JP4549659B2 - ヒートシンク、筐体及び冷却ファン並びに、ヒートシンクを有する電子機器 - Google Patents

ヒートシンク、筐体及び冷却ファン並びに、ヒートシンクを有する電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、一般に電子機器に設けられる放熱機構に係り、特に、電子機器に搭載された発熱性回路素子(発熱素子)から発生する熱を放出するヒートシンク及びその製造方法に関する。本発明の電子機器は、ノート型パーソナルコンピュータ(PC)、パーソナル・ディジタル・アシスタンツ(PDA)、携帯型ゲーム装置、各種ドライブなどの携帯型電子機器と、ディスプレイ一体型やスリム型のデスクトップPCやワープロなどの省スペース型電子機器と、省スペース型でないデスクトップPCやワープロとを含み、更に、プリンタ、ファックス機、コピー機などの画像形成装置を含む。本発明は、例えば、ノート型PCのマザーボードに実装される各種回路素子の放熱機構に好適である。
ノート型PCは典型的な携帯型電子情報端末として広く市場に出回っている。ノート型PCのマザーボード(又はメインボード)は、CPUソケットや様々なメモリ(ソケット)、チップセット、拡張スロット及びBIOSROMなどの回路素子を実装し、PCの性能や機能を直接的に左右する。
近年のノート型PCは、マザーボードに搭載される各種回路素子の高速化と高機能化に伴って、発熱素子の数が増加すると共にかかる回路素子からの発熱量が増加する傾向にある。そこで、マザーボードに直接に又はソケット等を介して実装される発熱素子及びその他の回路素子を熱的に保護するためにマザーボードにはヒートシンクと呼ばれる冷却装置が設けられている。
ヒートシンクは典型的に多数の高伝熱性部材(フィン組立体)からなる冷却(又は放熱)フィンを有し、自然空冷によって発熱素子を冷却する。しかし、近年の発熱素子の発熱量は自然空冷では対応できなくなる傾向にある。そこで、ヒートシンクの冷却効果を高めるために冷却ファンを更に有するファン付ヒートシンクが提案されている。ファン付ヒートシンクはファンが発生する空気流によってヒートシンクを強制的に冷却する。従来のファン付ヒートシンクは、CPUからの発熱量が最も大きいために、典型的に、マザーボードのCPUの上部に設けられている。
ファン付ヒートシンクは、小型化及び剛性を高めるため、冷却フィンと、当該冷却フィンの底面を形成して発熱素子から冷却フィンへの熱伝達を可能にするベースと、冷却ファンを収納する収納部とをダイキャスト法により一体的に形成している。このような一体型ヒートシンクは、発熱素子とベースとの接続面(受熱面)から冷却フィンへの熱伝導を効率よく行えるため、高い熱交換性能を有する。冷却フィンを冷却ファンと同一平面上に(例えば、冷却フィンを冷却ファンの周りに)配置して省スペース化を図るファン付ヒートシンクも提案されている。かかる配置は、薄型化(ロープロフィール化)が要請されている近年のノート型PCに適している。
しかし、従来の一体型ファン付ヒートシンクは、設置時において、様々な形状や発熱量を有する発熱素子や様々な形状や寸法の設置場所にきめ細やかに対応することができなかった。例えば、冷却効率を高めるためにより大型の冷却ファンを使用したい場合、冷却フィンをアルミニウム製から銅製にしたり冷却フィンを構成するフィン組立体の形状を変更したりして冷却効率を変更したい場合、発熱素子や設置場所の形状や寸法に合わせて筐体の形状や寸法を変更したい場合がある。ところが、いずれの場合にも、従来の一体型ファン付ヒートシンクは不経済にもヒートシンク全体を交換する必要とする。例えば、冷却ファンの周りに冷却フィンが配置されていれば冷却ファンを大型のものに交換することはできないし、冷却フィンや冷却ファンはそのままにして筐体の形状を変更することもできない。更に、アルミダイキャスト製のファン付ヒートシンクの冷却フィンだけを銅製に変更することも不可能な場合が多かった。この結果、電子機器毎に異なるヒートシンクを設計しなければならず、電子機器のコストアップも招いた。
同様に、従来の一体型ファン付ヒートシンクは、そのうちの一の構成要素が破損した場合にもヒートシンク全体を交換しなければならず不経済であった。
そこで、本発明は、このような従来の課題を解決する新規かつ有用なヒートシンク及びその製造方法、並びに、当該ヒートシンクを有する電子機器を提供することを本発明の概括的目的とする。
より特定的には、本発明は、設置時及び交換時に、様々な形状や発熱量を有する発熱素子や様々な形状や寸法の設置場所にきめ細やかかつ安価に対応することが可能なヒートシンク及びその製造方法、並びに、当該ヒートシンクを有する電子機器を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の例示的一態様としてのヒートシンクは、筐体と、前記筐体と分離可能に結合し、発熱部から熱を受けて前記発熱部を放熱する冷却フィンとを有する。また、代替的に、ヒートシンクは、筐体と、前記筐体と分離可能に結合し、発熱部から熱を受ける受熱面と、前記受熱面の裏面側に形成されて前記発熱部を放熱する冷却フィンを有する基部とを有する。更に、前記冷却フィンは前記基部から取り外し可能である。かかるヒートシンクは、筐体と冷却フィンとが分離可能であるため、筐体又は冷却フィン単独の交換が容易である。また、冷却フィンと基部とも分離可能であるため、各要素の単独交換が容易である。ここでいう交換には、単に破損した筐体や冷却フィンを変更する場合のみならず、材質や形状の変更(冷却フィンをアルミニウム製から銅製にしたり冷却フィンを構成するフィン組立体の形状を変更したりするなど)する場合も含む。
前記ヒートシンクは、前記冷却フィンを強制的に冷却すると共に前記筐体に接続する冷却ファンを更に有してもよく、前記冷却ファンと前記冷却フィンは同一平面上に配置される。この場合、前記ヒートシンク(ファン付ヒートシンク)は冷却機能を高めると共に冷却フィンと冷却ファンとが同一平面上に配置するのでヒートシンク自体の薄型化に寄与する。
