JP4556317B2 - Cmosイメージセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はCMOSイメージセンサに係り、特に画素を構成するフォトダイオードの暗電流の低減に好適な素子分離構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
固体の光電変換素子すなわち半導体の光イメージセンサとしては、大きく分けてCCD方式とCMOSセンサ方式の2種類のイメージセンサがある。
両イメージセンサの違いは、入射光を電荷に変換するフォトダイオードの電荷に関する情報をフォトダイオード外部ヘ伝達する方式の違いにある。
【0003】
CCD方式イメージセンサ(以下、単にCCDともいう)は、発生した電荷を直接CCDにより転送するのに対し、CMOSセンサ方式イメージセンサ(以下、単にCMOSセンサまたはCMOSイメージセンサともいう)は、発生した電荷によって規定される電位の情報を、増幅用トランジスタを通して外部に伝送する。
【0004】
また、CCDは、電源電圧が通常のCMOS−LSIより高い、2層ポリシリコン配線を用いるなどといった理由により、通常のCMOS−LSIと半導体素子構造が異なるので、CCD専用の半導体集積回路の製造工程(プロセス)によって製造されるのに対し、CMOSセンサは、光電変換部及び駆動部は、通常のCMOS−LSIプロセスとほとんど同じ工程によって製造することができるので、CMOS−LSI用の製造ラインをそのまま使えること、同一基板上に光電変換部と駆動部を混在して作製することができるので、小型化されたイメージセンサを低コストで製造できるというメリットがある。
【0005】
また、CMOSセンサにはCCDに比べて固定パターン雑音が大きいという問題があることが知られている。固定パターン雑音は主に増幅用トランジスタの閾値電圧のバラツキによるものであり、ノイズキャンセラが必要である。
また、CCDは電荷転送を行うのに、複数の電源を必要とするが、CMOSセンサは単一電源でよくしかも低電圧でよいので低消費電力である。
また、CCDは現在広く実用に供されているが、CMOSセンサは以上の特徴により実用化のために、種々特性の向上が図られている。
【0006】
以下、添付図面を参照して、従来例のCMOSイメージセンサを具体的に説明する。
図1は、CMOSイメージセンサの基本構成を示すブロック図である。図2は、従来例のCMOSイメージセンサにおける画素の構成を示すブロック図である。
図1には、表示の簡便さのために2行2列分の画素構成を有するCMOSイメージセンサ1が表示されている。従って、実際には、例えばエリアセンサにおいては、縦横にそれぞれ所定数の画素が配列されており(すなわち、画素の所定数の行と列が形成されている)、また、例えばラインセンサにおいては、所定数の画素が1行、あるいは1列だけ配列されている。
【0007】
図2に示すように、各画素6は、フォトダイオード7、増幅用トランジスタ8、行選択トランジスタ9及びリセット用トランジスタ15より構成されている。
フォトダイオード7のP型領域7Pは接地されており、フォトダイオード7のN型領域7Nは、リセット用トランジスタ15のソース電極15S(以下、単に、ソースともいう)及び増幅用トランジスタ8のゲート電極8G(以下、単に、ゲートともいう)に接続されている。リセット用トランジスタ15のドレイン電極15D(以下、単に、ドレインともいう)は、行選択トランジスタ8のドレイン8D及び図示しない基準電圧電源に接続されており、所定の電圧Vddが供給されている。リセット用トランジスタ15のゲート15Gは端子cを介してリセット信号出力線16に接続されている。
【0008】
行選択トランジスタ9のドレイン9Dは増幅用トランジスタ8のソース8Sに、行選択トランジスタ9のソース9Sは端子gを介して列信号出力線に、及び行選択トランジスタ9のゲート9Gは端子eを介して行信号出力線25に、それぞれ接続されている。
なお、各図中において、G,D,Sは、トランジスタのゲート、ドレイン、ソースをそれぞれ表示するものである。
