JP4557557B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータ装置に関する。
エレベータ装置は、機械室に設置された巻上機で巻き上げられる複数本の主索用ロープに吊り下げられて昇降する乗り籠および釣合い錘で構成されており、昇降行程の長いエレベータ装置では、その一端が乗り籠下部に、他端が釣合い錘下部に連結された複数本の重量補償用のロープとを備えたものがあった。また、近年では、省スペース化のため巻上げ機を昇降路内に配置し、乗り籠および釣合い錘に回転自在の移動シーブを取付け、昇降路内に主索用ロープ引回しのために回転自在の固定シーブを設置するなどして、巻上げ機、移動シーブおよび固定シーブに巻き掛けられる複数本の主索用ロープに乗り籠および釣合い錘を吊り下げるものもあった。これらのエレベータ装置はそれぞれ詳細は異なるが、いずれも主索用ロープが巻上げ機の駆動シーブによって駆動されることによって、乗り籠と釣合い錘が同期してつるべ方式で動くように構成されていた。
しかしながら、エレベータ装置は自動車のようにモノコック構造にするなどして軽くしたいが、つるべ方式は主索用ロープと巻上げ機の駆動シーブの摩擦で駆動しているので、乗り籠と釣合い錘をむやみに軽くすると駆動できないという課題があった。主索用ロープには、負荷(搬送する人や物の重量)の変動があっても滑らないように、予めある値以上の張力(乗り籠と釣合い錘の重量)が掛かっている必要がある。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、例えばチェーン駆動などに起因する速度むらを原理的に完全に打ち消すことで良好な乗り心地を確保すると共に、滑らないチェーン駆動を用いることで装置全体の重量を軽くしたエレベータ装置を提供することを目的としている。
本発明に係るエレベータ装置は、従来のつるべ方式のエレベータ装置において、巻上げ機の代わりに回転自在なシーブを設け、その一端が乗り籠の下部に、他端が釣合い錘の下部に連結された複数本の重量補償用のロープ、もしくは主索用ロープの一部または全てを複数のローラを所定ピッチのリンクで屈曲自在に連結した駆動チェーンに置き換えて構成している。回転駆動装置がその駆動チェーンを所定方向に移動させるための駆動力を発生しており、その回転駆動装置の駆動力を受けて回転する駆動スプロケットが駆動チェーンに回転駆動装置の駆動力を伝達しており、その駆動スプロケットの両端の案内部に設けた案内ガイドレールが駆動スプロケットへ駆動チェーンを直線的に案内している。駆動チェーンの方向が変わる部位には円弧形状の円弧ガイドレールを設けており、その円弧ガイドレールの両端に設けた案内ガイドレールが円弧ガイドレールへ駆動チェーンを直線的に案内している。そして、案内ガイドレールと駆動スプロケットの繋ぎ目および案内ガイドレールが円弧ガイドレールの繋ぎ目には振動を抑制するための曲がり部を有している。案内ガイドレールの水平面の高さ位置を、この水平面に沿った駆動スプロケットおよび円弧ガイドレールの接線に対して所定のオフセット量分加算した位置に設定して、案内ガイドレールの駆動スプロケットおよび円弧ガイドレール導入側の端部に曲がり部を設けられている。駆動スプロケットまたは円弧ガイドレールのピッチ円速度をVt、駆動チェーンに連結されて直線移動するローラの目標平均速度をVoとし、ローラの速度がVtからVoにまで減少した位置を基準位置としたときに、案内ガイドレールに沿って複数存在する基準位置のうち、駆動スプロケットまたは円弧ガイドレールに最も近い基準位置を、案内ガイドレールの水平面から前記曲がり部への切り替え点とし、かつ、曲がり部が、切り替え点からローラが駆動スプロケットまたは円弧ガイドレールに至る点までの間に案内ガイドレールの水平面から連続的に遠ざかるようにしている。
