JP4556402B2 - 侵入者識別追跡方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は侵入者識別追跡方法及び装置に関し、詳しくは無線ICチップを利用した侵入者識別追跡方法及び装置に関する。
泥棒等の侵入者を識別追跡するために、防犯カラーボール等の識別タグを侵入者に当ててペイントマークを付着させることで逃走する侵入者の目印とする技術が知られている(例えば、特許文献1〜4等参照)。
また、侵入者ではなく商品等の物品に無線ICチップ等の識別タグを付与して、盗難品を検知・識別して追跡する技術も知られている(特許文献5及び6等参照)。
特開2003−148895号公報 特開2002−56472号公報 特開2001−101536号公報 特開平6−176277号公報 特開2002−204719号公報 特開平9−294632号公報
しかし、特許文献1〜4のいずれの技術も、防犯カラーボールによるペイントマークの付着が目立つために、侵入者は逃走過程において目印であるペイントマークの付着した衣服等を破棄することが多く、その場合には追跡不能となり侵入者を特定することができなくなるという課題を有している。
また、防犯カラーボールを人手によって侵入者に当てる場合、侵入者に確実に当てて目印であるペイントマークを付着させることはかなり困難である。更に、夜間等の無人の際の侵入には当然のことながら対処することができないという問題を有している。
また、特許文献5及び6の技術についても、識別タグの付与された物品である盗難品が転売・処分されたり、識別タグが盗難品の内容物に直接付与されていない場合等に包装体等が破棄されたりすると追跡不能となり、侵入者を特定することができなくなるという課題を有している。
物品が店舗や倉庫内の商品のように大量である場合、盗難品目を予想することは困難であるため全ての物品に識別タグを付与しておく必要があり、煩雑且つ労力がかかってしまうという問題を有している。
そこで本発明の課題は、識別タグである無線ICチップが逃走過程において廃棄される恐れがなく、盗難品である物品の状況に関わらず、侵入者を最後まで識別追跡して特定することが可能な侵入者識別追跡方法及び装置を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は下記構成を有する。
1.侵入者に無線ICチップを付着させることによって、侵入者を識別追跡する侵入者識別追跡方法において、
侵入者に無線ICチップを付着させる手段が、下記(1)〜(2)の少なくとも1つであることを特徴とする侵入者識別追跡方法。
(1)侵入者の侵入経路の頭上に配設した無線ICチップ発射装置から侵入者に向けて無線ICチップを発射ないしは落下させて付着させる手段
(2)侵入者の侵入経路の足元に配設した無線ICチップ発射装置から侵入者に向けて無線ICチップを下方から発射、或いは無線ICチップを踏ませて付着させる手段
2.侵入者に無線ICチップを付着させる際に侵入者の注意を逸らす手段を設けたことを特徴とする前記1に記載の侵入者識別追跡方法。
3.侵入者の注意を逸らす手段が、下記(1)〜(4)の少なくとも1つであることを特徴とする前記2に記載の侵入者識別追跡方法。
(1)侵入経路に発光装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際に発光する手段
(2)侵入経路にスモッグ発生装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際にスモッグを発生させる手段
(3)侵入経路に音響発生装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際に音響を発生させる手段
(4)侵入経路に空気圧発生装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際に空気圧による空気砲を発射させる手
.侵入者に無線ICチップを付着させる前段階である侵入開始時に、センサーの如き検知手段により検知し、警告を発して威嚇することで撃退を試みることを特徴とする前記1〜のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
.前記威嚇手段が、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることを特徴とする前記に記載の侵入者識別追跡方法。
(1)音声によって話しかける手段
(2)警報音・信号音のごとき警告音を発する手段
(3)侵入者を撮影する手段
.侵入時刻、侵入者の画像等の侵入者情報を、検知手段の設置者、被侵入領域(建物)の所有者・管理者、住人、警備会社の少なくともいずれか一箇所に連絡することを特徴とする前記1〜のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
.侵入者情報が、携帯電話及び/又はパソコンに連絡されることを特徴とする前記に記載の侵入者識別追跡方法。
.侵入検知が、誤作動、又は侵入者が身内の如き侵入許可者であった際に、侵入者識別追跡方法のシステムを解除することを特徴とする前記又はに記載の侵入者識別追跡方法。
.侵入検知が、侵入を許可していない者であった際に、警察に通報することを特徴とする前記又はに記載の侵入者識別追跡方法。
10.無線ICチップに侵入領域(建物)等の登録情報が書き込み可能又は書き込み済みであることを特徴とする前記1〜のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
11.無線ICチップを付着させる前に、該無線ICチップに侵入領域(建物)情報及び/又は侵入時間情報が書き込み可能であることを特徴とする前記1〜10のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
