JP4550006B2 - カラオケ装置とその近辺で使用されるタブレットコンピュータが相互に通信して協働するカラオケ活用システム - Google Patents
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Description
客室端末のディスプレイに客のキープボトルの残量をリアルに表示させ、そのボトルの飲み物を注文すると、残量が少なくなったキープボトル映像が表示される。
《特許第3645192号》「利用者別のアルバムを制作するカラオケ録音システム」
カラオケ装置と連携する客室端末をカラオケ録音コントローラとして使用し、客のIDに対応付けしてカラオケ録音作品を制作し、客別のディスク媒体に録音作品を記録して持ち帰ることができる。
《特許第3629450号》「カラオケ接客支援装置を統合したカラオケ装置」
カラオケ装置と連携する客室端末に顧客データベースを保有させ、来店した顧客IDを入力すると、入店者リストの表示に加わり、リストから顧客を選択すると、その顧客用に作成されている選曲リストが表示され、その中からカラオケ装置にリクエストできる。
《特開2005−338147号》「カラオケ演奏に伴う付加機能を利用者の希望により有料で実行する電子マネー課金式カラオケシステム」
カラオケ歌唱を録音するといった有料サービスの料金を、客室端末に設けた電子マネー取り扱いシステムにより決済できる。その際に生じるおつりをカラオケ店が独自に管理できる。
株式会社エクシング「オーダーエントリーシステム」、[online]、平成17年11月9日、[平成17年12月20日検索]、インターネット<URL:http://www.xing.co.jp/news/news051109.html>
《実開昭63−179557号》「タッチセンサー付・ビジュアルメニューオーダーシステム」
ビデオディスクプレーヤでメニュー映像を再生してパソコンのタッチパネル付モニターテレビに表示し、客がタッチ入力した飲食物の注文情報をPOSレジスタと厨房プリンターに無線伝送して注文伝票を印刷するとともに会計処理を行う。
《特開平5−314149号》「料理オーダ装置」
客がテーブルに座って切り換えスイッチを切り替えると、テレビ番組などを映していたタッチパネル表示装置にメニュービデオ装置で再生される料理メニューが表示される。画面の各料理には文字スーパーインポーズによって値段も同時に表示される。
《特開平10−74218号》「電子メニュー装置及び電子オーダーリングシステム」
メニューの変更を行うにあたって、電子スチルカメラで商品を撮影してメニューデータ記憶部に格納するだけで良いため、通常のメニューのように写真の現像や印刷を待つ必要がなく、手軽に行うことができる。
《特開2001−338035号》「飲食店のサービスネットワークシステム」
セルフオーダーPOSシステムの基本機能に加えて、テレビやビデオやインターネットを閲覧するサービス、占いなどのゲームやアンケートを行うサービス、姉妹店やその他の店の紹介などのサービスを行う。
《特開2003−317155号》「レストラン等におけるオーダリングサービスシステム」
注文した料理が配膳されてくる間に、客席端末にプログラムされている懸賞やクイズ等のゲームを楽しむことができる。
《特開2005−84897号》「レストラン等におけるオーダリングサービスシステムとそのための表示部」
料理が配膳されるまでの間や食後のひとときの楽しみを増すように、客席端末に備えたデジタルカメラで仲間などを撮影してプリントを受け取ることができる。
(1)カラオケ活用システムは、互いに通信可能なカラオケ装置とタブレットコンピュータを備え、タブレットコンピュータがカラオケ店のPOSシステムと通信可能であること
(2)タブレットコンピュータは、利用者入力に応答して対話形式の処理を行うように構成された、選曲予約プログラムおよび飲食物注文プログラムを含むアプリケーションプログラムの実行が可能であること
(3)選曲予約プログラムは、利用者入力に従って楽曲索引データベースより楽曲を検索するとともに、検索した楽曲の楽曲IDを含んだ演奏予約電文をカラオケ装置に送信する動作を行わせること