このエレベータ装置では、回転駆動装置が起動されると、この回転駆動装置の駆動力を受けて駆動スプロケットが回転し、この駆動スプロケットの回転によって、回転駆動装置の駆動力が駆動チェーンに伝達される。駆動チェーンが駆動されると、この駆動チェーンにより連結された乗り籠と釣合い錘が昇降路に沿って昇降移動する。このとき、各ローラは、駆動スプロケットの接線に対して所定のオフセット量分加算した高さ位置に設定されたガイドレールの水平面上を移動した後、駆動スプロケットに最も近い基準位置から曲がり部に沿って移動して駆動スプロケットに噛み合わされることになる。これにより、先行する踏段ローラの速度むらが吸収されて後続する踏段ローラにその速度むらが伝達されることがなく、踏段ローラの移動速度が平均速度に維持される。したがって、ローラの速度むらに起因する踏段の振動を完全に打ち消して、良好な乗り心地を確保することができる。更に、オフセット量を最適な値に設定すれば、ガイドレールの曲がり部の形状を水平面から駆動スプロケットの噛み合い位置へとなだらかに下降する下降曲線とすることができるので、ローラに振動を生じさせることがない。また、チェーンの方向を変える円弧ガイドレールとその案内ガイドレールとの繋ぎ目すべてにも振動を抑制するための曲がり部を適用しているので、この部分でも脈動を発生しない。
本発明に係るエレベータ装置によれば、チェーン駆動を高速で移動するエレベータに用いているにも拘わらず、チェーンでのローラの速度むらを原理的に完全に打ち消すことで良好な乗り心地を確保するとともに、チェーン駆動は滑りが生じないので、エレベータ装置全体を軽量化する上でも有利である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本発明を適用したエレベータ装置の第1の実施形態に関して、図1では全体構成を概略的に示しており、図2では駆動スプロケット導入部での案内ガイドレールの形状を模式的に示しており、図3では円弧ガイドレール導入部での案内ガイドレールの形状を模式的に示しており、図4ではガイドレールの水平面の高さ位置のオフセット量を最適値に設定した場合におけるローラの移動速度とその位置関係を説明しており、図5では曲がり部の最適形状を説明している。
この図1に示すエレベータ装置1は、昇降路2上部に設置された回転自在のシーブ3と、乗り籠4および釣合い錘5に取付けられた回転自在の移動シーブ4a、5aと、その移動シーブ4a、5aおよびシーブ3に巻き掛けられる複数本の主索用ロープ6に吊り下げられている乗り籠4および釣合い錘5と、その一端が乗り籠4の下部に、他端が釣合い錘5の下部に連結された複数本の重量補償用のロープとを備えたエレベータ装置において、複数本の重量補償用のロープが複数のローラ7を所定ピッチのリンク8で屈曲自在に連結した駆動チェーン9に置き換えられており、駆動チェーン9を所定方向に移動させるための駆動力を発生させる回転駆動装置10と、その回転駆動装置10の駆動力を受けて回転し、駆動チェーン9に回転駆動装置10の駆動力を伝達する駆動スプロケット11と、駆動チェーン9の方向が変わる部位に方向転換用に設けた円弧形状の円弧ガイドレール12とから構成されている。
そして、このエレベータ装置1では、回転駆動装置10が起動されると、この回転駆動装置10の駆動力を受けて駆動スプロケット11が回転し、この駆動スプロケット11の回転によって、回転駆動装置10の駆動力が駆動チェーン9に伝達される。駆動チェーン9が駆動されると、この駆動チェーン9により連結された乗り籠4と釣合い錘5が昇降路2に沿って昇降移動する。
ところで、駆動チェーン9のローラ7は、直線的な移動から駆動スプロケット11および円弧ガイドレール12に倣う円運動に切り替わる過程において、多角形となる幾何学的な影響で、その移動速度に速度むらを生じる。このローラ7に生じる速度むらは、速度が速くなるほど顕著になり、また、駆動スプロケット11および円弧ガイドレール12が小径になるほど顕著となり、振動が乗り籠4に伝達してエレベータ装置1の乗り心地を低下させる要因となる。