なお、ここでトランジスタはMOSFETより構成される。
【0009】
各画素6を駆動し、各画素6(の素子)からの出力信号を取り出し、図示しない信号処理回路に出力するために、垂直シフトレジスタ5、負荷トランジスタ2、ノイズキャンセラ11、信号読み出し用トランジスタ14及び水平シフトレジスタ13が配置されている。
垂直シフトレジスタ5には、所定行数の行信号出力線25及びリセット信号出力線16が接続されている。
【0010】
各画素列毎に負荷トランジスタ2が配置されている。図示しない基準電圧電源に接続され、所定の基準電圧が供給されている基準電圧供給線3に、負荷トランジスタ2のドレインが接続されている。負荷トランジスタ2のゲートは、負荷トランジスタ駆動線4に接続されている。
負荷トランジスタ2のソースは列信号出力線10に接続されている。列信号出力線10は、各画素列毎に配置されている。列信号出力線10は、各画素の行選択トランジスタ9のソース9Sに接続されており、ノイズキャンセラ11に接続されている。
【0011】
信号読出し用トランジスタ14のソースまたはドレインはノイズキャンセラ11に、ソースは信号出力線12に、ゲートは水平シフトレジスタ13に、それぞれ接続されてスイッチを構成している。
【0012】
次に、画素部の基本動作について説明する。
まず、垂直シフトレジスタ5より、ある行のリセット信号出力線16を通してリセット用トランジスタ15のゲート15Gに、Highの電圧Vddが印加され、これによりリセット用トランジスタ15がオンする。
【0013】
ここで、リセット用トランジスタ15のしきい値電圧をVthrstとすると、リセット用トランジスタ15のドレイン15Dとゲート15Gには基準電圧Vddが印加されているので、フォトダイオード7のN型領域7Nと増幅用トランジスタ8のゲート8Gの電位が、Vp(=ゲート電位Vg−Vthrstであり、Vg=Vddのときである)となる。
【0014】
次に、リセット信号出力線16に印加された電圧がローレベルに切り替わり、リセット用トランジスタ15がオフになる。この状態で、光がフォトダイオード7に入射すると、フォトダイオード7には、光電効果により光の量に比例した電子ホール対が発生する。ホールはグランドの方へ逃げていき、電子がフォトダイオード7のN型領域7Nへ行って、この電圧(すなわちアンプ用トランジスタ8のゲート8Gの電圧でもある)が光量に対応してVsigだけ下がり、(Vp−Vsig)になる。
【0015】
その後、垂直シフトレジスタ5から行信号出力線25を通して所定の電圧が、行選択トランジスタ9のゲート9Gに印加されて、行選択用トランジスタ9がオンし、この結果、増幅用トランジスタ8のソースフォロア回路が作動し、増幅用トランジスタ8の閾値電圧をVthampとすると、端子gを介して列信号出力線10に、(Vp−Vsig−Vthamp)の電圧が出力され、ノイズキャンセラ11に記憶される。
【0016】
次に、再び、リセット信号出力線16のリセット信号により、リセットトランジスタ15をオンにすると、増幅用トランジスタ8のゲート8Gが電位Vp(Vdd−Vthrst)になり、端子gを介して列信号出力線10に(Vp−Vthamp)の電圧が出力され、ノイズキャンセラ11は、記憶していた(Vp−Vsig−Vthamp)値から(Vp−Vthamp)値を引いて、Vsigを記憶する。次に行選択トランジスタ9をオフにする。
【0017】
水平シフトレジスタ13により、信号読出し用トランジスタ14がオンにされ、Vsigは信号出力線12に出力される。
以上の動作を、順次、垂直シフトレジスタ5により上の行から下の行に向かい、水平シフトレジスタ13により右の列から左の列に向かい、全画素に亘って行うことにより、光情報が映像信号に変換されて取出される。
【0018】
次に、画素6の素子構造パターンを説明する。
図3は、従来例のCMOSイメージセンサにおける画素の素子構成を示すパターンの上面図である。図4は、図3中のA−A’の一点鎖線で示される部分の素子断面図である。
【0019】
先に図2に示したように、画素6をフォトダイオード7、リセット用トランジスタ15、増幅用トランジスタ8及び行選択トランジスタ9の各素子より構成してあるが、図3においては、表示の簡便さのため、各素子を電気的に分離するためのフィールド酸化膜17のパターン、ゲート電極となるポリシリコンのパターンはすべて示し、アルミ配線用のコンタクト・パターン及びアルミ配線については、フォトダイオード7と増幅用トランジスタ8のゲート電極8G間のみを示し、他のは図示していない。
【0020】
破線で囲った領域が1つの画素6を示し、画素6の大きさはハーフμmルールのパターンの場合、7〜12μm□程度であり、0.35μmルールの場合は、4〜8μm□程度である。
【0021】
P型基板20上の所定の領域に、厚さ0.2〜0.5μmのフィールド酸化膜17(窒化膜パターンで形成する場合もある)が形成されており、その間にはフォトダイオード7のN型領域7N(これは、N型拡散領域であり、リセット用トランジスタ15のソース15Sと共通である)、リセット用トランジスタ15のゲート15G、リセット用トランジスタ15のドレイン15D(これは、N型拡散領域であり、増幅用トランジスタ8のドレイン8Dと共通である)、増幅用トランジスタ8のゲート8G、増幅用トランジスタ8のソース8S(これは、N型拡散領域であり、行選択トランジスタ9のドレイン9Dと共通である)、行選択トランジスタ9のゲート9G及び行選択トランジスタ9のソース9S(N型拡散領域である)を、図3に示す配置で形成してある。
【0022】
N型領域7Nは、コンタクト18及びアルミ配線26によりゲート8Gに電気的に接続されている。ゲート15Gは図示しないリセット信号出力線16のアルミ配線に、ゲート9Gは図示しない行信号出力線25のアルミ配線配線に、ドレイン15Dは図示しない基準電圧供給線のアルミ配線にそれぞれ接続されている。
【0023】
ところで、図4に示すように、素子(N型領域7N)を分離するフィールド酸化膜17の端の部分には、バーズビークと呼ばれる形状が急激に変化している部分がある。
このバーズビーク下の空乏層7Kが形成される部分には、バーズビークの形状変化によりシリコン結晶に大きな応力が発生し、結晶が歪むために、結晶欠陥22が発生する。また、N型領域7Nの表面には、図示しない酸化膜が形成されるが、この界面には結晶の乱れが発生するので、界面準位21と呼ばれるキャリアが存在できる準位が発生する。
これらの結晶欠陥22及び界面準位21は、光が入らなくてもキャリアを生成するため、フォトダイオード7に暗電流を発生し、これがCMOSイメージセンサの雑音となっていた。
【0024】
図5は、従来例のCMOSイメージセンサの画素を構成するフォトトランジスタにおいて、結晶欠陥を回避する構造を示す断面図である。
上述の暗電流の発生を抑制するために、準位の発生しているところをある電位に固定し、光電変換の電荷と混じらないようにする方法がとられる。すなわち、図5に示すように、界面準位21のある付近および結晶欠陥22のあるバーズビーク周辺の領域を濃いP+拡散層23K,23Bにし、ここを0Vに固定する。
このようにすると、界面準位21及び結晶欠陥22により発生した電子・ホール対はすぐに再結合するか、電源ラインに逃げていくので、雑音になることはない。
【0025】
表面の不純物濃度を濃くするという構造はピン・フォトダイオードと呼ばれ、比較的古くから行われ、よく知られた手法であリ、バーズビーク付近の不純物濃度を濃くする手段は、例えば特開平10−308507号公報に示されている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように、界面近傍の暗電流を防ぐために界面付近の不純物濃度を濃くする方法は、界面を薄くP+で被い、上から見たフォトダイオードの面積を減らさず、従って、画素の開口率を減らすことはないが、フィールド酸化膜17のバーズビーク付近の暗電流を防ぐために、不純物濃度を濃くする方法は、実施した分だけ開口率を減少させる。
【0027】
