の濃度変換テーブルで処理しようとすると、必要以上に影を淡くしすぎて、影付近の文字が見えなくなる等の不具合が発生し易い。
また、厚みの厚いブック原稿を複写すると、原稿の外縁部より外側の領域に対応する部位にも黒くなる領域(以下、この領域も含めて影という。)が発生し易い。そして、この影に対しても、特許文献1に記載の発明と同様に、予め用意されている濃度変換テーブルに基づいて読取データを二値化すると、前述した不具合と同様な不具合が発生する可能性が高い。
本発明は、上記点に鑑み、ユーザの意図に沿うように、原稿を読み取った際に生じる影の除去を行うことを可能とすることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、原稿を読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた読取データの中から補正すべき影領域を特定する特定手段と、前記読取データのうち前記特定手段により特定された影領域の濃淡を、予め設定されているディフォルト設定に基づいて補正する第2調整手段と、前記第2調整手段により補正された読取データに基づく画像データが表示される表示部と、前記画像データのうち前記特定手段により特定された影領域に対応する部位の濃淡をユーザの操作に基づいて補正する第1調整手段と、ユーザの操作に基づいて前記画像データを回転補正する第3調整手段と、前記第1調整手段及び前記第3調整手段による補正内容に基づいて、前記読取データを補正する補正手段とを備え、前記原稿として、複数枚の原稿が中央部分で綴られたブック原稿を複写するためのブックコピー機能がユーザにより選択された場合に、前記第1調整手段、前記第2調整手段及び前記第3調整手段を作動可能な状態とする第1の作動モード、前記第2調整手段のみを作動可能な状態とする第2の作動モード、並びに前記第1調整手段、前記第2調整手段及び前記第3調整手段を作動させない状態とする第3の作動モードのうち、いずれの作動モードが選択されているかを、ユーザの操作に基づいて判定する判定手段、をさらに備え、前記判定手段により、前記第1の作動モードが選択されていると判定された場合、前記表示部には、前記第2調整手段により補正された読取データに基づく画像データ、前記第1調整手段及び前記第3調整手段が同時に表示され、前記第2の作動モード又は第3の作動モードが選択されていると判定された場合、前記表示部への表示を行わないことを特徴とする。

これにより、請求項1に記載の発明では、画像データのうち特定手段により特定された影領域に対応する部位の濃淡をユーザの操作に基づいて補正することが可能となるので、原稿を読み取った際に生じる影を、ユーザの意図に沿うように除去することが可能となる。
また、請求項に記載の発明では、読取データのうち特定手段により特定された影領域の濃淡を、予め設定されているディフォルト設定に基づいて補正する第2調整手段を備えており、表示部には、第2調整手段により補正された読取データに基づく画像データが表示されることを特徴とする。
これにより、請求項に記載の発明では、ユーザが濃淡を補正する前に予め設定されているディフォルト設定に基づいて事前に自動補正が実行されるので、ユーザの負担を軽減することができ、画像処理装置の使い勝手を向上させることができる。
また、請求項1に記載の発明では、第1調整手段が作動可能な状態であるか否かをユーザの操作に基づいて判定する第1判定手段を備えることを特徴としているので、ユーザは、第1調整手段を作動可能な状態とするか否かを選択することができ、ユーザの所望とする態様で装置を使用することができる。
また、請求項1に記載の発明では、第2調整手段が作動可能な状態であるか否かをユーザの操作に基づいて判定する第2判定手段を備えることを特徴としているので、ユーザは、第2調整手段を作動可能な状態でとするか否かを選択することができ、ユーザの所望とする態様で装置を使用することができる。
請求項に記載の発明では、特定手段により特定された影領域の大きさを、ユーザの操作に基づいて変更する変更手段を備えることを特徴とする。
これにより、請求項に記載の発明では、特定手段により特定された影領域の大きさを、ユーザの操作に基づいて変更することができるので、よりユーザの意図に沿うように影の除去を行うことが可能となる。

なお、請求項でいう「特定手段により特定された領域の大きさ」とは、領域の面積は勿論のこと、領域の位置や範囲も含む意味である。
請求項に記載の発明では、ユーザの操作を受け付ける操作部を備え、操作部は、読取部及び表示部が組み込まれた筐体に設けられていることを特徴とする。

これにより、請求項に記載の発明では、ユーザは、表示部に表示された画像データを視認しながら操作部を操作できるので、画像処理装置の使い勝手を良好なものとすることができる。

また、請求項に記載の発明では、操作部は、少なくとも第1操作部及び第2操作部を有して構成されており、第1調整手段及び第3調整手段は、画像データが表示部に表示されているときに作動可能な状態となり、さらに、第1操作部が操作されたときに第1調整手段が作動し、第2操作部が操作されたときに第3調整手段が作動することを特徴とする。

これにより、請求項に記載の発明では、画像データの表示状態を切り替えることなく、第1調整手段による補正と第3調整手段による補正とを容易に行うことができる。

請求項に記載の発明では、特定手段は、原稿の外縁部より外側の影領域、及び原稿の中央部に対応する部位に発生した帯状の影領域のうち少なくとも一方の領域を読取データの中から特定することを特徴とする。

これにより、請求項に記載の発明では、原稿の中央部に対応する部位に発生した帯状の影の除去に加えて、原稿の外縁部より外側の領域に対応する部位に発生した影も除去することができる。

請求項に記載の発明では、読取データを印刷用データに変換し、記録媒体に印刷する印刷手段を備え、第1調整手段、第2調整手段、及び第3調整手段による補正が行われた場合、印刷手段は、補正後の読取データを印刷用データに変換することを特徴とする。

これにより、請求項に記載の発明では、影の除去を行った読取データに基づく印刷結
果をユーザは直ちに取得することができる。
また、請求項に記載の発明では、ユーザにより第1調整手段及び第3調整手段が操作されると、その操作量に応じて画像データが再補正されて、補正後の画像データが再び表示部に表示されることを特徴としているので、ユーザは手動補正の結果を容易かつ即座に確認することができる。
本実施形態は、本発明に係る画像処理装置を複写機に適用したものであり、以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.図面の説明
図1は本実施形態に係る複写機1の外観斜視図であり、図2は複写機1の電気系の概略構成を示すブロック図であり、図3はブック原稿の複写(以下、ブックコピーという。)時の制御を示すフローチャートであり、図4は図3のS7の詳細を示すフローチャートであり、図5は図3のS13の詳細を示すフローチャートである。
また、図6(a)〜図6(c)は、ユーザが複写機能を選択する際に表示部7に表示される表示例を示す図であり、図7は手動補正機能の操作時に表示部7に表示される表示例を示す図であり、図8〜図10は、本実施形態におけるブックコピーの特徴を説明するための説明図である。
2.複写機の構成
本実施形態に係る複写機1は、図1に示すように、上部側には、原稿に記載された画像(文字も含む。)を読み込む読取部2が設けられ、下部側には、用紙等の記録媒体に画像を形成する印刷部3が設けられており、読取部2と印刷部3との間には、印刷が終了した用紙等が排出される排出部4が設けられている。
なお、本実施形態に係る印刷部3は、読取部2にて読み取られた読取データの印刷は勿論のこと、イーサネット(登録商標)等のネットワークを介して複写機1に接続されたコンピュータ(図示せず。)から送信されている各種データも印刷することができる。
また、読取部2及び印刷部3が組み込まれた筐体5の前方側上部には、ユーザの操作を受け付ける操作パネル6、各種情報を表示するための表示部7が設けられている。なお、本実施形態に係る表示部7は、ユーザが表示部7に触れたか否か、及び触れた位置を検出することが可能ないわゆるタッチパネル機能を有しているため、表示部7はユーザの操作を受け付ける操作部としても機能する。
そして、読取部2、印刷部3、操作パネル6及び表示部7等は、図2に示すように、制御部8により制御されており、この制御部8は、CPU、ROM及びRAM等からなる周知のマイクロコンピュータにて構成されている。
なお、読取部2や印刷部3等を制御するためのプログラム及び後述するブックコピー用の制御プログラム(図3〜図5参照)等はROMに記憶されており、これらプログラムは、必要に応じてROMから読み込まれてCPU(制御部8)にて実行される。
また、記憶部9は、読取部2にて読み取られた読取データやコンピュータから送信されてきた画像データ(印刷対象データ)を記憶保持する記憶手段であり、本実施形態に係る記憶部9は、電力の供給が停止した場合であっても記憶されたデータを保持することができる不揮発性記憶装置にて構成されている。
3.ブックコピー制御
3.1.ブックコピー制御の概要
ブックコピーとは、前述したように、本や冊子等の複数枚の用紙が中央部分で綴られた原稿(ブック原稿)の複写をいい、このブックコピー機能は、操作パネル6がユーザにより操作されて表示部7に図6(a)〜図6(c)に示す複写機能選択画面が表示された状態で、「ブックコピー」が「オン」とされたときに作動可能な状態となる。
このとき、ブックコピー機能の作動モードとして「オン(プレビュー)」(図6(a)参照)がユーザにより選択された場合には、ブック原稿の中央部分(綴じ部分)に発生する影(以下、この影を中央影領域という。)とブック原稿の外縁部より外側の領域に対応する部位に発生する影(以下、この影を周囲影領域という。)とを自動的に補正する自動補正機能、及びユーザの操作に基づいて上記影を補正する手動補正機能が作動可能(有効)となる。
また、ブックコピー機能の作動モードとして「オン」(図6(b)参照)がユーザにより選択された場合には、中央影領域及び周囲影領域についての自動補正機能のみが作動可能となり、手動補正機能は作動不可状態(無効)となり、ブックコピー機能の作動モードとして「オフ」(図6(c)参照)がユーザにより選択された場合には、自動補正機能及び手動補正機能のいずれも作動不可状態(無効)となる。
ここで、自動補正機能とは、後述する処理により影領域とみなされた領域に向けて吐出されるインク又は転写されるトナー(現像剤)の量を、予め設定されているディフォルト設定に基づいて少なくすることにより、影領域とみなされた領域の濃淡(濃度)を淡くして、用紙の地の色に近づけることをいう。
また、手動補正機能とは、影領域とみなされた領域に向けて吐出されるインク又は転写されるトナー(現像剤)の量を、操作パネル6を介してユーザにより指示された設定に基づいて少なくして、影領域とみなされた領域のインク又はトナーの濃淡(濃度)を淡くすることをいう。
なお、上記において「吐出されるインク…少なくする」とは、インク又はトナーの量を0とする場合も含む意味である。
3.2.ブックコピーの主制御(図3参照)
読み取り対象の原稿がセットされ、上記3つの作動モードのうちいずれかがユーザにより選択された状態で、複写機能を実行させるスタートキー(図示せず。)がユーザにより押下されると、図3に示す主制御が起動される。
そして、主制御が起動されると、先ず、読取部2にて原稿に記載された画像が読み取られ、その読み取られた読取データが記憶部9に記憶された後(S1)、いずれかの補正機能が有効となっているか否か、つまり、複写機能選択画面においてブックコピー機能の作動モードが「オン(プレビュー)」又は「オン」がユーザにより選択されたか否かが判定される(S5)。
このとき、いずれかの補正機能が有効となっていない、つまり複写機能選択画面において「オフ」が選択されたと判定された場合には(S5:NO)、読取データが補正されることなく、そのまま印刷用データに変換され、印刷部3にて印刷される(S17)。
一方、いずれかの補正機能が有効となっていると判定された場合には(S5:YES)、読取データが所定の手順(アルゴリズム)に従って解析された後(S7)、複写機能選択画面において「オン(プレビュー)」が選択されているか否か、つまり自動補正機能及び手動補正機能のいずれも作動可能状態(有効)となっているか否かが判定される(S9)。なお、S7の詳細は後述する。
そして、「オン(プレビュー)」が選択されていない、つまり自動補正機能のみが作動可能であると判定された場合には(S9:NO)、S7における画像解析結果に基づいて中央影領域及び周囲影領域のうち少なくとも一方の影を補正できるか否かが判定され(S19)、補正不可能であると判定された場合には(S19:NO)、読取データが補正されることなく、そのまま印刷用データに変換され、印刷部3にて印刷され(S17)、本制御が終了する。
なお、影を補正できるか否かの判定は、記憶部9に記憶される、読取データを補正することができない旨を示す情報であるフラグ(後述する)に基づいて行われる。
一方、S19にて補正可能であると判定された場合には(S19:YES)、読取データにおける中央影領域及び周囲影領域のうち少なくとも一方の影領域の濃淡が予め設定されているディフォルト設定に基づいて補正され、補正後の読取データに基づいて印刷に用いられる印刷用データが作成された後(S21)、その印刷用データが印刷部3にて印刷されて(S15)、本制御が終了する。
また、S9にて「オン(プレビュー)」が選択されている、つまり自動補正機能及び手動補正機能のいずれもが作動可能であると判定された場合には(S9:YES)、S7における画像解析結果に基づいて中央影領域及び周囲影領域のうち少なくとも一方の影を補正できるか否かが判定され(S11)、補正不可能であると判定された場合には(S11:NO)、読取データが補正されることなく、読取データに基づいて表示のための画像データが生成され、そのまま表示部7に表示された後(S23)、印刷部3にて印刷され(S25)、本制御が終了する。なお、S25の印刷は、S23における表示後にユーザの指示入力を検出し、印刷を開始する構成であってもよい。
一方、補正可能であると判定された場合には(S11:YES)、後述するように、自動補正機能によって補正された読取データに基づく画像データが表示部7に表示されるとともに、その補正後の画像データがユーザの操作に基づいて更に補正された後(S13)、印刷用データが作成されて印刷部3にて印刷され(S15)、本制御が終了する。なお、S15の印刷においても、ユーザの指示入力を検出し、印刷を開始する構成であってもよい。
3.3.画像解析の詳細(図4参照)
画像解析用の制御(図4)が起動されると、先ず、ブック原稿の外縁部とみなすことが可能な部位の特定が開始され(S31)、S31が終了すると、ブック原稿の外縁部が特定することができたか否かが判定される(S33)。
なお、本実施形態では、原稿の読み取りを行う読取部2から出力される読取データの上下左右の4つの端辺から読取データの中央部に向けて、順次、読取データの濃淡(濃度)を検出し、濃淡が大きく変化した部位(隣接する画素の濃度が大きく変化する箇所がライン状に連続して存在している部分)をブック原稿の外縁部としている。
すなわち、ブック原稿のサイズが読取部2の読取領域よりも小さい場合、読取データ中では、通常、ブック原稿が存在している部分と、存在していない部分とで濃度差が生じ、この濃度差が影となって読取結果に現れる。
したがって、この濃淡の違いを利用して、ブック原稿の外縁部を特定することができる。逆に、ブック原稿が読取領域よりも大きい場合は、ブック原稿の外縁部は特定できない状態となる。因みに、外縁部が特定されることで、読取データにおける外縁部より外側の領域に対応する部位に発生する影領域である、周囲影領域も特定できる。
そして、ブック原稿の外縁部が特定することができたと判定された場合には(S33:YES)、ブック原稿の中央部分(綴じ部分)の影領域とみなすことが可能な部位の特定が開始され(S35)、S35が終了すると、ブック原稿の中央部分が特定することができたか否かが判定される(S37)。
なお、この場合も外縁部の特定方法と同様に、読取データの端部から読取データの中央部に向けて、順次、読取データの濃淡(濃度)を検出していき、読取データの中央部付近と推定される部位において、濃淡が大きく変化した部位(隣接する画素の濃度が大きく変化する箇所がライン状に連続して存在している部分)をブック原稿の中央部として特定している。
すなわち、ブック原稿を読み取る場合、ブック原稿の綴じ部分が読取部2の読取面から浮き上がることにより、読取データ中において、通常、原稿部分と上記浮き上がった部分との間で濃度差が生じ、この濃度差が影となって読取結果に現れる。したがって、この濃淡の違いを利用してブック原稿の中央部分を特定することができる。
また、特定される部分は、読取データの中央部に帯状に存在することとなるため、濃淡が大きく変化する部位が2箇所検出される。つまり、原稿を読み取った部分に相当する白画素から影の部分に相当する黒画素に変化する箇所と、黒画素がある程度連続した後に、再度原稿部分に相当する白画素に変化する箇所とが検出されることで、中央部分が特定される。なお、読取データ中から外縁部が特定されている場合には、その外縁部から中央部に向けて読取データの濃淡の変化を検出していけばよい。
このとき、ブック原稿の読取データから中央部分が特定することができなかったと判定された場合には(S37:NO)、S31にて特定されたブック原稿の外縁部を特定するための情報(以下、外形情報という。)のみが記憶部9に記憶された後(S39)、本制御が終了する。
一方、ブック原稿の読取データから央部分が特定することができたと判定された場合には(S37:YES)、外形情報、及びS35にて特定されたブック原稿の中央部を特定するための情報(以下、中央部情報という。)が記憶部9に記憶された後(S41)、本制御が終了する。
ここで、外形情報、及び中央情報は、読取データの角の一点を基準点(0,0)とした場合の(x,y)座標データで構成される。少なくとも、ブック原稿の外縁部として、4つの頂点に相当する座標データが外形情報として記憶され、中央部分も通常4辺に囲まれた領域であるため、4つの頂点に相当する座標データが中央部情報として記憶される。
また、S33にてブック原稿の外縁部が特定することができなかったと判定された場合には(S33:NO)、S35と同様な手法でブック原稿の中央部分とみなすことが可能な部位の特定が開始され(S43)、S43が終了すると、ブック原稿の中央部分が特定することができたか否かが判定される(S45)。
このとき、ブック原稿の中央部分が特定することができたと判定された場合には(S45:YES)、S43にて特定されたブック原稿の中央部を特定するための情報(中央部情報)が記憶部9に記憶された後(S47)、本制御が終了する。
一方、ブック原稿の中央部分が特定することができなかったと判定された場合には(S45:NO)、ブック原稿の外縁部、および中央部分の両方を特定できなかったことになるため、読取データを補正することができない旨を示すフラグ(情報)が記憶部9に記憶された後(S49)、本制御が終了する。
3.4.S13の詳細(図5参照)
S13においては図5に示す制御が起動される。そして、図5に示す制御が起動されると、先ず、自動補正をするためのパラメータが読み込まれた後(S51)、この読み込まれたパラメータに従って、読取データの中央影領域及び周囲影領域のうち少なくとも一方の影領域が補正され、表示用の画像データが作成される(S53)。
なお、S51で読み込まれるパラメータ中、「自動補正角度」とは、読取データを補正することなくそのまま印刷用データに変換して用紙に印刷したときの用紙の外縁と、上記外形情報により特定されるブック原稿の外縁とのなす角をいう。そして、S53では、ブック原稿の外縁が用紙の外縁に対して平行になるように、自動補正時に自動補正角度分だけ回転補正された画像データが作成される。
また、「手動補正角度」とは、自動補正機能により補正された画像データを回転補正するための角度であって、ユーザにより指示された角度であり、「手動影補正レベル」とは、中央影領域及び周囲影領域として特定された領域の濃淡(濃度)を変更するための値であって、ユーザにより指示された値である。
因みに、手動影補正レベルが0であるとは、濃淡を変更せず現状のままとすることを意味し、+(プラス)の値とは濃淡を現状より濃くすることを意味し、−(マイナス)の値とは濃淡を現状より淡くすることを意味する。
そして、自動補正された画像データが作成されると(S53)、自動補正後の画像データに加えて、手動影補正レベルを入力するための影レベル補正操作部7A(図7参照)、及び手動補正角度の入力するための角度補正操作部7B(図7参照)が表示され(S55)、表示部7が操作部として機能する。
因みに、影レベル補正操作部7Aは、ユーザの操作に基づいて濃度の濃い状態から淡い状態に至る複数レベルの階調の中から1つの階調を選択するためのものである。角度補正操作部7Bは、ユーザの操作に基づいて複数段階に分けられた回転角度に基づいて、画像データを用紙の外縁に対して回転させるべき角度を選択するためのものである。そして、階調又は回転角度は、各操作部の押下回数に応じて所定量単位で変更される。
次に、角度補正操作部7Bがユーザにより操作されたか否かが判定され(S57)、角度補正操作部7Bがユーザにより操作されたと判定された場合(S57:YES)、ブック原稿の外縁部が特定されたか否か、つまり外形情報が記憶部9に記憶されているか否かが判定される(S59)。
このとき、外縁部が特定されていると判定された場合には(S59:YES)、手動補正角度がプラス(右回転)であるか又はマイナス(左回転)であるか否かが判定され(S61)、手動補正角度がプラス(右回転)であると判定された場合には(S61:+)、角度補正操作部7Bが押下された回数に対応した右回転の角度が手動補正角度として入力された後(S63)、この手動補正角度にて画像データが回転補正されて表示部7に表示される(S53、S55)。
一方、手動補正角度がマイナス(左回転)であると判定された場合には(S61:−)、角度補正操作部7Bが押下された回数に対応した左回転の角度が手動補正角度として入力された後(S65)、この手動補正角度にて画像データが回転補正されて表示部7に表示される(S53、S55)。
また、S59にてブック原稿の外縁部が特定されていないと判定された場合(S59:NO)、又はS57にて角度補正操作部7Bがユーザにより操作されていないと判定された場合には(S57:NO)、影レベル補正操作部7Aがユーザにより操作されたか否かが判定される(S67)。
そして、影レベル補正操作部7Aがユーザにより操作されたと判定された場合には(S67:YES)、ブック原稿の外縁部及び中央部のうち少なくとも一方が特定されたか否か、つまり外形情報及び中央部情報のうち少なくとも一方の情報が記憶部9に記憶されているか否かが判定される(S69)。
このとき、ブック原稿の外縁部等が特定されていると判定された場合には(S69:YES)、影レベル補正操作部7Aが「+」であるか又は「−」であるか否かが判定され(S71)、影レベル補正操作部7Aが「+」であると判定された場合には(S71:+)、影レベル補正操作部7Aが押下された回数に対応した値が手動影補正レベルとして入力された後(S73)、この手動影補正レベルにて中央影領等として特定された領域の濃淡(濃度)が補正されて表示部7に表示される(S53、S55)。
一方、手動影補正レベルが「−」であると判定された場合には(S61:−)、影レベル補正操作部7Aが押下された回数に対応した階調値が手動影補正レベルとして入力された後(S75)、この手動影補正レベルにて画像データの中央影領域又は周囲影領域として特定された領域の濃淡(濃度)が補正されて表示部7に表示される(S53、S55)。
また、S69にてブック原稿の外縁部等が特定されていないと判定された場合には(S69:NO)、又はS67にて影レベル補正操作部7Aがユーザにより操作されていないと判定された場合には(S67:NO)、印刷スタート部7C(図7参照)が押下されたか否かが判定される(S77)。
そして、印刷スタート部7Cが押下されていないと判定された場合には(S77:NO)、再びS53が実行され、一方、印刷スタート部7Cが押下されたと判定された場合には(S77:YES)、主制御(図3)に戻り、現在、表示部7に表示されている画像データに基づいて、読取データが補正され、補正後の読取データから印刷用データが生成され、印刷部3により印刷される(S15(図3参照))。
4.本実施形態に係る複写機の特徴
本実施形態では、上述したように、「ブックコピー」の「オン」がユーザにより選択されると、手動補正機能が作動することなく自動補正機能のみが作動する。そして、図8に示すように、読取データにおけるブック原稿の中央影領域及び周囲影領域が用紙の地の色に近づくように、予め設定されているディフォルト設定に基づいて濃淡が自動的に淡くなるように調整されて影が目立たなくなる。
また、「ブックコピー」の「オン(プレビュー)」がユーザにより選択されると、図9及び図10に示すように、手動補正機能及び自動補正機能が共に作動可能となり、先ず、読取データにおけるブック原稿の中央影領域及び周囲影領域の濃淡が自動的に淡くなるように調整されるとともに、画像解析結果に基づいて、読取データの傾きが自動的に回転補正された後、自動補正された読取データに基づき表示用の画像データが生成され、表示部7に表示される。
なお、図9に示す例では、自動影補正により影領域が白くなるように補正されたため、中央部付近に存在していた原稿の文字等が一部消えた状態となっている。また、図10に示す例では、自動角度補正により必要以上に回転しすぎて、逆に傾いてしまった状態となっている。
これに対し、ユーザが表示された自動補正後の画像データを視認しながら、影レベル補正操作部7Aや角度補正操作部7Bを操作すると、その操作量に応じて画像データが再補正されて、補正後の画像データが再び表示部7に表示されるので、ユーザは手動補正の結果を容易かつ即座に確認することができる。
なお、図9に示す例では、手動補正により、影領域の濃度が少し濃くなるように補正されたことで、消えていた文字部分が表示されている。また、図10に示す例では、表示部の縁に対して、画像データの外縁が平行になるように補正されている。
したがって、本実施形態では、読取データにおけるブック原稿の中央影領域及び周囲影領域として特定された領域の濃淡をユーザの操作に基づいて補正することができるので、ユーザの意図に沿うように影の除去を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、手動補正機能にてユーザが上記影領域の濃淡を補正する前に予め設定されているディフォルト設定に基づいて事前に濃淡が自動補正されるとともに、画像解析結果に基づいて画像の傾きも自動補正されるので、ユーザの負担を軽減することができ、複写機1の使い勝手を向上させることができる。