そこで、本発明を適用したエレベータ装置1では、図2に示すように、駆動スプロケット11へ駆動チェーン9が直線的に案内されるように案内ガイドレール13を駆動スプロケット11の両端の案内部に設け、円弧ガイドレール12へ駆動チェーン9が直線的に案内されるように案内ガイドレール14を円弧ガイドレール12の両端に設けており、案内ガイドレール13と駆動スプロケット11の繋ぎ目および案内ガイドレール14と円弧ガイドレール12の繋ぎ目には振動を抑制するための曲がり部15を有しており、ローラ7の移動速度が駆動チェーン9の直線部での所望速度Voになる位置を基準位置Sとして、その基準位置Sの近傍を起点として曲がり部15を形成している。また、案内ガイドレール13,14の向きを水平として、案内ガイドレール13,14の水平軌道面の高さ位置Hを、この水平面に沿った駆動スプロケット11の歯底円および円弧ガイドレール12の接線Lに対して所定のオフセット量δ分だけ加算した位置に設定している。
そして、駆動スプロケット11および円弧ガイドレール12に近付いたローラ7が、所定のオフセット量δ分だけ加算した高さ位置の案内ガイドレール13,14の基準位置Sから曲がり部15を経て駆動スプロケット11および円弧ガイドレール12まで到達するようにすることで、ローラ7の速度むらを吸収するようにしている。
ここで、以上のようなエレベータ装置1において、ローラ7の速度むらを吸収する機構について更に詳しく説明する。ここでは、簡単のため駆動スプロケット11の場合について説明するが、駆動スプロケット11を円弧ガイドレール12に置き換えれば、円弧ガイドレール12の場合でも全く同じである。
先ず、上述した曲がり部15がなく、上述したオフセット量δがゼロの場合、すなわち、案内ガイドレール13の水平面の高さ位置が駆動スプロケット11の接線と同じ高さ位置にある場合を考えると、この水平面上を直線的に移動するローラ7を駆動スプロケット11を用いて駆動することの影響で、各ローラ7には、図3(a)に示すような移動速度の速度むらが生じる。すなわち、駆動スプロケット11のピッチ円速度(円速度)をVtとすると、各ローラ7には、Vtから一旦減速された後に増速されてVtに戻るような速度むらが生じる。ここで、ローラ7の目標平均速度をVoとすると、各ローラ7は、案内ガイドレール13上で図3(b)に示す位置にあるときに、その移動速度がVtとなり、この位置から次第に減速されながら所定距離だけ駆動スプロケット11側に進んで図3(c)に示す位置となったときに、各ローラ7の移動速度が目標平均速度Voとなる。
ここで、案内ガイドレール13の水平面の高さ位置を駆動スプロケット11の接線よりも高い位置に設定すると、そのオフセット量δに応じて各ローラ7の減速分が少なくなる。そして、オフセット量δを最適な値に設定すると、図4(a)に示すように、各ローラ7の移動速度は、VtからVoに減少した後、Vo以下に減少することなく増速されるようになる。なお、この最適値を越える値にオフセット量δを設定すると、各ローラ7の移動速度が常に目標平均速度Voを上回ってしまうことになるので、オフセット量δとして取り得る値は、この最適値が上限値(δmax)である。仮に、駆動スプロケット11が348.4mmのピッチ円径で歯数が8枚、駆動チェーン9のリンク長が133.33mmである場合、本発明者による試算では、オフセット量の最適値(上限値)δmaxは5.1mmである。
以上のように、案内ガイドレール13の水平面の高さ位置を駆動スプロケット11の接線に対して最適なオフセット量δmax分だけ加算した位置に設定した場合、各ローラ7は、案内ガイドレール13上で図4(b)に示す位置にあるときに、その移動速度がVtとなり、この位置から次第に減速されながら所定距離だけ駆動スプロケット11側に進んで図4(c)に示す位置となったときに、各ローラ7の移動速度が目標平均速度Voとなる。
このように各ローラ7の移動速度がVtから減速されてVoとなった位置を基準位置とすると、図4(d)に示すように、案内ガイドレール13に沿って複数存在する基準位置のうちで駆動スプロケット11に最も近い基準位置Sが、踏段ガイドレール13の水平面から上述した曲がり部15への切り替え点とされている。そして、駆動チェーン9により連結される各ローラ7のうち、駆動スプロケット11に近付くローラ7が曲がり部15の曲線形状に沿って移動してその高さ位置が変化することで、このローラ7の速度むらが吸収されて後続するローラ7には伝達されず、後続するローラ7の移動速度が平均速度Voに維持されることになる。
