JP4558516B2 - プリント基板 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に使用されるプリント基板に係わり、特に部品実装部に接続された複数枚のケーブルからなるケーブル部を有する多層フレキシブルプリント基板に関する。
プリント基板は、電子部品を実装して機器に搭載されるが、機器のコンパクト化を実現するために立体的な部品実装を必要とする場合が多く、このために、プリント基板を折り曲げるような方策が必要となる。
そこで、部品実装部分(厚みが必要な部分)と可撓性のある部分(ケーブル部)とを併せ持つ多層フレキシブルプリント基板が提供されている。このような基板を使用することにより、部品実装の後で可撓性のある部分を折り曲げて立体配置することにより、空間を有効に利用することができてコンパクト化が達成される。
しかも、フレキシブルプリント基板は、ノートパソコン・折り畳み式携帯電話等の、ヒンジ構造を有し頻繁に開閉を繰り返す部位に使用されることが多い。この場合、特許文献1に記載されるように、ヒンジ部内にケーブル部をらせん状に巻いて収納することが行なわれている。また最近では、特許文献2に記載されるように、複雑かつ立体的な動きに対応するヒンジ部構造も提供されている。このため、より屈曲性の良いケーブル部構造が求められる。
通常、両面材よりも片面材をケーブル部とした場合の方が屈曲に必要な力が小さくて済む。このため、特許文献3に示されるように、配線密度が高い場合は、より屈曲性の良い片面材料を2層構造とし、その間を中空とすることによってケーブル部の屈曲応力を緩和させることが行われている。
この方法は有効であるが、ヒンジ構造内部での複雑な屈曲は開閉に支障のある場合がある。例えば、図29に示すような、部品実装部101,102およびケーブル部200を有する片面フレキシブル基板2枚構造のケーブルの4層基板を想定した場合、図29(a)に示すように屈曲部位の内側と外側とはケーブル長さが同じである。これを、図29(b)に示すようにケーブルをらせん状に巻くと、内側のケーブルが外側のケーブルに拘束されて複雑な屈曲をしてしまう欠点がある。
この状態で開閉を繰り返すと、ケーブル同士のこすれによって、絶縁不良や断線などの不具合が生じてしまう。特許文献4のように、円筒状の支持材をケーブルに巻く構造もあるが、却ってケーブルの動作を阻害してしまう場合もある。
そこで、特許文献5に示すように、内側になるケーブルの特定箇所に撓みができるように、ケーブルの剛性を抑制する箇所を持たせ、これをヒンジ部外にもってくる構造とすれば、ケーブル同士のこすれを解消することが可能となる。しかし、この剛性を抑制する箇所を持たせる方法は、ケーブル自体の切り欠きやカバーレイの切り欠き、パターン幅の規制など、いずれも配線密度の制約を受ける欠点がある。
さらに特許文献6に示すように、2枚構造のケーブルの片方を長く取ることも有効であるが、ヒンジ構造内部での複雑な屈曲によって、撓み箇所が移動してしまい、やはりケーブル同士のこすれによって、絶縁不良や断線などの不具合が生じてしまう場合もある。
特開平6−311216号公報 特開2003−133764号公報 特開平7−312469号公報 特開2003−258388号公報 特開2003−101165号公報 特開2003−133733号公報
上述のように、従来のフレキシブルプリント基板は、片面フレキシブル基板が複数枚重ねられた構造のケーブル部を有するプリント基板を、ヒンジ屈曲する部位に使用するとき、内側のケーブルが外側のケーブルに拘束されて複雑な屈曲をしてしまう欠点を有する。
本発明は、片面フレキシブル基板を複数枚重ねた構造のケーブル部を有するプリント基板をヒンジ屈曲する部位に使用するとき、内側のケーブルが外側のケーブルに拘束されて複雑に屈曲し、ケーブル同士のこすれを生じる結果、絶縁不良や断線などの不具合を起こすことのないプリント基板を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本発明では、
複数の部品実装部と、この部品実装部間を接続するケーブル部とを有するプリント基板であって、前記プリント基板の前記ケーブル部は、それぞれ片面フレキシブル基板により構成され、ヒンジ屈曲する2層以上のケーブルを含むプリント基板において、前記ケーブル中の、ヒンジ屈曲したときに内側となるケーブルのヒンジ屈曲しない部分を、ヒンジ屈曲させたときに撓みとなる長さ分だけ湾曲させた状態で、外側となるケーブルに固定するケーブル相互の固定手段を設けたことを特徴とするプリント基板、
