JP4559368B2 - 電子レンジ加熱用包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、電子レンジによる加熱調理時に袋内で発生する蒸気を外部へと放出することができる電子レンジ加熱用包装袋に関し、より詳しくは、蒸気の急激な放出を防ぐことが可能であって、吹きこぼれの発生を防止できるとともに、蒸気放出後においても袋内の圧力を高く維持することが可能な電子レンジ加熱用包装袋に関する。
従来、耐熱性を有する合成樹脂フィルムを袋状に貼り合わせて形成し、内部に調理済や半調理済の食材を密封収容し、包装袋ごと電子レンジで加熱することによって食材を加熱調理できるようにした電子レンジ加熱用包装袋が存在している。
通常、このような電子レンジ加熱用包装袋には、加熱時に食材から発生する蒸気により内圧が上昇して袋が破裂してしまうことを防ぐために、内圧が一定値以上になったときに蒸気を外部へと逃がすための機構が設けられている。
このような蒸気抜き機構を有する電子レンジ加熱用袋としては、例えばナイロンとポリエチレンとのラミネートフィルムから形成された袋において、外側のナイロンに蒸気抜き孔を形成したものが知られている。
このような電子レンジ用加熱袋によれば、電子レンジの加熱により発生した蒸気により袋の内圧が上昇すると、袋の膨張による引張り力により蒸気抜き孔部分のポリエチレンが破れて袋に孔があき、この孔を通って内部の蒸気が放出されて内圧の上昇が抑えられることによって、袋の破裂を防ぐことができる。
しかしながら、このような従来の電子レンジ用加熱袋では、袋内に収容されているスープやたれ等の水分が蒸気と共に孔から吹き出して周囲を汚染するおそれがあった。
このような問題点を解決するための技術としては、例えば特許文献1に開示された技術が存在している。
特許文献1に開示された電子レンジ加熱用袋は、外袋の内側に、外袋より引張り強度が弱い材質からなる内袋を設けた二重構造の袋において、外袋に蒸気抜きのための孔を設け、内袋は食品を収容した状態では外袋と非密着状態となるようにしたものである。
特許文献1には、この電子レンジ用袋によれば、外袋に影響を与えることなく内袋を膨張させることができ、袋内に収容されているスープやたれ等の外部への飛散を少なく抑えることができる旨記載されている。
しかしながら、この電子レンジ加熱用袋では、内袋と外袋が密着した状態で内袋が破れて蒸気抜き孔が大きく開口するため、袋内の蒸気が急激に放出されることを防ぐことは困難であり、結果として、スープ等の外部への飛散量を大幅に減らすことはできない。
また、蒸気抜き孔が開口すると、袋内の蒸気が一気に放出されて袋の内圧が急激に低下してしまうため、食材の加圧調理を行うことができない。
特開平11−268780号公報
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、電子レンジによる加熱調理時に袋内で発生する蒸気を外部へと逃がすことができる電子レンジ加熱用包装袋において、蒸気の放出量を抑えることができ、吹きこぼれの発生を防ぐことが可能であるともに、蒸気放出後も内部を高圧に保って食材を加圧調理することができる電子レンジ加熱用包装袋を提供せんとするものである。
請求項1に係る発明は、基材の一面にシーラント層を有する2枚の合成樹脂フィルムが該シーラント層を対向させて配置されるとともに、その両側辺及び上辺に沿ってヒートシール部が形成されてなる電子レンジ加熱用包装袋であって、前記上辺のヒートシール部の近傍位置に該ヒートシール部と平行に且つ袋を横断するように第2ヒートシール部が形成され、該第2ヒートシール部は、その長さ方向の一部分において他の部分よりも幅が狭い幅狭部を有するとともに、少なくとも該幅狭部を含む部分においてイージーピールテープを介してヒートシールされており、該イージーピールテープと第2ヒートシール部の重なり部分の幅は前記他の部分よりも狭く且つ幅狭部以上に形成され、前記第2ヒートシール部と上辺のヒートシール部の間は非ヒートシール部とされ、前記幅狭部は該非ヒートシール部が前記第2ヒートシール部に向けて部分的に突出することにより形成され、該非ヒートシール部の一部分において合成樹脂フィルムを貫通する切り込みが形成されていることを特徴とする電子レンジ加熱用包装袋に関する。