(4)飲食物注文プログラムは、利用者入力に従って飲食物品目データベースより飲食物品目を検索するとともに、検索した飲食物品目の飲食物品目IDを含んだ注文電文をPOSシステムに送信する動作を行わせること
(5)カラオケ装置は、飲食物に関連した映像作品を複数格納した映像データベースにアクセス可能であること
(6)映像作品には、関連する飲食物について、飲食物品目データベースにおける飲食物品目IDが付帯されていること
(7)カラオケ装置は、タブレットコンピュータから演奏予約電文を受信した際、電文中の楽曲IDを演奏予約の待ち行列に登録すること
(8)タブレットコンピュータは、アプリケーションプログラムを実質的に動作させる利用者入力のない状態が継続している際、非活動中フラグをセットすること
(9)カラオケ装置は、タブレットコンピュータに現況点検電文を送信すること
(10)タブレットコンピュータは、カラオケ装置から現況点検電文を受信した際、非活動中フラグがセットされていれば、非活動中電文をカラオケ装置に返信すること
(11)カラオケ装置は、現況点検電文の応答としてタブレットコンピュータから非活動中電文を受信した際、映像データベースから映像作品を抽出してタブレットコンピュータに送信すること
(12)タブレットコンピュータは、カラオケ装置から映像作品を受信した際、当該映像作品を表示し、かつ、表示中に所定の利用者入力があった際、当該映像作品に付帯されている飲食物品目IDを飲食物注文プログラムに引き渡すこと
(13)飲食物注文プログラムは、飲食物品目IDが引き渡された際に起動され、飲食物品目データベースより当該飲食物品目IDに該当する飲食物品目の情報を抽出して表示させて注文入力を受付可能とし、注文入力を受け付けた際に当該飲食物品目IDを含んだ注文電文を作成してPOSシステムに送信する動作を行わせること
本発明の実施例に係るカラオケ活用システムは、カラオケ店舗に設置されたカラオケ装置10と1台〜数台のタブレットコンピュータ20により構成される。図1に本実施例のカラオケ活用システムを含むネットワーク構成を例示している。カラオケ店舗100には多数の客室120が備わり、各客室に1台のカラオケ装置10と、1〜数台のタブレットコンピュータ20が設置されている。それぞれの装置は店舗内LAN50に接続され、これらのカラオケ装置10とタブレットコンピュータ20と外部のカラオケサーバーにより、周知の通信カラオケシステムが構築されている。
また、この通信カラオケシステムは、周知のPOSシステムに接続されている。
カラオケ装置10は、周知の通信カラオケシステムの演奏端末であって、汎用パソコンの応用装置である。図2にそのブロック構成を例示しているように、中央制御部11が全体を統括する。ハードディスク装置12には、メインコンピュータのプログラムのほか、カラオケデータベース、映像データベースなどの各種情報を格納している。操作/表示パネル部13は、利用者により各種の情報が入力可能であるとともに、利用者に向けて各種の情報を表示可能である。通信処理部14は、通信回線を介して外部のカラオケサーバーや事業者運営の各種サーバーと通信する。またLAN50を介して同室内のタブレットコンピュータ20と通信可能に構成されている。
本実施例のタブレットコンピュータ20の外観斜視図を図3(A)に、これを充電架台にセットした状態を図3(B)に例示している。また、そのブロック構成を図4に例示しているように、タブレットコンピュータ20は周知のタブレットタイプの汎用コンピュータであって、CPU・RAM・ROMを含む中央制御部21の他、ハードディスク装置22・タッチパネルディスプレイ23・通信インタフェース24を備えている。タッチパネルディスプレイ23の表示部は映像処理部25を介してCPUバスにつながっており、操作入力部は入力検出回路26を介してCPUバスにつながっている。通信インタフェース24は無線アクセスポイント40を介してLAN50に接続されている。