提供するものである。
本発明は上述のように、相互間が無拘束な複数枚の片面材料によるケーブルとし、ヒンジ屈曲したとき内側のケーブルの撓みをヒンジ屈曲部と部品実装部との間の位置に集約させるようにしたため、ヒンジ屈曲部内でのケーブル同士のこすれによって生じる絶縁不良や断線などの不具合を大幅に解消することができる。
また、部品実装部間を接続するケーブル部に撓みを設けて固定するとともに、プリント基板の外枠部分を撓み分だけ短縮させるようにしたため、ケーブル部に撓みが設けられたケーブル部を有する多層フレキシブルプリント基板を、撓み付きの状態で出荷できるような形態で簡単に製造することができる。
本発明は、複数枚の薄い片面基板を重ねたケーブル構造とし、内側になるケーブルのヒンジ屈曲部と部品実装部との間の位置に撓みを持たせて固定されるような構造とすることにより、ケーブルの撓みがヒンジ屈曲部内に及ぶことがなく、複雑な屈曲を抑止することができる。
以下、図1ないし図28を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1を示しており、図1(a)は平面図、図1(b)は側断面図である。
この実施例1は、部品実装部101,102間を2枚重ね構造のケーブル200で接続した構造のプリント基板として構成され、部品実装部101,102は、2層の片面材料1が、積層接着剤またはプリプレグ(以下、両者を含めて積層接着剤と呼ぶ)2により外層材料3と積層された4層基板として構成されている。
このプリント基板の積層前の段階において、ケーブル200におけるヒンジ屈曲部と部品実装部との間の位置であって、2枚のケーブルの互いに対向する面のどちらかに、両面テープ4を貼り付けておく。このとき、両面テープ4における接着面の反対側のリリースフィルムは、残した状態にしておく。
所定のプリント基板の製造過程を施した後、らせん状に巻いたときに撓みとなる長さ分だけ内側となるケーブルをずらしてから、両面テープのリリースフィルムを剥して図2の箇所で固定する。この結果、2枚重ねケーブルの内側となるケーブルに生じた撓みが固定される。
図2は、撓みが形成された状態を示す。両面テープは、ケーブル同士を接着し得る接着強度を有していれば特に限定されるものではないが、リリースフィルムを剥す前の状態での厚みが、ケーブル同士のクリアランスよりも薄い方が好ましい。厚い場合は、積層時にケーブルに余計な負荷を与える懸念がある。この図2の構造によって、撓み部分Cはヒンジ屈曲部と部品実装部との間に固定される。
図3は、本発明の実施例2を示しており、部品実装部を接続するケーブルが3枚構造となっている。図3(a)は平面図、図3(b)は側断面図である。内側となるケーブル、中央のケーブルの順により大きい撓みを作り、B位置で両面テープ4により3枚のケーブルを相互に固定する。図3(c)は、この状態を示している。この例のように、ケーブルをヒンジ屈曲部でらせん状に巻いたときに内側になるケーブル程、より大きい撓みを持たせて固定すれば、ケーブルを構成する薄い基板の枚数を任意に設定することができる。
図4は、本発明の実施例3を示している。ヒンジ屈曲部でケーブル11を図4(b)のようにコイル状に巻く場合、通常、ケーブル部の平面形状は図4(a)のようなクランク状になる。そして、ケーブル200の部品実装部101,102との接続部は、撓みを形成する部分に対して直角方向に引き出される。
図1に示した実施例1のような場合は、ヒンジ屈曲部と部品実装部との間の位置に撓みを固定すればよいが、図4(a)の場合は、ヒンジ屈曲部内に撓みを固定する必要がある。
このときには、図4(c)に示すように、両面テープによる固定個所41,42を2個所設定して、撓みを両固体個所間に固定する。
は、本発明の実施例を示し、図(a),(b)はそれぞれケーブル部200を含む内層材料の概略図を示す。図において、1が部品実装部101,102を接続するケーブル部200となる部分であり、パターン形成やカバーレイのラミネートを予め施してある。ここで、図(a)はケーブル部200をらせん状に巻いたときに内側になる内層材料を示し、図(b)は外側になる内層材料を示している。
(a),(b)とも、ケーブル部1には耳状突起5があり、その中央部分にはハトメ用穴6が開いている。ハトメ用穴6の位置は、ケーブル部200をらせん状に巻いたときにヒンジ屈曲部200Aと部品実装部101との間になるように設定され、さらに撓みを持たせる分の長さLだけ位置がずれている。このような形状にケーブル部200の周囲を打ち抜き加工しておく。
は、図の内層材料を用いて4層基板とし、さらにケーブル部200をらせん状に巻いた状態であり、図は、図のB箇所を拡大した模式図である。図(a),(b)のケーブル部1に設置されたハトメ用穴6の位置に合わせて、ハトメ打駒61により固定される。こうすることにより、撓み部分Cはヒンジ屈曲部200Aと部品実装部101との間に固定される。
ハトメ打駒61は、例えば実用新案登録第3040270号などに示されるものが使用できる。また、ハトメ打駒の代わりにビス−ナットで固定してもよい。さらに、ハトメ用穴6は、実装される電子機器への固定用穴としても使用可能であり、グラウンド層からのアース用ランドとして使用してもよい。
は、このグラウンド層からのアース用ランドとして使用する場合の、耳状突起5の例を示している。ここで、配線パターン72の両脇に、グラウンドパターン71が配置されている。グラウンドパターン71は耳状突起5の部分に張り出し、そこをハトメ用穴6が貫通している。さらに破線で示すD部はカバーレイがない箇所であり、ここでビス−ナット等を挿通させたときに導通が取れるようになっている。もちろん、ハトメ打駒61で固定した後で、ビス−ナット等を挿通させるのでもよい。
および図10は、実施例、つまり図ないし図の構造を3層構造の内層材料に適用した実施例を示している。ここで、図(a),(b),(c)は、それぞれ図と同じくケーブル部を含む内層材料の概略図である。これら3枚の内層材料を用いて5層基板とし、さらにケーブル部をらせん状に巻いた状態が図10である。
と同じように、ケーブル部1に設置されたハトメ用穴6の位置を合わせて、ハトメ打駒61で固定されている。ケーブル1をらせん状に巻いたときに内側になるケーブルほど撓みを持たせる分の長さLを長く取るようにすれば、ケーブルを構成する薄い基板の枚数は任意に設定できる。
11、図12および図13は、本発明の実施例を示している。実施例を示す図中のハトメ用穴61の代りに、図11(a)に示すように、らせん状に巻いたときに内側になるケーブルには非スルーホール91を、図11(b)に示すように、外側のケーブルにはパッド92をそれぞれ形成しておく。内側になるケーブルを、撓み部分Cを形成する長さLだけずらし、非スルーホール91とパッド92との位置が合ったところで半田付けを行い、固定する。図12は固定された状態を、図13は図12のE−E線に沿う断面をそれぞれ示している。
なお、予めパッド92上に半田バンプを形成しておき、非スルーホール91とパッド92との位置が合ったところで、加熱プローブを当てて半田付けする方法でもよい。
14は、本発明の実施例の概略図を示す。図14は側断面図を示し、ケーブル部200を含む、片面フレキシブル基板からなる2枚の内層材料11,12と外層材料31,32とが、積層接着剤2によって積層され、4層プリント基板が形成されている。
ケーブル部200をらせん状に巻いたときに外側となる外層材料32には、ケーブルが引き出される方向に張り出し部33が形成され、外側となるケーブル12は、この張り出し部33に積層接着剤2によって固着されている。一方、内側となるケーブル11は、張り出し部33の区間においては固着されておらず、中空状態となっている。
らせん状に巻いたときに撓みとなる長さ分だけ、内側となるケーブル11をずらして固定手段4により固定する。こうすることにより、撓み部分Cはヒンジ屈曲部と部品実装部との間に固定される。
15は、ヒンジ屈曲して内側となるケーブル11をずらして固定手段4により固定した状態の側断面図を示している。固定手段としては、実施例4に示すようにケーブル11に耳状突起を設け、その中央部分にハトメ用穴が開いており、張り出し部33の所定箇所にもハトメ用穴が開いており、ハトメ打駒で固定する方法が採られる。