本発明の例示的一態様としての筐体は、放熱のために、発熱部を放熱する冷却フィンを分離可能に収納する収納部を有することを特徴とする。かかる筐体は冷却フィンとは独立に形成されるため、電子機器内の設置場所の寸法や形状に対応して自由に設計可能であり、また、筐体と冷却フィンとを独立して開発することができる。
前記筐体は、前記収納部に前記冷却フィンを強制的に冷却する冷却ファンを更に収納することができ、前記冷却ファンと前記冷却フィンは同一平面上に配置される。この場合、前記筐体は、冷却フィンと冷却ファンとが同一平面上に配置するので筐体自体の薄型化に寄与する。
本発明の例示的一態様としての冷却フィンは、発熱部を放熱する複数のフィンを含むフィン組立体と、当該フィン組立体を分離可能に収納する収納部を有する筐体に前記フィン組立体とを接続するための接続部とを有する。かかる冷却フィンは筐体とは独立に形成されるため、発熱素子の寸法や形状、設置場所の寸法や形状などに対応して自由に設計可能であり、また、筐体と冷却フィンとを独立して開発することができる。また、前記冷却フィンは、受熱面を形成する基部を更に有してもよい。
本発明の例示的一態様としてのヒートシンクの製造方法は、筐体を成形する工程と、冷却フィンを有して前記筐体に分離可能に結合する基部を成形する工程と、前記筐体と前記基部とを分離可能に接続する工程とを有する。かかる製造方法は、筐体と基部とを別個独立に製造してこれらを接続するので、両者がそれぞれ寸法、形状、材質などが異なる複数種類を有する場合に任意の種類を選択することができ、冷却性能の異なるヒートシンクを製造することができる。前記基部を成形する工程は、前記冷却フィンを鍛造法又はプレス法によって形成されてもよい。この場合、高精度及び高強度の基部を形成することができる。
前記ヒートシンクの製造方法は、冷却ファンを前記筐体に取り付ける工程を更に有してもよく、当該工程は、前記冷却ファンと前記冷却フィンとを同一平面上に配置することを特徴とする。この場合、前記ヒートシンクは、冷却フィンと冷却ファンとが同一平面上に配置するのでヒートシンク自体の薄型化に寄与する。
本発明の例示的一態様としての電子機器は、発熱部を実装するプリント基板と、前記プリント基板に設けられて前記発熱素子を冷却するヒートシンクとを有する電子機器であって、前記ヒートシンクは、筐体と、当該筐体と分離可能に結合し、発熱部から熱を受けて前記発熱部を放熱する冷却フィンを有することを特徴とする。更に、前記電子機器は、前記冷却フィンを強制的に冷却すると共に前記筐体に接続する冷却ファンとを更に有してもよく、前記冷却ファンと前記冷却フィンは同一平面上に配置される。かかる電子機器は、上述のヒートシンクを有するために各要素の単独交換が容易であることから、電子機器の要求にきめ細やかに、かつ、経済的に対応することができる。
本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、添付図面を参照して説明される実施例において明らかになるであろう。
本発明のヒートシンク及びその製造方法、並びに電子機器によれば、筐体と冷却フィンを独立に複数種類開発してその中から寸法、形状、冷却効率などの要求に適合した種類を任意に組み合わせることが可能であるので上記要求にきめ細やかに、かつ、経済的に対応することができる。また、交換が必要な要素のみを交換すればよいので全体を交換するよりは経済的である。
以下、図1乃至図4を参照して、本発明の例示的一態様としてのファン付ヒートシンク110を有する放熱機構100について説明する。本実施例の放熱機構100は、主として、本発明のファン付ヒートシンク110から構成される。放熱機構の要素として、選択的に、貫通孔166が設けられたマザーボード160を加えてもよい。放熱機構100は、少なくとも冷却フィン140を含む。ここで、図1は、本発明の例示的一態様としての放熱機構100の分解斜視図である。また、図2は、放熱機構100のマザーボード160の裏面を示す斜視図である。図3は、図1に示すファン付ヒートシンク110を示す概略拡大斜視図である。図4は、本発明の例示的一態様としてのファン付ヒートシンク110の内部を示す分解斜視図である。
本実施例の放熱機構100として、図1に点線で示すCPU150(又は、MPUとも称する。広義では、プロセッサを意味するものであって、以下、本出願では、同様に扱うものとする。)を冷却するためにCPU150上に熱的に接触して設けられるCPU150用のファン付ヒートシンク110を利用している。必要であれば、放熱機構100は貫通孔166が設けられたマザーボード160を有してもよい。ファン付ヒートシンク110は、筐体120と、冷却ファン130と、複数の冷却フィン140(図4)とを有している。
筐体120は、例えば、アルミニウム、銅、窒化アルミニウム、人工ダイヤモンド、プラスチック等の高熱導電性材料から構成されるほぼ直方体形状フレームであり、上面122と、取付孔123aと、取付溝123bと、下面124と、吸気口125と、端面126と、排気口127と、収納部128とを有する。更に、下面124は、図4を参照するに、板状フィン142が接続される基部144を含む。下面124及び基部144は、CPU150との接触熱抵抗を減少させるため平坦に形成されることが望ましい。ファン付ヒートシンク110は板金加工、アルミダイキャストその他の方法によって製造される。筐体120は、プラスチック製であれば、例えば、射出成形によって形成されてもよい。筐体120の一部(例えば、冷却ファン130と冷却フィン140)は分割可能であってもよい。
ここで、吸気口125は、筐体120の上面側122と下面側124の両方に設けられている。図3に示すように、吸気口125は、上面122と下面124を貫通している。よりわかり易くは、図4で示すように、下面側124にも吸気口125が設けられているのが判る。このファン付きヒートシンク110(図1、図3)は、ファン付ヒートシンク110の上下面122及び124の両面から吸気が可能である。