この実施例のカラオケ装置10は、カラオケ楽曲に関連した映像データベースとして、図2に示しているように、主映像データベースと副映像データベースとに論理的に区分したデータベースをハードディスク装置12に蔵置している。主映像データベースには、カラオケ演奏時に歌詞字幕映像とともにディスプレイ18に表示するために用意された映像(背景映像とする)が集約されている。よく知られているように、背景映像としては、楽曲IDに対応付けされた楽曲専用の映像作品と、複数の楽曲で使い回しされる共用映像とが存在する(特許第3294526号公報参照)。
図5にタブレットコンピュータ20の電源を入れて起動させた場合の処理フローを例示している。タブレットコンピュータ20は、電源を入れて起動させると、まず初期化処理により、ディスプレイ23に通常モードのトップ画面が表示される(s10)。
カラオケ装置10はタブレットコンピュータ20と協働してカラオケ演奏を開始する。すなわち、前述にしたがって利用客がタブレットコンピュータ20の選曲予約プログラムを実行させて、リクエスト曲を特定して演奏予約する操作入力を行うと、タブレットコンピュータ20はリクエスト曲の楽曲IDを含む演奏予約電文を生成して、同室内のカラオケ装置10に送信する。
カラオケ装置10は、同室内のタブレットコンピュータ20から演奏予約対象の楽曲IDを含んだ演奏予約電文を受け取ると、受け取った順に楽曲IDを待ち行列に登録して管理する。そして演奏を開始する際には、待ち行列に登録された順に楽曲IDを取り出して、前述したように、その楽曲用のカラオケデータを取り出して演奏処理部15に受け渡す。
カラオケ装置10は、タブレットコンピュータ20から非活動中電文を受信した場合には(s22)、副映像データベースから適宜に映像作品を抽出する(s23)。本実施例では、前述したように、季節や時間帯ごとに制作された映像作品が格納されており、映像作品を抽出しようとする現在の時刻に基づいて、現在の季節・時間帯にふさわしい映像作品を特定できるようにしている。たとえ現在時刻が5月25日19時であれば、春のディナータイム用に制作された映像作品を抽出する。この映像作品にはたとえば、春のお薦め山菜料理やディナータイム限定のセール品目やディナータイムのランキング上位品目などを含んでいる。
非活動中フラグがセットされている不使用のタブレットコンピュータ20は、映像作品のストリーミングデータをカラオケ装置10から受信すると、逐次映像処理部25に受け渡す。映像処理部25は受信したストリーミングデータを逐次再生し(図5のs17〜s18)、タッチパネルディスプレイ23に映像出力させる。
このようにして、不使用のタブレットコンピュータ20に飲食物関連の映像作品が表示されることになる。
POSレジ端末は、受け取った受注情報を所定形式の精算データにして、客室番号別に蓄積する。客の退室時などにこの蓄積データに基づいて請求伝票を印刷し、料金精算処理を行う。
映像作品が表示されている間に画面上の「注文」ボタン81以外の部分にタッチするなど、利用者が所定の注文入力以外の操作を行って、入力検出回路26がそれを検知した場合には(s18→s12)、タブレットコンピュータ20は動作モードを通常モードに復帰させるとともに、映像作品の再生出力処理は停止する。また、非活動中フラグをリセットする(s13)。
このようにして、映像作品再生中に客が注文入力以外の操作入力を行えば、タブレットコンピュータ20は節電モードから通常モードに復帰して、トップ画面(図6)を表示させる。
映像作品の形態やその副映像データベースからの抽出方式については、上記実施例に限定されない。副映像データベースの映像作品に適宜な属性項目を対応付けて管理しておくことにより、周知のようにデータベースの多様な属性項目に基づいて様々な方式で検索して、多数の映像作品のなかから適当な映像作品を抽出するように構成することも可能である。たとえば、カラオケ楽曲に関連した映像作品を多数制作して副映像データベースに格納する。一例として、映像作品をカラオケ楽曲のジャンルや歌詞内容(たとえば歌詞に出てくる飲食物、風景)にふさわしいものとする。副映像データベースの属性項目として「楽曲ジャンル」や「歌詞内容」を設け、各映像作品に対応付けてその属性値を記述して管理する。そして、タブレットコンピュータ20から非活動中電文を受け取った際には(s22)、演奏中のカラオケ楽曲、あるいはその直前に演奏済みのカラオケ楽曲、あるいはこれから演奏しようとするカラオケ楽曲のジャンルや歌詞内容に基づいて副映像データベースを検索し、その楽曲にふさわしい映像作品を抽出するように構成できる。