また、本実施形態では、ユーザの操作に基づいて画像データを回転補正することもできるので、ユーザは影の除去のみならず、傾いた状態で読み取られた読取データの傾きも補正することができる。
また、本実施形態では、読取データに基づく画像データが表示部7に表示されているときに、影レベル補正操作部7A及び角度補正操作部7Bが操作可能な状態となるので、画像データの表示状態を切り替えや、影レベル補正と角度補正とで補正モードを切り替えるといった操作を行うことなく、ブック原稿の中央影領域及び周囲影領域についての濃淡補正と画像データの回転補正とを容易に行うことができる。
また、本実施形態では、読取データにおけるブック原稿の中央影領域及び周囲影領域についての濃淡補正が作動可能な状態であると判定されると、読取データにおけるブック原稿の中央影領域及び周囲影領域についての濃淡補正と画像の回転補正とが共に作動可能となるので、複写機1の使い勝手を向上させることができる。
また、読取部2及び印刷部3が組み込まれた筐体5に操作パネル6及び表示部7が設けられているので、表示部7に表示された画像データを容易に視認しながら操作パネル6や影レベル補正操作部7A及び角度補正操作部7Bを操作でき、複写機1の使い勝手を良好なものとすることができる。
そして、表示部に表示された画像データに対して、ユーザが操作パネル6を介して、影レベルの補正や角度補正を行うと、画像データがユーザの指示内容に基づいて補正され、補正後の画像データが表示部に再表示されるので、ユーザは自身の指示した補正内容がどのように反映されるかを確認することができる。
また、補正が確定した場合には、確定された補正後の画像データに基づいて、読取データが補正され、ユーザの指示が反映された読取データを生成することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、自動的に特定された中央影領域及び周囲影領域の大きさを、ユーザの操作に基づいて変更可能としたものである。
すなわち、図11は、本実施形態におけるS13(図3参照)の詳細制御を示すフローチャート(図5に相当する図面)であり、図11に示すように、本実施形態では、第1実施形態(図5)に対して、影領域を調整するための制御(S56)が追加されている。
第2実施形態においては、S55における補正画像表示において、例えば、図13のような表示が行われる。なお、図13は本実施形態の概要を示す図である。
すなわち、先の外縁部特定処理(図4のS31)、及び中央部特定処理(図4のS35、S43)において、読取データにおけるブック原稿の外縁部又は中央部が特定されている場合には、その特定された位置をユーザが確認できるように、表示部7に表示される画像データにマークM1、M2の識別用の情報が付加表示される。
ここで、マークM1は外縁部を示すものであり、記憶部9に記憶されている外形情報に基づいてマークM1を表示するための表示データが生成れた後、表示部7に表示される。
また、マークM2は中央部を示すものであり、記憶部9に記憶されている中央部情報に基づいてマークM2を表示するための表示データが生成れた後、表示部7に表示される。
そして、図12は、影領域の調整をするため制御(S56)の詳細制御を示すフローチャートであり、図13の表示が行われている状態で、この制御が起動される。この制御が起動されると、先ず、S31(図4参照)にて特定された周囲影領域を変更するか否かがユーザの操作に基づいて判定される(S81)。
なお、本実施形態では、表示部7に表示された画像(ブック原稿)の外縁部に相当するマークM1の部分、またはマークM1の周辺がユーザにより触れられたか否かに基づいて、周囲影領域を変更するか否かが判定されるが、本発明はこれに限定されるものではない。
そして、表示部7に表示された画像の外縁部がユーザにより触れられたことが検出され、周囲影領域を変更すると判定された場合には(S81:YES)、ブック原稿の外縁部が特定されているか否か、つまり外形情報が記憶部9に記憶されているか否かが判定される(S83)。なお、マークM1が表示されている場合、外形情報が記憶部9に記憶されていることになるため、通常は、S83の判断でYESとなる。
そして、外縁部が特定されていると判定された場合には(S83:YES)、ユーザが表示部7のいずれの部位に触れているかが検出されて、その検出結果に基づいて周囲影領域として特定されている範囲、大きさ及び位置が変更された後(S85)、変更後の周囲影領域が表示部7に再表示され(S93)、本制御が終了する。
つまり、マークM1上をユーザが触れた状態で、そのまま表示部7上でユーザが指を移動させることにより、マークM1を移動表示させることができる。なお、このような表示部7上での指の操作によるマーク等の移動表示は周知の技術であるため、その詳細な説明は省略するが、移動させた指が表示部7上から離れた時点で、その位置でマークM1を確定表示させるとともに、マークM1の表示位置に基づいて画像データにおける周囲影領域を変更する。