12.侵入者の画像を撮影することを特徴とする前記1〜11のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
13.侵入者に付着した無線ICチップを検知・識別・追跡する手段を公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所に設けたことを特徴とする前記1〜12のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
14.前記公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所が、下記(1)〜(14)の少なくとも1つであることを特徴とする前記13に記載の侵入者識別追跡方法。
(1)鉄道ターミナル内(駅の改札、ホーム等)及び/又は鉄道車両内
(2)バスターミナル内(停留所等)及び/又はバス車両内
(3)タクシーターミナル(タクシー乗り場等)及び/又はタクシー車両内
(4)金融機関内(銀行ATM、郵便局ATM等)
(5)コンビニエンスストア内(出入り口等)
(6)ファーストフード等の飲食店(出入り口等)
(7)宝くじ売り場
(8)金券ショップ
(9)電話ボックス
(10)公衆トイレ
(11)証明写真ボックス
(12)自動販売機
(13)信号機付き横断歩道
(14)有料道路の料金所
15.侵入領域(建物)での侵入者情報(付着した無線ICチップ情報、侵入者画像)を、無線ICチップを検知・識別・追跡する手段に送ることを特徴とする前記13又は14に記載の侵入者識別追跡方法。
16.公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所に設けられた検知・識別・追跡する手段によって無線ICチップを検知した際、該無線ICチップの付着した侵入者の画像を撮影することを特徴とする前記1315のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
17.侵入領域(建物)から送られた情報と、公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所で検知した侵入者情報(検知した無線ICチップ情報、撮影した侵入者画像)とを照合することを特徴とする前記1316のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
18.無線ICチップの付着手段とは別に、防犯用カラーボールの如き目視可能な識別タグを侵入者に付着させる囮付着手段を併用することを特徴とする前記1〜17のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
19.無線ICチップが、粉体、液体、粘着材(剤)の少なくとも1つと混合して用いられることを特徴とする前記1〜18のいずかに記載の侵入者識別追跡方法。
20.無線ICチップがカモフラージュされたものであることを特徴とする前記1〜19のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
21.無線ICチップをカモフラージュする手段が、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることを特徴とする前記20に記載の侵入者識別追跡方法。
(1)無線ICチップの周囲に砂・土状のものを付着させて砂・土・泥等にカモフラージュする手段
(2)植毛して種子等にカモフラージュする手段
(3)繊維を付着させて繊維・布等にカモフラージュする手段
22.侵入者に付着しなかった無線ICチップの情報を消去可能であることを特徴とする前記1〜21のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
23.侵入者確保後に無線ICチップの情報を消去可能であることを特徴とする前記1〜22のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
24.侵入者に無線ICチップを付着させる装置、侵入者に付着した無線ICチップを識別追跡する装置を有してなる侵入者識別追跡装置において、
侵入者に無線ICチップを付着させる装置が、下記(1)〜(2)の少なくとも1つであることを特徴とする侵入者識別追跡装置。
(1)侵入者の侵入経路の頭上に配設されており、侵入者に向けて無線ICチップを発射ないしは落下させて付着させる装置
(2)侵入者の侵入経路の足元に配設されており、侵入者に向けて無線ICチップを下方から発射、或いは無線ICチップを踏ませて付着させる装置
25.侵入者の注意を逸らす装置を設けたことを特徴とする前記24に記載の侵入者識別追跡装置。
26.侵入者の注意を逸らす装置が、下記(1)〜(4)の少なくとも1つであることを特徴とする前記25に記載の侵入者識別追跡装置。
(1)侵入経路に配設されており、侵入者に無線ICチップを付着させる際に発光する発光装置
(2)侵入経路に配設されており、侵入者に無線ICチップを付着させる際にスモッグを発生させるスモッグ発生装置
(3)侵入経路に配設されており、侵入者に無線ICチップを付着させる際に音響を発生させる音響発生装置
(4)侵入経路に配設されており、侵入者に無線ICチップを付着させる際に空気圧による空気砲を発射させる空気圧発生装
27.侵入者の侵入開始を検知するセンサーの如き検知装置、該検知装置の検知に基づいて侵入を開始した侵入者に警告を発して威嚇して撃退を試みる威嚇装置を有してなることを特徴とする前記24〜26のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
28.前記威嚇装置の威嚇手段が、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることを特徴とする前記27に記載の侵入者識別追跡装置。
(1)音声によって話しかける手段
(2)警報音・信号音のごとき警告音を発する手段
(3)侵入者を撮影する手段
29.侵入時刻、侵入者の画像等の侵入者情報を、検知装置の設置者、被侵入領域(建物)の所有者・管理者、住人、警備会社の少なくともいずれか一箇所に連絡する構成であることを特徴とする前記2428のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
30.侵入者情報が、携帯電話及び/又はパソコンに連絡される構成であることを特徴とする前記29に記載の侵入者識別追跡装置。
31.侵入装置による検知が誤作動、又は侵入者が身内の如き侵入許可者であった際に、侵入者識別追跡装置のシステムを解除することを特徴とする前記29又は30に記載の侵入者識別追跡装置。
32.侵入装置による検知が、侵入を許可していない者であった際に、警察に通報することを特徴とする前記29又は30に記載の侵入者識別追跡装置。
33.無線ICチップが、侵入領域(建物)等の登録情報が書き込み可能又は書き込み済みのものであることを特徴とする前記2432のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
34.無線ICチップが、侵入者に付着させる前に侵入領域(建物)情報及び/又は侵入時間情報が書き込み可能のものであることを特徴とする前記2433のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
35.侵入者の画像を撮影する撮影装置を有することを特徴とする前記2434のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
36.侵入者に付着した無線ICチップを検知・識別・追跡する装置を設けたことを特徴とする前記2435のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
37.侵入者に付着した無線ICチップを検知・識別・追跡する装置の配設位置が、下記(1)〜(14)の少なくとも1つであることを特徴とする前記36に記載の侵入者識別追跡装置。
(1)鉄道ターミナル内(駅の改札、ホーム等)及び/又は鉄道車両内
(2)バスターミナル内(停留所等)及び/又はバス車両内
(3)タクシーターミナル(タクシー乗り場等)及び/又はタクシー車両内
(4)金融機関内(銀行ATM、郵便局ATM等)
(5)コンビニエンスストア内(出入り口等)
(6)ファーストフード等の飲食店(出入り口等)
(7)宝くじ売り場
(8)金券ショップ
(9)電話ボックス
(10)公衆トイレ
(11)証明写真ボックス
(12)自動販売機
(13)信号機付き横断歩道
(14)有料道路の料金所
38.侵入領域(建物)での侵入者情報(付着した無線ICチップ情報、侵入者画像)を、無線ICチップを検知・識別・追跡する手段に送ることを特徴とする前記36又は37に記載の侵入者識別追跡装置。
39.公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所に設けられた検知・識別・追跡する手段によって無線ICチップを検知した際、該無線ICチップの付着した侵入者の画像を撮影することを特徴とする前記3638のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
40.侵入領域(建物)から送られた情報と、公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所で検知した侵入者情報(検知した無線ICチップ情報、撮影した侵入者画像)とを照合することを特徴とする前記3639のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
41.防犯用カラーボールの如き目視可能な識別タグを侵入者に付着させる囮付着装置を併用することを特徴とする前記2440のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
42.無線ICチップが、粉体、液体、粘着材(剤)の少なくとも1つと混合されたものであることを特徴とする前記2441のいずかに記載の侵入者識別追跡装置。
43.無線ICチップがカモフラージュされたものであることを特徴とする前記2442のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
44.カモフラージュされた無線ICチップが、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることを特徴とする前記43に記載の侵入者識別追跡装置。
(1)周囲に砂・土状のものを付着させて砂・土・泥等にカモフラージュされた無線ICチップ
(2)植毛して種子等にカモフラージュされた無線ICチップ
(3)繊維を付着させて繊維・布等にカモフラージュされた無線ICチップ
45.侵入者に付着しなかった無線ICチップの情報を消去する装置を有することを特徴とする前記2444のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
46.侵入者確保後に無線ICチップの情報を消去可能であることを特徴とする前記2445のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
本発明によれば、識別タグである無線ICチップが逃走過程において廃棄される恐れがなく、盗難品である物品の状況に関わらず、侵入者を最後まで識別追跡して特定することが可能な侵入者識別追跡方法及び装置を提供することができる。
本発明は、識別タグである無線ICチップを物品である盗難品に付与するのではなく侵入者に付着させるので、物品の状況に関わらず、即ち、盗難品が転売・処分されたり、識別タグの付与された包装体等が破棄されたとしても、侵入者を識別して追跡することができる。また、予め物品の全てに識別タグを付与しなければならない態様に比して、識別タグ付与の手間が著しく軽減される。