冷却ファン130及び/又は冷却フィン140の交換又は保守の便宜のために、筐体120の上面122は、図4に示すように、蓋部として、下面124を含む本体部から取り外し可能に構成されることが好ましい。代替的に、図1に示すファン付ヒートシンク110の代わりに図4に示す蓋部のないヒートシンクを使用することもできるが、冷却ファン130の回転に伴う騒音を低減するために蓋部が設けられることが好ましい。更に、図4に示すように、本発明のファン付きヒートシンク110は、冷却フィン140を下面124から取り外すことが可能である。つまり、本発明のファン付きヒートシンク110は、下面124と冷却フィン140とが分割されて製造されている。
筐体120は、冷却ファン130と冷却フィン140とを収納部128に収納している。収納部128は冷却フン130を収納する半円部128aと冷却フィン140を収納する直方部128bとを有する。収納部128は、冷却ファン130が発生する空気流が通過する風洞空間としても機能する。筐体120もその表面から放熱を行うことができるので、必要があれば、上下面122及び124その他の面を突起状にして表面積を増大させて放熱効果を高めてもよい。
図1において、取付孔123a及び取付溝123bは上下面122及び124を貫通してビス170と係合する。ビス170を中空にして、マザーボード160に設けられたCPU150を設置用のソケット151を貫通するピン172と係合可能に構成してもよい。ソケット151はCPU150を交換可能にする。代替的に、ビス170はマザーボード160の図示しない孔を貫通してマザーボード160に、必要があれば、図示しないナットなどを介して固定される。この結果、筐体120は、取付孔123a及び取付溝123bとビス170を介して、マザーボード160に固定される。もっとも、筐体120とCPU150を熱的に接続する手段は問わない。例えば、両者を熱伝導性接着剤や半だ付け(クリーム半だとリフロー炉を利用するなど)によって接着したり、先端にスリット付頭部を有する取付ピンをマザーボード160の後述する面164から挿入して取付孔123a及び取付溝123bから突出した部分にコイルばねを掛けて固定したりしてもよい。
図1、図3及び図4において、吸気口125は、上下面122及び124を貫通して冷却ファン130を外部に連通させる。また、吸気口125はマザーボード160の後述する貫通孔166に連通していてもよい。端面126には排気口127が設けられており、冷却ファン130及び冷却フィン140に連通している。吸気口125は、CPU150からの発熱と共に、広くマザーボード160に実装されている発熱素子からの暖気を筐体120内に導入する機能を有する。
この結果、吸気口125は、上下面122及び124においてマザーボード160の後述する面162側の暖気を筐体120内に導入することができ、下面124において貫通孔166を介してマザーボード160の後述する面164からの暖気を筐体120内に導入することができる。即ち、冷却ファン130の両側(122及び124側)から、筐体120内に導入できる。導入された暖気は冷却ファン130によって後述する冷却フィン140に供給されて熱交換を経た後で排気口127から排気される。導入された暖気はかかる熱交換により冷却される。排気口127は、後述するノート型PC200の側部225に内蔵されている図示しない放熱用板金又は側部225に設けられた排気口付近に連通している。また、上述したように、暖気の熱は筐体120の表面からも放出される。
吸気口125は、本実施例では、冷却ファン130の全部が外部に露出する程度の大きさを有するが、その大きさは任意に設定することができ、また、必要があれば、複数の孔(例えば、メッシュ構造)から構成されてもよい。更に、吸気口125は、図3のように、上下面122及び124に設けられているが、どちらか一方だけに設けられてもよい。
必要があれば、筐体120は、例えば、下面124を有する底部を中空にして冷却水(水その他の冷媒(例えば、フレオン、アルコール、アンモニア、ガルデン、フロン等))を収容してヒートパイプ板を構成してもよい。また、中空部にメッシュ(又はウイック)を挿入して毛細管現象により冷却水を還流させると更に効果的である。また、筐体120は、必要があれば、外部のヒートパイプなどと接続されてもよい。ここで、ヒートパイプは、アルミニウム、ステンレス、銅などで形成された高低差のあるパイプを有する。パイプは、その内側にガラス繊維や網状の細い銅線などで形成したウイック材を張り、内部を減圧にして水などの冷却水を収納する。低位置にある発熱体から熱を得ると冷却水が気化して高位置に移動し、高位置において自然又は強制冷却されて再び液化して低位置に戻るサイクルを繰り返して発熱体を冷却する。
また、他の実施の形態として、選択的に、貫通孔166を利用して、ファン付きヒートシンク110に接続されたヒートパイプ61をマザーボード160の裏面164に延伸させることが可能である。この実施の形態を図8に示す。図8のファン付きヒートシンク1100の側面にヒートパイプ61が連結されている。ヒートパイプ61は、マザーボード160の表面162から貫通孔166を通じてマザーボード160の裏面164に延伸する。図8中のヒートパイプ61の点線部で、吸気口125の下に位置する部分がマザーボード160の貫通孔166を通過する。なお、図8では、マザーボード160の図は省略している。ヒートパイプ61は、裏面164側で発熱性の電子部品などと図中の62の位置で連結して、その熱をファン付きヒートシンク1100に移動させる。従って、ヒートパイプ61により伝えられる熱が冷却ファン130により放熱される。この構成により、貫通孔166の裏面164からの吸気とヒートパイプの配置に兼用が可能となる。なお、図8のファン付きヒートシンク1100の構造は、図1、図3及び図4のファン付きヒートシンク110と、ヒートパイプ61が連結されている以外は、同じである。従って、図8では、冷却ファン130などの図は省略する。ここで、ファン付ヒートシンク1100は、ヒートパイプ61を取付部材を利用し接続しているため、ヒートパイプ61も自由に分離可能である。この結果、ヒートパイプ61の材質等を変化させて、冷却性能を変化させることが可能である。また、各要素120乃至140の交換を妨げることがない。