たとえば、画素6の面積が7μm×7μmの場合に、フォトダイオード7の面積が5μm×4μmとすると、開口率は40.8%になる。フィールド酸化膜17の厚さを0.4μmとすると、バーズビークは約0.2μmの長さとなり、フォトダイオードの内側に入る。バーズビークを覆うようにそのさらに0.2μm内側にまでP+領域を設けることにすると、実質的なフォトダイオードの開口率は4.2μmx3.2μmとなリ、開口率は27.4%となり、暗電流を抑制できても、画素の開口率を低下させるという問題があった。
【0028】
そこで本発明は上記課題を解決し、CMOSイメージセンサにおいて、暗電流の発生を抑制するとともに、高い開口率を有する素子構造のCMOSイメージセンサを提供することを目的とするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は次のCMOSイメージセンサを提供する。
1)所定の形状を有し、互いに隣接する複数の画素を備え、前記複数の画素は、画素ごとに、フォトダイオードと、前記フォトダイオード生成された電荷を増幅する増幅用トランジスタと、前記フォトダイオードの電荷をリセットするリセット用トランジスタと、を備え、前記リセット用トランジスタは、前記フォトダイオードを前記画素ごとに分離する分離用ゲートを備え、前記増幅用トランジスタは、ソースと、前記ソースを囲うリング状ゲートと、前記リング状ゲートを囲うように前記画素の外周部に形成されたドレインと、を備えていることを特徴とするCMOSイメージセンサ。
2)前記複数の画素は、前記リング状ゲートのリング内部に形成され、前記複数の画素から所定の画素を選択する選択用トランジスタを前記画素ごとに備えていることを特徴とする1)記載のCMOSイメージセンサ。
3)前記選択用トランジスタは、前記ソースとは異なる他のソースと、前記他のソースを囲う、前記リング状ゲートとは異なる他のリング状ゲートと、前記他のリング状ゲートを囲うと共に、前記ドレインとは異なり、かつ前記ソースと共通の他のドレインと、を備えていることを特徴とする2)記載のCMOSイメージセンサ。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、好ましい実施例により、図面を参照して説明する。
本発明は、従来例のCMOSイメージセンサが画素を構成するフォトダイオードなどの素子をフィールド酸化膜により分離しており、このフィールド酸化膜により素子領域に応力が発生し、これが暗電流の原因となっていることに注目し、このフィールド酸化膜を用いる素子分離とは別の方法を採用しても、画素構成ができるという知見に基きなされたものである。
【0033】
<第1実施例>
図6は、本発明のCMOSイメージセンサの第1実施例における画素の構成を示すブロック図である。図7は、本発明のCMOSイメージセンサの第1実施例における画素の素子構成を示すパターンの上面図である。図8は、図7中のB−B’の一点鎖線で示される部分の素子断面図である。
本発明のCMOSイメージセンサの第1実施例は、従来例のCMOSイメージセンサにおいて、画素6に代わり画素61を用いる以外は、図1に示すものと同一の構成である。
【0034】
画素61は、図6に示すように、フォトダイオード71、増幅用トランジスタ81、行選択トランジスタ91及びリセット用トランジスタ151より構成されており、これらは、その動作及び機能において、従来例の画素6を構成するフォトダイオード7、増幅用トランジスタ8、行選択トランジスタ9及びリセット用トランジスタ15とそれぞれ同一であるが、その素子構造において異なるものである。
【0035】
図7に、第1実施例における画素61の素子構造が示される。ここでは、表示の簡便のために、一画素のみを表示してある。
P型基板201の所定領域に、行選択トランジスタ91のソース91Sを構成する矩形状のN型拡散領域を形成し、その周囲に、所定幅を有する行選択トランジスタ91のゲート91、所定幅を有する行選択トランジスタ91のドレイン91D(これは増幅用トランジスタ81のソース81Sでもある)、一隅に突起部を有し、所定幅の増幅用トランジスタ81のゲート81G、及び所定形状の増幅用トランジスタ81のドレイン(これはリセット用トランジスタ151のドレイン151Dでもある)を順次形成してある。
【0036】
一方、基板201の所定領域に、所定形状(矩形)のフォトダイオード71のN型領域71N(これはリセットトランジスタ151のソース151Sでもある)、及びその周囲に所定幅のリセットトランジスタ151のゲート151Gを形成してあり、ここで、リセット用トランジスタ151のゲート151Gの一辺を増幅用トランジスタ81のドレイン81Dに隣接して配置してあり、全体として略正方形状の画素61を形成してある。
【0037】
増幅用トランジスタ81のゲート81Gの突起部及びフォトダイオード71のN型領域71Nにコンタクト181を形成し、これをアルミ配線261で接続してある。なお、アルミ配線261とリセット用トランジスタ151のゲート151Gは、電気的に絶縁されている。
ここで、図1に示される、各画素61と接続する行信号出力線25、リセット信号出力線16、及び列信号出力線は、図7には、表示の簡便のため、表示していない。
【0038】
以上のパターン配置により、図6に示される画素61が基板201上に形成することができる。
このように、第1実施例においては、素子分離のためのフィールド酸化膜を全く使用していない。フォトダイオード71のリセット用トランジスタ151のゲート151Gがあり、個々のフォトダイオードの周囲を取り囲み、素子分離している。
【0039】
フォトダイオード71のリセット用トランジスタ151のゲート151Gは、横方向では隣のフォトダイオードとの分離を行っており、縦方向では電源電圧Vddの電位を与えられているリセット用トランジスタ151のドレイン151DであるN型拡散層を分離している。図7中において、横に配置されたフォトダイオード71L,71Rとは同じ分離用ゲート電極151Gを共用しているが上下のフォトダイオードとは距離を置いている。
【0040】
つまり、ゲート分離151Gは、フォトダイオード71と電源Vdd、フォトダイオード71と隣の画素のフォトダイオード71L,71Rとの間を分離している。
フォトダイオード71とは別に2重の矩形リング状のゲート電極81G、91Gがあり、トランジスタ81、91を形成している。外側の矩形リング状のゲート電極81Gが増幅用トランジスタ81用で、内側の矩形リング状のゲート電極91Gが行選択用トランジスタ91である。その周囲には、電源電圧Vddの電位を与えられているリセット用トランジスタ151のドレイン151及び増幅用トランジスタ81のドレイン81DとなるN型拡散層がある。
【0041】
なお、図8には、画素61の一部断面を表示してあり、ここには、基板201上に、N型拡散領域であるフォトダイオード71のN型領域71N(リセット用トランジスタ151のソース151Sでもある)、電源Vddにつながるリセット用トランジスタ151のドレイン151G(増幅用トランジスタ81のドレイン81Dでもある)、増幅用トランジスタ81のソース81S(行選択トランジスタ91のドレインでもある)が形成されており、それらの間にそれらを分離する、ゲート酸化膜151Gを介して形成されたリセット用トランジスタ151ゲート151GS、ゲート酸化膜81GSGを介して形成された増幅用トランジスタ81のゲート81Gが示されている。
【0042】
以上説明した画素61は、例えば、以下に概略説明する工程で形成できる。
まず、基板201の全面に、例えば900℃で20分間熱酸化を行い9nm厚さの熱酸化膜を形成する。
次に、CVD法によりポリシリコン膜を形成し、フォトリソグラフにより、不要部分を除去して、図7に示す所定形状を有する行選択トランジスタ91のゲート91G,増幅用トランジスタ81のゲート81G,リセット用トランジスタ151のゲート151Gを形成する。
【0043】
次に、行選択トランジスタ91のソース91S,行選択トランジスタ91のドレイン91D、増幅用トランジスタ81のドレイン81D、及びフォトトランジスタのN型領域71Nとなる各領域に、所定量の砒素を注入し、絶縁用のシリコン酸化膜(絶縁層)で蔽って、900℃の熱処理を行い活性化して、行選択トランジスタ91のソース91S,行選択トランジスタ91のドレイン91D、増幅用トランジスタ81のドレイン81D、及びフォトトランジスタのN型領域71Nを形成する。
【0044】
最後に、所定部分の絶縁層を除去し、基板201に達する穴をあけ、全面に金属膜をつけ、不要部分を除去して、所定の配線を形成する。
【0045】
次に第1実施例における画素の動作を説明する。回路的には従来例と同一である。
まず、フォトダイオード71のリセット用トランジスタ151がオンして、フォトダイオード71のN型領域71Nと増幅用トランジスタ151のゲート電極151Gの電位Vpを(電源電圧Vdd−リセット用トランジスタ151のしきい値Vthrst)にする。
【0046】
次に、リセット用トランジスタ151をオフする。光電効果により、電子がフォトダイオード71にたまる。フォトダイオード71のN型領域71Nの電位がVsigだけ下がり、(Vp−Vsig)になる。
次に、行選択トランジスタ91のゲート電極91Gをオンすると、増幅用トランジスタ81のソースフォロア回路が作動し、(Vp−Vsig−増幅用トランジスタ81のしきいち電圧Vthamp)の値を出力する。ノイズキャンセラ11はこの値を記憶する。
【0047】
次に、再びリセットトランジスタ151をオンする。すると、画素61の出力は(Vp−Vthamp)となる。ノイズキャンセラ11はこの値から、先に記憶した値を引き、信号成分Vsigを取り出す。
次に、行選択トランジスタ91をオフして画素61からの信号の取出しが終了する。以上を各画素に適用して、イメージセンサの画像信号を得る。
【0048】
以上のように、ゲート分離を用いても、従来のCMOSセンサ動作を実行することが可能であり、フィールド酸化膜による素子分離を用いていないので、結晶欠陥による準位の形成を防止するための不純物拡散を必要とせず、したがって、フォトダイオードの開口率を下げることなく、フォトダイオードの暗電流を抑制することができる。
【0049】
<第2実施例>
第1実施例においては、フィールド酸化膜をまったく使わずに、ゲート分離だけでCMOSイメージセンサの画素61を構成できることを示した。
しかし、画素を構成するフォトダイオード以外のトランジスタでは、フィールド酸化膜を使った方がさまざまな回路を作るのに便利である。
【0050】
そこで、第2実施例においては、ゲート分離はフォトダイオード間のみに使用し、その他のトランジスタの分離では、フィールド酸化膜を使用する。
図9は、本発明のCMOSイメージセンサの第2実施例における画素の構成を示すブロック図である。図10は、本発明のCMOSイメージセンサの第2実施例における画素の素子構成を示すパターンの上面図である。
【0051】
画素62は、図9に示すように、フォトダイオード72、増幅用トランジスタ82、行選択トランジスタ92及びリセット用トランジスタ152より構成されており、これらは動作及び機能において、第1実施例の画素61同様、従来例の画素6を構成するフォトダイオード7、増幅用トランジスタ8、行選択トランジスタ9及びリセット用トランジスタ15とそれぞれ同一であるが、その素子構造において異なるものである。
【0052】
図10に、第2実施例における画素62の素子構造が示される。ここでは、表示の簡便のために、一画素のみを表示してある。図7におけると同様配線の一部は表示していない。
基板202上に、所定形状のフォトトランジスタ72のN型領域72N(これはリセット用トランジスタ152のソース152Sでもある)、増幅用トランジスタ82のドレイン82D(これはリセット用トランジスタ152のドレイン152Dでもある)、行選択トランジスタ92のドレイン92D(これは増幅用トランジスタ81のソース82Sでもある)、及び行選択用トランジスタ92のソースであるN型拡散領域がそれぞれ形成されている。
【0053】
以下、図10に示すように、フォトダイオード71とフォトトランジスタ、及び増幅用トランジスタのドレインとはリセット用トランジスタ152のゲート152Gで分離されている。増幅用トランジスタ82のドレイン82Dとソース82S間は、フィールド酸化膜172及びゲート82Gで分離されている。行選択トランジスタ92のドレイン92Dとソース92S間は、フィールド酸化膜及びゲート92Gで分離されている。行選択トランジスタのソース92Sと増幅用トランジスタ82のドレイン82Dはフィールド酸化膜172で分離されている。
【0054】
フィールド酸化膜172とフォトダイオード72Nの間には十分な距離を置き、結晶欠陥の影響がフォトダイオードに及ぼさないように設定されている。
増幅用トランジスタ82のゲート82G及びフォトダイオード72のN型領域72Nにコンタクト182を形成し、これをアルミ配線262で接続してある。
なお、アルミ配線262とリセット用トランジスタ152のゲート152Gは、電気的に絶縁されている。
【0055】
ここで、図1に示される、各画素61と接続する行信号出力線25、リセット信号出力線16、及び列信号出力線は、図10には、表示に簡便のため、表示していない。
この構造をとれば、フォトダイオードをフィールド酸化膜で分離していないので、第1実施例と同様、フォトダイオードの開口率を下げることなく、フォトダイオードの暗電流を抑制できる。
【0056】
<第3実施例>
フォトダイオードの一部にフィールド酸化分離を使った方が便利な場合がある。
図11は、本発明のCMOSイメージセンサの第3実施例における画素の構成を示すブロック図である。図12は、本発明のCMOSイメージセンサの第3実施例における画素の素子構成を示すパターンの上面図である。
【0057】
画素63は、図11に示すように、フォトダイオード73、増幅用トランジスタ83、行選択トランジスタ93及びリセット用トランジスタ153より構成されており、これらは動作及び機能において、第1実施例の画素61同様、従来例の画素6を構成するフォトダイオード7、増幅用トランジスタ8、行選択トランジスタ9及びリセット用トランジスタ15とそれぞれ同一であるが、その素子構造において異なるものである。
【0058】
図12には、第3実施例における画素63の素子構造が示される。ここでは、表示の簡便のために、一画素のみを表示してある。図7におけると同様配線の一部は表示していない。
第3実施例においては、図12に示すように、一部にフィールド酸化膜分離を使用する。
【0059】
基板203上に、所定形状のフォトトランジスタ73のN型領域73N(これはリセット用トランジスタ153のソース153Sでもある)、増幅用トランジスタ83のドレイン83D(これはリセット用トランジスタ153のドレイン153Dでもある)、行選択トランジスタ93のドレイン93D(これは増幅用トランジスタ83のソース83Sでもある)、及び行選択用トランジスタ93のソースであるN型拡散領域がそれぞれ形成されている。
【0060】
以下、図12に示すように、フォトダイオード73と隣接するフォトダイオード73L,73Rはリセット用トランジスタ153のゲート153Gで分離されている。増幅用トランジスタ83のドレインとソース83Sは増幅用トランジスタのゲート83G及びフィールド酸化膜173で分離されている。行選択トランジスタ93のドレイン93Dとソース93S間は、フィールド酸化膜173及びゲート93Gで分離されている。増幅用トランジスタ83のドレイン83Dとフォトダイオード73のN型領域73Nは一部をリセット用トランジスタ153のゲート153Gで、残りをそれに接続するフィールド酸化膜173で分離してある。
【0061】
増幅用トランジスタ83のゲート83G及びフォトダイオード73のN型領域73Nにコンタクト183を形成し、これをアルミ配線263で接続してある。
ここで、図1に示される、各画素63と接続する行信号出力線25、リセット信号出力線16、及び列信号出力線は、図12には、表示に簡便のため、表示していない。
【0062】
第3実施例においては、フォトダイオード73が接しているフィールド酸化膜173の長さが従来例よりも少ない分だけ、暗電流を抑制する効果がある。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るCMOSイメージセンサにおいて、請求項1乃至3記載によれば、フォトダイオードをリセット用MOSFETのゲート電極により素子分離したことにより、暗電流の発生を抑制するとともに、高い開口率を有する素子構造のCMOSイメージセンサを提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】CMOSイメージセンサの基本構成を示すブロック図である。
【図2】従来例のCMOSイメージセンサにおける画素の構成を示すブロック図である。
【図3】従来例のCMOSイメージセンサにおける画素の素子構成を示すパターンの上面図である。
【図4】図3中のA−A’の一点鎖線で示される部分の素子断面図である。
【図5】従来例のCMOSイメージセンサの画素を構成するフォトトランジスタにおいて、結晶欠陥を回避する構造を示す断面図である。
【図6】本発明のCMOSイメージセンサの第1実施例における画素の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明のCMOSイメージセンサの第1実施例における画素の素子構成を示すパターンの上面図である。
【図8】図7中のB−B’の一点鎖線で示される部分の素子断面図である。
【図9】本発明のCMOSイメージセンサの第2実施例における画素の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明のCMOSイメージセンサの第2実施例における画素の素子構成を示すパターンの上面図である。
【図11】本発明のCMOSイメージセンサの第3実施例における画素の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明のCMOSイメージセンサの第3実施例における画素の素子構成を示すパターンの上面図である。
【符号の説明】
1…CMOSイメージセンサ、2…負荷トランジスタ、3…基準電圧供給線、4…負荷トランジスタ駆動線、5…垂直シフトレジスタ、6,61,62,63…画素、7,71,72,73…フォトダイオード、7N,71N,72N,73N…N型領域、7P,71P,72P,73P…P型領域8,81,82,83…増幅用トランジスタ、9,91,92,93…行選択トランジスタ、10,101,102,103…列信号出力線、11…ノイズキャンセラ、12…信号出力線、水平シフトレジスタ、14…信号読出し用トランジスタ、15…リセット用トランジスタ、16…リセット信号出力線、17,172,173…フィールド酸化膜、18,181,182,183…コンタクト、20,201,202,203…基板、21…界面準位、22…結晶欠陥、23K,23B…P+拡散層、25…行信号出力線、26,261,262,263…アルミ配線。

Claims (3)

  1. 所定の形状を有し、互いに隣接する複数の画素を備え、
    前記複数の画素は、画素ごとに、
    フォトダイオードと、
    前記フォトダイオード生成された電荷を増幅する増幅用トランジスタと、
    前記フォトダイオードの電荷をリセットするリセット用トランジスタと、
    を備え、
    前記リセット用トランジスタは、
    前記フォトダイオードを前記画素ごとに分離する分離用ゲートを備え、
    前記増幅用トランジスタは、
    ソースと、
    前記ソースを囲うリング状ゲートと、
    前記リング状ゲートを囲うように前記画素の外周部に形成されたドレインと、
    を備えていることを特徴とするCMOSイメージセンサ。
  2. 前記複数の画素は、
    前記リング状ゲートのリング内部に形成され、前記複数の画素から所定の画素を選択する選択用トランジスタを前記画素ごとに備えていることを特徴とする請求項1記載のCMOSイメージセンサ。
  3. 前記選択用トランジスタは、
    前記ソースとは異なる他のソースと、
    前記他のソースを囲う、前記リング状ゲートとは異なる他のリング状ゲートと、
    前記他のリング状ゲートを囲うと共に、前記ドレインとは異なり、かつ前記ソースと共通の他のドレインと、
    を備えていることを特徴とする請求項2記載のCMOSイメージセンサ。
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