たとえば、映像作品に再生時系列に対応づけられて含まれている複数の品目IDについて、利用者入力があった時点までに再生された飲食物の品目IDをすべて注文可能とすることもできる。タブレットコンピュータ20は、再生済みの飲食物の品目IDをメモリに一時記憶させておく。利用者が「注文」ボタン81を指示するなどの入力を行えば、その時点で再生中の飲食物の品目IDも追加記憶させ、それらメモリに記憶されている複数の品目IDに基づいて、それぞれに対応する飲食物情報を飲食物品目データベースから取り出して、図10に例示したように、ディスプレイ23に品目名や価格を一覧表示させるとともに、それぞれの品目の注文数量93を指定入力可能に表示させる。利用者が、注文したくない品目の数量はゼロとするなど、適宜に数量を指定して注文する旨の入力をおこなうと、タブレットコンピュータ20はそれら1または複数の品目IDとそれぞれの注文数量、客室番号などを含む所定形式の発注電文を生成して、POSシステムに出力する。
20 タブレットコンピュータ
23 タッチパネルディスプレイ
30 充電架台
Claims (1)
- つぎの事項(1)〜(13)により特定されるカラオケ活用システム。
(1)カラオケ活用システムは、互いに通信可能なカラオケ装置とタブレットコンピュータを備え、タブレットコンピュータがカラオケ店のPOSシステムと通信可能であること
(2)タブレットコンピュータは、利用者入力に応答して対話形式の処理を行うように構成された、選曲予約プログラムおよび飲食物注文プログラムを含むアプリケーションプログラムの実行が可能であること
(3)選曲予約プログラムは、利用者入力に従って楽曲索引データベースより楽曲を検索するとともに、検索した楽曲の楽曲IDを含んだ演奏予約電文をカラオケ装置に送信する動作を行わせること
(4)飲食物注文プログラムは、利用者入力に従って飲食物品目データベースより飲食物品目を検索するとともに、検索した飲食物品目の飲食物品目IDを含んだ注文電文をPOSシステムに送信する動作を行わせること
(5)カラオケ装置は、飲食物に関連した映像作品を複数格納した映像データベースにアクセス可能であること
(6)映像作品には、関連する飲食物について、飲食物品目データベースにおける飲食物品目IDが付帯されていること
(7)カラオケ装置は、タブレットコンピュータから演奏予約電文を受信した際、電文中の楽曲IDを演奏予約の待ち行列に登録すること
(8)タブレットコンピュータは、アプリケーションプログラムを実質的に動作させる利用者入力のない状態が継続している際、非活動中フラグをセットすること
(9)カラオケ装置は、タブレットコンピュータに現況点検電文を送信すること
(10)タブレットコンピュータは、カラオケ装置から現況点検電文を受信した際、非活動中フラグがセットされていれば、非活動中電文をカラオケ装置に返信すること
(11)カラオケ装置は、現況点検電文の応答としてタブレットコンピュータから非活動中電文を受信した際、映像データベースから映像作品を抽出してタブレットコンピュータに送信すること
(12)タブレットコンピュータは、カラオケ装置から映像作品を受信した際、当該映像作品を表示し、かつ、表示中に所定の利用者入力があった際、当該映像作品に付帯されている飲食物品目IDを飲食物注文プログラムに引き渡すこと
(13)飲食物注文プログラムは、飲食物品目IDが引き渡された際に起動され、飲食物品目データベースより当該飲食物品目IDに該当する飲食物品目の情報を抽出して表示させて注文入力を受付可能とし、注文入力を受け付けた際に当該飲食物品目IDを含んだ注文電文を作成してPOSシステムに送信する動作を行わせること
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