JP4552063B2 - 抽斗装置 - Google Patents
抽斗装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4552063B2 JP4552063B2 JP2001043703A JP2001043703A JP4552063B2 JP 4552063 B2 JP4552063 B2 JP 4552063B2 JP 2001043703 A JP2001043703 A JP 2001043703A JP 2001043703 A JP2001043703 A JP 2001043703A JP 4552063 B2 JP4552063 B2 JP 4552063B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drawer
- upper drawer
- fully closed
- fully
- horizontal portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Drawers Of Furniture (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、家具等のキャビネットに引き出し自在に装着されてなる抽斗装置に係り、特に、抽斗内部が上下2段に区分けされ、該上段抽斗がスライド自在に構成されてなる抽斗装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
周知のように、家具等のキャビネットに引き出し自在に装着されてなる抽斗には、抽斗内部が上下2段に区分けされて、より多くの小物類を収納できるように構成したものが提案されている。
【0003】
このような上下2段抽斗の場合、従来では、上記上段抽斗は、トレイ状に形成されたものを、抽斗本体の内部に突設された枠体或は突起体からなる係止体に落し込み係止させることで着脱自在に装着されているため、下段抽斗を利用する場合には、その都度、上段抽斗を取り外して他の場所に退かせておかなければならず、また、抽斗本体を閉じる場合には、再び上段抽斗を抽斗本体内の上部に落し込んだ後に閉じなければならないため、使い勝手が非常に煩雑であり、しかも、下段抽斗を使用する場合に上段抽斗を取り外す場合には、抽斗本体を全開位置まで引き出さなければ着脱作業を行うことができないため、非効率的である、という課題を有していた。
【0004】
この発明は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするところは、上下2段に区分けされた抽斗の上段抽斗をスライド自在とし、かつ、該上段抽斗は、抽斗本体の全開位置から自動的に下降スライドして全閉収納位置まで移動し、該全閉位置で正確に停止させることができるので、下段抽斗も簡単に使用することができる使い勝手に優れた抽斗装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明に係る抽斗装置にあっては、 キャビネット本体に引き出し自在に装着されてなる抽斗本体内の上部に上段抽斗を配設し、該上段抽斗は、水平部分と、奥行側方向に向かって下がり勾配で配設されてなるガイドレールに沿ってスライド自在に取り付けられていると共に、抽斗本体を全閉状態から全開状態へと引き出すと、上段抽斗は下段抽斗の上部を塞いだ状態のまま引き出され、上段抽斗を奥行方向へ押圧することで、自重スライドすることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の一形態例に基づきこの発明を詳細に説明する。
【0007】
図1乃至図3に示すように、この発明の実施の一形態例に係る抽斗装置Hは、キャビネット本体1の抽斗収納空間部2に引出・収納自在に装着されてなる抽斗本体10と、該抽斗本体10内の鏡板11の裏面側下部に固定された断面略凹状に形成された下段抽斗12と、上記鏡板11の裏面側上部に配設された断面略凹状の上段抽斗15と、で鏡板11の裏面側に上下2段の抽斗12,15を有して構成されていると共に、上記鏡板11と下段抽斗12の背面板13は、ロッド14を介してタイトに連結されていて強度保持が図られている。
【0008】
そして、上記上段抽斗15の両側外壁面部には、上記抽斗本体10の両壁内面に配設され、かつ、上記抽斗収納空間部2の奥行側方向に向かって下がり勾配で配設されてなるガイドレール16,16とスライド自在に係合して、該ガイドレール16,16に沿ってスライド自在に取り付けられていると共に、該上段抽斗15の側板外面には、上記キャビネット本体1への全閉収納位置において該キャビネット本体1に突設されたストッパ体3と係合する切欠17が形成されている。
【0009】
また、上記上段抽斗15をスライド自在にガイドする上記ガイドレール16,16は、鏡板11の裏面側近傍において水平部分16Aが形成されているため、抽斗本体10が全開・全閉位置にあるときには、上段抽斗15が該水平部分16Aと係合して水平状態を保持するように構成されており、上段抽斗15を奥行方向に軽く押圧することで、該上段抽斗15はガイドレール16,16の水平部分16Aから離脱して傾斜部分16Bへと移動し、この後は、上段抽斗15はガイドレール16,16の傾斜勾配に沿って自重スライドした後、上段抽斗15の切欠17の縦壁面が上記ストッパ体3と衝合して上記スライド移動が停止されて全閉位置で自動的に停止する。
【0010】
尚、上記状態から抽斗本体10を全閉状態まで閉じると、上記ストッパ体3と衝合して停止している上段抽斗15は、ガイドレール16,16に沿って、図2に示す上段抽斗15の最上昇位置まで自動的に上昇し、抽斗本体10の全閉状態でガイドレール16,16の水平部分16Aと係合して水平に保持される。
【0011】
この形態例に係る抽斗装置Hは、以上のように構成されているので、抽斗本体10を図1に示す全閉状態から図2に示す全開状態へと引き出すと、上段抽斗15はガイドレール16,16の水平部分16Aに係合しているので、鏡板11に接し下段抽斗12の上部を塞いだ状態のまま引き出される。
【0012】
この状態で下段抽斗12に小物類を出し入れする場合には、図2に示す状態から、上記上段抽斗15を抽斗収納空間部2の奥行方向に軽く押圧することで、該上段抽斗15はガイドレール16,16の水平部分16Aから離脱して傾斜部分16Bへと移動し、この後は、上段抽斗15はガイドレール16,16の傾斜勾配に沿って自重スライドした後、上段抽斗15の切欠17の縦壁面が上記ストッパ体3と衝合して上記スライド移動が停止されて全閉位置で自動的に停止するので、下段抽斗12の上部は開放されるため、楽に小物類の出し入れを行なうことができる。また、抽斗本体10を閉じるときにも、上段抽斗15を図2に示す状態まで引き戻す必要がなく、そのまま抽斗本体10を押圧して閉じることで、上段抽斗15を自動的にガイドレール16,16の水平部分16Aに係合させることができる。
【0013】
【発明の効果】
この発明に係る抽斗装置は、以上説明したように、上下2段に区分けされた抽斗の上段抽斗をスライド自在とし、かつ、該上段抽斗は、抽斗本体の全開位置から自動的に下降スライドして全閉収納位置まで移動し、該全閉位置で正確に停止させるように構成されているので、上下2段の抽斗を効率的に使用することができると共に、下段抽斗を利用する場合にも、上段抽斗を簡単に退けることができるので、使い勝手が非常に良好である等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例に係る抽斗装置の全閉状態を示す断面図である。
【図2】同抽斗装置の全開状態を示す断面図である。
【図3】同抽斗装置の上段抽斗がスライドした状態を示す断面図である。
【符号の説明】
H 抽斗装置
1 キャビネット本体
2 抽斗収納空間部
3 ストッパ体
10 抽斗本体
12 下段抽斗
15 上段抽斗
16,16 ガイドレール
16A 水平部分
17 切欠
Claims (1)