冷却ファン130は回転して空気流を発生することによって冷却フィン140を強制的に冷却する。冷却ファン130は、動力部132と、動力部132に固定されるプロペラ部134とを有する。動力部132は、典型的に、回転軸と、回転軸の周りに設けられたベアリングと、ベアリングハウスと、モータを構成する磁石とを有するが、動力部132は当業界で周知のいかなる構造も使用することができるので、ここでは詳細な説明は省略する。もっとも、ベアリングハウスへの電熱を防止するためにベアリングハウスの内周壁面に断熱部が形成されることが好ましい。断熱部は、例えば、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂などの低伝熱性材料を薄膜上にして形成される。
プロペラ部134は所望の角度に形成された所望の数の回転翼を有する。回転翼は等角的又は非等角的に配置され、所望の寸法を有する。冷却ファン130は、動力部132とプロペラ部134とは分割可能でも分割不能でもよい。なお、冷却ファン130に接続される配線は図示が省略されている。前述した通り、冷却ファン130は、吸気口125が筐体120の両側(122及び124側)に設けられているので、両側から吸気することができる。
本実施例の冷却ファン130は、以下に説明する冷却フィン140と同一平面上に配置されており、それ自身が薄型に形成されている。このため、後述するノート型PC200に収納された場合にそのベース220をロープロフィールに維持することができる。また、冷却ファン130を有するファン付ヒートシンク110はマザーボード160の一面(表面162)に対して平行に配置されている。かかる構造も後述するノート型PC200のベース220の薄型化に寄与する。上述したように、冷却ファン130の下部には、選択的に、マザーボード160の貫通孔166が位置している。
冷却フィン140は、図4のように、整列した多数の板状フィン142と、筐体120の一部を構成する基部144からなる。冷却フィン140は、凸形状を有して表面積を増加させているので放熱効果が増加している。もっともフィン142の形状は板状に限定されず、ピン状、湾曲形状など任意の配置形状を採用することができる。また、フィン142は、一定間隔で横に整列する必要はなく、放射状に配置されたり、基部144又は下面124に対して傾斜して配置されたりしてもよい。また、フィン142は冷却ファン130の周りに配置されてもよい。フィン142の数も任意に設定することができる。フィン142はアルミニウム、銅、窒化アルミニウム、人工ダイヤモンド、プラスチックなどの高熱伝導性材料で形成されることが好ましい。フィン142は、金型成形、圧入、ロウ付け、溶接、射出成形などによって形成される。
基部144は、図4のように筐体120の一部を構成し、後述するCPU150の受熱面として機能する。そのため、基部144はCPU150に対し完全に密着して熱伝導を良好にする必要がある。基部144の前記受熱面の裏面には、多数のフィン142が接続する。基部144は、アルミニウム、銅、窒化アルミニウム、人工ダイヤモンド、プラスチックなどの高熱伝導性材料で形成されることが好ましい。更に、基部144は、単独で形成されもよいし、フィン142と一体化した状態で形成されてもよい。フィン142と基部144とが一体化されて成形されれば、熱抵抗が減少することから、熱伝導性を向上させることができる。
基部144は、金型成形、圧入、ロウ付け、溶接、射出成形などによって形成される。本実施例において、筐体120には、基部144が嵌め込まれる部分に孔146が形成されており、基部144は筐体120の一部を構成する。しかし、基部144が筐体120の一部を構成せず、筐体下面124に接続されてもよい。
以下、冷却フィン140の製造方法について説明する。冷却フィン140の製造方法としては、金属材料を加工する方法が一般的であり、その種類としては、鍛造法やプレス法がある。鍛造法やプレス法は、フィン142と基部144を一体型として成形することができる。鍛造法とは、熱した金属の塊に対して、圧力を加えることで、凹凸を形成していく方法である。例えば、図4に示す冷却フィン140は、所望の凹凸を有する金型を形成し、金属塊をその金型によって加圧し、形成する。鍛造法は、金属を打ち抜いたり、溶融したりしないので、鍛流線が金型に沿った形状を有するため、強度を失うことなく成形することが可能である。
一方、プレス法は、図5及び図6を使用して説明する。ここで、図5は、プレス法の工程を説明するための概要図である。図6は、図5の方法で成形された冷却フィン140の断面図である。図5によれば、冷却フィン140板状の金属Mから製造される。プレス法では、例えば、角形状の加圧部材Aを有するプレス順送り金型が使用される。まず、図5に示すように、板状の金属Mは、角形状の加圧部材Aによってプレス(加圧)され、凹部が形成される。プレス順送り金型は、加圧部材Aを順送りにプレスして、次々に金属板Mに凹部を形成していく。これにより、金属板Mには、図6に示すように、所望の数の凹部が形成され、その凹部に対応する凸部としてフィン142が形成される。
収納部128のうち冷却フィン140を載置する部分の真下にCPU150が配置される。換言すれば、取付孔123a及び取付溝123bで囲まれた部分の収納部128に冷却フィン140は形成される。上述のように冷却フィン140(の基部144)とCPU150とは熱的に接続しており、この結果、CPU150からの熱は効率的に冷却フィン140に熱伝達される。また、冷却フィン140は冷却ファン130からの送風を受けて効率よく放熱を行うことができる。
冷却フィン140は、熱交換部であるため、ファン付ヒートシンク110を構成する他の要素よりも良好な熱伝導性が求められる。特に、冷却効果を向上させるためには、冷却フィン140の形状、サイズ及び材質等を変更することが最も効率的である。また、冷却フィン140は、冷却ファン130のように電気的な接続が必要ないため、比較的交換しやすい部材である。そこで、本発明のファン付ヒートシンク110は、従来は一体化で形成されていた筐体120と冷却フィン140とを分割することで、冷却フィン140単独の交換を可能とする。
本実施例の冷却フィン140は、基144上にフィン142が一体化して形成されている。冷却フィン140は、例えば、接着剤によって筐体120に接続される。接着剤は、熱伝導性の高い接着剤が利用される。更に、冷却フィン140は、交換に便利なように、筐体120の下面124とCPU150とに狭持されるように接続してもよい。この場合、冷却フィン140の基部144は、筐体120に設けられている孔146よりも大きな面積で形成されている。このような取り付け方法では、冷却フィン140に対し、新たに取り付け部材を設ける必要がないため、取り付け工程の簡略化を図ることができる。
本発明のファン付きヒートシンク110は、筐体120、冷却ファン130、冷却フィン140とがそれぞれ独立、分離した構造であるため、その組み合わせによって、所望の冷却性能をコントロールすることができる。そのため、ファン付ヒートシンク110は、設置時に、様々な形状や発熱量を有する発熱素子や様々な形状や寸法の設置場所にきめ細やかに対応することができる。従って、電子機器毎に異なるヒートシンクを設計する必要がなく、電子機器のコストアップを防止することが可能である。
ここで、従来のファン付きヒートシンクも冷却ファンは取り外しが可能であった。しかし、冷却効率を高めるためにより大型の冷却ファンを使用したい場合に冷却ファンを交換することは、筐体への取付部材の構造やプロペラ部のサイズによって困難を極めていた。そのため、従来、冷却ファンの交換は行われず、ヒートシンク全体を交換していた。また、冷却ファンが破損した場合にもヒートシンク全体を交換しなければならず不経済であった。しかしながら、本発明のファン付きヒートシンク110は、冷却ファン130を交換する際に、かかる冷却ファン130にあった形状を有する筐体120を選択するが可能であることから、従来のように全体を交換するよりは経済的である。また、ファン付ヒートシンク110は、構成要素120乃至140の相性を相互的に考慮し、冷却性能の最適化を行うことができるため、より高性能の冷却が可能となる。
また、本発明のファン付きヒートシンク110は、要素120乃至140の材質等を変化させることで、重量を低減することができる。例えば、冷却フィン140の形状を維持し、材質を銅(Cu)からアルミニウム(Al)に変更すれば、重量は1/3以下になる。このように、ファン付きヒートシンク110の重量が低減すれば、かかるファン付ヒートシンク110を有する後述するノート型PC200の重量の低減化にも繋がる。
更に、本発明はファン付きヒートシンク110に限定されず、筐体120と冷却フィン140からなるヒートシンク110aであってもよい。例えば、ヒートシンク110aの重量を低減させたい場合は、上記のように、ヒートシンク110aの材質を銅(Cu)からアルミニウム(Al)に変更することが効果的である。しかし、アルミニウムは、銅よりも熱伝導率が低く、熱交換性能が低下する可能性がある。そこで、冷却フィン140は銅製のものをそのまま使用して高い熱交換性を保持させつつ、筐体をアルミニウム製に交換し、重量を低減化した。これにより、冷却性能を落とすことなく、重量を低減することが可能である。
ファン付きヒートシンク110の製造方法を、簡略的に説明する。まず、筐体120が、例えば、アルミダイキャスト法によって形成される。その後、別の工程によって形成された、冷却ファン130が筐体120に取り付けられる。この時、筐体120には、図示されないリード線引出孔が開設されており、かかる引出孔を介して、冷却ファン130とマザーボードのリード線とが接続する。これにより、冷却ファンは、マザーボード160と電気的に接続する。次に、冷却フィン140が、例えば、接着剤等を利用して筐体120に嵌め込まれて、ファン付きヒートシンク110が製造される。製造後、ファン付ヒートシンク110は、例えば、冷却性能向上のため、破損した要素のため、重量低減化のために各要素120乃至140を交換することができる。
上記製造方法によって形成されたファン付きヒートシンク110は、各要素120乃至140を個別に製造し、その組み合わせによって発熱素子の寸法や形状、設置場所の寸法や形状などに対応するため、開発段階において、設計の自由度を上昇させることができる。また、各要素120乃至140に関する開発を個別に行うことができるため、開発スピードを向上させることもできる。
本実施例のファン付ヒートシンク110は、冷却ファン130が冷却フィン140の上部に配置される構造よりも放熱効率が一般に高い。これは、(1)冷却ファンが冷却フィンの上部にあると、動力部の真下にある冷却フィンの部分にプロペラ部からの送風量が少なくなり効果的な冷却が行えないこと、及び、(2)CPUの発熱源はその中央部に集中していること、などによる。
また、かかる構造はファン付ヒートシンク110自体を薄型にするため、ロープロファイルなノート型PCに対して有用である。更に、かかる構造は、選択的に設けられたマザーボード160の貫通孔166と冷却ファン130との連通を容易にする。もっとも、冷却ファン130とマザーボード160の貫通孔166との連通が確保される限り、冷却ファン130と冷却フィン140とは同一平面上に配置される必要はないことが理解されるであろう。
選択的に、冷却フィン140と上面122とをその間に熱伝導弾性体(例えば、シリコンゴムなど)を介在させることにより熱伝導させて放熱効果を高めてもよい。かかる構造は、冷却フィン140が冷却ファン130の回転に伴う振動及び振動に伴う雑音の除去にも寄与する。熱伝導弾性体が冷却ファン130の回転に伴う振動を吸収することによりビス170の緩みも防止することができる。