請求項2に係る発明は、前記幅狭部が第2ヒートシール部の長さ方向略中央に形成され、前記切り込みが側辺のヒートシール部近傍に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ加熱用包装袋に関する。
請求項3に係る発明は、前記切り込みが、左右両方の側辺のヒートシール部近傍に形成されていることを特徴とする請求項2記載の電子レンジ加熱用包装袋に関する。
請求項4に係る発明は、前記切り込みが直線状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の電子レンジ加熱用包装袋に関する。
請求項1に係る発明によれば、電子レンジでの加熱調理時に袋内で発生した蒸気により内圧が上昇すると、第2ヒートシール部はイージーピールテープの部分で剥離するが、このときイージーピールテープが少なくとも幅狭部を含む部分に設けられ、その幅が幅狭部以上であってその他の部分より狭くされているため、第2ヒートシール部は幅狭部のみにおいて完全に剥離して蒸気の通路が形成され、この通路を通った少量の蒸気のみが非ヒートシール部へと導かれ、合成樹脂フィルムに形成された切り込み部分から外部へと放出されることとなる。そのため、蒸気の放出量を少なく抑えることが可能となり、袋内の食材の水分の吹きこぼれが防止できるとともに、蒸気放出による内圧の低下を低く抑えることができ、食材を良好に加圧調理することが可能となる。
請求項2に係る発明によれば、幅狭部が第2ヒートシール部の長さ方向略中央に形成され、切り込みが側辺のヒートシール部近傍に形成されていることにより、内圧が非ヒートシール部において分散される。そのため、蒸気の放出に伴う水分の吹きこぼれや内圧の急激な低下をより確実に防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、切り込みが、左右両方の側辺のヒートシール部近傍に形成されていることにより、蒸気放出時における袋の回転を防ぐことが可能となる。
請求項4に係る発明によれば、切り込みが直線状に形成されていることにより、孔状に形成した場合に比べて蒸気の放出量を抑えることができ、水分の吹きこぼれや内圧の急激な低下の防止効果をより高めることができる。
以下、本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋(以下、単に袋という場合がある)の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の正面図であり、図2は図1の端面図であって、(a)はA−A線端面図、(b)はB−B線端面図、(c)はC−C線拡大端面図、(d)はD−D線拡大端面図である。
本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋は、同じ大きさの方形の2枚の合成樹脂フィルム(1)を重ね合わせて、その三辺(左右両側辺及び上辺)をヒートシール(熱接着)することによって形成された、いわゆる三方シール袋の形態を有している。
図1において、簡明のために、ヒートシール部にはハッチングを施しており、上辺のヒートシール部には符号(2)、左右両側辺のヒートシール部には符号(3)を付している。
合成樹脂フィルム(1)は、基材(4)の片面にシーラント層(5)を有するものであって、2枚の合成樹脂フィルム(1)は、図2に示すようにシーラント層(5)同士が対向して配置されている。
尚、本発明においては、合成樹脂フィルム(1)を三層構造とする構成(例えば、基材とシーラント層の間にガスバリア層を介在させる構成等)も好適に採用することができる。
合成樹脂フィルム(1)としては、例えば、基材(4)としてナイロン、シーラント層(5)としてレトルトCPPを用いたものが例示できる。
但し、本発明においては、合成樹脂フィルム(1)の素材はこれに限定されるものではなく、基材(4)としては、ナイロンの他に、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等を用いることができ、シーラント層(5)としては、レトルトCPPの他に、LLDPE等を用いることができる。
本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋は、上記した三辺(左右両側辺及び上辺)に沿って形成されたヒートシール部(2)(3)に加えて、更に別の位置に第2ヒートシール部(6)が形成されている。