- キャビネット本体に引き出し自在に装着されてなる抽斗本体内の上部に上段抽斗を配設し、該上段抽斗は、水平部分と、奥行側方向に向かって下がり勾配で配設されてなるガイドレールに沿ってスライド自在に取り付けられていると共に、抽斗本体を全閉状態から全開状態へと引き出すと、上段抽斗は下段抽斗の上部を塞いだ状態のまま引き出され、上段抽斗を奥行方向へ押圧することで、自重スライドすることを特徴とする抽斗装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001043703A JP4552063B2 (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | 抽斗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001043703A JP4552063B2 (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | 抽斗装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002238683A JP2002238683A (ja) | 2002-08-27 |
JP2002238683A5 JP2002238683A5 (ja) | 2008-07-10 |
JP4552063B2 true JP4552063B2 (ja) | 2010-09-29 |
Family
ID=18905824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001043703A Expired - Fee Related JP4552063B2 (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | 抽斗装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4552063B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111481714A (zh) * | 2019-01-28 | 2020-08-04 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种抽屉及消毒柜 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5665018B1 (ja) * | 2013-09-25 | 2015-02-04 | Toto株式会社 | キッチンキャビネット |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61192744U (ja) * | 1985-05-23 | 1986-12-01 | ||
JPH0184225U (ja) * | 1987-11-26 | 1989-06-05 | ||
JPH03129338U (ja) * | 1990-04-12 | 1991-12-26 | ||
JP2001186945A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-10 | Sun Wave Ind Co Ltd | 流し台の引出し装置 |
JP2001275768A (ja) * | 2000-01-24 | 2001-10-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 引出しキャビネット |
-
2001
- 2001-02-20 JP JP2001043703A patent/JP4552063B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61192744U (ja) * | 1985-05-23 | 1986-12-01 | ||
JPH0184225U (ja) * | 1987-11-26 | 1989-06-05 | ||
JPH03129338U (ja) * | 1990-04-12 | 1991-12-26 | ||
JP2001186945A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-10 | Sun Wave Ind Co Ltd | 流し台の引出し装置 |
JP2001275768A (ja) * | 2000-01-24 | 2001-10-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 引出しキャビネット |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111481714A (zh) * | 2019-01-28 | 2020-08-04 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种抽屉及消毒柜 |
CN111481714B (zh) * | 2019-01-28 | 2021-05-18 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种抽屉及消毒柜 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002238683A (ja) | 2002-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5615290B2 (ja) | 家具の可動部を開閉するための装置 | |
JP3152028U (ja) | ひきだしに用いる回帰装置 | |
KR102106066B1 (ko) | 잠금기능을 갖는 슬라이더 | |
KR20170015333A (ko) | 가구 부품 또는 가전 제품의 선반용 슬라이딩-피봇팅 메커니즘, 가구 부품 및 가전 제품 | |
KR20060011222A (ko) | 바스켓 승강장치를 구비한 냉장고 | |
KR20110019030A (ko) | 자동차용 암레스트 | |
KR101810445B1 (ko) | 푸쉬 오픈 슬라이드 장치 | |
KR100690646B1 (ko) | 바스켓 승강장치를 구비한 냉장고 | |
CN210329883U (zh) | 一种新型组合式管理用档案柜 | |
JP4552063B2 (ja) | 抽斗装置 | |
EP3254586A1 (en) | Furniture piece comprising a sliding and lifting mechanism of a shelf | |
KR20130117903A (ko) | 서랍용 개폐보조장치 | |
KR101623044B1 (ko) | 슬라이딩 도어의 반자동 개폐장치 | |
KR200492419Y1 (ko) | 수납장치 | |
KR20130065591A (ko) | 슬라이드 레일 | |
KR100679652B1 (ko) | 냉장고용 서랍식 도어장치 | |
KR101707803B1 (ko) | 서랍이탈이 방지되는 수납함 | |
KR200398022Y1 (ko) | 수납기구용 슬라이더 | |
KR101087747B1 (ko) | 복합 캐비닛의 서랍 로킹장치 | |
KR200349789Y1 (ko) | 가구용 슬라이드 다단레일 | |
US20120126676A1 (en) | Hands free waste container | |
TWI542521B (zh) | With the simultaneous lift and opening and closing of the box | |
CN210154180U (zh) | 储藏结构及制冷设备 | |
CN208785371U (zh) | 升降机构和消毒设备 | |
JP2014004330A (ja) | 引出しキャビネット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080527 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100512 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100517 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100625 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |