JP4559126B2 - 映像送信方法、映像送信装置、映像送信用プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

映像送信方法、映像送信装置、映像送信用プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、動画像や音声などのディジタル信号を、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式に従って符号化し、パケット通信ネットワークを通じて送受信するシステムで用いられる映像送信技術に関し、とりわけ、IPネットワークを介して接続された遠隔地間でテレビ電話機能を提供する低遅延映像コミュニケーションシステムに好適な映像送信技術に関する。
インターネットに代表されるディジタルパケット通信網の高速化と広帯域化にともない、高画質なディジタル圧縮映像のリアルタイム送受信が実用的なアプリケーションとなりつつある。一例として、インターネットに接続されたPCにカメラやマイクを接続し、MPEG方式等によってリアルタイム符号化した映像を低遅延に双方向伝送するテレビ電話システムが挙げられる。
インターネットを介した伝送では一般的にパケット損失が発生する。パケット損失を回復する手段としては、損失したパケットの再送(ARQ:Automatic Repeat Request)や、冗長な誤り訂正符号の付加による受信側での回復(FEC:Forward Error Correction)などの手法が知られているが、低遅延伝送が必要となる双方向コミュニケーションシステムではFECによる誤り訂正が適当である。
誤り訂正符号の種類としては、パリティ(XOR)符号、ハミング符号、BCH符号、リードソロモン符号などが知られている。いずれの符号も、k個の情報シンボルに対して誤り検出・誤り訂正のために(n−k)個の冗長シンボルを付加し、合計でn個のシンボルとして伝送路に送出する(n,k)誤り訂正符号として表される。
例として、パリティ符号はk個の情報シンボルに対してXOR演算を行った結果の1シンボルを付加するためn−k=1、ハミング符号の代表例としてはハミング(7,4)符号やハミング(15,11)符号がある。リードソロモン符号は、1シンボルを8ビット(1バイト)とした場合にはn=255となり、任意のkに対して(255,k)誤り訂正符号を設計することができるとともに、短縮リードソロモン符号を使用することによって、n≦255、n>kの範囲内で自由に(n,k)誤り訂正符号が設計できる。
図11に、短縮リードソロモン(128,124)の一例を示す。
この図に示すように、短縮リードソロモン(128,124)は、リードソロモン符号化器および復号器は(255,251)で設計し、送受信側ともに、情報シンボルの前半127シンボル(=127バイト)はゼロと仮定して演算を行う。ゼロと仮定した部分は実際には伝送しない。このような手法により、(255,k)リードソロモン符号化器および復号器を使用して、n≦255、n>kで任意の(n,k)誤り訂正符号を設計することができる。
図12に、リードソロモン(n,k)誤り訂正符号を、パケット損失対策のために適用した場合の符号化方式の一例を示す(例えば、非特許文献1参照)。
この図に示すように、リードソロモン(n,k)誤り訂正符号では、符号化された情報は一定長のパケットに区切られ(以降これをメディアパケットと呼称する)、バッファの一番上から行方向に順に格納される。k個のパケットの入力が完了したら、バッファの一番左から順に、列方向に誤り訂正符号を生成する。
すなわち、k個のパケットから1シンボル(=1バイト)ずつ、縦方向にk個のシンボルを取り出して演算し、n−kシンボル(=n−kバイト)の検査シンボルを生成して、これをFECパケットバッファに書き込む。演算が終われば、右方向に1シンボル(=1バイト)移動して同様に列方向の演算を行う。
このようにして、すべての列についての演算が終了し、FECパケットの生成が完了したら、メディアパケットとFECパケットとが伝送路に送り出される。このとき、受信側でパケットの順序を識別するために、各パケットにはシーケンス番号が付与される。図12では0〜n−1のシーケンス番号を付与している。
RFC3550で規定され、リアルタイムメディアの伝送フォーマットとして一般的なRTP(Real-Time Trasnport Protocol)を使用する場合、各パケットに16ビットのシーケンス番号が付与されるため、このシーケンス番号をnで割った余りである0〜n−1の値によって、パケットの順序を識別することができる。
受信側では、到着したパケットのそれぞれについて、シーケンス番号に基づいてバッファの対応する位置にパケットを格納する。伝送中にメディアパケットの一部が消失した場合、誤り訂正演算器は、バッファの一番左から順に、列方向に誤り訂正演算処理を行い、消失したパケットを回復する。すべての列についての演算が終了し、消失したパケットが回復されたら、メディアパケットの内容を符号化情報出力として出力する。
消失したシンボルの位置が特定できる場合、リードソロモン(n,k)誤り訂正符号は、最大(n−k)シンボルの消失を回復できる。すなわち、上記の例においては、ビット反転などの符号誤りが発生しない条件下において、メディアパケットとFECパケットとをあわせて(n−k)パケット以内の消失であれば、これを完全に回復できる。
以降、上記にて説明したメディアパケットk個とFECパケット(n−k)個とから構成される誤り訂正演算の単位を、誤り訂正演算ブロックと呼称する。
さて、MPEG方式に代表される動画像の高圧縮符号化方式においては、1枚のピクチャを符号化することによって生じるビット量が一定ではないことが知られている。とりわけ、1枚のピクチャが独立して符号化されるIピクチャ、前のピクチャからの差分が符号化されるPピクチャ、前後のピクチャからの差分が符号化されるBピクチャという3種のピクチャ種別を持つMPEG符号化は、I>P>Bピクチャの順で、ピクチャ1枚あたりの発生符号量が大きく異なることが知られている。
これまでの映像伝送アプリケーションでは、ピクチャによって異なる発生符号量を一旦バッファに蓄積して、一定のビットレートに平滑化したのち伝送するCBR(Constant Bit Rate)伝送が用いられていた。これは、従来の情報伝送路が典型的なCBR型であり、毎秒あたり一定のビット量しか伝送できなかったという制限に由来しているが、バッファへの蓄積を行う代償として遅延が発生する。
これに対し、IPネットワークに代表されるベストエフォート型のパケット通信網においては、伝送帯域の変動が許容される。そのため、各ピクチャで発生した符号を、その大小にかかわらず1ピクチャ期間中にすべて伝送することが可能になる。バッファへの蓄積を行わないため伝送遅延は小さく抑えられ、往復遅延を小さく保つ必要があるテレビ電話アプリケーション等にとって利点が大きい。
大塚他,"FECを用いたMPEG2 over IPシステムの開発と評価",情処研究報告「分散システム/インターネット運用技術」No.024,2002
しかしながら、1ピクチャ単位で伝送を完了する低遅延型アプリケーションについて、(n,k)誤り訂正符号を適用しようとした場合、以下に述べるような問題が生じる。
図13に、従来のCBR伝送型アプリケーションに対して(n,k)誤り訂正符号を適用した例を示す。
この場合には、平滑化バッファを通じて毎秒あたり一定のビット量で出力が行われるため、メディアパケットk個に相当するビットが出力されるごとに誤り訂正符号化を行い、(n−k)個のFECパケットを生成して出力できる。すなわち、一定の時間間隔で誤り訂正演算ブロックを構成し、出力することができる。
これに対し、1ピクチャ単位で伝送を完了する低遅延型アプリケーションについて、(n,k)誤り訂正符号を適用しようとした場合、各ピクチャの発生符号量が変化するため、各ピクチャのメディアパケットで誤り訂正演算ブロックを区切りよく構成することができず、パケットの余りや不足を生じる。
例えば図14の例において、最初のIピクチャ(1)で発生した符号量がメディアパケット(k+1)個に相当したとする。そうすると、Iピクチャ(1)の最後のメディアパケットは、2つ目の誤り訂正演算ブロック<2>に収容せざるを得ない。ここでもし、後続のBピクチャ(2)およびBピクチャ(3)で発生した符号量によって、ようやくメディアパケットがk個に達し、2つ目の誤り訂正演算ブロック<2>が充足されたとすると、Iピクチャ(1)の最後のメディアパケットは、Bピクチャ(3)の符号が発生するまでは誤り訂正符号の生成演算を行うことができず、送信を待たされることになる。
ここでもし、誤り訂正符号の生成演算を行うより前に、Iピクチャ(1)の最後のメディアパケットのみを先に送信したとしても、受信側において、もしこのメディアパケットが消失していた場合に、それを回復するには誤り訂正演算ブロック<2>のFECパケットが必要なのであるから、Iピクチャを復号および再生するには誤り訂正演算ブロック<2>全体のパケット到着を待たざるを得ない。結果として、ピクチャ2枚に相当する遅延の発生が避けられない。
このように、1ピクチャ単位で伝送を完了する低遅延型アプリケーションに誤り訂正符号を適用すると、遅延が増加するという問題が生じる。
ここで、遅延の増加を起こさないために、各ピクチャ単位でパケット伝送を完結させる方式も考えられる。
例えば図15の例において、Iピクチャ(1)の最後のメディアパケットが、2つ目の誤り訂正演算ブロック<2>に収容された場合、残る(k−1)個のメディアパケットはダミー、すなわち内容がすべてゼロであると想定して誤り訂正符号化を行い、FECパケットを生成する。こうして、誤り訂正演算ブロック<1>と<2>は、後続のピクチャを待つことなく直ちに送信できる。同様に、Bピクチャ(2)のメディアパケット数がk個に満たなかった場合、残るメディアパケットはダミー、すなわち内容がすべてゼロであると想定して誤り訂正符号化を行い、FECパケットを生成することで、後続のピクチャを待つことなく直ちに送信できる。
このとき、送受信側双方で、「誤り訂正演算ブロックを構成するメディアパケットが不足した場合はダミーのメディアパケットを使用し、その内容はすべてゼロである」と事前に申し合わせておけば、ダミーのメディアパケットを実際に送る必要もない。
しかしながら、この方法で誤り訂正符号化したIピクチャ(1)について考えてみると、誤り訂正演算ブロック<1>については、k個のメディアパケットに(n−k)個のFECパケットが付加されるが、誤り訂正演算ブロック<2>については、わずか1個のメディアパケットについて(n−k)個のFECパケットが付加されることになる。
すなわち、ピクチャ末尾のメディアパケットのみ冗長度が非常に高いという状態になり、冗長度の局所的な変化が大きくなるという問題点を生じる。さらには、ダミーの挿入による全体的な誤り訂正演算ブロック数の増加により、誤り訂正演算量が増加するという問題点も生じる。
このように、(n,k)誤り訂正符号化を、各ピクチャ単位で即座に伝送を行う低遅延の映像伝送アプリケーションに適用しようとすると、遅延が増加したり、意図しない冗長度の局所的変化や演算量の増加を引き起こすといった問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、誤り訂正符号の付加による伝送遅延の増加や冗長度の局所的変化や演算量の増加を招くことなく、誤り訂正演算を各ピクチャごとに独立して実施することができるようにする新たな映像送信技術の提供を目的とする。
〔1〕本発明の映像送信装置の構成
〔1−1〕第1の構成
上記の目的を達成するために、本発明の映像送信装置は、動画像の符号化情報をパケット化し、誤り訂正演算によってパケット損失を回復するための冗長なパケットを付加して、通信ネットワークへ送信する処理を行うために、(イ)ある1枚の画像を符号化した結果生じたビット量をもとに、このビット量を格納するために必要なパケット数を算出し、このパケット数と同一の数を誤り訂正符号の情報シンボル数として決定する第1の決定手段と、(ロ)第1の決定手段の決定した情報シンボル数について、符号化対象画像のピクチャ種別に応じて設定されるIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの比例率をそれぞれR I 、R P 、R B とするならば、R I ≧R P ≧R B となる比例率に従い、その1枚の画像のピクチャ種別に応じて情報シンボル数に比例する形で誤り訂正符号の検査シンボル数を決定する第2の決定手段と、(ハ)その1枚の画像の符号化情報から得られる全ての情報シンボルを入力して、誤り訂正演算により、第2の決定手段の決定した数の検査シンボルを生成する生成手段とを備えるように構成する。
このように、第2の決定手段は、後続の画像に対する影響が大きな画像をより厚く保護するとともに、同一種別の画像における冗長度を一定の範囲内に保つべく、誤り訂正符号の検査シンボル数を決定するように処理するのである。
このように構成されるときにあって、生成手段は、誤り訂正能力の高い符号と演算負荷の軽い符号とを効率的に組み合わせることで、全体として演算負荷を減少させるべく、第1の決定手段の決定した情報シンボル数と第2の決定手段の決定した検査シンボル数とに基づいて、複数の誤り訂正符号の中からひとつを選択して使用することがある。
以上の各処理手段が動作することで実現される本発明の映像送信方法はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
〔1−2〕第2の構成
また、上記の目的を達成するために、本発明の映像送信装置は、動画像の符号化情報をパケット化し、誤り訂正演算によってパケット損失を回復するための冗長なパケットを付加して、通信ネットワークへ送信する処理を行うために、(イ)ある1枚の画像を符号化
した結果生じたビット量をもとに、このビット量を格納するために必要なパケット数を算出して、このパケット数と同一の数を誤り訂正符号の情報シンボル数として決定することで誤り訂正演算に用いる情報シンボル数を特定し、この特定した情報シンボル数と予め設定された情報シンボル数の最大値とに基づいて誤り訂正演算ブロックの総数を決定して、その最大値範囲に入る範囲でできるだけ大きく、かつ、情報シンボル数のばらつきが最も小さくなるようにと、各誤り訂正演算ブロックに入る情報シンボル数を決定する第1の決定手段と、(ロ)第1の決定手段の決定した情報シンボル数のそれぞれについて、符号化対象画像のピクチャ種別に応じて設定されるIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの比例率をそれぞれRI 、RP 、RB とするならば、RI ≧RP ≧RB となる比例率に従い、
その1枚の画像のピクチャ種別に応じて情報シンボル数に比例する形で誤り訂正符号の検査シンボル数を決定する第2の決定手段と、(ハ)各誤り訂正演算ブロック毎に、その1
枚の画像の符号化情報から得られる第1の決定手段の決定した数の情報シンボルを入力して、誤り訂正演算により、第2の決定手段の決定した数の検査シンボルを生成する生成手段とを備えるように構成する。
ここで、第1の決定手段は、冗長度の均一化を図るべく、各誤り訂正演算ブロックに入る情報シンボル数を決定するものであり、具体的には、パケット数をN、情報シンボル数の最大値をkMAX 、誤り訂正演算ブロックの総数をq、情報シンボル数の基本値をkBASEとするならば、
q=ceil(N÷kMAX
ただし、ceil()は小数点以下を切り上げた整数
BASE=floor(N÷q)
ただし、floor()は小数点以下を切り捨てた整数
により求められる
r=N−(q×kBASE
に従って、誤り訂正演算ブロック1,2,・・・,qのそれぞれに対応する情報シンボル
数k1 ,k2 ,・・・,kq を、
(i)r=0のとき
1 ,k2 ,・・・,kq =kBASE
(ii)r>0のとき
1 ,k2 ,・・・,kr =kBASE+1
r+1 ,・・・・・,kq =kBASE
という形で決定することで、各誤り訂正演算ブロックに入る情報シンボル数を決定するように処理することになる。
そして、第2の決定手段は、後続の画像に対する影響が大きな画像をより厚く保護するとともに、同一種別の画像における冗長度を一定の範囲内に保つべく、誤り訂正符号の検査シンボル数を決定するように処理するのである。
この構成を採るときに、同一グループの情報シンボルが連続して消失する場合に対処できるようにするために、生成手段の生成した検査シンボルとその生成元となった情報シンボルとを1つのグループとして、各グループのシンボルをインタリーブする形で送信する送信手段を備えることがある。
この送信手段は、そのような送信形態をとらずに、生成手段の生成した検査シンボルとその生成元となった情報シンボルとを1つのグループとして、各グループのシンボルをグループごとにまとめる形で送信するように処理することもある。
このように構成されるときにあって、生成手段は、誤り訂正能力の高い符号と演算負荷の軽い符号とを効率的に組み合わせることで、全体として演算負荷を減少させるべく、第1の決定手段の決定した情報シンボル数と第2の決定手段の決定した検査シンボル数とに基づいて、複数の誤り訂正符号の中からひとつを選択して使用することがある。
以上の各処理手段が動作することで実現される本発明の映像送信方法はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
〔2〕本発明に関連する映像受信装置の構成
上記のように構成される本発明の映像送信装置から送信されてくるパケットを受けて、本発明に関連する映像受信装置は、誤り訂正演算によってパケット損失を回復するための冗長なパケットが付加されている、動画像の符号化情報が格納されたパケットを受信し、損失したパケットを誤り訂正演算によって回復する処理を行うために、(イ)映像送信側から通知された情報に基づいて、ある1枚の画像について、映像送信側で用いたものと同一の情報シンボル数および検査シンボル数を決定する決定手段と、(ロ)決定手段の決定した情報シンボル数および検査シンボル数を受け、1枚の画像の符号化情報から得られる可変数の情報シンボルおよび検査シンボルを入力として、その入力に対して誤り訂正演算を行う演算手段とを備えるように構成する。
このように構成されるときにあって、演算手段は、本発明の映像送信装置の処理に合わせて、決定手段の決定した情報シンボル数および検査シンボル数に基づいて、複数の誤り訂正符号の中からひとつを選択して使用することがある。
以上の各処理手段が動作することで実現される本発明に関連する映像受信方法はコンピュータプログラムでも実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、適当な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明に関連する映像受信方法を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明に関連する映像受信方法を実現することになる。
〔3〕本発明の構成の骨組み
本発明の映像送信装置では、n,kの値が可変な(n,k)誤り訂正符号化器を使用する。各ピクチャ単位で独立した誤り訂正演算ブロックを構成し、かつ、演算時にダミーのメディアパケットを挿入する必要がないように、ピクチャ1枚あたりの発生符号量に応じてn,kの値を変化させて誤り訂正演算を行い、FECパケットを生成して送信する。
これを受けて、本発明に関連する映像受信装置では、n,kの値が可変な(n,k)誤り訂正復号器を使用し、映像送信装置で選択したものと同一のn,kの値を用いて、各ピクチャ単位で消失パケットの回復を行う。
このように、本発明によれば、ピクチャ1枚あたりの発生符号量に応じてn,kの値を変化させることにより、ダミーのメディアパケットを挿入することによる冗長度の局所的変化や演算量の増加を避けつつ、誤り訂正演算ブロックを各ピクチャ単位に独立とし、遅延の増加を防ぐことができる。
以上述べたように、本発明では、ピクチャ1枚あたりの発生符号量に応じて情報シンボル数を可変とし、検査シンボル数も情報シンボル数とピクチャ符号化パラメータとに応じて可変に設定して、誤り訂正符号の演算および誤り訂正演算を行うという構成を採る。
この構成に従って、本発明によれば、誤り訂正演算を各ピクチャごとに独立して実施することができ、誤り訂正符号の付加による伝送遅延の増加を防ぐことができるとともに、冗長度の局所的変化や演算量の増加を避けることができるようになる。
〔1〕第1の実施形態例
先ず最初に、第1の実施形態例について説明する。
図1に、第1の実施形態例に従う本発明の映像送信装置1の装置構成の一実施形態例を図示する。
この図に示すように、本発明の映像送信装置1は、ピクチャ符号化・パケット化器11と、メディアパケットバッファ12と、誤り訂正演算パラメータ選択器13と、誤り訂正符号生成部14と、FECパケットバッファ15と、ネットワーク送出器16とを備える。そして、誤り訂正符号生成部14は、情報シンボルレジスタ141と、誤り訂正符号演算器142と、検査シンボルレジスタ143とを備える。
このピクチャ符号化・パケット化器11は、入力された映像信号を、例えばMPEG方式に従って符号化し、生成された各ピクチャの符号を一定のバイト量ごとに区切ってメディアパケット113を生成して、メディアパケットバッファ12に格納する。
図2に、このときの、メディアパケット113の生成およびメディアパケットバッファ12への格納方式を図示する。
いま、メディアパケット113の最大サイズが3000バイトであるとする。このとき、最大のメディアパケット113を収容できるようにするため、メディアパケットバッファ12の横幅も3000バイトに設定される。
このメディアパケット113の最大サイズは、ネットワークに送出するパケットの最大サイズに関連する。一例として、ネットワーク上でのパケットのフラグメンテーションを起こしてはならない場合には、ネットワークのMTU(Maximum Transfer Unit )からIPヘッダ、UDPヘッダ、RTPヘッダ等の各種ヘッダサイズを差し引いた値に設定される。
ここで、図2に示すように、あるピクチャを符号化して発生した符号量が17000バイトであったとすると、17000÷3000=5余り2000であることから、3000バイトの最大長をもつ5個のメディアパケットと、2000バイトの長さを持つ最後のメディアパケットという合計で6個のメディアパケットが構成される。これらのメディアパケットがメディアパケットバッファ12に格納される。最後のメディアパケットの長さが満たない部分は、後ほどの誤り訂正符号演算に備えてゼロの値でフィリングされる。バッファの残り部分は空きのままとなる。
図1に戻って説明するならば、ピクチャ符号化・パケット化器11からは、符号化したピクチャのメディアパケット113とともに、対象ピクチャのパケット数を示すメディアパケット数情報111と、ピクチャの種別を示す符号化パラメータ情報112とが出力される。
このメディアパケット数情報111と符号化パラメータ情報112とを受けて、誤り訂正演算パラメータ選択器13は、この2つの情報をもとに、(n,k)誤り訂正演算のkの値とn−kの値とを決定する。
このk、すなわち情報シンボルの数については、メディアパケット数情報111と同一に設定される。一方、このn−k、すなわち検査シンボルの数については、以下に示す4つの方法のうちのいずれかの方法によって決定される。
〔方法1〕
n−k=常に一定の値とする。すなわち、メディアパケット数情報111や符号化パラメータ情報112によらず、n−kの値はつねに同一とする。
〔方法2〕
n−k=int(k×A)+Bとする。ここで、int()は、小数部を切り捨てた整数値を返す。
いま、A=0.2 ,B=1とすると、
k=1〜4 → n−k=1
k=5〜9 → n−k=2
k=10〜14 → n−k=3
・・・・・
となり、kの数に比例してn−kの値が増加する。すなわち、この方法2では、検査シンボル数を情報シンボル数に比例させ、冗長度を一定の範囲内に保つのである。
〔方法3〕
n−k=RI (Iピクチャの場合),n−k=RP (Pピクチャの場合),n−k=RB (Bピクチャの場合)とする。
MPEG符号化においては、IピクチャやPピクチャの損失は時間方向予測によって後続のピクチャにまでエラーが伝播するため、Bピクチャの損失と比較して影響が大きい。そこで、この方法3では、RI ≧RP ≧RB なるRI,P,B を設定することにより、IピクチャおよびPピクチャをより厚く保護するのである。
〔方法4〕
方法2と方法3とを組み合わせて、n−kの値を決定する。
すなわち、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャのそれぞれについて、方法2で述べたA,Bの値を定義し、AI ≧AP ≧AB もしくはBI ≧BP ≧BB と設定する。こうして、検査シンボル数を情報シンボル数に比例させるとともに、IピクチャおよびPピクチャをより厚く保護する。
このようにして誤り訂正演算パラメータ選択器13により決定されたkの値およびn−kの値は、シンボル数選択情報131として誤り訂正符号生成部14に通知される。
この通知を受けて、誤り訂正符号生成部14は、メディアパケットバッファ12の一番左から順に演算を開始する。図2に示した通り、メディアパケットバッファ12にはk個のメディアパケットが格納されている。ここから縦方向に1シンボルずつ、合計kシンボルを取り出し、情報シンボルレジスタ141にセットする。検査シンボルレジスタ143は演算前にゼロシンボルでクリアされる。
そして、誤り訂正符号演算器142は、情報シンボルレジスタ141から順次情報シンボルを読み出して、演算結果を検査シンボルレジスタ143に反映してゆく。演算が終了したら、検査シンボルレジスタ143上に生成されたn−k個の検査シンボル144を出力し、FECパケットバッファ15の対応する位置に縦方向に書き込む。
次に、図3を用いて、上記の誤り訂正符号演算と、短縮符号の利用、およびkとn−kとが可変であることの関連性について説明する。
図3では、誤り訂正符号として8ビットシンボルのリードソロモン符号を用いており、情報シンボル数は255シンボル(255バイト)となる。ただし、図11で説明した短縮符号を利用することにより、後半kシンボル(kバイト)のみを情報シンボルとし、前半255−kシンボル(255−kバイト)はゼロシンボルとされる。
誤り訂正符号演算器142は、検査シンボルレジスタ143に格納される検査シンボル値をゼロに初期化した後、一番左から順にシンボルを読み込んで検査シンボルの生成演算を行い、検査シンボルの値を更新してゆく。そして、一番右のシンボルまでの読み込みが終了した状態で得られた検査シンボルの値が、求める検査シンボルの値となる。