マザーボード160はCPUソケット151や様々なメモリ(ソケット)、チップセット、拡張スロット及びBIOSROMなどの回路素子を実装するプリント基板であり、表面162、裏面164及び両面162及び164を貫通する貫通孔166を有する。ここで、貫通孔166の設置は、任意であり、マザーボード160の両面162及び164をより効果的に冷却するために設けられている。図1及び図2においては、マザーボード160に実装されるその他の各種回路素子は省略されている。
CPUソケット151の近傍には図示しないメモリ(SRAMなど)とCPU用チップセットが配置されている。CPU用チップセットは、CPU150とメモリを相互に接続してその間のデータフローを制御する機能を有し、典型的に、CPU150とメモリとの間に配置される。メモリもCPU用チップセットも発熱素子である。貫通孔166はメモリやCPU用チップセットの配置を妨げないように設けられる。
貫通孔166は、裏面164の換気のために、少なくとも約8mm以上、好ましくは、約10mm以上の直径を有する。「約8mm」とは、マザーボード160上に典型的に設けられているネジ孔や検査用孔は含まない趣旨である。これらのネジ孔等は裏面164の換気には小さすぎるからである。本実施例において、貫通孔166の形状は円形であったが、これに限らず、楕円、多角形など任意の形状を有することができる。換言すれば、貫通孔166は、少なくとも約16πmm以上、好ましくは、約25πmm以上の面積を有する。貫通孔166は、冷却ファン130に連通する必要がある。「連通」とは、冷却ファン130が貫通孔166を介して裏面164を換気することができるという意味である。
貫通孔166は一つの孔が上述の面積を有してもよいが、複数の孔に分割されてそれらの孔の総面積が上述の面積の要件を満足すれば足りる。この場合には、複数の孔は近接して配置されることが好ましい。近接の程度は、各孔と冷却ファン130との連通を確保するのに十分な程度である。例えば、貫通孔166はマザーボード160に設けられたメッシュ孔であってもよい。また、各孔の形状や大きさは同一であってもよいし、異なってもよい。
放熱機構100の動作は、図7を参照して以下に説明する放熱機構100を適用可能なノート型PC200の動作において説明する。ここで、図7は、本発明のノート型PC200の概略斜視図である。図7に示すように、ノート型パソコン200は、ヒンジ202によって接続された液晶ディスプレイ(LCD)ベゼルフレーム210とベース220とを有している。LCDベゼルフレーム210にはLCD画面212が配置されている。典型的に、ベース220はプラスチック材料からなり、厚さ約50mm以下で、好ましくは、厚さ約20乃至30mmを有する。本発明の放熱機構100はファン付きヒートシンク110を利用し、かかるファン付ヒートシンク110は冷却ファン130を冷却フィン140の上部に配置せずに同一平面上に配置しているので、ロープロフィールベース220を維持することができる。LCDベゼルフレーム210は、LCD画面212を保持する実質的に矩形状を有する。
ベース220は、情報タイプ用のキーボードセクション222を含んでいるが、キーボードの種類及びキーボード配列は種類を問わない。キーボードの種類は、101、106、109、エルゴノミックなどを問わず、キーボード配列もQWERTY配列、DVORAK配列、JIS配列、新JIS配列、日本語入力コンソーシアム基準配列(NICOLA:Nihongo Nyuryoku COnthotium Layout)などを問わない。
ベース220は、マウス機能の一部をエミュレートするポインティングデバイス224も含んでいる。図7に示す構造に関わらず、ポインティングデバイス224はマウス、トラックボール、トラックパッド、タブレット、ディジタイザー、ジョイスティック、ジョイパッド、タッチパネル、スタイラスペンなどを含む。
また、ベース220は、側部225において内部に図示しない放熱用板金及び/又は排気口を有する。かかる放熱用板金及び/又は排気口は排気口127に連通している。即ち、排気口127近傍の下面124は放熱用板金に接続されたり、排気口127から放出される空気は放熱用板金に吹き付けられたり、側部225の排気口から外部に放出可能に構成されている。放熱用板金に接続されるとファン付ヒートシンク110の温度は恒常的にほぼ一定に(例えば、室温に)維持される。
動作において、ノート型PC200のユーザはキーボードセクション222又はポインティングデバイス224を操作してベース220に収納された図示しないハードディスクに格納されたプログラムを実行する。このとき、CPU150はハードディスク及び図示しないROMから必要なデータを図示しないメモリにダウンロードする。この際、CPU150から発生する熱は、熱結合されたファン付ヒートシンク110の筐体120及び筐体120の下面124を介して冷却フィン140に熱伝達する。この結果、冷却フィン140及び筐体120の表面から当該熱は自然空冷される。また、冷却ファン130からの送風は冷却フィン140を強制冷却する。
マザーボード160の表面162に実装されているメモリやCPU用チップセットその他の発熱素子からの暖気は、冷却ファン130によって貫通孔166を介さずに吸気口125から筐体120の内部に導入される。導入された暖気は冷却ファン130によって収納部(風洞空間)128から排気口127へ排気される。暖気は収納部128を通過する間に冷却フィン140及び筐体120との熱交換により冷却される。冷却フィン140が冷却ファン130による強制冷却を受けることは上述のとおりである。また、排気口127から排出された空気は放熱用板金に吹き付けられて更に冷却されるか、側部225に設けられる排気口から外部に排出される。
マザーボード160の裏面164に実装されている発熱素子からの暖気は、冷却ファン130によって貫通孔166を介して吸気口125から筐体120の内部に導入される。導入された暖気は冷却ファン130によって収納部(風洞空間)128から排気口127へ排気される。暖気は収納部128を通過する間に冷却フィン140及び筐体120との熱交換により冷却される。冷却フィン140が冷却ファン130による強制冷却を受けることは上述の通りである。また、排気口127から排出された空気は放熱用板金に吹き付けられて更に冷却されるか、側部225に設けられる排気口から外部に排出される。
この結果、CPU150及びその他の回路素子は、マザーボード160の表面162にあると裏面164にあるとを問わず、熱的に保護される。また、ファン付ヒートシンク110は、設置時、様々な形状や発熱量を有する回路素子や様々な形状や寸法の設置場所にきめ細やかに対応し、最適な冷却性能を有するため、各素子を熱的に保護する。従って、ノート型PC200の回路素子は熱破壊、熱劣化及び誤動作を受けることなく、ユーザは所期の処理を行うことができる。また、プラスチック材料からなるベース220も発熱により熱変形や低温火傷を招くことがない。
また、本実施例の形態は、ファン付きヒートシンク110がマザーボード160の上下両面から吸気し、排気口127から排気する場合を例示的に説明したが、空気の流れがこの逆であってもよい。この場合には、排気口127を吸気口として利用して、ファン付きヒートシンク110がマザーボード160の上下両面を排気する構成となる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明の放熱機構が適用可能な電子機器はノート型パソコンに限定されず、デスクトップ型PC、ワードプロセッサ、パーソナル・ディジタル・アシスタンツ(PDA)その他の携帯型電子機器(携帯型ゲーム装置、各種ドライブなど)に広く適用することができる。
本発明の例示的一態様としての放熱機構の分解斜視図である。 図1に示す放熱機構のマザーボードを裏面から見た斜視図である。 図1に示す放熱機構のファン付ヒートシンクの概略拡大斜視図である。 図3に示すファン付ヒートシンクの内部を示す斜視図である。 プレス法の工程を説明するための概要図である。 図5の方法で成形された冷却フィンの断面図である。 図1に示す放熱機構を適用可能なノート型パーソナルコンピュータの概観斜視図である。 本発明の別の例示的一態様としてのファン付きヒートシンクの概略斜視図である。
符号の説明
100 放熱機構
110 ファン付ヒートシンク
120 筐体
125 吸気口
127 排気口
128 収納部
130 冷却ファン
140 冷却フィン
142 フィン
144 ベース
150 CPU
160 マザーボード
166 貫通孔
200 ノート型パーソナルコンピュータ
210 LCDベゼルフレーム
220 ベース

Claims (22)

  1. プリント基板に実装された発熱部を放熱するためのヒートシンクであって、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられる筐体と、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、前記筐体と分離可能に結合し、前記発熱部から熱を受けて前記発熱部を放熱する冷却フィンと、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、前記冷却フィンを強制的に冷却すると共に前記筐体に接続する冷却ファンとを有し、
    前記筐体は第1の材質で構成され、前記冷却フィンは前記第1の材質と異なる第2の材質で構成され、前記第1の材質よりも前記第2の材質の方が熱伝導率が高く、前記筐体を前記第2の材質で作成するよりも前記第1の材質で作成した方が重量が小さくなることを特徴とするヒートシンク。
  2. プリント基板に実装された発熱部を放熱するためのヒートシンクであって、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、孔が形成された筐体と、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、前記筐体と分離可能に前記孔に嵌め込まれて前記筐体と結合し、前記発熱部から熱を受ける受熱面と、前記受熱面の裏面側に形成されて前記発熱部を放熱する冷却フィンを有する基部と、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、前記冷却フィンを強制的に冷却すると共に前記筐体に接続する冷却ファンとを有し、
    前記筐体は第1の材質で構成され、前記冷却フィンは前記第1の材質と異なる第2の材質で構成され、前記第1の材質よりも前記第2の材質の方が熱伝導率が高く、前記筐体を前記第2の材質で作成するよりも前記第1の材質で作成した方が重量が小さくなることを特徴とするヒートシンク。
  3. 前記冷却ファンと前記冷却フィンは同一平面上に配置される請求項1又は2記載のヒートシンク。
  4. 前記筐体は、前記プリント基板に搭載される面の前記冷却ファンの搭載位置に吸気口を有することを特徴とする請求項1又は2記載のヒートシンク。
  5. 前記筐体は、前記冷却ファンを分離可能に収納する収納部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のヒートシンク。
  6. 前記収納部は、
    前記冷却ファンを収納する断面が半円形状の半円部と、
    前記半円部に連結され、前記冷却フィンを収納する断面が長方形状の直方部と、
    前記直方部に連結され、前記冷却ファンが発生する空気流を排出する排気口と、を有することを特徴とする請求項5記載のヒートシンク。
  7. 発熱部を実装するプリント基板と、
    前記プリント基板に設けられて前記発熱部を冷却するヒートシンクとを有する電子機器であって、
    前記ヒートシンクは、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられる筐体と、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、当該筐体と分離可能に結合し、前記発熱部から熱を受けて前記発熱部を放熱する冷却フィンと、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、前記冷却フィンを強制的に冷却すると共に前記筐体に接続する冷却ファンとを有し、