16は、本発明の実施例、すなわち図14および図15に示した実施例を3層構造の内層材料に適用した例を示している。ここでは、部品実装部101,102を接続するケーブル200が3枚構造となっている。図16(a)は平面図、図16(b)は側断面図、図16(c)はらせん状に巻いて固定手段4により固定したときの側断面図をそれぞれ示す。内側となるケーブル13、中央のケーブル12の順でより大きい撓みをつくり、張り出し部33の所定箇所で固定手段4により固定する。この例のように、ケーブル200をらせん状に巻いたときに内側になるケーブルほど大きい撓みを持たせて固定すれば、ケーブルを構成する薄い基板の枚数は任意に設定できる。
17は、本発明の実施例を示している。図14に示した実施例のように、外層材料32を利用してケーブルが引き出される方向に張り出し部を形成することができない場合、図5の張り出し部33に相当する層構成部分を、部品実装部101を切り欠いて切欠き部34を設定する。そして、Bのハトメ用穴にハトメ打駒で固定すれば、図14、図15の実施例と同様の構造が得られる。
なお、実施例9までにおけるケーブル11をずらして固定する方法は、実施例6に関する説明に記載したように、ハトメ打駒の代わりにビス−ナットで固定する方法にしても、ひも状部材で固定する方法にしてもよい。また、実施例6の説明におけるハトメ用穴の変わりに、内側になるケーブルには非スルーホール91を、外側のケーブルにはパッド92をそれぞれ形成しておいて、撓み部分Cを形成する長さLだけずらし、非スルーホール91とパッド92との位置が合った所で半田付けを行い固定する方法の何れかを採用することができる。
18および図19は、本発明の実施例10を示している。図中のハトメ用穴6の代りに、図18(a)に示すように、らせん状に巻いたときに内側になるケーブルには半円状の切り込み81を、図18(b)に示すように、外側のケーブルには直線状の切り込み82を入れておく。切り込み81と切り込み82とは、長さLだけずれている。
この半円状の切り込み81を、直線状の切り込み82に差し込んだ状態が図19である。こうすることにより、図と同様に、撓み部分Cはヒンジ屈曲部と部品実装部との間に固定される。半円状切り込み81はヒンジ側に向けて設置し、直線状の切り込み82はケーブルに直角に設置すれば、最もよく固定されて好ましい。
参考例1
部品実装部間を接続するケーブル部に撓みを設けて固定するとともに、プリント基板の外枠部分を撓み分だけ短縮させるようにして、ケーブル部に撓みが設けられたケーブル部を有する多層フレキシブルプリント基板を、撓み付きの状態で出荷できるような形態とすることが、その後の部品実装において好ましい。このプリント基板の外枠部分を撓み分だけ短縮させるようにする実施例を、下記参考例1ないしに示す。
20は、本発明の参考例1を示している。この参考例1は、4層基板の第2,3層目を片面材料の2枚構造とし、その間を中空とすることによってケーブル部の屈曲応力を緩和させる構造のケーブル部を有するプリント基板である。なお、ケーブル部を有するプリント基板は、ここに示す4層構造以外にも適用可能であり、この層構成に限定されるものではない。
まず図21(a)における、撓みを固定する予定箇所41に相当する外枠箇所301を、撓ませる分の長さだけ裁断する。次いで、図22に示すように、両側部9に、積層接着剤21を介して固定基材31を貼り合せる。図22は、この貼り合せた状態の図22(b)におけるC−C断面を示したものである。
そして、図22では、積層接着剤21を介して固定基材31を両面に貼り合せているが、片面でもよい。固定基材31は、好ましくは絶縁物質でプリント基板の平坦性を維持できる強度を有するものであれば、特に材質の限定はない。ガラス織布エポキシ樹脂積層板や、ガラスマット基材不飽和ポリエステル樹脂積層板などが推奨される。
参考例2
23(a)ないし(c)は、部品実装部間を接続するケーブル部に撓みを設ける分だけ短縮させる他の参考例12を示している。この参考例2は、参考例1における、固定基材31を貼り合せた分の厚みを突出させることができない場合に適当なものである。
まず図21(a)における、撓みを固定する予定箇所41に相当する外枠箇所301を、撓ませる分の長さだけ切り取るのは、参考例1と同じである。予め図22(a)における両側部9の箇所には、積層材料の切り欠きによって溝を形成しておく。この溝の断面を、図23(a)に示す。図23(b)のように、溝の幅、深さに相当する固定基材31を積層接着剤21を介して貼り合わせると、図23(c)となる。このときの完成上面図は、図21(b)となる。
なお、図23では、両面に固定基材を貼り合せる例を示しているが、平坦性を維持できる強度を確保できれば片面だけの貼り合せでもよい。