しかも、従来の防犯カラーボールによるペイントマークの付着とは異なり、侵入者に気付かれる恐れがなく無線ICチップを付着するので、逃走過程において目印となる無線ICチップを破棄することが不可能である。従って、侵入者を特定するまで識別追跡が可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態の一例について図面に基づき説明する。
図1は本発明に係る侵入者識別追跡方法及び装置の一実施例を示すフロー図、図2は本発明に係る侵入者識別追跡方法及び装置の一実施例を示す概略説明図、図3は本発明に好ましく用いられるカモフラージュされた無線ICチップの実施例を示す拡大外略図、図4は侵入者の靴底に無線ICチップを付着させる場合の説明図である。
本発明に係る侵入者識別追跡方法及び装置は、泥棒の如き侵入者に無線ICチップを付着させ、付着した無線ICチップを識別検知することによって、侵入者を追跡して確保するものである。
以下、図1のフロー図に基づき、侵入者による侵入から侵入者確保までを説明する。
先ず、侵入者の侵入開始について、赤外線センサー、光センサー、感圧センサー、音響センサー(ピッキング音やガラス破損音等を検知)等のセンサーの如き検知手段により検知すると、制御部の指示によって、侵入の検知を侵入者に対して知らせることで警告を発して侵入を諦めさせたり、威嚇して撃退するなどの試みが行われる。
前記威嚇手段としては、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることが好ましい。
(1)音声によって話しかける手段
(2)警報音・信号音のごとき警告音を発する手段
(3)侵入者を撮影する手段
侵入開始した侵入者が上記威嚇によっても侵入を止めずに継続し、実際に侵入されたことを検知すると、次段階として、侵入者への無線ICチップの付着が制御部の指示によって行われる。
侵入した侵入者については、画像を撮影することが好ましく、該侵入者の画像を、侵入時刻等を含めた侵入者情報として、検知手段の設置者、被侵入領域(建物)の所有者・管理者、住人、警備会社の少なくともいずれか一箇所に連絡する。侵入者情報の連絡は、携帯電話やパソコンに連絡されることが好ましい。
尚、侵入者情報に基づき侵入者を確認した際に、実際には侵入者が居なかったり或いは犬猫の侵入であったり、更には侵入検知の誤作動であったり等の場合、又は、侵入者が身内の如き侵入を許可された者であった際には、侵入者識別追跡方法のシステムは解除されることになる。
上記解除条件を満足しない場合、設置者、被侵入領域(建物)の所有者・管理者、住人、警備会社の少なくともいずれかが、警察に連絡(通報)する。
侵入者に付着させるための無線ICチップには、侵入領域(建物)等の登録情報が書き込み可能又は書き込み済みであったり、或いは、無線ICチップを付着させる前に、該無線ICチップに侵入領域(建物)情報及び/又は侵入時間情報が書き込み可能であることが好ましい。尚、無線ICチップに書き込まれる情報としては、侵入領域(建物)自体についての個々の具体的な情報は書き込まずに、当該具体的情報を管理するデータベースと照合することで各情報を得られるような登録No程度の符号に留めておくことで情報の漏洩防止に充分留意するものとする。
上記のような無線ICチップを侵入者に付着させるには、例えば、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることが好ましい。
(1)侵入者の侵入経路の頭上に配設した無線ICチップ発射装置から侵入者に向けて無線ICチップを発射ないしは落下させて付着させる手段(図2の符号11)
(2)侵入者の侵入経路の足元に配設した無線ICチップ発射装置から侵入者に向けて無線ICチップを下方から発射して付着させる手段(図2の符号12)、或いは無線ICチップを踏ませて付着させる手段
(3)侵入者の侵入経路の側方に配設した無線ICチップ発射装置から侵入者に向けて無線ICチップを側方から発射して付着させる手段(図2の符号13)
図2に示すように、侵入者が不法に侵入してきた場合、侵入者に向けて無線ICチップを発射して侵入者に気付かれることなく付着させる。
無線ICチップの付着方法としては、(1)の上方からの場合は、空気圧による発射や自然落下、上記(2)の足元からの場合は、空気圧による発射、或いは無線ICチップをばら撒く等して踏ませる、上記(3)の側方からの場合は、空気圧による発射が好ましい。
侵入者の検知は、セキュリティー技術に用いられる公知公用のセンサー感知技術等を採用し、侵入者を検知した際に無線ICチップを発射などして侵入者に付着させる。
上記(3)の足元からの場合、無線ICチップを付着させる装置を、玄関マット等のマット類あるいはカーペット内に収容し、侵入者がマット類あるいはカーペットを踏んだ際に、図2の拡大部分に示すように、圧力センサー15等による感知によって無線ICチップを発射ノズル14から発射させる構成とすることも好ましい。
発射された無線ICチップは侵入者のズボンの裾や靴下・ストッキングの他、靴・靴の土踏まず部分等に付着することとなるが、図4に示すように、靴底の接地部分2・3を圧力センサー15等で感知することで土踏まず部分3を認識し、該土踏まず部分4に向けて無線ICチップ1を発射して付着させる構成とすることも好ましい。
無線ICチップを侵入者に付着させるには、無線ICチップを、粉体、液体、粘着材剤の少なくとも1つと混合して用いられることが好ましい。
以下、本発明に好ましく用いられる無線ICチップについて説明する。尚、「無線ICチップ」という呼び方の他、「無線チップ」、「非接触ICチップ」、「ICタグ」、「無線タグ」、「RFIDタグ」、「非接触ICカード」など様々な呼び方がある。本発明はいずれのものであってもよい。