第2ヒートシール部(6)は、上辺のヒートシール部(2)の近傍位置において、該ヒートシール部(2)と平行に且つ袋を横断するように略帯状に形成されている。
第2ヒートシール部(6)は、その長さ方向(袋横断方向:図1において上下方向)の一部分において他の部分よりも幅(帯幅)が狭い幅狭部(7)を有しており、この幅狭部(7)は、第2ヒートシール部(6)の長さ方向略中央に1箇所形成されている。
本発明においては、第2ヒートシール部(6)の幅が上辺のヒートシール部(2)の幅の2倍以上に設定され、幅狭部(7)の幅が他の部分(8)の幅の半分以下に設定されている。
このように、第2ヒートシール部(6)の幅を広く設定することによって、幅狭部(7)においても第2ヒートシール部(6)の幅を広く確保して充分なシール性を得ることを可能とし、更に幅狭部(7)の幅を狭くすることによって、後述する蒸気通路を容易且つ確実に形成することを可能としている。
幅狭部(7)の長さ(図1において上下方向の長さ)は、袋の横断方向の長さの5〜50%の範囲に設定することが好ましく、具体的な寸法としては、例えば10〜100mmに設定される。
幅狭部(7)の長さが大きすぎると、蒸気が急激に抜けることによって、内容物の吹き出しが生じたり、加圧調理が行えなくなったりという不具合が生じ、逆に小さすぎると、蒸気抜きが充分に行われずに袋が破裂するおそれがあり、いずれも好ましくない。
第2ヒートシール部(6)は、少なくとも幅狭部(7)を含む部分において、帯状のイージーピールテープ(9)を介してヒートシールされている。
イージーピールテープ(9)としては、易剥離性及び電子レンジ適性に優れたイージーピールフィルムが用いられ、例えば、厚さが30〜50μm程度のポリプロピレン系のイージーピールフィルムや、ポリエチレン系のイージーピールフィルム等を用いることができる。
図示例において、イージーピールテープ(9)は、第2ヒートシール部(6)の長さ方向全長に亘って、すなわち袋を横断するような形態で設けられている。
また、イージーピールテープ(9)は、その幅方向(図1の左右方向)の大部分において第2ヒートシール部(6)と重なっているが、幅方向下端部(図1の右側方向の端部)は第2ヒートシール部(6)から僅かにはみ出しており重なっていない。
このように、イージーピールテープ(9)の幅方向下端部を第2ヒートシール部(6)から僅かにはみ出させることにより、蒸気をイージーピールテープ(9)と合成樹脂フィルム(1)のシーラント層(5)の間に効率良く導いて、第2ヒートシール部(6)の剥離を確実に行わせることができる。
イージーピールテープ(9)の第2ヒートシール部(6)との重なり部分の幅は、第2ヒートシール部(6)の他の部分(8)よりも狭く、且つ幅狭部(7)と同じもしくはそれ以上の広さに形成される。
これにより、袋の内圧が上昇した時に、第2ヒートシール部(6)全体が剥離することが防がれると同時に、幅狭部(7)についてはその全体を確実に剥離することが可能となる。
第2ヒートシール部(6)と上辺のヒートシール部(2)の間は、非ヒートシール部(10)とされている。
非ヒートシール部(10)は、第2ヒートシール部(6)に向けて部分的に突出するように凸字状に形成されており、上述した第2ヒートシール部(6)の幅狭部(7)はこの部分的な突出によって形成されている。
非ヒートシール部(10)の一部分には、合成樹脂フィルム(1)を貫通する切り込み(11)が形成されている。
切り込み(11)は、袋を構成する2枚の合成樹脂フィルム(1)の両方に形成してもよいし、一方のみに形成してもよい。一方のみに形成する場合は、蒸気の放出が妨げられないように、電子レンジに袋を入れる際に、切り込み(11)が形成された側の合成樹脂フィルムを上に向けることが好ましい。
また、切り込み(11)は、左右両側辺のヒートシール部(3)近傍の2箇所において、上辺と平行な直線状に形成されている。
切り込み(11)が側辺のヒートシール部(3)近傍に形成されている構成は、幅狭部(7)が第2ヒートシール部(6)の長さ方向略中央に形成されている構成と相俟って、袋の内圧(蒸気圧)を非ヒートシール部(10)において分散する作用を発揮し、その結果、蒸気の放出に伴う水分の吹きこぼれや内圧の急激な低下をより確実に防止することができるようになる。
また、切り込み(11)を直線状に形成することにより、孔状に形成した場合に比べて蒸気の放出量を抑えることができ、水分の吹きこぼれや急激な内圧低下を防止する効果をより高めることが可能となる。