参考例3
24(a),(b)は、参考例3を示す説明図である。まず図20(a)における、撓みを固定する予定箇所41に相当する外枠箇所301を、撓ませる分の長さだけ打ち抜く。このときの打ち抜き部分の形状302を、図24(b)に示す。
次いで、打ち抜き部分302を打ち抜いて外枠部品400として一旦分離させてから、凹凸形状を嵌合させると、図24(b)に示す状態となる。なお、さらに強度確保のために、参考例1参考例2と組み合わせてもよい。
参考例4
25(a),(b)は、参考例4の説明図である。この参考例4において、打ち抜いて短くなる外枠箇所301の幅が、嵌合させて固定できるだけの強度を維持するのに不足している場合の参考例である。
まず図21(a)における、撓みを固定する予定箇所41に相当する外枠箇所301を、撓ませる分の長さだけ裁断するのは参考例1と同じである。さらに、図21(a)における両側部9の箇所には、図25(a)のような打ち抜き部分303を打ち抜いて、外枠部品400として分離させてから凹凸形状を嵌合させる。
なお、図25では、外枠部品401は、外枠部品402,403の直近に配置された材料を使用しているが、同一層構成の別の材料で外枠部品401を作製して使用してもよい。さらに強度確保のために、参考例1参考例2と組み合わせてもよい。
参考例5
26(a),(b)は、参考例5の説明図である。まず図20(a)における、撓みを固定する予定箇所41に相当する外枠箇所301のF-F線に沿う断面に、予め積層材料の切欠きによって図26(a)に示すような溝を形成しておく。図26(b)は、その上面図である。
まず図27(a)における箇所Gを打ち抜いて分離し、次いで図28(a)に示すように溝底面を合わせ積層接着剤21を介して貼り合せると、図28(b)に示した側面構造となる。
28(c)は、その上面図である。
図1は、本発明の実施例1の構成を示し、図1(a)は平面図、図1(b)は側断面図。 図2は、図1のケーブル部をらせん状に巻き、撓みを固定した状態を示す側断面図。 図3は、本発明の実施例2の構成を示し、図3(a)は平面図、図3(b)は側断面図、図3(c)は図3(a)のケーブル部をらせん状に巻き、撓みを固定した状態を示す側断面図。 図4は、本発明の実施例3の構成を示し、図4(a)は展開したときの平面図、図4(b)はコイル屈曲させた状態を示す平面図、図4(c)は図4(b)におけるA−A線に沿う側断面図。 は、本発明の実施例の構成を示し、図(a)はらせん状に巻いたときに内側になるケーブルを、図(b)は外側になるケーブルを示す平面図。 は、図の内層材料を用いて4層構造とし、かつケーブル部をらせん状に巻いた状態を示す側断面図。 は、図のB箇所を拡大図示した模式図。 は、本発明の耳状突起をグラウンド層からのアース用ランドとして使用する場合の実施例を示す平面図。 は、本発明の実施例を示し、本発明に基づいたケーブル部を含む内層材料の概略図を示し、図(a)はらせん状に巻いたときに内側になるケーブルを、図(b)は中央になるケーブルを、図(c)は外側になるケーブルをそれぞれ示す平面図。 10は、図の内層材料を用いて5層基板とし、さらにケーブル部をらせん状に巻いた状態を示す側断面図。 11は、本発明の実施例の構成を示し、図11(a)はらせん状に巻いたときに内側になるケーブルを、図11(b)は外側になるケーブルをそれぞれ示す平面図。 12は、図11(a),(b)に示したケーブルを装着した模式図。 13は、図12(b)のE−E線に沿う断面図。 14は、本発明の実施例の構成を示し、図14(a)は平面図、図14(b)は側断面図。 15は、図14の内層材料を用いて4層基板とし、さらにケーブル部をらせん状に巻いた状態を示す側断面図。 16は、本発明の実施例の構成を示し、図16(a)は平面図、図16(b)は側断面図、図16(c)はケーブル部をらせん状に巻いたときの側断面図。 17は、本発明の実施例の構成を示した平面図。 18は、本発明の実施例10の構成を示し、図18(a)はらせん状に巻いたときに内側になるケーブルを、図18(b)は外側になるケーブルを示す平面図。 19は、図18(a),(b)に示したケーブルを装着した模式図。 本発明の参考例1の構成を示す説明図。 本発明の参考例1の製造工程を示す説明図。 本発明の参考例1の製造工程を示す説明図。 本発明の参考例2の構成を示す説明図。 本発明の参考例3の構成を示す説明図。 本発明の参考例4の構成を示す説明図。 本発明の参考例5の構成を示す説明図。 本発明の参考例5の製造工程を示す説明図。 本発明の参考例5の製造工程を示す説明図。 従来の片面フレキシブル基板2枚構造のケーブルを示し、図29(a)はケーブル部をらせん状に巻く前を、図29(b)はらせん状に巻いた後の状態を示している。