本発明では、片面電極に限らず両面電極の構造を有するものであってもよく、具体的には、ICを搭載した日立社製「ミューチップ」、凸版印刷社製「T−ジャンクション」、YRP・ユビキタスネットワークワーキング研究所と東大阪村研究室及びルネサンステクノロジが共同開発した「eトロン/16−AE45X」等が挙げられる。
例えば、上記「ミューチップ」は0.4ミリ角の大きさのROMチップで、このサイズに1.45GHzの高周波アナログ回路と128ビットのROMを集積しており、厚さは0.06ミリしかないものである。
このミューチップは、より小さくすることを追求したため機能面では限定され、一般の無線ICチップが書換可能なRAM方式であるのに対し、読み出し専用のROM方式である。本発明では、ROM方式、RAM方式のいずれも採用することができる。
本発明では、侵入者に気付かれることなく無線ICチップを付着させるために、侵入者の注意を逸らす手段を設けることが好ましい。
侵入者の注意を逸らす手段としては、下記(1)〜(4)の少なくとも1つであることが好ましい。
(1)侵入経路に発光装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際に発光させる手段
(2)侵入経路にスモッグ発生装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際にスモッグを発生させる手段
(3)侵入経路に音響発生装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際に音響を発生させる手段
(4)侵入経路に空気圧発生装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際に空気圧による空気砲を発生させる手段
上記発光装置、スモッグ発生装置、音響発生装置及び空気圧発生装置は、公知のものを特別の制限なく採用できる。
また、従来の防犯用カラーボールの如き目視可能な識別タグを侵入者に付着させる囮付着手段を併用することで、真の識別タグである無線ICチップの付着を気付かせなくする構成も好ましい。
囮付着手段を併用することにより、侵入者は衣類等に付着したペイントマークを拭き取ったり、当該衣類を破棄することによって安心し、追跡から免れたと気を緩めることとなる。
また、ペイントマークとして拭けば直ぐに落ちるインク等を採用し、侵入者にペイントマークの付着した衣類を破棄させることなく、拭くことによって当該衣類に付着した無線ICチップをより強固に付着させる構成としてもよい。この場合、無線ICチップに返し針のような引っ掛かる部分を形成しておくことがより好ましい。
さらに、上記のような注意を逸らす手段や囮付着手段で無線ICチップの付着を気付かせないようにするだけでなく、無線ICチップ自体を気付かないような外観、即ち、カモフラージュすることも好ましい。
無線ICチップ1のカモフラージュとしては、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることが好ましい。
(1)無線ICチップの周囲に砂・土状のもの5を付着させて砂・土・泥等にカモフラージュする手段(図3の(A)参照)
(2)植毛6して種子等にカモフラージュする手段(図3の(B)参照)
(3)繊維7を付着させて繊維・布等にカモフラージュする手段(図3の(C)参照)
上記無線ICチップを検知・識別・追跡する装置としては公知のものを特別の制限なく採用できる。
上記説明した侵入者に付着した無線ICチップは、侵入者が逃走した後、該無線ICチップを検知・識別・追跡する装置によって検知・識別・追跡され、逃走した侵入者を確保するための情報となる。
逃走する侵入者に付着した無線ICチップを検知・識別・追跡する装置は、侵入領域(建物)から送られた侵入者情報(付着した無線ICチップ情報、侵入者画像)に基づいて、検知・識別・追跡することとなる。
当該装置の配設場所としては、公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所であり、具体的には下記(1)〜(14)等が挙げられる。
(1)鉄道ターミナル内(駅の改札、ホーム等)及び/又は鉄道車両内
(2)バスターミナル内(停留所等)及び/又はバス車両内
(3)タクシーターミナル(タクシー乗り場等)及び/又はタクシー車両内
(4)金融機関内(銀行ATM、郵便局ATM等)
(5)コンビニエンスストア内(出入り口等)
(6)ファーストフード等の飲食店(出入り口等)
(7)宝くじ売り場
(8)金券ショップ
(9)電話ボックス
(10)公衆トイレ
(11)証明写真ボックス
(12)自動販売機
(13)信号機付き横断歩道
(14)有料道路の料金所
侵入者情報は、検知・識別・追跡する装置だけではなく、上記(1)〜(5)に関連する施設や該施設を管轄する担当者等、即ち、警察、鉄道会社、バス会社、タクシー会社、金融機関(銀行、郵便局等)、コンビニエンスストア本部及び店舗等にも送られることが好ましい。
公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所に設けられた検知・識別・追跡する装置によって無線ICチップを検知した際、即ち、逃走している侵入者が特定の場所に配設した装置に検知されると、該無線ICチップの付着した侵入者の画像の撮影が行われることが好ましい。
逃走する侵入者の情報(検知した無線ICチップ情報、検知場所、検知時間、撮影した逃走中の侵入者画像等)と、侵入領域(建物)から送られた情報とを照合することで、侵入者の確認が行われる。
侵入者の識別が行われて確認された後、鉄道警察や警察によって侵入者が確保(捕獲・逮捕)が行われる。尚、その場での確保が困難な場合や複数人の侵入者の一部のみの確認であった場合等には、上記(1)及び(2)の場合では、侵入者が使用する切符に情報を入れたり、該切符を降車駅で回収した際に指紋を採取・照合したり、上記(3)及び(5)の場合では、侵入者の使用したお金を回収して指紋を採取・照合したり、上記(4)の場合では、使用したCD機に残った指紋を採取・照合したりすることで、後日の検挙につなげることが可能となる。
侵入者の侵入時に発射されたが侵入者に付着しなかった無線ICチップは、回収されることが好ましいが、回収できなかった無線ICチップや回収自体が困難な場合には、無線ICチップの情報を消去して無害化する必要がある。無線ICチップの情報を消去するには、無線ICチップを発射した領域、即ち、無線ICチップが散逸している領域に高周波を充てたり、或いはデータ削除コマンドを発することで行われることが好ましい。
無線ICチップの情報消去は、侵入者に付着した分についても同様の手段によって行われることが好ましい。
更に、無線ICチップの情報消去方法としては、無線ICチップに書き込まれている情報に期限を設定しておき、期限を過ぎるとデータが消去ないしは破壊されるような設定であってもよい。
以上、本発明に係る侵入者識別追跡方法及び装置について説明したが、本発明は泥棒の如き侵入者の識別追跡という防犯上の利用だけでなく、徘徊老人等の徘徊位置所在確認、刑務所の服役者の逃亡防止、病人の散歩中等における様態の急変による所在位置確認、幼児・子供等の迷子者の所在位置確認等の他の用途にも適用することができる。従って、本発明における侵入者とは、無線ICチップを付着させるエリアを通過する者の意である。
尚、病人等に適用する場合、心臓ペースメーカー等を使用している場合もあることから、ペースメーカーを避けた位置に無線ICチップを付着させる構成とすることが好ましい。さらにこの場合、検知・識別・追跡する装置についてもペースメーカーを避けた高さに装置を配置して検知・識別・追跡することが好ましい。
本発明に係る侵入者識別追跡方法及び装置の一実施例を示すフロー図 本発明に係る侵入者識別追跡方法及び装置の一実施例を示す概略説明図 本発明に好ましく用いられるカモフラージュされた無線ICチップの実施例を示す拡大概略図 侵入者の靴底に無線ICチップを付着させる場合の説明図
符号の説明
1 無線ICチップ
2,3 接地部分
4 土踏まず部分
5 砂・土状のもの
6 植毛
7 繊維
11,12,13 無線ICチップ付着装置
14 発射ノズル
15 圧力センサー

Claims (46)

  1. 侵入者に無線ICチップを付着させることによって、侵入者を識別追跡する侵入者識別追跡方法において、
    侵入者に無線ICチップを付着させる手段が、下記(1)〜(2)の少なくとも1つであることを特徴とする侵入者識別追跡方法。
    (1)侵入者の侵入経路の頭上に配設した無線ICチップ発射装置から侵入者に向けて無線ICチップを発射ないしは落下させて付着させる手段
    (2)侵入者の侵入経路の足元に配設した無線ICチップ発射装置から侵入者に向けて無線ICチップを下方から発射、或いは無線ICチップを踏ませて付着させる手段
  2. 侵入者に無線ICチップを付着させる際に侵入者の注意を逸らす手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の侵入者識別追跡方法。
  3. 侵入者の注意を逸らす手段が、下記(1)〜(4)の少なくとも1つであることを特徴とする請求項2に記載の侵入者識別追跡方法。
    (1)侵入経路に発光装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際に発光する手段
    (2)侵入経路にスモッグ発生装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際にスモッグを発生させる手段
    (3)侵入経路に音響発生装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際に音響を発生させる手段
    (4)侵入経路に空気圧発生装置を配設し、侵入者に無線ICチップを付着させる際に空気圧による空気砲を発射させる手段
  4. 侵入者に無線ICチップを付着させる前段階である侵入開始時に、センサーの如き検知手段により検知し、警告を発して威嚇することで撃退を試みることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  5. 前記威嚇手段が、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることを特徴とする請求項に記載の侵入者識別追跡方法。
    (1)音声によって話しかける手段
    (2)警報音・信号音のごとき警告音を発する手段
    (3)侵入者を撮影する手段
  6. 侵入時刻、侵入者の画像等の侵入者情報を、検知手段の設置者、被侵入領域(建物)の所有者・管理者、住人、警備会社の少なくともいずれか一箇所に連絡することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  7. 侵入者情報が、携帯電話及び/又はパソコンに連絡されることを特徴とする請求項に記載の侵入者識別追跡方法。
  8. 侵入検知が、誤作動、又は侵入者が身内の如き侵入許可者であった際に、侵入者識別追跡方法のシステムを解除することを特徴とする請求項又はに記載の侵入者識別追跡方法。
  9. 侵入検知が、侵入を許可していない者であった際に、警察に通報することを特徴とする請求項又はに記載の侵入者識別追跡方法。
  10. 無線ICチップに侵入領域(建物)等の登録情報が書き込み可能又は書き込み済みであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  11. 無線ICチップを付着させる前に、該無線ICチップに侵入領域(建物)情報及び/又は侵入時間情報が書き込み可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  12. 侵入者の画像を撮影することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  13. 侵入者に付着した無線ICチップを検知・識別・追跡する手段を公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所に設けたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  14. 前記公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所が、下記(1)〜(14)の少なくとも1つであることを特徴とする請求項13に記載の侵入者識別追跡方法。
    (1)鉄道ターミナル内(駅の改札、ホーム等)及び/又は鉄道車両内
    (2)バスターミナル内(停留所等)及び/又はバス車両内
    (3)タクシーターミナル(タクシー乗り場等)及び/又はタクシー車両内
    (4)金融機関内(銀行ATM、郵便局ATM等)
    (5)コンビニエンスストア内(出入り口等)
    (6)ファーストフード等の飲食店(出入り口等)
    (7)宝くじ売り場
    (8)金券ショップ
    (9)電話ボックス
    (10)公衆トイレ
    (11)証明写真ボックス
    (12)自動販売機
    (13)信号機付き横断歩道
    (14)有料道路の料金所
  15. 侵入領域(建物)での侵入者情報(付着した無線ICチップ情報、侵入者画像)を、無線ICチップを検知・識別・追跡する手段に送ることを特徴とする請求項13又は14に記載の侵入者識別追跡方法。
  16. 公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所に設けられた検知・識別・追跡する手段によって無線ICチップを検知した際、該無線ICチップの付着した侵入者の画像を撮影することを特徴とする請求項1315のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  17. 侵入領域(建物)から送られた情報と、公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所で検知した侵入者情報(検知した無線ICチップ情報、撮影した侵入者画像)とを照合することを特徴とする請求項1316のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  18. 無線ICチップの付着手段とは別に、防犯用カラーボールの如き目視可能な識別タグを侵入者に付着させる囮付着手段を併用することを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  19. 無線ICチップが、粉体、液体、粘着材(剤)の少なくとも1つと混合して用いられることを特徴とする請求項1〜18のいずかに記載の侵入者識別追跡方法。
  20. 無線ICチップがカモフラージュされたものであることを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  21. 無線ICチップをカモフラージュする手段が、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることを特徴とする請求項20に記載の侵入者識別追跡方法。
    (1)無線ICチップの周囲に砂・土状のものを付着させて砂・土・泥等にカモフラージュする手段
    (2)植毛して種子等にカモフラージュする手段
    (3)繊維を付着させて繊維・布等にカモフラージュする手段
  22. 侵入者に付着しなかった無線ICチップの情報を消去可能であることを特徴とする請求項1〜21のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  23. 侵入者確保後に無線ICチップの情報を消去可能であることを特徴とする請求項1〜22のいずれかに記載の侵入者識別追跡方法。
  24. 侵入者に無線ICチップを付着させる装置、侵入者に付着した無線ICチップを識別追跡する装置を有してなる侵入者識別追跡装置において、
    侵入者に無線ICチップを付着させる装置が、下記(1)〜(2)の少なくとも1つであることを特徴とする侵入者識別追跡装置。
    (1)侵入者の侵入経路の頭上に配設されており、侵入者に向けて無線ICチップを発射ないしは落下させて付着させる装置
    (2)侵入者の侵入経路の足元に配設されており、侵入者に向けて無線ICチップを下方から発射、或いは無線ICチップを踏ませて付着させる装置
  25. 侵入者の注意を逸らす装置を設けたことを特徴とする請求項24に記載の侵入者識別追跡装置。
  26. 侵入者の注意を逸らす装置が、下記(1)〜(4)の少なくとも1つであることを特徴とする請求項25に記載の侵入者識別追跡装置。
    (1)侵入経路に配設されており、侵入者に無線ICチップを付着させる際に発光する発光装置
    (2)侵入経路に配設されており、侵入者に無線ICチップを付着させる際にスモッグを発生させるスモッグ発生装置
    (3)侵入経路に配設されており、侵入者に無線ICチップを付着させる際に音響を発生させる音響発生装置
    (4)侵入経路に配設されており、侵入者に無線ICチップを付着させる際に空気圧による空気砲を発射させる空気圧発生装置
  27. 侵入者の侵入開始を検知するセンサーの如き検知装置、該検知装置の検知に基づいて侵入を開始した侵入者に警告を発して威嚇して撃退を試みる威嚇装置を有してなることを特徴とする請求項24〜26のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  28. 前記威嚇装置の威嚇手段が、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることを特徴とする請求項27に記載の侵入者識別追跡装置。
    (1)音声によって話しかける手段
    (2)警報音・信号音のごとき警告音を発する手段
    (3)侵入者を撮影する手段
  29. 侵入時刻、侵入者の画像等の侵入者情報を、検知装置の設置者、被侵入領域(建物)の所有者・管理者、住人、警備会社の少なくともいずれか一箇所に連絡する構成であることを特徴とする請求項2428のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  30. 侵入者情報が、携帯電話及び/又はパソコンに連絡される構成であることを特徴とする請求項29に記載の侵入者識別追跡装置。
  31. 侵入装置による検知が誤作動、又は侵入者が身内の如き侵入許可者であった際に、侵入者識別追跡装置のシステムを解除することを特徴とする請求項29又は30に記載の侵入者識別追跡装置。
  32. 侵入装置による検知が、侵入を許可していない者であった際に、警察に通報することを特徴とする請求項29又は30に記載の侵入者識別追跡装置。
  33. 無線ICチップが、侵入領域(建物)等の登録情報が書き込み可能又は書き込み済みのものであることを特徴とする請求項2432のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  34. 無線ICチップが、侵入者に付着させる前に侵入領域(建物)情報及び/又は侵入時間情報が書き込み可能のものであることを特徴とする請求項2433のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  35. 侵入者の画像を撮影する撮影装置を有することを特徴とする請求項2434のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  36. 侵入者に付着した無線ICチップを検知・識別・追跡する装置を設けたことを特徴とする請求項2435のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  37. 侵入者に付着した無線ICチップを検知・識別・追跡する装置の配設位置が、下記(1)〜(14)の少なくとも1つであることを特徴とする請求項36に記載の侵入者識別追跡装置。
    (1)鉄道ターミナル内(駅の改札、ホーム等)及び/又は鉄道車両内
    (2)バスターミナル内(停留所等)及び/又はバス車両内
    (3)タクシーターミナル(タクシー乗り場等)及び/又はタクシー車両内
    (4)金融機関内(銀行ATM、郵便局ATM等)
    (5)コンビニエンスストア内(出入り口等)
    (6)ファーストフード等の飲食店(出入り口等)
    (7)宝くじ売り場
    (8)金券ショップ
    (9)電話ボックス
    (10)公衆トイレ
    (11)証明写真ボックス
    (12)自動販売機
    (13)信号機付き横断歩道
    (14)有料道路の料金所
  38. 侵入領域(建物)での侵入者情報(付着した無線ICチップ情報、侵入者画像)を、無線ICチップを検知・識別・追跡する手段に送ることを特徴とする請求項36又は37に記載の侵入者識別追跡装置。
  39. 公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所に設けられた検知・識別・追跡する手段によって無線ICチップを検知した際、該無線ICチップの付着した侵入者の画像を撮影することを特徴とする請求項3638のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  40. 侵入領域(建物)から送られた情報と、公衆が出入りする場所又は立ち寄る場所で検知した侵入者情報(検知した無線ICチップ情報、撮影した侵入者画像)とを照合することを特徴とする請求項3639のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  41. 防犯用カラーボールの如き目視可能な識別タグを侵入者に付着させる囮付着装置を併用することを特徴とする請求項2440のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  42. 無線ICチップが、粉体、液体、粘着材(剤)の少なくとも1つと混合されたものであることを特徴とする請求項2441のいずかに記載の侵入者識別追跡装置。
  43. 無線ICチップがカモフラージュされたものであることを特徴とする請求項2442のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  44. カモフラージュされた無線ICチップが、下記(1)〜(3)の少なくとも1つであることを特徴とする請求項43に記載の侵入者識別追跡装置。
    (1)周囲に砂・土状のものを付着させて砂・土・泥等にカモフラージュされた無線ICチップ
    (2)植毛して種子等にカモフラージュされた無線ICチップ
    (3)繊維を付着させて繊維・布等にカモフラージュされた無線ICチップ
  45. 侵入者に付着しなかった無線ICチップの情報を消去する装置を有することを特徴とする請求項2444のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
  46. 侵入者確保後に無線ICチップの情報を消去可能であることを特徴とする請求項2445のいずれかに記載の侵入者識別追跡装置。
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