次に、曲がり部13の最適な形状について、図5を参照して説明する。
案内ガイドレール13の曲がり部15を経て駆動スプロケット11側へと移動したローラ7は、駆動スプロケット11に噛み合うことによって、その移動速度が駆動スプロケット11のピッチ円速度Vtと等しくなる。このように、駆動スプロケット11に噛み合うことで移動速度がVtとなるローラ7を、ここでは便宜上円弧運動ローラ7aと称する。また、この円弧運動ローラ7aから曲がり部15を挟んで前段側に2つ目のローラ7は、円弧運動ローラ7aに隣り合うローラ7bが曲がり部15に沿って移動することによって、一定速度(平均速度Vo)で移動することになる。このように、円弧運動ローラ7aから曲がり部15を挟んで前段側に2つ目のローラで、一定速度であることが期待されるローラ7を、ここでは便宜上一定速度ローラ7cと称する。
このとき、これら各ローラ7a,7b,7cが1ピッチ分移動する際に、円弧運動ローラ7aの中心から駆動チェーン9のリンク8の長さrを半径として描かれる円C1と、一定速度ローラ7cの中心から駆動チェーン9のリンク8の長さrを半径として描かれる円C2との交点P1が辿る軌跡をローラ中心軌跡Lとすると、曲がり部15は、このローラ中心軌跡Lに倣う形状に形成されていることが望ましい。
曲がり部15の形状を以上のように設定することにより、円弧運動ローラ7aと一定速度ローラ7cとの間のローラ7bが曲がり部15を通過する過程で、円弧運動ローラ7aによって生じる速度むらが、理論上、曲がり部15の形状に応じたローラ7bの高さ位置の変化によって完全に吸収され、一定速度ローラ7cの移動速度が正確に一定速度(平均速度Vo)に保たれることになる。
ここで、仮に、駆動スプロケット11が348.4mmのピッチ円径で歯数が8枚、踏段チェーン7のリンク長が133.33mmである場合、駆動スプロケット11の接線に対する案内ガイドレール13の水平面の高さ位置のオフセット量δをδmax(=5.1mm)に設定すると、上述した中心軌跡Lは、案内ガイドレール13の水平面から駆動スプロケット11の噛み合い位置へとなだらかに下降する下降曲線となる。したがって、この中心軌跡Lに倣う形状で曲がり部15を形成すれば、図2に示すように、曲がり部15を下降曲線のみで形成することができ、この曲がり部15の下降曲線に沿ってローラ7を駆動スプロケット11へと導くことで、ローラ7の移動速度をほぼ一定に保つことができる。
また、このときの曲がり部15の頂点の高さ位置は案内ガイドレール13の水平面の高さ位置に等しいので、駆動スプロケット11の接線との高低差は僅か5.1mmであり、特許文献1に示す従来の技術と比べて低くなっており、案内ガイドレール13と曲がり部15との繋ぎ目、および曲がり部15と駆動スプロケット11との繋ぎ目は、角度なく滑らかに繋がっている。したがって、高速で運転しても振動を発生しないようになる。
また、図1に戻って、上述のようにエレベータ装置1を脈動のないチェーン駆動にすることで、エレベータ装置として以下のような効果がある。
まず、チェーンは適切な設計されていれば歯飛びすることがないので、乗り籠4を自動車のようにモノコック構造にしてプラスチックを多用するなどして軽くし、これにあわせて釣合い錘5を軽くしても、滑りがなく駆動できる。これによって、エレベータ装置全体の重量を軽微なものにできる。
また、チェーンで駆動すれば、回転駆動装置10を同じところに戻せば、確実に同じところに戻るので、回転駆動装置10の回転をカウントできれば、従来のエレベータ装置が各階に停止するのに乗り籠4などに設けていたセンサや、各階フロア面に合わせて設けていたセンサターゲット(着床板)を不要にできる。動作限のセンサなどは安全のため従来どおりに必要と考えられるが、駆動チェーン9が経年的に伸びることへの対応は、上下両端の動作限のセンサを使って伸びたチェーンピッチを測定でき、動作限のセンサを使って原点を補正できる。