1,11,12,13,14,15 内層材料およびケーブル部、
2,21 積層接着剤、3,31,32 外層材料、4,41,42 両面テープ、
33 張り出し部、34 切欠き部、5 耳状突起、6 ハトメ用穴、
61 ハトメ打駒、71 グラウンドパターン、72 配線パターン、
81 半円状切り込み、82 直線状切り込み、101,102 部品実装部、
200 ケーブル部、200A ヒンジ屈曲部、301 短縮部分、
302 打ち抜き部分、400 外枠。

Claims (8)

  1. 複数の部品実装部と、この部品実装部間を接続するケーブル部とを有するプリント基板であって、前記プリント基板の前記ケーブル部は、それぞれ片面フレキシブル基板により構成され、ヒンジ屈曲する2層以上のケーブルを含むプリント基板において、
    前記ケーブル中の、ヒンジ屈曲したときに内側となるケーブルのヒンジ屈曲しない部分を、ヒンジ屈曲させたときに撓みとなる長さ分だけ湾曲させた状態で、外側となるケーブルに固定するケーブル相互の固定手段を設けた
    ことを特徴とするプリント基板。
  2. 請求項1記載のプリント基板において、
    前記固定手段が、両面テープであることを特徴とするプリント基板
  3. 請求項1記載のプリント基板において、
    前記部品実装部から前記外側となるケーブルに沿って外層材料が張り出した張り出し部と、
    この張り出し部に、前記外側となるケーブルを固定するとともに、前記内側となるケーブルの前記部品実装部との間の部分に撓みを形成し、形成した撓みを維持するように前記内側ケーブルの所定位置を固定する固定手段と
    をそなえたことを特徴とするプリント基板。
  4. 請求項3記載のプリント基板において、
    前記部品実装部におけるヒンジ屈曲したときに内側となるケーブルの外層材料に形成された切欠き部と、
    前記切欠き部に固着され、ヒンジ屈曲したときに外側となるケーブルと、
    前記部品実装部に連なり、ヒンジ屈曲したときに撓みとなる長さ分だけずらした位置を前記切欠き部に固定されたヒンジ屈曲時に内側となるケーブルと、
    をそなえたことを特徴とするプリント基板。
  5. 請求項1記載のプリント基板において、
    前記固定手段が、
    中央部分にハトメ用穴が開いた耳状突起を持つケーブル部と、
    前記耳状突起における前記ハトメ用穴の位置は、前記ケーブル部をヒンジ屈曲したときにヒンジ屈曲部と部品実装部との間になるように設定され、
    さらに撓みを持たせる分の長さだけ前記内側となるケーブルと前記外側となるケーブルとの位置がずれており、
    前記内側となるケーブルと前記外側となるケーブルのハトメ用穴位置を合わせてハトメ固定することを特徴とするプリント基板。
  6. 請求項記載のプリント基板において、
    ハトメ固定の代りに、ひも状部材で固定されていることを特徴とするプリント基板。
  7. 請求項記載のプリント基板において、
    ハトメ固定の代りに、ビス−ナットで固定されていることを特徴とするプリント基板。
  8. 請求項1記載のプリント基板において、
    前記固定手段が、内側となるケーブルおよび外側となるケーブルのそれぞれに耳状突起があり、内側となるケーブルの耳状突起にはその中央部分に半円状切り起こしがあり、外側となるケーブルの耳状突起にはその中央部分に直線状切り込みが施され、これらの切り込み位置は、ヒンジ屈曲したときにヒンジ屈曲部と部品実装部との間になるように設定され、さらに撓みを持たせる分の長さだけ内側となるケーブルと外側となるケーブルとの位置がずれており、前記半円状切り起しを前記直線状切り込みに差し込むようにしたことを特徴とするプリント基板。
JP2005005270A 2005-01-12 2005-01-12 プリント基板 Active JP4558516B2 (ja)

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