なお、このような誤り訂正符号演算器142の演算方法は、生成多項式での割り算によって巡回符号を得る一般的な演算方法であり(例えば、“TECHI やりなおしのための工業数学 CQ出版社刊 p.105”参照)、本発明の趣旨と直接関連しないため、その詳細は割愛する。
ここで、前半のゼロシンボル部分まで誤り訂正符号演算を終了した状態<2>において、ここまでで読み込んだシンボルはすべてゼロシンボルであるから、生成された検査シンボルの値もすべてゼロシンボルとなる。従って、実際には<2>の状態から演算を開始すればよい。すなわち、どのようなkの値であっても、検査シンボルをゼロシンボルでクリアしたあと、k個の情報シンボルの先頭から演算を開始すればよい。
また、検査シンボル長をn−kシンボル(n−kバイト)とするためには、生成多項式の次数をn−k−1次に設定する。例えば、生成多項式G(x)として、
G(x)=(x−1)(x−α)(x−α2 )・・・(x−αn-k-1
を選択し、巡回符号の生成演算(例えば、“TECHI やりなおしのための工業数学 CQ出版社刊 p.105”参照)を行えばよい。ただし、αは体の原始元であり、8ビットシンボルのリードソロモン符号においては例えば“x8 +x4 +x3 +x2 +1=0”の根である。
このように、誤り訂正符号演算器142において、n−kの値に対応した生成多項式G(x)を選択し、k個の情報シンボルに対して逐次n−k個の検査シンボルを演算することによって、kおよびn−kが可変であっても検査シンボルを生成できる。
図1に戻って説明するならば、上記の演算をメディアパケットバッファ12の右端まで行い、FECパケットバッファ15にn−k個のFECパケットが生成されたら、ネットワーク送出器16は、メディアパケットバッファ12からk個のメディアパケット、およびFECパケットバッファ15からn−k個のFECパケットを横方向に読み出し、それぞれにネットワークパケットのヘッダ(例としてRTP/UDP/IPヘッダ)を付加して、ネットワークに送出する。
このとき、メディアパケットおよびFECパケットの順序、ならびにメディアパケット数情報111や符号化パラメータ情報112を受信装置に伝達するため、ネットワーク送出器16は、これらの情報をネットワークパケットのヘッダに付加する。例えば、パケットの順序はRTPヘッダのシーケンス番号フィールドを利用し、その他の情報は独自のヘッダに格納する。独自のヘッダへの格納情報としては、kとn−kの値をペアで格納してもよいし、kの値とMPEG符号化のピクチャ種別を表す値とを格納してもよい。
図4に、誤り訂正演算パラメータ選択器13のパラメータ選択方法として前述の方法2を使用し、A=0.2 ,B=1とした場合のネットワークパケットの例を図示する。
メディアパケット数kの値に応じて、FECパケットの個数が可変となると同時に、誤り訂正演算ブロックが各ピクチャで完結して送信可能となっていることがわかる。この例では、RTPヘッダにはパケットのシーケンス番号を、独自ヘッダにはピクチャ通し番号と、kとn−kの値の対とを格納している。
なお、誤り訂正符号の演算時にゼロフィリングを行った部分については、実際には伝送していない。
次に、受信装置側の動作について説明する。
図5に、本発明に関連する映像受信装置2の装置構成の一例を図示する。
この図に示すように、本発明に関連する映像受信装置2は、ネットワーク受信器21と、メディアパケットバッファ22と、FECパケットバッファ23と、誤り訂正演算パラメータ選択器24と、誤り訂正演算部25と、ピクチャ復号器26とを備える。そして、誤り訂正演算部25は、シンボルレジスタ251と、シンボル訂正演算器252とを備える。
このネットワーク受信器21は、ネットワークからパケットを受信し、メディアパケット212をメディアパケットバッファ22に、FECパケット213をFECパケットバッファ23に格納する。
このとき、メディアパケットおよびFECパケットの順序は、ネットワークパケットのヘッダに記録したシーケンス番号(前述の例では、RTPヘッダに格納したシーケンス番号)を参照することによって、映像送信装置1のメディアパケットバッファ12およびFECパケットバッファ15と同じ配置で格納する。パケット長がパケットバッファの幅に満たない場合は、空き部分がゼロシンボルでフィリングされる。ネットワーク上でのパケット損失によってあるパケットが到着しなかった場合には、バッファの当該位置は空欄のままとされる。
1ピクチャを構成するパケットがすべて到着したら(これは、例えば、当該ピクチャの最後のFECパケットが到着するか、あるいは次のピクチャを構成するパケットが到着したことによって判別できる)、誤り訂正演算部25は、損失パケットの回復演算を開始する。
まず、誤り訂正演算パラメータ選択器24は、ネットワーク受信器21から送られてくるネットワークヘッダ情報211をもとに、kおよびn−kの値を算出し、それをシンボル数選択情報241としてシンボル訂正演算器252に伝達する。このときのkおよびn−kの値の算出式は、映像送信装置1の誤り訂正演算パラメータ選択器13と共通の方法を用い、送信側と同じ結果を得るようにする。なお、前述の図4の例のように、kとn−kの値の組がヘッダに直接記述されている場合には、この値を直接出力すればよい。
また、メディアパケットバッファ22およびFECパケットバッファ23からは、パケットが未到着で空欄になっている位置をあらわす消失位置情報222が誤り訂正演算部25に伝達される。
これを受けて、誤り訂正演算部25は、消失位置情報222の個数を参照し、これが誤り訂正演算可能な範囲を超えていない場合、例としてリードソロモン符号の場合ではn−k個を超えていない場合には、メディアパケットバッファ22の一番左から順に演算を開始する。メディアパケットバッファ22およびFECパケットバッファ23から縦方向に1シンボルずつ、合計nシンボルを取り出し、シンボルレジスタ251にセットする。このとき、パケットが未到着で空欄になっている部分はゼロシンボルに置き換えられる。
シンボル訂正演算器252は、シンボル数選択情報241としてもたらされたk,n−kの値、および消失位置情報222をもとに、シンボルレジスタ251に格納された各シンボルからシンドローム値を演算し、バーレカンプ・マッシィ(Berlekamp-Massey)・アルゴリズム等によって、誤り位置の特定と正しいシンボル値の演算とを行ってシンボルを訂正する。なお、この方法は本発明の趣旨と直接関連しないため詳細は割愛する(例えば、“TECHI やりなおしのための工業数学 CQ出版社刊 p.106”参照)。
この演算が終了したら、訂正が完了したシンボルレジスタ251内のシンボルをメディアパケットバッファ22およびFECパケットバッファ23の元の位置に書き戻し、ひとつ右の列のシンボル訂正演算を引き続き行う。
すべての列についての演算が終了したら、メディアパケットバッファ22に格納されたメディアパケットを上から順に行方向に読み出し、ピクチャ復号器26へ供給する。
以上述べたように、ピクチャ1枚あたり可変数のメディアパケットに対して、誤り訂正符号の情報シンボル数をメディアパケット数と同数とし、可変数のFECパケットを生成して送受信することにより、誤り訂正演算を各ピクチャごとに独立して実施し、伝送遅延の増加を防ぐことができるとともに、冗長度の局所的な変化を抑え、誤り訂正演算においてダミーの挿入による全体的な誤り訂正演算ブロック数の増加や誤り訂正演算量が増加を防ぐことができる。
なお、一般的に、回路規模や搭載メモリ量の制限から、誤り訂正符号演算器142およびシンボル訂正演算器252が対応できる情報シンボル数kには上限が存在する。この上限をkMAX とする。
もし、1ピクチャあたりの発生符号量が非常に大きく、メディアパケット数の値が非常に大きくなった場合、メディアパケット数がkMAX を超える事態が想定される。このときには、kMAX 個のメディアパケットについて誤り訂正演算を行ってFECパケットを構成し、残るメディアパケットはFECパケットによる保護のない状態で送受信する対処法などが考えられる。
〔2〕第2の実施形態例
次に、第2の実施形態例について説明する。
第2の実施形態例において、映像送信装置1および映像受信装置2の構成は第1の実施形態例と同様である。しかしながら、送信側の誤り訂正演算パラメータ選択器13および受信側の誤り訂正演算パラメータ選択器24におけるnおよびn−kの値の選択方式が異なり、これに応じて、送信側の誤り訂正符号生成部14および受信側の誤り訂正演算部25の動作が若干異なる。以下に、その差異について説明する。
第1の実施形態例においては、kの値として、ピクチャ1枚を構成するメディアパケット数をそのまま設定し、ピクチャ1枚で1つの誤り訂正演算ブロックを構成していた。
そのため、メディアパケット数の変動に対応するためには広範囲のkに対応する必要があるうえ、仮にメディアパケット数が非常に大きくなった場合、演算可能な上限数kMAX を超えるメディアパケットについてはFECパケットによる保護のない状態で送受信するしかなかった。
これに対し、第2の実施形態例においては、1枚のピクチャを複数の誤り訂正演算ブロックで構成することを可能にする。
具体的には、まず、誤り訂正演算パラメータ選択器13において、以下の方法で誤り訂正演算ブロックの総数qを決定する。いま、誤り訂正符号生成部14および誤り訂正演算部25が演算可能な情報シンボルの最大値をkMAX とすると、
誤り訂正演算ブロック数q=ceil(メディアパケット数÷kMAX
ただし、ceil()は小数点以下を切り上げた整数を示す
に従って、誤り訂正演算ブロックの総数qを決定する。
続いて、情報シンボル数kの基本値kBASEを、
BASE=floor(メディアパケット数÷q)
ただし、floor()は小数点以下を切り捨てた整数を示す
に従って決定する。
この決定を受けて、いま、上記の除算の余りに相当する値rを、
r=メディアパケット数−(q×kBASE
と定義すると、誤り訂正演算ブロック1,2・・・qのそれぞれに対応する情報シンボル数k1 ,k2 ・・・kq は、
r=0なら
1 ,k2 ・・・kq =kBASE
r>0なら
1,・・・・kr =kBASE+1
r+1,・・・kq =kBASE
のように決定される。
以上の演算の目的は、kMAX を超えずにできるだけ大きく、かつ各誤り訂正演算ブロックの大きさのばらつきが最も小さくなるk1 ,k2 ・・・kq を選択することにある。
上記の演算の例として、いま、演算可能な情報シンボルの最大値kMAX が15であるとき、41個のメディアパケットがメディアパケットバッファ12に入力されたとする。この状態を図6に示す。
このとき、kMAX =15を超えずにできるだけ大きな誤り訂正演算ブロックを構成するためには、k=14の誤り訂正演算ブロックを2つ、k=13の誤り訂正演算ブロックを1つ、合計3ブロックを構成すればよいことは容易に理解される。
実際に上記の演算を行うと、
誤り訂正演算ブロック数q=ceil(メディアパケット数÷kMAX
=ceil(41÷15)
=3
BASE=floor(メディアパケット数÷q)
=floor(41÷3)
=13
r=メディアパケット数−(q×kBASE
=41−(3×13)
=2
となる。
よって
1 ,k2 =kBASE+1=13+1=14
3 =kBASE=13
となり、所望の値が得られていることがわかる。
続いて、誤り訂正演算パラメータ選択器13は、q個の誤り訂正演算ブロックのそれぞれについて、k1,k2 ・・・kq の値をもとに、第1の実施形態例で述べた方法1〜方法4のいずれかの方法に基づき、(n−k)1 ,(n−k)2 ,・・・(n−k)q の値を決定する。これらkと(n−k)の値の組、合計q組が、シンボル数選択情報131として誤り訂正符号生成部14にもたらされる。
図6の例においては、3つの誤り演算ブロックをそれぞれ「グループ1」〜「グループ3」として表記してある。またn−kの値として、各グループごとにそれぞれ3,3,2が選択されたものとしている。
これを受けて、誤り訂正符号生成部14は、各グループを構成するメディアパケットがメディアパケットバッファ12に到着し次第、誤り訂正符号の生成を行って、FECパケットバッファ15の対応するグループの位置に書き込む。すべてのグループについて演算が終了したら、メディアパケットおよびFECパケットをネットワーク送出器16へ出力する。
映像受信装置2においても、誤り訂正演算パラメータ選択器24は、上記と同一の方法によって誤り演算ブロックの個数q、および各グループのkとn−kの値を再現し、誤り訂正演算部25へ伝達する。
従って、図7に示すように、メディアパケットバッファ22およびFECパケットバッファ23内には、映像送信装置1側と同一のグループが構成される。誤り訂正演算部25は、各グループ単位で誤り訂正演算を行い、すべてのグループについて演算が終了したらメディアパケットをピクチャ復号器26へ出力する。
図8に、1枚のピクチャを構成するメディアパケットおよびFECパケットをネットワーク上で伝送する際のパケット順序について図示する。
図8(a)は、第1の実施形態例と同様に、すべてのメディアパケットを送出した後に、すべてのFECパケットを送出するものである。
これに対して、図8(b)のように、各グループ単位で、メディアパケットとFECパケットとを対にして伝送することもできる。
この場合、映像送信装置1でFECパケットの生成が終了したグループから順に伝送し、映像受信装置2においても到着したグループから順に誤り訂正演算を開始できるため、1枚のピクチャに対して誤り訂正符号生成演算および誤り訂正演算を複数回に分散することができ、演算負荷を平滑化する効果がある。また、バッファに蓄積されるパケットは1グループのみに限定し、あるグループの演算が終了し出力が完了した後に、続くグループのパケットを入力するよう動作をスケジューリングすることにより、メディアパケットバッファおよびFECパケットバッファを共用することができ、バッファの使用量を削減する効果もある。
さらには、図8(c)のように、各グループのパケットを1つずつ入れ子にして伝送することもできる。
ネットワーク上ではしばしば複数のパケットが連続して消失するバーストロスが起きることが知られているが、このように入れ子で伝送することにより、例えば3つのパケットが連続して消失した場合でも、各グループあたりでは1つのパケットが消失したことにしかならない。そのため、リードソロモン符号においてn−k=2を選択していた場合、3連続のパケットロスは図8(a)や図8(b)に示す伝送方式では回復できないが、図8(c)の方式であれば回復できる。
以上述べたように、第2の実施形態例によれば、情報シンボルの上限数kMAX が比較的小さな誤り訂正符号演算器142およびシンボル訂正演算器252を使用する場合においても、可変数のメディアパケットに対して適応的に誤り訂正符号を付加することができる。また、パケットの伝送順序によっては誤り訂正演算の負荷を平滑化したり、バーストロスに対する耐性を高めたりすることができる。
〔3〕第3の実施形態例
次に、第3の実施形態例について説明する。
図9に、第3の実施形態例に従う本発明の映像送信装置1の装置構成の一実施形態例を図示し、図10に、第3の実施形態例に従う本発明に関連する映像受信装置2の装置構成の一例を図示する。
第1及び第2の実施形態例と異なるのは、第3の実施形態例では、誤り訂正符号演算器142、およびシンボル訂正演算器252が複数配置されている点のみである。
これまで主に説明してきたリードソロモン符号は、誤り訂正能力は高いものの演算が複雑であり、特にソフトウェアによって実装する際には演算負荷が問題となる。
これに対し、パリティ符号(XOR)はn−kの値が1に限られるものの、演算が非常に軽いという利点がある。n−k=1の場合においては、リードソロモン符号とパリティ符号のパケット損失に対する耐性は同一である(どちらも1つのパケット損失のみを回復できる)。
よって、図9において、誤り訂正符号演算器142としてリードソロモン符号演算器とパリティ符号演算器の双方を実装することにより、誤り訂正演算パラメータ選択器13がn−kの値を1と決定した場合にはパリティ符号を、それ以外のn−kについてはリードソロモン符号を選択することができる。この選択結果は、誤り訂正符号選択情報132として伝達され、選択された誤り訂正符号演算器142を使用してFECパケットの生成を行う。
受信側においても、図10に示すように、シンボル訂正演算器252としてリードソロモン符号とパリティ符号の双方を実装し、誤り訂正演算パラメータ選択器24が送信側と同一の誤り訂正符号選択情報242を出力することにより、送信側で使用した符号と一致するシンボル訂正演算器252を選択し、誤り訂正演算を行うことができる。
このように、第3の実施形態例では、kやn−kの値によって使用する符号方式を変更することにより、誤り訂正能力の高い符号と演算負荷の軽い符号とを効率的に組み合わせ、装置全体での演算負荷を減少させることができる。組み合わせる誤り訂正符号としては、上記のリードソロモン符号、パリティ(XOR)符号の他に、ハミング(7,4)符号なども挙げられる。
本発明の第1の実施形態例における映像送信装置の構成を示す図である。 メディアパケットの生成およびメディアパケットバッファへの格納方式を示した図である。 短縮符号を使用した場合の誤り訂正符号生成方式について示した図である。 短縮符号を使用した場合の誤り訂正符号生成方式について示した図である。 本発明の第1の実施形態例における本発明に関連する映像受信装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態例における送信側での誤り訂正演算ブロックのグループ化を示す図である。 本発明の第2の実施形態例における受信側での誤り訂正演算ブロックのグループ化を示す図である。 本発明の第2の実施形態例におけるネットワーク上でのパケットの伝送順序を示す図である。 本発明の第3の実施形態例における映像送信装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態例における本発明に関連する映像受信装置の構成を示す図である。 短縮リードソロモン符号について説明した図である。 誤り訂正符号をパケット損失対策のために適用した場合を示す図である。 従来のCBR伝送型アプリケーションに対して誤り訂正符号を適用した場合を示す図である。 1ピクチャ単位で伝送を完了する低遅延型アプリケーションについて、誤り訂正符号を適用しようとした第1の場合を示す図である。 1ピクチャ単位で伝送を完了する低遅延型アプリケーションについて、誤り訂正符号を適用しようとした第2の場合を示す図である。
符号の説明
1 映像送信装置
2 映像受信装置
11 ピクチャ符号化・パケット化器
12 メディアパケットバッファ
13 誤り訂正演算パラメータ選択器
14 誤り訂正符号生成部
15 FECパケットバッファ
16 ネットワーク送出器
21 ネットワーク受信器
22 メディアパケットバッファ
23 FECパケットバッファ
24 誤り訂正演算パラメータ選択器
25 誤り訂正演算部
26 ピクチャ復号器
141 情報シンボルレジスタ
142 誤り訂正符号演算器
143 検査シンボルレジスタ
251 シンボルレジスタ
252 シンボル訂正演算器

Claims (10)

  1. 動画像の符号化情報をパケット化し、誤り訂正演算によってパケット損失を回復するための冗長なパケットを付加して、通信ネットワークへ送信する映像送信方法において、
    ある1枚の画像を符号化した結果生じたビット量をもとに、このビット量を格納するために必要なパケット数を算出して、このパケット数と同一の数を誤り訂正符号の情報シンボル数として決定することで誤り訂正演算に用いる情報シンボル数を特定し、この特定した情報シンボル数と予め設定された情報シンボル数の最大値とに基づいて誤り訂正演算ブロックの総数を決定して、その最大値範囲に入る範囲でできるだけ大きく、かつ、情報シンボル数のばらつきが最も小さくなるようにと、各誤り訂正演算ブロックに入る情報シンボル数を決定する過程と、