また、本実施の形態では、回転駆動装置10などの駆動系は昇降路下部のピット2aに収納されているので、昇降路上部2bおよび昇降路側面2cのスペースを最小限に留めることが可能である。
さらに、本発明の派生的な効果として、主索用ロープ6の素線の撚りから発生する振動を抑制するために、主索用ロープ6表面に、または移動シーブ4a、5aおよびシーブ3の主索用ロープ6当接面にゴムなどからなる弾性体を固着させるなどした振動抑制機能を長持ちさせることができる。これは、推力を発生する駆動シーブがないことによっている。推力を発生する駆動シーブでは、上述のような振動抑制機能を設けた場合には、推力によって弾性体にせん断力が発生する。通常、ゴムなどからなる弾性体はこのような力に対して弱く、寿命が短くなるが、本発明の場合には推力を発生する駆動シーブがないので、長寿命化を図れることになる。
なお、第1の実施形態と同様な構成として、回転駆動装置10を若干上に配置した例を二点鎖線で追加記述しておく。このようにすることで、ピット2aの水没対策および保守性向上策となる。
また、説明を割愛したが、駆動チェーン9に関しては、振動が乗り籠4に伝わるのをさらに抑制するため、乗り籠4とは振動伝播抑制用の防振ゴム9aを介して連結している。さらに、駆動チェーン9の経年的な伸びを吸収するため、釣合い錘5とは伸び吸収用のバネ9bを介して連結している。
さらに、図示していないが、エスカレータと同様に、駆動チェーン9に関しては機械的なチェーン切断検知機構を設けることは安全上必要である。この機械的なチェーン切断検知機構の出力軸は、エレベータに法規上必ず設けることが義務づけられている機械的な過剰速度停止機構(通常、ガバナ機構、ガバナロープおよび乗り籠の非常止め装置)に連動させるだけでよい。具体的には、ガバナ機構と同じように、チェーン切断検知機構の出力軸が動作した時にガバナロープを掴むようにしておけばよい。
(第2の実施形態)
本発明を適用したエレベータ装置の第2の実施形態に関して、図6では全体構成を概略的に示している。
この図6に示すエレベータ装置21は、昇降路22上部に設置された回転自在のシーブ23と、シーブ23に巻き掛けられる複数本の主索用ロープ26に吊り下げられている乗り籠24および釣合い錘25と、その一端が乗り籠24の下部に、他端が釣合い錘25の下部に連結された複数本の重量補償用のロープとを備えたエレベータ装置において、複数本の重量補償用のロープが複数のローラ27を所定ピッチのリンク28で屈曲自在に連結した駆動チェーン29に置き換えられており、駆動チェーン29を所定方向に移動させるための駆動力を発生させる回転駆動装置30と、その回転駆動装置30の駆動力を受けて回転し、駆動チェーン29に回転駆動装置30の駆動力を伝達する駆動スプロケット31と、駆動チェーン29の方向が変わる部位に方向転換用に設けた円弧形状の円弧ガイドレール32とから構成されている。
そして、このエレベータ装置21では、回転駆動装置30が起動されると、この回転駆動装置30の駆動力を受けて駆動スプロケット31が回転し、この駆動スプロケット31の回転によって、回転駆動装置30の駆動力が駆動チェーン29に伝達される。駆動チェーン29が駆動されると、この駆動チェーン29により連結された乗り籠24と釣合い錘25が昇降路22に沿って昇降移動する。
ところで、駆動チェーン29のローラ27は、直線的な移動から駆動スプロケット31および円弧ガイドレール32に倣う円運動に切り替わる過程において、多角形となる幾何学的な影響で、その移動速度に速度むらを生じる。このローラ27に生じる速度むらは、速度が速くなるほど顕著になり、また、駆動スプロケット31および円弧ガイドレール32が小径になるほど顕著となり、振動が乗り籠24に伝達してエレベータ装置21の乗り心地を低下させる要因となる。