また、図13に示す例では、マークM1は4箇所に表示されているが、原稿の周縁部のサイズは固定であるため、マークM1の一つを移動表示させることで、他の3箇所のマークM1が互いの距離間隔を保持した状態で移動表示される。画像データにおける周囲影領域が変更された場合は、変更後の領域に基づいて、外形情報が記憶部9に記憶される。
また、外縁部が特定されていないと判定された場合(S83:NO)、又は周囲影領域を変更しないと判定された場合には(S81:NO)、S31(図4参照)にて特定された中央影領域を変更するか否かがユーザの操作に基づいて判定される(S87)。ここで、外縁部が特定されていない場合とは、マークM1が表示されていない状態で、表示部上の画像の外縁部付近をユーザが触れた場合などに相当する。
なお、本実施形態では、表示部7に表示された画像データの中央部がユーザにより触れられたか否かに基づいて周囲影領域を変更するか否かが判定されるが、本発明はこれに限定されるものではない。
そして、表示部7に表示された画像データの中央部がユーザにより触れられ、中央影領域を変更すると判定された場合には(S87:YES)、ブック原稿の中央部が特定されたか否か、つまり中央情報が記憶部9に記憶されているか否かが判定される(S89)。
このとき、中央部が特定されていると判定された場合には(S89:YES)、ユーザが表示部7のいずれの部位に触れているかが検出されて、その検出結果に基づいて中央影領域として特定されている範囲、大きさ及び位置が変更された後(S91)、変更後の中央影領域が表示部7に再表示され(S93)、本制御が終了する。
つまり、画像データの中央部を示すマークM2上をユーザが触れた状態で、そのまま表示部7上でユーザが指を移動させることにより、マークM2を移動表示させることができる。移動させた指が表示部上から離れた時点で、その位置でマークM2を確定表示させるとともに、マークM2の表示位置に基づいて、画像データ(読取データ)における中央影領域を変更する。
また、図13に示す例では、マークM2は4箇所に表示されているが、これらは、個別に移動表示されても、関連付けて移動表示されてもよい。画像データにおける中央影領域が変更された場合は、変更後の領域に基づいて、中央部情報が記憶部9に記憶される。
なお、中央影領域を変更しないと判定された場合にも(S87:NO)、本制御が終了する。
以上に説明したように、本実施形態では、中央影領域及び周囲影領域の大きさを、ユーザの操作に基づいて変更することができる。
つまり、図13に示す例では、補正前の表示画面では、画像データ(読取データ)の外縁部を示すM1が、実際のブック原稿の外縁部よりもずれてしまっており、自動補正を行った結果において、不要な影部分が残ってしまったり、原稿の中央部付近の文字等が消えてしまっているが、手動補正により、マークM1やマークM2を表示を確認しながら適宜移動させることで、画像データにおける外縁部や中央部を変更することができ、その変更後の外縁部、中央部に基づいて、画像データを補正することでユーザの意図に沿った影の除去を行うことが可能となる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、中央影領域及び周囲影領域の自動特定ができなかった場合には、影領域の濃淡補正、画像の回転補正又は影領域の大きさ変更をすることができなかったが、本発明はこれに限定されるものでなく、中央影領域及び周囲影領域の自動特定ができなかった場合には、読取データに基づく画像を表示部にそのまま表示させ、ユーザが手動で影領域を特定可能としてもよい。
また、上述の実施形態では、手動補正機能が作動可能状態にあるときには、予め自動補正された画像データが表示部7に表示されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、手動補正機能と自動補正機能とを別々に作動可能としてもよい。
また、上述の実施形態では、表示部7も操作部として利用したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、本発明を複写機に適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。
また、外縁部の特定方法は、上述の実施形態に示された手法に限定されるものではない。
また、中央部の特定方法は、上述の実施形態に示された手法に限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、ブック原稿を読取部2で読み取ることにより取得される読取データを用いて、影領域の特定や表示のための画像データを生成することとしたが、通常、読取データはデータサイズが大きいため、読取データそのものを用いて画像解析を行う場合、多くの時間を要することが想定される。