    前記決定した情報シンボル数のそれぞれについて、符号化対象画像のピクチャ種別に応じて設定されるIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの比例率をそれぞれRI 、RP 、RB とするならば、RI ≧RP ≧RB となる比例率に従い、前記1枚の画像のピクチャ種別に応じて当該情報シンボル数に比例する形で誤り訂正符号の検査シンボル数を決定する過程と、
    各誤り訂正演算ブロック毎に、前記1枚の画像の符号化情報から得られる前記決定した数の情報シンボルを入力して、誤り訂正演算により、前記決定した数の検査シンボルを生成する過程とを備え、
    前記情報シンボル数を決定する過程では、前記パケット数をN、前記最大値をkMAX 、前記総数をq、情報シンボル数の基本値をkBASEとするならば、
    q=ceil(N÷kMAX
    ただし、ceil()は小数点以下を切り上げた整数
    BASE=floor(N÷q)
    ただし、floor()は小数点以下を切り捨てた整数
    により求められる
    r=N−(q×kBASE
    に従って、誤り訂正演算ブロック1,2,・・・,qのそれぞれに対応する情報シンボル数k1 ,k2 ,・・・,kq を、
    (i)r=0のとき
    1 ,k2 ,・・・,kq =kBASE
    (ii)r>0のとき
    1 ,k2 ,・・・,kr =kBASE+1
    r+1 ,・・・・・,kq =kBASE
    という形で決定することで、各誤り訂正演算ブロックに入る情報シンボル数を決定することを、
    特徴とする映像送信方法。
  2. 請求項1に記載の映像送信方法において、
    前記生成した検査シンボルとその生成元となった情報シンボルとを1つのグループとして、各グループのシンボルをインタリーブする形で送信する過程を備えることを、
    特徴とする映像送信方法。
  3. 請求項1に記載の映像送信方法において、
    前記生成した検査シンボルとその生成元となった情報シンボルとを1つのグループとして、各グループのシンボルをグループごとにまとめる形で送信する過程を備えることを、
    特徴とする映像送信方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の映像送信方法において、
    前記検査シンボルを生成する過程では、前記決定した情報シンボル数および検査シンボル数に基づいて、複数の誤り訂正符号の中からひとつを選択して使用することを、
    特徴とする映像送信方法。
  5. 動画像の符号化情報をパケット化し、誤り訂正演算によってパケット損失を回復するための冗長なパケットを付加して、通信ネットワークへ送信する映像送信装置において、
    ある1枚の画像を符号化した結果生じたビット量をもとに、このビット量を格納するために必要なパケット数を算出して、このパケット数と同一の数を誤り訂正符号の情報シンボル数として決定することで誤り訂正演算に用いる情報シンボル数を特定し、この特定した情報シンボル数と予め設定された情報シンボル数の最大値とに基づいて誤り訂正演算ブロックの総数を決定して、その最大値範囲に入る範囲でできるだけ大きく、かつ、情報シンボル数のばらつきが最も小さくなるようにと、各誤り訂正演算ブロックに入る情報シンボル数を決定する手段と、
    前記決定した情報シンボル数のそれぞれについて、符号化対象画像のピクチャ種別に応じて設定されるIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの比例率をそれぞれRI 、RP 、RB とするならば、RI ≧RP ≧RB となる比例率に従い、前記1枚の画像のピクチャ種別に応じて当該情報シンボル数に比例する形で誤り訂正符号の検査シンボル数を決定する手段と、
    各誤り訂正演算ブロック毎に、前記1枚の画像の符号化情報から得られる前記決定した数の情報シンボルを入力して、誤り訂正演算により、前記決定した数の検査シンボルを生成する手段とを備え、
    前記情報シンボル数を決定する手段は、前記パケット数をN、前記最大値をkMAX 、前記総数をq、情報シンボル数の基本値をkBASEとするならば、
    q=ceil(N÷kMAX
    ただし、ceil()は小数点以下を切り上げた整数
    BASE=floor(N÷q)
    ただし、floor()は小数点以下を切り捨てた整数
    により求められる
    r=N−(q×kBASE
    に従って、誤り訂正演算ブロック1,2,・・・,qのそれぞれに対応する情報シンボル数k1 ,k2 ,・・・,kq を、
    (i)r=0のとき
    1 ,k2 ,・・・,kq =kBASE
    (ii)r>0のとき
    1 ,k2 ,・・・,kr =kBASE+1
    r+1 ,・・・・・,kq =kBASE
    という形で決定することで、各誤り訂正演算ブロックに入る情報シンボル数を決定することを、
    特徴とする映像送信装置。
  6. 請求項5に記載の映像送信装置において、
    前記生成した検査シンボルとその生成元となった情報シンボルとを1つのグループとして、各グループのシンボルをインタリーブする形で送信する手段を備えることを、
    特徴とする映像送信装置。
  7. 請求項5に記載の映像送信装置において、
    前記生成した検査シンボルとその生成元となった情報シンボルとを1つのグループとして、各グループのシンボルをグループごとにまとめる形で送信する手段を備えることを、
    特徴とする映像送信装置。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1項に記載の映像送信装置において、
    前記検査シンボルを生成する手段は、前記決定した情報シンボル数および検査シンボル数に基づいて、複数の誤り訂正符号の中からひとつを選択して使用することを、
    特徴とする映像送信装置。
  9. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の映像送信方法をコンピュータに実行させるための映像送信用プログラム。
  10. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の映像送信方法をコンピュータに実行させるための映像送信用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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