そこで、第2の実施形態のエレベータ装置21でも、第1の実施形態同様に案内ガイドレール33を駆動スプロケット31の両端の案内部に設け、円弧ガイドレール32へ駆動チェーン29が直線的に案内されるように案内ガイドレール34を円弧ガイドレール32の両端に設けており、案内ガイドレール33と駆動スプロケット31の繋ぎ目および案内ガイドレール34と円弧ガイドレール32の繋ぎ目には振動を抑制するための曲がり部35を有しており、ローラ27の移動速度が駆動チェーン29の直線部での所望速度Voになる位置を基準位置Sとして、その基準位置Sの近傍を起点として曲がり部35を形成している。また、案内ガイドレール33,34の向きを水平として、案内ガイドレール33,34の水平軌道面の高さ位置Hを、この水平面に沿った駆動スプロケット31の歯底円および円弧ガイドレール32の接線Lに対して所定のオフセット量δ分だけ加算した位置に設定している。
そして、駆動スプロケット31および円弧ガイドレール32に近付いたローラ27が、所定のオフセット量δ分だけ加算した高さ位置の案内ガイドレール33,34の基準位置Sから曲がり部35を経て駆動スプロケット31および円弧ガイドレール32まで到達するようにすることで、ローラ27の速度むらを吸収するようにしている。
上述のように、エレベータ装置21を脈動のないチェーン駆動にすることで、エレベータ装置として以下のような効果がある。
まず、チェーンは適切な設計されていれば歯飛びすることがないので、乗り籠24を自動車のようにモノコック構造にしてプラスチックを多用するなどして軽くし、これにあわせて釣合い錘25を軽くしても、滑りがなく駆動できる。これによって、エレベータ装置全体の重量を軽微なものにできる。
また、チェーンで駆動すれば、回転駆動装置30を同じところに戻せば、確実に同じところに戻るので、回転駆動装置30の回転をカウントできれば、従来のエレベータ装置が各階に停止するのに乗り籠24などに設けていたセンサや、各階フロア面に合わせて設けていたセンサターゲット(着床板)を不要にできる。動作限のセンサなどは安全のため従来どおりに必要と考えられるが、駆動チェーンが経年的に伸びることへの対応は、上下両端の動作限のセンサを使って伸びたチェーンピッチを測定でき、動作限のセンサを使って原点を補正できる。
また、本実施の形態では、回転駆動装置30などの駆動系は昇降路下部のピット22aに収納されているので、昇降路側面22cのスペースを最小限に留めることが可能である。昇降路上部22bに関しても、シーブ23のみなので、第1の実施形態に比べれば、スペースを必要とするが、乗り籠および釣合い錘に設けた移動シーブが不要となり、主索用ロープが短く設置に時間が掛からないなどの利点がある。
(第3の実施形態)
本発明を適用したエレベータ装置の第3の実施形態に関して、図7では全体構成を概略的に示している。
この図7に示すエレベータ装置41は、昇降路42上部、乗り籠および釣合い錘に取付けられた回転自在のシーブ43、44a、45aと、そのシーブ43、44a、45aに巻き掛けられる複数本の主索用ロープ46に吊り下げられている乗り籠44および釣合い錘45とを備えたエレベータ装置において、複数本の主策ロープ46の一部が複数のローラ47を所定ピッチのリンク48で屈曲自在に連結した駆動チェーン49に置き換えられており、駆動チェーン49を所定方向に移動させるための駆動力を発生させる回転駆動装置50と、その回転駆動装置50の駆動力を受けて回転し、駆動チェーン49に回転駆動装置50の駆動力を伝達する駆動スプロケット51と、駆動チェーン49の方向が変わる部位に方向転換用に設けた円弧形状の円弧ガイドレール52とから構成されている。
そして、このエレベータ装置41では、回転駆動装置50が起動されると、この回転駆動装置50の駆動力を受けて駆動スプロケット51が回転し、この駆動スプロケット51の回転によって、回転駆動装置50の駆動力が駆動チェーン49に伝達される。駆動チェーン49が駆動されると、この駆動チェーン49により連結された乗り籠44と釣合い錘45が昇降路42に沿って昇降移動する。
ところで、駆動チェーン49のローラ47は、直線的な移動から駆動スプロケット51および円弧ガイドレール52に倣う円運動に切り替わる過程において、多角形となる幾何学的な影響で、その移動速度に速度むらを生じる。このローラ47に生じる速度むらは、速度が速くなるほど顕著になり、また、駆動スプロケット51および円弧ガイドレール52が小径になるほど顕著となり、振動が乗り籠44に伝達してエレベータ装置41の乗り心地を低下させる要因となる。