そのため、読取データを縮小することにより、解析用データを生成し、このデータを用いて中央影領域及び周囲影領域の特定を行ってもよい。また表示のための画像データとして解析用データを利用してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る複写機1の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る複写機1の電気系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る複写機のブックコピー時の制御を示すフローチャートである。 図3のS7の詳細を示すフローチャートである。 図3のS13の詳細を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、ユーザが複写機能を選択する際に表示部7に表示される表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係る手動補正機能の操作時に表示部7に表示される表示例を示す図である。 本発明の第1実施形態におけるブックコピーの特徴を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態におけるブックコピーの特徴を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態におけるブックコピーの特徴を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態におけるS13(図3参照)の詳細制御を示すフローチャートである。 影領域の調整をするため制御(S56)の詳細制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるブックコピーの特徴を説明するための説明図である。
符号の説明
1…複写機、2…読取部、3…印刷部、4…排出部、5…筐体、6…操作パネル、
7…表示部、7A…影レベル補正操作部、7B…角度補正操作部、
7C…印刷スタート部、8…制御部、9…記憶部。

Claims (7)

  1. 原稿を読み取る読取部と、
    前記読取部により読み取られた読取データの中から補正すべき影領域を特定する特定手段と、
    前記読取データのうち前記特定手段により特定された影領域の濃淡を、予め設定されているディフォルト設定に基づいて補正する第2調整手段と、
    前記第2調整手段により補正された読取データに基づく画像データが表示される表示部と、
    前記画像データのうち前記特定手段により特定された影領域に対応する部位の濃淡をユーザの操作に基づいて補正する第1調整手段と、
    ユーザの操作に基づいて前記画像データを回転補正する第3調整手段と、
    前記第1調整手段及び前記第3調整手段による補正内容に基づいて、前記読取データを補正する補正手段とを備え、
    前記原稿として、複数枚の原稿が中央部分で綴られたブック原稿を複写するためのブックコピー機能がユーザにより選択された場合に、前記第1調整手段、前記第2調整手段及び前記第3調整手段を作動可能な状態とする第1の作動モード、前記第2調整手段のみを作動可能な状態とする第2の作動モード、並びに前記第1調整手段、前記第2調整手段及び前記第3調整手段を作動させない状態とする第3の作動モードのうち、いずれの作動モードが選択されているかを、ユーザの操作に基づいて判定する判定手段、
    をさらに備え、
    前記判定手段により、前記第1の作動モードが選択されていると判定された場合、前記表示部には、前記第2調整手段により補正された読取データに基づく画像データ、前記第1調整手段及び前記第3調整手段が同時に表示され、前記第2の作動モード又は第3の作動モードが選択されていると判定された場合、前記表示部への表示を行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  2. 前記特定手段により特定された影領域の大きさを、ユーザの操作に基づいて変更する変更手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. ユーザの操作を受け付ける操作部を備え、
    前記操作部は、前記読取部及び前記表示部が組み込まれた筐体に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記操作部は、少なくとも第1操作部及び第2操作部を有して構成されており、
    前記第1調整手段及び前記第3調整手段は、前記画像データが前記表示部に表示されているときに作動可能な状態となり、
    さらに、前記第1操作部が操作されたときに前記第1調整手段が作動し、前記第2操作部が操作されたときに前記第3調整手段が作動することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記特定手段は、原稿の外縁部より外側の影領域、及び原稿の中央部に対応する部位に発生した帯状の影領域のうち少なくとも一方の領域を前記読取データの中から特定することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記読取データを印刷用データに変換し、記録媒体に印刷する印刷手段を備え、
    前記第1調整手段、第2調整手段、及び第3調整手段による補正が行われた場合、前記印刷手段は、補正後の読取データを印刷用データに変換することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. ユーザにより前記第1調整手段及び第3調整手段が操作されると、その操作量に応じて画像データが再補正されて、補正後の画像データが再び表示部に表示されることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の画像処理装置。
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