    前記筐体は第1の材質で構成され、前記冷却フィンは前記第1の材質と異なる第2の材質で構成され、前記第1の材質よりも前記第2の材質の方が熱伝導率が高く、前記筐体を前記第2の材質で作成するよりも前記第1の材質で作成した方が重量が小さくなることを特徴とする電子機器。
  8. 発熱部を実装するプリント基板と、
    前記プリント基板に設けられて前記発熱部を冷却するヒートシンクとを有する電子機器であって、
    前記ヒートシンクは、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、孔が形成された筐体と、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、前記筐体と分離可能に前記孔に嵌め込まれて前記筐体と結合し、前記発熱部から熱を受ける受熱面と、前記受熱面の裏面側に形成されて前記発熱部を放熱する冷却フィンを有する基部と、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、前記冷却フィンを強制的に冷却すると共に前記筐体に接続する冷却ファンとを有し、
    前記筐体は第1の材質で構成され、前記冷却フィンは前記第1の材質と異なる第2の材質で構成され、前記第1の材質よりも前記第2の材質の方が熱伝導率が高く、前記筐体を前記第2の材質で作成するよりも前記第1の材質で作成した方が重量が小さくなることを特徴とする電子機器。
  9. 前記冷却ファンと前記冷却フィンは同一平面上に配置されることを特徴とする請求項又は記載の電子機器。
  10. 前記筐体は、前記プリント基板に搭載される面の前記冷却ファンの搭載位置に吸気口を有することを特徴とする請求項又は記載の電子機器。
  11. 前記筐体は、前記冷却ファンを分離可能に収納する収納部を有することを特徴とする請求項又は記載の電子機器。
  12. 前記収納部は、
    前記冷却ファンを収納する断面が半円形状の半円部と、
    前記半円部に連結され、前記冷却フィンを収納する断面が長方形状の直方部と、
    前記直方部に連結され、前記冷却ファンが発生する空気流を排出する排気口と、を有することを特徴とする請求項11記載の電子機器。
  13. 前記プリント基板は、前記筐体の前記吸気口に連通する貫通孔を有することを特徴とする請求項10記載の電子機器。
  14. 前記プリント基板は、前記ヒートシンクが搭載される側の反対面の当該プリント基板に搭載された発熱部を有することを特徴とする請求項10記載の電子機器。
  15. 発熱部を実装するプリント基板と前記プリント基板に設けられて前記発熱部を冷却するヒートシンクからなる放熱機構であって、
    前記ヒートシンクは、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられる筐体と、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、当該筐体と分離可能に結合し、前記発熱部から熱を受けて前記発熱部を放熱する冷却フィンと、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、前記冷却フィンを強制的に冷却すると共に前記筐体に接続する冷却ファンとを有し、
    前記筐体は第1の材質で構成され、前記冷却フィンは前記第1の材質と異なる第2の材質で構成され、前記第1の材質よりも前記第2の材質の方が熱伝導率が高く、前記筐体を前記第2の材質で作成するよりも前記第1の材質で作成した方が重量が小さくなることを特徴とする放熱機構。
  16. 発熱部を実装するプリント基板と前記プリント基板に設けられて前記発熱部を冷却するヒートシンクからなる放熱機構であって、
    前記ヒートシンクは、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、孔が形成された筐体と、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、前記筐体と分離可能に前記孔に嵌め込まれて前記筐体と結合し、前記発熱部から熱を受ける受熱面と、前記受熱面の裏面側に形成されて前記発熱部を放熱する冷却フィンを有する基部と、
    前記プリント基板の前記発熱部が搭載された側に設けられ、前記冷却フィンを強制的に冷却すると共に前記筐体に接続する冷却ファンとを有し、
    前記筐体は第1の材質で構成され、前記冷却フィンは前記第1の材質と異なる第2の材質で構成され、前記第1の材質よりも前記第2の材質の方が熱伝導率が高く、前記筐体を前記第2の材質で作成するよりも前記第1の材質で作成した方が重量が小さくなることを特徴とする放熱機構。
  17. 前記冷却ファンと前記冷却フィンは同一平面上に配置されることを特徴とする請求項15又は16記載の放熱機構。
  18. 前記筐体は、前記プリント基板に搭載される面の前記冷却ファンの搭載位置に吸気口を有することを特徴とする請求項15又は16記載の放熱機構。
  19. 前記筐体は、前記冷却ファンを分離可能に収納する収納部を有することを特徴とする請求項15又は16記載の放熱機構。
  20. 前記収納部は、
    前記冷却ファンを収納する断面が半円形状の半円部と、
    前記半円部に連結され、前記冷却フィンを収納する断面が長方形状の直方部と、
    前記直方部に連結され、前記冷却ファンが発生する空気流を排出する排気口と、を有することを特徴とする請求項19記載の放熱機構。
  21. 前記プリント基板は、前記筐体の前記吸気口に連通する貫通孔を有することを特徴とする請求項18記載の放熱機構。
  22. 前記プリント基板は、前記ヒートシンクが搭載される側の反対面の当該プリント基板に搭載された発熱部を有することを特徴とする請求項18記載の放熱機構。
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