そこで、第3の実施形態のエレベータ装置41でも、第1の実施形態同様に案内ガイドレール53を駆動スプロケット51の両端の案内部に設け、円弧ガイドレール52へ駆動チェーン49が直線的に案内されるように案内ガイドレール54を円弧ガイドレール52の両端に設けており、案内ガイドレール53と駆動スプロケット51の繋ぎ目および案内ガイドレール54と円弧ガイドレール52の繋ぎ目には振動を抑制するための曲がり部55を有しており、ローラ47の移動速度が駆動チェーン49の直線部での所望速度Voになる位置を基準位置Sとして、その基準位置Sの近傍を起点として曲がり部55を形成している。また、案内ガイドレール53,54の向きを水平として、案内ガイドレール53,54の水平軌道面の高さ位置Hを、この水平面に沿った駆動スプロケット51の歯底円および円弧ガイドレール52の接線Lに対して所定のオフセット量δ分だけ加算した位置に設定している。
そして、駆動スプロケット51および円弧ガイドレール52に近付いたローラ47が、所定のオフセット量δ分だけ加算した高さ位置の案内ガイドレール53,54の基準位置Sから曲がり部55を経て駆動スプロケット51および円弧ガイドレール52まで到達するようにすることで、ローラ47の速度むらを吸収するようにしている。
上述のように、エレベータ装置41を脈動のないチェーン駆動にすることで、エレベータ装置として以下のような効果がある。
まず、チェーンは適切な設計されていれば歯飛びすることがないので、乗り籠44を自動車のようにモノコック構造にしてプラスチックを多用するなどして軽くし、これにあわせて釣合い錘45を軽くしても、滑りがなく駆動できる。これによって、エレベータ装置全体の重量を軽微なものにできる。
また、チェーンで駆動すれば、回転駆動装置50を同じところに戻せば、確実に同じところに戻るので、回転駆動装置50の回転をカウントできれば、従来のエレベータ装置が各階に停止するのに乗り籠44などに設けていたセンサや、各階フロア面に合わせて設けていたセンサターゲット(着床板)を不要にできる。動作限のセンサなどは安全のため従来どおりに必要と考えられるが、駆動チェーンが経年的に伸びることへの対応は、上下両端の動作限のセンサを使って伸びたチェーンピッチを測定でき、動作限のセンサを使って原点を補正できる。
また、本実施の形態では、回転駆動装置50などの駆動系は昇降路上部42cに収納されているので、昇降路下部のピット42aおよび昇降路側面42cのスペースを最小限に留めることが可能である。昇降路上部22bに関しては、回転駆動装置50などの駆動系があるので、第1の実施形態に比べれば、スペースを必要とするが、駆動チェーンが主索用ロープの負担を軽減しており、主索用ロープの本数を減らせて設置に時間が掛からないなどの利点もある。
なお、第3の実施形態と同様な構成として、移動シーブ44aを乗り籠44の上に配置した例を二点鎖線で追加記述しておく。このようにすることで乗り籠44下の構成を簡単にでき、昇降路下部のピット42aのスペースを最小限に留めることが可能である。
本発明を適用したエレベータ装置の第1の実施形態を示す全体構成図。 前記エレベータ装置の特徴部分を拡大して示す図であり、駆動スプロケット導入部での案内ガイドレールの形状を模式的に示す図。 前記エレベータ装置の特徴部分を拡大して示す図であり、円弧ガイドレール導入部での案内ガイドレールの形状を模式的に示す図。 案内ガイドレールの水平面の高さ位置のオフセット量を最適値に設定した場合におけるローラの移動速度とその位置関係を説明する図であり、(a)はローラの位置に応じた移動速度の変化を示す図、(b)はローラの移動速度が駆動スプロケットのピッチ円速度Vtとなる位置を示す図、(c)はローラの移動速度が目標平均速度Voとなる位置を示す図、(d)はガイドレールの水平面から曲がり部への切り替え点を示す図。 曲がり部の最適形状を説明する模式図。 本発明を適用したエレベータ装置の第2の実施形態を示す全体構成図。 本発明を適用したエレベータ装置の第3の実施形態を示す全体構成図。