更に、切り込み(11)を左右両方の側辺のヒートシール部近傍に形成することによって、蒸気放出時において袋が回転することを防止することが可能となる。
各切り込み(11)の長さは、袋の横断方向の長さの2〜15%の範囲に設定することが好ましく、具体的な寸法としては、例えば4〜6mmに設定される。
切り込み(11)の長さが大きすぎると、蒸気が急激に抜けることによって、内容物の吹き出しが生じたり、加圧調理が行えなくなったりという不具合が生じ、逆に小さすぎると、蒸気抜きが充分に行われずに袋が破裂するおそれがあり、いずれも好ましくない。
以下、本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の作用について説明する。
本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋を使用する際には、先ず袋の中に調理済もしくは半調理済の食材を収容した後、袋の下辺をヒートシールすることによって、食材が内部に密封された袋を製造する(図3参照、尚、食材の図示は省略している)。
そして、このように製造された食材入りの袋を購入した利用者は、袋を電子レンジに入れて加熱する。
袋が電子レンジにより加熱されると、食材から発生する蒸気によって袋の内圧が上昇して、袋が膨張する。
袋の内圧が一定値以上になると、第2ヒートシール部(6)のイージーピールテープ(9)が介在されている部分が剥離する(図4参照)。尚、図4において、第2ヒートシール部(6)が剥離した部分をクロスハッチングで示している。
このとき、イージーピールテープ(9)が、少なくとも幅狭部(7)を含む部分に設けられ、その幅が幅狭部以上であってその他の部分(8)より狭くされているため、第2ヒートシール部(6)の幅狭部(7)は完全に剥離するが、他の部分(8)が完全に剥離することはない。
第2ヒートシール部(6)の幅狭部(7)が剥離すると、非ヒートシール部(10)と連通する蒸気の通路が形成され、蒸気は形成された通路を通って非ヒートシール部(10)へと導かれる(図5矢印参照)。
すると、非ヒートシール部(10)の内圧が上昇して膨張し、蒸気は非ヒートシール部(10)の合成樹脂フィルム(1)に形成された切り込み(11)部分を通って外部へと放出される(図6参照)。
このように、本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋によれば、袋内で発生した蒸気は、第2ヒートシール部(6)の幅狭部(7)の剥離により形成される狭い通路を通って少量ずつ非ヒートシール部(10)へと導かれた後、非ヒートシール部(10)に形成された切り込み(11)から外部へと放出されるため、蒸気が急激に外部に放出されることがない。
そのため、袋内の食材の水分の吹きこぼれが防止できるとともに、蒸気放出による内圧の低下を低く抑えることができ、食材を良好に加圧調理することが可能となる。
以下、本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の実施例及び比較例を示すことにより、本発明の効果をより明確にする。但し、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
1.サンプルの作成
(A)実施例サンプル
基材がナイロン(15μm厚)、シーラント層がレトルトCPP(60μm厚)からなる合成樹脂フィルムを用いて、図1及び図2に示す形態の三方シール袋を作成した。イージーピールテープ(9)としては、ポリプロピレン系のテープ(30μm厚)を用いた。
袋の寸法は、長さ250mm×幅195mm、三辺(左右両側辺及び上辺)のヒートシール部(2)(3)の幅は夫々10mm、第2ヒートシール部(6)の幅は20mm、非ヒートシール部(10)の幅は10mm、イージーピールテープ(9)の幅は20mmとし、幅狭部(7)の長さは5mmと10mmの2種類のものを作成し、前者を「実施例サンプル1」、後者を「実施例サンプル2」とした。
(B)比較例サンプル
市販の電子レンジ加熱用包装袋を比較例サンプルとして用いた。
この比較例サンプルの袋は、寸法が長さ220mm×幅155mm、素材の構成がナイロン15μm/DL/レトルトCPP50μmであり、袋の略中央においてナイロン層に直径10mmの円形穴が設けられているものである。
2.実験方法
実施例及び比較例のサンプルに夫々水道水100ccを入れた後、ヒートシールを施して内部を密封し、これを電子レンジ(RE−S100:シャープ株式会社製)に入れて加熱し、袋内の圧力を測定した。
袋の内圧は、袋内に挿入した耐圧ホースを介して外部に設置した圧力計(PGHデジタル圧力計:株式会社モルテン製)により測定した。
3.実験結果
実施例及び比較例サンプルについて、蒸気放出前の最高圧力と蒸気放出後の平均圧力(蒸気放出開始後から完了までの平均圧力)の測定結果を表1に示す。尚、表中の測定値は、室内圧(大気圧)との圧力差(bar)で示されている。
Figure 0004559368
表1に示されるように、実施例サンプルでは、蒸気放出開始後においても暫くの時間、袋内の圧力は大気圧よりも高く維持されていたが、比較例サンプルでは、蒸気放出開始と同時に袋内の圧力が急激に低下してすぐに大気圧と同じ圧力となった。
この実験結果から、本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋は、従来の袋に比べて蒸気が一気に放出されることを抑制する蒸気放出抑制効果が高く、蒸気放出後も内部を高圧に維持することができることが確認された。
本発明は、電子レンジによって食材を加熱加圧料理するための加熱用包装袋として好適に利用される。
本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の正面図である。 図1の端面図であって、(a)はA−A線端面図、(b)はB−B線端面図、(c)はC−C線拡大端面図、(d)はD−D線拡大端面図である。 本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の作用についての説明図である。 本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の作用についての説明図である。 本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の作用についての説明図である。 本発明に係る電子レンジ加熱用包装袋の作用についての説明図である。
符号の説明
1 合成樹脂フィルム
2 上辺のヒートシール部
3 側辺のヒートシール部
4 基材
5 シーラント層
6 第2ヒートシール部
7 幅狭部
8 他の部分(幅狭部以外の部分)
9 イージーピールテープ
10 非ヒートシール部
11 切り込み

Claims (4)

  1. 基材の一面にシーラント層を有する2枚の合成樹脂フィルムが該シーラント層を対向させて配置されるとともに、その両側辺及び上辺に沿ってヒートシール部が形成されてなる電子レンジ加熱用包装袋であって、前記上辺のヒートシール部の近傍位置に該ヒートシール部と平行に且つ袋を横断するように第2ヒートシール部が形成され、該第2ヒートシール部は、その長さ方向の一部分において他の部分よりも幅が狭い幅狭部を有するとともに、少なくとも該幅狭部を含む部分においてイージーピールテープを介してヒートシールされており、該イージーピールテープと第2ヒートシール部の重なり部分の幅は前記他の部分よりも狭く且つ幅狭部以上に形成され、前記第2ヒートシール部と上辺のヒートシール部の間は非ヒートシール部とされ、前記幅狭部は該非ヒートシール部が前記第2ヒートシール部に向けて部分的に突出することにより形成され、該非ヒートシール部の一部分において合成樹脂フィルムを貫通する切り込みが形成されていることを特徴とする電子レンジ加熱用包装袋。
  2. 前記幅狭部が第2ヒートシール部の長さ方向略中央に形成され、前記切り込みが側辺のヒートシール部近傍に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  3. 前記切り込みが、左右両方の側辺のヒートシール部近傍に形成されていることを特徴とする請求項2記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  4. 前記切り込みが直線状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の電子レンジ加熱用包装袋。

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