符号の説明
1 エレベータ装置
2 昇降路
3 シーブ
4 乗り籠
5 釣合い錘
6 主索用ロープ
7 ローラ
9 チェーン
8 回転駆動装置
11 駆動スプロケット
12 円弧ガイドレール
15 曲がり部

Claims (3)

  1. 昇降路上部に設置された回転自在のシーブと、
    乗り籠および釣合い錘に取付けられた回転自在の移動シーブと、
    当該移動シーブおよび前記シーブに巻き掛けられる複数本の主索用ロープに吊り下げられている前記乗り籠および前記釣合い錘と、
    その一端が前記乗り籠の下部に、他端が前記釣合い錘の下部に連結された複数本の重量補償用のロープと
    を備えたエレベータ装置において、
    前記複数本の重量補償用のロープが複数のローラを所定ピッチのリンクで屈曲自在に連結した駆動チェーンに置き換えられており、
    前記駆動チェーンを所定方向に移動させるための駆動力を発生させる回転駆動装置と、 前記回転駆動装置の駆動力を受けて回転し、前記駆動チェーンに前記回転駆動装置の駆動力を伝達する駆動スプロケットと、
    当該駆動スプロケットへ前記駆動チェーンが略直線的に案内されるように前記駆動スプロケットの両端の案内部に設けた案内ガイドレールと、
    前記駆動チェーンの方向が変わる部位に設けた円弧形状の円弧ガイドレールと、
    当該円弧ガイドレールへ前記駆動チェーンが略直線的に案内されるように前記円弧ガイドレールの両端に設けた案内ガイドレールと、
    を備えており、
    前記案内ガイドレールと前記駆動スプロケットの繋ぎ目および前記案内ガイドレールと前記円弧ガイドレールの繋ぎ目には振動を抑制するための曲がり部を有しており、
    前記案内ガイドレールの水平面の高さ位置を、この水平面に沿った前記駆動スプロケットおよび前記円弧ガイドレールの接線に対して所定のオフセット量分加算した位置に設定して、前記案内ガイドレールの前記駆動スプロケットおよび前記円弧ガイドレール導入側の端部に前記曲がり部を設け、
    前記駆動スプロケットまたは前記円弧ガイドレールのピッチ円速度をVt、前記駆動チェーンに連結されて直線移動する前記ローラの目標平均速度をVoとし、前記ローラの速度がVtからVoにまで減少した位置を基準位置としたときに、前記案内ガイドレールに沿って複数存在する前記基準位置のうち、前記駆動スプロケットまたは前記円弧ガイドレールに最も近い基準位置を、前記案内ガイドレールの水平面から前記曲がり部への切り替え点とし、かつ、
    前記曲がり部が、前記切り替え点から前記ローラが前記駆動スプロケットまたは前記円弧ガイドレールに至る点までの間に前記案内ガイドレールの水平面から連続的に遠ざかるようにした
    を特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記オフセット量を、前記ローラの速度が前記基準位置にてVtからVoにまで減少した後にVo以下に減少しない量に設定すること
    を特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記駆動スプロケットまたは前記円弧ガイドレール上で一定円周速度であることが期待されるローラを円弧ローラとし、この円弧ローラから2つ目のローラであって前記案内ガイドレール上で一定速度であることが期待されるローラを一定速度ローラとし、前記円弧ローラ及び前記一定速度ローラが1ピッチ分移動する際に、前記円弧ローラの中心から前記駆動チェーンのリンク長を半径として描かれる円と、前記一定速度ローラの中心から前記駆動チェーンのリンク長を半径として描かれる円との交点が辿る軌跡を導入ローラ中心軌跡としたときに、前記曲がり部が、前記導入ローラ中心軌跡に倣う形状とされていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
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